JP6516337B2 - 読取システム及び読取プログラム - Google Patents

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本発明は、読取システム及び読取プログラムに関する。
従来、スキャナ等の入力部にて紙媒体の処方箋の情報を読み取って管理する端末装置が知られていた(特許文献1参照)。そして、この特許文献1の技術のようにスキャナ等にて紙媒体の情報を読み取る場合、一般的に、紙媒体の情報を画像として取得した上で、光学的文字認識(OCR:Optical Character Recognition/Reader)の技術を用いて読み取っていた。
特開2017−142665号公報
しかしながら、従来のOCRの技術を用いて紙媒体の情報を読み取る場合、紙媒体の画像にてOCRの技術を用いて情報を1文字ずつ読み取っていたので、例えば、紙媒体の画像の中の各文字の濃さの違い等によりOCRにて正しく文字認識できずに、紙媒体の処方箋の情報の読取精度が低下する可能性があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、文字列画像における情報文字列の読み取り精度を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の読取システムは、読取システムであって、第1情報を特定する文字列である情報文字列が表示されている文字列画像を取得する画像取得手段と、前記読取システムにて読み取られ得る対象の文字列である対象文字列を格納する対象文字列格納手段と、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記対象文字列格納手段が格納している前記対象文字列とに基づいて、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像に表示されている前記情報文字列を読み取る読取手段と、前記読取システムのユーザの認証を行う認証手段と、前記認証手段にて認証されたユーザによる前記読取システムへのログインを許可し、前記認証手段にて認証されなかったユーザによる前記読取システムへのログインを禁止するアクセス制御手段と、を備え、前記第1情報は、前記読取システムのユーザに関連する情報であり、前記画像取得手段は、前記読取システムのユーザによって利用されるユーザ端末であって当該ユーザ端末を識別する情報であるユーザ端末識別情報が格納されている当該ユーザ端末を介して入力された前記文字列画像を取得し、前記認証手段は、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記ユーザ端末に格納されている前記ユーザ端末識別情報とに基づいて前記読取システムのユーザの認証を行う。
また、請求項に記載の読取プログラムは、読取システムの読取プログラムであって、コンピュータを、第1情報を特定する文字列である情報文字列が表示されている文字列画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記読取システムにて読み取られ得る対象の文字列である対象文字列を格納する対象文字列格納手段が格納している前記対象文字列とに基づいて、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像に表示されている前記情報文字列を読み取る読取手段と、前記読取システムのユーザの認証を行う認証手段と、前記認証手段にて認証されたユーザによる前記読取システムへのログインを許可し、前記認証手段にて認証されなかったユーザによる前記読取システムへのログインを禁止するアクセス制御手段と、として機能させ、前記第1情報は、前記読取システムのユーザに関連する情報であり、前記画像取得手段は、前記読取システムのユーザによって利用されるユーザ端末であって当該ユーザ端末を識別する情報であるユーザ端末識別情報が格納されている当該ユーザ端末を介して入力された前記文字列画像を取得し、前記認証手段は、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記ユーザ端末に格納されている前記ユーザ端末識別情報とに基づいて前記読取システムのユーザの認証を行う。
請求項1に記載の読取システムによれば、画像取得手段が取得した文字列画像と、対象文字列格納手段が格納している対象文字列とに基づいて、画像取得手段が取得した文字列画像に表示されている情報文字列を読み取ることにより、例えば、対象文字列格納手段が格納している対象文字列を基準に情報文字列を読み取ることができるので、文字列画像における情報文字列の読み取り精度を向上させることが可能となる。また、例えば、ユーザによる手入力を行うことなく情報文字列を読み取ることができるので、読取システムを用いて、情報(例えば、医療情報)を効率的に収集することが可能となる。
また、認証されたユーザによるログインを許可し、認証されなかったユーザによるログインを禁止することにより、例えば、適正なユーザに対してのみログインさせることができるので、読取システムのセキュリティを向上させることが可能となる。
また、文字列画像とユーザ端末識別情報とに基づいてユーザの認証を行うことにより、例えば、ユーザの認証のために一般的に用いられるログイン名及びパスワード等を用いること無く認証を行うことができるので、ユーザに対してログイン名又はパスワード等の入力を求めることなく認証を行うことができ、読取システムのセキュリティを向上させた上で、読取システムの利用性を一層向上させることが可能となる。
請求項に記載の読取プログラムによれば、画像取得手段が取得した文字列画像と、対象文字列格納手段が格納している対象文字列とに基づいて、画像取得手段が取得した文字列画像に表示されている情報文字列を読み取ることにより、例えば、対象文字列格納手段が格納している対象文字列を基準に情報文字列を読み取ることができるので、文字列画像における情報文字列の読み取り精度を向上させることが可能となる。また、例えば、ユーザによる手入力を行うことなく情報文字列を読み取ることができるので、読取システムを用いて、情報(例えば、医療情報)を効率的に収集することが可能となる。
また、認証されたユーザによるログインを許可し、認証されなかったユーザによるログインを禁止することにより、例えば、適正なユーザに対してのみログインさせることができるので、読取システムのセキュリティを向上させることが可能となる。
また、文字列画像とユーザ端末識別情報とに基づいてユーザの認証を行うことにより、例えば、ユーザの認証のために一般的に用いられるログイン名及びパスワード等を用いること無く認証を行うことができるので、ユーザに対してログイン名又はパスワード等の入力を求めることなく認証を行うことができ、読取システムのセキュリティを向上させた上で、読取システムの利用性を一層向上させることが可能となる。
実施の形態に係る情報システムのブロック図である。 診療明細書を例示した図である。 調剤明細書を例示した図である。 マスタ情報を例示した図である。 病名情報を例示した図である。 ユーザ情報を例示した図である。 読取情報を例示した図である。 入力情報を例示した図である。 ログイン制御処理のフローチャートである。 読取情報格納処理のフローチャートである。 病名情報入力処理のフローチャートである。 情報出力処理のフローチャートである。 文字列関連性特定情報を例示した図である。
以下に、本発明に係る読取システム及び読取プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、読取システムに関するものである。
ここで、「読取システム」とは、情報を読み取るシステムであり、具体的には、情報文字列を読み取るシステムであり、例えば、情報を読み取るための専用システムとして構成されたシステム、又は、汎用のシステム(例えば、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等)に情報を読み取るための機能を実装することにより構成されたシステム等を含む概念である。この「読取システム」は、例えば、画像取得手段、対象文字列格納手段、及び読取手段を備えているものである。
なお、「画像取得手段」とは、第1情報を特定する文字列である情報文字列が表示されている文字列画像を取得する手段であり、また、「対象文字列格納手段」とは、読取システムにて読み取られ得る対象の文字列である対象文字列を格納する手段であり、また、「読取手段」とは、画像取得手段が取得した文字列画像と、対象文字列格納手段が格納している対象文字列とに基づいて、画像取得手段が取得した文字列画像に表示されている情報文字列を読み取る手段である。
ここで、「第1情報」とは、任意の情報であり、具体的には、情報文字列にて特定される情報であり、例えば、読取システムに文字列画像として入力される情報であって、読取システムのユーザに関連する情報であり、後述の「第2情報」とは区別される情報であり、一例としては、第1医療情報、あるいは、第1医療情報以外の任意の情報等を含む概念である。なお、「第1医療情報以外の任意の情報」とは、医療に関連しない任意の情報であり、例えば、レシート、領収書、価格表、看板、又は書籍等に記載されている任意の情報を含む概念である。なお、「第1医療情報」とは、医療に関連する情報であり、具体的には、医療に関連する情報文字列である医療情報文字列にて特定される情報であり、例えば、読取システムに文字列画像として入力される情報であって、読取システムのユーザに関連する情報であり、後述の「第2医療情報」とは区別される情報であり、一例としては、紙面等の任意の媒体に記載されている情報であって、診療明細書、調剤明細書、処方箋、検査結果報告書、カルテ、薬袋、又は診察券等に記載されている任意の情報を含む概念である。「第1医療情報」とは、例えば、書類名、患者番号、氏名、受診日、診療を特定する任意の情報、点数、回数、調剤日、及び調剤に関する任意の情報、病気に関する任意の情報等を含む概念である。また、「第2情報」とは、任意の情報であり、具体的に、読取システムのユーザによって入力される情報であり、例えば、読取システムに文字列として入力される情報であり、一例としては、第2医療情報、あるいは、第2医療情報以外の任意の情報等を含む概念である。なお、「第2医療情報」とは、医療に関連する情報であり、具体的に、読取システムのユーザによって入力される情報であり、例えば、読取システムに文字列として入力される情報である。つまり、前述の「第1情報」及び「第2情報」については、読取システムへの入力のされ方が相互に異なるものであり、具体的に指し示す情報については相互に異なっていてもよく、あるいは、相互に同様であってもよい概念であり、従って、「第1医療情報」及び「第2医療情報」についても、読取システムへの入力のされ方が相互に異なるものであり、具体的に指し示す情報については相互に異なっていてもよく、あるいは、相互に同様であってもよい概念である。
