JP6522680B2 - 注射液用容器収容箱及び注射液用容器ピッキングシステム - Google Patents

注射液用容器収容箱及び注射液用容器ピッキングシステム Download PDF

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Description

本発明は、例えば病院の薬局等から医療の現場に払い出された注射液用容器を収容する際に用いられる収容箱に関し、特に、収容されたこれらの注射液用容器を撮像した画像データに基づいて一つずつピッキングさせる際に好適な注射液用容器収容箱、並びに、この注射液用容器収容箱を備える注射液用容器ピッキングシステムに関する。
従来、病院等の医療現場において、使用済みで空になった注射器、アンプル本体部、バイアル等の注射液用空容器は、例えば安全確保等のための必要に応じた措置を施されて廃棄される。また、一旦払い出されたものの、患者の容態の変化等により開封されないままの注射液用容器(以下「未使用注射液用容器」という。)は、回収されて例えば薬局部門に戻入される。そして、使用済みか未使用かに関わらず、これらの注射液用容器の薬価点数を把握することは、医療機関における医療コスト管理や、患者への薬剤費請求の観点等から重要である。
このため、医療現場においては、これらの注射液用容器の薬価点数を集計する集計業務が行われる。この集計業務では、注射液用容器を収容した収容ボックス等から、様々な形状の注射液用容器を一つ一つ手にとってその外周面に貼られたラベル等の情報を目で読取り、集計するという煩雑で困難な作業を人手で行っていた。そのため、読取りミス等による集計間違いが起こることがあった。
このような課題を解決するため、収容ボックス等から注射液用容器を取出し、そこに付された情報を読取るという一連の作業を自動化する技術開発が進められており、その一例として特許文献1に記された注射液用容器収容箱及びピッキングシステムが挙げられる。
特開2014−8997号公報 特開2010−115339号公報
特許文献1にも示されるように、この種のピッキングシステムにおいて、注射液用容器の種類や同容器の内容物を認識する際には、注射液用容器収容箱に投入された注射液用容器を上方に設置されたカメラによって撮像、画像処理することで、注射液用容器の外観や注射液用容器の外周面に貼られたラベル等の情報を取得することが有利と考えられる。
そして、注射液用容器の外観的な特徴や外周面に貼られたラベルを、上方に設置されたカメラによって効率的かつ正確に撮像するためには、注射液用容器が注射液用容器収容箱内において、自立姿勢ではなく横倒し姿勢で静止することが好都合と考えられる。
そこで、特許文献1に記された注射液用容器収容箱は、上端が開放した箱体と、同箱体に設けられて注射液用容器を載置する載置部であって、複数の凸部と凹部とが交互に連続した波状面を有する波状載置部とを備え、この波状載置部は、任意の姿勢で投入された注射液用容器を、前記波状面によって横倒し姿勢とさせる構成とされている。
すなわち、特許文献1の注射液用容器収容箱においては、任意の姿勢で注射液用容器収容箱に投入された注射液用容器が仮に底面で前記載置部に支持された自立姿勢で静止しかけても、容器底面を受け止める前記載置部が波状面であることによって、容器のバランスが崩されて、横倒し姿勢に矯正されるという効果が得られる。
しかし、上記の効果がうまく発揮されるのは、注射液用容器が比較的細い場合、具体的には、容器底面の外径が隣り合う2つの凸部どうしの間隔を下回る場合に相当する。しかしながら、容器底面の外径が隣り合う2つの凸部どうしの間隔を超える場合には、容器底面が隣り合う2つ以上の凸部の上に支持されて直立した自立姿勢で静止してしまい、必要な注射液用容器の情報をカメラで取得できないという問題が生じる虞があった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、注射液用容器の底面の外径の如何に関わらず、任意の姿勢で投入された注射液用容器が収容箱の載置部で、より確実に横倒し姿勢とされることで、注射液用容器の外観的な特徴や外周面に貼られたラベルの情報をカメラで取得し易い注射液用容器収容箱及びピッキングシステムを提供することにある。
請求項1の発明は、筒状の注射液用容器を収容する収容箱において、上端が開放した箱体と、前記箱体の下端側に設けられて前記注射液用容器を載置する載置部と、を備え、前記載置部は、その上面側から上向きに突出又は膨出した凸部が、所定方向に沿って複数配列されてなる凸部列であって、隣り合う前記凸部列どうしで、前記凸部の配列の位相が前記所定方向で互いにずれた凸部列を含み、しかも前記上面側は、前記所定方向に沿って延びる山部と谷部とが交互に設けられた波状部を有し、前記凸部列は、前記山部の尾根に沿って設けられており、前記箱体に任意の姿勢で投入された前記注射液用容器を横倒し姿勢とさせる、注射液用容器収容箱である。
請求項の発明は、請求項に記載の注射液用容器収容箱において、前記凸部の形状は、前記所定方向に直交する方向から視て波形状又は山形状に形成されることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の注射液用容器収容箱において、前記尾根に沿って互いに高さの異なる2種類の突起部が交互に配置されており、高い方の前記突起部が前記凸部を構成していることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項のいずれかに記載の注射液用容器収容箱において、前記箱体の下端は開放端からなり、前記載置部は、前記所定方向にスライド自在に配置され、前記開放端を開閉することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の注射液用容器収容箱において、前記箱体は、前記谷部に嵌合可能な突出下端部を含み、前記谷部が、前記突出下端部に略嵌合しつつ前記載置部がスライドすることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の注射液用容器収容箱において、前記尾根に沿ったスロープ部であり、高い方の前記突起部から、隣り合う低い方の前記突起部に向って延びる下り勾配のスロープ部を有することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の注射液用容器収容箱において、前記尾根に沿って互いに対向する前記突起部の側面には傾斜した面取り部が設けられていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項のいずれかに記載の注射液用容器収容箱において、前記凸部の上端又は前記尾根の一部に、下向きに窪んだ補助溝部が形成されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の注射液用容器収容箱において、前記凸部列の形状は、前記所定方向に直交する方向から視て複数の山状部が前記所定方向に沿って連接された連山状に形成されることを特徴とする。
請求項10の発明は、
請求項1〜のいずれかに記載の注射液用容器収容箱と、
前記注射液用容器収容箱の上方から前記横倒し姿勢となった前記注射液用容器を撮像する撮像部と、
前記撮像部が取得した画像データを処理する画像処理部と、
前記注射液用容器を一つずつピッキングするロボットハンドと、
前記ロボットハンドの動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする注射液用容器ピッキングシステムである。
請求項11の発明は、請求項10記載の注射液用容器ピッキングシステムにおいて、前記注射液用容器収容箱または前記載置部を揺動させる揺動手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、筒状の注射液用容器を収容する収容箱において、上端が開放した箱体と、前記箱体の下端側に設けられて前記注射液用容器を載置する載置部とを備え、前記載置部は、その上面側から上向きに突出又は膨出した凸部が、所定方向に沿って複数配列されてなる凸部列であって、隣り合う前記凸部列どうしで、前記凸部の配列の位相が前記所定方向で互いにずれた凸部列を含み、前記箱体に任意の姿勢で投入された前記注射液用容器を横倒し姿勢とさせる構成であるから、
例えば容器底面の外径が隣り合う2つの凸部列どうしの間隔を超えるような太めの注射液用容器が、隣り合う凸部列の上に跨る姿勢になりかけても、隣り合う前記凸部列どうしで凸部の配列の位相を調整しておくことで、一つの凸部列の凸部と隣の凸部列の凸部との間隔を前記外径より大きくすることができるので、容器は隣り合う2つの凸部列の上に跨って静止できずに傾斜姿勢となるため、最終的にバランスを崩して横倒しとなり易い。その結果、注射液用容器が収容された状態の画像を上方から取得し、この画像に基づいて注射液用容器を一つずつピッキングさせる際に好適な注射液用容器収容箱を提供できる。
また、前記載置部の前記上面側は、前記所定方向に沿って延びる山部と谷部とが交互に設けられた波状部を有し、前記凸部列は、前記山部の尾根に沿って設けられている構成であるから、底面の外径が隣り合う凸部どうしの間隔を下回るような細めの注射液用容器が、隣り合う凸部の間に直立姿勢で落下しても、山部の尾根または波状部の傾斜面の形状的な作用によって、バランスを崩して横倒しとなる傾向が得られる。さらに、横倒しとなった注射液用容器は、容器軸心が波状部の谷部に沿った最も安定した向きで最終的に静止する傾向が得られるので、ピッキングし易くもなる。
また、前記凸部の形状は、平面視で前記所定方向に直交する方向から視て波形状又は山形状に形成される構成であるから、仮に注射液用容器が平面視で前記所定方向に直交する向きで横倒しとなった場合も、これら波形状又は山形状に形成される凸部の斜面が発揮する作用によって、注射液用容器を平面視で時計回りまたは反時計回りで回転させるモーメントが発生するため、注射液用容器はその容器軸心が波状部の谷部に沿った最も安定した向きで最終的に静止する傾向が更に強くなる。
また、前記尾根に沿って互いに高さの異なる2種類の突起部が交互に配置されており、高い方の前記突起部が前記凸部を構成しているので、前記2種類の突起部の各々の高さを対象とする注射液用容器の形状に応じて適宜選択するだけで、当初の形状的な必要条件である、上向きに突出又は膨出した凸部が、所定方向に沿って複数配列されてなる凸部列であって、隣り合う前記凸部列どうしで、前記凸部の配列の位相が前記所定方向で互いにずれた複数の凸部列を含む、という特徴を実現できるので、載置部の設計が容易となる。
また、前記箱体の下端は開放端からなり、前記載置部は、前記所定方向にスライド自在に配置され、前記開放端を開閉する構成であるから、載置部を所定方向にスライドさせるという簡単な操作で、ピッキングされずに載置部に残っている注射液用容器を収容箱外に排出することが可能となる。
また、前記箱体は、前記谷部に嵌合可能な突出下端部を含み、前記谷部が、前記突出下端部に略嵌合しつつ前記載置部がスライドする構成であるから、載置部を所定方向にスライドさせた際に、載置部の谷部などに残っていたアンプルキャップ等のゴミ屑も、突出下端部との接当によって自動的に開放端を介して落下する形で収容箱外に排出される。
また、前記尾根に沿ったスロープ部であり、高い方の前記突起部から、隣り合う低い方の前記突起部に向って延びる下り勾配のスロープ部を有する構成であるから、仮に注射液用容器が平面視で前記所定方向に直交する向きで横倒しとなった場合も、容器の胴部が前記下り勾配のスロープ部を滑り降りる動きが生じ易くなり、これによって注射液用容器を平面視で回転させるモーメントが発生するため、注射液用容器はその容器軸心が波状部の谷部に沿った安定した向きで最終的に静止する傾向が更に強くなる。さらに、注射液用容器の一端にフランジ部がある場合は、載置部をスライドさせる際に、高い方の突起部と突出下端部の間に同フランジ部が挟まれてスライドが困難になる虞があるが、スライド時には同フランジ部が低い方の突起部から高い方の突起部に向って延びる上り勾配のスロープ部によって上方に円滑に案内されて高い方の突起部を乗り超え易くなるため、スライドが困難になる等の事態が防止され易い。
