JP6508051B2 - 通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置間の通信障害を回復するための、通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法及び通信制御プログラムに関する。
近年では、ネットワークにて同様な機能を階層的に積み重ねて、各階層それぞれの機能を使用することが一般的となっている。
具体例としては、IP(Internet Protocol)/MPLS(Multi Protocol Label Switching)/Ethernet(登録商標)という積み重ねられた複数の階層(レイヤとも呼ばれる)それぞれに通信障害回復機能を持たせる。そして、経路上に通信障害が発生した場合には、各階層それぞれが、それぞれの通信障害回復機能によって障害を検出する。
ここで、このような多階層ネットワークでは、下位層になるほど障害検出時間並びに障害の回復が短く、上位層になるほど障害検出時間並びに障害の回復が長くなるという傾向がある。その理由であるが、これは一般的には上位層よりも下位層の方が通信区間が短く、且つ、物理資源との結びつきが強いことから、下位層の方が上位層より高速な通信障害検出並びに障害の回復が期待できるからである。
そのため、上位層は下位層での障害回復を期待して、上位層は通信障害検出可能な最短時間では通信障害検出行わずに待機する一方で、なるべく上位ネットワークを安定に保つ、という方針が一般的に用いられている。
しかし、下位層の動作を期待して待つ時間には、実際に下位層が障害を検出し、障害を回復するまでの時間よりも少なくとも長い、ある程度のマージンを含めなければならない。従って、上位層の障害検出時間は実際に作動可能な最短の時間よりも大幅に長くなるよう設定されている。
また他方で、ネットワークの構造が複雑化したことにより、ネットワークの構造を抽象化し、ネットワーク全体を統合的に制御する方式が求められている。
このような方式としては、以前よりGMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)等の技術を利用した方式が検討されている。
特に、近年では、業界団体であるONF(Open Networking Foundation)が標準化を進めているOpenFlow等の技術にてネットワークを統合的かつ集中的に制御する方式が検討されている。OpenFlowはバージョンアップを重ねており、バージョンアップに伴い制御範囲を拡大し、ネットワークを統合していく検討もなされている。また、通信障害回復方式の連携制御等も今後期待される。
このようなGMPLSに関係する技術の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1では、マルチレイヤネットワークの下位ネットワークでは、障害が発生すると、この障害箇所を迂回するルートを設定する等の障害復旧措置を速やかに実行することができるが、ルータからは、このような下位ネットワークにおける障害復旧措置の実行状況を認識できないことを指摘している。そして、そのためルータは下位ネットワークの障害発生時及び障害復旧時の2回にわたりトポロジ情報の更新および迂回ルートの設定を行う必要が生じ、処理負荷の増大を招く結果となることを問題としている。
そこで、特許文献1に記載の技術では、上位ノードであるルータは、下位ネットワークの障害発生時に直ちにトポロジ情報の更新を行うのではなく、下位ネットワークの速やかな復旧を期待してトポロジ情報の更新を一定時間保留することにより、無効となるルート計算を回避している。
特開2003−258907号公報
上述したように、一般的な技術では上位層になるほど障害検出及び障害回復に要する時間が長くなるという前提に基づいて、上位層は下位層での障害回復を期待し、下位層の動作を期待して待つ時間には、ある程度のマージンを含めていた。例えば、特許文献1に記載の技術においても、下位ネットワークの速やかな復旧を期待して上位ノードは待機をしていた。
しかし、上位層と下位層における通信距離が違うというのは一般的な傾向に過ぎず、どのような環境でもこの傾向が当てはまるというものではない。例えば通信キャリアの局舎内部のネットワークでは、上位層と下位層における通信距離の違いが大きくない。
また、通信障害回復方法の作動時間に関しても、通信装置の処理負荷や、実装技術などに依る割合が大きくなるため、必ずしも下位層の方が早いとは限らない。
そのため、一般的な技術のような、上位層が下位層の障害回復を期待して待つ、という処理を環境等を考慮することなく一律に適用することは適切ではない。例えば、下位層の障害回復を待つのではなく上位層の機能を利用して障害回復を実行する方が適切な場合もある。
つまり、このように統合化されたネットワーク制御において、各層に重複して存在する機能の何れを使用するのかを選択する必要があった。
そこで本発明は、統合化されたネットワーク制御環境において、通信障害回復機能等の各層に重複して存在する障害回復機能の何れを使用するのかを選択することが可能な、通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、複数の通信階層に跨る通信の第1経路中の何れかの箇所で通信障害が発生したならば、前記通信障害が発生している箇所を経由することなく前記通信を継続するための第2経路を1以上含む候補群の中から、前記第1経路から各前記第2経路に切り替えるための各前記第2経路毎の所要時間に基づいて、何れかの第2経路を選択し、前記第1の経路を選択した前記第2経路に切り替えて通信を継続するための指示を、その切り替えを行うための通信装置に出すことを特徴とする通信制御装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、複数の通信階層のうちの少なくとも一部の通信階層で通信を行う通信装置と、上記の通信制御装置と、を含む通信制御システムであって、前記通信装置は、前記通信制御装置の指示に応じて、前記通信制御装置が選択した経路に切り替えて通信を継続するように構成されていることを特徴とする通信制御システムが提供される。
本発明の第3の観点によれば、通信制御装置が行う通信制御方法であって、複数の通信階層に跨る通信の第1経路中の何れかの箇所で通信障害が発生したならば、前記通信障害が発生している箇所を経由することなく前記通信を継続するための第2経路を1以上含む候補群の中から、前記第1経路から各前記第2経路に切り替えるための各前記第2経路毎の所要時間に基づいて、何れかの第2経路を選択し、前記第1の経路を選択した前記第2経路に切り替えて通信を継続するための指示を、その切り替えを行うための通信装置に出すことを特徴とする通信制御方法が提供される。
本発明の第4の観点によれば、複数の通信階層のうちの少なくとも一部の通信階層で通信を行う通信装置と、通信制御装置と、を含む通信制御システムが行う通信制御方法であって、前記通信制御装置が、上記に記載の方法を行い、前記通信制御装置から指示を受けた前記通信装置が、前記指示に応じて、前記通信制御装置が選択した経路に切り替えて通信を継続することを特徴とする通信制御方法が提供される。
本発明の第5の観点によれば、複数の通信階層に跨る通信の第1経路中の何れかの箇所で通信障害が発生したならば、前記通信障害が発生している箇所を経由することなく前記通信を継続するための第2経路を1以上含む候補群の中から、前記第1経路から各前記第2経路に切り替えるための各前記第2経路毎の所要時間に基づいて、何れかの第2経路を選択し、前記第1の経路を選択した前記第2経路に切り替えて通信を継続するための指示を、その切り替えを行うための通信装置に出すことを特徴とする通信制御装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする通信制御プログラムが提供される。
本発明によれば、統合化されたネットワーク制御環境において、通信障害回復機能等の各層に重複して存在する障害回復機能の何れを使用するのかを選択することが可能となる。
本発明の実施形態全体の基本的構成を表す図である。 本発明の実施形態による制御方法の概要を表す図である。 本発明の実施形態における通信制御装置に含まれる機能ブロックの概要を表す図である。 本発明の実施形態における制御装置の経路データベースの例を表す図である。 本発明の実施形態における経路501と、その通信障害回復の候補である経路502を表す図である。 本発明の実施形態における経路503、経路504を表す図である。 本発明の実施形態における経路505、経路506を表す図である。 TCP/IP通信におけるデータと確認応答の送信受信を表す図である。 本発明による通信障害回復方法の制御方法の概要を表すフローチャートである。 本発明の実施形態における経路501に含まれるリンクL5−1にて障害が発生した状況を表す図である。 本発明の実施形態における通信装置からの障害発生報告通知の様式の例を表す図である。 本発明の実施形態における通信障害回復時間記憶部であって図3に表されている通信障害回復時間記憶部に格納される情報の具体例を表す図である。 本発明の実施形態における制御装置から通信装置への回復実行指示の様式の例を表す図である。
