JP6524903B2 - 入力プログラム、入力装置、および入力方法 - Google Patents

入力プログラム、入力装置、および入力方法 Download PDF

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Description

本発明は、入力プログラム、入力装置、および入力方法に関する。
従来、タッチパネルを1回叩く操作であるタップ操作や、タッチパネルに触れたままスライドさせるフリック操作を受け付けることにより、受け付けた操作に応じた文字等の記号を入力する技術がある。関連する先行技術として、例えば、タッチパネルから押圧されている位置を示す位置情報を受信し、演算することで特定した一の文字を文字情報として送信するCPU(Central Processing Unit)が、一の押圧動作が開始してから終了するまでに得られる位置情報により一の文字を特定する技術がある。また、端末筐体を把持する持ち手が左手または右手かを判別し、タッチ操作の検出位置と持ち手の判別結果に基づきフリック判定の閾値を決定し、タッチ操作中の指の移動距離と閾値の比較結果に基づきタッチ操作がフリック操作であるか否かを判別する技術がある。また、タッチパネルへのタッチ操作の種類を、タッチ操作判定情報テーブルを用いて判定し、判定したタッチ操作の種類が誤りか否かを判定し、誤認識である場合、タッチ操作ログ・テーブルに誤認識であることを記録するものがある。また、直前の複数の押下間隔に基づいて求めた値と直前の複数の押下間隔以外の押下間隔を含む押下間隔に基づいた値との比率を用いて求めた値で、キーの押下を検知したときからの経過時間と比較し文字を確定することに用いる所定の時間を更新する技術がある。
特開2008−282380号公報 特開2014−170498号公報 特開2013−191175号公報 特開2011−28429号公報
しかしながら、従来技術によれば、タッチパネルを用いて記号入力を行う際の入力精度が確保できない場合がある。例えば、ユーザがフリック操作の移動距離を短くする癖を持っていたとすると、フリック操作をタップ操作として誤判定してしまい、入力精度が劣化することになる。また、フリック操作とタップ操作とを区別する閾値を補正することにより入力精度を向上させようとしても、ユーザが誤判定に気付いて入力された記号を削除して再入力した場合と、ユーザの単純な入力ミスや推敲による打ち直しの場合とを区別することができない。従って、閾値を補正する契機を特定することができず、あるユーザに適した閾値に補正することはできない。
1つの側面では、本発明は、タッチパネルを用いた記号入力の精度を向上させることができる入力プログラム、入力装置、および入力方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、タッチパネル上の押下入力の移動距離が所定の閾値以上であれば押下入力の位置および押下入力の移動方向の組み合わせに対応する記号を出力し、移動距離が所定の閾値未満であれば位置に対応する記号を出力し、出力した記号の削除を受け付けたことに応じて、記号に対応付けて位置、移動距離、移動方向のうちの少なくともいずれか一つの情報を含む履歴を記録し、タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した履歴と、新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの履歴が有する情報に対応する情報とに基づいて、所定の閾値の補正をすべきか否かを判定し、所定の閾値を補正すべきと判定した場合、履歴に基づいて、所定の閾値を補正する入力プログラム、入力装置、および入力方法が提案される。
本発明の一態様によれば、タッチパネルを用いた記号入力の精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかる入力装置101の動作例を示す説明図である。 図2は、タブレット端末200のハードウェア構成例を示す説明図である。 図3は、タブレット端末200の機能構成例を示す説明図である。 図4は、タッチパネル領域分割の一例を示す説明図である。 図5は、操作処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図6は、操作処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図7は、文字特定処理手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、統計値更新処理手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、統計値更新処理手順の他の例を示すフローチャートである。 図10は、文字記録処理手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、入力文字記録部311の記憶内容の一例を示す説明図である。 図12は、文字表示処理手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、タッチパネル102の表示例を示す説明図である。 図14は、文字削除処理手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、カーソル移動処理手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、確定処理手順の一例を示すフローチャートである。 図17は、判定修正処理手順の一例を示すフローチャートである。 図18は、条件A、B、Cを示す説明図である。 図19は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その1)である。 図20は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その2)である。 図21は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その3)である。 図22は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その4)である。 図23は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その5)である。 図24は、あるユーザの押下位置の移動距離の一例を示すグラフである。 図25は、他のユーザの押下位置の移動距離の一例を示すグラフである。
以下に図面を参照して、開示の入力プログラム、入力装置、および入力方法の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかる入力装置101の動作例を示す説明図である。図1に示す入力装置101は、タッチパネル102を1回叩く操作であるタップ操作や、タッチパネル102に触れたままスライドさせるフリック操作に基づいて、記号を入力するコンピュータである。入力する記号はどのようなものでもよく、例えば、言語を書き記すための記号である文字や、文字の区切りを示す句点、読点などの区切り記号、単位を示す記号、加算を示す「+」や減算を示す「−」等の数学記号、絵文字等である。以下の説明では、入力する記号は文字であるとする。
また、入力装置101は、タッチパネル102を有してもよいし、タッチパネル102を有するコンピュータからタッチパネル102上で押下された押下位置の始点と終点とを受け付けてもよい。本実施の形態では、入力装置101は、タッチパネル102を有するものとする。タッチパネル102を有するコンピュータとしては、例えば、タブレット端末やスマートフォン等が挙げられる。
タップ操作かフリック操作かの判定は、タッチパネル102上の押下位置の始点から終点までの移動距離が所定の閾値以上か否かで判定することができる。以下、所定の閾値を、第一の閾値111とする。例えば、第一の閾値111は、指を押下して上にあげた際に指の位置のずれが起きる度合いから決定される。
しかしながら、前述した度合いは、タッチパネル102を操作するユーザやタッチパネル102を使用する環境によって異なるため、初期設定のままでは、個々のユーザにとっては妥当でない値となる可能性がある。例えば、ユーザによっては、ユーザがタップ操作のつもりで指を動かしたのにフリック操作と判定されたり、反対に、フリック操作のつもりがタップ操作と判定されたりする誤判定が増えることになる。
フリック操作とタップ操作を判別する閾値を動的に変更する方法としては、例えば、持ち手の判別結果に基づいて閾値を決定するものが考えられる。しかしながら、打ち直しが誤判定を修正するものか、ユーザの打ち間違いを修正するものかを判定できないため、個人ごとに閾値の修正を動的に行うことができない。
また、タップの度に入力する文字を順次変更するトグル入力について、ユーザの打鍵操作を監視し、ユーザごとに閾値の設定を行う方法が考えられる。しかしながら、フリック操作による入力においては、ユーザが文字を修正入力するケースには、タップとフリックの認識間違いの場合だけでなく、ユーザ自身の打ち間違いの場合がある。そして、この2つの場合を区別することができないため、フリック操作による入力について、個人ごとに閾値の修正を動的に行うことができない。また、ユーザは、誤判定の直後に修正するだけでなく、継続して数文字入力した後に間違いに気づいて修正する場合がある。この場合、タップの度に入力する文字を順次変更するトグル入力についてユーザの打鍵操作を監視してユーザごとに閾値の設定する方法では、数文字入力後まとめて修正するパターンを検出することができない。
そこで、本実施の形態では、フリック操作かタップ操作による入力文字を削除し再入力した際、入力時と再入力時の履歴から第1の閾値111を補正すべきと判定した場合に、第1の閾値111を補正する方法について説明する。
図1を用いて、入力装置101の動作例について説明する。図1の例では、一文字を入力した際にユーザuが誤判定に気付き修正するパターンについて説明する。数文字入力後まとめて修正するパターンについては、図19〜図23を用いて説明する。図1で示すように、入力装置101は、タッチパネル102に、ソフトウェアキーボード表示領域103と、出力文字表示領域104とを表示する。ソフトウェアキーボード表示領域103は、複数の領域に分割されている。このように、入力装置101は、複数の領域に分割することにより、分割しない場合に比べて多くの種類の文字を入力することができる。しかし、入力した文字を用いる外部のアプリケーションソフトウェアが、予め入力可能な文字の種類を制限している際には、入力装置101は、領域を分割せずに、タッチ操作とフリック操作とに応じた文字を出力する形式でもよい。
