JP6520933B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び、情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び、情報処理システム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び、情報処理システムに関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ(以降では、総じて「デジタルカメラ」と呼ぶ場合がある)等のデバイスの中には、無線のネットワークを介してスマートフォンのような情報処理端末に接続可能なものがある。このように、異なる機器間を無線のネットワークを介して接続するための通信規格として、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)等が挙げられる。
また、近年では、情報処理端末とデジタルカメラ等の撮像装置とをネットワークを介して接続することで、当該情報処理端末を介して当該撮像装置を操作するための機能が提供されている。このような機能の提供に伴い、当該撮像装置の中には、入出力インタフェースが制限された(例えば、簡素化もしくは排除された)ものも提供されてきている。
特開2013−013064号公報 特開2001−326845号公報 特開2011−004211号公報
異なる機器間を無線のネットワークを介して接続する通信形態は、一の機器と他の機器とを1対1で接続する通信形態に限らず、例えば、一の機器(親機)に対して複数の他の機器(子機)を接続する通信形態(即ち、1対nの通信形態)をとり得る。このような通信形態を利用することで、例えば、一の撮像装置に対して、複数のユーザが自身の情報処理端末を接続させることで、当該撮像装置で撮像された画像を当該複数のユーザで共有することが可能な技術が求められている。
一方で、撮像装置に対して複数の情報処理端末が接続される通信形態では、各情報処理端末から当該撮像装置に送信された画像の撮像に係る指示が競合し、当該撮像装置の動作が、各ユーザが意図する動作とならない場合がある。
そこで、本開示では、撮像装置に対して複数の情報処理端末が接続される通信形態において、複数の情報処理端末からの画像の撮像に係る指示の競合を防止することが可能な、新規かつ改良された、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び、情報処理システムを提案する。
本開示によれば、あらかじめ優先度が設定された複数の外部装置のうち少なくともいずれかから、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して受信する受信部と、前記画像を撮像するための撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記外部装置に設定された前記優先度に応じて制御する制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、画像の撮像に係る指示に対して、他の装置との間であらかじめ自身に設定された優先度を関連付ける制御部と、前記優先度が関連付けられた前記指示を、無線の通信経路を介して、前記画像の撮像に係る動作を制御する外部装置に送信する送信部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、あらかじめ優先度が設定された複数の外部装置のうち少なくともいずれかから、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して受信することと、プロセッサが、前記画像を撮像するための撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記外部装置の前記優先度に応じて制御することと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、プロセッサが、画像の撮像に係る指示に対して、他の装置との間であらかじめ設定された優先度を関連付けることと、前記優先度が関連付けられた前記指示を、前記画像を撮像するための外部装置に、無線の通信経路を介して送信することと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、あらかじめ優先度が設定された複数の外部装置のうち少なくともいずれかから、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して受信することと、前記画像を撮像するための撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記外部装置の前記優先度に応じて制御することと、を実行させる、プログラムが提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、画像の撮像に係る指示に対して、他の装置との間であらかじめ設定された優先度を関連付けることと、前記優先度が関連付けられた前記指示を、前記画像を撮像するための外部装置に、無線の通信経路を介して送信することと、を実行させる、プログラムが提供される。
また、本開示によれば、画像を撮像するための撮像部の動作を制御する制御装置と、あらかじめ優先度が設定された複数の情報処理端末と、を含み、前記情報処理端末は、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して、前記制御装置に送信する送信部を備え、前記制御装置は、前記複数の情報処理端末の少なくともいずれかから、前記指示を、前記通信経路を介して受信する受信部と、前記撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記情報処理端末に設定された前記優先度に応じて制御する制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、撮像装置に対して複数の情報処理端末が接続される通信形態において、複数の情報処理端末からの画像の撮像に係る指示の競合を防止することが可能な、新規かつ改良された、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び、情報処理システムが提供される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の第1の実施形態に係る情報処理システムの概略的なシステム構成の一例について説明するための説明図である。 入出力インタフェースが制限された撮像装置の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの動作態様の一例について説明するための説明図である。 撮像装置に対して複数の情報処理装置から画像の撮像に係る撮像指示が送信された場合の一例を示している。 同実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの概略的なシステム構成の他の一例を示した図である。 撮像装置と情報処理端末とが、互いに密着した状態か否かを識別する方法の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示したブロック図である。 同実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。 同実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのシーケンス図である。 同実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのシーケンス図である。 同実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。 本開示の第2の実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。 本開示の第3の実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するための概略的なシーケンス図である。 本開示の第4の実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するための概略的なシーケンス図である。 本開示の第5の実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するための概略的なシーケンス図である。 本開示の各実施形態に係る撮像装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1.1.概要
1.2.撮像装置と情報処理端末とが互いに密着状態を識別する方法
1.3.機能構成
1.3.1.情報処理端末が主体となってマスターを認識する場合
1.3.2.撮像装置10が主体となってマスターを認識する場合
1.4.処理
1.4.1.情報処理端末が主体となってマスターを認識する処理
1.4.2.撮像装置が主体となってマスターを認識する処理
1.4.3.画像の撮像に係る処理
1.5.変形例
1.5.1.変形例1:マスターを識別する方法の一例
1.5.2.変形例2:撮像装置を複数設ける場合の動作
1.6.まとめ
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
4.第4の実施形態
5.第5の実施形態
6.ハードウェア構成
7.まとめ
<1.第1の実施形態>
[1.1.概要]
まず、図1を参照して、本開示の第1の実施形態に係る情報処理システムの概要的なシステム構成の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概略的なシステム構成の一例について説明するための説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、撮像装置10と、複数の情報処理端末30a〜30dとを含む。撮像装置10は、所謂デジタルカメラのように、静止画像や動画像等の画像を撮像するための装置に相当する。また、情報処理端末30a〜30dは、所謂スマートフォンのようなユーザ端末に相当する。なお、以降では、情報処理端末30a〜30dを特に区別しない場合には、単に、「情報処理端末30」と記載する場合がある。
撮像装置10と、情報処理端末30a〜30dのそれぞれとは、無線のネットワークN1を介して互い通信可能に接続されている。ネットワークN1の具体的な一例としては、Wi−Fi(登録商標)規格に基づくネットワークが挙げられる。例えば、Wi−Fi(登録商標)規格に基づくネットワークN1を適用する場合には、撮像装置10がアクセスポイントとして動作させ、各情報処理端末30a〜30dをステーションとして撮像装置10に接続させることで、図1に示すような通信形態を実現できる。
特に、本実施形態に係る情報処理端末30は、ネットワークN1を介して接続された撮像装置10の動作(例えば、画像の撮像に係る動作)を制御可能に構成されている。即ち、撮像装置10は、ネットワークN1を介して情報処理端末30から送信された指示に基づき、動画像や静止画像のような画像を撮像することが可能である。なお、本機能は、例えば、ネットワークを介して撮像装置10の動作を制御するためのAPI(Application Programming Interface)を利用して作成されたアプリケーションを、情報処理端末30にインストールすることで実現され得る。もちろん、上記機能を実現するためのアプリケーションを、情報処理端末30にあらかじめ組み込んでいてもよい。
なお、以降では、情報処理端末30がスマートフォンの場合を例に説明するが、当該情報処理端末30は、必ずしもスマートフォンには限定されない。具体的な一例として、リモートコントローラ等のような、無線のネットワークを介して撮像装置10と接続可能な装置を、情報処理端末30として適用してもよい。
このような構成により、撮像装置10として、入出力インタフェースが制限された(例えば、簡素化もしくは排除された)機器を利用することも可能となる。例えば、図2は、入出力インタフェースが制限された撮像装置10の一例を示している。図2に示す例では、撮像装置10は、画像の撮像に係る操作のためのインタフェースとして、情報処理端末30を利用することを前提として、液晶ディスプレイのような出力インタフェースが排除され、操作インタフェースも制限されている。
また、撮像装置10は、図2に示すように、情報処理端末30に対して着脱可能に構成されていてもよい。具体的な一例として、情報処理端末30に対して撮像装置10を固定するためのアタッチメントを、情報処理端末30もしくは撮像装置10に設けることで、情報処理端末30に対して撮像装置10を取り付けられるように構成してもよい。
なお、図2に示す撮像装置10の例は、あくまで一例であり、必ずしも、本実施形態に係る撮像装置10の構成を限定するものではない。即ち、ネットワークN1を介して情報処理端末30と通信可能であれば、撮像装置10として、例えば、液晶ディスプレイ等の入出力インタフェースを備えた、一般的な撮像装置を使用してもよいことは言うまでもない。
図1に示すように、撮像装置10と、情報処理端末30a〜30dのそれぞれとをネットワークN1を介して接続することで、撮像装置10により撮像された画像を、情報処理端末30a〜30d間で共有することが可能となる。例えば、図3は、本実施形態に係る情報処理システムの動作態様の一例について説明するための説明図であり、撮像装置10により撮像された画像を、情報処理端末30a〜30d間で共有する場合の動作の概要について示している。
図3に示す例では、撮像装置10は、情報処理端末30aからの指示に基づき、被写体P1の画像を撮像し、撮像された画像d10を、情報処理端末30a〜30dのそれぞれに、撮像結果として送信している。このような構成により、情報処理端末30aからの指示に基づき撮像された被写体P1の画像d10を、情報処理端末30a〜30d間で共有することが可能となる。
