JP6523977B2 - 体表面ゲートモニタ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、身体表面の放射能汚染の有無を検査するための体表面モニタに関し、特に、放射能汚染が無いと判定した場合にゲートの扉が開くよう構成された体表面ゲートモニタに関する。
原子力施設や放射線施設等には、身体表面の放射能汚染の有無や、その程度を検査するためのモニタ、いわゆる体表面汚染モニタ(body surface contamination monitor)が設けられている場合がある。このような体表面汚染モニタには、原子力発電所等において個人被ばくが管理される管理区域の出口に設けられており、身体表面の放射能汚染が、予め設定された閾値以下の場合に、ゲートが開くように構成されたモニタ(以下、体表面ゲートモニタと記す)がある。
このような体表面ゲートモニタにおいて身体表面の汚染が測定される者(以下、被測定者と記す)は、管理区域側の通路を通って徒歩で当該モニタ内に入り、所定の位置に立ち、自身の手足を所定の位置に置く。その後、体表面ゲートモニタは、管理区域側のゲートの扉(以下、入口扉と記す)を閉じ、放射線測定装置により身体表面の放射能汚染の密度を測定して、当該測定値に応じて放射能汚染の有無を判定する。汚染が無いと判定した場合には、非管理区域側のゲートの扉(以下、出口扉と記す)を開く。これにより、被測定者は、非管理区域側のゲートを通って、管理区域から非管理区域に退出することが可能となる。
上述したような体表面ゲートモニタにおいて、放射線測定装置からの表面汚染の密度に関する信号は、一般的に、上述した扉の開閉を制御可能なコントローラに送出される。当該コントローラにおいては、放射能汚染の有無、すなわち被測定者の非管理区域への退出を許可して良いか否かについて判定が行われる。非管理区域への退出を許可する場合、コントローラは、出口扉の駆動する駆動装置を制御して、当該出口扉を開く。なお、放射能汚染が有ると判定した場合、コントローラは、警報が発せられるよう警報装置を制御する。
特開平8−54470号公報
このような体表面ゲートモニタは、一般的に、複数の放射線検出器を有している。これら放射線検出器の中には、上述した入口扉や出口扉等、移動可能に構成された部品(以下、単に「可動部品」と記す)に設けられており、可動部品と一体に移動するものがある。
放射性検出器とコントローラは、一般的に、金属製のケーブルを介して電気的に接続されており、身体表面の汚染に係る信号は、当該金属製のケーブルを介して、コントローラに送られる。放射線検出器が可動部品に設けられている場合、可動部品と共に放射性検出器がコントローラに対して相対的に移動すると、当該放射性検出器とコントローラ間を電気的に接続するケーブルが屈曲することがある。
体表面ゲートモニタは、被測定者が通過する度に、可動部品が動作、すなわち往復運動を行うため、上述したケーブルは、その度に屈曲する。体表面ゲートモニタを継続的に運用すると、ケーブルは、反復して屈曲することになり、多数回屈曲することによりケーブルが損傷し、場合によっては、断線する虞がある。ケーブルの断線を防止するために、定期的にケーブル交換を行うと、当該ケーブルの交換中は、体表面ゲートモニタを使用することができなくなるという問題がある。
本発明の実施形態は、上記事情に鑑みてなされたものであって、放射線測定装置とコントローラとを電気的に接続するケーブルが不要な体表面ゲートモニタを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態の体表面ゲートモニタは、所定の位置において被測定者の移動を制限可能な可動部品と、被測定者の身体表面に付着している汚染物からの放射線を検出する放射線検出器と、当該放射線検出器により検出された放射線に関するデータを無線で送信するトランスミッタと、を有し、前記可動部品に設けられて当該可動部品と一体に移動する放射線測定装置と、前記トランスミッタからの放射線に関するデータを無線で受信するレシーバと、当該レシーバにより受信された放射線に関する信号に基いて前記可動部品の移動を制御可能なコントローラと、を有するコントロールユニットと、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、放射線測定装置からの放射線に関するデータは、無線通信を介してコントローラに送られるため、放射線測定装置とコントローラ間を電気的に接続するケーブルが不要となる。
第1の実施形態の体表面ゲートモニタの平面図である。 第1の実施形態の体表面ゲートモニタの側面図である。 第1の実施形態の体表面ゲートモニタのシステム構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の体表面ゲートモニタのシステム構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の体表面ゲートモニタのシステム構成を示すブロック図である。 第4の実施形態の体表面ゲートモニタの側面図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態により、本発明が限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