図1の左の図における(1)で示すように、入力装置101は、タッチパネル102上の押下入力の移動距離が第一の閾値111以上であれば押下入力の位置および押下入力の移動方向の組み合わせに対応する文字を出力する。また、入力装置101は、移動距離が第一の閾値111未満であれば押下入力の位置に対応する文字を出力する。図1の例では、第一の閾値111が、15[画素数]であるとする。また、図1の例では、入力装置101は、ソフトウェアキーボード表示領域103内の「か」の領域で左方向のフリック操作を受け付ければ「き」を出力し、「か」の領域でタップ操作を受け付ければ「か」を出力するものとする。さらに、図1の(1)で示す例では、ユーザuは、左方向のフリック操作を行ったつもりであったが、移動距離が10[画素数]であり、第一の閾値111より小さいためタップ操作と判定された例を示す。
次に、ユーザuが誤判定に気付いたため削除の操作を行うと、図1の中央の図における(2)で示すように、入力装置101は、出力した文字の削除を受け付ける。文字の削除を受け付ける方法については、タッチパネル102上の領域のタップ操作でもよいし、入力装置101が有するスイッチ、ボタンが押下されたことでもよい。
そして、図1の中央の図における(3)で示すように、入力装置101は、出力した文字の削除を受け付けたことに応じて、出力した文字に対応付けて押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの少なくともいずれか一つの情報を含む履歴121を記録する。図1の(3)の例では、入力装置101は、押下入力の位置、移動距離、移動方向の全てを含めて履歴121に記録する。また、図1の(3)の例では、入力装置101は、押下入力の位置に対応する文字「か」を押下入力の位置として記録する。
次に、図1の右の図における(4)で示すように、入力装置101は、タッチパネル102上の新たな押下入力を受け付ける。図1の(4)では、入力装置101は、ユーザuにより第1の閾値111より長い移動距離となる左方向の押下入力を受け付けている。
そして、図1の右の図における(5)で示すように、入力装置101は、新たな押下入力を受け付けたことに応じて、履歴121と新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向とに基づいて、第一の閾値111の補正をすべきか否かを判定する。具体的には、入力装置101は、履歴121と、新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの履歴121が有する情報に対応する情報とに基づいて、第一の閾値111の補正をすべきか否かを判定する。図1の例では、履歴121に位置、移動距離、移動方向が全てある場合の判定方法について説明し、履歴121に位置、移動距離、移動方向の一部がある場合の判定方法については、図3で説明する。
例えば、入力装置101は、次の4つの条件が全て満たされる場合に、第一の閾値111を補正すべきと判定する。1つ目の条件は、履歴121の位置と新たな押下入力の位置とが同一であることである。2つ目の条件は、履歴121の移動方向と新たな押下入力の移動方向とが一致することである。3つ目の条件は、履歴121の移動距離が第一の閾値111未満であることである。4つ目の条件は、新たな押下入力の移動距離が第一の閾値111以上であることである。この4つの条件を全て満たす場合とは、ユーザuはフリック操作を行ったつもりであったが、行ったフリック操作が短すぎてタップ操作と判定された可能性がある場合である。図1の(5)の例では、4つの条件を全て満たし、入力装置101は、第一の閾値111を補正すべきと判定する。
次に、図1の右の図における(6)で示すように、入力装置101は、第1の閾値111を補正すべきと判定した場合、履歴121に基づいて、第一の閾値111を補正する。例えば、入力装置101は、押下入力の移動距離に基づいて、第一の閾値111を補正する際の候補値として第二の閾値112を算出しておき、第二の閾値112で第一の閾値111を更新することにより、第一の閾値111を補正してもよい。具体的な第二の閾値112の算出例については、図3、図8、図9等で説明するが、図1の例では、ユーザuがフリック操作を行ったつもりだった押下入力の移動距離が10であるから、入力装置101は、10から所定値として1を減算した値として9を算出する。図1の(6)の例では、第二の閾値112が9と算出されており、入力装置101は、第一の閾値111を9に補正する。これにより、入力装置101は、ユーザuが操作の誤判定に気付いた際に閾値を適正に補正することができる。
なお、以上の説明では、入力装置101がタッチパネル102を有する例を挙げたが、これに限らない。例えば、サーバとタブレット端末を含むシンクライアント環境において、入力装置101はサーバであり、サーバは、タブレット端末から押下位置の始点と終点を受け付けて、図1で説明した処理を行った後、画面情報をタブレット端末に送信してもよい。次に、入力装置101がタブレット端末である場合のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。
(タブレット端末200のハードウェア構成例)
図2は、タブレット端末200のハードウェア構成例を示す説明図である。図2において、タブレット端末200は、CPU201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ディスクドライブ204と、ディスク205と、通信インターフェース206と、タッチパネル102と、を有する。また、CPU201〜ディスクドライブ204と、通信インターフェース206と、タッチパネル102とはバス207によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU201は、タブレット端末200の全体の制御を司る演算処理装置である。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶する不揮発メモリである。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される揮発性メモリである。ディスクドライブ204は、CPU201の制御に従ってディスク205に対するデータのリードおよびライトを制御する制御装置である。ディスク205は、ディスクドライブ204の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスクドライブ204には、例えば、磁気ディスクドライブ、ソリッドステートドライブなどを採用することができる。例えばディスクドライブ204が磁気ディスクドライブである場合、ディスク205には、磁気ディスクを採用することができる。また、ディスクドライブ204がソリッドステートドライブである場合、ディスク205には、半導体素子によって形成された半導体メモリ、いわゆる半導体ディスクを採用することができる。
通信インターフェース206は、ネットワークと内部のインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する制御装置である。具体的に、通信インターフェース206は、通信回線を通じてネットワークを介して他の装置に接続される。
タッチパネル102は、ユーザuによるタップ操作やフリック操作を検出するセンサと、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示するディスプレイとを組み合わせた装置である。具体的には、センサは、ディスプレイ上に重ねて配置される。また、センサは、例えば、抵抗膜方式、表面型や投影型の静電容量方式等が採用されたセンサである。ディスプレイは、例えば、TFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイなどを採用することができる。
(タブレット端末200の機能構成例)
図3は、タブレット端末200の機能構成例を示す説明図である。タブレット端末200は、制御部300を有する。制御部300は、操作処理部301と、算出部302と、判定修正部303とを含む。操作処理部301は、出力部304と、記録部305とを含む。また、判定修正部303は、判定部306と、補正部307とを有する。制御部300は、記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201が実行することにより、各部の機能を実現する。記憶装置とは、具体的には、例えば、図2に示したROM202、RAM203、ディスク205などである。また、各部の処理結果は、CPU201のレジスタや、CPU201のキャッシュメモリ、RAM203等に格納される。
また、タブレット端末200は、第一の閾値111と、第二の閾値112と、入力文字記録部311と、削除文字記録部312とにアクセス可能である。第一の閾値111と、第二の閾値112と、入力文字記録部311と、削除文字記録部312は、RAM203、ディスク205といった記憶装置に格納される。入力文字記録部311は、入力された文字に関する情報を記憶する。削除文字記録部312は、削除された文字に関する情報を記憶する。削除文字記録部312に記録されるレコードが、図1で示した履歴121に相当する。
操作処理部301は、第一の閾値111を用いたフリック操作、タップ操作の判定および文字の特定を行う。さらに、操作処理部301は、入力文字記録部311の更新、削除操作に応じた削除文字記録部312への記録を行う。
次に、操作処理部301の一部の機能となる出力部304と記録部305とについて説明する。以下の説明では、一文字入力した状態でユーザuが誤判定に気付いた場合の機能について説明する。出力部304は、タッチパネル102上の押下入力の移動距離が第一の閾値111以上であれば押下入力の位置および押下入力の移動方向の組み合わせに対応する文字を出力し、移動距離が第一の閾値111未満であれば位置に対応する文字を出力する。
記録部305は、出力した文字の削除を受け付けたことに応じて、文字に対応付けて押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの少なくともいずれか一つの情報を含むレコードを、削除文字記録部312に記録する。
