実施の形態1
以下本実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係る情報処理システムを説明する説明図である。本実施の形態に係る録画装置(情報処理装置)1は、テレビジョン放送により放送された番組を録画する装置である。録画装置1は、テレビジョン受信機又はプロジェクタ等の表示装置2に接続されている。送信機3は各種の操作ボタンによりユーザからの指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて録画装置1を操作する操作信号を録画装置1へ送信する。録画装置1は送信機3から送信された操作信号を受信し、受信した操作信号に基づいて表示装置2に番組情報を表示する。番組情報とは番組に関する情報であり、例えば録画番組、番組サイトへのリンク、番組の出演者、番組を放送する放送局、番組のタイトル、番組のメールアドレス、放送局の電話番号、放送局の住所、番組に関する地名又は番組に登場する商品等である。すなわち、番組情報とは、録画装置1が提供する一又は複数の情報である。なお、録画装置1が提供する一又は複数の情報とは番組の内容に限られず、録画装置1に関する装置関連情報でもよい。装置関連情報とは例えば、サーバ5に録画装置1に係るユーザを登録するための登録番号である。なお、録画装置1は場合により、表示装置2と一体であってもよい。
録画装置1は番組情報から情報端末装置4で利用可能な利用可能情報を抽出する。利用可能情報とは例えば、番組サイトへのリンク又は番組の出演者等である。録画装置1は抽出した利用可能情報を画像処理又は任意の情報処理によりマーク(記号)に変換し、変換したマークを表示装置2に表示させる。マークとは例えば、QRコード(登録商標)、バーコード又は利用可能情報を所定のアルゴリズムで画像処理することにより変換される画像、非可視光で表示される映像等である。なお、本実施形態では番組情報から番組サイトへのリンクを抽出するが、ユーザに対する登録番号等を抽出してもよい。
情報端末装置4は例えば、携帯電話、スマートフォン又はパーソナルコンピュータ等であり、表示装置2に表示されたマークを撮像し、撮像したマークを利用可能情報に変換する。情報端末装置4はインターネット、LAN(Local Area Network)又は携帯電話網等の通信網Nによりサーバ5に相互に接続されている。なお、録画装置1は通信網Nによりサーバ5及び情報端末装置4に相互に接続されていてもよい。情報端末装置4は変換した利用可能情報をサーバ5へ出力する。例えば、情報端末装置4はマークを番組サイトへのリンクに変換し、変換した番組サイトへのリンクをサーバ5へ出力する。
サーバ5はプラットフォーム、サーバコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等である。サーバ5は情報端末装置4から利用可能情報を取得する。サーバ5は取得した利用可能情報に対応するサービスを情報端末装置4へ出力する。例えば、サーバ5は情報端末装置4から番組サイトへのリンクを取得した場合、番組サイトの画面を情報端末装置4へ出力する。情報端末装置4は番組サイトの画面をサーバ5から取得し、取得した番組サイトの画面を表示する。
以下、本実施形態に係る情報処理システムの詳細を説明する。図2は録画装置1のハードウェア群を示すブロック図である。図2に示す録画装置1は予約装置10、光ディスクドライブ180及びHDD(Hard Disc Drive)181を備える。予約装置10はCPU(Central Processing Unit)11、記憶部12、RAM13、受信部14、インターフェイス15、チューナ16、計時部(時計部)17及びIF部18を備える。
CPU11は、バスを介してハードウェア各部と接続されている。CPU11は例えば一もしくは複数のCPU又はマルチコアCPU等を備える。CPU11は、記憶部12に記憶されたプログラム12Pに従いハードウェアの各部を制御する。
記憶部12は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部12にはCPU11が処理を行う際に必要とする種々のデータ、番組情報DB121、利用可能情報DB122及びプログラム12Pを格納する。
RAM13は例えばSRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等である。RAM13は、記憶部としても機能し、CPU11による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
受信部14は送信機3からの信号を受信する。受信部14は、ユーザによって操作された送信機3から信号を受信し、CPU11は、受信部14が受信した信号に応じた処理を実行する。IF部18はインターフェイスであり、HDD181に接続され、HDD181との間で信号の送受信を行う。
チューナ16は図示しないアンテナに接続され、アンテナを通じて、テレビジョン放送による放送信号を受信する。CPU11は受信した放送信号をチューナ16から取得し、取得した放送信号をデコードすることにより映像信号を生成する。CPU11は生成した映像信号をエンコードして動画(番組)に変換する。CPU11は変換した番組をHDD181に記憶する。またチューナ16は放送信号を介して提供される番組表60(図7参照)を受信する。番組表60には番組、番組情報に対応するタグ、番組に関する情報を示す番組情報等が記憶されている。タグとは番組情報を分類するための種別であり、例えばリンク、出演者、放送局、タイトル、ストーリー又は登録番号等が記憶される。
インターフェイス15は、例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)又はCEC(Consumer Electronics Control)の規格に従った制御データを表示装置2との間で送受信する。計時部17は、例えば現在の時点における時刻を計時し、CPU11の要求に従って、計時結果をCPU11に出力する。
図3は番組情報DB121に格納されているデータの一例を示す図である。番組情報DB121は番組情報等を記憶するデータベースである。番組情報DB121は番組列、番組情報列及びタグ列等を備える。番組列には番組の名称が記憶される。番組情報列には番組に関連する番組情報が記憶される。タグ列には番組情報に対応するタグが記憶される。番組、タグ及び番組に関連する番組情報は番組表60に含まれており、CPU11は番組表60を受信した場合、番組、タグ及び番組に関連する番組情報を番組情報DB121に記憶する。なお、各列の情報は互いに対応づけられている。
