JP6524592B2 - 部品のゲージ選別方法及び当該方法に用いる検査ユニット - Google Patents

部品のゲージ選別方法及び当該方法に用いる検査ユニット Download PDF

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本発明は部品のゲージ選別方法及び当該方法に用いる検査ユニットに関する。さらに詳しくは、外観選別を伴う部品のゲージ選別に好適に用いることができるゲージ選別方法及び当該方法に用いる検査ユニットに関する。
鉄系粉末材料を成形及び焼結することで得られる焼結部品は、必要に応じてサイジング処理が施され、ついで強度を高めるための熱処理が施された後に出荷される。
図5は、熱処理された焼結部品の一例を示す斜視図であり、図6は、図5に示される焼結部品の平面図である。この焼結部品30は、車両の燃料噴射ノズルをクランプする部品であり、二股の脚部31を有している。
かかる焼結部品30は、通常、前記脚部31間の寸法である足幅wが所定範囲内の寸法であるか否かを検査するゲージ選別と、焼結部品30に傷や錆がついているか否かを検査する外観選別とが行われ、両選別をクリヤーした焼結部品30が出荷用の内装箱内に収容され出荷工程へと運ばれる。
従来、ゲージ選別及び外観選別は、図7に示されるように、以下の手順で行われている。まず、作業者は、片方の手で第1の作業箱32内に収容されている焼結部品30を持ち、他方の手に持ったゲージ33を当該焼結部品30の脚部31間に挿入させることでゲージ選別を行う。作業者は、脚部31間にゲージ33が挿入可能である焼結部品30はゲージ選別合格品であるとして、第2の作業箱34内に収容し、挿入不可の場合は、当該焼結部品30はゲージ選別不合格品であるとして、図示しない回収箱内に収容する。
ついで、作業者(ゲージ選別を行った作業者と別人である場合と同一人である場合とがある。同一人の場合、一定数の焼結部品30のゲージ選別が終了した後、作業者は少し移動して外観選別を行うことになる。)は、第2の収容箱34内に収容されているゲージ選別合格品を一個ずつ手に持って傷や錆がついているか否かを目視にて検査し、外観上問題がないと判断した場合は、出荷用の内装箱35内に焼結部品30を収容する。一方、外観上問題があると判断した場合は、当該焼結部品30は外観選別不合格品であるとして、図示しない回収箱内に収容する。
前述したゲージ選別及び外観選別は、製造した焼結部品30の全数について作業者がマニュアルで行っており、時間と手間がかかることから、作業効率の向上及び作業時間の短縮が要望されていた。
作業時間を短縮するために、ゲージ選別と外観選別とを統合して、作業者が手に持った焼結部品について、まず、外観選別を行い、ついでゲージ選別を行い、両選別に合格した焼結部品30を出荷用の内装箱35内に収容することが考えられる。
しかし、外観選別とゲージ選別という性質が異なる別の作業を同一人が連続して行う場合、作業内容が複雑になり、選別漏れ又は見落としが生じる可能性が大きくなるため、採用可能な解決策とは言い難い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ゲージ選別を単純化して作業効率を向上させることができる、部品のゲージ選別方法及び当該方法に用いる検査ユニットを提供することを目的としている。
本発明の一態様に係る検査ユニットは、二股の脚部を有する部品における当該脚部間の寸法を検査するゲージ選別に用いられる検査ユニットであって、
検査後の部品を収容する内装箱の上方に配設され、当該部品が通過可能な開口が形成されたベース部と、
このベース部に固定され、所定寸法の前記脚部間を通過可能な外径の円柱体又は円筒体で作製されたゲージを有するゲージ部と
を備えており、
前記開口は、前記脚部の先端が前記ゲージを通過して当該脚部の根元が前記ゲージに当たった状態の部品が前記内装箱内に向け落下する際に通過し得る位置に形成されている。
本発明の他の態様に係る、部品のゲージ選別方法は、上記検査ユニットを用いて、二股の脚部を有する部品における当該脚部間の寸法を検査する方法であって、
前記部品をゲージ部に近づけて当該部品の脚部間に前記ゲージを挿入して当該ゲージを脚部の根元に当てるゲージ選別を行う工程、及び
