JP6505548B2 - 整列補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加工食品の製造工程において、混練された後に所定の大きさにカットされた食品を次工程へ送る場合に、適切に広げて整列させるための技術に関する。
ミンチ状にした畜肉や魚肉などの動物性タンパク質系食材、または大豆や米、小麦、こんにゃくなどの植物性タンパク質や炭水化物、食物繊維系食材の単独または微塵切りした野菜などを混ぜて練った加工食品は、数多く存在する。
たとえば、ハンバーグ(魚肉ハンバーグ、豆腐ハンバーグを含む)などの小判形食品、ミートボールなどの球状食品、粉や生地などの他の食品に包まれる餃子や春巻きやメンチカツ、などである。
小麦粉、野菜、天ぷらかすなど比重の異なる多種類を混合して水またはだし汁を加えて混練した流動性を有する液状生地からなる食材を焼いて製造する焼成食品、具体的にはたこ焼きなどの加工食品も、混練する工程が必要である。
前述した食材は、微塵切りした野菜などの混ぜて練るという混練工程の後、所定の大きさにカットするカッティング工程を経て、整形工程に送る。
前述した液状生地の食材は、その流動性を抑えるために型に入れる型流入工程を経て、適温での加熱(焼く)という焼結工程に送る。
整形工程を経た食材は、電子レンジやフライパンによる加温といった簡単な調理で食べられる状態とするためにボイルまたは焼くなどの加熱工程を経る場合もあるが、冷凍食品とするために冷凍工程へ送られる場合も多い。
液状生地の食材もまた、前述の焼結工程の後、冷凍食品とするために冷凍工程へ送られる場合も多い。
上記のような製造技術としては、特許文献1、特許文献2に開示されたような技術が存在する。
特許文献1に開示された技術では、ひき肉等のミンチ状食品を相互に付着させることなく、個々に分散した状態で凍結するバラ凍結を効率良く行えるミンチ状食品のバラ状凍結方法および装置が開示されている。
特許文献2に開示された技術では、たこ焼きなどの球形食品を効率よく製造可能な球状食品製造方法及びその装置が開示されている。丸め工程において、見映えのよい球状食品とするための技術である。
特開平7−250614号公報 特開2013−103078号公報
例えば特許文献1や特許文献2で示される加工食品は、冷凍食品とするために冷凍機器による冷凍工程へ搬入する。その際、混練や整形された後の加工食品は、ベルトコンベアなどの搬送装置によって自動的に冷凍機器へ搬入される。このとき、多数個の加工食品は、冷凍機器内にてできる限り等間隔の状態で搬入されることが望ましい。冷凍する効率が上げられるからである。具体的には、冷凍機器の入り口の幅寸法に対して等間隔に一列をなした状態で、且つ各列が所定間隔であることが望ましいのである。
しかし、冷凍機器の入り口は、加工食品を搬送する第一のベルトコンベアの幅に比べて広い。したがって、冷凍機器の入り口の幅寸法に対して等間隔に一列をなすように、以下のような工夫がなされた。
例えば、図8(a)に示すように、上記の第一のベルトコンベア101の搬送方向の前方端と、冷凍機器へ搬送する第三のベルトコンベア103との間に、第二のベルトコンベア102および多数個の加工食品F,F,・・・を広げて整列するための複数の整列板105,105,・・・を備えた食品整列装置100を設ける。
食品整列装置100は、第二のベルトコンベア102の上方に位置して搬送方向に対して左右方向に延伸した支持部材104を設ける。この支持部材104には、左右方向に延びる二列の支持孔部104a,104bを搬送方向の前後に設けている。
各列の支持孔部104a,104bの下部には、第二のベルトコンベア102との間で複数の整列板105,105,・・・を左右方向に所望の間隔で配置している。各整列板105,105,・・・は、ねじシャフト106,106,・・・の下端に固定しており、前記の各ねじシャフト106,106,・・・を支持孔部104a,104bに通過させ、支持孔部104a,104bから上方へ突き抜けたねじシャフト106,106,・・・の先端側から座金107a,107a,・・・を介してナット部材107,107,・・・をねじ込んで支持部材104に固定している。
