JP6531540B2 - ネットワーク接続装置、ネットワーク接続装置の動作モードを切り替える方法 - Google Patents

ネットワーク接続装置、ネットワーク接続装置の動作モードを切り替える方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク接続装置に関する。
例えばパーソナルコンピュータやスマートフォン等のクライアント装置をネットワークに接続させるために、ネットワーク接続装置が使用されている。近年、このようなネットワーク接続装置として、インターネットへの接続を提供するためのルータ機能と、LAN(Local Area Network)を拡張するためのブリッジ機能と、の両方の機能を持ち、両機能を切り替えることが可能なネットワーク接続装置が知られている。例えば、特許文献1には、ルータ機能とブリッジ機能との両方を搭載したネットワーク接続装置において、同一ネットワーク内の他のルータの存在に応じて、有効にする機能を切り替える技術が記載されている。
特表2014−535228号公報 特許第5488642号公報 特開2013−110627号公報 特開2014−220606号公報 特許第4418970号公報
一方、同一ネットワーク内の既存の他のルータの存在にかかわらず、ルータを使用しない(すなわち、インターネットへ接続しない)LAN環境を構築したいという要望がある。ルータを使用しないLAN環境は、ルータにおけるルーティング等の処理が必要ないため、処理の効率化を図ることができると共に通信品質を高く維持できるというメリットがある。ルータを使用しないLAN環境として、例えば、NAS(Network Attached Storage)と、オーディオ機器と、がネットワーク接続装置で接続されるオーディオ専用ネットワークが挙げられる。
しかし、ネットワーク接続装置に詳しくないユーザにとって、ルータを使用しないLAN環境を構築することは容易ではない。例えば、特許文献1に記載されているネットワーク接続装置を使用して、ルータを使用しないLAN環境を構築する場合について考える。この場合、特許文献1に記載のネットワーク接続装置は、既存の他のルータを検出することができないため、ブリッジ機能を有効とする。ブリッジ機能が有効にされると、それに伴い、クライアント装置に対するネットワークアドレスの割り当てを行うDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)機能は無効とされる。このため、ネットワーク接続装置は、NASやオーディオ機器に対するネットワークアドレスの割り当てを行わず、ネットワークアドレスが割り当てられないNASとオーディオ機器とは、相互に通信することができないという課題があった。同様に、特許文献2〜5に記載されているネットワーク接続装置を使用した場合であっても、ネットワーク接続装置に詳しくないユーザが、ルータを使用しないLAN環境を構築することは困難であった。
このため、簡単に、ルータを使用しないLAN環境の構築が可能なネットワーク接続装置が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、ネットワーク接続装置が提供される。このネットワーク接続装置は、ブリッジ機能部とルータ機能部とが択一的に動作するパケット転送処理部と、前記ネットワーク接続装置に接続されたクライアント装置のネットワークアドレスを決定し、決定したネットワークアドレスを前記クライアント装置へ通知するアドレス割当部と、前記ネットワーク接続装置自身が属するネットワークに接続されている他の装置と、前記ネットワーク接続装置が物理的に外部に接続可能な状態であるか否かとを検出する検出部と、前記検出部における検出結果に応じて、前記ネットワーク接続装置の動作モードを切り替えるモード切替部と、を備え、前記モード切替部は、前記パケット転送処理部の前記ブリッジ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を動作させる第1の動作モードと、前記パケット転送処理部の前記ルータ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を動作させる第2の動作モードと、前記パケット転送処理部の前記ブリッジ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を停止させる第3の動作モードと、を切り替える。
その他、本発明は、以下のような形態として実現することも可能である。
(1)本発明の一形態によれば、ネットワーク接続装置が提供される。このネットワーク接続装置は;ブリッジ機能部とルータ機能部とが択一的に動作するパケット転送処理部と;前記ネットワーク接続装置に接続されたクライアント装置のネットワークアドレスを決定し、決定したネットワークアドレスを前記クライアント装置へ通知するアドレス割当部と;前記ネットワーク接続装置自身が属するネットワークに接続されている他の装置を検出する検出部と;前記検出部における検出結果に応じて、前記ネットワーク接続装置の動作モードを切り替えるモード切替部と、を備え;前記モード切替部は;前記パケット転送処理部の前記ブリッジ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を動作させる第1の動作モードと;前記パケット転送処理部の前記ルータ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を動作させる第2の動作モードと;前記パケット転送処理部の前記ブリッジ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を停止させる第3の動作モードと、を切り替える。
この形態のネットワーク接続装置によれば、モード切替部は、検出部における検出結果に応じて、ネットワーク接続装置の動作モードを、第1の動作モードと、第2の動作モードと、第3の動作モードとの間で切り替える。第1の動作モードのネットワーク接続装置では、ブリッジ機能部が動作すると共にアドレス割当部が動作する。このため、第1の動作モードのネットワーク接続装置では、アドレス割当部によって、ネットワーク接続装置に接続された各クライアント装置(例えば、NASやオーディオ機器等)に対するネットワークアドレスの割り当てができると共に、ブリッジ機能部によって、各クライアント装置間で送受信されるパケットを中継することができる。すなわち、第1の動作モードのネットワーク接続装置では、ルータを使用せずに、ブリッジとして機能するネットワーク接続装置と各クライアント装置とを構成要素とするLAN環境の構築が可能となる。この結果、本形態のネットワーク接続装置によれば、検出部における検出結果に応じて、簡単に、ルータを使用しないLAN環境の構築を実現することができる。
(2)上記形態のネットワーク接続装置では、さらに;前記クライアント装置から、予め定められた宛先に対するパケットであって、インターネットに接続されているか否かを確認するためのパケットを受信した場合に、受信したパケットを前記宛先に転送せずに、前記宛先からの応答として偽装したパケットを前記クライアント装置へ送信する偽装応答部を備えていてもよい。
