JP6512670B1 - 圧縮空気を用いた発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】家庭用の発電装置や送電設備のない僻地における小規模発電装置として最適であり、且つ、充分な発電量を発電可能な圧縮空気を用いた発電装置を提供する。【解決手段】圧縮空気が封入されたボンベ4と、水が貯留された貯水タンク2,3と、発電用のタービン5を備え、ボンベ4内の圧縮空気を用いて記貯水タンク2,3内の水を加圧して噴出させてタービン5を回して発電する圧縮空気を用いた発電装置1において、貯水タンク2,3を複数設置するとともに、ボンベ4から各貯水タンク2,3への圧縮空気の圧送ルートを切替自在なルート切替弁6を設け、一の貯水タンク2からタービン5に噴出させた水をボンベ4からの圧縮空気の圧力により他の貯水タンク3に圧送可能に構成し、ルート切替弁6によりボンベ4から圧送される圧縮空気のルートを切り替えることにより、圧送した水が貯水タンク3からタービン5に噴出可能に構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、ボンベ等の容器に入れて持ち運び可能な圧縮空気を用いて効率的に発電する発電装置に関するものである。
従来、水力発電装置は、高地にある取水ダムや貯水池等の水源から、低地に設置したタービンへ導水管を介して水を供給し、高低差による水の位置エネルギーを利用して発電を行うものである。このため、水力発電装置は、装置が大掛かりとなり、家庭用の発電装置や、送電設備のない僻地における小規模発電装置としては適していないという問題があった。
このような問題を解決するべく、本願発明者が提案した特許文献1には、貯水槽11と、下端が貯水槽11に連結された水柱管12と、貯水槽11の上部から延長された排気路13と、排気路13中に設けられた羽根車14と、羽根車14を回転させることによる回転力を電力に変換する発電機15とを備え、水柱管12を介して貯水槽11に水を供給し続けて当該貯水槽11内の水位を上昇させることにより貯水槽11内の空気を圧縮し、圧縮空気が排気路13から排出する際に羽根車14を回転させる圧縮空気を利用した発電システムが開示されている(特許文献1の請求項1〜3、明細書の段落[0012]〜[0029]、図面の図1、図2等参照)。
しかし、特許文献1に記載の圧縮空気を利用した発電システムは、結局、貯水槽11に貯水した水の位置エネルギーを利用することには変わりなく、装置が大掛かりとなり、家庭用の発電装置や、送電設備のない僻地における発電装置としては適していないという問題を解決できるものではなかった。
また、本願発明者が提案した特許文献2には、密閉された容器内に水を入れ、密閉されたタンク2に空気入れ4で空気を送り込みタンク2内の空気圧を上げ、タンク2に発電に必要以上の空気圧が掛った時点でバルブ9を開きノズル10より圧力水を掛け、回転体11を回し発電機12で発電させる圧縮空気と水による発電装置が開示されている(特許文献2の請求項1〜3、明細書の段落[0023]〜[0028]、図面の図1等参照)。
しかし、特許文献2に記載の圧縮空気と水による発電装置は、手動や足踏み式の空気入れで圧縮空気を作り、その圧力で発電するものであり、発電能力が乏しく、発電量において満足できるものではなかった。
特開2013−151860号公報 特開2013−227958号公報
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、家庭用の発電装置や車、電車などの動力源、送電設備のない僻地における小規模発電装置として最適であり、且つ、充分な発電量を発電可能な圧縮空気を用いた発電装置を提供することにある。
