JP6528646B2 - 操作再生プログラム、操作再生装置及び操作再生方法 - Google Patents

操作再生プログラム、操作再生装置及び操作再生方法 Download PDF

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Description

本発明は、操作再生プログラム、操作再生装置及び操作再生方法に関する。
コンピュータに対する操作内容を記録し、記録した操作内容を再生することで、操作を再現する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−63279号公報
しかしながら、記録した操作内容に基づき特定される、操作対象となるオブジェクトが再生側の表示画面に表示されていない場合、記録された操作が再現されない場合がある。特に、操作内容を記録する際の表示画面の設定環境と、操作内容を再生する際の表示画面の設定環境とが異なる場合、操作対象となるオブジェクトが再生側の表示画面に表示されない状況が生じ易く、その場合、記録された操作内容が正しく再生されない可能性がある。
1つの側面では、操作の再現の精度を向上させることを目的とする。
一つの案では、表示されたオブジェクトに対して行われた操作を前記オブジェクトの階層情報とともに記録した操作記録情報を読み込み、前記操作記録情報に応じた前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、前記操作の対象オブジェクトが表示されていない場合、前記対象オブジェクトに対する上位階層のオブジェクトを特定し、特定した前記上位階層のオブジェクトの表示を変更し、前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、探索した結果、前記操作の対象オブジェクトが探索された場合に、前記操作の対象オブジェクトに対して、前記操作記録情報に記録された操作を発生させる、処理をコンピュータに実行させる操作再生プログラムが提供される。
一側面によれば、操作の再現の精度を向上させることができる。
一実施形態にかかる操作内容の記録と再生について説明する図である。 記録装置による操作記録情報の記録と、再生装置におけるエラーについて説明する図である。 一実施形態にかかる操作記録情報の一例を示す図である。 一実施形態にかかる記録装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の記録装置及び再生装置の機能の一例を示す図である。 一実施形態にかかる記録処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態にかかる再生処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態にかかるスクロール移動処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態にかかる再生時の画面例を示す図である。 一実施形態にかかる再生時の表示ステータスを説明する図である。 第二の実施形態の記録再生装置の機能構成の一例を示す図である。 第三の実施形態の記録再生装置の機能構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
(第一の実施形態)
[記録装置と再生装置]
以下に図面を参照して実施形態について説明する。図1は、操作内容の記録と再生について説明する図である。
本実施形態では、コンピュータ100において行われた操作の内容を、操作記録情報200として記録する。操作記録情報200は、コンピュータ300−1、300−2において読み込まれ、記録された操作が再現される。
本実施形態において、操作記録情報200に内容が記録される操作は、例えばコンピュータ100で繰り返し行わせたい操作や、コンピュータ300−1、300−2等の他のコンピュータで行わせたい操作等である。
尚、図1では、操作記録情報200を再生するコンピュータを、コンピュータ300−1、300−2の2台としたが、操作記録情報200を再生するコンピュータの数は任意であって良い。以下の説明では、コンピュータ300−1、300−2を区別しない場合には、単にコンピュータ300と呼ぶ。
また、以下の説明では、操作の内容を操作記録情報200に記録するコンピュータ100を、記録装置100と呼び、操作記録情報200を再生するコンピュータ300を再生装置300と呼ぶ。
本実施形態では、記録装置100において、操作記録情報200を記録することで、記録装置100で行われた操作を自動的に任意の数の再生装置300に行わせることができる。したがって、本実施形態によれば、例えば複数台のコンピュータに同一の設定を行う操作を実施する場合等には、1台の記録装置100において該当する操作を実施して操作記録情報200を記録し、この操作記録情報200を複数台のコンピュータに再生させれば良い。
また、本実施形態では、記録装置100と再生装置300とを別のコンピュータとしているが、これに限定されない。記録装置100と再生装置300とは、同一の装置であっても良い。この場合、例えば1台のコンピュータに複数回同じ操作を実行させたい場合等に、操作記録情報200を記録し、再生させれば良い。
なお、本実施形態の操作記録情報200は、例えば記録装置100のハードディスク等の内部メモリに記録してもよい。操作記録情報200は、記録装置100に接続可能な外部メモリや可搬型の記録媒体に記録されてもよいし、クラウド上の記録装置に記録されてもよい。
