JP6508388B2 - 機能実行機器 - Google Patents

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Description

本明細書では、通常状態と省電力状態との間で動作状態が切替えられる機能実行機器を開示する。
特許文献1には、NFC(Near Field Communicationの略)方式の無線通信を実行するためのNFCインターフェイスと、WFD(Wi-Fi Directの略)方式の無線通信を実行するための無線LANインターフェイスと、印刷実行部と、を備える多機能機が開示されている。多機能機は、NFCインターフェイスを介して、携帯端末からNFC情報を受信する場合に、WFD方式のGroup Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)で動作して、WFD方式の無線ネットワークを形成する。そして、多機能機は、NFCインターフェイスを介して、無線ネットワークの無線設定を携帯端末に送信する。これにより、携帯端末が無線ネットワークに参加するので、多機能機は、無線ネットワークを利用して、無線LANインターフェイスを介して、携帯端末から印刷データを受信する。多機能機は、印刷データを印刷実行部に供給して、印刷機能を実行する。
特開2013−214804号公報
特許文献1では、多機能機の動作状態が通常状態と省電力状態との間で切替えられることについて、何ら考慮されていない。従って、特許文献1では、NFCインターフェイスを介した通信と、多機能機の動作状態の切替えと、の関係について、何ら考慮されていない。本明細書では、機能実行機器の動作状態を適切に制御するための技術を提供する。
本明細書によって開示される機能実行機器は、ICタグとして機能する第1の無線インターフェイスと、特定機能を実行する機能実行部と、制御部と、を備え、前記第1の無線インターフェイスは、第1の対象データが書き込まれるべきインターフェイスメモリであって、前記第1の対象データは、前記機能実行機器と外部機器との間で、前記特定機能に関連する通信を実行するためのデータを含む、前記インターフェイスメモリと、前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれている状況で、前記外部機器から前記第1の無線インターフェイスを介した通信セッションを確立するための要求信号が受信される場合に、前記外部機器との前記通信セッションを確立して、前記インターフェイスメモリ内の前記第1の対象データを前記外部機器に送信するプロセッサと、を備え、前記制御部は、前記第1の対象データが前記外部機器に送信されるべき第1の設定と、前記第1の対象データが前記外部機器に送信されない第2の設定と、のうち、選択された選択結果を示す設定情報を格納する設定情報メモリと、前記機能実行機器の動作状態を、通常状態と、前記通常状態よりも消費電力が小さい省電力状態と、の間で切替える切替部であって、前記省電力状態における前記機能実行部の消費電力は、前記通常状態における前記機能実行部の消費電力よりも小さい、前記切替部と、を備え、前記切替部は、前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記省電力状態から前記通常状態に切替え、前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記通常状態に切替えずに前記省電力状態に維持してもよい。
本明細書によって開示される他の機能実行機器は、第1の無線インターフェイスと、特定機能を実行する機能実行部と、制御部と、を備える。第1の無線インターフェイスは、第1の対象データが書き込まれるべきインターフェイスメモリと、プロセッサと、を備える。第1の対象データは、機能実行機器と外部機器との間で、特定機能に関連する通信を実行するためのデータを含む。プロセッサは、インターフェイスメモリ内に第1の対象データが書き込まれている状況で、外部機器から第1の無線インターフェイスを介した通信セッションを確立するための要求信号が受信される場合に、外部機器との通信セッションを確立して、インターフェイスメモリ内の第1の対象データを外部機器に送信する。制御部は、第1の対象データが外部機器に送信されるべき第1の設定と、第1の対象データが外部機器に送信されない第2の設定と、のうち、ユーザによって選択された選択結果を示す設定情報を格納する設定情報メモリと、プロセッサから、外部機器から要求信号が受信されたことを示す所定通知を取得する通知取得部と、機能実行機器の動作状態を、通常状態と、通常状態よりも消費電力が小さい省電力状態と、の間で切替える切替部と、を備える。省電力状態における機能実行部の消費電力は、通常状態における機能実行部の消費電力よりも小さい。切替部は、機能実行機器の動作状態が省電力状態であり、かつ、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納している状況で、プロセッサから所定通知が取得される場合に、機能実行機器の動作状態を省電力状態から通常状態に切替え、機能実行機器の動作状態が省電力状態であり、かつ、設定情報メモリが第2の設定を示す設定情報を格納している状況で、プロセッサから所定通知が取得される場合に、機能実行機器の動作状態を通常状態に切替えずに省電力状態に維持する。
第1の設定を示す設定情報が設定情報メモリに格納されている状況では、第1の対象データが外部機器に送信され得るので、機能実行機器と外部機器との間で特定機能に関連する通信が実行され得る。このような可能性に鑑みて、上記の構成によると、制御部は、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納している状況で、プロセッサから所定通知を取得する場合に、機能実行機器の動作状態を省電力状態から通常状態に切替える。これにより、機能実行機器は、第1の対象データが外部機器に送信された後に、特定機能を迅速に実行することができる。一方において、第2の設定を示す設定情報が設定情報メモリに格納されている状況では、第1の対象データが外部機器に送信されないので、通常、機能実行機器と外部機器との間で特定機能に関連する通信が実行されない。従って、上記の構成によると、制御部は、設定情報メモリが第2の設定を示す設定情報を格納している状況で、プロセッサから所定通知を取得しても、機能実行機器の動作状態を省電力状態に維持する。これにより、機能実行機器の消費電力を適切に低減させることができる。このように、上記の構成によると、機能実行機器の動作状態を適切に制御することができる。
機能実行機器は、さらに、第1の無線インターフェイスとは異なる第2の無線インターフェイスを備えていてもよい。第1の対象データは、第2の無線インターフェイスを介した無線接続を外部機器と確立するためのデータを含んでいてもよい。制御部は、さらに、第1の無線インターフェイスを介して第1の対象データが外部機器に送信された後に、第2の無線インターフェイスを介した無線接続を外部機器と確立する確立部と、第2の無線インターフェイスを介した無線接続を利用して、外部機器から機能実行機器に特定機能を実行させるための機能実行指示が取得される場合に、機能実行部に特定機能を実行させる機能制御部と、を備えていてもよい。この構成によると、機能実行機器は、第1の対象データが外部機器に送信された後に、外部機器から機能実行指示が取得する場合に、特定機能を迅速に実行することができる。
制御部は、さらに、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納している状況で、プロセッサから所定通知が取得される場合に、無線ネットワークの親局として動作して、無線ネットワークを形成する形成部を備えていてもよい。確立部は、第2の無線インターフェイスを介した無線接続を外部機器と確立して、無線ネットワークの子局として、外部機器を無線ネットワークに参加させてもよい。この構成によると、機能実行機器は、無線ネットワークを利用して、外部機器から機能実行指示を取得することができる。
制御部は、さらに、インターフェイスメモリ内に第1の対象データが書き込まれている状況で、設定情報メモリが、第1の設定を示す設定情報に代えて、第2の設定を示す設定情報を格納する場合に、インターフェイスメモリ内から第1の対象データを消去するための第1の消去指示をプロセッサに供給する第1の消去指示供給部を備えていてもよい。この構成によると、設定情報メモリが第2の設定を示す設定情報を格納している状況で、第1の対象データが外部機器に送信されるのを抑制することができる。
制御部は、さらに、設定情報メモリが、第2の設定を示す設定情報に代えて、第1の設定を示す設定情報を格納する場合に、インターフェイスメモリ内に第1の対象データを書き込むための第1の書込指示をプロセッサに供給する第1の書込指示供給部を備えていてもよい。この構成によると、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納している状況で、第1の対象データが外部機器に送信され得る。
制御部は、さらに、インターフェイスメモリ内に第1の対象データが書き込まれており、かつ、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納している状況で、機能実行機器が非エラー状態からエラー状態に移行する場合に、第1の対象データに代えてエラー状態に関係する第2の対象データをインターフェイスメモリ内に書き込むための第2の書込指示をプロセッサに供給する第2の書込指示供給部を備えていてもよい。この構成によると、機能実行機器が非エラー状態であるのかエラー状態であるのかに応じて、外部機器に送信されるべきデータを変えることができる。
制御部は、さらに、インターフェイスメモリ内に第2の対象データが書き込まれており、かつ、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納している状況で、機能実行機器がエラー状態から非エラー状態に移行する場合に、第2の対象データに代えて第1の対象データをインターフェイスメモリ内に書き込むための第3の書込指示をプロセッサに供給する第3の書込指示供給部を備えていてもよい。この構成によると、機能実行機器が非エラー状態であるのかエラー状態であるのかに応じて、外部機器に送信されるべきデータを変えることができる。
制御部は、さらに、インターフェイスメモリ内に第2の対象データが書き込まれており、かつ、設定情報メモリが、第1の設定を示す設定情報に代えて、第2の設定を示す設定情報を格納する場合に、インターフェイスメモリ内から第2の対象データを消去するための第2の消去指示をプロセッサに供給する第2の消去指示供給部を備えていてもよい。この構成によると、設定情報メモリが第2の設定を示す設定情報を格納している状況で、第2の対象データが外部機器に送信されるのを抑制することができる。
切替部は、機能実行機器の動作状態が省電力状態であり、かつ、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納しており、かつ、インターフェイスメモリ内に第1の対象データが書き込まれている状況で、プロセッサから所定通知が取得される場合に、機能実行機器の動作状態を省電力状態から通常状態に切替え、機能実行機器の動作状態が省電力状態であり、かつ、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納しており、かつ、インターフェイスメモリ内に第2の対象データが書き込まれている状況で、プロセッサから所定通知が取得される場合に、機能実行機器の動作状態を通常状態に切替えずに省電力状態に維持してもよい。インターフェイスメモリ内に第2の対象データが書き込まれている状況では、第1の対象データが外部機器に送信されないので、通常、機能実行機器と外部機器との間で特定機能に関連する通信が実行されない。従って、上記の構成によると、制御部は、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納しており、かつ、インターフェイスメモリ内に第2の対象データが書き込まれている状況で、プロセッサから所定通知を取得しても、機能実行機器の動作状態を省電力状態に維持する。これにより、機能実行機器の消費電力を適切に低減させることができる。