請求項1に係る圧縮空気を用いた発電装置は、圧縮空気が封入されたボンベと、水が貯留された貯水タンクと、発電用のタービンを備え、前記ボンベ内の圧縮空気を用いて前記貯水タンク内の水を加圧して噴出させて前記タービンを回して発電する圧縮空気を用いた発電装置であって、前記貯水タンクは、複数設置されているとともに、前記ボンベから各貯水タンクへの圧縮空気の圧送ルートを切替自在なルート切替弁が設けられ、一の前記貯水タンクから前記タービンに噴出させた水が、前記ボンベからの圧縮空気の圧力により他の前記貯水タンクに圧送可能に構成され、前記ルート切替弁により前記ボンベから圧送される圧縮空気のルートを切り替えることにより、圧送させた水が他の前記貯水タンクから前記タービンに噴出可能に構成され、前記複数の貯水タンクは、第1貯水タンクと第2貯水タンクの2つの貯水タンクからなり、前記第1貯水タンク及び第2貯水タンクは、それぞれ上部タンクと下部タンクの上下2段のタンクを備え、前記下部タンクには、前記タービンがそれぞれ設けられ、前記上部タンクから噴出させた水で前記タービンを回して発電可能に構成され、前記ボンベからの圧縮空気の圧力により、前記第1貯水タンクの前記下部タンクから前記第2貯水タンクの前記上部タンクへ水を圧送可能に構成されているとともに、前記第2貯水タンクの前記下部タンクから前記第1貯水タンクの前記上部タンクへ水を圧送可能に構成されていることを特徴とする。
第1発明によれば、ボンベ内の圧縮空気の圧力がなくなるまでは、継続して発電を行うことができる。このため、充分な発電量を発電可能となる。また、空気を300気圧程度の高圧にして体積を1気圧のときと比べて大幅に圧縮した状態で貯留可能であるため、発電の動力源となる圧縮空気(ボンベ)の運搬が容易である。このため、送電設備のない僻地まで容易に運搬することが可能であり、スペースを取らないため、多数のボンベを貯蔵しておくことも容易である。このため、家庭用の発電装置や車、電車などの動力源、送電設備のない僻地における小規模発電装置として最適である。
また、第1発明によれば、前記作用効果を奏するだけでなく、上部タンクから噴射される水で下部タンクのタービンを回して発電するため、水の位置エネルギーも発電に利用することができ、効率よく発電を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置を模式的に示す構成説明図である。 同上の発電装置のタービン部分を拡大して示す部分拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置を模式的に示す構成説明図である。
以下、本発明に係る圧縮空気を用いた発電装置を実施するための一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
先ず、図1、図2を用いて、本発明の第1実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置1を模式的に示す構成説明図であり、図2は、本発明の第1実施形態に係る発電装置1のタービン部分を拡大して示す部分拡大図である。
第1実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置1は、水を貯留する第1貯水タンク2と第2貯水タンク3と、圧縮空気が充填されたボンベ4と、発電するためのタービン5、これらを繋ぐ配管(パイプ)など、から主に構成された発電装置である。
(第1貯水タンク)
第1貯水タンク2は、水を貯留するタンク本体20と、このタンク本体20の上部に形成され、ボンベ4からの圧縮空気を流入する空気流入口21と、タービン5へ水を供給するタービン流出口22を、備えている。
また、この第1貯水タンク2は、タービン5から排出された水を流入するタービン流入口23と、このタービン流入口23から水が供給された際に、タンク本体20内の空気を抜く空気抜き弁24を、備えている。
さらに、第1貯水タンク2には、タンク本体20内に最初に水を流入して貯留する際に用いる水供給口25も設けられている。
(第2貯水タンク)
第2貯水タンク3は、第1貯水タンク2と略同一構成のタンクであり、タンク本体30と、このタンク本体30の上部に形成され、ボンベ4からの圧縮空気を流入する空気流入口31と、タービン5へ水を供給するタービン流出口32を、備えている。
また、第2貯水タンク3も、第1貯水タンク2と同様に、タービン5から排出された水を流入するタービン流入口33と、このタービン流入口33から水が供給された際に、タンク本体30内の空気を抜く空気抜き弁34を、備えている。
さらに、第2貯水タンク3にも、第1貯水タンク2と同様に、タンク本体30内に最初に水を流入して貯留する際に用いる水供給口35も設けられている。
