JP6527374B2 - 情報提示装置、情報提示方法および情報提示システム - Google Patents

情報提示装置、情報提示方法および情報提示システム Download PDF

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Description

本発明は、情報提示装置、情報提示方法および情報提示システムに関し、特に、所謂プレクールを実施するか否かの判別を支援するための電力料金に関連した情報を提示する情報提示装置、情報提示方法および情報提示システムに関する。
従来、需給逼迫等により電力の調整が必要になった時のみ電力使用量の抑制を実施するデマンドレスポンスの仕組みが注目されている。デマンドレスポンスは、電力の需要が供給を上回りそうな場合に、供給サイドの電力供給量を増やす代わりに電力使用量を抑制して電力の需給バランスを取るものであり、その手法の一つに電気料金ベースの「ダイナミックプライシング」と呼ばれるものがある。
ダイナミックプライシングとは、電力市場の価格を時間帯毎の電力料金単価に反映するものである。具体的には、翌日のデマンドレスポンスの時間帯、すなわち電力の使用を抑制すべき時間帯(以下、これを「DR時間帯」と呼ぶ。)における電力料金単価を電力事業者から需要家に通知し、その需要家が電力料金単価に応じて、使用する電力量を調整するものである(例えば、特許文献1を参照。)。
また、DR時間帯における冷房の電力使用量を抑制することを目的として、DR時間帯に入る前の時間帯でDR時間帯の第1の設定温度よりも低い第2の設定温度になるよう室内空間に予備空調運転を実施しておく所謂プレクールという電力調整方法がある。
プレクールが行われると、DR時間帯よりも前の時間帯の予備空調運転により室内空間の壁等に冷熱を蓄積しておけるため、DR時間帯に入ったときには空調機の空調運転を一旦停止させて割高な電力料金単価のときの電力使用を抑制することができる。したがって、プレクールが実施されることにより低コストになるケースがある。
特開2014−220971号公報
ところで、DR時間帯の冷房負荷を軽減させて電力使用量を一段と抑制するためには、プレクールの冷熱蓄積効果をDR時間帯に入ってからもより長時間持続させることが必要である。そのためには、プレクールを実施するに当たって、DR時間帯で想定される第1の設定温度よりも大幅に低い第2の設定温度に室内空間を冷却する必要がある。
しかしながら、プレクールによってDR時間帯に入るまでに、DR時間帯で想定される第1の設定温度よりも大幅に低い第2の設定温度に室内空間を冷却することは、プレクールが行われない場合よりもプレクールが行われた場合の方が高コストになることを、電力料金負担者(例えば建物オーナ、テナント)やオペレータ(例えばビル管理者)に想像させるおそれがある。そうすると、オペレータに対してプレクールの実施を躊躇させることになり、DR時間帯での電力使用量を抑制し難くなるという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためのものであり、予備空調運転の実施を促進させるための電力料金に関連した情報を提示する情報提示装置、情報提示方法および情報提示システムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明に係る情報提示装置は、空調機(ac)により第1の設定温度を目標室温として室内空間の室温を制御する場合の電力料金に関連した情報を提示する情報提示装置(200)であって、電力を抑制することが定められた第1の時間帯(DRt)よりも前の第2の時間帯(PCt)に、前記室内空間の室温が前記第1の時間帯(DRt)の第1の設定温度とは異なる第2の設定温度になるように前記空調機(ac)を動作させる予備空調運転を行い、前記第1の時間帯(DRt)に前記第1の設定温度を目標室温として前記空調機(ac)を動作させる通常空調運転を行う場合、前記第2の時間帯(PCt)および前記第1の時間帯(DRt)を含む対象時間範囲(ALt)における前記室内空間(r1)の第1の室温推移を予測する第1の室温推移予測部(210)と、前記第1の時間帯とこの第1の時間帯よりも前の前記第2の時間帯とを含む対象時間範囲(ALt)の時間帯毎の電力料金単価と前記第1の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第1の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲(ALt)における第1の電力料金を予測する第1の電力料金予測部(240)と、前記第2の時間帯および前記第1の時間帯において前記通常空調運転を行う場合の、前記対象時間範囲(ALt)における前記室内空間(r1)の第2の室温推移を予測する第2の室温推移予測部(250)と、前記対象時間範囲(ALt)の時間帯毎の電力料金単価と前記第2の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第2の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲(ALt)における第2の電力料金を予測する第2の電力料金予測部(260)と、前記第1の電力料金および前記第2の電力料金を予測結果として提示する予測結果提示部(270)とを備えることを特徴とする。
本発明において、前記第1の室温推移に基づいて前記予備空調運転に要する所要時間(τ)を推定する所要時間推定部(220)を更に備え、前記予測結果提示部(270)は、前記所要時間(τ)に対応した前記予備空調運転の開始時点を前記第1の電力料金および前記第2の電力料金とともに前記予測結果として提示するようにしてもよい
本発明において、前記第2の時間帯(PCt)に前記予備空調運転を行わずに前記第2の時間帯(PCt)および前記第1の時間帯(DRt)で前記通常空調運転行ったときの前記空調機(ac)の消費電力の実績値と、前記対象時間範囲(ALt)における時間帯毎の電力料金単価とに基づいて、前記対象時間範囲(ALt)における前記電力料金の実績値を取得する実績取得部(280)と、前記電力料金の実績値を提示する実績提示部(290)とを更に備えるようにしてもよい