クライアント装置の中には、無線通信機能と移動体通信機能との両方を有し、無線通信によるインターネット接続ができない場合に、自動的に無線通信機能を無効にして、移動体通信機能を利用したインターネット接続を試みる機能(以降、「切替機能」とも呼ぶ。)を搭載した装置が存在する。この形態のネットワーク接続装置によれば、偽装応答部は、予め定められた宛先に対するインターネットに接続されているか否かを確認するためのパケットを受信した場合、すなわち、無線通信によるインターネット接続の可否を確認するためのパケットを受信した場合に、受信したパケットを当該宛先に転送せずに、当該宛先からの応答として偽装したパケットをクライアント装置へ送信する。このため、本形態のネットワーク接続装置は、上述した切替機能が搭載されているクライアント装置に対しても、当該クライアント装置の切替機能を動作させることなく、換言すれば、クライアント装置の無線通信機能を無効にさせることなく、第1の動作モードにおいて、ルータを使用しないLAN環境(すなわち、インターネットに接続しないLAN環境)を構築することができる。
(3)上記形態のネットワーク接続装置では、さらに;前記ブリッジ機能部と前記ルータ機能部とに対して、択一的に接続されるポートを備え;前記モード切替部は、さらに、前記ネットワーク接続装置の動作モードに応じて、前記ポートが接続される機能部を切り替えてもよい。
ブリッジ機能部に接続されたポートは、有線によるLAN接続に使用されるいわゆるLANポートとして機能する。一方、ルータ機能部に接続されたポートは、有線によるWAN(インターネット)接続に使用されるいわゆるWANポートとして機能する。この形態のネットワーク接続装置によれば、モード切替部は、ネットワーク接続装置の動作モードに応じてポートが接続される機能部を切り替えるため、ネットワーク接続装置の動作モードに応じてポートそのものの機能(LANポート、WANポート)を切り替えることができる。この結果、利用者における利便性を向上させることができる。
(4)上記形態のネットワーク接続装置において;前記モード切替部は、前記検出結果として;前記ルータ機能部に相当する機能が動作している前記他の装置が検出されず、かつ;前記ネットワーク接続装置が物理的に外部に接続不可能な状態であり、かつ;前記アドレス割当部に相当する機能が動作している前記他の装置が検出されなかった場合に、前記ネットワーク接続装置の動作モードを前記第1の動作モードとしてもよい。
この形態のネットワーク接続装置によれば、モード切替部は、検出部の検出結果を利用して、自動的に、ネットワーク接続装置の動作モードを第1の動作モードに切り替えることができるため、簡単に、ルータを使用しないLAN環境の構築を実現することができる。
(5)上記形態のネットワーク接続装置において;前記モード切替部は、さらに、利用者の要求に応じて、前記ネットワーク接続装置を、物理的に外部に接続可能な状態から物理的に外部に接続不可能な状態へと切り替えてもよい。
この形態のネットワーク接続装置によれば、モード切替部は、ネットワーク接続装置の動作モードを第1の動作モードにするための第2の条件を、利用者の要求に応じて満たすことができる。この結果、利用者における利便性を向上させることができる。
(6)上記形態のネットワーク接続装置において;前記モード切替部は、さらに、利用者の要求に応じて、前記他の装置に対して、前記アドレス割当部に相当する機能の停止を要求してもよい。
この形態のネットワーク接続装置によれば、モード切替部は、ネットワーク接続装置の動作モードを第1の動作モードにするための第3の条件を、利用者の要求に応じて満たすことができる。この結果、利用者における利便性を向上させることができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素は全てが必須のものではなく、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部または全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部または全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態は、パケット転送処理部と、アドレス割当部と、検出部と、モード切替部と、の4つの要素のうちの一部または全部の要素を備えた方法として実現可能である。すなわち、本装置は、パケット転送処理部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、本装置は、アドレス割当部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、本装置は、検出部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、本装置は、モード切替部を有していてもよく、有していなくてもよい。こうした装置は、例えばネットワーク接続装置として実現できるが、ネットワーク接続装置以外の他の装置としても実現可能である。前述したネットワーク接続装置の各形態の技術的特徴の一部または全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
本発明は、上記以外の種々の態様で実現できる。例えば、例えば、ネットワーク接続装置を制御する方法、ネットワーク接続装置を含むネットワークシステム、これらの方法の一部または全部を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体、そのコンピュータプログラムを配布するサーバ装置等の形態で実現することができる。また、本発明の一形態としてのネットワーク接続装置は、簡単に、ルータを使用しないLAN環境を構築することを課題とする。しかし、この技術には他にも、ネットワーク接続装置におけるユーザビリティの向上、信頼性、可用性、保守性、保全性、機密性の向上等が望まれている。
本発明の一実施形態としてのネットワーク接続装置を含むネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。 APの動作モードについて説明する図である。 APの構成を機能的に示すブロック図である。 モード切替処理の手順を示すフローチャートである。 ブリッジモードについて説明する図である。 ローカルモードについて説明する図である。 ルータモードについて説明する図である。 偽装応答処理の手順を示すフローチャートである。
A.実施形態:
A−1.ネットワークシステムの構成:
図1は、本発明の一実施形態としてのネットワーク接続装置を含むネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。ネットワークシステム1は、利用者が、例えば家庭内において音楽を楽しむためのオーディオシステムである。ネットワークシステム1に含まれる各装置は、インターネットINTに接続しないLAN(Local Area Network)環境を構築している。
