JP6518541B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、電子機器に関するものである。
カバー取付け構造を備えた携帯端末の一例が特開2012−234944号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2012−234944号公報
落下などによって電子機器に衝撃が加わった際に、電子機器の内部に収容された対象物を覆っている蓋部が外れてしまう場合がある。対象物とは電池などである。このような蓋部を外れにくくするためには、蓋部およびその周辺の部材を硬いもので形成することが考えられる。しかし、対象物の交換のためにユーザが蓋部を開閉することもあるような状況では、ユーザによる開閉が容易にできることも求められる。すなわち、一定のユーザビリティも求められる。
そこで、本開示は、ユーザビリティを低下させることなく、衝撃時に蓋部が不所望に開いてしまうことをなるべく防止できる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に基づく電子機器は、対象物を収容する凹部である収容部を有するケース部材と、上記収容部に上記対象物が収容された状態で上記収容部を塞ぐように上記ケース部材に取り付けられる蓋部とを備え、上記蓋部は、蓋部本体と、上記蓋部本体から延在して上記ケース部材に係合するフック部とを備え、上記ケース部材は、上記フック部を収容するためのフック収容部を有し、上記フック部は、上記蓋部本体から上記フック収容部の奥に向かって延在するフック部本体と上記フック部本体から側方を向いて延在するフック部先端部とを有し、上記ケース部材は、上記フック部を上記フック収容部に収容したときに、上記フック部先端部の少なくとも一部と係合するケース第1部分と、上記フック部本体の上記フック部先端部とは逆の側に位置し、上記蓋部の一部を載せるケース第2部分とを含み、上記フック部より上記ケース第2部分の方が軟らかい。
本開示によれば、ユーザビリティを低下させることなく、衝撃時に蓋部が不所望に開いてしまうことをなるべく防止できる電子機器とすることができる。
本開示に基づく実施の形態1における電子機器の第1の斜視図である。 本開示に基づく実施の形態1における電子機器の第2の斜視図である。 本開示に基づく実施の形態1における電子機器の蓋部を少し開けた状態の斜視図である。 本開示に基づく実施の形態1における電子機器で蓋部を取り去り、電池も抜き取った状態の平面図である。 図4におけるA部の拡大図である。 図4におけるB部の拡大図である。 図4におけるA部の斜視図である。 図4におけるB部の斜視図である。 本開示に基づく実施の形態1における電子機器の蓋部を裏側から見た平面図である。 本開示に基づく実施の形態1における電子機器の蓋部の側面図である。 図9におけるXI−XI線に関する矢視断面図である。 図10における左端部の拡大図である。 図10における右端部の拡大図である。 本開示に基づく実施の形態1における電子機器の第1の蓋部第1部分の近傍の斜視図である。 本開示に基づく実施の形態1における電子機器の第2の蓋部第1部分の近傍の斜視図である。 蓋部が背面ケース部材に取り付けられた状態での第1の蓋部第1部分の近傍の第1の断面図である。 蓋部が背面ケース部材に取り付けられた状態での第1の蓋部第1部分の近傍の第2の断面図である。 蓋部が背面ケース部材に取り付けられた状態での第2の蓋部第1部分近傍の断面図である。 本開示に基づく実施の形態2における電子機器に対象物を出し入れする様子の説明図である。
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図18を参照して、本開示に基づく実施の形態1における電子機器について説明する。本実施の形態における電子機器101の外観を図1に示す。ここでは、電子機器101は携帯電話であるものとして説明するが、これはあくまで一例であって、電子機器101が携帯電話に限られるものではない。電子機器101としては、さまざまな種類の機器が想定されうる。
図1に示すように、電子機器101は、正面側に表示領域31を有する。電子機器101は、ケース部材20を備える。ケース部材20は、背面ケース部材21と、正面ケース部材22とを含む。
