JP6514408B2 - 基板集積導波路を含む広帯域アンテナ - Google Patents

基板集積導波路を含む広帯域アンテナ Download PDF

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Description

本発明の概念は、一般に、無線通信の分野に関し、より詳細には、無線通信デバイスのためのアンテナに関する。
関連出願への相互参照
本出願は、2015年8月13日に出願された米国特許出願第14/825,199号の優先権を主張し、その全体の開示は参照により本明細書に組み込まれる。
携帯電話や他のユーザ機器等の無線通信デバイスは、外部デバイスと通信するためのアンテナを含むことができる。これらのアンテナは、広い放射パターンを生成することができる。しかしながら、いくつかのアンテナ設計においては、メインビームが指向性である不規則な放射パターンを容易に生成することがある。
本発明の概念に係る様々な実施形態は、基板集積導波路(Substrate Integrated Waveguide;SIW)を含む無線電子デバイスを含む。第1の金属層は、SIWの第1の側の上にあってもよい。第1の金属層は、1つ以上の上部波トラップ(top wave trap)を含むことができ、上部波トラップのそれぞれは、第1の金属層に直接接続され、且つ、第1の金属層の第1の側面の主平面に沿って外側に延伸する。第2の金属層は、SIWの第1の側と対向するSIWの第2の側の上にあってもよい。給電構造は、第1の金属層を介してSIW内まで延伸することができる。
反射器は、SIWの第1の側の上にあってもよく、反射器は、第1の金属層と直接接続され、第1の金属層の第1の側の主平面に沿って外側に延伸してもよい。いくつかの実施形態においては、無線電子デバイスは、給電構造を介して送信又は受信される信号によって励起された際、共振周波数で共振するように構成されてもよい。1つ以上の上部波トラップは、給電構造を介して送信又は受信される信号に基づいて、反射器によって放射される信号を形成するように構成されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、第2の金属層は、1つ以上の下部波トラップ(bottom wave trap)を含むことができ、下部波トラップのそれぞれは、第2の金属層と直接接続され、且つ、第2の金属層の第1の側の主平面に沿って外側に延伸する。1つ以上の下部波トラップは、上部波トラップのそれぞれと垂直に整列されていてもよい。いくつかの実施形態においては、供給構造は、給電ビア(feed via)、給電ビアから離間し、給電ビアを取り囲むリング構造(418)、及び/又は、リング構造と給電ビアとの間にある絶縁体を含むことができる。リング構造の半径、及び/又は、リング構造の幅は、給電構造に電気的に結合された信号給電素子(signal feeding element)にインピーダンス整合するように構成されてもよい。いくつかの実施形態においては、給電構造は、第1の金属層からSIWを介して、第2の金属層まで延伸してもよい。
いくつかの実施形態によれば、1つ以上の上部波トラップは、供給構造の第1の側の上の第1の上部波トラップ、及び/又は、給電構造の第1の側と対向する、給電構造の第2の側の上の第2の上部波トラップを含むことができる。第1の上部波トラップ及び第2の上部波トラップは、給電構造から等距離にあってもよい。第1の上部波トラップ、第2の上部波トラップ、及び、反射器は、SIWの主平面に沿って互いにほぼ平行であってもよい。反射器は、第1の上部波トラップ及び第2の上部波トラップから、離間し、且つ、等距離にあってもよい。第1の上部波トラップ及び第2の上部波トラップは、第1の金属層(404)に直接接続され、且つ、SIW(412)と重ならなくてもよい。
いくつかの実施形態によれば、第1の金属層は、SIWと重なるように、第1の金属層に沿って離隔する複数の上部ビア穴(top via hole)を含んでもよい。第2の金属層は、複数の上部ビア穴(414)のそれぞれとほぼ垂直に整列するようにされた複数の下部ビア穴(bottom via hole)を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、給電構造は、第1の金属層内の複数の上部ビア穴のうちの少なくとも2つの間にあってもよい。
いくつかの実施形態によれば、1つ以上の上部波トラップの第1の上部波トラップは、第1の金属層内のノッチを含んでいてもよい。ノッチの一方の側の上の第1の上部波トラップの第1の部分は、ノッチの他方の側の上の第1の上部波トラップの第2の部分に対して、平行、且つ、離隔していてもよい。第1の上部波トラップ及び第2の上部波トラップは、給電構造から等距離にあってもよい。第1の上部波トラップの第1の部分、及び/又は、第1の上部波トラップの第2の部分は、SIWから等間隔に離れて延伸してもよい。いくつかの実施形態においては、SIWから延伸する、第1の上部波トラップの第1の部分の長さは、共振周波数の0.25実効波長から0.5実効波長までの間にあることができる。SIWから延伸する、第1の上部波トラップの第2の部分の長さは、共振周波数の0.25実効波長から0.5実効波長までの間にあることができる。いくつかの実施形態においては、SIWから延伸する反射器の長さは、共振周波数の0.25実効波長から0.5実効波長までの間にあることができる。
いくつかの実施形態によれば、無線電子デバイスは、1つ以上の追加SIW、及び/又は、第1の金属層を介して延伸する1つ以上の追加給電構造(420)を含むことができる。1つ以上の追加給電構造は、追加SIWのそれぞれに関連付けられていてもよい。無線電子デバイスは、SIWの第1の側又は第2の側の上の1つ以上の追加反射器を含むことができる。1つ以上の追加反射器は、追加SIWのそれぞれに関連付けられ、且つ、第1の金属層の第1の側の主平面又は第2の金属層の第1の側の主平面に沿って外側へ延伸してもよい。いくつかの実施形態においては、SIWに隣接する追加SIWの1つに関連する追加反射器の1つは、第2の金属層上にあってもよく、及び/又は、第2の金属層の第1の側の主平面に沿って外側へ延伸してもよい。
