JP6503861B2 - 媒体読取システム - Google Patents

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Description

本発明は、媒体読取システムに関する。
従来、有価証券、パスポート、身分証明書等の偽造を防止すべく、様々な印刷加工技術が開発されている。その中の1つとして、特定の観察角度において、人の目に認識される情報が、観察角度を変化させることによって、全く別の情報に変化する偽造防止情報保持体が開示されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の技術を、例えば、特許文献2に記載の画像が記録されたカードに使用した場合に、画像を読み取る読取装置や光源の位置によって、カードの画像に変化が生じる。そのため、誰が読取装置を操作してカードを読み取った場合であっても、安定してカードの画像を読み取る必要があった。
特許第4604209号公報 特開2004−261603号公報
そこで、本発明は、媒体の画像を安定して読み取ることができる端末保持装置及び媒体読取システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、観察条件に対応した複数の読取画像を有する媒体を保持する媒体保持部と、前記媒体保持部に保持された媒体の前記読取画像に対して光を照射する光源部と、前記媒体の前記読取画像を読み取る読取装置を保持する端末保持部と、を備え、前記光源部は、前記読取画像に対応して照射される複数の照射角度を有すること、を特徴とする端末保持装置である。
第2の発明は、第1の発明の端末保持装置において、前記光源部は、複数の光源からなること、を特徴とする端末保持装置である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の端末保持装置において、前記光源部が照射した光源に関する光源情報を、前記読取装置に対して送出する光源情報送出部を備えること、を特徴とする端末保持装置である。
第4の発明は、第3の発明の端末保持装置において、前記光源情報送出部は、画像と、その画像が再生される前記光源情報とを対応付けて記憶しており、前記画像及び前記光源情報に関連した処理を行う前記読取装置に対して、前記光源情報を送出すること、を特徴とする端末保持装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの端末保持装置において、前記光源部は、前記複数の照射角度に対応した複数の光源装置から構成され、前記光源部の前記複数の光源装置のうち光を照射させる光源装置を切り替える光源切替部を備えること、を特徴とする端末保持装置である。
第6の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの端末保持装置において、前記光源部は、1つの光源装置から構成され、前記光源装置を、各々の照射角度に対応するように可動させる光源可動部を備えること、を特徴とする端末保持装置である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの端末保持装置と、前記媒体と、前記読取装置と、を備える媒体読取システムであって、前記読取装置は、前記読取画像を読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた画像に基づく処理を行う処理部と、を備えること、を特徴とする媒体読取システムである。
第8の発明は、第7の発明の媒体読取システムにおいて、前記読取画像は、光の照射角度に応じて、2以上の異なる画像が再生されるものであること、を特徴とする媒体読取システムである。
第9の発明は、第7の発明又は第8の発明の媒体読取システムにおいて、前記端末保持装置は、前記光源部が光を照射した光源に関する光源情報を送出する光源情報送出部を備え、前記読取装置は、画像と、その画像が再生される光源に関する光源情報とを対応付けて記憶する画像光源記憶部と、前記端末保持装置が送出した光源情報を取得する光源情報取得部と、を備え、前記読取装置の前記処理部は、前記読取部が読み取った前記画像と、前記端末保持装置から取得した前記画像を読み取ったときの前記光源情報とを、前記画像光源記憶部と照合すること、を特徴とする媒体読取システムである。
第10の発明は、第9の発明の媒体読取システムにおいて、前記読取装置は、前記読取部が読み取った画像を、台形補正する画像補正部を備え、前記読取装置の前記処理部は、前記画像補正部により補正された画像と、前記端末保持装置から取得した前記画像を読み取ったときの前記光源情報とを、前記画像光源記憶部と照合すること、を特徴とする媒体読取システムである。
第11の発明は、第7の発明から第10の発明までのいずれかの媒体読取システムにおいて、前記読取装置の前記処理部は、前記読取部が読み取った前記画像からコードを検出するコード検出部を備えること、を特徴とする媒体読取システムである。
本発明によれば、媒体の画像を安定して読み取ることができる端末保持装置及び媒体読取システムを提供することができる。
