次に例示的な実施形態の詳細な説明を図を参照しつつ行う。しかし、本明細書の実施形態は、例示的な実施形態に関連して説明することができるが、それに限定されるべきでなく、他の実施形態を使用することができるか、または本発明から逸脱することなく開示の同じ、もしくは類似の機能を実行するように説明されている実施形態に修正および追加を施すことができる。それに加えて、図は、例示的であってよいコールフローを示すものとしてよい。他の実施形態も使用できることは理解されるであろう。フローの順序は、変えることができる。また、フローは、実装されていなければ省略され、フローの追加があれば、追加してよい。
マルチキャリアベースのワイヤレスネットワーク(例えば、図1A〜1Eで説明されているネットワークなど)における効率的なダウンリンク制御チャネル設計(例えば、機能強化されたダウンリンク制御チャネル)を実現するシステムおよび/または方法が開示されうる。例えば、このようなシステムおよび/または方法は、マルチキャリアシステムにおいて集中および/または分散リソース割り当てを実現し、および/または利用することができ、このことは、例えば、複数のコンポーネントキャリアの分散リソース割り当てを実現できることも含む。それに加えて、報告帯域幅、コンポーネントキャリアの数、および同様のものに基づくePDCCHおよび/またはフレキシブルCSI報告時間適応(flexible CSI reporting time adaptation)と組み合わせたマルチコンポーネントキャリア受信に基づくフレキシブルPDSCH処理時間適応(flexible PDSCH processing time adaptation)を含むPDSCHおよび/またはCSIフィードバック処理時間緩和が、そのようなシステムおよび/または方法において実現され、および/または使用されうる。一実施形態において、そのようなシステムおよび/または方法は、アップリンク制御チャネルの関係に対するePDCCHの物理および/または論理アドレス(例えば、CCEインデックス)のクロスキャリアスケジューリングおよび/または新規割り当てを含むePDCCHおよび/またはレガシーのアップリンク制御シグナリングの関係をさらに提供し、および/または使用することができる。スペシャルサブフレームおよび/またはTDDインターバンドにおけるePDCCHの使用を含むそのようなシステムおよび/または方法に対するTDD特有の実施形態も、提供され、および/または使用されうる。例としての一実施形態によれば、PDCCH受信のUEまたはWTRUの動作が曖昧期間内にありレガシーPDCCHとePDCCHとの間のRRC構成されたPDCCH構成を用いるPDCCHフォールバック送信モードがそのようなシステムおよび/または方法に対して提供され、および/または使用されうる。
それに加えて、そのようなシステムおよび/または方法は、例えば、完全FDMベースのeREG定義を含む可変eREGおよび/またはeCCE定義を提供し、および/または使用することができる。そのようなシステムおよび/または方法は、ePDCCH送信モード、可変eREGおよび/またはeCCE定義を使用するインターリーバ設計、適応eREG−eCCEマッピング(例えば、サブフレーム内の基準信号オーバーヘッドによるeCCE毎の可変個数のeREG)、および同様のものに基づきeCCE−eREG間マッピングをさらに提供し、および/または使用することができる。一実施形態において、ロケーションおよび/またはアグリゲーションレベルベースのアンテナポートマッピングおよび/またはPRBバンドリングに対するPRGサイズ定義を含む、eREGおよび/またはeCCEに対するアンテナポート関連付けが、そのようなシステムおよび/または方法において提供され、および/または使用されうる。例えば、共通探索空間および/またはWTRUもしくはUE特有の空間探索、TAおよび/またはCSIフィードバック要求によるTBS制限、および/または複数のダウンリンクコンポーネントキャリアを使用するePDCCHに基づくPUCCH割り当てを含むePDCCH探索空間設計も、そのようなシステムおよび/または方法とともに提供され、および/または使用されうる。
一実施形態によれば、そのようなシステムおよび/または方法は、RE位置ベースのマッピングおよび/またはWTRUもしくはUE特有の構成の組み合わせを含むWTRUもしくはUE特有の構成とのアンテナポート関連付けおよび/または分散送信における共通探索空間およびWTRUもしくはUE特有の探索空間に基づくアンテナポートマッピングルールを提供し、および/または使用することができる。一実施形態において、レートマッチングおよび/またはパンクチャリングルールを含むePDCCHリソースとPDSCH以外のレガシー信号との間の衝突処理が、そのようなシステムおよび/または方法について提供され、および/または使用されうる。それに加えて、適応eREG−eCCE間マッピング、サブフレーム特性に基づくマッピングルール、および同様のものが、提供され、および/または使用されうる。追加の実施形態では、HARQ−ACKタイミングによるTDDモードにおけるTBS制限が、提供され、および/または使用されうる。
そのようなシステムおよび/または方法は、ePDCCHリソースをさらに提供し、および/または使用することができる。例えば、ePDCCH候補によって決まるダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット、ハッシュ関数によって決まるePDCCHリソースセット、および/またはePDCCHリソースセットの個数のePCFICH指示を含むシステム帯域幅によって決まる、セット毎にリソースサイズが可変である複数のePDCCHリソースセットが提供され、および/または使用されうる。
MU−MIMOに対するサポートを含むePDCCHに対するPUCCH(A/N)リソース割り当ても、(例えば、そのようなシステムおよび/または方法において)提供され、および/または使用されうる。
一実施形態において、そのようなシステムおよび/または方法は、PRS構成情報をブロードキャストするステップおよび/またはePDCCHリソースがPRSと衝突する可能性がある場合にWTRUもしくはUEの動作をもたらすステップを含むPRS衝突処理技術も提供することができる。
マルチキャリアシステムに対する複数のePDCCHリソースセットは、そのようなシステムおよび/または方法によってさらに提供され、および/または定義されうる。例えば、DM−RSシーケンスが定義されうる。このような一実施形態では、ePDCCHセット毎に、またはそれぞれのePDCCHセットについて、DM−RSシーケンス生成器(XID)が構成され、使用され、および/または定義されうる。それに加えて、WTRUまたはUEが、ePDCCHに関連付けられているPDSCHを受信することができる場合、ePDCCHから受信された同じXIDが、PDSCHの復調に使用されうる。追加の実施形態では、複数のePDCCHリソースセットによるPUCCHリソース割り当てが提供され、および/または使用されるものとしてよく、および/またはePDCCH送信特有のハッシュ関数定義および/またはアグリゲーションレベルによる、またはアグリゲーションレベルに基づく異なるeCCEのインデックス付けなどのePDCCH送信特有のeCCEのインデックス付けを含む集中送信の探索空間定義が提供され、および/または使用されうる。eREG−eCCE間マッピングも、提供され、および/または使用されうる。例えば、集中および分散送信に基づくセル特有のeREG−eCCE間マッピングが、提供され、および/または使用されうる。一実施形態において、例えば、ePDCCHによってサポートされている送信モードのサブセットおよび/または(例えば、送信方式に従って)異なっていてもよいサポート可能なePDCCHタイプ(例えば、集中および分散)を含むePDCCHに関連付けられているサポートされている送信モードも、提供され、および/または定義されうる。
それに加えて、そのようなシステムおよび/または方法は、ePDCCHに対して、WTRUまたはUE特有の探索空間(例えば、それに関連付けられている方程式)およびハッシュ関数を与えることができる。例えば、複数のePDCCHセットを伴う集中および分散ePDCCHに対する探索空間方程式および/またはハッシュ関数が提供され、および/または使用されうる。
そのようなシステムおよび/または方法は、共通探索空間に対するeREG/eCCE定義、開始シンボル(例えば、それらに関連付けられている)、リソース定義/構成、および/またはUE特有の探索空間と共通探索空間との間のリソースのオーバーラップに対するサポートを含むePDCCH共通探索空間をさらに提供することができる。
復調基準タイミング指示を出すシステムおよび方法が開示されうる。例えば、リソース特有の復調基準タイミングなどの単一復調基準タイミングサポートおよび複数復調基準タイミングサポートならびに復調基準タイミングの指示(例えば、復調基準タイミング指示)が、本明細書で説明されているように提供されうる。
図1Aは、1または複数の開示されている実施形態が実装されうる例としての通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、動画像、メッセージング、放送などのコンテンツを複数のワイヤレスユーザーに提供する多元接続システムであるものとしてよい。通信システム100は、ワイヤレス帯域を含む、システムリソースの共有を通じて複数のワイヤレスユーザーがそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にするものとしてよい。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)、および同様のものなどの1または複数のチャネルアクセス方法を採用することができる。
図1Aに示されているように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/または102d(WTRU102と一般的に称されるか、または総称される場合がある)、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むものとしてよいが、開示されている実施形態では、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図していると理解される。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境において動作し、および/または通信するように構成された任意の種類のデバイスとすることができる。例えば、WTRU102a、102b、102c、102dはワイヤレス信号を送信し、および/または受信するように構成することができ、ユーザー装置(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、ポケベル、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサー、家庭用電化製品、および同様のものを含みうる。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bを含むこともできる。基地局114a、114bのそれぞれは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはネットワーク112などの、1または複数の通信ネットワークへのアクセスが円滑に行われるようにWTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つのWTRUとワイヤレス方式でインターフェースする構成をとる任意の種類のデバイスとすることができる。例えば、基地局114a、114bは、トランシーバ基地局(BTS)、ノードB、eNodeB、ホームノードB、ホームeNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルーター、および同様のものとすることができる。基地局114a、基地局114bは、それぞれ、単一要素として示されうるが、基地局114a、基地局114bは任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができることは理解されるであろう。
基地局114aは、基地局制御装置(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどの、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)も備えることができる、RAN103/104/105の一部であってもよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)とも称されうる、特定の地理的領域内でワイヤレス信号を送信し、および/または受信するように構成されうる。セルは、セルセクターにさらに分割されうる。例えば、基地局114aに関連付けられているセルは、3つのセクターに分割されうる。そこで、一実施形態において、基地局114aは、3つのトランシーバ、つまり、セルのセクター毎にトランシーバを1つずつ含むことができる。別の実施形態において、基地局114aは、マルチ入力マルチ出力(MIMO)技術を採用することができ、したがって、セルのそれぞれのセクターに対して複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、基地局114bは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と、任意の好適なワイヤレス通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光などの)であってよい、エアーインターフェース115/116/117を介して通信することができる。エアーインターフェース115/116/117は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して設置することができる。
より具体的には、上記のように、通信システム100は多元接続システムとすることができ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および同様のものなどの、1または複数のチャネルアクセス方式を採用することができる。例えば、RAN103/104/105内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cでは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))を使用してエアーインターフェース115/116/117を設置することができる、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを備えることができる。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を備えることができる。
別の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTE−Advanced(LTE−A)を使用してエアーインターフェース115/116/117を設置することができる、発展型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)などの無線技術を実装することができる。
他の実施形態において、基地局114aおよびWTRU 102a、102b、102cは、IEEE 802.16(つまり、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 IX、CDMA2000 EV−DO、Interim Standard 2000(IS−2000)、Interim Standard 95(IS−95)、Interim Standard 856(IS−856)、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))、Enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)、および同様のものなどの無線技術を実装することができる。
図1Aの基地局114bは、例えば、ワイヤレスルーター、ホームノードB、ホームeNodeB、またはアクセスポイントとすることができ、事業所、家庭、自動車、キャンパス、および同様のものなどの、局在化されたエリア内でワイヤレス接続を円滑に行えるようにするために好適なRATを利用することができる。一実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を設置するためにIEEE802.11などの無線技術を実装することができる。別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を設置するためにIEEE802.15などの無線技術を実装することができる。さらに別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを設置するためにセルラーベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用することができる。図1Aに示されているように、基地局114bは、インターネット110との直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスする必要がなくなる。
RAN103/104/105は、コアネットワーク106/107/109と通信しているものとしてよく、このコアネットワーク106/107/109は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数のWTRUに提供するように構成された任意の種類のネットワークであってよい。例えば、コアネットワーク106/107/109は、呼制御、課金サービス、モバイル位置情報サービス、前払い制通話、インターネット接続性、映像配信などを提供し、および/またはユーザー認証などの高水準のセキュリティ機能を実施することができる。図1Aには示されていないけれども、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105と同じRAT、または異なるRATを採用する他のRANと直接的な、または間接的な通信を行うことができる。例えば、E−UTRA無線技術を利用している可能性のある、RAN103/104/105に接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109は、GSM無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信していることもある。
コアネットワーク106/107/109は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしても機能しうる。PSTN108は、単純な旧来の電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含むものとしてよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコル群に含まれる伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザーデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの、共通通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピューターネットワークおよびデバイスの地球規模のシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または運営される有線もしくはワイヤレス通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105と同じRAT、または異なるRATを採用することができる、1または複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつか、またはすべてがマルチモード機能(multi-mode capabilities)を備える、つまり、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なるワイヤレスリンク上で異なるワイヤレスネットワークと通信するための複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図1Aに示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用している可能性のある、基地局114aと、またIEEE802無線技術を採用している可能性のある、基地局114bと通信するように構成されうる。
図1Bは、例としてのWTRU102のシステム図である。図1Bに示されているように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不可能なメモリ130、取り外し可能なメモリ132、電源134、全世界測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を備えることができる。WTRU102は、一実施形態との整合性を維持しながら前述の要素の部分的組み合わせを含むことができることが理解されるであろう。また、実施形態では、基地局114aおよび114b、および/または、限定はしないが、とりわけトランシーバ局(BTS)、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノードB、発展型ホームノードB(eNodeB)、ホーム発展型ノードB(HeNB)、ホーム発展型ノードBゲートウェイ、およびプロキシノードなどの、基地局114aおよび114bが代表しうるノードが図1Bに示され、本明細書で説明されている要素の一部または全部を含みうることを企図する。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型のプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアとの関連性を持つ1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他の種類の集積回路(IC)、状態機械、および同様のものとすることができる。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102がワイヤレス環境内で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行することができる。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合されうる、トランシーバ120に結合することができる。図1Bは、プロセッサ118およびトランシーバ120を別々のコンポーネントとして表しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ内にまとめて集積化されうることを諒解されたい。
送信/受信要素122は、エアーインターフェース115/116/117上で基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、または基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成されうる。例えば、一実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信し、および/または受信するように構成されたアンテナとすることができる。別の実施形態において、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信し、および/または受信するように構成された放射体/検出器とすることができる。さらに別の実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信し、受信するように構成されうる。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組み合わせを送信し、および/または受信するように構成されうることを諒解されたい。
それに加えて、図1Bには送信/受信要素122は単一の要素として示されているけれども、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を備えることができる。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用することができる。そのため、一実施形態において、WTRU102は、エアーインターフェース115/116/117上でワイヤレス信号を送信し受信するための2以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を備えることができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されうる信号を変調し、送信/受信要素122によって受信されうる信号を復調するように構成されうる。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。そのため、トランシーバ120は、例えば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数トランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット)に結合され、またそこからユーザー入力データを受け取ることができる。プロセッサ118は、ユーザーデータをスピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に出力することもできる。それに加えて、プロセッサ118は、取り外し不可能なメモリ130および/または取り外し可能なメモリ132などの、任意の種類の好適なメモリにある情報にアクセスし、データをそのようなメモリに格納することができる。取り外し不可能なメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他の種類のメモリストレージデバイスを含むことができる。取り外し可能なメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード、および同様のものを含むことができる。他の実施形態において、プロセッサ118は、サーバーもしくはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリにある情報にアクセスし、データをそのようなメモリに格納することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り、その電力をWTRU102内の他のコンポーネントに分配し、および/または制御するように構成されうる。電源134は、WTRU102に給電するための任意の好適なデバイスとすることができる。例えば、電源134としては、1または複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)電池、ニッケル亜鉛(NiZn)電池、ニッケル水素(NiMH)電池、リチウムイオン(Li−ion)電池など)、太陽電池、燃料電池、および同様のものが挙げられる。
プロセッサ118は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度と緯度)を提供するように構成されうる、GPSチップセット136にも結合されうる。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアーインターフェース115/116/117上で位置情報を受信し、および/または2つ以上の付近の基地局から信号を受信するタイミングに基づきその位置を決定することができる。WTRU102は、一実施形態との整合性を維持しながら任意の好適な位置決定方法を用いて位置情報を取得することができることを諒解されたい。
プロセッサ118は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくはワイヤレス接続性を提供する1または複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを備えうる、他の周辺機器138にさらに結合されるものとしてよい。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真または動画用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、バイブレーションデバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤー、メディアプレーヤー、ビデオゲームプレーヤーモジュール、インターネットブラウザ、および同様のものを含むことができる。
図1Cは、一実施形態によるRAN 103およびコアネットワーク106のシステム図である。上記のように、RAN103では、エアーインターフェース115上でWTRU102a、102b、102c通信するためにUTRA無線技術を採用することができる。RAN103は、コアネットワーク106と通信することもできる。図1Cに示されているように、RAN103は、ノードB140a、140b、140cを備えることができ、これらはそれぞれ、エアーインターフェース115上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバを備えることができる。ノードB140a、140b、140cは、それぞれ、RAN103内の特定のセル(図示せず)に関連付けることができる。RAN103も、RNC142a、142bを備えることができる。RAN103は、一実施形態との整合性を維持しながら任意の数のノードBおよびRNC備えることができることは理解されるであろう。
図1Cに示されているように、ノードB140a、140bは、RNC142aと通信しているものとしてよい。それに加えて、ノードB140cは、RNC142bと通信していてもよい。ノードB140a、140b、140cは、Iurインターフェースを介して各RNC142a、142bと通信することができる。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信することもできる。RNC142a、142bのそれぞれは、接続先の各ノードB140a、140b、140cを制御するように構成されうる。それに加えて、RNC142a、142bのそれぞれは、アウターループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバー制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化、および同様のものなどの他の機能を実行もしくはサポートするように構成されうる。
図1Cに示されているコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、移動通信交換局(MSC)146、サービスGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を備えることができる。前述の要素のそれぞれは、コアネットワーク106の一部として示されうるが、これらの要素のうちのどれか1つが、コアネットワーク事業者以外の事業体によって所有され、および/または運営されていてもよいことは理解されるであろう。
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続することができる。MSC146は、MGW144に接続することができる。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上通信回線を使用する通信デバイスとの間の通信が円滑に行われるように、PSTN108などの、回路交換ネットワークへのWTRU102a、102b、102cのアクセスを可能にする。
RAN103内のRNC142aは、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106内のSGSN148に接続することもできる。SGSN148は、GGSN150に接続することができる。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信が円滑に行われるように、インターネット110などの、パケット交換ネットワークへのWTRU102a、102b、102cのアクセスを可能にするものとしてよい。
上で指摘したように、コアネットワーク106によって、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または運営されうる他の有線もしくはワイヤレスネットワークを含んでいる可能性のある、ネットワーク112にも接続することできる。
図1Dは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク107のシステム図である。上記のように、RAN104では、エアーインターフェース116上でWTRU102a、102b、102c通信するためにE−UTRA無線技術を採用することができる。RAN104は、コアネットワーク107と通信することもできる。
RAN104は、eNodeB160a、160b、160cを備えることができるが、RAN104は、一実施形態との整合性を維持しながら任意の数のeNodeBを備えることができる。eNode−B160a、160b、160cは、それぞれ、エアーインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバを備えることができる。一実施形態において、eNodeB160a、160b、160cは、MIMO技術を実装することができる。そのため、eNodeB160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信することができる。
eNodeB160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けることができ、無線リソース管理決定、ハンドオーバー決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザーのスケジューリング、および同様のものを処理するように構成されうる。図1Dに示されているように、eNodeB160a、160b、160cは、X2インターフェース上で互いに通信することができる。
図1Dに示されているコアネットワーク107は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166を含むものとしてよい。前述の要素のそれぞれは、コアネットワーク107の一部として示されうるが、これらの要素のうちのどれか1つが、コアネットワーク事業者以外の事業体によって所有され、および/または運営されていてもよいことは理解されるであろう。
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B160a、160b、160cのそれぞれに接続され、制御ノードとして使用されうる。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザーの認証、ベアラーアクティベーション/デアクティベーション、WTRU102a、102b、102c、および同様のものの初期アタッチ時の特定のサービングゲートウェイの選択を行う役割を有しているものとしてよい。MME162は、RAN104とGSMまたはWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)とを切り換えるための制御プレーン機能も備えることができる。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B160a、160b、160cのそれぞれに接続されうる。サービングゲートウェイ164は、一般に、WTRU102a、102b、102cとの間でユーザデータパケットの経路選択および転送を実行することができる。サービングゲートウェイ164は、eNodeB間ハンドオーバー時のユーザープレーンのアンカリング、WTRU102a、102b、102cに対してダウンリンクデータが利用可能になったときにページングをトリガーすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理し、格納すること、および同様の操作などの、他の機能も実行することができる。
サービングゲートウェイ164は、PDNゲートウェイ166にも接続することができ、これは、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信が円滑に行われるように、インターネット110などの、パケット交換ネットワークへのWTRU102a、102b、102cのアクセスを可能にする。
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を円滑に行えるようにすることができる。例えば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上通信回線を使用する通信デバイスとの間の通信が円滑に行われるように、PSTN108などの、回路交換ネットワークへのWTRU102a、102b、102cのアクセスを可能にする。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバー)を備えるか、またはそれと通信することができる。それに加えて、コアネットワーク107によって、WTRU102a、102b、102cは、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または運営されうる他の有線もしくはワイヤレスネットワークを含んでいる可能性のある、ネットワーク112にアクセスすることが可能になる。
図1Eは、一実施形態によるRAN105およびコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、エアーインターフェース117上でWTRU102a、102b、102c通信するためにIEEE 802.16無線技術を採用するアクセスサービスネットワーク(ASN)であってよい。以下でさらに説明するように、WTRU102a、102b、102c、RAN105、およびコアネットワーク109の異なる機能的エンティティの間の通信リンクを参照ポイントとして定義することができる。
図1Eに示されているように、RAN105は、基地局180a、180b、180c、およびASNゲートウェイ182を備えることができるが、RAN105は、一実施形態との整合性を維持しながら任意の数の基地局およびASNゲートウェイを備えることができることを諒解されたい。基地局180a、180b、180cは、それぞれ、RAN105内の特定のセル(図示せず)と関連付けられ、それぞれエアーインターフェース117上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバを備えることができる。一実施形態において、基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実装することができる。そのため、基地局180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信することができる。基地局180a、180b、180cは、ハンドオフのトリガー、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー強制、および同様の機能などのモビリティ管理機能を備えることもできる。ASNゲートウェイ182は、トラフィックアグリゲーションポイントとして使用され、ページング、加入者プロファイルのキャッシング、コアネットワーク109へのルーティング、および同様の機能を受け持つものとしてよい。
WTRU102a、102b、102cとRAN105との間のエアーインターフェース117は、IEEE 802.16仕様を実装するR1参照ポイントとして定義されうる。それに加えて、WTRU102a、102b、102cのそれぞれは、コアネットワーク109との論理インターフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インターフェースは、認証、認可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理に使用されうる、R2参照ポイントとして定義することができる。
基地局180a、180b、180cのそれぞれの間の通信リンクは、WTRUのハンドオーバーおよび基地局間のデータの転送を円滑にするためのプロトコルを備えるR8参照ポイントとして定義されうる。基地局180a、180b、180cとASNゲートウェイ182との間の通信リンクは、R6参照ポイントとして定義されうる。R6参照ポイントは、WTRU102a、102b、102cのそれぞれに関連付けられているモビリティイベントに基づくモビリティ管理を円滑に行うためのプロトコルを備えることができる。
図1Eに示されているように、RAN105をコアネットワーク109に接続することができる。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクは、例えば、データ転送およびモビリティ管理機能を円滑にするプロトコルを備えるR3参照ポイントとして定義されうる。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)184、認証/認可/アカウンティング(AAA)サーバー186、およびゲートウェイ188を備えることができる。前述の要素のそれぞれは、コアネットワーク109の一部として示されうるが、これらの要素のうちのどれか1つが、コアネットワーク事業者以外の事業体によって所有され、および/または運営されていてもよいことは理解されるであろう。
MIP−HAは、IPアドレス管理を受け持ち、WTRU102a、102b、102cが異なるASNおよび/または異なるコアネットワーク間でローミングすることを可能にしうる。MIP−HA184は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信が円滑に行われるように、インターネット110などの、パケット交換ネットワークへのWTRU102a、102b、102cのアクセスを可能にするものとしてよい。AAAサーバー186は、ユーザー認証およびユーザーサービスのサポートを受け持つものとしてよい。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの相互のやり取りを円滑にすることができる。例えば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上通信回線を使用する通信デバイスとの間の通信が円滑に行われるように、PSTN108などの、回路交換ネットワークへのWTRU102a、102b、102cのアクセスを可能にする。それに加えて、ゲートウェイ188によって、WTRU102a、102b、102cは、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または運営されうる他の有線もしくはワイヤレスネットワークを含んでいる可能性のある、ネットワーク112にアクセスすることが可能になる。
