JP6531655B2 - Rfidシステム - Google Patents

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本発明は、RFIDシステムに関する。
RFID(Radio Frequency Identification)システムは、RFIDリーダとRFIDタグとが無線通信を行うシステムである。そして、RFIDシステムは、例えば、物品管理や人の入退室管理などに利用されている。RFIDリーダは、当該RFIDリーダの通信範囲内に存在する複数のRFIDタグのID情報を一度に読み取ることができる。そのため、RFIDシステムは、物品の在庫管理を短時間で行うことができるという利点を有している。一方で、1つのRFIDタグだけを読み取り対象とする場合、RFIDリーダが読み取り対象のRFIDタグの近くに存在するRFIDタグのID情報まで読み取ってしまうという問題がある。
特許文献1には、RFIDリーダが送信した質問に対して、複数のRFIDタグから返信が送信された際、通信範囲を狭めてRFIDリーダが質問を再度送信する技術が記載されている。
特開2012−203835号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたRFIDシステムでは、RFIDリーダが質問を繰り返して送信する必要があり、RFIDシステムの処理時間が長くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、RFIDシステムの処理時間をより短縮できるRFIDシステムを提供することを目的とするものである。
本発明にかかるRFIDシステムは、複数の対象のそれぞれに付されたRFIDタグと、前記RFIDタグに質問を送信すると共に、前記RFIDタグから返信されたID情報を受信するRFIDリーダと、前記複数の対象のうち所定の場所に位置する対象のみに対して電磁波を照射する電磁波照射手段と、を備え、前記RFIDタグは、前記電磁波を検出する電磁波検出手段を備え、前記ID情報と共に前記電磁波検出手段が前記電磁波を検出したか否かを示す電磁波検出情報を前記RFIDリーダに送信する。
本発明にかかるRFIDシステムによれば、電磁波照射手段により、複数の対象のうち所定の場所に位置する対象のみに対して電磁波が照射される。そのため、当該所定の場所に位置する対象に付されたRFIDタグのみが、電磁波を検出したという電磁波検出情報をRFIDリーダに送信することとなる。そして、RFIDリーダは、RFIDタグから送信された電磁波検出情報に基づいて、ID情報を読み取るべきRFIDタグが何れかを判断することができる。そのため、RFIDリーダが複数のRFIDタグからID情報を読み取っても、ID情報を読み取るべきRFIDタグが何れかを判断することができ、質問を再送信する必要がない。よって、RFIDシステムの処理時間をより短縮することができる。
実施の形態1にかかるRFIDシステムを示すブロック図である。 実施の形態1にかかるRFIDシステムにおける処理を説明するブロック図である。 実施の形態1の変形例1にかかるRFIDタグの平面図である。 実施の形態2にかかるRFIDシステムを示すブロック図である。 実施の形態2にかかるRFIDシステムにおける処理を説明するブロック図である。 実施の形態3にかかるRFIDシステムを示すブロック図である。 実施の形態3にかかるRFIDシステムを示すブロック図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態1にかかるRFIDシステム100は、RFIDリーダ1、複数のRFIDタグ2、電磁波照射手段としての光源3などを備える。具体的には、例えば、図2に示すように、本発明の実施の形態1にかかるRFIDシステム100は、工場等における物品管理に利用される。そして、1つのRFIDタグ2は、1つの物品G(対象)に付されている。なお、1つの物品Gに対して、複数のRFIDタグ2が付されていてもよい。
