JP6530262B2 - 位置発見装置 - Google Patents

位置発見装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6530262B2
JP6530262B2 JP2015133191A JP2015133191A JP6530262B2 JP 6530262 B2 JP6530262 B2 JP 6530262B2 JP 2015133191 A JP2015133191 A JP 2015133191A JP 2015133191 A JP2015133191 A JP 2015133191A JP 6530262 B2 JP6530262 B2 JP 6530262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
location
orientation
electric field
head
deviation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015133191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016013439A (ja
Inventor
ソレマイネン,カイ
Original Assignee
ネクスティム オーワイジェイ
ネクスティム オーワイジェイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ネクスティム オーワイジェイ, ネクスティム オーワイジェイ filed Critical ネクスティム オーワイジェイ
Publication of JP2016013439A publication Critical patent/JP2016013439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6530262B2 publication Critical patent/JP6530262B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N2/00Magnetotherapy
    • A61N2/02Magnetotherapy using magnetic fields produced by coils, including single turn loops or electromagnets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N2/00Magnetotherapy
    • A61N2/004Magnetotherapy specially adapted for a specific therapy
    • A61N2/006Magnetotherapy specially adapted for a specific therapy for magnetic stimulation of nerve tissue
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/01Devices for producing movement of radiation source during therapy
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/20Surgical navigation systems; Devices for tracking or guiding surgical instruments, e.g. for frameless stereotaxis
    • A61B2034/2046Tracking techniques
    • A61B2034/2051Electromagnetic tracking systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/20Surgical navigation systems; Devices for tracking or guiding surgical instruments, e.g. for frameless stereotaxis
    • A61B2034/2046Tracking techniques
    • A61B2034/2055Optical tracking systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/20Surgical navigation systems; Devices for tracking or guiding surgical instruments, e.g. for frameless stereotaxis
    • A61B2034/2046Tracking techniques
    • A61B2034/2063Acoustic tracking systems, e.g. using ultrasound
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/20Surgical navigation systems; Devices for tracking or guiding surgical instruments, e.g. for frameless stereotaxis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/25User interfaces for surgical systems

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Magnetic Treatment Devices (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

本発明は、デバイスを人の頭部に対して位置決め、固定及び/又は移動することに関する。
精密な器具(instrument)を用いて精密手術を行うことは、手術を施す対象が何であろうと、それに対して精密な器具が正確に位置決めされることを必要とする。例えば、経頭蓋磁気刺激法、すなわちTMSは、人の脳内の小さな領域を磁気的に刺激するのに用いられる。そのためには、使用される磁気コイルが人の頭部の外側に沿って、短時間又は長時間にわたって正確に位置決めされることが必要とされる。同様に、例えば、放射線治療は、放射パターンを悪性細胞に正確に狙い定めて健常組織の損傷を回避することによって多大な利益を得る。
TMSを例として用いると、患者は、刺激コイルが自身の頭部の外表面に沿って移動されている間、頭部を静止したまま維持するように指示される場合がある。コイルが正しいロケーションで正確にかつ確実に保持されている場合、刺激作用は脳内の所望のロケーションに狙い定めることができる。一方、コイルが不正確に配置されるか、又は誤って動かされた場合、TMSの結果に悪影響が生じることが予想される。
TMSを用いて、例えば、或る特定の筋肉を示す位置を特定して人の運動閾値位置を確定することもできるし、発作後のリハビリテーションを促進することもできるし、うつ病を治療することもできる。放射線治療を用いて悪性細胞を破壊することができる。手動配置法を用いる場合、患者頭部における治療位置、又は治療位置を発見するために用いる患者の運動閾値位置、すなわちMTP等の位置は、TMSコイルを、患者の解剖学的標識点によって画定された予測領域の周辺で、所望の運動反応が達成されるまで移動することで特定することができる。
特許文献1は、TMSコイル等の医療器具を患者に対して位置決めするための装置を記載している。
米国特許出願公開第2009/227830号
本発明の第1の態様によれば、頭部に対するデバイスの位置に関する信号を受信するように構成される少なくとも1つの受信機と、受信された信号に少なくとも部分的に基づいて頭部に対するデバイスの位置を特定し、頭部に対するデバイスの位置を、最大誘導電場に対応する位置に関する情報と比較し、信号を送信させるように構成される少なくとも1つのプロセッサコアとを備える装置が提供される。送信される信号は、デバイスの位置の、最大誘導電場に対応する位置からの偏差を表示装置に示させるように構成される。
第1の態様の様々な実施形態は、下記の箇条書きに示す特徴のうちの少なくとも1つを含むことができる。
・送信される信号は、表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨー回転並びに並進距離のうち少なくとも1つに関する偏差を示させるように構成される。
・送信される信号は、表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨー回転並びに並進距離のうち少なくとも2つに関する偏差を示させるように構成される。
・送信される信号は、表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨー回転並びに並進距離のうち少なくとも3つに関する偏差を示させるように構成される。