ゲージ選別を終え、脚部の根元が前記ゲージに当たった状態の部品を、ベース部の開口を介して当該ベース部の下方に配設された内装箱内に落下させる工程
を含む。
上記発明によれば、ゲージ選別を単純化して作業効率を向上させることができる。
本発明の検査ユニットの一実施形態の斜視図である。 図1に示される検査ユニットの平面図である。 図1に示される検査ユニットにおけるゲージ部の拡大斜視図である。 部品が開口内に落下する様子を示す説明図である。 本発明のゲージ選別方法が適用される部品の一例の斜視図である。 図4に示される部品の平面図である。 従来のゲージ選別及び外観選別の説明図である。
〔本発明の実施形態の説明〕
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係る検査ユニットは、
(1)二股の脚部を有する部品における当該脚部間の寸法を検査するゲージ選別に用いられる検査ユニットであって、
検査後の部品を収容する内装箱の上方に配設され、当該部品が通過可能な開口が形成されたベース部と、
このベース部に固定され、所定寸法の前記脚部間を通過可能な外径の円柱体又は円筒体で作製されたゲージを有するゲージ部と
を備えており、
前記開口は、前記脚部の先端が前記ゲージを通過して当該脚部の根元が前記ゲージに当たった状態の部品が前記内装箱内に向け落下する際に通過し得る位置に形成されている。
本態様に係る検査ユニットは、ゲージが円柱体又は円筒体で作製されており、且つ、ゲージ部が固定されているベース部には、部品が通過可能な開口が形成されている。このため、部品の脚部間にゲージを通すように当該部品をゲージに押し当てるという簡単な操作により当該部品のゲージ選別を行うことができ、ゲージ選別後は、部品を手から離すだけで当該部品は円柱体又は円筒体で作製されたゲージを中心に回転するように落下して、ベース部に形成された開口を通過して当該ベース部の下方に配設された内装箱内に収容される。このように、ゲージ選別をし、ついで内装箱内へ収容するという作業を簡単な操作で行うことができ、作業効率を向上させることができる。
(2)上記(1)の検査ユニットにおいて、前記開口は、その脚部が前記ゲージを通過不能な部品の当該脚部の先端をゲージに当てた状態で落下させたときに当該部品の一部が開口の縁に係止して、前記部品が内装箱内に落下するのを阻止する寸法及び/又は形状にされていることが望ましい。この場合、ゲージ選別不合格の部品を誤って手から離したとしても、開口は、当該部品の一部が係止して、部品が内装箱内に落下するのを阻止する寸法及び/又は形状にされているので、不合格品が内装箱内に収容されることを防止することができる。これにより、検査の品質を確実に維持することができる。
(3)上記(1)又は(2)の検査ユニットにおいて、前記部品は、熱処理された焼結部品とすることができる。この場合、熱処理された焼結部品の表面はある程度の硬さを有するので、ゲージ選別後に内装箱内に落下させたとしても当該焼結部品に傷がつくようなことはない。
本発明の他の態様に係る部品のゲージ選別方法は、上記(1)〜(3)の検査ユニットを用いて、二股の脚部を有する部品における当該脚部間の寸法を検査する方法であって、
(4)前記部品をゲージ部に近づけて当該部品の脚部間に前記ゲージを挿入して当該ゲージを脚部の根元に当てるゲージ選別を行う工程、及び
ゲージ選別を終え、脚部の根元が前記ゲージに当たった状態の部品を、ベース部の開口を介して当該ベース部の下方に配設された内装箱内に落下させる工程
を含む。
本態様に係るゲージ選別方法では、使用するゲージが円柱体又は円筒体で作製されており、且つ、ゲージ部が固定されているベース部には、部品が通過可能な開口が形成されている。このため、部品の脚部間にゲージを通すように当該部品をゲージに押し当てるという簡単な操作により当該部品のゲージ選別を行うことができ、ゲージ選別後は、部品を手から離すだけで当該部品は円柱体又は円筒体で作製されたゲージを中心に回転するように落下して、ベース部に形成された開口を介してベース部の下方に配設された内装箱内に収容される。このように、ゲージを選別し、ついで内装箱内へ収容するという作業を簡単な操作で行うことができ、作業効率を向上させることができる。