本実施形態に係る端末保持装置のうち携帯端末及びカードを保持する部分を示す斜視図である。 本実施形態に係る端末保持装置の断面図である。 本実施形態に係る携帯端末及び端末保持装置の機能ブロック図である。 本実施形態に係る携帯端末でのカード読取処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る携帯端末での表示例を示す図である。 本実施形態に係る比較画像記憶部と、光源情報記憶部との例を示す図である。 本実施形態に係る端末保持装置でのメイン処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る端末保持装置10のうち携帯端末6及びカード1を保持する部分を示す斜視図である。
図2は、本実施形態に係る端末保持装置10の断面(図1に示すX−X方向断面)図である。
図3は、本実施形態に係る携帯端末6及び端末保持装置10の機能ブロック図である。
なお、図1では、カード1、携帯端末6を二点鎖線で示す。
また、実施形態及び図面では、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けて説明する。この座標系は、図1の斜視図を基準に、左右方向X、奥行方向Y、鉛直方向Zを表す。
図1及び図2に示すように、カード読取システム100(媒体読取システム)は、カード1(媒体)と、携帯端末6(読取装置)と、端末保持装置10とを備える。携帯端末6と、端末保持装置10とは、通信ネットワークN(図3)を介して通信可能に接続される。
<カード1>
カード1は、例えば、カードゲーム等で用いるカード型の媒体である。
カード1は、上面に読取画像2を備える。
読取画像2は、例えば、特定の位置に設けられ、観察条件に対応した画像が再生される。観察条件とは、観察角度及び光の照射角度の条件をいう。読取画像2は、例えば、観察角度が斜めである場合に、読取画像2の法線方向から読取画像2に対して光が照射された際に再生される画像と、斜め方向から読取画像2に対して光が照射された際に再生される画像とが異なる。このような画像は、例えば、ホログラム、シート状のレンチキュラーレンズ等によって表現されるものである。また、このような画像は、上述した特許文献1に記載の情報担持体によって表現できるものであってもよい。
なお、観察角度及び照射角度は、以降の説明において、読取画像2の法線方向の軸に対する角度として説明する。また、観察角度θR(図2参照)は、実施形態では、45度程度である。
以下、照射方向が斜め方向の場合に、読取画像2が再生する画像を、斜め再生画像ともいう。また、照射方向が法線方向の場合に、読取画像2が再生する画像を、正面再生画像ともいう。
正面再生画像及び斜め再生画像は、例えば、絵柄、文字、記号等である。また、正面再生画像と、斜め再生画像とは、異なる画像である。さらに、斜め再生画像には、各種情報(コード)をエンコードした特定のパターンを有する。この各種情報とは、英数字等が配列されたものであり、携帯端末6での処理に使用される。
<携帯端末6>
携帯端末6は、カメラ機能を備える携帯型の情報端末である。携帯端末6は、例えば、スマートフォンに代表される多機能型電話機である。
携帯端末6は、図2に示すように、上面にタッチパネルディスプレイ7を備え、下面にカメラ8を備える。
タッチパネルディスプレイ7は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザからの指等によるタッチ入力を検出する入力部としての機能とを有する。
カメラ8は、レンズ、撮像素子等を備えた撮影装置である。
図3に示すように、携帯端末6は、タッチパネルディスプレイ7と、カメラ8との他に、筐体内部に制御部60と、記憶部65と、通信インタフェース部69とを備える。
制御部60は、携帯端末6の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部60は、記憶部65に記憶されているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部60は、光源情報取得部61と、読取部62と、画像補正部63と、処理部64とを備える。
光源情報取得部61は、端末保持装置10が送出した光源情報を取得する。光源情報とは、端末保持装置10の光源部40(後述する)に関する情報であり、具体的には、光源装置41(後述する)から照射される光の照射角度が分かる情報をいう。以下の説明では、光源情報は、光源装置41の照射角度に関する情報とする。
読取部62は、読取画像2を読み取る。
画像補正部63は、読取部62が読み取った画像を、台形補正する。
処理部64は、読み取った画像を補正した補正後画像に基づいて処理を行う。処理部64は、コード検出部64aを備える。
コード検出部64aは、補正後画像をデコードし、各種情報を検出する。
なお、各処理の詳細については、後述する。
記憶部65は、制御部60が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、携帯端末6は、制御部60、記憶部65等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
記憶部65は、プログラム記憶部66と、比較画像記憶部67(画像光源記憶部)とを記憶する。