電子機器101の背面側が主に見えるような姿勢とした斜視図を図2に示す。背面側の一方の端部にはたとえば撮像部34が設けられていてもよい。背面ケース部材21に蓋部32が組み合わさっている。蓋部32は、電子機器101内部に収容されている電池を覆うための蓋である。ここでは、対象物は電池であるものとして説明するが、これはあくまで一例として電池を想定したものであって、対象物は電池とは限らない。対象物はたとえば記憶媒体であってもよい。対象物が電池である場合であっても、蓋部32は、電池の収容部の他に記憶媒体の着脱機構も同時に覆っていてもよい。ここで示す蓋部32の外形はあくまで一例であり、このとおりとは限らない。
蓋部32を少し開けた状態を図3に示す。図3に示したように、蓋部32にはネジ35が付いていてもよい。この場合、ネジ35は、蓋部32を固定するか否かを決定するためのネジである。ユーザがネジ35を緩めることによって蓋部32の拘束が緩み、図3に示すように蓋部32の一端を上げることができる。蓋部32の陰に収容部10に収められた電池1がわずかに見えている。蓋部32は、蓋部第1部分32a,32bを含む。背面ケース部材21の縁の一部は外枠部5となっている。外枠部5は衝撃を吸収しやすい弾性体で形成されていてもよい。
蓋部32を取り去り、電池1を抜き取った状態を図4に示す。背面ケース部材21の中央を占めるように収容部10が見えている。収容部10は電池1を収容するための凹部である。図4では、背面ケース部材21に設けられたネジ受け穴36が見えている。ネジ受け穴36はネジ35(図3参照)が入り込む穴である。図4に示すように、A部およびB部にはそれぞれフック収容部4a,4bが設けられている。A部を拡大したところを図5に示す。B部を拡大したところを図6に示す。A部、B部の斜視図を図7、図8にそれぞれ示す。
図5、図7に示されるように、A部には凹部または貫通孔としてフック収容部4aが設けられており、ケース第1部分41aとケース第2部分42aとがフック収容部4aを挟んで対向している。ケース第1部分41aもケース第2部分42aも背面ケース部材21の一部である。背面ケース部材21はケース部材20の一部であるので、ケース第1部分41aもケース第2部分42aもケース部材20の一部であるといえる。
図6、図8に示されるように、B部には凹部または貫通孔としてフック収容部4bが設けられており、ケース第1部分41bとケース第2部分42bとがフック収容部4bを挟んで対向している。ケース第1部分41bもケース第2部分42bも背面ケース部材21の一部である。背面ケース部材21はケース部材20の一部であるので、ケース第1部分41bもケース第2部分42bもケース部材20の一部であるといえる。
蓋部32を裏側から見たところを図9に示す。蓋部32の裏側とは、収容部10(図4参照)に面する側を意味する。蓋部32の蓋部第1部分32aには、フック部3aが設けられている。蓋部32の蓋部第1部分32bには、フック部3bが設けられている。蓋部32には、フック部3a,3bの他にも、第1フック部51、第2フック部52、第3フック部53、第4フック部54、第5フック部55が突出するように設けられている。ただし、ここで示しているフック部の数、配置、形状はあくまで一例であり、ここで示したものに限らない。蓋部32を図9における下方から見たところを図10に示す。図9におけるXI−XI線に関する矢視断面図を図11に示す。
図10における左端部を拡大したところを図12に示す。これは、図4におけるB部に対して組み合わさる蓋部第1部分32bに相当する。図10における右端部を拡大したところを図13に示す。これは、図4におけるA部に対して組み合わさる蓋部第1部分32aに相当する。蓋部第1部分32aの近傍の斜視図を図14に示す。蓋部第1部分32bの近傍の斜視図を図15に示す。
フック部3aは、フック部本体3a1と、フック部先端部3a2とを含む。フック部先端部3a2は、側方に向かって突出する部分である。
フック部3bは、フック部本体3b1と、フック部先端部3b2とを含む。フック部先端部3b2は、側方に向かって突出する部分である。
蓋部32が背面ケース部材21に取り付けられた状態での蓋部第1部分32a近傍の第1、第2の断面図を図16、図17にそれぞれ示す。蓋部32が背面ケース部材21に取り付けられた状態での蓋部第1部分32b近傍の断面図を図18に示す。
ここまで、フック部3a,3bが2つの蓋部第1部分32a,32bに分かれて互いに対向するように配置されていることを前提に説明してきた。ここからは、2つある蓋部第1部分32a,32bのうちの一方である蓋部第1部分32aおよびその近傍に注目して、本開示の内容を改めて整理して表現する。
