JP6524687B2 - 浴槽循環アダプタ取付具、および浴槽循環アダプタ取付具と浴槽循環アダプタとの組み合わせセット - Google Patents

浴槽循環アダプタ取付具、および浴槽循環アダプタ取付具と浴槽循環アダプタとの組み合わせセット Download PDF

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Description

本発明は、浴槽循環アダプタ取付具、および浴槽循環アダプタ取付具と浴槽循環アダプタとの組み合わせセットに関するものである。
浴槽循環アダプタは、浴槽の側壁に取り付けられ、かつ屋外などに設置された熱源装置に配管接続されて使用されるものである。この浴槽循環アダプタは、たとえば浴槽への湯張り、すなわち浴槽に湯を落とし込む際の湯水吐出ノズルとしての役割を果たす。また浴槽循環アダプタは、たとえば風呂の追い焚き時には、浴槽内の湯を熱源装置に送り出すとともに、この熱源装置によって加熱された湯を浴槽内に戻すように湯を循環させるノズルとしての役割を果たすこともできる。
浴槽循環アダプタは、一般的には屋外などに設置された熱源装置と配管を介在して接続された状態で、浴槽の内側から浴槽に取り付けられる。このため作業者は、浴槽循環アダプタを屋外で配管に接続するとともに、屋内(浴槽内)で浴槽に取り付ける必要がある。
この浴槽循環アダプタの取り付けを一人で行なうための取付具が、たとえば特開平8−128734号公報(特許文献1)、特開2007−57223号公報(特許文献2)などに開示されている。
特開平8−128734号公報には、筒状体の一端に形成されたスリットと、そのスリット間の撓み部の外面に形成された突起とを有する取付具が開示されている。
また特開2007−57223号公報には、先端部に断面非円形部が形成された取付具が開示されている。この公報においては、取付具の先端が浴槽循環アダプタにおける外部配管連結体の孔部に嵌入された場合に、先端部の断面非円形部が孔部内壁の回転阻止壁に当接することにより取付具と外部配管連結体との相対回転が阻止されている。
特開平8−128734号公報 特開2007−57223号公報
特開平8−128734号公報に記載された取付具では、取付具を浴槽循環アダプタに取り付けた際に、浴槽循環アダプタに対する取付具の相対回転を阻止することができない。
また特開2007−57223号公報に記載された取付具では、非円形部の剛性が低いため、相対回転を阻止する力を大きく確保することができない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、浴槽循環アダプタ取付具が浴槽循環アダプタにおける外部配管連結体の孔部に嵌入された場合に、外部配管連結体との相対回転を強固に防止できる浴槽循環アダプタ取付具、および浴槽循環アダプタ取付具と浴槽循環アダプタとの組み合わせセットを提供することである。
本発明の浴槽循環アダプタ取付具は、軸部と、複数の撓み部と、複数の先端部とを備えている。軸部は、軸方向に延びる中心線を有している。複数の撓み部のそれぞれは、軸部の軸方向の端部に接続された接続部と、その軸方向において接続部の反対側に位置する先端とを有している。複数の先端部のそれぞれは、複数の撓み部の各々の先端に接続されている。撓み部と先端部との各々は、外側面と、その外側面よりも中心線側に位置する内側面とを有している。複数の撓み部の各々の外側面は、接続部側から先端側へ向かうほど中心線から離れるように傾斜した部分を有している。複数の先端部の少なくとも1つは、断面が非円形の非円形部を有している。撓み部の内側面と先端部の内側面との間に、先端部が撓み部に対して中心線側にずれるような第1の段差部が設けられている。
本発明の浴槽循環アダプタ取付具によれば、複数の撓み部は、先端側へ向かうほど中心線から離れるように傾斜した部分を有するように設けられている。このため浴槽循環アダプタ取付具の先端部および撓み部が浴槽循環アダプタにおける外部配管連結体の孔部に嵌入された場合、撓み部の先端側が中心線側に撓むことになる。このように撓んだ撓み部は元の状態に復帰しようとする。この撓み部が復帰しようとする復元力により撓み部の外側面を孔部の内壁に押し付けることができる。この押し付け力により浴槽循環アダプタ取付具を外部配管連結体に対して軸方向に固定することができる。
また先端部が非円形部を有している。このため浴槽循環アダプタ取付具の先端部および撓み部が浴槽循環アダプタにおける外部配管連結体の孔部に嵌入された場合、非円形部が孔部内壁の回転阻止壁に当接する。これにより外部配管連結体に対する浴槽循環アダプタ取付具の相対回転を防止することができる。
また撓み部の内側面と先端部の内側面との間において、先端部が撓み部に対して中心線側にずれるような第1の段差部が設けられている。このように先端部が撓み部よりも中心線側にずれているため、浴槽循環アダプタ取付具の先端部および撓み部が浴槽循環アダプタにおける外部配管連結体の孔部に嵌入されて複数の撓み部が中心線側に撓んだ場合、撓み部同士が接合される前に先端部同士が確実に圧接されて一体化される。複数の先端部が一体化されることにより先端部の剛性が向上する。このため、外部配管連結体に対して浴槽循環アダプタ取付具の相対回転を強固に防止することが可能となる。