また、前記尾根に沿って互いに対向する前記突起部の側面には傾斜した面取り部が設けられている構成であるから、スライド時に注射液用容器のフランジ部が突起部と突出下端部の間に進入しても、同フランジ部が面取り部によって上方に円滑に案内されて突起部を乗り超え易くなるため、フランジ部が突起部の側面と突出下端部の間に挟まれてスライドが困難になる等の事態が抑止される。
また、前記凸部の上端又は前記尾根の一部に、下向きに窪んだ補助溝部が形成されている構成であるから、ピッキング用のロボットハンドの先端に負圧で対象物を吸着・把持する吸着パッドを用いた場合にも、吸着パッドが凸部の上端や尾根の一部を吸着してしまい、ロボットハンドが操作不能になるという不測の事態は、補助溝部が吸引エアの一部を逃がすことによって抑止されるので、ピッキングが当初の予定通りに円滑に実施される。
また、前記凸部列の形状は、前記所定方向に直交する方向から視て複数の山状部が前記所定方向に沿って連接された連山状に形成される構成であるから、仮に注射液用容器が平面視で前記所定方向に直交する向きで横倒しとなった場合も、容器の胴部が前記山状部の裾に沿って滑り降りる動きが生じ易くなり、これによって注射液用容器を平面視で回転させるモーメントが発生するため、注射液用容器はその容器軸心が波状部の谷部に沿った安定した向きで最終的に静止する傾向が更に強くなる。また、載置部の上面側が有する形状の単純さから、載置部を合成樹脂の射出成形などで容易に製作可能となる。
また、請求項1〜10のいずれかに記載の注射液用容器収容箱と、前記注射液用容器収容箱の上方から前記横倒し姿勢となった前記注射液用容器を撮像する撮像部と、前記撮像部が取得した画像データを処理する画像処理部と、前記注射液用容器を一つずつピッキングするロボットハンドと、前記ロボットハンドの動作を制御する制御部と、を備える注射液用容器ピッキングシステムであるから、撮像部は、注射液用容器収容箱に横倒し姿勢で収容されている注射液用容器を撮像可能となるため、画像処理部による注射液用容器の特徴や経歴の解析及び認識が容易で確実となり、その結果、ピッキング精度が高い注射液用容器ピッキングシステムが提供される。
また、前記注射液用容器収容箱または前記載置部を揺動させる揺動手段を備える構成であるから、何らかの要因で一部の注射液用容器が注射液用容器収容箱に投入されただけでは横倒し姿勢になり難い場合でも、揺動手段によってなされる注射液用容器収容箱または前記載置部の搖動操作によって、多くの注射液用容器がより確実に横倒し姿勢とされるため、注射液用容器ピッキングシステムによるピッキング精度がさらに向上する。
本発明の実施形態に係る注射液用容器の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係るゴミ屑の例を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る注射液用容器収容箱の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る注射液用容器収容箱の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る注射液用容器収容箱の正面図である。 図4のK−K線断面図である。 本発明の第1実施形態に係る注射液用容器収容箱の載置部を説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る注射液用容器収容箱の作用を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る注射液用容器収容箱の別の作用を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る注射液用容器ピッキングシステムを説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る注射液用容器収容箱の載置部を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る注射液用容器収容箱の作用を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る注射液用容器収容箱の別の作用を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る注射液用容器収容箱の載置部を説明する斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る注射液用容器収容箱の載置部を説明する部分拡大斜視図である。 図14のM−M線断面図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。
本発明は、例えば手術室等の医療現場で使用済みとなったアンプル本体部等のような筒状の注射液用空容器等が、無作為に複数投入される収容箱に係る発明である。そして、本実施形態の注射液用容器収容箱は、後述する注射液用容器ピッキングシステムに備えられ、注射液用容器を一つずつピッキングする際に好適でしかも、アンプルキャップ等のゴミ屑の排出が容易なものである。
本実施形態に係る注射液用容器収容箱について説明する前に、この注射液用容器収容箱10に収容される収容物について図1及び図2を用いて説明する。
上述した収容物には、図1及び図2に示す様に、筒状の注射液用容器1、切取られたアンプルヘッド2aや、バイアルの頭部から取外されたバイアルキャップ2b及びガラス片2c等のゴミ屑が含まれる。