本実施の形態における電子機器101は、対象物としての電池1を収容する凹部である収容部10を有するケース部材20と、収容部10に電池1が収容された状態で収容部10を塞ぐようにケース部材20に取り付けられる蓋部32とを備える(図2参照)。蓋部32は、平面視したときに収容部10とは異なる領域においてケース部材20に重なって延在する蓋部第1部分32aを有する(図3参照)。蓋部32は、蓋部本体と、蓋部本体から延在してケース部材20に係合するフック部3aとを備える。蓋部第1部分32aは蓋部本体の一部である。フック部3aは、蓋部本体の中でも特に蓋部第1部分32aから延在する。(図13、図14参照)。ケース部材20は、フック部3aを収容するためのフック収容部4aを有する(図5、図7参照)。フック部3aは、蓋部本体からフック収容部4aの奥に向かって延在するフック部本体3a1とフック部本体3a1から側方を向いて延在するフック部先端部3a2とを有する。ケース部材20は、フック部3aをフック収容部4aに収容したときに、フック部先端部3a2の少なくとも一部と係合するケース第1部分41aと、フック部本体3a1のフック部先端部3a2とは逆の側に位置し、蓋部32の一部を載せるケース第2部分42aとを含む。ケース第1部分41aとケース第2部分42aとはフック収容部4aを挟んで互いに対向している。フック部3aよりケース第2部分42aの方が軟らかい。
ここでいう「AよりBの方が軟らかい」とは、Aを構成する材料とBを構成する材料とでヤング率を比較して、Bを構成する材料のヤング率の方がより小さいという構成であってもよい。あるいは、材料そのものの特性だけでなくA,B各部の形状も加味して、Bの方がより変形しやすいという構成であってもよい。これは、AとBとを押し当てたときにどちらが大きく変形するかという意味で判断してもよい。フック部3aよりケース第2部分42aの方が軟らかいという場合、たとえばフック部3aがケース第2部分42aにぶつかるような経路で相対的に進行させたときにフック部3aに押されてケース第2部分42aが変形し、フック部3aの通過を許容するという構成であってもよい。
蓋部第1部分32aおよびケース第2部分42aはいずれも樹脂で形成してよい。たとえば蓋部第1部分32aはポリカーボネート(PC)で形成し、ケース第2部分42aは熱可塑性ポリウレタン(TPU)で形成してもよい。材料をこのような組合せにした場合、蓋部第1部分32aよりケース第2部分42aの方が軟らかい構成となる。ここで挙げた材料の組合せはあくまで一例であって、これに限るものではない。
(作用・効果)
本実施の形態では、ケース第1部分41aとケース第2部分42aとがフック収容部4aを挟んで互いに対向する位置関係にあり、フック部3aよりケース第2部分42aの方が軟らかい構成となっているので、ユーザビリティを低下させることなく、衝撃時に蓋部が不所望に開いてしまうことをなるべく防止できる電子機器とすることができる。
本実施の形態で示したように、ケース部材20は、平面視したとき長方形であり、ケース部材20に蓋部32を取り付けたときにフック部3aが位置するのは、ケース部材20の隅部であることが好ましい。ここでいう「長方形」とは略長方形の形状を含む。ここでは、フック部3aは蓋部32のうち蓋部第1部分32aに設けられているので、蓋部第1部分32aがケース部材20の隅部に重なる。フック部3aが長方形のケース部材20の隅部にあれば、蓋部32のフック部3aによるケース部材20への固定が効果的に行なえる。
なお、図16、図17において、図中右側がフック部3aの前側であって図中左側がフック部3aの後ろ側であるとする。フック部本体3a1の後ろ側の面とケース第2部分42bの側面との間の距離すなわち逃げ代は最大値となっている。逃げ代の最大値Gは、たとえば0.4mmである。図16、図17のいずれにおいてもフック部先端部3a2が張出部43aに掛かっているが、図17においてはその掛かっている距離すなわち掛かり代は最大値となっている。掛かり代の最大値Cは、たとえば0.4mmである。
ここで例示したように、ケース第1部分41aは、フック部先端部3a2の少なくとも一部と重なるように張り出した張出部43aを有することが好ましい。このように張出部43aを有する構成であれば、簡単な構造でフック部先端部3a2を係合させることができる。