〔第1の実施形態〕
本実施形態の体表面ゲートモニタの基本構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態の体表面ゲートモニタの平面図である。図2は、本実施形態の体表面ゲートモニタの側面図である。なお、図2において、鉛直上側を矢印Uで示し、鉛直下側を矢印Dで示している。
図1に示すように、体表面ゲートモニタ10は、被測定者5が通る通路12が形成された本体11を有している。通路12は、被測定者5の個人被ばく等の放射線防護に関する管理が行われる管理区域3と、当該放射線防護に関する管理が行われない非管理区域7とを接続している。被測定者5は、当該通路12を通って管理区域3から非管理区域7に移動(退出)する。なお、図1には、被測定者5の進行方向を矢印B1及びB2で示している。
通路12には、2つのゲート13,17が設けられており、具体的には、管理区域3側のゲート13と、非管理区域7側のゲート17が設けられている。通路12のうち管理区域3側のゲート13には、所定の閉位置において被測定者5の移動を制限する可動部品として、入口扉14が配置されている。一方、非管理区域7側のゲート17には、所定の閉位置において被測定者5の移動を制限する可動部品として、出口扉16が配置されている。
入口扉14は、図1に実線で示す閉位置と、二点鎖線A1で示す開位置との間を回動可能に構成されており、閉位置において被測定者5の管理区域3側への移動を制限する。同様に、出口扉16は、図1に実線で示す閉位置と、二点鎖線A2で示す開位置との間を回動可能に構成されており、閉位置において被測定者5の非管理区域7側への移動を制限する。入口扉14と出口扉16は、それぞれ対応する駆動装置15により駆動される。当該駆動装置15による入口扉14及び出口扉16の駆動は、後述するコントロールユニット30により制御される。
図1には、入口扉14及び出口扉16が双方共に、所定の閉位置に位置している状態が示されている。被測定者5は、図1に示すように、それぞれ閉位置にある入口扉14と出口扉16との間において移動が制限される。なお、図1には、入口扉14の開位置が、二点鎖線A1で示されており、出口扉16の開位置が、二点鎖線A2で示されている。
また、通路12のうち入口扉14と出口扉16との間には、図2に実線で示すように被測定者5に近接し及び離間して移動可能な可動部品であり、且つ被測定者5の頭上から放射線を測定する装置(以下、頭上測定装置と記す)18が設けられている。頭上測定装置18は、入口扉14と出口扉16との間において、図2に矢印Eで示すように、鉛直方向に所定の距離、移動可能に構成されている。
頭上測定装置18は、図2に実線で示す被測定者5に最も近接した位置(以下、近接位置と記す)と、二点鎖線A3で示す被測定者5から最も離間した位置(以下、離間位置と記す)との間を、鉛直方向に移動可能に構成されている。頭上測定装置18は、これに対応する駆動装置19により鉛直方向に駆動される。駆動装置19により頭上測定装置18の駆動は、後述するコントロールユニット30により制御される。
上述したように、本体11に対して移動可能に構成された可動部品、すなわち入口扉14、出口扉16及び頭上測定装置18には、被測定者5に付着した放射性汚染物から発せられる放射線を測定する放射線測定装置20a,20c,20eが、それぞれ設けられている。
まず、放射線測定装置20a,20c,20eの構成について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態の体表面ゲートモニタのシステム構成を示すブロック図である。
図1に二点鎖線で示すように、被測定者5は、体表面ゲートモニタ10を通過する際、その身体表面の放射能汚染の有無を検査するために、それぞれ閉位置にある入口扉14と出口扉16との間において、所定の姿勢(以下、測定姿勢と記す)を取ることが求められる。
閉位置にある入口扉14の放射線測定装置20aと、閉位置にある出口扉16の放射線測定装置20cは、通路12が延びている方向において、中央に測定姿勢にある被測定者5を挟んで、互いに対向するように配置されている。放射線測定装置20aは、被測定者5のうち主に左側面からの放射線を測定する。放射線測定装置20cは、被測定者5のうち主に右側面からの放射線を測定する。
また、図2に示すように、頭上測定装置18には、測定姿勢にある被測定者5と対向するように放射線測定装置20eが配置されている。放射線測定装置20eは、頭上測定装置18と共に、測定姿勢にある被測定者5に近接するよう移動して、被測定者5のうち主に頭部からの放射線を測定する。