・送信される信号は、表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨー回転並びに並進距離に関する偏差を示させるように構成される。
・本装置は、デバイスが最大誘導電場に対応する位置にあるという判断に応答して、表示装置に信号を表示させるように構成される。
・本装置は、デバイスが最大誘導電場に対応する位置にあるという判断に応答して、デバイスをトリガーするように構成される。
・少なくとも1つの受信機が、デバイスが使用準備完了状態にあるか否かを示す少なくとも1つの信号をデバイスから受信するように更に構成される。
・本装置はデバイスを備え、このデバイスは経頭蓋磁気刺激法デバイスを含む。
・偏差は、デバイスを移動して偏差を解消することが、頭部の内側の誘導電場が最大化されるロケーションに影響を及ぼさない程度のものである。
・最大誘導電場に対応する位置は、示されたロケーションにおける最大誘導電場に対応する位置を含む。
・最大誘導電場に対応する位置は、特定のロケーションにおける最大誘導電場に対応する位置を含む。
本発明の第2の態様によれば、頭部に対するデバイスの位置に関する信号を受信することと、受信された信号に少なくとも部分的に基づいて頭部に対するデバイスの位置を特定し、頭部に対するデバイスの位置を、最大誘導電場に対応する位置に関する情報と比較するとともに、信号を送信させることとを含む、方法が提供される。送信される信号は、デバイスの位置の、最大誘導電場に対応する位置からの偏差を表示装置に示させるように構成される。
第2の態様の様々な実施形態は、第1の態様と関連して挙げられた上記ビュレット付きリストにおける特徴に対応する少なくとも1つの特徴を含むことができる。
本発明の第3の態様によれば、頭部に対するデバイスの位置に関する信号を受信する手段と、受信された信号に少なくとも部分的に基づいて頭部に対するデバイスの位置を特定する手段と、頭部に対するデバイスの位置を、最大誘導電場に対応する位置に関する情報と比較する手段と、信号を送信させる手段とを含む装置(正:an apparatus)が提供される。送信される信号は、デバイスの位置の、最大誘導電場に対応する位置からの偏差を表示装置に示させるように構成される。
本発明の第4の態様によれば、プロセッサに、電子デバイス上にアイテムのリストを表示させる1組のコンピューター可読命令が記憶された非一時的コンピューター可読媒体が提供される。このコンピューター可読命令は、頭部に対するデバイスの位置に関する信号を受信するステップと、受信された信号に少なくとも部分的に基づいて頭部に対するデバイスの位置を特定するステップと、頭部に対するデバイスの位置を、最大誘導電場に対応する位置に関する情報と比較するステップと、信号を送信させるステップとを含み、これらのステップはコンピューターによって実装される。送信される信号は、デバイスの位置の、最大誘導電場に対応する位置からの偏差を表示装置に示させるように構成される。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態による例示的なシステムを示す図である。 本発明の少なくとも幾つかの実施形態による例示的な装置を示す図である。 本発明の少なくとも幾つかの実施形態を支持することができる例示的な装置を示す図である。 本発明の少なくとも幾つかの実施形態によるシグナリングを示すシグナリング図である。 本発明の少なくとも幾つかの実施形態による方法の流れ図である。 本発明の少なくとも幾つかの実施形態による第1の例示的なビューである。 本発明の少なくとも幾つかの実施形態による第2の例示的なビューである。 本発明の少なくとも幾つかの実施形態による例示的なインジケーターを示す図である。
図1は、本発明の少なくとも幾つかの実施形態による例示的なシステムを示す図である。図1の例は、例えば、電磁場を用いて人の脳の解剖学的特徴を調査するか、又は脳を治療するのに適切なTMSシステムに関することができる。椅子が示されるが、この椅子は、例えば、TMS又は標的放射線治療に適切なリクライニング治療椅子を含むことができる。椅子の上部にはヘッドレストが配置され、このヘッドレストは、椅子に座っている人が自身の頭部を静止したまま維持することを補助するように形成することができる。そのような趣旨で、ヘッドレストは、人の後頭部の形状に適合するとともにこの形状を保持する材料から少なくとも部分的に構成することができ、それにより、頭部を椅子に対して固定したまま維持することをより容易にすることができる。
技師は、手を用いて、例えばTMSコイル等のデバイス120を、人の頭部に近接するように配置し、コイルによって生成される磁気刺激に対する反応をモニタリングすることで、特定の脳領域を探すことができる。手でコイルを任意の時間把持することは、たとえコイルが軽量だとしても技師の手を疲労させる場合がある。技師は、疲労すると、コイルを適所に正確に把持する能力が減退し、TMSの結果に影響が及ぶ場合がある。また、TMSセッション中に中断が必要とされる場合、セッションが中断された厳密な場所をすぐに見つけることができないときに、再開することが難しい場合がある。誘導電場の大きさを特定の方向において最大化することは、コイルを特定の向きに配置することを必要とする場合があり、技師にとってこれを直感的に達成することは困難である場合がある。誘導電場の特定の方向は、脳の神経経路の向きに対応する場合がある。
TMS又は放射線治療における要求精度は、応用形態によって異なる場合がある。TMSは、例えば、少なくとも2ミリメートル又は2度の精度を必要とする場合がある。少なくとも2ミリメートルの要求精度とは、測定によって、デバイス120の位置を最大2ミリメートルの測定誤差で特定することができる必要があることを意味することができる。代替的に、2ミリメートルの要求精度とは、脳内のロケーションの誤差が最大2ミリメートルであるようにこの脳内のロケーションを特定する必要があることを意味することができる。放射線治療の要求精度は、TMSの要求精度と実質的に同じとすることができる。なぜなら、比較的大きな腫瘍であっても、健常組織と直に接し得る端を有するからである。
デバイス120は、椅子に座っている人の頭部に微粒子ビーム又は電磁場を放出するように動作することができる。デバイス120はTMSコイルを備えることができる。このコイルがコイルから或る距離だけ頭部の内側へと伸びる電磁場を生成することを可能とすることができる。TMSコイルは、ケーシングと、このケーシングの中にある、導電性材料で構成されるコイル巻線とを備える巻きコイルデバイスとすることができる。TMSシステムはコンピューター制御の電気機械器具を備えることができる。このコンピューター制御の電気機械器具は、持続時間の短い急速交替磁場又はパルス磁場を生成及び伝達し、大脳皮質の局所領域に向けられた電流を誘導する。デバイス120は、電源及び/又は制御デバイスに接続することができる電気配線によって電力供給することができる。TMSコイルは、既知の形状の磁場を生成するように構成することができ、この形状は少なくとも部分的にデバイス120のケーシングの中の導電性材料の配置によって決まる。
時間変動する磁場が電場を誘導する。そして、電場は電流を生じさせることができる。それによって、脳内又は脳の表面において磁気パルスを生成するように構成されたTMSコイルが、同様に脳内又は脳の表面において配置された電場を誘導する。電場の強度はコイルの位置に依存する。例えば、電場が正しい場所に誘導された場所に一旦コイルが移動されると、その場所における誘導電場の強度はコイルの位置に依存する場合がある。この際の位置とは、ピッチ、ロール、及びヨー回転並びに並進距離のうちの少なくとも1つの態様を含むものである。
図1に示されるシステムにおいて、技師は、表示装置150を用いて、デバイス120を治療領域とインタラクトするのに正しい場所及び/又は向きに導き、及び/又はデバイス120の位置を調整して誘導電場の強度を最大化する。本明細書において、場所に向きを組み合わせたものを位置と呼ぶことができる。デバイス120及び/又は頭部に、ホーミングエイド(homing aids:位置確認補助)140を備え付けることができる。ホーミングエイド140は、例えば、視覚ホーミングエイド、磁気ホーミングエイド、超音波ホーミングエイド又は無線ホーミングエイドを含むことができる。視覚ホーミングエイドは、図1に示されるような、デバイス120及び/又は頭部に取り付けられる色付きアイテム、又は代替的に若しくは追加的に、デバイス120及び/又は頭部に取り付けられる無線エミッター若しくは無線反射器を含むことができる。スキャナー130は、デバイス120と頭部との相対的な位置を特定することが可能な装置を備えることができる。ホーミングエイドが視覚ホーミングエイド、例えば白色又は反射性のパッチ又はボールである実施形態では、スキャナー130は、ビデオカメラ、例えば立体ビデオカメラ又は通常の2次元ビデオカメラを備えることができる。このビデオカメラは、デバイス120の、頭部に関して相対的な位置を特定することが可能である。ホーミングエイドが無線電波に基づく実施形態では、スキャナー130は、無線受信機、例えば、ホーミングエイドからの送信の方向及び距離のうちの少なくとも1つを特定することが可能な無線受信機とすることができる。
