JP6525857B2 - 屋根付き建築物の建方工法及び屋根中間構造物 - Google Patents

屋根付き建築物の建方工法及び屋根中間構造物 Download PDF

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本発明は、ガソリンスタンドのキャノピーや店舗などの屋根付き建築物を従来工法による建屋と同様の機能及び安全性を確保し、短期間で、かつ安価に建築することを可能とする屋根付き建築物の建方工法及び屋根中間構造物に関する。
従来、本願出願人は、分解移設して再利用することを可能とした分解可能な新規な建築構造として、例えば、特許文献1に記載された建築構造を提案している。
一方、屋根の施工方法として、屋根本体の組み立てを地上において行うようにし、組み立てた屋根本体を吊り上げて地上の支柱に合体させる方法が特許文献2に提案されている。このような組み立てた屋根本体を吊り上げる方法では、組み立てた屋根本体は骨組みだけのものよりも重量があるため、吊り上げている時間はなるべく短い方が好ましい。しかしながら、特許文献2の方法では、地上に設置した複数の支柱に対して、吊り上げた屋根本体の複数の連結部を嵌合させるため、吊り上げ作業を慎重に行う必要があり、吊り上げ作業に時間がかかり、またクレーン車での屋根本体の吊り上げにも熟練の技術が要求されるという問題があった。
実案第3150342号公報 特開平9−195389号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたもので、ガソリンスタンドのキャノピーや店舗などの屋根付き建築物に好適に用いることができ、足場を組む必要がなく、塗装や外装作業を行った屋根を吊り上げている時間を極めて少なくすることができ、安全且つ短期間で施工可能な屋根付き建築物の建方工法及び屋根中間構造物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の屋根付き建築物の建方工法は、屋根本体と、前記屋根本体の下面に上端部が取り付けられ且つ地上に対して垂直に仮固定された複数本の仮柱と、前記屋根本体の下面に上端部の片端部が枢動可能に取り付けられ且つ地上に対して傾斜して設置された複数本の本柱と、を有する屋根中間構造物を準備する屋根中間構造物準備工程と、前記屋根中間構造物に対して外装工事を行い、屋根最終構造物を作製する屋根最終構造物作製工程と、前記屋根最終構造物をジャッキアップし、前記仮柱を外す仮柱外し工程と、前記屋根最終構造物を吊り上げて前記本柱を地上に垂直に固定する本柱固定工程と、を有する、屋根付き建築物の建方工法である。
前記屋根中間構造物準備工程において、建設敷地内に形成された基礎に設置された柱接続部が内部に収納されてなる複数の柱接続穴に、前記仮柱をそれぞれ挿入し、前記仮柱を仮固定するようにするのが好ましい。
前記本柱固定工程において、建設敷地内に形成された基礎に設置された柱接続部が内部に収納されてなる複数の柱接続穴に、前記本柱をそれぞれ挿入し、前記本柱を固定するようにするのが好ましい。
前記地上に傾斜して設置された複数本の本柱の下端部の下に前記複数の柱接続穴へと伸びるガイドレールをそれぞれ設け、前記本柱固定工程において、前記本柱の下端部が前記ガイドレール上を摺動し、前記柱接続穴に前記本柱が挿入されるようにするのが好適である。
前記屋根本体の下面に上端部の片端部が蝶番によって枢動可能に取り付けられてなるのが好適である。
前記仮柱及び本柱が鉄骨であるのが好適である。
本発明の屋根中間構造物は、屋根本体と、前記屋根本体の下面に上端部が取り付けられ且つ地上に垂直に仮固定された複数本の仮柱と、前記屋根本体の下面に上端部の片端部が枢動可能に取り付けられ且つ地上に傾斜して設置された複数本の本柱と、を有する屋根中間構造物である。
本発明の屋根付き建築物の建方工法及び屋根中間構造物によれば、ガソリンスタンドのキャノピーや店舗などの屋根付き建築物に好適に用いることができ、足場を組む必要がなく、塗装や外装作業を行った屋根を吊り上げている時間を極めて少なくすることができ、安全且つ短期間で施工可能な屋根付き建築物の建方工法及び屋根中間構造物を提供することができるという著大な効果を奏する。