図3に示すように、本実施形態の放射線測定装置20a,20c,20eは、それぞれ、放射線検出器22と、増幅計数回路24と、二次電池25と、トランスミッタ28とを有している。放射線測定装置20a,20c,20eは、放射線検出器22の大きさ、設置場所、後述する識別IDを除いて、略同一のハードウェアで構成されており、以下に詳細を説明する。
放射線検出器(radiation detector)22は、被測定者5の身体表面に付着した放射性物質から発せられる放射線の量、すなわちエネルギ及び数を電気信号(アナログ)に変換する物質及び装置である。本実施形態の放射線検出器22は、主に、ガンマ線を検出するよう構成されている。このような放射線検出器22には、シンチレーション検出器や半導体検出器等、様々な検出器を用いることができる。放射線検出器22は、放射線に関する電気信号(アナログ信号)を、増幅計数回路24に送出する。
増幅計数回路24は、放射線検出器22からの電気信号を受けて、当該電気信号を増幅すると共に、放射線検出器22に入射した放射線(主にガンマ線)の数を計数する機能を有している。
本実施形態の増幅計数回路24は、上述した機能に加えて、単位時間あたりに放射線検出器22に入射した放射線の数(以下、計数率と記す)を算出する機能を有している。また、増幅計数回路24は、計数率を含む放射線検出器22により検出された放射線に関する信号(アナログ信号)を、デジタル信号に変換する機能を有している。すなわち、増幅計数回路24は、いわゆるA/Dコンバータとしても構成されており、放射性検出器22により検出された放射線に関するデータ(デジタル信号)を、トランスミッタ28に送出する。
トランスミッタ28は、増幅計数回路24からの放射線検出器22により検出された放射線に関するデジタル信号を、無線で送信する機能を有している。より具体的には、トランスミッタ28が送信した放射線に関するデータは、コントロールユニット30のレシーバ31により受信される。
なお、本実施形態において、複数のトランスミッタ28と共通のレシーバ31との間における無線通信には、例えば、IEEE 802.11規格のものを用いることができる。なお、Bluetooth(登録商標)等、他の無線通信を用いるものとしても良い。
当該無線通信により、レシーバ31が複数のトランスミッタ28から受信するデータには、各放射線検出器22により検出された放射線に関するデータ、すなわち計数率を示すデータに加えて、各放射線測定装置20a,20c,20eの放射線検出器22を識別するためのID情報(以下、識別IDと記す)を示すデータが含まれている。
識別IDは、各放射線検出器22に固有の情報であり、例えば、放射線検出器22の製造番号、型式、測定用途等の情報を含めるものとすることができる。メモリ35には、各放射線測定装置20a,20c,20eに設けられた各放射線検出器22の識別IDが、予め格納されている。レシーバ31が受信した識別IDとメモリ35に格納されている識別IDを照合して合致した場合に、識別IDが合致したトランスミッタ28とレシーバ31との間において無線通信を確立するよう構成されている。
本実施形態の体表面ゲートモニタ10においては、放射線測定装置20a,20c,20eのそれぞれのトランスミッタ28と、コントロールユニット30にあるレシーバ31との間において、無線通信が行われる。なお、コントロールユニット30の構成については、後述する。
二次電池25は、充電することにより、繰り返し使用可能な電池(蓄電池とも称する)であり、本実施形態においては、上述した増幅計数回路24とトランスミッタ28に電力を供給する。なお、二次電池25は、増幅計数回路24及びトランスミッタ28に加えて、放射線検出器22にも電力を供給するものとしても良い。
本実施形態において、二次電池25の充電は、体表面ゲートモニタ10の通路12を通過する被測定者5が比較的少ない時間帯、例えば、夜間等に行われる。なお、二次電池25は、被測定者5が比較的少ない時間帯において、交換されるものとしても良い。
本実施形態において、体表面ゲートモニタ10の本体11のうち、図1に示すように入口扉14と出口扉16の間にいる被測定者5の近傍には、上述した放射線測定装置20a,20c,20eと同様に、放射線測定装置20f,20g,20h,20j,20k,20m,20nが配置されている。これら放射線測定装置20f(図2参照),20g,20h,20j,20k,20m,20nは、可動部品に設けられた放射線測定装置20a,20c,20eとは異なり、本体11に対して移動しない部品(以下、静止部品と記す)に固定して設けられており、以下に図1及び図2を用いて詳細を説明する。
本体11には、測定姿勢にある被測定者5の前面(腹側)に対向して放射線測定装置20gが設けられており、被測定者5の背面(背側)に対向して放射線測定装置20hが設けられている。すなわち、2つの放射線測定装置20g,20hは、通路12が延びている方向と直交する方向において、中央に測定姿勢にある被測定者5を挟んで、互いに対向するように配置されている。放射線測定装置20gは、被測定者5のうち主に前面(腹側)からの放射線を測定する。一方、放射線測定装置20hは、被測定者5のうち主に背面からの放射線を測定する。