計算アルゴリズムを用いて、頭部に対するデバイス120の相対的な位置を特定することができる。そのようなアルゴリズムは、少なくとも部分的にホーミングエイド140の物理的寸法に関する知識に依存することができる。それにより、スキャナー130がホーミングエイドを或る角度で認知したとき、スキャナー130からの情報と、ホーミングエイド140の物理的寸法に関する知識とを用いてその角度を求めることができる。
脳内又は脳上の所与のロケーションに関して、デバイス120は、複数の異なる位置又は向きから電場をこのロケーションの中に誘導することができ得る。例えば、頭部の表面に沿ってデバイス120を移動することなく、デバイス120が頭部と接触する場所において、頭部の表面に対して垂直な軸の回りでデバイス120を回転することによって、そのロケーションにおける誘導電場の強度を変更することができる。同様にピッチ、ロール、ヨーを変更すること及び/又は頭部の表面に沿ってデバイス120をわずかに移動することによって、脳内又は脳上で電場が誘導される場所を変えることなく、誘導電場強度を変更することができる。
デバイス120を用いて、例えばTMSを施すことによって患者を治療しているとき、患者は、デバイス120が与える刺激に反応する場合がある。例えば、大脳皮質の運動領域に与えられるパルスは、手指又は手首にわずかな痙攣を引き起こす場合がある。このようにして、治療領域を特定することができる。治療領域を特定するのに、追加的又は代替的に脳の解剖学的特徴を用いることができる。例えば、背外側前頭前野、すなわちDLPFCは、大うつ病性障害の治療に関連する場合がある。治療領域が特定されると、コンピューター110に対して、頭部に対するデバイス120の相対的な位置をコンピューター110が備えるメモリに登録するように指示することができる。頭部につき2つ以上の治療領域をコンピューター110に登録することができる。コンピューター110は、コンピューター110が受信したスキャナー130からの情報から特定された、デバイス120と頭部との相対的な位置に関して登録された少なくとも1つの治療領域を記憶することができる。コンピューター110は、治療領域ごとにデバイス120及び頭部の向きを記憶するように構成することができる。一般的に、コンピューター110は、頭部に対するデバイス120の相対的な位置、又はこの相対的な位置を明確に再構成することができるこの相対的な位置に関する情報のいずれかを記憶することができる。この意味で、コンピューター110に記憶される情報の厳密な形式は、本発明の範囲を限定するものとみなすべきではない。
後続の治療セッションにおいて1つ又は複数の治療領域のロケーションを特定することは、治療領域が小さい場合があり、技師が交代する場合があり、被治療者がわずかに異なる姿勢で椅子、ベッド又は他の使用されるレセプタクル(receptacle:受容物)にもたれかかる場合があるので、課題を提示する。本発明の少なくとも幾つかの実施形態によるシステムにおいて、コンピューター110は、技師が1つ又は複数の治療領域を発見すること及び/又は誘導電場の強度を最大化することを補助する指標を表示装置150に提示させるように構成される。
頭部にホーミングエイド140を備え付けることができ、それによりコンピューター110がスキャナー130を介してホーミング情報を受信することができる。ホーミングエイド140は、繰り返し発見可能及び使用可能であるとともに頭部の内側の脳に対して比較的一定である頭部の部分に取り付けることができる。例えば、眉毛の間の点は、比較的一定であり、かつ頭蓋のすぐ近くに隣接することができる。代替的に又は追加的には、頭部に取り付けられたホーミングエイド140は、少なくとも部分的に耳輪脚(正:crus of helix)において用いることができる。幾つかの実施形態において、頭部に眼鏡に似たデバイスを備え付けることができる。眼鏡に似たデバイスは上記ホーミングエイドを備えることができるか、又はそれ自体が上記ホーミングエイドを構成することができる。
最初及び後続の治療セッションにおいて治療領域のロケーションを特定することに加えて、指標を提示することで、技師による、より強力な電場又は最大の電場を特定のロケーションに提供するのに最適な位置へのデバイス120の移動を補助することができる。例えば、特定のロケーションとインタラクトするためにデバイス120を配置する際に、技師によるデバイス120の位置又は向きの変更を補助する指標を提供し、電場が誘導されるロケーションを変更することなく特定のロケーションにおける誘導電場強度を増加させることができる。
任意の後続セッションにおいて、ホーミングエイド140は、デバイス120及び頭部に対して同じ又は同様のロケーションにあることができる。幾つかの実施形態において、ホーミングエイド140は、完全に同じ位置にある必要はない。なぜなら、ホーミングエイド140の位置の変更は、コンピューター110にホーミングエイド140の現在の位置と、繰り返し発見可能及び使用可能な頭部の部分との間の偏差に関する情報を提供することによって較正することができるからである。
コンピューター110は、表示装置150に、デバイス120と頭部との間の相対的な位置の、デバイス120と最大誘導電場に対応する頭部の位置との間の相対的な位置からの偏差に関する指標を技師へ提示させるように構成することができる。コンピューター110は、複数の構造及び/又は層を有する頭部のモデルに少なくとも部分的に基づいて、特定のロケーションにおける誘導電場の強度を計算又はシミュレートするように構成することができる。異なる構造及び/又は層は異なる導電性を有する。構造及び/又は層は、異なる厚み及び/又は形状を有することができる。様々な本発明の実施形態において、コンピューター130が用いる構造及び/又は層の数は様々とすることができる。例えば、骨から構成される頭蓋構造は第1の導電性を有することができ、頭蓋の下の液体層は第2の導電性を有することができ、液体層の下の脳物質構造は第3の導電性を有することができる。コンピューター110は、表示装置150を介して、技師にデバイス120の自由度に関するインジケーターを提供するように構成することができる。幾つかの実施形態において、提供されたインジケーターのそれぞれは、デバイス120の1つのみの自由度に関する。
例えば、第1のインジケーターは、頭部の表面に対して垂直な軸の回りにおけるデバイス120の回転に関する所望の位置からの偏差に関することができる。この回転は、ヨーと呼ぶことができる。技師は、第1のインジケーターに応答して、第1のインジケーターに関連付けられている自由度に関する偏差を第1のインジケーターが示さなくなるまで、デバイス120を回転することができる。例えばTMSコイルによって生成される磁場は特定の形状及び方向を有することができるので、ヨーは重要とすることができる。磁場によって誘導される電場は、特定のロケーションとのインタラクトを成功するために、特定のロケーションにおける神経経路と位置合わせする必要がある場合がある。第1のインジケーターは、例えば、表示装置150上の原点の周りに表示されるトロイドの形とすることができる。トロイド上に示される領域は、偏差を解消するためにデバイス120を回転する必要のある方向を表す。あり得る第1のインジケーターの別の例は、時計の文字盤上に表示される矢印である。この矢印は、デバイス120をヨーに関して所望の位置にするために必要な回転の度合い及び方向、又は少なくとも方向を示す。
例えば、第2のインジケーターは、頭部の表面に対して垂直な軸に沿ったデバイス120の並進に関することができる。技師は、第2のインジケーターに応答して、第2のインジケーターに関連付けられている自由度に関する偏差を第2のインジケーターが示さなくなるまで、デバイス120を移動することができる。例えば、この移動は、デバイス120を頭部の表面から持ち上げることに関することもできるし、デバイス120を頭部の表面のより近くに押し付けることに関することもできる。第2のインジケーターは、例えば、偏差を解消する必要のある移動方向を示す矢印の形とすることができる。
例えば、第3のインジケーター及び第4のインジケーターは、頭部の表面に沿ったデバイス120の並進に関することができる。技師は、第3のインジケーター及び第4のインジケーターに応答して、第3のインジケーター及び第4のインジケーターに関連付けられている自由度に関する偏差を第3のインジケーター及び第4のインジケーターが示さなくなるまで、デバイス120を頭部の表面に沿って移動することができる。第3のインジケーター及び第4のインジケーターは、表示装置150上に表示される矢印の形とすることができる。この矢印は、これらの並進自由度に関する偏差を解消するためにデバイス120を動かす必要のある1つ又は複数の方向を示す。