各整列板105,105,・・・は、図8(a)に示すように、第一のベルトコンベア101の前方端から第二のベルトコンベア102へ載置された多数個の食品F,F,・・・をガイドして次第に広げるように、搬送方向に対する傾斜角度を調整している。
上記のような食品整列装置100では、複数の食品F,F,・・・は、図8(b)に示すように、各整列板105,105,・・・にて広げられた後はそのままの位置で搬送されるので、複数の列をなすようにして第三のベルトコンベア103へ搬送される。つまり、多数個の食品F,F,・・・を冷凍機器へ程よくばらけさせることができない状態となることが起きてしまう。
また、第一のベルトコンベア101は、加工食品の製造装置の性能、製造スピードなどによってさまざまに異なるので、第二のベルトコンベア102へ搬入される食品の状態が異なってくる。そのために、第三のベルトコンベア103へ搬送される食品F,F,・・・のばらける状態が異なってくる。以上のように、食品の製造工程の状況に合わせて冷凍機器へ効率よく搬入することは、困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、加工食品の製造工程において多数個の食品を次工程へ搬送する際に、製造工程の状況が変化しても、多数個の食品を所定間隔に広げて、且つその各列が所定間隔の状態を理想として整列させる整列補助装置を提供することを目的とする。
本発明者は、加工食品の製造工程において多数個の食品を次工程へ搬送する際に、整列補助装置を用いる、という技術を案出した。
以下に、その具体的手段を記載する。なお、以下の記載における括弧書きの番号は、図中にて該当する部品番号である。
(第一の発明)
第一の発明は加工食品の製造工程において多数個の食品(F,F,・・・)を次工程へ搬送する食品搬送具(3)と、この食品搬送具(3)の搬送面に載置した多数個の食品(F,F,・・・)を広げて整列する複数の整列板(6,6,・・・)と、を備えた食品整列装置(1)に対して使用する整列補助装置(10)に係る。
整列補助装置(10)は、前記の食品搬送具(3)の搬送面における上方にて、前記の食品搬送具(3)の搬送方向に対して直角となる水平方向に延伸し、かつ、その水平方向にて往復可能に形成した可動支持部材(11)と前記の食品搬送具(3)の搬送面と前記の可動支持部材(11)の下方との間で水平方向にて所望の間隔で配置した複数の整列板(13,13,・・・)と前記の可動支持部材(11)を水平方向に往復移動させる往復移動装置(20)と、を備える。
(用語説明)
「加工食品」としては、ミンチ状にした畜肉や魚肉などの動物性タンパク質系食材、または大豆や米、小麦、こんにゃくなどの植物性タンパク質や炭水化物、食物繊維系食材の単独または微塵切りした野菜などを混ぜて練った加工食品、小麦粉、野菜、天ぷらかすなど比重の異なる多種類を混合して水またはだし汁を加えて混練した流動性を有する液状生地からなる食材を焼いて製造する焼成食品、などである。
食品整列装置(1)としては、すべての整列板を整列補助装置(10)によって、食品搬送具(3)の搬送方向に対して左右方向に往復移動する整列板(13,13,・・・)としてもよい。また、一部の整列板を往復移動させずに位置を固定した状態とし、他の整列板を整列補助装置(10)によって、食品搬送具(3)の搬送方向に対して左右方向に往復移動する整列板(13,13,・・・)としてもよい。
(作用)
往復移動装置(20)を稼動させることで可動支持部材(11)を左右方向に往復移動させると、可動支持部材(11)の下部に配置した複数の整列板(13,13,・・・)が水平方向に往復移動する。複数の整列板(13,13,・・・)は、その近くを通過する食品搬送具(3)の搬送面上の食品を水平方向に移動する。複数の整列板(13,13,・・・)は、その近くを通過する間、食品は搬送方向の前方へ移動する。その結果、食品搬送具(3)の多数個の食品(F,F,・・・)は適切に広げられた状態で次工程へ搬送される。