上記の浴槽循環アダプタ取付具においては、撓み部の外側面と先端部の外側面との間において、先端部が撓み部に対して中心線側にずれるような第2の段差部が設けられている。
これにより複数の撓み部が中心線側に撓んだ状態において、先端部の径方向の寸法が撓み部の径方向の寸法よりも小さくなる。このため、浴槽循環アダプタ取付具の先端部が浴槽循環アダプタにおける外部配管連結体の孔部に嵌入されやすくなる。
上記の浴槽循環アダプタ取付具においては、先端部の外側面には平面部が形成されている。
浴槽循環アダプタ取付具の先端部が外部配管連結体の孔部に嵌入された場合、この平面部が孔部内壁の回転阻止壁に当接する。これにより外部配管連結体に対する浴槽循環アダプタ取付具の相対回転を防止することができる。
上記の浴槽循環アダプタ取付具においては、先端部の外側面には平面部の両側に肉抜きによる段部が形成されている。
このように先端部に肉抜きによる段差が形成されている。このため、複数の撓み部が先端側へ向かうほど中心線から離れるように傾斜した部分を有していても、先端部を外部配管連結体の孔部に嵌入することが可能となる。
上記の浴槽循環アダプタ取付具においては、軸部は、張り出し部と、突出部とを含んでいる。張り出し部は、端部において、撓み部の接続部よりも外周側に張り出している。突出部は、張り出し部の周方向の一部において張り出し部よりも外周側に突き出している。
浴槽循環アダプタ取付具の先端部および撓み部が外部配管連結体の孔部に嵌入される場合、張り出し部により嵌入を停止させることができる。また張り出し部から外周側に突き出した突出部を孔部内壁の回転阻止壁の位置に合わせて嵌入することにより、嵌入の際に突出部の位置から回転阻止壁の位置を知ることができる。
上記の浴槽循環アダプタ取付具においては、軸部の表面には複数の第1の凹部が軸方向に沿って並んで形成されている。撓み部の外側面には複数の第2の凹部が軸方向に沿って並んで形成されている。複数の第2の凹部の各々の幅は複数の第1の凹部の各々の幅よりも小さい。
このように撓み部の外側面に形成された第2の凹部の幅が第1の凹部の幅よりも小さいため、撓み部の外側面と外部配管連結体における孔部の内壁との接触面を大きく確保することができる。これにより撓み部と孔部の内壁との接触抵抗を大きくでき、浴槽循環アダプタ取付具を外部配管連結体に対して軸方向に強固に固定することができる。
上記の浴槽循環アダプタ取付具においては、撓み部の先端における端面と撓み部の外側面との間には第1のラウンド部が設けられている。先端部の軸方向の端部に位置する先端面と先端部の外側面との間には第2のラウンド部が設けられている。第1のラウンド部の曲率半径は第2のラウンド部の曲率半径よりも大きい。
このように撓み部先端の第1のラウンド部の曲率半径が第2のラウンド部の曲率半径よりも大きくなっているため、浴槽循環アダプタ取付具の撓み部が外部配管連結体の孔部に嵌入される場合、撓み部の外側面が孔部の内壁に沿って孔部内に挿入されやすくなる。
本発明の浴槽循環アダプタと浴槽循環アダプタ取付具との組み合わせセットは、上記の浴槽循環アダプタ取付具と、浴槽循環アダプタとを備えている。浴槽循環アダプタは、浴槽循環アダプタ取付具の先端部および撓み部を挿入可能な孔部を有する外部配管連結体と、外部配管連結体に螺合装着される内部締結体とを含んでいる。先端部および撓み部が孔部に挿入された状態において外部配管連結体に対して浴槽循環アダプタ取付具が相対的に回転することを阻止するように、孔部の内壁には非円形部に当接可能な回転阻止壁が形成されている。
本発明の浴槽循環アダプタと浴槽循環アダプタ取付具との組み合わせセットによれば、浴槽循環アダプタ取付具の撓み部が外部配管連結体の孔部に嵌入された場合、撓み部が復帰しようとする復元力により浴槽循環アダプタ取付具を外部配管連結体に対して軸方向に固定することができる。
また浴槽循環アダプタ取付具の先端部が外部配管連結体の孔部に嵌入された場合、非円形部が孔部内壁の回転阻止壁に当接することにより、外部配管連結体に対する浴槽循環アダプタ取付具の相対回転を防止することができる。
また浴槽循環アダプタ取付具の先端部が外部配管連結体の孔部に嵌入された場合、複数の先端部が一体化されて先端部の剛性が向上するため、外部配管連結体に対して浴槽循環アダプタ取付具の相対回転を強固に防止することが可能となる。
上記の浴槽循環アダプタと浴槽循環アダプタ取付具との組み合わせセットにおいては、先端部および撓み部が孔部に挿入された状態において、複数の先端部同士が互いに接触するよう構成されている。
これにより上記のとおり複数の先端部が一体化されて先端部の剛性が向上するため、外部配管連結体に対して浴槽循環アダプタ取付具の相対回転を強固に防止することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、浴槽循環アダプタ取付具が浴槽循環アダプタにおける外部配管連結体の孔部に嵌入された場合に、外部配管連結体との相対回転を強固に防止することができる。