一方で、図1に示すように、撮像装置10に対して複数の情報処理端末30a〜30d接続されている場合には、撮像装置10に対して複数の情報処理端末30から画像の撮像に係る指示が送信される場合がある。例えば、図4は、撮像装置10に対して複数の情報処理端末30から画像の撮像に係る撮像指示が送信された場合の一例を示している。なお、画像の撮像に係る指示とは、画像の撮像の指示に限らず、例えば、ズームに伴う拡大率の変更や、絞りやシャッタースピードの変更等の撮像条件の変更の指示のように、画像の撮像に関連する指示も含まれ得る。
図4に示す例のように、撮像装置10に対して複数の情報処理端末30から画像の撮像に係る撮像指示が送信されると、これらの撮像指示が競合し、当該撮像装置10の動作が、各情報処理端末30のユーザの意図した動作とならない場合がある。
具体的な一例として、情報処理端末30aから動画の撮像開始が指示され、その後、情報処理端末30bから動画の撮像停止が指示されたものとする。即ち、撮像装置10は、情報処理端末30aの指示に基づき動画の撮像を開始し、次いで、情報処理端末30bからの指示を受けて、実行中の動画の撮像を停止する。このような場合には、情報処理端末30bからの指示に基づく動画の撮像の停止が、必ずしも、情報処理端末30aのユーザの意図する動作とは限らない。
そこで、本実施形態に係る情報処理システムは、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示の競合を防止することが可能な仕組みを提供する。例えば、図5は、本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図であり、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示の競合を防止する仕組みの概要について示している。
具体的には、本実施形態に係る情報処理システムでは、図5に示すように、情報処理端末30a〜30dのうち、いずれかの情報処理端末30を、他の情報処理端末30よりも優先度の高い「マスター」として設定する。図5に示す例では、情報処理端末30aをマスターとして設定している。なお、以降では、情報処理端末30a〜30dのうち、マスター以外の他の情報処理端末30を「スレーブ」と呼ぶ。
そして、撮像装置10は、情報処理端末30a〜30dのうち、マスターとして設定された情報処理端末30aからの指示のみを処理対象とし、スレーブである他の情報処理端末30b〜30dからの指示については処理対象としない。以上のような構成により、撮像装置10は、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示の競合を防止する。
なお、情報処理端末30a〜30dのうち、いずれかの情報処理端末30をマスターとして設定し、マスターである当該情報処理端末30を撮像装置10が識別できれば、マスターの設定方法や、当該マスターを識別する方法は特に限定されない。
例えば、図6は、本実施形態に係る情報処理システムの概略的なシステム構成の他の一例を示した図である。図6に示す例では、撮像装置10は、情報処理端末30a〜30dのうち、当該撮像装置10に密着するように取り付けられた情報処理端末30aから送信された指示を、マスターからの指示として識別する。
そこで、以降では、図6に示す構成を例に、本実施形態に係る情報処理システムの詳細について説明するものとし、マスターの設定方法や、当該マスターを識別する方法の他の一例については別途後述するものとする。
[1.2.撮像装置と情報処理端末とが互いに密着状態を識別する方法]
まず、図7を参照して、撮像装置10と情報処理端末30とが、互いに密着した状態か否かを識別する方法の一例について説明する。図7は、撮像装置10と情報処理端末30とが、互いに密着した状態か否かを識別する方法の一例について説明するための説明図であり、撮像装置10と、マスターである情報処理端末30aと、スレーブである情報処理端末30bとの間の接続関係を示している。なお、図7に示す例では、情報処理端末30aが、撮像装置10に密着するように取り付けられた情報処理端末30に相当する。また、情報処理端末30bは、撮像装置10に取り付けられていない他の情報処理端末30に相当する。
図7に示す例では、情報処理端末30と、撮像装置10とは、ネットワークN1を介した通信とは別に、当該ネットワークN1よりも通信距離の短い他のネットワークN2を介して通信可能に構成されている。ネットワークN2は、所謂、近距離型の無線通信の通信経路に相当し、具体的な一例として、NFC(Near field communication)と呼ばれる通信規格に基づくネットワークが挙げられる。
このような構成により、図7に示すように、撮像装置10に密着するように取り付けられた(即ち、撮像装置10の近傍に位置する)情報処理端末30aは、当該撮像装置10との間で、ネットワークN1に加えて、ネットワークN2を介して通信可能な状態となる。これに対して、撮像装置10に取り付けられていない(即ち、撮像装置10の近傍に位置しない)情報処理端末30bは、撮像装置10との間でネットワークN2が確立されておらず、当該ネットワークN2を介した撮像装置10との間の通信が困難な状態となる。
即ち、撮像装置10と情報処理端末30aとは、ネットワークN2を介して所定の通信シーケンスを実行することで、当該情報処理端末30aが撮像装置10に密着するように取り付けられていることを互いに認識することができる。このような仕組みを利用することで、本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10に密着するように取り付けられた情報処理端末30aからの指示が、マスターからの指示として識別される。
具体的な一例として、情報処理端末30aが主体となり、自身が撮像装置10に密着しているか否かを認識する方法について説明する。
この場合には、撮像装置10は、自身を識別するための識別情報を、ネットワークN2を介して接続された情報処理端末30aに送信する。情報処理端末30aは、ネットワークN2を介して撮像装置10から、当該撮像装置10を識別するための識別情報を受信した場合には、自身がマスターであることを認識する。
そして、情報処理端末30aは、撮像装置10に対してネットワークN1を介して画像の撮像を指示する場合に、当該指示に対して、自身がマスターであることを示す制御情報(換言すると、自身の優先度を示す制御情報)を当該指示に関連付ける。これにより、撮像装置10は、情報処理端末30aから受信した指示が、マスターからの指示か否かを識別することができる。
また、他の一例として、撮像装置10が主体となり、自身に密着するように取り付けられた情報処理端末30aからの指示を識別する方法について説明する。
この場合には、情報処理端末30aは、自身を識別するための識別情報を、ネットワークN2を介して撮像装置10にあらかじめ送信する。また、情報処理端末30aは、撮像装置10に対してネットワークN1を介して画像の撮像を指示する場合に、当該指示に対して、自身の識別情報を関連付ける。
撮像装置10は、画像の撮像に係る指示を、ネットワークN1を介して情報処理端末30aから受信すると、当該指示に関連付けられた識別情報を、あらかじめネットワークN2を介して取得した識別情報と照合する。そして、撮像装置10は、当該照合の結果が一致した場合に、情報処理端末30aから受信した当該指示を、マスターからの指示として認識することができる。
以上、図7を参照して、撮像装置10と情報処理端末30とが、互いに密着した状態か否かを識別する方法の一例について説明した。
[1.3.機能構成]
次に、図8を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例について説明する。図8は、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示したブロック図である。なお、本説明では、図6及び図7に示すように、撮像装置10に密着するように取り付けられた情報処理端末30aが、マスターとして識別される場合を例に説明する。
図8に示すように、撮像装置10は、第1通信部101と、第2通信部103と、制御部110と、撮像部191と、記憶部193とを含む。また、制御部110は、識別部111と、処理実行部113とを含む。また、情報処理端末30は、第1通信部301と、第2通信部303と、制御部310と、UI(ユーザインタフェース)390とを含む。なお、上記に示した撮像装置10に含まれる各構成は、当該撮像装置10を構成するハードウェア回路により実現され得る。同様に、上記に示した情報処理端末30に含まれる各構成は、当該情報処理端末30を構成するハードウェア回路により実現され得る。
第1通信部301は、情報処理端末30内の各構成が、無線のネットワークN1を介して、撮像装置10と通信を行うための通信インタフェースである。ネットワークN1の具体的な一例としては、前述したように、Wi−Fi(登録商標)規格に基づくネットワークが挙げられる。
なお、以降では、情報処理端末30内の各構成が、ネットワークN1を介して撮像装置10との間でデータを送受信する場合には、特に説明が無い場合においても、第1通信部301を介して当該データの送受信を行うものとする。
第2通信部303は、情報処理端末30内の各構成が、ネットワークN1とは異なるネットワークN2を介して撮像装置10と通信を行うための通信インタフェースである。ネットワークN2の具体的な一例としては、前述したように、NFC等の通信規格に基づく、所謂、近距離型の無線通信の通信経路が挙げられる。
なお、以降では、情報処理端末30内の各構成が、ネットワークN2を介して撮像装置10との間でデータを送受信する場合には、特に説明が無い場合においても、第2通信部303を介して当該データの送受信を行うものとする。
なお、第1通信部301及び第2通信部303は、1つのデバイス(例えば、チップ)上に一体的に構成されていてもよい。また、第1通信部301及び第2通信部303は、別々のデバイスとして構成されていてもよい。
UI390は、ユーザが情報処理端末30を操作するためのユーザインタフェースである。UI390は、例えば、操作部391と、表示部393とを含んでもよい。
操作部391の具体的な一例として、ボタンやタッチパネルなどのように、ユーザが情報処理端末30を操作するための入力デバイスが挙げられる。また、表示部393の具体的な一例としては、ディスプレイ等のように、情報処理端末30がユーザに対して情報を提示するための出力デバイスが挙げられる。
制御部310は、UI390を介したユーザからの指示に基づき、ネットワークN1を介して撮像装置10に、画像の撮像に係る指示を送信する。なお、制御部310の詳細については別途後述する。
第1通信部101は、撮像装置10内の各構成が、無線のネットワークN1を介して、各情報処理端末30(例えば、情報処理端末30a〜30c)と通信を行うための通信インタフェースである。ネットワークN1の具体的な一例としては、前述したように、Wi−Fi(登録商標)規格に基づくネットワークが挙げられる。
なお、以降では、撮像装置10内の各構成が、ネットワークN1を介して各情報処理端末30との間でデータを送受信する場合には、特に説明が無い場合においても、第1通信部101を介して当該データの送受信を行うものとする。
第2通信部103は、撮像装置10内の各構成が、ネットワークN1とは異なるネットワークN2を介して情報処理端末30aと通信を行うための通信インタフェースである。ネットワークN2の具体的な一例としては、前述したように、NFC等で知られる、所謂、近距離型の無線通信の通信経路が挙げられる。
なお、以降では、撮像装置10内の各構成が、ネットワークN2を介して情報処理端末30aとの間でデータを送受信する場合には、特に説明が無い場合においても、第2通信部103を介して当該データの送受信を行うものとする。
なお、第1通信部101及び第2通信部103は、1つのデバイス(例えば、チップ)上に一体的に構成されていてもよい。また、第1通信部101及び第2通信部103は、別々のデバイスとして構成されていてもよい。
撮像部191は、イメージセンサを備え、後述する制御部110からの指示に基づき、被写体の静止画像または動画像などの画像を撮像する。当該イメージセンサは、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の、被写体を撮像し、撮像画像のデジタルデータを得る撮像素子である。撮像部191は、撮像した画像を記憶部193に記録してもよい。また、撮像部191は、撮像した画像を直接制御部110に出力してもよい。
また、撮像部191は、制御部110からの指示された撮像条件に基づき、画像を撮像してもよい。撮像条件の具体的な一例としては、絞りやシャッタースピードに基づく露光条件、光学ズームやデジタルズーム等の拡大率、ISO感度、ホワイトバランス等が挙げられる。
また、撮像部191は、制御部110からの指示に基づき、所謂スルー画像(例えば、間引き画像)を撮像し、撮像したスルー画像を制御部110に逐次出力してもよい。
記憶部193は、撮像された画像を記録するための記録媒体である。記憶部193は、撮像装置10に内蔵された記録媒体として構成され得る。また、記憶部193は、撮像装置10に対して挿脱可能な外部記録媒体として構成されていてもよい。
なお、図8に示す例では、撮像装置10が撮像部191を内蔵する構成例について示しているが、撮像部191は、撮像装置10の外部に設けられていてもよい。同様に、図8に示す例では、撮像装置10が記憶部193を内蔵する構成例について示しているが、記憶部193は、撮像装置10の外部に設けられていてもよい。なお、撮像部191の動作を制御する装置、即ち、撮像装置10が、「制御装置」の一例に相当する。
制御部110は、ネットワークN1を介して各情報処理端末30から、画像の撮像に係る指示を受信し、受信した指示の送信元がマスター及びスレーブのいずれかに応じて、撮像部191の動作を制御する。
なお、前述した通り、情報処理端末30が撮像装置10に密着しているか否か、即ち、当該情報処理端末30がマスターであるか否かを認識する主体は、撮像装置10(即ち、識別部111)と情報処理端末30とのいずれであってもよい。
一方で、情報処理端末30が撮像装置10に密着しているか否か、即ち、当該情報処理端末30がマスターであるか否かを認識する主体が、撮像装置10と情報処理端末30とのいずれかによって、制御部110及び制御部310の動作が異なる。そこで、以下に、「情報処理端末が主体となってマスターを認識する場合」と、「撮像装置が主体となってマスターを認識する場合」とに分けて、制御部110及び制御部310の動作についてそれぞれ説明する。
