JP6523661B2 - 近接センサ - Google Patents

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Description

本発明は、物体を非接触で検知する近接センサに関し、さらに詳しく言えば、車椅子や病院ベッド等で人の有無を検知するのに好適な人体検知用の近接センサに関する。
人体検知用の近接センサの多くは、図3に示すように、基本的な構成として、金属板等からなる検知電極板1を有し、検知電極板1と被検知体(人体)Hとの間の静電容量Csの変化を監視するようにしている。
しかしながら、実使用時には、検知電極板1と地面や床面等のグランドGとの間に浮遊容量Coが存在するため、この浮遊容量Coの変化が誤検出の原因となる。
そこで、図4に示すように、検知電極板1の検出面とは反対側の所定位置にグランド電極板2を配置することにより浮遊容量Coを一定とし、地面や床面等のグランドGからの影響を低減することが行われている。グランドGは接地とも呼ばれる。
しかしながら、小形化をはかるうえで、検知電極板1とグランド電極板2との間隔を狭めると、それらの間の浮遊容量(静電容量)Coが、検知電極板1と被検知体Hとの間の静電容量Csに比べて極めて大きな値となるため、被検知体Hの検知感度が低下する。
この点を解決するため、特許文献1には、図5に示すように、検知電極板1とグランド電極板2との間にガード電極板3を配置することが提案されている。
この場合、ガード電極板3は、検知電極板1と同じもしくは検知電極板1よりも大きなサイズとし、かつ、ガード電極板3には、検知電極板1と同じ電位を持たせる。これにより、グランド電極板2による静電容量Coの影響が排除されることから、各電極板間の間隔を狭めて近接センサをより薄型化することができる。
特開2003−202383号公報
ところで、被検知体Hの周りには、検知電極板1との間の静電容量Csの他に、床面や壁面等のグランド(接地)Gとの間に浮遊容量と呼ばれる静電容量Cnが存在する。
したがって、検知電極板1から図示しない検知回路等には、出力信号として静電容量Csと静電容量Cnとを含む合成静電容量Chが送信されることになる。ちなみに、合成静電容量Chは次式により表される。
1/Ch=(1/Cs)+(1/Cn)
故に、Ch=Cs×Cn/(Cs+Cn)
被検知体Hが特に人体である場合、人体Hの動きに応じて静電容量Cs,Cnはともに変化するが、例えば図6に示すように、上記特許文献1による近接センサを車椅子に適用した場合ついて考察する。
人体Hが車椅子に座っている場合、検知電極板1と被検知体Hとの間の静電容量Csは余り大きくは変化しないが、図6(a)に示すように足が床面から浮いている状態から、図6(b)に示すように足を床面に近づけると、静電容量Cnが大きく変化し、これが原因で誤検知となることがある。
そこで、本発明の課題は、検知電極板、グランド電極板およびガード電極板を含む人体検知用の近接センサにおいて、人体とグランド(接地)との間の静電容量による影響を低減し、検知精度を高めることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されているように、人体を被検知体とする検知電極板と、上記検知電極板の裏面側に所定の間隔をもって配置された接地電位を有するグランド電極板と、上記検知電極板と上記グランド電極板との間に電気絶縁材を介して配置されたガード電極板とを含み、上記検知電極板と上記ガード電極板とが同電位に保たれており、上記各電極板が電気絶縁性の扁平なカバー内に収納されている近接センサにおいて、
上記ガード電極板は上記グランド電極板の全面を覆う面積を有し、上記検知電極板の面積は上記ガード電極板の面積よりも小く、上記ガード電極板上の上記検知電極板が存在していない部分には、上記グランド電極板に電気的に接続されたグランド電極引出板が上記検知電極板と電気的に絶縁された状態で並設されていることを特徴としている。