フック部先端部3a2と張出部43aとの掛かり代の最大値Cと、フック部本体3a1とケース第2部分42bとの間の間隙の最大値Gとが等しいことが好ましい。この構成を採用することにより、ユーザビリティを確保しつつ、衝撃時に蓋部が不所望に開きにくい電子機器とすることができる。
本実施の形態で図16、図17に示したように、フック部本体3a1は、フック部先端部3a2とは逆の側においてフック部先端部3a2から遠ざかるほど蓋部本体から見た高さが減るように傾斜していることが好ましい。図16、図17においては、蓋部第1部分32aは、蓋部本体の一部である。この構成を採用することにより、ユーザが蓋部32を開閉しようとする際には、フック部3aが円滑にフック収容部4aに出入りすることができる。
なお、フック部3aのヤング率よりケース第2部分42aのヤング率の方が小さいことが好ましい。ヤング率の大小関係がこのようになっていれば、蓋部32の開閉の際にフック部3aがケース第2部分42aと干渉しても、ケース第2部分42aが変形してフック部3aを通過させることができるので、蓋部32の開閉を円滑に行なうことができる。
なお、ケース第1部分41aよりケース第2部分42aの方が軟らかいことが好ましい。たとえばケース第1部分41aはポリカーボネート(PC)で形成し、ケース第2部分42aは熱可塑性ポリウレタン(TPU)で形成してもよい。この構成を採用することにより、ユーザビリティを低下させることなく、衝撃時に蓋部が不所望に開いてしまうことをなるべく防止できる電子機器とすることができる。
ケース第1部分41aのヤング率よりケース第2部分42aのヤング率の方が小さいことが好ましい。ヤング率の大小関係がこのようになっていれば、ケース第1部分41aの剛性を保ちつつ、ケース第2部分42aが適宜変形することができるので、蓋部32の開閉を円滑に行なうことができる。
本実施の形態では、蓋部第1部分32aおよびその近傍に注目して説明したが、1つの電子機器の中にこのような条件を満たす蓋部第1部分32aおよびその近傍の構造が複数組設けられていてもよい。
蓋部第1部分32a、ケース第1部分41a、ケース第2部分42a、フック部3a、フック収容部4aに関してここまで説明してきたのと同様の関係が、蓋部第1部分32b、ケース第1部分41b、ケース第2部分42b、フック部3b、フック収容部4bにおいても成り立っていることは好ましい。図4、図9、図11などに示したように、複数の蓋部第1部分の間でフック部先端部が互いに対向する向きとなることは好ましい。
なお、図9〜図18に示すように、蓋部本体は、平面視したときに長手方向を有する形状を有し、蓋部端部を有し、蓋部本体において前記長手方向に平行な中心線を想定したとき、蓋部端部は、この中心線に近づくにつれてケース部材20から遠ざかるように傾斜する蓋部斜面を含み、フック部3aは前記蓋部斜面に配置されており、フック部先端部3a2はフック部本体3a1から前記中心線の側を向くように延在していることが好ましい。ここでいう「長手方向を有する形状」とは、たとえば略長方形であってもよく、図9に示すように長方形から半島状に突出する部分を備えた形状であってもよい。ここでいう「中心線」は、図9において図示はしていないが、ひくとしたら蓋部32中心を通るように上下方向にひかれる直線である。図9、図10および図13、図14などに示した例でいえば、「蓋部斜面」とは、蓋部第1部分32aが傾斜している部分である。このような構成を採用することにより、フック部先端部3a2は蓋部斜面の高さが増す側を向いて延在することとなるので、フック部先端部3a2の先端にいくほどフック部先端部3a2と蓋部本体との間が広がることとなり、フック部3aは使いやすいものとなる。これにより、フック部先端部3a2を限られたスペース内に有効に配置することができる。ここでは、蓋部第1部分32aに存在するフック部3aに注目して説明したが、蓋部第1部分32bに存在するフック部3bについても同様のことがいえる。これらの両方においてほぼ対称な形状となっていてもよい。その場合、図9〜図11に示すように、中心線を挟んでフック部3aのフック部先端部3a2とフック部3bのフック部先端部3b2とが、互いに対向する関係となっていてもよい。蓋部本体が蓋部端部に蓋部斜面を有する場合、この蓋部斜面が存在することによって蓋部本体は、断面図で見たときに湾曲形状を含んでいてもよい。たとえば、図10、図11に示すように、蓋部本体の全体または両端部が緩やかに湾曲する形状であってもよい。蓋部本体には部分的に平坦な部分があってもよい。図10、図11に示した例では、蓋部本体の中央部分はほぼ平坦であるが、蓋部本体の一部として2つ存在する蓋部第1部分32a,32bが湾曲している。蓋部斜面は、断面図で見たときに弓なりの曲線となるような湾曲形状に限らず断面図で見たときに直線または折れ線となるような形状であってもよい。