<<1.3.1.情報処理端末が主体となってマスターを認識する場合>>
まず、情報処理端末30aが主体となって自身がマスターであることを認識する場合の、制御部110及び制御部310の動作の一例について説明する。
制御部310は、ネットワークN2を介した撮像装置10との通信が確立されている場合に、当該ネットワークN2を介して、撮像装置10との間で所定の認証処理(通信シーケンス)を実行することで、自身が設けられた情報処理端末30aがマスターか否かを認識する。
具体的には、制御部310は、ネットワークN2を介して、撮像装置10を識別するための識別情報を、当該撮像装置10から取得する。当該識別情報を取得できた場合には、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30aがマスターであると認識する。また、当該識別情報を取得できなかった場合には、制御部310は、当該情報処理端末30aがスレーブであると認識してもよい。なお、識別情報を取得できない場合の具体的な一例として、撮像装置10側が、上記に説明した認証処理(通信シーケンス)をサポートしていない場合等が挙げられる。
また、ネットワークN2を介した撮像装置10との通信が切断されている場合には、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30aがスレーブであると認識する。
以上のようにして、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30aがマスターか否かを認識する。
また、制御部310は、UI390を介したユーザからの指示に基づき、ネットワークN1を介して撮像装置10に、画像の撮像に係る指示を送信する。このとき、制御部310は、情報処理端末30aがマスターか否かを示す制御情報(即ち、優先度を示す制御情報)を、画像の撮像に係る指示に関連付けて、当該指示を撮像装置10に送信する。これにより、撮像装置10は、当該指示の送信元である情報処理端末30が、マスター及びスレーブのいずれに相当するかを識別することが可能となる。
なお、画像の撮像に係る指示を撮像装置10に送信するまでに、情報処理端末30aがマスターか否かを認識できれば、制御部310が、上記に示した認証処理を実行するタイミングは特に限定されない。
具体的な一例として、制御部310は、所定のタイミングごとに上記に説明した認証処理を実行してもよい。また、他の一例として、制御部310は、ネットワークN2が確立されたときに、上記に説明した認証処理を実行してもよい。また、制御部310は、ネットワークN2が確立されたときに、上記に説明した認証処理を実行してもよい。また、制御部310は、ネットワークN2の切断を検知した場合に、情報処理端末30aがスレーブであると認識してもよい。
また、制御部310は、撮像装置10から、画像の撮像に係る指示に基づく処理結果として、撮像された画像(もしくは、スルー画像)を、ネットワークN1を介して取得してもよい。なお、制御部310は、他の情報処理端末30からの指示に基づき撮像された画像を、ネットワークN1を介して撮像装置10から取得してもよい。撮像装置10から画像を取得した場合には、制御部310は、取得した画像を、UI390を介してユーザに提示してもよい。また、制御部310は、取得した画像を情報処理端末30の記憶部(図示しない)に記憶させてもよい。
次に、制御部110の各構成について説明する。
識別部111は、ネットワークN2を介して接続された情報処理端末30aからの要求に基づき、当該ネットワークN2を介して当該情報処理端末30aとの間で、所定の認証処理(通信シーケンス)を実行する。このとき、識別部111は、撮像装置10を識別するための識別情報を、ネットワークN2を介して接続された情報処理端末30aに送信する。この識別情報を受けて、情報処理端末30aは、自身がマスターであることを認識し、撮像装置10に対して、ネットワークN1を介して画像の撮像に係る指示を送信する場合に、自身がマスターであることを示す制御情報を当該指示に関連付ける。
識別部111は、各情報処理端末30から受信した画像の撮像に係る指示に対して、マスターであることを示す制御情報が関連付けられているか否かに応じて、当該指示がマスターからの指示か否かを識別する。そして、識別部111は、当該識別の結果を処理実行部113に出力する。
処理実行部113は、ネットワークN1を介して受信した画像の撮像に係る指示の識別結果、即ち、マスターからの指示か否かを示す識別結果を、識別部111から取得する。そして、処理実行部113は、取得した識別結果に応じて、撮像部191の動作を制御する。
具体的には、本実施形態に係る処理実行部113は、受信した指示がマスターからの指示の場合には、当該指示に対応する処理を撮像部191に実行させる。
例えば、処理実行部113は、ネットワークN1を介して受信した指示に基づき、撮像部191に対して、画像の撮像やスルー画像の取得を指示してもよい。
具体的な一例として、処理実行部113は、ネットワークN1を介して画像の撮像が指示されると、当該指示に基づき撮像部191に画像を撮像させる。このとき、処理実行部113は、撮像された画像を撮像部191から取得し、取得した画像を、ネットワークN1を介して各情報処理端末30(例えば、情報処理端末30a〜30c)に出力してもよい。なお、処理実行部113は、撮像された画像を撮像部191から直接取得してもよいし、記憶部193に記録された当該画像を読み出してもよい。
また、処理実行部113は、ネットワークN1を介してスルー画像の出力が指示されると、当該指示に基づき撮像部191にスルー画像を撮像させる。そして処理実行部113は、撮像部191から撮像されたスルー画像を逐次取得し、取得したスルー画像を、ネットワークN1を介して各情報処理端末30に出力する。
一方で、受信した指示がマスターからの指示ではない場合、即ち、スレーブからの指示の場合には、処理実行部113は、当該指示を処理対象としない。以上のような構成により、処理実行部113は、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示を受信した場合においても、各指示の競合を防止することが可能となる。
<<1.3.2.撮像装置が主体となってマスターを認識する場合>>
次に、撮像装置10が主体となってマスターを認識する場合の、制御部110及び制御部310の動作の一例について説明する。
制御部310は、ネットワークN2を介した撮像装置10との通信が確立されている場合に、当該ネットワークN2を介して、撮像装置10との間で所定の認証処理(通信シーケンス)を実行する。このとき、制御部310は、ネットワークN2を介して、自身が設けられた情報処理端末30の識別情報を、撮像装置10に通知する。これにより、撮像装置10は、ネットワークN2を介して接続された情報処理端末30の識別情報を認識することが可能となる。
また、制御部310は、UI390を介したユーザからの指示に基づき、ネットワークN1を介して撮像装置10に、画像の撮像に係る指示を送信する。このとき、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30の識別情報を、画像の撮像に係る指示に関連付けて、当該指示を撮像装置10に送信する。これにより、撮像装置10は、当該指示の送信元である情報処理端末30の識別情報を認識することが可能となる。
また、制御部310は、撮像装置10から、画像の撮像に係る指示に基づく処理結果として、撮像された画像(もしくは、スルー画像)を、ネットワークN1を介して取得してもよい。なお、この場合の動作については、前述した「情報処理端末が主体となってマスターを認識する場合」と同様のため、詳細な説明は省略する。
次に、制御部110の各構成について説明する。
識別部111は、ネットワークN2を介して接続された情報処理端末30aからの要求に基づき、当該ネットワークN2を介して当該情報処理端末30aとの間で、所定の認証処理(通信シーケンス)を実行する。このとき、識別部111は、情報処理端末30aの識別情報を、当該情報処理端末30aからネットワークN2を介してあらかじめ取得する。
また、識別部111は、各情報処理端末30から、ネットワークN1を介して画像の撮像に係る指示を受信した場合に、当該指示に関連付けられた当該情報処理端末30の識別情報を取得する。識別部111は、取得した識別情報を、あらかじめネットワークN2を介して取得した識別情報と照合し、当該照合の結果が一致するか否かに応じて、当該識別情報が関連付けられた指示が、マスターからの指示か否かを識別する。そして、識別部111は、当該識別の結果を処理実行部113に出力する。
処理実行部113は、ネットワークN1を介して受信した画像の撮像に係る指示の識別結果、即ち、マスターからの指示か否かを示す識別結果を、識別部111から取得する。そして、処理実行部113は、取得した識別結果に応じて、撮像部191の動作を制御する。なお、処理実行部113の動作は、前述した「情報処理端末が主体となってマスターを認識する場合」と同様のため、詳細な説明は省略する。
以上、図8を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例について説明した。
[1.4.処理]
次に、本実施形態に係る情報処理システムの一連の処理の流れの一例について説明する。なお、本説明では、「情報処理端末が主体となってマスターを認識する処理」、「撮像装置が主体となってマスターを認識する処理」、及び、「画像の撮像に係る処理」に分けて、それぞれについて説明する。
<<1.4.1.情報処理端末が主体となってマスターを認識する処理>>
まず、図9を参照して、情報処理端末30が主体となってマスターを認識する処理の流れの一例について説明する。図9は、本実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのフローチャートであり、情報処理端末30が主体となってマスターを認識する場合における、当該情報処理端末30の処理の流れを示している。
(ステップS101)
情報処理端末30の制御部310は、ネットワークN2を介した撮像装置10との通信が確立されている場合に、当該ネットワークN2を介して、撮像装置10との間で所定の認証処理(通信シーケンス)を実行する。具体的には、まず、制御部310は、「Polling Command」と呼ばれる、撮像装置10の生死監視のための制御情報を、ネットワークN2を介して撮像装置10に送信する。
(ステップS103、S115)
送信したPolling Commandに対する応答として、「Polling Response」と呼ばれる制御情報を撮像装置10から受信できなかった場合には(ステップS103、NO)、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30をスレーブとして認識する(ステップS115)。なお、Polling Responseを受信できない場合の一例として、情報処理端末30のネットワークN2を介した通信範囲内から撮像装置10が離脱して、当該ネットワークN2が切断された場合(即ち、情報処理端末30と撮像装置10とが分離した状態)や、撮像装置10が無応答となった場合等が挙げられる。
(ステップS105)
撮像装置10からPolling Responseを受信した場合には(ステップS103、YES)、制御部310は、「Check Command」と呼ばれる制御情報を、ネットワークN2を介して撮像装置10に送信することで、撮像装置10に対して、当該撮像装置10の識別情報の送信を依頼する。
(ステップS107、S115)
送信したCheck Commandに対する応答として、「Check Response」と呼ばれる制御情報を撮像装置10から受信できなかった場合には(ステップS107、NO)、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30をスレーブとして認識する(ステップS115)。なお、Check Responseを受信できない場合の具体的な一例として、撮像装置10側が、上記に説明したCheck Commandに基づく認証処理(通信シーケンス)をサポートしていない場合、即ち、当該撮像装置10が本実施形態に基づく撮像装置とは異なる場合等が挙げられる。
(ステップS109)
撮像装置10からCheck Responseを受信した場合には(ステップS107、YES)、制御部310は、受信したCheck Responseを解析することで、当該Check Responseから撮像装置10の識別情報を抽出する。
(ステップS111、S113)
Check Responseから撮像装置10の識別情報を抽出できた場合には(ステップS111、YES)、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30がマスターであると認識する。
(ステップS111、S115)
これに対して、Check Responseから撮像装置10の識別情報を抽出できなかった場合には(ステップS111、NO)、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30をスレーブとして認識する(ステップS115)。
以上のようにして、制御部310は、撮像装置10との間で、ネットワークN2を介して上述した所定の認証処理(通信シーケンス)を実行することで、自身が設けられた情報処理端末30がマスター及びスレーブのいずれに相当するかを認識する。そして、制御部310は、ネットワークN1を介して画像の撮像に係る指示を撮像装置10に送信する際に、当該指示に対して、当該情報処理端末30がマスターか否かを示す制御情報を関連付ける。これにより、撮像装置10は、当該指示の送信元である情報処理端末30が、マスター及びスレーブのいずれに相当するかを識別することが可能となる。
なお、制御部310は、所定のタイミングごとに、撮像装置10に対してPolling Commandを送信することで、情報処理端末30と撮像装置10との間のネットワークN2を介した接続状態を監視してもよい。また、このとき、制御部310は、情報処理端末30と撮像装置10との間のネットワークN2を介した接続が確認できた場合には、撮像装置10に対して、Check Commandを改めて送信することで、当該情報処理端末30がマスターか否かを再度確認してもよい。