本発明に係る情報提示方法は、空調機(ac)により第1の設定温度を目標室温として室内空間の室温を制御する場合の電力料金に関連した情報を情報提示装置(200)により提示する情報提示方法であって、電力を抑制することが定められた第1の時間帯(DRt)よりも前の第2の時間帯(PCt)に、前記室内空間の室温が前記第1の時間帯(DRt)の第1の設定温度とは異なる第2の設定温度になるように前記空調機(ac)を動作させる予備空調運転を行い、前記第1の時間帯(DRt)に前記第1の設定温度を目標室温として前記空調機(ac)を動作させる通常空調運転を行う場合、前記第2の時間帯(PCt)および前記第1の時間帯(DRt)を含む対象時間範囲(ALt)における前記室内空間(r1)の第1の室温推移を第1の室温推移予測部(210)により予測する第1の室温推移予測ステップと、前記第1の時間帯とこの第1の時間帯よりも前の前記第2の時間帯とを含む対象時間範囲(ALt)の時間帯毎の電力料金単価と前記第1の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第1の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲(ALt)における第1の電力料金を第1の電力料金予測部(240)により予測する第1の電力料金予測ステップと、前記第2の時間帯および前記第1の時間帯において前記通常空調運転を行う場合の、前記対象時間範囲(ALt)における前記室内空間(r1)の第2の室温推移を第2の室温推移予測部(250)により予測する第2の室温推移予測ステップと、前記対象時間範囲(ALt)の時間帯毎の電力料金単価と前記第2の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第2の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲(ALt)における第2の電力料金を第2の電力料金予測部(260)により予測する第2の電力料金予測ステップと、前記第1の電力料金および前記第2の電力料金を予測結果提示部(270)により予測結果として提示する予測結果提示ステップとを有する。
本発明に係る情報提示システムは、空調機(ac)を介して第1の設定温度を目標室温として室内空間(r1)の室温を制御する空調制御装置(100)と、電力を抑制することが定められた第1の時間帯(DRt)よりも前の第2の時間帯(PCt)に、前記室内空間の室温が前記第1の時間帯(DRt)の第1の設定温度とは異なる第2の設定温度になるように前記空調制御装置(100)を介して前記空調機(ac)を動作させる予備空調運転を行い、前記第1の時間帯(DRt)に前記第1の設定温度を目標室温として前記空調制御装置(100)を介して前記空調機(ac)を動作させる通常空調運転を行う場合、前記第2の時間帯(PCt)および前記第1の時間帯(DRt)を含む対象時間範囲(ALt)における前記室内空間(r1)の第1の室温推移を予測する第1の室温推移予測部(210)と、前記第1の時間帯とこの第1の時間帯よりも前の前記第2の時間帯とを含む対象時間範囲(ALt)の時間帯毎の電力料金単価と前記第1の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第1の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲(ALt)における第1の電力料金を予測する第1の電力料金予測部(240)と、前記第2の時間帯および前記第1の時間帯において前記通常空調運転を行う場合の、前記対象時間範囲(ALt)における前記室内空間(r1)の第2の室温推移を予測する第2の室温推移予測部(250)と、前記対象時間範囲(ALt)の時間帯毎の電力料金単価と前記第2の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第2の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲(ALt)における第2の電力料金を予測する第2の電力料金予測部(260)と、前記第1の電力料金および前記第2の電力料金を予測結果として提示する予測結果提示部(270)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、予備空調運転を行う場合の第1の電力料金の予測結果と、予備空調運転を行わない場合の第2の電力料金の予測結果の双方を提示することにより、電力料金負担者(例えば建物オーナ、テナント)やオペレータ(例えばビル管理者)に予備空調運転を行う方が予備空調運転を行わないよりも電力料金が安くなる場合があることを提示することできるため、オペレータに対して予備空調運転の実施を決断させ、第1の時間帯(DRt)における電力使用を抑制することができる。
本発明によれば、第1の室温推移に基づいて予備空調運転に要する所要時間(τ)を推定し、その所要時間(τ)に対応した予備空調運転の開始時点を第1の電力料金および第2の電力料金とともに予測結果として提示することにより、どのタイミングから予備空調運転が開始されるかを提示できるので、予備空調運転を開始したときからの電力料金をオペレータに確認させることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報提示システムの構成を示すブロック図である。 図2は、情報提示システムにおける空調制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、プレクール室温推移予測部によるプレクール時の室温推移予測のシミュレーション結果の一例を示すグラフ図である。 図4は、図3のシミュレーション結果の一部の範囲を拡大したグラフである。 図5は、情報提示装置による予測結果提示処理手順を示すフローチャートである。 図6は、ダイナミックプライシングの時間帯別の電力料金単価の一例を示す図である。 図7は、情報提示装置によるプレクール時の電力推移予測、および、室温推移予測の予測結果の一例を示すグラフである。 図8は、DR開始時点前後の電力料金単価の変化の一例を示すグラフである。 図9は、情報提示装置による非プレクール時の電力推移予測、および、室温推移予測の予測結果の一例を示すグラフである。 図10は、プレクール時電力料金の予測結果と、非プレクール時電力料金の予測結果とを比較した予測結果画面の一例を示す図である。 図11は、情報提示装置による実績結果提示処理手順を示すフローチャートである。 図12は、情報提示装置による非プレクール時電力料金の実績値を表した実績結果画面の一例を示す図である。 図13は、情報提示装置によるプレクール時電力料金の予測結果と、非プレクール時電力料金の予測結果、および、非プレクール時電力料金の実績値を表した予測実績結果画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<発明の原理1>
本質的なエネルギーの節約よりも、エネルギーコスト(電力料金)の節約が、建物オーナやビル管理者にとって重要なケースがあることに着眼した。
そこで、プレクールを開始する適度なタイミングを予測し、事前にオペレータ(例えばビル管理者)にプレクールの実施を促す表示などを行う。そして、これと同時に、プレクール時間帯およびDR時間帯の電力料金単価に基づき、プレクールを実施した場合の室温推移予測と電力料金予測、およびプレクールを実施しない場合の室温推移予測と電力料金予測を提示する。
あるいは、プレクールの契約判断時に、プレクール推奨者がプレクールを開始する適度なタイミングを予測(想定)した上で、プレクール時間帯およびDR時間帯の電力料金単価に基づき、プレクールを実施した場合の室温推移予測と電力料金予測、およびプレクールを実施しない場合の室温推移予測と電力料金予測を提示する。
上記のいずれにおいても、プレクール時間帯の電力料金単価がDR時間帯の電力料金単価よりも低価格であれば、プレクールを実施することによりエネルギーコスト(電力料金)を低減できる可能性が生じる。この場合、ビル管理者は自らの判断でプレクールを実施するか否かを決められるので、電力調整機能の導入や実用への抵抗感を低減でき、プレクール実施の意思決定も行いやすくなる。すなわち、「プレクールはエネルギーコストの節約にならない」という先入観を低減しながら、ビル管理者に実施選択権限があることは維持できるので、受け入れられやすくなる。