制御部は、さらに、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納しており、かつ、機能実行機器が非エラー状態である状況で、プロセッサから所定通知が取得される場合に、無線ネットワークの親局として動作して、無線ネットワークを形成する形成部を備えていてもよい。形成部は、設定情報メモリが第1の設定を示す設定情報を格納しており、かつ、機能実行機器がエラー状態である状況で、プロセッサから所定通知が取得されても、無線ネットワークの親局として動作せず、無線ネットワークを形成しなくてもよい。この構成によると、機能実行機器がエラー状態である状況では、機能実行機器が無線ネットワークの親局として動作しないので、機能実行機器の消費電力を適切に低減させることができる。
第1の無線インターフェイスは、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った近距離無線通信を実行するためのインターフェイスであってもよい。
特定機能に関連する通信は、外部機器から印刷対象の画像を表わす印刷データを受信することを含んでいてもよい。特定機能は、印刷データに従った印刷を実行する印刷機能であってもよい。
通常状態は、機能実行部に電力が供給されている状態であってもよい。省電力状態は、機能実行部に電力が供給されていない状態であってもよい。
上記の機能実行機器を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の機能実行機器と外部機器とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 CPUの電源ON時処理のフローチャートを示す。 CPUの監視処理のフローチャートを示す。 図3の続きのフローチャートを示す。 NFCインターフェイスのプロセッサの処理のフローチャートを示す。 無線プロファイルが送信されるケースAのシーケンス図を示す。 エラーURLが送信されるケースBのシーケンス図を示す。 様々な状況でのプリンタの動作を示す。 第2実施例のCPUの監視処理のフローチャートを示す。 第2実施例のシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタPRと、携帯端末PTと、を備える。各機器PR,PTは、Wi−Fi方式に従った無線通信(以下では「Wi−Fi通信」と呼ぶ)と、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信(以下では「NFC通信」と呼ぶ)と、を実行可能である。
(プリンタPRの構成)
プリンタPRは、印刷機能を実行可能な周辺機器(即ち携帯端末PTの周辺機器)である。プリンタPRは、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、エラーセンサ18と、無線LAN(LocalArea Networkの略)インターフェイス20と、NFCインターフェイス30と、制御部40と、を備える。各部12〜40は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェイスのことを「I/F」と記載する。
プリンタPRの電源がON状態である状況では、プリンタPRは、外部電源PWから電力を取得し、この結果、各部12〜40に電力が供給される。また、プリンタPRでは、プリンタPRの動作状態(即ち後述の通常状態及び省電力状態)に応じて、各部12〜40への電力供給が制御される。
操作部12は、複数のボタンを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタPRに与えることができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。エラーセンサ18は、プリンタPRで発生する各エラーを検出するためのセンサであり、例えば、印刷に利用される消耗品(トナー、インク等)の残量を検知するためのセンサ、紙詰まりの有無を検知するためのセンサ等を含む。
無線LANI/F20は、Wi−Fi方式に従ったWi−Fi通信を実行するための無線I/Fである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。無線LANI/F20は、特に、WFD(Wi-Fi Directの略)方式をサポートしている。WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている無線通信方式である。
NFCI/F30は、NFC方式に従ったNFC通信(即ちいわゆる近距離無線通信の一種)を実行するための無線I/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信方式である。NFC通信を実行するためのI/Fの種類として、NFCフォーラムデバイス(NFC Forum Device)と呼ばれるI/Fと、NFCフォーラムタグ(NFC Forum Tag)と呼ばれるI/Fと、が知られている。NFCI/F30は、NFCフォーラムタグであり、NFC方式のICタグとして機能する。
NFCI/F30は、プロセッサ32と、I/Fメモリ34と、を備える。プロセッサ32は、制御部40と通信可能であり、制御部40から取得される書込指示に従って、携帯端末PTに送信されるべき対象データTDをI/Fメモリ34に書き込み、制御部40から取得される消去指示に従って、I/Fメモリ34から対象データTDを消去する。また、プロセッサ32は、携帯端末PTからPolling信号を受信する場合に、Polling信号に対する応答信号を携帯端末PTに送信して、携帯端末PTとの通信セッションを確立する。そして、プロセッサ32は、携帯端末PTとの通信セッションが確立される前にI/Fメモリ34に予め書き込まれている対象データTDをI/Fメモリ34から読み出し、当該通信セッションを利用して対象データTDを携帯端末PTに送信する。
ここで、無線LANI/F20とNFCI/F30との間の相違点を説明しておく。無線LANI/F20を介した無線通信の通信速度(例えば最大の通信速度が11〜600Mbps)は、NFCI/F30を介した無線通信の通信速度(例えば最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、無線LANI/F20を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば2.4GHz帯又は5.0GHz帯)は、NFCI/F30を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば13.56MHz帯)とは異なる。また、無線LANI/F20を介した無線通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約100m)は、NFCI/F30を介した無線通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約10cm)よりも大きい。
制御部40は、CPU42と、メインメモリ44と、を備える。CPU42は、メインメモリ44に格納されているプログラムPGに従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メインメモリ44は、RAM、ROM等によって構成され、上記のプログラムPGの他に、I/F設定情報SIを格納する。
I/F設定情報SIは、NFCI/F30内の対象データTDが携帯端末PTに送信されるべきON設定と、対象データTDが携帯端末PTに送信されないOFF設定と、のどちらかを示す。ユーザは、対象データTDが携帯端末PTに送信されることを望む場合に、操作部12を操作して、ON設定及びOFF設定のうちのON設定を選択することができる。この結果、ON設定を示すI/F設定情報SIがメインメモリ44に格納される。また、ユーザは、対象データTDが携帯端末PTに送信されないことを望む場合に、操作部12を操作して、ON設定及びOFF設定のうちのOFF設定を選択することができる。この結果、OFF設定を示すI/F設定情報SIがメインメモリ44に格納される。
(プリンタPRの動作状態)
プリンタPRの動作状態は、通常状態と省電力状態との間で切替えられる。通常状態は、操作部12、表示部14、印刷実行部16、エラーセンサ18、無線LANI/F20、NFCI/F30(即ちプロセッサ32及びI/Fメモリ34)、及び、制御部40(即ちCPU42及びメインメモリ44)に電力が供給されている状態である。即ち、通常状態は、プリンタPRに備えられる各部12〜40の全てに電力が供給されている状態である。省電力状態は、通常状態で電力が供給される各部12〜40のうちの表示部14及び印刷実行部16に電力が供給されていない状態である。即ち、通常状態では、表示部14の光源に電力が供給されるので、表示部14が点灯状態であり、省電力状態では、表示部14の光源に電力が供給されないので、表示部14が消灯状態である。例えば、印刷実行部16がレーザ方式の印刷機構を備える場合には、通常状態では、印刷実行部16の定着器に電力が供給されるので、定着器が駆動状態であり、省電力状態では、定着器に電力が供給されないので、定着器が停止状態である。また、例えば、印刷実行部16が圧電素子を利用したインクジェット方式の印刷機構を備える場合には、通常状態では、圧電素子に電力が供給されるので、圧電素子が変形している状態であり、省電力状態では、圧電素子に電力が供給されないので、圧電素子が変形していない状態である。このように、省電力状態における表示部14及び印刷実行部16の消費電力は、通常状態における表示部14及び印刷実行部16の消費電力よりも小さい。
なお、本実施例の各部12〜40を備えるプリンタPRでは、省電力状態を実現するための最低限の条件は、操作部12、無線LANI/F20、及び、制御部40に電力が供給され、印刷実行部16に電力が供給されていないことである。即ち、変形例では、省電力状態において、表示部14、エラーセンサ18、及び、NFCI/F30のうちの少なくとも1つに電力が供給されていてもよいし、供給されていなくてもよい。
また、別の変形例では、省電力状態において、印刷実行部16に電力が供給されない構成を採用せずに、通常状態よりも小さな電力が印刷実行部16に供給される構成を採用してもよい。さらに別の変形例では、省電力状態では、NFCI/F30のプロセッサ32と、制御部40のCPU42と、のうちの少なくとも一方を動作させるためのクロック周波数が、通常状態のクロック周波数よりも小さくなるように構成されてもよい。また、さらに別の変形例では、通常状態では、制御部40のメインメモリ44を構成するRAMをセルフリフレッシュモードで動作させずに、省電力状態では、当該RAMをセルフリフレッシュモードで動作させてもよい。上記のいずれの構成でも、省電力状態におけるプリンタPRの消費電力を、通常状態におけるプリンタPRの消費電力よりも小さくすることができる。一般的に言うと、本実施例では、省電力状態における印刷実行部16の消費電力が、通常状態における印刷実行部16の消費電力よりも小さければよく、さらに、オプションとして、省電力状態におけるNFCI/F30及び制御部40のうちの少なくとも一方のハードウェアの消費電力が、通常状態における当該ハードウェアの消費電力よりも小さければよい。