また、「情報文字列」とは、第1情報を特定する文字列であり、例えば、第1医療情報を特定する文字列である医療情報文字列等を含む概念である。また、「文字列画像」とは、情報文字列が表示されている画像であり、つまり、情報文字列が写っている画像であり、例えば、医療情報文字列が表示されている画像、つまり、医療情報文字列が写っている画像等を含む概念である。なお、「文字列」とは、1つのみの文字、又は、2つ以上の文字であり、例えば、文字を羅列したものであり、一例として、平仮名、片仮名、漢字等の日本語の文字、外国語の文字、記号、又は数値等を羅列したもの、あるいは、これらを任意に組み合わせて羅列したもの等を含む概念である。また、「対象文字列」とは、読取システムにて読み取られ得る対象の文字列であり、具体的には、読み取られるべき文字列であり、例えば、予め登録されている文字列である。また、「文字列画像に表示されている情報文字列を読み取る」とは、例えば、文字列画像に表示されている情報文字列を読み取って(あるいは、画像認識して)、読み取った情報文字列をコンピュータにて利用可能なデータ(例えば、デジタルの文字コード等による任意のデータ)に変換することに対応する概念である。
そして、以下に示す実施の形態では、医療情報について適用する場合の一例を説明し、具体的には、「第1情報」が第1医療情報であり、「第2情報」が第2医療情報である場合について説明する。特に、「第1医療情報」が、診療明細書又は調剤明細書に記載されている情報であり、「読取システム」が、サーバ装置にて実現されている場合について説明する。
[実施の形態の具体的内容]
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る情報システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る情報システムのブロック図であり、また、図2は、診療明細書を例示した図であり、また、図3は、調剤明細書を例示した図である。なお、図1の情報システム900に含まれる端末装置の個数は任意であるが、ここでは、例えば、説明の便宜上、6個の端末装置101〜106を図示して説明する。また、例えば、端末装置101〜106は、概ね相互に同様に構成されていることとし、端末装置101についてのみ各部を具体的に図示して説明する。また、例えば、情報システム900に含まれる各端末装置について、相互に区別する必要がない場合には、端末装置1と総称して説明する。診療明細書及び調剤明細書のフォーマット等については、実際には複数種類存在しているが、ここでは、例えば、図2の診療明細書及び図3の調剤明細書を読み取る場合を適宜例示して説明する。なお、この図2及び図3の例示している文字列は、説明の便宜上のものである。また、本願の読取の対象となる診療明細書及び調剤明細書を説明した後、情報システム900について説明する。
まず、「診療明細書」とは、診療に関する情報を特定する書面であり、具体的には、第1医療情報を特定する文字列である医療情報文字列が記載されている書面であり、例えば、図2に示すように、種別記載部分D11、患者記載部分D12、内容記載部分D13、施設記載部分D14、及び金額記載部分D15を備えている。種別記載部分D11は、書面の種別が記載されている部分であり、患者記載部分D12は、患者に関する情報(氏名と受診日)が記載されている部分であり、また、内容記載部分D13は、診療に関する具体的な内容な記載されている部分であり、また、施設記載部分D14は、当該書面を発行した施設が記載されている部分であり、また、金額記載部分D15は、診療の費用が記載されている部分である。
また、「調剤明細書」とは、調剤に関する情報を特定する書面であり、具体的には、第1医療情報を特定する文字列である医療情報文字列が記載されている書面であり、例えば、図3に示すように、種別記載部分D21、患者記載部分D22、内容記載部分D23、施設記載部分24、及び金額記載部分D25を備えている。種別記載部分D21は、書面の種別が記載されている部分であり、患者記載部分D22は、患者に関する情報(氏名と調剤日)が記載されている部分であり、また、内容記載部分D23は、調剤に関する具体的な内容な記載されている部分であり、また、施設記載部分D24は、当該書面を発行した施設が記載されている部分であり、また、金額記載部分D25は、調剤の費用が記載されている部分である。
また、これらの診療明細書及び調剤明細書に記載される情報については、定型記載情報、及び非定型記載情報が含まれている。「定型記載情報」とは、予め定められた文字列の候補の中の少なくとも1つに対応する文字列によって示される情報であり、具体的には、予め定められている文字列によって示される情報である。「非定型記載情報」とは、文字列の候補が予め定められているわけではない文字列である。
そして、ここでは、例えば、「定型記載情報」が、図2の種別記載部分D11の情報、内容記載部分D13における「部」の欄の情報(「基本料」等)、「項目名」の欄の情報(「外来診療料」等)、施設記載部分D14の情報、フォーマット上の固定の文字列(例えば、患者記載部分D12の「氏名」、「受診日」という文字列等)、図3の種別記載部分D21の情報、内容記載部分D23における「区分」の欄の情報(「調剤技術料」等)、「項目名」の欄の情報(「調剤基本料」等)、施設記載部分D24の情報、フォーマット上の固定の文字列(患者記載部分D22の「氏名」、「調剤日」という文字列等)であることとして説明する。なお、このように、フォーマット上の固定の文字列も「定型記載情報」であり、他の情報と同様に取り扱われるが、ここでは、説明の便宜上、このフォーマット上の固定の文字列の取り扱いについては、説明を省略する。
また、例えば、「非定型記載情報」が、「定型記載情報」以外の情報であり、図2の患者記載部分D12の情報(氏名である「AA AA」、及び受診日である「2017年8月30日」)、内容記載部分D13の「点数」の欄の情報(「70」等)、「回数」の欄の情報「1」、金額記載部分D15の情報(「3000円」)、図3の患者記載部分D22の情報(氏名である「AA AA」、及び調剤日である「2017年8月30日」)、内容記載部分D23の「点数」の欄の情報(「40」等)、「備考」の欄の情報(「後発医薬品」等)、及び金額記載部分D25の情報(「2000円」)であることとして説明する。
(構成−情報システム)
図1の情報システム900は、読取システムを含むシステムであり、例えば、不図示の通信ネットワークを介して相互に通信可能となっている端末装置1、及びサーバ装置2を備える。
(構成−情報システム−端末装置)
端末装置1は、情報システム900のユーザによって利用されるユーザ端末である。この端末装置1の具体的な内容及び構成は任意であるが、例えば、公知のスマートフォン、又は、タブレット端末等を用いることができ、一例としては、通信部11、タッチパッド12、ディスプレイ13、撮像部14、記録部15、及び制御部16を備える。
(構成−情報システム−端末装置−通信部)
通信部11は、ネットワークを介して外部装置(例えば、サーバ装置2等)との間で通信するための通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
(構成−情報システム−端末装置−タッチパッド)
タッチパッド12は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド12の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
(構成−情報システム−端末装置−ディスプレイ)
ディスプレイ13は、制御部16の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ13の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、上記のタッチパッド12とディスプレイ13と相互に重畳させてタッチパネルとして一体形成しても構わない。
(構成−情報システム−端末装置−撮像部)
撮像部14は、画像を撮像する撮像手段である。この撮像部14の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のイメージセンサ等を備えるカメラを用いて構成することができる。
(構成−情報システム−端末装置−記録部)
記録部15は、端末装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(他の装置の記録部も同様とする)。
また、この記録部15には、例えば、端末装置1を一意に識別するための情報である端末装置識別情報(以下、識別情報を「ID」と称する)が記録されている。なお、この端末装置IDが「ユーザ端末識別情報」に相当する。また、ここでは、例えば、端末装置101〜106の記録部15には各々、端末装置IDとしてID101〜ID106が格納されていることとする。
(構成−情報システム−端末装置−制御部)