図4は利用可能情報DB122に格納されているデータの一例を示す図である。利用可能情報DB122は番組情報が利用可能情報であるか否か等を記憶するデータベースである。利用可能情報DB122はタグ列及び利用可能列等を備える。タグ列には番組情報に対応するタグが記憶される。利用可能列には番組情報に対応するタグが利用可能タグであるか否かが記憶される。利用可能列が「○」であった場合、番組情報に対応するタグが利用可能タグであることを示す。利用可能列が「×」であった場合、番組情報に対応するタグが利用可能タグでないことを示す。番組情報に対応するタグが利用可能タグであった場合、CPU11は番組情報を利用可能情報であると判断する。タグ列及び利用可能列は予め登録されている。なお、各列の情報は互いに対応づけられている。
図5は情報端末装置4のハードウェア群を示すブロック図である。図5に示す情報端末装置4は、CPU41、記憶部42、RAM43、入力部44、表示部45、通信部46及び撮像部47を備える。CPU41及びRAM43の作用及び動作は、録画装置1のCPU11及びRAM13の作用及び動作と同様であるため、簡潔のため記載を省略する。
記憶部42は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部42にはCPU41が処理を行う際に必要とする種々のデータ及びプログラム42Pを格納する。
入力部44はタッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU41へ出力する。表示部45はCPU41から出力された画像データを出力する。表示部45は例えば液晶画面である。通信部46は、例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網Nを介して各種情報を情報端末装置4との間で送受信する。
撮像部47は例えばCCDカメラ又はCMOSカメラ等であり、CCD又はCOMS等を介して入力された光信号を光電変換することにより画像データを取得する。
図6はサーバ5のハードウェア群を示すブロック図である。図6に示すサーバ5は、CPU51、記憶部52、RAM53、入力部54、表示部55及び通信部56を備える。CPU51及びRAM53の作用及び動作は、録画装置1のCPU11及びRAM13の作用及び動作と同様であるため、簡潔のため記載を省略する。
記憶部52は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部52にはCPU51が処理を行う際に必要とする種々のデータ及びプログラム52Pを格納する。
入力部54はマウス又はキーボード等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU51へ出力する。表示部55はCPU51から出力された画像データを出力する。表示部55は例えば液晶画面である。通信部56は、例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網Nを介して各種情報を情報端末装置4との間で送受信する。
図7は番組表60を表示するための番組表画面6を説明する説明図である。図8は番組表画面6の一部を拡大した拡大図である。番組表画面6は左上に番組情報欄61を備える。番組情報欄61は上部に設けられたリンク611と、リンク611の下部に設けられたリンク612と、リンク612の下部に設けられたリンク613と、リンク613の下部に設けられたリンク614と、リンク614の左下部に設けられたマーク615と、マーク615の下部に設けられたマーク616と、マーク615の右部に設けられたマーク617と、マーク615の右下部に設けられたマーク618とを備える。
番組情報欄61は番組情報を表示するための欄である。リンク611は例えば、パーソナルコンピュータ用の番組のホームページを表示するためのURLである。リンク612は例えば、スマートフォン用の番組のホームページを表示するためのURLである。リンク613及び614は例えば、番組のSNS(Social Networking Service)を表示するためのURLである。マーク615はリンク611を変換したQRコードである。マーク616はリンク612を変換したQRコードである。マーク617はリンク613を変換したQRコードである。マーク618はリンク614を変換したQRコードである。
番組表画面6の動作は以下の通りである。CPU11は番組表60をチューナ16で受信し、受信した番組表60を表示装置2に表示させる。ユーザが番組表60内の番組Aを送信機3により選択した場合、CPU11は番組表画面6に番組情報欄61を表示させる。CPU11は番組情報DB121を参照し、番組Aに関連する「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」をリンク611、612、613及び614に表示する。CPU11は番組情報DB121及び利用可能情報DB122を参照する。CPU11は、「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」に対応するタグ「リンク」が「O」であるため、タグ「リンク」が利用可能タグであると判断する。CPU11はタグ「リンク」に対応づけられた「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」を抽出する。CPU11は「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」の夫々をエンコード等によりマーク615、616、617及び618に変換する。CPU11は変換したマーク615、616、617及び618を番組情報欄61に表示させる。
図9は情報処理システムの動作を説明するための説明図である。以下、本実施形態における情報端末装置4及びサーバ5側の処理を説明する。CPU11が表示装置2にマーク615、616、617及び618を表示させた後、ユーザは例えば情報端末装置4の撮像部47でマーク616を撮像する。情報端末装置4のCPU41は撮像したマーク616にエンコード等の処理を行うことで「リンクB」に変換する。CPU41は変換した「リンクB」を表示部45のリンク511に表示する。