100 通信制御装置
101 制御部
102 経路データベース
103 経路計算部
104 通信障害回復時間記憶部
105 通信障害回復時間推定部
106 通信障害回復目標計算部
107 入出力部
201、202、301、302、401、402、403、404 通信装置
まず、本発明の実施形態の概略を説明する。
本実施形態では、統合化されたネットワーク制御において、複数の層のそれぞれが、通信障害回復方法を備える場合に、どの層に備わる通信障害回復方法を使用するのかを選択する。また、本実施形態では、複数の通信障害回復方法の候補の中から何れか1つを選択する。
本実施形態では、各通信障害回復方法の作動時間を推定し、この推定に基づいて何れかの通信障害回復方法を選択し、迅速な障害回復時間を実現する。
更に、本実施形態では、ユーザが使用する通信について、十分に迅速な時間にて障害回復を行う。
そのための手段の一例として、一般的に広く用いられているTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に準拠した通信の特性を考慮し、通信性能に大きな影響を与える再送タイムアウトの発生を抑制する。
具体的には、複数の通信障害回復方法それぞれについて、通信障害回復に要する時間を推定し、推定結果に基づいて再送タイムアウトの発生しない通信障害回復方法を選択し、選択した通信障害回復方法により通信障害を回復する。
以上が本発明の実施形態の概略である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、本実施形態である通信システム全体の構成を表す図である図1を参照して説明する。図1を参照すると、本実施形態による通信システムは、通信制御装置100、通信装置201、通信装置202、通信装置301、通信装置302、通信装置401、通信装置402、通信装置403及び通信装置404を含む。
ここで、以下の説明では、通信装置201、通信装置202、通信装置301、通信装置302、通信装置401、通信装置402、通信装置403及び通信装置404を含む群のことを「各通信装置群」と呼ぶ。また、各通信装置の内の何れかを、特に特定することなく呼ぶ場合には、単に「通信装置」と呼ぶ。
通信装置群に含まれる上記の複数の通信装置201、202、301、302、401、402、403、404は、相互に、リンクL1〜L10にて接続されている。また、通信装置群に含まれる複数の通信装置のそれぞれは、物理的な通信装置であっても、仮想的な通信装置であっても良い。同様に、リンクL1〜L10はそれぞれが物理的な回線及び論理的な回線の何れか及びその組み合わせであって良い。
更に、通信制御装置100は通信装置群に含まれる通信装置のそれぞれに接続され、制御信号により、それぞれの通信装置を制御可能である。制御を実現するための制御信号としてはOpenFlowに準拠した制御信号を使用しても良く、その他各通信装置に対応しているリモートコマンドを使用しても良い。なお、接続を実現している通信回線については図示を省略する。
ここで、通信制御装置100による通信装置群の制御について、より詳細に説明する。
まず説明の前提として一般的なネットワークにおける通信について説明する。一般的なネットワークでは、各通信装置(ノード)が自身に入力されてきたパケットのヘッダを参照して、各通信装置のそれぞれが転送先を決定し、次の通信装置へと転送を行なう。
例えば、送信元の通信装置は、DNS(Domain Name System)サーバへ問い合わせを行うことにより送信先の通信装置のURLに対応するIPアドレスを取得する。更に、送信元の通信装置はARP(Address Resolution Protocol)に準拠した要求パケットに送信元のIPアドレス及びMACアドレスと送信先のIPアドレスの情報を格納して、Ethernetネットワークにブロードキャストする。要求パケットを受け取った各ノードは、送信先のIPアドレスが自分のIPアドレスと同一であれば、自分のMACアドレスを送信元に伝える。こうして、送信元の通信装置は送信先のMACアドレスを取得する。
送信元の通信装置は、送信する情報にヘッダ情報を付加したうえでネットワークへと送出する。具体的には、第4層であるトランスポート層に対応するUDPヘッダ、TCPヘッダなどに送信先の通信装置に対応するポート番号を記載し、第3層であるネットワーク層に対応するIPヘッダに送信先の通信装置に対応するIPアドレスを記載し、第2層であるデータリンク層に対応するイーサネット(登録商標)ヘッダに送信先の通信装置に対応するMACアドレスを記載する。
そして、ネットワーク内に含まれる通信装置は、各ヘッダを参照することにより経路を選択し、パケットを送信先の通信装置に転送する。例えば、通信装置が第3層における処理を行うルータであった場合には、ルータはIPヘッダから宛先となるIPアドレスを読み取る。そして、読み取ったIPアドレスと、所定のルーティングプロトコルに準拠して作成されたルーティングテーブルを照らし合わせることにより、次にパケットを転送する転送先を決定する、という経路制御を行う。このような転送方式では、各通信装置に自律的に経路制御を行わせられるという特徴を持つ。
一方で、本実施形態では、通信制御装置が各通信装置間で行われる転送での経路制御を集中的に行う。
具体的には通信制御装置100が、通信システム内の特定の経路にて障害が発生した際に、いち早く通信が回復するよう、何れの経路に経路を切り替えるのかを決定する。そして決定した経路への切り替えを実行するように、その切り替えを担うための通信装置に指示を出す。なお、経路は、後述するように、図4に示す経路データベース中の形式で定義されている。簡単に説明すると、経路は、経路の両端の通信装置である一対のノード、経路中経由する通信装置である経由ノード及びこれらのノード間のリンクである経由リンクにより定義される。このような通信制御装置100による一元的な制御は、例えばOpenFlowの技術を利用することによって実現することが可能である。なお、OpenFlowはこのような一元的な制御を実現するための技術の一例に過ぎず、他の技術を利用してこのような一元的な制御を実現しても良い。
ここで、本実施形態の通信制御装置100による一元的な制御下での通信障害検出について図2を参照して説明をする。なお、図2に表される通信システム全体の構成は、図1を参照して上述した構成と同じであるとする。
本実施形態では、ネットワーク内で通信障害が発生した場合、この通信障害を検出した通信装置が、通信障害が発生した旨を、障害発生報告通知として通信制御装置100に通知する。
本例では、リンクL5−1において障害が発生したものとする。そして、通信装置403がこの障害発生を検出したとする。すると、通信装置403は「リンクL5−1において障害が発生した」旨を通信制御装置100に通知する。この通知を表すのが図2における障害発生報告通知S1である。そして、障害発生報告通知S1を受けた通信制御装置100は、通信システム内にて利用可能な通信障害回復方法それぞれについて、仮にその通信障害回復方法によって通信障害回復を行った場合に必要となる通信障害回復所要時間を推定する。ここで、通信障害回復所要時間の推定は、通信制御装置100から通信障害回復方法を実行する通信装置(すなわち、経路変更を担う通信装置)に対して、通信障害回復方法を実行する旨の指示が伝達するのに要する時間、及び、通信障害回復方法を実行する旨の指示を受けた通信装置が指示を受けてから経路に切り替えることにより通信障害が回復するまでに要する時間の双方に基づいて行う。
また、障害発生リンクL5−1を通過することに起因して障害の影響を受ける通信(例えば、発生リンクL5−1を含む経路501に沿って行われる通信)に対して、通信障害回復方法がユーザに多大な影響を及ぼさないための制約条件として制約時間も推定する。ここで制約時間とは、通信障害回復所要時間として許容できる時間である。例えば、制約時間は、通信障害に起因したデータの再送が発生する時間を考慮し、データの再送が発生する時間未満となる時間を制約時間とする。
なお、より詳細な通信障害回復所要時間の推定方法及び制約時間の推定方法については後述する。
そして、上記の2つの推定に基づいて、通信障害回復所要時間が制約時間を満たす通信障害回復方法を選択する。また、通信制御装置100は、この選択した通信障害回復方法を実施する通信装置(すなわち、経路変更を担う通信装置)に対し、通信障害回復を実際に行うように指示をする。以下の説明ではこの指示を「回復実行指示」と呼ぶ。