また、記録部305は、出力した文字の削除を受け付けたことに応じて、出力した文字に対応付けて、次に示す情報を含むレコードを削除文字記録部312に記録してもよい。そして、レコードには、タッチパネル102を分割した複数の領域のうちの位置に応じた領域と、第一の閾値111および移動距離の比較結果と、移動方向とが含まれる。第一の閾値111および削除文字記録部312に含まれる移動距離の比較結果を、「削除文字記録部312のフリック判定」と呼称する。移動距離が第一の閾値111以上であれば、削除文字記録部312のフリック判定が真であるとし、移動距離が第一の閾値111未満であれば、削除文字記録部312のフリック判定が偽であるとする。
また、記録部305は、出力した文字の削除を受け付けたことに応じて、さらに、移動距離を含むレコードを、削除文字記録部312に記録してもよい。
また、記録部305は、文字の削除を受け付けたことに応じて、さらに、算出部302が算出した第二の閾値112および移動距離の比較結果を含むレコードを、削除文字記録部312に記録してもよい。第二の閾値112および削除文字記録部312に含まれる移動距離の比較結果を、「削除文字記録部312の新フリック判定」と呼称する。移動距離が第二の閾値112以上であれば、削除文字記録部312の新フリック判定が真であるとし、移動距離が第二の閾値112未満であれば、削除文字記録部312の新フリック判定が偽であるとする。
算出部302は、統計量を算出し、第二の閾値112を逐次更新する。具体的には、算出部302は、押下入力の移動距離に基づいて、第二の閾値112を算出する。
また、算出部302は、タッチパネル102上の押下入力が複数行われた場合、複数の押下入力の移動距離のうちの第一の閾値111以上となる移動距離の平均値と標準偏差とに基づいて第1の値を算出する。また、算出部302は、複数の押下入力の移動距離のうちの第一の閾値111未満となる移動距離の平均値と標準偏差とに基づいて第2の値を算出してもよい。そして、算出部302は、第1の値と第2の値とに基づいて、第二の閾値112を算出する。例えば、算出部302は、第1の値と第2の値との平均値を、第二の閾値112として算出する。ここで、標準偏差は、標本標準偏差でもよいし、母集団の標準偏差でもよい。また、算出部302は、平均値の代わりに中央値を用いてもよいし、標準偏差の代わりに四分位偏差を用いてもよい。
判定修正部303は、判定修正処理を実行する。判定修正部303の一部の機能となる判定部306と補正部307とについて説明する。例えば、タブレット端末200が、タッチパネル102上の新たな押下入力を受け付けたとする。新たな押下入力を受け付けたことに応じて、判定部306は、記録した削除文字記録部312と入力文字記録部311のうちの削除文字記録部312が有する情報に対応する情報とに基づいて、第一の閾値111の補正をすべきか否かを判定する。入力文字記録部311には、新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向が記録されている。また、判定部306は、新たな押下入力によって文字を出力する前に判定してもよいし、出力した後に判定してもよい。
ここで、削除文字記録部312に含まれる情報が、押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちのいずれか一つと、削除された文字である場合の判定方法の一例について説明する。まずは、押下入力の位置と削除された文字との場合について説明する。この場合、判定部306は、削除文字記録部312に含まれる押下入力の位置と、新たな押下入力の位置とが一致し、かつ、削除された文字と新たな押下入力によって出力される文字とが異なる場合に、第一の閾値111の補正をすべきと判定する。このような処理は、例えば、フリック操作の移動方向が1方向だけに限定されているときに有効である。
次に、移動距離と削除された文字との場合について説明する。この場合、判定部306は、削除文字記録部312に含まれる移動距離が第一の閾値111以上か否かの真偽値と、新たな押下入力の移動距離が第一の閾値111以上か否かの真偽値とが異なる場合に、第一の閾値111の補正をすべきと判定する。このような処理は、例えば、領域が1つしかない場合に有効である。
次に、移動距離と削除された文字との場合について説明する。この場合、判定部306は、削除された文字と、新たな押下入力によって出力される文字とが異なり、かつ、削除文字記録部312に含まれる移動方向と新たな押下入力の移動方向が一致する場合に、第一の閾値111の補正をすべきと判定する。このような処理は、例えば、領域が1つしかない場合に有効である。
また、判定部306は、削除文字記録部312と複数の領域のうちの新たな押下入力の位置に応じた領域と、第一の閾値111および新たな押下入力の移動距離の比較結果と、新たな押下入力の移動方向とに基づいて補正をすべきか否かを判定してもよい。ここで、第一の閾値111および入力文字記録部311に含まれる新たな押下入力の移動距離の比較結果を、「入力文字記録部311のフリック判定」と呼称する。移動距離が第一の閾値111以上であれば、入力文字記録部311のフリック判定が真であるとし、移動距離が第一の閾値111未満であれば、入力文字記録部311のフリック判定が偽であるとする。
また、判定部306は、削除文字記録部312と複数の領域のうちの新たな押下入力の位置に応じた領域と、入力文字記録部311のフリック判定と、新たな押下入力の移動方向と、に基づいて、第一の閾値111の補正をすべきか否かを判定してもよい。
また、判定部306は、削除文字記録部312に含まれる領域と新たな押下入力の位置に応じた領域とが同一であり、かつ、条件Aを満たす場合、第一の閾値111の補正をすべきと判定してもよい。条件Aの内容は、図18で説明する。
また、判定部306は、削除文字記録部312に含まれる領域と新たな押下入力の位置に応じた領域とが同一であり、かつ、条件Bを満たす場合、第一の閾値111の補正をすべきと判定してもよい。条件Bの内容は、図18で説明する。
補正部307は、第一の閾値111を補正すべきと判定した場合、削除文字記録部312に基づいて、第一の閾値111を補正する。ここで、削除文字記録部312に含まれる情報が、押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちのいずれか一つと、削除された文字である場合の補正方法について説明する。まずは、押下入力の位置と削除された文字との場合と、移動方向と削除された文字との場合について説明する。ここで、削除された文字によって、削除された文字がタップ操作に対応する文字なのか、フリック操作に対応する文字なのかが判定できる。削除された文字がタップ操作に対応する文字であれば、その操作はユーザuによってフリック操作を行ったつもりのものであったため、補正部307は、第一の閾値111を小さくする方向に補正する。同様に、削除された文字がフリック操作に対応する文字であれば、その操作はユーザuによってタップ操作を行ったつもりのものであったため、補正部307は、第一の閾値111を大きくする方向に補正する。
また、補正部307は、第一の閾値111を補正すべきと判定した場合、削除文字記録部312に含まれる移動距離に基づいて、第一の閾値111を補正してもよい。例えば、削除された文字がタップ操作に対応する文字であれば、その操作はユーザuによってフリック操作を行ったつもりのものであったため、補正部307は、削除文字記録部312に含まれる移動距離より小さい値を第一の閾値111として補正する。同様に、削除された文字がフリック操作に対応する文字であれば、その操作はユーザuによってタップ操作を行ったつもりのものであったため、補正部307は、削除文字記録部312に含まれる移動距離より大きい値を第一の閾値111として補正する。
また、補正部307は、第一の閾値111を補正すべきと判定した場合、第二の閾値112で第一の閾値111を更新することにより第一の閾値111を補正してもよい。
次に、以下の説明では、数文字入力した状態でユーザuが誤判定に気付いた場合の機能について説明する。この場合、出力部304は、タッチパネル102上の押下入力が複数行われた場合、複数の押下入力の各々の押下入力に対応する文字を出力する。
記録部305は、各々の押下入力に対応する文字の削除を受け付けたことに応じて、各々の押下入力に対応する文字に対応付けて各々の押下入力の位置、各々の押下入力の移動距離、各々の押下入力の移動方向を含むレコードを削除文字記録部312に記録する。
判定部306は、タッチパネル102上の複数の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した削除文字記録部312に対応付けられた各々の押下入力に対応する文字と複数の新たな押下入力によって出力される文字とで異なる文字があるか判定する。異なる文字があれば、判定部306は、削除文字記録部312と複数の新たな押下入力の位置に応じた領域と、第一の閾値111および複数の新たな押下入力の移動距離の比較結果と、複数の新たな押下入力の移動方向とに基づいて、補正をすべきか否かを判定する。
また、判定部306は、削除文字記録部312の各々の押下入力に対応する文字と複数の新たな押下入力によって出力される文字とで異なる文字があるか判定する。異なる文字があれば、判定部306は、削除文字記録部312の各々の押下入力の位置に応じた領域と複数の新たな押下入力のうちの削除文字記録部312の各々の押下入力に対応する新たな押下入力の位置に応じた領域とが全て同一であるか判定する。全て同一である場合、判定部306は、削除文字記録部312の各々の押下入力について、条件Aまたは条件Bまたは条件Cのいずれか一つを満たせば、第一の閾値111を補正すべきと判定する。条件Cの内容は、図18で説明する。
補正部307については、一文字入力した状態でユーザuが誤判定に気付いた場合と、数文字入力した状態でユーザuが誤判定に気付いた場合とで処理が変わらないため、説明を省略する。
図4は、タッチパネル領域分割の一例を示す説明図である。図4では、タッチパネル102の表示領域を、4×4の16領域に分割した例を示す。図4の例では、分割した16領域のうちの10の領域は日本語50音の文字入力キー領域である。
タブレット端末200は、日本語50音の文字入力キー領域への押下開始時に50音の行を特定する。そして、タブレット端末200は、タップ操作で「あ」段の文字を特定し、フリック操作で「い」段〜「お」段のいずれかの文字を特定する。具体的には、タブレット端末200は、左方向へのフリック操作で「い」段の文字を特定し、上方向へのフリック操作で「う」段の文字を特定し、右方向へのフリック操作で「え」段の文字を特定し、下方向へのフリック操作で「お」段の文字を特定する。領域分割と文字の割り当ては一つの例であり、他の領域分割、割り当て方法もありうる。例えば、文字入力領域には日本語50音以外の文字を割り当ててもよい。