ユーザが入力部44で「リンクB」のリンク511をタッチした場合、CPU41は「リンクB」の選択を受け付ける。CPU41は選択を受け付けたリンクBをサーバ5に通信部46から出力する。サーバ5のCPU51は「リンクB」を通信部56で情報端末装置4から取得する。CPU51はスマートフォン用の番組Aのホームページを通信部56から情報端末装置4へ出力する。CPU41はスマートフォン用の番組Aのホームページを通信部46でサーバ5から取得する。CPU41はスマートフォン用の番組Aのホームページを表示部45に表示する。
図10は録画装置1におけるマークを表示するマーク表示処理の処理手順を示したフローチャートである。録画装置1のCPU11は番組表60をチューナ16で受信し、受信した番組表60を表示装置2に表示させる(ステップS11)。CPU11は番組の選択を受け付ける(ステップS12)。CPU11は番組情報DB121を参照し、選択を受け付けた番組に関連する一又は複数の番組情報を番組情報欄61に表示させる(ステップS13)。CPU11は番組情報DB121及び利用可能情報DB122を参照し、タグ及び利用可能タグに基づいて一又は複数の番組情報から一又は複数の利用可能情報を抽出する(ステップS14)。CPU11は抽出した一又は複数の利用可能情報をエンコード等の一又は複数のマークに変換する(ステップS15)。CPU11は変換した一又は複数のマークを番組情報欄61に表示させ(ステップS16)、処理を終了する。
図11は情報端末装置4及びサーバ5側における利用可能情報を表示する番組情報表示処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU41は撮像部47で表示装置2に表示されたマークを撮像する(ステップS21)。CPU41は撮像部47で撮像したマークを利用可能情報に変換する(ステップS22)。CPU41は変換した利用可能情報を表示部45に表示する(ステップS23)。CPU41は利用可能情報の選択を入力部44で受け付ける(ステップS24)。
CPU41は選択を受け付けた利用可能情報をサーバ5へ通信部46から出力する(ステップS25)。CPU51は利用可能情報を通信部56で情報端末装置4から取得する(ステップS26)。CPU51はURL画面を通信部56から情報端末装置4へ出力する(ステップS27)。CPU41はURL画面を通信部46でサーバ5から取得する(ステップS28)。CPU41は表示部45にURL画面を表示し(ステップS29)、処理を終了する。
本実施形態によれば、ユーザが撮像部47でマークを撮像することで容易に利用可能情報を利用することができる。
なお、番組情報欄61に番組情報を表示する際、マークを表示するか否かを選択させてもよい。選択方法は例えば、CPU11が別のウィンドウを表示させ、ウィンドウ内にQRコードを表示するか否かを選択するYES又はNOのボタンを表示させる。ユーザが送信機3でYESを選択した場合、CPU11は番組情報欄61にマークを表示することを禁止する。あるいは送信機3の任意のボタンを所定の時間以上押下することで番組情報欄61にマークを表示することを禁止してもよい。所定の時間とは例えば5秒である。
また本実施形態ではマークを番組表画面6に表示させたが、マークは番組の録画予約を行う録画予約画面(図示せず)、録画した番組を再生する再生画面(図示せず)又は録画した番組を表示する番組表示画面(図示せず)等の任意の画面に表示させることができる。
実施の形態2
実施の形態2はマークを番組情報欄61にポップアップさせる実施形態である。以下本発明の実施の形態2をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図12は番組表画面6の一部を拡大した拡大図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。
図12Aはマークをポップアップさせる前の番組表画面6を示す説明図である。図12Bはマークをポップアップさせた後の番組表画面6を示す説明図である。ユーザが番組表60内の番組Aを送信機3により選択した場合、図12Aに示すようにCPU11は番組表画面6にリンク611から614を含む番組情報欄61を表示させる。ユーザは送信機3でリンク611を選択した場合、CPU11は「リンクA」のリンク611をマーク615に変換する。CPU11は、図12Bに示すようにリンク611の右部に変換したマーク615をポップアップで表示させる。
図13は本実施形態におけるマーク表示処理の処理手順を示したフローチャートである。ステップS11〜S14の処理は上述の実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU11はステップS14の処理を終了した後、利用可能情報の選択を受け付ける(ステップS31)。CPU11は選択した利用可能情報をマークに変換する(ステップS32)。CPU11は変換したマークを番組情報欄61にポップアップで表示させ(ステップS33)、処理を終了する。
本実施形態によれば、ポップアップさせることで必要なマークを表示させ、ユーザが必要としないリンクを変換したマークを撮像することを防止できる。
実施の形態3
実施の形態3は複数の利用可能情報を一のマークに変換し、変換した一のマークを番組情報欄61に表示させる実施形態である。以下本発明の実施の形態3をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図14は番組表画面6の一部を拡大した拡大図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。番組表画面6はリンク614の下部にマーク619を備える。マーク619はリンク611から614を変換したマークである。
ユーザが番組表60内の番組Aを送信機3により選択した場合、CPU11は番組情報DB121を参照し、番組Aに関連する「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」をリンク611、612、613及び614に表示する。CPU11は、「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」に対応するタグ「リンク」が「O」であるため、タグ「リンク」が利用可能タグであると判断する。CPU11はタグ「リンク」に対応づけられた「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」を抽出する。CPU11は複数の「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」をエンコード等の処理を行うことで一のマーク619に変換する。CPU11は変換したマーク619を番組情報欄61に表示させる。