ネットワークシステム1は、アクセスポイント100と、ネットワークストレージ200と、ネットワークプレーヤー300と、スピーカー400と、スマートフォン500と、を含んでいる。以降、アクセスポイント100を「AP100」とも呼ぶ。同様に、ネットワークストレージ200を「NAS200」とも呼び、ネットワークプレーヤー300を「プレーヤー300」とも呼び、スマートフォン500を「スマホ500」とも呼ぶ。
AP100は、IEEE802.11規格に準拠した無線通信と、IEEE802.3規格に準拠した有線通信と、の両方を中継することができるネットワーク接続装置である。本実施形態のAP100は、少なくとも、次のa1〜a3に列挙する3つの機能を有している。なお、ルータ機能とブリッジ機能とは択一的に動作する。
(a1)ルータ機能:異なるセグメント間におけるデータの送受信を中継する、いわゆる、ルーティング機能。ルータ機能は、異なるセグメントのネットワークを接続する機能であるともいえる。なお、ルータ機能には、ルーティングテーブルの作成および更新、外部からの不正アクセスの監視および遮断、通信状況の監視等の多くの機能が含まれている。
(a2)ブリッジ機能:同一セグメント内におけるデータの送受信を中継する機能。ブリッジ機能は、同一セグメントのネットワークを拡張する機能であるともいえる。
(a3)DHCP機能:クライアント装置に対して割り当てるネットワークアドレス(具体的には、ローカルIPアドレス)を決定し、決定したネットワークアドレスをクライアント装置へ通知する機能。複数のクライアント装置が接続される場合は、各クライアント装置へ割り当てるネットワークアドレスが重複しないように管理する。
図2は、AP100の動作モードについて説明する図である。本実施形態のAP100は、図示のように3つの動作モードを持ち、後述のモード切替処理によって、各動作モードを自動的に切り替えることができる。
(b1)ローカルモード:ルータ機能を停止し、ブリッジ機能を動作させ、DHCP機能を動作させる。この結果、ローカルモードのAP100は、クライアント装置に対するネットワークアドレスの割り当てが可能なブリッジとして機能する。なお、ローカルモードを「第1の動作モード」とも呼ぶ。
(b2)ルータモード:ルータ機能を動作させ、ブリッジ機能を停止し、DHCP機能を動作させる。この結果、ルータモードのAP100は、クライアント装置に対するネットワークアドレスの割り当てが可能なルータとして機能する。なお、ルータモードを「第2の動作モード」とも呼ぶ。
(b3)ブリッジモード:ルータ機能を停止し、ブリッジ機能を動作させ、DHCP機能を停止する。この結果、ブリッジモードのAP100は、単なるブリッジとして機能する。なお、ブリッジモードでは、クライアント装置に対するネットワークアドレスの割り当ては、ルータ機能を有する他の装置によって実施される。ブリッジモードを「第3の動作モード」とも呼ぶ。
NAS200は、IEEE802.3規格に準拠した有線通信インタフェースを備える大容量の記憶装置である。NAS200には、ハードディスクと、ネットワークインタフェースと、OS(Operating System)と、管理用ユーティリティと、が含まれている。NAS200は、AP100のポート182と有線ケーブルで接続されているため、AP100と有線通信することができる。NAS200は、AP100に対する「クライアント装置」として機能する。
プレーヤー300は、IEEE802.11規格に準拠した無線通信インタフェースを備えるデジタルオーディオプレーヤーである。プレーヤー300は、AP100と無線通信することができ、AP100に対する「クライアント装置」として機能する。スピーカー400は、プレーヤー300とスピーカー用のケーブルによって接続されている。スピーカー400は、アンプによって増幅された電気信号を物理振動に変換することで音を出す。
スマホ500は、IEEE802.11規格に準拠した無線通信インタフェースと、3G(3rd. Generation)/LTE(Long term Evolution)等の3GPP(3rd Generation Partnership Project)またはWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)に準拠した移動体通信網通信インタフェースと、を備えるスマートフォンである。スマホ500は、AP100と無線通信することができ、AP100に対する「クライアント装置」として機能する。
図1に示した構成のネットワークシステム1では、AP100の動作モードはローカルモードに設定されている。このため、AP100は、各クライアント装置(具体的には、NAS200、プレーヤー300、スマホ500)に対するネットワークアドレスの割り当てと、各クライアント装置間におけるデータの送受信の中継を行う。また、AP100の動作モードがローカルモードであるため、AP100および各クライアント装置は、インターネットINTには接続できない。
A−2.APの構成:
図3は、AP100の構成を機能的に示すブロック図である。AP100は、CPU110と、RAM105と、無線通信インタフェース(I/F)170と、有線通信インタフェース(I/F)180と、フラッシュROM190と、を備え、各構成要素はバスにより相互に接続されている。
CPU110は、フラッシュROM190に格納されているコンピュータプログラムをRAM105に展開して実行することにより、AP100を制御する。また、CPU110は、パケット転送処理部120、DHCP機能部130、検出部140、モード切替部150、偽装応答部160の各機能を実現する。
パケット転送処理部120は、データの送受信を中継する。具体的には、データとして受信したパケットのヘッダに格納されている宛先に対して、当該パケットを転送する。パケット転送処理部120は、ブリッジ機能部122と、ルータ機能部124と、を含んでいる。ブリッジ機能部122は、同一セグメント内におけるデータの送受信を中継するブリッジ機能(上記a2)を実現するための機能部である。ルータ機能部124は、異なるセグメント間におけるデータの送受信を中継するルータ機能(上記a1)を実現するための機能部である。上述の通り、ルータ機能とブリッジ機能とは択一的に動作するため、ブリッジ機能部122が動作している場合、ルータ機能部124は停止する。同様に、ルータ機能部124が動作している場合、ブリッジ機能部122は停止する。
DHCP機能部130は、クライアント装置に対してネットワークアドレスを割り当てるDHCP機能(上記a3)を実現するための機能部である。なお、DHCP機能部130は「アドレス割当部」として機能する。
検出部140は、後述のモード切替処理において、AP100が属するネットワークに接続されている他の装置の有無と、他の装置において動作している機能と、を検出する。
モード切替部150は、後述のモード切替処理において、AP100の動作モードを、図2で説明した3つの動作モードの間で切り替える。
