JP6525781B2 - 管理システム、管理システムの制御方法、及びプログラム - Google Patents

管理システム、管理システムの制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、3次元のオブジェクトを造形する3Dプリンタを管理する管理システム、管理システムの制御方法、及びプログラムに関する。
近年、3Dプリンタが急速に普及してきている。3D(3−dimensional)プリンタとは、特殊なモデルデータをもとに、立体(3次元のオブジェクト)を造形する制御装置の総称である。立体造形に係る技術については、Additive Manufacturing(付加製造)とも呼ばれる。これに対して、2D(2−dimensional)プリンタは、紙(シート)などに平面的に印刷する印刷機器を示す。
3Dプリンタ自体は従来より実用化されていたが、大型装置である、専用・特殊な設備や材料が必要である、取り扱いが難しい、などの理由から、一部の業種や用途で用いられるのみであった。
3Dプリンタにおいては、近年の技術革新により、様々な造形方式が提案・実用化され、中には熱溶解積層法(FDM:Fused Deposition Modeling)に代表されるような、一般消費者にも扱える安価で容易に操作可能な3Dプリンタが急激に増加している。
また、製造業や様々な業種の企業向けの業務用3Dプリンタも、様々な造形方式・機能・性能のものが実用化されており、試作品や製品パーツの製作など様々な用途に適用され、急速に普及が進んでいる。
一方で、従来の2Dプリンタの分野において、プリンタを管理・運用するための様々なアプリケーションが存在する。
プリンタ管理アプリケーションの1つとして、オフィス用プリンタのランニングコスト・環境負荷をレポートするプリンタ管理アプリケーションが存在する。プリンタ管理アプリケーションでは、両面印刷やNin1のページレイアウトなどの印刷設定を適用した場合と適用しなかった場合とを比較して、コストや資源の節約効果をレポート・シミュレーションすることができる。
特許文献1には、片面禁止・カラー禁止・1in1禁止などのプリンタの機能制限の設定変更を適用することにより、節約効果をシミュレーションする方法が提案されている。
特開2007−317137号公報
2Dプリンタと異なり、3Dプリンタは1回あたりの出力時間が長い(数十分〜数時間など)ことが特徴として挙げられる。また、企業向けに試作品や製品の出力が可能な高性能・高精度な3Dプリンタは、一般消費者向けのものに比べ高価であり、企業内の一部の利用部門に導入されるのが一般的である。
3Dプリンタにおいても、出力設定項目の変更状況に応じて、コスト・電力量・消耗品などの節約効果をレポートしたい、というニーズがある。
しかしながら、前述したような少数台・出力時間が長い、といった3Dプリンタならではの特徴から、節約効果として訴求すべき項目は、2Dプリンタのものとは異なってくる。例えば、出力時間の節約を訴求したい場合、3Dプリンタの出力時間すなわち稼働時間の変化や、1日あたりの生産個数の変化、といった項目をレポートする必要がある。
また、3Dプリンタに設定可能な出力設定や、3Dプリンタから取得可能な結果データは、2Dプリンタとは異なるものである。
例えば、2Dプリンタの出力設定に設定可能な属性としては、片面両面種別・Nin1のページレイアウト・カラーモノクロ種別などが挙げられる。
一方、3Dプリンタの出力設定に設定可能な属性としては、材料種類・材料カラー・造形速度・ノズル温度・積層ピッチ・充填密度などが挙げられる。
2Dプリンタから取得可能な結果データとしては、用紙サイズ・カラーモノクロ種別・印刷枚数などが挙げられる。
一方、3Dプリンタから取得可能な結果データとしては、材料種類・材料カラー・造形速度・ノズル温度・積層ピッチ・充填密度に加え、材料使用量・出力時間などが挙げられる。
なお、特許文献1の技術は、2Dプリンタを管理・制御するために提案されたものであり、上述したような3Dプリンタの特徴・差異を踏まえた節約効果を出力・表示可能なものではなく、3Dプリンタの管理に用いることはできない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、3Dプリンタなどの制御装置の特徴や差異を踏まえた管理を実現する仕組みを提供することである。
本発明は、3次元のオブジェクトを造形する制御装置を管理する管理システムであって、前記制御装置で実行されたジョブの実行履歴を収集する収集手段と、前記収集された実行履歴に基づいて、3次元のオブジェクトの造形を制御するための特有の設定の利用実績と、前記オブジェクトの造形における生産性に係る実績値を含むレポートを生成する生成手段と、を有し、前記生産性に係る実績値は、所定の期間における出力オブジェクト数、オブジェクトの出力にかかった出力時間、材料使用量、および消費電力量の少なくともいずれかの実績値を含むことを特徴とする。

本発明によれば、特殊なモデルデータをもとに立体(3次元のオブジェクト)を造形する制御装置の特徴や差異を踏まえた管理を実現することができる。
本実施例の管理システムを適用可能なシステムの構成図 本システムを構成する機器の情報処理機能のハードウェア構成図 本システムのソフトウェア構成図 3Dプリンタ出力設定画面 3Dプリンタ使用状況レポート画面 3Dプリンタ生産性シミュレーション画面 3Dプリンタ生産性シミュレーション結果を計算する処理のフローチャート 3Dプリンタ出力設定の出力プロファイルへのフィードバック画面 複数オブジェクト配置による3Dプリンタ生産性シミュレーション画面 複数オブジェクト配置による3Dプリンタ生産性シミュレーション結果を計算する処理のフローチャート 出力設定情報をJSON形式で例示する図 能力情報をJSON形式で例示する図 デバイス一覧をJSON形式で例示する図 ジョブ履歴データの1レコードをJSON形式で例示する図 使用状況レポートをJSON形式で例示する図 複数オブジェクト配置の場合のジョブ履歴データの1レコードをJSON形式で例示する図 実績値をJSON形式で例示する図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す管理システムを適用可能なシステムのネットワーク構成を例示する図である。
101は、イントラネットあるいはローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワークである。102は、特殊なモデルデータをもとに立体(3次元のオブジェクト)を造形する制御装置の一例である3Dプリンタである。103および104は、コンピュータである。コンピュータ103、104としては、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどの種別が存在する。
3Dプリンタ102とコンピュータ103、104は、ネットワーク101を介して、相互に情報の送受信が可能である。なお、ネットワーク101は、無線LANなどの無線ネットワークでもよい。また、ネットワーク101は、情報の送信・受信が可能であれば、インターネットなどのパブリックネットワークでもよい。
図2は、3Dプリンタ102、コンピュータ103、104の情報処理機能のモジュール構成を例示する図である。なお、3Dプリンタ102においては、後述する図3に示すコントローラ部312の構成が図2に対応する。