本実施形態において、被測定者5は、それぞれ閉位置にある入口扉14と出口扉16との間において、左手を2つの放射線測定装置20j,20kの間に置くと共に、右手を2つの放射線測定装置20m,20nの間に置く測定姿勢を取ることが求められる。すなわち、2つの放射線測定装置20j,20kは、通路12が延びている方向において、左手の両側にそれぞれ配置されており、2つの放射線測定装置20m,20nは、通路12が延びている方向において、右手の両側にそれぞれ配置されている(図2参照)。2つの放射線測定装置20j,20kは、被測定者5のうち主に左手からの放射線を測定する。一方、2つの放射線測定装置20m,20nは、被測定者5のうち主に右手からの放射線を測定する。
また、図2に示すように、本体11には、測定姿勢にある被測定者5の足と対向するように放射線測定装置20fが設けられている。当該放射線測定装置20fは、鉛直方向において、測定姿勢にある被測定者5を挟んで、上述した放射線測定装置20eと対向するように配置されている。放射線測定装置20fは、被測定者5のうち主に足裏からの放射線を測定する。
図1に示すように、本体11には、被測定者5を検知するための検知器(detector)37a,37c,38a,38cが設けられている。検知器37aは、本体11のうちゲート13より管理区域3側に配置されており、被測定者5のゲート13に近接する移動を検出可能に構成されている。検知器37cは、ゲート17より非管理区域7側に設けられており、被測定者5の移動を検出可能に構成されている。これら検知器37a,37cは、被測定者5の体重を検出可能なセンサ、例えば、半導体圧力センサや圧電素子等により実現することができる。
検知器38a,38cは、通路12のうちゲート13にある入口扉14とゲート17にある出口扉17との間に配置されており、被測定者5が、上述した測定姿勢において両手をそれぞれ所定の位置に置いているか否かを検出する。具体的には、検知器38aは、被測定者5が左手を2つの放射線測定装置20j,20kの間に置いているか否かを検出する。一方、検知器38cは、被測定者5が右手を2つの放射線測定装置20m,20nの間に置いているか否かを検出する。これら検知器38a,38cは、被測定者5の存在を光学的に検出可能なセンサ、例えば、レーザセンサや光電センサ等、様々なセンサにより実現することができる。
本実施形態の体表面ゲートモニタ10は、図1に示すように、上述した可動部品を制御するためのコントロールユニット30が設けられている。本実施形態において、コントロールユニット30は、本体11のうち通路12の外側に配置されている。より詳細には、コントロールユニット30は、進行方向(矢印B1及びB2参照)に直交する方向の外側であって、放射線測定装置20j,20k,20m,20nに対して進行方向の外側(本実施形態においては管理区域3側)に配置されている。
コントロールユニット30は、図3に示すように、複数のトランスミッタ28からの放射線に関するデータを無線で受信するレシーバ31と、レシーバ31により受信されたデータに基づいて上述した駆動装置15,19を制御可能なコントローラ33と、各種の定数が予め格納されているメモリ35とを有している。
レシーバ31が受信するデータには、各放射線検出器22により検出された放射線に関するデータとして、計数率が含まれている。また、当該データには、各放射線測定装置20a〜20nの識別IDが含まれている。計数率は、識別IDと対応付けられている。
コントローラ33は、プロセッサとして構成されており、放射線測定装置20a〜20nのそれぞれについて、被測定者5の身体表面の放射能汚染の密度(以下、表面汚染密度と記す)を、計数率と、所定の換算定数に基づいて算出する機能を有している。
換算定数は、放射線測定装置20a〜20nの放射線検出器のそれぞれに対応する値(すなわち放射線検出器に固有の値)が、適合実験やシミュレーション等により予め求められている。複数の換算定数は、それぞれ対応する放射線検出器22の識別IDと対応付けられてメモリ35に予め格納されている。なお、換算定数は、放射線検出器22の経年的な劣化に応じて、定期的に変更することも好適である。
コントローラ33は、レシーバ31により受信された識別IDに対応する換算定数をメモリ35から取得する。コントローラ33は、識別IDに対応してメモリ35から取得された換算定数と、当該識別IDに対応する計数率に基いて、表面汚染密度を算出する。このようにして、コントローラ33は、放射線測定装置20a〜20nのそれぞれについて、表面汚染密度を算出する。
そして、コントローラ33は、表面汚染密度が、所定の閾値を下回るか否かを判定する。本実施形態においては、全ての放射線測定装置20a〜20nについて、表面汚染密度が、閾値を下回るか否かを判定する。すなわち、コントローラ33は、被測定者5の身体表面のいずれかの部位に放射能汚染が無いか否かを判定している。