本発明の屋根付き建築物の建方工法において屋根中間構造物を構築している途中の状態を示す要部斜視図である。 図1の状態からさらに構築した途中の状態を示す要部斜視図である。 仮柱の上端部及び本柱の上端部の様子を示す要部拡大図である。 図2の状態から屋根材を取付けた状態を示す要部斜視図である。 仮柱を柱接続穴に挿入し、仮固定されている様子を示す要部拡大図である。 屋根中間構造物を構築した状態を示す要部斜視図である。 屋根中間構造物に対して付属品を取付けた様子を示す要部拡大図である。 屋根中間構造物に対してさらに付属品を取付けた様子を示す要部拡大図である。 屋根最終構造物をジャッキアップする様子を示す要部斜視図である。 仮柱を外した状態を示す要部斜視図である。 ガイドレールを設けた状態を示す要部斜視図である。 柱接続穴の様子を示す要部拡大図である。 屋根最終構造物の吊り上げ前の状態を示す要部斜視図である。 屋根最終構造物を吊り上げている状態を示す概略斜視図である。 屋根最終構造物を吊り上げて本柱を地上に垂直に固定した状態を示す概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、これら実施の形態は例示的に示されるもので、本発明の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。図示において、同一部材は同一符号であらわされる。
図1〜5は本発明の屋根付き建築物の建方工法において図6によく示される屋根中間構造物10を構築している途中の状態を示す図である。図において、符号12は、鉄骨の梁であり、梁12を継ぎ合わせて骨組みとし、屋根材14を取付けて屋根本体16となる。図1の状態からさらに梁12を継ぎ合わせて骨組みとした状態が図2であり、図4に示されるように屋根材14を取付ける。
複数本の仮柱18の上端部が梁12に取り付けられることで、屋根本体16の下面に複数本の仮柱18の上端部が取り付けられている。仮柱18は、鉄骨であり、地上Gに対して垂直に仮固定されている。図5に示すように、建設敷地内に形成された基礎20に設置された柱接続部22が内部に収納されてなる複数の柱接続穴24に、前記仮柱18をそれぞれ挿入し、前記仮柱18が柱接続部22とボルト26で連結されることで、仮固定されている。基礎20に設置された柱接続部22の例としては、特許文献1に記載されたような床に固定設置され上部に柱受け部を有する基台が適用できる。即ち、特許文献1に記載されたような基台に設けた柱受け部が、図5に示す柱接続穴24内に設置されるように構成すればよい。
また、鉄骨製の複数本の本柱28の上端部の片端部30は、図3によく示されるように蝶番31で接続プレート33を介して梁12に取り付けられることで、屋根本体16の下面に本柱28の上端部の片端部30が枢動可能に取り付けられている。仮柱18の上端部もボルト26で接続プレート33に取り付けられている。そして、図6に示す屋根中間構造物10の状態では、屋根本体16の下面に本柱28の上端部の片端部30が枢動可能に取り付けられている状態であるため、本柱28は地上Gに対して傾斜して設置されている。
このように作製して屋根中間構造物10を準備する(屋根中間構造物準備工程)。そして、屋根中間構造物10に塗装や付属品の取り付けといった外装工事を行う。図7には、屋根中間構造物10に塗装を施し、監視カメラ32を取付けた状態を示す。さらに、図8には、屋根中間構造物10に照明34を取付けた状態を示す。このようにして、図9に示す屋根最終構造物36が作製される(屋根最終構造物作製工程)。このように、屋根最終構造物36の作製まで、屋根中間構造物10は仮柱18で支えられた状態で全て低所での作業となることから、作業者は地上で作業を行うことができる。従って、足場を組む必要がないため、安全性が高く作業がし易いだけでなく、工期の大幅な短縮及びコストの大幅な削減となる。工期は典型的な従来の工法と比べておよそ4分の1程度の短縮となる。
図9は、屋根最終構造物36をジャッキ38を使ってジャッキアップする様子を示す。図9のようにして、ジャッキ38を屋根最終構造物36の梁12に当接せしめジャッキアップする。そして、屋根最終構造物36をジャッキ38でジャッキアップし、図10のように、仮柱18を外す(仮柱外し工程)。
図11は、地上Gに傾斜して設置された本柱28の下端部の下に柱接続穴24へと伸びるガイドレール40を設けた様子を示す。また、図12によく示されるように、柱接続穴24では、柱接続部22から仮柱18を外してあり、摺動してくる本柱28を柱接続穴24へ導くためのストッパー板42を設けてある。