<発明の原理2>
特にプレクールを実施しなかった場合について、上記「プレクールを実施しない場合」の予測と実施しなかったことの結果を提示し、予測機能自体の信頼性を認識してもらうステップを実行するのが、さらに好ましい。管理者にとって、予測が当たりやすいケース(あるいは当たりにくいケース)を学習できるので、実施選択権限者の実施選択能力向上という効果が期待できる。
<情報提示システムの構成>
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る情報提示システム1は、空調制御装置100と、空調を運転するときの電力料金に関連した情報を提示する情報提示装置200とを備えている。
<空調制御装置の構成>
空調制御装置100は、室内空間r1に設置された空調機acを制御するものである。空調制御装置100は、空調機acのファン出口に設けられた給気温度センサS1、および、室内空間r1内に設置された室温センサS2と接続されている。
図2に示すように、空調制御装置100は、給気温度情報取得部100a、室温情報取得部100b、空調機情報取得部100c、空調操作情報入力部100d、空調実績値算出部100e、および、出力部100fを備えている。
給気温度情報取得部100aは、給気温度センサS1により検出された空調機acのファン出口から室内空間r1に給気される現時点の空気の給気温度A[℃]の計測値を表す情報(以下、これを「給気温度計測値情報」と呼ぶ。)を取得する機能部である。
室温情報取得部100bは、室温センサS2により検出された現時点の室内空間r1の室温計測値D[℃]を表す情報(以下、これを「室温計測値情報」と呼ぶ。)を取得する機能部である。
空調機情報取得部100cは、空調機acに関する各種の情報(以下、これを「空調機情報」と呼ぶ。)を、当該空調機acを動作させる空調制御装置100のコントローラ(図示せず)から取得する機能部である。
ここで、空調機情報とは、現時点の空調機acの空調ファン動力θ[kW]、空調機acを最大出力で運転させる最大冷房時の空調ファン動力(定格)θp[kW]、室内空間r1の室内容積R[m3]、空調操作情報入力部100dを介してオペレータにより入力されたプレクール完了時の目標室温C[℃]、空調機acの空調ファン動力θ[kW]との関係によって予めテーブルに対応付けられた空調機acの空調ファンによる空気搬送量S(θ)[m3/min]、空調機acの最大冷房時の空調ファン動力(定格)θp[kW]に対応した最大冷房時の空気搬送量S(θp)[m3/min]等を表す各種情報である。
空調実績値算出部100eは、空調機acによりプレクールを実施することなく、DR時間帯を含む対象時間範囲(後述する)においてDR時間帯の設定温度を維持するように空調制御装置100が空調機acを実際に運転制御したときの室内空間r1の室温推移、消費電力、および、電力料金等の実績値を算出する機能部である。以下、DR時間帯の設定温度を第1の設定温度と呼ぶことがあるものとする。
出力部100fは、給気温度情報取得部100aが取得した給気温度A[℃]を表す給気温度情報、室温情報取得部100bが取得した現時点の室温計測値D[℃]を表す室温計測委情報、空調機情報取得部100cが取得した空調機情報や、空調実績値算出部100eにより算出された実績値に関する情報(以下、これを「実績値情報」と呼ぶ。)を情報提示装置200へ出力するものである。
このような空調制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、インタフェース等からなるコンピュータ(ハードウェア)にコンピュータプログラム(ソフトウェア)をインストールすることによって実現され、給気温度情報取得部100a、室温情報取得部100b、空調機情報取得部100c、空調操作情報入力部100d、空調実績値算出部100e、および、出力部100fの機能は、コンピュータの各種ハードウェア資源とコンピュータプログラムとが協働することによって実現される。
<情報提示装置の構成>
情報提示装置200は、プレクール室温推移予測部210、プレクール所要時間推定部220、プレクール効果時間推定部230、プレクール電力料金予測部240、非プレクール室温推移予測部250、非プレクール電力料金予測部260、予測結果提示部270、実績取得部280、および、実績提示部290を備えている。
プレクール室温推移予測部210は、予備空調運転としてプレクールを実施する時間帯(以下、これを「プレクール時間帯PCt」と呼ぶ。)において、空調機acを最大出力で運転させる最大冷房能力によりプレクールを実施する時の温度下降の室温推移を予測する機能部である。以下、プレクール時間帯PCtの設定温度を第2の設定温度と呼ぶことがあるものとする。
プレクール所要時間推定部220は、プレクール時間帯PCtのプレクール終了時点において、DR時間帯DRtの第1の設定温度よりも低いプレクール完了時の第2の設定温度である目標室温C[℃]に室内空間r1を空調制御するために要するプレクール所要時間τを推定する機能部である。
ここで、DR時間帯DRtの開始タイミングをDR開始時点とし、DR時間帯DRtの終了タイミングをDR終了時点とする。また、プレクール時間帯PCtの開始タイミングをプレクール開始時点とし、プレクール時間帯PCtの終了タイミングをプレクール終了時点とする。なお、プレクール終了時点とDR開始時点とは一致するものとするが、プレクール終了時点から所定時間が経過した後にDR開始時点が設定されていてもよい。
プレクール所要時間推定部220は、プレクール所要時間τを推定することができれば、プレクール開始時点をDR時間帯DRtのDR開始時点(プレクール終了時点)よりもプレクール所要時間τだけ前の時点として求めることができる。プレクール所要時間推定部220は、プレクール開始時点を表すプレクール開始時点情報を、プレクール電力料金予測部240、非プレクール電力料金予測部250、および、予測結果提示部270に出力する。
プレクール効果時間推定部230は、プレクール終了時点(すなわちDR開始時点)において空調制御装置100が空調機acの運転を停止させたとき(空調機acの空調ファン動力θ=0.0[kW]としたとき)に、プレクール終了時点の室温がDR時間帯DRtの第1の設定温度に戻るまでに要する戻り時間τrを推定する機能部である。
プレクール電力料金予測部240は、プレクール時間帯PCtのプレクール開始時点よりも更に1時間前の予測開始時点からDR時間帯DRtのDR終了時点までの時間帯(以下、これを「対象時間範囲ALt」と呼ぶ。)における各時間帯の空調機acの空調ファン動力θ[kW]で示される消費電力と、各時間帯の電力料金単価とに基づいてプレクールを実施した時の対象時間範囲ALtの電力料金を算出する機能部である。
この場合、プレクールを実施した時の電力料金を予測する対象時間範囲ALtを、プレクール開始時点の更に1時間前の予測開始時点からDR終了時点までの時間範囲と定義したが、これに限るものではなく、プレクール開始時点の更に2時間前や、プレクール開始時点からDR終了時点までの時間範囲を対象時間範囲としても良い。要は、少なくとも、プレクール開始時点からDR終了時点までの時間範囲を含む対象時間範囲ALtであれば良い。