201はユーザインタフェースであり、ディスプレイ、キーボード、マウス、タッチパネル、ボタンなどによる、情報や信号の入出力を行う。これらのハードウェアを備えないコンピュータは、リモートデスクトップやリモートシェルなどにより、ネットワークを介して他のコンピュータから接続・操作することも可能である。
202はネットワークインタフェースであり、LANなどのネットワークに接続して、他のコンピュータやネットワーク機器との通信を行う。204はROMであり、組込済みプログラムおよびデータが記録されている。205は一時メモリ領域のRAMである。206はハードディスク(HDD)やフラッシュメモリに代表されるような二次記憶装置である。203はCPUであり、ROM204、RAM205、二次記憶装置206などから読み込んだプログラムを実行する。以上の各部201〜206は、入出力インタフェース207を介して接続されている。
以下、図3、図4、図5を用いて、3Dプリンタ管理アプリケーションによって使用状況レポートを出力する処理を説明する。
図3は、本実施例の管理システムのソフトウェア構成(一部ハードウェア構成を含む)を例示する図である。
まず、コンピュータ103の構成について説明する。
301はスライサー/ドライバーであり、コンピュータ103にインストールされて実行されるスライサーあるいはドライバーと呼ばれるソフトウェアである。すなわち、スライサー/ドライバー301は、コンピュータ103にソフトウェアとして実装されるものであり、コンピュータ103のCPU203が二次記憶装置206に格納されたプログラムを実行することにより実現されるものである。
302は、スライサー/ドライバー301の出力設定を行うための出力設定情報である。出力設定情報302の具体例を後述する図11に示す。
303は、3Dモデルデータである。3Dモデルデータ303の一例としては、三次元形状を表現するデータを保存するファイルフォーマットのひとつであるSTL(STereoLithography)が挙げられる。
304は、3Dプリンタの制御命令である。制御命令304としては、例えばGコード(G−code)という工作機械の命令を3Dプリンタ用に拡張した形式が広く用いられている。スライサー/ドライバー301は、出力設定情報302から選択された設定値に基づき、3Dモデルデータ303を制御命令304に変換する。
305は実行結果であり、スライサー/ドライバー301で処理を実行した結果を示すものである。
以下、図4、図11を参照して、スライサー/ドライバー301における3Dプリンタの出力設定について説明する。
図4は、3Dプリンタの出力設定画面を例示する図である。
図11は、出力設定情報302の例をJSON(Java(登録商標)Script Object Notation)形式で示す図である。
図4において、400は、スライサー/ドライバー301における3Dプリンタの出力設定画面である。この画面は、例えば、コンピュータ103のユーザインタフェース201からの指示に応じて、スライサー/ドライバー301により、コンピュータ103のユーザインタフェース201に表示される。
401は、出力先の3Dプリンタを選択するドロップダウンボックスである。401は、図11に示すJSONデータの"3d−printer−destinations"配列1100の"printer−name"1101に対応する。""
402は、材料を選択するドロップダウンボックスである。
403は、出力プロファイルを選択するラジオボタンである。403は、図11に示すJSONデータの"output−profiles"配列1102に対応する。404、405、406、407、408は、それぞれエクストルーダー温度、プリントスピード、レイヤー厚さ(積層ピッチ)、充填密度、充填パターンである。404〜408は、図11に示すJSONデータの"output−profiles"配列1102内の各属性に対応する。即ち、404は"extruder−temperature"に対応する。405は"print−speed"に対応する。406は"print−layer−thickness"に対応する。407は"print−fill−density"に対応する。408は"print−fill−pattern"に対応する。
選択可能な充填パターン408の候補は、図11に示すJSONデータの"available−fill−patterns"配列1103に対応する。
409は出力ボタンである。出力ボタン409が指示されると、スライサー/ドライバー301は、出力設定情報302からユーザに選択された設定値に基づき、3Dモデルデータ303を3Dプリンタ102が実行可能な制御命令304に変換する。
次に、3Dプリンタ102の構成について説明する。
311は、3Dプリンタ102のエンジン部(ハードウェア)である。エンジン部311のハードウェア構成は、3Dプリンタ102の造形方式によって異なる。例えば、FDM(造形方式が熱溶解積層法)の場合、エンジン部311は、プリントヘッド、ステージ・プリントヘッドをx,y,z軸方向に駆動するモータ、プリントヘッドのノズルを過熱するヒータ、冷却のためのファンなどから構成される。
312はコントローラ部で、3Dプリンタ102に組み込まれた組み込みコンピュータにより構成される。組み込みコンピュータは、汎用のコンピュータに比べ、必要な機能に特化し、不必要な機能・性能・部品を削って、安価なコストで製造される。3Dプリンタに要求される機能・性能によっては、コントローラ部312は汎用のコンピュータで構成されてもよい。コントローラ部312は、例えば図2に示したようなハードウェア構成を有するものとする。
313は、コントローラ部312上で実行される3Dプリンタ制御アプリケーションである。すなわち、3Dプリンタ制御アプリケーション313は、コントローラ部312にソフトウェアとして実装されるものであり、コントローラ部312のCPU203がROM204に格納されたプログラムを実行することにより実現されるものである。
3Dプリンタ制御アプリケーション313は、ユーザインタフェース(UI)314、API(Application Programming Interface)315、エンジン制御部316を備える。
UI314は、例えば3Dプリンタ102のユーザインタフェース201を介した表示出力やユーザ操作の入力を制御する。3Dプリンタ102のユーザインタフェース201は、廉価なものでは文字のみを数行表示するLCDとハードウェア操作ボタンの組み合わせであったり、他にはタッチパネル付きLCDなどがある。ユーザは、UI314の表示内容によって、3Dプリンタの状態を確認し、UI314を操作することによって、所望の処理を3Dプリンタに命令する。
API315は、外部のコンピュータ103や104から、命令やデータの送受信を受け付ける。API315を介して、外部のコンピュータ103や104から、3Dプリンタ制御アプリケーション313に命令を送信し、3Dプリンタ102を制御する。
エンジン制御部316は、UI314、API315を介して受信した命令や、3Dプリンタ制御アプリケーション313自体が発行した命令に従い、エンジン部311の各部を動作させ、造形物の出力や出力の前処理・後処理などを実行する。
前述のスライサー/ドライバー301が生成した制御命令304は、ネットワーク101およびAPI315を介して、3Dプリンタ制御アプリケーション313に送られる。3Dプリンタ102がネットワークインタフェースを備えない場合などは、USBメモリなどの記憶装置を介して、制御命令304を3Dプリンタ制御アプリケーション313に送ることも可能である。