本例では、通信制御装置100は、通信装置301及び通信装置302に対して、回復実行指示を送信する。この回復実行指示を表すのが図2における回復実行指示S2及び回復実行指示S3である。
通信制御装置100からの回復実行指示を受けた通信装置301及び通信装置302は、通信障害回復の動作を実施する。本例では通信制御装置100からの指示を受けた通信装置301及び通信装置302が、協働して、通信経路を経路501から経路502へと変更する、という通信障害回復方法によって通信障害回復動作を実施する。
これにより制約時間を満たしつつ、適切な通信障害回復を実現することが可能となる。
次に、本発明による通信制御装置100に含まれる機能ブロックについて図3を参照して説明する。
図3を参照すると、通信制御装置100は、制御部101、入出力部107、経路データベース102、通信障害回復時間記憶部104、通信障害回復目標計算部106、経路計算部103及び通信障害回復時間推定部105を含む。
制御部101は、入出力部107から受け取った障害発生報告通知の内容を識別する。そして、識別した内容と経路データベース102内に格納されている情報を照らし合わせることにより、何れの経路における、何れのリンクにて障害が発生したのかを特定する。より詳細に説明すると、障害発生報告通知に含まれる経由リンクを識別する情報に基づいて何れのリンクにて障害が発生したのかを特定する。
なお、この障害発生報告通知は図2を参照して上述した例であれば障害発生報告通知S1に相当する。
そして、障害発生報告通知を受け取った制御部101は、経路データベース102内に格納されている情報を参照して、障害回復動作を実行可能な経路を抽出する。すなわち、障害回復動作により変更した場合の変更後の経路を抽出する。そして、抽出した全ての経路の集合を変更後経路の候補集合とする。また、障害発生報告通知を受け取った制御部101は、通信障害回復目標計算部106に制約時間を問い合わせる。そして、変更後経路の候補集合に含まれる各変更後経路に関して、現在の経路を変更後経路に変更するために要する時間である通信障害回復所要時間を通信障害回復時間推定部105に問い合わせる。そして、通信障害回復所要時間が制約時間以下である変更後経路を候補集合の中から選択し、決定する。
また、制御部101は、入出力部107を介して、通信障害回復所要時間が制約時間以下である変更後経路に、現在の経路を変更するための通信装置に対して、回復実行指示を出す。例えば、図2を参照して上述した例であれば通信装置301及び通信装置302に対して回復実行指示を出す。この指示は、それぞれ図2の回復実行指示S2及び回復実行指示S3に相当する。これらの指示S2、S3を受けた通信装置301、302は、連動して、経路501を経路502に変更する。
ここで、通信障害回復所要時間が制約時間以下である変更後経路が複数あれば、例えば、通信障害回復所要時間が制約時間以下である変更後経路が最短である変更後経路を選択する。また、通信障害回復所要時間が制約時間以下である変更後経路がなければ、通信障害回復所要時間が制約時間以下でない変更後経路に変更をしてもよいし、変更をしなくてもよい。変更をしない場合には、他の方法による障害回復に委ねてもよい。
入出力部107は、各通信装置との通信を実行する機能を有する部分である。入出力部107は、障害発生報告通知を受信し、受信した障害発生報告通知を制御部101に入力する。また入出力部107は、回復実行指示を制御部101から入力して、入力した回復実行指示を通信障害回復のための経路変更を行う通信装置に対して送信する。
経路データベース102は、本実施形態に含まれる経路の一覧情報が格納されているデータベースである。経路データベース102に格納されている情報が図4に記載されている。
具体的には、図4に表されるように、全ての経路毎に、経路の端部となる一対の通信装置(図中「端点」として示す。)、一方の端点から他方の端点へと至る当該経路で経由する通信装置(図中「経由ノード」として示す。)及び一方の端点から他方の端点へと至る当該経路に沿って経由する回線(図中「経由リンク」として示す。)といった情報が経路データベース102に格納されている。これらの情報は、経路計算部103により障害発生前に予め算出され、経路データベース102に格納される。
ここで、本実施形態に含まれる経路の一例について図5乃至図7を参照して説明する。
まず、図5には、経路501及び経路502が例として示されている。
これらの経路501、502は、第3層の通信装置である通信装置201及び通信装置202を両端の一対の通信装置(すなわち、一対の端点)としている点において共通しており、例えば、経路501に障害が発生した場合に、経路502は、変更後経路の候補集合に含まれる1つの経路である。
例えば、経路501に障害が発生した場合に、経路502は、変更後経路の候補集合に含まれる1つの経路であるという説明をしたが、この変更後経路の候補集合には、更に、通信装置201から、通信装置301、通信装置401、通信装置402、通信装置404、通信装置403及び通信装置302を経て、通信装置202に至る経路も含まれる。
変更後経路の候補集合には、図5の例では、上述の通り2つの変更後経路が含まれるが、これらのうちの所定の条件を満たす変更後経路のうちの1つが実際の変更後経路として選択される。ここで、所定の条件とは、上述したとおり、通信障害回復所要時間が制約時間以下であることである。
経路501は、経路の端点となる通信装置を通信装置201及び202とする経路である。また、経路501において、端点から端点へといたる経路に沿って存在する通信装置は、通信装置301、401、403及び302である。更に、経路501に含まれる回線は、ラインL1、L3、L5−1、L8及びL10である。
経路502は、経路の端点となる通信装置を通信装置201及び202とする経路である。また、経路502において、端点から端点へといたる経路に沿って存在する通信装置は、通信装置301、402、404及び302である。更に、経路502に含まれる回線は、ラインL1、L2、L6、L9及びL10である。
また、図6には、経路503及び経路504が例として示されている。
図6には、経路503及び経路504が例として示されている。
これらの経路503、504は、第2層/第3層に跨がった通信装置である通信装置301及び通信装置302を両端の一対の通信装置(すなわち、一対の端点)としている点において共通しており、例えば、経路503に障害が発生した場合に、経路504は、変更後経路の候補集合に含まれる1つの経路である。
例えば、経路503に障害が発生した場合に、経路504は、変更後経路の候補集合に含まれる1つの経路であるという説明をしたが、この変更後経路の候補集合には、更に、通信装置301から、通信装置402及び通信装置404を経て、通信装置302に至る経路も含まれる。
変更後経路の候補集合には、図6の例では、上述の通り2つの変更後経路が含まれるが、これらのうちの所定の条件を満たす変更後経路のうちの1つが実際の変更後経路として選択される。ここで、所定の条件とは、上述したとおり、通信障害回復所要時間が制約時間以下であることである。
経路503は、経路の端点となる通信装置を通信装置301及び302とする経路である。また、経路503において、端点から端点へといたる経路に沿って存在する通信装置は、通信装置401及び403である。更に、経路503に含まれる回線は、リンクL3、L5−1及びL8である。
経路504は、経路の端点となる通信装置を通信装置301及び302とする経路である。また、経路504において、端点から端点へといたる経路に沿って存在する通信装置は、通信装置401、402、404及び403である。更に、経路504に含まれる回線は、リンクL3、L4、L6、L7及びL8である。
図7には、経路505及び経路506が例として示されている。
これらの経路505、506は、第2層の通信装置である通信装置401及び通信装置403を両端の一対の通信装置(すなわち、一対の端点)としている点において共通しており、例えば、経路505に障害が発生した場合に、経路506は、変更後経路の候補集合に含まれる1つの経路である。
例えば、経路505に障害が発生した場合に、経路506は、変更後経路の候補集合に含まれる1つの経路であるという説明をしたが、この変更後経路の候補集合には、更に、通信装置401から、通信装置402及び通信装置404を経て、通信装置403に至る経路も含まれる。
変更後経路の候補集合には、図7の例では、上述の通り2つの変更後経路が含まれるが、これらのうちの所定の条件を満たす変更後経路のうちの1つが実際の変更後経路として選択される。ここで、所定の条件とは、上述したとおり、通信障害回復所要時間が制約時間以下であることである。
経路505は、経路の端点となる通信装置を通信装置401及び403とする経路である。また、経路505において、端点から端点へといたる際に経由する通信装置は無い。更に、経路505において端点から端点へといたる際に経由する回線は、リンクL5−1である。
