JP6500188B2 - 指導支援システム、指導支援方法及び指導支援プログラム - Google Patents

指導支援システム、指導支援方法及び指導支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、指導者又は栄養管理士等による指導を支援する指導支援システム、指導支援方法及び指導支援プログラムに関する。
従来、患者の疾患のコンピュータによる長期管理システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1のシステムは、患者の健康状態を評価した後に、患者の治療を評価し、調整を行う。当該システムは、治療の結果を最大にし、副作用を最小限度に抑えるために、患者の体調に基づき患者の現在の療法を再検討し、投薬の処方量の調整など療法の様々なパラメータを調整し、これらの変化の効果を監視する。
特開2008−210399号公報
生活習慣病のように、特定の療法よりも患者の行動が疾患に大きな影響をもたらす場合、患者の行動について指導をすることが重要になる。患者の行動についての指導の仕方によっては、患者が指導に従って疾患が快方に向かうこともあれば、患者が指導に反した行動をとって疾患に悪影響を及ぼすおそれもある。しかし、特許文献1記載の技術は、患者の体調に基づき投薬の処方量の調整など療法の調整にとどまり、患者の行動に関する指導の仕方については考慮していなかった。
このような問題に鑑み、本発明は、被指導者に対する指導を適切に支援することが出来る指導支援システム、指導支援方法及び指導支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明の指導支援システムは、
指導者が使用し、かつ、情報を出力する出力部を備える指導者端末と、
被指導者が使用し、かつ、前記指導者端末とオンライン通話可能な被指導者端末と、
被指導者に対する指導の要素を複数記憶する要素記憶部と、
当該複数の要素のうち、被指導者の状態に応じて所定の選択基準に従って前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む一の要素又は複数の要素の組合せである要素群を選択する選択部と、
前記選択部により選択された要素群を前記出力部に出力させる出力制御部と、
前記指導者端末と前記被指導者端末とのオンライン通話時に前記被指導者端末において取得された情報に基づいて、指導に対する被指導者の被指導時の態度を認識し、かつ、前記オンライン通話時に前記指導者端末において取得された情報に基づいて、前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む前記指導者によって行われた指導の要素群を認識する情報認識部と、
前記情報認識部により認識された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度の履歴とを蓄積する履歴蓄積部と、
当該履歴蓄積部により蓄積された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度とに基づいて、前記被指導者の被指導時の態度が、所定の態度となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新する基準更新部とを備え
前記情報認識部は、被指導後の前記被指導者の行動として、被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報を認識するように構成され、
前記履歴蓄積部は、前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報の履歴を蓄積するように構成され、
前記基準更新部は、当該履歴蓄積部により蓄積された前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報に基づいて、前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報に示される行動が所定の行動となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するように構成されていることを特徴とする。
当該構成の指導支援システムによれば、要素記憶部に記憶された指導の複数の要素のうちから、選択部により被指導者の状態に応じて所定の選択基準に従って要素群が選択される。この選択された要素群が出力部に出力されることにより、指導者に選択された要素群を知らせることが出来るので、指導者はこの選択された要素群を含む指導を行うことが出来る。
情報認識部により、前記指導者端末と前記被指導者端末とのオンライン通話時に前記被指導者端末において取得された情報に基づいて、指導に対する被指導者の被指導時の態度が認識され、かつ、前記オンライン通話時に前記指導者端末において取得された情報に基づいて、前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む前記指導者によって行われた指導の要素群が認識される
指導者の被指導後の行動は、被指導者が指導に従って行動しているかを直接的に示している。また、当該被指導者の被指導時の態度は、被指導者が指導に従って行動するかどうかを間接的に示していると考えられる。
前記指導者によって行われた指導の要素群と当該要素群を含む指導に対する被指導者の被指導時の態度とが履歴蓄積部に蓄積される。
そして、基準更新部により、当該履歴蓄積部により蓄積された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度に基づいて、前記被指導者の被指導時の態度が所定の態度となるような指導の要素群が選択されやすくなるように選択基準が更新される。
選択基準が更新されることにより、次回以降の選択時に所定の態度及び所定の行動の一方または両方となるような指導の要素群が選択されやすくなる。これにより、被指導者の態度が所定の態度となる又は当該被指導者の被指導後の行動が所定の行動となる観点から、被指導者の行動に対する指導を適切に支援することが出来る。
また、当該構成の指導支援システムによれば、被指導後の前記被指導者の行動として、被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報が認識される。前記履歴蓄積部により、前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報の履歴が蓄積される。これにより、評価の基礎情報としての被指導者の行動を示す一次情報が自動的に収集される。前記基準更新部により、当該蓄積された前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報に基づいて、前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報に示される行動が所定の行動となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準が更新される。
当該更新された選択基準に従って次回以降の指導の要素が選択されることにより、評価の支援の精度をより向上させることが出来る。
本発明の指導支援システムは、
指導者が使用し、かつ、情報を出力する出力部を備える指導者端末と、
被指導者が使用し、かつ、前記指導者端末とオンライン通話可能な被指導者端末と、
被指導者に対する指導の要素を複数記憶する要素記憶部と、
当該複数の要素のうち、被指導者の状態に応じて所定の選択基準に従って前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む一の要素又は複数の要素の組合せである要素群を選択する選択部と、
前記選択部により選択された要素群を前記出力部に出力させる出力制御部と、