非プレクール室温推移予測部250は、プレクールを実施したときと同じ対象時間範囲ALtにおいて、空調機acによりプレクールを実施することなくDR時間帯DRtの第1の設定温度を維持するように空調制御装置100が空調機acの通常空調運転動作を制御している場合の室内空間r1の室温推移を予測する機能部である。
非プレクール電力料金予測部260は、プレクール時間帯PCtでプレクールを実施するときと同じ対象時間範囲ALtにおいて、プレクールを実施することなくDR時間帯DRtの第1の設定温度を維持するように空調制御装置100が空調機acを通常空調運転動作させるときの電力料金を予測する機能部である。
予測結果提示部270は、プレクール開始時点情報、対象時間範囲ALtにおけるプレクール時電力料金情報および非プレクール時電力料金情報に基づいて予測結果画面データを生成し、これを表示パネル(図示せず)に表示する機能部である。
実績取得部280は、プレクールを実施したときと同じ対象時間範囲ALtにおいて、プレクールを実施することなく、DR時間帯DRtの第1の設定温度を維持するように空調制御装置100が空調機acの通常空調運転動作を実際に制御したときの空調実績値算出部100eにより算出された実績値を出力部100f経由で取得する機能部である。
実績提示部290は、実績取得部280により取得された実績値に基づいて実績画面データを生成し、これを表示パネルに表示する機能部である。
このような情報提示装置200は、CPU、メモリ、インタフェース等からなるコンピュータ(ハードウェア)にコンピュータプログラム(ソフトウェア)をインストールすることによって各部の機能が実現される。すなわち、情報提示装置200における各部の機能は、コンピュータの各種ハードウェア資源とコンピュータプログラムとが協働することによって実現されるものである。
<情報提示装置による予測手法>
続いて、情報提示装置200による実際の予測手法について、具体的な数値を用いて説明するが、ここでは、説明を簡潔にするために、以下のように記号を定義する。
現時点の給気温度計測値A[℃]、現時点の空調機acの空調ファン動力θ[kW]、空調機acの最大冷房時の空調ファン動力θp[kW]、空調機acの空調ファンによる空気搬送量S(θ)[m3/min]、最大冷房時の空気搬送量S(θp)[m3/min]、プレクール完了時のプレクール目標室温C[℃]、現時点の室温計測値D[℃]、室内空間r1内の発熱エネルギー量の推定値E[℃m3/min]、室温推定値F[℃]、プレクール完了時の目標温度Cになるまでのプレクール所要時間τ[min]、室内空間r1の室内容積R[m3]、逐次計算する際の単位時間Δt[min]とする。
ここで、現時点(プレクール開始前)において室内空間r1が熱平衡状態にあると仮定すると、発熱エネルギー量推定値Eは、便宜上、以下の(式1)の関係のように推定することができる。なお、発熱エネルギー量推定値Eの単位は、便宜上、単純に単位時間当たりの単位体積と単位温度との積で表現するものとする。
E=(D−A)S(θ)[℃m3/min]……………………………………………(式1)
プレクール実施時の最大冷房能力に基づく室温変化について、空気混合率を熱伝導と同様に温度差に比例するものとして数式表現すれば、以下の(式2)〜(式5)の関係になる。なお、「ΔF/Δt」は、単位時間Δt当たりの室温変化量(ΔF=(F´−F))を意味するものであり、「F´」は、プレクールを実施した時の任意の時間tにおける室温推定値である。
RΔF/Δt=−(F−A)S(θp)+E…………………………………………(式2)
R(F´−F)/Δt=−(F−A)S(θp)+E………………………………(式3)
F´=F+{−(F−A)S(θp)+E}Δt/R…………………………………(式4)
F´=F+{−(F−A)S(θp)+(D−A)S(θ)}Δt/R……………(式5)
上述の(式2)〜(式5)の逐次計算において、室温推定値Fの初期値を室温計測値Dとすれば、簡易シミュレーションにより室温推定値F´を算出することが可能となる。(式2)〜(式5)によれば、室温推定値F´を算出するのに現時点の給気温度計測値A[℃]などの条件変化予測を盛り込むことができる。
実際には、(式5)は、以下の(式6)〜(式8)ように数式変換できるので、(式9)、(式10)に示すように、室温変化の時定数Tと、室温が最終的に収束する温度(以下、これを「収束温度」と呼ぶ。)Gを推定することができる。
F´=F+{−(F−A)S(θp)+E}Δt/R…………………………………(式6)
F´=F{1−S(θp)Δt/R}+{A+E/S(θp)}{S(θp)Δt/R}…(式7)
F´=F{1−Δt/T}+GΔt/T…………………………………………………(式8)
T=R/S(θp)………………………………………………………………………(式9)
G=A+E/S(θp)=A+(D−A)S(θ)/S(θp)………………(式10)
したがって、時定数Tと収束温度Gを用いて、次の(式11)により任意の時間tにおける室温推定値F´を得ることができる。
F´(t)=D+(G−D){1−exp(−t/T)}…………………………(式11)
このようにしてプレクール室温推移予測部210は、(式11)を用いてプレクール時間帯PCtにおける任意の時間tのときに室内空間r1が室温推定値F´で示される室温となるであろうことを逐次計算により予測することができるのである。
この場合、(式11)の時間tにおける室温推定値F´をプレクール終了時点の目標室温C[℃]に置き換え、時間tをプレクール所要時間τに置き換えれば、(式11)に基づいてプレクール所要時間推定部220はプレクール所要時間τを逆算するための次の(式12)を得ることができる。
τ=−T・ln{1−(C−D)/(G−D)}……………………………………(式12)
この場合、プレクール所要時間推定部220は、(式12)の収束温度Gに含まれる給気温度計測値A[℃]を一定の値として計算するため、給気温度計測値A[℃]の条件変化予測については盛り込むことができないが、演算量を低減することが可能となる。実用上は、室温変化の時定数Tの値を実際の室温変化に合うように予め調整しておくことが望ましい。プレクール所要時間推定部220は、このプレクール所要時間τをプレクール電力料金予測部240に出力する。
ところで、プレクール効果時間推定部230により推定される戻り時間τrは、プレクール終了時点すなわちDR開始時点からプレクールによる室温低下の効果が持続するプレクール効果時間でもあり、この間は空調機acの通常空調運転を停止して電力抑制することが可能な電力抑制時間でもある。
この戻り時間τrは、空調機acを停止している時間なので、空調機ファン動力θ[kW]を0.0[kW]とすると、収束温度GがA[℃]となり、(式12)のプレクール所要時間τを戻り時間τrに置き換え、次の(式13)により表すことができる。プレクール効果時間推定部230は、この戻り時間τrをプレクール電力料金予測部240に出力する。
τr=−T・ln{1−(C−D)/(A−D)}……………………………………(式13)