以上、図9を参照して、情報処理端末30が主体となってマスターを認識する処理の流れの一例について説明した。
<<1.4.2.撮像装置が主体となってマスターを認識する処理>>
次に、図10及び図11を参照して、撮像装置10が主体となってマスターを認識する処理の流れの一例について説明する。図10は、本実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのシーケンス図であり、撮像装置が主体となってマスターを認識する場合における、ネットワークN2を介した認証処理(通信シーケンス)の一例を示している。
(ステップS131)
情報処理端末30の制御部310は、ネットワークN2を介した撮像装置10との通信が確立されている場合に、当該ネットワークN2を介して、撮像装置10との間で所定の認証処理(通信シーケンス)を実行する。具体的には、まず、制御部310は、Polling Commandを、ネットワークN2を介して撮像装置10に送信する。
(ステップS133)
送信したPolling Commandに対する応答として、制御部310は、Polling Responseを撮像装置10から受信する。なお、ステップS131aに示すように、Polling Commandに対して応答が無かった場合、即ち、撮像装置10からPolling Responseを受信できなかった場合には、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30をスレーブとして認識する。Polling Responseを受信できない場合の一例として、情報処理端末30のネットワークN2を介した通信範囲内から撮像装置10が離脱してネットワークN2が切断された場合(即ち、情報処理端末30と撮像装置10とが分離した状態)や、撮像装置10が無応答となった場合等が挙げられる。
(ステップS135)
撮像装置10からPolling Responseを受信した場合には、制御部310は、「Update Command」と呼ばれる制御情報を、ネットワークN2を介して撮像装置10に送信することで、撮像装置10に対して、情報処理端末30の識別情報を送信する。これにより、撮像装置10は、ネットワークN1を介して接続された複数の情報処理端末30のうち、ネットワークN2を介して接続された情報処理端末30を識別することが可能となる。
(ステップS137)
送信したUpdate Commandに対する応答として、制御部310は、「Update Response」と呼ばれる制御情報を撮像装置10から受信する。これにより、制御部310は、情報処理端末30の識別情報が、撮像装置10に正常に送信されたことを認識できる。なお、Update Responseを受信できなかった場合には、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30をスレーブとして認識してもよい。なお、Update Responseを受信できない場合の具体的な一例として、撮像装置10側が、上記に説明したUpdate Commandに基づく認証処理(通信シーケンス)をサポートしていない場合等が挙げられる。
以上のように、制御部310は、ネットワークN2を介した撮像装置10との通信が確立されている場合に、自身が設けられた情報処理端末30の識別情報を、当該ネットワークN2を介して撮像装置10に送信する。
なお、制御部310は、所定のタイミングごとに、撮像装置10に対してPolling Commandを送信することで、情報処理端末30と撮像装置10との間のネットワークN2を介した接続状態を監視してもよい。また、このとき、制御部310は、情報処理端末30と撮像装置10との間のネットワークN2を介した接続が確認できた場合には、撮像装置10に対して、Update Commandを改めて送信することで、撮像装置に対して当該情報処理端末30の識別情報を再度送信してもよい。
次に、図11を参照して、撮像装置10が、ネットワークN1を介して各情報処理端末30から画像の撮像に係る指示を受信した場合に、当該指示の送信元がマスター及びスレーブのいずれかを認識する処理の流れについて説明する。図11は、本実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのシーケンス図であり、撮像装置10による、受信した指示の送信元がマスター及びスレーブのいずれかを認識する処理の流れについて示している。なお、図11に示すでは、情報処理端末30a〜30cのうち、情報処理端末30aが撮像装置10に対して密着するように取り付けられ、即ち、情報処理端末30aと撮像装置10とが、ネットワークN2を介して接続されているものとする。
(ステップS201)
図10に基づき前述したように、撮像装置10の識別部111は、ネットワークN2を介して情報処理端末30aとの通信が確立されている場合には、当該ネットワークN2を介して、情報処理端末30aとの間で、所定の認証処理(通信シーケンス)を実行する。これにより、識別部111は、情報処理端末30aの識別情報を、ネットワークN2を介して当該情報処理端末30aから事前に取得する。
(ステップS203a〜203c)
また、各情報処理端末30の制御部310は、UI390を介したユーザからの指示に基づき、ネットワークN1を介して撮像装置10に、画像の撮像に係る指示を送信する。このとき、制御部310は、自身が設けられた情報処理端末30の識別情報を、画像の撮像に係る指示に関連付けて、当該指示を撮像装置10に送信する。
識別部111は、各情報処理端末30から、ネットワークN1を介して画像の撮像に係る指示を受信した場合に、当該指示に関連付けられた当該情報処理端末30の識別情報を取得する。そして、識別部111は、取得した識別情報を、あらかじめネットワークN2を介して取得した識別情報と照合し、当該照合の結果が一致するか否かに応じて、当該識別情報が関連付けられた指示が、マスターからの指示か否かを識別する。
図11に示す例では、識別部111は、前述したように、情報処理端末30aの識別情報を事前に取得している。そのため、ネットワークN1を介して情報処理端末30aから送信された画像の撮像に係る指示に関連付けられた識別情報が、識別部111が事前にネットワークN2を介して取得した識別情報と一致することとなる。即ち、識別部111は、当該情報処理端末30aから送信された当該指示を、マスターからの指示として識別する(ステップS203a)。
一方で、ネットワークN1を介して情報処理端末30b及び30cから送信された画像の撮像に係る指示のそれぞれに関連付けられた識別情報は、識別部111が事前にネットワークN2を介して取得した識別情報と一致しないこととなる。そのため、識別部111は、当該情報処理端末30b及び30cそれぞれから送信された当該指示を、スレーブからの指示として識別する(ステップS203b、S203c)。
以上のような構成により、撮像装置10は、画像の撮像に係る指示の送信元である情報処理端末30が、マスター及びスレーブのいずれに相当するかを識別することが可能となる。
以上、図10及び図11を参照して、撮像装置10が主体となってマスターを認識する処理の流れの一例について説明した。
<<1.4.3.画像の撮像に係る処理>>
次に、図12を参照して、本実施形態に係る撮像装置10による、画像の撮像に係る一連の処理の流れについて説明する。図12は、本実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのフローチャートであり、撮像装置10による、画像の撮像に係る一連の処理の流れの一例を示している。
(ステップS301、S303)
撮像装置10は、ネットワークN1を介した各情報処理端末30との間の通信が確立すると、当該各情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示を待ち受ける(ステップS303、NO)。なお、撮像装置10と、当該各情報処理端末30のうちいずれかとの間でネットワークN2を介した通信が確立している場合には、当該情報処理端末30と当該撮像装置10との間で前述した通信シーケンスが事前に実行される。これにより、撮像装置10に対して、ネットワークN2を介して接続された当該情報処理端末30がマスターとして設定される。
(ステップS303、S305)
情報処理端末30から画像の撮像に係る指示を受信すると、撮像装置10の識別部111は、当該指示がマスター及びスレーブのいずれから送信された指示かを識別し、識別結果を処理実行部113に通知する。なお、識別方法については前述した通りである。
受信した指示がスレーブからの指示の場合には(ステップS305、NO)、処理実行部113は、当該指示を処理対象としない。この場合には、撮像装置10は、他の画像の撮像に係る指示を再度待ち受ける。
(ステップS305、S307)
受信した指示がマスターからの指示の場合には(ステップS305、YES)、処理実行部113は、当該指示に対応する処理を撮像部191に実行させる。
具体的な一例として、処理実行部113は、ネットワークN1を介して画像の撮像が指示されると、当該指示に基づき撮像部191に画像を撮像させる。このとき、処理実行部113は、撮像された画像を撮像部191から取得し、取得した画像を、ネットワークN1を介して各情報処理端末30に出力してもよい。なお、処理実行部113は、撮像された画像を撮像部191から直接取得してもよいし、記憶部193に記録された当該画像を読み出してもよい。
また、処理実行部113は、ネットワークN1を介してスルー画像の出力が指示されると、当該指示に基づき撮像部191にスルー画像を撮像させる。そして処理実行部113は、撮像部191から撮像されたスルー画像を逐次取得し、取得したスルー画像を、ネットワークN1を介して各情報処理端末30に出力する。
(ステップS309)
撮像装置10は、以上の処理を、ユーザからの一連の処理の終了が指示されるまで(例えば、電源のオフが指示されるまで)実行する(ステップS309、NO)。即ち、撮像装置10は、ユーザからの終了指示に基づき、上述した一連の処理を終了する(ステップS309、YES)。
以上、図12を参照して、本実施形態に係る撮像装置10による、画像の撮像に係る一連の処理の流れについて説明した。上記に示すように、本実施形態に係る撮像装置10は、複数の情報処理端末30のうち、マスターとして設定された情報処理端末30からの指示のみを処理対象とし、スレーブである他の情報処理端末30からの指示については処理対象としない。以上のような構成により、撮像装置10は、各情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示の競合を防止することが可能となる。
[1.5.変形例]
<<1.5.1.変形例1:マスターを識別する方法の一例>>
前述した実施形態では、撮像装置10に対して密着するように取り付けられた情報処理端末30がマスターとして設定される例について説明した。しかしながら、複数の情報処理端末30のうち、いずれかをマスターとして設定できれば、その設定方法や、当該マスターを識別する方法は特に限定されない。そこで、変形例1として、マスターとする情報処理端末30の設定方法や、当該マスターを識別する方法の一例について、以下に説明する。
例えば、前述した実施形態のように、ネットワークN2を介して所定の認証処理(通信シーケンス)を実行することでマスターを設定する場合においても、必ずしも、撮像装置10に対して情報処理端末30が常に密着するように取り付けられていなくてもよい。具体的な一例として、撮像装置10は、各情報処理端末30からネットワークN1を介して画像の撮像に係る指示を受信した場合に、当該指示を受信する直前に、ネットワークN2を介して認証処理を実行した情報処理端末30をマスターとして識別してもよい。
また、マスターを設定するために所定の認証処理(通信シーケンス)を実行するためのネットワークN2として、NFC等の近距離型の無線通信に限らず、他の無線通信の規格に基づくネットワークを適用してもよい。具体的な一例として、Bluetooth(登録商標)や、ZigBee(登録商標)等の通信規格に基づく無線通信のネットワークを、ネットワークN2として適用してもよい。
また、マスターを設定するために撮像装置10と情報処理端末30との間で実行される認証処理も、前述した実施形態で説明した方法には限定されない。具体的な一例として、所謂、WPS−PBC(Wi-Fi Protected Setup-Push Button Configuration)のように、撮像装置10及び情報処理端末30の双方で所定の操作(例えば、ボタンの押下)を行うことで、撮像装置10及び情報処理端末30は、当該操作が行われた情報処理端末30をマスターとして互いに認識してもよい。
このように、撮像装置10と情報処理端末30とが、所定の通信シーケンスを実行することで互いを認識可能な方法であれば、その方法は特に限定されない。例えば、所謂、Bumpと呼ばれる方法により、撮像装置10と情報処理端末30との間で所定の通信シーケンスを実行してもよい。具体的には、撮像装置10及び情報処理端末30の双方に、加速度センサや振動センサを設け、双方が互いに近傍に位置する際に、双方のセンサの検出結果に応じて互いにを認識することで、マスターを設定してもよい。
また、前述した実施形態では、ネットワークN2を介した認証処理(通信シーケンス)に基づき、撮像装置10と情報処理端末30とが、互いに密着した状態か否かを識別していた。一方で、撮像装置10と情報処理端末30とが、互いに密着した状態を識別できれば、必ずしもネットワークN2を介した認証処理に基づく方法には限定されない。具体的な一例として、撮像装置10と情報処理端末30といずれか、または双方にセンサやスイッチを設け、当該センサやスイッチに基づき、撮像装置10と情報処理端末30とが、互いに密着した状態か否かを識別してもよい。
また、他の方法として、撮像装置10に対して最も近傍に位置する情報処理端末30がマスターとして設定されてもよい。この場合には、例えば、撮像装置10が、各情報処理端末30との間の距離を直接または間接的に計測し、当該計測結果に応じてマスターとなる情報処理端末30を特定してもよい。なお、距離を計測する方法としては、例えば、Bluetooth(登録商標)規格で規定された、電波強度に基づく距離(位置)の推定方法が挙げられる。