制御部16は、端末装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(他の装置の制御部も同様とする)。特に、実施の形態に係るプログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して端末装置1にインストールされることで、制御部16の各部を実質的に構成する(他の装置の制御部も同様とする)。なお、この制御部16の各部により行われる処理については、後述する。
(構成−情報システム−サーバ装置)
サーバ装置2は、読取システムであり、例えば、通信部21、記録部22、及び制御部23を備える。
(構成−情報システム−サーバ装置−通信部)
通信部21は、ネットワークを介して外部装置(例えば、端末装置1等)との間で通信するための通信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、端末装置1の通信部11と同様にして構成することができる。
(構成−情報システム−サーバ装置−記録部)
記録部22は、サーバ装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、マスタ情報データベース(以下、「データベース」を「DB」と称する)221、病名情報DB222、ユーザ情報DB223、読取情報DB224、及び入力情報DB225を備える。
マスタ情報DB221は、マスタ情報を格納するマスタ情報格納手段であり、特に、対象文字列格納手段である。「マスタ情報」とは、サーバ装置2にて読み取られる情報である。図4は、マスタ情報を例示した図である。図4に示すように、マスタ情報は、項目「対象文字列ID」、及び項目「対象文字列情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「対象文字列ID」に対応する情報は、対象文字列を一意に識別する対象文字列IDである(図4では、「IDc1」等)。また、項目「対象文字列情報」に対応する情報は、対象文字列を特定する対象文字列情報である(図4では、前述の「定型記載情報」に対応する文字列の候補であり、「基本料」等)。そして、このマスタ情報の格納手法は任意であるが、例えば、管理者が、診療明細書又は調剤明細書に記載される文字列(例えば、単語又は文章等の任意の単位の文字列)の候補を、任意の手法で特定し、特定した文字列をサーバ装置2の不図示の入力手段や通信部21を介して入力することにより格納される。なお、文字列の候補を特定する任意の手法としては、例えば、所定官庁(例えば、厚生労働省等)から提供されている情報(例えば、医療機関(例えば、病院等)を特定する情報である医療機関情報、診療行為を特定する診療行為情報)、所定機関から提供されている医薬品情報、あるいは、管理者が新たに任意の方法で得た情報等に基づいて特定する手法を用いてもよい。
病名情報DB222は、病名情報を格納する病名情報格納手段である。「病名情報」とは、病名を特定する情報である。図5は、病名情報を例示した図である。図5に示すように、病名情報は、項目「病名ID」、及び項目「入力病名情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「病名ID」に対応する情報は、病名を一意に識別する病名IDである(図5では、「IDp1」等)。また、項目「入力病名情報」に対応する情報は、ユーザからの入力に基づいてサーバ装置2に格納するべき病名(又は格納される病名)を特定する入力病名情報である(図5では、任意の規則に基づいて分類された病名であって、例えば国際疾病分類(ICD)に記載の病名であり、「糖尿病」等)。そして、この病名情報の格納手法は任意であるが、例えば、管理者が、任意の規則に基づいて分類された病名(例えば、国際疾病分類の病名)を特定し、特定した病名をサーバ装置2の不図示の入力手段や通信部21を介して入力することにより格納される。
ユーザ情報DB223は、ユーザ情報を格納するユーザ情報格納手段である。「ユーザ情報」とは、ユーザを特定する情報である。図6は、ユーザ情報を例示した図である。図6に示すように、ユーザ情報は、項目「ユーザID」、項目「端末装置ID」、項目「氏名情報」、及び項目「家族ID」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「ユーザID」に対応する情報は、ユーザを一意に識別するユーザIDである(図6では、「IDu1」等)。また、項目「端末装置ID」に対応する情報は、前述の端末装置IDであって、ユーザに対応付けられている端末装置1の端末装置IDである(図6では、「ID101」等)。また、項目「氏名情報」は、ユーザの氏名を特定する氏名情報である(図6では、「AA AA」等))。また、項目「家族ID」とは、ユーザの家族を一意に識別する家族IDである(図6では、同一家族内のユーザに対して同一の家族IDが付されており、「IDf1」等)。そして、このユーザ情報の格納手法は任意であるが、例えば、端末装置1のユーザがサーバ装置2のサービスの利用を開始するための初期設定時に、自己又は家族の端末装置1を介してサーバ装置2にアクセスして、端末装置ID及び氏名情報を入力し、また、自己の家族となるユーザを入力することにより、端末装置ID、氏名情報、及び家族IDが格納され、また、ユーザIDについては、ユーザ情報にて一意となるように格納される。なお、例えば、このユーザ情報の格納については、例えば、ユーザ側から連絡を受けた管理者が、サーバ装置2の不図示の入力手段や通信部21を介して入力することにより格納されることとしてもよい。
読取情報DB224は、読取情報を格納する読取情報格納手段である。「読取情報」とは、画像から読み取った情報等を特定する情報である。図7は、読取情報を例示した図である。図7に示すように、読取情報は、項目「ユーザID」、項目「読取氏名情報」、項目「書面管理ID」、項目「読取日付情報」、項目「読取種別情報」、項目「読取内容情報」、項目「読取額情報」、及び項目「読取施設情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「ユーザID」に対応する情報は、図6の同一名称の項目に対応する情報と共通である。また、項目「読取氏名情報」に対応する情報は、画像から読み取った氏名を特定する読取氏名情報であり、例えば、読み取った氏名情報の文字列を特定する読取氏名情報である(図7では、「AA AA」等)。また、項目「書面管理ID」に対応する情報は、情報を読み取る対象となった画像に対応する書面を識別する書面管理IDであり、例えば、当該書面を管理するために用いられる書面管理IDである(図7では、「IDd1」等)。また、項目「読取日付情報」に対応する情報は、画像から読み取った日付を特定する読取日付情報であり、例えば、画像に写っていた日付の文字列を特定する読取日付情報である(図7では、受診日又は調剤日であり「2017年8月30日」等)。また、項目「読取種別情報」に対応する情報は、画像から読み取った書面の種別を特定する読取種別情報であり、例えば、画像に写っていた書面の種別の文字列を特定する読取種別情報である(図7では、「診療明細書」等である)。また、項目「読取内容情報」に対応する情報は、画像から読み取った書面の具体的内容を特定する読取内容情報であり、例えば、画像に写っていた書面の具体的内容の文字列を特定する読取内容情報である。この読取内容情報については任意に格納されるが、例えば図7では、図2及び図3に示すように、診療明細書及び調剤明細書の具体的内容のフォーマットが定められていることに着目して格納する。図2の診療明細書について具体的には、内容記載部分D13の「部」、「項目名」、「点数」、及び「回数」の各欄に分類されており、これらの各欄の情報が相互に対応付けられており、これらの欄毎に情報が記載されているので、これらの事項を把握できるように任意に格納するが、一例としては、「()」付で各欄の名称を示し、当該欄の情報を組み合わせた上で、対応する情報同士を「:」にて組み合わせて格納することとし、例えば、図7では、「(部)基本料:(項目名)外来診療科:(点数)70:(回数)1」等を格納する。また、図3の調剤明細書について具体的には、内容記載部分D23の「区分」、「項目名」、「点数」、及び「備考」の各欄に分類されており、診療明細書と同様にして格納されており、例えば、「(区分)調剤技術料:(項目名)調剤基本料:(点数)40:(備考)なし」等を格納する。なお、図3の備考の欄が空白の場合には、前述のように「(備考)なし」と格納することとする。また、項目「読取額情報」に対応する情報は、画像から読み取った領収額を特定する読取額情報である(図7では、3000円を特定する「3000」等)。また、項目「読取施設情報」に対応する情報は、画像から読み取った施設を特定する読取施設情報である(図7では、名称であり「Ha総合病院」等)。そして、このユーザ情報の格納手法は任意であるが、例えば、後述の読取情報格納処理にて格納される。
入力情報DB225は、入力情報を格納する読取情報格納手段である。「入力情報」とは、第2医療情報であり、ユーザからの文字列の入力に基づいてサーバ装置2に格納される情報である。図8は、入力情報を例示した図である。図8に示すように、入力情報は、項目「書面管理ID」、項目「入力病名情報」、及び項目「効果評価情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「書面管理ID」に対応する情報は、図7の同一名称の項目に対応する情報と共通であり、また、項目「入力病名情報」に対応する情報は、図5の同一名称の項目に対応する情報と共通である。また、項目「効果評価情報」に対応する情報は、効果及び評価を特定する効果評価情報であり、例えば、診療及び薬剤の効果、及び病院に対する評価を特定する効果評価情報である(図8では、効果及び評価共に1〜5の5段階であり、効果が「4」であり且つ評価が「5」である「効果:4,評価:5」等)。そして、この入力情報の格納手法は任意であるが、例えば、後述の情報入力処理にて格納される。
(構成−情報システム−サーバ装置−制御部)
