JP6506365B2 - 小型または超小型衛星の飛行編隊を用いて、エンドユーザ装置および端末間を直に接続する高スループット分散型衛星(htfs)のためのシステムおよび方法 - Google Patents

小型または超小型衛星の飛行編隊を用いて、エンドユーザ装置および端末間を直に接続する高スループット分散型衛星(htfs)のためのシステムおよび方法

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Description

本発明は、高スループット(大情報量能力の)分散型衛星(High Throughput Fractionated Satellite,HTFS)システムおよび方法に関するものであり、従来のモノリシック(巨大)な宇宙船の機能的能力は、多くの小型または超小型衛星と、中央指令・中継衛星とに分散される。それらの衛星は、宇宙空間に非常に大きな開口(アパーチャ)または複数の開口(アパーチャ)を形成するようにデザインされた編隊(フォーメーション)を構成するように、分散して(分かれて)飛行する。ここで示す開口(アパーチャ、aperture)は、一般的に、アンテナの領域(面積)を指し、信号を送受信するアンテナの性能に関連する。開口が増えると、信号の受信、送信、および指向性におけるアンテナの有効性も増す。
さらに具体的には、本発明は、複数の小型または超小型衛星の配列(アレイ)システムと、中央指令および中継衛星とに関するものである。小型または超小型衛星の配列は、宇宙空間において、大きな開口(アパーチャ)として機能するように調整(組織化)されている。これにより、重量と消費電力の要件が削減され、コストが大幅に削減され、開口利得と帯域幅の再利用性とが大幅に向上する。それらの衛星は、部分的に接続していてもよく、構造的に分離されていてもよく、電磁気力、太陽光、他の自然な軌道に関連する力を利用し、GPSシステムや位置調整機能の助けにより、近接した状態を維持することが可能である。
既存のアンテナは巨大であり、パラボラ反射器を介して電力を供給されるか、または多くのアンテナ素子のフェーズドアレイを含む。いずれの場合も、アンテナ開口部は構造的に1つであり、一般的には数平方メートルの大きさに制限される。宇宙空間に大きなアンテナ構造を展開するには、主に2つの問題がある。第1に、大きくて重い物体を宇宙空間に打ち上げるためにはコストがかかるため、サイズに伴いコストと重量が大幅に増える。そして第2に、いかなるプレハブ構造(展開する機構と支持構造を含め)も、打ち上げ時の大きな加速度に耐える必要があり、その強度は、微小な重力の動作環境よりも、むしろこれらの力を考慮に入れて設計されなければならない。
宇宙船構成要素の重量およびコストは、特定の衛星任務で必要とされる搭載電力に関連する。搭載電力に対する要求は、主に、ユーザー端末で要求される目標の信号対雑音比、同時に使用するユーザ数、およびチャネル帯域幅の要求に依存する。搭載電力に対する要求が増加するにつれて、衛星に搭載されるRFコンポーネント、バッテリー、太陽光パネル、および他の電力処理コンポーネントの重量およびコストも増加する。さらに、エンドユーザ(最終消費者の)装置および端末(例えば、携帯装置、最新のスマートフォンのような超低電力端末、ジオロケーション・ブレスレット、ラジオ、電話、携帯電話、スマートフォン、IoT端末、およびブレスレット型の人追跡、または機械の追跡装置であり、本明細書においては「エンドユーザ装置」または「エンドユーザ端末」と記載する)は、より小さく軽くなり、それらの送信電力および指向性に伴い、それらのエンドユーザ装置および端末間の直接接続を可能にするためには、より大きな開口が宇宙では必要となる。
最新式のLEO通信衛星は、衛星電話や低電力IOT装置のようなエンドユーザ装置に直接接続するように設計され、500kg〜1000kgの重量があり、製造および打ち上げにはコストがかかる。
本発明の1つの目的は、宇宙空間に展開された大型もしくは超大型アンテナとしての能力を有する分散型開口システム(distributed aperture system)を提供することであり、開口面積は25m〜300,000m程度であるが、これに限定されるものではない。本発明の別の目的としては、宇宙空間における開口システム(aperture system)であって、プレハブ構造を最小限にするか、または完全に減らせる開口システムを提供することである。これら、および他の目的によれば、本発明は超小型または小型衛星の配列(アレイ)を含み、これらは大開口(large aperture)として機能するように組織化されているが、部分的に接続されているか、または、構造的には接続されていない。
本アプローチには、いくつかの利点がある。第1に、接続要素となる間隙の質量は不要となり、衛星の打ち上げ重量が減少し、結果、打ち上げコストが削減される。第2に、非常に大きなアパーチャ(開口)を宇宙空間で実現することが可能であり、これは比較的低い周波数で高いアンテナ効率を実現する際に特に有利である。そして第3に、希少で高価な帯域幅を空間的に数万回以上再利用することができるため、狭ビーム(narrow-beams)を実現し、小型または超小型衛星と、制御および中継衛星との両方において、分散信号処理アルゴリズムを利用してビームフォーミングをすることで、大情報量処理能力(高スループットな性能)が可能となる。
このHTFSと等価なアンテナ開口(アンテナアパーチャ)は、分散型衛星開口(distributed satellite aperture)を利用することにより、そのサイズが大幅に増加する。その結果、RF部品、バッテリ、太陽光パネル、およびパワーハンドリング部品に必要なサイズが大幅に縮小されるか、または不要となり、それは、巨大な衛星(モノリシック衛星)の導波管システムと同様である。また、これにより、この衛星システムに必要な重量およびコストが大幅に削減される。
他の利点としては、各個別衛星で必要とされる電力レベルが低減することである。本発明のHTFSアーキテクチャは、家電機器のために数百万個の単位で構築された市販の在庫の部品を利用する。HTFSシステムにおいて必要な重要な部品、例えば、ソフトウェア無線、HPA、LNA、およびフィルターも、重量およびコストが最適化された市販の在庫の部品として利用可能となる。
本発明に記載のHTFSシステムは、モノリシック衛星と比較した場合、同等の数のエンドユーザおよび同等の帯域幅要件を満たすために、モノリシック衛星のごく一部分(約1/10)の重量が必要となるだけである。例えば、同等の性能を持つ1,000kgの重量のモノリシック衛星を、本発明によるHTFSであれば、全体が100kg程度で構築でき、重量およびコストを大幅に削減できる。