経路506は、経路の端点となる通信装置を通信装置401及び403とする経路である。また、経路506において、端点から端点へといたる際に経由する通信装置は無い。更に、経路506において端点から端点へといたる際に経由する回線は、リンクL5−2である。
経路計算部103は、端点間の最大で探しうる数の経路を算出し、経路データベース102に格納する部分である。算出方法に特に制限はなく、一般的な算出方法を使用することが可能である。
例えば、本実施形態がOpenFlowに準拠している場合の経路の算出方法であれば、経路計算部103から「指定したパケットの出力を指示する」という意味のPacketOutメッセージを各通信装置に送信する。これに応じて各通信装置は自身に接続されている全ての通信装置に対してLLDP(Link Layer Discovery Protocol)パケットを送出する。LLDPパケットを受け取った隣接する通信装置は、通信制御装置100の経路計算部103に対して「どの通信装置からのLLDPパケットを、どのポートで受け取った」というデータを送信する。経路計算部103はこのデータに基づいて経路を把握し、経路データベース102に格納する経路に関する情報を算出する。
なお、経路計算部103による算出動作を定期的に繰り返すようにすると良い。これにより、経路データベース102には最新の情報が格納されることとなる。
また、経路算出部103は、障害に係る経路の両端の通信装置を両端の通信装置とする変更後経路を、障害が発生する度に算出してもよい。通信制御装置100が経路変更の対象としている通信装置について予め経路を算出しておいて経路データベース102に格納しておくか、又は、障害が発生する度に、必要な変更後経路のみを算出するかは、必要演算数、計算時間、必要記憶容量などの様々な要因を考慮した上で選択することができる。
通信障害回復時間推定部105は、通信障害回復方法を実行開始してから、障害が回復して実行終了するまでの時間を推定し、推定結果を通信障害回復時間記憶部104に格納する部分である。通信障害回復時間推定部105は、経路データベース102に格納されている経路のそれぞれについて通信障害回復方法を実行開始してから、障害が回復して実行終了するまでの時間の推定を行う。通信障害回復時間推定部105によるこの時間の具体的な推定方法については後述する。
通信障害回復時間記憶部104は、通信障害回復時間推定部105により推定された時間を格納するデータベースである。
通信障害回復目標計算部106は、障害箇所を通過する経路で行われる通信についての制約時間である制約時間CTを設定する。
具体的には、本実施形態ではTCP/IPに準拠した通信が行われていると想定しているため、TCP/IPのパケット往復時間(RTT:Round Trip Time)を推定し、RTT>CTの関係を満たすように制約時間CTを設定する。
この点について図8を参照して説明する。
TCPでは図8に表されるようにデータ(DATA)と、データを受け取った旨の返信である確認応答(ACK)を用いて通信する。
この点、RTTよりも長く通信回線が利用不可能であると、多くの場合でパケットの送信が中止してしまい、これを再開するためには、通常1秒の再送タイマが起動するまで待たねばならない。図の例でいえば通信装置201が送信すべきDATA5と、通信装置が送信すべきAck3及びAck4は、送信が中止される。また、通信装置201はAck3を受信していないことから、既に送信したDATA3から再度の送信を行う必要が生じる。
このように、RTTよりも長く通信回線が利用不可能であると、多大な待機時間が発生する。しかも再送タイマが起動した場合には、通信速度を最小まで落とす。このような、待機時間の発生及び通信速度の低下という2つの原因から、RTTよりも長く通信回線が利用不可能であると通信性能が著しく低下してしまう。
そこで、障害の影響を受ける通信に多大な影響を及ぼさないように制約時間を推定するために、本実施形態では各径路をTCP/IP通信がなされていると想定し、このTCP/IP通信で大きな通信性能低下を引き起こす再送タイムアウトが起動されないように経路のRTTよりも短い時間を通信障害回復の目標時間を制約時間として設定する。そして、このRTTよりも短い制約時間以下で変更可能な経路を選択する。
なお、経路の往復遅延を計測もしくは推定するためには、OAM(Operation Administration and Management)機能を利用したり、各通信装置の制御部が持つPING機能を利用したりする。また、例えば本実施形態がOpenFlowに準拠しているのであれば、OpenFlowで定義されたメッセージの1つで、通信装置の指定したポートからパケットを送信させるためのメッセージであるパケットアウトを応用して計測することができる。
以上、通信制御装置100に含まれる各機能ブロックについて説明した。これら機能ブロックを含む通信制御装置100は、本実施形態特有のコンピュータにより実現しても良いが、汎用のサーバ装置や汎用のパーソナルコンピュータ等により実現するようにしても良い。また、これらコンピュータに含まれる演算処理装置が本実施形態特有のプログラムに基づいた演算処理を行い、演算結果に応じてコンピュータの各ハードウェアを制御することにより図3に記載の各機能ブロックを実現するようにすると良い。
他方、本実施形態に含まれる各通信装置は、例えばOpenFlowスイッチと総称される当業者に良く知られている汎用の機器により実現可能であるため、各通信装置の詳細な構成についての説明は省略する。
続いて、図9のフローチャート並びに図10乃至13等を参照して本実施形態の動作について説明する。前提として、本説明においては、通信装置201と通信装置202とがTCP/IPで通信すると想定する。また、本説明においては、通信装置301及び通信装置302はMPLSスイッチであり、通信装置401〜通信装置404はイーサネットスイッチであると想定する。もっとも、これは説明のための一例に過ぎず、この他の種類の通信装置並びにスイッチであっても、本実施形態を実現することは可能である。
まず、図10に表されるように通信装置201と通信装置202は経路501を介して通信を行っているとする。この通信の最中に、何らかの原因によりリンクL5−1に通信障害が発生したとする(ステップS11)。
すると、通信装置が通信障害を検出し、通信制御装置100に対して障害発生報告通知出力する。本説明例では、イーサネットスイッチである通信装置403が通信障害を検出し、通信制御装置100に対して障害発生報告通知を行う(ステップS12)。
ここで、通信障害が発生した通信装置からの障害発生報告通知の具体例を図11に示す。障害発生報告通知には、通信障害が発生したことを示す信号IDと、通知を送信した送信元の通信装置(ノード)を示すノードIDと、障害箇所を特定するための障害箇所IDが格納されている。
ここで、障害箇所を特定するための障害箇所IDとしては例えば、回線ID、論理回線ID及びフローIDの何れかを使用することが考えられる。
まず、回線IDはリンクそれぞれに割り当てるIDであり、リンクが第何層のリンクであるのかを問うことなく割り当てられる。そして回線IDを使用する場合には、システム構築時や通信装置間を新たに接続した時にリンクに回線IDを割り当て、通信制御装置100が各通信装置に回線IDを通知することによりリンクを識別可能とする。そして、通信装置100が通信制御装置に対して、障害箇所IDとして障害が発生したリンクに対応する回線IDを通知する。これにより通信装置100は障害が発生した箇所を特定することができる。
また、本実施形態では、このように回線IDを使用するのではなく論理回線IDやフローIDを使用しても良い。
ここで、論理回線IDは、パケットやフレームの送信元と、この送信元と或るリンクを介して接続される転送先と、を特定することによって、論理的にこの或るリンクを特定するIDである。論理回線IDの具体的な内容は障害が発生したリンクが第何層かにより異なる。
例えば、障害が発生したリンクが第3層である場合には、障害発生報告通知の通知元通信装置であるIP通信装置は、論理回線IDとしてIPアドレス(source及びdestinationの組)を使用する。そして、該IPアドレスをつけたパケットが出力されるIPアドレスと,パケットの転送先となるIP通信装置(Next Hop)のIPアドレスとの間が論理回線となる。
また、障害が発生したリンクが第2層/第3層に跨る場合には、障害発生報告通知の通知元通信装置であるMPLS通信装置は論理回線IDとしてMPLSラベルを使用する。そして該ラベルを付けたフレームが出力される回線と、フレームの転送先となるMPLS通信装置の回線との間が論理回線となる。
更に、障害が発生したリンクが第2層の場合には、障害発生報告通知の通知元通信装置であるイーサネット通信装置は論理回線IDとしてMACアドレス(source,destinationの組)を使用する。そして、該アドレスを付けたフレームが出力される回線と、フレームの転送先となるイーサネット通信装置の回線との間が論理回線となる。