制御部40のCPU42は、以下のようにして、プリンタPRの動作状態を通常状態と省電力状態との間で切替える。CPU42は、プリンタPRの動作状態が通常状態である間に所定のイベントが発生すると、通常状態を継続して、イベントに応じた処理を実行する。CPU42は、プリンタPRの動作状態が通常状態である間に所定のイベントが発生せずに所定時間が経過すると、表示部14及び印刷実行部16への電力の供給を停止して、プリンタPRの動作状態を通常状態から省電力状態に切替える。また、CPU42は、プリンタPRの動作状態が省電力状態である間に所定のイベントが発生すると、表示部14及び印刷実行部16への電力の供給を再開して、プリンタPRの動作状態を省電力状態から通常状態に切替え、その後、イベントに応じた処理を実行する。
上記の所定のイベントは、例えば、ユーザによって操作部12が操作されること、無線LANI/F20を介して印刷対象の画像を表わす印刷データが受信されること、NFCI/F30を介したNFC通信が発生すること等を含む。CPU42は、ユーザによって操作部12が操作される場合には、所定の画面を表示部14に表示させる。CPU42は、印刷データが受信される場合には、印刷データを印刷実行部16に供給して、印刷データに従った印刷を印刷実行部16に実行させる。また、CPU42は、NFCI/F30を介したNFC通信が発生する場合には、NFCI/F30のプロセッサ32から所定通知を取得して、例えば、プリンタPRをWFD方式のGroup Owner状態に移行させる(図3のS78参照)。
(携帯端末PTの構成)
携帯端末PTは、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末PTは、図示省略の無線LANI/Fを備えており、Wi−Fi通信を実行可能である。特に、携帯端末PTの無線LANI/Fは、WFD方式をサポートしている。また、携帯端末PTは、図示省略のNFCI/Fを備えており、NFC通信を実行可能である。なお、携帯端末PTのNFCI/Fは、NFCフォーラムデバイスである。携帯端末PTのNFCI/Fは、NFCフォーラムによって定義されるReader/WriterモードのうちのReaderとして動作可能であり、プリンタPRのNFCI/F30であるNFCフォーラムタグとNFC通信を実行して、プリンタPRのNFCI/Fメモリ34に予め書き込まれている対象データTDを受信可能である。
(CPU42の電源ON時処理;図2)
続いて、図2を参照して、制御部40のCPU42によって実行される電源ON時処理について説明する。プリンタPRの電源がOFF状態からON状態に切替えられると、CPU42は、電源ON時処理を実行する。
S2では、CPU42は、メインメモリ44内のI/F設定情報SIがON設定を示すのかOFF設定を示すのかを判断する。CPU32は、I/F設定情報SIがOFF設定を示すと判断する場合(S2でNO)に、S34において、I/Fメモリ34から対象データTDを消去するための消去指示をNFCI/F30に供給する。これにより、I/Fメモリ34内に対象データTDが記憶されている場合には、NFCI/F30のプロセッサ32は、I/Fメモリ34から当該対象データTDを消去する。S34が終了すると、S40に進む。一方、CPU32は、I/F設定情報SIがON設定を示すと判断する場合(S2でYES)に、S10に進む。
S10では、CPU42は、プリンタPRがエラー状態であるのか非エラー状態であるのかを判断する。エラー状態は、プリンタPRが印刷機能を実行不可能な状態であり、非エラー状態は、プリンタPRが印刷機能を実行可能な状態である。具体的には、CPU42は、エラーセンサ18の出力値がエラー(例えば、消耗品の残量がゼロ、紙詰まりあり等)を示す場合に、プリンタPRがエラー状態であると判断して(S10でYES)、S20に進み、エラーセンサ18の出力値がエラーを示さない場合に、プリンタPRが非エラー状態であると判断して(S10でNO)、S30に進む。
S20では、CPU42は、メインメモリ44から、プリンタPRで現在発生しているエラーに対応するエラーURL(Uniform Resource Locatorの略)を取得する。メインメモリ44には、各エラーに対応する各エラーURLが予め格納されている。各エラーURLは、プリンタPRのベンダによってインターネット上に設置されたサーバ(図示省略)内の位置を示す。当該サーバは、各エラーを解消させるための方法を示すウェブページを格納している。従って、例えば、携帯端末PTは、プリンタPRからエラーURLを受信して、当該エラーURLに従ってサーバにアクセスすれば、ウェブページを表示することができる。この結果、携帯端末PTのユーザは、プリンタPRで現在発生しているエラーを解消させることができる。
次いで、S22では、CPU42は、S20で取得されたエラーURLを含むエラー書込指示をNFCI/F30に供給する。これにより、NFCI/F30のプロセッサ32は、エラー書込指示に含まれるエラーURLを、対象データTDとして、I/Fメモリ34に書き込む(即ち記憶させる)。S22が終了すると、S40に進む。
S30では、CPU42は、無線プロファイルを準備する。プリンタPRは、後述の図3のS78の処理において、WFD方式のGroup Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)で動作して、WFD方式の無線ネットワークを形成する。S30で準備される無線プロファイルは、当該無線ネットワークで利用されるべき情報である。即ち、S30で準備される無線プロファイルは、プリンタPRによって将来形成され得る無線ネットワークで利用されるべき情報である。従って、例えば、携帯端末PTは、プリンタPRから無線プロファイルを受信すれば、上記の無線ネットワークに参加することができる。この結果、例えば、携帯端末PTは、上記の無線ネットワークを利用して、印刷データを含む印刷指示をプリンタPRに送信することができる。S30で準備される無線プロファイルは、SSID(Service Set Identifierの略)、認証方式、暗号化方式、パスワード等を含む。CPU42は、ランダムに文字列を選択することによって、SSID及びパスワードを準備する。また、CPU42は、予め決められている認証方式及び暗号化方式を準備する。CPU42は、無線プロファイルをメインメモリ44に記憶させる。ここで、CPU42は、メインメモリ44内に無線プロファイルが既に記憶されている場合には、メインメモリ44から古い無線プロファイルを削除して、S30で準備される新たな無線プロファイルをメインメモリ44に記憶させる。
次いで、S32では、CPU42は、S30で準備された無線プロファイルを含むPF書込指示をNFCI/F30に供給する。これにより、NFCI/F30のプロセッサ32は、PF書込指示に含まれる無線プロファイルを、対象データTDとして、I/Fメモリ34に書き込む(即ち記憶させる)。S32が終了すると、S40に進む。
S40では、CPU42は、監視処理(後述の図3及び図4参照)を開始する。S40が終了すると、図2の処理が終了する。
(CPU42の監視処理;図3、図4)
続いて、図3及び図4を参照して、図2のS40で開始される監視処理について説明する。監視処理では、図3のS50、S60、S70、図4のS80、S90、及び、S100の各監視ステップが順次実行される。
S50では、CPU42は、プリンタPRが非エラー状態からエラー状態に変化することを監視する。具体的には、CPU42は、エラーセンサ18の出力値がエラーを示さない状態から、エラーセンサ18の出力値がエラーを示す状態に変化する場合に、S50でYESと判断して、S52に進む。
S52では、CPU42は、メインメモリ44内のI/F設定情報SIがON設定を示すのかOFF設定を示すのかを判断する。CPU42は、I/F設定情報SIがOFF設定を示すと判断する場合(S52でNO)には、S54及びS56をスキップしてS50に戻る。一方において、CPU42は、I/F設定情報SIがON設定を示すと判断する場合(S52でYES)には、S54において、メインメモリ44からエラーURLを取得し、S56において、S54で取得されたエラーURLを含むエラー書込指示をNFCI/F30に供給する。S54及びS56は、図2のS20及びS22と同様である。S56が終了すると、S50に戻る。
S60では、CPU42は、プリンタPRがエラー状態から非エラー状態に変化することを監視する。具体的には、CPU42は、エラーセンサ18の出力値がエラーを示す状態から、エラーセンサ18の出力値がエラーを示さない状態に変化する場合に、S60でYESと判断して、S62に進む。
S62では、CPU42は、メインメモリ44内のI/F設定情報SIがON設定を示すのかOFF設定を示すのかを判断する。CPU42は、I/F設定情報SIがOFF設定を示すと判断する場合(S62でNO)には、S64及びS66をスキップしてS50に戻る。一方において、CPU42は、I/F設定情報SIがON設定を示すと判断する場合(S62でYES)には、S64において、無線プロファイルを準備し、S66において、S64で準備された無線プロファイルを含むPF書込指示をNFCI/F30に供給する。S64及びS66は、図2のS30及びS32と同様である。S66が終了すると、S50に戻る。
S70では、CPU42は、NFCI/F30のプロセッサ32から所定通知を取得することを監視する。所定通知は、NFCI/F30が携帯端末PTからPolling信号を受信する場合に、プロセッサ32から制御部40に供給される通知である(図5のS222参照)。CPU42は、プロセッサ32から所定通知を取得する場合に、S70でYESと判断して、S72に進む。
S72では、CPU42は、メインメモリ44内のI/F設定情報SIがON設定を示すのかOFF設定を示すのかを判断する。CPU42は、I/F設定情報SIがOFF設定を示すと判断する場合(S72でNO)には、S74〜S78をスキップしてS50に戻る。一方において、CPU42は、I/F設定情報SIがON設定を示すと判断する場合(S72でYES)には、S74において、プリンタPRの動作状態が省電力状態であるのか通常状態であるのかを判断する。CPU42は、プリンタPRの動作状態が省電力状態であると判断する場合(S74でYES)には、S75において、表示部14及び印刷実行部16への電力の供給を再開して、プリンタPRの動作状態を省電力状態から通常状態に切替えて、S76に進む。一方において、CPU42は、プリンタPRの現在の動作状態が通常状態であると判断する場合(S74でNO)には、S75をスキップしてS76に進む。
S76では、CPU42は、プリンタPRが非エラー状態であるのかエラー状態であるのかを判断する。S76は、図2のS10と同様である。CPU42は、プリンタPRがエラー状態であると判断する場合(S76でNO)には、S77及びS78をスキップしてS50に戻る。一方において、CPU42は、プリンタPRが非エラー状態であると判断する場合(S76でYES)には、S77に進む。
S77では、CPU42は、プリンタPRが、WFD方式のデバイス状態であるのか、WFD方式のG/O状態であるのか、を判断する。デバイス状態は、プリンタPRが、WFD方式のG/O状態及びクライアント状態のどちらでもなく、無線ネットワークに所属していない状態である。CPU42は、プリンタPRがデバイス状態であると判断する場合(S77でYES)には、S78において、プリンタPRをデバイス状態からG/O状態に移行させて、プリンタPRがG/O状態で動作する無線ネットワークを形成する。当該無線ネットワークは、メインメモリ44に現在記憶されている無線プロファイルが利用されるべき無線ネットワークであり、以下では、「対象無線ネットワーク」と呼ぶ。S78で対象無線ネットワークが形成された時点では、対象無線ネットワークにはプリンタPRのみが所属しており、他の機器が所属していない。S78が終了すると、S50に戻る。一方において、CPU42は、プリンタPRがG/O状態であると判断する場合(S77でNO)には、S78をスキップしてS50に戻る。