例えば、第5のインジケーターは、頭部の表面に沿ったデバイス120のピッチ角に関することができる。技師は、第5のインジケーターに応答して、デバイス120のピッチに関する偏差を第5のインジケーターが示さなくなるまで、デバイス120を回転することができる。第5のインジケーターは、例えば、表示装置150に表示される曲がり矢印の形とすることができる。この曲がり矢印は、偏差を解消するためにデバイス120を傾ける必要のある方向を示す。
第6のインジケーターは、第5のインジケーターに関連付けられているピッチ角から90度ずらされた第2のピッチ角に関することができる。第2のピッチ角はロールと呼ぶことができる。第6のインジケーターは、例えば、表示装置150に表示される曲がり矢印の形とすることができる。この曲がり矢印は、偏差を解消するためにデバイス120を傾ける必要のある方向を示す。
全体としてみると、技師はまず、所定のインジケーターを用いて、例えば、並進自由度に関するインジケーターに応答して、デバイス120を頭部の正しい場所に移動することができる。デバイス120が正しい場所にあることを並進インジケーターが示すと、技師は、回転自由度に関連するインジケーターを用いて、デバイス120が特定のロケーションにおける最大電場強度を生成するのに正しい向きにあることを回転インジケーターが示すまで、デバイス120を回転することができる。
本明細書において、最大電場強度とは、実際の電場強度と最大電場強度との間の差異が、例えばTMS等の応用形態にとって問題とならないほど、最大強度に十分近い電場強度を意味する。
表示装置150に、第1のインジケーター、第2のインジケーター、第3のインジケーター、第4のインジケーター、第5のインジケーター、及び/又は第6のインジケーターを、これらのインジケーターの把握をより容易にする頭部の画像とともに表示することができる。デバイス120が被治療者の頭部に沿って移動する間、この移動と共に頭部の画像に沿って移動するようにコンピューター110によって配置することができる原点を表示することができる。原点は、表示装置150上の頭部の画像上で、実際の頭部においてデバイス120が配置されている場所と同じ又は同様のロケーションにおいて表示することができ、技士がインジケーターを用いて向きを調製するのに役立つ。インジケーターは、原点の周りに表示することができる。
コンピューター110は、デバイス120が正しい位置から並進上及び/又は回転上ずれていない状態になると、「全てクリア」信号を表示装置150上に表示させるように構成することができる。これに応答して、技師はデバイス120をトリガーすることができる。したがって、「全てクリア」信号は、デバイス120が、脳内又は脳上の特定のロケーションに高い電場を誘導するのに良好な場所に配置されたことを示す信号に本質的に対応する。デバイス120をトリガーすることは、例えば、デバイス120がTMSデバイスを含む場合、デバイス120に少なくとも1つの磁気パルスを放出させることを含むことができる。デバイス120をトリガーすることは、例えば、デバイス120が放射線治療デバイスを含む場合、デバイス120に放射線を放出させることを含むことができる。
コンピューター110は、デバイス120が正しい位置にあるというコンピューター110における判断に応答して、技師の介入なしにデバイス120をトリガーするように構成することができる。この利点は、たとえ技師がデバイス120の正しい位置を一瞬の間しか確保できなくても、特定のロケーションにパルスを与えることができることである。コンピューター110は、デバイス120が特定のロケーションに誘導する電場強度が閾値強度を超えるという判断に応答してデバイス120をトリガーするように構成することができる。例示的な閾値強度は110V/mである。
一般的に、2つ以上の位置変更が示される場合、示される位置変更の合計は、示される位置変更が全て行われるときに、電場が誘導される特定のロケーションが変更されない程度とすることができる。最初に技師がデバイスを頭部の表面に沿って移動するとき、コンピューター110は、デバイスがトリガーされた場合に、脳内又は脳上で電場がどこに誘導されるかを示すインタラクションポイントを表示装置150上に表示することができる。技師は、インタラクションポイントが自身の望む場所にあることを確信すると、偏差の指標(複数の場合もある)を参照し、選択されたインタラクションポイントにおける誘導電場を最大化することができる。示される位置変更の合計によってはインタラクションポイントを変更されないままとすることができるが、偏差を1つ1つ正すことによってデバイス120が移動され、それによりインタラクションポイントがわずかに移動される場合がある。例えば、2つの位置変更が示される場合、そのうちの1つのみを正すことによってインタラクションポイントがわずかに移動される場合がある。
幾つかの実施形態において、デバイス120又はコンピューター110は、ボタン又は音声コマンド受信機等のユーザーインターフェース要素を含むことができる。技師は、これらのユーザーインターフェース要素を用いて、コンピューター110においてインタラクションポイントを適所に固定することができる。次に、技師によるデバイス120の位置決めを可能にし、選択され固定されたインタラクションポイントにおいて最大電場を誘導することができるように、位置変更の表示が提示される。インタラクションポイントが固定される場合、示された偏差のうちの一部のみを正したことによってインタラクションポイントが移動したときに、コンピューター110がデバイス120の新たな最適な位置を再計算することなく、技師は偏差を1つ1つ正すことができる。これにより、技師が偏差を正している間に誤ってデバイス120を移動した場合、この技師は示された偏差を用いてデバイス120を正しいロケーションに戻すことが可能であるという利点が更に提供される。なぜなら、示された偏差は、固定されたインタラクションポイントに高い電場を伝えるために、デバイス120を向きを含めて最適な位置に誘導するように動的に更新されるからである。
コンピューター110は、デバイス120から、デバイス120が使用準備完了状態にあることを知らせる信号を受信するように構成することができる。コンピューター110は、デバイス120の準備完了状態の指標を表示装置150に表示することができる。そのような準備完了状態の信号は、デバイス120が準備完了状態にあることをコンピューター110に知らせる信号に基づくことができる。
図2は、本発明の少なくとも幾つかの実施形態による例示的な装置を示す。リクライニング椅子270が示される。このリクライニング椅子270は、頭部の内側にある少なくとも1つの治療領域の治療を受ける人を支えるのに適切である。図示される例による椅子は、ヘッドレスト260を有する。ヘッドレスト260は、頭部を支えるとともに安定保持する、適切に形状を受け入れる材料を含む。参照符号120及び140は、図1と同様の構造を示す。すなわち、デバイス120は、頭部の内側の治療領域に治療又は介入を与えることができ、ホーミングエイド140は、デバイス120にしっかりと取り付けることができ、頭部に対するデバイス120の位置決めを補助する。デバイス120は、アーム230、240及び250によって椅子270に取り付けることができる。継手210は、アーム230のアーム240に対する調節可能な連結を提供することができる。ケーブル220は、電力、制御信号及び/又は冷却をデバイス120に提供することができる。
図3は、本発明の少なくとも幾つかの実施形態を支持することができる例示的な装置を示す。デバイス300が示される。デバイス300は、例えば、図1のコンピューター110等のコンピューターデバイスを含むことができる。デバイス300はプロセッサ310を備える。プロセッサ310は、例えばシングルコアプロセッサ又はマルチコアプロセッサを含むことができる。シングルコアプロセッサは1つのプロセッサコアを備え、マルチコアプロセッサは2つ以上のプロセッサコアを備える。プロセッサ310は、例えばQualcomm Snapdragon 800プロセッサを含むことができる。プロセッサ310は、2つ以上のプロセッサを含むことができる。プロセッサコアは、例えば、Intel Corporation社から製造されるCortex−A8プロセッサコア又はAdvanced Micro Devices Corporation社から製造されるBrisbaneプロセッサコアを含むことができる。プロセッサ310は、少なくとも1つの特別用途向け集積回路、すなわちASICを備えることができる。プロセッサ310は、少なくとも1つのフィールドプログラマブルゲートアレイ、すなわちFPGAを備えることができる。上記プロセッサの種類は非限定的な例であり、代替的にIntel i7プロセッサ、又は他の適切なプロセッサの種類を用いることができる。