また、図4では、分割した16領域のうち、日本語50音の文字入力キー領域以外に、「削除」と表記された削除キー領域、「→」「←」と表記されたカーソル移動キー領域、「確定」と表記された確定キー領域を割り当てている。削除キー領域、カーソル移動キー領域、確定キー領域へのタップ操作を行うことで、それぞれ文字削除処理、カーソル移動処理、入力文字列の確定処理を実行する。削除処理、カーソル移動処理、確定処理の割り当ては、一つの例であり、他の割り当て方法もありうる。また、これらの処理を起動する操作は、タッチパネル上の操作でなくタブレット端末200が有する外部のスイッチや、ボタン等を使って実装してもよい。
図5は、操作処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。また、図6は、操作処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。操作処理部301は、押下開始位置と押下終了位置とを取得する(ステップS501)。次に、操作処理部301は、押下開始位置が属する領域を特定する(ステップS502)。そして、操作処理部301は、特定した領域が文字入力キー領域か否かを判断する(ステップS503)。特定した領域が文字入力キー領域である場合(ステップS503:Yes)、操作処理部301は、文字特定処理を実行する(ステップS504)。次に、操作処理部301は、統計値更新処理を実行する(ステップS505)。そして、操作処理部301は、文字記録処理を実行する(ステップS506)。次に、操作処理部301は、文字表示処理を実行する(ステップS507)。そして、操作処理部301は、判定修正処理を実行する(ステップS508)。ステップS508の処理終了後、操作処理部301は、操作処理を終了する。
一方、特定した領域が文字入力キー領域でない場合(ステップS503:No)、操作処理部301は、特定した領域が削除キー領域か否かを判断する(ステップS601)。特定した領域が削除キー領域である場合(ステップS601:Yes)、操作処理部301は、文字削除処理を実行する(ステップS602)。
一方、特定した領域が削除キー領域でない場合(ステップS601:No)、操作処理部301は、特定した領域がカーソル移動キー領域か否かを判断する(ステップS603)。特定した領域がカーソル移動キー領域である場合(ステップS603:Yes)、操作処理部301は、カーソル移動処理を実行する(ステップS604)。
一方、特定した領域がカーソル移動キー領域でない場合(ステップS603:No)、操作処理部301は、特定した領域が確定キー領域か否かを判断する(ステップS605)。特定した領域が確定キー領域である場合(ステップS605:Yes)、操作処理部301は、確定処理を実行する(ステップS606)。
ステップS602、ステップS604、ステップS606のうちのいずれか一つの処理終了後、または、特定した領域が確定キー領域でない場合(ステップS605:No)、操作処理部301は、操作処理を終了する。
図7は、文字特定処理手順の一例を示すフローチャートである。文字特定処理は、入力された文字を特定する処理である。操作処理部301は、押下開始位置と押下終了位置とから、移動距離、上下左右のいずれかの移動方向を算出する(ステップS701)。ここで、本実施の形態では、移動方向は、4方向であるが、これに限られず、例えば、斜めの方向を加えた8方向でもよい。
次に、操作処理部301は、移動距離が第一の閾値111以上か否かを判断する(ステップS702)。移動距離が第一の閾値111以上である場合(ステップS702:Yes)、操作処理部301は、ユーザuの操作をフリック操作と判定する(ステップS703)。そして、操作処理部301は、該当する文字入力領域でのフリック操作の各移動方向に割り当てられた文字を特定する(ステップS704)。
一方、移動距離が第一の閾値111未満である場合(ステップS702:No)、操作処理部301は、ユーザuの操作をタップ操作と判定する(ステップS705)。そして、操作処理部301は、該当する文字入力キー領域でのタップ操作に割り当てられた文字を特定する(ステップS706)。
ステップS704またはステップS706の処理終了後、操作処理部301は、文字特定処理を終了する。なお、ステップS702、ステップS703、ステップS705の処理において、操作処理部301は、移動距離が第一の閾値111より大きい場合に、フリック操作と判定し、移動距離が第一の閾値111以下の場合に、タップ操作と判定してもよい。
次に、統計値更新処理について、図8、図9を用いて二つの例を示す。
図8は、統計値更新処理手順の一例を示すフローチャートである。算出部302は、ユーザuの操作がタップ操作か否かを判断する(ステップS801)。ユーザuの操作がタップ操作である場合(ステップS801:Yes)、算出部302は、過去の一定期間におけるタップ操作の移動距離の平均値を算出する(ステップS802)。次に、算出部302は、過去の一定期間におけるタップ操作の移動距離の分散および標準偏差を算出する(ステップS803)。
そして、算出部302は、平均値+3×標準偏差を、第二の閾値112として保存する(ステップS804)。ここで、図8の例では、ユーザuの通常のタップ操作での指のずれより十分に大きい値が第二の閾値112として保存される。また、算出部302は、フリック操作の集合に関する統計量を用いて第二の閾値112を算出してもよい。フリック操作の集合に関する統計量を用いる例については、図9を用いて説明する。
ステップS804の処理終了後、または、ユーザuの操作がタップ操作でない場合(ステップS801:No)、算出部302は、統計値更新処理を終了する。
図9は、統計値更新処理手順の他の例を示すフローチャートである。算出部302は、ユーザuの操作がタップ操作か否かを判断する(ステップS901)。ユーザuの操作がタップ操作である場合(ステップS901:Yes)、算出部302は、過去の一定期間におけるタップ操作の移動距離の平均値を算出する(ステップS902)。次に、算出部302は、過去の一定期間におけるタップ操作の移動距離の分散および標準偏差を算出する(ステップS903)。
ユーザuの操作がタップ操作でない場合(ステップS901:No)、算出部302は、ユーザuの操作がフリック操作であるか否かを判断する(ステップS904)。ユーザuの操作がフリック操作である場合(ステップS904:Yes)、算出部302は、過去の一定期間におけるフリック操作の移動距離の平均値を算出する(ステップS905)。次に、算出部302は、過去の一定期間におけるフリック操作の移動距離の分散および標準偏差を算出する(ステップS906)。
ステップS903の処理終了後、またはステップS906の処理終了後、算出部302は、タップ操作の平均値+3×タップ操作の標準偏差を算出する(ステップS907)。ステップS907で算出される値は、図3で説明した第2の値に相当する。
また、算出部302は、フリック操作の平均値−3×フリック操作の標準偏差を算出する(ステップS908)。ステップS908で算出される値は、図3で説明した第1の値に相当する。
なお、ステップS907、ステップS908の処理について、算出部302は、タップ操作の平均値+2×タップ操作の標準偏差と、フリック操作の平均値−2×フリック操作の標準偏差とを算出してもよい。そして、算出部302は、両値の平均値を第二の閾値112として保存する(ステップS909)。
ステップS909の処理終了後、または、ユーザuの操作がフリック操作でない場合(ステップS904:No)、算出部302は、統計値更新処理を終了する。
また、図8、図9で示した統計値更新処理について、ユーザuが後から削除した文字を入力した際のタップ操作およびフリック操作については、移動距離の統計値算出の対象から除外するのが望ましい。
図10は、文字記録処理手順の一例を示すフローチャートである。操作処理部301は、入力文字記録部311のカーソル位置を取得する(ステップS1001)。次に、操作処理部301は、特定された文字に関して、「入力文字、領域ID(Identify)、移動距離、移動方向、フリック判定」という5項目の組を有するデータを作成する(ステップS1002)。各項目については、図11で説明する。
そして、操作処理部301は、作成したデータをカーソル位置の直後に挿入または追加する(ステップS1003)。次に、操作処理部301は、カーソル位置を一つ後に移動する(ステップS1004)。ステップS1004の処理終了後、操作処理部301は、文字記録処理を終了する。
図11は、入力文字記録部311の記憶内容の一例を示す説明図である。図11では、図11の(a)〜(c)に分けて、入力文字記録部311の記憶内容の一例を示す。入力文字記録部311は、ステップS1002で作成した5項目を1レコードとして記憶する。また、入力文字記録部311の1つのレコードが、1つのフリック操作またはタップ操作に対する入力文字を示す。
5項目について、具体的に説明する。入力文字項目は、入力された文字が格納される項目である。領域ID項目は、押下された領域を識別する情報が格納される。移動距離項目は、押下された移動距離を画素単位で示した値が格納される。移動方向項目は、押下位置の始点から押下位置の終点に向かう方向を示す情報が格納される。フリック判定項目は、「移動距離≧第一の閾値111」の真偽値が格納される。フリック判定が真である場合、タブレット端末200がフリック操作であると判定したことを示す。これに対し、フリック判定が偽である場合、タブレット端末200がタップ操作であると判定したことを示す。
図11の(a)に示す入力文字記録部311は、レコード1101_1を有する。また、図11の(a)では、レコード1101_1が示す入力文字の右側にカーソルがあることを示す。レコード1101_1は、領域IDが「か」の領域に、タップ操作が行われ、入力文字が「か」と特定されたことを示す。
図11の(b)では、図11の(a)の状態から、タップ操作により文字「か」が特定された際の入力文字記録部311の記憶内容とカーソル位置とを示す。具体的には、図11の(b)では、入力文字記録部311は、レコード1101_1の次として、入力文字「か」に関するレコード1101_2が追加されたことと、レコード1101_2が示す入力文字「か」の右側にカーソルがあることを示す。