また、撮像装置10と各情報処理端末30との間の位置関係に応じて、マスターとなる情報処理端末30を設定する場合には、当該位置関係を解析する主体は特に限定されない。例えば、撮像装置10と各情報処理端末30とうち、少なくともいずれかの装置が、当該位置関係を解析してもよい。また、他の一例として、撮像装置10及び各情報処理端末30とは別に、撮像装置10と各情報処理端末30との間の位置関係を解析するための装置を別途設けてもよい。
また、撮像装置10と各情報処理端末30との間の位置関係を解析する方法は、電波強度に基づく方法には限定されないことは言うまでもない。具体的な一例として、各種センサに基づき、撮像装置10と各情報処理端末30との間の位置関係を解析してもよい。また、他の一例として、撮像装置10と各情報処理端末30の画像を撮像し、当該画像を解析することで、撮像装置10と各情報処理端末30との間の位置関係を解析してもよい。
また、撮像装置10と情報処理端末30との間の位置関係などのように、状態が常に流動的に変化する条件をマスターの設定に用いる場合には、当該状態が所定の期間以上維持された場合に、マスターの設定が行われるようにしてもよい。具体的な一例として、撮像装置10を基点とした所定の範囲内に情報処理端末30が所定の期間以上存在していた場合に、当該情報処理端末30をマスターとして設定する処理の対象としてもよい。
また、マスターとして設定する情報処理端末30を逐次変更できるようにしてもよい。具体的な一例として、情報処理端末30aがマスターとして設定された状態で、情報処理端末30aとは異なる他の情報処理端末30bが、上述したマスターの設定に係る処理を実行した場合に、当該処理以降は、情報処理端末30bがマスターとして設定されてもよい。
また、他の一例として、マスターとして設定された情報処理端末30aを介したユーザ操作に基づき、当該操作により指定された他の情報処理端末30を、新たなマスターとして設定できるようにしてもよい。この場合には、新たなマスターの設定以降は、情報処理端末30aはスレーブとして認識されることは言うまでもない。
また、上述したマスターの変更は一時的なものであってもよい。具体的な一例として、新たにマスターに設定された情報処理端末30bが、撮像装置10に対して画像の撮像に係る指示を実行した場合に、当該指示の実行後に、変更前にマスターに設定されていた情報処理端末30aを改めてマスターとして設定し直してもよい。
以上、変形例1として、マスターとする情報処理端末30の設定方法や、当該マスターを識別する方法の一例について説明した。
<<1.5.2.変形例2:撮像装置を複数設ける場合の動作>>
前述した実施形態では、1台の撮像装置10に対して、複数の情報処理端末30を無線のネットワークN1を介して接続させる通信形態について説明した。一方で、撮像装置10を複数台設け、各撮像装置10に対して、複数の情報処理端末30を接続させてもよい。そこで、変形例2として、複数台の撮像装置10それぞれに対して、複数の情報処理端末30を無線のネットワークN1を介して接続させる場合の動作の一例について、以下に説明する。
まず、撮像装置10を複数台設ける場合には、例えば、各撮像装置10を所謂親機(例えば、アクセスポイント)として動作させ、当該各撮像装置10に対して、各情報処理端末30を所謂子機(例えば、ステーション)として接続させればよい。このような構成により、複数台の撮像装置10それぞれに対して、複数の情報処理端末30を無線のネットワークN1を介して接続させることが可能となる。
なお、複数台の撮像装置10それぞれに対して、複数の情報処理端末30を接続させる場合には、各撮像装置10において、マスターとなる情報処理端末30を個々に設定できるようにしてもよい。この場合には、前述したマスターを設定するための処理を、各撮像装置10に対して行い、各撮像装置10が、マスターとなる情報処理端末30を個々に独立して識別すればよい。
また、他の一例として、マスターとなる情報処理端末30の設定を、複数の撮像装置10間で共有してもよい。具体的な一例として、一の撮像装置10と情報処理端末30aとの間で、所定の通信シーケンスを実行することで、当該情報処理端末30aが一の撮像装置10におけるマスターとして設定されたとする。この場合に、一の撮像装置10は、他の撮像装置10に、マスターとなる情報処理端末30の設定を送信することで、他の撮像装置10も連動して、当該情報処理端末30aをマスターとして設定してもよい。また、マスターを変更する場合についても、同様に、変更されたマスターの設定を、複数の撮像装置10間で共有してもよい。
以上、変形例2として、複数台の撮像装置10それぞれに対して、複数の情報処理端末30を無線のネットワークN1を介して接続させる場合の動作の一例について説明した。
[1.6.まとめ]
以上、説明したように、本実施形態に係る情報処理システムでは、無線のネットワークN1を介して撮像装置10に接続された複数の情報処理端末30のうち、いずれかの情報処理端末30を、他の情報処理端末30よりも優先度の高いマスターとして設定する。そして、撮像装置10は、複数の情報処理端末30のうち、マスターとして設定された情報処理端末30からの指示のみを処理対象とし、スレーブである他の情報処理端末30からの指示については処理対象としない。以上のような構成により、本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10に対する、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示の競合を防止することが可能となる。
<2.第2の実施形態>
前述した第1の実施形態では、マスターとして設定された情報処理端末30からの指示のみを処理対象とすることで、撮像装置10に対する、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示の競合を防止していた。一方で、撮像装置10が、一の情報処理端末30からの指示に基づき当該指示に基づく処理の実行中に、他の情報処理端末30からの指示が処理対象とならなければ、必ずしも、複数の情報処理端末30からの指示が競合するとは限らない。そこで、第2の実施形態では、スレーブとして設定された情報処理端末30からの指示を処理対象とすることが可能な情報処理システムの一例について説明する。
例えば、図13は、第2の実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。図13に示す例では、撮像装置10に接続された情報処理端末30a〜30dのうち、情報処理端末30aがマスターとして設定され、他の情報処理端末30b〜30dがスレーブとして設定されている。
本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10は、マスターとして設定された情報処理端末30aから画像の撮像に係る指示を受けた場合には、第1の実施形態と同様に、当該情報処理端末30aからの指示を優先して実行する。
一方で、図13に示すように、撮像装置10が、スレーブとして設定された情報処理端末30bから指示を受けたときに、他の情報処理端末30a、30c、及び30dからの指示が無ければ、各情報処理端末30からの指示は競合するとは限らない。
そこで、本実施形態に係る情報処理システムでは、マスターから送信された指示を優先して処理対象とし、スレーブから送信された指示については、マスターを含め、他の情報処理端末30からの指示に基づく処理を実行していない場合に処理対象とする。以上のような構成により、本実施形態に係る情報処理システムでは、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示が競合しない範囲で、スレーブからの指示を処理対象とすることが可能となる。
以降では、本実施形態に係る情報処理システムの詳細な動作について説明する。なお、複数の情報処理端末30のうち、いずれかをマスターとして設定する方法や、当該マスターを識別する方法は、前述した第1の実施形態と同様である。そのため、本説明では、図14を参照して、撮像装置10が、各情報処理端末30からの指示を受けて、当該指示に基づき画像の撮像に係る処理を実行する場合の一連の動作に着目して説明することとし、その他の動作については詳細な説明は省略する。図14は、本実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するためのフローチャートであり、撮像装置10による、画像の撮像に係る一連の処理の流れの一例を示している。
(ステップS301、S303)
撮像装置10は、ネットワークN1を介した各情報処理端末30との間の通信が確立すると、当該各情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示を待ち受ける(ステップS303、NO)。なお、撮像装置10と、当該各情報処理端末30のうちいずれかとの間でネットワークN2を介した通信が確立している場合には、当該情報処理端末30と当該撮像装置10との間で前述した通信シーケンスが事前に実行される。これにより、撮像装置10に対して、ネットワークN2を介して接続された当該情報処理端末30がマスターとして設定される。
(ステップS303、S305)
情報処理端末30から画像の撮像に係る指示を受信すると、撮像装置10の識別部111は、当該指示がマスター及びスレーブのいずれから送信された指示かを識別し、識別結果を処理実行部113に通知する。なお、識別方法については前述した通りである。
(ステップS305、S307)
受信した指示がマスターからの指示の場合には(ステップS305、NO)、処理実行部113は、当該指示に対応する処理を撮像部191に実行させる。
具体的な一例として、処理実行部113は、ネットワークN1を介して画像の撮像が指示されると、当該指示に基づき撮像部191に画像を撮像させる。このとき、処理実行部113は、撮像された画像を撮像部191から取得し、取得した画像を、ネットワークN1を介して各情報処理端末30(例えば、情報処理端末30a〜30c)に出力してもよい。なお、処理実行部113は、撮像された画像を撮像部191から直接取得してもよいし、記憶部193に記録された当該画像を読み出してもよい。
また、処理実行部113は、ネットワークN1を介してスルー画像の出力が指示されると、当該指示に基づき撮像部191にスルー画像を撮像させる。そして処理実行部113は、撮像部191から撮像されたスルー画像を逐次取得し、取得したスルー画像を、ネットワークNを介して各情報処理端末30に出力する。
(ステップS305、S311)
受信した指示がスレーブからの指示の場合には(ステップS305、NO)、処理実行部113は、他のスレーブからの指示に基づき画像の撮像に係る処理が実行中か否かを判別する。他のスレーブからの指示に基づく処理が実行中の場合には(ステップS311、YES)、処理実行部113は、受信した指示を処理対象としない。この場合には、撮像装置10は、画像の撮像に係る指示を再度待ち受ける。
(ステップS311、S307)
また、他のスレーブからの指示に基づく処理を実行中でない場合には(ステップS311、NO)、処理実行部113は、当該指示に対応する処理を撮像部191に実行させる。
(ステップS309)
撮像装置10は、以上の処理を、ユーザからの一連の処理の終了が指示されるまで(例えば、電源のオフが指示されるまで)実行する(ステップS309、NO)。即ち、撮像装置10は、ユーザからの終了指示に基づき、上述した一連の処理を終了する(ステップS309、YES)。
なお、スレーブからの指示に基づく処理を実行中にマスターから指示を受信した場合には、処理実行部113は、マスターから受信した指示を優先してもよい。この場合には、例えば、処理実行部113は、スレーブからの指示に基づく処理を中断し、マスターから受信した指示に基づく処理を実行してもよい。
また、処理実行部113は、画像の撮像に係る処理の実行状態を各情報処理端末30にネットワークN1を介して通知してもよい。具体的な一例として、処理実行部113は、情報処理端末30a〜30dのうち、いずれかの情報処理端末30からの指示に基づく処理を実行中の場合には、当該処理が実行中であることを、ネットワークN1を介して他の情報処理端末30に通知してもよい。
以上、説明したように、本実施形態に係る情報処理システムでは、無線のネットワークN1を介して撮像装置10に接続された複数の情報処理端末30のうち、いずれかの情報処理端末30を、他の情報処理端末30よりも優先度の高いマスターとして設定する。そして、撮像装置10は、マスターから送信された指示を優先して処理対象とし、スレーブから送信された指示については、マスターを含め、他の情報処理端末30からの指示に基づく処理を実行していない場合に処理対象とする。
以上のような構成により、本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10に対する、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示の競合を防止することが可能となる。また、本実施形態に係る情報処理システムでは、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示が競合しない範囲で、スレーブからの指示を処理対象とすることが可能となる。
<3.第3の実施形態>
次に、第3の実施形態に係る情報処理システムについて説明する。前述した第1及び第2の実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10が、マスターとして設定された情報処理端末30からの指示を優先して排他制御を行うことで、複数の情報処理端末30からの指示の競合を防止していた。本実施形態では、撮像装置10が各情報処理端末30からの指示に基づく各処理を並行して実行する(即ち、並列処理する)場合に、当該各処理の競合を防止することが可能な仕組みの一例について説明する。