より詳しくは、筒状の注射液用容器1は、図1(a)及び図1(b)に示すバイアル1a,1b、図1(c)に示すアンプル本体部1c、図1(d)に示す注射器のシリンジ1d等の注射液用容器を意味する。ここで、バイアル1aの外径は、バイアル1bの外径より小さいものである。
これらの注射液用空容器の形状は、円筒形に限られるものではなく、例えば略六角形の断面形状を有する六角筒形、略楕円形に近い長方形状の断面形状を有する筒状等と様々な筒状体で形成される。また、注射液用容器1には、容器中の注射液が無くなった空の状態のものや、注射液がある程度残ったものや、上述した未使用注射液用容器のように開封されない状態のものも含まれる。
そして、これらの注射液用容器1の側面には、図1(a)〜図1(d)に示す様に、注射液の名称、原価等の当該注射液用容器に対応する識別情報を示すバーコード5が付されている。
これらの注射液用容器1は、図3に例示される注射液用容器収容箱10に収容された後、図10に例示される注射液用容器ピッキングシステム40によって一個ずつ取出されて、バーコード読取機能を備える情報読取装置(例えば特許文献2参照)にセットされ、バーコードの情報等が読取られ、これらの情報が、薬価請求、コスト管理或いは薬剤管理に活用される。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る注射液用容器収容箱について図3〜図10を用いて説明する。
本実施形態の注射液用容器収容箱10は、図3に示す様に、上端と下端が開放された筒状の箱体12と、注射液用容器1を載置させる載置部14と備える。なお、図3(a)は、載置部14が収納されて、箱体12の下端側の開口13bを閉鎖した状態を示し、図3(b)は、載置部14の半分以上が箱体12から引出された状態を示す。また、図4(a)は図3(a)に対応する平面図を示し、図4(b)は図3(b)にほぼ対応する平面図を示す。
まず、箱体12は、図3及び図4に示す様に、上端側の開口13a及び下端側の開口13bを有する直方体状の中空箱体で形成される。より詳しくは、箱体12は、図3及び図5に示す様に、前側垂直板部材20a、後側垂直板部材20b、左側垂直板部材20c及び右側垂直板部材20dを備える。さらに、箱体12は、図5及び図6に示す様に、左側垂直板部材20c及び右側垂直板部材20dのそれぞれの下端部29c,29dに、箱体12の内側に向かって略水平方向に短く突出する突出板22c,22dを備える。この突出板22c,22dについては後述する。
なお、箱体12は、図3、図4及び図5に示す様に、左側垂直板部材20c及び右側垂直板部材20dのそれぞれの上端から、箱体12の左右外側に向かって略水平方向に短く突出する係止板24c,24dを備える。後述するフレーム43にこの係止板24c,24dを係止させることで、フレーム43で箱体12を支持できる。
また、箱体12は、図3及び図5に示す様に、前側垂直板部材20aの下端部21の一部が下方に突出した突出下端部21bを含むが、この点は再述する。
そして、このように形成される箱体12の上端側の開口13aから注射液用容器1a,1b,1cが無作為に任意の姿勢で箱体12中に投入される。その際、アンプルヘッド2a、バイアルキャップ2b及びガラス片2c等のゴミ屑も混入される。
なお、箱体12の形状は、本実施形態の直方体状に限るものではなく、例えば上端が開放した円筒状や楕円筒状などに形成されてもよい。
次に、本実施形態の要部である載置部14は、図4及び図7に示す様に、箱体12の底部と略同サイズの平面視長方形状の板部材で形成される載置部本体18と、載置部本体18の正面に配置された把手26を備える。
載置部本体18の上面側は、図7に示す様に、山部Aと谷部Bとが、波進行方向Fに沿って交互に繰り返される波状部17で形成される。なお、図3及び図7に示す様に、山部Aと谷部Bはいずれも波進行方向Fと直交する所定方向に直線状に延びており、また、図5、図6及び図8に示す様に、複数の山部Aの尾根(上端)どうしの高さは互いに等しくなるように形成されている。
そして、図3及び図7に示す様に、個々の山部Aには、その尾根(上端)に沿って複数の突起部Pが等間隔で配置され、山部Aと突起部Pとは一体的に形成されている。複数の突起部Pは、いずれも概して上方に延びる円柱状を呈しているが、互いに高さの異なる2種類の突起部P、すなわち、高い方の突起部P1と低い方の突起部P2とからなる。いずれの山部Aにおいても、これら2種類の突起部P1,P2は山部Aの尾根に沿って交互に配置されており、しかも、互いに隣り合う山部Aどうしで比較すると、2種類の突起部P1,P2の配置が逆になっていることが理解される。具体的には、図7の例でみると、載置部14の左端から見て第1列と第3列の山部Aでは、突起部P1,P2が手前側から(P2,P1,P2,P1・・・)の順に並べられており、第2列と第4列の山部Aでは、突起部P1,P2が手前側から(P1,P2,P1,P2・・・)の順に並べられている。
そこで、高い方の突起部P1のみを、載置部14の上面側から上向きに突出又は膨出した「凸部Q」と命名すれば、載置部14は凸部Qが前記所定方向に沿って複数配列されてなる凸部列Rを有する。しかも、隣り合う凸部列Rどうしで比較すると凸部Qの配列の位相が所定方向で互いにずれていること、すなわち、隣り合う凸部列Rどうしでは凸部Q(突起部P1)の配列の位相が逆転していることが理解される。
さらに、図7に示す様に、概して円柱状に形成された突起部P1,P2の上端は、全体的には概して水平な平面状の端面30で構成されているが、この端面30には、下向きに窪んだ補助溝部30aが形成されている。補助溝部30aは平面視で十字形を呈している。この補助溝部30aの役割については後述する。
なお、本実施形態の山部Aの上端部及び谷部Bの下端部の断面形状は、図5、図6、図7及び図8では、略円弧状に形成されるように示されているが、山部及び谷部凹部の断面形状は、略円弧状に限るものではなく、例えば三角形状であってもよい。但し、三角形状に形成された場合、三角形の頂点と三角形の斜面との光の反射態様の相違によって、後述するピッキングシステムの撮像部が取得する画像において、頂点に沿った直線状の画像が前記画像中に現れる虞がある。このような、直線状の画像は、注射液用容器1の画像とは無関係なノイズ画像となるため、画像処理において、必要に応じてノイズ除去処理を実行すればよい。