本発明の概念に係る様々な実施形態は、互いに離隔し、平面内に配置された複数の基板集積導波路(SIW)、及び/又は、SIWの第1の側の上の第1の金属層を含む無線電子デバイスであることができる。第1の金属層は、複数の上部波トラップを含むことができる。複数の上部波トラップのそれぞれは、第1の金属層と直接接続されてもよく、及び/又は、第1の金属層の第1の側の主平面に沿って外側に延伸してもよい。第2の金属層は、SIWの第1の側と対向するSIWの第2の側の上にあってもよい。第2の金属層は、複数の下部波トラップを含んでもよい。複数の下部波トラップのそれぞれは、第2の金属層と直接接続されてもよく、及び/又は、第2の金属層の第1の側の主平面に沿って外側に延伸してもよい。無線電子デバイスは、SIWのそれぞれと関連付けられている複数の給電構造を含むことができる。複数の給電構造は、第1の金属層を介して、関連ずるSIW内まで延伸することができる。無線電子デバイスは、第1の金属層又は第2の金属層のいずれかの主平面に対して、直接的に接続され、及び/又は、沿って外側へ延伸する複数の反射器を含むことができる。複数の反射器のそれぞれは、SIWのそれぞれと関連付けられていてもよい。いくつかの実施形態においては、複数の反射器の第1の反射器は、複数のSIWの第1のSIWと関連付けられてもよく、及び/又は、第1の金属層の第1の側に沿って外側へ延伸してもよい。複数の反射器の第2の反射器は、第1のSIWと隣接する、複数のSIWの第2のSIWと関連付けられもよく、及び/又は、第2の金属層の第1の側に沿って外側へ延伸してもよい。無線電子デバイスは、給電構造の少なくとも1つを介して送信又は受信される信号によって励起された際、共振周波数で共振するように構成されてもよい。複数の上部波トラップの第1の上部波トラップ及び第2の上部波トラップは、それぞれ第1の反射器に隣接してもよく、且つ、少なくとも1つの給電構造を介して送信又は受信される信号に基づいて反射器によって放射される信号をトラップするように構成されてもよく、且つ、第1の反射器によって放射されル信号をトラップするように構成されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、第1の反射器は、第1の上部波トラップと第2の上部波トラップとに対してほぼ平行であってもよい。第1の反射器は、第1の上部波トラップと第2の上部波トラップとの間を延伸してもよい。第2の反射器は、複数の下部波トラップの第1の下部波トラップと第2の下部波トラップとに対してほぼ平行であってもよい。第2の反射器は、第1の下部波トラップと第2の下部波トラップとの間を延伸してもよい。いくつかの実施形態においては、第2の上部波トラップは、第1の下部波トラップと垂直に整列してもよい。複数の上部波トラップは、第2の下部波トラップと垂直に整列する第3の上部波トラップを含んでもよい。複数の下部波トラップは、第1の上部波トラップと垂直に整列する第3の下部波トラップを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態によれば、無線電子デバイスは、第1の複数のSIWを含む第1のサブアレイと、及び/又は、第2の複数のSIWを含む第2のサブアレイとを含むことができる。第1のサブアレイ、及び/又は、第2のサブアレイは、複数入力及び複数出力(MIMO)通信、及び/又は、ダイバーシティ通信を送信するように構成されることができる。
本発明の概念に係る実施形態による他の装置、及び/又は、動作は、以下の図面及び詳細な説明を検討することにより、当業者にとっては、明らかであり、又は明らかになるであろう。このような追加の装置、及び/又は、動作のすべては、当該明細書内に含まれ、本発明の概念の範囲内にあり、添付の特許請求の範囲によって保護されることが意図される。さらに、本明細書で開示されるすべての実施形態は、別個に実施されてもよく、又は、任意の方法、及び/又は、組み合わせで実施されてもよい。
添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本出願に組み込まれ、本出願の一部を構成し、特定の実施形態を示す。以下の図面は:
図1Aは、本発明の概念の様々な実施形態による単一のパッチアンテナを示す。 図1Bは、本発明の概念の様々な実施形態による、図1Aの単一のパッチアンテナを含む、スマートフォンのような無線電子デバイスの周囲の放射パターンを示す。 図2Aは、本発明の概念の様々な実施形態による単一のパッチアンテナを示す。 図2Bは、本発明の概念の様々な実施形態による、図2Aの単一のパッチアンテナを含む、スマートフォンのような無線電子デバイスの周囲の放射パターンを示す。 図3は、本発明の概念の様々な実施形態による、図1Aの単一パッチアンテナを含む無線電子デバイスに沿った、15.1GHz励起における絶対的遠方界利得(absolute far gain)を示す。 図4は、本発明の概念の様々な実施形態による基板集積導波路(SIW)を含む広帯域アンテナを示す。 図5Aは、本発明の概念の様々な実施形態による基板集積導波路(SIW)を含む広帯域アンテナを示す。 図5Bは、本発明の概念の様々な実施形態による基板集積導波路(SIW)を含む広帯域アンテナを示す。 図6は、本発明の概念の様々な実施形態による、図4、図5A、及び/又は、図5BのSIWを含む広帯域アンテナのいずれかの断面図を示す。 図7は、本発明の概念の様々な実施形態による、図4、図5A、及び/又は、図5BのSIWを含む広帯域アンテナのいずれかの断面図を示す。 図8は、本発明の概念の様々な実施形態による、図4、図5A、及び/又は、図5BのSIWを含む広帯域アンテナのいずれかの断面図を示す。 図9Aは、本発明の概念の様々な実施形態による、図4、図5A、及び/又は、図5BのSIWを含む広帯域アンテナのいずれかの平面図を示す。 図9Bは、本発明の概念の様々な実施形態による、図4、図5A、及び/又は、図5BのSIWを含む広帯域アンテナのいずれかの平面図を示す。 図9Cは、本発明の概念の様々な実施形態による、図4、図5A、及び/又は、図5BのSIWを含む広帯域アンテナのいずれかの給電構造を含む断面図を示す。 図10は、本発明の概念の様々な実施形態による、異なる広帯域アンテナ設計を含む、スマートフォンのような無線電子デバイスの周囲の放射パターンを示す。 図11は、本発明の概念の様々な実施形態による、異なる広帯域アンテナ設計を含む、スマートフォンのような無線電子デバイスの周囲の放射パターンを示す。 図12は、本発明の概念の様々な実施形態による、異なる広帯域アンテナ設計を含む、スマートフォンのような無線電子デバイスの周囲の放射パターンを示す。 図13は、図4、図5A、及び/又は、図5BのSIWを含む広帯域アンテナの周波数応答を図式的に示す。 図14は、本発明の概念の様々な実施形態による、異なるタイプのアンテナの周波数応答を図式的に示す。 図15は、本発明の概念の様々な実施形態による、SIWを含む双方向指向性(dual directional)アレイアンテナを示す図である。 図16Aは、本発明の概念の様々な実施形態による、図15のアンテナを含む、スマートフォンのような無線電子デバイスの周囲の放射パターンを示す。 図16Bは、本発明の概念の様々な実施形態による、図15のアンテナを含む、スマートフォンのような無線電子デバイスの周囲の放射パターンを示す。 図17は、本発明の概念の様々な実施形態による、図15の双方向指向性アレイアンテナを含む無線電子デバイスに沿った29.5GHz励起での絶対的遠方界利得を示す。 図18は、本発明の概念の様々な実施形態による、様々なアンテナの相互整合(mutual coupling)を示す。 図19は、本発明の概念の様々な実施形態による、様々なアンテナの相互整合(mutual coupling)を示す。 本発明の概念の様々な実施形態による、無線電子デバイスの、広帯域アンテナを含むいくつかの電子部品のブロック図である。