かくして、プレクール電力料金予測部240は、プレクール時間帯PCtに予備空調運転を行う場合の電力料金と、DR時間帯DRt(DR時間から戻り時間τrを減算した残り時間)に通常空調運転を行う場合の電力料金とをそれぞれ求めることができる。
したがって、プレクール電力料金予測部240は、プレクール時間帯PCtおよびDR時間帯DRtを含む対象時間範囲ALtの全体におけるプレクール時電力料金を求め、このプレクール時電力料金を表す情報(以下、これを「プレクール時電力料金情報」と呼ぶ。)を予測結果提示部270に出力する。
一方、非プレクール室温推移予測部250は、例えばDR時間帯DRtの第1の設定温度25[℃]を終始維持するように空調制御装置100が空調機acを通常空調運転動作させる場合、室温推移としては25[℃]のまま維持される温度変化のない予測結果を得る。
非プレクール電力料金予測部260は、DR時間帯DRtの第1の設定温度25[℃]を維持する空調機acの空調ファン動力θ[kW]に基づく電力量(空調ファン動力θ[kW]×全対象時間範囲ALtの時間)と、その対象時間範囲ALtにおける時間帯毎の電力料金単価とに基づいて非プレクール時電力料金を求め、この非プレクール時電力料金を表す情報(以下、これを「非プレクール時電力料金情報」と呼ぶ。)を予測結果提示部270へ出力する。
<シミュレーション>
次に、具体的な数値に基づく室温推定値F´の室温推移予測、プレクール所要時間τのシミュレーション例について説明する。(式1)乃至(式12)の推定式を検証するために、室内空間r1に人間や電子機器等の発熱物が存在しない状態のシミュレーション1と、室内空間r1に発熱物が存在する状態のシミュレーション2とに分けて説明する。
<発熱物の無い状態のシミュレーション1>
室内空間r1に発熱物が存在せず、空調機acによる冷房運転が行われていない停止状態から、プレクール時間帯PCtのプレクール実施時において最大冷房能力の空調ファン動力θp[kW]で冷房運転を開始する場合について確認する。
シミュレーション1の条件としては、現時点の給気温度計測値:A[℃]=18.0[℃]、現時点の空調機ファン動力:θ[kW]=0.0[kW](空調機acが停止状態)、最大冷房時の空調機ファン動力:θp[kW]=10.0[kW]、空調機acの空調ファンによる空気搬送量:S(θ)[m3/min]=0.0 [m3/min]、最大冷房時の空気搬送量:S(θp)[m3/min]=1.0[m3/min]、現時点の室温計測値:D[℃]=25.0[℃] (空調機acが停止状態のときの現時点の室内空間r1の室温)、室内容積:R[m3]=100.0[m3](5.0m×8.0m×高さ2.5m)、単位時間:Δt=1.0[min]とする。
シミュレーション1の条件では、(式1)、(式9)、(式10)、(式11)、(式12)は、次の(式14)乃至(式18)で表されることになる。
E=(D−A)S(θ)=(25.0−18.0)×0.0=0.0[℃m3/min]……(式14)
T=R/S(θp)=100.0/1.0=100.0[min]…………………(式15)
G=A+E/S(θp)=18.0+0.0/1.0=18.0[℃]…………(式16)
F´(t)=D+(G−D){1−exp(−t/T)}
=25.0+(18.0−25.0){1−exp(−t/100.0)}……(式17)
τ=−T・ln{1−(C−D)/(G−D)}=−100.0・ln{1−(C−25.0)/(18.0−25.0)}……………………………………………………(式18)
プレクール室温推移予測部210は、シミュレーション1の条件において、図3および図4のシミュレーション結果に示すように、(式17)により、例えばt=約15分後に室温推定値F´=24.0[℃]となり、例えばt=約34分後に室温推定値F´=23.0[℃]となり、例えばt=約56分後に室温推定値F´=22.0[℃]となり、さらにt=約360分後には室温推定値F´=18.2(給気温度計測値A[℃]=18.0[℃]とほぼ同じ)に下降することを推定することができる。
また、プレクール所要時間推定部220は、プレクール完了時の目標室温C[℃]が24.0[℃]の場合、(式18)により、プレクール所要時間τが15分であることを推定することができる。すなわち、DR開始時点の15分前がプレクール開始時点であると推定することができる。
<発熱物が存在する状態のシミュレーション2>
続いて、室内空間r1に発熱物が存在し、空調機acにより現時点の室温計測値D[℃]=25.0[℃]に空調制御されている状態から、プレクールを実施する時の最大冷房能力の空調ファン動力θp[kW]で室内空間r1の室温を更に下降させる場合について確認する。
シミュレーション2の条件としては、現時点の給気温度計測値:A[℃]=18.0[℃]、現時点の空調機ファン動力:θ[kW]=5.0[kW](空調機acが稼働状態)、最大冷房時の空調機ファン動力:θp[kW]=10.0[kW]、空調機acの空調ファンによる空気搬送量:S(θ)[m3/min]=0.5 [m3/min]、最大冷房時の空気搬送量:S(θp)[m3/min]=1.0[m3/min]、現時点の室温計測値:D[℃]=25.0[℃] (空調機acが稼働している場合の現時点の室内空間r1の設置温度)、室内容積:R[m3]=100.0[m3](5.0m×8.0m×高さ2.5m)、単位時間:Δt=1.0[min]とする。
シミュレーション2の条件では、(式1)、(式9)、(式10)、(式11)、(式12)は、次の(式19)乃至(式23)で表されることになる。
E=(D−A)S(θ)=(25.0−18.0)×0.5=3.5[℃m3/min]……(式19)
T=R/S(θp)=100.0/1.0=100.0[min]…………………(式20)
G=A+E/S(θp)=18.0+3.5/1.0=21.5[℃]…………(式21)
F´(t)=D+(G−D){1−exp(−t/T)}
=25.0+(21.5−25.0){1−exp(−t/100.0)}……(式22)
τ=−T・ln{1−(C−D)/(G−D)}=−100.0・ln{1−(C−25.0)/(21.5−25.0)}……………………………………………………(式23)
プレクール室温推移予測部210では、シミュレーション2の条件では、図3および図4のシミュレーション結果に示したように、(式22)により、例えばt=約34分後に室温推定値F´=24.0[℃]となり、例えばt=約85分後に室温推定値F´=23.0[℃]となり、例えばt=約195分後に室温推定値F´=22.0[℃]に下降することを推定することができる。
また、プレクール所要時間推定部220は、プレクール完了時の目標室温C[℃]が24.0[℃]の場合、(式23)により、プレクール所要時間τが34分であることを推定することができる。すなわち、DR開始時点の34分前がプレクール開始時点であると推定することができる。
[予測結果提示動作]
次に、図5のフローチャートを参照しながら、情報提示装置200による予測結果提示動作について説明する。