プログラム記憶部66は、各種プログラムを記憶させるための記憶領域である。プログラム記憶部66は、カード読取プログラム66aを記憶している。カード読取プログラム66aは、後述するカード読取処理を行うためのアプリケーションプログラムである。
比較画像記憶部67は、カード読取プログラム66aと共に、記憶部65に記憶されるものであり、画像と、その画像が再生される光源に関する光源情報とを対応付けて記憶する。比較画像記憶部67については、後述する。
通信インタフェース部69は、通信ネットワークNを介して端末保持装置10との通信を行うためのインタフェース部である。
<端末保持装置10>
図1及び図2に戻り、端末保持装置10は、カード1の読取画像2を携帯端末6に読み取らせるために、カード1と、携帯端末6とを保持する装置である。また、端末保持装置10は、カード1の読取画像2に光を照射する装置である。
端末保持装置10は、樹脂等によって形成される。端末保持装置10は、机上等に載置された状態で使用される。
端末保持装置10は、底部11と、左壁部12と、奥壁部13と、中壁部14と、中壁部15と、中壁部16と、突起17と、突起18A,18Bと、右壁部19と、端末保持部20と、カード保持部30(媒体保持部)と、光源部40とを備える。
なお、実施形態において、「保持」の概念は、読取画像2を読み取り可能にして携帯端末6の位置を保ち、また、カード1の位置を保つことを含む。
左壁部12と、奥壁部13と、中壁部14と、中壁部15と、中壁部16と、右壁部19とは、底部11に設けられた立壁である。左壁部12と、奥壁部13とは、それぞれ底部11の左辺部、奥辺部に設けられている。中壁部14と、中壁部15と、中壁部16とは、連続した壁である。中壁部14及び中壁部16は、中壁部15に対して左側X1から接続する。
中壁部14及び中壁部16は、左右方向Xに平行な壁である。
中壁部15は、奥行方向Yに平行な壁である。
突起17は、奥壁部13から内側に向けて突出するように設けられている。なお、突起17は、突出量が十分に小さく、端末保持部20に保持された携帯端末6のカメラ8の撮影画角θ8(後述する)の範囲外に位置する。
突起18A及び突起18Bは、奥壁部13から内側に向けて突出するように設けられている。突起18A及び突起18Bは、カード1を載置する際の目印になる。
右壁部19は、底部11の右辺部に設けられ、底部11の上面方向に向かって凸状の部分円弧状曲面をなす湾曲壁である。右壁部19は、端部を、上側Z2に有する。
(端末保持部20)
端末保持部20は、携帯端末6を保持する部分である。
端末保持部20は、端末保持溝21と、奥壁部13の内側面22と、端末保持斜面23とを備える。
端末保持溝21は、底部11と、左壁部12と、中壁部15とに囲まれて形成される。端末保持溝21の奥行側Y2は、奥壁部13によって塞がれており、一方、端末保持溝21の手前側Y1は、開口している。
端末保持斜面23は、中壁部14と、中壁部15と、中壁部16と、突起17との上面である。これらの上面は、同一面である。端末保持斜面23は、右側X2から左側X1に至るに従って下側Z1に傾斜している。
端末保持部20は、以下のように、携帯端末6を保持する。
端末保持溝21の内面(左壁部12の内側面及び底部11の上面)と、携帯端末6とは、当接する(当接部21a,21b参照)。また、端末保持斜面23は、携帯端末6の下面に当接する。この場合、端末保持斜面23の右端部と、携帯端末6とが当接するようにすると(当接部23a参照)、携帯端末6の姿勢が安定する。これにより、端末保持部20は、携帯端末6を傾斜した状態で保持する。
奥行方向Yにおいて、携帯端末6と、奥壁部13の内側面22とは、当接する。これにより、端末保持部20は、携帯端末6の奥行方向Yの位置を保持する。
ユーザは、携帯端末6を端末保持装置10に保持する場合には、例えば、携帯端末6の左側X1を端末保持溝21に収容しながら携帯端末6を右側X2に倒した後、携帯端末6を奥行側Y2にスライドさせればよい。これにより、端末保持部20は、携帯端末6を上述したように保持できる。このように、携帯端末6を保持する作業は、容易である。
なお、ユーザがタッチパネルディスプレイ7をタッチ操作する場合には、端末保持斜面23のうち中壁部15の上面が、携帯端末6を下面から確実に支持する。このため、端末保持装置10は、携帯端末6の操作時においても、携帯端末6を安定して保持できるので、携帯端末6の操作性を向上できる。
(カード保持部30)
カード保持部30は、カード1を保持する部分である。
カード保持部30は、突起18Aの右側面31と、奥壁部13の内側面32と、突起18Bの左側面33とを備える。
カード保持部30は、突起18Aと突起18Bとの間に挿入されたカード1を、以下のように保持する。
左右方向Xにおいて、突起18Aと突起18Bとの間の長さと、カード1の左右方向Xとは、ほぼ等しい。よって、カード1の左側端部と、突起18Aの右側面31とは、当接する。また、カード1の右側端部と、突起18Bの左側面33とは、当接する。これにより、カード保持部30は、カード1の左右方向Xの位置を保持する。
また、奥行方向Yにおいて、カード1の奥側端部と、奥壁部13の内側面32は、当接する。これにより、カード保持部30は、カード1の奥行方向Yの位置を保持する。