偽装応答部160は、AP100の動作モードがローカルモードである場合に、後述の偽装応答処理を実行する。偽装応答処理は、AP100がクライアント装置から特定パケットを受信した場合に、特定パケットを宛先へ転送せずに、特定パケットの宛先からの応答として偽装したパケットをクライアント装置へ送信する処理である。「特定パケット」とは、予め定められた宛先に対するパケットであって、クライアント装置がインターネットINTに接続されているか否かを確認するためのパケットを意味する。換言すれば、特定パケットは、クライアント装置が、無線通信によってインターネットINTへ接続することができるか否かを確認するためのパケットである。本実施形態では、特定パケットは、特定のURL(Uniform Resource Locator)へアクセスするためのパケットとして実装される。
無線通信インタフェース170は、図示しない送受信回路を含み、アンテナを介して受信した電波の復調とデータの生成、および、アンテナを介して送信する電波の生成と変調を行う。
有線通信インタフェース180は、図示しないPHY/MACコントローラを含み、受信した信号の波形を整えるほか、受信した信号からMACフレームを取り出す。有線通信インタフェース180は、ポート182を含む。本実施形態では、ポート182は1つである例を説明するが、ポート182は複数あってもよい。ポート182は、内部的に、ブリッジ機能部122とルータ機能部124との一方に対して、択一的に接続される。ブリッジ機能部122に接続されている場合、ポート182は、有線によるLAN接続に使用される、いわゆるLANポートとして機能する。一方、ルータ機能部124に接続されている場合、ポート182は、有線によるインターネットINT接続に使用される、いわゆるWAN(Wide Area Network)ポートとして機能する。図1の状態では、ポート182はブリッジ機能部122に接続されている。なお、ポート182が接続されている機能部と、ブリッジ機能部122およびルータ機能部124の動作/停止の状態と、は連動しない。すなわち、ポート182がブリッジ機能部122に接続されている一方、ブリッジ機能部122が停止し、ルータ機能部124が動作している場合もある。
フラッシュROM190には、特定パケット情報記憶部192が含まれている。特定パケット情報記憶部192には、AP100がクライアント装置から受信したパケットが、特定パケットであるか否かを識別するための情報として、複数の特定のURLの候補が予め記憶されている。なお、特定パケット情報記憶部192に記憶されている情報は、任意の態様を採用できる。例えば、予め定められた宛先だけが記憶されていてもよいし、予め定められた宛先と、受信したパケットが特定パケットであることを識別するためのパケットに含まれるデータの特徴と、との組み合わせが記憶されていてもよい。
A−3.モード切替処理:
図4は、モード切替処理の手順を示すフローチャートである。モード切替処理は、AP100の動作モードを、ローカルモードと、ルータモードと、ブリッジモードと、の間で切り替える処理である。モード切替処理の開始トリガは任意に定めることができる。例えば、AP100の電源が投入されたことを開始トリガとしてもよく、AP100が利用者からの処理開始要求を取得したことを開始トリガとしてもよい。モード切替処理は、検出部140と、モード切替部150とが協働することにより実行される。
ステップS100において検出部140は、同一ネットワーク内にルータが存在するか否かを確認する。「同一ネットワーク」とは、AP100自身が属するネットワークを意味し、本ステップにおけるルータは「他の装置」に相当する。具体的には、例えば、検出部140は、UPnP(Universal Plug and Play)のIGD(Internet Gateway Device)のコマンドであって、他の装置の存在を確認するためのコマンドをブロードキャスト送信する。その後、検出部140は、送信したコマンドに対する応答を所定時間待機する。所定時間は任意に定めることができる。所定時間内に応答がない場合、検出部140は、同一ネットワーク内にルータが存在しないと判定する。所定時間内に応答があった場合、検出部140は、同一ネットワーク内にルータが存在すると判定する。
さらに、ステップS100においてモード切替部150は、検出部140による検出結果に応じて処理を分岐させる。具体的には、モード切替部150は、同一ネットワーク内にルータが存在しない場合(ステップS100:NO)、処理をステップS105へ遷移させる。モード切替部150は、同一ネットワーク内にルータが存在する場合(ステップS100:YES)、処理をステップS170へ遷移させる。
図5は、ブリッジモードについて説明する図である。モード切替処理(図4)のステップS170において、モード切替部150は、AP100の動作モードをブリッジモード(b3、第3の動作モード)にする。具体的には、モード切替部150は、パケット転送処理部120のブリッジ機能部122が動作し、かつ、ルータ機能部124およびDHCP機能部130が停止しているか否かを確認し、ブリッジ機能部122、ルータ機能部124、DHCP機能部130の動作/停止状態が正しくなければ各機能部の状態を変更する(図5)。なお、機能部を動作させるためには、当該機能部のサービス(コンピュータプログラム)を起動させればよく、機能部を停止させるためには、当該機能部のサービスを終了させればよい。この結果、AP100はブリッジとして機能することができる。従って、AP100は、既存の他の装置(ルータ900)と、AP100に接続されるクライアント装置(例えば、図1のスマホ500)と、の間におけるデータの送受信を中継することができ、ルータ900により構成されるセグメントのネットワークを拡張することができる。
さらに、ステップS170においてモード切替部150は、ポート182(複数ある場合は全てのポート182)をLANポートにする。具体的には、モード切替部150は、ポート182をブリッジ機能部122に接続することで、ポート182がLANポートとして機能する状態にする。これは、ブリッジとして機能するAP100には、LANポートだけあればよいためである。その後、モード切替部150は、処理を終了させる。
なお、図5において、インターネットINTと各装置とを結んだ実線は接続関係があることを意味し、実際の接続手段(有線、無線)は問わない。このことは図6および図7においても同様である。
モード切替処理(図4)のステップS105において、検出部140は、AP100のルータ機能を起動させる。具体的には、検出部140は、パケット転送処理部120のルータ機能部124を動作させることによって、AP100のルータ機能を動作させる。
ステップS110において検出部140は、インターネット接続確認を行う。具体的には、検出部140は、インターネットINT(図1)上の所定のURLへアクセスする。所定のURLとは、モード切替処理の内部において、AP100がインターネットINTに接続することができるか否かを確認するためのURLであり、任意に定めることができる。所定のURLは、特定パケット情報記憶部192に記憶されているURLとは異なるURLである。その後、検出部140は、URLアクセスに対する応答を所定時間待機する。所定時間は任意に定めることができる(ステップS100の所定時間と同じであってもよく、異なっていてもよい)。所定時間内に応答があった場合、検出部140は、インターネット接続可能であると判定する。所定時間内に応答がない場合、検出部140は、インターネット接続不可能であると判定する。