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明においては、前記の整列板(13,13,・・・)は、食品搬送具(3)の搬送方向に対する傾斜角度を変更調整可能に形成すると、より好ましい。
(作用)
加工食品の製造装置の性能、要求される製造速度などによって、食品搬送具(3)へ搬入される食品の状態が異なることとなっても、食品搬送具(3)の搬送方向に対する整列板(13,13,・・・)の傾斜角度を変更調整することで、多数個の食品(F,F,・・・)を適切に広げて整列させる、という対応が可能である。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明においては前記の整列板(13,13,・・・)は、互いに隣り合う整列板(13,13)の間隔を変更調整可能に形成すると、より好ましい。
(作用)
加工食品の製造装置の性能、要求される製造速度などによって、食品搬送具(3)へ搬入される食品の状態が異なってくるとしても、互いに隣り合う整列板(13,13)の間隔を狭くしたり広くしたりして変更調整することで、多数個の食品(F,F,・・・)を適切に広げて整列させる、という対応が可能である。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明においては、前記の可動支持部材(11)は、食品搬送具(3)に対する左右方向の位置を変更調整可能に形成すると、より好ましい。
(作用)
加工食品の製造装置の性能、要求される製造速度などによって、食品搬送具(3)へ搬入される食品の状態が異なってくるとしても、食品搬送具(3)に対する各整列板(13,13,・・・)の左右方向の位置を変更調整することで、多数個の食品(F,F,・・・)を適切に広げて整列させる、という対応が可能である。
本発明によれば、加工食品の製造工程において多数個の食品を次工程へ搬送する際に、多数個の食品を適切に広げて整列させる整列補助装置を提供することができた。
なお、本発明に係る整列補助装置を用いた整列装置を提供することは、当然に可能である。
本発明の実施形態の整列補助装置の斜視図である。 図1における整列補助装置を分解した状態の斜視図である。 整列補助装置における可動支持部材の動作を示す平面図である。 可動支持部材における整列板の取付け状態を示す説明図である。 整列補助装置における可動支持部材の位置調整を示す平面図である。 整列補助装置にて食品を広げて整列する動作を示す平面図である。 整列板にて食品を移動する動作を示す平面図である。 従来の食品整列装置にて食品を広げる作用を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について図1から図7を参照して説明する。
本実施形態に係る整列補助装置10は、図1に示すように、加工食品の製造工程において多数個の食品F,F,・・・を次工程へ搬送する際に、多数個の食品F,F,・・・を広げて整列する食品整列装置1に備えられた装置である。
加工食品としては、ミンチ状にした畜肉や魚肉、または豆腐などのタンパク質系食材へ微塵切りした野菜などの混ぜて練ったものがある。本実施形態および図面では、球状の加工食品であるミートボールを例として説明および図示している。そのほか、加工食品としては、ハンバーグ(魚肉ハンバーグ、豆腐ハンバーグを含む)などの小判形食品、粉や生地などの他の食品に包まれる餃子や春巻きやメンチカツ、小麦粉、野菜、天ぷらかすなど比重の異なる多種類を混合して水またはだし汁を加えて混練した流動性を有する液状生地からなる食材を焼いて製造する焼成食品(代表的にはたこ焼き)などがある。