前記指導者端末と前記被指導者端末とのオンライン通話時に前記被指導者端末において取得された情報に基づいて、指導に対する被指導者の被指導時の態度を認識し、かつ、前記オンライン通話時に前記指導者端末において取得された情報に基づいて、前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む前記指導者によって行われた指導の要素群を認識する情報認識部と、
前記情報認識部により認識された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度の履歴とを蓄積する履歴蓄積部と、
当該履歴蓄積部により蓄積された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度とに基づいて、前記被指導者の被指導時の態度が、所定の態度となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新する基準更新部とを備え、
前記指導の複数の要素は、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第1の施策と当該第1の施策とは異なり、かつ、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第2の施策とを含んでもよい。
当該構成の指導支援システムによれば、前記指導の複数の要素は、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第1の施策と当該第1の施策とは異なり、かつ、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第2の施策とを含む。
これにより、被指導者の疾患をもたらす原因を解消する施策の候補が複数ある場合でも、選択部、出力制御部、情報認識部、履歴蓄積部、基準更新部の各処理により、前記複数の施策のうちから、被指導者の態度が所定の態度となる又は当該被指導者の被指導後の行動が所定の行動となるような施策が選択されやすくなるように選択基準が更新される。当該更新された選択基準に従って次回以降の指導の要素が選択されることにより、指導の支援が適切になしうる。
本発明の指導支援システムにおいて、
前記情報認識部は、さらに、前記選択部で選択された要素群を含む指導に対する指導の効果を認識するように構成され、
前記履歴蓄積部は、さらに、前記情報認識部で認識された被指導者に対する指導の効果を蓄積し、
前記基準更新部は、被指導者に対する前記要素群を含む指導の効果が高いほど前記要素群が選択されやすくなるように、前記選択基準を更新するように構成されていることが好ましい。
当該構成の指導支援システムによれば、被指導者の被指導時の態度及び被指導者の被指導後の行動の一方または両方に加え、被指導者に対する指導の効果が勘案される。これにより、被指導者の被指導時の態度及び被指導者の被指導後の行動の一方または両方のみならず、指導の効果が高いか否かも勘案された上で、指導の支援がなされうる。
本発明の指導支援システムにおいて、
前記情報認識部は、被指導時の前記被指導者の態度として、カメラ及びマイクの一方または両方を介して被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方を認識するように構成され、
前記履歴蓄積部は、前記情報認識部により認識された被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方の履歴を蓄積するように構成され、
前記基準更新部は、当該履歴蓄積部により蓄積された被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方に基づいて、被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方が、所定の表情及び所定の声の一方または両方となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するように構成されていることが好ましい。
被指導時の被指導者の表情又は声は、指導に対して被指導者が受け入れるかどうかを示している蓋然性が高いと考えられる。この点に鑑みて構成された当該構成の指導支援システムによれば、被指導時の前記被指導者の態度として、カメラ及びマイクの一方または両方を介して被指導時の被指導者の表情及び声が認識される。そして、前記履歴蓄積部により、前記認識された被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方の履歴を蓄積するように構成される。これにより、選択基準の更新の基礎情報である被指導時の前記被指導者の態度として、指導に対して被指導者が受け入れるかどうかを示している蓋然性が高い被指導時の被指導者の表情及び声が収集される。
さらに、被指導者の態度を勘案するにあたって、指導者等の観察結果等の二次情報ではなく、カメラ及びマイクの一方または両方を介して収集された、いわば被指導者の一次情報を用いることが出来る。そして、前記基準更新部により、当該蓄積された被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方に基づいて、被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方が、所定の表情及び所定の声の一方または両方となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準が更新される。当該更新された選択基準に従って次回以降の指導の要素が選択されることにより、指導をより適切に支援しうる。
本発明の指導支援システムにおいて、
前記情報認識部は、被指導時の前記被指導者の態度として、端末を介して被指導者により入力された指導を受け入れるか否かに関するアンケートの回答を認識するように構成され、
前記履歴蓄積部は、前記情報認識部により認識されたアンケートの回答の履歴を蓄積するように構成され、
前記基準更新部は、当該履歴蓄積部により蓄積されたアンケートの回答に基づいて、アンケートの回答が所定の回答となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するように構成されていることが好ましい。
当該構成の指導支援システムによれば、被指導時の前記被指導者の態度として、端末を介して被指導者により入力された指導を受け入れるか否かに関するアンケートの回答が認識される。前記履歴蓄積部により前記認識されたアンケートの回答の履歴が蓄積される。これにより、選択基準更新の基礎情報としての被指導者の指導を受けいれるかどうかに関する意向を示す一次情報を被指導者から直接取得できる。そして、前記基準更新部により、当該蓄積されたアンケートの回答に基づいて、アンケートの回答が、所定の回答となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準が更新される。当該更新された選択基準に従って次回以降の指導の要素が選択されることにより、指導に対する支援の精度をより向上させることが出来る。
本発明の指導支援システムにおいて、
前記指導の複数の要素は、前記指導に従った場合の前記被指導者の利益の説明及び前記指導に従わなかった場合の前記被指導者の不利益の説明を含むことが好ましい。
当該構成の指導支援システムによれば、前記指導の複数の要素は、前記指導に従った場合の前記被指導者の利益の説明及び前記指導に従わなかった場合の前記被指導者の不利益の説明を含む。
選択部、出力制御部、情報認識部、履歴蓄積部、基準更新部の各処理により、前記指導に従った場合の前記被指導者の利益の説明及び前記指導に従わなかった場合の前記被指導者の不利益の説明のうちから、被指導者の態度が所定の態度となる又は当該被指導者の被指導後の行動が所定の行動となるような説明が選択されやすくなるように選択基準が更新される。当該更新された選択基準に従って次回以降の指導の要素が選択されることにより、指導の支援が適切になしうる。