図15は情報処理システムの動作を説明するための説明図である。リンク511から514は夫々、リンク611から614と同様のURLである。CPU11が表示装置2にマーク619を表示させた後、ユーザは例えば情報端末装置4の撮像部47でマーク619を撮像する。情報端末装置4のCPU41は撮像したマーク619にデコード等の処理を行うことで「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」に変換する。CPU41は変換した「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」を表示部45のリンク511から514に表示する。以下、実施の形態1と同様の処理であり、簡潔のため記載を省略する。
図16は本実施形態におけるマーク表示処理の処理手順を示したフローチャートである。ステップS11〜S12の処理は上述の実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU11はステップS12の処理を終了した後、複数の番組情報を番組情報欄61に表示させる(ステップS41)。CPU11は番組情報DB121及び利用可能情報DB122を参照し、複数の番組情報から複数の利用可能情報を抽出する(ステップS42)。CPU11は抽出した複数の利用可能情報を一のマークに変換する(ステップS43)。CPU11は変換した一のマークを番組情報欄61に表示させ(ステップS44)、処理を終了する。
図17は本実施形態における番組情報表示処理の処理手順を示したフローチャートである。ステップS24〜S29の処理は上述の実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU41は撮像部47で表示装置2に表示された一のマークを撮像する(ステップS51)。CPU41は撮像部47で撮像した一のマークを複数の利用可能情報に変換する(ステップS52)。CPU41は変換した複数の利用可能情報を表示部45に表示し(ステップS53)、処理をステップS24に移す。
本実施形態によれば、複数のリンクを一のマークに変換し、変換した一のマークを撮像部47で撮像することでまとめて複数のリンクを情報端末装置4の表示部45に表示させることができるため、さらに利便性が向上する。
実施の形態4
実施の形態4は登録番号を示すマークを表示する実施形態である。以下本発明の実施の形態4をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図18は登録番号を表示した登録画面7を示す説明図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。登録画面7は中央部に登録番号欄71と、登録番号欄71の右部に設けられたマーク72とを備える。
登録番号欄71は登録番号を表示するための欄である。マーク72は登録番号及び登録番号を入力する入力画面8(図21参照)に転送するための転送リンクを変換した記号である。
以下、登録画面7の動作を説明する。CPU11は登録番号欄71に登録番号「1111・・・」を表示させる。CPU11は記憶部12に記憶された転送リンクを読み出す。CPU11は登録番号「1111・・・」に対応するタグ「登録番号」が「○」であるため、タグ「登録番号」が利用可能タグであると判断する。CPU11は登録番号「1111・・・」を抽出する。CPU11は登録番号「1111・・・」及び転送リンクをエンコード等によりマーク72に変換し、変換したマーク72を登録画面7に表示させる。
CPU11が表示装置2にマーク72を表示させた後、ユーザは例えば情報端末装置4の撮像部47でマーク72を撮像する。情報端末装置4のCPU41は撮像したマーク72にデコード等の処理を行うことで登録番号「1111・・・」及び転送リンクに変換する。CPU41は転送リンクに基づいて入力画面8の要求をサーバ5に通信部46から出力する。CPU51は入力画面8の要求を通信部56で情報端末装置4から取得する。CPU51は入力画面8を通信部56から情報端末装置4へ出力する。CPU41は入力画面8を通信部46でサーバ5から取得する。CPU41はスマートフォン用の番組Aのホームページを表示部45に表示する。
図19は入力画面8を示す説明図である。入力画面8は中央部に設けられた登録番号入力欄81と、登録番号入力欄81の右下に設けられた決定ボタン82とを備える。
CPU41は登録番号入力欄81に登録番号「1111・・・」の入力を受け付ける。ユーザが決定ボタン82を入力部44で入力した場合、CPU41は記憶部42に予め記憶されたユーザIDを読み出す。ユーザIDとは情報端末装置4に係るユーザの識別情報である。CPU41は読みだしたユーザID及び登録番号「1111・・・」をサーバ5に通信部46から出力する。CPU51はユーザID及び登録番号「1111・・・」を通信部56で情報端末装置4から取得する。CPU51はユーザID及び登録番号「1111・・・」を記憶部52に記憶することで録画装置1と情報端末装置4に係るユーザとを紐づけ、処理を終了する。
図20は本実施形態におけるマーク表示処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU11は登録番号欄71に登録番号を表示させる(ステップS61)。CPU11は記憶部12に記憶された転送リンクを読み出す(ステップS62)。CPU11は番組情報DB121及び利用可能情報DB122を参照し、タグ及び利用可能タグに基づいて登録番号を抽出する(ステップS63)。CPU11は登録番号及び転送リンクをエンコード等によりマーク72に変換する(ステップS64)。CPU11は変換したマーク72を登録画面7に表示させ(ステップS65)、処理を終了する。