ユーザは、カード1を端末保持装置10に保持する場合には、カード1を手前側Y1から突起18Aと突起18Bとの間に挿入した後、カード1を奥行側Y2にスライドさせればよい。これにより、カード保持部30は、カード1を上述したように保持できる。このように、カード1を保持する作業は、容易である。
図2に示すように、携帯端末6が保持され、かつ、カード1が保持された状態において、携帯端末6のカメラ8が有するレンズの光軸O(読み取り端末の読み取り方向)は、読取画像2の観察角度θRに対応した角度である。
また、奥行方向Yにおいて、読取画像2は、カメラ8の撮影画角θ8内に配置される。左右方向Xにおいても同様に、読取画像2は、カメラ8の撮影画角θ8内に配置される(図示は省略する)。
(光源部40)
光源部40は、所定の角度方向から読取画像2を照明して、読取画像2に記録された画像を再生させるための光源である。図2に示すように、光源部40は、2つの光源装置41(41A,41B)と、光源装置41に対応したレンズ42(42A,42B)とを備える。光源装置41は、右壁部19の内側面に各々設けられる。光源装置41は、光を照射する装置であり、LED(Light Emitting Diode)光源、蛍光灯、EL(Electro−Luminescence)光源等である。レンズ42は、光源装置41から照射される光を、読取画像2の全体を照射する効果を生じさせるためのものである。
光源装置41Aは、右壁部19の端部付近に設けられる。光源装置41Aの照射方向は、読取画像2に対して法線方向であり、法線方向の軸と、光源装置41Aの照射軸LAとがなす角は、0度程度である。これにより、光源部40は、読取画像2に対して照射方向が法線方向の光を照射するので、読取画像2は、正面再生画像を再生できる。
光源装置41Bは、右壁部19の中央付近に設けられる。光源装置41Bの照射方向は、読取画像2に対して斜め方向であり、法線方向の軸と、光源装置41Bの照射軸LBとがなす角θBは、45度程度である。これにより、光源部40は、読取画像2に対して照射方向が斜め方向の光を照射するので、読取画像2は、斜め再生画像を再生できる。
上述したように、光源装置41Aと、光源装置41Bとの位置が異なるため、読取画像2に対する照射方向も異なる。そのため、光源装置41Aからの光により読取画像2に再生される正面再生画像と、光源装置41Bからの光により読取画像2に再生される斜め再生画像とは、異なる画像になる。
また、右壁部19の外側面には、スイッチ45が設けられている。スイッチ45は、光源部40から光を照射させたり、光源部40のうち照射する光源装置41を指定したりするための装置である。スイッチ45は、図3に示すように、光源スイッチ45aと、切替スイッチ45b(光源切替部)とを備える。光源スイッチ45aは、光源部40からの照射をON/OFFするためのスイッチである。また、切替スイッチ45bは、光を照射させる光源装置41を切り替えるスイッチである。
図3に示すように、端末保持装置10は、光源部40と、スイッチ45との他、筐体内部に制御部50と、記憶部55と、通信インタフェース部59とを備える。
制御部50は、端末保持装置10の全体を制御するCPUである。制御部50は、記憶部55に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部50は、光源情報送出部51を備える。
光源情報送出部51は、通信インタフェース部59を介して光源情報を送出する。
記憶部55は、制御部50が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。記憶部55は、光源情報記憶部56を備える。
光源情報記憶部56は、光源情報を記憶している。光源情報記憶部56については、後述する。
通信インタフェース部59は、通信ネットワークNを介して携帯端末6との通信を行うためのインタフェース部である。
通信ネットワークNは、携帯端末6と、端末保持装置10との間で通信するためのインタフェースである。通信ネットワークNは、両装置を直接接続する有線による通信を行うものであってもよいし、Wi−Fi(登録商標)通信やBluetooth(登録商標)通信等の通信規格を用いた無線通信を行うものであってもよい。
<カード読取システム100の処理>
次に、カード読取システム100での処理について説明する。
図4は、本実施形態に係る携帯端末6でのカード読取処理を示すフローチャートである。
図5は、本実施形態に係る携帯端末6での表示例を示す図である。
図6は、本実施形態に係る比較画像記憶部67と、光源情報記憶部56との例を示す図である。
図7は、本実施形態に係る端末保持装置10でのメイン処理を示すフローチャートである。
まず、図4に記載のカード読取処理を開始する前提として、携帯端末6のプログラム記憶部66には、カード読取プログラム66aが予めインストールされており、記憶部65には、比較画像記憶部67が記憶されている。そして、ユーザは、インストールされているカード読取プログラム66aの起動を、タッチパネルディスプレイ7から指示することで、携帯端末6の制御部60は、カード読取プログラム66aを起動させる。