本発明の指導支援システムにおいて、
前記指導の複数の要素は、前記指導を行う際の指導者の声のトーン、表情又は言い回しを含むことが好ましい。
当該構成の指導支援システムによれば、前記指導の複数の要素は、指導が被指導者に受け入れられるかどうかに大きな影響を及ぼすと考えられる指導者の声のトーン、表情又は言い回しを含む。選択部、出力制御部、情報認識部、履歴蓄積部、基準更新部の各処理により、被指導者の態度が所定の態度となる又は当該被指導者の被指導後の行動が所定の行動となるような指導者の声のトーン、表情又は言い回しとなるような要素が選択されやすくなるように選択基準が更新される。選択基準が更新され、当該更新された選択基準に従って次回以降の指導の要素が選択されることにより、被指導者の態度が所定の態度となる又は当該被指導者の被指導後の行動が所定の行動となる観点から、指導が適切に支援されうる。
指導支援システムの一例の全体構成図。 第1要素記憶部に記憶された情報の例を示す図。 第2要素記憶部に記憶された情報の例を示す図。 被指導者情報記憶部に記憶された情報の例を示す図。 図3Aは、アンケート記憶部に記憶された情報の例を示す図で、図3Bは、アンケート回答記憶部に記憶された情報の例を示す図で、図3Cは、履歴蓄積部に蓄積された情報の例を示す図。 指導支援処理のフローチャート。 指導前処理のフローチャート。 指導時処理のフローチャート。 指導者端末のタッチパネルに出力される選択された指導の要素を含む画面の一例を示す図。 指導後処理のフローチャート。 基準更新処理のフローチャート。
図1〜図9を参照しながら、本発明の指導支援システムについて説明する。
(指導支援システム)
指導支援システムは、指導者による被指導者対する指導を支援するシステムである。
指導支援システムは、図1に示されるように、一又は複数の被指導者端末100と一又は複数の指導者端末200と指導支援サーバ300と、を備える。一又は複数の被指導者端末100、一又は複数の指導者端末200及び指導支援サーバ300は、インターネット等のネットワークを介して相互に通信可能に構成されている。なお、図1ではそれぞれ一つの被指導者端末100及び指導者端末200を図示している。
(被指導者端末)
被指導者端末100は、被指導者端末制御部110と、被指導者端末記憶部120と、被指導者端末通信部130と、タッチパネル140と、カメラ150と、マイク160と、スピーカー170とを備える。
被指導者端末100は、タブレット型端末またはスマートフォンなど、被指導者端末100のユーザである被指導者U1による携帯が可能なようにサイズ、形状および重量が設計されているコンピュータにより構成されている。被指導者端末100は、デスクトップコンピュータなど、特定箇所に設置されるように、サイズ、形状および重量が設計されているコンピュータにより構成されていてもよい。
被指導者端末制御部110は、指導支援サーバ300からダウンロードした被指導支援プログラムがインストールされている。被指導支援プログラムが起動されることにより、被指導者端末制御部110は、後述する演算処理を実行するように構成されている。
被指導者端末記憶部120は、被指導者端末100のユーザである被指導者U1の被指導者IDを記憶している。被指導者U1は、例えば、生活習慣病等の慢性疾患にかかった人であり、遠隔診療又は遠隔での栄養管理指導を受けている人である。
被指導者端末通信部130は、有線通信またはWiFi(登録商標)等の通信規格にしたがった無線通信を介して、指導支援サーバ300などの外部端末と相互通信するよう構成されている。
また、ウェアラブルセンサWは被指導者U1が着用可能に構成されている。ウェアラブルセンサWは、被指導者U1の生体情報若しくは行動情報又はウェアラブルセンサWの着用状態を認識し、当該情報を定期的に又は被指導者U1の操作に応じて指導支援サーバ300に送信するように構成されている。
なお、一の装置が情報を「認識する」とは、一の装置が他の装置から当該情報を受信すること、一の装置が当該一の装置に接続された記憶媒体に記憶された情報を読み取ること、一の装置が当該一の装置に接続されたセンサから出力された信号に基づいて情報を取得すること、一の装置が、受信した情報又は記憶媒体に記憶された情報又はセンサから取得した情報に基づいて、所定の演算処理(計算処理又は検索処理など)を実行することにより当該情報を導出すること、一の装置が他の装置による演算処理結果としての当該情報を当該他の装置から受信すること、一の装置が当該受信信号にしたがって内部記憶装置又は外部記憶装置から当該情報を読み取ること等、当該情報を取得するためのあらゆる演算処理が実行されることを意味する。
被指導者U1の生体情報は、例えば、被指導者U1の血圧、心拍数、呼吸数、体温、体重及び身長である。
被指導者U1の行動情報は、例えば、被指導者U1の睡眠時間、被指導者U1の歩数、被指導者U1が歩いた時間及び被指導者U1が走った時間である。
ウェアラブルセンサWは、個別の通信部を有し、当該通信部を介して指導支援サーバ300に生体情報を送信してもよいが、これに代えて、例えば、USBなどにより被指導者端末100に接続され、被指導者端末通信部130を介して生体情報を指導支援サーバ300に送信してもよい。
液晶パネルのような表示装置とタッチパッドのような位置入力装置とが組み合わせられてタッチパネル140が構成されている。これに加えてまたは代えて、被指導者端末100はキーボード及びマウスの入力装置と、入力装置と別個に構成された表示装置とを備えてもよい。
カメラ150は、被指導者端末100のタッチパネル140がある面に配置されている。代替的または付加的に、被指導者端末100のタッチパネル140と異なる面にさらにカメラが設けられていてもよい。
マイク160は、被指導者端末100のユーザの声を集音可能に被指導者端末100に配置されている。
スピーカー170は、被指導者端末100の適当な場所に配置されている。
(指導者端末)
指導者端末200は、指導者端末制御部210と、指導者端末記憶部220と、指導者端末通信部230と、タッチパネル240と、カメラ250と、マイク260と、スピーカー270とを備える。指導者端末制御部210が、本発明の「出力制御部」に相当する。また、タッチパネル240が本発明の「出力部」に相当する。
指導者端末200は、デスクトップコンピュータなど、特定箇所に設置されるように、サイズ、形状および重量が設計されているコンピュータにより構成されている。指導者端末200は、タブレット型端末またはスマートフォンなど、指導者端末200のユーザである指導者U2による携帯が可能なようにサイズ、形状および重量が設計されているコンピュータにより構成されていてもよい。指導者U2は、例えば、医師、歯科医師、看護師、栄養管理士など、被指導者U1に対して医療又は健康管理上の指導を行う者である。
指導者端末制御部210は、CPU等の演算処理装置、メモリ、及びI/Oデバイスなどにより構成されている。指導者端末制御部210には、指導支援サーバ300よりダウンロードした遠隔診療支援プログラムがインストールされている。遠隔診療支援プログラムが起動されることにより、指導者端末制御部210は、後述の演算処理を実行するように構成されている。
指導者端末記憶部220は、例えばROM、RAM、HDD等の記憶装置により構成されている。指導者端末記憶部220は、あらかじめ登録された指導者U2の指導者IDを記憶するように構成されている。
指導者端末通信部230は、有線通信またはWiFi(登録商標)等の通信規格にしたがった無線通信を介して、指導支援サーバ300などの外部端末と相互通信するよう構成されている。
液晶パネルのような表示装置とタッチパッドのような位置入力装置とが組み合わせられてタッチパネル240が構成されている。これに加えてまたは代えて、指導者端末200はキーボード及びマウス等の入力装置と、入力装置と別個に構成された表示装置とを備えてもよい。