本発明の概念は、本発明の概念の実施形態が示されている、添付の図面を参照してより完全に説明される。しかしながら、本出願は、本明細書に記載の実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が完全、且つ、充分であり、実施形態の範囲を当業者に完全に伝えるように提供される。同様の参照番号は同様の要素を参照する。
様々な無線通信アプリケーションは、パッチアンテナ、誘電体共振器アンテナ(dielectric resonator antenna)(DRA)、及び/又は、基板集積導波路(SIW)アンテナを使用することができる。パッチアンテナ、及び/又は、基板集積導波路(SIW)アンテナは、10GHzから300GHzまでの電磁スペクトルにおけるミリメートル帯域の無線周波数での使用に適している。パッチアンテナ、及び/又は、SIWアンテナは、それぞれ、かなり広がった放射線ビームを提供することができる。パッチアンテナ設計、及び/又は、SIWアンテナ設計の潜在的な欠点は、放射パターンが指向性を持つことである。例えば、パッチアンテナがモバイルデバイスで使用される場合、放射パターンは、モバイルデバイスの周囲の3次元空間の半分のみをカバーすることができる。この場合、アンテナは、指向性を持つ放射パターンを生成し、適切な動作を行うために、移動局を基地局へ向けなければならないことがある。
本明細書に記載される様々な実施形態は、SIWアンテナ設計が、アンテナの放射を改善する反射器や、反射器空に信号を制御し、及び/又は、相互干渉を低減するウェーブトラップ等の他の素子を追加することによって改善され得るという認識から、着想したものである。反射器、及び/又は、ウェーブトラップ素子は、モバイルデバイスの周囲の3次元空間をカバーする放射パターンを生成することによって、アンテナ性能を改善することができる。
ここで図1Aを参照すると、無線電子デバイス101の表側にある単一のパッチアンテナ100が示されている。単一のパッチアンテナ100は、無線電子デバイス101の縁に沿って配置される。図1Bを参照すると、図1Aの単一のパッチアンテナ100を含む無線電子デバイス101の周囲の放射パターンが示されている。単一のパッチアンテナ100が15.1GHzにおいて励起されると、無線電子デバイス101の周囲に不規則な放射パターンが形成される。図2Aを参照すると、無線電子デバイス101の裏側にある単一のパッチアンテナ102が示されている。単一のパッチアンテナ102が15.1GHzにおいて励起されると、無線電子デバイス101の周囲に不規則な放射パターンが形成される。両方の場合において、無線電子デバイス101の周囲の放射パターンにおいては、広がりを持った指向性の歪が存在し、アンテナ周囲の半分の空間をカバーするように放射しているが、アンテナの他の半分の周囲においては放射が不十分である。従って、この単一のパッチアンテナは、いくつかの方向において性能が低いため、これらの周波数での通信には適していない場合がある。
ここで図3を参照すると、図1Aの単一のパッチアンテナ100を含む無線電子デバイス101に沿った、15.1GHz励起における絶対的遠方界利得が示されている。軸シータ(θ)は、図1Bの無線電子デバイス101の周囲のy−z平面を表し、軸ファイ(φ)は、x−y平面を表す。図1Bの放射パターンの結果と同様に、絶対的遠方界利得は、例えば、x−y平面において0°から360°のスパンで広がるような、無線電子デバイス101の周囲の一方向において、充分な利得特性を有する。しかしながら、y−z平面においては、無線電子デバイス101の周囲の、例えば60°から120°のような指向性を生じる、劣化した絶対的遠方界利得をもたらす。
ここで図4を参照すると、当該図は、基板402において基板集積導波路(SIW)を有する広帯域SIWアンテナ400を含む無線電子デバイスを示している。基板402は、高誘電率及び低損失係数tanδを有する材料を含むことができる。例えば、Rogers RO4003Cのような材料を、基板402の誘電体層として用いることができ、当該材料は、10GHzにおいて、誘電率εr=3.55及び損失係数tanδ=0.0027である。広帯域SIWアンテナ400は、第1の金属層404、反射器406、及び/又は、ウェーブトラップ408を含む。複数のウェーブトラップ408は、それぞれ、第1の金属層404に直接接続され、且つ、第1の金属層404の第1の側の主平面に沿って外側に延伸する。反射器406は、広帯域SIWアンテナ400の信号を放射、及び/又は、反射するように構成される。反射器406によって反射された信号は、ウェーブトラップ408間で最大強度となることができる。いくつかの実施形態においては、反射器406によって反射された信号は、ウェーブトラップ408を越えて移動するときに軽減(mitigate)される。
高周波アプリケーションにおいては、マイクロストリップデバイスは損失のために効率的ではないことがある。さらに、高周波においては、波長が短いため、マイクロストリップデバイスの製造は、非常に厳しい許容誤差が求められることとなる。従って、高周波では、誘電体充填導波路(dielectric filled waveguide;DFW)デバイスが好ましいことがある。しかしながら、従来の導波路デバイスの製造は難しい。製造を容易にするために、ビアを用いて基板集積導波路(SIW)を形成することによって、DFWデバイスを強化することができる。ここで図5Aを参照すると、図4の広帯域SIWアンテナ400の詳細図が示されている。基板402は、格子状の基板集積導波路(SIW)412及びビア414を含む。ビア414は、図5Aに示すように、SIW412の側壁を形成し、第1の金属層404からSIW412内へ延伸することができる。いくつかの実施形態においては、ビア414は、第1の金属層404から、SIW412と対向する第2の金属層422にまで延伸することができる。