カード読取プログラム66aが起動すると、図4のステップS(以下、単に「S」という。)10において、携帯端末6の制御部60は、図5(A)に示すガイド画面71を、タッチパネルディスプレイ7に表示させる。ガイド画面71は、端末保持装置10に携帯端末6とカード1とを載置することを、ユーザに促すためのものである。そこで、ユーザは、ガイド画面71にしたがって、端末保持装置10にカード1と携帯端末6とを、上述で説明したように載置することで、カード1と携帯端末6とを保持状態にする。
ユーザがガイド画面71の「OK」ボタンを選択することで、図4のS11において、制御部60は、図5(B)に示す次のガイド画面72を、タッチパネルディスプレイ7に表示させる。ガイド画面72は、端末保持装置10に設けられたスイッチ45の光源スイッチ45aをONにすることを、ユーザに促すためのものである。なお、端末保持装置10と携帯端末6とを通信させることで、端末保持装置10は、自動で光源部40からの照射をONとすることも可能である。
図4のS12において、制御部60(光源情報取得部61)は、端末保持装置10との通信が確立して光源情報を取得したか否かを判断する。携帯端末6と端末保持装置10との間で通信が確立し、後述するように、端末保持装置10が光源情報を送出することで、制御部60が光源情報を取得した場合(S12:YES)には、制御部60は、処理をS13に移す。他方、制御部60が光源情報を取得していない場合(S12:NO)には、制御部60は、光源情報を取得できるまでS12で待機する。なお、制御部60が光源情報を取得していない場合とは、例えば、端末保持装置10との間で通信が確立していない場合や、端末保持装置10との間では通信が確立しているが、光源スイッチ45aがOFFのままである場合が考えられる。
S13において、制御部60は、カメラ8を起動させる。制御部60は、光源情報を取得するとカメラ8を起動させて、図5(C)に示す撮影画面73を、タッチパネルディスプレイ7に表示させる。撮影画面73には、読取画像2の再生画像73aが画面のほぼ中央位置に表示される。
S14において、制御部60(読取部62)は、ユーザによる撮影操作(図5(C)の撮影画面73におけるボタン73bの操作)を受け付けて、撮影操作を受け付けたときに再生画像73aを取得する。
S15において、制御部60(画像補正部63)は、取得した再生画像を台形補正する補正処理を行う。携帯端末6と、カード1との位置関係は、図1及び図2に示すとおりであり、携帯端末6は、観察方向が斜め方向から読取画像2に再生された画像を取得する。よって、正方形や長方形の形状を有する読取画像2を、携帯端末6が撮影した場合に、取得した再生画像が、上側が狭く、下側が広い台形形状になる。そのため、制御部60は、台形形状から元の形状(正方形又は長方形)にするための補正を行う。台形補正は、例えば、アフィン(Affine)変換を用いて行うことができる。
S16において、制御部60は、補正後画像と、S12で取得した光源情報とを対応付けて記憶部65に記憶させる。
なお、制御部60は、光源情報を逐次取得しており、記憶部65に記憶させる光源情報は、再生画像73aを取得した直後に取得したものを用いることが望ましい。
S17において、制御部60は、2つの光源装置41の各々が光を照射した際の画像を記憶したか否かを判断する。2つの光源装置41の各々が光を照射した際の画像を記憶した場合(S17:YES)には、制御部60は、処理をS19に移す。他方、2つの光源装置41の各々が光を照射した際の画像を記憶していない場合(S17:NO)には、制御部60は、処理をS18に移す。
S18において、制御部60は、例えば、図5(D)に示すガイド画面74を、タッチパネルディスプレイ7に表示させる。その後、制御部60は、処理をS12に移す。タッチパネルディスプレイ7にガイド画面74が表示されることで、ユーザは、端末保持装置10の切替スイッチ45bを操作して、今まで光を照射していた光源装置41ではなく、別の光源装置41から光が照射するように切り替える。そうすることで、制御部60は、端末保持装置10が送信した光源情報を受信してカメラ8を起動させ、図5(E)に示す撮影画面75を、タッチパネルディスプレイ7に表示させ、再生画像75aを取得することができる。なお、端末保持装置10は、光を照射する光源装置41を自動切替にすることも可能である。
なお、撮影画面73と、撮影画面75とでは、各光源装置41の照射方向が異なるので、読取画像2が再生する画像が異なる。この再生画像は、一方が正面再生画像であり、他方が斜め再生画像である。また、再生画像73aと、再生画像75aとの大きさや配置位置は、撮影画面73と、撮影画面75とでは、同一である。それは、携帯端末6と、カード1とは、端末保持装置10によって保持されたままであるためである。
図4に戻り、S19において、制御部60(処理部64)は、照合処理を行う。照合処理として、制御部60は、記憶部65に記憶させた光源情報に対応する比較画像記憶部67の光源情報を特定し、特定した光源情報に対応する比較画像記憶部67の画像と、補正後画像とを照合することによって、同じ画像であるか否かを判断する。
ここで、比較画像記憶部67について、図6(A)に基づき説明する。