カメラ250は、指導者端末200のタッチパネル240がある側に配置されている。代替的または付加的に、指導者端末200のタッチパネル240と異なる面にさらにカメラが設けられていてもよい。
マイク260は、指導者端末200のユーザの声を集音可能に指導者端末200に配置されている。
スピーカー270は、指導者端末200の適当な場所に配置されている。
(指導支援サーバ)
指導支援サーバ300は、サーバ制御部310と、サーバ記憶部320と、サーバ通信部330とを備えている。なお、指導支援サーバ300を構成するコンピュータの一部または全部が、他の端末、例えば、指導者端末200を構成するコンピュータにより構成されていてもよい。例えば、移動局としての一または複数の指導者端末200により、指導支援サーバ300の一部または全部が構成されていてもよい。
サーバ制御部310は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置、メモリ、及びI/O(Input/Output)デバイスなどにより構成されている。サーバ制御部310は、一のプロセッサにより構成されてもよく、相互通信可能な複数のプロセッサにより構成されてもよい。
サーバ制御部310は、所定のプログラムを読み込んで実行することにより、後述の演算処理を実行する選択部311、情報認識部312及び基準更新部313として機能する。
サーバ記憶部320は、例えばROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置により構成されている。サーバ記憶部320は、サーバ制御部310の演算結果、又はサーバ制御部310がサーバ通信部330を介して受信したデータを記憶するように構成されている。
サーバ記憶部320は、第1要素記憶部321、第2要素記憶部322、被指導者情報記憶部323、アンケート記憶部324、アンケート回答記憶部325及び履歴記憶部326とを備える。第1要素記憶部321及び第2要素記憶部322が、本発明の「要素記憶部」に相当する。
第1要素記憶部321は、図2Aに示されるように、第1要素ID、指導対象の疾患、指導対象の基準値、指導のゴール、指導の課題、疾患の原因、ゴールを妨げる理由、指導カテゴリ、指導内容、指導の具体的な説明文、声のトーン、表情など、指導に関する要素のグループを1又は複数格納している。以下、このグループを「第1グループ」と適宜いい、このグループに含まれる要素を「第1要素」と適宜いう。
指導の具体的な説明文として、疾患の原因が「持ち帰りが多い」であることを例として説明すると、「まずはご家族で適正な味付けのお料理を体験していただき、少しづつ薄味に慣れていただくのもよいです。」といった薄味に慣れるとの施策の説明文と、「香辛料や酸味を効かせることで物足りなさを感じないお料理を仕上げることができます。」と、薄味になれる施策とは異なる施策の説明文とが採用されうる。薄味に慣れるとの施策が、本発明の「第1の施策」に相当し、香辛料等を用いるとの施策が、本発明の「第2の施策」に相当する。
また、指導の具体的な説明文として、運動習慣に関する指導を例として説明すると、「定年を迎えた後も趣味やレジャーを楽しむ事が出来ますね。」との指導に従って運動習慣を身につけた場合の被指導者U1の利益を説明する説明文と、「歩行困難・寝たきりになり、動脈硬化で亡くなるリスクが高くなります。」との指導に従わずに運動習慣を身につけられなかった場合の被指導者U1の不利益を説明する説明文とが採用されうる。これらの説明文は、例えば、「定年を迎えた後も趣味やレジャーを楽しむ事が出来ますね。」「年を重ねても若々しく歩き、日常生活に支障なく過ごせますね。」「運動することでたまに飲みすぎても自分を許すことが出来そうですね。」「筋肉が落ち骨ももろくなり怪我をしやすくなります。」「歩行困難・寝たきりになり、動脈硬化で亡くなるリスクが高くなります。」のように、利益、不利益の程度が段階的に変更された説明文が採用されうる。
また、指導の内容が同一でも、その言い回しが変更された説明文は、異なる説明文として認識される。
第2要素記憶部322は、図2Bに示されるように、第2要素ID、指導者の性別、指導者の年齢、指導間隔など、第1要素と異なる指導に関する要素のグループを1または複数格納している。以下、このグループを「第2グループ」と適宜いい、このグループに含まれる要素を「第2要素」と適宜いう。
被指導者情報記憶部323は、図2Cに示されるように、被指導者ID、被指導者氏名、被指導者の性別、被指導者の生活習慣、被指導者の年齢、被指導者の疾患及び被指導者の最新の血圧等の生体情報を格納している。
アンケート記憶部324は、図3Aに示されるように、アンケートID,アンケートカテゴリ、質問、各レベルごとの判断基準(図3Aでは、レベル5、レベル3、レベル1を例示)を格納している。アンケートカテゴリには、運動習慣、食習慣、疾患、モチベーション、脂質、外部環境、スキル及び過去の経験などが含まれうる。
アンケート回答記憶部325は、図3Bに示されるように、被指導者ID、アンケート回答日時、アンケートID、回答されたレベルを格納している。
履歴記憶部326は、図3Cに示されるように、日時、被指導者ID、第1要素ID、第2要素ID、被指導者の表情、被指導者の声のトーン、被指導者の行動、被指導者の意向レベル、指導に対する結果を格納している。
サーバ通信部330は、ネットワークとしての公衆通信網(例えばインターネット)に接続され、被指導者端末100及び指導者端末200等の外部の端末と通信する通信装置により構成されている。
(指導支援処理の概要)
図4を参照して、指導支援処理の概要を説明する。
まず、被指導者端末100、指導者端末200及び指導支援サーバ300は、互いに通信を介してデータを送受信することにより、指導前処理を実行する(図4/STEP100)。指導前処理の詳細は後述する。
そして、被指導者端末100、指導者端末200及び指導支援サーバ300は、互いに通信を介してデータを送受信することにより、指導時処理を実行する(図4/STEP200)。指導時処理の詳細は後述する。
そして、被指導者端末100、及び指導支援サーバ300は、互いに通信を介してデータを送受信することにより、指導後処理を実行する(図4/STEP300)。指導後処理の詳細は後述する。
指導支援サーバ300は、図4/STEP100〜STEP300で得られるデータに基づいて基準更新処理を実行する(図4/STEP400)。基準更新処理の詳細は後述する。
(指導前処理)
次に、図5を参照して、指導前処理の詳細を説明する。なお、この処理を行う前に被指導者IDにより被指導者が特定されている。
情報認識部312は、アンケート記憶部324からアンケート情報を読み込む(図5/STEP162)。情報認識部312は、読み込んだアンケート情報をサーバ通信部330を介して被指導者端末100に送信する(図5/STEP164)。
被指導者端末制御部110は、被指導者端末通信部130を介してアンケート情報を受信したか否かを判定する(図5/STEP122)。当該判定結果が否定的である場合(図5/STEP122・・NO)、被指導者端末制御部110は、図5/STEP122の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図5/STEP122・・YES)、被指導者端末制御部110は、受信したアンケート情報を含むアンケート画面をタッチパネル140に出力する(図5/STEP124)。
被指導者端末制御部110は、タッチパネル140を介してアンケートの回答を認識する(図5/STEP126)。
被指導者端末制御部110は、被指導者端末通信部130を介して認識されたアンケート回答をアンケートIDと被指導者端末記憶部120に記憶された被指導者IDとともに指導支援サーバ300に送信する(図5/STEP128)。