本発明に記載のHTFSシステムは、同等の、非常に大きな分散アパーチャ(分散開口)を生成し、この非常に大きな分散アパーチャは、コスト、重量、およびスペクトルの再利用に大きな利点をもたらす。これらの利点は、一般的に、エンドユーザ端末への直接接続に使用される100MHz〜2GHzのスペクトルに対して特に明らかである。低周波数スペクトル(例えば、100MHz〜2GHz)は、エンドユーザと宇宙空間のHTFSシステムとの間でアンテナ、ゲートウェイ、またはVSATシステムを使用せずにすむために特に良好である。V、Ka、Ku、C、Xのような、より高い周波数のシステムに比べて、建物、木、飛行機の胴体、列車、車、および船舶の構造物、ならびにその他の視界の障害物によって引き起こされる損失は小さい。さらに、より高い周波数スペクトルで必要とされるエンドユーザ端末における高価で重い衛星追跡システムは、より低い帯域周波数において不要となる。また、本発明のHTFSシステムに接続する低帯域周波数においては、エンドユーザ装置は、HTFSシステムに直に接続することができ、VSAT端末または高価で重い追跡アンテナは不要であり、本発明を多種多様に応用および利用できる。
本発明のこれらおよび他の目的、ならびにそれらの意図される利点の多くは、添付の図面と併せて以下の説明を参照すると、より容易に明らかになるであろう。
図1Aは、本発明の好ましい実施形態による、衛星通信システムを示す図である。
図1Bは、本発明の好ましい実施形態による、衛星通信システムを示す図である。
図2(a)および(b)は、図1Aおよび図1Bのシステムのブロック図である。
図3は、単一チャネル受信機のノイズ温度を示す図。
図4は、小型衛星302の各々と衛星アレイ300全体の一般的なアレイ受信システムを示す図。
図5(a)、(b)、(c)は、地球上の通信到達範囲(フットプリント)とビーム切替(スイッチング)を示す図。
図6は、複数の小型衛星の代替構成を示し、複数の小型衛星は台形構成を備えている。
図7(a)は、図6のアレイの電波到達範囲(フットプリント)にフォーメーションが入る状態、図7(b)は、図6のアレイのフットプリントの中央にフォーメーションが居る状態、図7(c)は、図6のアレイのフットプリントからフォーメーションが離れる状態を示す。
図8Aは、ビームスイッチングを示す図。
図8Bは,ビームスイッチングを示す図。 図8Cは、ビームスイッチングを示す図。
図9(a)、9(b)は、放射パターンを示す図。
図10は、フットプリントセルの周波数レイアウトを示す図。
図面が示す本発明の好ましい実施形態を説明するにあたり、明確化のために特定の用語を使用する。しかしながら、本発明は、それらの選択された特定の用語に限定されるものではなく、それぞれの特定の用語は、同様の目的を達成するために、同様の方法で動作するすべての技術的な等価な意味を含むものであると解されるべきである。
図を参照すると、図1Aでは、本発明の非限定的な実施形態の一例における、衛星通信システムまたはHTFS100を示す。その衛星システムまたは衛星編隊(フォーメーション)100は、小型または超小型の要素、例えば、複数の小型または超小型の衛星302(例えば、スレーブまたは遠隔衛星(リモートサテライト))と、局所制御(ローカルコントローラー)および中継衛星200(例えば、主(マスタ)または中央衛星、ここではまた制御衛星と呼ぶ)とを含む。複数の衛星302は、適切な衛星であればいかなるものであってもよく、例えば、高度制御された超小型衛星302であってもよく、それらは、サイズは超小型で、かつ軽量(例えば、1.5kg未満の重量)のものである。多くのアンテナ素子を1つに組み合わせたものであってもよく、その利点は、複数の素子の間隙の一部を太陽電池で利用して、これらの素子で利用可能な電力を増大できることである。図示されているように、例えば、各遠隔衛星は、4つのアンテナ306を収容するハウジング304を有してもよく、アンテナは有線で電気的に互いに接続してもよい。例示のため、図1Aにおいては、3つの遠隔衛星ハウジングのみが図示されている。
複数の遠隔衛星302は、低地球軌道(Low Earth Orbit,LEO)で動作する。それら小型衛星302は、ヴァン・アレン帯より上で動作するとより高価な耐宇宙環境部品が必要となるため、1400kmにおけるプラズマのヴァン・アレン帯より下で動作する。しかしながら、本発明は、いかなる特定の軌道または軌道の組み合わせで動作することに限定されず、他の適切な軌道が、すべての低地球軌道(LEO)、中地球軌道(MEO)、および静止地球軌道(GEO)を利用したものであってもよく、ヴァン・アレン帯より上であってもよい。
このシステム100(中央衛星200および複数の小型衛星302を含む)は、2つの主要構成である、動作構成(オペレーティングコンフィギュレーション)と、運搬もしくは保管構成(シッピング・ストレージコンフィギュレーション)とを含む。オペレーティングコンフィギュレーションでは、複数の小型衛星302が、宇宙空間において、全体で配列(アレイ)300を形成する。一実施例では、1000個の小型衛星302が用いられているが、小衛星302の数は幾つであってもよく、1000個よりかなり多くても、かなり少なくてもよい。アレイ300は、非常に大きな空間的広がりのある配列(空間アレイ、spatial array)300を形成する。1000個の小型衛星302の実施例では、アレイ300は、幅および/または高さが500メートルを超えてもよい。この配列構成(アレイコンフィギュレーション)では、小型衛星302によるアンテナは、大型のアンテナに相当し、地球との通信能力を拡張できる。それらの遠隔衛星302は、本質的に、分散されており、分散型フェーズドアレイアンテナが提供され、1つのモノリシックまたは接続されたアレイが提供されるわけではない。
オペレーティングコンフィギュレーションにおいて、アレイ300は、中央衛星200の周りに形成される。アレイ300は、地球に対向するように配置され、構成される。すなわち、アレイ300では上面が規定され、それは直線であっても湾曲していてもよく、上面は、全体として地球に対向している。より大きな衛星200は、アレイ300の編隊(フォーメーション)の、実質的な質量中心に位置する。複数の小型衛星は、互いに約数センチメートルから約20メートル離れた位置であってもよい。
さらに、システム100および複数の小型衛星302は、シッピング・ストレージコンフィギュレーションであってもよい。小型衛星302は、別体で独立した装置であり、互いに物理的に接続されていない。これらの小型衛星302は、保管および搬送のために、合体または一体化され、宇宙空間では大型衛星アレイ300に変身する(を形成する)。例えば、シッピングコンフィギュレーションでは、複数の小型衛星302を単一の搬送容器、例えば1つの箱、に一緒に入れ、搬送のためにロケットや他の搬送装置または宇宙船に載せてもよい。1つまたは複数の搬送容器が、宇宙空間の所望の軌道のリリース位置に到達すると、その搬送容器を開けて、複数の小型衛星302をリリースできる。そして小型衛星302は、それ自体の自動操縦および/または制御衛星200の支援により、宇宙空間で、オペレーティングコンフィギュレーションに展開しアレイを形成できる。中央衛星200は、すでに宇宙空間に位置していてもよい。もしくは、中央衛星200は、アレイ300が形成される前または後に、個別の搬送容器で搬送され、宇宙空間で個別に配置されてもよい。