(5)上記(4)のゲージ選別方法において、前記ゲージ選別に先立って部品の外観選別を行い、外観選別を終えた部品を待機位置に置くことなく直接に前記ゲージ部に近づけることができる。この場合、ゲージ選別が簡単な操作により行うことができるので、このゲージ選別に先立って外観選別を行ったとしても、作業内容が複雑になることはなく、選別漏れ又は見落としが生じる可能性はほとんどなくなる。外観選別後に直ちにゲージ選別を行うので、外観選別後の部品を一旦作業箱内に収容し、その後当該部品を作業箱から取り出すという工程を省略することができる。その結果、外観選別及びゲージ選別に要する時間を短縮することができる。
(6)上記(4)又は(5)のゲージ選別方法において、前記部品は、熱処理された焼結部品とすることができる。この場合、熱処理された焼結部品の表面はある程度の硬さを有するので、ゲージ選別後に内装箱内に落下させたとしても当該焼結部品に傷がつくようなことはない。
〔本発明の実施形態の詳細〕
以下、本発明の部品のゲージ選別方法及び当該方法に用いる検査ユニットを詳細に説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施形態に係る、部品のゲージ選別方法は、熱処理された焼結部品を対象にしている。かかる焼結部品は、鉄系粉末材料を粉末成形装置を用いて所望の形状に成形した成形体ないし圧粉体を加熱し、必要に応じてサイジング処理を施した焼結部品に焼入れ処理等の熱処理を施すことで得ることができる。
焼結部品30は、図5〜6に示されるように、車両の燃料噴射ノズルをクランプする部品であり、二股の脚部31を有している。焼結部品30は、前述したように、前記脚部31間の寸法である足幅wが所定範囲内の寸法であるか否かを検査するゲージ選別と、焼結部品30に傷や錆がついているか否かを検査する外観選別とが行われ、両選別をクリヤーした焼結部品30が出荷用の内装箱内に収容され出荷工程へと運ばれる。
図1は、本発明の一実施形態に係る検査ユニット1の斜視図であり、図2は、図1に示される検査ユニット1の平面図である。
検査ユニット1は、全体として下面が開放された箱形状を呈しており、ベース部2と、ゲージ部3とを備えている。
本実施形態におけるベース部2は矩形状の板材で作製されており、箱体を構成する4つの側面4の上部に配設されている。この箱体は下面が開放されており、ベース部2は当該箱体の蓋の役割を果たしている。ベース部2を含む箱体は、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂やアルミニウム等の金属で作製することができるが、取扱い性を考慮すると、軽量であり、且つ、ある程度の強度を有する塩化ビニル樹脂で作製することが望ましい。また、焼結部品30の内装箱35内への収容状況が目視にて確認できるという点からは、塩化ビニル樹脂等の透明な合成樹脂で作製することが望ましい。
ベース部2は、検査後の焼結部品30を収容する内装箱35の上方に配設される。また、ベース部2には、焼結部品30が通過することができる大きさ及び/又は形状の開口5が形成されている。本実施形態では、長方形の開口5が形成されている。内装箱35は、ベース部2の下方、より詳細には、ベース部2の開口5の下方に配設される。内装箱35は、作業台に設けられた計量部(図示せず)の上に配設され、この計量部によって重量管理される。焼結部品30が所定個数だけ内装箱35内に収容されると、ブザー及び/又はランプなどによって、収容完了が作業者に通知される。所定個数の焼結部品30が収容された内装箱35は、後述するつまみ部を持ち上げてベース部2を開放することで箱体内から取り出され、出荷工程に移動される。
矩形状のベース部2の一側縁には蝶番6が取り付けられており、当該一側縁と対向する他側縁の近傍に固定されたつまみ部7を持ち上げることで、ベース部2は、前記蝶番6の軸回りに開閉可能にされている。なお、蝶番6が取り付けられた箱体の一側面には、ベース部2を所定の開放位置で停止させるための板状のストッパー8が固定されている。