詳しくは後述するが、プリンタPRがG/O状態で動作する状況では、無線LANI/F20を介して携帯端末PTから接続要求が受信され得る(図4のS100参照)。この場合、CPU42は、接続処理(S102)及び印刷処理(S104)を実行した後に、プリンタPRをG/O状態からデバイス状態に移行させて、対象無線ネットワークを消滅させる(S106)。また、図示省略しているが、CPU42は、プリンタPRがG/O状態で動作する状況において、所定時間に亘って接続要求が受信されない場合にも、プリンタPRをG/O状態からデバイス状態に移行させて、対象無線ネットワークを消滅させる。
図4のS80では、CPU42は、ユーザが操作部12を操作することに起因して、メインメモリ44内のON設定を示すI/F設定情報SIが、OFF設定を示すI/F設定情報SIに変更されることを監視する。CPU42は、ON設定を示すI/F設定情報SIがOFF設定を示すI/F設定情報SIに変更される場合(S80でYES)に、S82において、I/Fメモリ34から対象データTD(即ち無線プロファイル又はエラーURL)を消去するための消去指示をNFCI/F30に供給する。これにより、NFCI/F30のプロセッサ32は、I/Fメモリ34から対象データTDを消去する。この結果、対象データTDが携帯端末PTに送信されない状態になる。S82が終了すると、図3のS50に戻る。
S90では、CPU42は、ユーザが操作部12を操作することに起因して、メインメモリ44内のOFF設定を示すI/F設定情報SIが、ON設定を示すI/F設定情報SIに変更されることを監視する。CPU42は、OFF設定を示すI/F設定情報SIがON設定を示すI/F設定情報SIに変更される場合(S90でYES)に、S91において、プリンタPRがエラー状態であるのか非エラー状態であるのかを判断する。S91は、図2のS10と同様である。CPU42は、プリンタPRがエラー状態であると判断する場合(S91でYES)には、S92及びS93を実行する。S92及びS93は、図2のS20及びS22と同様である。一方において、CPU42は、プリンタPRが非エラー状態であると判断する場合(S92でYES)には、S94及びS95を実行する。S94及びS95は、図2のS30及びS32と同様である。S93又はS95が終了すると、図3のS50に戻る。
S100では、CPU42は、携帯端末PTから、無線LANI/F20を介して、特定の接続要求を受信することを監視する。特定の接続要求は、Probe Requestであり、メインメモリ44に現在記憶されている無線プロファイル内のSSID、即ち、図2のS30、図3のS64、又は、図4のS94で準備された無線プロファイル内のSSIDを含む。特定の接続要求は、プリンタPRがG/O状態で動作する状況、即ち、対象無線ネットワークが形成されている状況で受信される要求である。CPU42は、携帯端末PTから特定の接続要求を受信する場合に、S100でYESと判断して、S102に進む。
S102では、CPU42は、特定の接続要求の送信元の携帯端末PTとの無線接続を確立するための接続処理を実行する。具体的には、CPU42は、無線LANI/F20を介して、特定の接続要求に対する応答信号(即ちProbe Response)を携帯端末PTに送信する。さらに、CPU42は、無線LANI/F20を介して、Provision Discovery Request/Response、Association Request/Response、Authentication Request/Response、4-Way Handshake等の通信を実行する。この過程において、携帯端末PTからプリンタPRに無線プロファイルに含まれる各情報(例えば、認証方式、暗号化方式、パスワード等)が送信され、CPU42は、当該各情報を利用して、携帯端末PTの認証を実行する。CPU42は、携帯端末PTの認証が成功する場合に、無線LANI/F20を介した無線接続を携帯端末PTと確立する。これにより、CPU42は、プリンタPRがG/O状態で動作する対象無線ネットワークに、クライアント状態で動作する携帯端末PTを参加させることができる。
S104では、CPU42は、印刷処理を実行する。具体的には、CPU42は、まず、対象無線ネットワークを利用して、無線LANI/F20を介して、携帯端末PTから印刷指示を受信する。印刷指示は、プリンタPRに印刷機能を実行させるための指示であり、印刷対象の画像を表わす印刷データを含む。次いで、CPU42は、印刷データを印刷実行部16に供給して、画像の印刷を印刷実行部16に実行させる。
印刷データは、画像ファイル等であるので、比較的に大きいデータサイズを有する。そして、NFC通信の通信速度は、Wi−Fi通信の通信速度よりも遅い。従って、仮に、プリンタPRと携帯端末PTとの間で、NFC通信に従って印刷データの無線通信が実行される構成を採用すると、プリンタPRは、印刷データを受信するために長時間を要する。これに対し、本実施例では、プリンタPRと携帯端末PTとの間で、Wi−Fi通信に従って印刷データの無線通信が実行されるので、プリンタPRは、印刷データを迅速に受信することができる。
S106では、CPU42は、プリンタPRをG/O状態からデバイス状態に移行させて、対象無線ネットワークを消滅させる。この結果、プリンタPRと携帯端末PTとの間の無線接続が切断される。S106が終了すると、図3のS50に戻る。
(プロセッサ32の処理;図5)
続いて、図5を参照して、NFCI/F30のプロセッサ32によって実行される処理について説明する。図5の処理では、S200、S210、及び、S220の各監視ステップが順次実行される。
S200では、プロセッサ32は、制御部40(即ちCPU42)から、エラー書込指示(図2のS22、図3のS56、図4のS93参照)、又は、PF書込指示(図2のS32、図3のS66、図4のS95参照)を取得することを監視する。プロセッサ32は、制御部40からエラー書込指示又はPF書込指示を取得する場合に、S200でYESと判断して、S202において、I/Fメモリ34内の古い対象データTDに代えて、S200で取得された書込指示に含まれる新たな対象データTD(即ちエラーURL又は無線プロファイル)をI/Fメモリ34に書き込む。S202が終了すると、S200に戻る。
S210では、プロセッサ32は、制御部40から消去指示(図2のS34、図4のS82参照)を取得することを監視する。プロセッサ32は、制御部40から消去指示を取得する場合に、S210でYESと判断して、S212において、I/Fメモリ34から対象データTDを消去する。S212が終了すると、S200に戻る。
S220では、プロセッサ32は、携帯端末PTから通信セッションを確立するための要求信号であるPolling信号を受信することを監視する。プリンタPRのNFCI/F30と携帯端末PTのNFCI/Fとの間の距離が所定の距離(例えば10cm)以下になると、プロセッサ32は、携帯端末PTからPolling信号を受信し、S220でYESと判断して、S222に進む。
S222では、プロセッサ32は、Polling信号が受信されたことを示す通知である所定通知を制御部40(即ちCPU42)に供給する。これにより、図3のS70において、CPU42によってYESと判断される。
S224では、プロセッサ32は、Polling信号に対する応答信号を携帯端末PTに送信する。これにより、プリンタPRのNFCI/F30と携帯端末PTのNFCI/Fとの間に通信セッションが確立される。
S226では、プロセッサ32は、I/Fメモリ34内に対象データTDが記憶されているのか否かを判断する。プロセッサ32は、I/Fメモリ34内に対象データTDが記憶されていると判断する場合(S226でYES)には、S228において、I/Fメモリ34から対象データTDを読み出す。そして、S230では、プロセッサ32は、S2224で確立された通信セッションを利用して、対象データTDを含むデータパケットを携帯端末PTに送信する。S230が終了すると、S200に戻る。
S212でI/Fメモリ34から対象データTDが消去された後であって、I/Fメモリ34に対象データTDが書き込まれる前には、I/Fメモリ34内に対象データTDが記憶されていない。このような状況では、S226において、プロセッサ32は、I/Fメモリ34内に対象データTDが記憶されていないと判断する(S226でNO)。この場合、S240において、プロセッサ32は、S224で確立された通信セッションを利用して、対象データTDを含まない空パケットを携帯端末PTに送信する。S240が終了すると、S200に戻る。
(ケースA;図6)
続いて、図6及び図7を参照して、図2〜図5のフローチャートによって実現される具体的なケースを説明する。図6のケースAの初期状態では、プリンタPRにおいて、メインメモリ44内のI/F設定情報SIがON設定であり、非エラー状態である。従って、NFCI/F30には、対象データTDとして無線プロファイルが記憶されている(図2のS32、図3のS66、図4のS95)。また、プリンタPRの動作状態は、省電力状態である。
携帯端末PTのユーザは、携帯端末PTをプリンタPRに近づける。これにより、プリンタPRのNFCI/F30と携帯端末PTのNFCI/Fとの間の距離が所定の距離(例えば10cm)以下になり、プリンタPRのNFCI/F30は、携帯端末PTからPolling信号300を受信し(図5のS220でYES)、所定通知301を制御部40に供給する(S222)。この結果、制御部40は、プリンタPRの動作状態を省電力状態から通常状態に切替え(図3のS75)、プリンタPRをデバイス状態からG/O状態に移行させて、対象無線ネットワークを形成する(S78)。
また、プリンタPRのNFCI/F30は、Polling信号300に対する応答信号302を携帯端末PTに送信する(図5のS224)。この結果、プリンタPRのNFCI/F30と携帯端末PTのNFCI/Fとの間に通信セッションが確立される。そして、NFCI/F30は、当該通信セッションを利用して、対象データTDである無線プロファイルを含むデータパケット304を携帯端末PTに送信する。
その後、プリンタPRの制御部40は、無線LANI/F20を介して、携帯端末PTから、無線プロファイル内のSSIDを含む特定の接続要求306を受信する(図4のS100でYES)。この場合、制御部40は、携帯端末PTとの無線接続を確立するための接続処理を実行する(S102)。この結果、プリンタPRの無線LANI/F20と携帯端末PTの無線LANI/Fとの間に無線接続が確立され、携帯端末PTが対象無線ネットワークに参加する。この場合、制御部40は、対象無線ネットワークを利用して、無線LANI/F20を介して、携帯端末PTから印刷データを含む印刷指示308を受信して、印刷処理を実行する(S104)。そして、制御部40は、プリンタPRをG/O状態からデバイス状態に移行させて、対象無線ネットワークを消滅させる(S106)。これにより、プリンタPRと携帯端末PTとの間の無線接続が切断される。
上述したように、本実施例では、ON設定を示すI/F設定情報SIがメインメモリ44に格納されている状況では、無線プロファイルを含むデータパケット304が携帯端末PTに送信され得る。従って、プリンタPRは、無線プロファイルに従った無線接続を携帯端末PTと確立して、携帯端末PTから印刷指示308を受信し得る。このような可能性に鑑みて、プリンタPRでは、所定通知301に応じて、プリンタPRの動作状態が省電力状態から通常状態に切替えられ、印刷実行部16に電力が供給される。この結果、プリンタPRは、携帯端末PTから印刷指示308を受信する場合に、印刷機能を迅速に実行することができる。