図21は本実施形態における番組情報表示処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU11が表示装置2にマーク72を表示させた後、ユーザは例えば情報端末装置4の撮像部47でマーク72を撮像する(ステップS71)。情報端末装置4のCPU41は撮像したマーク72にデコード等の処理を行うことで登録番号及び転送リンクに変換する(ステップS72)。CPU41は転送リンクに基づいて入力画面8の要求をサーバ5に通信部46から出力する(ステップS73)。CPU51は転送リンクに基づいて入力画面8の要求を通信部56で情報端末装置4から取得する(ステップS74)。CPU51は入力画面8を通信部56から情報端末装置4へ出力する(ステップS75)。CPU41は入力画面8を通信部46でサーバ5から取得する(ステップS76)。CPU41は入力画面8を表示部45に表示する(ステップS77)。
CPU41は登録番号入力欄81に変換した登録番号の入力を受け付ける(ステップS78)。CPU41は記憶部42に予め記憶されたユーザIDを読み出す(ステップS79)。CPU41は読みだしたユーザID及び登録番号をサーバ5に通信部46から出力する(ステップS80)。CPU51はユーザID及び登録番号を通信部56で情報端末装置4から取得する(ステップS81)。CPU51はユーザID及び登録番号を記憶部52に記憶することでユーザIDと登録番号とを紐づけ(ステップS82)、処理を終了する。
本実施形態によれば、登録番号及びユーザIDを変換したマークを撮像部47で撮像することで容易に登録番号とユーザIDを紐づけることができるため、ユーザが入力画面8に登録番号を入力する手間を省くことができる。
実施の形態5
実施の形態5における情報端末装置4は利用可能情報及び録画装置1に登録されたユーザの識別情報を示す登録IDを変換したマークを撮像部47で撮像し、撮像したマークの利用可能情報及び登録IDに基づいてサーバ5からサービスを取得する実施形態である。すなわち、登録IDとは情報処理装置に係るユーザを識別するための識別情報である。以下本発明の実施の形態5をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図22は番組情報DB121に格納されているデータの一例を示す図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。
図23は番組表画面6を説明する説明図である。番組表画面6は左上部に設けられた番組欄641と、番組欄641の右部に設けられたマーク642とを備える。番組欄641は番組Aに関する番組情報を表示するための欄である。マーク642は番組Aに関する利用可能情報「リンクA」及び登録IDを変換したマークである。
以下、番組表画面6の動作を説明する。CPU11は番組表60をチューナ16で受信し、受信した番組表60を表示装置2に表示させる。ユーザが番組表60内の番組欄641を送信機3により選択した場合、CPU11は番組欄641の番組Aを選択する。CPU11は番組情報DB121及び利用可能情報DB122を参照し、番組Aに対応する番組情報の内、「リンクA]のタグ「リンク」が「○」であると判断する。CPU11は利用可能情報「リンクA」を抽出する。CPU11は記憶部12から録画装置1に登録されたユーザのIDを示す登録IDを読み出す。CPU11は「リンクA」及び登録IDを情報処理によりマーク642に変換する。CPU11は変換したマーク642を番組表画面6に表示させる。
以下、本実施形態における情報端末装置4及びサーバ5側の処理を説明する。CPU11が表示装置2にマーク642を表示させた後、ユーザは例えば情報端末装置4の撮像部47でマーク642を撮像する。情報端末装置4のCPU41は撮像したマーク642にエンコード等の処理を行うことで「リンクA」及び登録IDに変換する。CPU41は変換した「リンクA」を表示部45に表示する。
ユーザが入力部44でリンクAをタッチした場合、CPU41は「リンクA」の選択を受け付ける。CPU41は選択を受け付けた「リンクA」及び登録IDをサーバ5に通信部46から出力する。サーバ5のCPU51は「リンクA」及び登録IDを通信部56で情報端末装置4から取得する。CPU51は「リンクA」及び登録IDを紐づけて記憶部52に記憶する。CPU51はスマートフォン用の番組Aのホームページを通信部56から情報端末装置4へ出力する。CPU41はスマートフォン用の番組Aのホームページを通信部46でサーバ5から取得する。CPU41はスマートフォン用の番組Aのホームページを表示部45に表示する。
図24は本実施形態におけるマーク表示処理の処理手順を示したフローチャートである。ステップS11〜S12の処理は上述の実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU11はステップS12の処理を終了した後、番組情報DB121及び利用可能情報DB122を参照し、タグ及び利用可能タグに基づいて選択した番組に対応する番組情報の内、利用可能情報を抽出する(ステップS91)。CPU11は記憶部12から登録IDを読み出す(ステップS92)。CPU11は利用可能情報及び登録IDをマークに変換する(ステップS93)。CPU11は変換したマークを番組表画面6に表示させ(ステップS94)、処理を終了する。
図25は本実施形態における番組情報表示処理の処理手順を示したフローチャートである。処理の一部は上述の実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU41はステップS21の処理を終了した後、撮像したマークを利用可能情報及び登録IDに変換し(ステップS101)、処理をステップS23に移す。CPU41はステップS24を終了した後、利用可能情報及び登録IDを通信部46からサーバ5へ出力する(ステップS102)。CPU51は利用可能情報及び登録IDを通信部56で情報端末装置4から取得する(ステップS103)。CPU51は利用可能情報及び登録IDを紐づけて記憶部52に記憶し(ステップS104)、処理をステップS27に移す。
本実施形態によれば、利用可能情報及び登録IDを変換したマークを撮像部47で撮像することで容易に利用可能情報及び登録ID紐づけることができるため、サーバ側の使用者が容易に利用可能情報を利用したユーザを把握することができる。
実施の形態6
実施の形態6における情報端末装置4は、録画番組(番組情報)の内、録画番組のタイムスタンプ、放送局及び放送日時等の画面特定情報(利用可能情報)を抽出し、抽出したサーバ5へ出力する。サーバ5は画面特定情報を取得し、取得した画面特定情報に基づいてシーン関連情報を情報端末装置4へ出力する。タイムスタンプとは例えば、番組が放送を開始した開始時間から特定のシーンまでに経過した経過時間である。シーンとは番組内の特定の時間に表示された画像である。シーン関連情報とは録画番組の特定のシーンに関連する情報であり、例えばシーンに登場する出演者である。以下本発明の実施の形態6をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