[操作記録情報の記録と再生]
次に、本実施形態の記録装置100による操作記録情報200の記録と、再生装置300による操作記録情報200に基づく再生について説明する。図2(a)は、記録装置100による操作記録情報200の記録の一例を説明する図であり、図2(b)は、再生装置300による操作記録情報200に基づく再生の一例を説明する図である。
図2(a)では、記録装置100の表示画面101に表示されたオブジェクトに対して行われた操作の内容を記録する例を示している。表示画面101は、記録装置100のディスプレイ等に表示される。
オブジェクト102は、アプリケーションの起動により立ち上げられたウィンドウである。ここでは、オブジェクト102はフォルダAとする。フォルダAのオブジェクト102内には、アイコンBのオブジェクト103、ファイルのオブジェクト108、109が表示されている。図2では、表示画面101において、例えばアイコンBのオブジェクト103上にポインタPを位置付けた状態で操作者の指(操作指)がマウスボタンを押下する(以下、「ボタンダウン」ともいう。)ことで、オブジェクト103が選択される。
オブジェクト103は、選択された状態でポインタPの操作に応じて移動し、操作指がマウスボタンを離したことで(以下、「ボタンアップ」ともいう。)、マウスボタンを離した位置に置かれる。表示画面101には、フォルダAのオブジェクト102内に表示されていたオブジェクト103がデスクトップ画面まで移動し、デスクトップにドロップされる操作の例が示されている。
図3には、本実施形態にかかる操作記録情報200の一例が示されている。操作記録情報200は、オブジェクト特定情報21、操作種類情報22及び親オブジェクト情報23を含む。
本実施形態のオブジェクト特定情報21は、少なくともオブジェクトの名称を含む。また、本実施形態のオブジェクト特定情報21には、オブジェクトの名称の他に、親オブジェクト情報、オブジェクトに対して操作が行われた時刻等が含まれても良い。操作種類情報22は、オブジェクト特定情報21にて特定されるオブジェクトに対して行われた操作の種類を示す。親オブジェクト情報23は、デスクトップ画面を最上位の階層としたときに、操作の対象オブジェクトが属する階層の上位階層(親の階層)の情報を示す。
例えば、図3に示す操作記録情報200の最初の行には、オブジェクト特定情報21が示す「アイコンA」のオブジェクトについて、操作種類情報22が示す「消去」の操作が行われたことが記録されている。「アイコンA」のオブジェクトに対する親オブジェクトは、デスクトップである。
二行目には、「アイコンB」のオブジェクトについて、移動操作が行われたことが記録されている。操作の種類が移動操作の場合、操作種類情報22が「ボタンダウン」と「ボタンアップ」とが記録される。図2(a)の例では、マウスボタンのボタンダウン操作が行われたときのアイコンBのオブジェクト103の親オブジェクトはフォルダAのオブジェクト102である。マウスボタンのボタンアップ操作が行われたときのアイコンBのオブジェクト103の親オブジェクトはデスクトップである。
図2(a)に示すように、マウスボタンのボタンダウン後に、ポインタPが指し示す座標が移動した場合に、この操作はドラッグ操作として検知される。また、本実施形態では、ポインタPが指し示す座標が移動した後のマウスボタンのボタンアップを検知したとき、この操作はドロップ操作として検知される。ドラッグ操作とドロップ操作とを組み合わせたドラッグ&ドロップ操作が、移動操作となる。なお、本実施形態では、表示画面の同一の座標において、マウスボタンのボタンダウンとボタンアップが検知されたとき、この操作はクリック操作として検知される。
本実施形態の再生装置300は、操作記録情報200に含まれるオブジェクト特定情報21に基づき、操作の対象となるオブジェクトを特定する。そして、再生装置300は、特定されたオブジェクトに対して操作種類情報21が示す種類の操作を発生させる。なお、本実施形態におけるオブジェクトとは、表示画面に選択可能な状態で表示され得るものであり、且つ操作の対象となる表示部品である。
表示画面101は、記録装置100のデスクトップ画面であり、オブジェクト102、103,108,109が表示されている。オブジェクト102,103,108,109は、それぞれが選択可能であり、且つ操作の対象となる表示部品である。
本実施形態の記録装置100は、アイコンBのオブジェクト103に対してドラッグ&ドロップ操作が行われると、アイコンBのオブジェクト103を特定するオブジェクト特定情報21と、移動操作(ドラッグ&ドロップ操作)を示す操作種類情報22と、操作対象のオブジェクト103の親オブジェクト情報23を記録する。したがって、本実施形態によれば、操作記録情報200の再生の際に、表示画面における操作対象のオブジェクトの操作を再現できる。
また、本実施形態によれば、操作記録情報200の再生の際に、操作内容を記録する際の表示画面の設定環境と、操作内容を再生する際の表示画面の設定環境とが異なる場合等でも、どのオブジェクトに何の操作が行われたかを特定できる。よって、本実施形態によれば、操作記録情報200を用いた記録及び再生の際の汎用性を向上させることができる。
[再生処理時の不具合]
次に、図2(b)に示す再生処理時の不具合について説明する。記録装置100と再生装置300とでは、一方の画面には、あるファイルが存在しているが、他方の画面にはそのファイルが存在していない場合のように、環境が同一ではないということがある。よって、操作記録情報200に記録されたとおりに、対象となるオブジェクトを選択して記録された操作を行おうとしても、再生装置300では、対象となるオブジェクトが表示されていない場合がある。