一方、山部及び谷部の断面形状が略円弧状に形成された場合、三角形状に形成された場合より、山部の頂点付近や谷部の最下点付近は滑らかになるため、山部(或いは谷部)の頂点と山部(或いは谷部)の斜面との光の反射態様の相違が小さくなるため、上述した画像において、頂点(或いは最下点)に沿った直線状の画像が現れることを防止できる。
次に、把手26は、図4及び図7に示す様に、貫通孔27を有する板材26aを含み、その板材26aの板面を略水平にした状態で、載置部本体18の波進行方向Fに平行な2つの側面の一方に突設される。
また、載置部本体18は、図3、図5、図6及び図7に示す様に、平面視で波進行方向Fに沿った両側端に、波進行方向Fと直交する所定方向に沿って走る溝部28,28をそれぞれ備える。溝部28,28は、上述した突出板22c,22dの厚さより僅かに広い幅の溝で形成される。
このように形成される載置部14は、図3、図4、図5及び図6に示す様に、波状部17を上側に向けた状態で、溝部28,28に突出板22c,22dをそれぞれ挿入させつつ箱体12の下端部29c,29dに取付けられる。
ここで、上述した箱体12の突出下端部21bについて説明する。本実施形態の突出下端部21bは、図5に示す様に、正面視において、前側垂直板部材20aに含まれる下向きに突出した5つの先端部分からなり、波状部17の各谷部Bより僅か上方に位置するとともに、谷部Bと略嵌合する態様で設けられる。
他方、下端部21のうち、載置部14の山部Aに対応するように上向きに窪んだ4つの箇所には、山部Aの頂点に配置された突起部P1,Pを通過させるための概して矩形の切欠き21aが形成されている。
従って、本実施形態の載置部14は、図3及び図4に示す様に、箱体12の下端部に、波進行方向Fに直交する所定方向にスライド自在に取付けられ、このスライド操作によって箱体12の下端側の開口13b(開放端)を開閉する構成となっているのである。またその際、図3に示す様に、谷部Bが、箱体12の突出下端部21bに略嵌合しつつスライドする構成となっているのである。そのため、載置部14を箱体12から引き出す方向にスライド操作すると、載置部14の谷部Bに残っているアンプルヘッド2a等のゴミ屑は突出下端部21bによってその移動を規制され、箱体12の下端側の開口13bから確実に下方に排出される(図10参照)。
ここから、本実施形態の波状部17の作用について図8及び図9を用いて説明する。
先ず、図8(a)〜図8(d)は、本実施形態の注射液用容器収容箱10が備える載置部14に投入された底面外径の小さいバイアル1aの挙動を示す。すなわち、本実施形態の注射液用容器収容箱10によれば、図8(a)に示す様に、バイアル1aがその下端部を下方に向けた状態で注射液用容器収容箱10に投入された場合であっても、図8(b)に示す様に、バイアル1aの下端部が波状部17の傾斜面で受止められると、その姿勢が不安定で倒れ易くなり、図8(c)に示す様に、横倒し姿勢となり易い。また、バイアル1aの下端部が突起部P1(Q)或いは突起部P2に当たる様に落ちた場合も、その姿勢は不安定になり易く横倒し姿勢になり易い。そのため、後述する注射液用容器ピッキングシステムの撮像部で注射液用容器1を撮像した場合、画像処理する上で有利な画像を取得可能となるが、この点についての詳細は後述する。
次に、図9(a)〜図9(d)は、本実施形態の注射液用容器収容箱10が備える載置部14に投入された底面外径の大きいバイアル1bの挙動を示す。すなわち、本実施形態の注射液用容器収容箱10によれば、図9(a)に示す様に、底面外径の大きいバイアル1bが底部を下にした姿勢で投入され、隣り合う突起部P1(Q),P2の双方に跨るように支持された姿勢で静止しかけても、突起部P1(Q),P2どうしの高さの違いのために、図9(b)に示す様に、バイアル1bは直立できず傾斜するため、次の段階では図9(c)に示す様に、横倒し姿勢とされる。特に、注射液用容器収容箱10を揺動させることで、横倒し姿勢にし易くなる。
このように、本実施形態の注射液用容器収容箱10は、箱体12の開放上端から投入された注射液用容器1を載置部14が受止める際に、凸部Q(突起部P1)及び/又は波状部17を利用して注射液用容器1を横倒し姿勢とさせる構成となっているのである。
因みに、特許文献1などに記された注射液用容器収容箱では、底面外径の大きいバイアル1bが底部を下にした姿勢で投入され、隣り合う山部Aの2つの頂点に同時に跨るように支持された場合、2つの頂点の高さが等しいために、バイアル1bが直立してしまい、横倒し姿勢に至らない恐れがあった。
なお、図8(c)及び図9(c)に示す様に、波進行方向Fに沿う横倒し姿勢となったバイアル1a,1bは、波状部17が有する山部Aと谷部Bの高低差、又は、2つの突起部P1(Q),P2どうしの高さの違いによる作用によって傾斜姿勢となるため、バイアル1a,1bを平面視で回転させるモーメントが発生し、最終的に、図8(d)及び図9(d)に示す様にバイアル1a,1bは平面視でその容器軸心が波状部の谷部Bに沿った、最も安定した向きと位置で静止する傾向が得られる。これらの作用は形状の異なる他の注射液用容器1に対しても生じる。
次に、本実施形態の注射液用容器ピッキングシステム40について図10を用いて説明する。
注射液用容器ピッキングシステム40は、上述した注射液用容器収容箱10と、注射液用容器収容箱10を支持するフレーム43と、撮像部42と、ロボットハンド44と、画像処理部46と、スライド操作部56と、ロボットハンド44及びスライド操作部56等の動作を制御する制御部48とを備える。