図1Eには示されていないけれども、RAN105は、他のASNに接続され、コアネットワーク109は、他のコアネットワークに接続されうることは理解されるであろう。RAN105と他のASNとの間の通信リンクは、RAN105と他のASNとの間のWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含むものとしてよい、R4参照ポイントとして定義することができる。コアネットワーク109と他のコアネットワークとの間の通信リンクは、ホームコアネットワークと訪問したコアネットワークとの間の相互のやり取りを円滑にするためのプロトコルを含むものとしてよい、R5参照ポイントとして定義することができる。
例としての一実施形態によれば、協調および/またはマルチアンテナ送信は、図1A〜1Eに関して上で説明されている通信システム100などの通信システム(例えば、LTE/LTE−Advancedシステム)で行うことができる。いくつかの実施形態では、そのような協調送信は、WTRUまたはUE(例えば、LTE−A WTRUまたはUE)に対するPDSCH送信がセル選択/再選択手順を実行せずに送信ポイント間で動的に変更されうるように実現され、および/または使用されうる。WTRUまたはUE特有のRSベースのダウンリンク制御チャネル送信も、例えば、PDCCHの性能を高めるために実現され、および/または使用されうる。
それに加えて、そのようなマルチアンテナ送信は、ピークシステムスループットの向上、セルカバレッジの拡大、および高ドップラーサポートを含むさまざまな目的のために実現され、および/または使用されうる。例えば、シングルユーザーマルチ入力マルチ出力(SU−MIMO)は、そのような通信システムにおいて、ユーザー装置(UE)またはWTRUのピークおよび/または平均スループットを高めるために使用されうる。それに加えて、マルチユーザーMIMOは、そのような通信システムにおいて、マルチユーザーダイバーシティ利得を利用することによってピークおよび/または平均システムスループットを改善するために使用されうる。表1は、スループット、ダイバーシティ利得、および同様のものを改善するためにワイヤレス通信システムで使用されうる例としてのMIMO機能を示している。
MIMO性能(例えば、WTRUもしくはUEチャネル環境による、または基づく)を支援するために、例えば、最大9までの送信モードが採用されている。そのような送信モードとして、送信ダイバーシティモード、開ループ空間多重化モード、閉ループ空間多重化モード、および同様のものが挙げられる。それに加えて、MIMOリンク適応が使用され、および/または実現されうる。いくつかの実施形態では、WTRUまたはUEは、そのようなMIMOリンク適応を使用可能にするか、または円滑にするために複数の送信アンテナポートのチャネル状態情報(CSI)を報告することができる。
例えば、基準信号が、例えば、CSIとともに提供され、および/または使用されうる。一実施形態において、基準信号は、WTRUまたはUE特有の基準信号(WTRUまたはUE−RS)および/またはセル特有の基準信号(CRS)として提供されるか、または分類されうる。一実施形態によれば、WTRUまたはUE−RSは、RSがWTRUまたはUEに割り当てられているリソースに対して送信されるように特定のWTRUまたはUEに使用されうる。それに加えて、一実施形態では、CRSは、RSが広帯域で送信されるようにセル内のUEのそれぞれによって共有されうるセル特有の基準信号であってよい。
使用により、または使用に基づき、基準信号(RS)は、例えば、復調基準信号(DM−RS)および/またはチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)に微分することができる。DM−RSは、特定のWTRUまたはUEに使用することができ、RSは、ビームフォーミング利得を利用するようにプリコーディングされうる。一実施形態において、WTRUまたはUE特有のDM−RSは、セル内の他のUEと共有されえない。そのようなものとして、DM−RSは、WTRUまたはUEに対して割り当てられた時間および/または周波数リソースで送信されうる。それに加えて、DM−RSは、復調で使用するように制限されうる。
図2は、WTRUまたはUE特有のプリコーディングされたDM−RSを提供する例としての一実施形態を示している。図2に示されているように、プリコーディングされたDM−RSが採用されうる場合、RSは、データシンボルに使用されるプリコーディングを使用してプリコーディングされ、層の数に対応するRSシーケンスの数Kが送信されうる。一実施形態において、Kは、物理アンテナポート数NT以下であってよい。それに加えて、図2のK個のストリームが、WTRUまたはUEに対して割り当てられるか、または複数のUEと共有されうる。複数のUEがK個のストリームを共有することができる場合、同時スケジュールされるUEは、同時に同じ時間/周波数リソースを共有することができる。
上で説明されているように、セル特有の基準信号(CRS)が、提供され、および/または使用されうる。例としての一実施形態によれば、CRSは、セル内のUEについて定義され、復調および/または測定に使用されるものとしてよい。それに加えて、例としての実施態様では、CRSは、UEによって共有されうる。そのような実施形態では(例えば、CRSがUEによって共有されうるので)、プリコーディングされていないRSは、例えば、均一なセルカバレッジを維持するために使用され、および/または採用されうる。プリコーディングされたRSは、方向に従って、および/またはビームフォーミング効果により、異なるセルカバレッジを有することができる。図3は、本明細書で説明されているようにプリコーディングされていないCRS送信に使用されうるMIMO送信機の例としての一実施形態を示している。
それに加えて、例としての実施形態では、アンテナ仮想化が、実現され、および/または使用されうる。例えば、物理アンテナポートの数と論理アンテナポートの数とが異なる可能性がある場合、アンテナ仮想化を使用するとよい(例えば、CRSおよび/または図3に示されているプリコーディングされていないCRS送信)。RSシーケンスも、ストリームの数に関係なくアンテナポートに対して送信されうる。
例としての実施形態によれば、DM−RSおよび/またはCRSに対する異なる構造が、実現され、および/または使用されうる。図4は、非コードブックベースの送信をサポートするために(例えば、LTEシステムにおいて)使用されうるDM−RS(例えば、アンテナポート−5)構造の例としての実施形態を示している。一実施形態において、図4に示されている構造は、例えば、アンテナポート−5が1層送信をサポートするように制限されうる場合にeNBで使用されうる。それに加えて、図4に示されているアンテナポート−5は、CRSとともに送信され、そのようなものとして、RSオーバーヘッドは(例えば、全体で)増大しうる。
図5は、アンテナポートの数による、または基づくCRS構造の例としての実施形態を示している。それぞれのアンテナポートに対するCRSパターン(例えば、図5に示されている)は、時間および/または周波数領域において相互に直交するものとしてよい。図5に示されているように、R0およびR1は、それぞれアンテナポート0およびアンテナポート1に対するCRSを示しうる。一実施形態において、CRSアンテナポート間の干渉を回避するために、CRSアンテナポートが送信されうるREに配置されうるデータREがミュートされうる。
例としての実施形態によれば、定義済みシーケンス(例えば、疑似ランダム(PN)、m−シーケンス、および同様のもの)に、セル間干渉を最小にし、および/またはCRSに関連付けられているチャネル推定精度を改善することができるダウンリンクRSを乗算することができる。PNシーケンスは、サブフレーム内のOFDMシンボルレベルで適用され、このシーケンスは、セルID、サブフレーム番号、OFDMシンボルの位置、および同様のものに従って定義されうる。例えば、CRSアンテナポートの個数は、例えば、PRB毎にCRSを1つ含みうるOFDMシンボルにおいて2とすることができ、LTEシステムなどの通信システムにおける数PRBは、6から110まで変化しうる。このような一実施形態では、RSを含みうるOFDMシンボルにおけるアンテナポートに対するCRSの総数は、2xNRBとすることができ、このことはシーケンス長が2xNRBであってよいことを暗示する。それに加えて、このような実施形態では、NRBは、帯域幅に対応するRBの個数を表し、シーケンスは、2進数または複素数とすることができる。シーケンスr(m)は、
として複素数シーケンスを与えることができ、ただし、
は、LTEシステムなどの通信システムにおける最大帯域幅に対応するRBの個数を表すものとしてよく、
は110であるものとしてよい。それに加えて、cは、長さ−31を持つPNシーケンスを表すことができ、Gold−シーケンスで定義されうる。DM−RSが構成されうる場合、式
が使用され、ただし、
は、特定のWTRUまたはUEに対して割り当てられたRBの個数を表しうる。シーケンス長は、WTRUまたはUEに対して割り当てられている数RBに応じて変化しうる。
一実施形態において、基準信号(RS)構造も、実現されうる(例えば、3GPP LTE−Aにおいて)。例えば、全体的なRSのオーバーヘッドを低減するために、DM−RSベースのダウンリンク送信を使用するとよい(例えば、LTE−Aなどの通信システムにおいて)。それに加えて、CRSベースのダウンリンク送信は、物理アンテナポートについてRSシーケンスを送信することができる。そのようなものとして、DM−RSベースのダウンリンク送信は、DM−RSについて送られるか、または使用されうるRSの数が層の数と同じである場合があることを考慮してRSのオーバーヘッドを低減することができる。それに加えて、一実施形態によれば、層の数は、物理アンテナポートの数以下であってよい。図6は、送られ、および/または使用されうるサブフレームに対するPRBにおけるDM−RSパターン(例えば、最大8個までの層をサポートするDM−RSパターン)の例としての一実施形態を示している。
いくつかの実施形態では、2つのCDMグループが、例えば、それぞれのCDMグループ内の最大4つまでの層を多重化し、最大8つまでの層がこのパターンで最大として多重化されうるようにするために使用されうる。それぞれのCDMグループのCDM多重化に対して、4×4 Walsh拡散も使用されうる。
それに加えて、DM−RSは、復調性能に対して使用されうる(例えば、復調性能に使用されることに制限されうる)ので、時間および/または周波数に関して疎であるCSI−RSが、例えば、測定のために提供されうる。CSI−RSは、PDSCH領域内で{5、10、20、40、80}msなどのデューティサイクルにより送信されうる。それに加えて、再利用のため最大20までのCSI−RSパターンがサブフレーム内で利用可能であるものとしてよい。図7は、ポートの数に基づき再利用できるCSI−RSパターンの例としての一実施形態を示している(例えば、最大20までのCSI−RSパターンを再利用することができる)。図7では、対応するTX数が中に含まれるか、または関連付けられている同じパターンもしくはシェーディングが、CSI−RS構成に対するREの同じセットを表しうる。
観察到来時間差(Observed Time Difference of Arrival)(OTDOA)も、例えば、LTEシステムなどの通信システムにおける測位のために提供され、および/または使用されうる。OTDOA測位では、WTRUまたはUEは、基準セルおよび/または1もしくは複数の追加セル、例えば、隣接セルから1または複数の信号を受信することができ、(例えば、それぞれの追加または隣接セルと基準セルとの間の)これらの信号の観察到来時間差を測定することができ、および/またはそのような測定、情報、もしくは信号をネットワークに報告することができる。セルのロケーション、固定されうるそれらの間のタイミングの差、および/または他の情報に基づき、ネットワークは、三辺測量または三角測量などの手段によって(例えば、WTRUまたはUEが少なくとも3つのセルを測定することができると仮定して)、および/または配置および/または位置を提供することができる他の方法もしくは技術によって、WTRUまたはUEの位置を導出することができる。基準セルは、サービングセル、例えば、WTRUまたはUEのサービングセルである場合も、ない場合もある。例えば、基準セルは、WTRUまたはUEが、例えば、キャリアアグリゲーション(CA)がない場合にありうる1つのサービングセルを有することができる場合にWTRUまたはUEのサービングセルであってもよい。別の例では、基準セルは、例えばキャリアアグリゲーションがある場合であってもよい、プライマリセル、PCellなどのサービングセルとすることができる。一実施形態において、到来時間差は、知られている信号に基づき測定されうる。例として(例えば、LTEの場合)、WTRUまたはUEは、そのような測定に対してセル特有の基準シンボル(CRS)を使用することができ、および/または、測位基準信号(PRS)を送信することができるセルについては、例えば、WTRUまたはUEはそのPRSを使用することができる。測位を実行するために、WTRUまたはUEは、測定されるべきセルおよび/または信号に関連付けられている情報などのサポート情報もしくは支援データを受信することができる。OTDOAについては、支援データは、PRS関係パラメータを含むことができる。例としての実施形態では、WTRUまたはUEによるOTDOAのサポートはオプションであってよく、与えられたセルに対するCRSまたはPRSの使用は、WTRUまたはUEの実装によって実現され、および/または決定されうる。
例としての一実施形態において、測位基準信号(PRS)は、eNBがその制御の下でセルに対する送信パラメータを認識することができるか、または知ることができるようにeNBによって送信されうる。与えられたセルについて、PRSは、それぞれの測位インスタンス(例えば、PRS測位機会)についてNPRS個の連続するダウンリンクサブフレームで提供されるか、または含まれるように定義されるものとしてよく、例えば、NPRS個のダウンリンクサブフレームのうちの最初のサブフレームは、
を満たすか、または実現することができる。例としての一実施形態によれば、NPRSは、1、2、4、および/または6サブフレームとすることができ、パラメータTPRSおよびΔPRSは、それぞれ、PRS周期およびPRSオフセットとすることができる。それに加えて、PRS周期は、160、320、640、および/または1280サブフレームとすることができ、PRSオフセットは、0からPRS周期マイナス1までの間の値またはPRS周期より1小さい値とすることができる。PRS BW(帯域幅)は、PRS BWがセルの部分的BW(例えば、完全な、または全体的なBWの一部)および/またはセルの完全なBWを占有するように狭帯域または広帯域とすることができる。BW値は、例えば、6、15、25、50、75、および/または100個のリソースブロック(RB)を含むことができる。一実施形態において、PRSが、部分的BWを占有することができる場合、RBは、帯域の中心にあるか、または帯域内の任意の他の好適な配置にあるものとしてよい。セルに対するPRSに使用されうる、セルに対するPRSについて提供されうる、セルに対するPRSについて定義されうる、および/またはセルに対するPRSを定義するために使用されうるパラメータ(例えば、PRS情報および/またはprs−infoと称されうる)は、DLサブフレームの個数(例えば、NPRS)、TPRSおよびΔPRS(例えば、PRS周期およびオフセット)を取得するために(例えば、テーブルもしくは他の好適な構造体の中で)使用されうるPRS構成インデックス(例えば、0から4095)、PRS BW、セルにおいてPRS機会がミュートされうる(例えば、送信されない)タイミングを定義することができるPRSミューティング情報、および同様のもののうちの1または複数を含みうる。
一実施形態によれば、PRS測位機会は、例えば、周期的にセル内でミュートされうる。PRSミューティング構成は、実施形態において2、4、8、および/または16の測位機会の周期を有することができる周期的PRSミューティングシーケンスによって定義されうる。PRSミューティング情報は、周期pに対するpビットフィールドを使用して提供され、それぞれのビットはそれぞれのミューティングシーケンス内のPRS測位機会に対応し、および/またはその機会はミュートされるかどうかを示すことができる。PRS測位機会がセル内でミュートされうる場合、PRSは、そのセル内の特定の機会のNPRS個のサブフレーム(例えば、NPRS個のサブフレームのうちのどれか)で送信されえない。
それに加えて、PRSミーティング情報は、測位支援データでWTRUまたはUEにシグナリングされうる(例えば、PRSミューティング情報が測位支援データに入れられ、そのデータとともにシグナリングされうる)。PRSミューティングシーケンスの第1のビットは、ゼロであるシステムフレーム番号(SFN)の始まり(例えば、SFN=0)の後に開始しうる最初のPRS測位機会に対応し、SFNはWTRUまたはUEのOTDOA基準セルのSFNであってよい。
図8は、測位に使用されうるアーキテクチャの例としての一実施形態を示している。一実施形態によれば、図8に示されているアーキテクチャは、図1Aおよび1C〜1Eに示されている通信システム100などのLTE通信システムで使用され、LTE通信システムのために測位を行うことができる。図8に示されているように、UEまたはWTRUの測位またはUEまたはWTRUによる測位は、高度サービングモバイルロケーションセンター(Enhanced Serving Mobile Location Center)(E−SMLC)によって制御されうる。例としての一実施形態において、WTRUとE−SMLCとの間の通信は、ポイントツーポイントであり、および/またはeNBに対して透過的でってよい。WTRUまたはUEは、図8に示されているような制御プレーンまたはデータプレーン上でLTE測位プロトコル(LPP)などのプロトコルを使用してE−SMLCと通信することができる。このような通信(例えば、WTRUまたはUEとE−SMLCとの間の)は、eNBとWTRUもしくはUEとの間、またはセキュアユーザープレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)とWTRUもしくはUEとの間でシグナリングまたはデータ内にカプセル化されうる。例としての一実施形態によれば、eNBは、LPPメッセージの中にあると思われるものを確認することはできない。E−SMLCとWTRUとの間の通信は、モビリティ管理エンティティ(MME)またはSLPを通過することができ、MMEまたはSLPは、適切なWTRUへの通信および/またはWTRUからの通信を指令することができ、通信の内容を確認する場合もしない場合もあり、また通信の内容および/またはトランスポートを修正する場合もしない場合もある。通信は、SLPを介して可能であるか、または対応させることができ、および/またはWTUもしくはUEがSUPL対応端末(SET)でありうる場合にSUPLベアラーを介するものとしてよい。
それに加えて、WTRUまたはUEとE−SMLCとの間を通る、または交換されうる情報は、WTRUまたはUEがOTDOA測位をサポートする機能、E−SMLCからの、OTDOA測定を実行させる命令、E−SMLCからWTRUもしくはUEへの、どのセルがOTDOAに対する基準および/または追加もしくは隣接セルであるかなどのOTDOA測位支援データ、およびWTRUもしくはUEからE−SMLCへの測定レポートのうちの1または複数を含みうる。支援データまたは他の交換情報は、セルIDおよび/またはキャリア周波数などの情報、および/または基準セルおよび/または追加もしくは隣接セルに対するPRS情報を含みうる。PRS送信は、eNBの役目であってよいので、E−SMLCは、1または複数のeNBからPRS情報のうちの少なくとも一部を取得することができ、その場合、E−SMLCとeNBとの間の通信は、LPPaインターフェースまたはプロトコルを介したものであってよい。
例としての一実施形態によれば、情報、データ、および/または信号を送信し、および/または受信するために通信システムには1または複数の送信モードが備えられ、および/または使用されうる。表3は、本明細書で開示されている情報および/または信号を供給するために使用されうる通信システム(例えば、LTEおよび/またはLTE−Advancedシステム)に対する送信モードの例としての実施形態を示している。表3に用意されている送信モード(例えば、一実施形態におけるTM−7、8、および9を除く)は、復調と測定の両方にCRSを使用することができる。それに加えて、表3に示されているTM−7および8については、DM−RSが復調に使用され、CRSが測定に使用されうる。一実施形態によれば、表3に示されているTM−9については、DM−RSおよびCSR−RSが復調および測定にそれぞれ使用されうる。
例としての一実施形態によれば、チャネル状態情報(CSI)フィードバックが提供され、使用されうる。例えば、PUCCHおよび/またはPUSCHなどの複数の(例えば、2つの)種類の報告チャネルが使用されうる。PUCCH報告チャネルは、制限されたフィードバックオーバヘッドを許容しながらCSIフィードバックを提供することができる。PUSCH報告チャネルは、信頼性は低いが大量のフィードバックオーバーヘッドを許容することができる。PUCCH報告チャネルは、粗いリンク適応に対する周期的CSIフィードバックに使用され、および/またはPUSCH報告は、より細かいリンク適応に対して非周期的にトリガーされうる。
ダウンリンク制御チャネルも、実現され、および/または使用されうる。ダウンリンク制御チャネルは、制御チャネルのオーバーヘッドに応じてそれぞれのサブフレーム内の最初の1から3までのOFDMシンボルを占有することができる。ダウンリンク制御チャネルのオーバーヘッドを処理するためのこの動的リソース割り当ては、効率的なダウンリンクリソースの利用を可能にし、その結果、システムスループットがより向上しうる。PCFICH(物理制御フォーマットインジケータチャネル)、PHICH(物理ハイブリッドARQインジケータチャネル)、および/またはPDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)などの、さまざまな種類のダウンリンク制御チャネルが、それぞれのサブフレーム内のダウンリンク制御チャネル領域内で送信されうる。ダウンリンク制御チャネルリソースユニットは、図9および10に示されているようにREG(リソース要素グループ)と称される周波数領域内の4つの連続するREとして定義されうる。図9は、2Tx CRSによるダウンリンク制御チャネル領域内の例示的なREG定義を示している。図10は、4Tx CRSによるダウンリンク制御チャネル領域内の例示的なREG定義を示している。図示されているように、CRSが同じOFDMシンボル内に配置されうる場合、REGは、CSRなしで4つの連続するREで定義されうる。
別の実施形態では、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)が、本明細書で説明されているように提供され、および/または使用されうる。例えば、PCFICHは、それぞれのサブフレーム内の0番目のOFDMシンボルで送信され、および/またはそのサブフレームにおいてダウンリンク制御チャネルに使用されるOFDMシンボルの数を示すことができる。サブフレームレベルのダウンリンク制御チャネルの動的リソース割り当ては、PCFICHを使用することによって可能になりうる。WTRUまたはUEは、PCFICHからのCFI(制御フォーマットインジケータ)を検出することができ、ダウンリンク制御チャネル領域は、CFI値に応じてサブフレームで定義されうる。表5は、PCFICHから検出されうるCFIコードワードを示しており、表6は、CFI値、サブフレームタイプ、およびシステム帯域幅によるダウンリンク制御チャネルのリソース割り当ての詳細を示している。いくつかの実施形態では、PCFICHは、WTRUまたはUEがサブフレームでPCFICHを検出することを試みていないようにサブフレームが非PDSCHサポート可能なサブフレームとして定義されうる場合にスキップすることができる。
一実施形態において、4つのREGが、サブフレーム内の0番目のOFDMシンボルにおけるPCFICH送信に使用され、および/またはREGは、周波数ダイバーシティ利得を利用するためにシステム帯域幅全体に均一に分布しうる。PCFICH送信の開始点は、図11に示されているように物理セルID(PCI)に従って異なっていてもよい。セルIDに結ばれているPCFICHの周波数シフトは、分散割り当てからダイバーシティオーダー4を達成しながら複数の隣接セル間でのPCFICH衝突を回避することによってPCFICH検出性能を実現することができる。WTRUまたはUE受信機において、ダウンリンク制御チャネルの検出に対する手順(例えば、第1の手順)は、サブフレーム内のOFDMシンボルの個数を算出するためPCFICHを復号するステップであってよい。ダウンリンク制御リソースがPCFICHによって定義されうる場合、PCFICH検出エラーの結果として、ダウンリンク許可、アップリンク許可、および/またはPHICH受信の喪失が生じうる。
物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)が、本明細書で説明されているように提供され、および/または使用されうる。一実施形態において、PHICHを使用すること、でアップリンクサブフレームで送信されるPUSCHに応じてACKまたはNACKを送信することができる。PHICHは、ダウンリンク制御チャネル内でシステム帯域幅およびOFDMシンボルにわたって分散方式により送信されうる。OFDMシンボルの個数は、PHICHの存続期間として定義され、上位層シグナリングを介して構成可能であるものとしてよい。PHICHのリソースの位置は、PHICHの存続期間に従って変化しうる。
図12は例示的なPCFICHおよびPHICHのリソース割り当て(例えば、PCIによるPCFICHおよびPHICH REGの割り当て)を示している。図12に示されているように、複数のPHICHグループがセル内で定義され、PHICHグループは、直交シーケンスとともに複数のPHICHを含むことができ、WTRUまたはUEに対するPHICHは、最低のPRBインデックス
およびDM−RS巡回シフト(nDMRS)などのアップリンク許可におけるリソース情報とともに動的に定義されうる。2つのインデックス対(PHICHグループインデックス
、PHICHシーケンスインデックス
)は、特定のWTRUまたはUEに対するPHICHリソースを示すことができる。PHICHインデックス対
において、それぞれのインデックスは、
として定義することができ、ただし、
は、システム内で利用可能なPHICHグループの個数を意味し、
として定義することができ、ただし、NgはPBCH(物理ブロードキャスティングチャネル)によって送信される2ビット情報であり、この情報はNg∈{1/6、1/2、1、2}内にあるものとしてよい。
それに加えて、拡散率による直交シーケンスも、例えば、表7に示されているように、提供され、および/または使用されうる。
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が、本明細書で説明されているように提供され、および/または使用されうる。例えば、PDCCHは、1つのCCE(制御チャネル要素)が9個のREGを含むことができる1または複数の連続するCCEリソースとともに定義されうる。利用可能なCCEの個数(NCCE)は、NCCE=[NREG/9]で定義されるものとしてよく、ただし、NREGはPCFICHまたはPHICHに割り当てられていないREGの個数とすることができる。表8−1は、提供され、使用され、および/またはサポートされうる多数の連続するCCEの定義による例示的な利用可能なPDCCHフォーマットを示している。表8−1に示されているように、4つのPDCCHフォーマットがサポートされ、および/またはPDCCHフォーマットによるCCEの個数は異なっていてもよい。PDCCHフォーマットにおけるCCEの個数は、アグリゲーションレベルと称されうる。
一実施形態において、WTRUまたはUEは、PDCCH候補を監視し、および/または与えられた回数をブラインド復号することができる(例えば、表8−2に示されているように)。WTRUまたはUEによって監視されうるPDCCH候補のセットは、探索空間として定義されうる。
アグリゲーションレベル{1、2、4、8}は、WTRUまたはUE特有の探索空間内でサポートされ、アグリゲーションレベル{4、8}は、共通探索空間内でサポートされうる。アグリゲーションレベルL∈{1、2、4、8}における探索空間
は、PDCCH候補のセットとして定義されうる。PDCCHが監視されうるそれぞれのサービングセルについて、探索空間
のPDCCH候補mに対応するCCEは、
によって与えられ、ただし、Ykは本明細書で説明されているように定義され、i=0、...,L−1とすることができる。共通探索空間については、m’=mである。それに加えて、WTRUまたはUE特有の探索空間について、またPDCCHが監視されうるサービングセルについて、監視しているWTRUまたはUEがキャリアインジケータフィールドで構成されうる場合、m’=m+M(L)・nC1であり、ただし、nC1はキャリアインジケータフィールド値とすることができる。そうでなく、監視しているWTRUまたはUEがキャリアインジケータフィールドで構成されえない場合、m’=mであり、ただし、m=0、...,M(L)−1であり、M(L)は与えられた探索空間内で監視すべきPDCCH候補の数であるものとしてよい。共通探索空間について、Ykは2つのアグリゲーションレベルL=4およびL=8に対して0に設定されうる。アグリゲーションレベルLにおけるWTRUまたはUE特有の探索空間
について、変数YkはYk=(A・Yk-1)mod Dで定義されるものとしてよく、ただし、Y-1=nRNTI≠0、A=39827、D=65537、および
であり、nsは無線フレーム内のスロット番号であるものとすることができる。
本明細書で説明されているように、PDCCHは、ビームフォーミング利得、周波数領域ICIC、および/またはPDCCH容量改善利得が達成され、および/または改善されるようにWTRUまたはUE特有の基準信号とともにPDCCH領域でPDCCHを送信することによって高めることができる(例えば、ePDCCHを実現することができる)。図13は、PDSCHとの例示的なePDCCH多重化(FDM多重化)を示している。
例としての一実施形態において、PUCCHは、PDCCHに関して割り当てられうる。例えば、PUCCHに使用される物理リソースは、上位層によって与えられる、
および/または
などの1または複数のパラメータに依存しうる。変数
は、それぞれのスロット内のPUCCHフォーマット2/2a/2b送信による使用のために利用可能であるものとしてよいリソースブロックに関する帯域幅を表しうる。変数
は、フォーマット1/1a/1bおよび2/2a/2bの混合に使用されるリソースブロックにおけるPUCCHフォーマット1/1a/1bに対して使用される循環シフトの数を表すことができる。値
は、範囲{0、1、...,7}内の
の整数倍であり、
は、上位層によって提供されうる。一実施形態において、混合されたリソースブロックは、
である場合には存在しえない。それに加えて、フォーマット1/1a/1bおよび2/2a/2bの混合をサポートする(例えば、高々)1つのリソースブロックがそれぞれのスロットに存在しうる。PUCCHフォーマット1/1a/1b、2/2a/2b、および3の送信に使用されうるリソースは、非負のインデックス
および
によってそれぞれ表されうる。
物理リソースへのマッピングが、例えば、本明細書で説明されているように、提供され、および/または使用されうる。このような実施形態では、複素数値シンボルのブロック
は、送信電力PPUCCHを確認するために振幅倍率βPUCCHを乗じられ、および/または
から始まるシーケンスでリソース要素にマッピングされうる。PUCCHは、サブフレーム内の2つのスロットのそれぞれにおいて1つのリソースブロックを使用することができる。送信に使用される物理リソースブロック内で、基準信号の送信に使用されない、アンテナポートpのリソース要素(k,l)への
のマッピングは、最初にk、次いでl、そしてスロット番号の昇順とすることができ、サブフレーム内の第1のスロットから始まりうる。インデックス
とアンテナポート番号pとの間の関係が定義されうる。
スロットnSにおけるPUCCHの送信に使用されうる物理リソースブロックは、
で与えられ、
ただし、変数mは、PUCCHフォーマットに依存するものとしてよい。フォーマット1、1a、および1bについては
フォーマット2、2a、および2bについては
およびフォーマット3については
である。
物理アップリンク制御チャネルに対する変調シンボルのマッピングは、図14に例示されているものとしてよい。サウンディング基準信号およびPUCCHフォーマット1、1a、1b、または3の同時送信の実施形態では、1つのサービングセルが構成されうる場合、サブフレームの第2のスロット内の最後のSC−FDMAシンボルが空のままにされうる短縮されたPUCCHフォーマットが使用されうる。
構成されたサービングセルに対するFDD HARQ−ACK手順および/または方法が提供されうる。例えば、PUCCHフォーマット1a/1bに対して、2つのアンテナポート(p∈[p0、p1])のHARQ−ACK送信がサポートされうる。FDDおよび1つの構成済みのサービングセルについて、WTRUまたはUEは、PUCCHリソース
を使用して、以下で説明されているようなPUCCHフォーマット1a/1bに対するアンテナポートpにマッピングされている
についてサブフレームnでHARQ−ACKの送信を行うことができる(例えば、以下の1または複数が適用されうる場合)。
サブフレームn−4における対応するPDCCHの検出によって指示されるPDSCH送信について、またはサブフレームn−4におけるダウンリンクSPSリリースを指示するPDCCHについて、WTRUまたはUEは、サブフレームnにおいてアンテナp0に対して
を使用することができ、ただし、nCCEは、対応するDCI割り当ての送信に使用される第1のCCE(例えば、PDCCHを構築するために使用される最低のCCEインデックス)の番号であり、および/または
は上位層によって構成されうる。2アンテナポート送信では、アンテナポートp1に対するPUCCHリソースは、
で与えられうる。
サブフレームn−4において対応するPDCCHが検出されえないプライマリセルのPDSCH送信について、値
は、上位層の構成に従って決定されうる。2アンテナポート送信用に構成されているWTRUまたはUEについては、PUCCHリソース値は2つのPUCCHリソースを、アンテナポートp0に対しては第1のPUCCHリソース
、アンテナポートp1に対して第2のPUCCHリソース
となるようにマッピングすることができる。そうでない場合、PUCCHリソース値は、アンテナポートp0に対して単一のPUCCHリソース
にマッピングすることができる。
複数の構成されているサービングセルに対するFDD HARQ−ACKフィードバック手順は、例えば、チャネル選択HARQ−ACK手順またはPUCCHフォーマット3 HARQ−ACK手順を使用するPUCCHフォーマット1bに基づくものとしてよい。PUCCHフォーマット3に対して、2つのアンテナポート(p∈[p0、p1])のHARQ−ACK送信がサポートされうる。
2つの構成済みのサービングセルを伴うFDDおよびチャネル選択を伴うPUCCHフォーマット1bについて、WTRUまたはUEは、PUCCHリソース
から選択されたA PUCCHリソース
上でb(0)b(1)を送信することができ、ただし、0≦j≦A−1およびA∈{2、3、4}である。HARQ−ACK(j)は、サービングセルcに関連付けられているトランスポートブロックまたはSPSリリースPDCCHに対するACK/NACK/DTX応答を表すことができ、HARQ−ACK(j)およびA PUCCHリソースに対するトランスポートブロックおよび/またはサービングセルは、テーブルによって与えられるものとしてよい。
サービングセルc上で最大2つまでのトランスポートブロックをサポートすることができる送信モードで構成されたWTRUまたはUEは、サービングセルcに関連付けられているダウンリンクSPSリリースを指示する単一のトランスポートブロックまたはPDCCHによるPDSCH送信への応答としてトランスポートブロックに同じHARQ−ACK応答を使用することができる。
それに加えて、WTRUまたはUEは、本明細書で説明されている1または複数の実施形態(例えば、以下の例としての実施形態のうちの1または複数)に従ってHARQ−ACK(j)(0≦j≦A−1)に関連付けられているA PUCCHリソース
を決定することができる。
プライマリセルのサブフレームn−4における対応するPDCCHの検出によって指示されるPDSCH送信について、またはプライマリセルのサブフレームn−4におけるダウンリンクSPSリリースを指示するPDCCHについて、PUCCHリソースは、
であってよく、最大2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードについて、PUCCHリソース
は、
によって与えられるものとしてよく、ただし、nCCEは、対応するPDCCHの送信に使用される第1のCCEの番号であり、また
は上位層によって構成されうる。
サブフレームn−4において対応するPDCCHが検出されえないプライマリセルのPDSCH送信について、値
は、上位層の構成に従って決定されうる。最大2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードについては、PUCCHリソース
は、
によって与えられうる。
セカンダリセルのサブフレームn−4における対応するPDCCHの検出によって指示されるPDSCH送信について、最大2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードに対する値
および値
は、上位層の構成に従って決定されうる。対応するPDCCHのDCIフォーマットのTPCフィールドは、上位層によって構成されているリソース値(例えば4つのリソース値)のうちの1つからPUCCHリソース値を決定するために使用されうる。最大2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードに対して構成されているWTRUまたはUEについて、PUCCHリソース値は、複数の(例えば、2つの)PUCCHリソース
にマッピングされうる。そうでない場合、PUCCHリソース値は、単一のPUCCHリソース
にマッピングすることができる。
キャリアアグリゲーション状況におけるリソース割り当てが行われうる。ePDCCH送信では、セルにおいて異なるチャネル状態を有するUEをより適切にサポートするために集中および分散リソース割り当てが実装されうる。集中リソース割り当てでは、eNBスケジューラが低ドップラー周波数が生じているWTRUまたはUEのチャネル状態情報を利用することによってスペクトル効率を高めることができるように周波数選択利得を許すことができる。分散リソース割り当てでは、信頼できるPDCCH送信性能がチャネル状態情報なしで達成されるように周波数ダイバーシティ利得を規定することができ、これは高ドップラー周波数の悪影響を受けているWTRUまたはUEに適切な場合がある。現在、ePDCCHは、単一コンポーネントキャリアに基づき設計されており、そのため、そのような設計が複数のキャリアネットワークで使用されうる場合には性能が制限される可能性がある。
複数のコンポーネントキャリアを有するシステムでは、集中リソース割り当ておよび分散リソース割り当ては、周波数選択スケジューリング利得および/または周波数ダイバーシティ利得に合わせて最適化されうる。そのようなePDCCHの設計は、性能がマルチキャリアシステムにおいて制限されるように単一コンポーネントキャリアを重視したものにすることができる。
それに加えて、WTRUまたはUEは、WTRUまたはUEがサブフレームnでPDSCHを受信したときにサブフレームn+4でHARQ−ACK応答を提供することができる。PDCCHのブラインド検出ではPDSCHの復号を開始する前に期間の一部を望んでいるか、または必要としている可能性があるので、PDSCH処理時間は、4ms未満の時間に短縮されうる。時間前進は、例えば、最大のトランスポートブロックサイズ、最高のランク、および/または最長の時間前進が考慮されうる場合を仮定してWTRUまたはUEがn+4より前にその復号処理を終了するようにPDSCH処理時間を短くすることができる。つまり、PDSCH処理時間はさらに短縮されうる。ePDCCHは、PDSCH領域で送信されうるので、これはPDSCH処理時間を短縮することができ、例えば、マルチキャリアシステムでは、最大トランスポートブロックサイズを2倍にできる。非周期的CSI報告について類似の処理時間短縮が観察されうる。非周期的CSI報告は、ダウンリンク制御チャネルによってトリガーされ、CSIフィードバック処理時間は、ePDCCH受信によって短縮され、これは、コンポーネントキャリアの個数が同時にCSI報告に対して増えてゆくのでさらに重大なものとなりうる。残念なことに、説明されているように、現在、WTRUまたはUE受信機におけるPDSCH処理時間および非周期的CSI報告処理時間は、レガシーPDCCHの代わりにePDCCHを使用しているのでより厳しい可能性がある。現在、キャリアアグリゲーションが使用されうる場合、これらの問題はより深刻なものになる可能性がある。
それに加えて、アップリンク制御チャネル割り当ても行うことができる。例えば、FDD HARQ−ACKフィードバック手順は、1つの構成済みのサービングセルに対するPUCCHフォーマット1a/1b(例えば、動的に割り当てられたPUCCHフォーマット1a/1b)に基づくものとすることができる(例えば、Rel−8またはR8のような単一セルオペレーションで)。FDDに対する2以上のDLサービングセルについて、PUCCHフィードバックは、チャネル選択のあるPUCCHフォーマット1b(例えば、動的に割り当てられたPUCCHフォーマット1b)(例えば、2つのDLサービングセルが使用されうる場合)またはARIと組み合わせたPUCCHフォーマット3(例えば、半静的に構成されたPUCCHフォーマット3)(例えば、3以上の構成済みのサービングセルが使用されうる場合)を使用することができる。TDD(例えば、Rel−10 TDD)では、単一セルオペレーションは、チャネル選択を伴うPUCCHフォーマット1(例えば、動的に割り当てられたPUCCHフォーマット1)に基づくものとしてよい。チャネル選択を伴うPUCCHフォーマット1(例えば、2以上のDLサービングセルが使用されうる場合)および/またはPUCCHフォーマット3もしくはPUCCH F3は、RRC構成の関数として使用されうる。
一実施形態において、動的に導出されるPUCCHリソースでは、例えば、単一キャリアオペレーション、またはDLキャリアアグリゲーションによりプライマリサービングセル上で受信されたDL割り当ての場合、およびプライマリセルのサブフレームn−4における対応するPDCCHの検出によって指示されるPDSCH送信について、および/またはプライマリセルのサブフレームn−4におけるダウンリンクSPSリリースを指示するPDCCHについて、PUCCHリソースは、