図2(a)に示すように、アイコンBのオブジェクト103に対してドラッグ&ドロップ操作が行われたときに記録された操作記録情報200に基づき、アイコンBのオブジェクト103の移動操作を発生させる。その際、図2(b)に示すように、対象オブジェクト(ここでは、アイコンBのオブジェクト103)が含まれるべきウィンドウ(ここでは、フォルダA)内に、ファイルのオブジェクト104〜109が表示され、対象オブジェクトが表示されない場合がある。この場合には、対象オブジェクトが存在しないとしてエラーが表示され、操作の再現ができない。
そこで、本実施形態にかかる再生装置300では、対象オブジェクトが画面上に表示されていない場合に、その対象オブジェクトが含まれるべきウィンドウがスクロール表示状態となっているか否かを判別する。スクロール表示状態となっていると判別された場合、スクロールバーを自動操作し、対象オブジェクトが表示されるかを探索する。この操作を実行させることで、表示されていなかったオブジェクトを対象として正しい再生処理を実行し、操作の再現の精度を向上させる。以下、本実施形態にかかる記録再生システムについて説明する。
[記録装置と再生装置のハードウェア構成]
次に、図4を参照して本実施形態の記録装置100と再生装置300のハードウェア構成の一例について説明する。図4は、記録装置のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態の記録装置100と再生装置300のハードウェア構成は、同じであるため、図6では、記録装置のハードウェア構成の一例について説明し、再生装置300のハードウェア構成の説明は省略する。
本実施形態の記録装置100は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置11、出力装置12、ドライブ装置13、補助記憶装置14、メモリ装置15、演算処理装置16及びインターフェース装置17を含む。
入力装置11はキーボードやマウス等を含み、各種信号を入力するために用いられる。出力装置12はディスプレイ装置等を含み、各種ウィンドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置17は、モデム、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
操作記録再生プログラムは、記録装置100を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。操作記録再生プログラムは例えば記録媒体18の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。操作記録再生プログラムを記録した記録媒体18は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、操作記録再生プログラムは、操作記録再生プログラムを記録した記録媒体18がドライブ装置13にセットされると、記録媒体18からドライブ装置13を介して補助記憶装置14にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた操作記録再生プログラムは、インターフェース装置17を介して補助記憶装置14にインストールされる。
補助記憶装置14は、インストールされた操作記録再生プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置15は、コンピュータの起動時に補助記憶装置14から操作記録再生プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置16はメモリ装置15に格納された操作記録再生プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
また、本実施形態の記録装置100は、例えばタブレット型のコンピュータ等であっても良い。その場合、入力装置11及び出力装置12の代わりに、表示機能を有するタッチパネル等の表示操作装置を有していても良い。
[記録装置と再生装置の機能構成]
次に、図5を参照して本実施形態の記録装置100と再生装置300の機能について説明する。図5は、第一の実施形態の記録装置及び再生装置300の機能構成の一例を説明する図である。本実施形態の記録装置100は、操作記録再生処理部110を有する。また、本実施形態の再生装置300は、操作記録再生処理部310を有する。
本実施形態の操作記録再生処理部110は、記録装置100にインストールされた操作記録再生プログラムを演算処理装置16が実行することで実現される。
また、本実施形態の操作記録再生処理部310は、再生装置300にインストールされた操作記録再生プログラムを、再生装置300の演算処理装置が実行することで実現される。
ここで、本実施形態において、記録装置100と再生装置300のそれぞれにインストールされる操作記録再生プログラムは、同一のプログラムであって良い。
記録装置100では、操作記録再生プログラムに含まれる記録プログラムを実行することで記録処理部120を実現し、コンピュータを記録装置100として動作させる。
また、再生装置300では、操作記録再生プログラムに含まれる再生プログラムを実行することで再生処理部330を実現し、コンピュータを再生装置300として動作させる。
本実施形態の記録装置100の操作記録再生処理部110は、記録処理部120、再生処理部130を有する。