(切替弁及び配管)
これらの第1貯水タンク2と第2貯水タンク3は、圧縮空気を送るタンクを選択自在な電磁弁からなるルート切替弁6でルート選択が自在にボンベ4に連通されている。ボンベ4からルート切替弁6までのルートがパイプ70である。また、第1ルートとなるルート切替弁6から第1貯水タンク2の空気流入口21までのルートがパイプ71であり、第2ルートとなるルート切替弁6から第2貯水タンク3の空気流入口31までのルートがパイプ72である。
なお、ボンベ4とルート切替弁6までのパイプ70には、圧縮空気の圧力を調整するレギュレータ8が設けられ、ルート切替弁6へ圧送する圧縮空気の圧力設定が自在となっている。
また、第1貯水タンク2のタービン流出口22からタービン5までのルートがパイプ73であり、第2貯水タンク3のタービン流出口32からタービン5までのルートがパイプ76である。
そして、タービン5から第1貯水タンク2のタービン流入口23までのルートがパイプ75であり、タービン5から第2貯水タンク3のタービン流入口33までのルートがパイプ74である。
なお、パイプ73とタービン流出口22との間には、電磁弁からなる切替弁61が設けられ、パイプ76とタービン流出口32との間には、電磁弁からなる切替弁63が設けられている。また、第1貯水タンク2のタービン流入口23とパイプ75との間には、切替弁64が設けられ、第2貯水タンク3のタービン流入口33とパイプ74との間には、切替弁62が設けられている。このため、ルート切替弁6による第1ルート又は第2ルートの選択に応じて、切替弁61〜64によりパイプ73〜76の開閉が可能となっている。
(ボンベ)
ボンベ4は、300気圧ぐらいの高圧な空気を貯留可能なマンガン鋼やクロムモリブデン鋼などの継ぎ目のない一体成型された鋼製の圧力容器である。勿論、本発明に係るボンベは、鋼製に限られず、軽量とするためアルミ合金製とすることもできる。また、本発明に係るボンベは、使用状況に応じて、一般的なガスボンベ等のように溶接接合された鋼製の圧力容器であっても構わない。要するに、本発明に係るボンベは、高圧に耐えられる圧力容器であれば、特に素材等は限定されるものではない。
ボンベ4によれば、空気を300気圧程度の高圧にして体積を1気圧のときと比べて大幅に圧縮した状態で貯留可能であるため、運搬が容易である。このため、送電設備のない僻地まで容易に運搬することが可能であり、スペースを取らないため、多数のボンベ4を貯蔵しておくことも容易である。
(タービン)
タービン5も、一般的な発電用のタービンであり、本発明に係るタービンは、第1貯水タンク2又は第2貯水タンク3からの水流で発電可能の構成であればよい。
次に、図1、図2を用いて、第1実施形態に係る発電装置1の使用方法である第1実施形態に係る発電装置1を用いて発電する発電方法について説明する。
(1)空気圧縮工程
先ず、本実施形態に係る発電方法では、ボンベ4にコンプレッサーで空気を圧縮して行き必要圧を掛ける空気圧縮工程を行う。但し、運搬性や貯蔵性を考慮しなければ、本発明に係るボンベは、足踏み式の空気注入器で空気を注入圧縮することも可能である。
(2)第1ルート発電工程
次に、本実施形態に係る発電方法では、第1ルートでタービン5を回して発電する第1ルート発電工程を行う。
具体的には、ルート切替弁6で第1ルートとなるパイプ71を開放し、第2ルートとなるパイプ72を閉塞する。そして、レギュレータ8でボンベ4内の圧縮空気を発電に適した所定圧に調整して第1ルートを通じて第1貯水タンク2内に圧縮空気を送り込む。
このとき、切替弁61,62は開放し、切替弁63,64は閉鎖する。このため、第1ルートとなるパイプ71を通じで第1貯水タンク2内に供給された圧縮空気の圧力により、第1貯水タンク2内に貯留された水がタービン5へ噴射され、その噴射圧でタービン5が回転することにより発電することができる。
タービン5に噴射された水は、パイプ74を通じて第2貯水タンク3に貯留される。このとき、空気抜き弁34は開放されており、パイプ74を通じて第2貯水タンク3に入った圧縮空気も大気に開放することができる。このため、タービン5の回転が第2貯水タンク3内に溜まった空気圧で阻害されることもない。