であってよく、および/または最大2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードについて、PUCCHリソースは、
は、
によるものであってもよく、ただし、nCCEは、対応するPDCCHの送信に使用される第1のCCEの番号であり、また
は上位層によって構成されうる。PUCCHフォーマット3による一実施形態では、PUCCHインデックスは、RRCを通じて、および/または与えられたDLサブフレームn−4について事前構成され、ULサブフレームnにおける対応するPUCCHインデックスは、SCellのDL割り当てメッセージのTPCフィールドで伝送されるARIから導出されうる。
単一キャリア動作モードでは、ePDCCHの構造および/またはリソース領域は、レガシーPDCCHのとは異なる場合があるので、PUCCHリソース割り当てメカニズムは、複数のキャリアでは困難である可能性のある、ePDCCHを使用してのDCIの復号を行うユーザーもしくはUE(またはWTRU)にPUCCHリソースを割り当てることができるように指定されうる。それに加えて、DLキャリアアグリゲーションについては、PUCCHリソース割り当てメカニズムが、DLサービングセルのうちの少なくとも1つでePDCCHを復号するユーザー(またはWTRU)がプライマリおよび1もしくは複数のセカンダリーサービングセル上でスケジュールされたDLデータ送信に対応するACK/NACK情報を送信することを可能にするために使用されうる。
フレーム構造2TDDサポートも提供することができる。TDDシステムでは、PDSCHは、ダウンリンクサブフレーム内のPDSCH領域および/またはサブフレーム内のPDSCH領域(例えば、DwPTS)で送信されうる。DwPTS(例えば、多数のOFDMシンボルがスペシャルサブフレーム内でのダウンリンク送信用に予約されているダウンリンクパイロットタイムスロット)では、PDSCH送信に対するOFDMシンボルの利用可能な数は、構成に従って制限され、および/または変化しうる。レガシーPDCCHは、同じサブフレームで一緒に送信されうるので、ePDCCH送信の実施形態は、別に提供されうる。
複数のコンポーネントキャリアが、TDDシステム内で異なるDL−ULサブフレーム構成により構成されうる場合、ダウンリンク制御チャネルは、例えば、クロスキャリアスケジューリングが使用されうるときに、セカンダリセルにおける特定のダウンリンクサブフレームについてサポートされえない。この結果、ダウンリンクサブフレームが、セカンダリセルにおいて無駄になる可能性がある。DwPTSにおけるOFDMシンボルの数が不足し、および/またはPDSCH送信に対するOFDMシンボルの数が変化しうるので、現在、サブフレームによるePDCCH送信が必要になるか(例えば、以下で説明されているように)、または詳細なWTRUまたはUEの動作が、エラーを回避するのに役立つように定義されうる(例えば、以下で説明されているように)。
PDCCHフォールバックが提供されうる。例えば、ePDCCHがネットワーク内でレガシーPDCCHでサポートされているときに、WTRUまたはUEは、上位層シグナリングを介して特定のPDCCHタイプに合わせて構成されうる。このような一実施形態では、WTRUまたはUEがRRCシグナリングされたPDCCHタイプを監視しうるかどうかをeNBスケジューラが知ることができない曖昧期間がありうる。構成されたPDCCHタイプに関係なくWTRUまたはUEによって受信されうる、PDCCHフォールバック送信は、リソースを無駄にする、および/または予期しないWTRUもしくはUEの動作を回避するように定義されうる。このような一実施形態では、WTRUまたはUEが、上位層シグナリングで半静的にレガシーPDCCHとePDCCHとの間で構成可能であるものとしてよい場合に、WTRUまたはUEは、構成プロセスにおいてPDCCHを連続的にまたは継続的に受信することができる必要がありうる。
リソースの衝突は、PRSとePDCCHとの間でさらに生じうる。例えば、ePDCCHがセルにおいて使用される場合、セルによって送信されるPRSは、ePDCCH送信のいくつかのREとオーバーラップするか、または衝突する可能性がある。PRS BWがePDCCH送信BWとオーバーラップする場合、PRS送信は、ePDCCH送信のDM−RSと衝突することがある。この衝突の一例が、図15に示されている。図15に示されているように、Vshiftは0であってよい。このようなオーバーラップの結果、性能が低下する可能性があるが、このことは、現状、WTRUまたはUEがePDCCHを適切に復号する上で負担が大きすぎる。eNBは、どのWTRUまたはUEがPRS送信を認識できるかを知ることができないが、それは、WTRUまたはUEのOTDOAのサポート、関係する測定の実行、および/またはPRS情報を知っていることが、例えば、WTRUまたはUEとE−SMLCとの間の透過的な通信に基づきうるからである。それに加えて、そのような衝突を処理するための、および/またはそのような衝突を回避するためのシステムおよび/または方法が本明細書で提供されうる。
本明細書で説明されているように、複数のキャリアで使用されうるePDCCHを提供するためのシステムおよび/または方法が提供されうる。例えば、ePDCCHリソース構成などのリソースを定義または記述が提供されうる。ePDCCHリソース構成では、サブフレーム内のリソース要素(RE)は、以下のうちの1または複数を満たしうるePDCCHに使用されうる。アンテナポート{4、5}を除く0から22までのダウンリンクアンテナポート(例えば、基準信号)と衝突しえないこと、PCFICH、PHICH、および/またはPDCCHによって占有されえないこと、PSS/SSSおよび/またはPBCHに使用されないこと、ミュートされたREとして構成されえないこと(例えば、ゼロ電力CSI−RS、ABS、ヌルRE)、PDSCHに使用されえないこと、構成されたMBFSNサブフレームに対するPMCHに使用されえないこと、および/または上記の目的に使用されうるが、ePDCCHおよび非ePDCCHの両方に相互に直交するパターンを適用することによって差動的でありうること(例えば、本明細書で説明されているように)である。
FDDおよびTDDに対して構成されたリソース(例えば、単一DLキャリアにおいて)も提供されうる。例えば、サブフレーム内のPRB対またはRBと称されうる物理リソースブロック(PRB)のサブセットは、ePDCCH送信に対して構成され、ePDCCHリソースは、ブロードキャストチャネル(例えば、MIB、SIB−x)および/または上位層シグナリング(例えば、PRC、MAC、および同様のもの)を使用することによってWTRUまたはUEに供給されうる。PRBのサブセットは、連続するPRBまたは分散PRBであるものとしてよい。システム帯域幅が5MHzでありうる場合(例えば、25のPRBが利用可能である場合、
)、ePDCCHに対するPRBのサブセット
が構成されるものとしてよく、ただし、
である。図16は、PDSCHと多重化するePDCCHの一例を示しており、この場合ePDCCHリソースはサブフレーム内で割り当てられうる。PDSCHと多重化するPRBレベルePDCCHが使用されうる(例えば、図示されているように)。
一実施形態において、ePDCCH PRBは、例えば、より単純なePDCCHの受信および/またはブラインド復号の複雑度の低減を可能にするために予約されうる。それに加えて、ePDCCH PRBは、PRB対レベルで構成することができ、また以下の1または複数を含みうる。例えば、PDSCH送信に使用されるリソース割り当てタイプは、システム帯域幅に従って定義されうるリソースブロックグループ(RBG)によるビットマップベースの指示とすることができるソース割り当てタイプ0、RBGサブセットによるビットマップをベースの指示とすることができるリソース割り当てタイプ1、連続的リソース割り当て(例えば、開始RB番号および/または長さが指定されうる)とすることができるリソース割り当てタイプ2を含み、ePDCCHリソースに対するリソース割り当てタイプは、ePDCCHモード(例えば、分散および集中送信)に応じて異なっていてもよく、例えば、リソース割り当てタイプ0は、集中送信に使用され、ソース割り当てタイプ1は、分散割り当てに使用されるものとしてよく、および/または集中および分散送信に対するRBは、オーバーラップしていてもよい、つまり、PRB対が、集中および分散送信に使用される。それに加えて、PRB対レベル毎のビットマップ指示が使用されるものとしてよく、NDL,PRBビットを使用することができるePDCCHリソースを指示するためにPRBレベル毎のビットマップが提供され、NDL,PRBは、ダウンリンクシステムにおけるPRB対の数を示しうる。いくつかの実施形態では、事前定義されているPRBも使用されうる。例えば、複数のPRB対サブセットが、ePDCCHに対して定義され、および/またはサブセットの数は、WTRUまたはUEに通知されうる。それぞれのPRB対サブセットは、1または複数の数のPRB対を含むことができ、PRB対サブセットに含まれるPRB対は、別のPRB対サブセットと相互に直交するものとしてよい。PRB対サブセットの少なくとも1つは、構成なしで使用されうる。PRB対サブセットは、共通探索空間に使用されるか、またはWTRUまたはUE特有の探索空間に対する第1のPRB対サブセットに使用されうる。サブセットの数は、WTRUまたはUEに動的に通知されうる。例えば、サブセットの数は、WTRUまたはUEがePDCCHを監視するか、または受信することができるそれぞれのサブフレーム内で指示されうる。事前定義されたPRBは、共通探索空間に使用されうる。構成ベースのPRBは、WTRUまたはUE特有の探索空間に使用されうる。本明細書で説明されているePDCCH PRBの実施形態は、複数のePDCCHリソースセットがWTRUまたはUEに対して構成されうる場合にePDCCHリソースセット毎に使用されうる。ePDCCHリソースセットおよびePDCCH領域は、交換可能に使用できる。
例としての一実施形態によれば、WTRUまたはUEは、与えられたePDCCH指示に基づきePDCCHを監視する特定の動作を有することができる。例えば、ePDCCHリソースは、ブロードキャストチャネルおよび/またはRRCシグナリングを介してWTRUまたはUEに通知されうる。WTRUまたはUEは、ePDCCHに対して構成されているPRBのサブセット内にありうるその探索空間内のePDCCHを監視することができる。PRBのサブセットは、暗黙的に、または明示的に、動的指示でWTRUまたはUEに通知されうる。例えば、指示ビットはサブフレームで送信され、および/またはDM−RSスクランブルシーケンスは、ePDCCHに対して構成されているPRBのどのサブセットが使用されうるかを示すことができる。ePDCCHリソースは、ePDCCH構成のセットからのePDCCHリソースインデックス(ERI)によりWTRUまたはUEに通知され、および/またはERIは、上位層シグナリングを介して通知されるか、またはサブフレームインデックスおよび/またはSFN、Cell−ID、および/またはRNTI(例えば、C−RNTI、P−RNTI、S1−RNTI)のうちの少なくとも1つから暗黙的に導出されうる。WTRUまたはUEは、「システムePDCCHリソース」および/または「WTRUまたはUE特有のePDCCHリソース」などのePDCCHリソースのタイプに関して通知されうる。これらのePDCCHリソースタイプに関連付けられているWTRUまたはUEの動作は、以下の1または複数を含みうる。WTRUまたはUEはブロードキャストチャネルまたは上位層シグナリングを介してシステムePDCCHリソース情報を受信することができる。WTRUまたはUEは上位層シグナリングからWTRUまたはUE特有のePDCCHリソース情報を受信することができる。WTRUまたはUE特有のePDCCHリソースは、システムePDCCHリソースと同じであってよい。WTRUまたはUE特有のePDCCHリソースは、時間および/または周波数領域においてシステムePDCCHリソースのサブセットであってよい。例えば、サブフレーム内のPRBのサブセットおよび/または時間サブフレーム/フレームのサブセットは、WTRUまたはUE特有のePDCCHリソースであってよい。いくつかの実施形態では、WTRUまたはUEは、WTRUまたはUE特有のePDCCHリソース内にありえないシステムePDCCHリソース内のPDSCHを受信することはできない(例えば、受信することを想定しえない)。WTRUまたはUEは、WTRUまたはUE特有のePDCCHリソース内にありえないシステムePDCCHリソース内のPDSCHを受信することができる(例えば、受信することを想定できる)。WTRUまたはUEは、ePDCCHがePDCCH PRB対で送信されえない場合にWTRUまたはUE特有のePDCCHリソース内のPDSCHを受信することができる(例えば、受信することを想定できる)。
例としての一実施形態によれば、ePDCCH PRBは、長期的および短期的ePDCCHリソースなど、複数のステップで構成されうる。例えば、長期的ePDCCHリソースは、半静的に定義され、および/または短期的ePDCCHリソースは、動的に長期的ePDCCHリソース内で定義されうる。また、長期的ePDCCHリソース、セル特有のePDCCHリソース、半静的ePDCCHリソース、時間的ePDCCHリソース、および/または上位層で構成されたePDCCHリソースは、交換可能に使用できる。
一実施形態において、長期的ePDCCHリソースは、システム帯域幅内のPRB対のセットとすることができる。リソース割り当てタイプ0、1、または2は、PRB対のセットを長期的ePDCCHリソースとして指示するために使用されうる。多数のビット(例えば、
)がフレキシビリティ(例えば、完全なフレキシビリティ)をサポートするためにビットマップベースの割り当てに使用されうる。長期的ePDCCHリソースに対するリソース指示は、ブロードキャストまたは上位層シグナリングを介してWTRUまたはUEに通知されうる。WTRUまたはUEは、長期的ePDCCHリソースの一部(例えば、PRB対)がPDSCH送信に使用されうることを知っているか、またはそのように仮定することができる。PDSCHリソース割り当てが、長期的ePDCCHリソースと衝突しうるが、短期的ePDCCHリソースとは衝突しない場合、WTRUまたはUEは、PDSCHがそれらのリソースにおいて送信されうることを知るか、または想定することができる。PDSCHリソース割り当てが、長期的と短期的の両方のePDCCHリソースと衝突する場合、WTRUまたはUEは、PDSCHがそれらのリソースにおいて送信されえないことを想定し、および/またはそれらのリソースの周りでレートマッチングを行うことができる。
短期的ePDCCHリソースは、WTRUまたはUE特有のePDCCHリソース、動的ePDCCHリソース、サブフレーム毎のePDCCHリソース、および/またはL1シグナリングベースのePDCCHリソースと称されうる。短期的ePDCCHリソースは、長期的ePDCCHリソースのサブセットであってもよい。ePDCCHリソースのサブセットは、eNBがePDCCHリソースのサブセットを一方のサブフレームから他方のサブフレームに変更できるようにそれぞれのサブフレーム内で指示されうる。
短期的ePDCCHリソースの指示は、明示的シグナリングに基づくものとしてよい。明示的シグナリングは、同じサブフレームで送信される1または複数の指示ビットを含むことができ、および/または指示ビットのロケーションは固定されうる。例としての一実施形態によれば、固定されたロケーションは、長期的ePDCCHリソースに対して構成されているPRB対の最低のインデックスとすることができる。固定されたロケーションは、長期的/短期的ePDCCHリソースに関係なく事前定義されうる。例えば、システム帯域幅内のPRB対の最低のインデックスである。固定されたロケーションは分散送信に基づくものとしてよい。
短期的ePDCCHリソースの指示は、暗黙のシグナリングに基づくことができる。暗黙のシグナリングは、eNBおよび/またはWTRUまたはUEに知られうる特定のスクランブルコードとスクランブルされうる短期的ePDCCHリソースとして構成されたPRB対におけるDM−RSであるものとしてよい。したがって、WTRUまたはUEは、特定のスクランブルコードで長期的ePDCCHリソースをチェックし、短期的ePDCCHリソースを算出することができる。WTRUまたはUEが短期的ePDCCHリソースの算出(例えば、決定)を終了した後、WTRUまたはUE特有の探索空間は、短期的ePDCCHリソースで定義されうる。したがって、WTRUまたはUEは、WTRUまたはUE特有の探索空間内でePDCCHを監視することができる。短期的リソースは、WTRUまたはUE特有の仕方で構成されうる。WTRUまたはUEは、PDSCHが長期的ePDCCHリソースに対して構成されているPRB対において、例えば、PRB対が短期的ePDCCHリソース内にない可能性があったとしても、送信されえないと想定しうる。短期的リソースは、セル特有の仕方で構成されうる。WTRUまたはUEは、長期的ePDCCHリソースに対して構成されたPRB対においてPDSCHを、例えば、PRB対が短期的ePDCCHリソース内にない可能性がある場合に、受信することができる。
複数のePDCCHリソースセットが、本明細書において提示されるか、または説明され、および/またはePDCCHリソースセットのサブセットが、サブフレーム内で使用されうる。ePDCCHリソースセットの数は、eNBによって構成可能であるものとしてよい。ePDCCHリソースセットの数は、システム構成に関係なく固定されてもよい。ePDCCHリソースセットのサブセットは、WTRUまたはUE特有の探索空間として特定のWTRUまたはUEに対して構成されうる。特定のWTRUまたはUEに対するePDCCHリソースセットのサブセットは、C−RNTIおよび/またはサブフレーム数の関数として事前定義されうる。例えば、ePDCCHリソースセットのNePDCCH個のサブセットが定義され、ePDCCHリソースセットのサブセットのうちの1つが、特定のWTRUまたはUEに構成されうる場合、どのePDCCHリソースセットがWTRUまたはUEに対して使用されうるかを選択するために以下の式が使用されうる。特定のWTRUまたはUEに対するePDCCHリソースセットのサブセットは、k=nRNTI mod NePDCCHとして定義されうる。表8−3は、4つのePDCCHリソースセットが定義されうる場合にサブセット構成の一例を示している。表において、「v」は、サブセットに含まれうるセットを示しているものとしてよい。それに加えて、k=nRNTI mod3が表8−3で使用されうる。
ePDCCHリソースセットは、1または複数のPRB対を備えることができ、および/またはePDCCHリソースセット毎のPRB対の個数は固定されうる。例えば、Nset個のPRB対は、ePDCCHリソースセットとしてグループ化され、Nset個のPRB対は、システム帯域幅上で連続的であるか、または分散されうる。
それに加えて、ePDCCHリソースセットは、集中ePDCCHリソースまたは分散ePDCCHリソースとして構成されうる。ePDCCHリソースセットが、集中ePDCCHリソースとして定義されうる場合、ePDCCHリソースセット内のeCCEは、集中ePDCCH送信(LeCCE)として定義されうる。1つのePDCCHリソースセットにおいて、複数のLeCCEが定義されうる。LeCCEに対するREは、PRB対内に配置されうる。ePDCCHリソースセットが、分散ePDCCHリソースとして定義されうる場合、ePDCCHリソースセット内のeCCEは、分散ePDCCH送信(DeCCE)として定義されうる。ePDCCHリソースセットにおいて、複数のDeCCEが定義されうる。DeCCEに対するREは、2以上の数のPRB対にわたって配置されうる。DeCCEは、複数のeREGを含むことができ、eREGは、PRB対内に複数のREを備えることができる。DeCCEに対する複数のeREGは、ePDCCHリソースセット内の複数のPRB対上で送信されうる。第1のePDCCHリソースセットは、分散ePDCCHリソースとして事前定義され、および/または、他のePDCCHリソースセットは、集中ePDCCHリソースおよび分散ePDCCHリソースのうちの一方として構成されうる。
ePDCCHリソースセット毎のPRB対の個数は、システムパラメータに応じて異なっていてもよい。例えば、ePDCCHリソースセット毎のPRB対の個数は、システム帯域幅またはRBの個数(例えば、
)、例えば、
などの関数として定義されうる。この場合、以下のうちの1または複数が適用可能であり、
であり、ただし、Nsは、固定された数またはeNB構成数とすることができ、セット毎のPRB対の数に対する関数は、集中および分散ePDCCHなどのePDCCH送信により異なっていてよく、および/またはルックアップテーブルは、
に従ってNsetについて定義されうる。Nsetの値は、以下に示されている表8−4と異なっていてよい。
一実施形態において、Nsetの固定値は、共通探索空間に使用されうるが、Nsetの複数の値は、WTRUまたはUE特有の探索空間に使用されうる。WTRUまたはUE特有の探索空間に対するNsetの複数の値は、システム帯域幅、サブフレーム数、および/またはSFN数、および/またはブロードキャスティングまたは上位層シグナリングを介した構成済みのパラメータのうちの少なくとも1つに応じて変更されうる。
複数のePDCCHリソースセットのうちからサブセットも明示的に選択されうる(例えば、1または複数の指示ビットを使用して)。例えば、1または複数の指示ビットは、同じサブフレーム内のPDCCH領域で送信されうる。この実施形態では、PDCCH領域内のPCFICHまたはDCIのうちの少なくとも1つが、指示ビット送信のために送信されうる。PDCCH領域内のPCFICHは、ePDCCHリソースセットがいくつ使用されうるかを示すために使用されうる。この場合、PDCCHに対するOFDMシンボルの個数は、PCFICHで指示されているか、または上位層シグナリングを介して構成されている同じ数に従うものとして定義されうる。DCIは、共通探索空間内で定義され、および/または送信されうる。DCIは、多数のePDCCHリソースセットのうちの少なくとも1つおよび/またはリソース割り当てインデックスを含みうる。
1または複数の指示ビットは、PDSCH領域内の同じサブフレームまたは前のサブフレームで送信されうる。この場合、指示チャネルが、指示送信のために送信されうる。指示チャネル(例えば、ePCFICH)は、特定のロケーションで定義され、および/または送信されうる。指示チャネルに対するロケーションは、ゼロ電力CSI−RSまたはゼロ電力CSI−RSのサブセットREとすることができる。ゼロ電力CSI−RSロケーションが使用されうる場合、ePDCCHリソースセットのサブセットは、デューティサイクルの範囲内で有効でありうる。指示チャネルは、第1のePDCCHリソースセットで定義されうる。指示チャネルは、NsetPRB対上で、例えば、Nset個のPRB対が第1のePDCCHリソースセットに使用されうる場合に、送信されうる。指示チャネルは、サブフレーム内の固定された配置において定義され、および/またはこの配置はセルIDおよび/またはサブフレーム番号に応じて変更されうる。指示チャネルは、サブフレームn−1で送信され、および/または指示情報は、サブフレームnにおいて適用されうる。
複数のePDCCHリソースセットのうちでサブセットが暗黙的に選択されうる。例えば、特定のDM−RSスクランブルシーケンスは、サブフレームでePDCCH送信に使用されるePDCCHリソースセットのサブセットに使用されうる。WTRUまたはUEは、例えば、DM−RSにスクランブルされたシーケンスを使用することによって、サブフレームにおけるePDCCH送信に使用されるePDCCHリソースセットを検出することができる。WTRUまたはUEがePDCCHリソースセットの検出を終了した後、WTRUまたはUEは、WTRUまたはUE特有の探索空間を算出することができる。WTRUまたはUEは、WTRUまたはUE特有の探索空間内でブラインド検出を開始することができる。
ePDCCH領域、ePDCCH PRBセット、および/またはePDCCHセットとして交換可能に使用されうる、複数のePDCCHリソースセットが実装されうる。それぞれのePDCCHリソースセットは、オーバーラップしないNset個のPRB対を含むことができ、ただし、Nsetは1または複数の値をとることができる。この実施形態では、それぞれのePDCCHリソースセットは、ePDCCH集中送信またはePDCCH分散送信として構成されうる。Nsetも、または代替的に、上位層シグナリングを介して構成され、システムパラメータの関数として事前定義され、および/またはシステムパラメータと上位層シグナリングとの組み合わせとして定義されうる。
Kset個のePDCCHリソースセットは、WTRUまたはUEに対しても構成され、ただし、Ksetは、2以上の値を有することができる。この実施形態では、それぞれのePDCCHリソースセットに対するNsetは、Kset個のePDCCHリソースセットが構成されうる場合に独立して使用され、Nsetは、上位層シグナリングを介して構成され、Ksetは、ブロードキャスティングチャネル(例えば、MIB、SIB−x)で指示され、および/またはKsetは、SFN/サブフレームインデックスによって異なることがある。
それぞれのePDCCHリソースセットに対するNsetが独立して使用されうる場合、以下のうちの1または複数が適用されうる。Nsetは、妥当なリソース利用度が提示されうる間、周波数選択スケジューリング利得が増大するように集中送信に対してより大きく、Nsetは、周波数ダイバーシティ利得が最大化されるように分散送信に対してより大きく、Nsetは、ePDCCH送信のうちの少なくとも1つ(例えば、集中および分散送信)に対するシステム帯域幅または他のセル特有のパラメータの関数として定義され、例えば、Nsetはシステム帯域幅により集中送信について事前定義され、その一方でNsetは上位層シグナリングを介して分散送信について構成され、および/またはNset,1およびNset,2などの2つのNsetが、Ksetが1より大きい場合に構成され、Nset,1は、分散送信として構成されているePDCCHリソースセットに対して使用され、その一方で、Nset,2は、集中送信としてすべての構成されているePDCCHリソースセットに対して使用されうる。
Kset個のePDCCHリソースセットは、単一のePDCCHリソースセットまたは複数のePDCCHリソースセットとして構成されうる。WTRUまたはUEが、複数のePDCCHリソースセットで構成されうる場合、WTRUまたはUEは、Kset=2を想定することができる。この実施形態では、WTRUまたはUEが単一のePDCCHリソースセットで構成されうる場合、ePDCCHリソースセットは、集中または分散ePDCCH送信として構成され、および/またはWTRUもしくはUEは、ePDCCHリソースセットが分散送信として構成されうると想定することができる。WTRUまたはUEが複数のePDCCHリソースセットで構成されうる場合、ePDCCHリソースセットのうちの少なくとも1つは、分散ePDCCH送信として構成され、ePDCCHリソースセットは、プライマリePDCCHリソースとして定義され、他のePDCCHリソースセットは、セカンダリePDCCHリソースとして定義され、および/またはNsetは、ePDCCHリソースセットに応じて異なるものとしてよい。例えば、第1のセットはNset=4を有し、第2のセットはNset=2を有するものとしてよい。
一実施形態において、ePDCCHリソースは、ePDCCH探索空間に従って、またはePDCCH探索空間に基づき異なる仕方で構成され、および/または定義されうる。例えば、ePDCCH共通探索空間は、セル特有の方法で構成され、WTRUまたはUE特有の探索空間は、WTRUまたはUE特有の仕方で構成されうる。
ePDCCH共通探索空間リソースは、以下のうちの少なくとも1つを介して構成されうる。一実施形態では、PRB対の最小セットは、事前定義済みの仕方で特定の時間および/または周波数ロケーションにおいて構成されうる。例えば、4つのPRB対または6つのPRB対は、共通探索空間に対するPRB対の最小セットとして定義され、ダウンリンクシステム帯域幅における中心の4つまたは6つのPRB対が、共通探索空間に使用されうる。
それに加えて、PSS/SSSおよび/またはPBCHを含むサブフレームにおいて、ePDCCH共通探索空間のロケーションは、ダウンリンクシステム帯域幅がPRB対6つ分を超える場合に中心の6つのPRB対の隣に配置されうる。この実施形態では、4つ、または6つのPRB対は、等しく分割され、中心の6つのPRB対の両側に配置されうる。
共通探索空間に対するPRB対も、WTRUまたはUE特有の仕方で拡張することができる。この実施形態では、PRB対の最小セットは、第1のePDCCH共通探索空間セットとして考えられ、WTRUまたはUE特有の共通探索空間拡張は、第2のePDCCH共通探索空間セットとして考えられうる。そのようなものとして、2つのePDCCH共通探索空間セットが構成され、それらのうちの一方は、セル特有の仕方で構成され、他方は、WTRUまたはUE特有の仕方で構成されうる。このような一実施形態では、共通探索空間内で監視されうるDCIフォーマットのサブセットは、セル特有の共通探索空間内で監視され、他方は、WTRUまたはUE特有の共通探索空間内で監視されうる。例えば、DCIフォーマット1A/1B/1Cは、セル特有の共通探索空間内で監視され、DCIフォーマット3/3Aは、WTRUまたはUE特有の共通探索空間内で監視されうる。それに加えて、WTRUまたはUE特有の共通探索空間は、上位層シグナリングを介して構成されるか、またはブロードキャスティングチャネルでシグナリングされうる。さらに、一実施形態では、2つの共通探索空間リソースセットが構成され、第1のePDCCH共通探索空間リソースセットは、固定ロケーションにおいて事前定義され、その一方で、第2のePDCCH共通探索空間リソースセットは、MIBまたはSIB−xなどのブロードキャスティングチャネルを介して構成されうる。
WTRUまたはUE特有の探索空間は、以下のうちの少なくとも1つを介して構成されうる。一実施形態において、WTRUまたはUE特有のePDCCHリソースセットは、多数のPRBのセットとして定義されうる。例えば、{2、4、8}PRBのうちの1つは、上位層シグナリングを介してWTRUまたはUE特有のePDCCHリソースセットに構成されうる。それに加えて、ビットマップは、共通探索空間に構成されているPRB対を指示するために使用されうる。一実施形態において、最大2つまでのWTRUまたはUE特有のePDCCHリソースセットがWTRUまたはUE毎に構成され、2つのWTRUまたはUE特有のePDCCHリソースセットは、PRB対において部分的にまたは完全にオーバーラップしうる。
さらに、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するPRB対および共通探索空間に対するPRB対は、オーバーラップしていてもよい。この実施形態では、以下のうちの1または複数が適用可能である。第2のePDCCH共通探索空間リソースセットは、WTRUまたはUE特有のePDCCHリソースセットとオーバーラップし、例えば、第2のePDCCH共通探索空間セットは、WTRUもしくはUE特有の共通探索空間またはセル特有の共通探索空間のいずれかであってよい。2つのePDCCH共通探索空間リソースセットが構成されうる場合、2つのePDCCH共通探索空間リソースセットは、互いに完全にまたは部分的にオーバーラップしうる。
本明細書では、単一のDLキャリアの実施形態においてTDDに対するリソース構成の実施形態が説明されうる。フレーム構造2において、いくつかのUL−DLサブフレーム構成および関連するHARQ−ACKおよびUL/DL許可が、例えば、UL/DLリソースを完全に利用するために、定義されうる。表9は、ネットワーク環境に従ってさまざまなアップリンクダウンリンクトラフィック非対称性を許容しうる例としてのUL−DLサブフレーム構成を示している。
表9において、「D」および「U」は、それぞれ、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームを表す。「S」は、サブフレーム構成がダウンリンクからアップリンクに変更されうる場合に使用されうるスペシャルサブフレームを、例えば、WTRUまたはUEが信号を送信する準備を行えるようにガード時間として表す。スペシャルサブフレームは、DwPTS、UpPTS、およびGPを含むことができ、DwPTSおよびUpPTS周期は、それぞれダウンリンクおよびアップリンク送信に対するOFDMシンボルの数であってよい。DwPTSおよびUpPTSを除く時間の残りは、GPと考えられうる。表10は、例としてのスペシャルサブフレーム構成を示している。
ePDCCHは、アンテナポート7〜40に基づき送信されうるので、ePDCCHは、スペシャルサブフレーム構成で送信されえない。このような場合、PDCCH受信に対するWTRUまたはUEの動作が、本明細書で説明されているように行われうる。例えば、WTRUまたはUEでは、ePDCCHが通常ダウンリンクサブフレームにおいて送信に制限されうることを想定することができる。WTRUまたはUEは、ダウンリンク制御チャネルがPDCCH構成に関係なくスペシャルサブフレーム内でレガシーPDCCHを介して送信されうると想定することができる。WTRUまたはUEでは、ダウンリンクサブフレームn−kにおいてスペシャルサブフレームnをターゲットとするePDCCHを受信することを想定することができ、kは、UL−DLサブフレーム構成に従って定義され、kは、サブフレームnに最も近いダウンリンクサブフレームとして定義されうる。WTRUまたはUEがePDCCHを受信するように構成されうる場合、WTRUまたはUEは、スペシャルサブフレームにおいてePDCCHのブラインド復号をスキップすることができる。ePDCCHおよびレガシーPDCCH受信は、例えば、表11の例示的なTDD UL−DLサブフレーム構成で示されているように、構成可能であるものとしてよく、「E」および「L」は、それぞれ、ePDCCHおよびレガシーPDCCHを表す。
WTRUまたはUEは、ePDCCHが以下の1または複数に基づき特定のスペシャルサブフレームで送信されおよび/または監視されることがある場合もない場合もあると想定することができる。ダウンリンク通常巡回プレフィックス(CP)の場合、ePDCCHは、表10のスペシャルサブフレーム構成{1、2、3、4、6、7、8}で送信され、および/または監視されうる(例えば、そのようなTDDおよび/またはダウンリンク通常CPに対して、構成0および5で送信されおよび/または監視されることがありえない)。ePDCCHが送信されうるスペシャルサブフレーム構成は、{1、2、3、4、6、7、8}以外のものとして事前定義されうる。例えば、ePDCCHは、mを3、8、9、または10として、m個よりも多いOFDMシンボルを含むDwPTSで送信されおよび/または監視されうる。それに加えて、スペシャルサブフレーム構成0または5がセル内で使用されうる場合、PDCCH受信に対するWTRUまたはUE動作は、以下の方法のうちの1または複数で定義されうる。WTRUまたはUEは、ePDCCHがスペシャルサブフレームで送信されおよび/または監視されえないことを想定することができ(例えば、上で説明されているスペシャルサブフレーム構成{1、2、3、4、6、7、8}に含まれえない0または5)、そうでなければ、WTRUまたはUEは、スペシャルサブフレーム内のePDCCHを監視することができ、WTRUまたはUEは、スペシャルサブフレームnをターゲットとするePDCCHがサブフレームn−kで送信され、kはサブフレームnに最も近いダウンリンクサブフレームとして定義されうる、と想定することができ、WTRUまたはUEは、PDCCHがスペシャルサブフレーム内のレガシーPDCCHを介して送信されうると想定することができ、および/またはWTRUもしくはUEは、ePDCCHおよび事前定義されうるレガシーPDCCHの構成に従うものとしてよい。0および5以外のスペシャルサブフレーム構成がセル内で使用されうる場合、WTRUまたはUEは、ePDCCHがDwPTSで送信されうることを想定することができる。DwPTSがNDwPTS[OFDMシンボル]以上の長さなりうるスペシャルサブフレームがありうる。NDwPTSは、上位層によって構成されうる。NDwPTSは、9に固定されてもよい(例えば、通常CPに対しては19760・Tsに等しく、拡張CPに対しては20480・Tsに等しいものとしてよい)。
複数のコンポーネントキャリアが、TDDモードで構成されうる場合、それぞれのコンポーネントキャリアは、異なるUL−DLサブフレーム構成を有することができる。例えば、PCellおよびSCellは、図17に示されているように、それぞれ、UL−DL構成1および2で構成されうる。図17は、異なるTDD UL−DL構成をとるキャリアアグリゲーションの例としての一実施形態を示している。そのような場合、PCellに対するダウンリンクサブフレームは、サブフレーム3および8において利用可能でない場合があるけれども、WTRUまたはUEは、SCellにおいてPDSCHを受信することを予期することができ、この結果、WTRUまたはUEがPCellにおいてPDCCHを受信することができるのでクロスキャリアスケジューリングがアクティベートされうる場合にスケジューリングの制限が生じうる。本明細書で説明されているWTRUまたはUE動作のうちの少なくとも1つは、このような問題を解決できる、クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされるときに使用されうる。例えば、WTRUまたはUEでは、通常ダウンリンクサブフレームがSCellダウンリンクにおけるPCellで利用可能でない可能性がある場合にPDCCHがSCellで送信されうることを想定することができる。WTRUまたはUEは、PDCCH構成に関係なくPDCCH受信がないかSCellにおいてePDCCHを監視することができる。WTRUまたはUEは、WTRUまたはUEがPCellにおいてレガシーPDCCHを受信するように構成されうる場合にレガシーPDCCHを監視することができる。WTRUまたはUEは、事前定義されたPDCCH受信構成をとるサブフレームに従ってレガシーPDCCHまたはePDCCHを監視することができる。WTRUまたはUEでは、通常ダウンリンクサブフレームまたはスペシャルサブフレームがSCellダウンリンクサブフレームにおけるPCellで利用可能でない可能性がある場合にPDCCHがSCellで送信されうることを想定することができる。WTRUまたはUEは、スペシャルサブフレーム構成が0または5でない場合にスペシャルサブフレームにおいてPDCCHを監視し続けることができる。スペシャルサブフレーム構成0または5が使用されうる場合、WTRUまたはUEは、PDCCHがSCellで送信されうることを想定することができる。複数のSCellが構成されうる場合、最低の周波数を配置するSCellは、PDCCH受信に対するPCellと考えることができる。
マルチキャリアシステムにおける(例えば、複数のDLキャリアにおける)リソース割り当て(例えば、ePDCCHリソース割り当て)が開示され、提供され、および/または使用されうる。マルチキャリアシステムでは、ePDCCHに対するリソースは、PDSCH領域において定義され、ePDCCHリソースは、FDM方式でPDSCHと多重化されうる。ePDCCHリソースは、以下の方法のうちの1または複数で構成されうる。
ePDCCHリソースは、クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされうる場合にプライマリセル(PCell)における構成に制限されうる。そのような場合、WTRUまたはUEでは、ePDCCHがPCellにおける送信に制限されうることを想定することができ、WTRUまたはUEは、ePDCCH受信の監視をPCellに制限することができる。ePDCCHリソースは、セカンダリセル(SCell)では許容されえない。それに加えて、SCellにおけるePDCCHリソースは、PDSCHがRBにおいてスケジューリングされうる場合にWTRUまたはUEがRBのレートマッチングを行うようにWTRUまたはUEの観点からミュートされたRBとみなせる。
それに加えて、ePDCCHリソースは、クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされうる場合に単一セルにおいて構成されうる。ePDCCHリソースを有するセル(例えば、コンポーネントキャリア)は、上位層シグナリングによって構成されうる。ePDCCHリソースを有するセル(例えば、コンポーネントキャリア)は、事前定義されてもよい。例えば、ブロードキャストチャネル(例えば、SIB−x)は、セルを指示することができる。ePDCCHを有するコンポーネントキャリアは、サブフレームおよび/または無線フレームに従って固定されるか、または変更されうる。ePDCCHを有するコンポーネントキャリアが変更されうる場合、WTRUまたはUEは、SFN番号を使用することによって特定のサブフレームおよび/または無線フレームにおいてePDCCHをどのコンポーネントキャリアが有するかを暗黙的に導き出すことができる。
ePDCCHリソースは、特定のWTRUまたはUEに対する構成されたコンポーネントキャリアに等しいか、または小さいものとしてよいコンポーネントキャリアのサブセットにおいて定義されうる。コンポーネントキャリアのサブセットは、上位層によって構成されうる。それに加えて、コンポーネントキャリアのサブセットは、例えば、コンポーネントキャリア番号および中心周波数を含むように事前定義されうる。コンポーネントキャリアのサブセットは、一方のサブフレームから他方のサブフレームに動的に変更することもできる。サブセットのパターンは、事前定義され、および/またはSFN番号と結び付けられうる。
一実施形態において、ePDCCHおよびレガシーPDCCHは、同時に構成されうる。このような一実施形態では、コンポーネントキャリアのサブセットは、ePDCCHに対して構成されうるが、他のコンポーネントキャリアは、レガシーPDCCHに対して構成されうる。したがって、WTRUまたはUEは、ePDCCHに対して構成されたコンポーネントキャリアにおけるePDCCHおよび他のコンポーネントキャリアにおけるレガシーPDCCHを監視することができる。
ePDCCH周波数ダイバーシティモードは、交換可能に定義され、ePDCCH分散送信、ePDCCH周波数ダイバーシティ方式、ePDCCH分散モード、および/またはモード−1に限定されえない。ePDCCH周波数ダイバーシティモード(例えば、分散モード、モード−1など)については、ePDCCHに対するリソースは、周波数ダイバーシティ利得が得られるようにシステム周波数帯域幅にわたって分散されうる。周波数ダイバーシティモードに対するePDCCHリソースは、本明細書で説明されているように構成することができる。例えば、拡張制御チャネル要素(eCCE)および/または拡張リソースグループ要素(eREG)は、複数のダウンリンクキャリア(例えば、DLセル)に分散されるものとしてよく、ePDCCHは、{1、2、4、または8}eCCEを使用することによって送信され、eCCEはNeREGsを含むことができる。サイズ−Nは、事前定義されうる。クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされうる場合、ePDCCHは、PCell上に分散され、またePDCCHは、他の何らかの形で複数のコンポーネントキャリア(例えば、DLキャリア)にまたがって分散されうる。eCCEアグリゲーションについては、WTRUまたはUEは、例えば、図18に示されているように、複数のコンポーネントキャリア(例えば、DLキャリア)にまたがってeCCEをアグリゲートすることができる。図18は、分散リソース割り当てにおける複数のキャリアにまたがる例示的なeCCEアグリゲーションを示している。eCCE−eREG間マッピングについては、eREGは、複数のキャリアにまたがって分散されうる。ePDCCHモード−1は、中心5MHz(例えば、25のPRB)帯域幅内で構成されうる。