情報認識部312は、サーバ通信部330を介してアンケートの回答を受信したか否かを判定する(図5/STEP166)。当該判定結果が否定的である場合(図5/STEP166・・NO)、情報認識部312は、図5/STEP166の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図5/STEP166・・YES)、情報認識部312は、受信したアンケートの回答をアンケート回答記憶部325に記憶させる(図5/STEP168)。
また、情報認識部312は、アンケートの回答に基づいて前回の指導に対して、指導を受け入れるかどうかの被指導者の意向を認識する(図5/STEP170)。より具体的には、情報認識部312は、被指導者の意向としての、前回の指導における指導のカテゴリとアンケートのカテゴリとが一致している又は対応しているアンケートについての被指導者の回答の平均レベルを認識する。これに加えて又は代えて、アンケートと指導とは不図示のテーブル等により関連付けられていてもよい。
情報認識部312は、認識した被指導者の意向に基づいて履歴記憶部326に記憶された履歴情報を更新する(図5/STEP172)。
また、指導者端末制御部210は、指導者端末通信部230を介して被指導者端末100とオンライン通話処理を実行する(図5/STEP142)。
そして、指導者端末制御部210は、タッチパネル240を介して入力されたヒアリング情報を認識し(図5/STEP144)、認識したヒアリング情報を指導者端末通信部230を介して指導支援サーバ300に送信する(図5/STEP146)。
ヒアリング情報は、指導者U2により、被指導者U1からヒアリングされた情報であり、例えば、指導に対する被指導者の意向、指導に示された行動を被指導者が実行したか否か(又は実行した割合を0〜100の数値で表した値)、被指導者の最近の生活習慣、被指導者の疾患に関する生体情報(たとえば最新の血圧の値)などを含む情報である。ヒアリング情報は、初回の場合には、被指導者の氏名、被指導者の性別、被指導者の生年月日(又は年齢)などが含まれてもよい。指導者端末制御部210は、これらの項目を入力するための画面をタッチパネル240に出力してもよい。また、指導者U2が直接被指導者U1からヒアリングするに限られず、指導者U2の補助者が指導者端末200又は指導者端末200とは別個の端末を用いて被指導者U1からヒアリングしてもよい。
指導に対する被指導者の意向が、本発明の「被指導時の前記被指導者の態度」に相当する。指導に示された行動を被指導者が実行したか否かを示す情報が、本発明の「被指導者の被指導後の行動」を示す情報の一例に相当する。被指導者の疾患の状態に示される被指導者の疾患の改善具合が、本発明の「前記選択部で選択された要素群を含む指導に対する指導の効果」の一例に相当する。
最新の生活習慣が、本発明の「被指導者の被指導後の行動」の一例に相当する。また、最新の生体情報に示される被指導者U1の疾患の改善具合が、本発明の「前記選択部で選択された要素群を含む指導に対する指導の効果」の一例に相当する。
また、これに加えて又は代えて、被指導者U1は、指導に対する被指導者の意向、被指導者の疾患の状態、指導に示された行動を被指導者が実行したか否かなどを含む情報を専用の画面を通じて被指導者端末100に入力し、入力された情報が被指導者端末100を介して指導支援サーバ300に送信されてもよい。
情報認識部312は、サーバ通信部330を介してヒアリング情報を受信したか否かを判定する(図5/STEP174)。当該判定結果が否定的である場合(図5/STEP174・・NO)、情報認識部312は、図5/STEP174の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図5/STEP174・・YES)、情報認識部312は、受信したヒアリング情報に含まれる被指導者の最新の生活習慣、最新の生体情報などに基づいて被指導者情報記憶部323に記憶される被指導者情報を更新する(図5/STEP176)。
また、情報認識部312は、受信したヒアリング情報に含まれる指導に対する被指導者の意向、指導に示された行動を被指導者が実行したか否か(又は実行した割合を0〜100の数値で表した値)、最新の生体情報などに基づいて、履歴記憶部326に記憶される履歴情報を更新する(図5/STEP178)。
(指導時処理)
次に、図6及び図7を参照して、指導時処理を説明する。なお、この処理を行う前に被指導者IDにより被指導者が特定されている。
選択部311は、被指導者IDに基づいて被指導者情報を読み込む(図6/STEP262)。
選択部311は、読み込まれた被指導者情報を基に、選択基準に従って、指導の要素としての第1要素記憶部321から今回の指導に適した第1グループを選択する(図6/STEP264)。選択部311は、被指導者の疾患と最新の生体情報と、第1要素記憶部321に記憶されている情報のうちの疾患と基準値とに基づいて、被指導者の疾患に適した要素を抽出し、その後選択基準に従って第1グループを選択する。ここで、選択基準とは、例えば、機械学習における入力とそれに対応すべき出力を写像する関数である。例えば、ディープラーニングにおけるニューラルネットワークで相互に接続された関数が、選択基準の一例に該当する。なお、本実施例では選択部311は、第1要素記憶部321から選択することとしているが、これに代えて又は加えて、選択部311は、第2要素記憶部322から第2グループを選択してもよい。
選択部311は、選択された指導の要素を示す情報をサーバ通信部330を介して指導者端末200に送信する(図6/STEP266)。
指導者端末制御部210は、指導者端末通信部230を介して選択された指導の要素を示す情報を受信したか否かを判定する(図6/STEP242)。当該判定結果が否定的である場合(図6/STEP242・・NO)、指導者端末制御部210は、図6/STEP242の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図6/STEP242・・YES)、指導者端末制御部210は、受信した情報をタッチパネル240に出力する(図6/STEP244)。
例えば、図7に示されるように、指導者端末制御部210は、指導支援画面P1をタッチパネル240に出力する。ここで、指導支援画面P1は、被指導者U1の疾患、生体情報、ゴール、課題、原因、課題解消を妨げる原因等の被指導者に関する情報の表示P11、指導内容の表示P12、指導の具体的な説明文の表示P13、指導時の声のトーンの表示P14及び指導時の表情の表示P15が含まれている。
その後、指導者端末制御部210は、指導者端末通信部230を介して被指導者端末100とのオンライン通話を実行する(図6/STEP264)。オンライン通話では、指導者U2が、指導支援画面P1に即した指導を被指導者U1に対して行う。指導者U2は、自己の知見に応じて指導支援画面P1の内容をアレンジしてもよいが、本システムによる指導支援の効果を最大化するためには、指導支援画面P1に含まれる説明文をそのまま読み上げるなど、指導支援画面P1に従った指導を行うことが好ましい。
被指導者端末制御部110は、オンライン通話に際して、カメラ150及びマイク160を介して、被指導者U1の表情及び声を撮像及び録音する(図6/STEP222)。被指導者端末制御部110は、被指導者端末通信部130を介して、取得したデータを指導支援サーバ300に送信する(図6/STEP224)。
また、指導者端末制御部210は、オンライン通話に際して、カメラ250及びマイク260を介して、指導者U2の表情及び声を撮像及び録音する(図6/STEP248)。指導者端末制御部210は、指導者端末通信部230を介して、取得したデータを指導支援サーバ300に送信する(図6/STEP250)。