(3)第2ルート発電工程
次に、本実施形態に係る発電方法では、第2ルートでタービン5を回して発電する第2ルート発電工程を行う。
具体的には、ルート切替弁6で第2ルートとなるパイプ72を開放し、第1ルートとなるパイプ71を閉塞する。そして、レギュレータ8でボンベ4内の圧縮空気を発電に適した所定圧に調整して第2ルートを通じて第2貯水タンク3内に圧縮空気を送り込む。
このとき、切替弁63,64は開放し、切替弁61,62は閉鎖する。このため、第2ルートとなるパイプ72を通じで第2貯水タンク3内に供給された圧縮空気の圧力により、前工程で第2貯水タンク3内に移送されて貯留された水がタービン5へ噴射され、その噴射圧でタービン5が回転することにより発電することができる。
タービン5に噴射された水は、パイプ75を通じて第1貯水タンク2に貯留される。このとき、空気抜き弁24は開放されており、パイプ75を通じて第1貯水タンク2に入った圧縮空気を大気に開放することができる。このため、タービン5の回転が第1貯水タンク2内に溜まった空気圧で阻害されることがない。
この後、第1ルート発電工程と第2ルート発電工程を交互に繰り返し行うことにより、ボンベ4内の圧縮空気の圧力がなくなるまでは、継続して発電を行うことができる。発電した電気は、バッテリーなどの蓄電装置で蓄電し、車の動力源や家庭用の電源として使用することができる。
以上説明した本発明の第1実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置1によれば、第1ルート発電工程と第2ルート発電工程を交互に繰り返し行うことにより、ボンベ4内の圧縮空気の圧力がなくなるまでは、継続して発電を行うことができる。このため、充分な発電量を発電可能となる。
また、発電装置1によれば、ボンベ4により、空気を300気圧程度の高圧にして体積を1気圧のときと比べて大幅に圧縮した状態で貯留可能であるため運搬が容易である。このため、送電設備のない僻地まで容易に運搬することが可能であり、スペースを取らないため、多数のボンベ4を貯蔵しておくことも容易である。よって、家庭用の発電装置や、車、電車などの動力源、送電設備のない僻地における小規模発電装置として最適である。
[第2実施形態]
先ず、図3を用いて、本発明の第2実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置1’について説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置1’を模式的に示す構成説明図である。
第2実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置1’が、前述の発電装置1と相違する点は、主に、水を貯留する貯水タンクの数とタービンの数である。よって、相違点について説明し、同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係る発電装置1’は、水を貯留する第1貯水タンク2’と第2貯水タンク3’と、圧縮空気が充填されたボンベ4と、発電するためのタービン5,5と、これらを繋ぐ配管など、から主に構成された発電装置である。
(第1貯水タンク)
第1貯水タンク2’は、上部タンク20a’と、下部タンク20b’の上下2段のタンクからなり、噴射ノズル21’で、上部タンク20a’と下部タンク20b’とが連通されている。
また、この上部タンク20a’の上面には、電磁弁からなる4つの第1弁61’〜第4弁64’が設けられている。
そして、下部タンク20b’には、噴射ノズル21’の直下に前述のタービン5が取り付けられており、噴射ノズル21’から噴射される水でタービン5を回して発電可能となっている。
(第2貯水タンク)
第2貯水タンク3’は、第1貯水タンク2’と略同一構成のタンクであり、上部タンク30a’と、下部タンク30b’の上下2段のタンクからなり、噴射ノズル31’で、上部タンク30a’と下部タンク30b’とが連通されている。
また、この上部タンク30a’の上面には、電磁弁からなる4つの第1弁65’〜第4弁68’が設けられている。
