JP6528742B2 - 楽器用キャリア - Google Patents
楽器用キャリア Download PDFInfo
- Publication number
- JP6528742B2 JP6528742B2 JP2016163822A JP2016163822A JP6528742B2 JP 6528742 B2 JP6528742 B2 JP 6528742B2 JP 2016163822 A JP2016163822 A JP 2016163822A JP 2016163822 A JP2016163822 A JP 2016163822A JP 6528742 B2 JP6528742 B2 JP 6528742B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- waist
- player
- musical instrument
- instrument carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
Description
パレードやショー等の演奏中において、演奏者は、停止して楽器を演奏するだけでなく、移動しながら演奏することがある。このため、演奏者の身体と楽器用キャリアとの接触面積を大きくして、演奏者の身体の特定の場所に楽器及び楽器用キャリアの荷重が集中しないようにすることが望ましい。
図1,2に示すように、本実施形態の楽器用キャリア1は、演奏者の腰に巻くための腰ベルト2を備える。また、本実施形態の楽器用キャリア1は、腰ベルト2が取り付けられるキャリア本体部3を備える。
キャリア本体部3は、腹当て部材11と、一対のロッド12,12と、肩当て部材13と、連結部材14と、背当て部材15と、を備える。
腹当て部材本体16は、演奏者の腹部の形状にあわせるようにその側部が湾曲して形成された板状の部材である。腹当て部材本体16は、例えば、演奏者の負担を軽減する観点から、軽量の材料(例えばアルミニウム)によって構成されてよい。以下の説明では、腹当て部材本体16のうち、演奏者の腹部側に向く面を背面16bと呼び、背面16bと反対側に向く面を正面16aと呼ぶ。
腹当て部材11は、クッション材からなり演奏者の腹部を保護する腹用パッド18を備えてもよい。腹用パッド18は、腹当て部材11の背面16bに対して着脱可能または着脱不能に取り付けられる。
各ロッドクランプ17は、ボルト19を操作することで、ロッド12を挟み込んで固定したり、ロッド12の挟み込みを解除したりすることができる。
ロッド12は、その第二端部の軸線が腹当て部材11の上下方向に向くように、腹当て部材11に取り付けられる。この状態において、ロッド12の第一端部は腹当て部材11よりも下方に位置する。
前述したロッド12の第一端部の「高さ位置」は、上下方向において腹当て部材11に対するロッド12の第一端部の位置である。また、ロッド12の第一端部の「向き」は、ロッド12の第二端部の軸線を中心とした第一端部の周方向の位置である。
肩当て部材本体21は、演奏者の肩の形状にあわせるように帯状の板材を湾曲した形状の部材である。肩当て部材本体21は、例えば、楽器用キャリア1の軽量化の観点から、アルミニウム等の軽量な材料によって構成されてよい。
一対の肩当て部材本体21,21及び背当て部材15は、例えば、一つの板材によって形成されてもよい。本実施形態では、一対の肩当て部材本体21,21と背当て部材15とが、別個に形成され、ボルト26によって接続されている。
ベルト31は、演奏者の腰に巻き付ける部材であり、可撓性を有する。ベルト31は、腹当て部材11の両側部から延びるように、キャリア本体部3の腹当て部材11に取り付けられる。ベルト31は例えば紐状に形成されてもよい。本実施形態において、ベルト31は帯状に形成されている。
ベルト31を腹当て部材11に取り付ける方法は任意であってよい。本実施形態では、ベルト31を腹当て部材本体16に形成された複数(図示例では二つ)の挿通孔20に通すことで、ベルト31が腹当て部材11に取り付けられる。
本実施形態の各分割部材38は、ベルト31に対して着脱不能に固定されている。具体的に、各分割部材38は、例えば、ベルト31に縫い付けられたり、リベット等でベルト31に固定されたりする等して、簡単にベルト31から取り外せないようにベルト31に固定されている。
分割部材38は、ベルト31を演奏者の腰に巻いた状態で演奏者の背中下部に対向するベルト31の面に配されている。また、分割部材38は、ベルト31の端部31A,31Bだけでなく、バックル32にも重なるように配されている。
上記のように二つの分割部材38,38がベルト31の長手方向に配列されることで、腰当て部材33がベルト31の両端部31A,31B及びバックル32を跨ぐように配される。これにより、腰ベルト2を演奏者の腰に巻いた状態では、ベルト31の両端部31A,31B及びバックル32が演奏者の背中下部に直接触れることを防止できる。
中間ベルト部41は、前述したように、例えば二つのベルト分割体に分割して構成されてもよい。本実施形態の中間ベルト部41は、分割されず、腹当て部材11を通り抜けるように構成されている。
以下、本実施形態の調整手段40について、より具体的に説明する。
枠体46は、平面視で矩形の環状に形成されている。二本の中軸47,48は、互いに平行し、かつ、枠体46の辺に平行している。二本の中軸47,48は、枠体46の内側空間を二本の中軸47,48の配列方向に並ぶ三つの窓部49A,49B,49Cに区画している。