図11の(c)では、図11の(b)の状態から、フリック操作により文字「い」が特定された際の入力文字記録部311の記憶内容とカーソル位置とを示す。具体的には、図11の(c)では、入力文字記録部311は、レコード1101_2の次として、入力文字「い」に関するレコード1101_3が追加されたことと、レコード1101_3が示す入力文字「い」の右側にカーソルがあることを示す。
図12は、文字表示処理手順の一例を示すフローチャートである。操作処理部301は、入力文字記録部311に記録された各入力文字を結合した文字列を、タッチパネル102に表示する(ステップS1201)。次に、操作処理部301は、カーソル位置にカーソルを表す記号を、タッチパネル102に表示する(ステップS1202)。ステップS1202の処理終了後、操作処理部301は、文字表示処理を終了する。
図13は、タッチパネル102の表示例を示す説明図である。図13の例では、タッチパネル102は、表示枠1301内に、「かかい」という文字列を表示しており、さらに、カーソル位置に相当する文字「い」の後ろにカーソルを表す記号として、Iビームポインタ1302を表示する。
図14は、文字削除処理手順の一例を示すフローチャートである。操作処理部301は、カーソル位置の前にデータがあるか否かを判断する(ステップS1401)。カーソル位置の前にデータがある場合(ステップS1401:Yes)、操作処理部301は、入力文字記録部311のカーソル位置直前のデータを削除する(ステップS1402)。次に、操作処理部301は、削除した文字に関する移動距離と第二の閾値112とを比較した判定結果を新フリック判定に設定する(ステップS1403)。そして、操作処理部301は、削除した文字に関するデータの組に、新フリック判定を追加したデータの組を作成する(ステップS1404)。
次に、操作処理部301は、作成したデータを、削除文字記録部312の先頭に挿入する(ステップS1405)。そして、操作処理部301は、カーソル位置を修正する(ステップS1406)。次に、操作処理部301は、文字表示処理を実行する(ステップS1407)。ステップS1407の処理終了後、または、カーソル位置の前にデータがない場合(ステップS1401:No)、操作処理部301は、文字削除処理を終了する。
ここで、本実施の形態では、操作処理部301は、文字削除処理として、カーソル位置の前の文字を削除するBackspaceキー型の一文字削除を行っているが、カーソル位置の次の文字を削除する Deleteキー型の一文字削除を使用してもよい。また、操作処理部301は、削除操作は複数の連続した文字を選択して消去する形の消去でもよい。
図15は、カーソル移動処理手順の一例を示すフローチャートである。操作処理部301は、カーソル移動操作の方向を確認する(ステップS1501)。左方向へのカーソル移動操作である場合(ステップS1501:左方向)、操作処理部301は、現在のカーソル位置が最左端か否かを判断する(ステップS1502)。現在のカーソル位置が最左端でない場合(ステップS1502:No)、操作処理部301は、カーソル位置を一つ前に移動する(ステップS1503)。
一方、右方向へのカーソル移動操作である場合(ステップS1501:右方向)、操作処理部301は、現在のカーソル位置が最右端か否かを判断する(ステップS1504)。現在のカーソル位置が最右端でない場合(ステップS1504:No)、操作処理部301は、カーソル位置を一つ後に移動する(ステップS1505)。
ステップS1503またはステップS1505の処理終了後、操作処理部301は、削除文字記録部312のデータを削除する(ステップS1506)。そして、操作処理部301は、文字表示処理を実行する(ステップS1507)。
ステップS1507の処理終了後、または、現在のカーソル位置が最左端である場合(ステップS1502:Yes)、または、現在のカーソル位置が最右端である場合(ステップS1504:Yes)、操作処理部301は、カーソル移動処理を終了する。
図16は、確定処理手順の一例を示すフローチャートである。操作処理部301は、入力文字記録部311に記録されたデータを外部のアプリに送信する(ステップS1601)。次に、操作処理部301は、入力文字記録部311に記録されたデータを削除する(ステップS1602)。そして、操作処理部301は、削除文字記録部312に記録されたデータを削除する(ステップS1603)。次に、操作処理部301は、文字表示処理を実行する(ステップS1604)。ステップS1604の処理終了後、操作処理部301は、確定処理を終了する。
図17は、判定修正処理手順の一例を示すフローチャートである。判定修正部303は、削除文字記録部312に一文字以上の情報があるか否かを判断する(ステップS1701)。削除文字記録部312に一文字以上の情報がある場合(ステップS1701:Yes)、判定修正部303は、削除操作後に入力文字記録部311に追加された文字数を取得する(ステップS1702)。次に、判定修正部303は、取得した文字数が削除文字記録部312の文字数と一致するか否かを判断する(ステップS1703)。
取得した文字数が削除文字記録部312の文字数と一致する場合(ステップS1703:Yes)、判定修正部303は、入力文字に異なる箇所があるか否かを判断する(ステップS1704)。入力文字に異なる箇所がある場合(ステップS1704:Yes)、判定修正部303は、全ての領域IDが一致するか否かを判断する(ステップS1705)。全ての領域IDが一致する場合(ステップS1705:Yes)、判定修正部303は、全文字について条件A、B、Cのいずれか一つが成立するか否かを判断する(ステップS1706)。条件A、B、Cの具体的な内容については、図18で説明する。
条件A、B、Cのいずれか一つが成立する場合(ステップS1706:Yes)、ユーザuが誤判定に気付き修正した場合であるとみなし、判定修正部303は、第二の閾値112で第一の閾値111を更新する(ステップS1707)。そして、判定修正部303は、削除文字記録部312に記録されたデータを削除する(ステップS1708)。ステップS1708の処理終了後、判定修正部303は、判定修正処理を終了する。
一方、入力文字に異なる箇所がない場合(ステップS1704:No)、または領域IDが一致しない入力文字がある場合(ステップS1705:No)、または条件A、B、Cのいずれも成立しない場合(ステップS1706:No)、ユーザuの単純な入力ミスや推敲による打ち直しであるとみなし、判定修正部303は、ステップS1708の処理を実行する。
また、削除文字記録部312に一文字以上の情報がない場合(ステップS1701:No)、または取得した文字数が削除文字記録部312の文字数と一致しない場合(ステップS1703:No)、判定修正部303は、判定修正処理を終了する。
図18は、条件A、B、Cを示す説明図である。図18では、条件A、B、Cを表1801にまとめて表示してある。具体的には、レコード1801_Aが条件Aの内容を示し、レコード1801_Bが条件Bの内容を示し、レコード1801_Cが条件Cの内容を示す。
条件Aに関して、タブレット端末200は、レコード1801_Aが示すように、4つの条件が全て成り立てば、条件Aが満たされたと判定する。1つ目の条件は、入力文字記録部311の移動方向と削除文字記録部312の移動方向とが一致することである。2つ目の条件は、入力文字記録部311のフリック判定が真であることである。3つ目の条件は、削除文字記録部312のフリック判定が偽であることである。4つ目の条件は、削除文字記録部312の新フリック判定が真であることである。条件Aが満たされる場合とは、ユーザuはフリック操作を行ったつもりであったが、行ったフリック操作が短すぎてタップ操作と判定された可能性があり、第二の閾値112を用いることで、正しくフリック操作と判定できる場合である。
条件Bに関して、タブレット端末200は、レコード1801_Bが示すように、3つの条件が全て成り立てば、条件Bが満たされたと判定する。1つ目の条件は、入力文字記録部311のフリック判定が偽であることである。2つ目の条件は、削除文字記録部312のフリック判定が真であることである。3つ目の条件は、削除文字記録部312の新フリック判定が偽であることである。条件Bが満たされる場合とは、ユーザuはタップ操作を行ったつもりであったが、行ったタップ操作がずれてしまいフリック操作と判定された可能性があり、第二の閾値112を用いることで、正しくタップ操作と判定できる場合である。
条件Cに関して、タブレット端末200は、レコード1801_Cが示すように、2つの条件が全て成り立てば、条件Cが満たされたと判定する。1つ目の条件は、入力文字記録部311の入力文字と削除文字記録部312の入力文字とが一致することである。2つ目の条件は、削除文字記録部312のフリック判定と削除文字記録部312の新フリック判定とが一致することである。条件Cが満たされる場合とは、第二の閾値112を用いても修正しなくてよい文字の判定には影響がない場合である。
次に、図19〜図23を用いて、文字修正の一連の動作例を示す。
図19は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その1)である。図19に示す状態1の開始時点において、第一の閾値111が25で、第二の閾値112が15とする。そして、状態1では、「か」「か」「い」の3入力文字が特定されており、入力文字に対応するレコード1101_1〜3が入力文字記録部311に記録されている。ユーザuは、本来「き」「か」「い」と入力するはずであったが、フリックの長さ、つまり押下開始から終了までの移動距離が第一の閾値111より短かったため、タップ操作と判定されたものである。
図19に示す状態2では、状態1から、ユーザuが誤判定に気付き、一文字削除を行った状態である。文字削除が行われると、タブレット端末200は、入力文字記録部311の「い」に該当するレコード1101_3を入力文字記録部311から削除し、削除したレコード1101_3を複製したレコード1901_1を削除文字記録部312に追加する。ここで、タブレット端末200は、レコード1101_3の各データと、「移動距離≧第二の閾値112」の真偽値を示す新フリック判定とを、レコード1901_1として削除文字記録部312に追加する。
図20は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その2)である。図20に示す状態3では、状態2から、さらに二文字削除操作を行った結果を示す。入力文字記録部311にはレコードがなく、削除文字記録部312には3入力文字分のレコード1901_1〜3が追加されている。