その後、ユーザが操作部12を操作することに起因して、プリンタPRにおいて、ON設定を示すI/F設定情報SIが、OFF設定を示すI/F設定情報SIに変更される(図4のS80でYES)。この場合、プリンタPRの制御部40は、消去指示310をNFCI/F30に供給する(S82)。この結果、無線プロファイルである対象データTDがNFCI/F30から消去される(図5のS210でYES、S212)。操作部12が操作されてから、所定のイベントが発生することなく、所定時間が経過すると、プリンタPRの動作状態が通常状態から省電力状態に切替えられる。
携帯端末PTのユーザは、携帯端末PTをプリンタPRに再び近づける。これにより、プリンタPRのNFCI/F30は、携帯端末PTからPolling信号320を受信し(図5のS220でYES)、所定通知321を制御部40に供給する(S222)。ただし、制御部40は、NFCI/F30から所定通知321を取得しても(図3のS70でYES)、I/F設定情報SIがOFF設定を示すので、プリンタPRの動作状態を通常状態に切替えずに省電力状態に維持する(S72でNO)。
また、プリンタPRのNFCI/F30は、Polling信号320に対する応答信号322を携帯端末PTに送信して(図5のS224)、携帯端末PTとの通信セッションを確立する。ただし、NFCI/F30内に対象データTDが記憶されていないので、NFCI/F30は、当該通信セッションを利用して、対象データTDを含まない空パケット324を携帯端末PTに送信する(S226でNO、S240)。このように、本実施例によると、OFF設定を示すI/F設定情報SIがメインメモリ44に格納されている状況で、無線プロファイルが携帯端末PTに送信されるのを適切に抑制することができる。
上述したように、本実施例では、OFF設定を示すI/F設定情報SIがメインメモリ44に格納されている状況では、無線プロファイルが携帯端末PTに送信されない。従って、プリンタPRは、通常、携帯端末PTから印刷指示を受信しない。このために、プリンタPRでは、印刷実行部16に電力を供給する必要がないので、所定通知321が取得されても、プリンタPRの動作状態が省電力状態に維持される。これにより、プリンタPRの消費電力を適切に低減させることができる。
その後、プリンタPRにおいて、OFF設定を示すI/F設定情報SIが、ON設定を示すI/F設定情報SIに変更される(図4のS90でYES)。この場合、プリンタPRの制御部40は、無線プロファイルを含むPF書込指示330をNFCI/F30に供給する(S95)。この結果、無線プロファイルである対象データTDがNFCI/F30に書き込まれる(図5のS200でYES、S202)。このように、本実施例によると、ON設定を示すI/F設定情報SIがメインメモリ44に格納されている状況で、無線プロファイルが携帯端末PTに適切に送信され得る。
(ケースB;図7)
図7のケースBの初期状態は、図6のケースAの初期状態と同じである。例えば、消耗品の残量がゼロになることに起因して、プリンタPRが非エラー状態からエラー状態に移行する(図3のS50でYES)。この場合、プリンタPRの制御部40は、エラーURLを含むエラー書込指示400をNFCI/F30に供給する(S56)。この結果、NFCI/F30では、対象データTDとして、無線プロファイルに代えてエラーURLが書き込まれる(図5のS200でYES、S202)。
その後、携帯端末PTのユーザは、携帯端末PTをプリンタPRに近づける。これにより、プリンタPRのNFCI/F30は、携帯端末PTからPolling信号410を受信し(図5のS220でYES)、所定通知411を制御部40に供給する(S222)。この結果、制御部40は、プリンタPRの動作状態を省電力状態から通常状態に切替える(図3のS75)。ただし、プリンタPRがエラー状態であるので、制御部40は、プリンタPRをG/O状態に移行させずにデバイス状態に維持する(S76でNO)。
また、プリンタPRのNFCI/F30は、Polling信号410に対する応答信号412を携帯端末PTに送信して(図5のS224)、携帯端末PTとの通信セッションを確立する。そして、NFCI/F30は、当該通信セッションを利用して、対象データTDであるエラーURLを含むデータパケット414を携帯端末PTに送信する。
携帯端末PTは、エラーURLにアクセスして、プリンタPRで現在発生しているエラーを解消させるための方法を示すウェブページを表示する。これにより、ユーザは、プリンタPRのエラーを解消させることができる。
上述したように、本実施例では、ON設定を示すI/F設定情報SIがメインメモリ44に格納されている状況で、プリンタPRが非エラー状態からエラー状態に移行する場合に、NFCI/F30内の対象データTDが、無線プロファイルからエラーURLに変更される。従って、プリンタPRが非エラー状態であるのかエラー状態であるのかに応じて、携帯端末PTに送信されるべき対象データTDを適切に変えることができる。
また、G/O状態で動作するプリンタPRの消費電力は、通常、デバイス状態で操作するプリンタPRの消費電力よりも大きい。本実施例では、プリンタPRは、印刷を実行不可能なエラー状態である状況では、デバイス状態からG/O状態に移行しない。このために、プリンタPRの消費電力を適切に低減させることができる。
(ケースB1)
ケースB1では、ユーザが操作部12を操作することに起因して、プリンタPRにおいて、ON設定を示すI/F設定情報SIが、OFF設定を示すI/F設定情報SIに変更される(図4のS80でYES)。この場合、プリンタPRの制御部40は、消去指示420をNFCI/F30に供給する(S82)。この結果、エラーURLである対象データTDがNFCI/F30から消去される(図5のS210でYES、S212)。操作部12が操作されてから、所定のイベントが発生することなく、所定時間が経過すると、プリンタPRの動作状態が通常状態から省電力状態に切替えられる。
携帯端末PTのユーザは、携帯端末PTをプリンタPRに再び近づける。これにより、プリンタPRのNFCI/F30は、携帯端末PTからPolling信号430を受信し(図5のS220でYES)、所定通知431を制御部40に供給する(S222)。ただし、制御部40は、NFCI/F30から所定通知431を取得しても(図3のS70でYES)、I/F設定情報SIがOFF設定を示すので、プリンタPRの動作状態を通常状態に切替えずに省電力状態に維持する(S72でNO)。このように、本実施例によると、プリンタPRの消費電力を適切に低減させることができる。
また、プリンタPRのNFCI/F30は、Polling信号430に対する応答信号432を携帯端末PTに送信して(図5のS224)携帯端末PTとの通信セッションを確立する。ただし、NFCI/F30内に対象データTDが記憶されていないので、NFCI/F30は、当該通信セッションを利用して、エラーURLを含まない空パケット434を携帯端末PTに送信する(S226でNO、S240)。このように、本実施例によると、OFF設定を示すI/F設定情報SIがメインメモリ44に格納されている状況で、エラーURLが携帯端末PTに送信されるのを適切に抑制することができる。
(ケースB2)
ケースB2では、例えば、ユーザによって消耗品がプリンタPRにセットされることに起因して、プリンタPRがエラー状態から非エラー状態に移行する(図3のS60でYES)。この場合、プリンタPRの制御部40は、無線プロファイルを含むPF書込指示440をNFCI/F30に供給する(S66)。この結果、NFCI/F30では、対象データTDとして、エラーURLに代えて無線プロファイルが書き込まれる(図5のS200でYES、S202)。このように、本実施例によると、プリンタPRが非エラー状態であるのかエラー状態であるのかに応じて、携帯端末PTに送信されるべき対象データTDを適切に変えることができる。
(プリンタPRの制御部40の動作のまとめ;図8)
図8を参照して、本実施例で実現されるプリンタPRの制御部40の動作のまとめを説明する。プリンタPRが非エラー状態であり、かつ、メインメモリ44内のI/F設定情報SIがON設定を示す第1の状況では、制御部40は、NFCI/F30のI/Fメモリ34内に無線プロファイルを書き込む(図2のS32、図3のS66、図4のS95)。そして、制御部40は、上記の第1の状況であり、かつ、プリンタPRの動作状態が省電力状態である状況で、NFCI/F30から所定通知を取得する場合には、プリンタPRの動作状態を省電力状態から通常状態に切替える(図3のS75)。この結果、プリンタPRは、携帯端末PTから印刷指示を受信する場合に、印刷機能を迅速に実行することができる。
プリンタPRが非エラー状態であり、かつ、メインメモリ44内のI/F設定情報SIがOFF設定を示す第2の状況では、制御部40は、NFCI/F30のI/Fメモリ34内に無線プロファイルを書き込まない(図2のS2でNO、図3のS62でNO、図4のS80でYES、S82)。そして、制御部40は、上記の第2の状況であり、かつ、プリンタPRの動作状態が省電力状態である状況で、NFCI/F30から所定通知を取得する場合には、プリンタPRの動作状態を通常状態に切替えずに省電力状態に維持する(図3のS72でNO)。この結果、プリンタPRの消費電力を適切に低減させることができる。このように、制御部40は、上記の第1の状況又は第2の状況において、所定通知を取得する場合に、プリンタPRの動作状態を通常状態に切替えるのか否かを変えることができ、この結果、プリンタPRの動作状態を適切に制御することができる。
また、プリンタPRがエラー状態であり、かつ、メインメモリ44内のI/F設定情報SIがON設定を示す第3の状況では、制御部40は、NFCI/F30のI/Fメモリ34内にエラーURLを書き込む(図2のS22、図3のS56、図4のS93)。そして、制御部40は、上記の第3の状況であり、かつ、プリンタPRの動作状態が省電力状態である状況で、NFCI/F30から所定通知を取得する場合には、プリンタPRの動作状態を省電力状態から通常状態に切替える(図3のS75)。
プリンタPRがエラー状態であり、かつ、メインメモリ44内のI/F設定情報SIがOFF設定を示す第4の状況では、制御部40は、NFCI/F30のI/Fメモリ34内にエラーURLを書き込まない(図2のS2でNO、図3のS52でNO、図4のS80でYES、S82)。そして、制御部40は、上記の第4の状況であり、かつ、プリンタPRの動作状態が省電力状態である状況で、NFCI/F30から所定通知を取得する場合には、プリンタPRの動作状態を通常状態に切替えずに省電力状態に維持する(図3のS72でNO)。この結果、プリンタPRの消費電力を適切に低減させることができる。このように、制御部40は、上記の第3の状況又は第4の状況において、所定通知を取得する場合に、プリンタPRの動作状態を通常状態に切替えるのか否かを変えることができ、この結果、プリンタPRの動作状態を適切に制御することができる。
なお、変形例では、制御部40は、上記の第2の状況及び第4の状況において、NFCI/F30のI/Fメモリ34内にプリンタPRのステータスを示すステータス情報を書き込んでもよい。ステータス情報は、例えば、I/F設定情報SIがOFF設定を示すメッセージを示すメッセージを含んでいてもよい。この構成によると、上記の第2の状況又は第4の状況において、無線プロファイル又はエラーURLが携帯端末PTに送信されず、プリンタPRのステータス情報が携帯端末PTに送信され得る。このために、携帯端末PTのユーザは、OFF設定を示すI/F設定情報SIがプリンタPRに格納されていることを知ることができる。従って、ユーザは、プリンタPRから無線プロファイル等を取得するためには、I/F設定情報SIをOFF設定からON設定に変更すべきことを知ることができる。なお、別の変形例では、上記のステータス情報は、例えば、プリンタPRの電源がON状態であることを示すメッセージを含んでいてもよい。
(対応関係)