このように、搬送中に小型衛星302が必要とする空間を減少でき、オペレーティングコンフィギュレーションにおいては小型衛星302が大きなアレイを形成することを可能にする。それら複数の小型衛星302は、衛星302の数によるが、2−3平方メートルの空間に収まり、それらが宇宙空間に配置されると、多平方メートルに変換される。これはまた、アレイ300の複雑さを低減するとともに打ち上げ質量も低減する、というのは、オペレーティングコンフィギュレーションにおいて、小型衛星302を互いに、または制御衛星200に接続するための構造部材が不要となるからである。したがって、衛星配列(サテライトアレイ)300は、人間の介在を最小限(例えば複数の衛星302を搬送容器および宇宙船からリリースするなど)にして形成でき、さらに物理的な人間の介在(例えばフレームまたは他の構造を構築するなど)なしで形成できる。さらに、複数のアレイ300を宇宙空間の様々な位置に設け、衛星アレイ300群(サテライトアレイ300の集まり)を形成し、地球全体を覆う通信網を得ることができる。例えば、LEO軌道に約50〜100個のアレイ300を設け、地球全体を連続的に覆うことが可能である。
なお、複数の遠隔衛星302は、適切な方法で移動でき、位置決めできることに留意すべきである。図2(a)および2(b)で図示される一実施例においては、遠隔衛星302および中央衛星200には、それら遠隔衛星302を移動するために、電磁コイル314および磁気トルカ(magnetorquers)316を設けている。
さらに詳細には、図2(a)は、小型または超小型遠隔衛星302のブロック図である。遠隔衛星302は、処理装置306、アンテナ310を介して通信する無線トランシーバ308、GPS312、電磁コイル314、磁気トルカ316、電源管理機能320、ヒートシンク322、太陽光電源324、バッテリ電源326を含む。これらの遠隔衛星302の構成要素は2つに分けられ、エネルギー管理に関連するものとエネルギー利用に関連するものである。電力は熱、光および化学の異なる発生源から得られる。これらの構成要素はそれぞれ、ヒートシンク322と、太陽光電源324と、バッテリ電源326とである。遠隔衛星302間、もしくは遠隔衛星302と中央衛星200との間の通信は、無線トランシーバ308とアンテナ310によって行われる。
図2(b)は、遠隔衛星302間、および遠隔衛星302と中央衛星200との間の相対位置を一定に維持するための電磁システムのブロック図である。図2(a)および図2(b)に示すように、衛星の位置結滞には距離xおよび角度yが用いられる。搭載コンピュータまたは処理装置306は、他の遠隔衛星302および中央衛星200に対する遠隔衛星302の所定または動的に決定された所望の(可変またはランダムであり得る)距離xおよび角度yを維持するために必要な操作(作戦、機動飛行)を計算する。これは、遠隔衛星302の相対位置を他の遠隔衛星302や中央衛星200と比較することでなされる。電磁コイル314は、遠隔衛星302と他の遠隔衛星302との間もしくは遠隔衛星302と中央衛星200との間の相対距離を変化させることで、移動するための電磁力を生成する。図2(b)は、遠隔衛星302と中央衛星200との間の距離および角度を示す。なお、遠隔衛星30同士の間でも同様に距離および角度が維持される。
磁気トルカ316は、衛星の質量中心の周りの回転を生成し、他の遠隔衛星302または中央衛星200に対する角度yを制御する。全地球測位システム(GPS)312は、相対的な衛星位置を地球上の位置(地球的な位置、グローバルポジション)と比較する。
中央衛星200は、衛星アレイの基準であり、GPS200を介して地球上の位置を知る必要があるが、その相対位置を知る必要はない。したがって、中央衛星200は(遠隔衛星の場合のように)磁気トルカを使用せず、電磁コイル204のみを使用する。電磁気を利用した編隊飛行システム(電磁フォーメーションフライトシステム、electromagnetic formation flight system)は、電磁力および/または回転を生成することによって、各小型衛星302および/または中央衛星200の間の所望の距離xおよび所望の角度yを維持する。電磁コイル314は、全地球測位システム(GPS)312から得られた位置に対するそれ自体の位置を比較することによって距離xを制御する。
しかしながら、GPS312は、遠隔衛星302において選択可能な手段の1つにすぎない。中央衛星200は、GPS200を含み、遠隔衛星302は、隣接および/またはその周囲の遠隔衛星302に対するそれ自体の相対位置を知り、その遠隔衛星302と中央衛星200との間の相対的な位置のみを知ればよい。しかしながら、アレイ300内の1つまたは複数の遠隔衛星302がGPS312を利用して、その地球上の位置を決定することにより、遠隔衛星302の位置決めがさらに容易になる。その場合、中央衛星のGPS202は省略してもよく、中央衛星200は、1つまたは複数の遠隔衛星302との相対位置のみを使用してもよい。
磁気トルカ316は、相対位置を測定することによって角度yを制御する。位置と角度が安定するまで、何回かの操作(誘導)による補正が行われる。そして、特定の衛星に影響を及ぼす高荷電粒子(すなわち、宇宙線、ヴァン・アレン帯荷電粒子など)のような攪乱(妨害)が発生した場合にのみ補正が必要となる。太陽風、軌道回転、または衛星間の相互作用は、予測可能で、誘導(機動飛行、作戦行動)の一部であるため、攪乱とはみなされない。
なお、電磁気は、遠隔衛星302間の距離を所定の動作範囲内に維持し、また、遠隔衛星302と制御衛星200との間を所定の動作範囲内に維持するために利用される。しかしながら、本発明はまた、遠隔衛星302と地球との間、および制御衛星200と地球との間の一次の重力(first order gravitational force)を利用し、遠隔衛星302および制御衛星200の自然軌道(natural orbit)によるものも同様に利用する。本発明は、遠隔衛星302および制御衛星200を、重力を利用するように位置づけ、電磁気または他の外力を利用して行わなければならない位置決め量を最小にしている。さらに、重力は、衛星302、200の軌道を生成する。本発明では、衛星300,200の自然軌道を利用して、アレイ300内の遠隔衛星302の位置、および遠隔衛星302に対する制御衛星200の位置を維持する。最終的に、アレイ300および制御衛星200は自然に回転し、アレイ300および衛星200、302の位置は、自然回転を考慮して構成されており、その回転により必要となる衛星200,302の位置調整を最小にしている。例えば、制御衛星200は、アルゴリズムを利用して、遠隔衛星302の体積形状の回転に動的に適応し、および/または遠隔衛星と標的ビームの対象物(ターゲットビームオブジェクト)との相対位置または地表(地理)との相対位置に動的に適応する。そのアルゴリズムは、重力、自然軌道、および回転を考慮したものであってもよい。