デバイス300はメモリ320を備えることができる。メモリ320は、ランダムアクセスメモリ及び/又は固定メモリを含むことができる。メモリ320は少なくとも1つのRAMチップを備えることができる。メモリ320は、磁気メモリ、光学メモリ、及び/又はホログラフィックメモリを含むことができる。メモリ320は、プロセッサ310にとって少なくとも部分的にアクセス可能とすることができる。メモリ320は情報を記憶する手段とすることができる。メモリ320はコンピューター命令を有することができる。プロセッサ310はこのコンピューター命令を実行するように構成される。プロセッサ310に或る特定のアクションを実行させるように構成されるコンピューター命令がメモリ320に記憶され、デバイス300が全体として、メモリ320からのコンピューター命令を用いてプロセッサ310の指示のもとで動作するように構成されるとき、プロセッサ310及び/又はその少なくとも1つのプロセッサコアは、上記の或る特定のアクションを実行するように構成されることと考えることができる。
デバイス300は送信機330を備えることができる。デバイス300は受信機340を備えることができる。送信機330及び受信機340は、システムに従って、情報をそれぞれ送信及び受信するように構成することができる。例えば、送信機330は、ユーザーに表示するための情報をモニターに送信することができ、及び/又は受信機340は、更なるデバイスのロケーション及び/又は向きに関する入力情報を受信することができる。
デバイス300は、近距離無線通信送受信機350、すなわちNFC送受信機350を備えることができる。NFC送受信機350は、NFC、Bluetooth(登録商標)、Wibree又は同様の技術等のNFC技術のうちの少なくとも1つをサポートすることができる。
デバイス300は、ユーザーインターフェース360、すなわちUI360を備えることができる。UI360は、表示装置、キーポード、及びタッチスクリーンのうちの少なくとも1つを含むことができる。ユーザーはUI360を介してデバイス300を操作して、例えば、プログラムの実行を開始又は終了することができる。
プロセッサ310から、デバイス300内部の導線を介して、デバイス300が備える他のデバイスに情報を出力するように構成される送信機をプロセッサ310に提供することができる。そのような送信機は、例えば、少なくとも1つの導線を介してメモリ320に情報を出力するように構成されるシリアルバス送信機を含むことができる。出力された情報はメモリ320に記憶される。送信機は、シリアルバスの代替として、パラレルバス送信機を含むことができる。同様に、プロセッサ310は、デバイス300が備える他のデバイスから、デバイス300内部の導線を介して、情報をプロセッサ310おいて受信するように構成される受信機を備えることができる。そのような受信機は、例えば、受信機340から少なくとも1つの導線を介して情報を受信するように構成されるシリアルバス受信機を含むことができる。受信された情報は、プロセッサ310において処理される。受信機は、シリアルバスの代替としてパラレルバス受信機を含むことができる。
デバイス300は、図3に示されない更なるデバイスを含むことができる。例えば、デバイス300がコンピューターデバイスを含む場合、デバイス300は少なくとも1つのクロック又は補助電源装置、すなわちAPUを備え、コンセントを使用した電力(mains power)に異常が生じた際にバッテリー電力を供給することができる。
プロセッサ310、メモリ320、送信機330、受信機340、NFC送受信機350及び/又はUI360は、デバイス300内部の導線によって多くの異なる方法で相互接続することができる。例えば、上記デバイスを別々にデバイス300内部のマスターバスに接続して、デバイスが情報を交換することを可能とすることができる。しかしながら、当業者が理解するように、これは1つの例にすぎず、実施形態によって、本発明の趣旨から逸脱することなく、上記デバイスのうちの少なくとも2つを相互接続する様々な方法を選択することができる。幾つかの実施形態において、コンピューター110、デバイス120、スキャナー130及び/又は表示装置150は、1つの物理的なエンティティに含まれる。
図4は、本発明の少なくとも幾つかの実施形態によるシグナリングを示すシグナリング図である。図1の参照符号を用いて、縦軸において左から右に、コンピューター110、スキャナー130、表示装置150、及びデバイス120が示される。
フェーズ410において、コンピューター110は、スキャナー130から頭部に対するデバイス120の位置に関する信号を受信することができる。信号は、例えばビデオフィードを含むことができる。コンピューター110は、このビデオフィードを用いてホーミングエイド140を画像認識することができる。コンピューター110は、頭部及びデバイス120に配置されるホーミングエイド140の物理的配置の知識から、ホーミングエイド140の位置を特定することができる。コンピューター110は、特定された位置を、最大誘導電場強度をもたらす位置に関連付けられているホーミングエイド140の位置と比較し、デバイス120の位置の、最大誘導電場強度に対応する位置からの少なくとも1つの自由度に関する偏差を示す偏差情報を導出することができる。ホーミングエイドの位置特定及び偏差情報の導出は、図4において処理フェーズ415として示される。
フェーズ420において、コンピューター110は、フェーズ415において導出された偏差情報の指標を表示装置150に送信することができるか、又は送信させることができる。例えば、フェーズ420において送信された指標は、コンピューター110から表示装置150へのビデオ信号に含むことができる。指標はグラフィックガイド信号を含むことができる。グラフィックガイド信号は、少なくとも1つのインジケーター、例えば、上記で示された第1のインジケーター、第2のインジケーター、第3のインジケーター、第4のインジケーター、第5のインジケーター及び第6のインジケーター等のうちの少なくとも1つを含み、デバイス120の技師が偏差の振幅を減じることができるようにすることができる。
フェーズ410、フェーズ415及びフェーズ420は、連続的に実行することができる。別の言い方をすると、コンピューター110は、スキャナー130から信号を連続して受信し、そこから偏差情報を導出することができる。次に、導出された偏差情報を、表示装置150に連続して送信する、又は送信させることができる。このようにして、技師は、最大誘導電場強度に対応する位置を探す際に自身がデバイス120に実施するいかなる動作に対しても、リアルタイム又は低遅延のフィードバックを受け取ることができる。
任意選択のフェーズ430において、コンピューター110は、デバイス120から、デバイス120が使用準備完了状態にあることを知らせる信号を受信することができる。コンピューター110は、デバイス120の準備完了状態の指標を表示装置150に表示することができる。
任意選択のフェーズ440において、コンピューター110は、デバイス120に、特定のロケーションとインタラクトするようにデバイス120をトリガーするトリガー信号を送信することができる。コンピューター110は、例えば、フェーズ415における、閾値強度を超える強度を有する電場を特定のロケーションに誘導させることができる位置にデバイス120があるという判断に応答してトリガー信号を送信することができる。
フェーズ430及びフェーズ440は、必要に応じて互いから独立してもよい。幾つかの実施形態において、フェーズ430及びフェーズ440は双方とも不在である。他の実施形態において、これらのフェーズは双方とも存在している。また更なる実施形態において、フェーズ430及びフェーズ440のうちの1つのみが存在し、他方が不在である。フェーズ430及びフェーズ440の双方ともが存在している場合、コンピューター110は、デバイス120が、自身が準備完了状態にあることを示していないとき、又は準備未完了状態にあることを示したときに、トリガー信号をデバイス120に送信することを中止するように構成することができる。
図5は本発明の少なくとも幾つかの実施形態による方法を示す流れ図である。図示される方法のフェーズは、例えばコンピューター110において実行することができる。
フェーズ510は、頭部に対するデバイスの位置に関する信号を受信することを含む。フェーズ520は、受信された信号に少なくとも部分的に基づいて頭部に対するデバイスの位置を特定することを含む。フェーズ530は、頭部に対するデバイスの位置を、最大誘導電場に対応する位置に関する情報と比較することを含む。最後に、フェーズ540は、ビデオ信号を送信させることを含む。ビデオ信号は、デバイスの位置の、最大誘導電場に対応する位置からの偏差を表示装置に示させるように構成される。
図6は、本発明の少なくとも幾つかの実施形態による第1の例示的なビューである。図6は、例えば表示装置150からのビューとすることができる。ヒトの標準的な脳の隆起構造を有する一般的な脳が示される。示される脳は、処理されている頭部を解剖学的に厳密に表している場合もあるし、表していない場合もある。原点(図示せず)は、画面の中の、意図される誘導電場のロケーションを示す部分に表示される。偏差指標は、一部がハイライトされた円の形である。この円は、例えば、意図するロケーションにおける電場強度を最大化するために、デバイス120をヨー角において時計回りにわずかに回転する必要があるということを示すことができる。