本実施形態の整列補助装置10を備えた食品整列装置1としては、上記のように混練や整形された加工食品を、ベルトコンベアなどの搬送装置によって自動的に冷凍機器へ搬入することを一例として示す。
食品整列装置1は、図1に示すように、複数の加工食品を搬送する第一のベルトコンベア2の搬送方向の前方端と、冷凍機器へ搬送する第三のベルトコンベア4との間に配置される。すなわち、第一のベルトコンベア2で搬送された複数の加工食品F,F,・・・を次工程へ搬送する第二のベルトコンベア3(食品搬送具)と、第二のベルトコンベア3に載置した複数の加工食品F,F,・・・を広げて整列するための複数の整列板6,6,・・・とを備える。
第二のベルトコンベア3における搬送方向の後方側には、上方に位置して前記の搬送方向に対して水平な左右方向に延伸した支持部材5を設ける。支持部材5は、第二のベルトコンベア3の左右に設けた左側板5Lおよび右側板5Rと、左側板5Lおよび右側板5Rの上部に連結した上部支持板5Uとからなる。上部支持板5Uには、左右方向に延びる二列の支持孔部5a,5bを搬送方向の前後に形成している。
各列の支持孔部5a,5bの下部には、第二のベルトコンベア3との間で複数の整列板6,6,・・・を左右方向に所望の間隔で配置している。各整列板6,6,・・・は、ねじシャフト7,7,・・・の下端に固定している。そして、その各ねじシャフト7,7,・・・を各支持孔部5a,5bに通過させ、支持孔部5a,5bから上方へ突き抜けたねじシャフト7,7,・・・の先端側から座金8a,8a,・・・を介してナット部材8,8,・・・をねじ込んで上部支持板5Uに固定している。
各整列板6は、図1および図6(a)に示すように、第一のベルトコンベア2の前方端から第二のベルトコンベア3へ載置された多数個の食品F,F,・・・をガイドして次第に広げるように、搬送方向に対する傾斜角度を調整している。
本実施形態に係る整列補助装置10は、第二のベルトコンベア3の搬送方向の前方側に、第二のベルトコンベア3の搬送面の上方に位置して左右方向に延伸した可動支持部材11を設ける。本実施形態では、可動支持部材11は、図1および図2に示すように、帯状の平板であり、第二のベルトコンベア3の左側に設けた左ガイド部材12Lと右側に設けた右ガイド部材12Rとでガイドして、左右方向に移動可能に形成している。
左ガイド部材12Lは、断面コ字状の左ガイド基部12Laと、左ガイド基部12Laの上面に固定した左ガイドベース12Lbと、左ガイドベース12Lbの上面にガイド孔を形成するように左ガイドベース12Lbに固定した左ガイドプレート12Lcとで構成している。
同様に、右ガイド部材12Rは、断面コ字状の右ガイド基部12Raと、右ガイド基部12Raの上面に固定した右ガイドベース12Rbと、右ガイドベース12Rbの上面にガイド孔を形成するように右ガイドベース12Rbに固定した右ガイドプレート12Rcとで構成している。
可動支持部材11の下部には、図1および図2に示すように、複数の整列板13,13,・・・を第二のベルトコンベア3の搬送面との間で左右方向に所望の間隔で配置している。本実施形態では、可動支持部材11には、6枚の整列板13,13,・・・を配置している。帯板状の可動支持部材11は、図1,図2および図4(a)に示すように、6枚の整列板13,13,・・・を取り付けるために可動支持部材11の長手方向に向けて長い長孔11a,11a,・・・を6か所、形成している。各整列板13,13,・・・は、ねじシャフト14,14,・・・の下端に固定しており、各ねじシャフト14,14,・・・をそれぞれ対応する可動支持部材11の各長孔11a,11a,・・・に通過させ、長孔11a,11a,・・・から上方へ突き抜けたねじシャフト14,14,・・・の先端側から座金15a,15a,・・・を介してナット部材15,15,・・・をねじ込んで可動支持部材11に固定している。
各整列板13,13,・・・は、図1および図6(a)に示すように、第二のベルトコンベア3で搬送される多数個の食品F,F,・・・をガイドするように、搬送方向に対する傾斜角度を調整している。