ePDCCH周波数選択モードは、交換可能に定義され、ePDCCH集中送信、ePDCCH周波数選択方式、ePDCCH集中モード、および/またはモード−2に限定されえない。ePDCCH周波数選択モード(例えば、集中モード、モード−2、および同様のもの)については、ePDCCHに対するリソースは、周波数選択利得が得られるようにeCCEアグリゲーションレベルに従って1または2つのRB内に配置されうる。周波数選択モードに対するePDCCHリソースは、本明細書で説明されているように構成することができる。例えば、eCCEは、複数のeCCEがアグリゲートされうる場合に同じPRB対の中に配置されうる。同じPRB対および/または隣接PRB対の中に配置されたeREGはアグリゲートされてeCCEを形成しうる。ePDCCHモード−2は、中心5MHz(例えば、25のPRB)帯域幅内で構成されうる。
多重コンポーネントキャリアシステムにおいて、ePDCCHモード−1(例えば、ePDCCH周波数ダイバーシティモード)および/またはePDCCHモード−2(例えば、ePDCCH周波数選択モード)は、本明細書で説明されているように構成することができる。例えば、WTRUまたはUEは、クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされえない場合に、PCell内のePDCCHモード−2および他の構成されているセル内のePDCCHモード1を監視することができる。WTRUまたはUEは、クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされうる場合に、ePDCCHモード1および/またはPCell内のePDCCHモード−2を監視することができる。ePDCCHモード−1および/またはePDCCHモード−2リソースのサブセットは、中心周波数帯域幅において複数のPRBにわたりうるePDCCHモード−3として定義されうる。
ePDCCHリソースセットは、ePDCCHリソースセットに対するNset個のPRB対がセル内に配置されうるようにセル内で定義されうる。例えば、Kset個のePDCCHリソースセットは、セル内にも配置されうる。そのようなものとして、Nsetおよび/またはKsetは、複数のコンポーネントキャリアが使用されうる場合にセル毎に定義されうる。セルも、コンポーネントキャリア、PCell、SCellとして交換可能に使用されうる。この場合、PCellにおけるKset個のセットのうちの少なく1つのセットは、ePDCCH分散送信として定義され、および/またはKsetは、SCellにおけるePDCCH集中送信またはePDCCH分散送信として定義されうる。
それに加えて、ePDCCHリソースセットは、ePDCCHリソースセットに対するNset個のPRB対が複数のコンポーネントキャリア上に配置されうるように複数のコンポーネントキャリア上で定義されうる。この場合、ePDCCHリソースセットが、分散送信として構成されうる場合、ePDCCHリソースセットに対するNset個のPRB対は、複数のコンポーネントキャリア上に配置され、および/またはePDCCHリソースセットが、集中送信として構成されうる場合、ePDCCHリソースセットに対するNset個のPRB対は、同じセル内に配置されうる。
拡張リソース要素グループ(eREG)も、本明細書で説明されているように提供されうる。ePDCCHに対する最小リソースユニットが定義され、および/またはeREG(拡張リソース要素グループ)と称されうる。eREGは、固定された数のREにより形成されうる。eREGは可変数のREで形成されうる、REの数は、eREG番号、サブフレーム番号および/またはサブフレームタイプ(例えば、MBSFNサブフレーム)、ゼロ電力CSI−RSを含むCSI−RS構成、PRS構成、SSS/PSSの存在、および/または同様のファクターのうちの少なくも1つにより異なりうる。eREGは、ゼロ電力CSI−RSおよび非ゼロ電力CSI−RS、SSS/PSS、および/またはPBCH、PRS、DM−RS、CRS、ePHICH、ePCFICH、および/または同様のもののうちの1または複数(例えば、それぞれ、もしくはサブセット)を含まないPDSCH領域内のNxM REなどの与えられた時間/周波数リソースグリッドにおける利用可能なREにより形成されうる。
eREGに対するPDSCH領域(NxM RE)内の時間および/または周波数リソースグリッドは、以下の方法の少なくとも1つで提供され、定義されうる。NおよびMは、それぞれ、周波数および時間のRE粒度を指示し、Nは、1から12の間の範囲内の固定された数であってよく(一実施形態では、Nに対する例示的な固定された数は1または2であってよい)、Nは、ブロードキャスティング(例えば、MIBまたはSIB−x)および/またはRRC構成によって構成可能であるものとしてよく、Nは集中送信(ePDCCHモード−1)および分散送信(ePDCCHモード−2)についてサブフレーム内で異なっていてよく(例えば、Nの小さな数が分散送信に使用され(Ndist)および/またはNの大きな数が集中送信に使用され(Nlocal)、ただしNlocal>Ndistとしてよい)、Mは通常CPでは14−NPDCCH、拡張CPでは12−NPDCCHとすることができ、ただし、NPDCCHは、レガシーPDCCHに使用され、サブフレーム内のPCFICHによって指示されるOFDMシンボルの数を表すものとしてよく、Mは通常CPでは11、拡張CPでは9などの固定された数として定義されるものとしてよく、Mはブロードキャスティング(例えば、MIBまたはSIB−x)および/またはRRC構成によって構成可能であるものとしてよく、Mは集中送信(ePDCCHモード−1)および分散送信(ePDCCHモード−2)についてサブフレーム内で異なっていてよい(例えば、Mの小さな数が分散送信に使用され(Mdist)およびMの大きな数が集中送信に使用され(Mlocal)、ただしMlocal>Mdistとしてよい)。
一実施形態において、eREGは、固定された数または可変数のREGにより形成され、REGは、他の目的には使用されないが、本明細書で開示されているようなePDCCHに使用されるPDSCH領域内の連続する4つのREとして定義されうる。例えば、1つのeREGは、9つのREGを含むものとしてよく、そうすることによって、eREGは、CCE類似しているものとしてよい(例えば、使用されるPDCCHからの用語の標準化の発展を簡素化しうる)。
図19は、eREGの定義の例としての一実施形態を示している。例えば、図19は、アンテナポートの数(例えば、図19の左部分のポート7〜10および図19の右部分のポート7〜8)に従ってePDCCH送信に使用されうるPRB対を例示している。図19に示されているように、N=1およびM=11は、CSI−RSおよびPSS/SSSを含まないサブフレーム内で使用されうる。eREGは、PRB対内の両方のスロットにまたがり、eREGに対するREの数は、CRSおよびDM−RSのためeREG番号に応じて異なりうる。例えば、eREG#nは、3個のREを含むことができ、eREG#n+2は、DM−RSおよびCRSの存在に応じて11個のREを含みうる(例えば、図19の左部分に示されているように)。また、完全にFDMベースのeREG多重化は、未使用のeREGに対する電力を柔軟に利用するために使用されうる。例えば、eREG#n+7が使用されえない場合、電力は、eREGn+2の電力をブーストアップするために再利用されうる。
一実施形態において、eREGリソースは、チャネル推定性能がeREG番号に関係なく等しくされうるようにREロケーションをランダム化するようにインターリーブ方式で定義されうる。したがって、WTRUまたはUEは、物理eREGマッピングルールへの仮想eREGに基づきeREGを受信することができる。
eREGの固定された数は、ePDCCHリソースとして構成されているPRB対毎に定義されうる。例えば、16個のeREGは、基準信号、サブフレームタイプ、CP長などの構成に関係なく、PRB対毎に定義されうる。eREGは、PRB対内にあるのを除くREが周波数を先にするようにしてeREG 0〜15について循環的に割り当てられるようにインタレース様式で定義されうる。16個のeREGが、PRB対毎に利用可能でありうる場合、16×Nset個のeREGがNset個のPRB対を有するePDCCHリソースセットに対して利用可能であるものとしてよい。
一実施形態において、eREGサブセットブロッキングは、ePDCCHリソースセットにおけるeREGのサブセットがブロックされ、eCCEを形成するために使用されないように使用されうる。これは、改善された、またはより良好なセル間干渉調整を使用可能にできるが、それは、オーバーラップしないeREGが隣接セル間に使用されうるからである。
eREGサブセットブロッキングについて、16×NsetのうちのeREGのサブセットは、上位層シグナリングを介して指示され、このサブセットは、eREGとしてカウントされえない。したがって、物理eREGおよび仮想eREGが定義されうる。仮想eREGは、eCCEを形成するために使用されうる。したがって、物理eREGの数は、仮想eREGの数以下であってよい。eREGのサブセットは、eCCE、PRB対、および/またはePDCCHリソースセットの形態で事前定義されうる。そのため、指示は、eCCE番号、PRB対番号、および/またはePDCCHリソースセット番号に基づくものとしてよい。eREGのサブセットは、インデックスがeREGのサブセットに対応するように表として事前定義されうる。ブロックされうるeREGのサブセットを指示するために、ビットマップが使用されうる。
ブロッキングに対するeREGのサブセットは、PCI、SFN番号、および/またはサブフレーム番号などの1または複数のシステムパラメータの関数として定義されうる。この実施形態では、eREGの2以上のサブセットは、インデックスで事前定義され、および/またはそれぞれのサブセットのインデックスは、システムパラメータのうちの少なくとも1つの関数として構成されうる。例えば、4つのサブセットは、Jsub個のサブセットが定義されるようにeREG #nに対してJsubを法として定義されうる。Jsub=4の場合、サブセットは、インデックス−0:サブセット0={n mod 4=0を満たすeREG}、インデックス−1:サブセット1={n mod 4=1を満たすeREG}、インデックス−2:サブセット2={n mod 4=2を満たすeREG}、および/またはインデックス−3:サブセット3={n mod 4=3を満たすeREG}として定義されうる。ブロッキングに対するeREGのサブセットが1または複数のシステムパラメータの関数として定義されうる場合、サブセットインデックスは、システムパラメータのうちの少なくとも1つによって暗黙的に指示されうる。例えば、サブセットインデックスは、セル−ID(例えば、iがセル−ID mod 4として定義されうる場合のインデックス−i)のモジュロ演算によって定義されうる。
ePDCCHの開始シンボルは、以下のように構成されうる(例えば、ePDCCH探索空間に従って、または基づく)。例えば、一実施形態では、WTRUまたはUE特有の探索空間の開始シンボルは、関連する共通探索空間に従って構成されるか、または定義されうる。関連する共通探索空間は、WTRUまたはUEからWTRUまたはUE特有の探索空間と一緒にサブフレームで監視される共通探索空間を暗示しうる。それに加えて、例えば、PDCCH共通探索空間およびePDCCH共通探索空間を含む、異なる種類の(例えば、2種類の)関連する共通探索空間がありうる。
例としての一実施形態によれば、PDCCH共通探索空間がePDCCH WTRUまたはUE特有の探索空間とともにサブフレームで監視されうる場合、以下のうちの1または複数が適用され、および/または使用されるか、もしくは提供されうる。ePDCCH WTRUまたはUE特有の探索空間の開始シンボルは、WTRUまたはUEについて構成されている送信モードに従って構成される。例えば、WTRUまたはUEがレガシー送信モード(例えば、TM1〜9)で構成されうる場合、WTRUまたはUEは、PCFICHにおいてCIFに従うか、または使用して、DCIフォーマットに関係なくePDCCHに対する開始シンボルを算出するか、または決定することができる。構成された送信モードが、異なる送信モード(例えば、TM−10(CoMP送信モード))でありうる場合、WTRUまたはUEは、通知を受け、および/またはDCIフォーマットに関係なく上位層を介してePDCCH開始シンボルを受信することができる。一実施形態において、ePDCCH開始シンボルは、DCIフォーマット2Dが使用されうる場合、WTRUまたはUEは上位層で構成されたePDCCH開始シンボルに従うか、または使用することができ、そうでない場合、WTRUまたはUEは、PCFICHにおいてCIFに従い、または使用しうる。
それに加えて、例としての一実施形態によれば、ePDCCH共通探索空間がePDCCH WTRUまたはUE特有の探索空間とともにサブフレームで監視されうる場合、以下のうちの1または複数が適用され、および/または提供され、および/または使用されうる。例えば、ePDCCHである。WTRUまたはUE特有の探索空間の開始シンボルは、ePDCCH共通探索空間に対する開始シンボルと同じであってよい。さらに、ePDCCH WTRUまたはUE特有の探索空間の開始シンボルは、PCFICHおよびePDCCH共通探索空間の開始シンボルにおけるCFI値の関数として構成されうる。ePDCCH WTRUまたはUE特有の探索空間の開始シンボルは、ePDCCH共通探索空間の開始シンボルに関係なく上位層シグナリングを介して独立に構成されうる。それに加えて、一実施形態では、ePDCCH WTRUまたはUE特有の探索空間の開始シンボルは、WTRUまたはUEについて構成されている送信モードに従って構成されうる。例えば、送信モードおよび/またはDCIフォーマットに基づき、WTRUまたはUEは、ePDCCH共通探索空間の同じ開始シンボルを想定するか、または上位層シグナリングによって構成された開始シンボル値に従うか、または使用することができる。特に、一実施形態によれば、WTRUまたはUEがレガシー送信モード(例えば、TM1〜9)で構成されうる場合、WTRUまたはUE特有の探索空間の開始シンボルは、サブフレーム内のePDCCH共通探索空間の開始シンボルと同じであってよく、WTRUまたはUEが別の送信モード(例えば、TM10(CoMP送信モード))で構成されうる場合、WTRUまたはUEは、上位層シグナリングを介して構成された開始シンボル値に従うか、または使用することができる。
ePDCCH共通探索空間の開始シンボルは、以下のうちの少なくとも1つに基づきさらに構成されるか、または定義されうる。例としての一実施形態によれば、WTRUまたはUEは、それぞれのサブフレーム内のPCFICHを復号することによってePDCCH共通探索空間の開始シンボルを暗黙的に検出することができる。それに加えて、固定された開始シンボルは、Npdcch個のOFDMシンボルがレガシーPDCCHに対して占有されうると想定することによって事前定義されうる。そのようなものとして、ePDCCH共通探索空間の開始シンボルはNpdcch+1であってよい。PDCCHに対するOFDMシンボルの数は、Npdcch=0も含みうる。特定のキャリアタイプ(例えば、CRSが1または複数のサブフレームで送信されえない、例えば、PSS/SSSを含むサブフレームを除くサブフレームで送信されえない新しいキャリアタイプ)において、WTRUまたはUEは、PDCCHに対するOFDMシンボルの数がNpdcch=0でありうることを想定することができる。このような一実施形態では、共通探索空間開始シンボルは、ブロードキャスティングチャネルで指示されている開始シンボルがePDCCH共通探索空間内のePDCCH候補復調に使用されるようにPBCHまたはSIB−xでブロードキャストされうる。
拡張制御チャネル要素(eCCE)が、本明細書で説明されうる。与えられたサブフレームiについて、多数のeREGを含むeCCEは、NeREGs(i)であり、それぞれのeREG jについて、利用可能なREの数はKREs(i,j)であり、1つのeCCEに対する利用可能なREの総数は
であると想定する。
第1のカテゴリが考えられ、この場合、j番目のeREGに対する利用可能なREの数(例えば、KREs(i,j))は、基準信号、PDCCH、PSS/SSS、および同様のものなどの他の目的に対するいくつかのREにより変化する場合があり、その結果実効符号化レートが変化しうる。本明細書で説明されている1または複数の実施形態は、例えば、与えられたDCIペイロードに対する類似の実効符号化レートを維持するために使用されうる。
例えば、NeREGsの数は、eCCE毎に固定されるものとしてよく(例えば、NeREGs=4)、したがって、eCCEの開始点は、容易に決定できる(例えば、eCCEの開始点は同じであってもよい)。eCCE毎の固定数のNeREGsが使用されうるので、利用可能なREは変更されうる。eCCE毎に固定されたNeREGs数でカバレッジを大きくするために、以下の1または複数が使用され、および/または適用されうる。例えば、eCCE毎の送信電力は、REの利用可能な数の関数として定義され、eCCE毎のREの参照番号はNeCCEであってよい。例えば、NeCCE=36であり、特定のeCCEに対してREの利用可能な数がKREs=18でありうる場合、元の送信電力から加えられる追加の送信電力は、
として定義されうる。事前定義された電力増大ルールから、WTRUまたはUEは、復調プロセスに対する基準信号とePDCCH REとの間の電力比を想定することができる。NeREGsの固定された数は、ePDCCH送信タイプおよび/または探索空間タイプに従って別々に定義されうる。例えば、集中送信には、NeREGs=3が使用され、分散送信には、NeREGs=4が使用されうる。集中送信には、より小さいNeREGsが使用されうるが、それは、ビームフォーミング利得および/または周波数選択スケジューリングが、集中送信用に実行されうるからである。分散送信は、チャネル符号化による周波数ダイバーシティ利得に依存しうる。NeREGsの異なる値は、共通探索空間およびWTRUまたはUE特有の探索空間に使用されうる。例えば、共通探索空間には、NeREGs=6が使用され、WTRUまたはUE特有の探索空間には、NeREGs=4が使用されうる。ePDCCH探索空間内のeCCEアグリゲーションレベルは、サブフレームに応じて変化し、アグリゲーションレベルは、特定のサブフレームに対する基準信号構成から暗黙的に導出されうる。アグリゲーションレベルは、正整数番号NALの関数として定義されうる。例えば、WTRUまたはUEに対する探索空間は、NAL・{1、2、4、8}として定義されうる。特定のサブフレーム内でNAL=2である場合、WTRUまたはUEは、アグリゲーションレベル2、例えば、{1、2、4、8}={2、4、8、16}でePDCCHを監視する必要がある場合がある。NALは、サブフレームに従って上位層によって構成されうるか、または基準信号、ブロードキャストチャネル、および/または同期信号を含むサブフレームの構成に従って暗黙的に定義されうる。NALは、レガシーPDCCH(例えば、それが構成されうる場合)またはePDCCHで伝送される未使用DCIビットでシグナリングされうる。
eCCE毎の可変数のNeREGsが、例えば、類似の実効符号化レートを維持するために使用されうる。ePDCCH復号候補は、eCCEレベルに基づくものとしてよいので、eCCEに対するREの利用可能な数は、異なる数のNeREGsがマッピングされうる場合に変更されうる。より多くの数のNeREGsがeCCE毎にマッピングされうる場合、実効符号化レートは、チャネル符号化利得が結果として増加するように低くすることができる。つまり、より多くの数のNeREGsが、ePDCCH REのパンクチャリングにより特定のサブフレーム内でREの利用可能な数がeCCE毎に小さくなる場合にマッピングされうる。NeREGsの可変数は、本明細書で説明されているように定義されうる。例えば、NeREGsは、eNBによって構成され、ブロードキャストチャネルおよび/または上位層信号を介してWTRUまたはUEに通知されうる。NeREGsは、デューティサイクルでサブフレーム毎に独立して構成されうる。例えば、10msおよび40msのデューティサイクルも使用することができる。2つ以上の数のNeREGsが定義され、それらのうちの1つはCSI−RSおよびZP−CSI−RS構成に従って選択されうる。一例では、
および
は、事前定義され、それらの1つは以下のようにして選択されうる。
は、CSI−RSおよびZP−CSI−RSが構成されえない場合に使用され、
は、CSI−RSおよび/またはZP−CSI−RSが構成されうる場合に使用されうる。
eREGに対するREの数は、可変であってよいので、eCCEに対するREの数も可変とすることが可能である。eCCEは、ePDCCH送信モード(つまり、分散送信および集中送信)に従って異なる仕方で定義されうる。例えば、集中送信には、NeREGs=4が使用され、分散送信には、NeREGs=2が使用されうる。一実施形態において、NeREGsは、ブロードキャスティング(MIBまたはSIB−x)および/または上位層シグナリングを介してeNBによって構成可能であるものとしてよい。
別の実施形態では、NeREGsは、本明細書で説明されているようにサブフレームにより異なることがありうる。NeREGs値は、サブフレームがCSI−RSおよび/またはゼロ電力CSI−RSを含む場合に変更されうる。例えば、NeREGs=4は、CSI−RSおよび/またはゼロ電力CSI−RSを含まないサブフレームにおいて使用され、NeREGs=6は、CSI−RSおよび/またはゼロ電力CSI−RSを含むサブフレームにおいて使用されうる。NeREGs値は、基準信号のオーバーヘッドがより高くなる場合にNeREGsがより大きくなるようにゼロ電力CSI−RSを含む基準信号のオーバーヘッドに応じて異なるものとしてよい。例えば、基準信号のオーバーヘッドがサブフレーム内のPDSCH領域の中で15%未満となりうる場合に、NeREGs=4、基準信号のオーバーヘッドがサブフレーム内のPDSCH領域の中で15%から20%までの間となりうる場合に、NeREGs=5、基準信号のオーバーヘッドがサブフレーム内のPDSCH領域の中で20%から30%までの間となりうる場合に、NeREGs=6、基準信号のオーバーヘッドがサブフレーム内のPDSCH領域の中で30%を超えうる場合、基準信号のオーバーヘッドが「PDSCH REの数/基準信号の数」として定義されうる場合、および同様の場合にNeREGs=5である。一実施形態において、eREGおよびeCCEは、ePDCCHの集中送信などの特定のePDCCH送信モードにおいて同じであってよい。
NeREGs(i)の数が、例えば、eCCEの開始点が同じになるようにeCCE毎に固定されうる別のカテゴリを考えることができる。DCIペイロードに対する実効符号化レートを維持するために、j番目のeREGに対する利用可能なREの数(例えば、KREs(i,j))は、基準信号、PDCCH、および/またはPSS/SSSなどの他の目的のためにこれらのRE上でePDCCHを送信し、特別なプリコーディングまたは相互直交パターンをePDCCHと非ePDCCHの両方に適用することによって、それぞれのeREGについて固定することができる。受信機側では、WTRUまたはUEによる逆プリコーディングの後に、ePDCCHは分離され、与えられたDCIペイロードに対する類似の実効符号化レートが維持されうる。
NeREGs(i)の数がeCCE毎に変化すると想定する場合、与えられたDCIペイロードに対する類似の実効符号化レートを維持するために、j番目のeREG(例えば、KRES(i,j))に対する利用可能なREの数を、受信機側で、例えば、上で説明されているように、eREGの一部について固定する代わりに(例えば、WTRUまたはUEによる逆プリコーディングの後に)、ePDCCHが分離され、DCIペイロードに対する類似の実効符号化レートが維持されうる。ePDCCHおよび非ePDCCHを送信するために使用されるeREGの数は、
がそれぞれのCCEについて維持されうるように適応しうる。
それに加えて、eCCE定義は、ePDCCH探索空間により異なりうる。このような一実施形態では、eCCEは、WTRUまたはUE特有の探索空間および共通探索空間について以下のような仕方にそれぞれ定義されうる。例えば、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するeCCE定義は、以下の特性のうちの1または複数を満たしうる。16個のeREGが、CP長およびサブフレームタイプに関係なく、PRB対毎に定義されうる。4または8個のeREGが、CP長およびサブフレームタイプに応じてeCCEを形成するようにグループ化されうる。4つのeREGは、通常サブフレームを有する通常CPおよび/またはスペシャルサブフレーム構成{3、4、8}を有する通常CPに対してeCCEを形成するためにグループ化されうる。一実施形態において、8つのeREGは、スペシャルサブフレーム構成{2、6、7、9}を有する通常CP、通常サブフレームを有する拡張CP、および/またはスペシャルサブフレーム構成{1、2、3、5、6}を有する拡張CPに対してeCCEを形成するためにグループ化されうる。さらに、4または8個のeREGが、CP長、サブフレームタイプ、および/または共通探索空間タイプに応じてeCCEを形成するようにグループ化されうる。例えば、このような一実施形態では、WTRUまたはUEが、サブフレーム内でPDCCH共通探索空間を監視することができる場合、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するeCCE毎のeREGの数は8であるが、ePDCCH共通探索空間がePDCCH WTRUまたはUE特有の探索空間と一緒に監視されうる場合にWTRUまたはUE特有の探索空間に対するeCCE毎のeREGの数は、4であるものとしてよい。
それに加えて、共通探索空間に対するeCCE定義は、以下の特性のうちの1または複数を満たしうる。一実施形態において、16個のeREGが、CP長およびサブフレームタイプに関係なく、PRB対毎に定義されうる。4または8個のeREGも、WTRUまたはUE特有の探索空間と同じものとしてグループ化されうる。さらに、4または8個のeREGは、利用可能なREの数(例えば、nePDCCH)に応じてeCCEを形成するようにグループ化されうる。このような一実施形態では、利用可能なREの数は、PSS/SSSおよび/またはPBCHを含まないPRB対の中のそれぞれのサブフレームにおいてカウントされうる。それに加えて、nePDCCHが事前定義済みの閾値(例えば、104)より小さい場合、8個のeREGは、eCCEを形成するようにグループ化され、そうでない場合、4つのeREGが使用されおよび/または一緒にグループ化されうる。
eREG−eCCEマッピングを含みうる、リソースマッピングが実現されうる。例えば、eCCEが、1または複数のeREGで形成され、eREGのグループは、ePDCCH送信モード(例えば、ePDCCHモード−1およびePDCCHモード−2)に従って異なるように形成されうる。
図20は、集中および分散割り当て(localized and distributed allocation)によるePDCCHにおけるeCCE−eREG間マッピングの例としての一実施形態を示している(例えば、ポート−7およびポート−8が使用されうる場合)。例えば、eREGは、図20に示されているように定義され、N=1およびM=14−NPDDCHが使用されうる。eREG番号も、以下のうちの少なくとも1つとして定義されうる。ePDCCH PRB(0〜Ntot(k)−1)内で最低周波数からの昇順。ただし、Ntot(k)はサブフレームk内のeREGの数を表し、Ntot=NeRB×MREGとすることができ、MREGは、図20に示されているようにPRB対におけるeREGの数を表し、図20に示されているようにMREG=12とすることができる。ePDCCH PRB(0〜Ntot(k)−1)内で最低周波数からの降順。(0〜Ntot(k)−1)の範囲内の乱数発生および仮想eREGと物理eREGとのマッピングが定義されうる。eREG番号は、(f,r)とすることができ、fおよびrは、それぞれ、PRB対内のサブキャリアインデックスおよびePDCCH PRB番号を表し、eREG #13は、eREG(1、1)として表すことができ、範囲外れは0〜11であるか、または0〜NeRB−1であってよく、eREG#=r・12+fである。
共有されるPRBにおけるeCCE−eREG間マッピングに対して、以下の方法のうちの少なくとも1つ(例えば、連続する割り当て(マッピング−1)、インタリーブされた割り当て(マッピング−2)、ハイブリッド割り当て(マッピング−3)、および/または同様のもの)が使用されうる。連続する割り当て(マッピング−1)では、NeREGs個の連続するeREGは、eCCE定義についてアグリゲートされ、したがって、eCCE番号は、eCCE#n=eREGs#{n・NeREGs,...,(n+1)・NeREGs−1)として割り当てられうる。例えば、NeREGs=4およびn=0である場合、eCCE#0=eREGs#{0、1、2、3}である。このような一実施形態では、eCCEの総数(MeCCE)は、
として定義されうる。図21はそのような一例を示している(例えば、図21は、連続的割り当てによるeCCE−eREG間マッピングの例としての一実施形態を示している)。
インターリーブされた割り当て(例えば、マッピング−2)では、NeREGs個のインターリーブされたeREGは、eCCE定義についてアグリゲートされ、したがって、eCCE番号は、eCCE#n=eREGs#{π(n・NeREGs),...,π((n+1)・NeREGs−1)}として割り当てられ、π(・)は、0からMeCCE−1までのインタリーブされたシーケンスを表しうる。インターリーブされたシーケンスπ(・)は、NeREGs個のMeCCEブロックインターリーバによって生成されうる。NeREGs=4およびMeCCE=9である場合、4×9のブロックインターリーバは、図22に示されているように定義されうる(例えば、図22はブロックインターリーバの一例を示している)。ブロックインターリーバでは、インタリーブされたシーケンスが、行を先にしてシーケンスを書き込み、列を先にして読み取ることによって生成されうる。そのようなものとして、図22に示されているブロックインターリーバからのインターリーブされたシーケンスは、π=0、9、18、27、1、10、19、28、...,8、17、26、35であり、これは
として表すことができる。インターリーブされたシーケンスπ(・)は、長さNtotのランダムシーケンスによって生成され、このランダムシーケンスは事前定義され、WTRUまたはUEとeNBとの両方がこのシーケンスを知るものとしてよい。列置換を使用して、例えば、順列シーケンスをさらにランダム化することができる。
ハイブリッド割り当て(マッピング−3では)、連続するシーケンスのサブセットは、集中送信のために予約され、他のeREGが、分散割り当てに使用されうる。例えば、ブロックインターリーバにおける列のサブセットは、図23に示されているように集中送信のために予約され(例えば、図23はブロックインターリーバを使用することによるハイブリッド割り当てを示している)、eCCE#{4、5、6、7}が、集中送信に使用され、他のeCCEが、分散割り当てに使用されうる。集中eCCEを生成するために、NeREGs個の連続するeCCEが使用されうる。このオペレーションから、NeREGs個の連続する分散割り当てベースのeCCEは、NeREGs個の集中eCCEとなりうる。集中eCCEと分散eCCEの両方を生成するために、eNBは、MeCCE個の分散eCCEを定義し、集中eCCEのためにNeREGs個の連続するまたは閉じたeCCEを予約することができる。列置換を分散割り当て部分に使用して順列シーケンスをさらにランダム化することができる。図23に示されているハイブリッド割り当てから、eCCEは、図24に示されているように定義されうる。図24は、集中および分散eCCEの共存の例としての一実施形態を示している。
別のPRBにおけるeCCE−eREG間マッピングについては、eREGは、集中送信および分散送信について独立して定義されうる。例えば、LeREG(集中eREG)は0〜N−1で定義され、DeREG(分散eREG)は0〜K−1で定義され、LeREGについては、連続する割り当て(例えば、マッピング−1)が使用され、および/またはDeREGについては、インタリーブされた割り当て(例えば、マッピング−2)が使用されうる。別のPRBにおけるeCCE−eREG間マッピングについては、eREGは、分散送信の制限された場合に対して定義され、eCCEは、集中送信に対する最小リソースユニットとなりうる。
eCCE−eREG間構成は、以下のうちの少なくとも1つとすることができる。eCCE割り当て(例えば、マッピング−1、マッピング−2、またはマッピング−3)が事前定義され、マッピング方法は、サブフレームインデックスおよび/またはSFNによって異なっていてもよく、マッピング方法は、上位層シグナリングによって構成可能であってよく、マッピング方法は、ePDCCH PRB対および/または同様のものによって異なっていてもよい。例としての一実施形態によれば、NeRBが、ePDCCH送信に対して利用可能でありうる場合、NeRBのサブセットでは、マッピング−1を使用し、他のePDCCH PRB対(例えば、ePDCCH PRB対の残り)は、マッピング−2を使用することができる。この実施形態では、NeRBは、それぞれのマッピング方法に対して別々に定義されうる。
16個のeREGがPRB対毎に利用可能であり、1つのeCCEが、4つのeREGのグループ化によって定義されうる場合、eCCEが集中送信に関してPRB対の中で定義されうるので、4つのeCCEが、ePDCCH集中送信に対してPRB対毎に定義されうる。一実施形態において、16個のeRGEのうち、連続する4つのeREGがグループ化されて集中eCCEを形成することができる。eCCE−eREG間マッピングルールは、ePDCCHリソースとして構成されているそれぞれのPRB対において同じであってよい。セルに関係なく同じ開始点を持つPRB対の中の連続する4つのeREGが使用されうる。例えば、eREG−eCCE間マッピングルールはそれぞれのセルについて、eCCE(n)={eREG(k)、eREG(k+1)、eREG(k+2)、eREG(k+3)}、eCCE(n+1)={eREG(k+4)、eREG(k+5)、eREG(k+6)、eREG(k+7)}、eCCE(n+2)={eREG(k+8)、eREG(k+9)、eREG(k+10)、eREG(k+11))、および/またはeCCE(n+3)={eREG(k+12)、eREG(k+13)、eREG(k+14)、eREG(k+15)}とすることができる。異なる開始点を持つPRB対の中の連続する4つのeREGが使用されうる。eREGの開始点は、上位層シグナリングを介した構成、または物理セルIDおよびサブフレーム/SFN番号などのシステムパラメータのうちの少なくとも1つの関数として定義されうる。以下の例では、オフセットは、上位層シグナリングを介して構成されるか、またはシステムパラメータのうちの少なくとも1つの関数として定義されうる。一例において、eCCE(n)={eREG((k+i+オフセット)mod16)、i=0、1、2、3}、eCCE(n+1)={eREG((k+4+i+オフセット)mod16)、i=0、1、2、3}、eCCE(n+2)={eREG((k+8+i+オフセット)mod16)、i=0、1、2、3}、および/またはeCCE(n+3)={eREG((k+12+i+オフセット)mod16)、i=0、1、2、3}。
それに加えて、一実施形態では、16個のeRGEのうち、相互排他的な4つのeREGがグループ化されてeCCEを形成することができ、その際に、4つのeCCEはPRB対毎に定義され、それぞれのeCCEは、相互排他的な4つのeREGを含むことができる。相互排他的な4つのeREGは、eCCEを形成するために本明細書で説明されている1または複数の実施形態を使用することによって選択されうる。例えば、インタリーブされたマッピングが、eREG−eCCE間マッピングに使用されうる。eREG−eCCE間マッピングは、ブロックインターリーバに基づくものとしてよい(例えば、インタレースされたマッピング)。eREG−eCCEマッピングの例として、eCCE(n)={eREG(k)、eREG(k+4)、eREG(k+8)、eREG(k+12))、eCCE(n+1)={eREG(k+1)、eREG(k+5)、eREG(k+9)、eREG(k+13)}、eCCE(n+2)={eREG(k+2)、eREG(k+6)、eREG(k+10)、eREG(k+14)}、および/またはeCCE(n+3)={eREG(k+3)、eREG(k+7)、eREG(k+11)、eREG(k+15)}を挙げる。インタリーブされたマッピングは、ランダムインターリーバに基づきeREG−eCCE間マッピングに使用されうる。インタリーブされたシーケンスは、事前定義されうるか、または上位層シグナリングを介して構成されうる。PRB対の中のeCCE毎のインターリーブされたシーケンスが、π1={0、4、8、12}、π2={1、5、9、13}、π3={2、6、10、14}、およびπ4={3、7、11、15}として定義される場合、ただし、πj、j=0、1、2、3はeCCE(n+j)、eCCE(n+j)={eREG(k+πj(1)),eREG(k+πj(2)),eREG(k+πj(3)),eREG(k+πj(4))}を形成するために使用されうる。インタリーブされたシーケンスは、物理セルID、サブフレーム、および/またはSFN番号を含む、システムパラメータのうちの少なくとも1つの関数として定義されうる。
アンテナポートマッピングも、実現され、および/または使用されうる。例えば、アンテナポート{7、8、9、10}またはそれらのサブセットが、ePDCCH送信に使用され、直交カバーコードを有する時間および/または周波数ロケーションが同じであってもよいので、アンテナポート{107、108、109、110}は、アンテナポート{7、8、9、10}と交換可能に使用されうる。一実施形態において、アンテナポート7〜10は、eREGおよび/またはeCCE復調に使用されうるので、アンテナポートマッピングは、eREG/eCCEロケーションに従って定義されうる。図25は、eREG/eCCEに対するアンテナポートマッピングの例としての一実施形態を示している。図25に示されているように、eREG/eCCEは、アンテナポート上にマッピングされうる。図25は、利用可能なアンテナポートの数が、構成に応じて異なっていてもよいことも示している。
アンテナポートの利用可能な数(Nport)は、本明細書で説明されているように定義されうる。Nportは、サブフレームおよびePDCCH PRB対に対して半静的に構成されうる。したがって、WTRUまたはUEは、ePDCCHがNportの範囲内のアンテナポートに対するRE位置において送信されえないことを想定することができる。例えば、Nport=4である場合、図25のPRB対における24個のRE位置は予約され、ePDCCHは、これらのRE位置において送信されえない。Nport=2である場合、12個のRE位置は予約され、ePDCCHは、ポート−9およびポート−10についてそのRE位置において送信されうる。Nportは、WTRUまたはUEがePDCCHが4つのアンテナポートに対するRE位置において送信されえないことを想定することができるように4として事前定義されうる。Nportは、ePDCCH PRB対番号に応じて異なりうる。例えば、Nport=2は、ePDCCH PRB #0において使用され、Nport=4は、ePDCCH PRB #1において使用されうる。Nportは、ePDCCH送信モードによりePDCCH PRB対に応じて異なるように構成されうる。ePDCCH PRB #{0、1、2}が集中送信に使用されうる場合、Nport=4が、これらのePDCCH PRBに使用され、Nport=2が、分散送信のためePDCCH PRBに使用されうるか、またはその逆もありうる。Nportは、それぞれのePDCCH PRB対および/またはePDCCH送信モードに対して別々に構成可能であってもよい。
それに加えて、アンテナポートは、以下の少なくとも1つに基づき、またはそれに従ってeREG/eCCEに対して割り当てられうる。WTRUまたはUEは、「同じPRB対」内でWTRUまたはUEに関連付けられているeREG/eCCEが同じアンテナポートで送信されうることを想定することができる。例えば、eREG/eCCE #{n,n+1、n+2、n+3}がWTRUまたはUEに使用されうる場合、WTRUまたはUEは、eREGが1つのアンテナポート(例えば、ポート−7)で送信されうることを想定することができる。アンテナポートは、上位層シグナリングを介して半静的に構成されうる。このような一実施形態では、アンテナポートは、ePDCCH PRB対のそれぞれにわたってWTRUまたはUEに対して同じであってよい。アンテナポートは、同じPRB対内の最低のeREG/eCCEインデックスとして定義されうる。例えば、eREG/eCCE #{n、n+3、n+6、n+9}がWTRUまたはUEに使用されうる場合、eREG/eCCE #{n}に対するアンテナポートは、他のeREG/eCCEに使用されうる。アンテナポートは、C−RNTIの関数として定義することができる。例えば、C−RNTIの法4または2は、WTRUまたはUEに対する割り当てられたアンテナポートを指示しうる。アンテナポートは、そのような一実施形態においてePDCCH PRB対にわたってWTRUまたはUEに対して同じであってよい。4を法とする演算が使用されうる場合、WTRUまたはUEは、アンテナポート7〜10のうちの1つがWTRUまたはUEに使用され、そうでなければ、アンテナポート7〜8のうちの1つが使用されうると想定することができる。アンテナポートは、CDMグループを伴うC−RNTIの関数として定義され、CDMグループは、上位層によって構成されうる。例えば、WTRUまたはUEは、ポート−9およびポート−10が利用可能であるものとしてよいCDMグループ2内のePDCCHを監視するよう上位層によって構成され、WTRUまたはUE対するC−RNTIは、2を法とする演算の後にポート−9を使用することを指示しうる。そのようなものとして、C−RNTIは、CDMグループ内の[+1 +1]と[+1 −1]との間でどの直交カバーコードが使用されうるかを指示することができ、eNBは、CDMグループを選択することができる。アンテナポートは、C−RNTIおよびPRB対インデックスの関数として定義することができる。例えば、(C−RNTI+PRBインデックス)の法4または2は、WTRUまたはUEに対する割り当てられたアンテナポートを指示しうる。