本発明の一実施の形態における浴槽循環アダプタ取付具の構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す浴槽循環アダプタ取付具の構成を概略的に示す側面図である。 図2のIIIA方向から見た正面図(A)、図2のIIIB−IIIB線に沿う概略断面図(B)、および図2のIIIC−IIIC線に沿う概略断面図(C)である。 本発明の一実施の形態における浴槽循環アダプタを浴槽の側壁に取り付け、かつ熱源装置に配管接続した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における浴槽循環アダプタの構成を概略的に示す斜視図である。 図5に示す浴槽循環アダプタの構成を概略的に示す分解斜視図である。 図5に示す浴槽循環アダプタにおける外部配管連結体の孔部に設けられた回転阻止壁を説明するための一部破断斜視図である。 本発明の一実施の形態における浴槽循環アダプタ取付具を用いて浴槽循環アダプタを浴槽に取り付ける方法の第1工程を示す図である。 本発明の一実施の形態における浴槽循環アダプタ取付具を用いて浴槽循環アダプタを浴槽に取り付ける方法の第2工程を示す図である。 本発明の一実施の形態における浴槽循環アダプタ取付具を用いて浴槽循環アダプタを浴槽に取り付ける方法の第3工程を示す図である。 本発明の一実施の形態における浴槽循環アダプタ取付具の先端部および撓み部が外部配管連結体における筒部の孔部内に嵌入される様子を説明するための図である。 本発明の一実施の形態における浴槽循環アダプタ取付具の効果を説明するための図である。 本発明の一実施の形態における浴槽循環アダプタ取付具の先端部が3分割された構成を示す正面図(A)、4分割された構成を示す正面図(B)、および5分割された構成を示す正面図(C)である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず本実施の形態の浴槽循環アダプタ取付具の構成について図1〜図3を用いて説明する。
主に図1および図2に示されるように、本実施の形態の浴槽循環アダプタ取付具1は、軸部2と、複数(たとえば2つ)の撓み部3と、複数(たとえば2つ)の先端部4とを主に有している。軸部2、複数の撓み部3および複数の先端部4は、たとえば樹脂成形により一体的に形成されている。
軸部2は、把持部2aと、連結部2bと、ストッパ部2cとを有している。把持部2aは、浴槽循環アダプタ取付具1を用いて浴槽循環アダプタを浴槽に取り付ける際に作業者が把持する部分である。
この把持部2aは、作業者が把持部2aを握りやすいように、たとえば六角柱などの角柱形状を有している。この把持部2aには貫通孔2aaが形成されている。貫通孔2aaは、軸方向に交差する方向(たとえば軸方向に直交する方向)に把持部2aを貫通している。
連結部2bは、軸方向の一方端部を把持部2aに接続されており、かつ軸方向の他方端部をストッパ部2cに接続されている。この連結部2bは、たとえば図3(C)に示されるように断面円形の円柱形状を有している。円柱形状の連結部2bの外径は把持部2aの外径よりも小さい。このため、把持部2aは連結部2bよりも外周側に張り出しており、把持部2aと連結部2bとの間には段差部2dが形成されている。
図1および図2に示されるように、連結部2bの円柱形状の外周面(外側面)には、複数の凹部2b1、2b2が形成されている。複数の凹部(第2の凹部)2b1は、軸方向に並んで配置されている。凹部2b2は、連結部2bの軸方向のほぼ全長に亘って形成されている。
ストッパ部2cは、張り出し部2c2と、突出部2c1とを有している。張り出し部2c2は、たとえば円盤形状を有している。張り出し部2c2の外径は連結部2bの外径よりも大きい。このため張り出し部2c2は、連結部2bよりも外周側に張り出している。この張り出し部2c2には突出部2c1が形成されている。この突出部2c1は、張り出し部2c2の周方向の一部において張り出し部2c2よりも外周側に突き出している。
上記軸部2は、軸方向に延びる棒状に形成されており、その軸方向に延びる仮想の中心線(図2中のAX−AX線)を有している。この中心線AXは、把持部2aの横断面(軸方向に垂直な断面)の重心を通る線である。棒状は、中実状に形成されたものに限られず、内部に空洞が形成されたものも含む。
複数の撓み部3の各々は、軸部2の軸方向の端部に接続された接続部3bと、軸方向において接続部3bの反対側に位置する先端3cとを有している。
複数の撓み部3の各々は、外側面3dと、その外側面3dよりも中心線AX側に位置する内側面3eとを有している。撓み部3は、たとえば図3(B)に示されるように半円柱形状を有している。このため撓み部3の内側面3eは平面よりなり、撓み部3の外側面3dは曲面よりなっている。
図1および図2に示されるように、撓み部3の外側面(外周面)には、複数の凹部(第1の凹部)3aが形成されている。複数の凹部3aは軸方向に並んで配置されている。
撓み部3の外側面3dおよび内側面3eの各々は、接続部3b側から先端3c側へ向かうほど中心線AXから離れるように傾斜した部分を有している。このため、複数の撓み部3の内側面3e同士の間の隙間は、接続部3b側から先端3c側へ向かうほど大きくなっている。
複数の先端部4の各々は、複数の撓み部3の先端3cの各々に接続されている。複数の先端部4の各々は、外側面4dと、その外側面4dよりも中心線AX側に位置する内側面4eとを有している。複数の先端部4の各々の内側面4eは平坦面よりなっている。