全ての放射線測定装置20a〜20nについて、表面汚染密度が閾値を下回る場合、コントローラ33は、被測定者5の非管理区域への退出を許可する。具体的には、被測定者5に対して放射能汚染が無い旨を表示するよう図2に示すディスプレイ40を制御すると共に、頭上測定装置18が鉛直上側に移動するよう駆動装置19を制御する。加えて、コントローラ33は、図1に二点鎖線A2で示す所定の開位置に出口扉16が移動するよう駆動装置15を制御する。
これにより、図1に示すように通路12において測定姿勢を取っていた被測定者5は、ゲート17を通って非管理区域7に徒歩により移動(退出)することができる。被測定者5の非管理区域7への移動は、検知器37cにより検出される。
コントローラ33は、被測定者5が非管理区域7に退出したと判定した場合、開位置(二点鎖線A2)にある出口扉16が、再び図1に示す閉位置に移動するよう駆動装置15を制御する。加えて、コントローラ33は、閉位置にある入口扉14が、二点鎖線A1で示す開位置に移動するよう駆動装置15を制御する。
これにより、次の被測定者5が、管理区域3からゲート13を通って通路12に侵入することが可能となる。当該被測定者5の管理区域3から通路12への移動は、検知器37aにより検出される。コントローラ33は、被測定者5が通路12の中央に移動したと判定した場合、開位置(二点鎖線A1)にある入口扉14が、再び閉位置に移動するよう駆動装置15を制御する。
一方、放射線測定装置20a〜20nのうちいずれかについて、表面汚染密度が所定の閾値以上である場合、コントローラ33は、被測定者5の非管理区域7への退出を許可しない、具体的には、コントローラ33は、出口扉16を所定の閉位置に維持した状態で、被測定者5の所定の部位に放射能汚染が有る旨が表示されるようディスプレイ40を制御する。なお、この場合、コントローラ33は、警報音が発せられるよう警報装置(図示せず)を制御し、監視員に対して被測定者5に放射能汚染があることが通知するよう警報装置を制御することも好適である。
以上に説明したように、本実施形態の体表面ゲートモニタ10は、図1に示すように、所定の閉位置において被測定者5の移動を制限可能な可動部品として、入口扉14、出口扉16及び頭上測定装置18とを有している。加えて、体表面ゲートモニタ10は、入口扉14、出口扉16及び頭上測定装置18とそれぞれ一体に移動する放射線測定装置20a,20c,20eを有している。放射線測定装置20a,20c,20eは、図3に示すように、被測定者5の身体表面に付着している汚染物からの放射線を検出する放射線検出器22と、当該放射線検出器22により検出された放射線に関するデータを、無線で送信するトランスミッタ28をそれぞれ有する。
体表面ゲートモニタ10は、これらトランスミッタ28からの放射線に関するデータを無線で受信するレシーバ31と、当該レシーバ31により受信された放射線に関する信号に基いて、前記可動部品の移動を制御可能なコントローラ33とを有するコントロールユニット30を備えるものとした。
可動部品と一体に移動する放射線測定装置20a,20c,20eからの放射線に関するデータは、無線通信を介してコントローラ33に送られるため、放射線測定装置20a,20c,20eとコントローラ33間を電気的に接続するケーブルが不要となる。このため、ケーブルの損傷や断線に起因する体表面ゲートモニタ10の保守や点検に費やされる人的負荷や時間を抑制することができ、設備運用率を向上させることが可能となる。
なお、上述した実施形態において、放射線測定装置20a〜20nの全てが、放射線に関するデータを無線で送信するトランスミッタ28を有しているものとしたが、本発明は、この態様に限定されるものではない。放射線測定装置20a〜20nのうち、本体11に対して固定されている静止部品に設けられている放射線測定装置20f〜20nと、コントローラ33との間は、ケーブルを介して電気的に接続されているものとしても良い。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態の体表面ゲートモニタについて図1及び図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の体表面ゲートモニタのシステム構成を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、体表面ゲートモニタ10Cは、入口扉14に設けられた放射線測定装置21aと、出口扉16に設けられた放射線測定装置21cと、頭上測定装置18に設けられた放射線測定装置21eとを有している。放射線測定装置21a,21c,21eは、上述した放射線測定装置20a,20c,20e(図3参照)と同様に、それぞれ、放射線検出器22と、増幅計数回路24と、二次電池25と、トランスミッタ28とを有している。加えて、本実施形態の放射線測定装置21a,21c,21eは、それぞれ計数率を表面汚染密度に換算する機能部分(以下、換算処理部と記す)26を有している。なお、放射線測定装置21a,21c,21eは、放射線検出器22の大きさや設置場所、識別IDを除いて、略同一のハードウェアで構成されている。