WTRUまたはUEは、「プリコーディングリソース粒度(PRG)」でWTRUまたはUEに関連付けられているeREG/eCCEが同じアンテナポートで送信されうることを想定することができる。例えば、WTRUまたはUEがPRGで複数のeREGを復調する場合、WTRUまたはUEは、同じアンテナポートが、PRGでeREGに対して使用されうることを想定することができる。WTRUまたはUEは、同じプリコーダが、PRG内のアンテナポートに対して使用されうることを想定することができる。PRGサイズは、システム帯域幅に応じて異なりうる。表12は、ePDCCHに対するPRGサイズの例としての実施形態を示している。
PRBサイズは、システム帯域幅候補に対して1であり、WTRUまたはUEは、PRBサイズにおけるアンテナポートのそれぞれが、例えば、アンテナポートにまたがるチャネルが補間されるように、同じプリコーダを使用することを想定することができる。例えば、PRGサイズの範囲内のアンテナポート7および9が、WTRUまたはUE受信機におけるePDCCH復調に使用されうる場合、WTRUまたはUEは、ポート7および9からの推定されたチャネルが補間されるようにアンテナポート7および9が同じ仮想アンテナポートで送信されうることを想定することができる。アンテナポートは、PRGの範囲内の最低のeREG/eCCEインデックスとして定義されうる。例えば、eREG/eCCE #{n、n+8、n+16、n+24}がWTRUまたはUEに使用されうる場合、eREG/eCCE #{n}に対するアンテナポートは、他のeREG/eCCEに使用されうる。アンテナポートは、C−RNTIの関数としてさらに定義することができる。例えば、C−RNTIの法4または2は、WTRUまたはUEに対する割り当てられたアンテナポートを指示しうる。一実施形態において、アンテナポートは、この場合でもePDCCH PRB対にわたってWTRUまたはUEに対して同じであってよい。それに加えて、アンテナポートは、C−RNTIおよびPRGインデックスの関数として定義することができる。例えば、(C−RNTI+PRGインデックス)の法4または2は、WTRUまたはUEに対する割り当てられたアンテナポートを指示しうる。
WTRUまたはUEは、同じPRB対においてWTRUまたはUEに関連付けられているeREG/eCCEが、異なるアンテナポート上で送信され、それぞれのeREG/eCCEに対するアンテナポートが本明細書の以下の方法のうちの少なくとも1つに基づき、またはそれに従って定義されうることも想定することができる。例えば、eREG/eCCEロケーションは、アンテナポートの利用可能な数に従ってアンテナポート上に一対一でマッピングされうる。4つのアンテナポートがPRB対において利用可能でありうる場合、eREGs #{n、n+1、n+2}は、ポート−7上にマッピングされ、eREGs #{n+3、n+4、n+5}は、ポート−8上にマッピングされ、eREGs #{n+6、n+7、n+8}は、ポート−9上にマッピングされ、残りは、ポート−10上にマッピングされうる。そのポートが利用可能でありうる場合、eREGs #{n、n+1、n+2、...,n+5}は、ポート−7上にマッピングされ、他のeREGは、ポート−8上にマッピングされうる。関連付けられているアンテナポート番号は、WTRUまたはUEに対するeREG/eCCEロケーションおよびアグリゲーションレベルに従って定義されうる。例えば、eREGs #{n、n+1、n+2}は、ポート−7上にマッピングされ、3つのREGが一緒に復調されうる場合に、eREGs #{n+3、n+4、n+5}は、ポート−8上にマッピングされうる。eREGs #{n,n+1、n+2、n+3、n+4、n+5}が一緒に復調されうる場合、ポート−7が使用され、ポート−8はeREGs{n+3、n+4、n+5}に対するアンテナポートでは(例えば、もはや)ありえない。eREG/eCCEロケーションは、アンテナポートの利用可能な数に従ってアンテナポート上に一対一でマッピングされうる。eREG/eCCEとアンテナポートとの間の関連付けルールは、eNBによって構成されうる。例えば、4つのアンテナポートがPRB対において利用可能でありうる場合、eREG/eCCE #{n、n+1、n+2}は、ポート−7上にマッピングされ、eREG/eCCE #{n+3、n+4、n+5}は、WTRUまたはUEについてポート−8上にマッピングされうる。別のWTRUまたはUEについて、eREG/eCCE #{n、n+1、n+2}は、ポート−8上にマッピングされ、eREG/eCCE #{n+3、n+4、n+6}は、ポート−7上にマッピングされうる。
関連付けルールは、以下の実施形態のうちの少なくとも1つに従って構成されうる。例えば、eNBは、WTRUまたはUE特有の上位層をシグナリングを介して関連付けるルールを構成することができる。関連付けルールは、WTRUまたはUEが関連付けるルールを暗黙的に取得できるようにRNTI(例えば、C−RNTI)の関数として構成されうる。そのような場合、例えば、単一のWTRUまたはUEであっても、RNTIタイプに従って異なる関連付けるルールがありうる。一例において、C−RNTIに関連付けられているDCIは、関連付けルール1を使用することができ、SPS−RNTIに関連付けられている別のDCIは、関連付けルール2を使用することができる。RNTIの関数としてモジュロ演算に関連付けルールの数(例えば、n_association)が使用されるように関連付けるルールを定義するためにモジュロ演算が使用されうる。特定のRNTIに関連付けられているDCIに対する関連付けるルールは、関連付けルール番号=(RNTI)mod n_associationとして定義されうる。関連付けルールは、セルID、サブフレーム番号、および/またはSFNのうちの1または複数を含みうる、他のパラメータと組み合わせたRNTIの関数として構成されうる。関連付けルールは、共通探索空間に対して固定され、WTRUまたはUE特有の探索空間については構成可能であるものとしてよい。
一実施形態において、WTRUまたはUEは、上位層シグナリングを介して構成された単一のアンテナポートが集中送信においてそれぞれのeREG/eCCEに関連付けられうることを想定することができる。eREG/eCCEとアンテナポートとの間の事前定義済みの一対一のマッピングが、分散送信に使用されうる。
リソース要素(RE)マッピング(例えば、パンクチャリングおよび/またはレートマッチング)が、本明細書で説明されているように実現され、および/または使用されうる。例えば、チャネル符号化の後のDCIの変調シンボルは、ePDCCH RE上にマッピングされうる。ePDCCH REは、REロケーション内に配置されうるので、マッピングルールは、符号化チェーンの観点から定義されうる。符号化チェーンの態様において、REマッピングルールは、本明細書で開示されているように、パンクチャリングおよび/またはレートマッチングを含むことができる。パンクチャリングをおよび/またはレートマッチングは以下のように実現されうる。
符号化ビット(c1、...、cN)は、DCIペイロードを入力とする、チャネル符号器の出力であり、ただし、チャネル符号器は、ターボ符号、畳み込み符号、リードミュラー符号などのチャネル符号であってよい。符号化ビットは、CRC付加、例えば、RNTIでマスクされた16ビットを含みうる。変調シンボル(x1、..,xM)は、マッパーの出力とすることができる。符号化ビットがBPSK、QPSK、16QAM、64QAM、および同様のものなどの変調方式に変調されるようにマッパーの出力であるものとしてよい。変調方式に従って、変調シンボルシーケンスMは、N以下であるものとしてよい。REマッピングにおいて、変調シンボルx1、...、xMは、ePDCCH REに、例えば、周波数を最初にまたは時間を最初にして、マッピングされ、ただし、パンクチャリングは、ePDCCHにおけるREが別の信号に対して占有されうる場合、REに対する変調シンボルは送信されないことを暗示しているか、または規定しうる。例えば、xk(k≦M)がマッピングルールに従って特定のePDCCH RE上にマッピングされ、ePDCCH REが別の目的のために占有されうる場合、xkは、送信されず、次のマッピングが、xk+1から開始されうる。レートマッチングは、別の目的のために使用されていない利用可能なREへの次のマッピングが同じ状況においてxkから開始されうることを暗示するか、または規定することができる。一例として、送信すべき6個の変調シンボル{x1、x2、x3、x4、x5、x6}があり、x2およびx4に対するePDCCH REが他の目的のために占有されうる場合、パンクチャリング方式が使用されうる場合に、{x1、x3、x5、x6}が送信され、レートマッチングが使用されうる場合に、{x1、x2、x3、x4}が送信されうる。
パンクチャリング方式は、畳み込みおよび/またはターボ符号が使用されうる場合に組織ビットを喪失する可能性があるので、復号性能は、一実施形態では、符号化速度が高くなる可能性がある場合にレートマッチング方式より悪い場合がある。パンクチャリングは、占有RE情報がeNBとWTRUまたはUEとの間で同期されえない場合に堅牢性を持たせることができる。チャネル復号は、レートマッチング方式に対して占有RE情報がeNBとWTRUまたはUEとの間で同期されない場合に失敗することがある。占有REの目的に基づくパンクチャリングおよびレートマッチングルールが実現され、および/または使用されうる。
一実施形態において、レートマッチング方式は、セル特有またはグループ特有の形で占有され、構成されたREに使用され、パンクチャリング方式は、WTRUまたはUE特有の形で占有され、構成されたREに使用することができる。レートマッチングの一例において、REは、PDCCH(またはPDCCH領域)、CRS(セル特有の基準信号)、ePDCCH DM−RS、PRS、PSS/SSS(プライマリ同期信号/セカンダリ同期信号)、および/またはPBCHによって占有されうる。パンクチャリングでは、REは、CSI−RS、ゼロ電力CSI−RSによって占有されうる。レートマッチングの一例において、REは、CRS、PRS、PSS/SSS、および/またはPBCHによって占有されうる。パンクチャリングでは、REは、ePDCCH DM−RS、CSI−RS、および/またはゼロ電力CSI−RSによって占有されうる。
レートマッチングおよびパンクチャリングルールは、探索空間に従って定義されうる。例えば、共通探索空間はパンクチャリング方式を使用し、WTRUまたはUE特有な探索空間は、レートマッチング方式を使用することができ、これにより、共通探索空間は占有RE情報のエラーに対してより堅牢になり、またその逆も言える。レートマッチングの一例において、それぞれのREは、WTRUまたはUE特有の探索空間内の他の信号によって占有されうる。パンクチャリングでは、それぞれのREは、共通探索空間内の他の信号によって占有されうる。それに加えて、レートマッチングの一例において、それぞれのREは、共通探索空間内の他の信号によって占有されうる。パンクチャリングでは、それぞれのREは、WTRUまたはUE特有の探索空間内の他の信号によって占有されうる。
例としての一実施形態によれば、レートマッチングおよびパンクチャリングルールは、集中および/または分散送信などのePDCCH送信方式または技術に従って定義されうる。例えば、レートマッチングは、集中送信のためにeCCEにおける他の信号によって占有されたそれぞれのREについて適用され、パンクチャリングは、分散送信のためにeCCEにおける他の信号によって占有されたそれぞれのREについて適用され、またはその逆の適用も可能である。
レートマッチングおよびパンクチャリングルールは、半静的信号および動的信号によっても定義されうる。レートマッチングの一例において、REは、CRS、PSS/SSS、および/またはPBCHを含む固定されたセル特有の信号によって占有されうる。パンクチャリングでは、REは、PDCCH、CSI−RS、DM−RS、および/またはPRSを含む半静的または動的構成によって占有されうる。レートマッチングの一例において、REは、PDCCH、CSI−RS、DM−RS、および/またはPRSを含む半静的または動的構成によって占有されうる。パンクチャリングでは、REは、CRS、PSS/SSS、および/またはPBCHを含む固定されたセル特有の信号によって占有されうる。
一実施形態では、レートマッチングおよびパンクチャリングルールは、ePDCCH探索空間に従っても定義されうる。例えば、レートマッピングおよびパンクチャリングルールは、探索空間がWTRUまたはUE特有の探索空間であるか、または共通探索空間でありうる場合に異なる形で定義されうる(例えば、共通探索空間の場合と異なるレートマッチングおよび/またはパンクチャリングルールが、WTRUまたはUE特有の探索空間に対して適用されうる)。WTRUまたはUE特有の探索空間については、REは、ePDCCHのWTRUまたはUE特有の探索空間リソースとして構成され、PDCCH、CSI−RS、ゼロ電力CSI−RS、およびDM−RSと衝突する可能性のあるREがあちこちでレートマッチングされうる。
共通探索空間では、以下のうちの1または複数が適用可能である。例として(例えば、ePDCCH共通探索空間リソースとして構成されているREに関して)、CRS位置に配置されているREは、あちこちでレートマッチングされうる。このような一実施形態では、CRSポートの番号は、PBCHで検出されたCRSポートの番号に関係なく4に固定されうる。そのようなものとして、WTRUまたはUEは、CRSポート0〜3に配置されているREが、ePDCCH共通探索空間を復号するときにあちこちでレートマッチングされうることを想定することができる。それに加えて、このような実施形態では、WTRUまたはUEは、CRSポートに配置されたREのレートマッチングのためにPBCHで検出されたCRSポートの数に従い、および/または使用することができる。
それに加えて、REがePDCCH共通探索空間リソースとして構成されうる共通探索空間については、CSI−RSおよびゼロ電力CSI−RSに配置されているREはパンクチャリングされうる。そのようなものとして、WTRUまたはUEがCSI−RSおよび/またはゼロ電力CSI−RSにより構成されうる場合、これらのロケーションにあるREは、パンクチャリングされうる。
例としての一実施形態において、共通探索空間およびPDCCHについて、WTRUまたはUEが、ePDCCH共通探索空間と一緒にPDCCH共通探索空間を監視することができる場合、WTRUまたはUEは、PDCCHのロケーションに配置されているREについてあちこちでレートマッチングを行うことができる。そうでない場合、WTRUまたはUEは、ePDCCH共通探索空間開始シンボルの下のOFDMシンボルにおいて配置されているREについてあちこちでレートマッチングを行うことができる。
一実施形態によれば、探索空間設計が、本明細書で説明されているように提供され、および/または使用されうる。例えば、単一DLキャリアに対する探索空間が開示されうる。WTRUまたはUEは、複数回のブラインド復号の試行がサブフレーム毎に使用されるようにブラインド復号を介してePDCCHを監視することができる。WTRUまたはUEの観点からのブラインド復号の試行に対する候補は、これ以降、探索空間と称されうる。WTRUまたはUE特有の探索空間(USS)および共通探索空間(CSS)などの、探索空間の2つのタイプのうちの少なくとも1つは、ePDCCHについて定義されうる。ePDCCHにおける共通探索空間は、ブロードキャスティング/マルチキャスティング、ページング、グループ電力制御などの、UEのグループおよび/またはセル内のUEに関係するDCIを伝送することができる。WTRUまたはUE特有の探索空間は、アップリンクおよび/またはダウンリンクのユニキャストトラフィックに対するDCIを伝送することができる。
WTRUまたはUEの観点から、少なくとも2つの探索空間がありえ、探索空間に対するロケーションは、以下の構成のうちの少なくとも1つを使用して定義されうる。一構成(例えば、構成1)において、USSおよびCSSは両方とも、レガシーPDCCHで提供さるか、または使用され、WTRUまたはUEは、USSおよびCSSを監視することができる。そのような構成では、WTRUまたはUEは、レガシーPDCCH領域におけるUSSおよび/またはCSSを監視することができる。この構成は、リリース8PDCCH構成と同じであるか、または類似しているものとしてよい。追加の構成(例えば、構成2)では、USSおよびCSSが両方とも、ePDCCHにおいて提供されるか、または使用され、WTRUまたはUEは、USSおよびCSSを監視することができる(例えば、WTRUまたはUEは、ePDCCH領域内でUSSおよび/またはCSSを監視することができる)。さらに別の構成(例えば、構成3)では、レガシーPDCCHにおけるUSSが提供されるか、または使用され、PDCCHにおけるCSSが提供されるか、または使用されうる(例えば、WTRUまたはUEは、レガシーPDCCH領域内のCSSおよび/またはePDCCH領域内のUSSを監視することができる)。それに加えて、一構成(例えば、構成4)では、ePDCCHにおけるUSSが提供されるか、または使用され、レガシーPDCCHにおけるCSSが提供されるか、または使用され、例えば、WTRUまたはUEは、レガシーPDCCH領域内のCSSおよびePDCCH領域内のUSSを監視することができる。それに加えて(例えば、構成4では)、CSSは、レガシーUEと共有されうる。この場合、0から15までのCCEは、レガシーPDCCH領域内のCSSとして使用されうる。構成4では、CSSは異なる仕方で定義されうる。例えば、レガシーPDCCHにおける16から31のCCEは、USSに対するePDCCHにより構成されるWTRUまたはUEに対するCSSとして使用されうる。別の例示的な構成(例えば、構成5)では、ePDCCHにおけるUSSが提供されるか、または使用され、CSSは、レガシーPDCCHとePDCCHとに分割されうる。追加の構成(例えば、構成6)によれば、USSは、レガシーPDCCHとePDCCHとに分割され、ePDCCHにおけるCSSが提供されるか、または使用されうる。また、一構成(例えば、構成7)では、USSおよびCSSは両方とも、レガシーPDCCHとePDCCHとに分割されうる。構成8では、USSは、レガシーPDCCHとePDCCHとに分割され、レガシーPDCCHにおけるCSSが提供されるか、または使用されうる。
探索空間構成は、以下の少なくとも1つに基づき、または従って定義されうる。単一の構成は、事前定義され、構成情報の詳細が、MIBおよび/またはSIB−Xでブロードキャストされうる。構成は、WTRUまたはUEがMIBまたはSIBのうちの少なくとも一方で情報をブロードキャストする際に構成を受信するように事前定義されうる。構成は、WTRUまたはUEがRRCシグナリングに従って探索空間を変更することを要求できるようにRRC構成されうる。構成は、WTRUまたはUEがそれぞれのサブフレームで構成を暗黙的に知ることができるようにSFNおよび/またはサブフレーム番号に従って変更することもできる(例えば、サブフレーム毎の構成情報は、ブロードキャスティングまたはRRCシグナリングによって通知され、および/またはサブフレーム毎の構成情報が事前定義されうる(例えば、サブフレーム#0および#5))。
eCCEアグリゲーションレベルは、アグリゲーションレベル{1、 2、 4、 8}が定義されるようにレガシーPDCCHと同じものとして定義され、ブラインド復号の試行回数は、アップリンクマルチアンテナ送信なしで全部で44回であるものとしてよい(例えば、DCIフォーマット4)。eCCEに対するREの個数は、レガシーPDCCHにおけるCCEとは異なり可変であってよく、アグリゲーションレベルによるePDCCHに対する符号化速度は変化することができ、その結果、ePDCCHカバレッジの変動が生じうる。
追加アグリゲーションレベルが、表13に示されているようにePDCCHリンク適応がより細かく行われるようにePDCCHに対する前のアグリゲーションレベル{1、2、4、8}に追加されうる。WTRUまたはUE特有の探索空間について、アグリゲーションレベル{3、5、6、7}が追加され、{6}は、例えば、共通探索空間に対して追加されうる。
アグリゲーションレベルの数は、増やすことができるけれども、ブラインド復号の試行の回数は、WTRUまたはUE受信機の複雑度を増さないために以前のとおり保持されうる。ブラインド復号の試行の回数を保つために、アグリゲーションレベルのサブセットが、サブフレームで監視されうる。
それに加えて、WTRUまたはUEは、表14に示されているePDCCH候補のサブセットに従ってアグリゲーションレベルのサブセットを監視することができる。ePDCCH監視に対するサブセットは、以下のうちの少なくとも1つに基づき、または従って構成されうる。ePDCCHアグリゲーションレベルのサブセットは、ブロードキャスティングおよび/または上位層シグナリングによって構成され、ePDCCHリソース内の基準信号のオーバーヘッドは、サブセットを暗黙的に構成することができ、サブセットは、ePDCCH送信モード(例えば、モード−1およびモード−2)に従って異なる仕方で構成され、サブセットは、ePDCCH PRB番号に応じて異なる仕方で構成され、および/または同様の構成が行われうる。
アグリゲーションレベル毎のePDCCH候補の数は、DCIフォーマット、ePDCCHリソースセット、および/またはサブフレームに応じて異なりうる。例えば、アグリゲーションレベル1が、DCIフォーマット0/1Aに対してより頻繁に使用されうる場合、アグリゲーションレベル2の場合に比べてアグリゲーションレベル1に対してより多くの数のePDCCH候補が使用されうる。アグリゲーションレベル1の場合と比較して、DCIフォーマット2Cに対してより多くの数のePDCCH候補が使用されうる。
表14−1は、アグリゲーションレベルによるePDCCH候補の数が異なるDCIフォーマットが使用されうる場合に異なりうるDCIフォーマットに依存するePDCCH候補セットの一例を示している。
WTRUまたはUEは、WTRUまたはUEがDCIフォーマット0/1Aを監視することができるときにアグリゲーションレベル1を有する8個のePDCCH候補を復号することを試みることができる。WTRUまたはUEがDCIフォーマット2Cを監視しうる場合、WTRUまたはUEは、4つのePDCCH候補を復号することを試みることができる。
それぞれのアグリゲーションレベルのePDCCH候補の数は、WTRUまたはUE特有の探索空間内のDCIフォーマットに応じて異なりうる。それに加えて、一実施形態では、共通探索空間は、例えば、DCIフォーマットに関係なく、それぞれのアグリゲーションレベルの同じ数のePDCCH候補を有することができる。
アグリゲーションレベル{1、2、4、8}によるePDCCH候補の数は、ブロードキャスティングおよび/または上位層シグナリングを介して構成されうる。一方のセルでは、ePDCCH候補は{6、6、2、2}として構成されうるが(例えば、レガシーPDCCHで同じ)、別のセルでは、例えば、{2、10、2、2}をePDCCH候補として構成することができる。アグリゲーションレベルに対するePDCCH候補は、DCIフォーマット、またはDCIフォーマットのグループに応じて独立して構成されうる。シグナリングのオーバーヘッドを低減するために、アグリゲーションレベルに対するePDCCH候補の複数のセットを、例えば、表14−2に示されているように、指示ビットにより定義することができる。
いくつかの実施形態では、ePDCCH候補に対するセットのうち、1または複数のセットは、例えば、WTRUまたはUE特有な探索空間に対する{6、6、2、2}および/または共通探索空間に対する{4、2}などの、レガシーPDCCHと同じ数のePDCCH候補を有することができる。これらのセットのうちの1または複数は、共通探索空間に対するePDCCH候補を有していないものとしてよい。この場合、WTRUまたはUEは、共通探索空間としてPDCCH候補を監視することができる。これらのセットのうちの1または複数は、候補を有しえないアグリゲーションレベルのサブセットを含むことができる。例えば、{8、8、0、0}は、アグリゲーションレベル4および8がこの場合に探索空間においてサポートされないように使用されうる。ブラインド復号の総試行回数は、同じに保たれうる。
ePDCCH候補の定義も、本明細書で説明されているように提供され、および/または使用されうる。WTRUまたはUEは、共通探索空間および/またはWTRUまたはUE特有の探索空間においてePDCCHを監視するように構成されうる。一実施形態において、サブフレーム内でWTRUまたはUEが監視することができるePDCCH候補は、ePDCCH送信タイプに従って定義されうる。
WTRUまたはUE特有の探索空間に対するePDCCH候補は、ePDCCHの集中および/または分散送信について以下のように定義することができ、ただし、NeCCE,p,kは、ePDCCHリソースセットpに対して利用可能であるものとしてよい合計eCCE数を表しうる。ePDCCHリソースセットpに対するWTRUまたはUE特有の探索空間
は、
として定義することができ、ただし、i=0、...、L−1、
および
である。
は、ePDCCHリソースセットpにおけるアグリゲーションレベルLに対するePDCCH候補の数を表すものとしてよい。ePDCCHリソースセットpに対するハッシュ関数であるものとしてよい、Yp,kは、Yp,k=(A・Yk-1)modDによって定義することができ、ただし、Yp,-1=nRNTI≠0、A=39827、D=65537、および
である。
それに加えて、集中ePDCCHリソースセットに対するePDCCH候補は、できる限り複数のPRB対にわたってePDCCH候補を分散するようにオフセット値(Koffset)で定義することができる。同じWTRUまたはUE特有の探索空間の式が、集中と分散の両方のePDCCHに使用されうる。この実施形態では、例えば、集中ePDCCHで構成されたePDCCHリソースセットpに対するWTRUまたはUE特有の探索空間
は、
として定義されうる。ePDCCHリソースセットpに対するKoffset,pは、WTRUまたはUE特有の仕方で上位層シグナリングを介して構成されうる。Koffset,pは、アグリゲーションレベル(L)、ePDCCH候補インデックス(m’)、利用可能なeCCEの総数NeCCE,k、および/またはePDCCHリソースセットの数Ksetのうちの少なくとも1つのパラメータの関数として定義されうる。
別の例では、ePDCCH候補数およびアグリゲーションレベルによるオフセットは、
として表すことができ、ただし、オフセット(Koffset,p)は、ePDCCH候補数(m’)の関数として定義されうる。Koffset,pの定義の例としての実施形態は以下のとおりであるものとしてよい。このような例としての実施形態(例えば、式の例)において、m’およびmは、交換可能に使用することができる。
例としての一実施形態によれば、
は、複数のePDCCHリソースセットが使用されうる場合に使用されうる。このような一実施形態では、ePDCCHリソースセットpに対するオフセットは、
として定義することができ、ただし、NeCCE,k,pおよび
は、ePDCCHリソース特有であるものとしてよい。
別の例としての実施形態では、
は使用されえ、ただし、Δoffset,pは、ePDCCHリソースセットpに対するオフセット値を表しうる。例えば、第1のePDCCHリソースセットは、ゼロのオフセット値を有することができ(つまり、Δoffset,p-0=0)、第2のePDCCHリソースセットは、事前定義された値を有することができる(つまり、Δoffset,p-1=3)。追加の実施形態では、第2のセットに対するΔoffset,pは、以下のうちの少なくとも1つで定義されうる。Δoffset,pは、上位層シグナリングを介して構成され、Δoffset,pは、アグリゲーションレベル、および/またはePDCCHリソースセットに対して構成されたPRBの数(つまり、eCCEの数NeCCE,k,p)の関数として暗黙的に構成され、および/またはΔoffset,pは、サブフレーム番号および/またはアグリゲーションレベルの関数として構成されうる。
別の例では、オフセット(例えば、ePDCCH候補番号およびアグリゲーションレベルに従って)は、オフセット(koffset,p)がePDCCH候補番号の関数として定義されうる場合などに
として表現することができる。この実施形態では、オフセットは、
として定義されうる。それに加えて、ePDCCHリソースセット特有のオフセット値Δoffset,pは、第1のePDCCHリソースセットに対するΔoffset,p=0=0および第2のePDCCHリソースセットに対するΔoffset,p=1=λのうちの少なくとも1つとして定義することができ、ただし、λは、事前定義された正整数番号(例えば、λ=3)であり、Δoffset,pは、上位層シグナリングを介して構成され、Δoffset,pは、アグリゲーションレベルおよびePDCCHリソースセットに対して構成されたPRBの数の関数として暗黙的に構成され、および/またはΔoffset,pは、サブフレーム番号および/またはアグリゲーションレベルの関数として構成されうる。
追加の例によれば、
を使用することができ(例えば、オフセットについて定義されうる)、ただし、Φoffsetは、クロスキャリアスケジューリングに対するオフセット値であり、nCIはキャリアインジケータフィールド値とすることができる。Φoffsetは、ePDCCHリソースセットに従って異なる数を有することができ、その場合、ΦoffsetはΦoffset,pで置き換えられうる。さらに、
が使用されうる。Φoffset(例えば、そのような一実施形態における)は、以下の少なくとも1つで定義することができる。Φoffsetは、事前定義された値であり、nCIはキャリアインジケータフィールド値とすることができ、Φoffsetは、上位層シグナリングを介して構成され、Φoffsetは、アグリゲーションレベルおよびePDCCHリソースセットに対して構成されたPRBの数の関数として暗黙的に構成され、Φoffsetは、サブフレーム番号、キャリアインジケータ値、および/またはアグリゲーションレベルの関数として構成され、および/またはΦoffsetは
として定義することができ、ただし、
は、ePDCCHリソースセットpにおけるアグリゲーションレベルLに対するePDCCH候補の数であるものとしてよい。
別の例では、
を使用することができ、ただし、Φoffsetは、クロスキャリアスケジューリングに対するオフセット値であり、Δoffset,pは、EPDCCHリソースセットpに対するオフセットであり、nCIはキャリアインジケータフィールド値とすることができる。あるいは
が使用されうる。ΦoffsetおよびΔoffset,p(例えば、そのような一実施形態における)は、以下の少なくとも1つで定義することができる。Φoffsetは、事前定義された値であり、Δoffset,pは、ePDCCHリソースセットインデックスの関数として構成され、Φoffsetは、事前定義された値であり、Δoffset,pは、アグリゲーションレベル、キャリアインジケータ値、および/またはアグリゲーションレベルの関数として構成され、および/またはΦoffsetとΔoffset,pは両方とも、上位層シグナリングを介して構成されうる。
他の例では、Koffsetは、表で事前定義されうる。表14−3は、アグリゲーションレベルによるオフセット値の定義の一例を示している。正確なオフセット値は、異なることもある。正確なオフセット値は、システム構成および/またはePDCCHリソースセット構成に応じて変更されうる。
あるいは、ハッシュ関数は、集中ePDCCH送信には使用されず、集中ePDCCHリソースセットに対するePDCCH候補は、以下の特性のうちの少なくとも1つで定義されうる。WTRUまたはUE特有の探索空間
は、
として定義することができ、ただし、i=0、...,L−1、m’=m+M(L)・nCI、およびm=0、...,M(L)−1であり、τは、事前定義された仕方で固定値として定義されるか、またはWTRUまたはUE特有の仕方で上位層シグナリングを介して構成され、および/またはτは、WTRUまたはUEのIDの関数として定義されうる。例えば、τ=nRNTIである。
探索空間は、複数のePDCCHリソースセットを含みうる。複数のePDCCHリソースセットは、使用されうるPRB対を多数有することができ、および/またはこの数は、システム帯域幅、セルID、および/またはサブフレーム番号に関係なく固定されうるか、またはシステム帯域幅、セルID、および/またはサブフレーム番号に応じて可変であってもよい。ePDCCHリソースセットでは、同じ数のeCCEが利用可能でありうる。ePDCCHリソースセットで利用可能なeCCEの数は、システム帯域幅、セルID、および/またはサブフレーム番号に関係なく固定されうる。ePDCCHリソースセットで利用可能なeCCEの数は、システム帯域幅、セルID、および/またはサブフレーム番号に応じて可変であってもよい。ePDCCHリソースセットで利用可能なeCCEの数は、ePDCCHリソースセットに対するPRB対の数の整数倍などのePDCCHリソースセットに対するPRB対の個数に結び付けられうる(例えば、PRB対毎の2または4つのeCCEは、PRB対の数の2倍で使用されうる)。それに加えて、ePDCCHリソースセットで利用可能なeCCEの数は、構成に応じて変更することができる。
別の実施形態では、eCCEの利用可能な数は、ePDCCHリソースセットに応じて異なっていてもよい。例えば、ePDCCHリソースセットにおけるeCCEの数は、ePDCCHリソースセットに対して構成されているPRB対の数(例えば、Nest)およびCP長、サブフレームタイプ、二重モード(TDDまたはFDD)、および/またはキャリアタイプ(例えば、レガシーキャリアまたは他のキャリアタイプ)を含むシステム構成のうちの少なくとも1つの関数として定義されうる。この場合、同じNestの数およびCP長がePDCCHリソースセットに使用されうるとすれば、レガシーキャリアの場合と比べて、利用可能なeCCEのより大きな数が非レガシーキャリアタイプにおいて定義され、非レガシーキャリアタイプは、キャリアがレガシーダウンリンク制御チャネルおよびCRSをダウンリンクサブフレーム(例えば、PDCCH、PHICH、およびPCFICH)において有しないことを暗黙的に示しうる。
複数のePDCCHリソースセットまたは構成されたePDCCHリソースセットのうちのePDCCHリソースセットのサブセットが、WTRUまたはUE特有の探索空間に使用されうる。例えば、Kset=3個のePDCCHリソースセットが定義されうる場合、2つのePDCCHリソースセット(例えば、セット1および2)が、特定のWTRUまたはUEに対するePDCCHリソースとして使用されうる。複数のPDCCHリソースセットは、以下の特性のうちの少なくとも1つを有することができる。
例としての一実施形態によれば、Kset個のePDCCHリソースセットが定義され、それぞれのePDCCHリソースセットは、同じ数のeCCE(例えば、16個のeCCE)を含みうる。eCCEの数は、システムパラメータに応じて、固定または可変とすることができる。eCCEインデックスは、与えられた数のePDCCHリソースセットにおいて0からeCCEの総数までと定義することができる。例えば、3つのePDCCHリソースセットが定義され(例えば、Kset=3)、それぞれのePDCCHリソースセットが16個のeCCEを含みうる場合、eCCEインデックスは、第1のePDCCHリソースセットに対して(eCCE#0、...,eCCE#15)として、第2および第3のePDCCHリソースセットに対してそれぞれ(eCCE#16、...,eCCE #31)および(eCCE#32、...,eCCE#47)として定義されうる。eCCEの総数NeCCEは、Kset・KeCCEであり、KeCCEは、ePDCCHリソースセットにおけるeCCEの数を表し、NeCCE=Kset・KeCCEとすることができる。サブフレームkにおけるeCCEの総数は、NeCCE,kによって示されうる。一実施形態において、WTRUまたはUE特有の探索空間
は、
として定義することができ、ただし、i=0、...,L−1、m’=m+M(L)・nCI、およびm=0、...,M(L)−1である。YkはYk=(A・Yk-1)modDによって定義することができ、ただし、Y-1=nRNTI≠0、A=39827、D=65537、および
とすることができる。
eCCEインデックスも、ePDCCHリソースセット毎に定義されうる。例えば、3つのePDCCHセットが定義され(例えば、Kset=3)、それぞれのePDCCHリソースセットが16個のeCCEを含む場合、eCCEインデックスは、第1、第2、および/または第3のePDCCHリソースセットに対して(eCCE#0、...,eCCE#KeCCE−1)として定義されうる。WTRUまたはUE特有の探索空間は、ePDCCHリソースセット毎に定義することができ、NeCCEk=KeCCEkである。この場合、以下のうちの1または複数が適用可能である。例えば、WTRUまたはUE特有の探索空間は、ePDCCHリソースセット毎に定義することができる。アグリゲーションレベルに対するePDCCH候補は、2以上の数のePDCCHリソースセットに分割できる。ePDCCHリソースセットは、WTRUまたはUE特有の探索空間に使用されうる。ePDCCHリソースセットのサブセットが、特有のWTRUまたはUE特有の探索空間に使用されうる。一実施形態において、このサブセットは、nRNTIに応じて異なりうる。
表14−4は、2つのePDCCHリソースセット(例えば、n=0および1)がWTRUまたはUE特有の探索空間に使用され、ePDCCH候補が2つのePDCCHリソースセットに均等に分割されうる例を示している。
ePDCCHリソースセットpに対するWTRUまたはUE特有の探索空間
は、
または
として定義することができる。Yp,kは、ePDCCHリソースセット毎に定義され、同じサブフレーム内のePDCCHリソースセットインデクスpに従って異なる数を有することができる。Aは、ePDCCHリソースセットインデックスに従って異なる数で定義されうる。例としての実施形態では、Yp,kは、サブフレーム番号nRNTIおよび/またはePDCCHリソースセットインデックスpの関数として定義されうる。それに加えて、Yp,kは、Yp,k=(Ap・Yp,k-1)modDによって定義することができ、ただし、Yp,-1=nRNTI≠0、D=65537、および
である。Apは、素数として定義され、Ap=0=39827の場合、0番目のセットが、第1のePDCCHリソースセットであるものとしてよい。Ap=0(p>0)は、39827より小さいか、または大きい素数とすることができる。例えば、Ap=0=39827およびAp=1=39829である。
それに加えて、Yp,kは、Yp,k=(A・Yp,k-1+Δoffset,p)modDによって定義することができ、ただし、Δoffset,pは、ePDCCHリソースセットpに対するオフセットであるものとしてよい。このような一実施形態では、Δoffset,pは、以下のうちの少なくとも1つとして定義されうる。上位層で構成された値、ePDCCHリソースセット特有のオフセットに使用することができる事前定義済みの数、例えば、DELTAoffset,p=0=0およびDELTAoffset,p=1=λ、ただし、λは、事前定義された数(例えば、3)とすることができ、および/またはランダムに生成することができるオフセット、(例えば、Δoffset,p=0=0および/またはΔoffset,p=1=λ、ただし、λは、サブフレーム番号および/またはWTRUもしくはUE−ID(例えば、C−RNTI)の関数として生成することができる)、および/またはePDCCHリソースタイプ(例えば、分散もしくは集中)、PRBの数、アグリゲーションレベル、ePDCCH候補番号、および/またはeCCEの数のうちの1または複数の関数として定義されうるオフセットである。
例としての一実施形態によれば、Yp,kは、Yp,k=(Ap・Yp,k-1+Δoffset,p)modDによってさらに定義することができ、ただし、Δoffset,pは、ePDCCHリソースセット特有のオフセットであるものとしてよい。
WTRUまたはUE特有の探索空間は、複数のePDCCHリソースセット上で定義することができ、ブラインド検出に対するePDCCH候補のロケーションは、ePDCCHリソースセット番号およびeCCE番号の関数として定義されうる。
それに加えて、eCCEインデックスは、1または複数のePDCCHリソースセットについて定義され、関連付けられているePDCCHリソースセットは、ePDCCH送信タイプおよび/またはeCCEアグリゲーションレベルに応じて異なっていてもよい。この場合、以下のうちの1または複数が適用可能である。例えば、eCCEインデックスは、以下の場合の少なくとも1つにおいてePDCCHリソースセット毎に定義されうる。1および/または2などの、低いeCCEアグリゲーションレベルが使用され、および/またはePDCCHリソースセットは、分散送信として構成されうる。eCCEインデックスは、以下の場合の少なくとも1つにおいて2以上のePDCCHリソースセット上で定義されうる。例えば、8以上の、高いeCCEアグリゲーションレベルが使用され、および/またはePDCCHリソースセットは、集中送信として構成されうる。ePDCCHリソースセットの1または複数のサブセットが、それぞれのサブフレームにおける指示チャネル(例えば、拡張PCFICH)から指示されうる。
複数のePDCCHリソースセットについて、それぞれのePDCCHリソースセットは、集中または分散ePDCCH送信のいずれかとして独立して構成されうる。複数のePDCCHリソースセットがWTRUまたはUEに対して構成されうる場合、構成されたePDCCHリソースセットのサブセットは、集中送信に構成され、ePDCCHリソースセットの残りは、分散送信に対して構成されうる。ePDCCH候補は、集中および分散ePDCCHリソースセットに対して異なる仕方で定義され、集中および分散ePDCCHリソースセットに対して異なるハッシュ関数が使用され、および/またはKset個のePDCCHリソースセットが定義され、それぞれのePDCCHリソースセットは、異なる数のeCCEを有することができる(例えば、プライマリセットに16個のeCCE、セカンダリセットに32個のeCCE)。
ePDCCH候補が、集中および分散ePDCCHリソースセットに対して異なる仕方で定義されうる場合、以下のうちの1または複数が適用され、および/または使用されうる。ハッシュ関数(Yk)が分散ePDCCHリソースセットに対して使用され、オフセット値Koffsetが集中ePDCCHリソースセットに使用され、ePDCCHリソースセットに依存するハッシュ関数が分散ePDCCHリソースセットに使用さうる。異なるハッシュ関数が集中および分散ePDCCHリソースセットに使用されうる場合、レガシーハッシュ関数が分散ePDCCHリソースセットに対して使用されうるが、別のハッシュ関数は、集中ePDCCHリソースセットに対して定義されうる。