図21は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その3)である。図21に示す状態4では、状態3から、ユーザuの打ち直しにより、3文字分のレコード2101_1〜3が入力文字記録部311に追加された状態を示す。タブレット端末200は、削除文字記録部312に一文字以上のレコードがある場合には、追加された文字数と削除文字記録部312の文字数を比較し、一致する場合にはさらに詳細に比較する。状態4では、追加された文字数が3であり、削除文字記録部312の文字数が3であるから、文字数が一致するため、タブレット端末200は、さらに詳細に比較する。
図22は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その4)である。図22に示す状態5では、状態4から、タブレット端末200が追加された文字数と削除文字記録部312の文字数とが一致することを判定した後の状態である。
ステップS1704で示した入力文字については、入力文字記録部311が「きかい」であり、削除文字記録部312が「かかい」なので、入力文字に異なる箇所があるという条件を満たす。
次に、ステップS1705で示した領域IDについては、入力文字記録部311と削除文字記録部312とで一致しており、条件を満たす。
そして、ステップS1706で示した条件A、B、Cについては、一文字目となるレコード2101_1とレコード1901_1とに関しては、条件Aが成立し、フリック操作をタップ操作と判定した誤判定が第二の閾値112で修正できることがわかる。二文字目、三文字目となるレコード2101_2、3とレコード1901_2、3とについては、条件Cを満たし、第二の閾値112でも第一の閾値111同様に正しい判定が得られることがわかる。
図23は、文字修正の一連の動作例を示す説明図(その5)である。図23に示す状態6は、状態5から、入力文字記録部311と削除文字記録部312との全てのレコード対が、比較条件A、B、Cのいずれかを満たすことを判定した後の状態である。タブレット端末200は、第一の閾値111を第二の閾値112で更新する。また、タブレット端末200は、ステップS1704〜ステップS1706の判定の結果に関わらず、削除文字記録部312のデータを削除する。
次に、あるユーザと他のユーザという2人の押下位置の移動距離を用いて、押下位置の移動距離と第一の閾値111および第二の閾値112との関係を、図24と図25とで説明する。
図24は、あるユーザの押下位置の移動距離の一例を示すグラフである。図24の例で示すグラフ2401は、あるユーザの押下位置の移動距離を示すとともに、第一の閾値111を60[画素数]とし、第二の閾値112を、図8で示した方法で算出した例を示す。ここで、あるユーザは、画素数が0から39までの移動距離の操作をタップ操作と認識しており、画素数が40以上の移動距離の操作をタップ操作と認識しているとする。
タブレット端末200は、タップ操作と判定した移動距離の平均値と標準偏差を算出する。グラフ2401の例では、画素数が0から9までの16回のタップ操作の移動距離を、全て4.5とみなす。同様に、画素数が10から19までの8回のタップ操作の移動距離を、14.5とみなし、画素数が20から29までのタップ操作の移動距離を、24.5の移動距離とみなし、画素数が50から59までのタップ操作の移動距離を、54.5の移動距離とみなす。そして、タブレット端末200は、第二の閾値112を、41.6[画素数]と算出する。このように、第二の閾値112は第一の閾値111より、あるユーザが認識している閾値により近い値となり、あるユーザの操作の癖に対応した閾値となる。
図25は、他のユーザの押下位置の移動距離の一例を示すグラフである。図25の例で示すグラフ2501は、他のユーザの押下位置の移動距離を示すとともに、第一の閾値111を50[画素数]とした例を示す。さらに、グラフ2501は、第二の閾値112を、タップ操作における「平均値+2×標準偏差」とフリック操作における「平均値−2×標準偏差」の二つの数値の平均値を第二の閾値112として算出した例を示す。ここで、他のユーザは、画素数が0から59までの移動距離の操作をタップ操作と認識しており、画素数が60以上の移動距離の操作をタップ操作と認識しているとする。また、グラフ2501に示す各移動距離は、図24で示した方法と同一の方法で算出したとみなすものとする。
タブレット端末200は、タップ操作における「平均値+2×標準偏差」を、43.8[画素数]と算出し、フリック操作における「平均値−2×標準偏差」を、77.3[画素数]と算出する。そして、タブレット端末200は、60.6[画素数]と算出する。このように、第二の閾値112は第一の閾値111より、他のユーザが認識している閾値により近い値となり、他のユーザの操作の癖に対応した閾値となる。
以上説明したように、タブレット端末200は、フリック操作かタップ操作による入力文字を削除し再入力した際、入力時と再入力時の履歴から第一の閾値111を補正すべきと判定した場合に、第一の閾値111を補正する。これにより、タブレット端末200は、ユーザuが操作の誤判定に気付いた際に閾値を適正に補正することができる。そして、タブレット端末200は、閾値を適正に補正することにより、入力精度を向上することができる。
また、タブレット端末200は、削除文字記録部312に記録したタッチパネル102を分割した複数の領域のうちの位置に応じた領域と第一の閾値111および移動距離の比較結果と移動方向と新たな押下入力とに基づいて、補正すべきか判定してもよい。これにより、タブレット端末200は、ユーザuが操作の誤判定に気付いたか否かを精度良く判定することができる。
また、タブレット端末200は、押下入力の移動距離に基づいて、第一の閾値111を補正してもよい。これにより、ユーザuが操作の誤判定に気付いた際のユーザuの癖が現れた移動距離に基づいた値に補正できるため、ユーザuに適した第一の閾値111を設定することができる。
また、タブレット端末200は、入力文字記録部311および削除文字記録部312の領域IDとフリック判定と移動方向と、削除文字記録部312の新フリック判定とに基づいて、第一の閾値111を補正すべきか否かを判定してもよい。これにより、タブレット端末200は、ユーザuが操作の誤判定に気付いたか否かを精度良く判定することができるとともに、第二の閾値112を用いて正しく判定できることを担保することができる。
また、タブレット端末200は、削除された文字と再入力された文字とについて、条件Aが満たされれば、第一の閾値111を補正すべきと判定してもよい。これにより、タブレット端末200は、ユーザuはフリック操作を行ったつもりであったが、行ったフリック操作が短すぎてタップ操作と判定された可能性があり、第二の閾値112を用いることで、正しくフリック操作と判定することができる。
また、タブレット端末200は、削除された文字と再入力された文字とについて、条件Bが満たされれば、第一の閾値111を補正すべきと判定してもよい。これにより、タブレット端末200は、ユーザuはタップ操作を行ったつもりであったが、行ったタップ操作がずれてしまいフリック操作と判定された可能性があり、第二の閾値112を用いることで、正しくタップ操作と判定することができる。
また、タブレット端末200は、削除された文字列と再入力された文字列とについて、削除された文字列と再入力された文字列に異なる箇所があれば、入力文字記録部311および削除文字記録部312を用いて、補正すべきか否かを判定してもよい。削除された文字列と再入力された文字列が同一であれば、第一の閾値111の補正は不要であるから、これにより、タブレット端末200は、第一の閾値111を補正すべきか否かの判定にかかる負荷を抑制することができる。
また、タブレット端末200は、削除された文字列と再入力された文字列との対となる文字について、条件A、B、Cのいずれかを満たす場合に、第一の閾値111を補正すべきと判定してもよい。これにより、タブレット端末200は、ユーザuが操作の誤判定に気付いた操作については正しく判定することができるようになるとともに、第一の閾値111を補正することにより、修正しなくてよい文字の判定には影響しないことを担保することができる。
また、タブレット端末200は、タップ操作と判定した平均値と標準偏差とから第1の値を算出し、フリック操作と判定した平均値と標準偏差とから第2の値を算出し、第1の値と第2の値とから第二の閾値112を算出してもよい。これにより、第二の閾値112は、タップ操作の移動距離とフリック操作の移動距離との中間となるため、タブレット端末200は、ユーザuに適した第一の閾値111に補正することができる。
なお、本実施の形態で説明した入力方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本入力プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本入力プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
タッチパネル上の押下入力の移動距離が所定の閾値以上であれば前記押下入力の位置および前記押下入力の移動方向の組み合わせに対応する記号を出力し、前記移動距離が前記所定の閾値未満であれば前記位置に対応する記号を出力し、
出力した前記記号の削除を受け付けたことに応じて、前記記号に対応付けて前記位置、前記移動距離、前記移動方向のうちの少なくともいずれか一つの情報を含む履歴を記録し、
前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの前記履歴が有する情報に対応する情報とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定し、
前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記履歴に基づいて、前記所定の閾値を補正する、
処理を実行させることを特徴とする入力プログラム。
(付記2)前記記録する処理は、
前記記号の削除を受け付けたことに応じて、前記記号に対応付けて前記タッチパネルを分割した複数の領域のうちの前記位置に応じた領域と、前記所定の閾値および前記移動距離の比較結果と、前記移動方向とを含む履歴を記録し、
前記判定する処理は、