本実施形態における録画装置1の記憶部12はさらに画面特定情報DB123を備える。図26は画面特定情報DB123に格納されているデータの一例を示す図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態5と同等であり、簡潔のため記載を省略する。なお、本実施形態における録画装置1は事前に番組を録画しているものとする。
画面特定情報DB123は画面特定情報を記憶するデータベースである。画面特定情報DB123はシーン列、番組列、放送局列、放送日時列及びタイムスタンプ列等を備える。シーン列には番組内の特定のシーンが記憶される。番組列には番組の名称が記憶される。放送局列には番組を放送する放送局の名称が記憶される。放送日時列には番組を放送する放送日時が記憶される。タイムスタンプ列にはシーン毎のタイムスタンプが記憶される。タイムスタンプ列には例えば、「1:00:00」が記憶され、開始時間から1時間経過した経過時間であることを示す。CPU11は番組を録画した場合、録画した番組の名称、放送局の名称及び放送日時を画面特定情報DB123に記憶する。CPU11は録画番組を所定の時間毎にタイムスタンプを取得し、取得したタイムスタンプ及びタイムスタンプに対応するシーンを画面特定情報DB123に記憶する。所定の時間とは例えば5分である。なお、各列の情報は互いに対応づけられている。
また本実施形態におけるサーバ5の記憶部52はさらにシーン関連情報DB521を備える。図27はシーン関連情報DB521に格納されているデータの一例を示す図である。シーン関連情報DB521はシーンに関連するシーン関連情報を記憶するデータベースである。シーン関連情報DB521は番組列、放送局列、放送日時列、経過時間帯列及びシーン関連情報列等を備える。番組列、放送局列及び放送日時列は画面特定情報DB123の番組列、放送局列及び放送日時列と同様の構成であり、簡潔のため記載を省略する。経過時間帯列はある経過時間から所定の時間が経過した経過時間までの間を示す経過時間帯が記憶される。経過時間帯列には例えば、「1:00:00〜1:04:59」が記憶され、開始時間から1時間〜1時間4分59秒経過した経過時間帯であることを示す。シーン関連情報列にはシーン関連情報が記憶される。シーン関連情報DB521のシーン関連情報は番組、放送局、放送日時、経過時間帯に関連付けて予めサーバ5側で登録されている。例えば、シーンAが映る時間帯「1:00:00〜1:04:59」に出演者A及びBが解答Aをしていた場合、サーバ5の使用者は入力部54で番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、経過時間帯「1:00:00〜1:04:59」及びシーン関連情報「出演者A及びBは解答Aをした」をシーン関連情報DB521に登録する。なお、各列の情報は互いに対応づけられている。
図28は番組内のシーンを特定するためのシーン特定画面9を説明する説明図である。シーン特定画面9は下部に設けられたシーン欄91A、91B(以下、場合によりシーン欄91とする)等…と、右上部に設けられたマーク93とを備える。シーン欄91A及び91Bは夫々タイムスタンプ欄92A及び92B(以下、場合によりタイムスタンプ欄92とする)等…を備える。シーン欄91はシーンを特定するための欄である。タイムスタンプ欄92はシーンのタイムスタンプを表示するための欄である。マーク93は画面特定情報を変換したマークである。
以下、シーン特定画面9の動作を説明する。ユーザが送信機3を操作し、CPU11はシーン特定画面9を表示装置2に表示させる。ユーザが送信機3によりシーン欄91Aを選択した場合、CPU11はシーンAの選択を受け付ける。CPU11は画面特定情報DB123を参照し、シーンAに対応づけられた番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」及びタイムスタンプ「1:00:00」を抽出する。CPU11は記憶部12から登録IDを読み出す。CPU11は番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、タイムスタンプ「1:00:00」及び登録IDをマーク93に変換する。CPU11はマーク93をシーン特定画面9に表示する。
以下、本実施形態における情報端末装置4及びサーバ5側の処理を説明する。CPU11が表示装置2にマーク93を表示させた後、ユーザは例えば情報端末装置4の撮像部47でマーク93を撮像する。情報端末装置4のCPU41は撮像したマーク93にエンコード等の処理を行うことで番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」及びタイムスタンプ「1:00:00」及び登録IDに変換する。
CPU41は番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、タイムスタンプ「1:00:00」及び登録IDをサーバ5に通信部46から出力する。サーバ5のCPU51は番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、タイムスタンプ「1:00:00」及び登録IDを通信部56で情報端末装置4から取得する。CPU51はシーン関連情報DB521を参照し、番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、経過時間帯「1:00:00〜1:04:59」にシーンAがあるため、番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、経過時間帯「1:00:00〜1:04:59」に対応するシーン関連情報「出演者A及びBは解答Aをした」を抽出する。CPU11はシーン関連情報「出演者A及びBは解答Aをした」に紐づけて登録IDを記憶部12に記憶する。CPU51はシーン関連情報「出演者A及びBは解答Aをした」を情報端末装置4へ通信部56から出力する。CPU41はシーン関連情報「出演者A及びBは解答Aをした」をサーバ5から通信部46で取得する。CPU41はシーン関連情報「出演者A及びBは解答Aをした」を表示部45に表示し、処理を終了する。