本実施形態の記録装置100では、上述したように、記録処理部120の機能が実現される。本実施形態の記録処理部120は、操作検知部121、割込発生部122、オブジェクト特定部123、操作種類取得部124及び操作記録部125を有する。
操作検知部121は、記録装置100において行われた操作を検知する。具体的には、本実施形態の操作検知部121は、記録装置100に搭載されたOS(Operating System)がクリック操作、ドラッグ操作、ドロップ操作を検知したことを示す通知を受け付け、操作を受け付けたことを割込発生部122へ通知する。
本実施形態の割込発生部122は、操作検知部121により検知対象の操作が検知されると、記録装置100に搭載されたOSに対して割り込みを発生させ、操作内容を記録する処理の実行を要求する。
本実施形態のオブジェクト特定部123は、割り込みが発生すると、記録装置100に搭載されたOSから操作検知部121により検知された操作対象のオブジェクトを示すオブジェクト特定情報を受け取る。
本実施形態のオブジェクト特定情報21は、少なくともオブジェクトの名称を含む。また、オブジェクト特定情報21には、オブジェクトの名称の他に、そのオブジェクトの一つ上位の階層のオブジェクトを示す親オブジェクト情報、オブジェクトに対して操作が行われた時刻等が含まれても良い。オブジェクト特定情報21により特定されるオブジェクトの上位階層のオブジェクトは、親オブジェクト情報23に記録される。
本実施形態の操作種類取得部124は、操作検知部121により検知された操作の操作種類情報を取得する。
本実施形態の操作記録部125は、オブジェクト特定情報21、操作種類情報22及び親オブジェクト情報23を操作記録情報200に記録する。操作の種類が移動操作の場合、操作記録部125は、操作記録情報200に、ボタンダウンの操作とボタンアップの操作とのそれぞれに対応したオブジェクト特定情報21、操作種類情報22及び親オブジェクト情報23を操作記録情報200に記録する。
操作記録情報200は、例えば可搬型の記録媒体210に記録される。記録媒体210は、再生装置300において読取可能な記録媒体であれば良い。
また、本実施形態の操作記録部125は、記録処理の終了指示を受け付けたとき、記録の処理を終了する。
本実施形態の記録装置100における再生処理部130の機能構成は、後述する再生装置300の有する再生処理部330と同様である。
本実施形態の再生装置300の操作記録再生処理部310は、記録処理部320、再生処理部330を有する。
本実施形態の再生装置300では、上述したように、再生処理部330が実現される。本実施形態の再生処理部330は、操作記録読込部331、オブジェクト特定部332、操作種類特定部333、操作発生要求部334及び探索部335を有する。
本実施形態の操作記録読込部331は、記録媒体210に格納された操作記録情報200を読み込む。操作記録情報200には、記録装置100の表示画面にて行われた操作が記録されている。
よって、本実施形態のオブジェクト特定部332は、操作記録情報200に含まれるオブジェクト特定情報21に基づき、再生装置300の表示画面において、操作対象となるオブジェクトを特定する。操作種類特定部333は、操作記録情報200に含まれる操作種類情報22から、特定したオブジェクトに対して行う操作の種類を特定する。
本実施形態の操作発生要求部334は、操作記録情報200に従い、操作を発生させる再生装置300に搭載されたOSに対して、操作対象のオブジェクトに対して特定した操作を発生させるための操作発生要求を行う。
再生装置300では、OSに対して操作発生要求を行うことで、OSの機能により要求した操作が発生し、操作記録情報200に記録された操作内容が再生装置300において再現される。
探索部335は、操作記録情報200に応じて、操作の対象オブジェクトが表示画面に表示されているかを探索する。さらに、探索部335は、操作の対象オブジェクトが表示画面に表示されていない場合、オブジェクト特定部332により、前記対象オブジェクトの親オブジェクトを特定させる。図2(a)に示す例の場合、オブジェクト103,108,109の親オブジェクトはフォルダAのオブジェクト102であり、フォルダAのオブジェクト102の親オブジェクトは、デスクトップである。
探索部335は、特定した親オブジェクトの表示を変更させ、操作の対象オブジェクトが表示画面に表示されるかを探索する。例えば、探索部335は、親オブジェクトに表示されたスクロール機能により、スクロールの最端部からスクロールバーを移動させ、操作の対象オブジェクトが表示画面に表示されるかを探索する。
[記録装置による記録処理]
次に、図6を参照し、本実施形態の記録装置100による操作記録情報200の記録処理について説明する。図6は、記録処理部による操作記録情報の記録処理を示すフローチャートである。
本実施形態の記録装置100において、記録処理部120は、操作検知部121により、記録装置100の表示画面の操作を検知する(ステップS701)。具体的には、操作検知部121は、記録装置100のOSから操作が検知された通知を受け付ける。
続いて記録処理部120は、操作が検知されると、割込発生部122により、OSに対して割込を発生させて操作内容の記録処理を開始し、オブジェクト特定部123により、操作の対象となったオブジェクトを特定する(ステップS702)。
より具体的には、オブジェクト特定部123は、操作の検知と同時にOSから取得した、ポインタの位置を示す座標情報をOSに渡す。そして、オブジェクト特定部123は、OSの機能(例えばWindows(登録商標) API等)により、この座標情報が示す位置に表示されたオブジェクトを特定するオブジェクト特定情報を取得する。