フレーム43は、例えば、図10に示す様に、箱体12の係止板24c,24dを支持する左右の支持アーム43aと、各支持アーム43aの前後端から下方に延びた脚部43bとからなる枠状体で構成することができる。そして、注射液用容器収容箱10は、図10に示す様に、フレーム43の枠内に嵌合され、係止板24c,24dを左右の支持アーム43aの上面に載置させた状態で支持される。このようにして、注射液用容器収容箱10は、所定位置に配置される。
撮像部42は、例えば公知のデジタルカメラで構成される。そして、撮像部42は、図10に示す様に、注射液用容器収容箱10の上方に配置され、注射液用容器収容箱10の上方から注射液用容器収容箱10内の注射液用容器1を撮像し、注射液用容器1の画像データを画像処理部46に送信する。なお、撮像部は、例えばデジタルカメラを複数備え、注射液用容器1の3次元画像データを取得する構成とすることも可能である。
画像処理部46は、例えば公知の画像処理CPU等を備えて構成され、撮像部42から送られてくる画像データを処理することで、撮像部42が撮像した注射液用容器1を認識する。
次に、ロボットハンド44は、図10に示す様に、例えば公知の間接的結合のアーム部50と、注射液用容器1を保持するためにアーム部50の先端に配置された保持部52とを備える。
本実施形態の保持部52には、図10に示す様に、吸着式の保持手段が採用されている。例えば、保持部52は、柔軟な蛇腹状部材からなる吸着パッド54を備え、真空ポンプなどによって吸着パッド54の先端に負圧を生成させることで、注射液用容器1を吸着、保持しても良い。なお、保持部は、本実施形態のような吸着式に限るものではなく、例えば2本の爪部材などで注射液用容器1の側部を挟持する構成であってもよい。
ところで、仮に突起部P1,P2の上向きの端面30の全体が平坦であれば、ロボットハンド44による注射液用容器1のピッキング作業中に、吸着パッド54が端面30を吸着してしまい、ロボットハンド44が操作不能になるという不測の事態が生じる可能性がある。しかし、本実施形態の載置部14では、図7に示すように、突起部P1,P2の端面30に下向きに窪んだ十字形の補助溝部30aが形成されているので、吸着パッド54が端面30に接触した場合でも、吸引エアの一部が補助溝部30aから逃がされることで、吸着パッド54の先端に強い負圧が生じないため、吸着パッド54が端面30を吸着することが防止され、ピッキングが当初の予定通りに円滑に実施される。
次に、スライド操作部56は、図10に示す様に、引出アーム部41と、引出アーム部41をスライドさせるスライド機構47とを備える。
引出アーム部41は、図10に示す様に、例えば、前側垂直板部材20aと直交するように概して水平に延びた丸棒状などの棒部材41aと、棒部材41aの一端付近から棒部材41aと直交するように延びたピン部材41bとを備える。
次に、スライド機構47としては、図10に示す様に、例えば公知のリニアモータ機構を用いることが可能である。具体的には例えば、スライド機構47を、固定子を有し前側垂直板部材20aと直交する方向に延びるガイドレール47aと、可動子を有しガイドレール47a上をスライド移動自在なキャリッジ47bとで構成すればよい。
なお、スライド機構は、リニアモータ機構に限るものではなく、ガイドレールの両端付近に配置されたタイミングギヤと、これら2つのタイミングギヤと歯合したタイミングベルトと、一方のタイミングギヤを回動操作するサーボモータとを設け、ガイドレール上をスライド移動自在なキャリッジの一部を前記タイミングベルトに固定させた構成などを用いることができる。或いは、例えばランクアンドピニオン機構を用いてスライドさせる構成を用いてもよい。
そこで、先ず、引出アーム部41のピン部材41bが下向きになるように回転駆動部45により棒部材41aを回動操作し、次に、スライド機構47によりピン部材41bが、把手26の貫通孔27の下方位置となる様にキャリッジ47bを移動させる。次に、回転駆動部45によって棒部材41aを回転させ、ピン部材41bを上方に向かせると、把手26の貫通孔27に、ピン部材41bが挿入されて、把手26と引出アーム部41とが係合する。この状態で、スライド機構47によりキャリッジ47bを図10の右方向にスライドさせると、図10に示す様に、載置部14が箱体12から引出されて、注射液用容器収容箱10内に残っているアンプルヘッド2a等のゴミ屑が、前側垂直板部材20aの突出下端部21bによって、載置部14上を移動させられて、注射液用容器収容箱10の開口13bから排出できる。
次に、制御部48は、例えば公知のコンピュータで構成される。そして、制御部48は、画像処理部46が撮像部42から送られた画像データを処理することで取得したデータに基づいて、ロボットハンド44を対象となる注射液用容器1に誘導する誘導手段48aや、ロボットハンド44の姿勢を補正するとともに保持部52を可動させてピッキングさせるピッキング手段48b等を備え、ロボットハンド44の動作を制御する。また、制御部48は、スライド操作部56にも接続されており、スライド操作部56のスライド機構47及び引出アーム部41の動作を制御する。
ところで、本実施形態では、注射液用容器収容箱10を揺動させる揺動手段を設けることができる。すなわち、何らかの要因で、一部の注射液用容器1が注射液用容器収容箱10に投入されただけでは横倒し姿勢になり難い場合でも、この揺動手段によって注射液用容器収容箱10または載置部14を搖動操作することで、確実に横倒し姿勢とされる。
揺動手段の具体的な構成としては、例えば図10に示す様に、載置部14の下面などに取り付けた小型のバイブレータ60を揺動手段とすることができる。或いは、載置部14の引出し手段として設けられているスライド機構47を小さな振幅量で駆動させることで、引出アーム部41を介して載置部14を搖動させてもよい。なお、注射液用容器ピッキングシステム40の稼働時には、揺動手段を常時駆動させる構成としてもよいが、制御部48が撮像部42から送られた画像データに基づいて注射液用容器1の姿勢を判定した結果に応じて、すなわち横倒し姿勢でない注射液用容器1が制御部48によって特定された場合や、バーコード5が真下に位置するために情報を読み取れない場合にのみ、制御部48が揺動手段を駆動させる構成とすることも可能である。