そして、図13のように、地上Gに傾斜して設置された複数本の本柱28の下端部の下に前記複数の柱接続穴24へと伸びるガイドレール40をそれぞれ設ける。
次に、図14に示すように、クレーン44で屋根最終構造物36を吊り上げる。屋根最終構造物36を吊り上げていくと、本柱28の下端部はガイドレール40上を摺動し、柱接続穴24に本柱28が挿入される。最終的に、図15に示すように、本柱28が地上に垂直になるので、本柱28を柱接続穴24の柱接続部22にボルトで結合し、本柱28が地上Gに垂直に固定されることなる(本柱固定工程)。また、本柱28の上端部も、屋根本体16の下面の接続プレート33にボルトで結合させる。図15のジャッキ38はその後片づける。
本発明では、屋根最終構造物36を吊り上げていくだけで本柱28を立てることができるため、吊り上げたままの屋根最終構造物36の下をする時間が極めて短くて済み、安全性が高い。屋根最終構造物36を吊り上げて本柱28を柱接続穴24に挿入するまでの時間はおよそ2分程度である。また、屋根最終構造物36を吊り上げて本柱28を柱接続穴24に挿入してボルトで固定するまでの時間でもおよそ30分程度で行うことができる。
本発明の屋根付き建築物の建方工法は、ガソリンスタンドのキャノピーの建方工法に好適である。また、店舗や事務所棟等の屋根付き建築物の建方工法にも好適である。また、店舗や事務所棟等の屋根付き建築物に適用する場合には、特許文献1に記載された分解可能な建築構造の外壁パネルを適用することにより、容易に分解可能で組立施工が可能となる。
10:屋根中間構造物、12:梁、14:屋根材、16:屋根本体、18:仮柱、20:基礎、22:柱接続部、24:柱接続穴、26:ボルト、28:本柱、30:片端部、31:蝶番、32:監視カメラ、33:接続プレート、34:照明、36:屋根最終構造物、38:ジャッキ、40:ガイドレール、42:ストッパー板、44:クレーン、G:地上。

Claims (7)

  1. 屋根本体と、前記屋根本体の下面に上端部が取り付けられ且つ地上に対して垂直に仮固定された複数本の仮柱と、
    前記屋根本体の下面に上端部の片端部が枢動可能に取り付けられ且つ地上に対して傾斜して設置された複数本の本柱と、
    を有する屋根中間構造物を準備する屋根中間構造物準備工程と、
    前記屋根中間構造物に対して外装工事を行い、屋根最終構造物を作製する屋根最終構造物作製工程と、
    前記屋根最終構造物をジャッキアップし、前記仮柱を外す仮柱外し工程と、
    前記屋根最終構造物を吊り上げて前記本柱を地上に垂直に固定する本柱固定工程と、
    を有する、屋根付き建築物の建方工法。
  2. 前記屋根中間構造物準備工程において、建設敷地内に形成された基礎に設置された柱接続部が内部に収納されてなる複数の柱接続穴に、前記仮柱をそれぞれ挿入し、前記仮柱を仮固定するようにした請求項1記載の屋根付き建築物の建方工法。
  3. 前記本柱固定工程において、建設敷地内に形成された基礎に設置された柱接続部が内部に収納されてなる複数の柱接続穴に、前記本柱をそれぞれ挿入し、前記本柱を固定するようにした請求項1又は2記載の屋根付き建築物の建方工法。
  4. 前記地上に傾斜して設置された複数本の本柱の下端部の下に前記複数の柱接続穴へと伸びるガイドレールをそれぞれ設け、前記本柱固定工程において、前記本柱の下端部が前記ガイドレール上を摺動し、前記柱接続穴に前記本柱が挿入されるようにした、請求項3記載の屋根付き建築物の建方工法。
  5. 前記屋根本体の下面に上端部の片端部が蝶番によって枢動可能に取り付けられてなる、請求項1〜4いずれか1項記載の屋根付き建築物の建方工法。
  6. 前記仮柱及び本柱が鉄骨である、請求項1〜5いずれか1項記載の屋根付き建築物の建方工法。
  7. 屋根本体と、前記屋根本体の下面に上端部が取り付けられ且つ地上に垂直に仮固定された複数本の仮柱と、
    前記屋根本体の下面に上端部の片端部が枢動可能に取り付けられ且つ地上に傾斜して設置された複数本の本柱と、
    を有する屋根中間構造物。
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