3Dプリンタ制御アプリケーション313では、UI314あるいはAPI315からの出力命令により、制御命令304を解釈して、エンジン制御部316がエンジン部311各部を動作させ、造形物を出力する。造形物の出力途中経過や、成功あるいは失敗といった出力の最終結果などを、出力結果317として保持される。スライサー/ドライバー301は、出力結果317を取得して、コンピュータ103でも3Dプリンタでの出力結果を確認可能とする。318は、3Dプリンタ102の能力情報である。
図12は、能力情報318の例をJSON形式で示す図である。
スライサー/ドライバー301は、図4に示した出力設定画面400内の401で選択された3Dプリンタ102から能力情報318を取得して、404、405、406で設定される値が設定可能な範囲内の値であるか否かを判定することが可能である。
図12に示すJSONデータの"printer−head−temperature−supported"1201から、エクストルーダー温度の下限・上限値が取得できる。同様に、"print−speed−supported"1202から、プリントスピードの下限・上限値が取得できる。同様に、"print−layer−thickness−supported"1203から、レイヤー厚さの下限・上限値が取得できる。これら取得した下限・上限値から、図4に示した出力設定画面400内の404、405、406がプリンタ能力の範囲内の設定値であるかを判定することができる。
次に、コンピュータ104の構成について説明する。
321は、コンピュータ104上で実行される3Dプリンタ管理アプリケーションである。すなわち、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、コンピュータ104にソフトウェアとして実装されるものであり、コンピュータ104のCPU203が二次記憶装置206に格納されたプログラムを実行することにより実現されるものである。
322はデバイス一覧であり、3Dプリンタ管理アプリケーション321の管理対象であるデバイスの一覧を示すデータである。
323はジョブ履歴データであり、3Dプリンタ102から取得した出力結果317、および、コンピュータ103から取得(収集)した実行結果305を、出力ジョブ単位で保存したジョブの履歴を示すデータである。
324は、3Dプリンタ管理アプリケーション321によって表示・出力される使用状況レポート(例えば、後述する図5)である。325は、3Dプリンタ管理アプリケーション321によって表示されるシミュレーション画面(例えば、後述する図6、図9)である。326は、3Dプリンタ管理アプリケーション321によって表示される出力設定フィードバック画面(例えば、後述する図8)である。
図13は、デバイス一覧322の例をJSON形式で示す図である。
3Dプリンタ管理アプリケーション321は、3Dプリンタ102からデバイス個体毎の固有のIDを取得して、図13に示すJSONデータの"device−serial−id"1301,1302として識別・区別が可能である。これにより、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、管理対象が複数台で、同一モデルなどが存在しても、取得したデータをデバイスの個体毎に識別・集計することができる。
3Dプリンタ管理アプリケーション321は、上記管理対象デバイスである3Dプリンタ102から出力結果317を、また、コンピュータ103からも実行結果305を常時(ジョブ実行時等)、定期的、又は、予め設定されたスケジュールに基づいて取得し、ジョブ履歴データ323に保存する。なお、ジョブの実行履歴(3Dプリンタ102の出力結果317やコンピュータ103の実行結果305)の取得タイミングは、定期的なタイミングであってもよいし、ジョブが実行されたタイミングなどの他のタイミングであってもよいし、予め設定されたスケジュールに基づくタイミングでもよい。3Dプリンタ102やコンピュータ103は、出力結果317や実行結果305を所定のタイミングで3Dプリンタ管理アプリケーション321に送信し、3Dプリンタ管理アプリケーション321がこれらを受信する。これにより、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、3Dプリンタ102で実行されたジョブの実行履歴を収集することができる。なお、3Dプリンタ102がネットワークインタフェースを備えない場合などは、コンピュータ103を介して、出力結果317を取得することも可能である。また、USBメモリなどの記憶装置を介して出力結果317をコンピュータ104に入力することも可能である。
図14は、ジョブ履歴データ323の1レコードの例をJSON形式で示す図である。
以下、ジョブ履歴データ323のJSONデータ内の各項目を説明する。
3Dプリンタ管理アプリケーション321は、図14に示すJSONデータの"device−serial−id"1401によって、どのデバイス個体の履歴データかを識別する。"job−id"1402は、同一デバイス内でジョブを個別に識別するIDである。"job−start−datetime1403"は、ジョブの開始日時を表す。"job−end−datetime"1404は、ジョブの終了日時を表す。"job−name"1405は、ジョブ名を表す。
"print−objects"配列1406は、出力対象のオブジェクトを表す。"print−objects"配列1406には、ジョブによって出力されたオブジェクトの情報が入る。オブジェクトの情報として、"model−file"1406a、"number−of−objects"1406b、"length"1406cが格納される。"model−file"1406aは、元の3Dモデルファイル名を表す。"number−of−objects"1406bはオブジェクト数を表す。"length"1406cは出力オブジェクトのx,y,z軸方向の各長さ("x−axis,y−axis,z−axis")を表す。
"job−control−file−name"1407には、制御命令のファイル名が入る。"job−exit−code"1408の"code"と"description"には、ジョブの終了コード(例えば"0")とその説明(例えば"Success")が入る。
"extruder−temperature"1409には、使用時のエクストルーダー温度が入る。"print−speed"1410,"print−layer−thickness"1411には、それぞれ用いられたプリントスピード,レイヤー厚さが入る。"print−fill−density"1412,"print−fill−pattern"1413には、それぞれ用いられた充填率,充填パターンの出力設定値が入る。
"materials"配列1414には、ジョブで使用された材料の名前(material−name)・種類(material−type)・カラー(material−color)・直径(material−diameter)・フィードされた長さ(material−feed−length)が入る。材料の使用量を体積で求める場合は、材料の直径とフィードされた長さから計算することができる。