探索空間に基づくアンテナポートマッピングの実施形態も、本明細書で説明されているように提供され、および/または使用されうる。例えば、WTRUまたはUE特有の探索空間内の同じかまたは類似のePDCCH候補は、異なるアンテナポートおよび/またはスクランブルIDを有することができるが、共通探索空間は、同じアンテナポートおよび/またはスクランブルIDを有することができる。このような実施形態では、WTRUまたはUE特有の探索空間が{eCCE#n,...,eCCE#n+k}として定義されうる場合、ePDCCHを監視するWTRUまたはUEの動作は、以下の1または複数を含みうる。WTRUまたはUE特有の探索空間内のeCCEに対するアンテナポートは、WTRUまたはUE特有の仕方で構成されうる。例えば、WTRUまたはUEは、アンテナポート7でeCCE#nを復調することができ、別のWTRUまたはUEは、アンテナポート8でeCCE#nを復調することができる。アンテナ構成は、上位層シグナリングを介してWTRUまたはUEに通知されうるか、またはRNTIから暗黙的に導出されうる。WTRUまたはUE特有の探索空間内のeCCEに対するアンテナポートは、WTRUまたはUE特有の探索空間内でブラインド復号されうる。例えば、WTRUまたはUE特有の探索空間は、アンテナポート7によるeCCE#nおよびアンテナポート9によるeCCE#nを含みうる。WTRUまたはUEは、アンテナポート7およびアンテナポート9により同じリソース(eCCE#n)を復調(例えば、反復復調)することもできる。
追加の実施形態によれば、DM−RSスクランブルシーケンスが、提供され、および/または使用されうる。例えば、ePDCCHの復調のため、アンテナポート{7、8、9、10}がチャネル推定に使用され、それと同等であるが{107、108、109、110}が使用されうる。この場合、アンテナポートに対するDM−RSシーケンスは、
として定義することができ、ただし、シーケンス初期化cinitは、
として定義することができ、ただし、
であり、(XID,nSCID)は、交換可能に使用されうる。cinitの定義に関して、以下のうちの1または複数が適用可能である。異なるスクランブルシーケンスが、同じePDCCHリソースに使用され、および/または単一のスクランブルシーケンスが、セル内のePDCCHリソースに使用されうる。
一実施形態において、異なるスクランブルシーケンスが、WTRUもしくはUEおよび/またはブラインド復号の試行に従って同じePDCCHリソース(例えば、PRB対)に使用され、これにより、例えば、マルチユーザー多重化利得を増大させることができる。一例として、WTRUまたはUEは、スクランブルシーケンスでeCCE#nを復調することができ、別のWTRUまたはUEは、別のスクランブルシーケンスでeCCE#nを復調することができ、スクランブルシーケンスは、復調基準信号(例えば、アンテナポート)と関連付けられうる。別の例として、WTRUまたはUEは、スクランブルシーケンスAおよびBでeCCE#nを復調することができる。スクランブルシーケンス候補は、以下のように定義することができる。スクランブルシーケンス候補は、nSCIDおよび/またはXIDにより定義され、スクランブルシーケンス候補は、{nSCID=0、nSCID=1}として定義され、および/またはスクランブルシーケンス候補は、{(X1、nSCID=0),(X2、nSCID=0),(X1、nSCID=1),(X2、nSCID=1)}として定義され、ただし、X1およびX2は、0〜セルIDの番号の範囲内で定義された異なる数であってよい。
単一のスクランブルシーケンスが、セル特有のパラメータがXIDに使用され、固定された数がnSCIDに使用されるようにセル内のePDCCHリソースにも使用されうる。XIDは、物理セルIDとして定義されるか、または上位層シグナリングによって構成されうる。nSCIDは0または1として固定されうる。
複数のePDCCHリソースセットが定義されうる場合、スクランブルシーケンスが、ePDCCHリソースセット毎に、またはePDCCHリソースセットにまたがって使用されうる。例えば、スクランブルシーケンスは、ePDCCHリソースセット毎に定義されうる。それに加えて、XIDは、多重スクランブルシーケンスが動的指示なしで使用されるようにePDCCHリソースセット毎に定義されうる。このような一実施形態では、ePDCCHリソースセットが構成されうる場合、それぞれのePDCCHリソースセットについて関連付けられているXIDも構成されうる。この場合、nSCIDは0または1として固定されうる。2つのXIDが、上位層シグナリングを介して構成され、それぞれのePDCCHリソースセットは、その構成に従ってXIDのうちの1つを使用することができる。固定された事前定義済みXIDは、WTRUまたはUEが共通探索空間内でePDCCH候補を復調するように共通探索空間内でePDCCH候補に使用されうる。上位層により構成されたXIDは、WTRUまたはUE特有の探索空間内でePDCCH候補に使用され、XIDは、ePDCCHリソースセットに応じて異なるか、またはePDCCHリソースセットに対して同じであってよい。XIDのうちの2以上が、複数のePDCCHリソースセットとともに使用されうる場合、ePDCCHに関連付けられているPDSCHは、以下の仕方のうちの少なくとも1つにおいてサブフレームで受信されうる。WTRUまたはUEは、PDSCH復調のために関連付けられているePDCCHにおいて使用されるのと同じXIDを使用することができ、および/または関連付けられているePDCCHで使用されるXIDとは関係なく、WTRUまたはUEは、関連付けられているDCIにおけるnSCIDによって指示されるXIDを使用することができる。nSCID=0である場合、X1が使用されうる。そうでない場合、X2が使用されうる。WTRUまたはUEが、PDSCH復調のために関連付けられているePDCCHにおいて使用されるのと同じXIDを使用することができる場合、協調マルチポイント送信(CoMP)のオペレーションがePDCCHに対して適用されるように、スクランブルシーケンスは、PDSCHと関連付けられているePDCCHとの間でアライメントが行われうる。
XIDの使用は、PDSCHに対する構成された送信モードに依存しうる。例えば、WTRUまたはUEが非CoMPオペレーションで構成されうる場合、単一のXIDが、ePDCCHリソースセットに使用され、XIDは、物理セルIDとして定義されうる。しかし、WTRUまたはUEがCoMPオペレーションで構成されうる場合、2以上のXIDが使用され、ePDCCHリソースセットのそれぞれは、XIDにより独立して構成されうる。そのようなものとして、XIDはePDCCHリソースセットについて同じであっても同じでなくてもよい。
追加の実施形態において、DM−RSシーケンスは、ePDCCH探索空間に従って、またはePDCCH探索空間に基づき異なる仕方で定義されうる。例えば、ePDCCH探索空間により、以下のうちの1または複数が適用され、および/または使用され、および/または提供されうる。一実施形態において、WTRUまたはUE特有のDM−RSシーケンスは、WTRUまたはUE特有の探索空間に対して構成され、セル特有のDM−RSシーケンスは、共通探索空間に使用されうる。WTRUまたはUE特有の探索空間に対するシーケンス初期化cinitは、
として定義され、nEPDCCH IDは、ePDCCHリソースセット毎に上位層を介して構成され、
は、固定された数であってよい(例えば、0、1、または2)。ePDCCH共通探索空間については、
は、物理セルIDの関数として定義され、
は、固定された数であってよい(例えば、0、1、または2)。例えば、
は、物理セルIDであるか、または等しいものであってよい。
別の実施形態では、WTRUまたはUE特有の探索空間および共通探索空間は両方とも、WTRUまたはUE特有のDM−RSシーケンスまたはセル特有のDM−RSシーケンスのいずれかで構成されうる。
それに加えて、一実施形態では、複数の(例えば、2つの)ePDCCHリソースセットが、ePDCCH WTRUまたはUE特有の探索空間に対して構成され、(例えば、1つの)ePDCCHリソースセットが、ePDCCH共通探索空間に対して使用されうる場合、以下のうちの1または複数が適用され、および/または使用され、および/または提供されうる。例えば、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するシーケンス初期化cinitは、ePDCCH WTRUまたはUE特有のリソースがePDCCH共通探索空間リソースとオーバーラップしえない場合に、それぞれのePDCCHリソースセットについてWTRUまたはUE特有の仕方で定義されうる。このような一実施形態では、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するシーケンス初期化cinitは、
として定義され、nEPDCCH IDは、ePDCCHリソースセット毎に上位層を介して構成され、
は、固定された数であってよい(例えば、0、1、または2)。
ePDCCH 共通探索空間リソースと完全におよび/または部分的にオーバーラップしうるePDCCHのWTRUまたはUE特有の探索空間リソースに対して、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するシーケンス初期化cinitは、ePDCCH共通探索空間DM−RSシーケンス初期化と同じに定義されてもよい。このような一実施形態では、ePDCCH共通探索で、セル特有のDM−RSシーケンスを使用できる場合、共通探索空間とオーバーラップするePDCCHリソースセットに対するWTRUまたはUE特有のDM−RSシーケンスは、セル特有のDM−RSシーケンスを使用することができる。それに加えて、このような実施形態では、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するシーケンス初期化cinitは、WTRUまたはUE特有の探索空間がePDCCH共通探索空間とオーバーラップしえない場合に、
として定義され、ただし
は、ePDCCHリソースセット毎に上位層を介して構成され、
は、固定された数であってよい(例えば、0、1、または2)。
それに加えて、例としての一実施形態では、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するシーケンス初期化cinitは、WTRUまたはUE特有の探索空間がePDCCH共通探索空間とオーバーラップしうる場合に、
として定義され、ただし
は、物理セルIDの関数として定義され、
は、固定された数であってよい(例えば、0、1、または2)。例えば、
は、物理セルIDであるか、または等しいものであってよい。
探索空間の設計(例えば、CAにおける、または複数のDLキャリアに対する)は、本明細書で説明されているように実現されうる。例えば、複数のDLキャリアに関連付けられている探索空間が実装されうる。ePDCCHリソースにおいて、共通探索空間およびWTRUまたはUE特有の探索空間が定義されうる。探索空間は、以下の方法の1または複数でマルチキャリアシステム内で定義されうる。
共通探索空間は、PCell内で定義されることに制限され、および/またはWTRUまたはUE特有の探索空間は、複数のコンポーネントキャリアにおいて定義することができる。WTRUまたはUEは、共通探索空間の監視を対応するPCell/SCellにおけるPCellおよびWTRUまたはUE特有の探索空間に制限することができる。共通探索空間において、キャリア指示フィールド(CIF)は、DCIフォーマットの対応するコンポーネントキャリアを指示することができる。ePDCCHがWTRUまたはUE特有の探索空間で受信されうるコンポーネントキャリアは対応するコンポーネントキャリアとしてみなされる。図26は、例えば、PCell内のレガシーPDCCH領域に制限されうる、例示的な共通探索空間定義を示している。PCellにおいて定義されうるWTRUまたはUE特有の探索空間、および共通探索空間は、複数のコンポーネントキャリアにおいて定義されうる。
共通探索空間は、PCell内でも定義され、WTRUまたはUE特有の探索空間は、SCellのうちの少なくとも1つで定義されうる。共通探索空間は、PCellにおけるレガシーPDCCHで定義され、および/またはWTRUまたはUE特有の探索空間は、SCellのうちの少なくとも1つにおけるePDCCHで定義されうる。
一実施形態において、PCellは、レガシーPDCCHおよび/またはePDCCHに対して独立して定義されうる。この場合、セル−0、セル−1、およびセル−2がありうる場合、セル−0は、レガシーPDCCHに対するPCellとして構成され、および/またはセル−2は、ePDCCHに対するPCellとして構成されうる。ePDCCHに対するPCellは、レガシーPDCCHのPCellに対するオフセットで定義されうる。
WTRUまたはUE特有の探索空間および共通探索空間は両方とも、PCell内で定義されることに制限されうる。それに加えて、WTRUまたはUE特有の探索空間および共通探索空間は両方とも、複数のコンポーネントキャリアにおいて定義することができる。
例としての一実施形態によれば、2つのePDCCHモード、例えば、ePDCCH周波数ダイバーシティモード(例えば、ePDCCHモード−1)およびePDCCH周波数選択モード(例えば、ePDCCHモード−2)などが定義され、および/または使用されうる。それに加えて、ePDCCHモード−1は、共通探索空間がePDCCHモード−1によって定義されることに制限されるように周波数ダイバーシティ利得を達成することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUまたはUE特有の探索空間は、以下の方法のうちの1または複数で定義されうる。WTRUまたはUE特有の探索空間は、ePDCCHモード−1またはePDCCHモード−2のいずれかによって定義することができる。WTRUまたはUE特有の探索空間に対するePDCCHモードは、WTRUまたはUEが構成に従ってその監視をePDCCHモード−1またはePDCCHモード−2に制限するようにRRCシグナリングによって構成されうる。それに加えて、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するePDCCHモードは、WTRUまたはUEがSFN番号からサブフレームでどのePDCCHモードが定義されうるかを知ることができるようにSFNに従って構成されうる。別の例としての実施形態では、WTRUまたはUE特有の探索空間に対するePDCCHモードは、コンポーネントキャリアに従って構成されうる。例えば、ePDCCHモード−1は、PCellで構成され、ePDCCHモード−2は、セカンダリセル(SCell)に対して構成されうる。WTRUまたはUEは、SCellに対するePDCCHモード−1およびePDCCHモード−2でPCellにおけるePDCCHを監視することができる。それぞれのコンポーネントキャリアに対するePDCCHモードは、上位層シグナリングによって構成されうる。
さらに、ePDCCHモード−1およびePDCCHモード−2は、同じサブフレーム内で定義されうる。ブラインド復号では、WTRUまたはUEは、ePDCCHモード−1で半分を、ePDCCHモード−2で残り半分を復号することができる。WTRUまたはUEがブラインド復号することができるePDCCHモードの一部は、サブフレームに応じて異なり、および/またはeNBによって構成されうる。表15は、
および
がそれぞれePDCCHモード−1およびモード−2に対する多数のePDCCH候補を示しうる一例を示している。WTRUまたはUEは、上位層シグナリングを介してeNBによって構成された1つのePDCCHモードを監視することができる。
クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされうる場合、PDCCHは、WTRUまたはUEがPDCCHを受信する制限された場合のPCellを監視するようにPCell内での送信に制限されうる。ePDCCHは定義されているので、WTRUまたはUEの動作は、クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされうるときに以下の方法の1または複数で定義されうる。レガシーPDCCHおよび/またはePDCCHは、PDCCH構成に従ってPCellで送信されることに制限されうる。eNBがWTRUまたはUEに対してレガシーPDCCHを構成することができる場合、WTRUまたはUEは、PCellにおけるレガシーPDCCHを監視することに制限されうる。そうでなければ、WTRUまたはUEは、PCell内のePDCCHを監視することができる。WTRUまたはUEでは、それぞれのPDCCHがPCellで送信されうることを想定することができる。
それに加えて、PCellは、PCell_pdcchおよびPCell_epdcchなどのレガシーPDCCHおよびePDCCHに対して独立して定義され、PCell_pdcchおよびPCell_epdcchは、それぞれレガシーPDCCHおよびePDCCHに対するPCellを表す。WTRUまたはUEは、ePDCCHに対して構成されたコンポーネントキャリアのセットに対するPCell_epdcchおよびレガシーPDCCHに対して構成された他のコンポーネントキャリアに対するPCell_pdcchを監視することができる。PCell_pdcchおよびPCell_ePDCCHは、同じコンポーネントキャリアであってよい。
本明細書で開示されているように干渉ランダム化も、実現され、および/または使用されうる。例えば、ePDCCHの周波数ロケーションは、一方のサブフレームから別のサブフレームに変更され、複数のセルからのePDCCH間の干渉をランダム化することができる。
このような干渉ランダム化に対して、WTRUまたはUEは、さまざまな動作を用いることができる。例えば、ePDCCHを監視するWTRUまたはUEの動作は、以下のように定義されうる。クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされうる場合、WTRUまたはUEは、サブフレーム内の特定のセルにおけるePDCCHを監視することができ、インデックス特有のセルは、SFN番号および/または無線フレームから暗黙的に導出されうる。クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされえない場合、WTRUまたはUEは、構成されたコンポーネントキャリアのそれぞれにおけるePDCCHを監視することができるが、しかし、ePDCCHリソースは、SFN番号および/または無線フレームに応じてセル内で一方のサブフレームから別のフレームに変更されうる。
例としての一実施形態によれば、WTRUまたはUE受信機処理が使用され、および/または実現されうる。例えば、PDSCH復号処理時間緩和を行うことができる。このような一実施形態では、FDD(例えば、フレーム構造1を有する)および/またはTDD(例えば、フレーム構造2を有する)が実現され、および/または使用されうる。例えば、TBSは、(ITBS,NPRB)によって定義され(例えば、非特許文献1参照)、トランスポートブロックサイズは、(ITBS,NPRB)の数がより大きくなるにつれより大きくなりうるが、ただし、0≦ITBS≦26および1≦NPRB≦110である。ePDCCHは、PDSCH領域で送信されうるので、WTRUまたはUE受信機は、ダウンリンクサブフレームnでPDSCHを受信した後にアップリンクサブフレームn+4で送信するために使用されうるHARQ−ACK送信に対する復号処理時間を失う可能性がある。アップリンク信号TTA(0≦TTA≦0.67[ms])を早期に送信しうるので、時間前進(TTA)でPDSCH復号処理時間を短縮しうる。トランスポートブロックサイズが大きいほど、使用されるPDSCH処理時間が増えるので、より大きなTBSは、TTA値が比較的大きく、ePDCCHが使用されうる場合に制限されうる。TBS制限は、以下のうちの1または複数に従って使用されうる。
例としての方法において、TBS制限は、以下のように(例えば、以下のうちの1または複数に従って)使用されうる。例えば、
および
は、
の場合に定義することができ、ただし、
および
は、TBSインデックスに対する最大数および制限されたPRBの数を表すものとしてよい。そのようなものとして、WTRUまたはUEは、
より大きいTBSは、WTRUまたはUEに対して送信されえないと想定することができる。
および
は、WTRUまたはUE特有の仕方でWTRUまたはUE特有の時間前進値(TTA)の関数として定義されうる。最大のTBS
も、
と表すことができ、ただし、ΔはTBSテーブルとすることができる。
それに加えて、
は、式
(ただし、γは重み係数)および/または
(ただし、δは重み係数)
のうちの少なくとも1つで時間前進値の関数として定義されうる。
さらに
は、式
(ただし、γは重み係数)および/または
(ただし、δは重み係数)
のうちの少なくとも1つで時間前進値の関数として定義されうる。
実施形態において、
は、式
または
(ただし、NTBSは制限なしの最大のTBSサイズを表し、εは重み係数である)および/または
または
のうちの少なくとも1つで時間前進値の関数として定義されうる。
上で示されているように使用されうる重み係数γ、δ、εは、以下の特性を有することができる。重み係数は、WTRUまたはUEのクラス/カテゴリに従って変更され、および/または重み係数は、送信モードに応じて異なるものとしてよい。それに加えて、最大TBS
は、TTAおよびWTRUまたはUEのクラス/カテゴリの関数として定義されうる。例えば、WTRUまたはUEカテゴリ−1については、TBS制限は、時間前進値に関係なく使用できない。
別の例としての方法では、H−ARQタイミングが実装されうる(例えば、追加の復号処理時間の余裕のため)。H−ARQオペレーションでは、WTRUまたはUEは、WTRUまたはUEがサブフレームnでPDSCHを受信した可能性がある場合にサブフレームn+kでHARQ−ACKを送信することを要求されうる。このような一実施形態では、kは、FDDシステムでは4に設定され、kは、例えば、UL−DL構成および/またはサブフレーム番号に基づきTDDシステムにおいて事前定義されうる。それに加えて、このような実施形態では、WTRUまたはUEの動作は、以下のように定義されうる(例えば、WTRUまたはUEがサブフレームnでePDCCHおよび対応するPDSCHを受信した可能性がある場合)。WTRUまたはUEは、サブフレームn+lでHARQ−ACKを送信することができる。このような一実施形態では、変数lは、単一のコンポーネントキャリアがアクティベートされうる場合にkに設定されうる。それに加えて、変数lは、複数のコンポーネントキャリアがアクティベートされうる場合に4より大きい正整数に設定されうる。変数lは、また、複数のコンポーネントキャリアがアクティベートされうる場合に上位層シグナリングを介して、候補のセット、例えば、{4、6、8、10}内の数に構成されうる。単一のコンポーネントキャリアがアクティベートされうる場合に、lはkに設定されうる。
追加の例としての方法において、ePDCCHおよび対応するPDSCHは、WTRUまたはUEがサブフレームn−iにおいてePDCCHを監視し、サブフレームnにおいて対応するPDSCHを受信することを予期するように異なるサブフレームで送信されうる。この場合、HARQ−ACK送信に対するWTRUまたはUEの動作は、以下の1または複数を含みうる。
例えば、変数iは、「0」または正整数のいずれかであり、上位層シグナリングによって構成されうる。一実施形態において、変数iは、FDDシステムにおいて「1」に設定されうる。WTRUまたはUEは、ePDCCH受信のためにサブフレーム番号に関係なくサブフレームn−kでHARQ−ACKを送信することができる。ePDCCHは、複数のコンポーネントキャリアがアクティベートされうる場合にサブフレームn−iでの送信に制限されうる。そうでない場合、ePDCCHおよび対応するPDSCHは、同じサブフレームで送信されうる。
ePDCCHは、WTRUまたはUEに対する時間前進(TTA)が閾値(α)より大きいものとしてよい場合にサブフレームn−iでも送信されうる。TTA>αでは、WTRUまたはUEは、WTRUまたはUEがサブフレームn−iでePDCCHを受信しうる場合にサブフレームnで対応するPDSCHを受信することを予期することができる。TTA≦αでは、WTRUまたはUEは、同じサブフレームでePDCCHおよび対応するPDSCHを受信することができる(例えば、受信することを予期することができる)(例えば、α=0.17ms)。
それに加えて、ePDCCHは、利用可能なダウンリンクPRB(例えば、システム帯域幅に関連付けられている)の数が、NPRBより大きいものとしてよい場合にサブフレームn−iで送信されうる。NPRBは閾値であり、例としての一実施形態では、NPRB=50であってよい。ePDCCHは、カテゴリ5のUEに対してサブフレームn−iでさらに送信されうる。
上で開示されている実施形態の1または複数の組み合わせも実装されうる。例えば、ePDCCHは、複数のコンポーネントキャリアがアクティベートされ、WTRUまたはUEに対する時間前進(TTA)が閾値より大きいものとしてよい場合にサブフレームn−iで送信されうる。ePDCCHは、WTRUまたはUEに対する時間前進(TTA)が閾値より大きく、WTRUまたはUEカテゴリが5でありうる場合にサブフレームn−iで送信されうる。ePDCCHは、WTRUまたはUEに対する時間前進(TTA)が閾値より大きく、利用可能なダウンリンクPRBの数(例えば、システム帯域幅)がNPRBより大きいものとしてよい場合にサブフレームn−iで送信されうる。
TDD(例えば、フレーム構造2)の実装も、本明細書で説明されているように実現され、および/または使用されうる。例えば、TDDでは、HARQ−ACKタイミングは、例えば、いったんWTRUまたはUEがサブフレームnでPDSCHを受信できると、アップリンクサブフレームはn+4では利用可能でない場合があるので、UL−DL構成および/またはサブフレーム番号に従って、または基づき定義されうる。表16は、WTRUまたはUEがダウンリンクサブフレームnでPDSCHを検出した後にアップリンクサブフレームn+kでHARQ−ACKを送信するようにkを定義することによるHARQ−ACKタイミング関係の例としての実施形態を示している。
一実施形態において、TBS制限は、上位層シグナリングによって事前定義されるか、または構成可能であってよい値K以下でありうる、kを有するサブフレームに適用することができる。一例として、Kが4に等しいものとしてよい場合、TBS制限は、表16のUL−DL構成0におけるサブフレーム0および5に対して適用され、これは、UL−DL構成1におけるサブフレーム4に対して適用されうる。別の例では、Kが5に等しいものとしてよい場合、TBS制限は、以下のサブフレームのうちの1または複数で適用されうる。構成0におけるサブフレーム{0、5}、構成1におけるサブフレーム{4、9}、構成2におけるサブフレーム{3、8}、構成3におけるサブフレーム{0}、構成4におけるサブフレーム{8、9}、構成5におけるサブフレーム{7、8}、および/または構成6におけるサブフレーム{9}。
追加の一実施形態によれば、TBS制限は、HARQ−ACKタイミングがKより大きく、WTRUまたはUEにおいてTTA>αでありうるサブフレームに適用されうる。さらに、WTRUまたはUEのPDSCH復号手順の観点から、WTRUまたはUEは、HARQ−ACKタイミングkがサブフレームにおけるK(例えば、4)より大きいものとしてよい場合に最大のTBS制限が適用されえないことを想定することができる。そのようなものとして、異なるWTRUまたはUEの動作が定義されうる。例えば、WTRUまたはUEが、HARQ−ACKタイミングkがK以下でありうるサブフレームにおいて制限されたTBS内でTBSを受信することができる場合、WTRUまたはUEは、そのような受信がエラーであり、サブフレームn+kでDTXまたはNACKを報告しうることを想定することができる。WTRUまたはUEが、HARQ−ACKタイミングkがKより大きいものとしてよいサブフレームにおいて制限されたTBS内でTBSを受信することができる場合、WTRUまたはUEは、PDSCHを復号することを開始し、サブフレームn+kでHARQ−ACKを報告することができる。TDDおよびFDDについては、TBS制限は、WTRUまたはUEがそのサブフレームでPDSCHを受信してから4ms後にHARQ−ACKを報告することができる場合にダウンリンクサブフレームにおいて適用することができる。
フィードバック処理時間緩和に対する実施形態(例えば、FDD(例えば、フレーム構造1)およびTDD(例えば、フレーム構造2)を使用する)が本明細書で説明されている。上で説明されているように、CSIフィードバックが提供され、および/または使用されうる。非周期的CSI報告がダウンリンクサブフレームnでトリガーされうる場合、WTRUまたはUEは、アップリンクサブフレームn+4でCSIを報告することができる。CSIの計算では処理時間をさらに使う可能性があるので、非周期的CSI報告がダウンリンクサブフレームnでePDCCHによってトリガーされうる場合、WTRUまたはUEの動作は、以下のうちの少なくとも1つを含みうる。
WTRUまたはUEは、同じサブフレームでWTRUまたはUEに対してPDSCHが送信されうる場合にCSIフィードバックをドロップすることができる。この場合、ドロップする条件は、以下のうちの少なくとも1つでさらに制限されうる。サブフレームn内のPDSCHに対するTBSが事前定義済みの閾値より大きいこと、非周期的CSIフィードバックモードでサブバンドCQIおよび/またはランクを使用すること、時間前進TTAが事前定義済みの閾値より大きいこと、非周期的CSIフィードバックに関連付けられているCSI−RSが同じサブフレームで送信されること、システム帯域幅NPRBが事前定義済みの閾値(例えば、50)より大きいこと、および/または同様の条件が挙げられる。
一実施形態において、WTRUまたはUEは、非周期的CSI報告がPDSCHが同じサブフレームで送信されうる場合にePDCCHを介してサブフレームnでトリガーされうることを想定しえない。このような条件は、以下のうちの少なくとも1つでさらに制限されうる。サブフレームn内のPDSCHに対するTBSが事前定義済みの閾値より大きいこと、非周期的CSIフィードバックモードでサブバンドCQIおよび/またはランクを使用すること、時間前進TTAが事前定義済みの閾値より大きいこと、非周期的CSIフィードバックに関連付けられているCSI−RSが同じサブフレームで送信されること、システム帯域幅NPRBが事前定義済みの閾値(例えば、50)より大きいこと、および/または同様の条件が挙げられる。
それに加えて、DCIフォーマット0および4のCSI要求フィールドが、サブフレームnにおいて非周期的CSI報告をトリガーしうる場合、WTRUまたはUEは、FDDシステムにおいてサブフレームn+4でCSIをフィードバックすることができる。WTRUまたはUEの動作は、一実施形態において、WTRUまたはUEがレガシーPDCCHを受信することができる場合に、行える。
例としての実施形態によれば、WTRUまたはUEが、マルチキャリアシステムにおいて非周期的CSI報告に対するePDCCHを受信することができる場合、WTRUまたはUEの動作は、以下の1または複数を含みうる。WTRUまたはUEは、サブフレームn+jでCSIフィードバックを報告することができるが、ただし、jは、単一のコンポーネントキャリアがアクティベートされうる場合に4に設定され、jは、構成されたコンポーネントキャリア(セル)の数に関係なく5に設定され、jは、上位層によって構成され、またjは、複数のコンポーネントキャリアが構成されうる場合に使用され、jがPCellに対して4に設定され、jがSCellに対して5に設定され、PCellおよびSCellに対する報告時間は時間領域内で分離されうるようにセルに従って定義され、および/またはjは、WTRUまたはUEが閾値より大きいものとしてよいWTRUまたはUEに対する時間前進(TTA)、複数のコンポーネントキャリアについてCSIを報告するように指示することができるビットをトリガーする非周期的報告、および/または構成されたPUSCH報告モードがサブバンドのプリコーディング行列インジケータ(PMI)報告に基づくことができる場合のうちの少なくとも1つに従って構成されうるときに4より大きい値に設定されうる。
そのようなものとして、複数のキャリアにおけるWTRUまたはUEの処理(例えば、WTRUまたはUE復号処理)時間緩和は、本明細書で説明されているように実現されうる。このような実施形態では、HARQ−ACK送信および/または非周期的CSIフィードバックに対する時間緩和は、ePDCCHが、例えば、マルチキャリアシステム内で使用されうる場合に再定義されるものとしてよい。それに加えて、PDSCH復号処理も提供することができる。
ePDCCHによるアップリンク制御チャネル割り当ては、本明細書でさらに説明されうる。例えば、単一DLキャリアに対するPUCCHリソースマッピングを行うことができる。このような一実施形態では、ePDCCHで受信されたDL割り当てメッセージに対応するPUCCHリソースは、1または複数のWTRUまたはUEに指示されうるRRCシグナリングの関数として構成されうる。
ePDCCH受信がWTRUまたはUEに対して有効化または構成されうる場合、候補PUCCHリソースの少なくとも1つまたはセットが、WTRUまたはUEに割り当てられるか、または指示されうる。PUCCHリソースは、WTRU毎の特有のシグナリングまたはUE毎の特有のシグナリングを使用して1または複数のWTRUまたはUEに対して指示されるか、またはシグナリングされうるか、またはこれらは、セル特有の仕方でWTRUまたはUEに指示されるか、またはシグナリングされうる。WTRUまたはUEは、DLサブフレームでePDCCHに関するDL割り当てメッセージを受信した後に、許容されるか、または事前構成されたPUCCHリソースの関数としてULサブフレームにおける対応するPUCCHリソースを決定することができる。
別の実施形態では、割り当てられたePDCCHリソースは、事前決定された、または構成されたPUCCHリソースのセットに対応しうる。DL制御情報の復号のためePDCCHリソースの割り当てを受信したWTRUまたはUEは、対応するPUCCHリソース、または事前決定されたマッピング関係またはテーブルの関数としての許容可能なPUCCHリソースのセットを取得することができる。例えば、WTRUまたはUEは、割り当てられた単一のPUCCHリソース上でPUCCHリソースを送信することができるか、または複数のPUCCHリソースが、構成されるか、割り当てられるか、または指示されうる場合、これは、セットから選択されたリソース上でPUCCHを送信することができ、特定のPUCCHリソースの決定は、そのDCIのシグナリングされる値部分(例えば、リリース10のTPCフィールド内のARI)、またはePDCCHリソースへのDL割り当てメッセージマッピングのような送信設定の関数として導出されうる1または複数の値(例えば、MU−MIMOに対するDMRSのアンテナポート番号に関連付けられている値)などの少なくとも1つの第2の決定パラメータに従うものとしてよい。ePDCCHを復号するWTRUまたはUEの小さな、または適切な大きさの数について、対応するPUCCHリソースの明示的な構成は、ネットワークの制御の下にあり、レガシーWTRUがPDCCHを復号することと関連するプロトコル処理の導入を回避しながらPUCCHリソースをプールする柔軟性をもたらしうる。
それに加えて、ePDCCHで受信されたDL割り当てメッセージに対応するPUCCHリソースは、ePDCCHを通じて受信された少なくとも1つのDL信号の1または複数の送信設定の関数として動的リソース割り当てメカニズム技術を通じて導出されうる。PDCCHのCCEインデックスnCCEを使用して導出されうるPUCCHリソースは、ePDCCH送信に対するCCE数の定義によって拡張されうる。このような一実施形態では、レガシーPDCCHとePDCCHとの間のPUCCHリソースの衝突は、例えば、レガシーWTRUまたはUEおよびePDCCHのWTRUまたはUEがサービングセル上でサポートされうる場合などに、類似のPUCCHリソース割り当て原理を再利用しながら、回避されうる。
単一のePDCCHリソースセットによるPUCCHリソース割り当ても提供され、および/または使用されるものとしてよい。例えば、単一のePDCCHセットに対するPUCCHリソースは、本明細書で説明されているように定義されうる。一実施形態において、ePDCCHにおけるeCCEおよび/またはeREGユニットのいずれかがレガシーPDCCHと同様に定義されうる場合、対応するPUCCHリソースは、アンテナポートp0については
として定義または導出され、アンテナポートp1に対するPUCCHリソースは、
で導出されうるが、ただし、nCCEは、ePDCCHの領域内の対応するPDCCHの送信に使用される第1のCCEの番号(例えば、最低のeCCEインデックス)であり、
は、レガシーPDCCHに対する制限領域におけるCCEの総数であり、
は上位層によって構成されうる。この場合、以下のうちの1または複数が適用可能である。
はPCFICHの検出(例えば、OFDMシンボルの個数の検出)およびシステム帯域幅に基づき動的に計算され、
は、事前定義されたオフセット値、例えば、最大のシステム帯域幅の最大のCCE数に設定され、
と組み合わされ、これにより
が上位層で構成されうる。
は、リソース割り当てが
および
に基づきうるように上位層シグナリングによって構成されうる。この場合、以下のうちの少なくとも1つが適用可能である。
は、上位層によって構成され、ならびに/またはPDCCHおよびePDCCHに一般に使用されるものとしてよく(例えば、この場合、
は上位層によって構成されうる)、ならびに/または
は、
を別に指示することなく、上位層シグナリングによって構成されうる。
それに加えて、一実施形態では、PUCCHリソースは、
および
が上位層によって構成可能であるようにneCCEと無関係であるものとしてよい。1または複数の(例えば、最大2つまでの)アンテナポートをサポートすることができる送信モードについて、PUCCHリソース
は、
によって与えられうる。WTRUまたはUEがMU−MIMO送信で構成されうる場合、別の決定パラメータnMUが、例えば、アンテナポートp0に対しては
およびアンテナポートp1に対しては
のように、neCCEに加えて、対応するPUCCHリソースに使用されうる。このような一実施形態では、nMUは、UE特有のDMRSに対するアンテナポートに関連付けられうるパラメータ、上位層シグナリングによって構成されるARI(ACK/NACKリソースインジケータ)に類似のパラメータ、および/または事前決定されたパラメータのうちの少なくとも1つとして決定されうる。
別の例では、ePDCCHで受信されうるDL割り当てに対応するPUCCHリソースは、CCE数の関数として導出されうる。例えば、順序付けられたシーケンスにおける第1のもしくは事前決定されたCCEまたは同等のマッピングユニットは、時間および/または周波数リソースグリッドにおいてマッピングされうるDL割り当てメッセージを復号することから得ることができる。
それに加えて、WTRUまたはUEがePDCCHを復号する際にPUCCHリソース選択を動的に導出するか、または決定するように選択されうるeCCEまたはeREGなどのマッピングユニットのシーケンスは、PDCCHを復号するときに動的PUCCHリソース割り当てに関連して使用されうるCCEシーケンスおよび開始CCEインデックスと関係を有する場合も有しない場合もある。PUCCHリソースを決定するePDCCHを復号するWTRUまたはUEは、本明細書で説明されているように開始(e)CCEまたは同等のものおよび1もしくは複数の事前構成される、またはシグナリングされるパラメータなどの第1の動的に計算される送信設定からUL送信設定を両方とも計算することができる。
例としての一実施形態によれば、PDCCH(例えば、存在する場合)およびePDCCHに関連して使用されうるPUCCHリソースは、ネットワークによってこれらのうち1つを復号するように割り当てられたWTRUについてセグメント化またはアグリゲートされうる。セットアップの際に、PUCCHリソース、例えば、レガシーWTRUまたはUEによるPDCCHの復号およびWTRUまたはUEによるePDCCHの復号に対するUL RBがプールされうる。いくつかの追加の実施形態において(例えば、空間多重化利得を得ようとするとき)、分離されたULリソースは、レガシーPDCCHのWTRUによる複合とePDCCH復号することができるものとに関して選択されうる。
前記の例において、(e)CCEおよび/または(e)REGユニットを導入する際に、REのグループまたはユニットは、これらが9個のREGまたはPDCCH上で使用される4つのREを含むREGを含むCCEと同じでありうることを暗示するか、または知ることはありえない。それに加えて、1または複数のePDCCHに対する時間および/または周波数リソース割り当てに対応するマッピングユニットの順序付けられたシーケンスは、説明されている実施形態において同等であるものとしてよい。一実施形態において、少なくとも1つのePDCCHのWTRUまたはUEによる復号に対する、複数のDLサービングセルを受け入れるように構成されうるPUCCHリソースは、1または複数のWTRUまたはUEへのRRCシグナリングを通じて導出されうる。
実施形態は、複数のePDCCHリソースセットによるPUCCHリソース割り当てについても本明細書で説明されている。例えば、ePDCCHセットにおけるeCCEまたはeREGユニットのいずれかがレガシーPDCCHと同様に定義されうる場合、UEに対する対応するPUCCHリソースは、アンテナポートp0について
として導出され、および/またはアンテナポートp1に対するPUCCHリソースは、
によって導出されうるが、ただし、neCCEは、UEに対して構成されたePDCCHセットの領域内の対応するPDCCHの送信に使用されうる第1のeCCEの番号(例えば、PDCCHを構築するために使用されうる最低のeCCEインデックス)であり、
は、ePDCCHセットに対するPUCCHリソースオフセットであり、および/または
は上位層によって構成されうる。この実施形態では、以下のうちの1または複数が適用可能である。
はPCFICHの検出(例えば、OFDMシンボルの個数の検出)およびシステム帯域幅に基づき動的に計算され、
は、事前定義されたオフセット値、例えば、最大のシステム帯域幅の最大のCCE数に設定され、および/または
と組み合わされ、これにより
が上位層によって構成され、および/または
は、上位層シグナリングによって構成され、その結果のリソース割り当ては
に基づきうる。この最後の実施形態において、以下のうちの少なくとも1つが適用可能である。
は、上位層によって構成され、および/またはPDCCHおよびePDCCHに使用されるものとしてよく(例えば、この場合、
は上位層によって構成されうる)、
は、
を別に指示することなく、上位層シグナリングによって構成され、および/または
は、セット毎に独立して構成され、これは
として定義されうる。
複数の
(ただし、k=0、...,K−1)も、動的シグナリングを介して構成されおよび/または指示されうる。例えば、ePDCCHに基づくPUCCHリソース割り当ては、