図7は、本発明の少なくとも幾つかの実施形態による第2の例示的なビューである。図7のビューは、図6の画像と同じセッションのものとすることができる。円形の偏差指標はもはや存在しない。このことは、技師がデバイス120を移動して位置合わせし、電場強度を最大化することに成功したこと、及びその観点からしてデバイス120がトリガーされる準備が完了しているということを示す。
図8は、本発明の少なくとも幾つかの実施形態による例示的なインジケーター810、820及び830を示す。図示されるインジケーターは、図6及び図7にも例示されているように、偏差を解消するためにどの方向にデバイスを動かすべきかを示すのに用いることができるインジケーターの例である。この偏差は、例えば誘導電場が最も高い位置からの偏差等である。
インジケーター810は2次元並進インジケーターである。矢印は、頭部の表面に沿ったデバイスの並進運動に関する偏差を示すことができる。1つ又は複数の矢印の1つ又は複数の方向は、偏差を解消するためにデバイスを動かすべき方向を示す。図示されるインジケーター810では、4つの矢印コンポーネントが明確性のために示されているが、実際には、ユーザーは、偏差を解消又は縮小するためにどの1つ又は複数の方向にデバイスを動かすべきかを示す1つ又は2つの矢印を視認する場合がある。
インジケーター820は回転インジケーターである。矢印826は、ヨー偏差の方向及び/又は振幅に関する偏差を示すことができる。インジケーター822は、ピッチ偏差の方向及び/又は振幅に関する偏差を示すことができる。インジケーター824は、ロールに関する偏差を示すことができる。
インジケーター830は回転インジケーターである。矢印834は、ヨーに関する偏差を示すことができる。インジケーター832は、ピッチに関する偏差を示すことができる。最後に、インジケーター836は、ロールに関する偏差を示すことができる。
図8のインジケーターは例に過ぎず、本発明の趣旨はこれによって限定されない。
一般的に、少なくとも1つの受信機を備える装置が提供される。この受信機は、頭部に対するデバイスの位置に関する信号を受信するように構成される。信号は、例えばスキャナー130から受信することができる。装置は、少なくとも1つのプロセッサコアを備えることができる。このプロセッサコアは、受信された信号に少なくとも部分的に基づいて頭部に対するデバイスの位置を特定し、頭部に対するデバイスの位置を、最大誘導電場に対応する位置に関する情報と比較し、信号を送信させるように構成される。送信される信号は、デバイスの位置の、最大誘導電場に対応する位置からの偏差を表示装置に示させるように構成される。偏差は、デバイスの位置の、デバイスが、電場が誘導されるロケーションを変更せずに最大電場を誘導させる位置からの偏差を含むことができる。装置は、命令を受信するように構成することができる。命令は、電場又は最大電場が現在のデバイスの位置から誘導されるロケーションを装置に記憶するように命令する。装置は、次に、偏差を、装置の現在の位置と、デバイスがそこから最大電場を、記憶されたロケーションに誘導する位置との間の偏差として導出するように構成することができる。
開示される本発明の実施形態は、本明細書において開示される特定の構造、プロセスステップ又は材料に限定されるのではなく、当業者によって認識されるようなその均等物に拡張されることは理解されたい。また、本明細書において利用される用語は、特定の実施形態を説明するためにのみ用いられており、制限することは意図していないことも理解されたい。
本明細書を通して「1つの実施形態」又は「一実施形態」を参照することは、その実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通して種々の場所において「1つの実施形態では」又は「一実施形態では」という言い回しが現れても、必ずしも全てが同じ実施形態を参照しているとは限らない。
本明細書において用いられるとき、複数の物品、構造的要素、組成的要素及び/又は材料は、便宜上、共通のリストにおいて提示される場合がある。しかしながら、これらのリストは、そのリストの各構成要素が個別の、かつ特有の構成要素として個々に識別されるかのように解釈されるべきである。したがって、そのようなリストの個々の構成要素は、それとは反対に示されない限り、単に共通のグループにおいて提示されることだけに基づいて同じリストの任意の他の構成要素と事実上同等であると解釈されるべきではない。さらに、本発明の種々の実施形態及び実施例は、本明細書において、その種々の構成要素に代わる代替形態とともに参照される場合がある。そのような実施形態、実施例及び代替形態は、互いに事実上同等と解釈されるべきではなく、本発明の別々の独立した表現とみなされるべきであることは理解されたい。
さらに、説明された特徴、構造又は特性は、1つ又は複数の実施形態において任意の適切なやり方で組み合わせることができる。以下の説明において、本発明の実施形態を完全に理解してもらうために、長さ、幅、形状等の例のような数多くの具体的な詳細が与えられる。しかしながら、それらの具体的な詳細のうちの1つ若しくは複数を用いることなく、又は他の方法、構成要素、材料等を用いて、本発明を実施できることは、当業者は認識されよう。他の事例では、本発明の態様を曖昧にするのを避けるために、既知の構造、材料又は動作は詳細には図示又は説明されない。
上記の例は1つ又は複数の特定の応用形態において本発明の原理を例示するが、発明能力を訓練することなく、また、本発明の原理及び概念から逸脱することなく、実施態様の形態、使用法及び細部に関して数多くの変更を加えることができることは当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、以下に記載される特許請求の範囲による場合を除いて、制限されることは意図していない。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、デバイスと人間又は人間以外の脳とのインタラクションを促進する点で産業上の利用可能性を有する。例えば、TMSデバイスの位置決めは、所要時間及び/又は達成精度の観点から改善され、それにより誘導電場の強度を増加させることができる。本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、より小さい脳領域とのインタラクションが可能になるという効果を提供する。これは、位置決めがより正確になることによって、より小さい電場強度を用いることができることに起因する。

Claims (15)

  1. 頭部に電場を誘導することができるデバイスの該頭部に対する場所及び向きに関する信号を受信するように構成される少なくとも1つの受信機と、
    前記受信された信号に少なくとも部分的に基づいて前記頭部に対する前記デバイスの前記場所及び向きを特定し、該頭部に対する該デバイスの該場所及び向きを、治療領域の特定のロケーションに対して誘導されるべき脳の神経経路の向きにおける最大誘導電場強度を提供する前記デバイスの場所及び向きに関する情報と比較し、信号を送信させるように構成される少なくとも1つのプロセッサコアと、
    を備え、
    前記頭部において前記電場が誘導されるロケーションは前記デバイスの存する場所及び向きに依存し、
    前記電場が誘導されるロケーションにおいて、前記脳の神経経路の向きにおける該電場の強度は前記デバイスの場所及び向きに依存し、
    前記送信される信号は、前記デバイスの前記場所及び向きの、前記治療領域の前記特定のロケーションに対して誘導されるべき前記最大誘導電場強度を提供する前記場所及び向きからの偏差を表示装置に示させるように構成され、
    更に、前記デバイスが前記治療領域に対して誘導されるべき前記最大誘導電場強度を提供する前記場所及び向きに位置するときに、前記少なくとも1つのプロセッサコアは前記デバイスの場所及び向きの偏差を前記表示装置にさせるための信号を送信するように更に構成され、該偏差を解消するために前記デバイスの前記場所及び向きを変化させることによって前記治療領域において前記脳の神経経路の向きにおける誘導電場強度は大きくなるが、前記頭部の内側の該誘導電場強度が最大化される特定のロケーションは変化せず
    前記少なくとも1つのプロセッサコアは、前記頭部のモデルに少なくとも部分的に基づいて、特定のロケーションにおける誘導電場強度を計算するように更に構成されている、
    装置。
  2. 前記送信される信号は、前記表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨーの回転角、並びに並進距離のうちの少なくとも2つに関する前記偏差を示させるように構成される、請求項に記載の装置。
  3. 前記送信される信号は、前記表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨーの回転角、並びに並進距離のうちの少なくとも3つに関する前記偏差を示させるように構成される、請求項に記載の装置。
  4. 前記送信される信号は、前記表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨーの回転角、並びに並進距離に関する前記偏差を示させるように構成される、請求項に記載の装置。