比較画像記憶部67は、カード1ごとに、照射角度に対応した画像を記憶している。照射角度は、端末保持装置10の光源装置41に対応する。図6(A)の例では、照射角度が「0度」と「45度」との2つである。よって、光源装置41Aは、照射角度が「0度」に対応し、光源装置41Bは、照射角度が「45度」に対応する。また、カード1は、その種類に応じて複数存在する。各カード1(1a,1b,・・・)について、各々照射角度が「0度」と「45度」との際に再生される画像が記憶されている。例えば、カード1aの場合では、照射角度が「0度」では、「IaA」の画像が記憶され、照射角度が「45度」では、「IaB」の画像が記憶されている。よって、記憶部65に記憶された光源情報が照射角度「0度」のときの補正後画像が「IaA」であり、かつ、記憶部65に記憶された光源情報が照射角度「45度」のときの補正後画像が「IaB」である場合には、制御部60は、比較画像記憶部67の画像と、補正後画像とが同じ画像であると判断する。
図4に戻り、S20において、制御部60(処理部64)は、照合処理の結果、取得した画像と、比較画像記憶部67の画像とが、全て一致したか(照合OKか)否かを判断する。照合処理の結果、全て一致した場合(S20:YES)には、制御部60は、処理をS21aに移す。他方、照合処理の結果、不一致であった場合(S20:NO)には、制御部60は、処理をS21bに移す。
S21aにおいて、制御部60(処理部64)は、照合できた旨をタッチパネルディスプレイ7に表示すると共に、画像を用いた処理を実行する。例えば、制御部60(コード検出部64a)は、照射角度が「45度」の場合に再生された斜め再生画像をデコードして各種情報を検出する。そして、制御部60は、検出した各種情報に対応した処理を行う。その後、制御部60は、本処理を終了する。
他方、S21bにおいて、制御部60(処理部64)は、照合できなかった(照合NGである)旨をタッチパネルディスプレイ7に表示させる。その後、制御部60は、本処理を終了する。
次に、端末保持装置10のメイン処理について、図7に基づき説明する。
図7のS30において、端末保持装置10の制御部50は、光源スイッチ45aのONを受け付けたか否かを判断する。例えば、上述した携帯端末6のガイド画面72(図5(B)参照)を見たユーザが、光源スイッチ45aをONにしたことで、制御部50が光源スイッチ45aのONを受け付けた場合(S30:YES)には、制御部50は、処理をS31に移す。他方、光源スイッチ45aのONを受け付けていない場合(S30:NO)には、制御部50は、S30にとどまり、光源スイッチ45aがONされるまで待機する。
S31において、制御部50は、切替スイッチ45bによって照射方向が法線方向の光源装置41Aが照射対象になっているか否かを判断する。切替スイッチ45bは、上述したように、光を照射する光源装置41を切り替えるためのスイッチである。照射方向が法線方向の光源装置41Aが照射対象になっている場合(S31:YES)には、制御部50は、処理をS32aに移す。他方、照射方向が斜め方向の光源装置41Bが照射対象になっている場合(S31:NO)には、制御部50は、処理をS32bに移す。
S32aにおいて、制御部50(光源情報送出部51)は、光源装置41Aの光源情報を送出する。光源装置41Aの光源情報は、光源情報記憶部56に記憶されている。
ここで、光源情報記憶部56について、図6(B)に基づき説明する。
光源情報記憶部56は、光源装置41を識別するための光源装置名と、読取画像2に対する照射角度とを対応付けて記憶する。ここで、光源装置名「A」は、光源装置41Aに対応し、光源装置名「B」は、光源装置41Bに対応する。
光源装置41Aの光源情報は、照射角度「0度」である。
その後、制御部50は、処理をS33に移す。
他方、S32bにおいて、制御部50(光源情報送出部51)は、光源装置41Bの光源情報を送出する。光源装置41Bの光源情報は、光源情報記憶部56(図6(B)参照)によれば、照射角度「45度」である。その後、制御部50は、処理をS33に移す。
なお、制御部50は、光源情報を送出する前に、携帯端末6との通信が確立されていない場合には、通信を確立させる。
次に、ユーザ操作によってスイッチ45の光源スイッチ45aがOFFに操作されたことで、S33において、制御部50は、光源スイッチ45aのOFFを受け付けたか否かを判断する。光源スイッチ45aのOFFを受け付けた場合(S33:YES)には、制御部50は、本処理を終了する。他方、光源スイッチ45aのOFFを受け付けていない場合(S33:NO)には、制御部50は、処理をS31に移し、光源情報の送出処理を繰り返す。
このように、端末保持装置10の制御部50は、光を照射中の光源装置41の光源情報を送出し続ける。そうすることで、携帯端末6は、読取画像2を撮影したときの光源情報を取得できるので、携帯端末6では、光を照射中の光源装置41を把握できる。
このように、本実施形態のカード読取システム100によれば、以下のような効果がある。
(1)端末保持装置10は、上述した端末保持部20及びカード保持部30を有するので、携帯端末6と、カード1とを安定して保持できる。また、携帯端末6と、カード1とを保持する作業は、容易である。これにより、ユーザは、携帯端末6と、カード1とを安定して保持させた状態で、カード1の読取画像2に再生された画像を、容易に読み取ることができる。