複数の先端部4の各々は、たとえば図3(A)に示されるように、半円柱形状のうち内側面4eと平行な円弧よりも外周側の部分が軸方向に沿って切り取られている。このため先端部4の外側面4dには、平面部4aが形成されている。この平面部4aは、先端部4の外側面4dにおける非円形部を構成している。また複数の先端部4の各々には、平面部4aの両側において軸方向に肉抜きされて生じた段部4bが形成されている。
図1および図2に示されるように、撓み部3の内側面3eと先端部4の内側面4eとの間には、段差部(第1の段差部)5aが設けられている。この段差部5aにより、先端部4の内側面4eが撓み部3の内側面3eに対して中心線AX側にずれている。また先端部4の外側面4dに平面部4aが形成されているため、撓み部3の外側面3dと先端部4の外側面4dとの間には、段差部(第2の段差部)5bが構成されている。
上記ストッパ部2cの張り出し部2c2は、撓み部3の接続部3bよりも外周側に張り出している。この張り出し部2c2に設けられた突出部2c1と先端部4の平面部4aとは、中心線AXからみて同じ側に位置している。
図2に示されるように、撓み部3に形成された複数の凹部3aの各々の幅W3は、連結部2bに形成された複数の凹部2b1の各々の幅W2よりも小さい。また撓み部3に形成された複数の凹部3aの配置ピッチP3は、連結部2bに形成された複数の凹部2b1の配置ピッチP2よりも小さい。
撓み部3の先端3cにおける端面と撓み部3の外側面3dとの間の第1のラウンド部C3の曲率半径R3は、先端部4の軸方向の端部に位置する先端面と先端部4の外側面4dとの間の第2のラウンド部C4の曲率半径R4よりも大きい。
図3(A)に示される正面視において(中心線AX方向から見て)、複数の先端部4は、中心線AX上に位置する点Cに対して点対称に構成されていることが好ましい。また同じ正面視において、複数の先端部4は、中心線AXと直交する線P−Pに対して線対称に構成されていることが好ましい。また同じ正面視において、複数の撓み部3も点Cに対して点対称に構成されており、かつ線P−Pに対して線対称に構成されていることが好ましい。
なお本実施の形態においては、複数(たとえば2つ)の先端部4の双方が非円形部を構成する場合について説明したが、複数の先端部4の少なくとも1つが非円形部を構成していればよい。内側面3e、4eは、それぞれの機能が発揮される程度の平坦面を備えておればよく、全面が平坦面である必要はない。
次に、本実施の形態における浴槽循環アダプタの構成について図4〜図7を用いて説明する。
図4に示されるように、本実施の形態の浴槽循環アダプタ20は、浴槽30の側壁に取り付けられ、かつ熱源装置Sに配管65a、65bを介在して接続されるものである。この浴槽循環アダプタ20は、たとえば浴槽30への湯張りの際に湯水吐出ノズルとしての役割を果たすものである。また浴槽循環アダプタ20は、たとえば風呂の追い焚き時には、浴槽30内の湯を熱源装置Sに送り出すとともに、この熱源装置Sによって加熱された湯を浴槽30内に戻すように湯を循環させるノズルとしての役割を果たすことが好ましい。
図5および図6に示されるように、循環アダプタ20は、カバーフィルタ21と、仕切具10と、内部締結体22と、外部配管連結体23とを主に有している。
カバーフィルタ21は、前面部21aと、周縁部21cとを有している。前面部21aには、複数個の小孔21bが形成されている。複数の小孔21bは、浴槽30内の湯水を循環アダプタ20内に吸い込むための部分である。
周縁部21cは、前面部21aの周縁に沿って全周に亘って形成されている。周縁部21cは前面部21aに対して後方側に突き出すように形成されている。この周縁部21cには、開口部21dが形成されている。
この開口部21dは、浴槽30内に湯水を吐出するための部分である。この周縁部21cが仕切具10の外周面に嵌め込まれることにより、カバーフィルタ21が仕切具10に取り付けられている。
仕切具10は、フロント部材11と、弁体(図示せず)と、リア部材13とを主に有している。フロント部材11は前板部11aを有している。この前板部11aには、複数の吸込口11cが形成されている。複数の吸込口11cの各々は、カバーフィルタ21の複数の小孔21bから吸い込まれた浴槽30内の湯水を通して、外部配管連結体23側へ導くためのものである。
リア部材13は、背板部13cと、周縁部13dと、管状部13hとを有している。背板部13cは管状部13hの前端に形成されており、管状部13hの全周において外周側に張り出している。
周縁部13dは、背板部13cの周縁に沿って全周に亘って形成されている。周縁部13dは背板部13cに対して前方側に突き出すように形成されている。この周縁部13dには、吐出口13fが形成されている。この吐出口13fは、浴槽30内に湯水を吐出するための部分である。
上記のフロント部材11とリア部材13との間には弁体が格納されている。弁体は、仕切具10内の湯水の流路を開閉可能に構成されている。弁体による流路の開閉動作により、吸込口11cからの湯水の吸い込みと、吐出口13fからの湯水の吐出とが制御可能である。