さらに、ステップS110においてモード切替部150は、検出部140による検出結果に応じて処理を分岐させる。具体的には、モード切替部150は、インターネット接続可能である場合(ステップS110:YES)、処理をステップS120へ分岐させる。モード切替部150は、インターネット接続不可能である場合(ステップS110:NO)、処理をステップS130へ遷移させる。
すなわち、ステップS110では、AP100のインターネット接続確認を行うことによって、AP100が、物理的にWANに接続することができる状態であるか否かを確認している。「物理的にWANに接続することができる状態」とは、すなわち、AP100がWANに接続することができる環境に設定されていることを意味する。以降、AP100が物理的にWAN(外部)に接続することができる状態を「WAN有効」状態とも呼び、AP100が物理的にWAN(外部)に接続することができない状態を「WAN無効」状態とも呼ぶ。AP100は、以下のc1、c2のいずれかの状態である場合にWAN有効状態となり、他の場合にWAN無効状態となる。
(c1)有線によるWAN有効状態:AP100のポート182にWAN用の有線ケーブルが接続され、かつ、ポート182がルータ機能部124に接続されている状態。AP100が複数のポート182を備える場合、複数のポート182のうちの1つにWAN用の有線ケーブルが接続され、かつ、WAN用の有線ケーブルが接続されているポート182がルータ機能部124に接続されている状態。
(c2)無線によるWAN有効状態:AP100のルータ機能部124の内部において、無線WAN機能が有効になっている状態。状態c2では、ポート182は、ブリッジ機能部122に接続されていてもよいし、ルータ機能部124に接続されていてもよい。
ステップS130において検出部140は、AP100のルータ機能部124を停止させることによって、AP100のルータ機能を停止させる。
ステップS132において検出部140は、同一ネットワーク内にDHCPサーバが存在するか否かを確認する。「DHCPサーバ」とは、DHCP機能を有するAP100以外の装置であれば何でもよく、サーバ装置に限られない。具体的には、例えば、検出部140は、DHCPの検出パケットをブロードキャスト送信する。その後、検出部140は、送信したパケットに対する応答を所定時間待機する。所定時間は任意に定めることができる(ステップS100、S110の所定時間と同じであってもよく、異なっていてもよい)。所定時間内に応答があった場合、検出部140は、DHCPサーバが存在すると判定する。所定時間内に応答がない場合、検出部140は、DHCPサーバが存在しないと判定する。
さらに、ステップS132においてモード切替部150は、検出部140による検出結果に応じて処理を分岐させる。具体的には、モード切替部150は、DHCPサーバが存在する場合(ステップS132:YES)、処理をステップS170へ遷移させる。この結果、図5で説明した通り、AP100の動作モードは、ブリッジモード(b3、第3の動作モード)とされる。モード切替部150は、DHCPサーバが存在しない場合(ステップS132:NO)、処理をステップS160へ遷移させる。
図6は、ローカルモードについて説明する図である。モード切替処理(図4)のステップS160において、モード切替部150は、AP100の動作モードをローカルモード(b1、第1の動作モード)にする。具体的には、モード切替部150は、パケット転送処理部120のブリッジ機能部122およびDHCP機能部130が動作し、かつ、ルータ機能部124が停止しているか否かを確認し、ブリッジ機能部122、ルータ機能部124、DHCP機能部130の動作/停止状態が正しくなければ各機能部の状態を変更する(図6)。この結果、AP100は、クライアント装置に対するネットワークアドレスの割り当てが可能なブリッジとして機能することができる。従って、AP100は、AP100に接続されるクライアント装置(例えば、図1のNAS200、プレーヤー300、スマホ500)に対してネットワークアドレスを割り当てることができ、各クライアント装置間のデータ送受信を中継することができる。また、AP100はWAN無効状態であるため、AP100は、インターネットINTに接続しないLAN環境を構築することができる。
さらに、ステップS160においてモード切替部150は、ポート182をLANポートにする。具体的には、モード切替部150は、ステップS110において応答を得たポート182(複数のポート182を備える場合は、実際に応答を得た1つのポート182)をブリッジ機能部122に接続することで、当該ポート182がLANポートとして機能する状態にする。これは、ブリッジとして機能するAP100には、LANポートだけあればよいためである。その後、モード切替部150は、処理を終了させる。
図6に示したローカルモード(すなわち、インターネットINTに接続しないLAN環境)では、AP100は、ルータ機能を有効にした場合に必要となる種々の処理(ルーティングテーブルの作成および更新、外部からの不正アクセスの監視および遮断、通信状況の監視等)を実行する必要がないため、CPU110やRAM105等への処理負荷が少ない。このため、ローカルモードでは、各クライアント装置間のデータ送受信の中継の際のパケットロスや遅延の発生を抑制し、中継処理を効率化することができると共に通信品質を高く維持することができる。従って、図6に示したローカルモードは、インターネットINTへ接続する必要がなく、かつ、高容量のデータの送受信が想定されるネットワークシステム(例えば、図1に示したオーディオ専用ネットワークシステム等)に適している。
モード切替処理(図4)のステップS120において、モード切替部150は、検出部140が応答を得た通信手段を確認する。ステップS122においてモード切替部150は、ステップS120の結果に応じて処理を分岐させる。具体的には、応答を得た通信手段が有線(すなわち、ポート182から)である場合、モード切替部150は、有線によるWAN有効状態(状態c1、ステップS122:YES)と判定し、処理をステップS140へ遷移させる。応答を得た通信手段が無線(すなわち、無線通信インタフェース170から)である場合、モード切替部150は、無線によるWAN有効状態(状態c2、ステップS122:NO)と判定し、処理をステップS150へ遷移させる。