なお、本実施の形態1では、電磁波照射手段が照射する電磁波として光を例示したが、電磁波照射器が照射する電磁波としては、直進性があり、回折や反射が生じにくいものであればよい。換言すれば、光源3の代わりに、光以外の電磁波を照射する電磁波照射器を備え、RFIDタグ2に光センサ21の代わりに電磁波検出器をそなえてもよい。
RFIDリーダ1は、電磁波を用いて、RFIDタグ2と無線通信を行う。具体的には、RFIDリーダ1は、例えば、UHF(Ultra High Frequency)帯の電磁波を用いて、比較的近距離の通信を行う。そして、RFIDリーダ1は、RFIDタグ2に、ID情報を要求するID要求信号を送信する(図2に示す「リクエスト」)。また、RFIDリーダ1は、RFIDタグ2から返信された光検出情報(電磁波検出情報)とID情報とを受信する(図2に示す「レスポンス」)。光検出情報とは、具体的には、後述する光センサ21が光を検出したか否かを示す情報(図2に示す「光センサの反応:有り又は無し」)である。
具体的には、図1に示すように、RFIDリーダ1は、アンテナ11と、コントローラ12と、を備える。
なお、RFIDシステム100は、RFIDリーダ1の代わりに、RFIDリーダライタを備えていてもよい。
アンテナ11は、比較的近距離の通信に用いられる周波数帯の電磁波を送受信可能なアンテナである。本実施の形態1では、アンテナ11は、UHF帯の電磁波を送受信するアンテナである。そして、アンテナ11は、コントローラ12に制御されることにより、ID要求信号をRFIDタグ2に送信する。また、アンテナ11は、コントローラ12に制御されることにより、RFIDタグ2から送信されたID情報と光検出情報とを受信する。
コントローラ12は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及び図示しない記憶部等を備える。そして、CPUが記憶部に格納されたプログラムを実行することにより、コントローラ12における処理が実現する。
また、コントローラ12のそれぞれの記憶部に格納されるプログラムは、CPUに実行されることにより、コントローラ12のそれぞれにおける処理を実現するためのコードを含む。なお、記憶部は、例えば、このプログラムや、コントローラ12における処理に利用される各種情報を格納することができる任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ等である。
具体的には、CPUが記憶部に格納されたプログラムを実行することによって、コントローラ12は、RFIDリーダ1における各種処理を実現する。より具体的には、コントローラ12がアンテナ11を制御することにより、アンテナ11はRFIDタグ2にID要求信号を送信する。また、コントローラ12がアンテナ11を制御することにより、アンテナ11はRFIDタグ2から送信されたID情報と光検出情報とを受信する。
RFIDタグ2は、例えば、物品Gに貼り付け可能な、ラベルのような形状を有する。RFIDタグ2は、図示しないIC(Integrated Circuit)や図示しないアンテナを備える。そして、RFIDタグ2は、ID情報を保存している。それぞれのRFIDタグ2に保存されているID情報は異なっている。また、RFIDタグ2は、電磁波検出手段としての光センサ21を備える。
なお、本実施の形態1では、RFIDタグ2として、アンテナ11から送信される電磁波(電波)から電力を得るいわゆるパッシブタグを例示した。しかし、RFIDタグ2は、内部に電池が内蔵された、いわゆるセミアクティブタグやアクティブタグ等であってもよい。
光センサ21は、光源3から照射される光を検出する。光センサ21は、光伝導型の検出器であってもよいし、光起電型の検出器であってもよい。そして、光センサ21は、例えば、検出した光の光量に応じた電気信号をRFIDタグ2のIC等に入力する。なお、RFIDタグ2のアンテナ(図示省略)によって受信された電磁波(電波)から得られた電力を用いて、光センサ21は駆動する。
そして、RFIDタグ2は、光センサ21から入力された電気信号に基づいて、光センサ21が光を検出したか否かを示す光検出情報(電磁波検出情報)を生成する。そして、RFIDタグ2は、当該光検出情報をID情報とともに、RFIDリーダ1に送信する。