上述したように、本実施形態の注射液用容器ピッキングシステム40によれば、注射液用容器収容箱10に投入された注射液用容器1は、投入された当初の姿勢に関わらず、主に載置部14が有する形状的な特徴によって横倒し姿勢にされる。ここで、一般に注射液用容器収容箱10内にある注射液用容器1を上方にある撮像部42で撮像した場合、直立姿勢を取っている注射液用容器1を撮像した画像よりも、横倒し姿勢になっている注射液用容器1を撮像した画像の方が、画像サイズが大きいだけでなく、注射液用容器1の形状的な特徴を的確に示すなど情報量も多い。すなわち、注射液用容器1が横倒し姿勢になっていることで、撮像した画像の画像処理によって得られたデータに基づいて注射液用容器1を認識するなどの、制御部48による一連のプロセスが迅速かつ正確に進められるため、有利である。また、本実施形態の注射液用容器ピッキングシステム40によれば、例えば注射液用容器収容箱10を装置から取り出すことなく、載置部14をスライドさせることで、注射液用容器収容箱10内のアンプルヘッド等のゴミ屑を容易に排出できる。
これまで説明してきた様に、本実施形態の注射液用容器収容箱10によれば、注射液用容器が無作為に回収された状態の画像データを上方から取得し、この画像データに基づいて注射液用容器を一つずつピッキングさせる際に好適な注射液用容器収容箱、並びに、この注射液用容器収容箱を備える注射液用容器ピッキングシステム40を提供できる。また、本実施形態の注射液用容器ピッキングシステム40によれば、注射液用容器箱からアンプルヘッド等のゴミ屑の排出を、容易に行うことができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態について図11〜図13を用いて説明する。なお、図11は、二点鎖線で囲まれた部分の拡大図を含む。
本実施形態が第1実施形態と異なる点は、注射液用容器収容箱10に取り付けられた載置部の上面側の形状に限られている。より具体的にいえば、本実施形態の特徴は、第1実施形態における載置部14の山部Aに設けられた突起部及び尾根に対して加えられた新たな形状的特徴である。
本実施形態に係る載置部64の第1の特徴は、図11に示す様に、山部Aに設けられた高い方の突起部P1(凸部Q)と低い方の突起部P2の間にスロープ部Sを有する点である。
すなわち、第1実施形態の載置部14の場合、山部Aに設けられた高い方の突起部P1(凸部Q)と低い方の突起部P2の間の領域では、山部Aの頂点は概して水平に延びている。これに対して、図11に示す様に、第2実施形態の載置部64の場合には同領域に、高い方の突起部P1(凸部Q)から低い方の突起部P2に向かって尾根に沿って延びる下り勾配のスロープ部Sが設けられている。このスロープ部Sの存在によって、突起部P1(凸部Q)の形状は、所定方向に直交する方向から視て山形状に形成される。
このようなスロープ部Sが設けられているので、図12(a)に示す様に、注射液用容器1が前記所定方向と直交する姿勢で横倒しになった場合も、このスロープ部Sが発揮する作用によって、図12(b)に示す様に、注射液用容器1を平面視で回転させるモーメントが発生し、図12(c)に示す様に、注射液用容器1はその容器軸心が波状部の谷部Bに沿った向きで最終的に静止する傾向が強くなる。この傾向は、前述した様に、載置部64を揺動させることで、更に強くなる。そのため、不作為に投入される注射液用容器1の容器軸心を揃えつつ、ロボットハンド44で取出すことができる。
また、図1(d)に示す注射器のシリンジ1dの様に大径のフランジ部Gが注射液用容器1の一端にある場合は、載置部64をスライドさせる際に、高い方の突起部P1と突出下端部21bの間にフランジ部Gが挟まれてスライドが困難になる虞があるが、図13に示す様に、スライド時に同フランジ部が低い方の突起部P2から高い方の突起部P1に向って延びる上り勾配のスロープ部Sによって上方に滑らかに案内される形で、高い方の突起部P1を乗り超え易くなるため、フランジ部Gが高い方の突起部P1と前側垂直板部材20aの間に挟まれてスライドが困難になる等の事態が防止される。
本実施形態に係る載置部64の第2の特徴は、尾根に沿って互いに対向する突起部P1,P2の側面に、傾斜した面取り部Tが設けられている点である。
このような面取り部Tが設けられているので、スライド時に注射液用容器のフランジ部Gが突起部P1,P2の側面と突出下端部21bの間に挟まれそうになっても、同フランジ部Gが面取り部Tによって上方に案内されて突起部P1,P2を乗り超え易くなるため、スライドが困難になる等の事態を抑止し易くなる。
なお、図11及び図13では、高い方の突起部P1(凸部Q)から尾根に沿って延びたスロープ部Sは低い方の突起部P2の根本に達している形態が示されているが、同スロープ部Sが高い方の突起部P1と低い方の突起部P2との中間地点付近で終わっている形態で実施しても構わない。
また、本実施形態における載置部64の場合には、突起部P1,P2の側面に面取り部Tが設けられているので、突起部P1,P2の上端は平坦な端面で構成されていないが、吸着パッド54による不用意な吸着を防止する目的で、やはり突起部P1,P2の上端には下向きに窪んだ補助溝部30aが形成されている。
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態について図14〜図16を用いて説明する。
本実施形態が第2実施形態と異なる点は、山部Aの上の形状である。
本実施形態における凸部は、図14〜図16に示す様に、山形状の山状部34で形成される。具体的には、図14〜図16に示す様に、本実施形態における載置部74の上面側は、山部Aの尾根に沿って幅の狭い板状体32が立設される。この板状体32の上端面が、特に図16に示す様に、所定方向に沿ってサインカーブ状に延びており、上向きに突出した板状体32の部分が山状部34を形成する。しかも、隣り合う山状部34の裾は連続しており、そのため凸部列の形状が、図16に示す様に、所定方向に直交する方向から視て複数の山状部34が所定方向に沿って交互に連接された連山状をなしている。