他方、OpenFlow等で使用されるフローを識別するフローIDによりリンクを特定するようにしても良い。ここで、OpenFlow等で使用されるフローとは各層の任意のアドレスや識別子を含んだ情報であり、フローを識別することにより対応するリンクを特定することができる。
なお、論理回線IDやフローIDを使用する場合には、回線IDを使用しなくても良い。そのためこの場合には、各リンクに回線IDを割り当てる処理や回線IDを管理する処理を行わなくとも良い。回線IDの代わりに、論理回線ID又はフローIDによって、リンクを特定することができるからである。
障害発生報告通知を受信した制御部101は、どの経路にて障害が発生したかを特定し、障害を回復可能な経路の候補集合を決定する際に経路データベース102を参照し、障害が発生した箇所を含む経路を特定する。これは、図11に示された通知に記された障害箇所を包含する経路である。例えば、リンクL5−1が障害であるとの障害発生報告通知を参照し、リンクL5−1を含む経路501、経路503、経路505において障害が発生したと判定できる。そして、それぞれの経路と同一の端点を、端点又は経由ノードとして持ち且つリンクL5−1を含まない経路である、経路502、経路504及び経路506の何れかに経路を切り替えることにより通信障害回復できると判断できる。例えば、図5には、通信経路501に対して同一の端点を持ち、MPLSスイッチである通信装置301、通信装置302を経由する、他の経路として経路502が表されている。
そして、本実施形態では、同一の端点を持つ、第1の経路から第2の経路に切り替えて通信障害回復を実施した場合に必要とされる時間を推定し、この推定時間を図12の例のように通信障害回復時間記憶部104に格納する(ステップS13)。
ここで、通信に使用する経路であって同一の端点を持つ経路同士である第1の経路と第2の経路を切り替えることにより通信障害回復するための推定時間Tである、「T(第1の経路、第2の経路)」は、下記の数式(1)に基づいて算出する。
但し、
P1:通信制御装置100から、経路を切り替える旨を指示する対象である第1の通信装置までの信号伝達時間、
P2:通信制御装置100から、経路を切り替える旨を指示する対象である第2の通信装置までの信号伝達時間、
M:通信装置において、変更後経路を設定するのに要する時間、
S:障害発生経路から設定した変更後経路に経路を切り替えるのに要する時間、
である。
ここで、数式(1)におけるP1、P2は、例えば、Ping等を用いて計測することができる。具体例としては、ICMP(Internet Control Message Protocol)の"echo request"パケットを通信制御装置100から、経路を切り替える旨を指示する対象の通信装置に対して送信する。そして送信した時間から、送信先の通信装置から"echo reply"が返ってくるまでの時間を測定することにより到達性を確認することが出来ると共に、信号伝達時間が測定できる。
また、数式(1)におけるMは変更後経路を設定するのに要する時間であるので、予め変更後経路を用意しておく場合には0とする。
更に、数式(1)におけるMとSは、障害の発生していないとき等に、実際に経路を切り替えて、所要時間を実測することにより計算することができる。また、実測するのではなく、通信装置の種類毎にそれらに対応した値を記憶しておき、通信装置の種類に応じて記憶している値を使用するようにしても良い。例えば、イーサネットスイッチであればa秒、MPLSスイッチであればb秒等のように通信装置の種類に応じて記憶しておき、今回推定時間を算出する対象とする経路内の経路変更を担う通信装置の種類に応じて記憶している値を使用するようにしても良い。
また、通信装置の種別が同じであっても各通信装置の機能や設定等が異なり得ることを考慮して、通信装置の種別に応じるのではなく、通信装置各々について予め実測値を記憶しておき、通信装置に応じた記憶している値を使用するようにしても良い。例えば、同じイーサネットスイッチであっても、例えば通信装置401についてはc秒、通信装置402についてはd秒というように記憶しておき、通信装置に応じた記憶している値を使用するようにしても良い。
更に、推定時間Tは障害発生時に初めて推定するようにしても良いが、障害発生前に予め各経路についての推定時間Tを推定しておき、通信障害回復時間記憶部104に格納しておき、必要時に読み出すようにしても良い。
まず図5の例を説明すると、経路501を、変更後経路502に変更するために要する時間Tを推定する。ここで、経路501及び経路502は、共に、両端点をTCP/IPで通信する通信装置201と通信装置202とする経路である。本例では上記の数式(1)における、P1=0.1、P2=0.2、M=0.1、S=0.2であるとする。すると、通信障害回復時間推定部105は、上記の数式(1)に基づいて、
T(経路501、経路502)=max(0.1、0.2)+0.1+0.2=0.5秒
と推定する。
経路501を他の変更後経路に変更するために要する時間Tの推定は、上記の推定と同様であるので、これについての説明は省略する。但し、数値は一般に異なる。
次に、図6の例を説明すると、経路503を、変更後経路504に変更するために要する時間Tを推定する。ここで、経路503及び経路504は、共に、両端点をMPLSスイッチである通信装置301と通信装置302とする経路であり、イーサネットスイッチである通信装置401及び通信装置403を経由する。
イーサネットでは、経路の切り替えを行う時にラピッドスパニングツリープロトコル(RSTP:Rapid Spanning Tree Protocol)に準拠したネットワーク再構築が必要となる。そのため、経路切り替え時間が長くなる。すなわち、イーサネットスイッチである通信装置401、402で送信先経路を変更することにより経路変更をすることとなるので、経路切り替え時間が長くなる。
そのため、図5に示すような、TCP/IPで通信する通信装置201及び通信装置202を両端の通信装置として、MPLSスイッチである通信装置301、302での送信先経路変更により、経路501を変更後経路502に変更する場合と比較して、図6に示すような場合には、上記の数式(1)におけるM及びSの値が大きくなる。そして、図6の本例では、上記の数式(1)における、P1=0.1、P2=0.2、M=0.8、S=1であるとする。すると、通信障害回復時間推定部105は、上記の数式(1)に基づいて
T(経路503、経路504)=max(0.1、0.2)+0.8+1=2秒
と推定する。
ここで、参考までに、図5の例に戻ると、変更後経路として経路502の他に、通信装置201から、通信装置301、通信装置401、通信装置402、通信装置404、通信装置403及び通信装置302を経て、通信装置202に至る経路も含まれる。しかし、経路501を、このような経路に変更するためには、イーサネットスイッチである通信装置401、402で送信先経路を変更することにより経路変更をする必要性がある。そして、そのような変更のための時間は上述したとおり比較的長くなる。従って、通常はこのような変更よりも、図5に示すような経路502への変更が選択される。
ただし、本実施形態では数式(1)に基づいて推定された、経路を変更後経路に変更するために要する時間Tに基づいた判断を行う。そのため、推定される時間Tの値によっては、イーサネットスイッチである通信装置401、402での切り替えにより、経路501を、通信装置201から、通信装置301、通信装置401、通信装置402、通信装置404、通信装置403及び通信装置302を経て、通信装置202に至る経路に変更するという選択をすることも有り得る。このように、本実施形態では、階層毎の一般的な特徴に基づいて一律に経路を変更するのではなく、時間Tを推定し、この推定された時間Tに基づいて階層の種別を問うことなく変更する経路を選択するという特徴を有している。従って、経路変更のための切り替えを行う通信装置が属する階層は、変更前経路と変更後経路に依存することとなる。また、変更前経路と変更後経路とを比較した場合、これらの間の相違が生ずる経路が属する1以上の階層も、変更前経路と変更後経路に依存することとなる。更に、変更前経路と変更後経路とを比較した場合、これらの間の相違が生ずる経路が属する1以上の階層は、経路変更のための切り替えを行う通信装置が属する階層以下の階層となる。