換算処理部26は、換算定数を記憶可能なメモリ26aを有しており、当該メモリ26aには、各放射線測定装置21a,21c,21eにそれぞれ対応する換算定数が、予め格納されている。換算処理部26は、対応する増幅計数回路24からの計数率に関するデータを受けて、当該計数率と換算定数に基いて表面汚染密度を算出し、当該表面汚染密度を示すデータを生成する。換算処理部26は、表面汚染密度に関するデータを、対応するトランスミッタ28に送る。各トランスミッタ28は、放射線に関するデータとして、表面汚染密度を示すデータを、それぞれの識別IDと共に無線で送信する。
コントロールユニット30のレシーバ31は、放射線測定装置21a,21c,21eのそれぞれについて、表面汚染密度を示すデータを識別IDと共に受信する。コントローラ33は、放射線測定装置21a,21c,21eのそれぞれと、他の放射線測定装置(例えば、図1に示す放射線測定装置20f〜20n)について、表面汚染密度が、所定の閾値を下回るか否かを判定する。全ての放射線測定装置について表面汚染密度が閾値を下回る場合には、被測定者5の非管理区域7への退出を許可する。
本実施形態の体表面ゲートモニタ10Cによれば、放射線測定装置21a,21c,21eのうちいずれかにおいて放射線検出器22が故障した場合、放射線検出器22が故障した放射線測定装置を、予備の放射線測定装置と交換するだけで良い。この場合、コントロールユニット30のメモリ35において当該放射線検出器22に対応する換算定数を設定する作業が不要となる。これにより、体表面ゲートモニタ10Cの保守や点検に費やされる人的負荷や時間を抑制することができる。
なお、本実施形態においてコントロールユニット30は、各種の定数が予め格納されているメモリ35を有しているものとしたが、コントロールユニットの態様は、これに限定されるものではない。本実施形態においては、各放射線測定装置21a,21c,21eが、換算定数が記憶されているメモリ26aをそれぞれ有しているため、コントロールユニットは、メモリ35を有さないものとしても良い。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態の体表面ゲートモニタについて図1〜図3及び図5を用いて説明する。図5は、本実施形態の体表面ゲートモニタのシステム構成を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の体表面ゲートモニタ10Eは、所定の位置において被測定者5の移動を制限可能な可動部品、すなわち入口扉14及び出口扉16がそれぞれ設けられた複数の本体11A,11C,11Eを備えている。本体11A,11C,11Eは、その設置場所、識別IDを除いて、上述した本体11(図1参照)と略同一のハードウェアで構成されている。各本体11A,11C,11Eは、複数の放射線測定装置20a,20cを有している。
放射線測定装置20aは、図1に示すように、入口扉14に設けられており、放射線測定装置20cは、出口扉16に設けられている。各放射線測定装置20a,20cは、放射線検出器により検出された放射線に関するデータを、無線で送信するトランスミッタ28(図3参照)を有している。
また、各本体11A,11C,11Eには、入口扉14及び出口扉16(図1参照)を駆動する駆動装置15と、頭上測定装置18(図2参照)を駆動する駆動装置19が設けられている。また、各本体11A,11C,11Eには、検知器37aを含む各種の検知器(図1参照)が設けられている。すなわち、各本体11A,11C,11Eは、第1の実施形態の本体11(図3参照)と異なり、コントロールユニット30を有していない。
本実施形態の体表面ゲートモニタ10Eは、複数の本体11A,11C,11Eにある駆動装置15,19を統合して制御可能な共通のコントロールユニット30Eを有している。本実施形態のコントロールユニット30Eは、本体11A,11C,11Eの外部に配置されている。
コントロールユニット30Eは、複数の本体11A,11C,11Eにそれぞれ複数設けられた放射線測定装置20a,20cのトランスミッタからの放射線に関するデータを無線で受信する共通のレシーバ31Eを有している。また、コントロールユニット30Eは、レシーバ31Eにより受信されたデータに基づいて各本体11A,11C,11Eにある駆動装置15,19を制御可能な共通のコントローラ33Eを有している。なお、本実施形態のコントロールユニット30Eは、換算定数を含む各種の定数が予め格納されているメモリ35Eを有している。
体表面ゲートモニタ10Eは、複数の本体11A,11C,11Eのそれぞれに設けられた駆動装置15,19及び検知器37aと、共通のコントローラ33Eとを電気的に接続するケーブル39を有している。ケーブル39は、検知器37aからの信号をコントローラ33Eに伝達可能に構成されており、且つコントローラ33Eからの信号を各駆動装置15,19に伝達可能に構成されている。