情報認識部312は、サーバ通信部330を介して被指導者端末100及び指導者端末200からデータを受信したか否かを判定する(図6/STEP268)。当該判定結果が否定的である場合(図6/STEP268・・NO)、情報認識部312は、図6/STEP268の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図6/STEP268・・YES)、情報認識部312は、受信したデータの分析を行う(図6/STEP270)。ここでは、情報認識部312は、被指導者端末100から受信した撮像データに含まれる被指導者U1の表情、被指導者端末100から受信した録音データに含まれる被指導者U1の声のトーン、指導者端末200から受信した撮像データに含まれる指導者U2の表情、指導者端末200から受信した録音データに含まれる指導者U1の声のトーン、指導者端末200から受信した録音データに含まれる指導者U1が指導に際して発言した文を分析し、パラメータ化する。サーバ制御部310は、例えば、機械学習により生成された関数を用いて、図6/STEP270の分析を行う。
情報認識部312は、分析結果に基づいて、履歴記憶部326に記憶される履歴情報を更新する(図6/STEP272)。情報認識部312は、指導者U1による指導が、選択された第1グループの要素と一部または全部が異なる場合、新たな第1要素IDと第1グループとを生成し、生成された第1要素IDと第1グループとを第1要素記憶部321に記憶させるとともに、当該第1要素IDを基に履歴情報を更新してもよい。
(指導後処理)
次に、図8を参照して、指導後処理について説明する。
被指導者端末制御部110は、ウェアラブルセンサWとの通信を介してウェアラブルセンサWから被指導者U1の生体情報、行動情報及びウェアラブルセンサWの着用状態に関するデータを取得する(図8/STEP322)。
被指導者端末制御部110は、取得したデータを被指導者端末通信部130を介して指導評価サーバ300に送信する(図8/STEP324)。
情報認識部312は、サーバ通信部330を介して被指導者端末100からデータを受信したか否かを判定する(図8/STEP362)。当該判定結果が否定的である場合(図8/STEP362・・NO)、情報認識部312は、図8/STEP362の処理を実行する。
当該判定結果が否定的である場合(図8/STEP362・・NO)、情報認識部312は、取得したデータに示される被指導者U1の生体情報、行動情報及びウェアラブルセンサWの着用状態に基づいて、履歴記憶部326に記憶される履歴情報を更新する。情報認識部312は、例えば、行動が指導に従っているか及び指導の結果を含む情報により当該履歴情報を更新する(図8/STEP364)。
取得したデータに示される被指導者U1の行動が、本発明の「被指導後の前記被指導者の行動」の一例に該当する。取得したデータに示される被指導者U1の生体情報に示される疾患の改善具合が、本発明の「前記選択部で選択された要素群を含む指導に対する指導の効果」の一例に相当する。
(基準更新処理)
次に、図9を参照して、基準更新処理を説明する。
基準更新部313は、サーバ記憶部320に記憶された各種情報を示すパラメータに基づいて機械学習を行うことにより、選択部311による選択基準を更新する(図9/STEP462)。
例えば、基準更新部313は、指導の要素群を示すパラメータセットに対して、当該指導を行った時の被指導時の態度(表情、声のトーン、意向レベル)及び当該被指導者の被指導後の行動の一方または両方を示すパラメータセットを教師信号として、例えば、サポートベクターマシン(support vector machine)による機械学習を行い、選択基準としてのパーセプトロンを求める。
これにより、選択部311は、指導の要素群を示すパラメータをインプットとしてパーセプトロンを用いて分類することにより、被指導者U1の被指導時の態度(表情、声のトーン、意向レベル)及び当該被指導者の被指導後の行動の一方または両方が所定の態度及び所定の行動の一方または両方を示すパラメータセットとなりやすい指導の要素群を示すパラメータと、被指導者U1の被指導時の態度(表情、声のトーン、意向レベル)及び当該被指導者の被指導後の行動の一方または両方が、所定の態度及び所定の行動の一方または両方を示すパラメータセットとなりにくい指導の要素群を示すパラメータとを分類することが出来る。選択部311は、被指導者U1の被指導時の態度(表情、声のトーン、意向レベル)及び当該被指導者の被指導後の行動の一方または両方が、所定の態度及び所定の行動の一方または両方を示すパラメータセットとなりやすい指導の要素群を示すパラメータを選択することが出来る。
基準更新部313は、被指導時の態度(表情、声のトーン、意向レベル)及び当該被指導者の被指導後の行動のそれぞれごとに学習を行うことにより、被指導時の態度(表情、声のトーン、意向レベル)及び当該被指導者の被指導後の行動のそれぞれごとのパーセプトロンを求めてもよい。
基準更新部313は、他の教師あり学習を行ってもよいし、教師無し学習を行ってもよい。
基準更新部313は、履歴蓄積部326により蓄積された被指導者U1の被指導時の態度(表情、声のトーン、意向レベル)及び被指導者U1の被指導後の行動の一方または両方に基づいて、被指導者U1の被指導時の態度(表情、声のトーン、意向レベル)及び当該被指導者の被指導後の行動の一方または両方が、所定の態度及び所定の行動の一方または両方となるような指導の要素群が選択されやすくなるように選択基準を更新する。 所定の態度とは、例えば、笑顔であるとか、指導に納得しているかのような表情又は声であるとか、指導を受け入れることを表明するなどの指導を受け入れる蓋然性が高い態度である。
所定の行動とは、例えば、指導に従った行動である。
また、基準更新部313は、被指導者U1に対する要素群を含む指導の効果が高いほど要素群が選択されやすくなるように、選択基準を更新するように構成されていることが好ましい。なお、患者の生体情報が、第1要素記憶部321に記憶されるゴールに接近するような場合に、指導の効果が高いといえる。
また、基準更新部313は、当該履歴蓄積部326により蓄積された被指導時U1の被指導者の表情及び声の一方または両方に基づいて、被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方が、所定の表情及び所定の声の一方または両方となるような指導の要素群が選択されやすくなるように選択基準を更新するように構成されていることが好ましい。
所定の表情とは、例えば、笑顔であるとか、指導に納得しているかのような表情である。また、所定の声とは、例えば、指導に納得しているかのような声である。
基準更新部313は、履歴蓄積部326により蓄積されたアンケートの回答(意向レベル)に基づいて、アンケートの回答(意向レベル)が所定の回答となるような指導の要素群が選択されやすくなるように選択基準を更新するように構成されていることが好ましい。所定の回答とは、例えば、指導を受け入れる旨の回答である。
基準更新部313は、当該履歴蓄積部326により蓄積された被指導者U1に装着されたウェアラブルデバイスWから受信した情報に基づいて、被指導者U1に装着されたウェアラブルデバイスWから受信した情報に示される行動が所定の行動となるような指導の要素群が選択されやすくなるように選択基準を更新するように構成されていることが好ましい。
基準更新部313は、例えば、履歴情報に含まれる各種情報を教師信号とした教師信号有学習を行ってもよいし、教師信号無し学習を行ってもよい。
基準更新部313は、学習された選択基準のうち、選択されやすいグループなど、他のグループに比べ、有意に有利なグループがあるか否かを判定する(図9/STEP464)。