光源3は、例えば、図2に示すように、複数の物品Gのうち所定の場所に位置する物品Gのみに対して光を照射する。本実施の形態1では、光源3が照射する光は可視光線である。具体的には、光源3は図示しないシェード等を備え、光源3が光を照射する範囲が規定されている。また、光源3が図2に示す出荷工程にある物品Gに対して光を照射する際、工程Dにある物品Gに対しても光が照射されてしまう場合がある。その場合には、RFIDシステム100は、出荷工程と工程Dとの間に出し入れ可能な遮光板Pを備えてもよい。具体的には、光源3が出荷工程にある物品Gに光を照射する際に、遮光板Pを出荷工程と工程Dとの間に入れて、工程Dにある物品Gに光が照射されないようにする。なお、各工程毎に設備が壁等で既に仕切られている場合は、遮光板Pを備える必要はない。
換言すれば、光源3は、RFIDリーダ1の読み取り対象となる物品Gにのみ光を照射する。また、図2では、RFIDリーダ1の読み取り対象の物品Gは、出荷工程にある1つの物品Gとしたが、例えば、出荷工程に複数の物品Gがある場合には、当該複数の物品GがRFIDリーダ1の読み取り対象であってもよい。その場合には、光源3は出荷工程にある当該複数の物品Gに光を照射する。具体的には、光源3は、少なくとも読み取り対象となる物品Gに付されたRFIDタグ2の光センサ21に光を照射すればよい。また、図2では、出荷工程にある物品Gのほぼ全体に光が照射されるように描かれているが、光源3は、出荷工程にある物品Gに付されたRFIDタグ2にのみ光を照射してもよいし、当該RFIDタグ2の光センサ21周辺にのみ光を照射することとしてもよい。
また、光源3が照射する光は可視光線に限定されるものではなく、光センサ21が検出可能な波長の光線であればよい。また、光源3の代わりに、光以外の電磁波を照射する電磁波照射器を備え、RFIDタグ2に光センサ21の代わりに電磁波検出器をそなえてもよい。電磁波照射器が照射する電磁波としては、直進性があり、回折や反射が生じにくいものであればよい。
実施の形態1にかかるRFIDシステム100によれば、光源3により、複数の物品Gのうち所定の場所に位置する物品Gのみに対して光が照射される。そのため、当該所定の場所に位置する物品Gに付されたRFIDタグ2のみが、光を検出したという光検出情報をRFIDリーダ1に送信することとなる。そして、RFIDリーダ1は、RFIDタグ2から送信された光検出情報に基づいて、ID情報を読み取るべきRFIDタグ2が何れかを判断することができる。そのため、RFIDリーダ1が複数のRFIDタグ2からID情報を読み取っても、ID情報を読み取るべきRFIDタグ2が何れかを判断することができ、質問を再送信する必要がない。よって、RFIDシステム100の処理時間をより短縮することができる。
変形例1
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態1の変形例1にかかるRFIDシステムについて説明する。
図3に示すように、変形例1にかかるRFIDシステムは、RFIDタグ4のみが、実施の形態1にかかるRFIDシステム100とは異なる。そのため、同一の構成については、同一の符号を付すと共に、その説明を省略する。
RFIDタグ4は、図3に示すように、光発電用デバイス41を備える点のみが、実施の形態1にかかるRFIDタグ2と異なる。そのため、同一の構成については、同一の符号を付すと共に、その説明を省略する。
光発電用デバイス41は、光電効果を生じる半導体等を備え、光源3によって照射される光を吸収して電力を発生させる。また、光発電用デバイス41は、発生させた電力を光センサ21に入力する。
変形例1にかかるRFIDシステムによれば、RFIDタグ2のアンテナ(図示省略)によって受信された電磁波(電波)から得られた電力では、光センサ21を駆動するのに必要な電力として足りない場合であっても、光発電用デバイス41が発生させた電力を用いて、光センサ21を駆動できる。
実施の形態2
次に、図4、図5を参照して、本発明の実施の形態2にかかるRFIDシステム200について説明する。