可動支持部材11は、往復移動装置20によって水平方向に往復移動する構成である。本実施形態では、往復移動装置20は、可動支持部材11の図2において右斜め下側の一端に従動側突起11bを設ける。また、第二のベルトコンベア3の搬送方向左側に駆動装置としてのモータ21を配置し、前記モータ21の回転軸21aに水平方向に回転する回転盤22を連結する。前記回転盤22の回転に伴って回転する駆動側突起22aを回転盤22の上面に設ける。さらに、駆動側突起22aと従動側突起11bを連結部材23にて連結する。連結部材23は両端の二つの軸受部23a,23bと、各軸受部23a,23bと螺合するねじシャフト23cとの機構で、長さを調整自在に構成している。
次に、上記構成の食品整列装置1における整列補助装置10の作用について説明する。
モータ21を回転して回転盤22が回転すると、回転盤22の駆動側突起22a、連結部材23、可動支持部材11の従動側突起11bを介して可動支持部材11が左右方向に往復移動する。回転盤22の駆動側突起22aの回転円の直径が可動支持部材11の往復移動距離(ストローク)Lsとなる。
例えば、図3(a)では可動支持部材11が前記ストロークの左端に位置した状態であり、回転盤22の回転中心Cと可動支持部材11の整列板13aとの距離がLaである。
回転盤22が時計回り方向に90度回転すると、可動支持部材11が図3(b)において右方向へ移動し、回転盤22の回転中心Cと整列板13aとの距離がLb(≒La−Ls/2)である。なお、距離Laに対するマイナスの距離は、連結部材23における軸受部23aと軸受部23bとの距離と、回転盤22の回転半径とによる連結部材23の傾き角度から計算するものであり、厳密にはLs/2ではない。
さらに回転盤22が時計回り方向に90度回転すると、可動支持部材11が図3(c)において右方向へ移動し、前記ストロークの右端に位置した状態となる。回転盤22の回転中心Cと整列板13aとの距離がLc(=La−Ls)である。
またさらに回転盤22が時計回り方向に90度回転すると、可動支持部材11が図3(d)において左方向へ移動し、回転盤22の回転中心Cと整列板13aとの距離がLd(≒La−Ls/2)で、前述の図3(b)の距離Lbと同じである。
さらに回転盤22が時計回り方向に90度回転して図3(a)の前記ストロークの左端に位置した状態に戻る。
各整列板13,13,・・・は、図4(a)に示すように、ナット部材15,15,・・・の締め付けを調整することで、第二のベルトコンベア3の搬送方向に対する傾斜角度を変更調整することが可能である。
さらに、各整列板13,13,・・・は、互いに隣り合う整列板13,13の間隔を変更調整可能である。例えば、隣り合う長孔11a,11a同士の間隔と各長孔11a,11aの長さとの関係で、図4(a)および図4(b)に示すように、互いに隣り合う整列板13,13の間隔を狭くしたり、図4(c)および図4(d)に示すように、互いに隣り合う整列板13,13の間隔を広くしたりすることができる。
可動支持部材11は、第二のベルトコンベア3に対する左右方向の位置を変更調整可能である。例えば、図5(a)では可動支持部材11が往復移動距離(ストローク)の左端に位置した状態であり、図3(a)と同じように回転盤22の回転中心Cと整列板13aとの距離がLaである。図5(b)では可動支持部材11が往復移動距離(ストローク)の右端に位置した状態であり、図3(c)と同じように回転盤22の回転中心Cと整列板13aとの距離がLc(=La−Ls)である。
一方、連結部材23において両端の二つの軸受部23a,23bとねじシャフト23cとの位置状態を例えば長く伸ばして変更することで、第二のベルトコンベア3に対する可動支持部材11の左右方向の位置を変更調整することができる。図5(a)では連結部材23の長さがLjであり、その連結部材23の長さLjに対して長さαを伸ばしたとすると、図5(c)では連結部材23が長さLj’(=Lj+α)となる。