続いて、記録処理部120は、操作種類取得部124により、検知された操作の種類を示す操作種類情報を取得し、操作の種類を特定する(ステップS703)。尚、操作種類情報は、例えば操作検知部121が操作を検知する際に、OSから取得していても良い。
次に、記録処理部120は、OSの機能により、操作対象のオブジェクトの親オブジェクト情報を取得する(ステップS704)。続いて、記録処理部120は、操作記録部125により、オブジェクト特定情報と操作種類情報と親オブジェクト情報とを対応付けて操作記録情報200に記録する(ステップS705)。
続いて、記録処理部120は、操作記録部125により、記録終了の指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS706)。ステップS706において、該当する指示を受け付けていない場合、記録処理部120は、ステップS701へ戻り、ステップS701以降の処理を繰り返す。ステップS706において、該当する指示を受け付けた場合、記録処理部120は、操作記録情報の記録を終了する。
[再生装置による再生処理]
次に、図7、図8を参照して、本実施形態の再生装置300による操作記録情報200の再生の処理について説明する。図7は、一実施形態にかかる操作記録情報に基づく再生処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の再生装置300において再生処理部330の操作記録読込部331は、操作記録情報200を読み込み、操作記録情報200に含まれるオブジェクト特定情報21と操作種類情報22と親オブジェクト情報23とを取得する(ステップS801)。
続いて、オブジェクト特定部332は、取得した親オブジェクトの表示領域において、操作対象となるオブジェクトを探す(ステップS802)。続いて、オブジェクト特定部332は、操作対象のオブジェクトを特定できたか否かを判定する(ステップS803)。
ステップS803において、操作対象のオブジェクトが特定された場合、操作発生要求部334は、OSの機能により、特定した操作対象のオブジェクトに対して記録されている種類の操作を発生させる(ステップS804)。
続いて再生処理部330は、操作記録情報200に含まれる全ての操作の再現が完了したか否かを判定する(ステップS805)。ステップS805において、全ての操作の再現が完了していない場合、再生処理部330は、ステップS801へ戻る。ステップS806において、全ての操作の再現が完了した場合、再生処理部330は処理を終了する。
ステップS803において、操作対象のオブジェクトを特定できない場合、探索部335は、親オブジェクトの表示領域にスクロールバーが表示されているかを判定する(ステップS806)。親オブジェクトの表示領域にスクロールバーが表示されていない場合、探索部335は、エラー処理を実行し(ステップS807)、処理を終了する。エラー処理の一例としては、操作対象のオブジェクトを特定できないことを示すエラーメッセージを表示画面に表示させ、再生処理を中断することが挙げられる。
操作対象のオブジェクトが特定できない場合とは、再生装置300の表示画面に操作対象のオブジェクトが表示されていないことを示している。この場合、正しく操作記録情報200が再現されていない状態である可能性がある。したがって、本実施形態の再生処理部330は、操作対象のオブジェクトが特定できない場合には、エラー処理(ステップS807)を行い、本再生処理を中断する。
他方、ステップS806において、親オブジェクトの表示領域にスクロールバーが表示されている場合、操作対象のオブジェクトが特定できなくても直ちにエラー処理は行わない。すなわち、探索部335は、OSの機能により、スクロールバーを最端部に移動させる(ステップS808)。スクロールバーが縦表示の場合、探索部335は、スクロールバーを最下部又は最上部に移動させればよい。スクロールバーが横表示の場合、探索部335は、スクロールバーを最左部又は最右部に移動させればよい。
次に、スクロール移動処理を実行する(ステップS809)。スクロール移動処理の一例を図8のフローチャートに示す。探索部335は、操作対象のオブジェクトが表示画面に表示されているかを判定する(ステップS901)。操作対象のオブジェクトが表示画面に表示されていない場合、探索部335は、スクロールバーが始点となる最端部とは反対側の最端部まで移動したかを判定する(ステップS902)。
ステップS902において、スクロールバーが始点となる最端部に対して反対側の最端部まで移動している場合、探索部335は、エラー処理を実行し(ステップS904)、本処理を終了する。エラー処理の一例としては、図7のステップS807で行ったエラー処理と同様に、操作対象のオブジェクトを特定できないことを示すエラーメッセージを表示画面に表示させ、再生処理を中断することが挙げられる。
ステップS902において、スクロールバーが始点となる最端部に対して反対側の最端部まで移動していない場合、探索部335は、スクロールバーを自動で所定量移動させ(ステップS903)、ステップS901に戻り、スクロールバーを所定量移動させた状態で、操作対象のオブジェクトが表示されているかを再度判定する。なお、移動方向が横方向の場合の所定量は、例えばスクロールする表示領域の横幅である。また、移動方向が縦方向の場合の所定量は、例えばスクロールする表示領域の縦幅である。