次に、図7の例を説明すると、経路505を変更後経路506に変更するために要する時間Tを推定する。ここで、経路505及び経路506は、共に、両端をイーサネットスイッチである通信装置401及び通信装置402を両端の通信装置とする経路である。もっとも、経路505及び経路506では、複数の物理リンクを束ねて、1つの論理リンクとして扱うことにより通信を高速化する技術であるリンクアグリゲーションがなされているものと想定する。そのため、経路505から変更後経路506への経路切り替えには、経路503から変更後経路504に変更する場合でのラピッドスパニングツリープロトコルに準拠したネットワーク再構築は不要となる。そのため、上記の数式(1)におけるM及びSの値は共にゼロとなる。具体的には本例では上記の数式(1)における、P1=0.1、P2=0.2、M=0、S=0であるとする。すると、通信障害回復時間推定部105は、上記の数式(1)に基づいて
T(経路505、経路506)=max(0.1、0.2)=0.2秒
と推定する。
そして、通信障害回復時間推定部105は、推定結果を図12に示されるように通信障害回復時間記憶部104に格納する。
次に、通信制御装置100は、推定した通信障害回復時間が、制約時間以下である通信障害回復方法を選択する(ステップS14)。ここで、上述したとおり、通信障害回復所要時間が制約時間以下である変更後経路が複数あれば、例えば、通信障害回復所要時間が制約時間以下である変更後経路が最短である変更後経路を選択する。また、通信障害回復所要時間が制約時間以下である変更後経路がなければ、通信障害回復所要時間が制約時間以下でない変更後経路に変更をしてもよいし、変更をしなくてもよい。変更をしない場合には、他の方法による障害回復に委ねてもよい。
そのために、まず制御部101が、通信障害回復目標計算部106に設定されている制約時間CTを問い合わせる。また制御部101は、通信障害回復時間記憶部104を参照して各経路候補のそれぞれについて推定時間Tを取得する。
そして、CT≧Tの関係を満たすような経路を選択する。
今回は各経路についてのTは、下記のようにそれぞれ、
T(経路501、経路502)=0.5秒
T(経路503、経路504)=2秒
T(経路505、経路506)=0.2秒
である。
そして、仮にCT=0.3秒であったとするならばCT≧Tの関係を満たす経路505から変更後経路506での経路切り替えが、実施すべき通信障害回復方法として選択される。なお、CT≧Tの関係を満たすような経路が複数存在する場合には、それらの経路の中から何れかの経路を選択する。選択基準は任意に定めることが可能だが、例えば、推定時間Tが最も短い変更後経路を選択しても良いし、最も短い変更後経路を選択してもよい。これ以外にも、例えば変更を担う通信装置として、所定の通信装置(例えばMPLSスイッチ)から優先的に選択するようにしても良く、予め優先的に選択する変更後経路を決定しておくようにしても良い。
また、変更後経路となりうる経路のそれぞれについて予めコストを算出しておきCT≧Tの関係を満たす経路の候補の中で、最もコストの安い経路を選択するように、事業の都合で応用するようにしても良い。
加えて、コストと往復遅延時間(RTT)遅延からなる関数でスコアを算出し,このスコアを基に決定するようにしても良い。
この場合には例えば、スコア=経路コスト*RTTと考える。ここで経路コストは回線コストの総和であるため、スコア=回線コストの総和*RTTとして計算する。
なお、CT≧Tの関係を満たす経路の候補が存在しない場合には、TがCTに最も近い経路や情実のスコアが最も低い経路を選択するようにしても良い。
次に、制御部101は、選択した通信障害回復方法を実施する通信装置に障害回復実行指示を出す(ステップS15)。ここで、通信制御装置100から通信装置に対して送信される障害回復実行指示の具体例を図13に示す。通知には、通信障害回復方法を実施することを示す信号IDと、通知先である通信装置(つまり、経路変更のための動作をする通信装置)を示すノードIDと、経路変更後の転送のための設定である転送設定と、当該経路変更による変更後経路に係る転送の対象を絞り込むためのフィルタ条件を表す情報と、当該経路変更による変更後経路に係る出力先を表す情報とが含まれている。
フィルタ条件としては、入力を受け付けるリンクを特定する回線IDである入力回線IDや、入力を受け付けるリンクを特定する論理回線IDである入力論理回線IDを使用することができる。また、他にもフィルタ条件として入力を受け付ける対象のパケットであるか否かの情報をパケットの任意の箇所に含ませるようにしても良い(図13の「パケットの任意箇所」に相当)。
更に、出力先を表す情報としては、出力先のリンクを特定する回線IDである出力回線IDや、出力先のリンクを特定する論理回線IDである出力論理回線IDを使用することができる。また、他にも、出力先となる通信装置を特定する「出力宛先」を出力先を表す情報として使用しても良い。出力宛先は、例えば出力先の通信装置がIP通信装置であれば、このIP通信装置に対応するIPアドレスであり、出力先の通信装置がMPLS通信装置であれば、このMPLS通信装置に対応するMPLSラベルであり、出力先の通信装置がイーサネット通信装置であれば、このイーサネット通信装置に対応するMACアドレスである。
なお、図13及び図13の説明にて用いた回線ID及び論理回線IDとは、図11及び図11の説明にて用いた回線ID及び論理回線IDと同じものである。
障害回復実行指示を受け取った通信装置は、通信障害回復の動作を実行する(ステップS16)。これにより、制約時間の範囲内にて通信障害回復の動作が実行されることとなり、通信に多大な影響を与えることなく通信障害を回復させることが可能となる、という効果を奏する。
なお、上記の通信制御装置のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の通信制御装置により行なわれる通信障害回復方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。例えば、本実施形態では、通信障害回復時間の推定方法や、制約時間の決定方法として、上述した方法とは異なる方法を用いることも可能である。
上記説明した本実施形態の解決する課題とその解決方法及びその効果についてまとめると以下のような内容となる。
本実施形態が解決する第1の課題は、複数の通信障害回復方法を有するネットワークにおいて、何れの通信障害回復方法を使用することが適切なのか知ることができないことである。
そこで本実施形態は上記第1の課題を解決するため、通信障害回復方法による通信障害回復時間を推定し、使用する通信障害回復方法を決定する。これにより本実施形態では、複数の通信障害回復方法を有するネットワークにおいて、何れの通信障害回復方法を使用することが適切なのか知ることができる、という効果を奏する。仮に、各階層の通信装置が各々独自の判断にて通信障害回復方法を実行しようとすると、通信システム全体にとって何れの通信障害回復方法が適切であるのかを判断することができない。また、それぞれが別途に通信障害回復方法を実行することにより重複した無駄な処理が生じることとなる。
一方で、本実施形態であれば、複数の通信障害回復方法を有するネットワークにおいて、ネットワーク全体の各階層における経路制御を一元的に行っている通信制御装置が、通信障害回復時間を推定し、この推定結果に基づくからこそ適切な通信障害回復方法を実行することが可能となる。また、各通信装置は通信制御装置の指示を受けて初めて通信障害回復方法を実行する。すなわち、通信制御装置の指示がないにも関わらず通信装置が勝手な判断にて、不適切な通信障害回復方法や重複する内容となる通信障害回復方法を実行することは無くなる。これは、ネットワーク全体の経路制御を一元的に行う通信制御装置に本実施形態を適用したことから奏される効果である。
また、本実施形態が解決する第2の課題は、求められる通信障害回復時間の制約を満たすためには、何れの通信障害回復方法を使用することが適切なのかを知ることができないことである。
そこで本実施形態は上記第2の課題を解決するため、通信障害回復方法による通信障害回復時間が求められる通信障害回復時間の制約を満たすのか推測し、通信障害回復方法を決定する。これにより本実施形態では、求められる通信障害回復時間の制約を満たすためには、何れの通信障害回復方法を使用することが適切なのかを知ることができる、という効果を奏する。
更に、本実施形態が解決する第3の課題は、ユーザが行う通信により求められる通信障害回復時間の制約を知ることができないことである。
そこで本実施形態は上記第3の問題を解決するため、ユーザ通信により求められる通信障害回復時間を推定し制約とする。これにより本実施形態では、ユーザ通信により求められる通信障害回復時間の制約を知ることができる、という効果を奏する。
更に、本実施形態が解決する第4の課題は、ユーザのTCP/IP通信の性能を大きく損なわないために満たすべき通信障害回復時間を知ることができないことである。
そこで本実施形態は上記第4の課題を解決するため、広く用いられるTCP/IP通信にとって、通信性能を大きくする再送タイムアウトの時間を推定し、該推定時間を通信障害回復時間の制約とする。これにより本実施形態では、ユーザのTCP/IP通信の性能を大きく損なわないために満たすべき通信障害回復時間を推定することができる、という効果を奏する。