図1A、図1B,図2(a)および図2(b)は、システム100のブロック図であり、中央衛星200から超小型衛星302に対する無線通信ネットワークを介した通信を示す。遠隔衛星302は、制御インターフェースを有する遠隔制御装置(リモートコントローラ)304(例えば、プロセッサまたは処理装置)、アンテナ、送受信機306を含む。この送受信機306は、無線通信ネットワークなどを介して制御衛星200と通信する。それらの衛星302は、太陽電池で動力を供給され、日食などのために充電可能なコンデンサまたはバッテリを有する。
衛星302は、電磁気などを含めた航空電子システム(アビオニクスシステム)を含んでもよく、コントローラ304によって制御され、アレイフォーメイション内に衛星302を配置するために用いてもよい。この航空電子システムは、衛星302を適切な高度、位置、および向きに維持し、地球上および通信到達範囲(フットプリント)の装置との通信能力を最大化すると共に、複数の衛星302をアレイ300のフォーメーションの状態に維持することができる。これらの遠隔衛星302は、適切な航空性能を得るために他の遠隔衛星302と通信してもよい。
小型遠隔衛星302と制御衛星200との間で電磁気力が利用され、遠隔衛星302のフォーメーションと向きとが維持され、さらに、電力を分配するために用いられる。磁力の発生に関連する付加的な質量は、要素間を構造的に接続するための質量よりはるかに小さく、さらに、それらを展開するための機構の質量よりもはるかに小さいであろう。
アレイ300のそれぞれに中央制御衛星200が設けられる。一実施形態では、制御衛星200は、キューブサット(CubeSat)または小型衛星であってよい。制御衛星200、各小型衛星200と通信する。例えば、制御衛星200は、各遠隔衛星302のリモートコントローラ304と通信する中央制御装置(背セントラルコントローラ(例えば、プロセッサまたは処理装置))を有してよい。その中央コントローラは、遠隔コントローラ304を介して、遠隔衛星302の動作を制御することができ、中央衛星200、遠隔衛星200、および地上局の間の通常の通信中などであっても制御でき、さらに、地上局から受信するコマンドを遠隔衛星200に実行させてもよい。中央コントローラは、遠隔衛星302の編隊(フォーメーション)をアレイ300となるように制御してもよい。また、中央コントローラは、アレイ300による電磁波シェーディングまたは閉塞を回避し、展開および動作中の通信周波数を制御するように、中央衛星200の位置を制御してもよい。
遠隔衛星302は、いかなる形状であってもよい。さらに、衛星配列(サテライトアレイ)300は、正方形、長方形、六角形、または円形のいずれかの形状であってもよく、遠隔衛星302が行および列をなすように互いに整列しており、したがって、このアレイは二次元アレイ(二次元配列)である(すなわち、行およびアレイはxy座標で示される)。複数の遠隔衛星302は、相互に所定の距離だけ離れるように制御される(または、他の実施形態では、距離は、遠隔衛星302ごとに異なっていてもよく、遠隔衛星302および/または制御衛星200により動的に制御されてもよい)。しかしながら、衛星302および衛星アレイ300は任意のサイズおよび形状であってもよく、間隔も同様であり、アレイは三次元でもよい。
図1Bは、通信方式を示す。エンドユーザ端末500は、サブ2GHz周波数を介して、多数の衛星302と通信する。この周波数は、Txエンドユーザ周波数と呼ばれる。図示しているように、また図10でさらに説明されるように、地上の電場到達範囲の複数のセル(footprint cells、フットプリントセル)は、それぞれ、4つの異なる周波数のうちの1つで通信する。すなわち、第1のフットプリントセルのエンドユーザ端末500は、第1の周波数Fで通信し、第2のフットプリントセルのエンドユーザ端末500は、第2の周波数Fで通信し、第3のフットプリントセルのエンドユーザ端末500は、第3の周波数Fで通信し、さらに、第4のフットプリントセル内のエンドユーザ端末500は、第4の周波数Fで通信する。したがって、周波数F〜Fは、複数回(すなわち、複数の異なるフットプリントセルに位置するエンドユーザ端末と通信するために)再利用され、大情報量の帯域幅(高いスループット帯域幅)を可能にする。同じセル(例えば、第1のフットプリントセル)に配置された複数のエンドユーザ端末500は、時分割多重化または他の適切な送信方式を使用して同じ周波数(すなわち、第1の周波数F1)で通信してもよい。
多数の衛星302と制御衛星200は、それらの間で通信するWIFI無線ネットワークを形成することにより、衛星302の受信信号を制御衛星200で集約するとともに、衛星システムの位置調整を支援している。図示しているように、互いに、または所与のアレイ300と通信する複数の制御衛星200が存在してもよい。制御衛星200は、KA帯またはV帯のような高周波を介して、ゲートウェイ600(例えば地球上の地上局に配置してもよい)と通信し、それを通じて、インターネット、セルラーシステム(携帯電話システム)、またはプライベートネットワークと(例えば、ファイバ光リンクまたは他のリンクを介して)通信する。この周波数は、コールダウンリンクゲートウェイの周波数である。ゲートウェイ600は、また高周波を介して制御衛星200に通信を返す。この周波数は、コールアップリンクゲートウェイ周波数である。
制御衛星200と多数の衛星302は、それらの間で通信するためにWifi無線ネットワークを形成する。したがって、制御衛星200は、地球への送信信号が地球視野上に特定のビーム形成(beam forming)400を生成するように、異なる小型衛星302に信号を分配することができる。多数の小型衛星302は、エンドユーザ装置500に送信を返す。この周波数は、RXエンドユーザ周波数と呼ばれ、低周波数であってよい。FRxは同じ帯域だが、FRxとは異なる周波数である。複数のセルで同じ送信周波数が再利用される。つまり、FTxは、複数のFセルのそれぞれにおいて同じであり、FRxは複数のFセルのそれぞれにおいて同じであり、FTxは、複数のFセルのそれぞれにおいて同じであり、FRxは複数のFセルのそれぞれにおいて同じであるなどである。
主な周波数は、送信エンドユーザ周波数Tx、受信エンドユーザ周波数Rx、(遠隔衛星302と中央衛星200との間の)ネットワーク周波数、ダウンリンクゲートウェイ周波数およびアップリンクゲートウェイ周波数である。例えば、エンドユーザ周波数Txは、LTE帯域31とすることができる。Rxエンドユーザ周波数は、LTE帯域31であってよい。Wifi・ACネットワーク周波数は、5GHzとしてもよい。ダウンリンクゲートウェイ周波数は、Ka帯域であってよい。また、アップリンクゲートウェイ周波数は、Ka帯域アップリンクであってもよい。