制御部23は、サーバ装置2を制御する制御手段であり、例えば、機能概念的に、画像取得部231、読取部232、受付部233、支援部234、認証部235、アクセス制御部236、及び出力部237を備える。画像取得部231は、第1医療情報を特定する文字列である医療情報文字列が表示されている文字列画像を取得する画像取得手段である。読取部232は、画像取得部231が取得した文字列画像と、マスタ情報DB221が格納している対象文字列とに基づいて、画像取得部231が取得した文字列画像に表示されている医療情報文字列を読み取る読取手段である。受付部233は、サーバ装置2のユーザによって入力された第2医療情報を受け付ける受付手段である。支援部234は、サーバ装置2のユーザによる第2医療情報の入力を支援する支援手段である。認証部235は、サーバ装置2のユーザの認証を行う認証手段である。アクセス制御部236は、認証部235にて認証されたユーザによるサーバ装置2へのログインを許可し、認証部235にて認証さなかったユーザによるサーバ装置2へのログインを禁止するアクセス制御手段である。出力部237は、少なくとも読取部232が読み取った医療情報文字列を所定の形式にて出力する出力手段である。なお、この制御部23の各部により行われる処理については、後述する。
(処理)
次に、このように構成される情報システム900によって実行されるログイン制御処理、読取情報格納処理、病名情報入力処理、効果評価情報入力処理、及び情報出力処理について説明する。なお、図4のマスタ情報、図5の病名情報、及び図6のユーザ情報が前述の任意の手法で格納されていることを前提として説明する。
(処理−ログイン制御処理)
図9は、ログイン制御処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「ログイン制御処理」とは、概略的には、サーバ装置2によって実行される処理であり、具体的には、ユーザによるログインを制御する処理であり、例えば、端末装置1を介して行われるユーザによるログインを禁止したり又は許可したりする処理である。このログイン制御処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、ログイン中でない(つまり、ログアウト中である)ユーザが端末装置1のタッチパッド12にてログインするための所定操作(例えば、ログインボタンを押下する等)を行うことにより、撮像部14にて自己の診療明細書又は調剤明細書を撮像した後に、端末装置1が、ログインを要求する信号であるログイン要求信号をサーバ装置1に送信し、当該信号をサーバ装置2が受信した場合に起動して、実行を開始することとし、実行が開始された後から説明する。
詳細には、ユーザがログインするための所定操作を行って、撮像部14にて自己の診療明細書又は調剤明細書を撮像した後、制御部16は、自己の記録部15の端末装置IDを取得し、また、撮像した画像を取得し、この後、取得した端末装置ID及び画像を含むログイン要求信号を生成し、生成したログイン要求信号を、通信部11を介してサーバ装置2に送信する。この後、サーバ装置2は、端末装置1からのログイン要求信号を、通信部21を介して受信し、この場合に、ログイン制御処理が起動する。ここでは、例えば、端末装置101のユーザがログインするための所定操作を行った場合を例示するが、この場合、撮像部14にて図2の診療明細書を撮像した後、制御部16は、自己の記録部15の「ID101」を取得し、また、撮像した図2の診療明細書の画像を取得し、この後、取得した「ID101」及び画像を含むログイン要求信号を生成して送信する。この後、サーバ装置2は、端末装置1からのログイン要求信号を、通信部21を介して受信し、この場合に、ログイン制御処理が起動する。
まず、図9のSA1において画像取得部231は、情報を取得する。具体的には任意であるが、例えば、ログイン制御処理の起動時に受信したログイン要求信号に含まれる端末装置ID及び画像を取得する。ここでは、例えば、「ID101」及び図2の診療明細書の画像を取得する。
図9のSA2において認証部235は、ログインを許可するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、SA1で取得した画像から氏名を特定し、また、SA1で画像取得部231が取得した端末装置IDを取得した上で、図6のユーザ情報を参照して、特定した氏名に対応する氏名情報と取得した端末装置IDとが相互に関連付けられているか否かに基づいて認証の処理を行った上で、処理結果に基づいて判定する。なお、SA1で取得した画像から氏名を特定する具体的な手法としては、任意であり、例えば、公知の画像認識の技術を用いて行ってもよいし、あるいは、後述する図10のSB2の処理と同様な処理を行って特定してもよい。そして、図6のユーザ情報にて、相互に関連付けられていない場合、ユーザを認証せずに、ログインを許可しないものと判定し(SA2のNO)、SA4に移行する。また、図6のユーザ情報にて、相互に関連付けられている場合、ユーザを認証した上で、ログインを許可するものと判定し(SA2のYES)、SA3に移行する。ここでは、例えば、SA1で取得した図2の診療明細書の画像から氏名として「AA AA」を特定し、また、SA1で取得した「ID101」を取得した上で、図6のユーザ情報を参照して、「AA AA」と「ID101」とが相互に関連付けられているので、ユーザを認証した上で、ログインを許可するものと判定する。
図9のSA3においてアクセス制御部236は、ログインを許可する。具体的には任意であるが、例えば、SA2において認証部235にてユーザが認証されたので、ログインが許可されたことを報知する信号であるログイン許可信号を端末装置1に送信することにより、ログインを許可する。詳細には、SA1で取得した端末装置IDを含むログイン許可信号を生成し、生成したログイン許可信号を、通信部21を介して端末装置1に送信した上で、これ以降の当該端末装置1との接続を確立して、端末装置1側がサーバ装置2側にログインした状態にして、ログインを許可する。ここでは、例えば、「ID101」を含むログイン許可信号を生成して送信した上で、これ以降の端末装置101との接続を確立して、端末装置101側がサーバ装置2側にログインした状態にして、ログインを許可する。一方、端末装置1の制御部16は、通信部11を介して当該ログイン許可信号を受信し、受信したログイン許可信号から端末装置IDを取得し、取得した端末装置IDと自己の記録部15の端末装置IDとを比較して、これらの端末装置IDが一致している場合に、ディスプレイ13にログインに成功した旨のメッセージを表示させる等してログインが成功したことを報知する。なお、この後のログアウトのタイミングについては任意であるが、例えば、端末装置1側からサーバ装置2側に所定時間(例えば、10分〜15分等)アクセスがなかった場合、あるいは、端末装置1側に所定操作(例えば、ログアウトボタンの押下等)が行われた場合にログアウトすることとしてもよい。
一方、図9のSA4においてアクセス制御部236は、ログインを禁止する。具体的には任意であるが、例えば、SA2において認証部235にてユーザが認証さなかったので、ログインが禁止されたことを報知する信号であるログイン禁止信号を端末装置1に送信することにより、ログインを禁止する。詳細には、SA1で取得した端末装置IDを含むログイン禁止信号を生成し、生成したログイン禁止信号を、通信部21を介して端末装置1に送信した上で、端末装置1との接続を切断して、端末装置1側がサーバ装置2側にログインしていない状態を維持してログインを禁止する。一方、端末装置1の制御部16は、ログイン禁止信号を受信した場合、ログイン許可信号の場合と同様な処理を行って、ディスプレイ13にログインに失敗した旨のメッセージを表示させる等してログインが禁止されたことを報知する。これにて、ログイン制御処理を終了する。
(処理−読取情報格納処理)
図10は、読取情報格納処理のフローチャートである。「読取情報格納処理」とは、概略的には、サーバ装置2によって実行される処理であり、具体的には、画像から情報を読み取って格納する処理であり、例えば、診療明細書又は調剤明細書の画像から情報を読み取って図7の読取情報を格納する処理である。この読取情報格納処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、ログイン制御処理にてログインが許可された後に、ユーザが端末装置1のタッチパッド12にて各明細書を記録するための所定操作(例えば、明細書記録ボタンを押下する等)を行うことにより、撮像部14にて自己の診療明細書又は調剤明細書を撮像した後に、端末装置1が、撮像した診療明細書又は調剤明細書の画像を含む信号である明細書画像信号をサーバ装置1に送信し、当該信号をサーバ装置2が受信した場合に起動して、実行を開始することとし、実行が開始された後から説明する。なお、例えば、「ユーザが端末装置1のタッチパッド12にて各明細書を記録するための所定操作(例えば、明細書記録ボタンを押下する等)を行うことにより、撮像部14にて自己の診療明細書又は調剤明細書を撮像した後に、端末装置1が、撮像した診療明細書又は調剤明細書の画像を含む信号である明細書画像信号を送信する」ことが、「文字列画像の入力」に相当する。
詳細には、ユーザが各明細書を記録するための所定操作を行って、撮像部14にて自己の診療明細書又は調剤明細書を撮像した後、制御部16は、自己の記録部15の端末装置IDを取得し、また、撮像した画像を取得し、この後、取得した端末装置ID及び画像を含む明細書画像信号を生成し、生成した明細書画像信号を、通信部11を介してサーバ装置2に送信する。この後、サーバ装置2は、端末装置1からの明細書画像信号を、通信部21を介して受信し、この場合に、読取情報格納処理が起動する。ここでは、例えば、端末装置101のユーザが各明細書を記録するための所定操作を行った場合を例示するが、この場合、撮像部14にて図2の診療明細書を撮像した後、制御部16は、自己の記録部15の「ID101」を取得し、また、撮像した図2の診療明細書の画像を取得し、この後、取得した「ID101」及び画像を含む明細書画像信号を生成して送信する。この後、サーバ装置2は、端末装置1からの明細書画像信号を、通信部21を介して受信し、この場合に、明細書画像信号が起動する。