本発明によれば、検知電極板側から見て、被検知体と接地との間に存在する静電容量(浮遊容量)Cnに対して、被検知体とグランド電極引出板との間で発生する静電容量または被検知体とグランド電極板との間で発生する静電容量Cgが並列に挿入され、被検知体と検知電極板との間の静電容量をCsとして、合成静電容量Chは、
1/Ch=(1/Cs)+(1/(Cn+Cg))
となるため、合成静電容量Chに対する静電容量(浮遊容量)Cnの変化分の影響を低減することができる。Cg≫Cnとすれば、より大きな低減効果が奏される。
本発明の第1実施形態に係る近接センサの(a)模式的な分解断面図,(b)作用説明図,(c)等価回路。 本発明の第2実施形態に係る近接センサの(a)模式的な分解断面図,(b)作用説明図。 人体検知用の近接センサの基本原理を説明するための模式図。 グランド電極を有する第1従来例を示す模式図。 検出精度を高めるため、さらにガード電極を有する第2従来例を示す模式図。 上記第2従来例の問題点を指摘するための模式図。
次に、図1および図2により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、図1(a)を参照して、第1実施形態に係る近接センサ1Aは、基本的な構成として、検知電極板10と、ガード電極板20と、グランド電極板30とを備え、被検知体を人体H(図1(b)参照)として、図示しないが、例えば車椅子の座部に置いて使用される。
そのため、これら各電極板10,20,30は積層された状態で、座布団カバーに似たカバー40内に収納される。各電極板10,20,30には、例えばアルミニウム薄板やカーボン電極板等が用いられてよい。また、カバー40には、布材や合皮等の非磁性体製の素材が選択される。
カバー40内において、検知電極板10は、座面側(図1(a)で上側)に配置され、グランド電極板30は、その下部側に配置され、ガード電極板20は、検知電極板10とグランド電極板30との間に配置される。
この場合、検知電極板10とガード電極板20との間およびガード電極板20とグランド電極板30との間には、それぞれ電気絶縁材41(41a,41b)が介装される。電気絶縁材41には、例えば不織布シートが用いられてよい。
検知電極板10は、電気配線を介して検知回路50に接続される。検知回路50は、検知電極板10からの出力信号(後述する静電容量信号)に基づいて、被検知体である人体Hの在・不在を検知する。
グランド電極板30は、グランド(接地)Gに電気的に接続され、その電位は接地電位である。グランド電極板30が接続されるグランド(接地)Gは、検知回路50内のグランドであってもよい。
この第1実施形態において、ガード電極板20は、グランド電極板30の全面を覆う面積を有している。ガード電極板20は、図示しない配線経路を介して検知電極板10と同電位に保たれている。また、電気絶縁材41a,41bもガード電極板20とほぼ同じ大きさである。
検知電極板10は、電気絶縁材41aを介してガード電極板20上に配置されるが、本発明において、検知電極板10は、面積的にガード電極板20より小さく、この第1実施形態では、図1(a)に示すように、ガード電極板20のほぼ半分程度の大きさである。
そして、ガード電極板20上の検知電極板10が存在していない部分には、グランド電極引出板31が検知電極板10と電気的に絶縁された状態で好ましくは同一平面上に並設されている。グランド電極引出板31は、電気配線32を介してグランド電極板30に電気的に接続されている。
このように、この第1実施形態による近接センサ1Aでは、カバー40の座面側に検知電極板10とグランド電極引出板31とが並設されている。
したがって、図1(b)に示すように、被検知体である人体Hが車椅子(図示しない)に乗り、検知電極板10とグランド電極引出板31とを跨がるように座すると、人体Hと検知電極板10との間に静電容量Csが発生し、また、人体Hとグランド電極引出板31との間に静電容量Cgが発生する。