図29はマーク表示処理の処理手順を示したフローチャートである。ユーザが送信機3を操作し、録画装置1のCPU11はシーン特定画面9を表示装置2に表示させる(ステップS111)。CPU11はシーン特定画面9からシーンの選択を受け付ける(ステップS112)。CPU11は画面特定情報DB123を参照し、シーンに対応づけられた画面特定情報を抽出する(ステップS113)。CPU11は記憶部12から登録IDを読み出す(ステップS114)。CPU11は画面特定情報及び登録IDをマークに変換する(ステップS115)。CPU11はマークをシーン特定画面9に表示し(ステップS116)、処理を終了する。
図30は関連情報表示処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU41は撮像部47で表示装置2に表示されたマークを撮像する(ステップS121)。CPU41は撮像部47で撮像したマークを画面特定情報及び登録IDに変換する(ステップS122)。CPU41は画面特定情報及び登録IDをサーバ5へ通信部46から出力する(ステップS123)。CPU51は画面特定情報及び登録IDを通信部56で情報端末装置4から取得する(ステップS124)。CPU51はシーン関連情報DB521を参照し、画面特定情報に対応するシーン関連情報を抽出する(ステップS125)。CPU11はシーン関連情報に紐づけて登録IDを記憶部12に記憶する(ステップS126)。CPU51はシーン関連情報を情報端末装置4へ通信部56から出力する(ステップS127)。CPU41はシーン関連情報をサーバ5から通信部46で取得する(ステップS128)。CPU41はシーン関連情報を表示部45に表示し(ステップS129)、処理を終了する。
本実施形態によれば、画面特定情報及び登録IDを変換したマークを撮像部47で撮像することで容易にシーン関連情報を情報端末装置4へ出力できるため、例えばユーザがシーンに登場する出演者の名前等を理解できるため、ユーザビリティが向上する。
実施の形態7
実施の形態7は録画装置1で画面特定情報及び登録IDを暗号化し、情報端末装置4で画面特定情報及び登録IDを復号化する実施形態である。従来、暗号化していないQRコードをユーザ以外の他者が撮像することで秘密漏えい等の問題が起きる場合があった。そこで本実施形態の目的は従来よりセキリティが向上した情報処理システム等を提供することにある。以下本発明の実施の形態7をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態6と同等であり、簡潔のため記載を省略する。
CPU11は実施の形態6と同様に画面特定情報DB123を参照し、シーンAに対応づけられた番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」及びタイムスタンプ「1:00:00」を特定し、記憶部12から登録IDを読み出す。次にCPU11は番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、タイムスタンプ「1:00:00」及び登録IDを記憶部12に記憶された公開鍵で暗号化する。CPU11は暗号化した番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、タイムスタンプ「1:00:00」及び登録IDをマーク93に変換する。CPU11はマーク93をシーン特定画面9に表示する。
CPU11が表示装置2にマーク93を表示させた後、ユーザは例えば情報端末装置4の撮像部47でマーク93を撮像する。情報端末装置4のCPU41は撮像したマーク93にエンコード等の処理を行うことで暗号化した画面特定情報及び登録IDに変換する。CPU51は暗号化した画面特定情報及び登録IDを事前にサーバ5でダウンロードしておいた秘密鍵で復号し、番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、タイムスタンプ「1:00:00」及び登録IDを取得する。なお、本実施形態では秘密鍵方式で暗号化を行ったが、共通鍵方式で画面特定情報及び登録IDを暗号化してもよい。
以下、実施の形態6と同様であり、簡潔のため記載を省略する。
図31はマーク表示処理の処理手順を示したフローチャートである。ステップS111〜S114の処理は上述の実施の形態6に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU11はステップS114を終了した後、画面特定情報及び登録IDを公開鍵で暗号化する(ステップS131)。CPU11は暗号化した画面特定情報及び登録IDをマークに変換し(ステップS132)、処理をステップS116に移す。
図32は関連情報表示処理の処理手順を示したフローチャートである。ステップS122以外の処理は上述の実施の形態6に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU41はステップS121を終了した後、撮像部47で撮像したマークを暗号化した画面特定情報及び登録IDに変換する(ステップS141)。CPU41は暗号化した画面特定情報及び登録IDを秘密鍵で復号し(ステップS142)、処理をステップS123に移す。
本実施形態によれば、暗号化したマークを撮像部47で撮像することでマークに含まれる登録IDが情報端末装置4以外に流出するおそれを防止できるため、従来よりセキリティが向上する。
実施の形態8
実施の形態8は録画番組を一時停止した際に表示されるシーンの画面特定情報及び登録IDを抽出する実施形態である。以下本発明の実施の形態8をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図33は録画番組を再生する再生画面100を説明する説明図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態8と同等であり、簡潔のため記載を省略する。再生画面100は右下部に設けられたマーク101を備える。マーク101は画面特定情報及び登録IDを変換したマークである。