まず、図10のSB1において画像取得部231は、情報を取得する。具体的には任意であるが、例えば、明細書画像信号に含まれる端末装置ID及び画像を取得する。ここでは、例えば、「ID101」及び図2の診療明細書の画像を取得する。なお、ここで取得する画像が「文字列画像」に相当し、この画像に表示されている文字列が「医療情報文字列」に相当する。
図10のSB2において読取部232は、情報を読み取る。具体的には任意であるが、例えば、SB1で取得した画像について、例えば、診療明細書及び調剤明細書には、前述の「定型記載情報」と「非定型記載情報」とが含まれていることに着目して、これらの各情報に分けて読み取る。
まず、SB1で取得した画像にて、任意の手法(例えば、各明細書のフォーマットが定まっていることに着目して、位置から特定する手法等)で、「定型記載情報」に対応する部分及び「非定型記載情報」に対応する部分に分けた後に、各部分について以下の処理を行う。
「定型記載情報」に対応する部分の画像については、文字列の候補が予め定められているので、図4のマスタ情報を利用するが、まず、任意の手法(例えば、光学的文字認識(OCR)等の画像認識技術等を用いて画像認識して文字列に変換する手法等)にて画像を文字列に変換し、変換した文字列と図4の対象文字列情報との一致の度合いを示す相関度を、図4の各対象文字列情報について演算した上で、演算した相関度を各対象文字列情報に対応付けてリスト化してリストを生成する。次に、記録部22に予め閾値となる相関度である閾値相関度(例えば、90%等)が記録されていることとし、リスト化した相関度のうちの閾値相関度を越えるものを特定し、特定した相関度のうちの最大のものを取得する。次に、取得した最大の相関度に対応付けられている対象文字列情報を前述のリストから特定し、特定した対象文字列を「定型記載情報」に対応する部分の画像の文字列として読み取る。このような処理を、「定型記載情報」に対応する部分の画像全てについて行う。なお、前述のリスト化した相関度のうちの閾値相関度を越えるものが存在せずに特定できなかった場合の処理は任意であるが、例えば、情報を正確に読み取って記録する観点から、読み取りエラーを端末装置1に送信することにより、当該端末装置1のディスプレイ13にてエラーメッセージを表示させて、処理を終了することとする。
ここでは、例えば、まず、任意の手法にて図2の種別記載部分D11の画像を文字列に変換し、変換した文字列と図4の対象文字列情報との一致の度合いを示す相関度を、図4の各対象文字列情報について演算してリスト化してリストを生成するが、図2の種別記載部分D11の文字は比較的大きなサイズにて記載されているが、1文字間違いで「診療明細細」に変換し、変換した「診療明細細」と図4の対象文字列情報との相関度として、例えば、図4の「診療明細書」の情報に対して「93%」、「調剤明細書」の情報に対して「60%」、「基本料」の情報に対して「10%」と演算した上でリスト化してリストを生成する。次に、リスト化した相関度のうちの閾値相関度である「90%」を越えるものとして「93%」を特定し、また、特定した相関度のうちの最大のものとして「93%」を取得する。次に、取得した最大の相関度に対応付けられている対象文字列情報として図4の「診療明細書」を特定し、特定した「診療明細書」を種別記載部分D11の画像の文字列として読み取る。このような処理を、「定型記載情報」に対応する部分の画像全て(つまり、内容記載部分D13における「部」及び「項目名」の欄の情報等)について行う。
「非定型記載情報」に対応する部分の画像については、文字列の候補が予め定められているわけではないので、図4のマスタ情報を利用せずに、従来と同様にして任意の手法にて画像を文字列に変換し、変換した文字列を「非定型記載情報」に対応する部分の画像の文字列として読み取る。このような処理を、「非定型記載情報」に対応する部分の画像全てについて行う。
ここでは、例えば、図2の内容記載部分D13の「点数」の欄の画像を文字列である「70」に変換し、変換した文字列を「非定型記載情報」に対応する部分の画像の文字列として読み取る。このような処理を、「定型記載情報」に対応する部分の画像全て(つまり、内容記載部分D13の「点数」の欄の情報等)について行う。
図10のSB3において読取部232は、情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、SB2の読取結果に基づいて、図7の読取情報を格納する。詳細には、まず、SB2で読み取った図2又は図3の患者記載部分D12、D22の氏名の文字列を取得し、図6を参照して当該氏名の文字列に対応するユーザIDを特定した上で、特定したユーザIDを図7の読取情報のユーザIDに格納し、また、前述の取得した氏名の文字列を図7の読取情報の読取氏名情報に格納する。また、SB1で取得した画像単位で情報を管理するために一意となる書面管理IDを生成して、生成した書面管理IDを図7の書面管理IDに格納する。また、SB2で読み取った図2又は図3の患者記載部分D12の受診日又は患者記載部分D22の調剤日の文字列を取得し、取得した受診日又は調剤日の文字列を図7の読取日付情報に格納する。また、SB2で読み取った図2又は図3の種別記載部分D11、D21の書面の種別の文字列を取得し、取得した書面の種別の文字列を図7の読取種別情報に格納する。また、SB2で読み取った図2又は図3の内容記載部分D13の診療に関する具体的な内容の文字列、内容記載部分D23の調剤に関する具体的な内容の文字列を読み取って、読み取ったこれらの内容の文字列を図7の読取内容情報に格納する。また、SB2で読み取った図2又は図3の金額記載部分D15、D25の領収額の文字列を取得し、取得した領収額の文字列を図7の読取額情報に格納する。また、SB2で読み取った図2又は図3の施設記載部分D14、D24の施設の文字列を取得し、取得した施設の文字列を図7の読取施設情報に格納する。ここでは、例えば、図2の診療明細書の画像を取得した場合、図7の「書面管理ID」=「IDd1」に対応する各情報を格納する。これにて、読取情報格納処理を終了する。
(処理−病名情報入力処理)
図11は、病名情報入力処理のフローチャートである。「病名情報入力処理」とは、概略的には、端末装置1及びサーバ装置2によって実行される処理であり、具体的には、ユーザから入力された文字列に基づいて情報を格納する処理であり、例えば、図8の入力情報の入力病名情報を格納する処理である。この病名情報入力処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、ログイン制御処理にてログインが許可された後に、ユーザが端末装置1のタッチパッド12にて入力病名情報を入力するための所定操作(例えば、入力病名情報入力ボタンを押下する等)を行った場合に起動して、実行を開始することとし、実行が開始された後から説明する(効果評価情報入力処理も同様とする)。また、入力病名情報は、例えば、図8に示されているように、書面管理IDと対応付けられているので、ユーザが、病名情報入力処理の起動時に、対応付けを行う書面管理IDを、タッチパッド12にて指定するものとして説明する(効果評価情報入力処理も同様とする)。また、ここでは、例えば、端末装置101のユーザが病名情報入力処理の起動直後に、「糖尿病」という文字列を入力する場合を適宜例示して説明する。
まず、図11のSC1において端末装置1の制御部16は、情報を送信する。具体的には任意であるが、例えば、タッチパッド12を介してユーザからの入力された文字列を取得し、また、自己の記録部15の端末装置IDを取得し、また、病名情報入力処理の起動時に指定した書面管理IDを取得した上で、取得した文字列、端末装置ID、及び書面管理IDを含む入力情報信号を生成し、生成した入力情報信号を通信部11を介してサーバ装置2に送信する。ここでは、例えば、端末装置101のユーザが、タッチパッド12を介して、自己が患っている病気として認識している病名である「糖尿病」を入力し、書面管理IDとして「IDd1」を選択した場合、「ID101」、「糖尿病」、及び「IDd1」を含む入力情報信号を生成して送信する。
一方、図11のSD1においてサーバ装置2の受付部233は、情報を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SC1で送信された入力情報信号を通信部21を介して受信する。ここでは、例えば、「ID101」、「糖尿病」、及び「IDd1」を含む入力情報信号を受信する。
図11のSD2においてサーバ装置2の支援部234は、情報を検索して支援する。具体的には任意であるが、例えば、SD1で受信した入力情報信号から文字列を取得し、図5の病名情報を参照して、この図5の入力病名情報において、前述の取得した文字列に対応するものを検索する。ここでの検索手法は任意であるが、例えば、適切な病名(例えば、国際疾病分類(ICD)に記載の病名)を図8の入力病名情報に記録することが望まれるが、一般的なユーザ(患者)は、適切な病名に対する知識に乏しく、自己の病気において、病名の通称しか思い出せなかったり、あるいは、適切な病名の全文がうろ覚えで一部のみの文言のみしか思い出せなかったりすることが多々あることを考慮して、このような状況下でのユーザからの入力を受けて図8の入力病名情報を検索できるように任意の技術(例えば、機械学習等を用いて通称から適切な病名を検索する手法、あるいは、ユーザからの入力の文字列を含む入力病名情報を検索する文字検索の手法等)を用いることができる。ここでは、例えば、一般的なユーザが、適切な病名の全文がうろ覚えで一部のみの文言のみしか思い出せないことがあることを考慮して、ユーザからの入力の文字列を含む入力病名情報を検索する文字検索の手法にて情報を検索する場合について説明する。ここでは、例えば、SD1で受信した入力情報信号から「糖尿病」を取得し、図5の病名情報を参照して、入力病名情報にて「糖尿病」に対応するものとして、当該「糖尿病」を含むものである「病名ID」=「IDp1」〜「IDp4」に対応するものを検索する。