オペレータは、デマンドレスポンスのダイナミックプライシングにより、電力料金の電力料金単価が高額となるDR時間帯DRtが13:00〜17:00であり、図6に示すように、デマンドレスポンスレベル(0〜4)に応じて電力料金単価が15円/kWhから150円/kWhまでの範囲で変化することを予め認識していると仮定する。なお、DR時間帯DRtに入る前のプレクール時間帯PCtでは、デマンドレスポンスレベル1と同じ電力料金単価15円/kWhが適用されるものとする。
また、室内空間r1に発熱物が存在する状態において、最大冷房時の空調機ファン動力θp=1[kW]の空調機acを利用し、プレクールを実施する時にはDR時間帯DRtの第1の設定温度(例えば27[℃])よりも4[℃]降下させた第2の設定温度(23[℃])に現時点の室温計測値D(例えば27[℃])から下降させると仮定する。この場合、最大冷房時の空調機ファン動力θp=1[kW]で約60分間のプレクール所要時間τが必要であると仮定する。
さらに、空調制御装置100が空調機acを制御し、プレクール時間帯PCtのプレクール開始時点からプレクールを実施し、プレクール終了時点において、DR時間帯DRtの設定温度(27[℃])よりも4[℃]低い第2の設定温度(23[℃])に室内空間r1を設定した後、空調機acを運転停止させ、その後の発熱物の影響によりDR時間帯DRtの第1の設定温度(27[℃])に室温が戻るまでの戻り時間τrに約60分間必要であると仮定する。
ここで、室内空間r1を第1の設定温度(27[℃])のまま維持するための空調機acの出力が40%(0.4[kW])必要であると仮定する。60分間のプレクール実施時(12:00〜13:00)には、最大冷房時の空調機ファン動力θp=1[kW]、電力料金が最も低価格のデマンドレスポンスレベル0の電力料金単価15円/kWhが適用されるものと仮定する。その後のDR開始時点から60分間の空調機acの完全停止時(13:00〜14:00)には、デマンドレスポンスレベル3の電力料金単価100円/kWhが適用されるものと仮定する。さらに、その後の14:00〜17:00についてもデマンドレスポンスレベル3の電力料金単価100円/kWhが適用されるものと仮定する。
<ステップSP1:プレクール開始時点の推定>
DR時間帯DRtの第1の設定温度(27[℃])よりも4[℃]降下させたプレクール時間帯PCtの第2の設定温度23[℃]に室内空間r1を設定しておくことが適切であると予め規定されている場合、プレクール所要時間推定部220はプレクール所要時間τ(60分間)を求め、このプレクール所要時間τに基づいてプレクール開始時点を推定する(ステップSP1。)
<ステップSP2:プレクール効果時間の推定>
その後、プレクール終了時点において、DR時間帯DRtの第1の設定温度(27[℃])よりも4[℃]低い第2の設定温度(23[℃])に室内空間r1を設定し終わった後、空調機acを運転停止させたときに、発熱物の影響によりDR時間帯DRtの第1の設定温度(27[℃])に室温が戻るまでの戻り時間τr(60分間)をプレクール効果時間としてプレクール効果時間推定部230により推定する(ステップSP2)。
<ステップSP3:プレクール時の室温推移の予測>
プレクール時間帯PCtでプレクールを実施する時のプレクール開始時点からDR時間帯DRtのDR終了時点までの対象時間範囲ALtにおける室内空間r1の室温推移は、プレクール室温推移予測部210により、図7に示すように予測される(ステップSP3)。
この場合、プレクール開始時点では室温計測値D=27[℃]であったが、その60分後にはDR時間帯DRtの第1の設定温度27[℃]よりも4[℃]低い第2の設定温度23[℃]に降下した後、空調機acの冷房運転が停止されるので、そこから次第に室温計測値Dが上昇し、60分後にはDR時間帯DRtの第1の設定温度27[℃]に再び戻る。
<ステップSP4:プレクール時の電力料金の予測>
このとき、消費電力についても、プレクール時間帯PCtのプレクール開始時点からプレクール終了時点まで60分間では、最大冷房時の空調機ファン動力θp=1.0[kW]まで上昇し、その後、空調機acの冷房運転が停止された時点からDR時間帯DRtの第1の設定温度27[℃]に戻るまでは空調機ファン動力θ=0.0[kW]に下降し、その後はDR時間帯DRtの第1の設定温度27[℃]を維持するために空調機ファン動力θ=0.4[kW]となることがプレクール電力料金予測部240により予測される。
そして、図8に示すように、プレクール実施時には電力料金単価が15円/kWhであるのに対し、DR開始時点以降は電力料金単価が100円/kWhとなり、この電力料金単価に基づいて対象時間範囲ALtにおけるプレクール時電力料金がプレクール電力料金予測部240による予測される(ステップSP4)。
具体的な計算としては、プレクール開始時点よりも1時間前の11:00〜12:00では、消費電力1[kW]の40%(0.4[kW])で室内空間r1の室温を27[℃]に維持するため、電力料金単価15円/kWhの40%の6円となる。
プレクール時間帯PCtである12:00〜13:00では、消費電力1[kW]の100%で室内空間r1の室温を4[℃]降下させるため、電力料金単価15円/kWhの100%の15円となる。
その後のDR時間帯DRtにおける13:00〜14:00では、空調機acの停止により、消費電力1[kW]の0%で室温が23[℃]から27[℃]まで次第に戻るため、電力料金単価100円/kWhの0%の0円となる。
さらに、DR時間帯DRtにおける14:00〜17:00では、消費電力1[kW]の40%(0.4[kW])で室内空間r1の室温を空調機acの通常空調運転により27[℃]に維持するため、電力料金単価100円/kWhの40%の40円となる。かくして、対象時間範囲ALtにおけるプレクール時電力料金は、合計141円となる。
<ステップSP5:非プレクール時の室温推移の予測>
その後、プレクールを実施したときと同じ対象時間範囲ALtにおいて、空調機acによりプレクールを実施することなくDR時間帯DRtの第1の設定温度(27[℃])を維持するように空調機acが空調動作を制御する場合の図9に示すような室内空間r1の室温推移を、非プレクール室温推移予測部250により予測する(ステップSP5)。
この場合、非プレクール室温推移予測部250は、例えばDR時間帯DRtの第1の設定温度27[℃]を終始維持するように空調機acを通常空調運転動作させることになるので、室温推移としては27[℃]のまま維持される温度変化のない室温推移の予測結果を得る。
<ステップSP6:非プレクール時の電力料金の予測>
このとき、消費電力については、対象時間範囲ALtにおいて、第1の設定温度27[℃]に終始維持するため、空調機ファン動力θ=0.4[kW]となることが非プレクール電力料金予測部260により予測される。
プレクール時間帯PCtと同じ時間帯となる非プレクール時間帯NPCtでは電力料金単価が15円/kWhとなるのに対し、DR時間帯DRtは電力料金単価が100円/kWhとなり、この電力料金単価に基づいてDR時間帯DRtの第1の設定温度27[℃]を空調機acの通常空調運転により維持するときの非プレクール時電力料金情報が非プレクール電力料金予測部260による予測される(ステップSP6)。
この場合の具体的な計算としては、プレクール開始時点よりも1時間前の11:00〜12:00では、消費電力1[kW]の40%(0.4[kW])で室内空間r1の室温を第1の設定温度27[℃]に維持するため、電力料金単価15円/kWhの40%の6円となる。