仕切具10は内部締結体22に取り付けられている。内部締結体22は、フランジ部22aと、円筒部22bとを有している。フランジ部22aは、円筒部22bの前端に形成されており、円筒部22bの全周において外周側に張り出している。
フランジ部22aおよび円筒部22bを貫通するように貫通孔22cが形成されている。貫通孔22cの内壁の一部は六角形状の孔部22c1となっている。円筒部22bの外周面にはネジ溝が形成されている。
内部締結体22は、外部配管連結体23にシールリング24(図9)を介在して取り付けられている。外部配管連結体23は、フランジ部23aと、円筒部23bと、1対の接続部23d、23eとを有している。
フランジ部23aは、円筒部23bの前端に形成されており、円筒部23bの全周において外周側に張り出している。フランジ部23aおよび円筒部23bを貫通するように貫通孔23cが形成されている。貫通孔23cは1対の接続部23d、23eに通じている。円筒部23bの内周面にはネジ溝が形成されている。
図7に示されるように、外部配管連結体23の内部には筒部23fが形成されている。この筒部23fの内周には孔部23faが形成されている。この孔部23faの内壁には、平面部(回転阻止壁)23fdが形成されている。
この平面部23fdは、浴槽循環アダプタ取付具1の先端部4が孔部23faに挿入された状態において、先端部4の非円形部である平面部4a(図1〜図3)に当接可能である。これにより、外部配管連結体23に対して浴槽循環アダプタ取付具1が相対的に回転することが阻止可能である。
なお孔部23faの内部空間は接続部23dに通じており、筒部23fの外周側の流路23baは接続部23eに通じている。
図6に示されるように、内部締結体22における円筒部22bの外周面に形成されたネジ溝と外部配管連結体23における円筒部23bの内周面に形成されたネジ溝とが螺合されることにより、内部締結体22は外部配管連結体23に取り付け可能である。
この循環アダプタ20を浴槽30の壁部に取り付ける際には、カバーフィルタ21、仕切具10および内部締結体22が浴槽30の内部に配置され、外部配管連結体23が浴槽30の外部に配置される。内部締結体22の円筒部22bが、浴槽30の貫通孔30aを通して外部配管連結体23の円筒部23bに上記のとおり螺合される。これにより内部締結体22と外部配管連結体23との間に浴槽30の壁部が挟まれる。この後、内部締結体22に浴槽30の内部から仕切具10およびカバーフィルタ21が取り付けられることにより、循環アダプタ20が浴槽30の壁部に取り付けられる。
次に、本実施の形態における浴槽循環アダプタ取付具1を用いて浴槽循環アダプタ20を浴槽に取り付ける方法について図8〜図11を用いて説明する。
図8に示されるように、まず、外部配管連結体23における筒部23fの孔部23fa内に、浴槽循環アダプタ取付具1の先端部4および撓み部3が嵌入される。
この嵌入時には、まず図11(A)に示されるように浴槽循環アダプタ取付具1がその先端部4から筒部23fの孔部23fa内に挿入される。次に、図11(B)に示すように、撓み部3が筒部23fの孔部23fa内に挿入される。この際に、複数の撓み部3の各々は孔部23faの内壁面から中心線AX側への力を受ける。これにより複数の撓み部3が中心線AX側に弾性変形により撓み、撓み部3の先端3cが中心線AX側に変位する。この撓み部3の撓みにより、複数の先端部4同士が互いに圧接される。
この後、さらに先端部4および撓み部3が筒部23fの孔部23fa内に挿入される。これにより、図11(C)に示されるように、先端部4の平面部4aが、孔部23fa内壁の平面部23fdと対面接触する位置に達する。
この嵌入の状態において、撓み部3は、弾性変形による復元力で孔部23faの内壁面に押し当てられている。これにより浴槽循環アダプタ取付具1が外部配管連結体23に対して軸方向に固定されている。また先端部4の平面部4aと孔部23fa内壁の平面部23fdとの当接作用によって、外部配管連結体23は浴槽循環アダプタ取付具1に対して回転止め状態に支持されている。
上記により浴槽循環アダプタ取付具1の孔部23fa内への嵌入が完了し、浴槽循環アダプタ取付具1が外部配管連結体23に取り付けられる。
この後、図8に示されるように、外部配管連結体23に取り付けられた浴槽循環アダプタ取付具1が、屋外から家屋の外壁50の貫通孔50aを通して、浴槽30の貫通孔30aの周縁部に引っ掛けられる。この際、たとえば浴槽循環アダプタ取付具1の把持部2aと連結部2bとの間の段差部2dが、浴槽30の貫通孔30aの周縁部に引っ掛けられる。
この後、図9に示されるように、作業者は屋内の浴槽30内に入り込んでから、浴槽循環アダプタ取付具1の把持部2aを把持し、内部締結体22を外部配管連結体23に組み付ける。この組み付け作業に際しては、内部締結体22の貫通孔22cに浴槽循環アダプタ取付具1が挿し通された後、内部締結体22が外部配管連結体23に螺合により取り付けられる。作業者は手でこの螺合による取り付け作業を行なう。
この螺合による取り付け作業の際に、外部配管連結体23は、先端部4の平面部4aと孔部23fa内壁の平面部23fdとの当接作用によって浴槽循環アダプタ取付具1に対して回転止め状態に支持されている。このため、外部配管連結体23が内部締結体22と一緒に回転する不具合はない。