図11のSD3においてサーバ装置2の支援部234は、情報を提示する。具体的には任意であるが、例えば、SD2で検索した情報を端末装置1に提示する。詳細には、SD1で受信した入力情報信号から端末装置IDを取得し、取得した端末装置IDに対応する端末装置1に対して、適宜の通信を行って、SD2で検索情報を送信して情報を提示する。ここでは、例えば、端末装置101に対して図5の「病名ID」=「IDp1」〜「IDp4」に対応する入力病名情報を送信して情報を提示する。
一方、図11のSC2において端末装置1の制御部16は、情報を選択する。具体的には任意であるが、例えば、まず、制御部16は、SD3で送信された入力病名情報を受信し、受信した入力病名情報をディスプレイ13に表示する。これに対して、端末装置1のユーザは、この表示された入力用情報を視認し、自己の病名の全文を思い出した上で、思いだした病名をタッチパッド12にて選択入力する。この後、制御部16は、タッチパッド12を介してユーザからの選択入力を受け付けて、サーバ装置2との間で適宜の通信を行うことにより、この受け付けた選択入力をサーバ装置2に送信する。ここでは、例えば、ユーザが図4の「糖尿病網膜症」を選択入力した場合、制御部16は、「糖尿病網膜症」をサーバ装置2に送信することにより選択する。
一方、図11のSD4においてサーバ装置2の受付部233は、情報を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SC2で送信されたユーザの選択入力を受信する。ここでは、例えば、「糖尿病網膜症」を受信する。
図11のSD5においてサーバ装置2の受付部233は、情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、SD4で受信したユーザの選択入力、及び、SD1で受信した入力情報信号の書面管理IDを取得し、取得した書面管理ID及びユーザの選択入力を、図
8の書面管理ID及び入力病名情報に格納する。ここでは、図8の「IDd1」及び「糖尿病網膜症」を格納する。これにて、病名情報入力処理を終了する。
(処理−効果評価情報入力処理)
「効果評価情報入力処理」とは、概略的には、端末装置1及びサーバ装置2によって実行される処理であり、具体的には、ユーザから入力された文字列に基づいて情報を格納する処理であり、例えば、図8の入力情報の効果評価情報入力処理を格納する処理である。なお、この効果評価情報入力処理については、公知の処理を含む任意の処理を適用することができので、概要のみ説明する。また、ここでは、例えば、端末装置101のユーザが効果評価情報入力処理の起動直後に、効果である「4」及び評価である「5」という文字列を入力する場合を適宜例示して説明する。
まず、端末装置1の制御部16は、タッチパッド12を介してユーザからの入力された文字列を取得してサーバ装置2に送信し、一方、サーバ装置2の受付部233は、端末装置1からの文字列を受信して、受信した文字列を図8の効果評価情報に格納する。ここでは、例えば、制御部16が効果である「4」及び評価である「5」という文字列を送信した場合、サーバ装置2の受付部233は、当該文字列を受信して図8の「効果:4,評価:5」を格納する。これにて、効果評価情報入力処理を終了する。
(処理−情報出力処理)
図12は、情報出力処理のフローチャートである。「情報出力処理」とは、概略的には、端末装置1及びサーバ装置2によって実行される処理であり、具体的には、少なくとも読取部232が読み取った文字列を所定の形式にて出力する処理である。なお、「所定の形式」とは、予め定められている任意の形式であり、例えば、情報の利用ニーズに応じて定められている形式であり、一例としては、確定申告時に提出するべき医療費集計フォームに対応する形式、あるいは、個人の家計簿のフォームに対応する形式等を含む概念である。この情報出力処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、ログイン制御処理にてログインが許可された後に、ユーザが端末装置1のタッチパッド12にて情報出力ための所定操作(例えば、情報出力ボタンを押下する等)を行った場合に起動して、実行を開始することとし、実行が開始された後から説明する。また、ここでは、例えば、医療費集計フォームに対応する形式にて情報を出力する場合について説明し、特に、端末装置101のユーザが、自己及び自己の家族の情報を出力する場合について説明する。
まず、図12のSE1において端末装置1の制御部16は、情報を送信する。具体的には任意であるが、例えば、自己の記録部15の端末装置IDを取得た上で、取得した端末装置IDを含む出力要求信号を生成し、生成した出力要求信号を通信部11を介してサーバ装置2に送信する。ここでは、例えば、「ID101」を含む出力要求信号を生成して送信する。
一方、図11のSF1においてサーバ装置2の出力部237は、情報を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SE1で送信された出力要求信号を通信部21を介して受信する。ここでは、例えば、「ID101」を含む出力要求信号を受信する。
図11のSF2においてサーバ装置2の出力部237は、出力する情報である出力情報を生成する。具体的には任意であるが、例えば、まず、SF1で受信した出力要求信号から端末装置IDを取得し、図6のユーザ情報を参照して、取得した端末装置IDに対応する家族IDを特定し、この図6のユーザ情報にて、当該特定した家族IDに対応するユーザIDを取得する。次に、図7の読取情報を参照して、読取日付情報に着目して本年度分の情報であり且つ前述の取得した全てのユーザIDに対応する情報をユーザID毎に取得する。次に、この取得した情報中の書面管理IDを特定し、図8の入力情報を参照して、特定した書面管理IDに対応する入力病名情報を取得する。この後、取得した各情報のうちの任意の情報を用いて出力情報を生成するが、例えば、図7の読取氏名情報、読取日付情報、読取額情報、読取施設情報、及び図8の入力病名情報を含む出力情報を、医療費集計フォームに対応する形式にて、前述の家族IDに対応するユーザID毎に生成する。
ここでは、例えば、まず、SF1で受信した出力要求信号から端末装置IDとして「ID101」を取得し、図6のユーザ情報を参照して、取得した「ID101」に対応する家族IDとして「IDf1」を特定し、この図6のユーザ情報にて、当該特定した「IDf1」に対応するユーザIDとして「IDu1」、「IDu2」、及び「IDu3」を取得する。次に、図7の読取情報を参照して、読取日付情報に着目して本年度分の情報であり且つ「IDu1」、「IDu2」、及び「IDu3」に対応する情報をユーザID毎に取得する。次に、この取得した情報中の書面管理IDとして「IDd1」及び「IDd2」等を特定し、図8の入力情報を参照して、特定した「IDd1」及び「IDd2」等に対応する入力病名情報を取得する。この後、取得した各情報のうちの任意の情報を用いて出力情報を生成するが、例えば、図7の読取氏名情報、読取日付情報、読取額情報、読取施設情報、及び図8の入力病名情報を含む出力情報を、医療費集計フォームに対応する形式にて、前述の家族IDに対応するユーザID毎に生成する。
図11のSF3においてサーバ装置2の出力部237は、情報を送信して出力する。具体的には任意であるが、例えば、SF2にて生成した医療費集計フォームに対応する形式の出力情報を取得し、また、SF1にて受信した出力要求信号の端末装置IDを取得した上で、取得した端末装置IDが特定する端末装置1に、取得した出力情報を送信する。ここでは、例えば、SF1にて受信した出力要求信号の端末装置IDとして「ID101」を取得した上で、取得した「ID101」が特定する端末装置101に、取得した医療費集計フォームに対応する形式の出力情報を送信する。
一方、図11のSE2において端末装置1の制御部16は、情報を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SF1で送信された、医療費集計フォームに対応する形式の出力情報を受信する。ここでは、例えば、端末装置101の制御部16が当該出力情報を受信することになるが、この場合、端末装置101のユーザは、当該医療費集計フォームに対応する形式の出力情報を、必要に応じて任意に編集した上で、容易に確定申告を行うことが可能となる。これにて、情報出力処理を終了する。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、画像取得部231が取得した文字列画像と、マスタ情報DB221が格納している対象文字列情報とに基づいて、画像取得部231が取得した文字列画像に表示されている医療情報文字列を読み取ることにより、例えば、マスタ情報DB221が格納している対象文字列情報を基準に医療情報文字列を読み取ることができるので、文字列画像における医療情報文字列の読み取り精度を向上させることが可能となる。また、例えば、ユーザによる手入力を行うことなく医療情報文字列を読み取ることができるので、情報システム900を用いて、医療情報を効率的に収集することが可能となる。
また、受付部233が受け付けた第2医療情報を格納することにより、例えば、ユーザが所望する任意の医療情報(一例としては、病名の情報等)を第2医療情報として格納することができるので、情報システム900の利用性を向上させることが可能となる。
また、ユーザによる第2医療情報の入力を支援することにより、例えば、ユーザに対して第2医療情報を容易に入力させることができるので、情報システム900の利用性を一層向上させることが可能となる。
また、認証されたユーザによるログインを許可し、認証されなかったユーザによるログインを禁止することにより、例えば、適正なユーザに対してのみログインさせることができるので、情報システム900のセキュリティを向上させることが可能となる。
また、文字列画像と端末装置IDとに基づいてユーザの認証を行うことにより、例えば、ユーザの認証のために一般的に用いられるログイン名及びパスワード等を用いること無く認証を行うことができるので、ユーザに対してログイン名又はパスワード等の入力を求めることなく認証を行うことができ、情報システム900のセキュリティを向上させた上で、情報システム900の利用性を一層向上させることが可能となる。