まず、図15を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。図15は、本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。図15に示す例では、撮像装置10に接続された情報処理端末30a〜30dのうち、情報処理端末30aがマスターとして設定され、他の情報処理端末30b〜30dがスレーブとして設定されている。
図15に示すように、本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10は、情報処理端末30a〜30dのそれぞれから画像の撮像に係る指示を受信し、当該指示ごとに、画像の撮像に係る処理を実行する。
なお、画像の撮像に係る指示としては、例えば、動画の撮像に係る指示や、静止画の撮像に係る指示が挙げられる。なお、動画の撮像に係る指示としては、動画の撮像の開始を示す開始指示や、開始された動画の撮像を停止する停止指示が挙げられる。例えば、撮像装置10は、情報処理端末30から動画撮像の開始指示を受けると、動画の撮像を開始し、当該情報処理端末30から動画撮像の停止指示を受けて、開始された動画の撮像を停止して、撮像された動画を保存する。
なお、本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10は、互いに異なる情報処理端末30から受信した動画撮像の開始指示及び停止指示を、送信元である情報処理端末30ごとに、それぞれ別々に独立して処理する。具体的な一例として、撮像装置10は、情報処理端末30aからの開始指示に基づき開始した動画の撮像に係る処理は、情報処理端末30bから停止指示を受信しても停止せず、情報処理端末30aからの停止指示に基づき停止する。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システムでは、図15に示すように、各情報処理端末30からの動画撮像の開始指示、動画撮像の停止指示、及び静止画の撮像指示の競合を防止し、各指示に基づく処理を並行して実行可能とする仕組みを提供する。
そこで、図16を参照して、以下に、本実施形態に係る情報処理システムの詳細について説明する。図16は、本実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するための概略的なシーケンス図であり、撮像装置10による、画像の撮像に係る一連の処理の流れの一例を示している。なお、複数の情報処理端末30のうち、いずれかをマスターとして設定する方法や、当該マスターを識別する方法は、前述した第1の実施形態と同様である。そのため、本説明では、撮像装置10が、各情報処理端末30からの指示を受けて、当該指示に基づき画像の撮像に係る処理を実行する場合の一連の動作に着目して説明することとし、その他の動作については詳細な説明は省略する。
図16に示す例は、撮像装置10が、マスターとして設定された情報処理端末30aと、スレーブとして設定された情報処理端末30b及び30cとのそれぞれから、画像の撮像に係る指示を受信する場合を示している。なお、以降では、図16を参照しながら、撮像装置10の、動画撮像の開始指示、動画撮像の停止指示、及び静止画の撮像指示のそれぞれに基づく動作について、当該指示の送信元がマスター及びスレーブのそれぞれの場合について説明する。
本実施形態に係る撮像装置10の処理実行部113は、ステップS401aに示すように、マスターである情報処理端末30aから動画撮像の開始指示を受信した場合に、当該指示に基づき、撮像部191に動画の撮像を開始させる。また、処理実行部113は、当該開始指示に基づき撮像部191に開始させた動画の撮像処理を、ステップS403aに示すように、当該情報処理端末30aからの動画撮像の停止指示の受信をもって停止させる。このとき、撮像部191は、撮像した動画像d21を記憶部193に記憶させることで保存してもよい。
なお、マスターである情報処理端末30aからの動画撮像の開始指示及び停止指示に基づき、撮像部191が撮像する動画像のデータストリームを、以降では「メイン動画ストリーム」と呼ぶ場合がある。図16に示す例の場合には、時系列に沿って撮像される動画像d21が、メイン動画ストリームの一例に相当する。
また、処理実行部113は、ステップS405aに示すように、マスターである情報処理端末30aから静止画の撮像指示を受信した場合に、当該指示に基づき、撮像部191に静止画像d23を撮像させる。このとき、撮像部191は、撮像した静止画像d23を記憶部193に記憶させることで保存してもよい。
なお、マスターである情報処理端末30aからの静止画の撮像指示に基づき、撮像部191が撮像する静止画像を、以降では「メイン静止画像」と呼ぶ場合がある。図16に示す例の場合には、静止画像d23が、メイン静止画像の一例に相当する。
また、本実施形態に係る処理実行部113は、メイン動画ストリームとは異なる他の動画像を、サブ動画ストリームd30として、撮像部191に時系列に沿って逐次撮像させる。具体的には、撮像部191は、当該動画像の撮像に伴い、イメージセンサ中の全画素のうち、少なくとも一部の画素から出力される画像信号(所謂、間引き画像)を、サブ動画ストリームd30として出力する。
なお、撮像部191は、メイン動画ストリームやメイン静止画像を撮像する場合には、当該メイン動画ストリームやメイン静止画像と、サブ動画ストリームd30とを並行して出力することとなる。具体的には、撮像部191は、イメージセンサの全画素から出力される画像信号をメイン動画ストリームやメイン静止画像として出力し、一部の画素については画像信号を分波させサブ動画ストリームd30として出力する。
処理実行部113は、スレーブとして設定された情報処理端末30から、動画撮像の開始指示及び停止指示を受信した場合には、撮像部191により撮像されたサブ動画ストリームd30から、当該指示に基づく動画像を抽出する。具体的には、処理実行部113は、撮像部191により逐次撮像されたサブ動画ストリームd30から、動画撮像の開始指示から停止指示までの期間に対応する一連のフレーム画像を動画像として抽出する。
例えば、処理実行部113は、ステップS401bに示すように、スレーブである情報処理端末30bから動画撮像の開始指示を受信した場合に、当該指示に基づき、サブ動画ストリームd30からフレーム画像の抽出を開始する。そして、処理実行部113は、ステップS403bに示すように、当該情報処理端末30bから動画撮像の停止指示を受信した場合には、当該指示を受けたタイミングまでに抽出した一連のフレーム画像を動画像d31として取得する。このとき、処理実行部113は、取得した動画像d31を記憶部193に記憶させることで保存してもよい。
また、処理実行部113は、ステップS401cに示すように、スレーブである情報処理端末30cから動画撮像の開始指示を受信した場合に、当該指示に基づき、サブ動画ストリームd30からフレーム画像の抽出を開始する。そして、処理実行部113は、ステップS403cに示すように、当該情報処理端末30bから動画撮像の停止指示を受信した場合には、当該指示を受けたタイミングまでに抽出した一連のフレーム画像を動画像d33として取得する。このとき、処理実行部113は、取得した動画像d33を記憶部193に記憶させることで保存してもよい。
なお、図16に示すように、処理実行部113は、スレーブとして設定された複数の情報処理端末30b及び30cからの動画の撮像に係る指示を並行して実行することが可能である。具体的な一例として、図16に示す例では、処理実行部113は、ステップS401cで示された指示を受信したタイミングから、ステップS403bで示された指示を受信したタイミングまで、動画像d31及びd33の双方を抽出することとなる。この期間中は、処理実行部113は、サブ動画ストリームd30から抽出したフレーム画像を、動画像d31及びd33の双方を生成するために使用すればよい。
また、処理実行部113は、ステップS405bに示すように、スレーブである情報処理端末30cから静止画の撮像指示を受信した場合には、当該指示を受けたタイミングに対応するフレーム画像をサブ動画ストリームd30から抽出する。そして、処理実行部113は、抽出したフレーム画像を、当該静止画の撮像指示に基づき撮像された静止画像d35とする。このとき、処理実行部113は、取得した静止画像d35を記憶部193に記憶させることで保存してもよい。
なお、撮像装置10が、サブ動画ストリームd30の撮像を開始または停止する契機は特に限定されない。具体的な一例として、撮像装置10は、マスターである情報処理端末30aからの指示に応じて、サブ動画ストリームd30の撮像を開始または停止してもよい。また、他の一例として、撮像装置10は、画像を撮像するモードでの動作の開始時に、サブ動画ストリームd30の撮像を開始し、当該モードの終了時に、サブ動画ストリームd30の撮像を停止してもよい。
なお、上記では、サブ動画ストリームd30からの画像の抽出に係る処理を処理実行部113が実行する例について説明したが、処理実行部113に替えて撮像部191が、サブ動画ストリームd30からの画像の抽出に係る処理を実行してもよい。この場合には、撮像部191は、サブ動画ストリームd30を逐次撮像し、処理実行部113からの指示に基づき、対応するフレーム画像を当該処理実行部113に出力すればよい。
また、撮像部191に、データを記憶するための記憶領域を設けることで、当該撮像部191は、サブ動画ストリームd30から抽出した画像を、当該記憶領域に保持させてもよい。この場合には、処理実行部113は、サブ動画ストリームd30から抽出された画像を、当該記憶領域から読み出せばよい。
以上、説明したように、本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10は、マスターからの画像の撮像に係る指示に基づく画像の撮像処理とは別に、動画像をサブ動画ストリームd30として逐次取得する。そして、撮像装置10は、スレーブからの画像(即ち、動画や静止画)の撮像に係る指示を受信した場合には、当該指示に応じて、サブ動画ストリームd30中の一部のフレーム画像を、動画像または静止画像として抽出する。
以上のような構成に基づき、本実施形態に係る情報処理システムでは、撮像装置10は、各情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示に基づく各処理を並行して実行する。これにより、本実施形態に係る情報処理システムに依れば、複数の情報処理端末30からの画像の撮像に係る指示の競合を防止することが可能となる。
<4.第4の実施形態>
次に、第4の実施形態に係る情報処理システムについて説明する。まず、図17を参照して本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。図17は、本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。図17に示す例では、撮像装置10に接続された情報処理端末30a〜30dのうち、情報処理端末30aがマスターとして設定され、他の情報処理端末30b〜30dがスレーブとして設定されている。
図17に示すように、各情報処理端末30から撮像装置10に対して静止画の撮像指示が送信される場合には、これらの撮像指示として、必ずしも同じ撮像条件が指定されるとは限らない。そして、これらの撮像条件の中には、複数の撮像指示間で共有することが困難な撮像条件が含まれる。具体的な一例として、光学ズームやISO感度等のように、光学系の設定については、複数の条件を同時に満たすことが困難である。
そのため、例えば、先行して送信された情報処理端末30bからの指示に基づき撮像条件が変更された場合に、当該撮像条件が、次いで送信された情報処理端末30cからの指示に基づく画像の撮像に係る処理に反映される場合が想定される。このような場合には、情報処理端末30b及び30cそれぞれから指示された撮像条件が競合し、情報処理端末30cからの指示に基づき撮像された画像が、当該情報処理端末30cのユーザが意図した画像とはならない場合がある。
そこで、本実施形態に係る情報処理システムでは、上記に説明したような、各情報処理端末30から指示された画像の撮像条件の競合を防止することが可能な仕組みを提供する。
以降では、図18を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの詳細な動作について説明する。図18は、本実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するための概略的なシーケンス図であり、撮像装置10による、静止画像の撮像に係る一連の処理の流れの一例を示している。なお、複数の情報処理端末30のうち、いずれかをマスターとして設定する方法や、当該マスターを識別する方法は、前述した第1の実施形態と同様である。そのため、本説明では、撮像装置10が、各情報処理端末30からの指示を受けて、当該指示に基づき画像の撮像に係る処理を実行する場合の一連の動作に着目して説明することとし、その他の動作については詳細な説明は省略する。
図18に示す例は、撮像装置10が、マスターとして設定された情報処理端末30aと、スレーブとして設定された情報処理端末30b及び30cとのそれぞれから、静止画像の撮像に係る指示を受信する場合を示している。なお、以降では、図18を参照しながら、撮像装置10の、静止画の撮像指示に基づく、当該指示により指定された撮像条件に応じた動作について、当該指示の送信元がマスター及びスレーブのそれぞれの場合について説明する。
まず、図18の参照符号d41に示すように、撮像装置10は、マスターである情報処理端末30aからあらかじめ指示された撮像条件をメインの撮像条件として、当該メインの撮像条件に基づく設定を保持する。
そして、本実施形態に係る撮像装置10の処理実行部113は、ステップS501aに示すように、マスターである情報処理端末30aから静止画の撮像指示を受信した場合には、メインの撮像条件d41に基づき、撮像部191に静止画像d51を撮像させる。
一方で、処理実行部113は、スレーブである情報処理端末30から静止画の撮像指示を、撮像条件とあわせて受信した場合には、撮像部191に対して、メインの撮像条件d41から受信した撮像条件への一時的な変更と、当該撮像条件に基づく画像の撮像とを指示する。