したがって、図5(c)では可動支持部材11が往復移動距離(ストローク)の左端に位置した状態であり、回転盤22の回転中心Cと整列板13aとの距離がLe(=La+α)である。図5(d)では可動支持部材11が往復移動距離(ストローク)の右端に位置した状態であり、回転盤22の回転中心Cと整列板13aとの距離がLf(=Lc+α)である。
上記のことから、図6(a)に示すように、複数の加工食品F,F,・・・は、第一のベルトコンベア2の前方端から第二のベルトコンベア3へ載置される。その後、第二のベルトコンベア3の多数個の食品F,F,・・・は、搬送方向の後方側で、支持部材5の上部支持板5Uの下部に配置した複数の整列板6,6,・・・によってガイドされて次第に広げられる。
次いで、第二のベルトコンベア3における搬送方向の前方側で、整列補助装置10によって多数個の食品F,F,・・・を適切に広げて整列させることができる。すなわち、モータ21を回転して回転盤22が回転すると、可動支持部材11が左右方向に往復移動する。
例えば、図6(a)では可動支持部材11が往復移動距離(ストローク)の左端に位置した状態であり、この位置から図6(a)において右方へ移動するので、複数の整列板13,13,・・・が右方へ移動する。この時、各整列板13,13,・・・の右側を通過しようとする食品F,F,・・・を右方へ移動させる。すなわち、図7(a)から図7(b)を経て図7(c)に示すように、回転盤22が時計回り方向に180度回転すると、各整列板13,13,・・・が右側を通過する食品F,F,・・・を右方へ移動させる。この間、前記の食品F,F,・・・は第二のベルトコンベア3にて搬送方向の前方へ移動する。
なお、図6においては、整列板13,13,・・・における右側の面によってのみ、食品F,F,・・・を適切に広げているように図示しているが、実際には、整列板13,13,・・・における左側の面でも食品F,F,・・・を適切に広げている。往復移動機構20による往復運動にて、食品F,F,・・・の振り分けは整列板13,13,・・・の両面によって実施されるので、効率のよい振り分けが可能となっている。
図6(b)では可動支持部材11が往復移動距離(ストローク)の右端に位置した状態であり、この位置から図6(b)において左方へ移動するので、複数の整列板13,13,・・・が左方へ移動する。この時、各整列板13,13,・・・の左側を通過しようとする食品F,F,・・・を左方へ移動させる。すなわち、図7(c)から図7(d)を経て図7(a)に示すように、さらに回転盤22が時計回り方向に180度回転すると、各整列板13,13,・・・が右側の食品F,F,・・・から離れて左方へ移動する。この時、第二のベルトコンベア3にて搬送されてきた食品F,F,・・・が各整列板13,13,・・・の左側に位置する。図7(d)に示すように、各整列板13,13,・・・の左側を通過する食品F,F,・・・を左方へ移動させる。この間、前記の食品F,F,・・・は第二のベルトコンベア3にて搬送方向の前方へ移動する。
上述のように可動支持部材11の往復移動によって複数の整列板13,13,・・・が左右方向に往復移動することで、多数個の食品F,F,・・・を左右方向に適切に広げて整列させることができる。第二のベルトコンベア3の多数個の食品F,F,・・・は第三のベルトコンベア4へ適切に広げられた状態で載置され、程よくばらけさせ、冷凍機器に向かって整列させることができる。その結果、冷凍機器では複数の加工食品の冷凍効率が向上する。
換言すれば、食品F,F,・・・を冷凍機器に向かって広げて適切な整列状態とならない場合には、変更可能な部位を調整することとなる。たとえば、往復移動装置の往復速度(回転盤22の回転速度)、隣り合う整列板(13,13,・・・)の間隔、整列板(13,13,・・・)の搬送方向に対する角度、などである。
回転盤22の回転速度は、モータ21の回転数をインバータなどで変更することにより、ラインスピード(製造スピード)に合わせた調整が可能である。