として定義されうる。この場合、以下のうちの1または複数が適用可能である。kは、サブフレームにおいてPDSCH送信に関連付けられているDCIによって動的に指示されうる。例えば、ビットフィールドは、UEがPUCCHリソースを導出するようにkの値を指示することができる。それに加えて、DCIにおけるARIは、kを指示するために再利用されうる。DCIに対するスクランブラID(例えば、nSCID)も、暗黙的にkを指示することができる。Kは、構成されうるePDCCHリソースセットの数と同じであってよく、および/またはそれぞれのkは、構成されたePDCCHリソースセットとの一対一のマッピングが行われうる。Kは、2または4とも定義され、および/または単一のePDCCHリソースセットが構成されうる場合、K=1である。
代替的または追加の実施形態において、
は、
と組み合わされ、
は、動的にシグナリングされ、および/または半静的に、または上位層によって構成されうる。WTRUまたはUEがMU−MIMO送信で構成されうる場合、別の(例えば、第2の)決定パラメータnMUが、アンテナポートp0に対しては
およびアンテナポートp1に対しては
のように、neCCEに加えて、対応するPUCCHリソースに使用することができ、ただし、nMUは、UE特有のDMRSに対するアンテナポートに関連付けられたパラメータ、上位層シグナリングによって構成されるARIに類似のパラメータ、および/または事前決定されたパラメータのうちの少なくとも1つとして決定されうる。
複数のDLキャリアに対するPUCCHリソースマッピングも、本明細書で説明されているように提供され、および/または使用されうる。例えば、ePDCCH受信がWTRUまたはUEに対して有効化または構成され、WTRUまたはUEが複数のDLサービングセルを受け入れるように構成されうる場合、第1のePDCCH上で受信される第1のDL割り当てメッセージに対応するPUCCHリソースは、第2のDL制御チャネル上で受信された第2のDL割り当てメッセージの関数としてWTRUまたはUEによって導出されうる。
それに加えて、一実施形態では、WTRUまたはUEは、セカンダリ(DL)サービングセル上でePDCCHを復号しながらプライマリ(DL)サービングセル上でレガシーPDCCHを復号することができる。使用されるPUCCHリソースは、プライマリサービングセル上で受信されたDL割り当てメッセージの関数としてWTRUまたはUEによって決定されうる。2つのDLサービングセルの場合、チャネル選択リソースを有する導出されたPUCCHフォーマット1は、プライマリセル上でDL割り当てメッセージから取得されうる。PUCCHフォーマット3の場合、WTRUまたはUEは、シグナリングされたリソースセレクタ、例えば、セカンダリサービングセルの(e)PDCCHのDL割り当てメッセージで伝送されるARIの使用を通じて事前構成されたRRCでシグナリングされるパラメータのセットからPUCCHリソースを選択することができる。
WTRUまたはUEは、プライマリサービングセルおよびセカンダリサービングセルの両方においてePDCCHを復号することもできる。このような一実施形態では、使用されるPUCCHリソースは、第1のePDCCHの関数としてWTRUまたはUEによって決定され、これらのePDCCHの1または複数の受信されたDL割り当てに対応するA/NのようなUL制御情報を送信するために使用されうる。2つのDLサービングセルの場合、チャネル選択リソースを有する導出されたPUCCHフォーマット1は、プライマリセル上でDL割り当てメッセージから取得されうる。
実施形態は、単一のePDCCHリソースセットによるPUCCHリソース割り当てについても本明細書で説明されている。例えば、ePDCCHにおけるeCCEおよび/またはeREGユニットがレガシーPDCCHと同様に定義されうる場合、対応するPUCCHリソースは、
として定義または導出され、最大2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードについて、PUCCHリソース
は、
によって定義または導出され、ただし、neCCEは、ePDCCHの領域内の対応するPDCCHの送信に使用される第1のCCEの番号(例えば、PDCCHを構築するために使用される最低のeCCEインデックス)であり、
は、レガシーPDCCHに対する制限領域におけるCCEの総数であり、
は上位層によって構成されうる。
はPCFICHの検出(例えば、OFDMシンボルの個数の検出)およびシステム帯域幅に基づき動的に計算されうる。
は、事前定義されたオフセット値、例えば、最大のシステム帯域幅の最大のCCE数に設定され、
と組み合わされ、これにより
は上位層によって構成されうる。
実施形態において、PUCCHリソースは、
および
が上位層によって構成可能であるようにneCCEと無関係であるものとしてよい。最大2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードについて、PUCCHリソース
は、
によって与えられうる。
それに加えて、WTRUまたはUEがMU−MIMO送信で構成されうる場合、対応するPUCCHリソースは、
として導出され、複数の(例えば、最大2つまでの)トランスポートブロックをサポートする送信モードについて、PUCCHリソース
は、
によって導出され、ただし、nMUは、UE特有のDMRSに対するアンテナポートに関連付けられうるパラメータ、上位層シグナリングによって構成されるARIに類似のパラメータ、セカンダリサービングセルの(e)PDCCHのDL割り当てメッセージのTPCフィールドで伝送されるARIに類似しているものとしてよいパラメータ(例えば、Rel−10のような)、および/または事前決定されたパラメータのうちの少なくとも1つとして決定されうる。
複数のePDCCHリソースセットによるPUCCHリソース割り当てでは、複数のePDCCHセットに対するPUCCHリソースは、以下のように定義されうる。ePDCCHセットにおけるeCCEまたはeREGユニットのいずれかがレガシーPDCCHと同様に定義されうる場合、UEに対する対応するPUCCHリソースは、
として導出され、最大2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードについて、PUCCHリソース
は、
によって導出され、ただし、neCCEは、UEに対して構成されたePDCCHセットの領域内の対応するPDCCHの送信に使用される第1のCCEの番号(例えば、PDCCHを構築するために使用される最低のeCCEインデックス)であり、
は、ePDCCHセットに対するPUCCHリソースオフセットであり、
は上位層によって構成されうる。
は、動的にシグナリングされるか、または半静的に構成されうる。
は、
つまり
と組み合わせることができ、
は、動的にシグナリングされるか、または半静的にもしくは上位層によって構成されうる。WTRUまたはUEがMU−MIMO送信で構成されうる場合、対応するPUCCHリソースは、
として導出され、最大2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードについて、PUCCHリソース
は、
によって導出され、ただし、nMUは、UE特有のDMRSに対するアンテナポートに関連付けられているパラメータ、上位層シグナリングによって構成されるARIに類似のパラメータ、セカンダリサービングセルの(e)PDCCHのDL割り当てメッセージのTPCフィールドで伝送されるARIに類似のパラメータ(例えば、Rel−10のような)、および/または事前決定されたパラメータのうちの少なくとも1つとして決定されうる。
PUCCHフォーマット3の場合、WTRUまたはUEは、シグナリングされたリソースセレクタ、例えば、セカンダリサービングセルを介して(e)PDCCHのDL割り当てメッセージで伝送されるARIの使用を通じて事前構成されたRRCでシグナリングされるパラメータのセットからPUCCHリソースを選択することができる。
前述に基づき、明示的に構成されるか、または暗黙的に導出されたPUCCHリソースの使用、またはこれらの両方の併用に対する単一キャリアの場合では、PUCCHフォーマット3は、複数のDLサービングセルの場合、例えば、プライマリDLサービングセルおよび少なくとも1つのセカンダリセルとのキャリアアグリゲーションに使用されうる。
ePDCCHに関連付けられているPDSCH送信モードは、本明細書で説明されているようにさらに提供され、および/または使用されうる。例えば、PDSCH送信について、いくつかの送信モードが、閉ループ空間多重化モード、開ループ空間多重化モード、送信ダイバーシティ、および/または単一アンテナポートモードなどのさまざまなチャネル/システム環境をサポートするためにシステム内で利用可能であるものとしてよい。送信モードは、例えば、eNBスケジューラがPDSCH送信に対する適切な送信モードを選択できるように、上位層シグナリングを介して構成されうる。表3は、LTE/LTE−Aでサポートされている送信モードを示している。PDSCH復調にアンテナポート7〜10を使用する送信モードでは、ePDCCHを使用することができる。WTRUまたはUEがPDSCH復調にCRSを使用することができる、送信モード2などの、特定の送信モードで構成されうる場合、WTRUまたはUEは、PDSCH受信についてレガシーPDCCHを監視することができる。WTRUまたはUEが、PDSCHに対する構成された送信モードが2(例えば、送信ダイバーシティモード)である間に、ePDCCHを監視するように構成されうる場合、WTRUまたはUEは、サブフレームでPDSCHに関連付けられているDCIを受信するレガシーPDCCHを監視することができる。WTRUまたはUEが、PDSCHに対する構成された送信モードが9である間に、ePDCCHを監視するように構成されうる場合、WTRUまたはUEは、ePDCCH受信をするように構成されたサブフレームでWTRUまたはUE特有の探索空間においてDCIを受信するePDCCHを監視することができる。
それに加えて、ePDCCHは、PDSCH送信に対して構成された送信モードに関係なく使用されうる。例えば、WTRUまたはUEに対して構成された送信モードまたはCQI報告モードは、ePDCCH送信のタイプに暗黙的に結び付けられうる。構成された送信モードにより、サポート可能なePDCCH送信タイプは異なりうる。例えば、WTRUまたはUEが、送信ダイバーシティ(例えば、TMモード−2)または開ループ空間多重化モード(例えば、TMモード−3)などの開ループ送信モードで構成されうる場合、WTRUもしくはUEは、WTRUまたはUEに対して構成されているePDCCHリソースセットが分散送信として使用されうることを想定することができる。PDSCHに対する開ループ送信モードは、ePDCCH分散送信に関連付けられうる。PDSCHに対する閉ループ送信モードは、ePDCCH集中送信に関連付けられうる。構成されたCQI報告モードにより、サポート可能なePDCCH送信タイプは異なりうる。例えば、WTRUまたはUEがPMIおよびCQIレポートを使用する報告モードで構成されうる場合、WTRUもしくはUEは、WTRUまたはUEに対して構成されているePDCCHリソースセットが集中送信として使用されうることを想定することができる。WTRUまたはUEがPUSCH報告モードの広帯域CQI報告で構成されうる場合、WTRUもしくはUEは、WTRUまたはUEに対して構成されているePDCCHリソースセットが分散送信用であることを想定することができる。そうでない場合、WTRUまたはUEは、WTRUまたはUEに対して構成されているePDCCHリソースセットが集中送信用もしくは両方のためのものであることを想定することができる。WTRUまたはUEがCoMP送信モードに対して構成されうる場合、WTRUまたはUEは、WTRUまたはUEに対して構成されているePDCCHリソースセットが集中送信として定義されうることも想定することができる。
ePDCCH受信のためのシステムおよび/または方法が、本明細書において提供されうる。例えば、WTRUまたはUEは、ePDCCHまたはレガシーPDCCHで構成され、ePDCCHを受信するWTRUまたはUEの動作は、以下のとおりとすることができる。WTRUまたはUEは、ブロードキャスト情報でePDCCH構成情報を受信することができる。例えば、MIBまたはSIBは、WTRUまたはUEがRACH手順の前にePDCCHリソースを知ることができるようにePDCCH構成を含みうる。SIBなどのブロードキャスト情報を受信するために、WTRUまたはUEは、レガシーPDCCHでSI−RNTIを復号することができる。WTRUまたはUEは、RACH手順においてレガシーPDCCHおよび/またはePDCCHを受信するように構成されうる。競合ベースのRACH手順では、WTRUまたはUEは、eNBから送信されうる、msg2またはmsg4のいずれかでPDCCH構成情報を受信することができる。非競合ベースのRACH手順では、WTRUまたはUEは、eNBから送信されうる、ハンドオーバー/モビリティ情報またはmsg2でPDCCH構成情報を受信することができる。WTRUまたはUEが特定のPDCCHタイプに合わせて構成されうる場合、WTRUまたはUEは、構成されたPDCCH領域(例えば、レガシーPDCCHまたはePDCCH)においてDCIをブラインド復号することができる。WTRUまたはUEが特定のPDCCHタイプに合わせて構成されうる場合、WTRUまたはUEは、レガシーPDCCH領域内の共通探索空間およびePDCCH領域内のWTRUまたはUE特有の探索空間をブラインド復号することができる。
いくつかの実施形態では、PDCCHフォールバック送信のためのシステムおよび/または方法も、開示されうる。例えば、ePDCCHは、レガシーPDCCHの上に付加的に定義され、eNBは、PDCCHリソースを利用するようにWTRUまたはUE特有の仕方でレガシーPDCCHまたはePDCCHを構成することができる。PDCCHリソースが、上位層シグナリングによって構成されうる場合、WTRUまたはUEがレガシーPDCCHまたはePDCCHを監視しているかどうかをeNBが知ることができない曖昧期間がありうる。WTRUまたはUEがPDCCH構成に関係なくPDCCHを受信するために、以下のうちの少なくとも1つが使用されうる。
eNBは、曖昧期間にレガシーPDCCHおよびePDCCHの両方を同じサブフレームで送信することができ、WTRUまたはUEがHARQ−ACKのDTXから監視しているどのPDCCHリソースを検出することができる。レガシーPDCCHおよびePDCCHに対するPUCCHリソースは、独立して定義されうる。
共通探索空間は、レガシーPDCCHで定義され、フォールバック送信モード(例えば、DCIフォーマット1A)は、曖昧期間において使用されうる。PDCCHリソース構成は、WTRUまたはUE特有の探索空間に関してレガシーPDCCHまたはePDCCHを指示することができる。例えば、一実施形態では、フォールバックPDCCHリソースは、ブロードキャストチャネルで定義されうる。共通探索空間は、ブロードキャストチャネル(例えば、SIB−x)を介してレガシーPDCCHまたはePDCCHで定義され、共通探索空間は、PDCCH構成に従って変更されえない。
それに加えて、PDCCHタイプは、アクティベーションタイマーを備えるレガシーPDCCHまたはePDCCHによって構成されうる。WTRUまたはUEが、レガシーPDCCHを監視する場合、レガシーPDCCHに基づくトリガーPDCCHを使用し、トリガーPDCCHが、xを事前定義されるか、または構成されうるトリガーPDCCHがサブフレームnで受信されうるときにサブフレームn+xからePDCCHを監視するようWTRUまたはUEに通知することができる。WTRUまたはUEが、ePDCCHを監視する場合、ePDCCHに基づくトリガーePDCCHを使用し、トリガーePDCCHが、xを事前定義されるか、または構成されうるトリガーePDCCHがサブフレームnで受信されうるときにサブフレームn+xからレガシーPDCCHを監視するようWTRUまたはUEに通知することができる。
アクティベーションおよび/またはデアクティベーションコマンドを使用するMAC CEは、一実施形態によりPDCCHタイプを構成するために使用されうる。例えば、アクティベーションおよび/またはデアクティベーションコマンドは、WTRUまたはUEがサブフレームnでMAC CEを受信した場合に、そのコマンドがxを事前定義されるか、または構成された値としてサブフレームn+xにおいてアクティベートおよび/またはデアクティベートされうるように、xのようなタイマーを使って送信されうる。
例としての実施形態によれば、複数のコンポーネントキャリアが構成されうる場合、以下のうちの少なくとも1つが、曖昧期間を扱うために使用されうる。例えば、共通探索空間は、PCellのレガシーPDCCHで定義され、クロスキャリアスケジューリングがアクティベートされうる。それに加えて、クロスキャリアスケジューリングは、共通探索空間に対してアクティベートされ、レガシーPDCCH領域内で利用可能であるものとしてよい。WTRUまたはUE特有の探索空間は、レガシーPDCCHおよび/またはePDCCHにおいて(例えば、クロスキャリアスケジューリングありで、またはなしで)定義することもできる。
他の信号との衝突を処理するか、または回避するための実施形態も本明細書で説明されうる。ePDCCH RBは、ePDCCH候補が配置されるRBと同じであってよい。ePDCCHとPRSとの間の衝突の場合において説明されているけれども、説明されている実施形態は、他の場合、例えば、ePDCCHリソースが他の基準信号を含む他の信号、またはブロードキャスティングチャネルと衝突しうる場合に適用されうる。他の信号との衝突の処理または回避について説明されているけれども、説明されている実施形態は、他の場合、例えば、何らかの理由によりいくつかのリソース要素(RE)、RB、またはサブフレームへ、またはそこからのePDCCHを制限するか、または他の何らかの形の限定を施すために適用されうる。
PRS情報のWTRUまたはUEの受信が、一実施形態において実現され、および/または使用されうる。例えば、WTRUまたはUEは、これがePDCCHを読み取ることができる、またはこれがePDCCHに対して構成されうるセルなどに対する測位以外の理由でセルに対するPRS情報を受信することができる。WTRUまたはUEは、例えば、専用またはブロードキャストシグナリングであってよいRRCシグナリングを介して、eNBからこの情報を受信することができる。WTRUまたはUEは、専用またはブロードキャストシグナリングで受信されうるePDCCH構成ととも含まれるこの情報を受信することができる。WTRUまたはUEがこの情報を受信できる、および/またはこの情報の送り元とすることができる特定のセルは、例えば、プライマリサービングセル(PCell)またはセカンダリサービングセル(SCEll)などのWTRUまたはUEのサービングセルであってよい。WTRUまたはUEは、モビリティ情報の一部として、または別のサービングセルへのハンドオーバーに関係する構成の一部として、隣接セルに対するこの情報を受信することもできる。
例としての一実施形態において、WTRUまたはUEが与えられたセルについて受信することができる情報は、PRSの送信に使用されうるサブフレーム、PRS構成インデックス、DLサブフレームの個数、PRS送信に対するBW、PRSミューティング情報、PRS期間、PRSオフセット、PRSミューティング期間、PRSミューティングシーケンス(例えば、PRS機会がそれぞれのPRSミューティング期間においてミュートとされうる)、および/またはセルがPRSを送信するかどうかに関する指示のうちの1または複数を含みうる。PRSミューティング情報の一部として含まれうるPRSミューティングシーケンスに対して、pビットフィールドが期間pのミューティングシーケンスを表すために使用されうる場合、フィールドの第1のビットは、PRSミューティングシーケンスがWTRUまたはUEによって受信されうるセルのSFN=0の始まりの後から開始しうる最初のPRS測位機会に対応しうる。
eNBスケジューリングは、一実施形態において使用されるか、または実行されうる。例えば、eNBは、ePDCCH RBとPRS RBの衝突を回避するか、または衝突の影響を低減するような方法でePDCCHをスケジュールし、および/または送信することができる。eNBが与えられたセルにおいてPRSを送信することができるサブフレームにおいて、eNBは、そのセルの任意のRBでePDCCHをスケジュールしないか、または送信しないものとしてよい。eNBが与えられたセルにおいてPRSを送信することができるサブフレームにおいて、eNBは、そのセルにおいてPRS BWとオーバーラップするRBで、例えば、そのセルにおいてPRS RBと衝突しうるRBで、ePDCCHをスケジュールしないか、または送信しないものとしてよい。eNBは、eNBがそのセルにおいてPRSを送信することができるサブフレームにおいてPRSと衝突しえないように、与えられたセルにおいてePDCCHを構成することができる。これは、例えば、PRS BWがセルの完全DL BWではありえない場合に対して適用可能であるものとしてよい。
eNBがいくつかのサブフレームまたはいくつかのRBにおいてePDCCHをスケジュールまたは送信するかどうかは、ePDCCH DM−RS REがPRS REと衝突するかどうか、またはその程度に基づきうる。例えば、eNBがPRSを送信することができる与えられたサブフレームにおいて、1または複数のePDCCH RBがPRS RBと衝突する可能性がある場合、以下のうちの1または複数が適用可能である。eNBは、衝突RBにおいてePDCCH DM−RS REがPRS REと衝突しえない場合にそのサブフレームにおいてまたは衝突RBにおいてePDCCHを送信することができ、eNBは、衝突RBにおいて少なくとも1つのePDCCH DM−RS REがPRS REと衝突しうる場合にそのサブフレームにおいてまたは衝突RBにおいてePDCCHを送信することができず、eNBは、衝突RBにおいて特定のePDCCH DM−RS REがPRS REと衝突する場合にそのサブフレームにおいてまたは衝突RBにおいてePDCCHを送信することができず、eNBは、衝突RBにおいて少なくともある数のePDCCH DM−RS REがPRS REと衝突する場合にそのサブフレームにおいてまたは衝突RBにおいてePDCCHを送信することができず、eNBは、衝突RBにおけるePDCCH REおよびPRSS REの衝突のせいでいくつかのまたは少なくともある数のアンテナポートがそれらのRBにおいて使用できなくなり、これが1または複数のePDCCH REおよびPRS REの衝突のせいである場合にそのサブフレームにおいてまたは衝突RBにおいてePDCCHを送信することができず、および/または同様のことが挙げられる。
例えば、衝突処理のため、WTRUまたはUEがePDCCHを受信することに関する実施形態が本明細書で説明されうる。WTRUは、セルのいくつかのサブフレームまたはRBにおいてePDCCH候補を、そのセルに対する少なくとも1または複数のPRSパラメータもしくは送信特性に基づき監視するか、または復号することを試みるかどうかを決定することができる。WTRUまたはUEは、PRSが送信されうるサブフレームを考慮することができる。例えば、PRSが送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、それらのサブフレームにおいてPDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができ、それらのサブフレームにおいてePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができない(またはそうしないことを許されうる)。
一実施形態において、WTRUまたはUEは、ePDCCHおよび/またはPRSが送信されうるサブフレームおよびRBを考慮することができる。例えば、PRSが送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、ePDCCH候補がPRS RBと衝突しうるRB内に配置されうる場合にそれらのサブフレームにおいてePDCCH候補(複数可)を監視するか、または復号することを試みることができない(またはそうしないことを許されうる)。PRSが送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、以下の1または複数を実行しえない(またはしないことを許されうる)。ePDCCH候補のうちの少なくとも1がPRS RBと衝突しうるRB内に配置されうる場合にそれらのサブフレーム内でePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みること、特定の数より多いePDCCH候補がPRS RBと衝突しうるRB内に配置されうる場合にそれらのサブフレーム内でePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みること、それらのサブフレーム内のePDCCH候補(例えば、それらのうちのそれぞれまたはすべて)がPRS RBと衝突しうるRB内に配置されうる場合にそれらのサブフレーム内でePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みること、PRS RBと衝突しうるRB内に配置されたePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みること、および/または同様のことが挙げられる。PRSが送信されうるサブフレームにおいて、WTRUは、PRS RBと衝突しうるRB内に配置されうるePDCCH候補がない場合(例えば、ePDCCH候補(複数可)が配置されうるRBとPRS RBとの間にオーバーラップがありえない場合)にそのセルおよび/またはいくつかの(例えば、それぞれの、またはすべての)ePDCCH候補においてPRS RBと衝突しえないRB内に配置されたePDCCH候補のうちの1または複数を監視するか、または復号することを試みることができる(またはそうする必要がありうる)。
それに加えて、WTRUまたはUEは、PRSが送信されうるサブフレームおよびREを考慮することができ、また、例えば、PRS REがePDCCH DM−RS REと衝突しうるかどうか、またはその程度を考慮することができる。PRSが送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、衝突RBにおいてePDCCH DM−RS REのどれもがPRS REと衝突しえない場合にPRS RBと衝突しうるRB内に配置されたePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができ(またはそうする必要がありえ)、および/または衝突RBにおいて少なくとも1つのePDCCH DM−RS REがPRS REと衝突しうる場合にPRS RBと衝突しうるRB内に配置されたePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができず(またはそうしないことを許されるものとしてよく)、および/または衝突RBにおいていくつかのePDCCH DM−RS REがPRS REと衝突しうる場合にPRS RBと衝突しうるRB内に配置されたePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができず(またはそうしないことを許されるものとしてよく)、および/または衝突RBにおいて少なくともある数のePDCCH DM−RS REがPRS REと衝突しうる場合にPRS RBと衝突しうるRB内に配置されたePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができず(またはそうしないことを許されるものとしてよく)、および/または衝突RBにおいていくつかの、または少なくともある数のアンテナポートが1または複数のePDCCH REとPRS REとの衝突のせいでそれらのRBにおいて使用できなくなりうる場合にPRS RBと衝突しうるRB内に配置されたePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができず(またはそうしないことを許されるものとしてよく)、および/または同様のことがありえる。
PRSが与えられたセルにおいて送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、物理層セルID、
として定義され、ただし
が物理層セル識別子であるものとしてよいPRS vshift値の値、または例えば、通常もしくは拡張でありうるサブフレームもしくはセルの巡回プレフィックス(CP長)のうちの少なくとも1つに基づきこれが監視するか、または復号することを試みることができる(またはそうする必要がありうる)、またはできない(またはそうしないことを許されうる)ePDCCH候補を決定することができる。これらのパラメータのうちの1または複数は、WTRUまたはUEがPRS REと衝突しうるePDCCH DM−RS REを決定するために使用することができるPRS REのロケーションを決定するためにWTRUによって使用されうる。
PRSが与えられたセルにおいて送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、これがそのセル内でePDCCHに対して構成されているアンテナポートの少なくとも数に基づき監視するか、または復号することを試みることができる(またはそうする必要がありうる)またはできない(またはそうしないことを許されるうる)ePDCCH候補を決定することができる。アンテナポートがいくつかのサブフレームにおいて制限されうる場合、WTRUは、その決定に対してそれらのサブフレーム内の構成されたポートの代わりに制限した後にポートを使用することができる。例えば、アンテナポート{7、8、9、10}は、通常サブフレームにおいて使用されうるが、アンテナポート{7、8}または{9、10}は、いくつかのサブフレームにおいて使用されうる。
別の実施形態では、探索空間のフォールバックが実装されるか、または使用されうる。例えば、ePDCCHに対して構成されているWTRUについて、PDCCHは、共通探索空間を含みうる。PRSが送信されうるサブフレームなどのいくつかのサブフレームにおいて、PDCCHは、ePDCCHに対して構成されているWTRUまたはUEに対するWTRUまたはUE特有の探索空間を含むものとしてよい。サブフレームにおいて、ePDCCHに対して構成されているWTRUまたはUEが、例えば、本明細書で説明されている解決方法の1つに従って、ePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができない(またはそうしないことを許されうる)場合に、WTRUまたはUEは、PDCCH領域において共通探索空間および/またはWTRUまたはUE特有の探索空間を監視するか、または復号することを試みることができる(またはそうする必要がありうる)。
例えば、ePDCCHに対して構成されているWTRUまたはUEは、PDCCH領域においてWTRUまたはUE特有の探索空間内で定義されうるPDCCH候補を監視するか、または復号することを試みるためにフィールバックすることができる。フォールバックは、PRSがセルにおいて送信され、および/またはPRS情報(例えば、本明細書で説明されている情報項目のうちの1または複数)、PRS送信パラメータ、物理層セルID、セルもしくはサブフレーム内のCP長(例えば、通常もしくは拡張)、ePDCCH送信に対して構成されているアンテナポートの数、アンテナポートの制限、および/または同様のもののうちの少なくとも1つに基づきうるサブフレームにおいて行われるか、使用されうる。
いくつかのサブフレームは、フォールバックサブフレームとして構成されうる。eNBは、そのような構成をWTRUまたはUEに与えることができる。例としての実施形態によれば、そのような構成は、RRCシグナリングなどのブロードキャストまたは専用シグナリングを介してeNBからWTRUまたはUEによって受信されうる。
フォールバックサブフレームとして構成されうるサブフレームにおいて、ePDCCHに対して構成されているWTRUまたはUEは、ePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができない(またはそうしないことを許されうる)。フォールバックサブフレームとして構成されうるサブフレームにおいて、ePDCCHに対して構成されているWTRUまたはUEなどの、特定のWTRUまたはUEについて、WTRUまたはUEに対するWTRUまたはUE特有の探索空間は、PDCCH領域内で定義されうる。これらのサブフレームなどのサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、PDCCH領域において共通探索空間PDCCH候補および/またはWTRUまたはUE特有の探索空間のPDCCH候補などのPDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができる(またはそうする必要がありうる)。フォールバックサブフレームとして構成されえないサブフレームにおいて、ePDCCHに対して構成されているWTRUまたはUEなどの特定のWTRUまたはUEは、PDSCH領域においてePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができる(またはそうする必要がありうる)。フォールバックサブフレームは、期間、オフセット、連続的に構成されているサブフレームの数(例えば、連続するDLサブフレームの数)、および/または他のパラメータのうちの少なくとも1つで構成されうる。
それに加えて、ePDCCHサブフレームまたはePDCCH監視サブフレームの構成はフォールバックサブフレームの構成と同等であり、ePDCCHサブフレームまたはePDCCH監視サブフレームは、フォールバックサブフレームとは反対の仕方で処理されうる。例えば、WTRUまたはUEおよび/またはeNBは、フォールバックサブフレームとして構成されうるサブフレームについて本明細書で説明されている仕方でePDCCHサブフレームまたはePDCCH監視サブフレームとして構成されえないサブフレームを取り扱うことができる。WTRUまたはUEおよび/またはeNBは、フォールバックサブフレームとして構成されえないサブフレームについて本明細書で説明されている仕方でePDCCHサブフレームまたはePDCCH監視サブフレームとして構成されうるサブフレームを取り扱うことができる。
PRS REを処理するための実施形態が、本明細書で説明されうる。PRSが送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEが復号することを試みうるRB内に配置されうるePDCCH候補について、WTRUまたはUEは、データを含みうるRE(例えば、CRSまたはDM−RSまたはCSI−RSを含みえないRE)に対して、ePDCCHはPRS REと衝突しうるREで送信されえないことを想定することができる。WTRUまたはUEは、ePDCCH REに対して、これらのREについてあちこちでしかるべくレートマッチングが行われ、および/またはこれらのREにおいてパンクチャリングが行われることを想定することができる。
WTRUまたはUEは、これに与えられた情報からのPRSパラメータおよび/または送信特性に関する知識を有し、および/または取得することができ、そのような情報を衝突処理に使用することができる。例えば、WTRUまたはUEは、E−SMLCから(例えば、LPPシグナリングを介して)、またはeNBから(例えば、RRCシグナリングによって)知識を取得することができる。これらのパラメータは、本明細書で説明されているパラメータのうちの1または複数、さらには他のパラメータも含みうる。
これらおよび/または他のパラメータから、WTRUまたはUEは、PRSが与えられたセルにおいてどのサブフレームで、および/またはそれらのサブフレームのうちのどのRBで送信されうるかを判定することができる。WTRUまたはUEは、PRSがセルのどのサブフレームで送信されうるかを決定するときにPRSのミューティングを考慮する場合もしない場合もある。
DM−RS RE、例えば、ePDCCH DM−RS REが、与えられたセルのRBにおいてPRS REと衝突しうるかどうかを判定するときに、WTRUまたはUEは、サブフレームまたはセルに対するCP長、ePDCCH送信に対して構成されているアンテナポートの数、セルの物理セルID、およびセルの物理セルIDから導出されうるPRS vshift値、例えば、
のうちの1または複数を使用することができる。
それに加えて、例えば、衝突処理のため、ロケーションまたはアンテナポートマッピングが、例としての一実施形態によりDM−RS REに使用されうる。eNBは、ePDCCH候補がPRSが送信されうるセルのサブフレーム内に配置されうるRBにおけるDM−RSの配置を変更することができる。与えられたセルにおいてeNBがPRSを送信することができるサブフレームにおいて、eNBは、PRS REとの衝突を回避するためにePDCCH DM−RS REなどのDM−RS REの配置を変更することができる。eNBは、変更しないと少なくとも1つのDM−RS REがPRS REと衝突する可能性がある場合にePDCCH DM−RS REなどのDM−RS REの配置を変更することができる。eNBは、変更しないとPRS REと衝突する可能性のあるePDCCH DM−RS REなどのDM−RS REの配置を変更することができる。
配置が移動されうるいくつかのDM−RS REは、移動しないとPRS REと衝突する可能性のある1または複数の(例えば、すべてを含みうる)DM−RS RE、移動されなかった場合にPRS REと衝突する可能性のあるDM−RS REと同じキャリア周波数を有する1もしく複数の(例えば、すべてを含みうる)DM−RS RE、および/または移動されない場合、PRS REと衝突しうるDM−RS REの隣接するキャリア周波数における1もしくは複数の(例えば、すべてを含みうる)DM−RS REを含みうる(例えば、周波数XにおけるDM−RS REがPRS REと衝突する場合、Xの隣接する周波数におけるDM−RS REは移動されうる)。
PRSが送信されうるサブフレームにおいて、ePDCCH DM−RSなどのDM−RSに関するeNBによるアンテナポートの解釈は修正されうる。この解釈は、セルの物理セルID、セルのPRS Vshift、CP長(例えば、セル、サブフレーム、または通常のサブフレームに対する)、および/またはePDCCH送信に対して構成されているアンテナポートの数のうちの少なくとも1または複数の関数となっているものとしてよい。
配置の変更は、例えば、周波数の増減など、周波数に関するものであってよい。配置の変更は、シンボルの変更を含んでいてもいなくてもよい。配置の変更は、セルの物理セルID、セルのPRS vshift、CP長(例えば、セル、サブフレーム、または通常のサブフレームに対する)、および/またはePDCCH送信に対して構成されているアンテナポートの数のうちの少なくとも1または複数の関数となっているものとしてよい。
eNBがPRSを送信することができるセルにおいて、eNBは、eNBがPRSを送信することができるサブフレームにおいてPRS REとの衝突を回避または低減するためにいくつかのサブフレームにおいてePDCCH DM−RS REなどのDM−RS REの配置を変更することができる。これらのいくつかのサブフレームは、eNBがPRSを送信することができ、および/またはPRSを送信することができないサブフレームを含むことができ、例えば、いくつかのサブフレームは、すべてのサブフレームを含みうる。eNBは、上で説明されているように配置を変更することができる。このセル(例えば、eNBがPRSを送信することができるセル)において、ePDCCH DM−RSなどの、DM−RSに関するeNBによるアンテナポートの解釈は、eNBがPRSを送信することができるサブフレームにおいて所望の修正と整合させるためにいくつかのサブフレームにおいて修正されうる。これらのいくつかのサブフレームは、eNBがPRSを送信することができ、および/またはPRSを送信することができないサブフレームを含むことができ、例えば、いくつかのサブフレームは、すべてのサブフレームを含みうる。
eNBがPRSを送信する場合も送信しない場合もあるセルにおいて、eNBは、セルがPRSを送信することになっていた場合にPRSが配置されうる場所に基づきサブフレームにおいてePDCCH DM−RS REなどのDM−RS REの配置を変更することができる。eNBは、本明細書で説明されているように配置を変更することができる。このセル(例えば、eNBがPRSを送信する場合もしない場合もあるセル)において、ePDCCH DM−RSなどの、DM−RSに関するeNBによるアンテナポートの解釈は、セルがPRSを送信することになっていた場合に所望の修正になるであろうものと整合させるためにサブフレームにおいて修正されうる。
eNBは、与えられたサブフレームにおいてePDCCH DM−RS REについて説明されている方法の1または複数で、DM−RS REを移動するか、またはアンテナポートの解釈を修正することができる。eNBは、例えば、同じ、または類似の方法で、そのサブフレームにおいてePDCCHによって許可されたPDSCHに対して、DM−RS REを移動するか、またはアンテナポートの解釈を修正することができる。
PRSが送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、修正されたDM−RSパターン(例えば、PRSが送信されえないサブフレームにおいてePDCCHに使用されうるDM−RSパターンと異なりうる)を使用してePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができる。これらのサブフレーム(例えば、PRSが送信されうるサブフレーム)において、ePDCCH DM−RSなどのDM−RSに関するWTRUまたはUEによるアンテナポートの解釈は修正されうる。この解釈は、セルの物理セルID、セルのPRS vshift、CP長(例えば、セル、サブフレーム、または通常のサブフレームに対する)、および/またはePDCCH送信に対して構成されているアンテナポートの数のうちの少なくとも1または複数の関数となっているものとしてよい。
PRSを送信しうるセルの(例えば、すべてのサブフレームを含みうる)1または複数のサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、修正されたDM−RSパターン(例えば、PRSを送信しえないセルにおいてePDCCHに使用されうるDM−RSパターンと異なりうる)を使用してePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができる。これらのサブフレーム(例えば、PRSを送信しうるセルの、すべてを含みうる、1または複数のサブフレーム)において、ePDCCH DM−RSなどのDM−RSに関するWTRUまたはUEによるアンテナポートの解釈は修正されうる。この解釈は、セルの物理セルID、セルのPRS vshift、および/またはePDCCH送信に対して構成されているアンテナポートの数のうちの少なくとも1または複数の関数となっているものとしてよい。
修正されたDM−RSパターンおよび/またはアンテナポートの解釈は、PRS RBのロケーション、PRS REのロケーション、セルの物理層セルID、セルのPRS vshift、CP長(例えば、セル、サブフレーム、または通常のサブフレームに対する)、および/またはePDCCH送信に対して構成されているアンテナポートの数のうちの少なくとも1または複数の関数となっているものとしてよい。