図4、図5に示すように、実施の形態2にかかるRFIDシステム200は、RFIDタグ2が、RFIDリーダ1に返信する光検出情報のみが、実施の形態1にかかるRFIDシステム100とは異なる。そのため、同一の構成については、同一の符号を付すと共に、その説明を省略する。
実施の形態2において、RFIDタグ2がRFIDリーダ1に返信する光検出情報は、光センサ21が所定の周波数(波長)の光を検出したか否かを示す情報である。光検出情報は、例えば、図4に示すように、「光センサの反応:有り又は無し」及び「光の周波数(波長)情報」を含む。
実施の形態2において、光センサ21は、例えば、所定の周波数(波長)の光のみを検出するセンサである。例えば、光センサ21は、所定の周波数帯域(波長帯域)にのみ感度を有するセンサであってもよい。また、光センサ21は、受光素子よりも入射側に、所定の周波数帯域(波長帯域)の光のみを透過する波長フィルタを備えるセンサであってもよい。光センサ21が当該波長フィルタを備える場合、後述する光源3が物品Gに対して照射する光は可視光線のように所定の周波数帯域を有する光であってもよい。そして、光センサ21は、所定の周波数(波長)の光の光量に応じた電気信号をRFIDタグ2のIC等に入力する。
一方、光源3は、複数の物品Gのうち所定の場所に位置する物品Gのみに対して、所定の周波数(波長)の光を照射してもよい。この場合、上述の光センサ21は、上述の波長フィルタを備えていなくてもよい。
RFIDタグ2は、光センサ21から入力された電気信号に基づいて、光センサ21が光を検出したか否かを示す光検出情報(電磁波検出情報)を生成する。実施の形態2において、光検出情報は、光センサ21が所定の周波数(波長)の光を検出したか否かを示す情報である。具体的には、光検出情報は、例えば、図4に示すように、「光センサの反応:有り又は無し」及び「光の周波数(波長)情報」を含む。ここで、「光の周波数(波長)情報」は、例えば、光センサ21が検出する所定の周波数(波長)の値である。そして、RFIDタグ2は、当該光検出情報をID情報とともに、RFIDリーダ1に送信する。
実施の形態2にかかるRFIDシステム200によれば、図5に示すように、当該RFIDシステム200を備える第1のラインL1と第2のラインL2とが近接した位置にある場合に、第1のラインL1におけるRFIDリーダ1とRFIDタグ2との通信と、第2のラインL2におけるRFIDリーダ1とRFIDタグ2との通信とが混線するのを防ぐことができる。なお、図5に示す例では、第1のラインL1の光源3は、周波数f1(Hz)の光を物品Gに照射し、第1のラインL1の光センサ21は、周波数f1(Hz)にのみ感度を有するセンサである。同様に、第2のラインL2の光源3は、周波数f2(Hz)の光を物品Gに照射し、第2のラインL2の光センサ21は、周波数f2(Hz)にのみ感度を有するセンサである。
具体的には、例えば、第1のラインL1のRFIDリーダ1がRFIDタグ2からのID情報及び光検出情報(図4に示す「レスポンス」)を待っている際に、たまたま同時に第2のラインL2の光源3が点灯していると、第1のラインL1のRFIDタグ2が第1のラインL1のRFIDリーダ1にID情報及び光検出情報を返信するのと同時に、第2のラインL2のRFIDタグ2も第1のラインL1のRFIDリーダ1にID情報及び光検出情報を返信する。この場合、第1のラインL1のRFIDリーダ1が第1のラインL1のRFIDタグ2からID情報及び光検出情報を受信すると同時に、第2のラインL2のRFIDタグ2からID情報及び光検出情報を受信してしまう可能性がある。