"power−consumption"1415には、ジョブ実行によって消費された電力量(消費電力量)が入る。消費電力量は、3Dプリンタ102が消費電力量を計測可能で、取得可能となっていればそれでよいが、そのような能力を備えない場合もある。その場合は、代替の方法で簡易的に計算し消費電力量を求めることができる。例えば、ジョブの開始日時・終了日時が分かっているので、3Dプリンタの機種別に単位時間あたり平均消費電力に基づき、該当ジョブの消費電力量を計算する。また他の方法としては、3Dプリンタの機種別に、モータ・ヒータ・ファンなどの作動に必要な消費電力量に基づき、制御命令304からモータの駆動距離・ヘッドやヒータの温度・ファンの動作回転数から、該当ジョブの消費電力量を計算する。これらに限らず、更に他の方法で消費電力量を求めても構わない。
以下、図5、図15を参照して、3Dプリンタ使用状況レポートについて説明する。
図5は、3Dプリンタ使用状況レポート画面を例示する図である。
図15は、使用状況レポート324のデータ例をJSON形式で示す図である。
図5において、500は、3Dプリンタ使用状況レポートの画面である。この画面は、例えば、コンピュータ104のユーザインタフェース201からの指示に応じて、3Dプリンタ管理アプリケーション321により、コンピュータ104のユーザインタフェース201に表示される。
レポートタイトル500aは、レポートの集計対象デバイスおよび集計対象年月を示している。レポートタイトル500aは、図15に示すJSONデータの"device−serial−id"1501,"manufacturer−name"1502,"model−name"1503,"year−month"1504に対応している。
「設定値」フィールド500bには、次の501、502、503の3つの設定項目の利用実績がレポートされる。501は、図15に示すJSONデータの"average−layer−thickness"1505に対応し、使用されたレイヤー厚さの平均値を示す。502は、JSONデータの"average−fill−density"1506に対応し、使用された充填密度の平均値を示す。503は、JSONデータの"used−fill−patterns"配列1507に対応し、使用された充填パターンの割合を示す。
3Dプリンタの出力設定には、様々な設定値が存在するが、501〜503の3つの設定値は、スライサー/ドライバー301において、必須の設定項目で、出力時間・素材使用量・消費電力量に大きく影響を与える3Dプリンタ特有の設定である。
レイヤー厚さの平均値501は、素材使用量の多少で加重平均を取るため、以下の式(数1)で計算される。Lはレイヤー厚さ、Mは素材使用量である。
Figure 0006525781
充填密度の平均値502は、3Dモデル体積の大小で加重平均を取るため、以下の式(数2)で計算される。Dは充填密度、Vは3Dモデル体積である。
Figure 0006525781
「生産性実績値」フィールド500cには、500bに示した設定に応じた生産性に係る実績値として、次の511、512、513、514の4つの項目がレポートされる。511は出力オブジェクト数の実績値で、図15に示すJSONデータの"number−of−output−objects"1508に対応し、出力オブジェクト数の合計数を示す。512は出力時間の実績値で、JSONデータの"output−time"1509に対応し、出力時間の合計・平均値を示す。513は素材使用量の実績値で、JSONデータの"consumed−material−volume"1510に対応し、素材使用量の合計・平均値を示す。514は消費電力量の実績値で、JSONデータの"power−consumption"1511に対応し、消費電力量の合計・平均値を示す。
3Dプリンタ管理アプリケーション321は、収集したジョブ履歴データ323のレコードを、集計対象デバイスおよび集計対象年月で集計し、501〜503の使用された設定値および511〜514の集計値を求める。
図5の3Dプリンタ使用状況レポートによって、3Dプリンタの特徴や差異を踏まえた3Dプリンタの利用実績や、3Dプリンタにおける資源や生産性に係る実績を適切にレポートすることができるようになる。
以下、図6、図7を用いて、3Dプリンタ管理アプリケーションによって、3Dプリンタ生産性シミュレーション結果を出力する処理を説明する。
図6は、3Dプリンタ生産性シミュレーション画面である。
図6において、600は、図3の325に対応する3Dプリンタ生産性シミュレーション画面である。3Dプリンタ使用状況レポート500に対して、3Dプリンタの出力設定値の目標値を定めることが可能で、変更後の目標値に対して、生産性シミュレーション結果を出力することができる。
タイトル600aは、図5の500aと同様に、レポートの集計対象デバイスおよび集計対象年月を示している。
「設定値」フィールド600bには、601、602、603の3項目が表示され、図5の501、502、503と同様である。
604は、レイヤー厚さの平均値に対して設定した目標値である。605は、充填密度の平均値に対して設定した目標値である。606,607は、充填パターンの使用割合に対して設定した目標値である。目標値は、実績値と同一の値が初期値として設定されており、実績値の矢印と重なって表示されているものとする。また、目標値の変更は、目標値604〜607の矢印をマウス等で移動させることにより、行われるものとする。レイヤー厚さの平均値601の場合、目標値の初期値は「0.19」であったが、ユーザがマウス等により604に示す「0.25」に変更したものとする。なお、目標値の変更はこの形態に限定されるものではなく、どのような形態であってもよい。目標値が変更されると、該変更に応じて、以下に示す「生産性シミュレーション結果」フィールド600c内の値も変更される。
「生産性シミュレーション結果」フィールド600cには、図5の512、513、514と同様に、出力時間・材料使用量(素材使用量)・消費電力量の実績値611、612、613が表示される。また、前記設定した目標値に対するシミュレーション結果として、出力時間の節約予測(効率化予測)614、材料使用量の節約予測615、消費電力量の節約予測616が表示される。
図7のフローチャートを用いて、前述の出力時間・材料使用量・消費電力量の節約予測をシミュレートする処理について説明する。
図7は、生産性シミュレーション(出力時間・材料使用量・消費電力量の節約予測)の結果を計算する処理を例示するフローチャートである。このフローチャートの処理は、コンピュータ104のCPU203が二次記憶装置206に格納されたプログラムを実行することにより実現されるものであり、図6の画面が表示される際、及び、目標値が変更された際に実行される。
なお、3Dプリンタの出力設定値の平均値をP、目標値をP'とする。x=1の場合は「レイヤー厚さ」を表し、x=2の場合は「充填密度」を表す。x=3以降は各充填パターンの使用割合を表す。次に生産性の実績値をR、予測値をR'する。y=1の場合は「出力時間」を表し、y=2の場合は「素材使用量」を表し、y=3の場合は「消費電力量」を表す。
まず、S700において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、y=1〜N(本実施例ではN=3)まで、S701〜S709に示す処理を実行するように制御する。
S701において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、実績値Rを取得する。
次に、S702において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、一時格納変数T,T'を、それぞれR,0で初期化する。