例えば、記録時、図9(a)に示すアイコンBのオブジェクト103の移動操作に対する操作記録情報200が記録された場合、図9(b)に示す画面例では、フォルダAのオブジェクト102の表示領域に、操作対象のアイコンBのオブジェクト103が表示されていない。この場合、本実施形態では、図9(c)に示すように、探索部335は、スクロールバー10を始点となる最上部に移動させた後、自動的にスクロールバー10を所定量だけ下側に移動させる。これにより、図9(b)に示す画面例ではフォルダAのオブジェクト102内に表示されていなかった他のオブジェクトを表示させることができる。
ここでは、スクロールバー10を移動させることにより、図9(b)のスクロール位置では表示されていなかったアイコンBのオブジェクト103とファイルのオブジェクト111とが表示される例を挙げる。この状態では、探索部335は、ステップS901において「Yes」と判定し、図8のステップS809に続くステップS804において、操作発生要求部334は、特定した操作対象のオブジェクトに対して記録されていた種類の操作の発生を要求する。
探索部335は、ステップS901の判定を行う際、その時点におけるオブジェクトの表示状態をOSに問い合わせる。例えば、問い合わせを行ったときに、図10(a)に示すように、表示画面101のフォルダAのオブジェクト102には、ファイルAのオブジェクト104〜ファイルFのオブジェクト109が表示され、見える状態にある。一方、ファイルGのオブジェクト111及び操作対象であるアイコンBのオブジェクト103は、スクロールを行わなければ表示されず、見えない状態にある。再生装置300の記録処理部320は、表示状態を表示状態情報500に記録する。表示状態情報500の一例を図10(b)に示す。表示状態情報500は、親オブジェクト情報31、子オブジェクト情報32及び表示フラグ33を含む。図10(a)の画面例の場合、図10(b)に示すように、表示状態情報500の親オブジェクト情報31は、フォルダA、親オブジェクト情報31の下位階層のオブジェクトである子オブジェクト情報32は、ファイルA〜G及びアイコンBとなる。また、子オブジェクト情報32の表示状態を示す表示フラグ33は、ファイルA〜Fが表示されている状態を示す「1」に設定され、ファイルG及びアイコンBが表示されていない状態を示す「0」に設定される。
探索部335は、ステップS901の判定を行う際、その時点におけるオブジェクトの表示状態をOSに問い合わせ、OSから表示状態情報500を取得し、各子オブジェクト情報32に対する表示フラグに基づき、操作対象となるオブジェクトが表示されているか否かを判定する。所定期間、表示画面に表示されていないオブジェクトは、表示状態情報500から消去される。この場合、消去されたオブジェクトの孫愛は確認できない。また、一度も見える状態になっていないオブジェクトは表示状態情報500に登録されない。
例えば、図10(a)に示すアイコンBのオブジェクト103が、所定期間、表示画面に表示されていない場合、図10(b)の点線にて囲まれたアイコンBに関する子オブジェクト情報32及び表示フラグ33が表示状態情報500から消去される。この場合、アイコンBのオブジェクト103の存在は確認できない場合に相当する。
以上、本実施形態によれば、操作対象となるオブジェクトが再生側の表示画面に表示されていない場合において、特定した上位階層のオブジェクトの表示を変更させることで、操作の対象オブジェクトが表示画面に表示されたかが判定される。これにより、操作対象のオブジェクトを表示画面に表示させることで、記録された操作内容を正しく再生することができる。これにより、特に、操作内容を記録する際の表示画面の設定環境と、操作内容を再生する際の表示画面の設定環境とが異なる場合であっても、操作の再現の精度を向上させることができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、一台のコンピュータが記録処理部と再生処理部を実現する点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図11は、第二の実施形態の記録再生装置の機能構成を説明する図である。本実施形態の記録再生装置100Aは、操作記録再生処理部110Aを有する。
本実施形態の操作記録再生処理部110Aは、記録処理部120と再生処理部130とを有する。再生処理部130は、操作記録読込部131、オブジェクト特定部132、操作種類特定部133、操作発生要求部134、探索部135を有する。再生処理部130の有する各部は、第一の実施形態の再生処理部330の有する各部と同様の機能を実現する。
また、本実施形態の記録再生装置100Aは、記録部140を有する。記録部140は、記録再生装置100Aが有するメモリ装置等に設けられた記憶領域である。本実施形態の記録再生装置100Aでは、記録処理部120による記録された操作記録情報200及び表示状態情報500を記録部140に格納しても良い。この場合、再生処理部130は、記録部140に格納された操作記録情報200を再生する。再生処理部130は、表示状態情報500に基づくオブジェクトの表示状態に応じてスクロールバーを操作し、オブジェクトを表示させる。
本実施形態では、1台のコンピュータ(記録再生装置)100Aにおいて、記録処理部120による記録と、再生処理部130による再生とを同一のコンピュータで行うことで、操作内容を記録する際の表示画面の設定環境と、操作内容を再生する際の表示画面の設定環境とが異なる場合でも、操作の再現の精度を維持できる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、記録装置100において記録された操作記録情報200が、外部のサーバに格納される点が第一の実施形態と相違する。