前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記複数の領域のうちの前記新たな押下入力の位置に応じた領域と、前記所定の閾値および前記新たな押下入力の移動距離の比較結果と、前記新たな押下入力の移動方向とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定する、
ことを特徴とする付記1に記載の入力プログラム。
(付記3)前記記録する処理は、
前記記号の削除を受け付けたことに応じて、さらに、前記移動距離を含む履歴を記録し、
前記補正する処理は、
前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記履歴に含まれる前記移動距離に基づいて、前記所定の閾値を補正する、
ことを特徴とする付記2に記載の入力プログラム。
(付記4)前記コンピュータに、
前記押下入力の移動距離に基づいて、前記所定の閾値を補正する際の候補値を算出する、処理を実行させ、
前記記録する処理は、
前記記号の削除を受け付けたことに応じて、さらに、算出した前記候補値および前記移動距離の比較結果を含む履歴を記録し、
前記判定する処理は、
前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記複数の領域のうちの前記新たな押下入力の位置に応じた領域と、前記所定の閾値および前記新たな押下入力の移動距離の比較結果と、前記新たな押下入力の移動方向と、に基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定し、
前記補正する処理は、
前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記候補値で前記所定の閾値を更新することにより前記所定の閾値を補正する、
ことを特徴とする付記2または3に記載の入力プログラム。
(付記5)前記判定する処理は、
前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴に含まれる領域と前記新たな押下入力の位置に応じた領域とが同一であり、かつ、前記履歴に含まれる移動方向と前記新たな押下入力の移動方向とが一致し、かつ、前記新たな押下入力の移動距離が前記所定の閾値以上であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記所定の閾値未満であることが示され、かつ、前記履歴に含まれる前記候補値および移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記候補値以上であることが示される場合、前記所定の閾値の補正をすべきと判定する、
ことを特徴とする付記4に記載の入力プログラム。
(付記6)前記判定する処理は、
前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴に含まれる領域と前記新たな押下入力の位置に応じた領域とが同一であり、前記新たな押下入力の移動距離が前記所定の閾値未満であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記所定の閾値以上であることが示され、かつ、前記履歴に含まれる前記候補値および移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記候補値未満であることが示される場合、前記所定の閾値の補正をすべきと判定する、
ことを特徴とする付記4または5に記載の入力プログラム。
(付記7)前記出力する処理は、
前記タッチパネル上の押下入力が複数行われた場合、複数の押下入力の各々の押下入力に対応する記号を出力し、
前記削除する処理は、
出力した前記各々の押下入力に対応する記号の削除を受け付けたことに応じて、前記各々の押下入力に対応する記号に対応付けて前記各々の押下入力の位置、前記各々の押下入力の移動距離、前記各々の押下入力の移動方向を含む履歴を記録し、
前記判定する処理は、
前記タッチパネル上の複数の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴に対応付けられた前記各々の押下入力に対応する記号と前記複数の新たな押下入力によって出力される記号とで異なる記号がある場合に、記録した前記履歴と前記複数の領域のうちの前記複数の新たな押下入力の位置に応じた領域と、前記所定の閾値および前記複数の新たな押下入力の移動距離の比較結果と、前記複数の新たな押下入力の移動方向とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定する、
ことを特徴とする付記4〜6のいずれか一つに記載の入力プログラム。
(付記8)前記判定する処理は、
前記タッチパネル上の複数の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴に対応付けられた前記各々の押下入力に対応する記号と前記複数の新たな押下入力によって出力される記号とで異なる記号がある場合に、記録した前記各々の押下入力の位置に応じた領域と前記複数の新たな押下入力のうちの前記各々の押下入力に対応する新たな押下入力の位置に応じた領域とが同一であり、かつ、
前記各々の押下入力の移動方向と当該新たな押下入力の移動方向とが一致し、かつ、当該新たな押下入力の移動距離が前記所定の閾値以上であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記所定の閾値未満であることが示され、かつ、前記履歴に含まれる前記候補値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記候補値以上であることが示される、
または、当該新たな押下入力の移動距離が前記所定の閾値未満であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記所定の閾値以上であることが示され、かつ、前記履歴に含まれる前記候補値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記候補値未満であることが示される、
または、前記履歴に対応付けられた前記各々の押下入力に対応する記号と当該新たな押下入力によって出力される記号とが同一であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって示される当該移動距離が前記所定の閾値以上か否かの真偽値と前記履歴に含まれる前記候補値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって示される当該移動距離が前記候補値以上か否かの真偽値とが同一である、
場合、前記所定の閾値の補正をすべきと判定する、
ことを特徴とする付記7に記載の入力プログラム。
(付記9)前記コンピュータに、
前記タッチパネル上の押下入力が複数行われた場合、複数の押下入力の移動距離のうちの前記所定の閾値以上となる移動距離の平均値と標準偏差とに基づいて第1の値を算出するとともに、前記複数の押下入力の移動距離のうちの前記所定の閾値未満となる移動距離の平均値と標準偏差とに基づいて第2の値を算出し、
前記候補値を算出する処理は、
算出した前記第1の値と前記第2の値とに基づいて、前記候補値を算出する、
ことを特徴とする付記4〜8のいずれか一つに記載の入力プログラム。
(付記10)前記コンピュータが、前記タッチパネルを有することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の入力プログラム。
(付記11)タッチパネル上の押下入力の移動距離が所定の閾値以上であれば前記押下入力の位置および前記押下入力の移動方向の組み合わせに対応する記号を出力し、前記移動距離が前記所定の閾値未満であれば前記位置に対応する記号を出力し、
出力した前記記号の削除を受け付けたことに応じて、前記記号に対応付けて前記位置、前記移動距離、前記移動方向のうちの少なくともいずれか一つの情報を含む履歴を記録し、
前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの前記履歴が有する情報に対応する情報とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定し、
前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記履歴に基づいて、前記所定の閾値を補正する、
制御部を有することを特徴とする入力装置。
(付記12)コンピュータが、
タッチパネル上の押下入力の移動距離が所定の閾値以上であれば前記押下入力の位置および前記押下入力の移動方向の組み合わせに対応する記号を出力し、前記移動距離が前記所定の閾値未満であれば前記位置に対応する記号を出力し、
出力した前記記号の削除を受け付けたことに応じて、前記記号に対応付けて前記位置、前記移動距離、前記移動方向のうちの少なくともいずれか一つの情報を含む履歴を記録し、
前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの前記履歴が有する情報に対応する情報とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定し、
前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記履歴に基づいて、前記所定の閾値を補正する、
処理を実行することを特徴とする入力方法。
101 入力装置
102 タッチパネル
111 第一の閾値
112 第二の閾値
300 制御部
301 操作処理部
302 算出部
303 判定修正部
304 出力部
305 記録部
306 判定部
307 補正部
311 入力文字記録部
312 削除文字記録部

Claims (11)

  1. コンピュータに、
    タッチパネル上の押下入力の移動距離が所定の閾値以上であれば前記押下入力の位置および前記押下入力の移動方向の組み合わせに対応する記号を出力し、前記移動距離が前記所定の閾値未満であれば前記位置に対応する記号を出力し、
    出力した前記記号の削除を受け付けたことに応じて、前記記号に対応付けて前記位置、前記移動距離、前記移動方向のうちの少なくともいずれか一つの情報を含む履歴を記録し、
    前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの前記履歴が有する情報に対応する情報とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定し、