当該判定結果が肯定的である場合(図9/STEP464・・YES)、基準更新部313は、さらに、有利なグループの要素に基づいて、新たなグループを生成する(図9/STEP466)。基準更新部313は、例えば、有意に有利な複数の第1グループから、それぞれの要素を入れ替え又は新たな要素を付け加える等の遺伝的アルゴリズムによって新たな第1グループを生成してもよい。また、基準更新部313は、第1グループのみならず、第2グループや第1グループと第2グループの組み合わせ、さらに、被指導者情報を考慮したグループ分け等を行ってもよい。
図9/STEP464の判定結果が否定的又は図9/STEP466の処理の後、基準更新部313は、本処理を終了する。
210・・指導者端末制御部(出力制御部)、240・・タッチパネル、311・・選択部、312・・情報認識部、313・・基準更新部、326・・履歴蓄積部、U1・・被指導者、U2・・指導者。

Claims (11)

  1. 指導者が使用し、かつ、情報を出力する出力部を備える指導者端末と、
    被指導者が使用し、かつ、前記指導者端末とオンライン通話可能な被指導者端末と、
    被指導者に対する指導の要素を複数記憶する要素記憶部と、
    当該複数の要素のうち、被指導者の状態に応じて所定の選択基準に従って前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む一の要素又は複数の要素の組合せである要素群を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された要素群を前記出力部に出力させる出力制御部と、
    前記指導者端末と前記被指導者端末とのオンライン通話時に前記被指導者端末において取得された情報に基づいて、指導に対する被指導者の被指導時の態度を認識し、かつ、前記オンライン通話時に前記指導者端末において取得された情報に基づいて、前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む前記指導者によって行われた指導の要素群を認識する情報認識部と、
    前記情報認識部により認識された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度の履歴とを蓄積する履歴蓄積部と、
    当該履歴蓄積部により蓄積された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度とに基づいて、前記被指導者の被指導時の態度が、所定の態度となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新する基準更新部とを備え
    前記情報認識部は、指導後の前記被指導者の行動として、被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報を認識するように構成され、
    前記履歴蓄積部は、前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報の履歴を蓄積するように構成され、
    前記基準更新部は、当該履歴蓄積部により蓄積された前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報に基づいて、前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報に示される行動が所定の行動となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  2. 指導者が使用し、かつ、情報を出力する出力部を備える指導者端末と、
    被指導者が使用し、かつ、前記指導者端末とオンライン通話可能な被指導者端末と、
    被指導者に対する指導の要素を複数記憶する要素記憶部と、
    当該複数の要素のうち、被指導者の状態に応じて所定の選択基準に従って前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む一の要素又は複数の要素の組合せである要素群を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された要素群を前記出力部に出力させる出力制御部と、
    前記指導者端末と前記被指導者端末とのオンライン通話時に前記被指導者端末において取得された情報に基づいて、指導に対する被指導者の被指導時の態度を認識し、かつ、前記オンライン通話時に前記指導者端末において取得された情報に基づいて、前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む前記指導者によって行われた指導の要素群を認識する情報認識部と、
    前記情報認識部により認識された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度の履歴とを蓄積する履歴蓄積部と、
    当該履歴蓄積部により蓄積された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度とに基づいて、前記被指導者の被指導時の態度が、所定の態度となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新する基準更新部とを備え、
    前記指導の複数の要素は、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第1の施策と当該第1の施策とは異なり、かつ、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第2の施策とを含むことを特徴とする指導支援システム。
  3. 請求項1又は2記載の指導支援システムにおいて、
    前記情報認識部は、さらに、前記選択部で選択された要素群を含む指導に対する指導の効果を認識するように構成され、
    前記履歴蓄積部は、さらに、前記情報認識部で認識された被指導者に対する指導の効果を蓄積し、
    前記基準更新部は、被指導者に対する前記要素群を含む指導の効果が高いほど前記要素群が選択されやすくなるように、前記選択基準を更新するように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項記載の指導支援システムにおいて、
    前記情報認識部は、被指導時の前記被指導者の態度として、カメラ及びマイクの一方または両方を介して被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方を認識するように構成され、
    前記履歴蓄積部は、前記情報認識部により認識された被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方の履歴を蓄積するように構成され、
    前記基準更新部は、当該履歴蓄積部により蓄積された被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方に基づいて、被指導時の被指導者の表情及び声の一方または両方が、所定の表情及び所定の声の一方または両方となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  5. 請求項1〜のうちいずれか1項記載の指導支援システムにおいて、
    前記情報認識部は、被指導時の前記被指導者の態度として、端末を介して被指導者により入力された指導を受け入れるか否かに関するアンケートの回答を認識するように構成され、
    前記履歴蓄積部は、前記情報認識部により認識されたアンケートの回答の履歴を蓄積するように構成され、
    前記基準更新部は、当該履歴蓄積部により蓄積されたアンケートの回答に基づいて、アンケートの回答が所定の回答となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  6. 請求項1〜のうちいずれか1項記載の指導支援システムにおいて、