また、医療情報文字列を所定の形式にて出力することにより、例えば、ユーザが所望する形式にて医療情報を出力することができるので、情報システム900の利用性を一層向上させることが可能となる。特に、例えば、医療情報文字列を確定申告時に提出するべき医療費集計フォームに対応する形式にて出力した場合、ユーザは、医療費集計フォームを手入力にて新たに作成することが不要となり、確定申告を容易に行うことが可能となる。この場合、ユーザに対して自己の情報の入力を促進することができるので、情報システム900を用いて、医療情報を効率的に収集することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
(ログイン処理について(その1))
また、上記実施の形態においては、認証部235が、画像取得部231が取得した画像と、端末装置1に格納されている端末装置IDとに基づいて認証を行う場合について説明したが、これに限らず、公知の手法を含む任意の手法で認証を行ってもよい。具体的には、各ユーザについて、ログイン名とパスワードを登録しておき、端末装置1側からのログイン名とパスワードを受け付けて、これらを比較して一致しているか否かに基づいて認証を行ってもよい。
(ログイン処理について(その2))
また、上記実施の形態のログイン処理にて、ログインが許可された後でなければ、端末装置1側からサーバ装置2側へのあらゆるアクセスが禁止されることとしてもよい。
(情報出力処理について)
また、上記実施の形態の情報出力処理において、ユーザが、端末装置1を介してサーバ装置2にアクセスして、図7の読取情報及び図8の入力情報から所望の情報を選択できるように構成した上で、サーバ装置2の出力部237が、この選択された情報を端末装置1側に出力するように構成してもよい。
(情報について)
また、上記実施の形態の各情報を任意に変更してもよい。例えば、図6のユーザ情報について、家族における各ユーザの続柄を示す続柄情報を付加した上で、情報出力処理にて当該続柄情報も出力してもよい。
(文字列関連性特定情報DBについて(その1))
また、上記実施の形態のサーバ装置2の記録部22に文字列関連性特定情報DBを設けてもよい。文字列関連性特定情報DBとは、文字列関連性特定情報を格納する文字列関連性特定情報格納手段である。「文字列関連性特定情報」とは、第1医療情報の相互に関連する複数種類の情報に対応する複数種類の文字列相互間の関連性を特定する情報である。図13は、文字列関連性特定情報を例示した図である。図13に示すように、文字列関連性特定情報は、項目「第1対象文字列情報」、及び項目「第2対象文字列情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「第1対象文字列情報」に対応する情報は、一部の対象文字列を特定する第1対象文字列情報である(図13では、図2の内容記載部分D13の「部」の欄、又は、図3の内容記載部分D23の「区分」の欄に記載されるべき文字列であり、「基本料」等)。また、項目「第2対象文字列情報」に対応する情報は、他の一部の対象文字列を特定する第2対象文字列情報である(図13では、図2の内容記載部分D13の「項目名」の欄、又は、図3の内容記載部分D23の「項目名」の欄に記載されるべき文字列であり、「外来診療科」等)。そして、この文字列関連性特定情報の格納手法は任意であるが、例えば、一般的に、診療明細書の「部」の欄の情報に対応する「項目名」の欄の情報の候補が予め定められており、また、調剤明細書の「区分」の欄の情報に対応する「項目名」の欄の情報の候補も予め定められていることに着目して、実施の形態で説明した図4のマスタ情報を格納する場合に言及した各情報等に基づいて、管理者が入力することにより格納される。
そして、図10のSB2において読取部232は、この文字列関連性特定情報DBの文字列関連性特定情報も利用して情報を読み取ってもよい。このように構成した場合、文字列関連性特定情報にも基づいて文字列画像に表示されている医療情報文字列を読み取ることにより、例えば、医療情報文字列の読取精度を向上させることが可能となる。具体的には任意であるが、例えば、実施の形態で説明した「定型記載情報」に対応する部分の画像の読取に関して、図2の内容記載部分D13の相互に対応付けられている「部」又は「項目名」の画像のうち、「部」に対応する画像の読取を実施の形態の手法で行った後に、以下ようにして「項目名」に対応する画像の読取を行うようにしてもよい。「部」に対応する画像の読取の後の「項目名」に対応する画像の読取について詳細には、まず、先に読みとられた「部」に対応する画像の文字列を取得し、図13の文字列関連性特定情報を参照して、この取得した文字列に対応するものを第1対象文字列情報に特定し、特定した第1対象文字列情報に対応付けられている第2対象文字列情報を取得する。次に、「項目名」に対応する画像について、任意の手法にて文字列に変換し、変換した文字列と前述の取得した第2対象文字列情報との一致の度合いを示す相関度を演算した上で、演算した相関度を取得した第2対象文字列情報に対応付けてリスト化してリストを生成する。この後、実施の形態で説明した場合と同様にして、リスト化した相関度のうちの閾値相関度を越えるものを特定し、特定した相関度のうちの最大のものを取得する。次に、取得した最大の相関度に対応付けられている第2対象文字列情報を前述のリストから特定し、特定した対象文字列を「項目名」に対応するの画像の文字列として読み取る。このように、文字列関連性特定情報及び先に読み取られた文字列に基づいて、読み取られる文字列を絞って読み取ってもよい。
また、例えば、実施の形態で説明した手法で「定型記載情報」に対応する部分の画像から文字列を読み取った後に、読み取った文字列と図13の文字列関連性特定情報とを比較して、読み取った文字列においてこの図13の第1対象文字列情報と第2対象文字列情報との関係と異なっているものがあるか否かを判定し、ある場合には、エラーである可能性が高いで再度の読取処理を行ったり、エラーメッセージを出力したりしてもよい。
(文字列関連性特定情報DBについて(その2))
また、例えば、一般的に、図2の患者記載部分D12の「項目名」の欄の情報に対して、「点数」の欄の情報が所定の数値又は数値範囲にて定められていること、また、「回数」の欄の情報の上限値が定められていることに着目して(図3の場合も同様である)、これらの関係を文字列関連性特定情報にて格納した上で、これらの情報を踏まえて画像から文字列を読み取るように構成してもよい。
(促進部について)
また、上記実施の形態のサーバ装置2の制御部23に促進部を設けてもよい。「促進部」とは、読取システムのユーザによる文字列画像の過去の入力に基づいて、読取システムのユーザに対して文字列画像の入力を促す促進手段である。この場合、例えば、図10のSB1で端末装置IDを取得した場合、当該取得した端末装置IDと端末装置IDを取得した日時を記録部22に記録して、端末装置ID毎(つまり、ユーザ毎)に診療明細書又は調剤明細書を記録するタイミングを把握した上で、把握結果に基づいて、診療明細書又は調剤明細書を記録すること(つまり、自己の診療明細書又は調剤明細書を撮像して送信すること)を促進してもよい。具体的には、例えば、所定期間間隔(例えば、2週間〜3週間等)で定期的に通院している者であれば、診療明細書又は調剤明細書を記録するタイミングとして、この所定期間間隔を把握して、所定期間を大幅に過ぎても(例えば、2カ月〜3カ月等)画像の送信がない場合、促進メッセージ(例えば、「最近、診療明細書等が記録されておりませんが、診療明細書等を撮像して記録して下さい」等)を端末装置1に送信して表示等させることにより、診療明細書又は調剤明細書の記録忘れ、あるいは、通院忘れを認識させることが可能となる。このように構成した場合、ユーザによる文字列画像の過去の入力に基づいて、ユーザに対して文字列画像の入力を促すことにより、例えば、文字列画像を定期的に確実に入力させることが可能となる。
(特徴について)
また、上記実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組合わせてもよい。
(付記)
付記1の読取システムは、読取システムであって、第1情報を特定する文字列である情報文字列が表示されている文字列画像を取得する画像取得手段と、前記読取システムにて読み取られ得る対象の文字列である対象文字列を格納する対象文字列格納手段と、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記対象文字列格納手段が格納している前記対象文字列とに基づいて、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像に表示されている前記情報文字列を読み取る読取手段と、を備える。
付記2の読取システムは、付記1に記載の読取システムにおいて、前記読取システムのユーザによって入力された第2情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた前記第2情報を格納する入力情報格納手段と、を備える。
付記3の読取システムは、付記2に記載の読取システムにおいて、前記読取システムのユーザによる前記第2情報の入力を支援する支援手段、を備える。
付記4の読取システムは、付記1から3の何れか一項に記載の読取システムにおいて、前記読取システムのユーザの認証を行う認証手段と、前記認証手段にて認証されたユーザによる前記読取システムへのログインを許可し、前記認証手段にて認証されなかったユーザによる前記読取システムへのログインを禁止するアクセス制御手段と、を備える。
付記5の読取システムは、付記4に記載の読取システムにおいて、前記第1情報は、前記読取システムのユーザに関連する情報であり、前記画像取得手段は、前記読取システムのユーザによって利用されるユーザ端末であって当該ユーザ端末を識別する情報であるユーザ端末識別情報が格納されている当該ユーザ端末を介して入力された前記文字列画像を取得し、前記認証手段は、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記ユーザ端末に格納されている前記ユーザ端末識別情報とに基づいて前記読取システムのユーザの認証を行う。