(実施の形態2)
(構成)
図19を参照して、本開示に基づく実施の形態2における電子機器について説明する。本実施の形態における電子機器は、基本的構成に関しては、実施の形態1で説明した電子機器101と同じである。ただし、以下の点が注目される。
図19に示すように、対象物としての電池1は、互いに逆の端である第1端部1aと第2端部1bとを有し、電池1は、収容部10から取り出す際に収容部10に収まっている状態の第2端部1bを回転軸として回動させることによって第1端部1aを収容部10から取り出すことができ、フック収容部4a,4bは、電池1の第1端部1aに近い側のケース部材20の隅に設けられている。
電池1は、第1端部1aに第1係合部63を備える。第1係合部63は、スライド部材61と係合するものである。電池1は、第2端部1b側の2つの隅に第2係合部64を備える、背面ケース部材21は、略長方形の収容部10の2つの隅に第3係合部65を備える。第3係合部65は、第2係合部64と係合するものである。図19では、背面ケース部材21における第1フック部51、第2フック部52、第3フック部53、第4フック部54、第5フック部55が収まる部分については、図示省略している。
ユーザが電池1を収容部10に設置しようとするときには、電池1の第2端部1bの第2係合部64を収容部10の第3係合部65に突き当て、この状態で、矢印91に示すように第2端部1bを回転軸として回動させることによって第1端部1aを収容部10に押し込む。そして、スライド部材61をスライド軌道62に沿って動かすことによって電池1をロックする。
ユーザが電池1を収容部10から取り出そうとするときには、スライド部材61をスライド軌道62に沿って動かすことによって電池1のロックを解除し、矢印91に示すように第2端部1bを回転軸として回動させることによって第1端部1aを収容部10から引き起こす。図19に示すように第1端部1aを収容部10からある程度引き起こした状態では、第2端部1bを収容部10から引き抜くことができる。
(作用・効果)
電子機器にこのような構成が備わっている場合には、衝撃時に電池1の第2端部1bよりも第1端部1aが先に外に出ようとする傾向があるが、本実施の形態では、そのような第1端部1aに近い側のケース部材20の隅にフック収容部4a,4bが設けられているので、衝撃時に蓋部が不所望に開いてしまうことをより効果的に防止することができる。
なお、本実施の形態で説明した構成は、実施の形態1における電子機器101には備わっていないというわけではない。実施の形態1で説明した電子機器101にも同じ構成が備わっていてもよい。
ここまでの実施の形態では、蓋部32として、図2、図3、図9に示すように、略長方形でありつつ、四隅において長手方向に沿って突出する突起を備えた形状のものを示してきたが、これはあくまで一例であって、蓋部の形状はこれに限らない。たとえば蓋部の外形はより単純な長方形であってもよい。蓋部の形状としては、さまざまな形状が想定されうる。
図3に示した例では、蓋部32は1ヶ所にネジ35を締め込むことによって固定する構造となっていたが、これはあくまで一例であって、このようなネジ35の存在は必須ではない。図3に示した例では、ネジ35は中心線上の1ヶ所に設けられているが、ネジを設ける箇所は異なる箇所であってもよい。また、ネジの数は1ヶ所とは限らない。複数箇所にこのようなネジを設けた構成であってもよい。蓋部にはネジはなくてもよい。ネジ以外の手段によって蓋部を固定するということもありうる。
なお、上記実施の形態のうち複数を適宜組み合わせて採用してもよい。