よって、以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図12は、第三の実施形態の記録再生装置の機能構成を説明する図である。本実施形態の記録再生システム400は、記録装置100、再生装置300、サーバ410を有する。記録装置100、再生装置300及びサーバ410は、ネットワークを介して接続されている。
本実施形態の記録装置100は、操作記録再生処理部110の記録処理部120により、操作記録情報200をサーバ410に記録する。本実施形態の記録装置100は、操作内容の記録の終了指示を受け付けてから、記録された操作記録情報200をサーバ410に送信しても良い。
本実施形態の再生装置300は、操作記録再生処理部310の再生処理部330により、サーバ410から操作記録情報200を読み込んで再生する。本実施形態の再生装置300は、操作記録情報200全てをサーバ410から取得した後に、再生装置300内に保持された操作記録情報200を再生しても良い。
本実施形態によれば、再生装置300はサーバ410から操作記録情報200を取得すれば良く、操作記録情報200が記憶された可搬型の記録媒体を持ち運んだり、記録媒体から操作記録情報200を再生装置300に読み取らせたりする作業が軽減される。
以上、操作再生プログラム、操作再生装置及び操作再生方法を上記実施形態により説明したが、本発明にかかる操作再生プログラム、操作再生装置及び操作再生方法は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、上記実施形態及び変形例が複数存在する場合、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
なお、オブジェクトは、デスクトップ画面等に表示されるウィンドウ、フォルダ、フォルダ内のファイル、アイコン、タグ、スクロール等であってもよい。また、オブジェクトは、これに限られず、デスクトップ画面に表示されている選択可能なすべての表示部品が含まれる。例えば、オブジェクトは、ウィンドウの最小化の要求を行うための表示部品、ウィンドウを閉じる要求を行うための表示部品、ウィンドウの最大化の要求を行うための表示部品であってもよい。オブジェクトは、メニューやコントロールパネルに表示された表示部品、ファイル内の選択可能な図等であってもよい。
上記実施形態では、親オブジェクトに表示されたスクロールバーを移動させ、親オブジェクトの表示を変更させて操作対象のオブジェクトが表示画面に表示されているかを探索した。しかしながら、親オブジェクトの表示を変更させる方法は、スクロールバーを自動で移動させる方法に限られない。親オブジェクトの表示を変更させる他の方法としては、一部又は全部にてオーバラップしている複数のウィンドウのうち、後ろ側に表示されているウィンドウを画面上の最前に移動させ、最前に表示されていたウィンドウと前後関係を逆にするように表示させる方法が挙げられる。これによっても、操作対象となるオブジェクトが再生側の表示画面に表示されていない場合において、特定した上位階層のオブジェクトの表示を変更させることで、操作の対象オブジェクトが表示画面に表示されたかが判定される。これにより、操作対象のオブジェクトを表示画面に表示させることで、記録された操作内容を正しく再生することができる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
表示されたオブジェクトに対して行われた操作を前記オブジェクトの階層情報とともに記録した操作記録情報を読み込み、
前記操作記録情報に応じた前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、
前記操作の対象オブジェクトが表示されていない場合、前記対象オブジェクトに対する上位階層のオブジェクトを特定し、
特定した前記上位階層のオブジェクトの表示を変更し、
前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、
探索した結果、前記操作の対象オブジェクトが探索された場合に、前記操作の対象オブジェクトに対して、前記操作記録情報に記録された操作を発生させる、
処理をコンピュータに実行させる操作再生プログラム。
(付記2)
前記上位階層のオブジェクトを特定する処理は、スクロール可能なスクロールバーが存在するオブジェクトを探索し、
前記オブジェクトの表示を変更する処理は、表示された前記スクロールバーを移動し、前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索する、
付記1に記載の操作再生プログラム。
(付記3)
表示されたオブジェクトに対して行われた操作を前記オブジェクトの階層情報とともに記録した操作記録情報を読み込む読込部と、
前記操作記録情報に応じた前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索する探索部と、
前記操作の対象オブジェクトが表示されていない場合、前記対象オブジェクトに対する上位階層のオブジェクトを特定するオブジェクト特定部と、
探索した結果、前記操作の対象オブジェクトが探索された場合に、前記操作の対象オブジェクトに対して、前記操作記録情報に記録された操作を発生させる操作発生要求部と、を有し、