引き続き図5Aを参照すると、給電構造420は、第1の金属層404からSIW412内へ延伸することができる。給電構造420は、給電ビア416と、給電ビアから離間し、給電ビアを取り囲むリング構造418とを含むことができる。絶縁体424は、リング構造418と給電ビア416との間にあることができる。いくつかの実施形態においては、リング構造418の半径、及び/又は、リング構造の幅は、給電構造420に電気的に結合された信号給電素子にインピーダンス整合するように構成されてもよい。給電構造420は、給電構造に接続された、例えば、RF/同軸ケーブル、及び/又は、マイクロストリップ等の信号給電素子を介して給電されてもよい。広帯域SIWアンテナ400は、給電構造420を介して、送信、及び/又は、受信される信号によって励起された際、共振周波数で共振するように構成されてもよい。図5Aにおいては、給電構造420への給電の例として同軸ケーブルを示しているが、給電構造420は、マイクロストリップ、ストリップライン、及び/又は、他のタイプの給電体を含むことができる。給電構造420への給電する給電体のタイプは、反射器、及び/又は、ウェーブトラップを含むアンテナの性能に影響を与えることがないことがある。
さらに図5Aを参照すると、広帯域SIWアンテナ400は、上部波トラップ408a及び408b、及び/又は、下部波トラップ410a及び410bを含むことができる。上部波トラップ408a及び408bは、それぞれ、第1の金属層404と直接接続され、第1の金属層404の第1の側の主平面に沿って外側に延伸することができる。下部波トラップ410a及び410bは、それぞれ、第2の金属層422と直接接続され、第2の金属層422の第1の側の主平面に沿って外側に延伸することができる。反射器406は、第1の金属層と直接接続され、第1の金属層404の第1の側の主平面に沿って外側に延伸することができる。SIW412から延伸する反射器406の長さは、広帯域SIWアンテナ400の共振周波数の0.25実効波長から0.5実効波長までの間にあってもよい。実効波長は、広帯域SIWアンテナ400の基板の誘電率、及び/又は、共振周波数の波長に依存してもよい。
いくつかの実施形態においては、上部波トラップ408a及び408bは、それぞれ、下部波トラップ410a及び410bと垂直に整列されてもよい。上部波トラップ408a、上部波トラップ408b、及び反射器406は、SIW412の第1の側の主平面に沿って互いにほぼ平行であってもよい。反射器406は、上部波トラップ408a及び上部波トラップ408bから離間し、及び/又は、上部波トラップ408a及び上部波トラップ408bから等距離にあってもよい。いくつかの実施形態においては、上部波トラップ408a及び上部波トラップ408bは、第1の金属層404に直接接続されてもよく、及び/又は、SIW412と重ならなくてもよい。
いくつかの実施形態においては、上部波トラップ408a、408bは、第1の金属層404内のノッチであってもよい。上部波トラップ408aは、第1の部分及び第2の部分を含むことができる。上部波トラップ408aの第1の部分は、上部波トラップ408aの第2の部分と平行であってもよく、及び/又は、上部波トラップ408aの第2の部分から離隔していてもよい。いくつかの実施形態においては、上部波トラップ408aの第1の部分と第2の部分との間に絶縁材料があってもよい。上部波トラップ408aの第1の部分及び上部波トラップ408aの第2の部分は、SIW412から等距離に離れて延伸してもよい。SIW412から延伸する、上部波トラップ408aの第1の部分の長さは、広帯域SIWアンテナ400の共振周波数の0.25実効波長から0.5実効波長までの間にあってもよい。SIW412から延伸する、上部波トラップ408aの第2の部分の長さは、広帯域SIWアンテナ400の共振周波数の0.25実効波長から0.5実効波長までの間にあってもよい。いくつかの実施形態においては、反射器406の寸法、及び/又は、ウェーブトラップの寸法は、広帯域SIWアンテナ400の基板の材料に基づくことができる。
同様に、下部波トラップ410a、410bは、第2の金属層422内のノッチであってもよい。下部波トラップ410aは、第1の部分及び第2の部分を含むことができる。下部波トラップ410aの第1の部分は、下部波トラップ410aの第2の部分と平行であってもよく、及び/又は、下部波トラップ410aの第2の部分から離隔していてもよい。上部波トラップ408a及び上部波トラップ408bは、給電構造420から等距離にあってもよい。
さらに図5Aを参照すると、上部波トラップ408aは、給電構造420の第1の側にあり、上部波トラップ408bは、給電構造420の第1の側と対向する第2の側にあってもよい。上部波トラップ408a及び上部波トラップ408bは、給電構造420から等距離にあってもよい。いくつかの実施形態においては、ビア414は、第1の金属層404から第2の金属層422まで延伸してもよい。ビア414は、第1の金属層404、及び/又は、第2の金属層422内のビア穴内の導電材料を含んでいてもよい。第1の金属層404は、SIWと重なる第1の金属層に沿って、離隔する複数の上部ビアホールを含んでいてもよい。第2の金属層422は、上部ビア穴のそれぞれとほぼ垂直に整列された複数の下部ビアホールを含んでいてもよい。給電構造420は、第1の金属層内の複数の上部ビア穴のうちの少なくとも2つの間にあってもよい。
ここで図5Bを参照すると、図5Aの広帯域SIWアンテナ400の反転図(flipped over view)が示されている。給電ビア416は、第1の金属層404を通ってSIW412内まで延伸してもよい。いくつかの実施形態においては、給電ビア416は、第1の金属層404を通ってSIW418内、及び第2の金属層422にまで延伸してもよい。
図6、図7及び図8は、図4、図5A及び図5BのSIWを含む広帯域アンテナのいずれかの断面図を示す。ここで図6を参照すると、SIW412を含む広帯域SIWアンテナ400の側面図が示されている。ビア414は、第1の金属層404から第2の金属層422まで延伸する。信号供給素子426は、広帯域SIWアンテナ400の給電構造に接続することができる。上部波トラップ408bは第1の金属層404から延伸し、下部波トラップ410bは第2の金属層422から延伸する。ここで図7を参照すると、SIW412を含む広帯域SIWアンテナ400の背面図が示されている。ビア414は、第1の金属層404から第2の金属層422まで延伸する。信号供給素子426は、広帯域SIWアンテナ400の給電構造に接続することができる。ここで図8を参照すると、SIW412を含む広帯域SIWアンテナ400の正面図が示されている。ビア414は、第1の金属層404から第2の金属層422まで延伸する。信号供給素子426は、広帯域SIWアンテナ400の給電構造に接続することができる。