次に、S703において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、x=1〜M(例えば設定可能な充填パターンが7種類ある場合はM=9)まで、S704〜S708に示す処理を実行するように制御する。
S704において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、設定値の平均値Pを取得する。
次に、S705において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、設定値の目標値P'を取得する。
次に、S706において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、相関関数fxyを取得する。この相関関数fxyは、設定値Pの変動量と実績値Rの変動量の相関関係を示す関数である。3Dプリンタのモデルあるいは個体別に相関関数fxyを求めておくことで、以降の予測値の算出に用いることができる。
3Dプリンタでは、例えば、レイヤー厚さは、より大きい値に設定されると、造形物の分解能は低下するが、出力時間は短くなる。また、消費電力量は、出力時間が短くなるのに伴い少なくなるが、素材使用量に関しては、ほぼ同じとなる。また例えば、充填密度は、より小さい値に設定されると、造形物の内部構造に使用される素材使用量が減る。それに伴い、内部構造部を出力する時間が少なくて済むため、出力時間は短くなる。また、消費電力量は、出力時間が短くなるのに伴い少なくなる。充填パターンについては、どの充填パターンを使うかによって、以下のような変化が生じる。まず、素材使用量は、充填密度にのみ依存するので、充填パターンによって変化はない。直線的な動作により作成される充填パターンの場合は、出力速度は比較的速い。形状が複雑な充填パターンは、丈夫な構造が作成できる代わりに出力速度は遅い。出力速度は出力時間に直結し、出力時間に伴い、消費電力量が変化する。
3Dプリンタには以上のような特徴があり、設定値の変動量と実績値の変動量の相関関係は、3Dプリンタのモデルあるいは個体別にことなる。よって、例えば、3Dプリンタのモデルごと(あるいは個体ごと)に、設定値の変動量に対する実績値の変動量を測定し、該測定結果に基づいて、上述の相関関数fxyを求めるようにしてもよい。なお、相関関数fxyを決定する方法は、これに限定されるものではなく、どのような方法であってもよい。
次に、S707において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、上記S706で取得した相関関数fxyを用いて以下の式(数3)により、予測値T'を求める。
Figure 0006525781
次に、S708において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、上記S707で計算した結果を一時格納変数Tに代入してコピーする。
上記S708の処理を完了すると、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、x=1〜M(上記例ではM=9)について、S704〜S708の処理を完了したか判定する。そして、未だx=1〜MについてS704〜S708の処理を完了していないと判定した場合、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、xを「1」インクリメントし、S704〜S708の処理を実行する。
一方、x=1〜MについてS704〜S708の処理を完了したと判定した場合、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、上記S703のループを抜けて、S709に処理を進める。
S709において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、予測値R'を決定する。決定された予測値R'は、節約予測値614、615、616としてシミュレーション画面600上に表示される。
上記S709の処理を完了すると、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、y=1〜N(本実施例ではN=3)について、S701〜S709の処理を完了したか判定する。そして、未だy=1〜NについてS701〜S709の処理を完了していないと判定した場合、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、yを「1」インクリメントし、S701〜S709の処理を実行する。
一方、y=1〜NについてS701〜S709の処理を完了したと判定した場合、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、上記S700のループを抜けて、本フローチャートの処理を終了する。
以上の処理により、3Dプリンタの出力設定値を変化させると、生産性に関する項目がどのように変化するかのシミュレーションの結果を求め(設定の変更に応じた、生産性に関する項目の節約予測をシミュレートし)、例えば図6に示すように表示することができる。
次に、図8を用いて、シミュレーションの結果から、スライサー/ドライバー301の出力設定情報302に目標値をフィードバックする方法を説明する。
図8は、出力プロファイルへのフィードバック設定画面を示している。
800は、図3の326に対応する出力設定フィードバック画面である。この画面は、例えば、コンピュータ104のユーザインタフェース201からの指示に応じて、3Dプリンタ管理アプリケーション321により、例えば、コンピュータ104のユーザインタフェース201に表示される。
801は、出力設定にフィードバックする対象プロファイルを選択するラジオボタンである。
802は、801で選択したプロファイルのレイヤー厚さおよび充填密度に対する、デフォルト値の変更量を設定するコントロールである。3Dプリンタにおいては、出力設定値を大幅に変更すると造形物の品質が落ちる、あるいは出力失敗の原因となり得るので、変更量を小/中/大(Defensive/Middle/Aggressive)から選択可能とする。
803は、充填パターン選択肢の並び順およびデフォルト選択肢を変更するコントロールである。
804は、フィードバック内容を出力設定情報302に反映する設定ボタンである。すなわち、設定ボタン804が押下されると、コンピュータ104の3Dプリンタ管理アプリケーション321から、図8で設定したフィードバック内容が、コンピュータ103に送信され、該フィードバンク内容により、出力設定情報302が更新される。なお、設定ボタン804が押下された場合、図8で設定したフィードバック内容が、コンピュータ104の二次記憶装置206にエクスポートされ、該エクスポートされたファイルを、コンピュータ103でインポートして出力設定情報302を更新する構成でもよい。
なお、上記の例では、802に示したデフォルト値の変更量は、固定或いはユーザにより予め設定されたものであり、図6のシミュレーション結果が反映されたものではない。しかし、802のデフォルト値の変更量に、図6のシミュレーション結果を反映させてもよい。具体的には、例えば、ユーザからシミュレーション結果のフィードバック指示が入力された場合、3Dプリンタ管理アプリケーション321が、図6のシミュレーション画面600で指定された目標値(例えば604〜607)を、802のMiddleの変更量に設定して、フィードバック画面800を表示するように構成してもよい。なお、Defensive、Agressiveの変更量は、Middleの変更量から算出するものとする。また、図6の603の充填パターンの使用割合の目標値の大きい順に、図8の803の充填パターン選択肢の並び順を設定したり、最も目標値の大きい選択肢を、デフォルト選択肢に設定するようにしてもよい。