そして、下部タンク30b’には、噴射ノズル31’の直下に前述のタービン5が取り付けられており、噴射ノズル31’から噴射される水でタービン5を回して発電可能となっている。
(切替弁及び配管)
これらの第1貯水タンク2’と第2貯水タンク3’は、前述のルート切替弁6でルート選択が自在に前述のボンベ4に連通されている。ボンベ4からルート切替弁6までのルートがパイプ70’である。また、第1ルートとなるルート切替弁6から第1貯水タンク2’の第1弁61’までのルートがパイプ71’であり、第2ルートとなるルート切替弁6から第2貯水タンク3’の第4弁68’までのルートがパイプ72’である。
また、第1貯水タンク2’の上部タンク20a’と下部タンク20b’は、第2弁62’を介してパイプ73’で連通され、第2貯水タンク3’の上部タンク30a’と下部タンク30b’は、第2弁66’を介してパイプ75’で連通され、それぞれ上部タンク20a’,30a’の圧縮空気を下部タンク20b’,30b’へ圧送可能となっている。
そして、第1貯水タンク2’の下部タンク20b’と、第2貯水タンク3’の上部タンク30a’とは、パイプ74’で連通され、第2貯水タンク3’の下部タンク30b’と、第1貯水タンク2’の上部タンク20a’とは、パイプ76’で連通されている。
なお、第1貯水タンク2’の第3弁63’及び第2貯水タンク3’の第3弁67’は、圧縮空気を大気に開放するためのエアー抜きの弁である。
次に、図3を用いて、第2実施形態に係る発電装置1’の使用方法である第2実施形態に係る発電装置1’を用いて発電する発電方法について説明する。
(1)空気圧縮工程
先ず、本実施形態に係る発電方法では、第1実施形態と同様に、ボンベ4にコンプレッサーで空気を圧縮して行き必要圧を掛ける空気圧縮工程を行う。但し、運搬性や貯蔵性を考慮しなければ、本発明に係るボンベは、足踏み式の空気注入器で空気を注入圧縮することも可能である。
(2)第1ルート発電工程
次に、本実施形態に係る発電方法では、第1ルートでタービン5を回して発電する第1ルート発電工程を行う。
具体的には、ルート切替弁6で第1ルートとなるパイプ71’及び第1弁61’を開放し、第2ルートとなるパイプ72’を閉塞する。そして、レギュレータ8でボンベ4内の圧縮空気を発電に適した所定圧に調整して第1ルートを通じて第1貯水タンク2’の上部タンク20a’へ圧縮空気を送り込む。
このとき、第1貯水タンク2’の第1弁61’は開放し、残りの3つの第2弁62’〜第4弁64’は閉塞する。これにより、レギュレータ8で調圧された圧縮空気が第1貯水タンク2’の上部タンク20a’へ供給され、圧縮空気の圧力で上部タンク20a’に貯留されていた水が噴射ノズル21’から噴射されてタービン5を回して発電する。
上部タンク20a’貯留されていた水が無くなると、第1貯水タンク2’の第2弁62’を開放し、パイプ73’を通じて下部タンク20b’へ圧縮空気を圧送する。
このとき、第2貯水タンク3’の第1弁65’と第3弁67’は開放されており、上部タンク20a’から下部タンク20b’に落下した水が下部タンク20b’の圧縮空気により、圧送されて第2貯水タンク3’の上部タンク30a’へ移ることとなる。
(3)第2ルート発電工程
次に、本実施形態に係る発電方法では、第2ルートでタービン5を回して発電する第2ルート発電工程を行う。
具体的には、ルート切替弁6で第2ルートとなるパイプ72’及び第4弁68’を開放し、第1ルートとなるパイプ71’を閉塞する。そして、レギュレータ8でボンベ4内の圧縮空気を発電に適した所定圧に調整して第2ルートを通じて第2貯水タンク3’の上部タンク30a’へ圧縮空気を送り込む。
このとき、第2貯水タンク3’の第4弁68’は開放し、残りの3つの第1弁65’〜第3弁67’は閉塞する。これにより、レギュレータ8で調圧された圧縮空気が第2貯水タンク3’の上部タンク30a’へ供給され、圧縮空気の圧力で上部タンク30a’に前工程で移送された水が噴射ノズル31’から噴射されてタービン5を回して発電する。
上部タンク30a’貯留されていた水が無くなると、第2貯水タンク3’の第2弁66’を開放し、パイプ75’を通じて下部タンク30b’へ圧縮空気を圧送する。