ここで図9Aを参照すると、図4、図5A、及び図5Bの広帯域SIWアンテナ400のいずれかの平面図が示されている。第1の金属層404は、給電構造420の周囲に配置されたビア414を含む。反射器406は、第1の金属層404から延伸する。上部波トラップ408a、408bは、第1の金属層404内のノッチであってもよい。上部波トラップ408aは、第1の部分428a及び第2の部分428bを含む。上部波トラップ408aの第1の部分428aは、上部波トラップ408aの第2の部分428bと平行であってもよく、及び/又は、上部波トラップ408aの第2の部分428bから離隔していてもよい。上部波トラップ408aの第1の部分428a及び上部波トラップ408aの第2の部分428bは、第1の金属層404の下でSIWと重なる第1の金属層404から等間隔に離れて延伸してもよい。上部波トラップ408aの第1の部分428a及び上部波トラップ408aの第2の部分428bは、誘電体材料によって分離されてもよい。
ここで図9Bを参照すると、図4、図5A、及び図5Bの広帯域SIWアンテナ400のいずれかの平面図が示されている。給電構造420は、給電ビア穴416及びリング構造418を含むことができる。給電ビア穴の半径「r」、リング構造418の半径「r2」、及び/又は、リング構造418の厚さは、給電構造420のインピーダンスを制御することができる。広帯域SIWアンテナ400の基板は、高い誘電率εrを有する材料を含むことができる。ビア414間の間隔は、距離「S」であってもよい。ウェーブトラップを含む第1の金属層404の第1の側に最も近いビア414からビア414の後列(back row)までの距離は、距離「L」であってもよい。反射器、及び/又は、ウェーブトラップに平行なビア414の2つの列の間の距離は、距離「a」であってもよい。ビア414の後列から給電構造420までの距離は、距離「L」であってもよい。距離「S」、「a」、「L」、及び/又は、「L」は、広帯域SIWアンテナ400の帯域幅、及び/又は、共振周波数に影響を与えることができる。
ここで図9Cを参照すると、図4、図5A、及び図5Bの広帯域SIWアンテナ400のいずれかの断面背面図が示されている。給電ビア416は、第1の金属層404から高誘電率εrを有する基板のSIW内まで延伸することができる。供給ビアは、高さLを有することができる。いくつかの実施形態においては、高さLが共振周波数を決定してもよい。ビア414は、第1の金属層404から第2の金属層422まで延伸してもよい。
ここで図10を参照すると、従来のSIWアンテナを含むスマートフォンのような無線電子デバイス101の周囲の放射パターンが示されている。不規則な放射パターンが、従来のSIWアンテナを含む無線電子デバイス101の周囲に形成される。無線電子デバイス101の周囲の放射パターンは、顕著な指向性の歪みを持つ。ここで図11を参照すると、図1Aの単一のパッチアンテナを含む、スマートフォンのような無線電子デバイス101の周囲の放射パターンが示されている。放射パターンは、図11に示すように、無線電子デバイス101の一方向のみが良好な放射特性を有することから、無線電子デバイス101がある方向において良好な性能を発揮することができるような有意な指向性の挙動を示す。
ここで図12を参照すると、図4、図5A、及び/又は、図5Bのいずれかの広帯域SIWアンテナ400を含む、スマートフォンのような無線電子デバイス101の周囲の放射パターンが示されている。無線電子デバイス201の周囲の放射パターンは、広帯域SIWアンテナ400を含む無線電子デバイスの前面及び背面周辺の空間をカバーする広範な放射(broad、encompassing radiation)によって、ほとんど指向性の歪みを示さない。
図13を参照すると、図4、図5A、又は、図5Bのいずれかの広帯域SIWアンテナ400の周波数応答が示されている。この非限定的な例においては、図4、図5A、又は、図5Bの広帯域SIWアンテナ400は、30GHz近傍の共振周波数応答を有するように設計されている。この共振周波数の周囲の−10dBのリターンロスを伴う帯域幅は、約3.0GHzであることができる。このアンテナによって、共振周波数の周囲に提供される低いリターンロスを有するこの広い帯域幅は、この帯域幅範囲内のいくつかの異なる周波数で使用する可能性を伴って、優れた信号の完全性を提供する。
図14を参照すると、図4、図5A、又は、図5Bのいずれかの広帯域SIWアンテナ400の周波数応答1406が、図1Aのパッチアンテナの周波数応答1404、及び、従来のSIWアンテナの周波数応答1402と比較して示されている。広帯域SIWアンテナの周波数応答1406は、パッチアンテナ、又は、従来のSIWアンテナと比較してはるかに広い帯域幅(例えば、>3GHz)を提供する。
ここで図15を参照すると、2つのSIWを含む双方向指向性広帯域アレイアンテナ1500が示されている。議論を容易にするために、2つのアンテナ素子400a及び400bが示されている。しかしながら、この概念は、例えば、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)アプリケーション用、及び/又は、ダイバーシティ通信用の4つ以上のアンテナ素子等の追加のアンテナ素子を含むアレイに適用することができる。アンテナ素子は、MIMO通信で使用するためにサブアレイにグループ化することができる。図15の広帯域アレイアンテナ1500は、互いに隣接する2つの広帯域SIWアンテナ素子400a及び400bを含むことができる。アンテナ400bは、図5Aのアンテナ400と同様であってもよい。2つのSIW、412a及び412bは、広帯域アレイアンテナ1500に含まれてもよい。これらのSIWは、離隔していてもよい。上部波トラップ408a、408b、及び408cは、第1の金属層404から延伸してもよい。下部波トラップ410a、410b、及び410cは、第2の金属層422から延伸してもよい。上部波トラップ408bは、2つのSIW412a及び412bの間にあってもよく、下部波トラップ410bは、2つのSIW412aと412bの間にあってもよい。上部波トラップ408b及び下部波トラップ410bは、広帯域SIWアンテナ400a及び400bの両方からの放射信号を捕捉(trap)、及び/又は、形成(shape)するように機能することができる。広帯域SIWアンテナ400aの反射器406bは、第1の金属層404上にあってもよく、一方、隣接する広帯域SIWアンテナ400bの反射器406aは、第2の金属層422上にあってもよい。2つ以上の広帯域SIWアンテナを有するいくつかの実施形態においては、隣り合うSIWアンテナの反射器は、対向する金属層の上にあってもよい。言い換えると、反射器の位置は、隣接する広帯域SIWアンテナのための第1の金属層と第2の金属層との間で互い違い(alternate)となる。この互い違いの反射器の位置は、アンテナの双方向性の挙動を改善することができ、隣接するアンテナ素子間の信号が互いに干渉しにくいため、デバイスによるより低い電力消費を提供することができる。広帯域SIWアンテナ400a、400bのそれぞれは、それぞれの給電構造420a、420bを含むことができる。