加工食品の製造装置の性能、製造スピードなどによってさまざまに異なるので、第二のベルトコンベア3へ搬入される食品の状態が異なってくる。しかし、前述のように第二のベルトコンベア3の搬送方向に対する各整列板13,13,・・・の傾斜角度を変更調整することで、多数個の食品F,F,・・・を適切に広げて整列させることができる。あるいは、互いに隣り合う整列板13,13の間隔を狭くしたり広くしたりして変更調整し、あるいは、第二のベルトコンベア3に対する各整列板13,13,・・・の左右方向の位置を変更調整することで、多数個の食品F,F,・・・を適切に広げて整列させることができる。
なお、第二のベルトコンベア3、第三のベルトコンベア4についても、その動力源となっているモータ(詳細な図示は省略)の回転数をインバータ等にて変更することで、速度調整が可能である。
なお、前述の食品整列装置1では、第二のベルトコンベア3における搬送方向の後方側に、第二のベルトコンベア3に対して位置を固定した複数の整列板6,6,・・・を配置し、第二のベルトコンベア3における搬送方向の前方側に、整列補助装置10によって前記の搬送方向に対して左右方向に往復移動する整列板13,13,・・・を配置した。しかし、これに限定されない。
たとえば、食品整列装置1におけるすべての整列板を、整列補助装置10によって前記の搬送方向に対して左右方向に往復移動する整列板13,13,・・・として配置してもよい。また、前記の搬送方向に対して前後に複数個の可動支持部材11,11,・・・を配置することもできる。
本発明は、食品材料を冷凍する機器やその関連機器を製造する製造業、食品材料を冷凍する機器やその関連機器をメンテナンスする整備業、食品材料を冷凍する機器やその関連機器をレンタルするレンタル業、などにおいて、利用可能性を有する
1; 食品整列装置 2; 第一のベルトコンベア
3; 第二のベルトコンベア(食品搬送具) 4; 第三のベルトコンベア
5; 支持部材 5a,5b; 支持孔部
5L; 左側板 5R; 右側板
5U; 上部支持板
6; 整列板 7; ねじシャフト
8; ナット部材 8a; 座金
10; 整列補助装置 11; 可動支持部材
11a; 長孔 11b; 従動側突起
12L; 左ガイド部材 12La; 左ガイド基部
12Lb; 左ガイドベース 12Lc; 左ガイドプレート
12R; 右ガイド部材 12Ra; 右ガイド基部
12Rb; 右ガイドベース 12Rc; 右ガイドプレート
13; 整列板 14; ねじシャフト
15; ナット部材 15a; 座金
20; 往復移動装置 21; モータ
21a; 回転軸 22; 回転盤
22a; 駆動側突起 23; 連結部材
23a,23b; 軸受部 23c; ねじシャフト
C; 回転盤22の回転中心
F; 食品

Claims (3)

  1. 加工食品の製造工程において多数個の食品を次工程へ搬送する食品搬送具と、この食品搬送具の搬送面に載置した多数個の食品を広げて整列する複数の整列板と、を備えた食品整列装置における整列補助装置であって、
    前記の食品搬送具の搬送面における上方にて、その搬送方向に対して直角となる水平方向に延伸し、かつ、その水平方向にて往復可能に形成した可動支持部材と、
    前記の食品搬送具の搬送面と前記の可動支持部材の下方との間で水平方向にて所望の間隔で配置した複数の整列板と、前記の可動支持部材を水平方向に往復移動させる往復移動装置と、
    を備え
    前記の整列板は、食品搬送具の搬送方向に対する傾斜角度を変更調整可能である整列補助装置。
  2. 前記の整列板は、互いに隣り合う整列板の間隔を変更調整可能である請求項1に記載の整列補助装置。
  3. 前記の可動支持部材は、食品搬送具に対する左右方向の位置を変更調整可能である請求項1または2に記載の整列補助装置。
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