以上のようなフィードバック内容の出力設定情報302への反映後、スライサー/ドライバー301から出力設定情報302を読み込むと、3Dプリンタ出力設定画面400の各出力プロファイルの設定値のデフォルト設定値、デフォルト選択肢、充填パターンの並び順が変更される。この方法により、ユーザは、3Dプリンタ生産性シミュレーション画面600にて設定した目標値および生産性シミュレーション結果を確認して、スライサー/ドライバー301の出力設定情報302のデフォルト設定値、選択肢を変更することが可能になる。
次に、図9、図10を用いて、3Dプリンタの複数オブジェクト配置による生産性・節約効果のシミュレーション結果を求める処理を説明する。
図9は、3Dプリンタ管理アプリケーション321における、複数オブジェクト配置による生産性シミュレーション画面である。この画面は、例えば、コンピュータ104のユーザインタフェース201からの指示に応じて、3Dプリンタ管理アプリケーション321により、コンピュータ104のユーザインタフェース201に表示される。
図9に示す生産性シミュレーション画面900において、901は、該当プリンタの指定日付(900a)の3Dプリンタ稼働レポートである。
図14に示したジョブ履歴データ323のJSONデータの例では、1ジョブにつき1つのオブジェクトが出力されたときの履歴データであった。3Dプリンタにおいては、3Dプリンタのx,y,z軸方向の出力可能な長さの範囲内に配置可能であれば、1回の出力ジョブで複数のオブジェクトを出力することも可能である。1回の出力ジョブで複数のオブジェクトを出力した場合のジョブ履歴データ323のレコードの例を、図16に、JSON形式で示す。
図16は、1回の出力ジョブで複数のオブジェクトを出力した場合のジョブ履歴データ323の1レコードの例をJSON形式で示す図である。
図16において、図14の1ジョブあたり1オブジェクトの場合のJSONデータの例と異なる点は次の通りである。1601、1602に示すように、"print−objects"に複数の異なるオブジェクトが格納されている。また、1603に示すように、"number−of−objects"には、オブジェクト数として2以上の値が格納されている。1603の例では、"number−of−objects"が「2」であるので、1601に示すオブジェクトを2つ描画する(同じオブジェクトを2つ描画する)ことになる。"print−objects"の配列の数や、"number−of−objects"の値により、ジョブ履歴データ323のレコードのうち、複数オブジェクト配置を使用しているもの・使用していないものの判別が可能である。
911、912、913は、特定日付における複数オブジェクト配置の使用率、1日あたりの出力オブジェクト数、出力オブジェクト1個あたりの消費電力量の実績値である。これらの実績値は、ジョブ履歴データ323に基づいて、3Dプリンタ管理アプリケーション321により生成される。これらの実績値を図17にJSON形式で以下に示す。
図17は、実績値をJSON形式で示す図である。
図17に示すJSONデータの"jobs"配列1701および"print−objects"配列1702から、図9の901に示す出力時間のグラフが出力される。
また、図17に示すJSONデータの"number−of−output−objects"(1703,1704)から、911、912の複数オブジェクト配置の使用率(1704/1703)、オブジェクト数(1703)を出力する。"power−consumption"(1705,1706)から、913の消費電力量を出力する。
3Dプリンタにおいては、1回あたりの出力時間が長いことから、使用効率を高めるためには、1回あたりのジョブでなるべく多くのオブジェクトを出力する方が有利である。そのため、図9の902で、複数オブジェクト配置を活用した場合の稼働シミュレーション結果を表示する。
また、914、915、916は、複数オブジェクト配置を最大限活用した場合の複数オブジェクト配置の使用率、1日あたりの出力オブジェクト数、出力オブジェクト1個あたりの消費電力量の予測値である。
複数オブジェクト配置を活用した場合の3Dプリンタ生産性シミュレーション結果を求める処理を図10のフローチャートを用いて説明する。
図10は、複数オブジェクト配置による3Dプリンタ生産性シミュレーション結果を計算する処理を例示するフローチャートである。なお、生産性シミュレーションには、稼働シミュレーション、生産性・節約効果のシミュレーション等が含まれる。このフローチャートの処理は、コンピュータ104のCPU203が二次記憶装置206に格納されたプログラムを実行することにより実現されるものであり、図9の画面が表示される際に、図17に示すJSON形式で示した実績値データの"jobs"配列1701のジョブ[n]ごとに実行される。
まず、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、図17に示すJSON形式で示した実績値データの"jobs"配列1701から、ジョブ[n]の実行履歴を取得する(S1000)。
次に、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、上記S1000で取得したジョブ[n]では、複数オブジェクト配置を使用済みであるかを判定する(S1001)。そして、ジョブ[n]では複数オブジェクト配置を使用済みであると判定した場合(S1001でYesの場合)、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ジョブ[n]では複数オブジェクト配置を使用済みでないと判定した場合(S1001でNoの場合)、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、S1002に処理を進める。
S1002において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、3Dプリンタ能力のx,y,z軸方向出力可能長さと、ジョブ[n]内の出力オブジェクトのx,y,z軸方向の長さを比較して、同一オブジェクトを追加できる空間的余裕があるかどうかを判定する。3Dプリンタ能力のx,y,z軸方向出力可能長さは、前述の能力情報318のJSONデータ内の"print−volume−supported"から取得することが可能である。
そして、上記S1002において、同一オブジェクトを追加できる空間的余裕がないと判定した場合(S1002でNoの場合)、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、同一オブジェクトを追加できる空間的余裕があると判定した場合(S1002でYesの場合)、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、S1003に処理を進める。
同一オブジェクトを追加出力すると仮定した場合、オブジェクト数が増加することにより、プリントヘッドの駆動距離が長くなりジョブ全体の出力時間が長くなる。そのため、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、S1003において、同一オブジェクトを追加出力した場合に、追加で必要な出力時間が、ジョブ[n]の終了日時から次のジョブ[n+1]の開始日時までの時間以内に収まるかを判定する。