例えば、ステップS501bに示すように、スレーブである情報処理端末30bから静止画の撮像指示を撮像条件とあわせて受信した場合には、処理実行部113は、参照符号d43に示すように、撮像部191に対して、受信した撮像条件への変更を指示する。そして、処理実行部113は、変更された撮像条件d43に基づき、撮像部191に静止画像d53を撮像させる。なお、当該静止画像d53の撮像が完了したら、処理実行部113は、撮像部191に、変更された撮像条件d43を、メインの撮像条件d41に再度変更させる。
同様に、ステップS501cに示すように、スレーブである情報処理端末30cから静止画の撮像指示を撮像条件とあわせて受信した場合には、処理実行部113は、参照符号d45に示すように、撮像部191に対して、受信した撮像条件への変更を指示する。そして、処理実行部113は、変更された撮像条件d45に基づき、撮像部191に静止画像d55を撮像させる。なお、当該静止画像d55の撮像が完了したら、処理実行部113は、撮像部191に、変更された撮像条件d45を、メインの撮像条件d41に再度変更させる。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置10は、マスターである情報処理端末30aからあらかじめ指示された撮像条件を、メインの撮像条件として、当該メインの撮像条件に基づく設定を保持する。そして、スレーブである他の情報処理端末30から静止画の撮像指示を撮像条件とあわせて受信した場合には、撮像装置10は、メインの撮像条件を受信した撮像条件に一時的に変更し、当該撮像条件に基づき画像を撮像する。そして、画像の撮像が完了すると、撮像装置10は、変更した撮像条件を、メインの撮像条件に再度変更する。
以上のような構成により、本実施形態に係る情報処理システムに依れば、撮像装置10に対して、各情報処理端末30それぞれから撮像条件を指示される状況下においても、各情報処理端末30から指示された撮像条件の競合を防止することが可能となる。
<5.第5の実施形態>
次に、第5の実施形態に係る情報処理システムについて説明する。まず、図19を参照して本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。図19は、本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明するための説明図である。図19に示す例では、撮像装置10に接続された情報処理端末30a〜30dのうち、情報処理端末30aがマスターとして設定され、他の情報処理端末30b〜30dがスレーブとして設定されている。
図19に示すように、各情報処理端末30から撮像装置10に対して拡大率の変更(ズーム)の指示が送信される状況下において、撮像装置10が、各指示に対して光学ズームに基づき拡大率を調整した場合には、複数の設定を共存させること困難である。
具体的な一例として、撮像装置10が、先行して受信した情報処理端末30bからの指示に対して、光学ズームに基づき拡大率を調整した後に、次いで受信した情報処理端末30cからの指示に対して、光学ズームに基づき拡大率を再度調整したとする。この場合には、情報処理端末30b及び30cそれぞれから指示された拡大率(ズーム)の設定が競合し、情報処理端末30cからの指示に基づき変更された拡大率は、情報処理端末30bのユーザが意図した拡大率とは限らない場合がある。
そこで、本実施形態に係る情報処理システムでは、上記に説明したような、各情報処理端末30から指示された拡大率の設定の競合を防止することが可能な仕組みを提供する。
以降では、図20を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの詳細な動作について説明する。図20は、本実施形態に係る情報処理システムの処理の流れの一例について説明するための概略的なシーケンス図であり、撮像装置10による、拡大率の設定の反映に係る一連の処理の流れの一例を示している。なお、複数の情報処理端末30のうち、いずれかをマスターとして設定する方法や、当該マスターを識別する方法は、前述した第1の実施形態と同様である。そのため、本説明では、撮像装置10が、各情報処理端末30からの指示を受けて、当該指示に基づき拡大率の変更(ズーム)に係る処理を実行する場合の一連の動作に着目して説明することとし、その他の動作については詳細な説明は省略する。
図20に示す例は、撮像装置10が、マスターとして設定された情報処理端末30aと、スレーブとして設定された情報処理端末30b及び30cとのそれぞれから、拡大率の変更(ズーム)に係る指示を受信する場合を示している。なお、以降では、図20を参照しながら、撮像装置10の、拡大率の変更(ズーム)に係る指示に基づく動作について、当該指示の送信元がマスター及びスレーブのそれぞれの場合について説明する。
20のステップS501a示すように、本実施形態に係る撮像装置10の処理実行部113は、マスターである情報処理端末30aから拡大率の変更に係る指示を受信した場合には、撮像部191に対して、光学ズームに基づく拡大率の調整を指示する。
そして、処理実行部113は、ステップS503aに示すように、光学ズームに基づき拡大率が調整された画像(即ち、ズーム画像)を撮像部191に撮像させ、当該ズーム画像d60を、指示の送信元である情報処理端末30aに提示する。
一方で、処理実行部113は、スレーブである情報処理端末30から拡大率の変更に係る指示を受信した場合には、光学ズームの設定は変更せずに、当該拡大率に基づくデジタルズーム画像を、指示の送信元である情報処理端末30に提示する。
例えば、処理実行部113は、ステップS501bに示すように、スレーブである情報処理端末30bから拡大率の変更に係る指示を受信した場合には、光学ズームの設定は変更せずに、撮像部191に画像を撮像させる。次いで、処理実行部113は、撮像部191により撮像された画像中から、情報処理端末30bから指示された拡大率に基づく画像、即ち、撮像された画像中の当該情報処理端末30bから指定された一部の拡大画像を、デジタルズーム処理に基づき抽出する。
そして、処理実行部113は、ステップS503bに示すように、デジタルズーム処理に基づき抽出されたデジタルズーム画像d61を、指示の送信元である情報処理端末30bに提示する。
同様に、処理実行部113は、ステップS501cに示すように、スレーブである情報処理端末30cから拡大率の変更に係る指示を受信した場合には、光学ズームの設定は変更せずに、撮像部191に画像を撮像させる。次いで、処理実行部113は、撮像部191により撮像された画像中から、情報処理端末30cから指示された拡大率に基づく画像、即ち、撮像された画像中の当該情報処理端末30cから指定された一部の拡大画像を、デジタルズーム処理に基づき抽出する。
そして、処理実行部113は、ステップS503cに示すように、デジタルズーム処理に基づき抽出されたデジタルズーム画像d63を、指示の送信元である情報処理端末30cに提示する。
なお、処理実行部113は、各情報処理端末30に画像を提示する(送信する)際に、当該画像に対して圧縮処理を施してもよい。この場合には、処理実行部113は、スレーブである情報処理端末30から拡大率の変更に係る指示に基づきデジタルズーム画像を提示する場合には、当該拡大率に応じて、当該デジタルズーム画像に対する圧縮処理の圧縮率を変更してもよい。
具体的な一例として、拡大率が大きい程、デジタルズーム画像の解像度(換言すると、画質)は低下する傾向にある。そのため、処理実行部113は、拡大率がより大きい程、デジタルズーム画像に対する圧縮処理の圧縮率を小さく設定してもよい。このような構成により、処理実行部113は、スレーブである情報処理端末30に対してデジタルズーム画像を出力する場合においても、拡大率の違いに関わらずに、一定の解像度(画質)のデジタルズーム画像を、各情報処理端末30に提示することが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置10は、マスターである情報処理端末30aから拡大率の変更が指示された場合には、光学ズームに基づく拡大率の調整を行う。一方で、撮像装置10は、スレーブである他の情報処理端末30から拡大率の変更が指示された場合には、デジタルズームに基づく拡大率の調整を行う。
以上のような構成により、本実施形態に係る情報処理システムに依れば、撮像装置10に対して、各情報処理端末30それぞれから拡大率の変更が指示される状況下においても、各情報処理端末30から指示された拡大率の設定の競合を防止することが可能となる。
<6.ハードウェア構成>
次に、図21を参照して、本開示の各実施形態に係る撮像装置10のハードウェア構成の一例について説明する。図21は、本開示の各実施形態に係る撮像装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。
図21に示すように、本実施形態に係る撮像装置10は、プロセッサ901と、メモリ903と、ストレージ905と、撮像デバイス911と、通信デバイス913と、バス915とを含む。また、撮像装置10は、操作デバイス907と、報知デバイス909とを含んでもよい。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)又はSoC(System on Chip)であってよく、撮像装置10の様々な処理を実行する。プロセッサ901は、例えば、各種演算処理を実行するための電子回路により構成することが可能である。なお、前述した制御部110は、プロセッサ901により実現され得る。
メモリ903は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ905は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。例えば、前述した記憶部193は、メモリ903及びストレージ905の少なくともいずれか、もしくは、双方の組み合わせにより構成され得る
操作デバイス907は、ユーザが所望の操作を行うための入力信号を生成する機能を有する。操作デバイス907は、例えばボタン及びスイッチなどユーザが情報を入力するための入力部と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、プロセッサ901に供給する入力制御回路などから構成されてよい。
報知デバイス909は、出力デバイスの一例であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどのデバイスであってよい。この場合には、報知デバイス909は、画面を表示することにより、ユーザに対して所定の情報を報知することができる。
また、他の一例として、報知デバイス909は、LED(Light Emitting Diode)のように、点灯又は点滅のパターンにより、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。また、報知デバイス909は、スピーカ等のように、所定の音響信号を出力することで、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。
撮像デバイス911は、プロセッサ901の制御に従い、レンズを介して静止画像又は動画像を撮影する機能を有する。撮像デバイス911は、撮像した画像をメモリ903やストレージ905に記憶させてもよい。なお、前述した撮像部191は、撮像デバイス911により実現され得る。
通信デバイス913は、撮像装置10が備える通信手段であり、ネットワークを介して外部装置と通信する。通信デバイス913は、有線または無線用の通信インタフェースである。通信デバイス913を、無線通信インタフェースとして構成する場合には、当該通信デバイス913は、通信アンテナ、RF(Radio Frequency)回路、ベースバンドプロセッサなどを含んでもよい。
通信デバイス913は、外部装置から受信した信号に各種の信号処理を行う機能を有し、受信したアナログ信号から生成したデジタル信号をプロセッサ901に供給することが可能である。なお、前述した第1通信部101及び第2通信部103は、当該通信デバイス913により構成され得る。
バス915は、プロセッサ901、メモリ903、ストレージ905、操作デバイス907、報知デバイス909、撮像デバイス911、及び通信デバイス913を相互に接続する。バス915は、複数の種類のバスを含んでもよい。
また、コンピュータに内蔵されるプロセッサ、メモリ、及びストレージなどのハードウェアを、上記した撮像装置10が有する構成と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能である。また、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体も提供され得る。
<7.まとめ>
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
あらかじめ優先度が設定された複数の外部装置のうち少なくともいずれかから、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して受信する受信部と、
前記画像を撮像するための撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記外部装置に設定された前記優先度に応じて制御する制御部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記複数の外部装置のうち、いずれか一の外部装置は、他の外部装置よりも優先度が高く設定され、