なお、ここまで「電子機器」という用語を用いて説明したが、電子機器は、たとえば携帯電話、携帯情報端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、テレビ受像機、携帯音楽プレーヤー、CDプレーヤー、DVDプレーヤー、電子辞書、電子書籍リーダー、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ラジオ受信機、ナビゲーションシステムなどを含む広い概念である。携帯電話または携帯情報端末の概念にはスマートフォンが含まれる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 電池、1a 第1端部、1b 第2端部、3a,3b フック部、3a1,3b1 フック部本体、3a2,3b2 フック部先端部、4a,4b フック収容部、5 外枠部、10 収容部、20 ケース部材、21 背面ケース部材、22 正面ケース部材、31 表示領域、32 蓋部、32a,32b 蓋部第1部分、34 撮像部、35 ネジ、36 ネジ受け穴、41a,41b ケース第1部分、42a,42b ケース第2部分、43a,43b 張出部、51 第1フック部、52 第2フック部、53 第3フック部、54 第4フック部、55 第5フック部、61 スライド部材、62 スライド軌道、63 第1係合部、91 矢印、101 電子機器。

Claims (9)

  1. 対象物を収容する凹部である収容部を有するケース部材と、
    前記収容部に前記対象物が収容された状態で前記収容部を塞ぐように前記ケース部材に取り付けられる蓋部とを備え、
    前記蓋部は、蓋部本体と、前記蓋部本体から延在して前記ケース部材に係合するフック部とを備え、
    前記ケース部材は、前記フック部を収容するためのフック収容部を有し、
    前記フック部は、前記蓋部本体から前記フック収容部の奥に向かって延在するフック部本体と前記フック部本体から側方を向いて延在するフック部先端部とを有し、
    前記ケース部材は、前記フック部を前記フック収容部に収容したときに、前記フック部先端部の少なくとも一部と係合するケース第1部分と、前記フック部本体の前記フック部先端部とは逆の側に位置し、前記蓋部の一部を載せるケース第2部分とを含み、
    前記フック部より前記ケース第2部分の方が軟らか
    前記対象物は、互いに逆の端である第1端部と第2端部とを有し、
    前記対象物は、前記収容部から取り出す際に前記収容部に収まっている状態の第2端部を回転軸として回動させることによって前記第1端部を前記収容部から取り出すことができ、
    前記フック収容部は、前記対象物の前記第1端部に近い側の前記ケース部材の隅に設けられている、電子機器。
  2. 前記ケース部材は、平面視したとき長方形であり、前記ケース部材に前記蓋部を取り付けたときに前記フック部が位置するのは、前記ケース部材の隅部である、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記フック部本体は、前記フック部先端部とは逆の側において前記フック部先端部から遠ざかるほど前記蓋部本体から見た高さが減るように傾斜している、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記ケース第1部分は、前記フック部先端部の少なくとも一部と重なるように張り出した張出部を有する、請求項1からのいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記フック部先端部と前記張出部との掛かり代の最大値と、前記フック部本体と前記ケース第2部分との間の間隙の最大値とが等しい、請求項に記載の電子機器。
  6. 前記フック部のヤング率より前記ケース第2部分のヤング率の方が小さい、請求項1からのいずれかに記載の電子機器。
  7. 前記ケース第1部分より前記ケース第2部分の方が軟らかい、請求項1からのいずれかに記載の電子機器。
  8. 前記ケース第1部分のヤング率より前記ケース第2部分のヤング率の方が小さい、請求項に記載の電子機器。
  9. 前記蓋部本体は、平面視したときに長手方向を有する形状を有し、蓋部端部を有し、
    前記蓋部本体において前記長手方向に平行な中心線を想定したとき、前記蓋部端部は、前記中心線に近づくにつれて前記ケース部材から遠ざかるように傾斜する蓋部斜面を含み、前記フック部は前記蓋部斜面に配置されており、前記フック部先端部は前記フック部本体から前記中心線の側を向くように延在している、請求項1からのいずれかに記載の電子機器。
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