付記6の読取システムは、付記1から5の何れか一項に記載の読取システムにおいて、少なくとも前記読取手段が読み取った前記情報文字列を所定の形式にて出力する出力手段、を備える。
付記7の読取システムは、付記1から6の何れか一項に記載の読取システムにおいて、前記第1情報は、相互に関連する複数種類の情報を含んでおり、前記読取システムは、前記第1情報の相互に関連する複数種類の情報に対応する複数種類の文字列相互間の関連性を特定する文字列関連性特定情報を格納する文字列関連性特定情報格納手段、を備えており、前記読取手段は、前記文字列関連性特定情報格納手段が格納している文字列関連性特定情報にも基づいて前記画像取得手段が取得した前記文字列画像に表示されている前記情報文字列を読み取る。
付記8の読取システムは、付記1から7の何れか一項に記載の読取システムにおいて、前記画像取得手段は、前記読取システムのユーザにて入力された前記文字列画像を取得し、前記読取システムは、前記読取システムのユーザによる前記文字列画像の過去の入力に基づいて、前記読取システムのユーザに対して前記文字列画像の入力を促す促進手段、を備える。
付記9の読取システムは、付記1から8の何れか一項に記載の読取システムにおいて、前記第1情報は、医療に関連する第1医療情報である。
付記10の読取プログラムは、読取システムの読取プログラムであって、コンピュータを、第1情報を特定する文字列である情報文字列が表示されている文字列画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記読取システムにて読み取られ得る対象の文字列である対象文字列を格納する対象文字列格納手段が格納している前記対象文字列とに基づいて、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像に表示されている前記情報文字列を読み取る読取手段と、として機能させる。
(付記の効果)
付記1に記載の読取システムによれば、画像取得手段が取得した文字列画像と、対象文字列格納手段が格納している対象文字列とに基づいて、画像取得手段が取得した文字列画像に表示されている情報文字列を読み取ることにより、例えば、対象文字列格納手段が格納している対象文字列を基準に情報文字列を読み取ることができるので、文字列画像における情報文字列の読み取り精度を向上させることが可能となる。また、例えば、ユーザによる手入力を行うことなく情報文字列を読み取ることができるので、読取システムを用いて、情報(例えば、医療情報)を効率的に収集することが可能となる。
付記2に記載の読取システムによれば、受付手段が受け付けた第2情報を格納することにより、例えば、ユーザが所望する任意の情報(一例としては、病名の情報等)を第2情報として格納することができるので、読取システムの利用性を向上させることが可能となる。
付記3に記載の読取システムによれば、ユーザによる第2情報の入力を支援することにより、例えば、ユーザに対して第2情報を容易に入力させることができるので、読取システムの利用性を一層向上させることが可能となる。
付記4に記載の読取システムによれば、認証されたユーザによるログインを許可し、認証されなかったユーザによるログインを禁止することにより、例えば、適正なユーザに対してのみログインさせることができるので、読取システムのセキュリティを向上させることが可能となる。
付記5に記載の読取システムによれば、文字列画像とユーザ端末識別情報とに基づいてユーザの認証を行うことにより、例えば、ユーザの認証のために一般的に用いられるログイン名及びパスワード等を用いること無く認証を行うことができるので、ユーザに対してログイン名又はパスワード等の入力を求めることなく認証を行うことができ、読取システムのセキュリティを向上させた上で、読取システムの利用性を一層向上させることが可能となる。
付記6に記載の読取システムによれば、情報文字列を所定の形式にて出力することにより、例えば、ユーザが所望する形式にて情報を出力することができるので、読取システムの利用性を一層向上させることが可能となる。特に、例えば、情報文字列を確定申告時に提出するべき医療費集計フォームに対応する形式にて出力した場合、ユーザは、医療費集計フォームを手入力にて新たに作成することが不要となり、確定申告を容易に行うことが可能となる。この場合、ユーザに対して自己の情報の入力を促進することができるので、読取システムを用いて、医療情報を効率的に収集することが可能となる。
付記7に記載の読取システムによれば、文字列関連性特定情報にも基づいて文字列画像に表示されている情報文字列を読み取ることにより、例えば、情報文字列の読取精度を向上させることが可能となる。
付記8に記載の読取システムによれば、ユーザによる文字列画像の過去の入力に基づいて、ユーザに対して文字列画像の入力を促すことにより、例えば、文字列画像を定期的に確実に入力させることが可能となる。
付記9に記載の読取システムによれば、第1情報が医療に関連する情報であることにより、例えば、医療に関連する医療情報文字列の読み取り精度を向上させることが可能となる。
付記10に記載の読取プログラムによれば、画像取得手段が取得した文字列画像と、対象文字列格納手段が格納している対象文字列とに基づいて、画像取得手段が取得した文字列画像に表示されている情報文字列を読み取ることにより、例えば、対象文字列格納手段が格納している対象文字列を基準に情報文字列を読み取ることができるので、文字列画像における情報文字列の読み取り精度を向上させることが可能となる。また、例えば、ユーザによる手入力を行うことなく情報文字列を読み取ることができるので、読取システムを用いて、情報(例えば、医療情報)を効率的に収集することが可能となる。
1 端末装置
2 サーバ装置
11 通信部
12 タッチパッド
13 ディスプレイ
14 撮像部
15 記録部
16 制御部
21 通信部
22 記録部
23 制御部
101 端末装置
102 端末装置
103 端末装置
104 端末装置
105 端末装置
106 端末装置
221 マスタ情報DB
222 病名情報DB
223 ユーザ情報DB
224 読取情報DB
225 入力情報DB
231 画像取得部
232 読取部
233 受付部
234 支援部
235 認証部
236 アクセス制御部
237 出力部
900 情報システム
D11 種別記載部分
D12 患者記載部分
D13 内容記載部分
D14 施設記載部分
D15 金額記載部分
D21 種別記載部分
D22 患者記載部分
D23 内容記載部分
D24 施設記載部分
D25 金額記載部分

Claims (2)

  1. 読取システムであって、
    第1情報を特定する文字列である情報文字列が表示されている文字列画像を取得する画像取得手段と、
    前記読取システムにて読み取られ得る対象の文字列である対象文字列を格納する対象文字列格納手段と、
    前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記対象文字列格納手段が格納している前記対象文字列とに基づいて、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像に表示されている前記情報文字列を読み取る読取手段と、
    前記読取システムのユーザの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段にて認証されたユーザによる前記読取システムへのログインを許可し、前記認証手段にて認証されなかったユーザによる前記読取システムへのログインを禁止するアクセス制御手段と、を備え、
    前記第1情報は、前記読取システムのユーザに関連する情報であり、
    前記画像取得手段は、前記読取システムのユーザによって利用されるユーザ端末であって当該ユーザ端末を識別する情報であるユーザ端末識別情報が格納されている当該ユーザ端末を介して入力された前記文字列画像を取得し、
    前記認証手段は、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記ユーザ端末に格納されている前記ユーザ端末識別情報とに基づいて前記読取システムのユーザの認証を行う、
    読取システム。
  2. 読取システムの読取プログラムであって、
    コンピュータを、
    第1情報を特定する文字列である情報文字列が表示されている文字列画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記読取システムにて読み取られ得る対象の文字列である対象文字列を格納する対象文字列格納手段が格納している前記対象文字列とに基づいて、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像に表示されている前記情報文字列を読み取る読取手段と、
    前記読取システムのユーザの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段にて認証されたユーザによる前記読取システムへのログインを許可し、前記認証手段にて認証されなかったユーザによる前記読取システムへのログインを禁止するアクセス制御手段と、として機能させ、
    前記第1情報は、前記読取システムのユーザに関連する情報であり、
    前記画像取得手段は、前記読取システムのユーザによって利用されるユーザ端末であって当該ユーザ端末を識別する情報であるユーザ端末識別情報が格納されている当該ユーザ端末を介して入力された前記文字列画像を取得し、
    前記認証手段は、前記画像取得手段が取得した前記文字列画像と、前記ユーザ端末に格納されている前記ユーザ端末識別情報とに基づいて前記読取システムのユーザの認証を行う、
    読取プログラム。
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