非プレクール時間帯NPCtの12:00〜13:00では、プレクールを実施することなく、消費電力1[kW]の40%(0.4[kW])で室内空間r1の室温を27[℃]に維持するため、電力料金単価15円/kWhの40%の6円となる。
その後のDR時間帯DRtの13:00〜17:00においても、消費電力1[kW]の40%(0.4[kW])で室内空間r1の室温を第1の設定温度27[℃]に維持するため、電力料金単価100円/kWhの40%の40円となる。かくして、対象時間範囲ALtにおける非プレクール時電力料金は、合計172円となる。
<ステップSP7:予測結果の表示>
予測結果提示部270は、プレクール開始時点情報、対象時間範囲ALtにおけるプレクール時電力料金および非プレクール時電力料金に基づいて生成した予測結果画面データに対応する予測結果画面G1を予測結果として表示パネルに表示する(ステップSP7)。
図10に示すように、予測結果画面G1には、対象時間範囲ALtが11:00〜17:00であることが表示されるとともに、プレクール時間帯PCtの範囲を示す表示枠PCtkによりプレクール時間帯PCtがプレクール開始時点12:00〜プレクール終了時点13:00であることが表示されている。
また、予測結果画面G1には、プレクールを実施したときのプレクール時電力料金の予測結果が対象時間範囲ALtの時間帯毎に詳細表示されるとともに、その合計金額が表示されている。同時に、プレクールを実施しないときの非プレクール時電力料金の予測結果が対象時間範囲ALtの時間帯毎に詳細表示されるとともに、その合計金額が表示されている。
したがって、オペレータは、予測結果画面G1を目視確認することにより、プレクールを実施した方がプレクールを実施しないときよりも電力料金レベルで低コストになることを直感的に認識することができるので、プレクールを実施することを容易に決断することができる。この結果、空調機acによるDR時間帯DRtでの電力使用を抑制することができる。
<実績結果提示動作>
<ステップSP11:非プレクール時の実績結果の取得>
その後、図11に示すように、実績取得部280は、プレクールを実施したときと同じ対象時間範囲ALtにおいて、プレクールを実施することなく、DR時間帯DRtの第1の設定温度を維持するように空調制御装置100が空調機acによる通常空調運転動作を実際に制御したときの空調実績値算出部100eにより算出された実績値を取得する(ステップSP11)。
<ステップSP12:非プレクール時の実績結果を表示>
そして、実績提示部290は、実績取得部280により取得された実績値に基づいて生成した実績画面データに対応する実績結果画面G2を実績結果として表示パネルに表示する(ステップSP12)。
図12に示すように、実績結果画面G2には、予測結果画面G1と同様に、対象時間範囲ALtが11:00〜17:00であることが表示されている。また、実績結果画面G2には、プレクールを実施することなく実際にDR時間帯DRtにおいて第1の設定温度27[℃]を維持するように空調制御装置100が実際に通常空調運転制御したときの非プレクール時電力料金の実績結果が対象時間範囲ALtの時間帯毎に詳細表示されるとともに、その合計金額が表示されている。
オペレータは、予測結果画面G1を確認した後に実績結果画面G2を確認することにより、予測時の非プレクール時電力料金と、実績時の非プレクール時電力料金の双方を比較することができるので、予測結果の確からしさを確認することができる。
また、オペレータは、予測結果画面G1および実績結果画面G2の双方を比較することにより、予測結果と実績結果とがほぼ同じである場合の時間帯や設定温度等の各種条件と、予想結果と実績結果とが懸け離れている場合の時間帯や設定温度等の各種条件とを学習することができるので、プレクールを実施すべきか否かを各種条件に応じて適切に判断することができる。
<効果>
このように情報提示システム1の情報提示装置200は、プレクールを実施したときと、プレクールを実施しなかったときのエネルギーコストの節約の目安となる電力料金に関連した情報を予測結果画面G1によりオペレータに直観的に理解できるように提示した。これにより、オペレータのプレクールを実施するか否かの判別を支援し、オペレータにプレクールの実施を容易に決断させることができるので、DR時間帯DRtでの電力使用を抑制することができる。
また、情報提示装置200は、予測結果画面G1によりプレクールを実施したときの方がプレクールを実施しなかったときよりも電力料金が安くなるケースを提示することができるので、オペレータに対して「プレクールはエネルギーコストの節約にならない」という先入観を低減させることができる。この結果、情報提示装置200は、予測結果画面G1を介してプレクールの実施を合意させることができるので、合意形成支援装置としても機能することができる。
さらに、情報提示装置200は、予測結果画面G1および実績結果画面G2の双方を表示してオペレータに目視確認させることにより、プレクールを実施しなかった場合の非プレクール時電力料金の予測結果と非プレクール時電力料金の実績結果とを見比べさせて予測機能の信頼性を理解させることができる。
さらに、情報提示装置200は、プレクール所要時間τに対応したプレクール開始時点を表示枠PCtkによりオペレータに目視させることができるので、どのタイミングからプレクールの実施が開始されるか、および、プレクールを実施したときからの電力料金の変化をオペレータに認識させることができる。
<他の実施の形態>
なお、上述した実施の形態においては、予測結果画面G1と実績結果画面G2とをそれぞれ別個に表示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図13に示すように、予測結果画面G1と実績結果画面G2とをマージした状態の予測実績結果画面G3を生成して表示するようにしてもよい。
この場合、実績提示部90は、プレクール時電力料金情報および非プレクール時電力料金情報を取得しておき、実績取得部280により取得された実績値とを合わせて予測実績画面データを生成し、予測実績画面データに対応する予測実績結果画面G3を予測実績結果として表示パネルに表示すればよい。
また、上述した実施の形態においては、予備空調運転としてプレクールを実施するか否かを判別するための情報を予測結果画面G1として提示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、予備空調運転としてプレヒートを実施するか否かを判別するための情報を予測結果画面として提示するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、電気料金ベースの「ダイナミックプライシング」を前提とした情報提示システム1について適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、DR時間帯DRtにおいて電力使用量の削減量に応じたインセンティブが与えられるインセンティブベースの「ダイナミックプライシング」を前提とした情報提示システムについて適用するようにしても良い。