したがって、コントローラ衛星200と地上ゲートウェイ(地球上に位置する)との間のアップリンクおよびダウンリンクは高周波を介して行われるが、このシステムは、異なる通信帯域を介して宇宙空間の他の衛星システムと通信するように設計されてもよく、地球上で必要とされるゲートウェイの数を減らすことができる。したがって、衛星302は、エンドユーザ装置または端末と低周波数で通信でき、中央衛星200とはWifiに相当する無線通信ネットワークを介して通信できる。このシステムは低周波で動作し、障害物による損失の低減(Moderate Obstacle Loss)に好ましい低周波を使用してユーザーデバイスおよびユーザー端末とアレイ300との間で直に送受信できる。周波数帯域の例としては、100MHz〜2GHzの範囲である。
宇宙空間における分散アンテナシステムアレイのG/T(感度)およびEIRP(Equivalent Isotropic Radiated Power、等価等方放射電力)は、各小型または超小型衛星における、ヘルツ当たりのビット数、周波数再利用、および必要な電力を決定する。これを導き出すために、図3は、単一チャネル受信機におけるノイズ温度を示す。以下は、単一チャネル受信機モデルから衛星アレイ300のアンテナアレイのG/Tを求める。
図4は、各小型衛星302、および衛星アレイ300全体を示す、一般的なアレイ受信システムである。ビームフォーミングネットワークの出力における信号電力は、以下の式(1)の通りである。
[式1]
ここでは、Pは無損失(ロスレス)等方性アンテナの電力出力、Genはアレーアンテナ素子ゲイン、Gはn番目のアンテナ素子の出力からビーム成型器出力までのあるチャネルの利用可能ゲイン、Gは正規化に使用されるGの最大値、a=Sqrt(G/G)はn番目の受信機チャネル伝達関数の実効分布(effective amplitude taper)である。θは、ビームステアリングおよび/または位相分布を考慮して、基準チャネルの全位相シフトに対する第nの受信機チャネルの全位相シフトである。
上式において、アレイアンテナの電力ゲインを示す式(2)を代入すると、式(3)が得られる。アレイ受信システムは、出力Pを使った同等の単一アンテナと、式(4)を使った2ポート受信機とによって表すことができる。アレイ受信機(アレイレシーバ)の実効入力ノイズ温度は以下の式(5)となる。超過出力ノイズ密度は式(6)となる。したがって、ノイズ温度は以下の式(7)となる。
[式2−7]
ダウンリンクにおけるマルチビームの受信範囲(downlink multi-beam coverage)において、我々はサイズとしてn×nアレイを選択し、そのゲインおよびノイズ温度を、式(8)の電界強度であって、下記のテーブル1による電界強度に対応させ、衛星アレイフォーメーションは、電界強度を、衛星(上側)から、セルラーシステム(携帯電話システム)(下側)で利用される地上基地局によるものと同じになるように維持する。
[式8]
[表1]
図5に示されているように、各衛星編隊(サテライトフォーメーション)100の制御衛星200は、ビーム切替(ビームスイッチング)を行ってもよい。例えば、所定の領域(例えば、400kmの直径を有する)は、特定の経度および緯度の組み合わせに対応するビーム指標(ビームインデックス)で識別され、ビームは世界中に、各ビームが固有のインデックスとともに割り当てられる(マッピングされる)。その情報は、制御衛星200のメモリに格納されていてもよい。制御衛星200は(例えば、その衛星のGPS202から得られたそのグローバル位置に基づいて)、どのビームをいつ送信すべきかを決定する。したがって、本発明の好ましい一実施形態では、各ビームは、単一のサテライトフォーメーション100とのみ通信する。したがって、複数のビームは重複しないか、もしくは最小限の重なりがあるだけであり、複数のフォーメーション100が特定のビームに出入りする際に、サテライトフォーメーション100はビーム切り替えを行う。ビームの切り替えを最小限に抑えるために、特定のビームに割り当てられたサテライトフォーメーション100は、フォーメーション100の群(集合)の全体からの1つの(特定の)フォーメーション100となり、そのフォーメーション100が、そのビーム位置を、最も長く継続するように、時間的にも長期間にわたるようにカバーする。制御衛星200は、それらの位置を他の制御衛星200とやり取り(通信)して、ビームスイッチング操作が容易に行われるようにしてもよい。
図5(a)から5(c)は、本発明を説明するために、ビーム切り替えのための通信プロトコルを示す。3つの(固定された)マルチビームの電波到達範囲(フットプリント)400を示す。多くの固定されたフットプリントが、おそらく複数のフットプリント間の重複を伴い、地球をモザイク状に隣接した状態とする(すなわち、覆う)。図5は、サテライトフォーメーション100(制御衛星200およびアレイ300を含む)を示し、フォーメーション100が、地球を周回して、あるフットプリントに近づき(図5(a))、そのフットプリントを通過し(図5(b))、最後にそのフットプリントから離れる(図5(c))。第1のサテライトフォーメーション100は、隣接するマルチビームが天底(底)(衛星の直下)になるまで、所定の(割り当てられた)第1のマルチビームのフットプリントに対する通信をカバーする。この時点で、第1のフォーメーション100は、その下の、隣接する第2のマルチビームのフットプリントをサービスするように切り替わる。同時に、上昇してきた第2のフォーメーションが、第1のマルチビームのフットプリントを連続的にカバーするように、マルチビームのフットプリントを切り替える。フォーメーションにおけるビーム切り替えは、フォーメーションの天体位置(エフェメリス)に基づいて行われ、すなわち、そのフォーメーションが、あるマルチビームフットプリントを離れ始めると、別のフォーメーションがそのマルチビームフットプリントに対するサービスを開始する。制御衛星200は、遠隔衛星302に対し、適切な通信プロトコル(周波数など)で通信してもよい。ビーム切り替えは、制御衛星200によって実行されるものとして説明されているが、1つまたは複数の遠隔衛星302によって実行されてもよい。
制御衛星200は、遠隔衛星302に命令を発し、それによりビーム形成を行う。制御衛星200は、Ka帯域またはそれ以上の周波数で、アレイ300のビームの集合体のベースとなる(ビームを集約する)。すべてのビームは集約され、高周波ダウンリンクを介して、制御衛星によって地上局(およびネットワーククラウド)に通信されなければならず、一方、制御衛星は、ハンドセットと通信するために、Ka帯域内におけるアップリンクされたデータを様々な超小型衛星に配信する。