なお、同一オブジェクトを追加出力した場合に追加で必要な出力時間は、例えば、そのオブジェクトの出力開始から出力完了までにかかった時間に、オブジェクト間のプリントヘッド移動時間を加算することにより求めることができる。なお、オブジェクト間のプリントヘッド移動時間とは、オブジェクト間を素材を圧出せずにプリントヘッドを移動させる時間を示し、移動距離と移動スピードから計算可能である。また、オブジェクト間のプリントヘッド移動は、z軸方向の積層1回に対して1回必要となる。
なお、3Dオブジェクトの出力では、オブジェクトの外殻や内部構造の出力に大部分の出力時間が費やされるため、近似的な計算としては、素材を圧出せずにヘッドを移動させる時間は無視しても構わない。なお、オブジェクトの出力開始前のプリントヘッドのウォームアップ時間等は、同一ジョブに複数オブジェクトを配置する場合、1回分で済むため、これをオブジェクト毎に加算する必要はない。
また、本実施例のジョブ履歴データには、ジョブごとの開始日時と終了日時のみならず、図示しないが、オブジェクトごとの開始日時と終了日時も含まれているものとする。3Dプリンタ管理アプリケーション321は、このオブジェクトごとの開始日時と終了日時を用いて、同一オブジェクトを追加出力した場合に追加で必要な出力時間を算出するものとする。なお、3Dプリンタ管理アプリケーション321が、出力済みのオブジェクトの制御命令を取得可能な場合には、該出力済みのオブジェクトの制御命令から、プリントヘッドの移動量(距離)および移動スピードを求め、これらを用いて、同一オブジェクトを追加出力した場合に追加で必要な出力時間を算出するように構成してもよい。また、予め、3Dプリンタのモデルごと(あるいは個体ごと)に、ジョブ内に同一のオブジェクトを追加出力した場合の出力時間の増加の割合を測定しておき、該測定結果の平均値等を用いて、同一オブジェクトを追加出力した場合に追加で必要な出力時間を求めるようにしてもよい。これらの場合、上述したオブジェクトごとの開始日時と終了日時が、ジョブ履歴データに含まれていなくてもよい。また、その他の方法で同一オブジェクトを追加出力した場合に追加で必要な出力時間を求めるように構成してもよい。
上記S1003において、同一オブジェクトを追加出力した場合に追加で必要な出力時間がジョブ[n]の終了日時から次のジョブ[n+1]の開始日時までの時間以内に収まらないと判定した場合(S1003でNoの場合)、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S1003において、同一オブジェクトを追加出力した場合に追加で必要な出力時間がジョブ[n]の終了日時から次のジョブ[n+1]の開始日時までの時間以内に収まると判定した場合(S1003でYesの場合)、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、S1004に処理を進める。
S1004において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、シミュレーション結果のジョブ[n]に、出力可能オブジェクトを追加する。この処理は、前述のJSON形式で示した実績値データの"jobs"配列内のn番目の配列内の"print−objects"配列(例えば1702)の"number−of−objects"の値に「1」を加算する。
次に、S1005において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、シミュレーション結果のジョブ[n]の終了日時に、追加で必要な出力時間を加算する。これは、前述のJSON形式で示した実績値データの"jobs"配列内のn番目の配列内の"job−end−datetime"に、追加で必要な出力時間を加算する処理に対応する。
次に、S1006において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、シミュレーション結果のジョブ[n]のオブジェクト数(例えば1703)の合計に「1」、複数オブジェクト配置使用数(例えば1704)に「1」を加算する。これは、前述のJSON形式で示した実績値データの"number−of−output−objects"の"total"1703に「1」を、"applied−multiple−objects"1704に「1」を加算する処理に対応する。ただし、最初にオブジェクトが追加配置できると判定した場合は、S1007における複数オブジェクト配置使用数("applied−multiple−objects"1704)には「2」を加算するものとする。
次に、S1007において、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、シミュレーション結果のジョブ[n]の消費電力量合計(例えば1705)に追加で必要となる消費電力量を加算し、上記S1006で求めた新しいオブジェクト数の合計で、1個あたり消費電力量(例えば1706)を再計算する。これは、前述のJSON形式で示した実績値データの"power−consumption"の"total"1705に追加で必要となる消費電力量を加算する処理、"power−consumption"1706の"average"を再計算した結果で更新する処理に対応する。
上記S1007の処理の後、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、再度S1002処理を戻し、さらに同一オブジェクトが追加できる空間的余裕と時間的余裕などがあるかを判定し、余裕がある場合に同一オブジェクトを追加する(S1002〜S1007)。そして、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、S1002〜S1003のいずれかでNoと判定した場合に、ジョブ[n]に対する処理を終了する。
以上説明した図10のS1002、S1003の処理により、ジョブごとに、該ジョブで造形するオブジェクトと同一のオブジェクトを、3Dプリンタにおいて造形可能なサイズに収まる最大数まで、また、次のジョブが開始されるタイミングまでに造形可能な最大数まで追加した場合における、生産性、消費電力の少なくともいずれかの節約効果のシミュレーションを行うことができる。
なお、図10に示した処理の例では、ジョブ[n]が複数オブジェクト配列を使用している場合(S1001でYesの場合)には、ジョブ[n]に対する処理を終了する構成について説明した。しかし、ジョブ[n]が複数オブジェクト配列を使用している場合にも、S1002以降の処理に進み、同一オブジェクトが追加できる空間的余裕と時間的余裕などがあるかを判定し、余裕がある場合に同一オブジェクトを追加するように構成してもよい。
3Dプリンタ管理アプリケーション321は、図10に示した処理をジョブ[n]のすべてのnに対して行い、該当日付の複数オブジェクト配置によるシミュレーション結果を得る。そして、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、得られたシミュレーション結果を、図9の902の出力時間グラフおよび914、915、916の複数オブジェクト配置の使用率、1日あたり出力オブジェクト数、出力オブジェクト1個あたり消費電力量の予測値として出力する。