このとき、第1貯水タンク2’の第4弁64’と第3弁63’は開放されており、上部タンク30a’から下部タンク30b’に落下した水が下部タンク30b’の圧縮空気により、圧送されて第1貯水タンク2’の上部タンク20a’へ戻ることとなる。
この後、第1ルート発電工程と第2ルート発電工程を交互に繰り返し行うことにより、ボンベ4内の圧縮空気の圧力がなくなるまでは、継続して発電を行うことができる。発電した電気は、バッテリーなどの蓄電装置で蓄電し、車の動力源や家庭用の電源として使用することができる。
以上説明した本発明の第2実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置1’によれば、第1ルート発電工程と第2ルート発電工程を交互に繰り返し行うことにより、ボンベ4内の圧縮空気の圧力がなくなるまでは、継続して発電を行うことができる。このため、充分な発電量を発電可能となる。
また、発電装置1’によれば、ボンベ4により、空気を300気圧程度の高圧にして体積を1気圧のときと比べて大幅に圧縮した状態で貯留可能であるため運搬が容易である。このため、送電設備のない僻地まで容易に運搬することが可能であり、スペースを取らないため、多数のボンベ4を貯蔵しておくことも容易である。よって、家庭用の発電装置や、車、電車などの動力源、送電設備のない僻地における小規模発電装置として最適である。
以上、本発明の第1実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置1及び第2実施形態に係る圧縮空気を用いた発電装置1’について詳細に説明した。しかし、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1,1’:発電装置(圧縮空気を用いた発電装置)
2,2’:第1貯水タンク(貯水タンク)
20:タンク本体
21:空気流入口
22:タービン流出口
23:タービン流入口
24:空気抜き弁
25:水供給口
20a’:上部タンク
20b’:下部タンク
21’:噴射ノズル
3:第2貯水タンク(貯水タンク)
30:タンク本体
31:空気流入口
32:タービン流出口
33:タービン流入口
34:空気抜き弁
35:水供給口
30a’:上部タンク
30b’:下部タンク
31’:噴射ノズル
4:ボンベ
5:タービン
6:ルート切替弁
61〜64:切替弁
61’,65’:第1弁(切替弁)
62’,66’:第2弁(切替弁)
63’,67’:第3弁(切替弁)
64’,68’:第4弁(切替弁)
70〜76:パイプ(配管)
70’〜76’:パイプ(配管)
8:レギュレータ

Claims (1)

  1. 圧縮空気が封入されたボンベと、水が貯留された貯水タンクと、発電用のタービンを備え、前記ボンベ内の圧縮空気を用いて前記貯水タンク内の水を加圧して噴出させて前記タービンを回して発電する圧縮空気を用いた発電装置であって、
    前記貯水タンクは、複数設置されているとともに、前記ボンベから各貯水タンクへの圧縮空気の圧送ルートを切替自在なルート切替弁が設けられ、
    一の前記貯水タンクから前記タービンに噴出させた水が、前記ボンベからの圧縮空気の圧力により他の前記貯水タンクに圧送可能に構成され、
    前記ルート切替弁により前記ボンベから圧送される圧縮空気のルートを切り替えることにより、圧送させた水が他の前記貯水タンクから前記タービンに噴出可能に構成され
    前記複数の貯水タンクは、第1貯水タンクと第2貯水タンクの2つの貯水タンクからなり、
    前記第1貯水タンク及び第2貯水タンクは、それぞれ上部タンクと下部タンクの上下2段のタンクを備え、
    前記下部タンクには、前記タービンがそれぞれ設けられ、前記上部タンクから噴出させた水で前記タービンを回して発電可能に構成され、
    前記ボンベからの圧縮空気の圧力により、前記第1貯水タンクの前記下部タンクから前記第2貯水タンクの前記上部タンクへ水を圧送可能に構成されているとともに、前記第2貯水タンクの前記下部タンクから前記第1貯水タンクの前記上部タンクへ水を圧送可能に構成されていること
    を特徴とする圧縮空気を用いた発電装置。
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