(2)端末保持装置10は、光源部40によってカード1の読取画像2に対して光の照射が行えるので、携帯端末6は、光が照射されることで読取画像2に再生された画像を取得できる。
(3)読取画像2は、光の照射方向に対応して異なる画像が再生されるものである。また、光源装置41Aと光源装置41Bとは、光源位置が異なる。よって、光源装置41Aから光を照射した場合と、光源装置41Bから光を照射した場合とに対応して、異なる再生画像を携帯端末6が取得できる。その結果として、携帯端末6では、異なる再生画像に対応した処理を行うことができる。
(4)端末保持装置10は、光を照射中の光源部40の光源情報を送出する。よって、端末保持装置10と通信可能に接続された携帯端末6では、送出された光源情報を受信でき、光源情報に対応した処理を行うことができる。具体的には、携帯端末6は、画像及びそのときの光源情報と、比較画像記憶部67とを照合することができる。
(5)光源部40が固定した2つの光源装置41を有するため、その構成を簡易にできる。そして、切替スイッチ45bにより、光を照射させる光源装置41を切り替えることができる。
(6)携帯端末6は、読取部62が読み取った再生画像から各種情報を検出できる。よって、携帯端末6では、各種情報を使用した処理を行うことができる。
(7)携帯端末6は、読取部62が読み取った再生画像を、台形補正の処理によって読取画像2を正面から撮影したかのような形状にできる。よって、携帯端末6では、比較画像記憶部67に記憶された画像との照合を容易にできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、端末保持部は、端末の傾斜を一定にする例を示したが、これに限定されない。端末保持部は、例えば、端末保持斜面の傾斜を調整するヒンジ機構等を備えることにより、端末の傾斜角度を調整してもよい。その場合には、観察条件に合うように、端末保持装置の光源装置の位置を、端末の傾斜角度に応じて変更する必要がある。
(2)実施形態において、携帯端末は、スマートフォンに代表される多機能型電話機を用いる例を示したが、これに限定されない。携帯端末は、その他、携帯電話機、タブレット型パーソナルコンピュータ(PC)等であってもよい。その場合には、端末保持部は、各携帯端末のカメラ位置や大きさに合わせるように、端末保持部の奥行方向の幅を調整可能にする機構や、携帯端末を保持する突起の位置を移動可能にする機構を備えてもよい。そのようにすることで、端末保持部が、どのような携帯端末の大きさやカメラ位置であっても、その携帯端末を保持できる。
(3)実施形態において、カード保持部は、カードを保持する目印になる突起を有し、その間にカードを挿入する例を示したが、これに限定されない。突起がカードの大きさに応じて可動する機構を備えてもよいし、突起を設けず、目印になる線等が設けられているものでもよい。そうすることで、特定の大きさのカード、読取画像を特定位置に配したカード等に限定されず、より多くの種類のカードに対応させることができる。
(4)実施形態において、光源部は、2つの光源装置を備える例を示したが、これに限定されない。例えば、読取画像に対して法線方向の位置に有する光源装置を備えず、自然光を用いてもよい。
また、光源装置を1つ備え、その光源装置を、右壁部に沿って鉛直方向に可動する光源可動部を備える等、光源の位置が可変になるよう構成してもよい。そのようにすれば、読取画像の再生画像が異なる位置に光源装置を移動させることで、異なる再生画像を取得できる。
いずれの場合であっても、端末保持装置は、実施形態と同様の効果を生じさせることができる。
(5)実施形態において、携帯端末と端末保持装置とは、通信ネットワークを介して通信可能に接続するものとして説明したが、これに限定されない。光を照射する光源装置において、光を点滅させることで、携帯端末では、点滅した光の位置によって光源装置を特定することで光源情報を取得するようにしてもよい。
また、実施形態において、端末保持装置から携帯端末に対して光源情報を送信するものを説明したが、これに限定されない。端末保持装置と携帯端末とは、相互に情報を通信するものであってもよい。そのようにすることで、例えば、携帯端末から端末保持装置に対して光源装置を指示して、ユーザがスイッチを操作することなく光源装置から光を照射させる等、様々な効率化を図ることができる。
(6)実施形態において、読取画像には、観察条件によって、2つの異なる画像が再生されるものとして説明したが、これに限定されない。観察条件によって、3つ以上の異なる画像が再生されるものであってもよい。また、斜め再生画像に各種情報が埋め込まれているものとして説明したが、各種情報が埋め込まれていなくてもよい。
(7)実施形態において、読取画像は、カードの特定の位置に設けられるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、カード全体に読取画像を有するものであってもよい。