以上のように構成された体表面ゲートモニタ10Eにおいて、全ての放射線測定装置20a,20cの放射線検出器により検出された放射線に関するデータは、無線通信を介して、共通のコントロールユニット30Eのレシーバ31Eによりそれぞれ受信される。当該放射線に関するデータには、計数率が含まれており、当該計数率と換算定数に基いて表面汚染密度を算出する。
コントローラ33Eは、複数の本体11A,11C,11Eのそれぞれについて、被測定者の表面汚染密度の算出と、放射能汚染の有無の判定を行う。放射能汚染が無いと判定した場合、コントローラ33Eは、ケーブル39を介して、対応する本体の駆動装置15,19に制御信号を送出し、被測定者の非管理区域への移動が可能となるよう当該駆動装置15,19を制御する。
なお、本実施形態によれば、共通のレシーバ31E及びコントローラ33Eを含むコントロールユニット30Eを、本体11A,11C,11Eのそれぞれに設ける必要が無く、複数の本体11A,11C,11Eに対して単数のコントロールユニット30Eを設けるだけで良い。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態の体表面ゲートモニタについて図1、図3及び図6を用いて説明する。図6は、本実施形態の体表面ゲートモニタのシステム構成を示す側面図である。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の体表面ゲートモニタ10Gは、可動部品が所定の位置に位置しているときに、二次電池25(図3参照)に電気的に接続されて、当該二次電池を充電可能な充電装置を有している。本実施形態の充電装置は、可動部品と接触する接触子(以下、充電用接触子と記す)51,52を有している。
充電用接触子51は、頭上測定装置18が、図6に示す離間位置にあるときに当該頭上測定装置18に接触して放射線測定装置20eの二次電池(図示せず)に電気的に接続される。一方、充電用接触子52は、出口扉16が図6に示す閉位置にあるときに当該出口扉16に接触子して、放射線測定装置20cの二次電池に電気的に接続される。外部からの電力は、これら充電用接触子51,52を介して、それぞれ対応する二次電池に供給される。
なお、二次電池25(図3参照)に蓄電されている電力量が所定の閾値より低下した場合、コントローラ33は、可動部品が充電用接触子51,52と接触するように、当該可動部品に対応する駆動装置15,19を制御する。本実施形態においては、入口扉14を開位置(図1の二点鎖線A1参照)に、出口扉16を閉位置に、頭上測定装置18を離間位置にそれぞれ移動させて、対応する二次電池の充電を行う。
本実施形態によれば、自動的に放射線測定装置の二次電池を充電することができる。夜間等の被測定者の少ない時間帯に二次電池を充電又は交換する作業が不要となり、体表面ゲートモニタの運用に係る人的負荷を低減することができる。
〔他の実施形態〕
上述した第1、第3及び第4の実施形態において、換算定数は、コントロールユニットのメモリに予め格納されており、コントローラが計数率と換算定数に基いて表面汚染密度を算出するものとしたが、本発明に係るコントローラの機能は、この態様に限定されるものではない。換算定数は、第2の実施形態と同様に、放射線測定装置がそれぞれ有するメモリ(図示せず)に予め格納されており、且つレシーバは、放射線に関するデータとして、表面汚染密度を受信するものとしても良い。
また、上述した各実施形態において、所定の位置において被測定者の移動を制限可能な可動部品は、入口扉14及び出口扉16を含むものとしたが、本発明に係る可動部品は、この態様に限定されるものではない。可動部品は、被測定者の移動を制限可能なもの(例えば、扉)が少なくとも一つあれば良い。また、上述した頭上測定装置18が、所定の近接位置において被測定者の移動を制限可能に構成されているものとしても良い。
本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3 管理区域
5 被測定者
7 非管理区域
10,10C,10E,10G 体表面ゲートモニタ
11,11A,11C,11E モニタ本体
12 通路
13 ゲート(管理区域側のゲート)
14 入口扉(管理区域側のゲートの扉、可動部品)
15 駆動装置(入口扉の駆動装置、出口扉の駆動装置)
16 出口扉(非管理区域側のゲートの扉、可動部品)
17 ゲート(非管理区域側のゲート)
18 頭上測定装置(可動部品)
19 駆動装置(頭上測定装置の駆動装置)
20a,20c,20e 放射線測定装置(可動部品に設けられた放射線測定装置)
20f,20g,20h,20j,20k,20m,20n 放射線測定装置(静止部品に設けられた放射線測定装置)
21a,21c,21e 放射線測定装置(可動部品に設けられた放射線測定装置)
22 放射線検出器
24 増幅計数回路(A/Dコンバータ)
25 二次電池
26 換算処理部