作業者が内部締結体22を外部配管連結体23に対して手である程度締め付けると、外部配管連結体23のフランジ部23aと内部締結体22のフランジ部22aとの間で浴槽30の壁部が挟み込まれる。これにより内部締結体22および外部配管連結体23の一応の取り付けが行われる。
ただし、内部締結体22を手で回転させるだけでは、その締め付けトルクが不足する。このため、浴槽循環アダプタ取付具1が外部配管連結体23から一旦、取り外される。
この後、図10に示されるように、取り外された浴槽循環アダプタ取付具1は、その前後の向きを変えられて、把持部2a側から内部締結体22の貫通孔22c内に挿入される。これにより、把持部2aが内部締結体22の6角の孔部22c1に嵌入される。これら把持部2aおよび孔部22c1の双方は六角形状であるために、互いに相対回転することはなく、一体的に回転する。
このため、浴槽循環アダプタ取付具1を回転させることにより、内部締結体22をさらに締め付けることができる。その際、たとえばドライバ40の軸部を把持部2aの貫通孔2aaに挿通することで、このドライバ40を回転用のハンドルとして利用することができる。これにより、適度なトルクで内部締結体22をさらに締め付けることが可能となる。
以上により、本実施の形態における浴槽循環アダプタ取付具1を用いて浴槽循環アダプタ20を浴槽に取り付けることができる。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、図2に示されるように複数の撓み部3は、先端3c側へ向かうほど中心線AXから離れるように傾斜した部分を有するように設けられている。このため浴槽循環アダプタ取付具1の先端部4および撓み部3が浴槽循環アダプタ20における外部配管連結体23の孔部23faに嵌入された場合、撓み部3の先端3c側が中心線AX側に撓むことになる。このように撓んだ撓み部3は元の状態に復帰しようとする。この撓み部3が復帰しようとする復元力により撓み部3の外側面3dが孔部23faの内壁に押し付けられる。この押し付け力により浴槽循環アダプタ取付具1が外部配管連結体23に対して軸方向に固定される。
また先端部4が非円形部(平面部4a)を有している。このため浴槽循環アダプタ取付具1の先端部4および撓み部3が浴槽循環アダプタ20における外部配管連結体23の孔部23faに嵌入された場合、非円形部4aが孔部23fa内壁の回転阻止壁(平面部)23fdに当接する。これにより外部配管連結体23に対する浴槽循環アダプタ取付具1の相対回転を防止することができる。
また本実施の形態においては、浴槽循環アダプタ取付具1に段差部5aが設けられているため、外部配管連結体23に対して浴槽循環アダプタ取付具1の相対回転を強固に防止することが可能となる。以下、そのことを図12に示す比較例と対比して説明する。
図12(A)および(B)に示されるように、仮に上記段差部5aが設けられていない比較例においては、撓み部3が中心線AX側に撓むと、撓み部3の内側面3e同士が強く圧接される。しかし、先端部4の内側面4e同士は強く圧接されず、先端部4の内側面4e同士の間に隙間が生じる可能性もある。このような場合、複数の先端部4が一体化することによる剛性向上の効果が十分に得られない。このため、先端部4が変形しやすくなって、外部配管連結体23に対して浴槽循環アダプタ取付具1の相対回転を強固に防止することができない。
これに対して本実施の形態においては、図11に示されるように、撓み部3の内側面3eと先端部4の内側面4eとの間において、先端部4が撓み部3に対して中心線AX側にずれるような段差部5aが設けられている。このように先端部4が撓み部3よりも中心線AX側にずれているため複数の撓み部3が中心線AX側に撓んだ場合、撓み部3同士が接合される前に先端部4同士が確実に圧接されて一体化される。複数の先端部4が一体化されることにより先端部4の剛性が向上するため、外部配管連結体23に対して浴槽循環アダプタ取付具1の相対回転を強固に防止することが可能となる。
また撓み部3の外側面3dと先端部4の外側面4dとの間において、先端部4が撓み部3に対して中心線AX側にずれるような段差部5bが設けられている。これにより図11(B)に示すように複数の撓み部3が中心線AX側に撓んだ状態において、先端部4の径方向の寸法が撓み部3の径方向の寸法よりも小さくなる。このため、浴槽循環アダプタ取付具1の先端部4が浴槽循環アダプタ20における外部配管連結体23の孔部23faに嵌入されやすくなる。
また先端部4の外側面4dには平面部4aが形成されている。このため、浴槽循環アダプタ取付具1の先端部4が外部配管連結体23の孔部23faに嵌入された場合、この平面部4aが孔部23fa内壁の回転阻止壁(平面部)23fdに当接する。これにより外部配管連結体23に対する浴槽循環アダプタ取付具1の相対回転を防止することができる。
また先端部4の外側面4dには平面部4aの両側に肉抜きによる段部4bが形成されている。このため、複数の撓み部3が先端3c側へ向かうほど中心線AXから離れるように傾斜した部分を有していても、先端部4を外部配管連結体23の孔部23faに嵌入することが可能となる。