図16A及び図16Bは、図15の双方向指向性広帯域アレイアンテナ1500を含む、スマートフォンのような無線電子デバイスの周囲の放射パターンを示す。ここで図16Aを参照すると、図15の広帯域SIWアンテナ素子400aによる放射パターンが示されている。無線電子デバイスの周囲の放射パターンは、広帯域SIWアンテナ400aを含む無線電子デバイスの前面及び背面周辺の空間をカバーする広範な放射によって、ほとんど指向性の歪みを示さない。ここで図16Bを参照すると、図15の広帯域SIWアンテナ素子400bによる放射パターンが示されている。無線電子デバイスの周囲の放射パターンは、広帯域SIWアンテナ400bを含む無線電子デバイスの前面及び背面周辺の空間をカバーする広範な放射によって、ほとんど指向性の歪みを示さない。
ここで図17を参照すると、図15の双方向指向性広帯域アレイアンテナ1500を含む無線電子デバイスに沿った、29.5GHz励起における絶対遠方界利得が示されている。軸シータ(θ)は、図15の双方向指向性広帯域アレイアンテナ1500の周囲のy−z平面を表し、軸ファイ(φ)は、x−y平面を表す。絶対遠方界利得は、図15の双方向指向性広帯域アレイアンテナ1500の周囲のx−y平面及びy−z平面の両方において、優れた利得特性を示す。遠方界利得は、図15の双方向指向性広帯域アレイアンテナ1500の周囲のy−z平面において、例えば、0°から360°のスパンで双方向に広がる。図17に示すように、図15の双方向指向性広帯域アレイアンテナ1500は、図3のパッチアンテナの劣化した絶対遠方界利得の結果と比較して、y−z平面の60°から120°の信号カバーにおいて、良好な利得特性を提供する。
さらに、図15の上部波トラップ408及び下部波トラップ410は、隣接するアンテナ素子400aと400bとの間の相互結合(mutual coupling)を大幅に低減し、それによって干渉を低減する。ここで図18を参照すると、図15の双方向指向性広帯域アレイアンテナ1500の相互結合及びリターンロスが示されている。図18のグラフ1803及び1804は、隣接するアンテナ素子400aと400bとの間の相互結合を示す。29.5GHzの共振周波数においては、相互結合は約−37dBであり、図15の上部波トラップ408及び下部波トラップ410の影響により、非常に低い相互結合を示す。グラフ1801及び1802は、アンテナ素子400a及び400bのリターンロスを示す。29.5GHzの共振周波数においては、リターンロスは約−25dBであり、各アンテナ素子のリターンロスが非常に低いことを示している。
ここで図19を参照すると、ウェーブトラップ有り及び無しにおけるアレイアンテナにおける相互結合が示されている。グラフ1901は、図15の双方向指向性広帯域アレイアンテナ1500における相互結合を示し、一方、グラフ1902は、ウェーブトラップのない場合の同様のSIWアレイアンテナの場合を示す。29.5GHzの共振周波数においては、相互結合の差は約20dBであり、本明細書で論じるようなウェーブトラップを含むアンテナ素子間の相互結合を著しく低下させることを示している。
図20は、本発明のいくつかの実施形態による、アンテナ2001を含む無線通信端末2000のブロック図である。アンテナ2001は、図4、図5A、又は、図5Bのいずれかの広帯域SIWアンテナ400を含むことができ、及び/又は、図15の広帯域アレイアンテナ1500を含むことができ、及び/又は、本発明の様々な他の実施形態に従って構成することができる。ここで図20を参照すると、端末2000は、アンテナ2001、トランシーバ2002、プロセッサ2008を含み、さらに、従来のディスプレイ2010、キーパッド2012、スピーカ2014、メモリ2016、マイクロフォン2018、及び/又は、カメラ2020を含むことができ、これらのうちの1つ以上は、アンテナ2001に電気的に接続されることができる。
トランシーバ2002は、それぞれのRF供給部(RF feed)を介してアンテナ2001の異なる放射素子にRF信号を供給/受信するための別個の通信経路を提供する送信/受信回路(TX/RX)を含むことができる。従って、アンテナ2001が図15に示すような2つのアンテナ素子400a及び400bを含む場合、トランシーバ2002は、図15の給電構造420a及び420bのそれぞれを介してアンテナ素子の異なる1つにそれぞれ接続された2つの送信/受信回路2004、2006を含むことができる。
プロセッサ2008とともに協働するトランシーバ2002は、1つ以上の周波数範囲で少なくとも1つの無線アクセス技術に従って通信するように構成されてもよい。少なくとも1つの無線アクセス技術は、WLAN(例えば802.11)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、TransferJet、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、グローバルスタンダードフォーモバイル(GSM)通信、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service)(GPRS)、エンハンスドデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE)、DCS、PDC、PCS、符号分割多元接続(CDMA)、ワイドバンド−CDMA、及び/又は、CDMA2000を、限定することなく、含むことができる。本発明による実施形態においては、他の無線アクセス技術、及び/又は、他の周波数帯域も使用することができる。
放射素子の相対的な幅、導電性の長さ、及び/又は、形状、及び/又は、アンテナの他の素子のような、図4〜図9C及び図15に示すアンテナ部品の特定の特性は、本発明の範囲内で変更することができる。従って、本発明の原理から実質的に逸脱することなく、多くの変形および修正を実施形態に対して行うことができる。このような変形及び修正のすべては、本発明の範囲内に含まれるものとする。
上述した広帯域SIWアンテナのアンテナ構造及びウェーブトラップを含む広帯域SIWアンテナのアレイは、均一な放射パターンを有するモバイルデバイスの周囲の3次元空間をカバーする高利得信号を生成することによってアンテナ性能を改善することができる。いくつかの実施形態においては、広帯域SIWアンテナの帯域幅を改善するために、反射器を追加することによって、さらなる性能改善を得ることができる。記載された本発明の概念は、無指向性放射、及び/又は、広い帯域幅を有するアンテナ構造を生成する。