プリンタPR、印刷実行部16、携帯端末PTが、それぞれ、「機能実行機器」、「機能実行部」、「外部機器」の一例である。NFCI/F30、無線LANI/F20が、それぞれ、「第1の無線インターフェイス」、「第2の無線インターフェイス」の一例である。メインメモリ44、I/Fメモリ34が、それぞれ、「設定情報メモリ」、「インターフェイスメモリ」の一例である。I/F設定情報SI、ON設定、OFF設定が、それぞれ、「設定情報」、「第1の設定」、「第2の設定」の一例である。無線プロファイル、エラーURLが、それぞれ、「第1の対象データ」、「第2の対象データ」の一例である。印刷機能、印刷指示が、「特定機能」、「機能実行指示」の一例である。プリンタPRがG/O状態で動作すること、携帯端末PTがクライント状態で動作することが、それぞれ、「親局」、「子局」の一例である。図6において、消去指示310、PF書込指示330が、それぞれ、「第1の消去指示」、「第1の書込指示」の一例である。図7において、エラー書込指示400、消去指示420、PF書込指示440が、それぞれ、「第2の書込指示」、「第2の消去指示」、「第3の書込指示」の一例である。
図3のS70で所定通知を取得する処理が、「通知取得部」によって実行される処理の一例である。CPU42がプリンタPRの動作状態を通常状態と省電力状態との間で切替える処理(例えば図3のS75)が、「切替部」によって実行される処理の一例である。図4のS102、S104、図3のS78が、それぞれ、「確立部」、「機能制御部」、「形成部」によって実行される処理の一例である。図4のS95、図3のS56、S66が、それぞれ、「第1の書込指示供給部」、「第2の書込指示供給部」、「第3の書込指示供給部」によって実行される処理の一例である。図4のS82が、「第1の消去指示供給部」及び「第2の消去指示供給部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
第1実施例とは異なる点を説明する。図8に示されるように、第1実施例では、プリンタPRの制御部40は、第3の状況において、NFCI/F30から所定通知を取得する場合に、プリンタPRの動作状態を省電力状態から通常状態に切替える。これに対し、本実施例では、制御部40は、第3の状況において、NFCI/F30から所定通知を取得しても、プリンタPRの動作状態を通常状態に切替えずに省電力状態に維持する。
(CPU42の監視処理;図9)
本実施例では、CPU42は、図3の処理に代えて、図9の処理を実行する。図9のS50〜S72は、図3と同様である。CPU42は、S72でYESと判断する場合に、S73において、プリンタPRが非エラー状態であるのかエラー状態であるのかを判断する。CPU42は、プリンタPRがエラー状態であると判断する場合(S73でNO)には、S74以降の各処理をスキップしてS50に戻る。一方において、CPU42は、プリンタPRが非エラー状態であると判断する場合(S73でYES)には、S74に進む。S74、S75、S77、及び、S78は、図4と同様である。
(ケースC;図10)
続いて、図10を参照して、本実施例によって実現される具体的なケースCを説明する。図10のケースCの初期状態は、図6のケースAの初期状態(即ち図7のケースBの初期状態)と同じである。
プリンタPRは、非エラー状態からエラー状態に移行する(図3のS50でYES)。この場合、エラー書込指示500が供給されて、NFCI/F30にエラーURLが書き込まれる点は、図7のケースBと同様である。
その後、携帯端末PTのユーザは、携帯端末PTをプリンタPRに近づける。この場合、プリンタPRと携帯端末PTとの間で、Polling信号510、応答信号512、及び、データパケット514が通信される点は、図7のケースBと同様である。ただし、プリンタPRの制御部40は、NFCI/F30から所定通知511を取得しても、プリンタPRがエラー状態であるので、プリンタPRの動作状態を通常状態に切替えずに省電力状態に維持する(図9のS73でNO)。
ケースCに示されるように、ON設定を示すI/F設定情報SIがメインメモリ44に格納されていても、プリンタPRがエラー状態である状況では、エラーURLが携帯端末PTに送信されるが、無線プロファイルが携帯端末PTに送信されない。従って、プリンタPRは、通常、携帯端末PTから印刷指示を受信しない。このために、プリンタPRでは、印刷実行部16に電力を供給する必要がないので、所定通知511が取得されても、プリンタPRの動作状態が省電力状態に維持される。これにより、プリンタPRの消費電力を適切に低減させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)「機能実行機器」は、印刷機能を実行する印刷実行部を備えるプリンタPRでなくてもよく、スキャン機能を実行するスキャン実行部を備えるスキャナであってもよい。本変形例では、例えば、スキャナは、上記の実施例と同様に、NFCI/Fと、無線LANI/Fと、を備えていてもよい。NFCI/Fは、無線プロファイルを記憶しており、当該無線プロファイルを携帯端末PTに送信してもよい。そして、スキャナのCPUは、携帯端末PTから無線LANI/Fを介して接続要求を受信する場合に、無線LANI/Fを介した無線接続を携帯端末PTと確立して、当該無線接続を利用して、携帯端末PTからスキャン要求を受信してもよい。この場合、CPUは、スキャン実行部に原稿のスキャンを実行させ、上記の無線接続を利用して、スキャンデータを携帯端末PTに送信してもよい。本変形例では、スキャン実行部、スキャン機能、スキャン要求が、それぞれ、「機能実行部」、「特定機能」、「機能実行指示」の一例である。
(変形例2)CPU42は、無線LANI/F20を介した無線接続を携帯端末PTと確立した後に、当該無線接続を利用して、携帯端末PTから印刷指示を受信しなくてもよい。この場合、例えば、CPU42は、上記の無線接続を利用して、印刷データの送信を携帯端末PTに要求して、上記の無線接続を利用して、携帯端末PTから印刷データを受信してもよい。即ち、「機能制御部」は、外部機器から機能実行指示が取得されなくても、機能実行部に特定機能を実行させてもよい。
(変形例3)図3のS78では、CPU42は、プリンタPRの状態をWFD方式のデバイス状態からG/O状態に移行させることによって、無線ネットワークを形成する。これに代えて、CPU42は、いわゆるSoftAP(Access Pointの略)を起動させることによって、プリンタPRがAPとして動作する無線ネットワークを形成してもよい。本変形例では、図2のS30、図3のS64、及び、図4のS94において、CPU42は、当該無線ネットワークで利用されるべき無線プロファイル(SSID、パスワード等)を準備する。また、図4のS102において、CPU42は、当該無線ネットワークに携帯端末PTを参加させるために、無線LANI/F20を介した無線接続を携帯端末PTと確立する。本変形例では、プリンタPRがAPとして動作することが、「親局」の一例であり、プリンタPRがAPとして動作する無線ネットワークの無線プロファイルが、「第1の対象データ」の一例である。また、プリンタPRがAPとして動作すること、携帯端末PTがAPとして動作するプリンタPRとの無線接続を確立することが、それぞれ、「親局」、「子局」の一例である。
(変形例4)「第1の対象データ」は、無線ネットワークの無線プロファイルに限られない。例えば、プリンタPRと携帯端末PTとが同じ有線LANに既に接続されている状況では、「第1の対象データ」は、有線LAN内におけるプリンタPRのIPアドレスであってもよい。この場合、携帯端末PTは、NFC通信を実行して、プリンタPRからプリンタPRのIPアドレスを受信する場合に、当該IPアドレスを利用して、上記の有線LANを介して、印刷指示をプリンタPRに送信してもよい。一般的に言うと、「第1の対象データ」は、特定機能に関連する通信を実行するためのデータを含んでいればよい。また、本変形例では、「第2の無線インターフェイス」、「確立部」、及び、「形成部」は省略可能である。
(変形例5)「第2の対象データ」は、エラーURLに限られず、例えば、プリンタPRで発生しているエラーの名称(例えば、消耗品切れ、紙詰まり等)を示すメッセージであってもよい。一般的に言うと、「第2の対象データ」は、エラー状態に関係するデータを含んでいればよい。
(変形例6)上記の実施例では、CPU42は、携帯端末PTからPolling信号が受信された後(即ち図5のS220でYESの後)であって、携帯端末PTとの通信セッションが確立される前(即ちS224の前)に、NFCI/F30のプロセッサ32から所定通知を受信する(図3のS70でYES)。これに代えて、CPU42は、携帯端末PTからPolling信号が受信され、かつ、携帯端末PTとの通信セッションが確立された後に、プロセッサ32から所定通知を受信してもよい。即ち、「所定通知」は、外部機器との通信セッションが確立される前に取得されてもよいし、外部機器との通信セッションが確立された後に取得されてもよい。また、CPU42は、携帯端末PTからPolling信号が受信されることに応じて、NFCI/F30のプロセッサ32から所定通知を受信しなくてもよい。例えば、CPU42は、携帯端末PTからPolling信号が受信された後に、携帯端末PTから対象データTDの読み出しを要求するためのRead信号が受信されることに応じて、プロセッサ32から所定通知を受信してもよい。また、例えば、CPU42は、携帯端末PTからPolling信号が受信された後に、携帯端末PTから通信セッションが確立されている状態であるのか否かを確認するための確認信号が受信されることに応じて、プロセッサ32から所定通知を受信してもよい。上記のいずれの変形例も、「前記プロセッサから、前記外部機器から前記要求信号が受信されたことを示す所定通知を取得する」という構成に含まれる。
(変形例7)上記の実施例では、図4のS82において、CPU42は、I/Fメモリ34から対象データTDを消去するための消去指示をNFCI/F30に供給する。これに代えて、CPU42は、I/Fメモリ34から対象データTDを消去せずに、対象データTDの送信を禁止するための禁止指示をNFCI/F30に供給してもよい。禁止指示は、例えば、I/Fメモリ34内のヘッダブロックに所定の情報を書き込むための指示であってもよい。この場合、NFCI/F30は、CPU42から禁止指示が取得された後に(即ちヘッダブロックに所定の情報が書き込まれている状態で)、携帯端末PTとの通信セッションが確立されても、I/Fメモリ34内の対象データTDを携帯端末PTに送信しない。また、CPU42は、図4のS90でYESと判断する場合に、S91〜S95に代えて、対象データTDの送信を許可するための許可指示をNFCI/F30に供給してもよい。許可指示は、例えば、I/Fメモリ34内のヘッダブロックから所定の情報を消去するための指示であってもよい。この場合、NFCI/F30は、CPU42から許可指示が取得された後に(即ちヘッダブロックに所定の情報が書き込まれていない状態で)、携帯端末PTとの通信セッションが確立されると、I/Fメモリ34内の対象データTDを携帯端末PTに送信する。本変形例でも、I/F設定情報SIがOFF設定を示す場合に、対象データTDが携帯端末PTに送信されるのを適切に抑制することができる。本変形例では、「第1の消去指示供給部」、「第2の消去指示供給部」、及び、「第1の書込指示供給部」を省略可能である。
(変形例8)上記の実施例では、CPU42は、プリンタPRがエラー状態である場合に、I/Fメモリ34内に無線プロファイルではなくエラーURLを書き込む(図2のS22、図3のS56、図4のS93)。これに代えて、CPU42は、プリンタPRがエラー状態であるのか非エラー状態であるのかに関わらずに、I/Fメモリ34内に無線プロファイルを書き込んでもよい。本変形例では、「第2の書込指示供給部」及び「第3の書込指示供給部」を省略可能である。