以下、再生画面100の動作を説明する。ユーザが番組Aの再生中に送信機3で録画番組を一時停止させる停止ボタンを押した場合、CPU11は番組Aを一時停止する。CPU11は一時停止した録画番組から画面特定情報を抽出する。すなわちCPU11は録画番組の番組表60から番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」を抽出し、一時停止した番組Aのシーンにおけるタイムスタンプ「1:00:00」を抽出する。CPU11は記憶部12から登録IDを読み出す。CPU11は番組A、放送局A、放送日時「午後1:00」、タイムスタンプ「1:00:00」及び登録IDをマーク101に変換する。CPU11はマーク101を再生画面100に表示する。情報端末装置4及びサーバ5側の処理は同様であり、簡潔のため記載を省略する。
図34はマーク表示処理の処理手順を示したフローチャートである。ステップS114〜S116の処理は上述の実施の形態6に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。ユーザが送信機3で録画番組を再生させた場合、CPU11は再生画面100を表示する(ステップS151)。ユーザが送信機3で一時停止ボタンを押した場合、CPU11は再生画面100の録画番組を一時停止させる(ステップS152)。CPU11は一時停止した録画番組から画面特定情報を抽出し(ステップS153)、処理をステップS114に移す。
本実施形態によれば、一時停止中の録画番組に表示されたシーンに登場する出演者の名前等を理解できるため、ユーザビリティが向上する。
実施の形態9
実施の形態9は録画装置1で暗号化された利用可能情報及び登録IDを復号化する実施形態である。以下本発明の実施の形態9をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。
本実施形態における「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」は暗号タグに対応づけられている。暗号タグは利用可能情報を暗号化するためのタグであり、番組表60の発信者から許諾された録画装置1で認識可能なタグである。例えば、認識可能でない録画装置1が暗号タグに対応づけられた画面特定情報及び登録IDを取得した場合、画面特定情報及び登録IDは文字列として認識するか又は表示されない。記憶部12には暗号タグが記憶されている。CPU11は記憶部12に記憶された暗号タグを読み出す。CPU11は記憶部12に記憶された暗号タグと利用可能情報に対応づけられた暗号タグとが一致した場合、暗号タグに対応づけられた「リンクA」、「リンクB」、「リンクC」及び「リンクD」を抽出する。
図35は関連情報表示処理の処理手順を示したフローチャートである。ステップS11〜S16の処理は上述の実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。録画装置1が番組表60の発信先から許諾された録画装置1であるため、CPU11はステップS13の処理を終了した後、記憶部12に記憶された暗号タグを読み出す(ステップS161)。CPU11は記憶部12に記憶された暗号タグと利用可能情報に対応づけられた暗号タグとが一致するか否かを判定する(ステップS162)。CPU11は記憶部12に記憶された暗号タグと利用可能情報に対応づけられた暗号タグとが一致すると判定した場合(ステップS162:YES)、処理をステップS14に移す。CPU11は記憶部12に記憶された暗号タグと利用可能情報に対応づけられた暗号タグとが一致しないと判定した場合(ステップS162:NO)、処理を終了する。
本実施形態によれば、暗号タグを用いることで番組表60の発信先から許諾された録画装置1以外に利用可能情報が認識されるおそれを防止できるため、従来よりセキリティが向上する。なお、本実施形態では暗号タグで暗号化を行ったが、公開鍵方式又は秘密鍵方式で利用可能情報を暗号化してもよい。
一態様の情報処理システムは、画像を撮像する撮像部47を備える情報端末装置4と、該情報端末装置4で利用可能な利用可能情報を自身が提供する情報から抽出する抽出部と、抽出部で抽出した利用可能情報を前記撮像部47で撮像するためのマークに変換する変換部と、変換部で変換したマークを表示させる表示部45とを備える情報処理装置1とを備える情報処理システムにおいて、撮像部47は、表示部45で表示されたマークを撮像し、情報端末装置4は、撮像部で撮像したマークを変換するマーク変換部を備える。
本実施形態によれば、ユーザが撮像部47でマークを撮像することで容易に利用可能情報を利用することができる。
一態様の情報処理システムは、利用可能情報は複数であり、変換部は、複数の利用可能情報を一のマークに変換する。
本実施形態によれば、複数のリンクを一のマークに変換し、変換した一のマークを撮像部47で撮像することでまとめて複数のリンクを情報端末装置4の表示部45に表示させることができるため、さらに利便性が向上する。
一態様の情報処理システムは、利用可能情報には、利用可能情報を暗号化するための暗号タグが対応づけられており、暗号タグと、記憶部に記憶された暗号タグとが一致するか否かを判定する判定部と、抽出部は、判定部が利用可能情報に対応づけられた暗号タグと、記憶部に記憶された暗号タグとが一致すると判定した場合、利用可能情報を前記情報処理装置1が提供する情報から抽出する。
本実施形態によれば、暗号タグを用いることで番組表60の発信先から許諾された録画装置1以外に利用可能情報が認識されるおそれを防止できるため、従来よりセキリティが向上する。
一態様の情報処理システムは、情報処理装置1に係るユーザを識別するための識別情報を暗号化する暗号部と、変換部は、暗号化した識別情報をマークに変換する。
本実施形態によれば、暗号化したマークを撮像部47で撮像することでマークに含まれる登録IDが情報端末装置4以外に流出するおそれを防止できるため、従来よりセキリティが向上する。
一態様のプログラム12Pは、情報処理装置1に用いられるプログラムにおいて、該情報処理装置1に、画像を撮像する撮像部47を備える情報端末装置4で利用可能な利用可能情報を該情報処理装置1が提供する情報から抽出し、抽出した利用可能情報を前記撮像部47で撮像するためのマークに変換する処理を実行させる。
一態様の情報処理方法は、情報処理装置1における情報処理方法において、画像を撮像する撮像部47を備える情報端末装置4で利用可能な利用可能情報を情報処理装置1が提供する情報から抽出し、抽出した利用可能情報を撮像部47で撮像するためのマークに変換する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。