図7は、ルータモードについて説明する図である。モード切替処理(図4)のステップS140において、モード切替部150は、AP100の動作モードをルータモード(b2、第2の動作モード)にする。具体的には、モード切替部150は、パケット転送処理部120のルータ機能部124およびDHCP機能部130が動作し、かつ、ブリッジ機能部122が停止しているか否かを確認し、ブリッジ機能部122、ルータ機能部124、DHCP機能部130の動作/停止状態が正しくなければ各機能部の状態を変更する(図7)。この結果、AP100はルータとして機能することができる。従って、AP100は、AP100に接続されるクライアント装置(例えば、図1のスマホ500)と、インターネットINT上の装置と、の間におけるデータの送受信を中継することができ、異なるセグメント(例えば、インターネットINT)のネットワークを接続することができる。
さらに、ステップS140においてモード切替部150は、ポート182をWANポートにする。具体的には、モード切替部150は、検出部140が応答を得たポート182(複数のポート182を備える場合は、実際に応答を得た1つのポート182)をルータ機能部124に接続することで、当該ポート182がWANポートとして機能する状態にする。これは、AP100が有線によるWAN有効状態(ステップS122:YES)であることから、AP100がルータとして機能するために有線WANポートが必要だからである。その後、モード切替部150は、処理を終了させる。
ステップS150においてモード切替部150は、AP100の動作モードをルータモード(b2、第2の動作モード)にする。詳細は、ステップS140および図7と同様である。さらに、ステップS150においてモード切替部150は、ポート182をLANポートにする。詳細は、ステップS160と同様である。これは、AP100が無線によるWAN有効状態(ステップS122:NO)であることから、有線WANポートがなくてもAP100はルータとして機能することができるためである。その後、モード切替部150は、処理を終了させる。
以上のように、本実施形態のモード切替処理によれば、モード切替部150は、検出部140における検出(ステップS100、S110、S132)の結果に応じて、ネットワーク接続装置(AP100)の動作モードを、第1の動作モード(ローカルモード)と、第2の動作モード(ルータモード)と、第3の動作モード(ブリッジモード)との間で切り替える。図6で説明したように、第1の動作モード(ローカルモード)のネットワーク接続装置では、ブリッジ機能部122が動作すると共にアドレス割当部(DHCP機能部130)が動作する。このため、第1の動作モード(ローカルモード)のネットワーク接続装置では、アドレス割当部によって、ネットワーク接続装置に接続された各クライアント装置(例えば、NAS200、プレーヤー300、スマホ500)に対するネットワークアドレスの割り当てができると共に、ブリッジ機能部122によって、各クライアント装置間で送受信されるパケットを中継することができる。すなわち、第1の動作モード(ローカルモード)のネットワーク接続装置では、ルータ900を使用せずに、ブリッジとして機能するネットワーク接続装置と、各クライアント装置と、を構成要素とするLAN環境の構築が可能となる。この結果、本実施形態のネットワーク接続装置によれば、検出部140における検出結果に応じて、簡単に、ルータを使用しないLAN環境の構築を実現することができる。
また、本実施形態のモード切替処理によれば、モード切替部150は、ネットワーク接続装置(AP100)の動作モード(ローカルモード、ルータモード、ブリッジモード)に応じて、ポート182が接続される機能部(ブリッジ機能部122、ルータ機能部124)を切り替える。このため、モード切替部150は、ネットワーク接続装置の動作モードに適合するように、ポート182そのものの機能(LANポート、WANポート)を切り替えることができる。この結果、利用者における利便性を向上させることができる。なお、モード切替処理においてモード切替部150は、さらに、無線通信インタフェース170に対して、無線によるWAN有効状態と、無線によるLAN有効状態と、を切り替えてもよい。
また、モード切替部150は、ルータ機能部124に相当する機能が動作している他の装置が検出されないこと、換言すれば、ルータが検出されないことを、第1の動作モード(ローカルモード)にするための第1の条件としている(ステップS100)。第1の条件によれば、図5に示したように、同一ネットワーク内にルータ900が存在するため、ネットワーク接続装置(AP100)が単なるブリッジ、すなわち、第3の動作モード(ブリッジモード)として動作することが好ましい場面において、ネットワーク接続装置の動作モードが第1の動作モード(ローカルモード)に切り替えられることを抑制することができる。
また、モード切替部150は、ネットワーク接続装置(AP100)が物理的に外部に接続不可能な状態であること、換言すれば、WAN無効状態であることを、第1の動作モード(ローカルモード)にするための第2の条件としている(ステップS110)。第2の条件によれば、図7に示したように、物理的に外部に接続可能な状態(WAN有効状態)のネットワーク接続装置が、ルータ、すなわち、第2の動作モード(ルータモード)として動作することが好ましい場面において、ネットワーク接続装置の動作モードが第1の動作モード(ローカルモード)に切り替えられることを抑制することができる。
また、モード切替部150は、アドレス割当部(DHCP機能部130)に相当する機能が動作している他の装置が検出されないことを、第1の動作モード(ローカルモード)にするための第3の条件としている(ステップS132)。第3の条件によれば、例えば図5に示したように、同一ネットワーク内にアドレス割当部を持つ装置(例えばルータ900)が存在するため、ネットワーク接続装置(AP100)が単なるブリッジ、すなわち、第3の動作モード(ブリッジモード)として動作することが好ましい場面において、ネットワーク接続装置の動作モードが第1の動作モード(ローカルモード)に切り替えられることを抑制することができる。
このように、本実施形態のモード切替処理によれば、モード切替部150は、検出部140の検出結果を利用して、自動的に、ネットワーク接続装置の動作モードを第1の動作モード(ローカルモード)に切り替えることができるため、簡単に、ルータを使用しないLAN環境の構築を実現することができる。
A−4.偽装応答処理:
図8は、偽装応答処理の手順を示すフローチャートである。偽装応答処理は、AP100がクライアント装置から特定パケットを受信した場合に、特定パケットを宛先へ転送せずに、特定パケットの宛先からの応答として偽装したパケットをクライアント装置へ送信する処理である。偽装応答処理は、AP100の動作モードがローカルモードに設定されたことをトリガとして開始される。偽装応答処理は、偽装応答部160により実行される。
ステップS200において偽装応答部160は、クライアント装置からの特定パケットの受信を監視する。具体的には、偽装応答部160は、クライアント装置(例えば、NAS200、プレーヤー300、スマホ500)から受信したパケットを解析して、受信パケットが、特定パケット情報記憶部192に記憶されているURLへアクセスするためのパケットであるか否か(特定パケットであるか否か)を判定する。