一実施形態によれば、WTRUまたはUEは、修正されたDM−RSパターンまたはアンテナの解釈を使用することができるePDCCHによって許可されたPDSCHなどのPDSCHを復号するため、修正されたDM−RSパターンまたはアンテナポートの解釈を使用することができる。例えば、WTRUは、ePDCCHが修正されたDM−RSパターンを使用するサブフレームにおいてePDCCHによって許可されたPDSCHを復号するために、ePDCCH DM−RSに使用されるのと同じ、または類似のパターンなどの、修正されたDM−RSパターンを使用することができる。別の例では、WTRUは、ePDCCHが修正されたアンテナポートの解釈を使用するサブフレームにおいてePDCCHによって許可されたPDSCHに対して、ePDCCH DM−RSに使用されるのと同じ、または類似の解釈などの、修正されたアンテナポートの解釈を使用することができる。
それに加えて、例えば、衝突を処理するために、DM−RS REに対するアンテナポートの制限に対する実施形態が説明されうる。例えば、eNBは、ePDCCH候補がPRSが送信されうるセルのサブフレーム内に配置されうるRBにおいてアンテナポートの制限を課すことができる。与えられたセルにおいてeNBがPRSを送信することができるサブフレームにおいて、eNBは、ePDCCHおよび/またはPDSCHに対するいくつかのアンテナポートの使用を制限することができる。このような制限は、セルの物理層セルID、セルのPRS vshift、CP長(例えば、セル、サブフレーム、または通常のサブフレームに対する)、および/またはePDCCH送信に対して構成されているアンテナポートの数のうちの少なくとも1つに基づくものとしてよい。一例として、アンテナポート7、8、9、および10がePDCCH送信に対して構成されうる場合、ポート7および8またはポート9および10へ限定する制限は、PRSが送信されうるサブフレームにおいて課され、この制限は、セルの物理層セルID、PRS vshift、および/またはCP長(例えば、セル、サブフレーム、または通常のサブフレームに対する)のうちの少なくとも1つに基づくものとしてよい。
PRSが送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、アンテナポートの制限されたセットを使用してePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができる。WTRUまたはUEは、ePDCCHがアンテナポートの制限されたセットを使用するサブフレームにおいてePDCCHによって許可されたPDSCHに対して、ePDCCH DM−RSに使用されるのと同じ、または類似の、アンテナポートの制限されたセットなどの、アンテナポートの制限されたセットを使用することができる。アンテナポートの制限されたセットが使用されうる場合、その制限されたセットは、例えば、本明細書で説明されている解決方法または実施形態のどれかにおける、構成された、または他のアンテナポートセットを置き換えることができる。
異なるePDCCH構成が、PRSサブフレームなどのいくつかのサブフレームに対して実装されうる(例えば、衝突処理のため)。このような一実施形態では、セルに関して、PRSが送信されえないサブフレームにおいて使用するためのePDCCHと異なる、PRSが送信されうるサブフレームにおいて使用するためのePDCCHに対する構成がありうる。PRSが送信されうるサブフレームにおいて、WTRUまたはUEは、これらのサブフレームに対する構成に従ってePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みることができる。WTRUまたはUEは、例えば、RRCシグナリングであってよい、専用またはブロードキャストシグナリングを介して、PRSがeNBから送信されうるサブフレームに対するePDCCH構成を受信することができる。WTRUまたはUEは、1または複数のePDCCH構成を受信し、どの構成をいつ使用するかについて、例えば、eNBから命令を受信することができる。例えば、命令は、特定の構成をどのサブフレーム(例えば、PRSが送信される場合もあればされない場合もあるサブフレーム)で、またはどのような状況で使用するかを指示することができる。
PRSが送信されうるサブフレームにおいて、PRSは、オーバーライドもされうる(例えば、衝突処理のため)。例えば、例えば、ePDCCH REなどのREは、PRS REをオーバーライドしうる。第2の信号の上への第1の信号のオーバーライドは、第2の信号の送信を妨げ、第1の信号の送信は有効化されうる。例えば、RE1は、RE2をオーバーライドすることができ、そこで、RE1、またはRE1における信号は送信され、RE2、またはRE2における信号は送信されえない。
PRSが送信されうるサブフレームにおいて、REは(例えば、PRS REとの衝突の場合)PRS REをオーバーライドすることができる。例えば、このようなオーバーライドは、以下の1または複数が起きるか、または真である場合に行われうる。REがePDCCH DM−RS REなどのePDCCH DM−RS REである、REが、特定のePDCCH DM−RS RE、例えば特定のアンテナに対応するePDCCH DM−RS REである、REがePDCCH共通探索空間内のePDCCH DM−RS RE(例えば、任意のePDCCH DM−RS RE)である、REが、ePDCCH共通探索空間内の任意のREなどの、ePDCCH共通探索空間内のREである、および/または同様の状況でありうる。
例えばePDCCH REまたはePDCCH DM−RS REなどのREが、PRS REをオーバーライドしうる場合、REとPRS REとの間の衝突は、取り除かれるか、または回避されうる(例えば、PRS REまたはPRS RE内の信号が送信されえない)。REとPRS REとの間の衝突が、例えば、オーバーライドによって、取り除かれるか、または回避されうる場合、WTRUは、REとPRS REとの間に衝突はありえないと判定することができる。この判定に基づき、WTRUは、セルにおいてPRSが送信されうるサブフレームにおいてePDCCH候補またはRBまたはREに配置されうるePDCCH候補を監視するか、または復号することを試みるかどうかなどの、さまざまな決定を下すことができる。
ブラインド復号(例えば、その最適化)が実行されうる(例えば、衝突処理のため)。例えば、構成されたePDCCHリソースに基づき、WTRUまたはUEは、多数のブラインド復号を実行することができ、これはブラインド復号の完全なセットと称されうる。一例において、ePDCCH候補のうちのいくつかが、セルにおいてPRSが送信されうるサブフレーム内でPRS RBと衝突しうるRB内に配置されうる場合、WTRUまたはUEは、ePDCCH候補が配置されうる構成されたRBのサブセットを監視するか、または復号することを試みることができる。そのようなシナリオにおいて、WTRUまたはUEは、以下の1または複数を実行することができる。つまり、RBのサブセットにおいてブラインド復号の完全なセットを使用すること(例えば、サブフレームに対して復号全体を回復するため)、および/または完全な構成の一部としてこれらのRBに対するセット以上であり、完全な構成の完全なセット以下でありうるRBのサブセットにおいてブラインド復号のセットを使用することを実行する。例えば、RBの完全なセットがN個のブラインド復号に対応し、部分セットがこれらのNのうちのMに対応する場合、部分セット(または部分セットのみ)を復号することを試みるときに、WTRUまたはUEは、W回のブラインド復号を使用することができ、ただし、WはNまたはM≦W≦Nとすることができる。
それに加えて、実施形態(例えば、衝突処理のための)において、eNBは、WTRUまたはUEの測位能力および/またはどのWTRUまたはUEがPRS送信および/またはPRSパラメータについて知ることができるかということに関する知識を有するか、または取得することができる。例えば、eNBは、WTRUまたはUEの測位能力に関する、および/またはどのWTRUまたはUEが1または複数のセルにおけるPRS送信および/またはPRSパラメータの知識を有している可能性があるかということに関する情報をE−SMLCまたは別のネットワークエンティティから受信することができる。eNBは、例えば、LPPaインターフェースまたはプロトコルを介してこの、および/または他の情報を要求し、および/または受信することができる。与えられた、または特定のWTRUまたはUE(またはWTRUまたはUE)に対して、この情報は、WTRUまたはUEがODOAをサポートする能力を有することができるかどうか、PRS情報がWTRUまたはUEに提供されたかどうか(例えば、E−SMLCまたは他のネットワークエンティティによって、例えば、測位支援データの一部として)、PRS情報が、特定のセルまたは複数のセル(例えば、WTRUまたはUEの1または複数のサービングセルであってよいeNBの制御の下にあるセルなど)に対して提供されている可能性があるかどうか、どの1または複数のセルに対して、そのような情報がWTRUまたはUEに提供されている可能性があるか、および/またはPRS情報が、WTRUまたはUEによって正常に受信された可能性があるかどうか、および/または同様のことのうちの1または複数を含みうる。PRS情報は、PRS送信サブフレーム、BW、RB、RE、ミューティング情報、および/またはPRSに関係する任意の他の情報(例えば、本明細書で説明されているPRS情報または列挙された情報の決定に使用されるパラメータ)のうちの1または複数を含みうる。
E−SMLCおよび/または別のネットワークエンティティは、E−SMLCまたは他のネットワークエンティティによって提供された可能性のある、この情報を正常に受信したことに応答して、WTRUまたはUEからのアクノリッジメント(ACK)または他の指示を受信したことに基づきPRS情報がWTRUまたはUEによって正常に受信されたかどうかを知ることができる。E−SMLCまたは他のネットワークエンティティがPRS情報を提供したことに応答してWTRUまたはUEからのACKまたは他の指示がない場合、E−SMLCまたは他のネットワークエンティティの、WTRUまたはUEがPRS情報を認識していることに関する知識は信頼できない場合がある。
WTRUまたはUEは、1または複数の送信元からのPRS情報を処理することもできる(例えば、衝突処理のため)。例えば、WTRUまたはUEは、E−SMLC、PRSのセル送信を制御するeNB、別のセル、または別のネットワークエンティティなどの少なくとも1つの送信元からセルに対するPRS情報を受信することができる。WTRUまたはUEは、本明細書で説明されているようにそれが受信するPRS情報を処理することができる。
WTRUまたはUEによるセルのPRS送信情報に関する知識は、例えば、その情報がE−SMLC、または制御している可能性のあるまたはPRS情報の知識を有している可能性のあるeNB以外のネットワークエンティティから受信された可能性のある場合に、陳腐化しているか、または信頼できないものである可能性がある。例えば、eNBは、1または複数のセルに対するPRS送信パラメータが変化したときに変化したことをE−SMLCもしくは他のネットワークエンティティに通知することができるけれども、WTRUまたはUEが例えばしばらくしてからセルおよびPRS情報の変化についてPRS情報を受信した場合に、WTRUまたはUEに知られているPRS情報は、不正確である可能性がある。この情報は、eNBがE−SMLCもしくは他のネットワークエンティティに変化を通知し、および/またはE−SMLCもしくは他のネットワークエンティティがWTRUまたはUEに通知するまで不正確でありうる。
WTRUまたはUEは、例えば、PRSを送信することができる、セル内の、またはセルのPRSサブフレーム内のePDCCHを処理する方法を決定するために、それがeNBから受信することができるPRS情報を使用することができる(または使用することのみできる)。eNBは、セルにおけるPRS送信を受け持つeNB、またはそのセルに対してWTRUまたはUEに構成を(例えば、ハンドオーバーに関係するシグナリングで提供される情報の一部として)提供することができる別のeNBであってよい。WTRUまたはUEは、例えば、PRSを送信することができる、セル内の、またはセルのPRSサブフレーム内のePDCCHを処理する方法を決定するために、それがE−SMLCまたは別のネットワークエンティティなどの別の送信元から受信することができるPRS情報を使用することができない(または使用することを許されていない可能性がある)。これは、どのWTRUまたはUEがE−SMLCまたは他のネットワークエンティティなどの別の送信元からPRS情報を取得した可能性があるかをeNBが認識しえないときに提供されうる(または有益でありうる)。WTRUまたはUEの動作は、WTRUまたはUEが他の送信元から受信された情報を使用することになっていた場合にeNBには知られていないか、またはeNBでは予測不可能であることがありうる。eNBは、特定の動作を実行するためにE−SMLCまたは他のネットワークエンティティによってWTRUまたはUEに送信されうる情報と異なるPRS情報をWTRUまたはUEに送信しうる。
WTRUまたはUEは、例えば、PRSを送信することができる、セル内の、またはセルのPRSサブフレーム内のePDCCHを処理する方法を決定するために、それがE−SMLCまたは他のネットワークエンティティから受信することができるPRS情報を使用することができる。WTRUまたはUEが、複数の送信元から与えられたセルに対するPRS情報を受信することができる場合、WTRUまたはUEは、複数の送信元からの情報が同じであることを予期することができ、動作は、それらが同じでない場合には未定義とすることができる。WTRUまたはUEは、eNBから受信された与えられたセルに対するPRS情報を考慮して、それが例えばePDCCHの処理を目的として送信元(例えば、任意の送信元)からすでに受信していた可能性のあるPRS情報をオーバーライドすることができる。WTRUまたはUEは、任意の送信元から受信された与えられたセルに対するPRS情報を考慮して、それが例えばePDCCHの処理を目的として送信元(例えば、任意の送信元)からすでに受信していた可能性のあるPRS情報をオーバーライドすることができる。
さらに(例えば、衝突を処理するために)、ePHICHとPRSとの衝突を処理するための実施形態が説明されうる。PRSが送信されうるサブフレームにおいて、以下のうちの1または複数が適用可能である。ePHICHがPRSと衝突しうる場合、ePHICHはPRSをオーバーライドすることができること、ePHICHに対するDM−RS REがPRS REと衝突しうる場合、ePHICHに対するDM−RS REはPRS REをオーバーライドすることができること、および/またはePHICH REがPRS REと衝突しうる場合、ePHICH REにPRS REの周りでレートマッチングを行うことができることが挙げられる。WTRUまたはUEは、ePHICHを監視するか、または復号することを試みるときにこれを考慮しうる。
ePDCCHまたはePDCCHとPRSとを処理することについて本明細書で説明されている実施形態のうちの1または複数は、ePHICHまたはePHICIとPRSとを処理するために適用されうる。例えば、ePDCCHまたePHICHのうちの少なくとも一方に対して構成されているWTRUは、PHICHを監視するか、または復号することを試みることにフォールバックし、および/またはフォールバックが構成されうるサブフレームにおいて、ePDCCHまたはePDCCH監視またはePHICHまたはePHICH監視が構成されていない可能性のあるサブフレームにおいて、PRSが送信されうるサブフレームにおいて、またはこれらのサブフレームにおけるPRSとの衝突または衝突の可能性が本明細書で説明されている1または複数の実施形態によりそのような動作を保証するサブフレームにおいてePHICHを監視するか、または復号することを試みることをしえない。
疑似照合アンテナポートも、一実施形態により実現され、および/または使用されうる。例えば、いくつかの送信モードにおけるPDSCHなどのいくつかのダウンリンクチャネルの復調は、WTRUまたはUEがWTRUまたはUE特有の基準信号(例えば、アンテナポート7から14上で送信される)などの基準信号からチャネルを推定することを必要としうる。そのような手順の一部として、WTRUまたはUEは、これらの基準信号に対して精細な時間および/または周波数同期処理、さらには伝搬チャネルの大規模な特性に関係するある特性の推定をも実行しうる。
一実施形態において、このような手順は、セル特有の基準信号などの定期的に測定されうる別の基準信号がWTRUまたはUE特有の基準信号と同じタイミング(例えば、および他の何らかの特性)を共有できるという想定によって通常は円滑にされうる。このような想定は、これらの信号がアンテナの同じセットから物理的に送信されうる場合に有効でありうる。その一方で、地理的に分散されているアンテナを有する実施形態では、この想定は、WTRUまたはUE特有の基準信号(例えば、および関連付けられているダウンリンクチャネル)が、セル特有の基準信号と異なる地点から送信されうるので有効でない場合がある。そのようなものとして、WTRUまたはUEは、復調に使用される基準信号と同じタイミングおよび/または他の特性を共有することができる基準信号(例えば、CSI−RS)を介して通知されうる。次いで、対応するアンテナポート(例えば、2つのアンテナポート)は、WTRUまたはUEが第1のアンテナポートから受信された信号の大規模な特性が別のアンテナポートから受信された信号から推論されるように「疑似照合」されうる。「大規模な特性」は、遅延拡散、ドップラー拡散、周波数シフト、平均受信電力、受信タイミング、および同様のもののうちの1または複数を含むことができる。本明細書で説明されているように、ePDCCHは、アンテナポート7〜10などのアンテナポート上で送信されうるこれらの基準信号を使用して復調されうる。ePDCCHの潜在的な能力のメリット、さらにはエリア分割の利点を活かすために、ePDCCHも、セルの送信点から送信されうる。セルの送信点からePDCCHを送信するために、ユーザー装置UEは、ePDCCHの復調に使用されるアンテナポートと疑似照合されうるCSI−RSなどの1または複数の基準信号を使用し、および/または知る必要がありうる。残念なことに、ePDCCHの復調に使用されうるアンテナポートと疑似照合されうるそのような基準シンボルを使用し、知ることは、潜在的にシグナリングされうるダウンリンク制御情報はePDCCHが復号された後に利用可能になる傾向を有するので困難でありうる。
そのようなものとして、復調基準タイミング指示を出すためのシステムおよび/または方法が本明細書で開示されうる。例えば、単一の復調基準タイミングが、与えられ、および/または使用されうる。そのような実施形態(例えば、第1の実施形態)では、WTRUまたはUEは、少なくとも1つの疑似照合アンテナポートが、事前定義済みのアンテナポート(例えば、セル特有の基準信号が送信されうるポート0〜3のうちの少なくとも1つ)および/または上位層によって構成された少なくとも1つのアンテナポート(例えば、CSI−RS基準信号の一構成のポート15〜23のうちの少なくとも1つ)でありうることを想定するか、識別するか、または決定することができる。ネットワークは、事前定義された、または事前構成された疑似照合アンテナポートに対応する同じ送信点上でePDCCHをWTRUまたはUEに送信することができる。ネットワークはePDCCHを異なる送信点上で送信することも、それがこの地点から送信された基準信号の大規模な特性が復調性能に影響を及ぼさないように十分に類似していることを知ることができる場合に行うことができる。例えば、一実施形態では、アンテナポート0(CRS)が疑似照合アンテナポートであると定義されうる場合、およびCRSがノード(大電力ノードおよび低電力ノードを含む)から送信されうる場合に、ネットワークは、ePDCCHを特定の低電力ノードから送信することを、それがその低電力ノードから送信される基準信号の受信タイミングがCRSのタイミングに十分に近い可能性があることを知る場合に行うことができる。
そのような一実施形態を使用可能にするために、WTRUまたはUEは、得られた送信点から送信されるべきネットワークによって知られうるCSI−RSなどの少なくとも1つの基準信号の少なくとも1つの特性を推定することができる。測定されうる特性は、受信タイミング、平均受信電力、周波数シフト、ドップラー拡散、遅延拡散、および同様のもののうちの少なくとも1つを含むことができる。
上記の特性のうちの少なくとも1つは、別の事前定義された、または構成された基準信号に対する同じ特性に関するものであってよい。例えば、WTRUまたはUEは、関係する基準信号とセル特有の基準信号(CRS)との間の受信タイミングの差を推定することができる。別の例では、WTRUまたはUEは、当該基準信号とCRSの平均受信電力の比(単位dB)を推定することができる。
一実施形態において、この推定を計算するために、WTRUまたはUEは、当該基準信号が送信されうる複数のアンテナポートにわたって平均をとることができる。WTRUまたはUEは、複数のサブフレームおよび複数のリソースブロックにわたって平均をとることもできる(例えば、周波数領域内で)。上述の特性のそれぞれについて、新しい測定タイプを定義することもできる。
WTRUまたはUEは、RRCメッセージ(例えば、測定レポート)または下位層シグナリング(例えば、MAC制御要素または物理層シグナリング)を使用して少なくとも1つの特性に対する測定結果をネットワークに報告することができる。これらの結果を使用することで、ネットワークは、特定の地点からの送信が、WTRUまたはUEが復調に使用されるアンテナポートと疑似照合されると想定するか、識別するか、または決定するアンテナポート(または基準信号)に基づき、または考慮して実現可能であるかどうかを判定することができる。例えば、WTRUまたはUEが疑似照合されることを想定するか、識別するか、または決定するCRSとのタイミングの差が大きすぎる可能性がある場合、ネットワークは、CRSに使用されるのと同じ送信点を使用して(損失または分割利得と引き換えに)送信することができる。
それに加えて、一実施形態では、WTRUまたはUEは、測定結果の送信を定期的にトリガーすることができる。あるいは、WTRUまたはUEは、以下の事象のうちの少なくとも1つが発生しうる場合に結果の送信をトリガーすることができる。WTRUまたはUEは、基準信号間の特性の差が閾値より高くなったり、または低くなったりしたときに送信をトリガーしうる。例えば、WTRUまたはUEは、特定の構成されたCSI−RSとCRSとの間の受信タイミングの差が閾値より高くなりうる場合にレポートの送信をトリガーしうる。WTRUまたはUEは、基準信号間の特性の絶対値が閾値より高くなったり、または低くなったりしたときにも送信をトリガーしうる。例えば、WTRUまたはUEは、測定された遅延拡散が閾値より高くなりうる場合にレポートの送信をトリガーしうる。そのような事象および関連するパラメータまたは閾値は、測定報告構成の一部として構成されうる(例えば、reportConfig)。
ネットワークでは、ダウンリンク送信に潜在的に使用される送信点と同一の空間を占める異なる受信点においてSRS、PUCCH、PUSCH、またはPRACH、および同様のものなどのWTRUまたはUEからのアップリンク送信を測定することによっていくつかの大規模な特性が類似しているかどうかを(例えば、受信タイミングが類似しうる場合に)推定することもできる。
複数の復調基準タイミングが、与えられ、および/または使用されうる。そのような実施形態(例えば、第2の実施形態)では、WTRUまたはUE特有の基準信号に基づきePDCCHおよび/またはPDSCHを受信するために(例えば、アンテナポート7〜14)、CSI−RS、CRS、PRS、および同様の信号などの基準信号のうちの少なくとも1つが、WTRUまたはUEに対する復調基準タイミングを指示するために使用されうる。
WTRUまたはUEが、基準信号との復調基準タイミングを与えられるか、またはそれに関する情報を通知されうる場合、FFTタイミングおよびチャネル推定フィルタ係数を含むWTRUまたはUE復調プロセスは、基準信号に従うものとしてよい。例えば、CSI−RS1およびCSI−RS2などのWTRUまたはUEに対して構成されている2つのCSI−RSがあり、WTRUまたはUEが両方のCSI−RS構成についてCSIを報告しうる場合、PDSCH復調に対するFFTタイミングおよび精細な時間および/または周波数同期は、復調基準タイミング指示に従って2つのCSI−RS構成のうちの1つに従うものとしてよい。
あるいは、WTRUまたはUEが、基準信号との復調基準タイミングに関する情報を通知された場合、PDSCH復調手順は、以下の1または複数に基づき基準信号のタイプに応じて異なりうる。
CSIが基準タイミングに使用されうる場合、CSI−RSに対するFFTタイミングおよびチャネル推定フィルタ係数が、PDSCH復調に使用されうる。例えば、WTRUまたはUEは、PDSCHおよび/またはWTRUまたはUE特有の復調RS(例えば、アンテナポート7〜14)が同じ疑似照合アンテナポートから送信されうることを想定し、識別し、または決定することができる。そのようなものとして、WTRUまたはUEがePDCCHを監視するように構成されうる場合(例えば、それぞれのPRBセットについて)、WTRUまたはUEは、アンテナポートの第1のセット(例えば、15〜22)がCSI−RS情報に関連付けられるか、または対応し、および/またはPDSCHに対するマッピングを識別し、他のアンテナポート(例えば、7〜14または他のポート)が上で説明されているようにドップラー偏移、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、および同様のものなどのパラメータに関して疑似コロケーションされうることを想定し、識別し、または決定することができる。
CRSが基準タイミングに使用されうる場合、CRSに対するFFTタイミングおよびチャネル推定フィルタ係数が、PDSCH復調に使用されうる。あるいは、CRSに対する時間および/または周波数オフセットが、PDSCH復調のために与えられるものとしてよい。WTRUまたはUEがオフセットに関して通知されうる場合、WTRUまたはUEは、CRSからのオフセットを適用することができる。例としての実施形態では、FFTタイミングオフセット(ΔFFT)、時間オフセット(ΔT)、周波数オフセット(ΔF)、および同様のもののうちの少なくとも1つが与えられうる。
PRSが基準タイミングに使用されうる場合、CSI−RSまたはCRSのいずれかと類似のWTRUまたはUEの動作が、そのような一実施形態において適用されうる。
一実施形態において、復調基準タイミングは、暗黙的に、または明示的な仕方で、WTRUまたはUEに通知されうる。また、与えられた時間窓(例えば、サブフレームまたは無線フレーム)に対する単一の復調基準が適用されるか、または複数の復調基準が使用されうる。
暗黙の復調基準タイミング指示が、与えられ、および/または使用されうる。そのような実施形態(例えば、第1の解決方法)では、復調基準タイミングは、ePDCCHおよび/またはPDCCHリソースに結び付けられ、WTRUまたはUEに暗黙的に通知されうる。DCIは、PDSCHを復調するために受信されるので、復調タイミング基準は、WTRUまたはUEがDCIを受信することができるePDCCHおよび/またはPDCCHリソースのロケーションから推論することができる。以下の方法のうちの少なくとも1つが、ePDCCHおよび/またはPDCCHリソースベースの指示を実装するために使用されうる。
一実施形態では、WTRUまたはUE特有の探索空間は、2以上の数のサブセットに分割され、それぞれのサブセットは、特定の復調タイミング基準と結び付けられうる。例えば、WTRUまたはUE特有の探索空間内において、総ブラインド復号試行回数2Nblindは、2つのサブセット(subset1およびsubset2)に分割され、それぞれのサブセットは、排他的なNblind回のブラインド復号試行を含み、それぞれのサブセットは、異なる復調タイミング基準と結び付けられうる。例えば、subset1は、CSI−RS1と結び付けられ、subset2は、CSI−RS2と結び付けられうる。そのようなものとして、一実施形態では、WTRUまたはUEが、subset1においてPDSCHに対するDCIを受信しうる場合、WTRUまたはUEは、PDSCHがCSI−RS1と同じ送信点で送信されうることを想定し、識別し、または決定することができる。
それに加えて、本明細書で説明されているように、ePDCCH WTRUまたはUE特有の探索空間内について、探索空間サブセットは、復調タイミング基準と結び付けられうる。したがって、WTRUまたはUEが、ePDCCHに対するブラインド復号を実行することができる場合、WTRUまたはUEは、subset1およびsubset2がそれぞれCSI−RS1およびCSI−RS2と同じ送信点から送信されうることを想定し、識別し、または決定することができる。別の実施形態では、本明細書で説明されているように、WTRUまたはUEがePDCCHを介してDCIを受信することができる場合、WTRUまたはUEは、対応するPDSCHがePDCCHと同じ送信点から送信されうることを想定し、識別し、または決定することができる。さらに、ePDCCH共通探索空間(例えば、本明細書で説明されているような)に対して、WTRUまたはUEは、ePDCCHがCRSと同じ送信点から送信されうることを想定し、識別し、または決定することができる。
そのようなものとして、実施形態では、WTRUまたはUEがePDCCHを監視するように構成されうる場合(例えば、それぞれのPRBセットについて)、WTRUまたはUEは、CSI−RSなどの上位層パラメータによって指示されるパラメータセットを使用して、マッピング情報および/またはアンテナポート疑似コロケーション(例えば、ePDCCH)を決定することができる。
別の実施形態(例えば、第2の解決方法)によれば、復調アンテナポートは、復調タイミング基準と結び付けられうる。アンテナポート7〜10が、ePDCCHおよび/またはPDSCH復調に利用可能な場合、疑似コロケーションされているポートの複数の対が事前定義されうる。例えば、WTRUまたはUEは、アンテナポート{7、8}および{9、10}が疑似ロケーションで配置され、疑似ロケーションで配置された対{7、8}および{9、10}はそれぞれCSI−RS1およびCSI−RS2と結び付けられうることを想定し、識別し、または決定することができる。このような一実施形態では、WTRUまたはUEは、アンテナポート7に対する復号タイミング基準がアンテナポート8と同じでありうることを想定し、識別し、または決定することもできる。あるいは、スクランブルID(nSCID)も、複数のnSCIDが使用されうると想定して復調タイミング基準と結び付けられうる。nSCID=0およびnSCID=1が使用されうる場合、WTRUまたはUEは、例えば、nSCID=0がCSI−RS1と結び付けられ、nSCID=1がCSI−RS2と結び付けられうることを想定し、識別し、または決定することができる。別の代替的実施形態によれば、nSCIDは、アンテナポートに結び付けられうる。例えば、nSCID=0はアンテナポート{7、8}に使用され、nSCID=1はアンテナポート{9、10}に使用されうる。そのようなものとして、WTRUまたはUEは、nSCID=0が、WTRUまたはUEがアンテナポート{7、8}に基づき信号を復調しうる場合に使用され、nSCID=1が、WTRUまたはUEがアンテナポート{9、10}に基づき信号を復調しうる場合に使用されうることを想定し、識別し、または決定することができる。nSCIDへのアンテナポートのマッピングは、以下の少なくとも1つで構成されうる。nSCIDへのアンテナポートのマッピングは事前定義され、そのような一実施形態において、疑似コロケーションされているアンテナポートは同じnSCIDを有することができ、nSCIDへのアンテナポートのマッピングは、ブロードキャスティングチャネルまたは上位層シグナリングによって構成され、および同様の構成が行われうる。
スクランブルシーケンスは、
によって初期化され、ただし、cinitにおいて、NX IDは、物理セルIDとして上位層で構成可能な値または事前定義された値とすることができる。
別の実施形態(例えば、第3の解決方法)において、ダウンリンクリソースは、復調タイミング基準と結び付けられうる。このような一実施形態では、E−PDSCHおよび/またはPDSCHに対するダウンリンクリソースの位置に応じて、WTRUまたはUEは、復調基準タイミングを推論することができる。ダウンリンク位置は、ダウンリンクサブフレームのサブセットおよび/または特定の復調基準時間を使用するように構成されうるPRBのうちの少なくとも1つを含みうる。任意で、アンテナポート7〜14の復調に、基準時間が使用されうる。そうでない場合、CRSが基準タイミングとして使用されうる。
さらに別の実施形態(例えば、第4の解決方法)において、復調基準タイミングは、CSI−RSおよびCSIフィードバックとの時間的な関係により定義されうる。そのような一実施形態におけるWTRUまたはUEの動作は、以下の少なくとも1つによって定義されうる。WTRUまたはUEは、受信される最新のCSI−RS WTRUまたはUEがCSI−RSkでありうる場合にPDSCHがCSI−RSkを持つ送信点から送信されうることを想定し、識別し、または決定することができる。このような一実施形態では、サブフレームオフセットは、WTRUまたはUEが、復調基準タイミングがオフセットサブフレームの数にならって変更されうることを想定し、識別し、または決定することができるように付加的に定義されうる。
それに加えて、WTRUまたはUEは、最新のCSIフィードバックのWTRUまたはUEのレポートがCSI−RSkに基づきうる場合にPDSCHがCSI−RSkを持つ送信点から送信されうることを想定し、識別し、または決定することができ、ただし、最新のCSIフィードバックは、非周期的CSI報告、最新のCSI報告タイプがRIであった場合に復調基準タイミングが無変更のまま保持されうるPMI/CQIを有する周期的CSI報告、PMI/CQI/RIを有する周期的CSI報告、オフセットサブフレームの数にならって復調基準タイミングが変更されるように適用されうるオフセットサブフレーム、および同様のもののうちの少なくとも1つであってよい。
PDSCH復調情報の暗黙の指示も、本明細書で説明されているように提供され、および/または使用されうる。例えば、本明細書で説明されているように、例えば、サブフレームにおいてPDSCHを復号した後にWTRUまたはUEによって使用されうるPDSCH復調情報を決定するために方法または手順が使用されうる。PDSCH復調情報は、次のうちの1または複数を含むことができる。例えば、PDSCH復調情報は、PDSCH復調(例えば、非ゼロ電力CSI−RSリソースへのインデックスを含む)に使用されうる基準信号(例えば、またはアンテナポート)に疑似コロケーションされるものとして想定されうる基準信号(例えば、またはアンテナポート)を含みうる。PDSCH復調情報は、PDSCHが送信されうる、またはPDSCHが送信されえない(例えば、レートマッチングのために)、リソース要素(RE)のロケーションを決定するために使用されうる少なくとも1つのパラメータも含むことができ、このパラメータは、例えば、PDSCHが送信されえないCRSポートのロケーションを指示する少なくとも1つのパラメータ(例えば、CRSポートの数、CRS周波数シフト)、MBSFN構成、ゼロ電力CSI−RSの構成などのPDSCHが送信されえないゼロ電力CSI−RSのロケーションを指示する少なくとも1つのパラメータ、PDSCH開始シンボルの指示、PDSCHが送信されえない非ゼロ電力CSI−RSのロケーションを指示する少なくとも1つのパラメータ、干渉測定リソースに使用されうるリソース要素のロケーションを指示する少なくとも1つのパラメータ、および同様のパラメータなどである。それに加えて、PDSCH復調情報は、復調基準信号を決定するために使用されうるスクランブルIDをさらに含むことができる。
例としての一実施形態(例えば、例としての方法)では、WTRUまたはUEは、このPDSCHに対する割り当て(例えば、制御情報)を含むePDCCHを復調するために使用されうる基準信号に疑似コロケーションされるものとして想定されうる基準信号(例えば、CRSまたはCSI−RSなど)の識別に基づきPDSCH復調情報を決定することができる。そのような一実施形態(例えば、方法)では、ネットワークは、ePDCCH、および同じePDCCHによってシグナリングされうるPDSCHに対して同じ送信点を使用することができる。それに加えて、PDSCH復調情報の一部は使用されている送信点に結び付けられうるので(例えば、多くの場合に密接に)、そのような情報は、疑似コロケーションされると想定されうる基準信号から暗黙的に導出されうる。
例えば、WTRUまたはUEが、特定のゼロ電力CSI−RSリソースがePDCCHに使用されうる基準信号にコロケーションされうることを決定することができる場合に、WTRUまたはUEは、同じ非ゼロ電力CSI−RSリソースがPDSCHを復調するために使用されうる基準信号にコロケーションされる基準信号に対応しうることを想定することができる。それに加えて、この非ゼロ電力CSI−RSリソースのインデックスは、上位層によって構成されうるPDSCH復調情報を決定することができるパラメータのセットを(例えば、場合によっては、ダウンリンク制御情報の別の指示と組み合わせて)指示することができる。
別の実施形態(例えば、例としての方法)において、WTRUまたはUEは、例えば、探索空間などのこのPDSCHに適用可能であるものとしてよいダウンリンク制御情報を含むePDCCHの特性(例えば、別の特性)、またはePDCCHが復号をされた可能性のあるePDCCHセット、アグリゲーションレベル、対応するePDCCHセットが分散であるか、または集中であるか、および同様のものに基づきPDSCH復調情報を決定することができる。
例としての実施形態では、上記の実施形態または方法のうちの1または複数を使用するには、PDSCH復調情報がこの方法を使用して得られることを示す上位層からの指示、このPDSCHに適用可能であるダウンリンク制御情報からの指示(例えば、この方法は、新しいまたは既存のフィールドの値の特定のサブセットの1つが受信されうる場合に適用され、またこのフィールドの他の値については、WTRUまたはUEがフィールドの値に基づきPDSCH復調情報を取得することができる)、例えば、構成されたDCIフォーマット、構成された送信モード(例えば、TM10に適用可能であるものとしてよい)、ePDCCHコロケーション基準信号を決定するための構成された動作(例えば、この方法は、ePDCCHの疑似コロケーションされた基準信号がePDCCHが復号されうるePDCCHセット、疑似コロケーションを決定することを目的としてそれぞれのePDCCHセットに対して構成された非ゼロ電力CSI−RSリソースが異なるかどうかに基づき取得されうる場合に適用できる)に基づくRRC構成、および同様のもののうちの少なくとも1つが必要条件となる。
明示的な復調基準タイミング指示が、与えられ、および/または使用されうる。そのような実施形態(例えば、第1の解決方法)では、復調基準タイミングは、PDSCHに対するDCIで指示されるか、それに含まれうる。例えば、指示ビットは、DCIに明示的に配置されうる。そのようなものとして、WTRUまたはUEは、対応するPDSCH復調にどの復調基準タイミングが使用されうるかを通知されうる。あるいは、復調基準タイミングは、上位層シグナリング(例えば、RRC、MAC制御要素、および同様のもの)を介してWTRUまたはUEに通知されうる。
別のそのような実施形態(例えば、第2の解決方法)において、復調基準タイミングは、復調基準タイミングがWTRUまたはUE特有の仕方で一方のサブフレームから別のサブフレームに変更されるように特定のePDCCHおよび/またはPDCCHを介して指示されうる。このような一実施形態では、ePDCCHおよび/またはPDCCHは、以下のうちの少なくとも1つで使用されうる。ePDCCHおよび/またはPDCCHは、復調基準タイミングのうちの1つをトリガーし、トリガーされた復調基準タイミングは、時間窓が事前定義されるか、または上位層シグナリングによって構成されうる時間窓に対して有効でありえ、ePDCCHおよび/またはPDCCHは、復調基準タイミングのうちの1つをトリガーし、これは異なる復調基準タイミングがトリガーされえない限り有効でありえ、ePDCCHおよび/またはPDCCHは、復調基準タイミングを指示するためにアクティベーション/デアクティベーションに使用されうる。
WTRUまたはUEが多重復調基準タイミングに対してブラインド復号を試みることも、例としての実施形態により、行われ、および/または使用されうる。例えば、復調基準タイミング情報なしで、WTRUまたはUEは、受信機において多重復調基準タイミングをブラインドで試行することができる。このような一実施形態では、WTRUまたはUEは、それぞれの可能な復調基準タイミング候補によりePDCCHおよび/またはPDSCHを復調することができる。例えば、2つのCSI−RSがWTRUまたはUEに対して構成され、WTRUまたはUEが両方のCSI−RS構成についてCSIを報告しうる場合、WTRUまたはUEは、両方のCSI−RS構成でePDCCHおよび/またはPDSCHを復調することができる。
UEまたはWTRUという用語が本明細書において使用されうるが、そのような用語の使用は、交換可能であり、そのようなものとして、区別できないものとしてよいことは理解されるものとしてよく、また理解されるべきである。それに加えて、本明細書で説明されている拡張物理ダウンリンク制御チャネルについて、ePDCCH、EPDCCH、および/またはePDCCHは、交換可能に使用されうる。
レガシーPDCCHまたはPDCCHという用語が本明細書において使用され、Rel−8/9/10 PDCCHリソースを示しうるけれども、そのような用語の使用は、交換可能であり、そのようなものとして、区別できないものとしてよいことは理解されるものとしてよく、また理解されるべきである。それに加えて、PDCCHおよびDCIは、eNBからWTRUまたはUEに送信されるダウンリンク制御情報の意味で交換可能に使用されうる、
さらに、特徴および要素が特定の組み合わせで上で説明されうるけれども、当業者であれば、それぞれの特徴もしくは要素は単独で、または他の特徴および要素と組み合わせて使用できることを理解するであろう。それに加えて、本明細書で説明されている方法は、コンピュータまたはプロセッサにより実行できるようにコンピュータ可読媒体内に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにより実装されうる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子信号(有線で、またはワイヤレス接続で送信される)およびコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、限定はしないが、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体が挙げられる。ソフトウェアとの関連性を持つプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波トランシーバを実装するために使用されうる。