本明細書で使用する用語は、特定の実施形態のみを説明するためのものであり、実施形態を限定するものではない。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈上他に明白に示されていない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書で使用される場合、用語「comprises(備える)」、「comprising」、「includes(含む)」、「including」、「having(有する)」、及び/又は、これらの変形は、記載された特徴、ステップ、操作、素子、及び/又は、部品の存在を特定し、他の1つ以上の、特徴、ステップ、操作、素子、部品、及び/又は、これらのグループの存在又は追加を排除するものではないことが理解されよう。
ある素子が別の素子に、「coupled(結合)」、「connecte(接続)」又は、「responsive(応答)」すると言及される場合、それは、他の素子に直接的に結合され、接続され、又は応答することができること、又は、介在する素子が存在してもよいことを理解されよう。一方、ある素子が別の素子に「直接的に結合」、「直接的に接続」又は「直接的に応答」と言及される場合には、介在する素子は存在しないことを理解されよう。本明細書で使用される場合、「及び/又は」という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上の任意の及びすべての組み合わせを含む。
「above(情報)」、「below(下方)」、「upper(上)」、「lower(下)」、「top(上部)」、「bottom(下部)」等のような空間的、且つ、相対的な用語は、ここでは、図に示されるような、ある素子又は特徴の、1つ以上の他の素子又は特徴との関係を表現するための表記を容易にするための用いることができる。空間的、且つ、相対的な用語は、図に描かれている向きに加えて、使用又は操作中の装置の異なる向きを包含することを意図していることが理解されよう。例えば、図中の装置がひっくり返された場合、他の素子又は特徴の「下方(below)」として記載された素子は、他の素子又は特徴の「上方(above)」に向くこととなる。従って、「下方(below)」という用語は、上方及び下方の両方向を包含することができる。この装置は、他の方向に向いていてもよく(90度又は他の向きに回転されてもよい)、本明細書で使用される空間的且つ相対的な記述はそれに従って解釈される。簡潔さ、及び/又は、明瞭さのために、周知の機能又は構成を詳細に説明することはない。
「第1」、「第2」等の用語は、本明細書では様々な素子を説明するために使用されるが、これらの素子はこれらの用語によって限定されるべきではないことが理解されよう。これらの用語は、ある素子を別の素子と区別するためにのみ使用される。従って、第1の素子は、本実施形態の教示から逸脱することなく第2の素子と呼ぶことができる。
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術的及び科学的用語を含む)は、本実施形態が属する分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般に使用される辞書に定義された用語のような用語は、関連技術の文脈における意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書において明確に定義されていない限り、理想化された、又は、過度に形式化された意味で解釈されるべきものではないことが理解されよう。
上述の説明及び図面に関連して、多くの異なる実施形態が本明細書に開示されている。これらの実施形態のすべての組み合わせ及びサブコンビネーションを文字通り説明及び図示することは、不当に反復的であり、難しくすることが理解されよう。従って、図面を含む本明細書は、本明細書に記載された実施形態のすべての組み合わせ及びサブコンビネーション、ならびにそれらを作成及び使用する方法及びプロセスの完全な記述を構成すると解釈され、このような組み合わせ又はサブコンビネーションのいくつかの請求項をサポートすることができる。
図面及び明細書では、様々な実施形態が開示されており、特定の用語が使用されているが、それらは一般的且つ説明的な意味でのみ使用され、限定の目的では使用されない。

Claims (21)

  1. 無線電子デバイスであって、
    基板集積導波路(SIW)と;
    前記SIWの第1の側の上にある第1の金属層であって、前記第1の金属層は、1つ以上の上部波トラップを有し、前記各上部波トラップは、前記第1の金属層と直接接続され、前記第1の金属層の前記第1の側の主平面に沿って外側に延伸する、第1の金属層と;
    前記SIWの前記第1の側と対向する前記SIWの第2の側の上にある第2の金属層と;
    前記第1の金属層を介して前記SIW内まで延伸する給電構造と;
    前記SIWの前記第1の側の上にある反射器であって、前記反射器は、前記第1の金属層と直接接続され、前記第1の金属層の前記第1の側の前記主平面に沿って外側に延伸する、反射器と
    を備え、
    前記無線電子デバイスは、前記給電構造を介して送信又は受信される信号によって励起された際、共振周波数で共振するように構成され、
    前記1つ以上の上部波トラップは、前記第1の側の主平面上において、前記反射器に対して、離隔して、且つ、平行に延伸し、前記給電構造を介して送信又は受信される前記信号に基づいて、前記反射器によって反射される信号を捕捉するように構成される、
    無線電子デバイス。
  2. 前記第2の金属層は、1つ以上の下部波トラップを有し、前記各下部波トラップは、前記第2の金属層と直接接続され、前記第2の金属層の第1の側の主平面に沿って外側に延伸し、
    前記1つ以上の下部波トラップは、前記上部波トラップのそれぞれと垂直に整列されている、請求項1に記載の無線電子デバイス。
  3. 前記給電構造は、
    給電ビアと;
    前記給電ビアから離間し、前記給電ビアを取り囲むリング構造と;
    前記リング構造と前記給電ビアとの間にある絶縁体を有する、
    請求項1に記載の無線電子デバイス。
  4. 前記リング構造の半径、及び/又は、前記リング構造の幅は、前記給電構造に電気的に結合された信号給電素子にインピーダンス整合するように構成される請求項3に記載の無線電子デバイス。
  5. 前記給電構造は、前記第1の金属層から前記SIWを介して、前記第2の金属層まで延伸する、請求項1に記載の無線電子デバイス。
  6. 前記1つ以上の上部波トラップは、
    前記給電構造の第1の側の上の第1の上部波トラップと;
    前記給電構造の前記第1の側と対向する、前記給電構造の第2の側の上の第2の上部波トラップと、
    を有する、
    請求項1に記載の無線電子デバイス。
  7. 前記第1の上部波トラップと前記第2の上部波トラップとは、前記給電構造から等距離にある、請求項6に記載の無線電子デバイス。