ステップS202において偽装応答部160は、ステップS200の結果に応じて処理を分岐させる。受信パケットが特定パケットでない場合(ステップS202:NO)、偽装応答部160は、処理をステップS200へ遷移させ、特定パケットの受信の監視を継続する。受信パケットが特定パケットである場合(ステップS202:YES)、偽装応答部160は、処理をステップS204へ遷移させる。
ステップS204において偽装応答部160は、送信元クライアント装置に対して応答を偽装したパケットを送信する。具体的には、偽装応答部160は、特定パケットの本来の宛先からの応答を装った偽のパケットを生成する。偽装応答部160は、生成した偽のパケットを、特定パケットの送信元であるクライアント装置に対して送信する。このとき、パケット転送処理部120は、受信パケット(特定パケット)を、本来の宛先に対して転送しない。その後、偽装応答部160は、処理をステップS200へ遷移させ、特定パケットの受信の監視を継続する。
例えば、クライアント装置であるスマホ500(図1)が、インターネットINT上のサーバAに対して特定パケットを送信した場合を想定する。この場合、スマホ500から送信されたパケットは、まずAP100によって受信される。AP100は、受信パケットが特定パケットであるか否かを判定する(ステップS200)。受信パケットが特定パケットである場合(ステップS202:YES)、AP100は、受信パケットを本来の宛先であるサーバAへ転送せずに、サーバAからの応答を装った偽のパケットを生成し、スマホ500へ送信する。
クライアント装置の中には、例えばスマホ500のように、無線通信機能と移動体通信機能との両方を有し、無線通信によるインターネット接続ができない場合に、自動的に無線通信機能を無効にして、移動体通信機能を利用したインターネット接続を試みる機能(以降、「切替機能」とも呼ぶ。)を搭載した装置が存在する。本実施形態の偽装応答処理によれば、偽装応答部160は、特定パケット(予め定められた宛先に対するインターネットに接続されているか否かを確認するためのパケット、すなわち、無線通信によるインターネット接続の可否を確認するためのパケット)を受信した場合に、受信したパケットを、当該パケットの本来の宛先に転送せずに、当該宛先からの応答として偽装した偽のパケットをクライアント装置へ送信する(ステップS204)。このため、本実施形態のネットワーク接続装置(AP100)は、上述した切替機能が搭載されているクライアント装置に対しても、当該クライアント装置の切替機能を動作させることなく、換言すれば、クライアント装置の無線通信機能を無効にさせることなく、第1の動作モード(ローカルモード)において、ルータを使用しないLAN環境(すなわち、インターネットに接続しないLAN環境)を構築することができる。
B.変形例:
上記実施形態において、ハードウェアによって実現されるとした構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されるとした構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。その他、以下の変形も可能である。
・変形例1:
上記実施形態では、ネットワークシステムの一例を挙げた。しかし、上記実施形態におけるネットワークシステムの構成はあくまで一例であり、種々の変更が可能である。例えば、構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更したりする変形が可能である。
例えば、APや他のクライアント装置の種類、配置、個数等はあくまで一例であり、任意に変更可能である。例えば、APは、無線通信や移動体通信を用いてインターネットに接続されていてもよい。例えば、APとインターネットとの間に他のネットワーク接続装置(例えば、ルータ、スイッチ、ハブ等)が接続されていてもよい。例えば、図示しない他のクライアント装置(例えば、PC、サーバ、家電、AV機器等)が接続されていてもよい。
例えば、NASは有線通信に代えてまたは有線通信と共に、無線通信可能に構成されていてもよい。同様に、プレーヤーは無線通信に代えてまたは無線通信と共に、有線通信可能に構成されていてもよい。
・変形例2:
上記実施形態では、ネットワーク接続装置の構成の一例を挙げた。しかし、ネットワーク接続装置の構成はあくまで一例であり、種々の変更が可能である。例えば、構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更したりする変形が可能である。
例えば、本発明を実現するためのネットワーク接続装置として、APに代えて、他のネットワーク接続装置(例えば、スイッチ、ハブ等)が採用されてもよい。
例えば、ネットワーク接続装置は、ブリッジ機能部と、ルータ機能部と、DHCP機能部と、検出部と、モード切替部と、偽装応答部と、の機能の一部または全部を統合した機能部を備えていてもよい。また、これらの各機能部は、コンピュータプログラムがCPUにおいて実行される形態に代えて、例えばASIC等の回路に組み込まれる形で実行されてもよい。
・変形例3:
上記実施形態では、モード切替処理の一例を示した。しかし、上記実施形態における処理の手順はあくまで一例であり、種々の変形が可能である。例えば、一部のステップを省略してもよいし、更なる他のステップを追加してもよい。また、実行されるステップの順序を変更してもよい。
例えば、第1〜第3の条件を満たしているか否かを判定するための具体的な判断手法はあくまで一例であり、他の方法を用いてもよい。
例えば、ステップS140〜S170において実施した、WANポート/LANポートの切り替えは、省略してもよい。また、ステップS140〜S170においてモード切替部は、さらに、動作モードを変更したことをAPの表示部(例えば、LEDやディスプレイ等)に表示することで、利用者に通知してもよい。
例えば、モード切替処理の実行中において、モード切替部は、上述した処理とは独立して、次の処理d1、d2を実行してもよい。
(d1)モード切替部は、第1の要求の取得を監視する。「第1の要求」とは、利用者の意思によって、APの動作モードをローカルモードとする旨の要求である。第1の要求は、例えば、ブラウザ等を利用したAPの管理用プログラムを介して取得してもよいし、APの筐体に設けられたボタン等の押下によって取得してもよい。
(d2)モード切替部は、第1の要求の取得をトリガにして、APをWAN無効状態にする。具体的には、モード切替部は、ポートの内部的な接続先をブリッジ機能部にし、かつ、無線WAN機能を無効にする。
このようにすれば、モード切替部は、利用者の要求に応じて、APを、物理的に外部に接続可能な状態(WAN有効状態)から、物理的に外部に接続不可能な状態(WAN無効状態)へと切り替えるため、APの動作モードをローカルモードにするための第2の条件(図4、ステップS110)を、利用者の要求に応じて満たすことができる。この結果、利用者における利便性を向上させることができる。
例えば、モード切替処理のステップS132においてDHCPサーバ(DHCP機能を有するAP以外の装置)が検出された場合、モード切替部は、次の処理e1〜e3を実行してもよい。