1……情報提示システム、100……空調制御装置、100a……給気温度情報取得部、100b……室温情報取得部、100c……空調機情報取得部、100d……空調操作情報入力部、100e……空調実績値算出部、100f……出力部、200……情報提示装置、210……プレクール室温推移予測部、220……プレクール所要時間推定部、230……プレクール効果時間推定部、240……プレクール電力料金予測部、250……非プレクール室温推移予測部、260……非プレクール電力料金予測部、270……予測結果提示部、280……実績取得部、290……実績提示部。

Claims (5)

  1. 空調機により第1の設定温度を目標室温として室内空間の室温を制御する場合の電力料金に関連した情報を提示する情報提示装置であって、
    電力を抑制することが定められた第1の時間帯よりも前の第2の時間帯に、前記室内空間の室温が前記第1の時間帯の第1の設定温度とは異なる第2の設定温度になるように前記空調機を動作させる予備空調運転を行い、前記第1の時間帯に前記第1の設定温度を目標室温として前記空調機を動作させる通常空調運転を行う場合、前記第2の時間帯および前記第1の時間帯を含む対象時間範囲における前記室内空間の第1の室温推移を予測する第1の室温推移予測部と、
    前記第1の時間帯とこの第1の時間帯よりも前の前記第2の時間帯とを含む対象時間範囲の時間帯毎の電力料金単価と前記第1の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第1の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲における第1の電力料金を予測する第1の電力料金予測部と、
    前記第2の時間帯および前記第1の時間帯において前記通常空調運転を行う場合の、前記対象時間範囲における前記室内空間の第2の室温推移を予測する第2の室温推移予測部と、
    記対象時間範囲の時間帯毎の電力料金単価と前記第2の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第2の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲における第2の電力料金を予測する第2の電力料金予測部と、
    前記第1の電力料金および前記第2の電力料金を予測結果として提示する予測結果提示部と
    を備えることを特徴とする情報提示装置。
  2. 前記第1の室温推移に基づいて前記予備空調運転に要する所要時間を推定する所要時間推定部を更に備え、
    前記予測結果提示部は、前記所要時間に対応した前記予備空調運転の開始時点を前記第1の電力料金および前記第2の電力料金とともに前記予測結果として提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 前記第2の時間帯に前記予備空調運転を行わずに前記第2の時間帯および前記第1の時間帯で前記通常空調運転行ったときの前記空調機の消費電力の実績値と、前記対象時間範囲における時間帯毎の電力料金単価とに基づいて、前記対象時間範囲における前記電力料金の実績値を取得する実績取得部と、
    前記電力料金の実績値を提示する実績提示部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  4. 空調機により第1の設定温度を目標室温として室内空間の室温を制御する場合の電力料金に関連した情報を情報提示装置により提示する情報提示方法であって、
    電力を抑制することが定められた第1の時間帯よりも前の第2の時間帯に、前記室内空間の室温が前記第1の時間帯の第1の設定温度とは異なる第2の設定温度になるように前記空調機を動作させる予備空調運転を行い、前記第1の時間帯に前記第1の設定温度を目標室温として前記空調機を動作させる通常空調運転を行う場合、前記第2の時間帯および前記第1の時間帯を含む対象時間範囲における前記室内空間の第1の室温推移を第1の室温推移予測部により予測する第1の室温推移予測ステップと、
    前記第1の時間帯とこの第1の時間帯よりも前の前記第2の時間帯とを含む対象時間範囲の時間帯毎の電力料金単価と前記第1の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第1の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲における第1の電力料金を第1の電力料金予測部により予測する第1の電力料金予測ステップと、
    前記第2の時間帯および前記第1の時間帯において前記通常空調運転を行う場合の、前記対象時間範囲における前記室内空間の第2の室温推移を第2の室温推移予測部により予測する第2の室温推移予測ステップと、
    記対象時間範囲の時間帯毎の電力料金単価と前記第2の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第2の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲における第2の電力料金を第2の電力料金予測部により予測する第2の電力料金予測ステップと、
    前記第1の電力料金および前記第2の電力料金を予測結果提示部により予測結果として提示する予測結果提示ステップと
    を有することを特徴とする情報提示方法。
  5. 調機を介して第1の設定温度を目標室温として室内空間の室温を制御する空調制御装置と、
    電力を抑制することが定められた第1の時間帯よりも前の第2の時間帯に、前記室内空間の室温が前記第1の時間帯の第1の設定温度とは異なる第2の設定温度になるように前記空調制御装置を介して前記空調機を動作させる予備空調運転を行い、前記第1の時間帯に前記第1の設定温度を目標室温として前記空調制御装置を介して前記空調機を動作させる通常空調運転を行う場合、前記第2の時間帯および前記第1の時間帯を含む対象時間範囲における前記室内空間の第1の室温推移を予測する第1の室温推移予測部と、
    前記第1の時間帯とこの第1の時間帯よりも前の前記第2の時間帯とを含む対象時間範囲の時間帯毎の電力料金単価と前記第1の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第1の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲における第1の電力料金を予測する第1の電力料金予測部と、
    前記第2の時間帯および前記第1の時間帯において前記通常空調運転を行う場合の、前記対象時間範囲における前記室内空間の第2の室温推移を予測する第2の室温推移予測部と、
    記対象時間範囲の時間帯毎の電力料金単価と前記第2の室温推移の予測結果に対応した前記空調機の動作により消費される第2の消費電力とに基づいて、前記対象時間範囲における第2の電力料金を予測する第2の電力料金予測部と、
    前記第1の電力料金および前記第2の電力料金を予測結果として提示する予測結果提示部と
    を備えることを特徴とする情報提示システム。
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