本願は、日本の特願2013−203900(2013年9月30日に出願)に基づいたものであり、又、特願2013−203900に基づくパリ条約の優先権を主張するものである。特願2013−203900の開示内容は、特願2013−203900を参照することにより本明細書に援用される。
本発明の代表的な実施の形態が詳細に述べられたが、様々な変更(changes)、置き換え(substitutions)及び選択(alternatives)が請求項で定義された発明の精神と範囲から逸脱することなくなされることが理解されるべきである。また、仮にクレームが出願手続きにおいて補正されたとしても、クレームされた発明の均等の範囲は維持されるものと発明者は意図する。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 複数の通信階層に跨る通信の第1経路中の何れかの箇所で通信障害が発生したならば、前記通信障害が発生している箇所を経由することなく前記通信を継続するための第2経路を1以上含む候補群の中から、前記第1経路から各前記第2経路に切り替えるための各前記第2経路毎の所要時間に基づいて、何れかの第2経路を選択し、前記第1の経路を選択した前記第2経路に切り替えて通信を継続するための指示を、その切り替えを行うための通信装置に出すことを特徴とする通信制御装置。
(付記2) 付記1に記載の通信制御装置であって、
前記経路の切り替えは、前記通信障害が発生した箇所を経由する前記第1経路が跨がる複数の通信経路のうちの一部の通信階層における切り替えであり、
前記候補群は、前記通信障害が発生している箇所を経由する前記第1経路の両端の通信装置間の最大で探しうる数の経路を前記第2経路として含み、
前記第1経路が跨がる前記複数の通信階層中の最上位の通信階層から最下位の通信階層までの何れかの通信階層の通信装置での切り替えにより、前記何れかの階層以下の階層の経路が変更されることを特徴とする通信制御装置。
(付記3) 付記1又は2に記載の通信制御装置であって、
前記通信障害が発生している箇所を経由することなく通信を継続するための前記第2経路の候補それぞれについて、前記第1経路から前記第2経路に切り替えるための前記所要時間を推定し、該推定した所要時間に基づいて前記第2経路の候補の中から何れかを切り替え後の第2経路として選択することを特徴とする通信制御装置。
(付記4) 付記3に記載の通信制御装置であって、
前記推定した所要時間が、前記通信障害に起因したデータの再送が発生する時間未満の時間である前記第2経路を前記候補群の中から変更後の第2経路として選択することを特徴とする通信制御装置。
(付記5) 付記3又は4に記載の通信制御装置であって、
当該通信制御装置から前記指示を受け取る通信装置に前記指示が伝達するのに要する時間、及び、前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間の双方に基づいて前記推定を行うことを特徴とする通信制御装置。
(付記6) 付記5に記載の通信制御装置であって、
前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間を、前記指示を受けた通信装置が第何層における通信装置であるかに基づいて推定することを特徴とする通信制御装置。
(付記7) 複数の通信階層のうちの少なくとも一部の通信階層で通信を行う通信装置と、付記1乃至6の何れか1に記載の通信制御装置と、を含む通信制御システムであって、
前記通信装置は、前記通信制御装置の指示に応じて、前記通信制御装置が選択した経路に切り替えて通信を継続するように構成されていることを特徴とする通信制御システム。
(付記8) 通信制御装置が行う通信制御方法であって、
複数の通信階層に跨る通信の第1経路中の何れかの箇所で通信障害が発生したならば、前記通信障害が発生している箇所を経由することなく前記通信を継続するための第2経路を1以上含む候補群の中から、前記第1経路から各前記第2経路に切り替えるための各前記第2経路毎の所要時間に基づいて、何れかの第2経路を選択し、前記第1の経路を選択した前記第2経路に切り替えて通信を継続するための指示を、その切り替えを行うための通信装置に出すことを特徴とする通信制御方法。
(付記9) 付記8に記載の通信制御方法であって、
前記経路の切り替えは、前記通信障害が発生した箇所を経由する前記第1経路が跨がる複数の通信経路のうちの一部の通信階層における切り替えであり、
前記候補群は、前記通信障害が発生している箇所を経由する前記第1経路の両端の通信装置間の最大で探しうる数の経路を前記第2経路として含み、
前記第1経路が跨がる前記複数の通信階層中の最上位の通信階層から最下位の通信階層までの何れかの通信階層の通信装置での切り替えにより、前記何れかの階層以下の階層の経路が変更されることを特徴とする通信制御方法。
(付記10) 付記8又は9に記載の通信制御方法であって、
前記通信障害が発生している箇所を経由することなく通信を継続するための前記第2経路の候補それぞれについて、前記第1経路から前記第2経路に切り替えるための前記所要時間を推定し、該推定した所要時間に基づいて前記第2経路の候補の中から何れかを切り替え後の第2経路として選択することを特徴とする通信制御方法。
(付記11) 付記10に記載の通信制御方法であって、
前記推定した所要時間が、前記通信障害に起因したデータの再送が発生する時間未満の時間である前記第2経路を前記候補群の中から変更後の第2経路として選択することを特徴とする通信制御方法。
(付記12) 付記10又は11に記載の通信制御方法であって、
当該通信制御装置から前記指示を受け取る通信装置に前記指示が伝達するのに要する時間、及び、前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間の双方に基づいて前記推定を行うことを特徴とする通信制御方法。
(付記13) 付記12に記載の通信制御方法であって、
前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間を、前記指示を受けた通信装置が第何層における通信装置であるかに基づいて推定することを特徴とする通信制御方法。
(付記14) 複数の通信階層のうちの少なくとも一部の通信階層で通信を行う通信装置と、通信制御装置と、を含む通信制御システムが行う通信制御方法であって、
前記通信制御装置が、付記8乃至13の何れか1に記載の方法を行い、
前記通信制御装置から指示を受けた前記通信装置が、前記指示に応じて、前記通信制御装置が選択した経路に切り替えて通信を継続することを特徴とする通信制御方法。
(付記15) 複数の通信階層に跨る通信の第1経路中の何れかの箇所で通信障害が発生したならば、前記通信障害が発生している箇所を経由することなく前記通信を継続するための第2経路を1以上含む候補群の中から、前記第1経路から各前記第2経路に切り替えるための各前記第2経路毎の所要時間に基づいて、何れかの第2経路を選択し、前記第1の経路を選択した前記第2経路に切り替えて通信を継続するための指示を、その切り替えを行うための通信装置に出すことを特徴とする通信制御装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする通信制御プログラム。
(付記16) 付記15に記載の通信制御プログラムであって、
前記経路の切り替えは、前記通信障害が発生した箇所を経由する前記第1経路が跨がる複数の通信経路のうちの一部の通信階層における切り替えであり、
前記候補群は、前記通信障害が発生している箇所を経由する前記第1経路の両端の通信装置間の最大で探しうる数の経路を前記第2経路として含み、
前記第1経路が跨がる前記複数の通信階層中の最上位の通信階層から最下位の通信階層までの何れかの通信階層の通信装置での切り替えにより、前記何れかの階層以下の階層の経路が変更されることを特徴とする通信制御プログラム。
(付記17) 付記15又は16に記載の通信制御プログラムであって、
前記通信障害が発生している箇所を経由することなく通信を継続するための前記第2経路の候補それぞれについて、前記第1経路から前記第2経路に切り替えるための前記所要時間を推定し、該推定した所要時間に基づいて前記第2経路の候補の中から何れかを切り替え後の第2経路として選択することを特徴とする通信制御プログラム。
(付記18) 付記17に記載の通信制御プログラムであって、
前記推定した所要時間が、前記通信障害に起因したデータの再送が発生する時間未満の時間である前記第2経路を前記候補群の中から変更後の第2経路として選択することを特徴とする通信制御プログラム。
(付記19) 付記17又は18に記載の通信制御プログラムであって、