図3に示されるように、ゲージ部3はベース部2に固定されており、円柱体で作製されたゲージ9を有している。ゲージ9の材質は、本発明において特に限定されるものではないが、耐久性や加工性を考慮すると、合金工具鋼鋼材(SKD)等の金属を採用することが望ましい。ゲージ9は、ベース部2に固定されたホルダー10に固定されている。ホルダー10は、対向する一対の壁部11と、底部12とで構成されている。底部12は矩形状の板材からなっており、ボルト13によりベース部2の上面に固定されている。底部12の対向する側縁(短辺側の側縁)に沿って前記一対の壁部11が立設されている。壁部11には、丸孔14が穿設されており、この丸孔14内にゲージ9が挿入されている。丸孔14内に挿入されたゲージ9は、ボルト15により位置決めないし固定される。ボルト15を緩めることで、ゲージ9を壁部11の丸孔14から抜き出すことができ、ゲージ9の点検や交換を簡単に行うことができる。
ホルダー10は、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂やアルミニウム等の金属で作製することができる。壁部11と底部12とは一体に形成してもよいし、また、底部12と別体の壁部11を用意し、この壁部11を底部12に固定してもよい。また、本実施形態では、底部12はボルト13でベース部2に固定されているが、接着剤等を用いてベース部2に固定することもできる。
ゲージ9は、大径部9aと小径部9bとを有している。大径部9aが壁部11の丸孔14内に挿入される。小径部9bは、焼結部品30の所定寸法の脚部間を通過可能な外径を有している。例えば、脚部31の脚幅wの設計寸法が15mm+0.3mmであったとすると、小径部9bの外径は15mmに設定される。ゲージ9の大径部9aと小径部9bとの境界には環状の溝9cが形成されており、当該大径部9aと小径部9bとの境界が容易に視認できるようになっている。
開口5は、図4の(a)に示されるように、焼結部品30の脚部31の先端31aがゲージ9の小径部9bを通過して当該脚部31の根元31bが小径部9bに当たった状態の焼結部品30が、開口5の下方の内装箱35内に落下する際に通過可能な位置に形成されている。本実施形態では、ゲージ9が円柱体で作製されているので、焼結部品30の脚部31間にゲージ9の小径部9bを通すようにして当該焼結部品30をゲージ9に押し当てるという簡単な操作により当該焼結部品30のゲージ選別を行うことができる(ゲージ選別工程)。また、ゲージ選別後は、焼結部品30を手から離すだけで、当該焼結部品30は、図4の(a)において矢印で示されるように、円柱体で作製されたゲージ9を中心に回転するように落下して、ベース部2に形成された開口5を通過して当該ベース部2の下方に配設された内装箱35内に収容される(落下工程)。
本実施形態に係る検査ユニット1を用いれば、簡単な操作により確実にゲージ選別を行うことができる。このため、ゲージ選別に先立って、焼結部品30の外観選別を行うことができる。すなわち、焼結部品30を手に持って外観選別を行い、外観選別後の焼結部品30を片方の手に持ち替えて、そのままベース部2に固定されているゲージ部3のゲージ9に押し当てて、前述したゲージ選別工程を行い、ついで合格品について落下工程を行う。この場合、ゲージ選別を簡単な操作により行うことができるので、このゲージ選別に先立って外観選別を行ったとしても、作業内容が複雑になることはなく、選別漏れ又は見落としが生じる可能性はほとんどなくなる。また、外観選別後に直ちにゲージ選別を行うので、外観選別後の部品を一旦作業箱内に収容し、その後当該部品を作業箱から取り出すという工程を省略することができる。その結果、外観選別及びゲージ選別に要する時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、開口5は、ゲージ選別不合格の焼結部品30が内装箱35内に落下するのを阻止する寸法及び/又は形状にされている。具体的に、焼結部品30の脚部31がゲージ9の小径部9bを通過不能である場合において、図4の(b)に示されるように、当該脚部31の先端31aをゲージ9の小径部9bに当てた状態で誤って落下させたときに、当該焼結部品30の一部、すなわち脚部31の先端31aと反対側の焼結部品30の端部30aが開口5の縁に係止して、焼結部品30が内装箱35内に落下するのを阻止する寸法及び/又は形状にされている。かかる寸法及び/又は形状の開口5とすることで、ゲージ選別不合格の部品を誤って手から離したとしても、当該不合格品が内装箱内に収容されることを防止することができる。これにより、検査の品質を確実に維持することができる。