(8)実施形態において、光源情報は、光源装置から照射される光の照射角度が分かる情報であると説明し、照射角度を光源情報として説明したが、これに限定されない。携帯端末において、光源情報を用いて、照射している光源装置と、その光源装置が光を照射しているときに再生される画像とが特定できるものであればよい。
(9)実施形態において、携帯端末でのカード読取処理では、携帯端末やカードの保持状態に関するチェックをするものではなかった。しかし、複数の光源においてカードを読み取る際に、例えば、カードを取り替えた場合や、携帯端末の位置を変更した場合に、それを検知する機構を有していてもよい。検知する機構として、端末保持装置のカード保持部と、端末保持部とにセンサを備えることが考えられる。そのようにすることで、携帯端末によるカード処理において、携帯端末及びカードの保持状態を保証できる。
(10)実施形態において、携帯端末でのカード読取処理では、ガイド画面を表示するものを例に説明したが、これに限定されない。携帯端末及びカードを保持したままで、照射方向の異なる光源によって再生画像が取得できるようにするものであれば、どのようなものであってもよい。
(11)実施形態において、カードの認証として詳細を説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザからの指示や処理内容等によって、それぞれ光源の位置を自動で変更し、読み取った2つの画像にそれぞれ関連付けられたデータを逐次表示する等、1つのカードから2つの処理を行わせることが可能である。
1,201 カード
2 読取画像
6 携帯端末
7 タッチパネルディスプレイ
8 カメラ
10 端末保持装置
17,18A,18B 突起
20 端末保持部
21 端末保持溝
21a,21b,23a 当接部
23 端末保持斜面
30 カード保持部
40 光源部
41,41A,41B 光源装置
45 スイッチ
45b 切替スイッチ
50,60 制御部
51 光源情報送出部
56 光源情報記憶部
61 光源情報取得部
62 読取部
63 画像補正部
64 処理部
64a コード検出部
67 比較画像記憶部
100 カード読取システム
N 通信ネットワーク

Claims (7)

  1. 端末保持装置と、
    観察条件に対応した複数の読取画像を有する媒体と、
    前記媒体の前記読取画像を読み取る読取装置と、
    を備える媒体読取システムであって、
    前記端末保持装置は、
    前記媒体を保持する媒体保持部と、
    前記媒体保持部に保持された媒体の前記読取画像に対して光を照射する光源部と、
    記読取装置を保持する端末保持部と、
    前記光源部が照射した光源に関する光源情報を、前記読取装置に対して送出する光源情報送出部と、
    を備え、
    前記端末保持装置の前記光源部は、前記読取画像に対応して照射される複数の照射角度を有
    前記読取装置は、
    前記読取画像を読み取る読取部と、
    画像と、その画像が再生される光源に関する光源情報とを対応付けて記憶する画像光源記憶部と、
    前記端末保持装置が送出した光源情報を取得する光源情報取得部と、
    前記読取部が読み取った前記画像と、前記端末保持装置から取得した前記画像を読み取ったときの前記光源情報とを、前記画像光源記憶部と照合する処理部と、
    を備える、媒体読取システム。
  2. 請求項1に記載の媒体読取システムにおいて、
    前記端末保持装置の前記光源部は、複数の光源からなる、媒体読取システム
  3. 請求項1又は請求項2に記載の媒体読取システムにおいて、
    前記端末保持装置の前記光源部は、前記複数の照射角度に対応した複数の光源装置から構成され、
    前記端末保持装置は、前記光源部の前記複数の光源装置のうち光を照射させる光源装置を切り替える光源切替部を備える、媒体読取システム
  4. 請求項1又は請求項2に記載の媒体読取システムにおいて、
    前記端末保持装置の前記光源部は、1つの光源装置から構成され、
    前記端末保持装置は、前記光源装置を、各々の照射角度に対応するように可動させる光源可動部を備える、媒体読取システム
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の媒体読取システムにおいて、
    前記読取画像は、光の照射角度に応じて、2以上の異なる画像が再生されるものである媒体読取システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の媒体読取システムにおいて、
    前記読取装置は、前記読取部が読み取った画像を、台形補正する画像補正部を備え、
    前記読取装置の前記処理部は、前記画像補正部により補正された画像と、前記端末保持装置から取得した前記画像を読み取ったときの前記光源情報とを、前記画像光源記憶部と照合する媒体読取システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の媒体読取システムにおいて、
    前記読取装置の前記処理部は、前記読取部が読み取った前記画像からコードを検出するコード検出部を備える媒体読取システム。
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