しかし、実施の形態2では、光検出情報には、「光の周波数(波長)情報」が含まれる。具体的には、第1のラインL1のRFIDタグ2からの光検出情報には、「光の周波数(波長)情報」として、f1(Hz)を示す情報が含まれる。また、第2のラインL2のRFIDタグ2からの光検出情報には、「光の周波数(波長)情報」として、f2(Hz)を示す情報が含まれる。したがって、第1のラインL1のRFIDリーダ1は、当該光検出情報に基づいて、受信した2つのID情報のうち、どちらのID情報が第1のラインL1のRFIDタグ2から送信されたID情報かを判断することができる。具体的には、RFIDリーダ1は、ID情報とともに受信した光検出情報に含まれる「光の周波数(波長)情報」が、RFIDリーダ1の記憶部(図示省略)に予め記憶されている「光の周波数(波長)情報」と一致するか否かに基づいて、当該ID情報が第1のラインL1のRFIDタグ2から送信されたものか否かを判断することができる。このようにして、実施の形態2にかかるRFIDシステム200によれば、第1のラインL1におけるRFIDリーダ1とRFIDタグ2との通信と、第2のラインL2におけるRFIDリーダ1とRFIDタグ2との通信とが混線するのを防ぐことができる。
変形例2
次に、本発明の実施の形態2の変形例2にかかるRFIDシステムについて説明する。
変形例2にかかるRFIDシステムは、光センサ21がCCDイメージセンサ(Charge−Coupled Device image sensor)であり、光源3が緑の光、赤の光、青の光を所定の光量比で合成した光を照射する点が、実施の形態2にかかるRFIDシステム200とは異なる。そのため、同一の構成については、同一の符号を付すと共に、その説明を省略する。
光センサ21は、CCDイメージセンサである。光センサ21は、後述する光源3から照射された3原色の光のそれぞれを検出する。3原色の光とは、例えば、緑の光、赤の光、及び青の光である。そして、光センサ21は、光源3から照射された、緑の光の光量、赤の光の光量、青の光の光量に応じた電気信号をRFIDタグ2のIC等に入力する。
光源3は、複数の物品Gのうち所定の場所に位置する物品Gのみに対して、緑の光、赤の光、及び青の光を所定の光量比で合成した光を照射する。
RFIDタグ2は、光センサ21から入力された電気信号に基づいて、光センサ21が光を検出したか否かを示す光検出情報(電磁波検出情報)を生成する。変形例2において、光検出情報は、光センサ21が所定の光量比の3原色の光を検出したか否かを示す情報である。具体的には、光検出情報は、例えば、「光センサの反応:有り又は無し」及び「3原色の所定の光量比」を含む。ここで、「3原色の所定の光量比」は、光センサ21が検出した光に含まれる緑の光、赤の光、及び青の光の光量比である。そして、RFIDタグ2は、当該光検出情報をID情報とともに、RFIDリーダ1に送信する。
変形例2にかかるRFIDシステムによれば、光検出情報に、「3原色の所定の光量比」が含まれる。そして、図5に示すように、第1のラインL1と第2のラインL2が近接した位置にある場合、第1のラインL1の光源3が照射する光の「3原色の所定の光量比」と、第2のラインL2の光源3が照射する光の「3原色の所定の光量比」とを異なる比とする。これにより、第1のラインL1におけるRFIDリーダ1とRFIDタグ2との通信と、第2のラインL2におけるRFIDリーダ1とRFIDタグ2との通信とが混線するのを防ぐことができる。
例えば、第1のラインL1のRFIDリーダ1がRFIDタグ2からのID情報及び光検出情報(図4に示す「レスポンス」)を待っている際に、第1のラインL1のRFIDリーダ1が第1のラインL1のRFIDタグ2からID情報及び光検出情報を受信すると同時に、第2のラインL2のRFIDタグ2からID情報及び光検出情報を受信する。この場合であっても、第1のラインL1のRFIDリーダ1は、当該光検出情報に含まれる「3原色の所定の光量比」に基づいて、受信した2つのID情報のうち、どちらのID情報が第1のラインL1のRFIDタグ2から送信されたID情報かを判断することができる。具体的には、RFIDリーダ1は、ID情報とともに受信した光検出情報に含まれる「3原色の所定の光量比」が、RFIDリーダ1の記憶部(図示省略)に予め記憶されている「3原色の所定の光量比」と一致するか否かに基づいて、当該ID情報が第1のラインL1のRFIDタグ2から送信されたものか否かを判断することができる。このようにして、変形例2にかかるRFIDシステムによれば、第1のラインL1におけるRFIDリーダ1とRFIDタグ2との通信と、第2のラインL2におけるRFIDリーダ1とRFIDタグ2との通信とが混線するのを防ぐことができる。
実施の形態3.