    前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記履歴に基づいて、前記所定の閾値を補正する、
    処理を実行させることを特徴とする入力プログラム。
  2. 前記記録する処理は、
    前記記号の削除を受け付けたことに応じて、前記記号に対応付けて前記タッチパネルを分割した複数の領域のうちの前記位置に応じた領域と、前記所定の閾値および前記移動距離の比較結果と、前記移動方向とを含む履歴を記録し、
    前記判定する処理は、
    前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記複数の領域のうちの前記新たな押下入力の位置に応じた領域と、前記所定の閾値および前記新たな押下入力の移動距離の比較結果と、前記新たな押下入力の移動方向とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力プログラム。
  3. 前記記録する処理は、
    前記記号の削除を受け付けたことに応じて、さらに、前記移動距離を含む履歴を記録し、
    前記補正する処理は、
    前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記履歴に含まれる前記移動距離に基づいて、前記所定の閾値を補正する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の入力プログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記押下入力の移動距離に基づいて、前記所定の閾値を補正する際の候補値を算出する、処理を実行させ、
    前記記録する処理は、
    前記記号の削除を受け付けたことに応じて、さらに、算出した前記候補値および前記移動距離の比較結果を含む履歴を記録し、
    前記判定する処理は、
    前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記複数の領域のうちの前記新たな押下入力の位置に応じた領域と、前記所定の閾値および前記新たな押下入力の移動距離の比較結果と、前記新たな押下入力の移動方向と、に基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定し、
    前記補正する処理は、
    前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記候補値で前記所定の閾値を更新することにより前記所定の閾値を補正する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の入力プログラム。
  5. 前記判定する処理は、
    前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴に含まれる領域と前記新たな押下入力の位置に応じた領域とが同一であり、かつ、前記履歴に含まれる移動方向と前記新たな押下入力の移動方向とが一致し、かつ、前記新たな押下入力の移動距離が前記所定の閾値以上であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記所定の閾値未満であることが示され、かつ、前記履歴に含まれる前記候補値および移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記候補値以上であることが示される場合、前記所定の閾値の補正をすべきと判定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の入力プログラム。
  6. 前記判定する処理は、
    前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴に含まれる領域と前記新たな押下入力の位置に応じた領域とが同一であり、前記新たな押下入力の移動距離が前記所定の閾値未満であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記所定の閾値以上であることが示され、かつ、前記履歴に含まれる前記候補値および移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記候補値未満であることが示される場合、前記所定の閾値の補正をすべきと判定する、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の入力プログラム。
  7. 前記出力する処理は、
    前記タッチパネル上の押下入力が複数行われた場合、複数の押下入力の各々の押下入力に対応する記号を出力し、
    前記削除する処理は、
    出力した前記各々の押下入力に対応する記号の削除を受け付けたことに応じて、前記各々の押下入力に対応する記号に対応付けて前記各々の押下入力の位置、前記各々の押下入力の移動距離、前記各々の押下入力の移動方向を含む履歴を記録し、
    前記判定する処理は、
    前記タッチパネル上の複数の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴に対応付けられた前記各々の押下入力に対応する記号と前記複数の新たな押下入力によって出力される記号とで異なる記号がある場合に、記録した前記履歴と前記複数の領域のうちの前記複数の新たな押下入力の位置に応じた領域と、前記所定の閾値および前記複数の新たな押下入力の移動距離の比較結果と、前記複数の新たな押下入力の移動方向とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の入力プログラム。
  8. 前記判定する処理は、
    前記タッチパネル上の複数の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴に対応付けられた前記各々の押下入力に対応する記号と前記複数の新たな押下入力によって出力される記号とで異なる記号がある場合に、記録した前記各々の押下入力の位置に応じた領域と前記複数の新たな押下入力のうちの前記各々の押下入力に対応する新たな押下入力の位置に応じた領域とが同一であり、かつ、
    前記各々の押下入力の移動方向と当該新たな押下入力の移動方向とが一致し、かつ、当該新たな押下入力の移動距離が前記所定の閾値以上であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記所定の閾値未満であることが示され、かつ、前記履歴に含まれる前記候補値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記候補値以上であることが示される、
    または、当該新たな押下入力の移動距離が前記所定の閾値未満であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記所定の閾値以上であることが示され、かつ、前記履歴に含まれる前記候補値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって当該移動距離が前記候補値未満であることが示される、
    または、前記履歴に対応付けられた前記各々の押下入力に対応する記号と当該新たな押下入力によって出力される記号とが同一であり、かつ、前記履歴に含まれる前記所定の閾値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって示される当該移動距離が前記所定の閾値以上か否かの真偽値と前記履歴に含まれる前記候補値および前記各々の押下入力の移動距離の比較結果によって示される当該移動距離が前記候補値以上か否かの真偽値とが同一である、
    場合、前記所定の閾値の補正をすべきと判定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の入力プログラム。
  9. 前記コンピュータに、
    前記タッチパネル上の押下入力が複数行われた場合、複数の押下入力の移動距離のうちの前記所定の閾値以上となる移動距離の平均値と標準偏差とに基づいて第1の値を算出するとともに、前記複数の押下入力の移動距離のうちの前記所定の閾値未満となる移動距離の平均値と標準偏差とに基づいて第2の値を算出し、
    前記候補値を算出する処理は、
    算出した前記第1の値と前記第2の値とに基づいて、前記候補値を算出する、
    ことを特徴とする請求項4〜8のいずれか一つに記載の入力プログラム。
  10. タッチパネル上の押下入力の移動距離が所定の閾値以上であれば前記押下入力の位置および前記押下入力の移動方向の組み合わせに対応する記号を出力し、前記移動距離が前記所定の閾値未満であれば前記位置に対応する記号を出力し、
    出力した前記記号の削除を受け付けたことに応じて、前記記号に対応付けて前記位置、前記移動距離、前記移動方向のうちの少なくともいずれか一つの情報を含む履歴を記録し、
    前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの前記履歴が有する情報に対応する情報とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定し、
    前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記履歴に基づいて、前記所定の閾値を補正する、
    制御部を有することを特徴とする入力装置。
  11. コンピュータが、
    タッチパネル上の押下入力の移動距離が所定の閾値以上であれば前記押下入力の位置および前記押下入力の移動方向の組み合わせに対応する記号を出力し、前記移動距離が前記所定の閾値未満であれば前記位置に対応する記号を出力し、
    出力した前記記号の削除を受け付けたことに応じて、前記記号に対応付けて前記位置、前記移動距離、前記移動方向のうちの少なくともいずれか一つの情報を含む履歴を記録し、
    前記タッチパネル上の新たな押下入力を受け付けたことに応じて、記録した前記履歴と、前記新たな押下入力の位置、移動距離、移動方向のうちの前記履歴が有する情報に対応する情報とに基づいて、前記所定の閾値の補正をすべきか否かを判定し、
    前記所定の閾値を補正すべきと判定した場合、前記履歴に基づいて、前記所定の閾値を補正する、
    処理を実行することを特徴とする入力方法。
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