  5. 前記装置は、前記デバイスが前記最大誘導電場強度を提供する向きにあるという判断に応答して前記表示装置に信号を表示させるように構成される、請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記装置は、前記デバイスが前記最大誘導電場強度を提供する向きにあるという判断に応答して前記デバイスをトリガーするように構成される、請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つの受信機は、前記デバイスが使用準備完了状態にあるか否かを示す少なくとも1つの信号を該デバイスから受信するように更に構成される、請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記装置は前記デバイスを備え、該デバイスは経頭蓋磁気刺激法デバイスを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
  9. ユーザーからの命令に応答して、前記デバイスがインタラクトする対象である前記頭部の脳内における現在の特定のロケーションを記憶するとともに、次に、前記偏差を、前記デバイスの現在の場所及び向きと、最大電場強度を前記記憶されたロケーションに誘導する前記デバイスの場所及び向きとの間の偏差として特定するように構成される、請求項1に記載の装置。
  10. プロセッサが、頭部に電場を誘導することができるデバイスの該頭部に対する場所及び向きに関する信号を受信することと、
    前記プロセッサが、前記受信された信号に少なくとも部分的に基づいて前記頭部に対する前記デバイスの前記場所及び向きを特定することと、
    前記プロセッサが、前記頭部に対する前記デバイスの前記場所及び向きを、治療領域の特定のロケーションに対して誘導されるべき脳の神経経路の向きにおける最大誘導電場強度を提供する前記デバイスの場所及び向きに関する情報と比較することと、
    前記プロセッサが、信号を送信させることと、
    を含む方法であって
    前記頭部において前記電場が誘導されるロケーションは前記デバイスの存する場所及び向きに依存し、
    前記電場が誘導されるロケーションにおいて、前記脳の神経経路の向きにおける該電場の強度は前記デバイスの場所及び向きに依存し、
    前記送信される信号は、前記デバイスの前記場所及び向きの、前記治療領域の前記特定のロケーションに対して誘導されるべき前記最大誘導電場強度を提供する前記場所及び向きからの偏差を表示装置に示させるように構成され、
    前記デバイスが前記治療領域に対して誘導されるべき前記最大誘導電場強度を提供する前記場所及び向きに位置するときに、前記プロセッサが前記デバイスの場所及び向きの偏差を前記表示装置にさせるための信号を送信ことを更に含み、
    前記偏差を解消するために前記デバイスの前記場所及び向きを変化させることによって前記治療領域において前記脳の神経経路の向きにおける誘導電場強度は大きくなるが、前記頭部の内側の該誘導電場強度が最大化される特定のロケーションは変化せず
    前記方法は、前記プロセッサが、前記頭部のモデルに少なくとも部分的に基づいて、特定のロケーションにおける誘導電場強度を計算することを更に含む、
    方法。
  11. 前記送信される信号は、前記表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨーの回転角、並びに並進距離のうちの少なくとも2つに関する前記偏差を示させるように構成される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記送信される信号は、前記表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨーの回転角、並びに並進距離のうちの少なくとも3つに関する前記偏差を示させるように構成される、請求項10に記載の方法。
  13. 前記送信される信号は、前記表示装置に、ピッチ、ロール、及びヨーの回転角、並びに並進距離に関する前記偏差を示させるように構成される、請求項10に記載の方法。
  14. ユーザーからの命令に応答して、前記デバイスがインタラクトする対象である前記頭部の脳内における現在の特定のロケーションを記憶するとともに、次に、前記偏差を、前記デバイスの現在の場所及び向きと、最大電場強度を前記記憶されたロケーションに誘導する前記デバイスの場所及び向きとの間の偏差として特定することを更に含む、請求項1013のいずれか1項に記載の方法。
  15. 請求項1013に記載される方法のうちの少なくとも1つをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
JP2015133191A 2014-07-02 2015-07-02 位置発見装置 Active JP6530262B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI20145644 2014-07-02
FI20145644A FI20145644A (fi) 2014-07-02 2014-07-02 Asennonmäärityslaite

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016013439A JP2016013439A (ja) 2016-01-28
JP6530262B2 true JP6530262B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=53886813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015133191A Active JP6530262B2 (ja) 2014-07-02 2015-07-02 位置発見装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US10220220B2 (ja)
EP (1) EP2962727B1 (ja)
JP (1) JP6530262B2 (ja)
KR (1) KR20160004215A (ja)
CN (1) CN105288853B (ja)
ES (1) ES2724974T3 (ja)
FI (1) FI20145644A (ja)
PL (1) PL2962727T3 (ja)
RU (1) RU2015126354A (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11247039B2 (en) 2016-05-03 2022-02-15 Btl Healthcare Technologies A.S. Device including RF source of energy and vacuum system
US10583287B2 (en) 2016-05-23 2020-03-10 Btl Medical Technologies S.R.O. Systems and methods for tissue treatment
US10556122B1 (en) 2016-07-01 2020-02-11 Btl Medical Technologies S.R.O. Aesthetic method of biological structure treatment by magnetic field
GB2552810B (en) * 2016-08-10 2021-05-26 The Magstim Company Ltd Headrest assembly
US10561370B2 (en) * 2017-04-26 2020-02-18 Accalrent, Inc. Apparatus to secure field generating device to chair
CN107126268A (zh) * 2017-06-26 2017-09-05 山西医科大学 一种辅助头部精准手术定位的系统
GB2568051A (en) * 2017-11-01 2019-05-08 The Magstim Company Ltd Magnetic stimulation (MS) apparatus and method
GB2572186A (en) * 2018-03-22 2019-09-25 The Magstim Company Ltd Apparatus and method for determining a desired coil position for magnetic stimulation
KR101952887B1 (ko) * 2018-07-27 2019-06-11 김예현 해부학적 랜드마크의 예측 방법 및 이를 이용한 디바이스
MX2022013485A (es) 2020-05-04 2022-11-30 Btl Healthcare Tech A S Dispositivo y metodo para el tratamiento sin atencion del paciente.
US11878167B2 (en) 2020-05-04 2024-01-23 Btl Healthcare Technologies A.S. Device and method for unattended treatment of a patient
CN112704486B (zh) 2021-01-14 2021-10-26 中国科学院自动化研究所 基于电磁仿真计算的tms线圈位姿图谱生成方法
US11896816B2 (en) 2021-11-03 2024-02-13 Btl Healthcare Technologies A.S. Device and method for unattended treatment of a patient
US11696965B1 (en) 2022-10-10 2023-07-11 Richard G. Musco Automatic air conditioner drain system sterilizer
US11931475B1 (en) 2022-10-10 2024-03-19 Richard G. Musco Automatic air conditioner drain system sanitizer

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8644907B2 (en) 1999-10-28 2014-02-04 Medtronic Navigaton, Inc. Method and apparatus for surgical navigation
US7087008B2 (en) 2001-05-04 2006-08-08 Board Of Regents, The University Of Texas System Apparatus and methods for delivery of transcranial magnetic stimulation
EP1273320B1 (de) 2001-06-28 2005-04-27 BrainLAB AG Vorrichtung für transcraniale magnetische Stimulation
DE10216009B4 (de) 2002-04-11 2007-03-29 Hasse, Erwin Einrichtung zum Temperieren und/oder Magnetfeldbehandeln eines in Anlage an einer Außenfläche eines Bauteils befindlichen Teils, insbesondere Körperteils
US7925066B2 (en) 2006-09-13 2011-04-12 Nexstim Oy Method and apparatus for correcting an error in the co-registration of coordinate systems used to represent objects displayed during navigated brain stimulation
US9101751B2 (en) 2006-09-13 2015-08-11 Nexstim Oy Method and system for displaying the electric field generated on the brain by transcranial magnetic stimulation
US8543189B2 (en) 2007-04-23 2013-09-24 Medtronic Navigation, Inc. Method and apparatus for electromagnetic navigation of a magnetic stimulation probe
RU2373971C2 (ru) 2007-11-22 2009-11-27 ООО "НейроСофт" Устройство для магнитной стимуляции
US9884200B2 (en) 2008-03-10 2018-02-06 Neuronetics, Inc. Apparatus for coil positioning for TMS studies
EP2346400A1 (en) 2008-10-31 2011-07-27 Nexstim Oy Method, apparatus and computer program for non-invasive brain stimulation when target muscles are suitably active
US10286222B2 (en) 2009-06-15 2019-05-14 Osaka University Magnetic stimulator
EP2442868B1 (en) 2009-06-17 2016-10-05 Nexstim Oyj Magnetic stimulation device
US20120319859A1 (en) * 2010-01-20 2012-12-20 Creative Team Instruments Ltd. Orientation detector for use with a hand-held surgical or dental tool
US20140179981A1 (en) * 2010-11-01 2014-06-26 Neuronix Ltd. Method and system for positioning a transcranial magnetic stimulation (tms) device
WO2012147927A1 (ja) 2011-04-28 2012-11-01 国立大学法人大阪大学 治療用磁気刺激装置および該装置に用いるカスタムデータ対の生成方法
WO2012164172A1 (en) 2011-06-03 2012-12-06 Nexstim Oy Method and system for combining anatomical connectivity patterns and navigated brain stimulation
WO2013049345A2 (en) 2011-09-27 2013-04-04 The Maclean Hospital Corporation Magnetic field stimulation
US20140058189A1 (en) * 2012-02-20 2014-02-27 William F. Stubbeman Systems and methods using brain stimulation for treating disorders

Also Published As

Publication number Publication date
ES2724974T3 (es) 2019-09-18
EP2962727A1 (en) 2016-01-06
JP2016013439A (ja) 2016-01-28
FI20145644A (fi) 2016-01-03
US20160001092A1 (en) 2016-01-07
CN105288853A (zh) 2016-02-03
RU2015126354A (ru) 2017-01-12
PL2962727T3 (pl) 2019-09-30
CN105288853B (zh) 2018-07-24
EP2962727B1 (en) 2019-04-10
KR20160004215A (ko) 2016-01-12
US10220220B2 (en) 2019-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6530262B2 (ja) 位置発見装置
US9682249B2 (en) Transcranial magnetic stimulation system
JP5622153B2 (ja) 磁気刺激装置
WO2016159139A1 (ja) 経頭蓋磁気刺激装置用コイル装置
RU2496532C2 (ru) Способ формирования магнитотерапевтического воздействия и устройство для его осуществления
CN107519579A (zh) 具有重叠的线圈绕组的 mTMS 线圈设备
WO2015142922A1 (en) System with an electromagnetic field generator with coils for treating tumors and a method for treating tissue
JP6384967B2 (ja) コイル装置及び経頭蓋磁気刺激システム
JP2015066449A5 (ja)
FI130569B (en) System and method for assisting in the delivery of transcranial magnetic stimulation
US11452887B2 (en) Ultrasonic stimulation device using guide framework
Mylonas et al. MR compatible positioning device for guiding a focused ultrasound system for the treatment of brain deseases
JP2004000636A (ja) 脳の磁気刺激のターゲティング方法及び装置
GB2572186A (en) Apparatus and method for determining a desired coil position for magnetic stimulation
EP2833972B1 (en) Energy density map calculating using a thermo acoustic model
RU2608433C2 (ru) Устройство, выполняющее тестовые обработки ультразвуком с использованием высокоинтенсивного фокусированного ультразвука
WO2021217247A1 (en) Automated magnetic resonance image segmentation for ultrasound thermal therapy control
CN106420056B (zh) 器械以及器械的定位与引导装置及其方法
EP3202451B1 (en) Electromagnetic guiding tube for elongated medical implants
WO2017193118A1 (en) System and device for generating an electric field for therapeutic purposes
KR20230088477A (ko) 경락 조절 장치, 제어 방법 및 경락 기운 유동 방향을 판단하는 방법
US20220176164A1 (en) Treatment devices for acoustic wave stimulation
JP2017023221A (ja) 経頭蓋磁気刺激システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170731

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170905

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20171124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6530262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250