以上説明したように、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、スライサー/ドライバー301の実行結果305、3Dプリンタ102の出力結果317を収集して、ジョブ履歴データ323を保持しておくことができる。このようにジョブ履歴データ323を集計することによって、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、3Dプリンタ使用状況レポート324(500)を出力することができる。また、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、シミュレーション画面325(600、900)において、3Dプリンタの出力設定値を変更した場合の生産性シミュレーション結果を表示することができる。
これらにより、従来、紙などに平面的に印刷する印刷機器である2Dプリンタの分野で行われていたプリンタの稼働状況のレポートや、設定値変更シミュレーションといったプリンタ管理アプリケーションで提供していたのと同様の機能が、特殊なモデルデータをもとに立体(3次元のオブジェクト)を造形する制御装置の一例である3Dプリンタの分野においても実現可能となる。よって、3Dプリンタの特徴・差異を踏まえた3Dプリンタにおける資源や生産性に関係する項目の節約効果を出力・表示可能な3Dプリンタ管理アプリケーションを提供することができる。
なお、図3において説明したソフトウェア構成は、本実施例で説明した3Dプリンタおよびコンピュータのハードウェア構成・配置に限らず実施可能であることを補足する。すなわち、各ソフトウェアは、3Dプリンタのコントローラ部312、コンピュータ103、104のどのハードウェア上で実行されてもよい。また、1台のハードウェアで全てのソフトウェアを実行してもよいし、複数のハードウェアでそれぞれ必要なソフトウェアを実行してもよい。
以上示したように、3Dプリンタ管理アプリケーション321は、3Dプリンタ102の出力に使用された出力設定値および3Dプリンタの出力結果を収集し、3Dプリンタ使用状況レポートおよび生産性シミュレーション結果を出力する構成を有する。この構成により、3Dプリンタ特有の出力設定値であるレイヤー厚さ・充填率・充填パターンなどの変更に伴う、3Dプリンタの生産性に関する項目である出力時間・材料使用量・消費電力量などの変化をシミュレーションすることが可能となる。すなわち、3Dプリンタの利用実績に基づく生産性などの効率化のためのシミュレーションを行い、3Dプリンタにおける資源や生産性に関係する項目の節約効果を出力・表示することができる。
以上より、3Dプリンタの特徴・差異を踏まえた3Dプリンタの使用状況・生産性実績値、3Dプリンタにおける資源や生産性に関係する項目の節約効果を適切にシミュレーションして出力・表示可能な3Dプリンタ管理アプリケーションを提供できる。この3Dプリンタ管理アプリケーションより、3Dプリンタの特徴や2Dプリンタとの差異を踏まえた3Dプリンタの管理を実現することができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されていてもよい。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

Claims (10)

  1. 3次元のオブジェクトを造形する制御装置を管理する管理システムであって、
    前記制御装置で実行されたジョブの実行履歴を収集する収集手段と、
    前記収集された実行履歴に基づいて、3次元のオブジェクトの造形を制御するための特有の設定の利用実績と、前記オブジェクトの造形における生産性に係る実績値を含むレポートを生成する生成手段と、を有し、
    前記生産性に係る実績値は、所定の期間における出力オブジェクト数、オブジェクトの出力にかかった出力時間、材料使用量、および消費電力量の少なくともいずれかの実績値を含む
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 前記特有の設定は、レイヤーの厚さに関する設定、充填密度に関する設定、充填パターンに関する設定の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記生産性に係る実績値は、前記出力時間の実績値を少なくとも含み、
    前記特有の設定の利用実績と前記生産性に係る実績値とを用いて、前記特有の設定に対応する値の変更に応じた、出力時間の効率化のシミュレーションを行うシミュレーション手段を有することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  4. 前記生産性に係る実績値は、前記材料使用量の実績値、または前記消費電力量の実績値の少なくと含み、
    前記特有の設定の利用実績と前記生産性に係る実績値とを用いて、前記特有の設定に対応する値の変更に応じた、材料使用量、または消費電力量節約予測のシミュレーションを行うシミュレーション手段を有することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  5. 前記制御装置が3次元のオブジェクトを造形する際に実行する制御命令を生成する情報処理装置において前記制御命令を生成する場合に、ユーザにより指定される前記3次元のオブジェクトの造形を制御するための特有の設定のデフォルト値を変更するためのデータを作成する作成手段を有し、
    前記作成手段は、前記シミュレーション手段がシミュレーションを行う際に用いた前記設定の変更に応じて、前記設定のデフォルト値を変更するためのデータを作成することを特徴とする請求項3又は4に記載の管理システム。
  6. 前記収集手段は、前記実行履歴を、前記制御装置、又は、前記制御装置が3次元のオブジェクトを造形する際に実行する制御命令を前記制御装置に送信する情報処理装置から所定のタイミングで受信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項の記載の管理システム。
  7. 前記生成手段は、前記生産性に係る実績値を含むレポートとして、出力時間、材料使用量、および消費電力量のすくなくともいずれかについて、出力オブジェクト1つあたりの平均の実績値を含ませることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項の記載の管理システム。
  8. さらに、前記生成手段が生成したレポートを、画面として提供する提供手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項の記載の管理システム。
  9. 3次元のオブジェクトを造形する制御装置を管理する管理システムの制御方法であって、
    前記制御装置で実行されたジョブの実行履歴を収集する収集ステップと、
    前記収集された実行履歴に基づいて、3次元のオブジェクトの造形を制御するための特有の設定の利用実績と、前記オブジェクトの造形における生産性に係る実績値を含むレポートを生成する生成ステップと、を有し、
    前記生産性に係る実績値は、所定の期間における出力オブジェクト数、オブジェクトの出力にかかった出力時間、材料使用量、および消費電力量の少なくともいずれかの実績値を含む
    ことを特徴とする管理システムの制御方法。
  10. コンピュータを請求項1乃至のいずれか1項に記載の手段として機能させるためのプログラム。
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