図6を参照すると、本発明の他の実施形態によるアレイ500が示されている。アレイ500は、ボトムアレイ(底面配列)502とサイドアレイ(側面配列)504a〜504dとを有する、実質的に(ほぼ)角錐台の形状を有する台形状に配置された複数の小型衛星302により形成される。すなわち、ボトムアレイ502は、楕円の軌跡に沿って行と列をなすように配置された小型衛星302eによって形成され、衛星のボトムアレイ502を形成している。また、各サイドアレイ(側面の配列)504a〜504d(前方サイドアレイ504a、右サイドアレイ504b、後方サイドアレイ504c、左サイドアレイ504d)は、地球の半径方向に直交する楕円の軌道に沿って行および列をなすように配置された小型衛星302によって構成されている。
図6では、いくつかの小型衛星302c、302d、302eが、台形アレイ500として示されているが、台形アレイ500の全体が、アレイ500の底部502および側面504に沿って配置された複数の小型衛星302により構成されていることを示している。例えば、サイドアレイ504cは、それらは地球の半径に直交する楕円の軌跡に沿って列および行に形成された複数の小型衛星302cから成り、サイドアレイ504dは、地球の半径に直交する楕円の軌跡に沿って列および行に形成された小型衛星302dによって形成される。ボトムアレイ502は、実質的に正方形、長方形、または楕円形であってよく、サイドアレイ504は、それぞれ実質的に等脚台形形状を有してよい。したがって、サイドアレイ504a〜504dは、ボトムアレイ502の平坦な面から外側に向かって傾いており、互いに隣接していてもよく、または離間していてもよい。特に、アレイ502、504a〜504dは、それぞれ、地球の半径に対して実質的に直交している。
さらに図6に示すように、小型衛星302は、すべて同じ前向き方向510に配置され、その方向は、ボトムアレイ502の平面に実質的に垂直である。すなわち、小型衛星302は、任意の形状であってもよいが、1つの前向きの上部平面を含む。上面は、地球に対する所定の方向510に向き、複数の遠隔衛星の平面は、地球の表面に対して実質的に直交する(すなわち、地球の半径に直交する)。そのアレイは、天底領域をカバーするように位置する。大きなフットプリントでは、天底ビームは、そのフットプリントの他の領域を直に臨む(注視する、眺める、見る)ものではない。これらの領域をカバーするために、天底面に対し傾いた、他の4つの面を設けている。
台形、またはいかなる同様の体積型(容積型)のアレイ500の構成は、信号の向きを領域(受信領域)に直に、またはそれに近い状態にすることが可能であり、地上局と送受信される信号におけるコサインロス(cosine loss)を管理することが可能となり、コサインロスを低減できる。制御衛星200は、アレイ500の質量中心に位置する。この「コサインロス」は、平面(アレイの面)の中心と、それが臨んでいる(注視している、見えている)領域とを結合する線に対する、平面の垂線の角度の余弦(コサイン)である。コサインは常に1以下であるため、常に損失であり、利得(ゲイン)ではないため、角度が大きいほど損失が大きくなる。図6における、平面502に対し追加された台形の面504a〜dは、その損失を低減するために設けられている。
さらに、底部502および複数の側面504は、平坦で、平面としての大きさがあり、さらに、それらが交差する、角度のあるコーナーがあるように示されていることに留意されたい。なお、その形状は、湾曲に近い形状であってもよく、湾曲した面としての大きさがあり、さらに、楕円形状となるように湾曲したコーナーを備えていてもよい。また、アレイの他の構成も異なるアレイ形状を備えていてもよく、他の三次元形状または重合した形状(ポリメトリック形状)であってもよい。さらに、アレイ500は、地球510または宇宙空間512のいずれかを指すように、何らかの適切な方法で地球に対して方向付けられてもよい。
図7(a)〜7(c)は、本発明のブロードバンド通信アプリケーションにおける、衛星位置(エフェメリス)に基づく、ビームとサブフォーメーションの割り当て使用(beam-to-sub-formation assignment use)を示し、ここでは、図7(a)は、フォーメーション(編隊)が地球上のフットプリント(電波到達範囲)に入る状態を示し、図7(b)は、フォーメーションがフットプリントの中央にある状態を示し、図7(c)は、フォーメーションがフットプリントから離れる状態を示す。フットプリントの境界線は、複数のビームをカバーするために使用されるサブフォーメーションを示す。ここでは、ビームTおよびRは、選択されたフォーメーションから、選択されたフォーメーションへと切り替えられる。その切り替えは、中央衛星200との交信によりされてもよい。これらの図は、フットプリントの中央の衛星が通過する場合を示しているが、フットプリントの中央から離れた位置を通過する場合でもよい。この図は、フォーメーションがフットプリント上を通過する際の、錐台の様々な面へのビームの割り当てを示している。また、あるタイミングにおいて、錐台のすべての有効面が必ずしも常に有効である必要はないことも示している。
図8Aおよび図8Bは、ビームスイッチング動作のさらなる非限定的な例として、図5および7とは別の通信プロトコルを示す。図8Aに示すように(図5、7に示すように)、地球全体は、多数のビーム450に割り当てられ(マッピングされ)、各ビームに固有のビーム指標(ビームインデックス)が割り当てられる。その情報は、制御衛星200のメモリに記憶されてもよい。サテライトフォーメーション(衛星編隊)100は、地球の周りの軌道102として示されている。フォーメーション100が軌道102を巡ると、通信範囲(フットプリント)104は、地球の表面に沿って移動し、それにより、サテライトフォーメーション100は、そのフットプリント102に含まれる(内の)複数のビーム450により通信できる。したがって、サテライトフォーメーションが地球を周回するにつれて、サテライトフォーメーション100のフットプリント104は、図8Aに示す位置から図8Bに示す位置まで移動する。また、図8Cに示すように、単一の軌道102内に複数のサテライトフォーメーション100が存在してもよい。図8Cに示すように、6つのサテライトフォーメーション100(3つが地球の半分の上に示されているように)が単一の軌道102内にあってもよい。複数のサテライトフォーメーション100のフットプリント104は互いに重ならない。
各ビーム450は、ビーム450の緯度および経度、ならびにサテライトフォーメーション100の位置に基づいて、1つの衛星構成100に一意的に割り当てられる。複数のサテライトフォーメーション100が1つのビーム450をサービスできる場合、そのビーム450は、受信可能範囲の継続時間が最も長いサテライトフォーメーション100に割り当てられる。