次に、図6、図7を参照して、本発明の実施の形態3にかかるRFIDシステム300について説明する。
図6、図7に示すように、実施の形態3にかかるRFIDシステム300は、光センサ21が光を検出したか否かによって、RFIDタグ2がRFIDリーダ1に返信する情報が異なる点が、実施の形態1にかかるRFIDシステム100とは異なる。そのため、同一の構成については、同一の符号を付すと共に、その説明を省略する。
RFIDタグ2は、図示しないIC、図示しない記憶部等を備える。そして、ICが記憶部に格納されたプログラムを実行することにより、RFIDタグ2における処理が実現する。
また、RFIDタグ2のそれぞれの記憶部に格納されるプログラムは、ICに実行されることにより、RFIDタグ2のそれぞれにおける処理を実現するためのコードを含む。なお、記憶部は、例えば、このプログラムや、RFIDタグ2における処理に利用される各種情報を格納することができる任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ等である。
具体的には、ICが記憶部に格納されたプログラムを実行することによって、RFIDタグ2は、光センサ21が光を検出したか否かによって、異なる情報をRFIDリーダ1に送信する。より具体的には、光センサ21が光を検出している場合にのみ、RFIDタグ2が、RFIDタグ2の記憶部内に格納されているID情報以外の情報をRFIDリーダ1に返信し、光センサ21が光を検出していない場合には、RFIDタグ2が、RFIDタグ2の記憶部内に格納されているID情報のみをRFIDリーダ1に返信するためのプログラムがRFIDタグ2内の記憶部に格納されている。又は、光センサ21が光を検出している場合にのみ、RFIDタグ2が、RFIDタグ2の記憶部内に格納されているID情報以外の情報をRFIDリーダ1に返信し、光センサ21が光を検出していない場合には、RFIDタグ2が何もRFIDリーダ1に返信しないためのプログラムがRFIDタグ2内の記憶部に格納されている。
例えば、図6に示すように、光センサ21が光を検出していない場合、RFIDタグ2は、RFIDリーダ1に情報を送信しない。又は、光センサ21が光を検出していない場合、RFIDタグ2は、RFIDタグ2内の記憶部(図示省略)のUII(Unique Item Identifier)バンクに格納されているID情報のみをRFIDリーダ1に送信する。なお、RFIDタグ2は、光センサ21が光を検出しているか否かは、例えば、光センサ21からICに入力される電気信号に基づいて、判断する。
一方、図7に示すように、光センサ21が光を検出している場合、RFIDタグ2は、RFIDリーダ1に、ID情報と光検出情報を送信する。そして、RFIDリーダ1は、RFIDタグ2のメモリ内に格納されているID情報以外の情報を受信することが可能になる。また、RFIDリーダ1がRFIDリーダライタである場合、RFIDリーダ1は、RFIDタグ2のメモリ内に新たな情報を書き込むことが可能になる。
実施の形態3にかかるRFIDシステム300によれば、光センサ21が光を検出している場合にのみ、RFIDリーダ1とRFIDタグ2との間の通信が制限なく可能になる。そのため、例えば、RFIDタグ2が貼り付けられた物品Gがトラック等によって輸送されている際に、RFIDリーダを所持している人が、意図せず又は意図して、RFIDタグ2内のメモリに格納されているID情報以外の情報を読み取ったり、当該メモリに新たな情報を書き込んだりすることを防ぐことができる。RFIDタグ2内のメモリには、秘匿性の高い情報や当該物品Gの特性に関する情報(物品Gのトレーサビリティ情報等)が格納される場合もある。実施の形態3にかかるRFIDシステム300によれば、このような秘匿性の高い情報や当該物品Gの特性に関する情報が漏えいしてしまうことを防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明にかかるRFIDシステム100、200、300は、人を対象とし、人の入出管理に利用されてもよい。その場合には、人が本発明にかかるRFIDタグ2,4を所持し、所定の場所(例えば、ゲート等)に位置する人にのみ光源3が光を照射し、ゲート等に備えられたRFIDリーダ1がRFIDタグ2,4のID情報を読み取ればよい。
1 RFIDリーダ
11 アンテナ
12 コントローラ
2、4 RFIDタグ
21 光センサ(電磁波検出手段)
3 光源(電磁波照射手段)
41 光発電用デバイス
100、200、300 RFIDシステム
G 物品(対象)
L1 第1のライン
L2 第2のライン

Claims (1)

  1. 複数の対象のそれぞれに付されたRFIDタグと、
    前記RFIDタグに質問を送信すると共に、前記RFIDタグから返信されたID情報を受信するRFIDリーダと、
    前記複数の対象のうち所定の場所に位置する対象のみに対してを照射する光源と、を備え、
    前記RFIDタグは、前記を検出する光センサを備え、前記ID情報と共に前記光センサが前記を検出したか否かを示す検出情報を前記RFIDリーダに送信し、
    前記RFIDタグは、前記光源から照射された光を吸収して電力を発生する発電用デバイスを備え、
    前記発電用デバイスは、発生させた電力を前記光センサに供給する、RFIDシステム。
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