26a メモリ
28 トランスミッタ
30,30E コントロールユニット
33,33E コントローラ(プロセッサ)
31,31E レシーバ
35 メモリ
37a,37c 圧力検出器(圧力センサ、検知器)
38a,38c 光検出器(光センサ、検知器)
39 ケーブル
40 ディスプレイ(警報発報表示部)
51,52 充電用接触子(充電装置)

Claims (9)

  1. 所定の位置において被測定者の移動を制限可能な可動部品と、
    被測定者の身体表面に付着している汚染物からの放射線を検出する放射線検出器と、当該放射線検出器により検出された放射線に関するデータを無線で送信するトランスミッタと、を有し、前記可動部品に設けられて当該可動部品と一体に移動する放射線測定装置と、
    前記トランスミッタからの放射線に関するデータを無線で受信するレシーバと、当該レシーバにより受信された放射線に関する信号に基いて前記可動部品の移動を制御可能なコントローラと、を有するコントロールユニットと、
    を備えることを特徴とする体表面ゲートモニタ。
  2. 前記可動部品は、
    所定の閉位置に位置することにより、前記被測定者の管理区域から非管理区域への移動を制限する出口扉と、
    所定の閉位置に位置することにより、前記被測定者の非管理区域から管理区域への移動を制限する入口扉と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の体表面ゲートモニタ。
  3. 前記放射線測定装置は、充電して繰り返し使用可能であり、且つ前記トランスミッタに電力を供給可能に構成されている二次電池を、さらに有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の体表面ゲートモニタ。
  4. 前記可動部品が所定の位置にあるときに、前記二次電池に電気的に接続されるよう構成されており、且つ外部からの電力を当該二次電池に向けて供給可能な充電用接触子を、
    さらに備えることを特徴とする請求項3に記載の体表面ゲートモニタ。
  5. 前記体表面ゲートモニタは、複数の前記放射線測定装置を備え、
    前記レシーバが、複数の前記トランスミッタから受信するデータには、各放射線測定装置に対応する前記放射線検出器を識別するための識別IDが含まれている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の体表面ゲートモニタ。
  6. 前記レシーバにより受信される放射線に関するデータには、単位時間あたりに各放射線検出器に入射した放射線の数である計数率が、含まれており、
    前記コントロールユニットは、各識別IDに対応する換算定数が予め格納されているメモリを、さらに有し、
    前記コントローラは、前記放射線測定装置のそれぞれについて、計数率と換算定数に基いて被測定者の身体表面の放射能汚染の密度である表面汚染密度を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の体表面ゲートモニタ。
  7. 前記レシーバにより受信される放射線に関するデータには、前記放射線測定装置のそれぞれについて、被測定者の身体表面の放射能汚染の密度である表面汚染密度が、含まれており、
    各放射線測定装置は、単位時間あたりに、対応する放射線検出器に入射した放射線の数である計数率を、表面汚染密度に換算する換算処理部を有し、
    当該換算処理部は、計数率を表面汚染密度に換算する換算定数が予め格納されているメモリを有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の体表面ゲートモニタ。
  8. 前記コントローラは、
    前記表面汚染密度に基いて、前記放射線測定装置のそれぞれについて放射能汚染の有無を判定し、
    全ての放射線測定装置について放射能汚染が無いと判定した場合に、被測定者の非管理区域への移動が可能となる所定の開位置に前記可動部品が移動するよう、当該可動部品を駆動する駆動装置を制御する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の体表面ゲートモニタ。
  9. 前記体表面ゲートモニタは、前記可動部品と当該可動部品を駆動する駆動装置がそれぞれ設けられた複数の本体を備え、
    各本体は、複数の前記放射線測定装置を有し、
    前記コントロールユニットは、前記本体の外部に配置されており、
    前記レシーバは、各放射線測定装置からの放射線に関するデータを、無線で受信し、
    前記コントローラは、当該レシーバにより受信された放射線に関するデータに基づいて、各本体に対応する前記駆動装置を制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の体表面ゲートモニタ。
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