ここで、車椅子に乗った人体Hの足と床面(接地)Gとの間に浮遊容量として存在する静電容量をCnとすると、静電容量Cgと静電容量Cnは、ともに人体Hと床面(接地)Gとの間に存在するから、静電容量Cgと静電容量Cnは並列、したがって、検知電極板10から検知回路50に与えられる合成静電容量Chは、図1(c)の等価回路に示すように、
1/Ch=(1/Cs)+(1/(Cn+Cg))
となるため、合成静電容量Chに対する静電容量(浮遊容量)Cnの変化分の影響を低減することができる。
上記の式から分かるように、静電容量Cg≫静電容量Cnとすれば、より大きな低減効果が奏される。そのためには、グランド電極引出板31の面積を、検知電極板10による検知感度に支障を来さない範囲で大きくするか、グランド電極引出板31を座面により近づけるように配置すればよい。
次に、図2(a),(b)を参照して、第2実施形態に係る近接センサ1Bについて説明する。なお、構成要素の参照符号は、上記第1実施形態に係る近接センサ1Aのものと特に変更を要しないため、同じ符号を用いている。
第2実施形態に係る近接センサ1Bでは、構成をより簡素化するため、上記第1実施形態で構成要素の一つとしているグランド電極引出板31は用いない。その代わりに、ガード電極板20の大きさを、グランド電極板30の一部分を覆う面積とし、人体Hとグランド電極板30との間で静電容量Cgを発生させるようにする。
例えば、図2(a)に示すように、ガード電極板20をグランド電極板30の半分程度の大きさとし、検知電極板10をガード電極板20上の全面もしくは一部分に配置する構成とする。
電気絶縁材41について、この第2実施形態では、図2(a)に示すように、電気絶縁材41a,41bをガード電極板20の大きさに合わせて裁断しているが、上記第1実施形態での図1(a)と同じく、グランド電極板30の大きさとしてガード電極板20からはみ出す部分を残してもよい。
この第2実施形態に係る近接センサ1Bにおいても、図2(b)に示すように、被検知体である人体Hが車椅子(図示しない)に乗り、検知電極板10とグランド電極板30とを跨がるように座すると、人体Hと検知電極板10との間に静電容量Csが発生し、また、人体Hとグランド電極板30との間に静電容量Cgが発生する。
このため、車椅子に乗った人体Hの足と床面(接地)Gとの間に浮遊容量として存在する静電容量をCnとして、上記第1実施形態と同じく、検知電極板10から検知回路50に与えられる合成静電容量Chは、図1(c)の等価回路に示すように、
1/Ch=(1/Cs)+(1/(Cn+Cg))
となるため、合成静電容量Chに対する静電容量(浮遊容量)Cnの変化分の影響を低減することができる。
この第2実施形態においても、静電容量Cg≫静電容量Cnであることが好ましく、このようにするには、ガード電極板20の面積を小さくし、相対的にグランド電極板30の座面と対向する面積を広くすればよい。
上記第1および第2実施形態では、近接センサ1A,1Bを車椅子用としているが、病院や介護施設のベッドに適用可能であることは言うまでもない。
1A,1B 近接センサ
10 検知電極板
20 ガード電極板
30 グランド電極板
31 グランド電極引出板
40 カバー
41(41a,41b) 電気絶縁材
50 検知回路

Claims (1)

  1. 人体を被検知体とする検知電極板と、上記検知電極板の裏面側に所定の間隔をもって配置された接地電位を有するグランド電極板と、上記検知電極板と上記グランド電極板との間に電気絶縁材を介して配置されたガード電極板とを含み、上記検知電極板と上記ガード電極板とが同電位に保たれており、上記各電極板が電気絶縁性の扁平なカバー内に収納されている近接センサにおいて、
    上記ガード電極板は上記グランド電極板の全面を覆う面積を有し、上記検知電極板の面積は上記ガード電極板の面積よりも小く、上記ガード電極板上の上記検知電極板が存在していない部分には、上記グランド電極板に電気的に接続されたグランド電極引出板が上記検知電極板と電気的に絶縁された状態で並設されていることを特徴とする近接センサ。
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