(変形例9)NFCI/F30は、NFCフォーラムタグでなくてもよく、プロセッサ32とI/Fメモリ34とを備えるNFCフォーラムデバイスであってもよい。また、プリンタPRは、NFCI/F30に代えて、例えば、TransferJet方式、BlueTooth(登録商標)方式等の他の方式に従った無線通信を実行するための無線インターフェイスを備えていてもよい。一般的に言うと、「第1の無線インターフェイス」は、プロセッサとインターフェイスメモリとを備える無線インターフェイスであればよい。
(変形例10)「外部機器」は、携帯端末PTに限られず、PC、プリンタ、スキャナ、コピー機、多機能機、サーバ等であってもよい。
(変形例11)上記の実施例では、プリンタPRのCPU42がメインメモリ44内のプログラムPG(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2〜図4及び図9の各処理が実現される。これに代えて、これらの各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、PR:プリンタ、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、18:エラーセンサ、20:無線LANインターフェイス、30:NFCインターフェイス、32:プロセッサ、34:インターフェイスメモリ、40:制御部、42:CPU、44:メインメモリ、PW:外部電源、PT:携帯端末、300,320:Polling信号、301,321:所定通知、302,322:応答信号、304:データパケット、306:接続要求、308:印刷指示、310:消去指示、324:空パケット、330:PF書込指示

Claims (20)

  1. 機能実行機器であって、
    ICタグとして機能する第1の無線インターフェイスと、
    特定機能を実行する機能実行部と、
    制御部と、を備え、
    前記第1の無線インターフェイスは、
    第1の対象データが書き込まれるべきインターフェイスメモリであって、前記第1の対象データは、前記機能実行機器と外部機器との間で、前記特定機能に関連する通信を実行するためのデータを含む、前記インターフェイスメモリと、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれている状況で、前記外部機器から前記第1の無線インターフェイスを介した通信セッションを確立するための要求信号が受信される場合に、前記外部機器との前記通信セッションを確立して、前記インターフェイスメモリ内の前記第1の対象データを前記外部機器に送信するプロセッサと、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の対象データが前記外部機器に送信されるべき第1の設定と、前記第1の対象データが前記外部機器に送信されない第2の設定と、のうち、選択された選択結果を示す設定情報を格納する設定情報メモリと、
    前記機能実行機器の動作状態を、通常状態と、前記通常状態よりも消費電力が小さい省電力状態と、の間で切替える切替部であって、前記省電力状態における前記機能実行部の消費電力は、前記通常状態における前記機能実行部の消費電力よりも小さい、前記切替部と、を備え、
    前記切替部は、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記省電力状態から前記通常状態に切替え、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記通常状態に切替えずに前記省電力状態に維持し、
    前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記第1の対象データは送信されない、機能実行機器。
  2. 前記機能実行機器は、さらに、
    前記第1の無線インターフェイスとは異なる第2の無線インターフェイスを備え、
    前記第1の対象データは、前記第2の無線インターフェイスを介した無線接続を前記外部機器と確立するためのデータを含み、
    前記制御部は、さらに、
    前記第1の無線インターフェイスを介して前記第1の対象データが前記外部機器に送信された後に、前記第2の無線インターフェイスを介した前記無線接続を前記外部機器と確立する確立部と、
    前記第2の無線インターフェイスを介した前記無線接続を利用して、前記外部機器から前記機能実行機器に前記特定機能を実行させるための機能実行指示が取得される場合に、前記機能実行部に前記特定機能を実行させる機能制御部と、を備える、請求項1に記載の機能実行機器。
  3. 前記制御部は、さらに、
    前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、無線ネットワークの親局として動作して、前記無線ネットワークを形成する形成部を備え、
    前記確立部は、前記第2の無線インターフェイスを介した前記無線接続を前記外部機器と確立して、前記無線ネットワークの子局として、前記外部機器を前記無線ネットワークに参加させる、請求項2に記載の機能実行機器。
  4. 機能実行機器であって、
    ICタグとして機能する第1の無線インターフェイスと、
    特定機能を実行する機能実行部と、
    制御部と、を備え、
    前記第1の無線インターフェイスは、
    第1の対象データが書き込まれるべきインターフェイスメモリであって、前記第1の対象データは、前記機能実行機器と外部機器との間で、前記特定機能に関連する通信を実行するためのデータを含む、前記インターフェイスメモリと、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれている状況で、前記外部機器から前記第1の無線インターフェイスを介した通信セッションを確立するための要求信号が受信される場合に、前記外部機器との前記通信セッションを確立して、前記インターフェイスメモリ内の前記第1の対象データを前記外部機器に送信するプロセッサと、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の対象データが前記外部機器に送信されるべき第1の設定と、前記第1の対象データが前記外部機器に送信されない第2の設定と、のうち、選択された選択結果を示す設定情報を格納する設定情報メモリと、
    前記機能実行機器の動作状態を、通常状態と、前記通常状態よりも消費電力が小さい省電力状態と、の間で切替える切替部であって、前記省電力状態における前記機能実行部の消費電力は、前記通常状態における前記機能実行部の消費電力よりも小さい、前記切替部と、を備え、
    前記切替部は、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記省電力状態から前記通常状態に切替え、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記通常状態に切替えずに前記省電力状態に維持し、
    前記制御部は、さらに、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれている状況で、前記設定情報メモリが、前記第1の設定を示す前記設定情報に代えて、前記第2の設定を示す前記設定情報を格納する場合に、前記インターフェイスメモリ内から前記第1の対象データを消去するための第1の消去指示を前記プロセッサに供給する第1の消去指示供給部を備える、機能実行機器。
  5. 前記制御部は、さらに、
    前記設定情報メモリが、前記第2の設定を示す前記設定情報に代えて、前記第1の設定を示す前記設定情報を格納する場合に、前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データを書き込むための第1の書込指示を前記プロセッサに供給する第1の書込指示供給部を備える、請求項4に記載の機能実行機器。
  6. 機能実行機器であって、
    ICタグとして機能する第1の無線インターフェイスと、
    特定機能を実行する機能実行部と、
    制御部と、を備え、
    前記第1の無線インターフェイスは、
    第1の対象データが書き込まれるべきインターフェイスメモリであって、前記第1の対象データは、前記機能実行機器と外部機器との間で、前記特定機能に関連する通信を実行するためのデータを含む、前記インターフェイスメモリと、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれている状況で、前記外部機器から前記第1の無線インターフェイスを介した通信セッションを確立するための要求信号が受信される場合に、前記外部機器との前記通信セッションを確立して、前記インターフェイスメモリ内の前記第1の対象データを前記外部機器に送信するプロセッサと、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の対象データが前記外部機器に送信されるべき第1の設定と、前記第1の対象データが前記外部機器に送信されない第2の設定と、のうち、選択された選択結果を示す設定情報を格納する設定情報メモリと、
    前記機能実行機器の動作状態を、通常状態と、前記通常状態よりも消費電力が小さい省電力状態と、の間で切替える切替部であって、前記省電力状態における前記機能実行部の消費電力は、前記通常状態における前記機能実行部の消費電力よりも小さい、前記切替部と、を備え、
    前記切替部は、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記省電力状態から前記通常状態に切替え、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記通常状態に切替えずに前記省電力状態に維持し、
    前記制御部は、さらに、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれており、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記機能実行機器が非エラー状態からエラー状態に移行する場合に、前記第1の対象データに代えて前記エラー状態に関係する第2の対象データを前記インターフェイスメモリ内に書き込むための第2の書込指示を前記プロセッサに供給する第2の書込指示供給部を備える、機能実行機器。
  7. 前記制御部は、さらに、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第2の対象データが書き込まれており、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記機能実行機器が前記エラー状態から前記非エラー状態に移行する場合に、前記第2の対象データに代えて前記第1の対象データを前記インターフェイスメモリ内に書き込むための第3の書込指示を前記プロセッサに供給する第3の書込指示供給部を備える、請求項6に記載の機能実行機器。
  8. 前記制御部は、さらに、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第2の対象データが書き込まれており、かつ、前記設定情報メモリが、前記第1の設定を示す前記設定情報に代えて、前記第2の設定を示す前記設定情報を格納する場合に、前記インターフェイスメモリ内から前記第2の対象データを消去するための第2の消去指示を前記プロセッサに供給する第2の消去指示供給部を備える、請求項6又は7に記載の機能実行機器。