〔その他の変形例〕
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、前述した実施形態では、ベース部2を4つの側面4の上部に配設しているが、作業台に立設された4本の柱部の上にベース部2を配設することもできる。この場合、内装箱の移動は、柱部間のスペースを利用して行うことができるので、ベース部2を開放したり閉鎖したりする工程を省略することができる。
また、前述した実施形態では、開口5として長方形状の開口を採用しているが、かかる開口の形状としては、部品が通過可能である限り、正方形、円形、楕円形など他の形状であってもよい。
また、前述した実施形態では、ゲージ9を円柱体で作製しているが、円筒体で作製することもできる。この場合も、円柱体と同様に、焼結部品30の脚部31間にゲージ9の小径部9bを通すようにして当該焼結部品30をゲージ9に押し当てるという簡単な操作により当該焼結部品30のゲージ選別を行うことができる。また、ゲージ選別後は、焼結部品30を手から離すだけで、当該焼結部品30は、円筒体で作製されたゲージ9を中心に回転するように落下して、ベース部2に形成された開口5を通過して当該ベース部2の下方に配設された内装箱35内に収容される。
また、前述した実施形態では、二股の脚部を有する部品として焼結部品を例にとって説明しているが、本発明の検査ユニット及びゲージ選別方法は、脚部間のサイズである脚幅を検査する部品である限り、他の部品(焼結部品に限定されない)にも適用することができる。
1 :検査ユニット
2 :ベース部
3 :ゲージ部
4 :側面
5 :開口
6 :蝶番
7 :つまみ部
8 :ストッパー
9 :ゲージ
9a:大径部
9b:小径部
10 :ホルダー
11 :壁部
12 :底部
13 :ボルト
14 :丸孔
15 :ボルト
30 :焼結部品
30a:端部
31 :脚部
31a:先端
31b:根元
32 :第1の作業箱
33 :ゲージ
34 :第2の作業箱
35 :内装箱
w :脚幅










Claims (6)

  1. 二股の脚部を有する部品における当該脚部間の寸法を検査するゲージ選別に用いられる検査ユニットであって、
    検査後の部品を収容する内装箱の上方に配設され、当該部品が通過可能な開口が形成されたベース部と、
    このベース部に固定され、所定寸法の前記脚部間を通過可能な外径の円柱体又は円筒体で作製されたゲージを有するゲージ部と
    を備えており、
    前記開口は、前記脚部の先端が前記ゲージを通過して当該脚部の根元が前記ゲージに当たった状態の部品が前記内装箱内に向け落下する際に通過し得る位置に形成されている、検査ユニット。
  2. 前記開口は、その脚部が前記ゲージを通過不能な部品の当該脚部の先端をゲージに当てた状態で落下させたときに当該部品の一部が開口の縁に係止して、前記部品が内装箱内に落下するのを阻止する寸法及び/又は形状にされている、請求項1に記載の検査ユニット。
  3. 前記部品は、熱処理された焼結部品である、請求項1又は請求項2に記載の検査ユニット。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の検査ユニットを用いて、二股の脚部を有する部品における当該脚部間の寸法を検査する方法であって、
    前記部品をゲージ部に近づけて当該部品の脚部間に前記ゲージを挿入して当該ゲージを脚部の根元に当てるゲージ選別を行う工程、及び
    ゲージ選別を終え、脚部の根元が前記ゲージに当たった状態の部品を、ベース部の開口を介して当該ベース部の下方に配設された内装箱内に落下させる工程
    を含む、部品のゲージ選別方法。
  5. 前記ゲージ選別に先立って部品の外観選別を行い、外観選別を終えた部品を待機位置に置くことなく直接に前記ゲージ部に近づける、請求項4に記載の部品のゲージ選別方法。
  6. 前記部品は、熱処理された焼結部品である、請求項4又は請求項5に記載の部品のゲージ選別方法。
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