  8. 前記第1の上部波トラップと前記第2の上部波トラップと前記反射器は、前記SIWの主平面に沿って互いに平行であり、
    前記反射器は、前記第1の上部波トラップ及び前記第2の上部波トラップから離隔している、及び/又は、等距離にある、
    請求項6に記載の無線電子デバイス。
  9. 前記第1の上部波トラップと前記第2の上部波トラップとは、前記第1の金属層に直接接続され、前記SIWと重ならない、請求項8に記載の無線電子デバイス。
  10. 前記第1の金属層は、前記SIWと重なるように、前記第1の金属層に沿って離隔する複数の上部ビア穴を有し、
    前記第2の金属層は、前記複数の上部ビア穴のそれぞれと垂直に整列するようにされた複数の下部ビア穴を有し、
    前記給電構造は、前記第1の金属層内の前記複数の上部ビア穴のうちの少なくとも2つの間にある、
    請求項1に記載の無線電子デバイス。
  11. 前記1つ以上の上部波トラップの第1の上部波トラップは、前記第1の金属層内のノッチを有し、
    前記ノッチの一方の側の上の前記第1の上部波トラップの第1の部分は、前記ノッチの他方の側の上の前記第1の上部波トラップの第2の部分に対して、平行、且つ、離隔している、
    請求項1に記載の無線電子デバイス。
  12. 前記第1の上部波トラップと第2の上部波トラップは、前記給電構造から等距離にあり、
    前記第1の上部波トラップの前記第1の部分と前記第1の上部波トラップの前記第2の部分とは、前記SIWから等間隔に離れて延伸する、
    請求項11に記載の無線電子デバイス。
  13. 前記SIWから延伸する、前記第1の上部波トラップの前記第1の部分の長さは、前記共振周波数の0.25実効波長から0.5実効波長までの間にあり、
    前記SIWから延伸する、前記第1の上部波トラップの前記第2の部分の長さは、前記共振周波数の0.25実効波長から0.5実効波長までの間にある、
    請求項11に記載の無線電子デバイス。
  14. 前記SIWから延伸する、前記反射器の長さは、前記共振周波数の0.25実効波長から0.5実効波長までの間にある、
    請求項1に記載の無線電子デバイス。
  15. 1つ以上の追加SIWと;
    前記第1の金属層を介して延伸する1つ以上の追加給電構造であって、前記1つ以上の追加給電構造は、前記追加SIWのそれぞれに関連付けられている、1つ以上の追加給電構造と;
    前記SIWの前記第1の側又は前記第2の側の上の1つ以上の追加反射器であって、前記1つ以上の追加反射器は、前記追加SIWのそれぞれに関連付けられ、且つ、前記第1の金属層の前記第1の側の前記主平面又は前記第2の金属層の前記第1の側の前記主平面に沿って外側へ延伸する、1つ以上の追加反射器と
    をさらに備える、
    請求項2に記載の無線電子デバイス。
  16. 前記SIWに隣接する前記追加SIWの1つに関連する前記追加反射器の1つは、前記第2の金属層の上にあり、前記第2の金属層の前記第1の側の前記主平面に沿って外側へ延伸する、請求項15に記載の無線電子デバイス。
  17. 無線電子デバイスであって、
    互いに離隔し、平面内に配置された複数の基板集積導波路(SIW)と;
    前記SIWの第1の側の上にある第1の金属層であって、前記第1の金属層は、複数の上部波トラップを有し、前記複数の上部波トラップのそれぞれは、前記第1の金属層と直接接続され、前記第1の金属層の第1の側の主平面に沿って外側に延伸する、第1の金属層と;
    前記SIWの前記第1の側と対向する前記SIWの第2の側の上にある第2の金属層であって、前記第2の金属層は、複数の下部波トラップを有し、前記複数の下部波トラップのそれぞれは、前記第2の金属層と直接接続され、前記第2の金属層の第1の側の主平面に沿って外側に延伸する、第2の金属層と;
    前記SIWのそれぞれと関連付けられている複数の給電構造であって、前記複数の給電構造は、前記第1の金属層を介して、関連する前記SIW内まで延伸する、複数の給電構造と;
    前記第1の金属層又は前記第2の金属層のいずれかの前記主平面に対して、直接的に接続され、且つ、沿って外側へ延伸する複数の反射器であって、前記複数の反射器のそれぞれは、前記SIWのそれぞれと関連付けられている、複数の反射器と、
    を備え、
    前記複数の反射器の第1の反射器は、前記複数のSIWの第1のSIWと関連付けられ、且つ、前記第1の金属層の前記第1の側に沿って外側へ延伸し、
    前記複数の反射器の第2の反射器は、前記第1のSIWと隣接する、前記複数のSIWの第2のSIWと関連付けられ、且つ、前記第2の金属層の前記第1の側に沿って外側へ延伸し、
    前記無線電子デバイスは、前記給電構造の少なくとも1つを介して送信又は受信される信号によって励起された際、共振周波数で共振するように構成され、
    前記複数の上部波トラップの第1の上部波トラップ及び第2の上部波トラップは、それぞれ前記第1の側の主平面上において、前記第1の反射器に対して、離隔して、且つ、平行に延伸し、前記少なくとも1つの前記給電構造を介して送信又は受信される前記信号に基づいて、前記第1の反射器によって反射される信号をトラップするように構成される、
    無線電子デバイス。
  18. 前記第1の反射器は、前記第1の上部波トラップと前記第2の上部波トラップとに対して平行であり、
    前記第1の反射器は、前記第1の上部波トラップと前記第2の上部波トラップとの間を延伸し、
    前記第2の反射器は、前記複数の下部波トラップの第1の下部波トラップと第2の下部波トラップとに対して平行であり、
    前記第2の反射器は、前記第1の下部波トラップと前記第2の下部波トラップとの間を延伸する、
    請求項17に記載の無線電子デバイス。
  19. 前記第2の上部波トラップは、前記第1の下部波トラップと垂直に整列し、
    前記複数の上部波トラップは、前記第2の下部波トラップと垂直に整列する第3の上部波トラップをさらに有し、
    前記複数の下部波トラップは、前記第1の上部波トラップと垂直に整列する第3の下部波トラップをさらに有する、
    請求項18に記載の無線電子デバイス。
  20. 第1の複数のSIWを含む第1のサブアレイと、
    第2の複数のSIWを含む第2のサブアレイと、
    をさらに備える、請求項17に記載の無線電子デバイス。
  21. 前記第1のサブアレイ、及び/又は、前記第2のサブアレイは、複数入力及び複数出力(MIMO)通信、及び/又は、ダイバーシティ通信するように構成される、請求項20に記載の無線電子デバイス。
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