その際、隣り合う凸部列どうしで、山状部34の配列の位相が所定方向で互いにずれるように形成されている。そのため、仮に注射液用容器が平面視で前記所定方向に直交する向きで横倒しとなった場合も、容器の胴部が山状部34の裾に沿って滑り降りる動きが生じ易くなり、これによって注射液用容器を平面視で回転させるモーメントが発生するため、注射液用容器はその容器軸心が波状部17の谷部に沿った安定した向きで最終的に静止する傾向が更に強くなる。この傾向は、前述した様に、載置部64を揺動させることで、更に強くなる。
図14及び図16において符号36は、隣り合う山状部34の間の谷状部を示す。
また、本実施形態による載置部74では、その上面側が有する形状が第2実施形態と比較して単純なため、合成樹脂の射出成形などで製造する際に、金型の作製が容易となり、さらに成形品を金型から脱型する操作も容易となる。
なお、板状体32の上端面には、下向きに窪んだ補助溝部37を備える。本実施形態の補助溝部37は、図15に示す様に、板状体32の上端面に穿設され、所定方向に走る長溝37aと、長溝37aに直交する複数の横溝37bとからなる。これらの補助溝部37の役目は、吸着パッド54による不用意な吸着を防止することである。
以上、本発明の実施形態のうちのいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらはあくまでも例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
本発明は、注射液用容器を収容する注射液用容器収容箱、及び注射液用容器収容箱に収容された注射液用容器をピッキングする注射液用容器ピッキングシステムに従来見られた課題を解決するための技術として利用可能な発明である。
1,1a,1b,1c,1d 注射液用容器
10 注射液用容器収容箱
12 箱体
13a 上端側開口
13b 下端側開口(開放端)
14,64,74 載置部
17 波状部
21b 突出下端部
30a,34a 補助溝部
34 山状部(突起部P1、凸部Q)
40 注射液用容器ピッキングシステム
42 撮像部
44 ロボットハンド
46 画像処理部
47 スライド機構(揺動手段)
48 制御部
56 スライド部
60 バイブレータ(揺動手段)
A 山部
B 谷部
P1 高い方の突起部(凸部Q)
P2 低い方の突起部
Q 凸部
R 凸部列
S スロープ部
T 面取り部

Claims (11)

  1. 筒状の注射液用容器を収容する収容箱において、
    上端が開放した箱体と、
    前記箱体の下端側に設けられて前記注射液用容器を載置する載置部と、を備え、
    前記載置部は、その上面側から上向きに突出又は膨出した凸部が、所定方向に沿って複数配列されてなる凸部列であって、隣り合う前記凸部列どうしで、前記凸部の配列の位相が前記所定方向で互いにずれた凸部列を含み、しかも前記上面側は、前記所定方向に沿って延びる山部と谷部とが交互に設けられた波状部を有し、前記凸部列は、前記山部の尾根に沿って設けられており、
    前記箱体に任意の姿勢で投入された前記注射液用容器を横倒し姿勢とさせることを特徴とする注射液用容器収容箱。
  2. 前記凸部の形状は、前記所定方向に直交する方向から視て波形状又は山形状に形成されることを特徴とする請求項に記載の注射液用容器収容箱。
  3. 前記尾根に沿って互いに高さの異なる2種類の突起部が交互に配置されており、高い方の前記突起部が前記凸部を構成していることを特徴とする請求項記載の注射液用容器収容箱。
  4. 前記箱体の下端は開放端からなり、前記載置部は、前記所定方向にスライド自在に配置され、前記開放端を開閉することを特徴とする請求項のいずれかに記載の注射液用容器収容箱。
  5. 前記箱体は、前記谷部に嵌合可能な突出下端部を含み、前記谷部が、前記突出下端部に略嵌合しつつ前記載置部がスライドすることを特徴とする請求項記載の注射液用容器収容箱。
  6. 前記尾根に沿ったスロープ部であり、高い方の前記突起部から、隣り合う低い方の前記突起部に向って延びる下り勾配のスロープ部を有することを特徴とする請求項記載の注射液用容器収容箱。
  7. 前記尾根に沿って互いに対向する前記突起部の側面には傾斜した面取り部が設けられていることを特徴とする請求項記載の注射液用容器収容箱。
  8. 前記凸部の上端又は前記尾根の一部に、下向きに窪んだ補助溝部が形成されていることを特徴とする請求項のいずれかに記載の注射液用容器収容箱。
  9. 前記凸部列の形状は、前記所定方向に直交する方向から視て複数の山状部が前記所定方向に沿って連接された連山状に形成されることを特徴とする請求項記載の注射液用容器収容箱。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載の注射液用容器収容箱と、
    前記注射液用容器収容箱の上方から前記横倒し姿勢となった前記注射液用容器を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が取得した画像データを処理する画像処理部と、
    前記注射液用容器を一つずつピッキングするロボットハンドと、
    前記ロボットハンドの動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする注射液用容器ピッキングシステム。
  11. 前記注射液用容器収容箱または前記載置部を揺動させる揺動手段を備えることを特徴とする請求項1記載の注射液用容器ピッキングシステム。

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