  9. 前記切替部は、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納しており、かつ、前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれている状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記省電力状態から前記通常状態に切替え、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納しており、かつ、前記インターフェイスメモリ内に前記第2の対象データが書き込まれている状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記通常状態に切替えずに前記省電力状態に維持する、請求項6から8のいずれか一項に記載の機能実行機器。
  10. 前記制御部は、さらに、
    前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納しており、かつ、前記機能実行機器が前記非エラー状態である状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、無線ネットワークの親局として動作して、前記無線ネットワークを形成する形成部を備え、
    前記形成部は、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納しており、かつ、前記機能実行機器が前記エラー状態である状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信しても、前記無線ネットワークの前記親局として動作せず、前記無線ネットワークを形成しない、請求項6から9のいずれか一項に記載の機能実行機器。
  11. 前記無線ネットワークの前記親局は、WFD(Wi-Fi Directの略)方式のGroup Ownerである、請求項10に記載の機能実行機器。
  12. 前記無線ネットワークの前記親局は、SoftAP(Access Pointの略)である、請求項10に記載の機能実行機器。
  13. 機能実行機器であって、
    ICタグとして機能する第1の無線インターフェイスと、
    前記第1の無線インターフェイスとは異なる第2の無線インターフェイスと、
    特定機能を実行する機能実行部と、
    制御部と、を備え、
    前記第1の無線インターフェイスは、
    第1の対象データが書き込まれるべきインターフェイスメモリであって、前記第1の対象データは、前記機能実行機器と外部機器との間で、前記特定機能に関連する通信を実行するためのデータであって、前記第2の無線インターフェイスを介した無線接続を前記外部機器と確立するためのデータを含む、前記インターフェイスメモリと、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれている状況で、前記外部機器から前記第1の無線インターフェイスを介した通信セッションを確立するための要求信号が受信される場合に、前記外部機器との前記通信セッションを確立して、前記インターフェイスメモリ内の前記第1の対象データを前記外部機器に送信するプロセッサと、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の対象データが前記外部機器に送信されるべき第1の設定と、前記第1の対象データが前記外部機器に送信されない第2の設定と、のうち、選択された選択結果を示す設定情報を格納する設定情報メモリと、
    前記機能実行機器の動作状態を、通常状態と、前記通常状態よりも消費電力が小さい省電力状態と、の間で切替える切替部であって、前記省電力状態における前記機能実行部の消費電力は、前記通常状態における前記機能実行部の消費電力よりも小さい、前記切替部と、
    前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、無線ネットワークの親局として動作して、前記無線ネットワークを形成する形成部であって、前記無線ネットワークの前記親局は、WFD(Wi-Fi Directの略)方式のGroup Ownerである、前記形成部と、
    前記第1の無線インターフェイスを介して前記第1の対象データが前記外部機器に送信された後に、前記第2の無線インターフェイスを介した前記無線接続を前記外部機器と確立して、前記無線ネットワークの子局として、前記外部機器を前記無線ネットワークに参加させる確立部と、
    前記第2の無線インターフェイスを介した前記無線接続を利用して、前記外部機器から前記機能実行機器に前記特定機能を実行させるための機能実行指示が取得される場合に、前記機能実行部に前記特定機能を実行させる機能制御部と、を備え、
    前記切替部は、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記省電力状態から前記通常状態に切替え、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記通常状態に切替えずに前記省電力状態に維持する、機能実行機器。
  14. 機能実行機器であって、
    ICタグとして機能する第1の無線インターフェイスと、
    前記第1の無線インターフェイスとは異なる第2の無線インターフェイスと、
    特定機能を実行する機能実行部と、
    制御部と、を備え、
    前記第1の無線インターフェイスは、
    第1の対象データが書き込まれるべきインターフェイスメモリであって、前記第1の対象データは、前記機能実行機器と外部機器との間で、前記特定機能に関連する通信を実行するためのデータであって、前記第2の無線インターフェイスを介した無線接続を前記外部機器と確立するためのデータを含む、前記インターフェイスメモリと、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれている状況で、前記外部機器から前記第1の無線インターフェイスを介した通信セッションを確立するための要求信号が受信される場合に、前記外部機器との前記通信セッションを確立して、前記インターフェイスメモリ内の前記第1の対象データを前記外部機器に送信するプロセッサと、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の対象データが前記外部機器に送信されるべき第1の設定と、前記第1の対象データが前記外部機器に送信されない第2の設定と、のうち、選択された選択結果を示す設定情報を格納する設定情報メモリと、
    前記機能実行機器の動作状態を、通常状態と、前記通常状態よりも消費電力が小さい省電力状態と、の間で切替える切替部であって、前記省電力状態における前記機能実行部の消費電力は、前記通常状態における前記機能実行部の消費電力よりも小さい、前記切替部と、
    前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、無線ネットワークの親局として動作して、前記無線ネットワークを形成する形成部であって、前記無線ネットワークの前記親局は、SoftAP(Access Pointの略)である、前記形成部と、
    前記第1の無線インターフェイスを介して前記第1の対象データが前記外部機器に送信された後に、前記第2の無線インターフェイスを介した前記無線接続を前記外部機器と確立して、前記無線ネットワークの子局として、前記外部機器を前記無線ネットワークに参加させる確立部と、
    前記第2の無線インターフェイスを介した前記無線接続を利用して、前記外部機器から前記機能実行機器に前記特定機能を実行させるための機能実行指示が取得される場合に、前記機能実行部に前記特定機能を実行させる機能制御部と、を備え、
    前記切替部は、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記省電力状態から前記通常状態に切替え、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記通常状態に切替えずに前記省電力状態に維持する、機能実行機器。
  15. 前記第1の無線インターフェイスは、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った近距離無線通信を実行するためのインターフェイスである、請求項1から14のいずれか一項に記載の機能実行機器。
  16. 前記特定機能に関連する前記通信は、前記外部機器から印刷対象の画像を表わす印刷データを受信することを含み、
    前記特定機能は、前記印刷データに従った印刷を実行する印刷機能である、請求項1から15のいずれか一項に記載の機能実行機器。
  17. 前記通常状態は、前記機能実行部に電力が供給されている状態であり、
    前記省電力状態は、前記機能実行部に電力が供給されていない状態である、請求項1から16のいずれか一項に記載の機能実行機器。
  18. 前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況では、前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれており、
    前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況では、前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれていない、請求項1から17のいずれか一項に記載の機能実行機器。
  19. 前記第1の設定は、ON設定であり、
    前記第2の設定は、OFF設定である、請求項1から18のいずれか一項に記載の機能実行機器。
  20. 機能実行機器のためのコンピュータプログラムであって、
    前記機能実行機器は、ICタグとして機能する第1の無線インターフェイスと、特定機能を実行する機能実行部と、制御部と、を備え、
    前記第1の無線インターフェイスは、
    第1の対象データが書き込まれるべきインターフェイスメモリであって、前記第1の対象データは、前記機能実行機器と外部機器との間で、前記特定機能に関連する通信を実行するためのデータを含む、前記インターフェイスメモリと、
    前記インターフェイスメモリ内に前記第1の対象データが書き込まれている状況で、前記外部機器から前記第1の無線インターフェイスを介した通信セッションを確立するための要求信号が受信される場合に、前記外部機器との前記通信セッションを確立して、前記インターフェイスメモリ内の前記第1の対象データを前記外部機器に送信するプロセッサと、を備え、
    前記制御部は、前記第1の対象データが前記外部機器に送信されるべき第1の設定と、前記第1の対象データが前記外部機器に送信されない第2の設定と、のうち、選択された選択結果を示す設定情報を格納する設定情報メモリを備え、
    前記コンピュータプログラムは、前記制御部に、以下の各処理、即ち、
    前記機能実行機器の動作状態を、通常状態と、前記通常状態よりも消費電力が小さい省電力状態と、の間で切替える切替処理であって、前記省電力状態における前記機能実行部の消費電力は、前記通常状態における前記機能実行部の消費電力よりも小さい、前記切替処理を実行させ、
    前記切替処理では、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第1の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記省電力状態から前記通常状態に切替え、
    前記機能実行機器の前記動作状態が前記省電力状態であり、かつ、前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記機能実行機器の前記動作状態を前記通常状態に切替えずに前記省電力状態に維持し、
    前記設定情報メモリが前記第2の設定を示す前記設定情報を格納している状況で、前記第1の無線インターフェイスが前記外部機器から前記要求信号を受信する場合に、前記第1の対象データは送信されない、コンピュータプログラム。
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