図9(a)、9(b)は、それぞれ、64×64素子配列(エレメントア)と、16×16素子配列(エレメントアレイ)の放射パターン(放射パターンはアンテナアレイの利得(ゲイン)を、アレイの照準(ボアサイト)からの角度を関数として示している)を示す。アンテナ片(パッチアンテナ)(またはプリント回路基板)の可能なサイズは、80mm×80mm×2mmであり、要素間隔は166mmであり、周波数は700MHzである。パッチアンテナは、PCB上で実現可能なアンテナの1つのタイプである。マイクロストリップなど、PCB上で実現可能な他のタイプはいくつかある。64×64アンテナの複合放射パターンが示されている。ここに示されているのは、狭いメインローブとはるかに小さい周囲のサイドローブである。1つの配列が、別の配列がゼロ(NULL)になるように、錐台の角度を選択するのは、1つの設計上の選択枝である。また、放射パターンは、ゼロ(NULL)がどこにあるかを示す。
図10では、送受信周波数Tx、Rx(同じ帯域ではあるが異なる周波数で通信することができる)における、アレイ300のフットプリントに対する周波数割り当てが示されている。4色構成が示されており、各色が異なる周波数を表す。したがって、隣接する2つのセルが同じ周波数を持たないように、任意の二次元マップを色付けするために4色(すなわち周波数)のみが必要となる。ビームが六角形セルの場合、4つの周波数で十分である(1つの行に2つの周波数を交互に割り当てることを原則とし、次の2つの異なる周波数が次の行に交互に割り当てられ、そのような行が交互に配置される)。したがって、周波数再利用係数は、望ましくは4であってもよい。しかしながら、干渉が隣接するセルに限定されている場合でも、干渉グラフGにおける最適な色付けの問題は、NP完全であることが示されている。いくつかの最適に近いアルゴリズムが、割り当てを固定するために対して考案されている。割り当てを固定(Fixed Allocation、FA)した場合は、周波数数(または色数)の最適な数の3倍未満しか使わない。周波数再利用係数を7とするが、周波数再利用係数は4まで減らすことが可能ではある(というのは、衛星ビームは六角形のグリッドに近い形状にでき、1つのセルをスキップした干渉は小さいからである)。4つの周波数は、b個のビーム(例えば、500)を収容することができる。各ビームbが帯域幅bwを扱うことができると仮定すると、全スループット(全情報量)は各セルについてb×bwとなる。もちろん、周波数およびフットプリントセルの最適な数はいくつであってもよく、4つより多くても、または少なくてもよい。
フォーメーションによる遅延およびドップラーの事前補償は、中央衛星200で実行される。サテライトフォーメーションは、その衛星歴(エフェメリス)を考慮して、サービス中のフットプリントの各ビームの中心における遅延およびドップラーによる変動を予め補償し、そのビーム内の任意の場所におけるハンドセットにおいて見られる残留ドップラーを最小にし、ハンドセットにおいて見られる遅延をできるだけ一定の遅延に近くなるようにする。残留ドップラーおよび遅延は、ビームの中心で(各ビームの中心に対するフォーメーションの衛星歴(エフェメリス)を関数として)事前補償した後であっても変動する。結果として、ハンドフォン(携帯電話)では、センターから外れた位置で、遅延およびドップラーが変動してしまうが、その値は小さい(地上基地局サービスで観察されるであろう3倍程度)。
上述したように、中央衛星200は、遠隔衛星302の動作を制御するために利用され、例えば、フォーメーション(編隊)を制御し、すなわち、複数の小型衛星302の位置決めを行い、衛星構成300、500を形成するように制御し、さらに、これらの遠隔衛星302同士の間隔も含めて制御する。なお、しかしながら、中央衛星200を利用する代わりに、もしくはそれを利用することに加えて、遠隔衛星302(すなわち、遠隔コントローラ304)は、互いに通信し、衛星アレイ300、500のフォーメーションを含む、特定の動作を実行可能であることに留意すべきである。衛星衛星302に他の構成要素(部品、コンポーネント)を追加してもよく、例えば、近接検出器またはセンサを設けて、遠隔衛星302間を所定の位置に制御したり、位置を動的に変えることにより遠隔衛星302のフォーメーションを容易に制御できるようにしてもよい。アレイのフォーメーションは、事前に定義されていてもよく、動的に調整されていてもよい。
大型アンテナアレイ300、500は、それ自体は小型衛星である制御衛星200のための大型アンテナとして効果的に動作する。そのため、アンテナアレイ300,500は、制御衛星200と地球との間の通信を増強あるいは拡大(強化)することができる。したがって、制御衛星200は、携帯電話などの低出力のアンテナ装置にに対し、信号を直に送受信することができる。
さらに、「衛星(サテライト)」という用語は、宇宙空間に置くことができる要素、物体、または装置としての遠隔衛星302を、広く、一般的に表していることに留意されたい。
図1〜2が示す実施形態では、リモートコントローラおよび/または中央コントローラは、本発明による様々な機能および動作を実行する処理装置(processing device)を含んでよい。処理装置は、例えば、コンピュータ装置、プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはコントローラであってよい。処理装置は、1つまたは複数の様々なコンポーネントまたはサブシステムを備えてよく、例えば、補助プロセッサ(コプロセッサ)、レジスタ、データ処理装置およびサブシステム、有線または無線通信リンク、および/または、メモリ、RAM、ROM、アナログまたはデジタルメモリもしくはデータベースなどの記憶装置を含んでもよい。本発明で用いられるシステム、プロセス、および/またはデータのすべて、またそれらの一部は、記憶装置に記憶したり、記憶装置から読み取ることができる。この記憶装置は、本発明のプロセスを実行するためのマシン実行可能命令を記憶してもよい。処理装置は、記憶装置に記憶することができるソフトウェアを実行してもよい。特段の表示がない限り、そのプロセスは、プロセッサによって、遅滞なく、自動的に、実質的にリアルタイムで実施されることが好ましい。
本明細書において提供する本発明の説明および図面は、本発明の本質、基本的概念の例示に過ぎないと考えられるべきである。本発明は、様々な方法で構成することができ、好ましい実施形態に限定されるものではない。当業者には、本発明の多数の応用が容易に思い浮かぶであろう。したがって、本発明を、開示された特定の実施例、または図示し説明した構成および動作そのものに限定することは望ましくない。むしろ、全ての適切な改変および均等物は、本発明の範囲内に含まれ得る。

Claims (33)

  1. 高スループットの衛星システムであって、
    組織化された小型の数多い複数の遠隔衛星を含む、遠隔衛星のアレイを有し、それぞれの遠隔衛星は1つまたは複数のアンテナと、宇宙空間の低地球軌道(LEO)において互いに近接した距離を維持する電磁装置を含む相対的位置決めシステムを含み、組織化された前記複数の遠隔衛星による前記アレイは、単一の結合型の大型開口システムを宇宙空間に構成し、小型の前記複数の遠隔衛星は、搬送構成と動作構成とを有し、
    前記搬送構成は、それぞれの遠隔衛星の質量が最大1.5Kgであり、それぞれの遠隔衛星は構造的に独立した、小型の前記複数の遠隔衛星を纏めてコンパクトに宇宙空間へ搬送可能な構成を含み、