前記探索部は、特定した前記上位階層のオブジェクトの表示を変更し、前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索する、操作再生装置。
(付記4)
前記探索部は、スクロール可能なスクロールバーが存在するオブジェクトを探索して前記上位階層のオブジェクトを特定し、表示された前記スクロールバーを移動して前記上位階層のオブジェクトの表示を変更し、前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索する、
付記3に記載の操作再生装置。
(付記5)
表示されたオブジェクトに対して行われた操作を前記オブジェクトの階層情報とともに記録した操作記録情報を読み込み、
前記操作記録情報に応じた前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、
前記操作の対象オブジェクトが表示されていない場合、前記対象オブジェクトに対する上位階層のオブジェクトを特定し、
特定した前記上位階層のオブジェクトの表示を変更し、
前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、
探索した結果、前記操作の対象オブジェクトが探索された場合に、前記操作の対象オブジェクトに対して、前記操作記録情報に記録された操作を発生させる、
処理をコンピュータが実行する操作再生方法。
(付記6)
前記上位階層のオブジェクトを特定する処理は、スクロール可能なスクロールバーが存在するオブジェクトを探索し、
前記オブジェクトの表示を変更する処理は、表示された前記スクロールバーを移動し、前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索する、
付記5に記載の操作再生方法。
21:オブジェクト特定情報
22:操作種類情報
23:オブジェクト内座標情報
24:移動元表示領域情報
25:移動先座標情報
26:移動先表示領域情報
100 記録装置
110、310 操作記録再生処理部
120、320 記録処理部
121 操作検知部
122 割込発生部
123、132、332 オブジェクト特定部
124 操作種類取得部
125 操作記録部
130、330 再生処理部
134、334 操作発生要求部
135、335 探索部
200 操作記録情報
300 再生装置
331 操作記録読込部
400 記録再生システム
410 サーバ

Claims (4)

  1. 表示されたオブジェクトに対して行われた操作を前記オブジェクトの階層情報とともに記録した操作記録情報を読み込み、
    前記操作記録情報に応じた前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、
    前記操作の対象オブジェクトが表示されていない場合、前記対象オブジェクトに対する上位階層のオブジェクトを特定し、
    特定した前記上位階層のオブジェクトの表示を変更し、
    前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、
    探索した結果、前記操作の対象オブジェクトが探索された場合に、前記操作の対象オブジェクトに対して、前記操作記録情報に記録された操作を発生させる、
    処理をコンピュータに実行させる操作再生プログラム。
  2. 前記上位階層のオブジェクトを特定する処理は、スクロール可能なスクロールバーが存在するオブジェクトを探索し、
    前記オブジェクトの表示を変更する処理は、表示された前記スクロールバーを移動し、前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索する、
    請求項1に記載の操作再生プログラム。
  3. 表示されたオブジェクトに対して行われた操作を前記オブジェクトの階層情報とともに記録した操作記録情報を読み込む読込部と、
    前記操作記録情報に応じた前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索する探索部と、
    前記操作の対象オブジェクトが表示されていない場合、前記対象オブジェクトに対する上位階層のオブジェクトを特定するオブジェクト特定部と、
    探索した結果、前記操作の対象オブジェクトが探索された場合に、前記操作の対象オブジェクトに対して、前記操作記録情報に記録された操作を発生させる操作発生要求部と、を有し、
    前記探索部は、特定した前記上位階層のオブジェクトの表示を変更し、前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索する、操作再生装置。
  4. 表示されたオブジェクトに対して行われた操作を前記オブジェクトの階層情報とともに記録した操作記録情報を読み込み、
    前記操作記録情報に応じた前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、
    前記操作の対象オブジェクトが表示されていない場合、前記対象オブジェクトに対する上位階層のオブジェクトを特定し、
    特定した前記上位階層のオブジェクトの表示を変更し、
    前記操作の対象オブジェクトが表示されているかを探索し、
    探索した結果、前記操作の対象オブジェクトが探索された場合に、前記操作の対象オブジェクトに対して、前記操作記録情報に記録された操作を発生させる、
    処理をコンピュータが実行する操作再生方法。
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