(e1)モード切替部は、第2の要求の取得を監視する。「第2の要求」とは、利用者の意思によって、APのDHCP機能を他のDHCPサーバに優先して有効とする旨の要求である。第2の要求は、第1の要求と同様に、種々の手段で取得できる。
(e2)モード切替部は、第2の要求の取得をトリガにして、ステップS132で検出されたDHCPサーバに対して、DHCP機能の停止を要求する旨のパケットを送信する。
(e3)モード切替部は、図4のステップS132において、処理e2の応答(すなわち、DHCP機能を停止した旨の応答)の受信を待機し、その後、ステップS132の結果に関わらず、処理をステップS160に遷移させる。
このようにすれば、モード切替部は、APの動作モードを第1の動作モード(ローカルモード)にするための第3の条件(図4、ステップS132)を、利用者の要求に応じて満たすことができる。この結果、利用者における利便性を向上させることができる。なお、処理e1および処理e2の「第2の要求の取得をトリガにして」との部分は、省略してもよい。この場合、モード切替部は、利用者の要求の有無によらずに、DHCPサーバに対して、DHCP機能の停止を要求することができる。
・変形例4:
上記実施形態では、偽装応答処理の一例を示した。しかし、上記実施形態における処理の手順はあくまで一例であり、種々の変形が可能である。例えば、一部のステップを省略してもよいし、更なる他のステップを追加してもよい。また、実行されるステップの順序を変更してもよい。
例えば、偽装応答処理は、省略してもよい。
・変形例5:
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…ネットワークシステム
100…アクセスポイント
105…RAM
110…CPU
120…パケット転送処理部
122…ブリッジ機能部
124…ルータ機能部
130…DHCP機能部
140…検出部
150…モード切替部
160…偽装応答部
170…無線通信インタフェース
180…有線通信インタフェース
182…ポート
190…フラッシュROM
192…特定パケット情報記憶部
200…ネットワークストレージ
300…ネットワークプレーヤー
400…スピーカー
500…スマートフォン
900…ルータ

Claims (7)

  1. ネットワーク接続装置であって、
    ブリッジ機能部とルータ機能部とが択一的に動作するパケット転送処理部と、
    前記ネットワーク接続装置に接続されたクライアント装置のネットワークアドレスを決定し、決定したネットワークアドレスを前記クライアント装置へ通知するアドレス割当部と、
    前記ネットワーク接続装置自身が属するネットワークに接続されている他の装置と、前記ネットワーク接続装置が物理的に外部に接続可能な状態であるか否かとを検出する検出部と、
    前記検出部における検出結果に応じて、前記ネットワーク接続装置の動作モードを切り替えるモード切替部と、
    を備え、
    前記モード切替部は、
    前記パケット転送処理部の前記ブリッジ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を動作させる第1の動作モードと、
    前記パケット転送処理部の前記ルータ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を動作させる第2の動作モードと、
    前記パケット転送処理部の前記ブリッジ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を停止させる第3の動作モードと、を切り替える、ネットワーク接続装置。
  2. 請求項1に記載のネットワーク接続装置であって、さらに、
    前記クライアント装置から、予め定められた宛先に対するパケットであって、インターネットに接続されているか否かを確認するためのパケットを受信した場合に、受信したパケットを前記宛先に転送せずに、前記宛先からの応答として偽装したパケットを前記クライアント装置へ送信する偽装応答部を備える、ネットワーク接続装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のネットワーク接続装置であって、さらに、
    前記ブリッジ機能部と前記ルータ機能部とに対して、択一的に接続されるポートを備え、
    前記モード切替部は、さらに、前記ネットワーク接続装置の動作モードに応じて、前記ポートが接続される機能部を切り替える、ネットワーク接続装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のネットワーク接続装置であって、
    前記モード切替部は、前記検出結果として、
    前記ルータ機能部に相当する機能が動作している前記他の装置が検出されず、かつ、
    前記ネットワーク接続装置が物理的に外部に接続不可能な状態であり、かつ、
    前記アドレス割当部に相当する機能が動作している前記他の装置が検出されなかった場合に、前記ネットワーク接続装置の動作モードを前記第1の動作モードとする、ネットワーク接続装置。
  5. 請求項4に記載のネットワーク接続装置であって、
    前記モード切替部は、さらに、利用者の要求に応じて、前記ネットワーク接続装置を、物理的に外部に接続可能な状態から物理的に外部に接続不可能な状態へと切り替える、ネットワーク接続装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載のネットワーク接続装置であって、
    前記モード切替部は、さらに、利用者の要求に応じて、前記他の装置に対して、前記アドレス割当部に相当する機能の停止を要求する、ネットワーク接続装置。
  7. ネットワーク接続装置の動作モードを切り替える方法であって、
    ブリッジ機能部とルータ機能部とを択一的に動作させる工程と、
    前記ネットワーク接続装置に接続されたクライアント装置のネットワークアドレスを決定し、決定したネットワークアドレスを前記クライアント装置へ通知するアドレス割当部を動作させる工程と、
    前記ネットワーク接続装置自身が属するネットワークに接続されている他の装置と、前記ネットワーク接続装置が物理的に外部に接続可能な状態であるか否かとを検出する工程と、
    前記検出する工程における検出結果に応じて、前記ネットワーク接続装置の動作モードを切り替える工程と、
    を備え、
    前記動作モードを切り替える工程は、
    前記ブリッジ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を動作させる第1の動作モードと、
    前記ルータ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を動作させる第2の動作モードと、
    前記ブリッジ機能部を動作させると共に前記アドレス割当部を停止させる第3の動作モードと、を切り替える、方法。
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