前記制御部は、前記指示の送信元が、前記一の外部装置と前記他の外部装置とのうちのいずれかに応じて、前記撮像部の当該指示に基づく動作を制御する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、前記一の外部装置からの前記指示を、前記他の外部装置からの前記指示よりも優先して、前記撮像部の動作を制御する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記一の外部装置からの前記指示に基づき、前記撮像部の動作を制御している場合には、前記他の外部装置からの前記指示に基づく前記撮像部の動作の制御を制限する、前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、前記一の外部装置からの前記指示のみに基づき、前記撮像部の動作を制御する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、前記指示の送信元が、前記一の外部装置と前記他の外部装置とのうちのいずれかに応じて、前記撮像部の制御内容を変更する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、前記撮像部に動画像を逐次撮像させ、前記指示の送信元が前記他の外部装置の場合には、逐次撮像された当該動画像から一部のフレーム画像を、当該指示に基づき撮像された前記画像として抽出する、前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、前記指示の送信元が前記他の外部装置の場合には、前記撮像部に、前記一の外部装置からの指示に基づきあらかじめ設定された第1の撮像条件を、当該他の外部装置から指示された第2の撮像条件に変更させて前記画像を撮像させ、当該画像の撮像後に、当該第2の撮像条件を前記第1の撮像条件に再度変更させる、前記(6)に記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記指示の送信元が前記他の外部装置の場合には、当該他の外部装置から指示された拡大率に基づき、前記撮像部に撮像された画像の少なくとも一部に対応するデジタルズーム画像を取得する、前記(6)に記載の情報処理装置。
(10)
前記複数の外部装置のうち、前記一の外部装置と、前記他の外部装置とを識別する識別部を備える、前記(2)〜(9)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(11)
前記識別部は、前記複数の外部装置のうち、所定の通信シーケンスを事前に実行した外部装置を、前記一の外部装置として識別する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記識別部は、前記複数の外部装置のうち、より近傍に位置する外部装置を、前記一の外部装置として識別する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(13)
前記識別部は、前記複数の外部装置のうち、前記情報処理装置に密着する外部装置を、前記一の外部装置として識別する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(14)
前記識別部は、前記複数の外部装置のうち、前記通信経路とは異なる他の通信経路を介して接続された外部装置を、前記一の外部装置として識別する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(15)
画像の撮像に係る指示に対して、他の装置との間であらかじめ自身に設定された優先度を関連付ける制御部と、
前記優先度が関連付けられた前記指示を、無線の通信経路を介して、前記画像の撮像に係る動作を制御する外部装置に送信する送信部と、
を備える、情報処理装置。
(16)
あらかじめ優先度が設定された複数の外部装置のうち少なくともいずれかから、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して受信することと、
プロセッサが、前記画像を撮像するための撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記外部装置の前記優先度に応じて制御することと、
を含む、情報処理方法。
(17)
プロセッサが、画像の撮像に係る指示に対して、他の装置との間であらかじめ設定された優先度を関連付けることと、
前記優先度が関連付けられた前記指示を、前記画像を撮像するための外部装置に、無線の通信経路を介して送信することと、
を含む、情報処理方法。
(18)
コンピュータに、
あらかじめ優先度が設定された複数の外部装置のうち少なくともいずれかから、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して受信することと、
前記画像を撮像するための撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記外部装置の前記優先度に応じて制御することと、
を実行させる、プログラム。
(19)
コンピュータに、
画像の撮像に係る指示に対して、他の装置との間であらかじめ設定された優先度を関連付けることと、
前記優先度が関連付けられた前記指示を、前記画像を撮像するための外部装置に、無線の通信経路を介して送信することと、
を実行させる、プログラム。
(20)
画像を撮像するための撮像部の動作を制御する制御装置と、
あらかじめ優先度が設定された複数の情報処理端末と、
を含み、
前記情報処理端末は、
画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して、前記制御装置に送信する送信部
を備え、
前記制御装置は、
前記複数の情報処理端末の少なくともいずれかから、前記指示を、前記通信経路を介して受信する受信部と、
前記撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記情報処理端末に設定された前記優先度に応じて制御する制御部と、
を備える、情報処理システム。
10 撮像装置
101 第1通信部
103 第2通信部
110 制御部
111 識別部
113 処理実行部
191 撮像部
193 記憶部
30 情報処理端末
301 第1通信部
303 第2通信部
310 制御部
390 UI
391 操作部
393 表示部

Claims (18)

  1. あらかじめ優先度が設定された複数の外部装置のうち少なくともいずれかから、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して受信する受信部と、
    前記画像を撮像するための撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記外部装置に設定された前記優先度に応じて制御する制御部と、
    を備え
    前記複数の外部装置のうち、いずれか一の外部装置は、他の外部装置よりも優先度が高く設定され、
    前記制御部は、前記他の外部装置からの指示に応じて、前記一の外部装置からの指示に基づき撮像し当該一の外部装置に送信するメイン画像よりも画素数の少ないサブ画像が前記他の外部装置に送信されるように制御する、
    情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記指示の送信元が、前記一の外部装置と前記他の外部装置とのうちのいずれかに応じて、前記撮像部の当該指示に基づく動作を制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記指示の送信元が、前記一の外部装置と前記他の外部装置とのうちのいずれかに応じて、前記撮像部の制御内容を変更する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記撮像部に前記メイン画像よりも画素数の少ない動画像を逐次撮像させ、前記指示の送信元が前記他の外部装置の場合には、逐次撮像された当該動画像から一部のフレーム画像を、当該指示に基づき撮像された前記画像として抽出し、当該画像が前記サブ画像として当該他の外部装置に送信されるように制御する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記撮像部に逐次撮像させた前記動画像から、前記他の外部装置からの前記指示に応じて一部のフレーム画像を静止画像として抽出し、当該静止画像が前記サブ画像として当該他の外部装置に送信されるように制御する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記撮像部に逐次撮像させた前記動画像から、前記他の外部装置からの前記指示に応じた期間に対応する一連のフレーム画像を動画像として抽出し、当該動画像が前記サブ画像として当該他の外部装置に送信されるように制御する、請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記指示の送信元が前記他の外部装置の場合には、当該他の外部装置から指示された拡大率に基づき、前記撮像部に撮像された画像の少なくとも一部に対応するデジタルズーム画像を取得する、請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記複数の外部装置のうち、前記一の外部装置と、前記他の外部装置とを識別する識別部を備える、請求項2〜のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記識別部は、前記複数の外部装置のうち、所定の通信シーケンスを事前に実行した外部装置を、前記一の外部装置として識別する、請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記識別部は、前記複数の外部装置のうち、より近傍に位置する外部装置を、前記一の外部装置として識別する、請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記識別部は、前記複数の外部装置のうち、前記情報処理装置に密着する外部装置を、前記一の外部装置として識別する、請求項に記載の情報処理装置。
  12. 前記識別部は、前記複数の外部装置のうち、前記通信経路とは異なる他の通信経路を介して接続された外部装置を、前記一の外部装置として識別する、請求項に記載の情報処理装置。
  13. 画像の撮像に係る指示に対して、他の装置との間であらかじめ自身に設定された優先度を関連付ける制御部と、
    前記優先度が関連付けられた前記指示を、無線の通信経路を介して、前記画像の撮像に係る動作を制御する外部装置に送信し、当該外部装置から撮像された画像を受信する通信部と、
    を備え
    前記通信部は、前記優先度が他の装置よりも低い場合に、前記撮像された画像として、当該優先度が高い他の装置からの指示に基づき撮像されるメイン画像よりも画素数の少ないサブ画像を受信する、
    情報処理装置。
  14. あらかじめ優先度が設定された複数の外部装置のうち少なくともいずれかから、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して受信することと、
    プロセッサが、前記画像を撮像するための撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記外部装置の前記優先度に応じて制御することと、
    を含み、
    前記複数の外部装置のうち、いずれか一の外部装置は、他の外部装置よりも優先度が高く設定され、
    前記他の外部装置からの指示に応じて、前記一の外部装置からの指示に基づき撮像し当該一の外部装置に送信するメイン画像よりも画素数の少ないサブ画像が前記他の外部装置に送信されるように制御される、
    情報処理方法。
  15. プロセッサが、画像の撮像に係る指示に対して、他の装置との間であらかじめ設定された優先度を関連付けることと、
    前記優先度が関連付けられた前記指示を、前記画像を撮像するための外部装置に、無線の通信経路を介して送信し、当該外部装置から撮像された画像を受信することと、
    を含み、
    前記優先度が他の装置よりも低い場合に、前記撮像された画像として、当該優先度が高い他の装置からの指示に基づき撮像されるメイン画像よりも画素数の少ないサブ画像が受信される、
    情報処理方法。
  16. コンピュータに、
    あらかじめ優先度が設定された複数の外部装置のうち少なくともいずれかから、画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して受信することと、
    前記画像を撮像するための撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記外部装置の前記優先度に応じて制御することと、
    を実行させ
    前記複数の外部装置のうち、いずれか一の外部装置は、他の外部装置よりも優先度が高く設定され、
    前記他の外部装置からの指示に応じて、前記一の外部装置からの指示に基づき撮像し当該一の外部装置に送信するメイン画像よりも画素数の少ないサブ画像が前記他の外部装置に送信されるように制御される、
    プログラム。
  17. コンピュータに、
    画像の撮像に係る指示に対して、他の装置との間であらかじめ設定された優先度を関連付けることと、
    前記優先度が関連付けられた前記指示を、前記画像を撮像するための外部装置に、無線の通信経路を介して送信し、当該外部装置から撮像された画像を受信することと、
    を実行させ、
    前記優先度が他の装置よりも低い場合に、前記撮像された画像として、当該優先度が高い他の装置からの指示に基づき撮像されるメイン画像よりも画素数の少ないサブ画像が受信される、
    プログラム。
  18. 画像を撮像するための撮像部の動作を制御する制御装置と、
    あらかじめ優先度が設定された複数の情報処理端末と、
    を含み、
    前記情報処理端末は、
    画像の撮像に係る指示を、無線の通信経路を介して、前記制御装置に送信する送信部
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記複数の情報処理端末の少なくともいずれかから、前記指示を、前記通信経路を介して受信する受信部と、
    前記撮像部の、前記指示に基づく動作を、当該指示の送信元である前記情報処理端末に設定された前記優先度に応じて制御する制御部と、
    を備え
    前記複数の情報処理端末のうち、いずれか一の情報処理端末は、他の情報処理端末よりも優先度が高く設定され、
    前記制御部は、前記他の情報処理端末からの指示に応じて、前記一の情報処理端末からの指示に基づき撮像し当該一の情報処理端末に送信するメイン画像よりも画素数の少ないサブ画像が前記他の情報処理端末に送信されるように制御する、
    情報処理システム。
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