当該通信制御装置から前記指示を受け取る通信装置に前記指示が伝達するのに要する時間、及び、前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間の双方に基づいて前記推定を行うことを特徴とする通信制御プログラム。
(付記20) 付記19に記載の通信制御プログラムであって、
前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間を、前記指示を受けた通信装置が第何層における通信装置であるかに基づいて推定することを特徴とする通信制御プログラム。
本発明は、通信方式の種別を問うことなく、通信制御の目的で広く使用することが可能である。

Claims (14)

  1. 複数の通信階層に跨る通信の第1経路中の何れかの箇所で通信障害が発生したならば、前記通信障害が発生している箇所を経由することなく通信を継続するための第2経路の候補それぞれについて、前記第1経路から前記第2経路に切り替えるための所要時間を推定し、
    前記第2経路を1以上含む候補群の中から、前記第1経路から各前記第2経路に切り替えるための各前記第2経路毎の前記所要時間が、前記通信障害に起因したデータの再送が発生する時間未満の時間である前記第2経路を切り替え後の前記第2経路として選択し、
    前記第1経路を選択した前記第2経路に切り替えて通信を継続するための指示を、前記第1経路および前記第2経路が経由する前記通信階層上に存在し、その切り替えによって障害回復を行うための通信装置に出し、
    前記通信障害に起因したデータの再送が発生する時間は、自装置によって計測されたパケット往復時間に基づいて推定される
    ことを特徴とする通信制御装置。
  2. 請求項1に記載の通信制御装置であって、
    前記第1経路から前記第2経路への切り替えは、前記通信障害が発生した箇所を経由する前記第1経路が跨がる複数の通信経路のうちの一部の通信階層における切り替えであり、
    前記候補群は、前記通信障害が発生している箇所を経由する前記第1経路の両端の通信装置間の最大で探しうる数の経路を前記第2経路として含み、
    前記第1経路が跨がる前記複数の通信階層中の最上位の通信階層から最下位の通信階層までの何れかの通信階層の通信装置での切り替えにより、前記何れかの階層以下の階層の経路が変更されることを特徴とする通信制御装置。
  3. 請求項1からのいずれか1項に記載の通信制御装置であって、
    当該通信制御装置から前記指示を受け取る通信装置に前記指示が伝達するのに要する時間、及び、前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間の双方に基づいて前記推定を行うことを特徴とする通信制御装置。
  4. 請求項に記載の通信制御装置であって、
    前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間を、前記指示を受けた通信装置が第何層における通信装置であるかに基づいて推定することを特徴とする通信制御装置。
  5. 複数の通信階層のうちの少なくとも一部の通信階層で通信を行う通信装置と、請求項1乃至の何れか1項に記載の通信制御装置と、を含む通信制御システムであって、
    前記通信装置は、前記通信制御装置の指示に応じて、前記通信制御装置が選択した経路に切り替えて通信を継続するように構成されていることを特徴とする通信制御システム。
  6. 通信制御装置が行う通信制御方法であって、
    複数の通信階層に跨る通信の第1経路中の何れかの箇所で通信障害が発生したならば、前記通信障害が発生している箇所を経由することなく通信を継続するための第2経路の候補それぞれについて、前記第1経路から前記第2経路に切り替えるための所要時間を推定し、
    前記第2経路を1以上含む候補群の中から、前記第1経路から各前記第2経路に切り替えるための各前記第2経路毎の前記所要時間が、前記通信障害に起因したデータの再送が発生する時間未満の時間である前記第2経路を切り替え後の前記第2経路として選択し、
    前記第1経路を選択した前記第2経路に切り替えて通信を継続するための指示を、前記第1経路および前記第2経路が経由する前記通信階層上に存在し、その切り替えによって障害回復を行うための通信装置に出し、
    前記通信障害に起因したデータの再送が発生する時間は、自装置によって計測されたパケット往復時間に基づいて推定される
    ことを特徴とする通信制御方法。
  7. 請求項に記載の通信制御方法であって、
    前記第1経路から前記第2経路への切り替えは、前記通信障害が発生した箇所を経由する前記第1経路が跨がる複数の通信経路のうちの一部の通信階層における切り替えであり、
    前記候補群は、前記通信障害が発生している箇所を経由する前記第1経路の両端の通信装置間の最大で探しうる数の経路を前記第2経路として含み、
    前記第1経路が跨がる前記複数の通信階層中の最上位の通信階層から最下位の通信階層までの何れかの通信階層の通信装置での切り替えにより、前記何れかの階層以下の階層の経路が変更されることを特徴とする通信制御方法。
  8. 請求項からのいずれか1項に記載の通信制御方法であって、
    当該通信制御装置から前記指示を受け取る通信装置に前記指示が伝達するのに要する時間、及び、前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間の双方に基づいて前記推定を行うことを特徴とする通信制御方法。
  9. 請求項に記載の通信制御方法であって、
    前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間を、前記指示を受けた通信装置が第何層における通信装置であるかに基づいて推定することを特徴とする通信制御方法。
  10. 複数の通信階層のうちの少なくとも一部の通信階層で通信を行う通信装置と、通信制御装置と、を含む通信制御システムが行う通信制御方法であって、
    前記通信制御装置が、請求項乃至の何れか1項に記載の方法を行い、
    前記通信制御装置から指示を受けた前記通信装置が、前記指示に応じて、前記通信制御装置が選択した経路に切り替えて通信を継続することを特徴とする通信制御方法。
  11. 複数の通信階層に跨る通信の第1経路中の何れかの箇所で通信障害が発生したならば、前記通信障害が発生している箇所を経由することなく通信を継続するための第2経路の候補それぞれについて、前記第1経路から前記第2経路に切り替えるための所要時間を推定し、
    前記第2経路を1以上含む候補群の中から、前記第1経路から各前記第2経路に切り替えるための各前記第2経路毎の前記所要時間が、前記通信障害に起因したデータの再送が発生する時間未満の時間である前記第2経路を切り替え後の前記第2経路として選択し、
    前記第1経路を選択した前記第2経路に切り替えて通信を継続するための指示を、前記第1経路および前記第2経路が経由する前記通信階層上に存在し、その切り替えによって障害回復を行うための通信装置に出し、
    前記通信障害に起因したデータの再送が発生する時間は、自装置によって計測されたパケット往復時間に基づいて推定される
    ことを特徴とする通信制御装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする通信制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の通信制御プログラムであって、
    前記第1経路から前記第2経路への切り替えは、前記通信障害が発生した箇所を経由する前記第1経路が跨がる複数の通信経路のうちの一部の通信階層における切り替えであり、
    前記候補群は、前記通信障害が発生している箇所を経由する前記第1経路の両端の通信装置間の最大で探しうる数の経路を前記第2経路として含み、
    前記第1経路が跨がる前記複数の通信階層中の最上位の通信階層から最下位の通信階層までの何れかの通信階層の通信装置での切り替えにより、前記何れかの階層以下の階層の経路が変更されることを特徴とする通信制御プログラム。
  13. 請求項11から12のいずれか1項に記載の通信制御プログラムであって、
    当該通信制御装置から前記指示を受け取る通信装置に前記指示が伝達するのに要する時間、及び、前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間の双方に基づいて前記推定を行うことを特徴とする通信制御プログラム。
  14. 請求項13に記載の通信制御プログラムであって、
    前記指示を受けた通信装置が前記指示を受けてから前記第1経路から前記第2経路への切り替えが終了するまでに要する時間を、前記指示を受けた通信装置が第何層における通信装置であるかに基づいて推定することを特徴とする通信制御プログラム。
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