また張り出し部2c2は、軸部2の端部において、撓み部3の接続部3bよりも外周側に張り出している。このため、浴槽循環アダプタ取付具1の先端部4および撓み部3が外部配管連結体23の孔部23faに嵌入される場合、張り出し部2c2により嵌入を停止させることができる。また張り出し部2c2から外周側に突き出した突出部2c1を孔部23fa内壁の回転阻止壁23fdの位置に合わせて嵌入することにより、嵌入の際に突出部2c1の位置から回転阻止壁23fdの位置を知ることができる。
また図2に示されるように、撓み部3の外側面3dに形成された複数の凹部3aの幅W3は、連結部2bに形成された凹部2b1の幅W2より小さい。このため撓み部3の外側面3dと外部配管連結体23における孔部23faの内壁との接触面を大きく確保することができる。これにより撓み部3と孔部23faの内壁との接触抵抗を大きくでき、浴槽循環アダプタ取付具1を外部配管連結体23に対して軸方向に強固に固定することができる。
また撓み部3の先端3cにおける第1のラウンド部C3の曲率半径R3は、先端部4の軸方向の端部に位置する第2のラウンド部C4の曲率半径R4よりも大きい。このため、浴槽循環アダプタ取付具1の撓み部3が外部配管連結体23の孔部23faに嵌入される場合、撓み部3の外側面が孔部23faの内壁に沿って孔部23fa内に挿入されやすくなる。
なお上記においては、浴槽循環アダプタ取付具1が2つの撓み部3を有する構成について説明したが、撓み部3は複数個あればよく、図13(A)に示すように3個であってもよく、図13(B)に示すように4個であってもよく、図13(C)に示すように5個であってもよい。また撓み部3は6個以上であってもよい。これらの複数の撓み部3は、外部配管連結体23の孔部23faに嵌入された状態で、それぞれ当接して一体化するように構成されている。
また複数の撓み部3のうち一の撓み部3は、中心線AXを挟んで他の撓み部3と対向するように配置されている。つまり複数の撓み部3のうち一の撓み部3は、中心線AXを中心とする円周上にて他の撓み部3と位置から180°回転した角度位置に位置するように配置されている。複数の撓み部3がこのように配置されていることにより、複数の撓み部3が外部配管連結体23の孔部23faに嵌入された状態で、中心線AXを挟んだ両側で各撓み部3が孔部23faの内壁に押付けられる。これにより、浴槽循環アダプタ取付具1が外部配管連結体23に対して軸方向に固定される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 浴槽循環アダプタ取付具、2 軸部、2a 把持部、2aa,22c,23c,30a,50a 貫通孔、2b 連結部、2b1,2b2,3a 凹部、2c ストッパ部、2c1 突出部、2c2 張り出し部、2d,5a,5b 段差部、3 撓み部、4 先端部、3b,23d,23e 接続部、3c 先端、3d,4d 外側面、3e,4e 内側面、4a,23fd 平面部、4b 段部、10 仕切具、11 フロント部材、11a 前板部、11c 吸込口、13 リア部材、13c 背板部、13d,21c 周縁部、13f 吐出口、13h 管状部、20 浴槽循環アダプタ、21 カバーフィルタ、21a 前面部、21b 小孔、21d 開口部、22 内部締結体、22a,23a フランジ部、22b,23b 円筒部、22c1,23fa 孔部、23 外部配管連結体、23ba 流路、23f 筒部、23fd 回転阻止壁(平面部)、24 シールリング、30 浴槽、40 ドライバ、50 外壁、65a,65b 配管、AX 中心線、C3 第1のラウンド部、C4 第2のラウンド部、S 熱源装置。

Claims (8)

  1. 軸方向に延びる中心線を有する軸部と、
    それぞれが前記軸部の前記軸方向の端部に接続された接続部と、前記軸方向において前記接続部の反対側に位置する先端とを有する複数の撓み部と、
    それぞれが前記複数の撓み部の各々の前記先端に接続された複数の先端部とを備え、
    前記撓み部と前記先端部との各々は、外側面と、前記外側面よりも前記中心線側に位置する内側面とを有し、
    前記複数の撓み部の各々の前記外側面は、前記接続部側から前記先端側へ向かうほど前記中心線から離れるように傾斜した部分を有し、
    前記複数の先端部の少なくとも1つは、断面が非円形の非円形部を有し、
    前記撓み部の前記内側面と前記先端部の前記内側面との間に、前記先端部が前記撓み部に対して前記中心線側にずれるような第1の段差部が配置されており、
    前記撓み部の前記外側面と前記先端部の前記外側面との間に、前記先端部が前記撓み部に対して前記中心線側にずれるような第2の段差部が設けられている、浴槽循環アダプタ取付具。
  2. 軸方向に延びる中心線を有する軸部と、
    それぞれが前記軸部の前記軸方向の端部に接続された接続部と、前記軸方向において前記接続部の反対側に位置する先端とを有する複数の撓み部と、
    それぞれが前記複数の撓み部の各々の前記先端に接続された複数の先端部とを備え、
    前記撓み部と前記先端部との各々は、外側面と、前記外側面よりも前記中心線側に位置する内側面とを有し、