    前記動作構成は、前記相対的位置決めシステムにより、前記電磁装置が制御され、小型の前記複数の遠隔衛星が、前記大型開口システムとして、宇宙空間に、体積形状を備え、連続的に地上をカバーする単一軌道を備えた高密度大型フェーズドアレイの構成を含む、システム
  2. 請求項1において、
    前記複数の遠隔衛星が分散されている、システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記複数の遠隔衛星前記アレイと通信する制御衛星をさらに有する、システム。
  4. 請求項3において、
    前記アレイは地球から低周波信号を受信し、前記制御衛星はより高い周波数の信号を地球に送信する、システム。
  5. 請求項3または4において、
    前記制御衛星は、地上局から高周波信号を受信し、その受信信号を送信し、
    前記複数の遠隔衛星は、前記高周波信号を受信し、その信号を低周波数で複数のエンドユーザ装置へ送信する、システム。
  6. 請求項3ないし5のいずれかにおいて、
    前記制御衛星は、前記複数の遠隔衛星の重量を最小にする前記複数の遠隔衛星のための中央指令機能を有する、システム。
  7. 請求項3ないし6のいずれかにおいて、
    前記制御衛星は、空間的に分離された複数のビームを生成するように前記複数の遠隔衛星を制御する、システム。
  8. 請求項3ないし7のいずれかにおいて、
    前記制御衛星は、隣接する複数のビームが同じ周波数信号スペクトルを利用せずに信号の干渉を緩和するように前記複数の遠隔衛星を制御する、システム。
  9. 請求項3ないし8のいずれかにおいて、
    前記制御衛星は、周波数信号を再利用し、高スループットの周波数信号スペクトルの再利用を可能にするように前記複数の遠隔衛星を制御する、システム。
  10. 請求項3ないし9のいずれかにおいて、
    前記制御衛星は、前記複数の遠隔衛星からの信号を集約し、それらの信号を、より高い周波数でそれらを地球または他の衛星に中継する、システム。
  11. 請求項3ないし10のいずれかにおいて、
    前記制御衛星は、前記複数の遠隔衛星からの多数の信号を集約して周波数変換し、それらの信号をより高い周波数帯域で再送信して、地球または宇宙空間に通信を返す、システム。
  12. 請求項3ないし11のいずれかにおいて、
    前記制御衛星は、高スループットな帯域幅の処理を可能にする、システム。
  13. 請求項3ないし12のいずれかにおいて、
    前記制御衛星は、分散アレイを生成し、ビーム形成にスペクトルを再利用するように、前記複数の遠隔衛星の間で信号処理を分散する、システム。
  14. 請求項1ないし13のいずれかにおいて、
    前記結合型の大型開口システムの開口は、前記複数の遠隔衛星の前記開口よりも大きい規模である、システム。
  15. 請求項1ないし14のいずれかにおいて、
    前記複数の遠隔衛星は、互いの距離を、所定の距離に、または動的に維持する、システム。
  16. 請求項15において、
    前記複数の遠隔衛星は、一次重力を用いて、互いに前記距離を維持する、システム。
  17. 請求項1ないし16のいずれかにおいて、
    前記複数の遠隔衛星は、地球の半径方向に対して実質的に直交する平面を構成する、システム。
  18. 請求項1ないし17のいずれかにおいて、
    前記複数の遠隔衛星は、それら遠隔衛星間を電磁的に結合することによって互いとの距離を維持する、システム。
  19. 請求項1ないし18のいずれかにおいて、
    前記体積形状は、コサイン損失を減らし、電波到達範囲を増大する、ピラミッド状の錐台を有する、システム。
  20. 請求項19において、
    前記体積形状は位置制御操作を最小にする、システム。
  21. 請求項1ないし20のいずれかにおいて、
    アレイ信号処理アルゴリズムにより、楕円の軌跡に沿って回転する遠隔衛星を動的に適応させる、システム。
  22. 請求項1ないし21のいずれかにおいて、
    前記遠隔衛星のアレイは、宇宙空間に位置し、前記結合型の開口システムは、地球と、または宇宙空間との間で、信号を受信し、増幅し、リダイレクトする、システム。
  23. 請求項1ないし22のいずれかにおいて、
    前記遠隔衛星のアレイは、通信、地球観測、レーダー、合成開口レーダー(SAR)、AIS、気象分析、モノのインターネット(IoT)、信号収集と中継、深宇宙通信と観測、およびジオロケーションを含む、商業、通信、科学、教育、状況認識アプリケーションの多目的型である、システム。
  24. 請求項1ないし23のいずれかにおいて、
    前記遠隔衛星のアレイを複数含み、それら複数のアレイは、異なる軌道傾斜または軌道に位置し、遠隔衛星のアレイの集合を形成して、地球上の通信範囲に対する再訪時間および同時性を向上させる、遠隔衛星の複数のアレイ群を含む、システム。
  25. 請求項1ないし24のいずれかにおいて、
    当該システムは、多数の遠隔衛星間で信号処理を分散することにより生成された、周波数スペクトルを再利用する分散アレイを含む、システム。
  26. 請求項1ないし25のいずれかにおいて、
    前記アレイは、エンドユーザ装置に、直に接続する機能を含む、システム。
  27. 請求項1ないし26のいずれかにおいて、
    前記アレイは、衛星歴およびビーム中心の経緯度に基づいて、当該衛星によるドップラー周波数シフトに対して事前補償された複数のビームを形成する、システム。
  28. 請求項1ないし27のいずれかにおいて、
    前記アレイは、衛星歴およびビーム中心の経緯度に基づいて、当該遠隔衛星による各ビームの中心の遅延全体が一定となるように、遅延が事前補償された複数のビームを形成する、システム。
  29. 請求項1ないし28のいずれかにおいて、
    前記アレイは、当該衛星によるドップラー周波数シフトに基づいて事前補償された複数のビームを形成する、システム。
  30. 請求項1ないし29のいずれかにおいて、
    前記複数の遠隔衛星は、WiFiを介して前記制御衛星と通信する、システム。
  31. 請求項1において、
    前記複数の遠隔衛星のそれぞれが、複数のビームであって、それぞれが衛星歴およびビーム中心の経緯度に基づいて、当該衛星によるドップラー周波数シフトに対して事前補償されたビームを形成する、システム。
  32. 請求項1において、
    それぞれのビームは、それぞれのビーム中心において前記遠隔衛星による全遅延が実質的に一定になるようにそれぞれのビームのデータがバッファされる、システム。
  33. 請求項1において、
    それぞれのビーム中心が、前記衛星によるドップラー周波数シフトに基づいて事前補償される、システム。
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