    前記指導の複数の要素は、前記指導に従った場合の前記被指導者の利益の説明及び前記指導に従わなかった場合の前記被指導者の不利益の説明を含むことを特徴とする指導支援システム。
  7. 請求項1〜のうちいずれか1項記載の指導支援システムにおいて、
    前記指導の複数の要素は、前記指導を行う際の言い回しを含むことを特徴とする指導支援システム。
  8. コンピュータが実行する方法であって、
    被指導者の行動に対する指導の要素を複数記憶するステップと、
    当該複数の要素のうち、被指導者の状態に応じて所定の選択基準に従って前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む一の要素又は複数の要素の組合せである要素群を選択するステップと、
    指導者端末と被指導者端末とのオンライン通話時に前記被指導者端末において取得された情報に基づいて、指導に対する被指導者の被指導時の態度を認識し、かつ、被指導後の前記被指導者の行動として、被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報を認識し、かつ、前記オンライン通話時に前記指導者端末において取得された情報に基づいて、前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む前記指導者によって行われた指導の要素群を認識するステップと、
    前記認識された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度の履歴と前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報の履歴とを蓄積するステップと、
    当該蓄積された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度と前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報とに基づいて、前記被指導者の被指導時の態度が所定の態度となり、かつ、前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報に示される行動が所定の行動となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するステップとを含むことを特徴とする指導支援方法。
  9. コンピュータが実行する方法であって、
    被指導者の行動に対する指導の要素を複数記憶するステップと、
    当該複数の要素のうち、被指導者の状態に応じて所定の選択基準に従って前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む一の要素又は複数の要素の組合せである要素群を選択するステップと、
    指導者端末と被指導者端末とのオンライン通話時に前記被指導者端末において取得された情報に基づいて、指導に対する被指導者の被指導時の態度を認識し、かつ、前記オンライン通話時に前記指導者端末において取得された情報に基づいて、前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む前記指導者によって行われた指導の要素群を認識するステップと、
    前記認識された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度の履歴とを蓄積するステップと、
    当該蓄積された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度とに基づいて、前記被指導者の被指導時の態度が、所定の態度となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するステップとを含み、
    前記指導の複数の要素は、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第1の施策と当該第1の施策とは異なり、かつ、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第2の施策とを含むことを特徴とする指導支援方法。
  10. コンピュータに、
    被指導者の行動に対する指導の要素を複数記憶するステップと、
    当該複数の要素のうち、被指導者の状態に応じて所定の選択基準に従って前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む一の要素又は複数の要素の組合せである要素群を選択するステップと、
    指導者端末と被指導者端末とのオンライン通話時に前記被指導者端末において取得された情報に基づいて、指導に対する被指導者の被指導時の態度を認識し、かつ、被指導後の前記被指導者の行動として、被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報を認識し、かつ、前記オンライン通話時に前記指導者端末において取得された情報に基づいて、前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む前記指導者によって行われた指導の要素群を認識するステップと、
    前記認識された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度の履歴と前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報の履歴とを蓄積するステップと、
    当該蓄積された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度と前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報とに基づいて、前記被指導者の被指導時の態度が所定の態度となり、かつ、前記被指導者に装着されたウェアラブルデバイスから受信した情報に示される行動が所定の行動となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するステップとを実行させることを特徴とする指導支援プログラム。
  11. コンピュータに、
    被指導者の行動に対する指導の要素を複数記憶するステップと、
    当該複数の要素のうち、被指導者の状態に応じて所定の選択基準に従って前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む一の要素又は複数の要素の組合せである要素群を選択するステップと、
    指導者端末と被指導者端末とのオンライン通話時に前記被指導者端末において取得された情報に基づいて、指導に対する被指導者の被指導時の態度を認識し、かつ、前記オンライン通話時に前記指導者端末において取得された情報に基づいて、前記指導者の表情及び前記指導者の声のトーンのうちの少なくとも1つの要素を含む前記指導者によって行われた指導の要素群を認識するステップと、
    前記認識された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度の履歴とを蓄積するステップと、
    当該蓄積された前記指導者によって行われた指導の要素群と前記被指導者の被指導時の態度とに基づいて、前記被指導者の被指導時の態度が、所定の態度となるような指導の要素群が選択されやすくなるように前記選択基準を更新するステップとを実行させ、
    前記指導の複数の要素は、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第1の施策と当該第1の施策とは異なり、かつ、前記被指導者の疾患をもたらす原因を解消する第2の施策とを含むことを特徴とする指導支援プログラム。
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