引き出し環45の第二中軸48には、中間ベルト部41が引っ掛けられている。具体的には、二本の中軸47,48の間の第一窓部49Aを挿通した中間ベルト部41を折り返し、枠体46と第二中軸48との間第二窓部49Bを通して引き出すことで、中間ベルト部41が第二中軸48に引っ掛けられている。
本実施形態において、中間ベルト部41の余剰部分41Bは、図3に示すようにベルト31を演奏者の腰に巻き付けた状態で、演奏者の背中側(後側)から腹部側(前側)に延びる。
端ベルト部42は、中間ベルト部41の寄与部分41Aと同様に、ベルト31のうち調整手段40によって調整されたベルト31の長さに寄与する寄与部分である。
腰ベルト2が係止部材50を備えることで、演奏者が楽器用キャリア1を装着した状態で、中間ベルト部41の余剰部分41Bが演奏者による楽器演奏を阻害することを防止できる。また、余剰部分41Bの垂れ下がりによって、楽器用キャリア1を装着した演奏者の見た目が悪くなることも防止できる。
したがって、楽器用キャリア1を短時間で装着できる。具体的には、演奏者は、長さが等しいベルト31の二つの延長部位の先端部(バックル32)を両手で把持して、背中下部に回すだけで、バックル32によりベルト31の両端部31A,31Bを連結できる。
また、ベルト31の二つの延長部位の長さが等しいことで、ベルト31の両端部31A,31Bの連結を解除した状態でも、楽器用キャリア1を容易に取り扱うことができる。
また、本実施形態では、ベルト31の両端部31A,31Bに設けられる分割部材38の数が互いに等しい。このため、分割部材38を含むベルト31の二つの延長部位の重さを等しくすることが可能となる。
また、本実施形態の楽器用キャリア1では、調整手段40がベルト31の長手方向の中間部と各端部31A,31Bとの間に設けられている。これにより、腹当て部材11の両側から延びるベルト31の二つの延長部位の長さをそれぞれ調整することができる。したがって、ベルト31の長さを調整しても、腰当て部材33が演奏者の背中下部からベルト31の長手方向にずれることを好適に抑制できる。
腰当て部材33がベルト31に対して着脱可能であることで、腰当て部材33のみを容易に交換できる。また、演奏者の体型や意図に応じて適切な大きさの腰当て部材33を適切な位置に設けることができる。
Claims (5)
- 演奏者の肩に引っ掛ける肩当て部材と、
前記肩当て部材に連結されて演奏者の腹部に当てる腹当て部材と、
前記腹当て部材に取り付けられ、楽器を支持するロッドと、
前記腹当て部材に取り付けられ、演奏者の腰に巻き付けるベルトと、
前記ベルトの両端部に設けられて、前記ベルトの両端部を脱着可能に連結するバックルと、
前記ベルトの少なくとも一方の端部において前記ベルトに対して移動不能に設けられた腰当て部材と、を備え、
前記ベルトの両端部を前記バックルにより連結した状態で、前記腰当て部材が前記ベルトの両端部を跨ぐように配される楽器用キャリア。 - 前記腰当て部材が、前記ベルトの長手方向に配列された複数の分割部材を備え、
前記ベルトの各端部には、少なくとも一つの前記分割部材が前記ベルトに対して移動不能に設けられている請求項1に記載の楽器用キャリア。 - 前記腰当て部材が、前記ベルトに対して着脱可能である請求項1に記載の楽器用キャリア。
- 前記ベルトの長さを調整する調整手段を備える請求項1に記載の楽器用キャリア。
- 前記ベルトの長さを調整する調整手段と、
前記ベルトのうち前記調整手段によって調整された前記ベルトの長さに寄与しない余剰部分を、前記ベルトのうち前記調整手段によって調整されたベルトの長さに寄与する寄与部分に対して着脱可能に係止する係止部材と、を備える請求項1に記載の楽器用キャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016163822A JP6528742B2 (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | 楽器用キャリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016163822A JP6528742B2 (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | 楽器用キャリア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018031883A JP2018031883A (ja) | 2018-03-01 |
JP6528742B2 true JP6528742B2 (ja) | 2019-06-12 |
Family
ID=61303324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016163822A Active JP6528742B2 (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | 楽器用キャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6528742B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20190392796A1 (en) * | 2018-06-26 | 2019-12-26 | Tatsuro MIYATAKE | Instrument support |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4226161A (en) * | 1978-09-21 | 1980-10-07 | Goetsch Elmer A | Accordion support apparatus |