    前記複数の撓み部の各々の前記外側面は、前記接続部側から前記先端側へ向かうほど前記中心線から離れるように傾斜した部分を有し、
    前記複数の先端部の少なくとも1つは、断面が非円形の非円形部を有し、
    前記撓み部の前記内側面と前記先端部の前記内側面との間に、前記先端部が前記撓み部に対して前記中心線側にずれるような第1の段差部が配置されており、
    前記先端部の前記外側面には平面部が形成されている、浴槽循環アダプタ取付具。
  3. 前記先端部の前記外側面には前記平面部の両側に肉抜きによる段部が形成されている、請求項に記載の浴槽循環アダプタ取付具。
  4. 軸方向に延びる中心線を有する軸部と、
    それぞれが前記軸部の前記軸方向の端部に接続された接続部と、前記軸方向において前記接続部の反対側に位置する先端とを有する複数の撓み部と、
    それぞれが前記複数の撓み部の各々の前記先端に接続された複数の先端部とを備え、
    前記撓み部と前記先端部との各々は、外側面と、前記外側面よりも前記中心線側に位置する内側面とを有し、
    前記複数の撓み部の各々の前記外側面は、前記接続部側から前記先端側へ向かうほど前記中心線から離れるように傾斜した部分を有し、
    前記複数の先端部の少なくとも1つは、断面が非円形の非円形部を有し、
    前記撓み部の前記内側面と前記先端部の前記内側面との間に、前記先端部が前記撓み部に対して前記中心線側にずれるような第1の段差部が配置されており、
    前記軸部は、前記端部において、前記撓み部の前記接続部よりも外周側に張り出した張り出し部と、
    前記張り出し部の周方向の一部において前記張り出し部よりも外周側に突き出した突出部とを含んでいる、浴槽循環アダプタ取付具。
  5. 軸方向に延びる中心線を有する軸部と、
    それぞれが前記軸部の前記軸方向の端部に接続された接続部と、前記軸方向において前記接続部の反対側に位置する先端とを有する複数の撓み部と、
    それぞれが前記複数の撓み部の各々の前記先端に接続された複数の先端部とを備え、
    前記撓み部と前記先端部との各々は、外側面と、前記外側面よりも前記中心線側に位置する内側面とを有し、
    前記複数の撓み部の各々の前記外側面は、前記接続部側から前記先端側へ向かうほど前記中心線から離れるように傾斜した部分を有し、
    前記複数の先端部の少なくとも1つは、断面が非円形の非円形部を有し、
    前記撓み部の前記内側面と前記先端部の前記内側面との間に、前記先端部が前記撓み部に対して前記中心線側にずれるような第1の段差部が配置されており、
    前記軸部の表面には複数の第1の凹部が前記軸方向に沿って並んで形成されており、前記撓み部の前記外側面には複数の第2の凹部が前記軸方向に沿って並んで形成されており、
    前記複数の第2の凹部の各々の幅は前記複数の第1の凹部の各々の幅よりも小さい、浴槽循環アダプタ取付具。
  6. 軸方向に延びる中心線を有する軸部と、
    それぞれが前記軸部の前記軸方向の端部に接続された接続部と、前記軸方向において前記接続部の反対側に位置する先端とを有する複数の撓み部と、
    それぞれが前記複数の撓み部の各々の前記先端に接続された複数の先端部とを備え、
    前記撓み部と前記先端部との各々は、外側面と、前記外側面よりも前記中心線側に位置する内側面とを有し、
    前記複数の撓み部の各々の前記外側面は、前記接続部側から前記先端側へ向かうほど前記中心線から離れるように傾斜した部分を有し、
    前記複数の先端部の少なくとも1つは、断面が非円形の非円形部を有し、
    前記撓み部の前記内側面と前記先端部の前記内側面との間に、前記先端部が前記撓み部に対して前記中心線側にずれるような第1の段差部が配置されており、
    前記撓み部の前記先端における端面と前記撓み部の前記外側面との間には第1のラウンド部が設けられており、
    前記先端部の前記軸方向の端部に位置する先端面と前記先端部の前記外側面との間には第2のラウンド部が設けられており、
    前記第1のラウンド部の曲率半径は前記第2のラウンド部の曲率半径よりも大きい、浴槽循環アダプタ取付具。
  7. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の浴槽循環アダプタ取付具と、
    前記浴槽循環アダプタ取付具の前記先端部および前記撓み部を挿入可能な孔部を有する外部配管連結体と、前記外部配管連結体に螺合装着される内部締結体とを含む浴槽循環アダプタとを備え、
    前記先端部および前記撓み部が前記孔部に挿入された状態において前記外部配管連結体に対して前記浴槽循環アダプタ取付具が相対的に回転することを阻止するように、前記孔部の内壁には前記非円形部に当接可能な回転阻止壁が形成されている、浴槽循環アダプタと浴槽循環アダプタ取付具との組み合わせセット。
  8. 前記先端部および前記撓み部が前記孔部に挿入された状態において、前記複数の先端部同士が互いに接触するよう構成されている、請求項に記載の浴槽循環アダプタ取付具と浴槽循環アダプタとの組み合わせセット。
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