JPS5972489A (ja) * | 1983-06-01 | 1984-04-24 | トマス・ア−ル・ラフレイム | 打楽器のための携帯具 |
US4802613A (en) * | 1985-09-03 | 1989-02-07 | Tierney Mark D | Instrument support apparatus |
US5215239A (en) * | 1992-08-24 | 1993-06-01 | Walters Jr Paul A | Weight support harness |
US5400683A (en) * | 1994-06-16 | 1995-03-28 | Laflame; Thomas R. | Carrier for percussion instruments |
US5873503A (en) * | 1997-11-07 | 1999-02-23 | Atherton; Paula | Weight support harness |
US20020125278A1 (en) * | 2001-03-12 | 2002-09-12 | Wagmild C. Edwin | Carrier for percussion instruments and the like |
JP4388034B2 (ja) * | 2006-05-23 | 2009-12-24 | 賢治 浦 | ギター用ストラップ |
US8536433B1 (en) * | 2010-04-03 | 2013-09-17 | Richard L. Foster | Waist belt rigid frame equipment support harness |
JP5970635B2 (ja) * | 2014-12-19 | 2016-08-17 | 恒男 清水 | 打楽器用固定具 |
-
2016
- 2016-08-24 JP JP2016163822A patent/JP6528742B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018031883A (ja) | 2018-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101947114B1 (ko) | 아기 캐리어 | |
EP2328440B1 (en) | Infant carrying device | |
US9339693B1 (en) | Weight lifting strap with equipment engagement system | |
EP1991182B1 (en) | Harness for stretching the penis | |
KR20170136583A (ko) | 유아 캐리어용 하네스 장치 및 시스템 | |
KR20140034121A (ko) | 관악기용 운반장치 | |
JP2008268737A (ja) | 管楽器用ストラップ及び演奏用衣服 | |
US8584622B2 (en) | Safety belt for riding double on two-wheeled vehicle | |
JP2010517667A (ja) | 幼児用キャリーハーネス | |
JP2009005765A (ja) | フルハーネス型安全帯 | |
JP6528742B2 (ja) | 楽器用キャリア | |
EP3512609B1 (en) | Harness connector and harness | |
JP2022182258A (ja) | 作業支援スーツ | |
KR20130085778A (ko) | 아기띠 | |
JP5795967B2 (ja) | 腿ベルト付き墜落防止用安全帯 | |
US20170156914A1 (en) | Neck Relief Arm Sling | |
KR200473921Y1 (ko) | 유아용 아기띠 | |
KR200484108Y1 (ko) | 아기띠 | |
US9502015B1 (en) | Guitar waist belt | |
WO2024180779A1 (ja) | 作業支援スーツ | |
JP7479916B2 (ja) | エプロン | |
US20230306936A1 (en) | Apparatus and method for suspending a musical instrument | |
KR200469459Y1 (ko) | 듀얼 지지스트랩을 이용한 악기 지지구 | |
JP3247884U (ja) | 矯正サポーター | |
JP6613397B2 (ja) | コルセット、コルセット締付力調節具及び筋力補助装具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180220 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190305 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190403 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190416 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190429 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6528742 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |