JP6499838B2 - 索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置及び警告方法 - Google Patents

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Description

本発明は、索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置及び警告方法に関する。
スキー場等に設置されている索道の椅子式搬器(以下、単に「搬器」とする)には、乗客の安全を守るためにセーフティバー(以下、単に「バー」とする)が備え付けられている。一般的に、バーは搬器に対して回転可能に取り付けられ、乗客自身により上げ下げされなければならない。しかしながら、支柱に注意喚起の掲示がなされているにもかかわらず、乗車中にバーが正しくセットされていない場合や、降車前にバーが上がっていない場合があり、転落事故や乗り越し等、乗客が危険にさらされることがある。
上記の危険性を回避するために、バーの回転部に空気圧縮バネを備え付けることにより、バーが一度閉じられると、降車まで再び開くことが容易にできない構成を備える搬器(例えば、特許文献1参照)や、搬器のシート及びバーそれぞれに磁性部材を設け、互いに係合させることで磁力によりバーをロックできる構成を備える搬器(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開2009−57040号公報 特表2014−503413号公報
しかしながら、既存の各々の搬器に対して、新たに特許文献1や特許文献2に開示されているような装置を設置すると、大規模な改修等を要するため、多大なコストがかかる。
本発明の課題は、大規模な改修等を要することなく、少ない施工とコストで索道の椅子式搬器の乗客の安全性を向上させることである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置は、
索道の椅子式搬器を撮像するカメラ端末と、
前記カメラ端末により撮像された画像に基づいて、前記索道の椅子式搬器における水平方向に所定の長さの直線状形状を有するセーフティバーの位置が所定の位置か否かを解析する画像解析部と、
前記セーフティバーの位置が所定の位置ではない場合、乗客に注意を促す注意喚起部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の装置は、カメラ端末から取得した画像からセーフティバーの位置を解析し、セーフティバーの位置が所定の位置ではない場合、乗客に注意を促すため、少ない施工とコストで安全性の向上を図ることができる。
セーフティバー警告装置の動作イメージを示す図である。 二人乗り索道の椅子式搬器の背面図である。 セーフティバー警告装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の処理動作を示すフローチャートである。 セーフティバーのマーキングの例を示す図である。
以下、図1〜図5を参照して、本発明に係る索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置の実施形態について説明する。なお、本発明は図示例に限られるものではない。
本実施形態では、図1に示したように、搬器1の画像がカメラ端末4により進行方向後方から撮像される場合を例として説明する。
搬器1は、図1に示すように、所定間隔で設けられた支柱5・・・に支持された搬送用ワイヤーロープ10に吊り下げられている。本実施形態では、停留場乗車位置Aから停留場降車位置Bまでの支柱5(5a、5b、・・・)の本数が複数であることを想定している。
セーフティバー警告装置100は、図1(a)に図示したように、停留場乗車位置Aの支柱5aに設置されたカメラ端末4と、支柱5aよりも一つ進行方向前方に位置する支柱5bに設置された注意喚起部9と、図1(b)に図示したように、停留場降車位置Bの支柱5dよりも一つ進行方向後方に位置する支柱5cに設置されたカメラ端末4と、停留場降車位置Bの支柱5dに設置された注意喚起部9と、を備えている。
図2を参照して、搬器の構成について説明する。
本実施形態では、二人乗り搬器を例として説明する。
搬器1は、図2に示すように、搬器本体11と、搬送用ワイヤーロープ10に固定される握索装置12と、一端が握索装置12と連結し、他端が搬器本体11と連結するサスペンダー13と、を備えている。
搬器本体11は、上げ下げ自在なバー2と、乗客3が座るためのシート14と、を備えている。
バー2は、矩形状に成形された無端パイプにより構成され、バー2の短辺の中央で上下に屈曲した形状を有し、屈曲部2aを回動支点として固定され、上下方向に回動可能となっている。乗客3はシート14に座り、手動によりバー2の上げ下げが可能となっている。
次に、本実施形態のセーフティバー警告装置100の構成について説明する。
セーフティバー警告装置100は、上記したカメラ端末4と注意喚起部9とに加え、画像解析部15を備えて構成される。
図1に示したように、カメラ端末4は、停留場乗車位置Aの支柱5a、及び停留場降車位置Bの支柱5dの一本前に通過した支柱5cに設置されている。
カメラ端末4は、図3に示すように、画像解析部15と有線接続あるいは無線接続されており、夜間や悪天候時を考慮して、例えば、高解像度カラーの映像を撮像し、撮像した映像を画像解析部15に伝送する。
また、カメラ端末4は、例えば、スキー場等の屋外に設置されるため、防水、防塵及び耐低温の機能を搭載したものを適用する。更に、必要に応じて、レンズをアクリル半球で保護し、レンズ以外はケース内に収納することや、カメラ端末4に屋根を取り付ける等の対策を講じることが好ましい。
画像解析部15は、モニタ16と、第1通信ユニット17と、解析処理装置18と、を備える。また、画像解析部15は、スキー場の索道運転室等に設置されるか、あるいはモニタ16以外はカメラ端末4と共に支柱等に設置されるものとする。
モニタ16は、解析処理装置18と有線接続されており、カメラ端末4で撮像されている映像、解析処理装置18による解析状況や、注意喚起部9への解析情報の伝送状況等のステータスを表示する。その他、搬器1の運行状況や注意喚起状況等を表示してもよい。
第1通信ユニット17は、解析処理装置18からの要求に応じ、有線接続あるいは無線接続を通じて、第2通信ユニット7へ情報を伝送する。図3では、第1通信ユニット17と解析処理装置18は、有線接続されているが、無線接続も可能とする。
第1通信ユニット17は、429MHz帯特定小電力ユニットを使用する。小電力ユニットとして、テレコントロール用特定小電力無線設備(ARIB STD−T67準拠)を用いることが推奨されるが、その他の有線端末あるいは無線端末でも実現可能である。
上記の小電力無線ユニットの伝送距離はおよそ3kmを想定しているが、使用場所や環境により、中継器の設置の可否を判断する必要がある。
解析処理装置18は、例えば、パーソナルコンピュータ等により構成され、CPU19、ROM20及びRAM21を備え、表示機能、通信機能、画像処理機能、解析機能及び注意喚起判断機能を実行する。
ROM20は、CPU19により実行される各種制御プログラムや設定データを格納する。
ここで、設定データとして、非乗車搬器の画像データ、及びバー使用時又は未使用時の搬器におけるバーの位置を示す画像データ等が含まれている。前者の画像データは乗客が乗っているか否かを判定するため、後者の画像データは、上記の通り、バーの位置が所定の位置か否かを判断するための比較対象となる画像データである。
RAM21は、CPU19に作業用のメモリ空間を提供し、データを一時的に記憶する。具体的には、カメラ端末4により撮像された映像を解析のために画像処理した画像データを記憶する。
CPU19は、モニタ16に様々な情報を表示させる。具体的には、カメラ端末4により撮像されている映像や、乗客の有無あるいはバー2の位置の解析状況、画像解析部15から注意喚起部9へ情報が伝送されている場合には、伝送状況、索道運転の速度の情報等である。
また、CPU19は、カメラ端末4で撮像されている映像等を受信し、注意喚起部9へ解析情報等を送信する。
また、CPU19は、カメラ端末4で取得された映像を画像解析用データに画像処理する。
画像処理の例として、具体的には、カメラ端末4により撮像された映像の一部、すなわち、ROM20に記憶されている比較対象に基づいて、バー2の位置を解析できる瞬間の画像データを抽出する。画像処理した画像データは一時的にRAM21に記憶される。
また、CPU19は、乗客が乗車中の搬器であるか、非乗車搬器であるかを判定する処理と、上記の画像処理された画像データに基づいて、バー2の位置を解析する処理と、を実行する。
本実施形態では、バー2の位置が所定の位置か否かを解析する方法として、バー2の使用時と未使用時の搬器1におけるバー2の高さ位置を検出することにより解析する方法を説明する。
検出対象として、乗客の前側のバー2の高さ位置を検出・解析する。
バー2の検出には、ハフ変換を応用したOpenCV等の使用により、直線検出することが好ましい。
図2(a)では非乗車搬器のバー2の様子を示し、図2(b)では乗客3が乗車中にバー2を使用している様子を示している。
図2(a)及び(b)に示したように、バー2の前側は、非乗車時あるいはバー2の未使用時は上がっており、バー2の使用時は下がっている。これに対し、バー2の後側は、非乗車時あるいはバー2の未使用時は下がっており、バー2の使用時は上がっている。
従って、搬器の進行状況、すなわち、乗車後か降車前か、また、バー2の前側の高さ位置を検出するか、バー2の後側の高さ位置を検出するか等、搬器の状況に応じて判断基準を定め、乗客への注意喚起の必要性を判断しなければならない。
バー2の使用時及び未使用時の搬器1におけるバー2の高さ位置を解析する方法について述べたが、図示例では、バー2の前側の高さ位置を判定する方が、より正確な解析や判断が可能である。
しかしながら、搬器によっては、バー2の固定位置が低く、未使用時のバー2に乗客の身体が重なる搬器や、使用時のバー2の後側の方が高い搬器も存在するため、バーの前側又は後側のどちらを解析の対象とすべきか、あるいは双方を解析の対象とする等、使用環境や搬器毎に判断されるのが好ましい。
具体的には、取得された画像において、乗客が乗車していなければ、バー2の位置を解析する必要はないため、乗客が乗車中の搬器か否かを判定する必要がある。乗客が乗車中の搬器である場合、画像データの解析に進む。
乗客が乗車中の搬器であると判断された場合、RAM21に記憶されている画像処理された画像データと、ROM20に記憶されているバー2の使用時あるいは未使用時の画像データと、を比較することにより、バー2の高さ位置を解析する。
CPU19は、上記の解析結果に基づいて、注意喚起が必要であるか否かを判断する。図1に示したようなバー2の位置である搬器1a及び1cの場合、注意喚起が必要であると判断され、直ちに注意喚起部9へ注意喚起が必要である旨の情報が出力される。バー2の位置が所定の位置である場合、次の解析結果を取得するまで待機する。
解析処理装置18は、モニタ16と第1通信ユニット17とを有線接続するために、外部I/O22を有している。
注意喚起部9は、外部スピーカ6と、第2通信ユニット7と、音声出力装置8と、を備える。また、注意喚起部9は、図1に示したように支柱5b、5dに設置されてもよいし、後述する外部スピーカ6以外は画像解析部15と共に、スキー場の索道運転室等に設置されてもよい。
第2通信ユニット7は、第1通信ユニット17からの情報を受信し、音声出力装置8へ伝送する。また、音声出力装置8の指示に従い、画像解析部15へ情報を送信する。
送信される情報として、具体的には、画像解析部15からの情報を受信した旨の情報や、乗客に対して注意喚起を行った場合、注意喚起が行われた旨の情報等である。
第2通信ユニット7は、音声出力装置8と通常有線接続されているが、無線接続も可能とする。また、第2通信ユニット7は、前記した第1通信ユニット17と同じものを適用することができる。
音声出力装置8は、CPU23と、音声ROM24を備える記憶部と、を備え、通信機能と音声再生機能を実行する。
CPU23は、画像解析部15から送信された情報等を受信し、注意喚起部15へ情報を受信した旨の情報等を画像解析部15へ送信する。
音声ROM24には、注意喚起のメッセージが記憶されており、バー2の位置が所定の位置ではないと判断された場合、CPU23は音声ROM24に格納されている音声データを読み出すようになっている。
具体的には、音声ROM24には、警報音鳴動後、「危険です」という状態情報と、「バーを下げてください」あるいは「バーを上げてください」のように当該搬器1の乗客3に操作を促す音声データと、が記憶されている。
図1(a)に図示したように、停留場乗車位置Aにおいては、乗車後、バー2が上がっている場合、すなわち、搬器1aの状態の場合、落下事故等の危険性があるため、搬器1bの位置に到達したタイミングで、支柱5bに備えられている外部スピーカ6から乗客3に対して、状態情報と「バーを下げる」よう促す音声メッセージが出力されて注意喚起が行われる。
同様に、図1(b)に図示したように、停留場降車位置Bにおいては、降車前、バー2が下がっている場合、すなわち、搬器1cの状態の場合、乗り越し等の危険性があるため、搬器1dの位置に到達したタイミングで、停留場降車位置Bの支柱5dに備えられている外部スピーカ6から乗客3に対して、状態情報と「バーを上げる」よう促す音声メッセージが出力されて注意喚起が行われる。
なお、音声メッセージが出力されるタイミングは、上記に限られるものではなく、乗客3に音声メッセージが確実に聴こえるタイミング及び音量を考慮する必要がある。スキー場等の設置環境に応じて聴こえる位置を調整するべきであり、乗車後の場合、外部スピーカ6が設置されている支柱5bを通過するタイミングで再生してもよい。
また、CPU23は、音声ROM24で読み出された音声メッセージを外部スピーカ6から乗客3に対して再生するよう指示する。
音声出力装置8は、第2通信ユニット7と外部スピーカ6とを有線接続するために、外部I/O25を備えている。
図1に示したように、本実施形態では、注意喚起部9を構成する3つの装置が1つの支柱5に全て設置されている例を示したが、音声出力装置8は画像解析部15と共に、スキー場の索道運転室等に設置されていてもよいし、画像解析部15が音声出力装置8のデータ及び機能、すなわち、音声ROM24と音声再生機能を備えていてもよい。この場合、外部スピーカ6は有線接続あるいは無線接続により上記装置から指示を受け、音声メッセージを再生する形態となる。
また、本実施形態では、画像解析部15が注意喚起判断機能を備えている例を示したが、注意喚起部9に備えられていてもよい。
しかしながら、この場合、注意喚起の必要性に関わらず、画像解析部15から注意喚起部9へ、搬器毎の解析情報を送らなければならないため、効率が悪い。これに対し、本実施形態の例では、注意喚起が必要である場合のみ、その旨の情報を注意喚起部9へ出力するため、効率が良い。
従って、画像解析部15が注意喚起判断機能を備えている方が好ましいが、使用場所や環境等に応じて、設置場所等を判断することが好ましい。
図4を参照して、本発明の処理動作について説明する。
まず、ステップS1において、カメラ端末4で撮像された映像から、画像解析部15により画像処理された搬器1の画像データを取得する。
次に、ステップS2において、取得した画像データに乗客が乗っているか否かを判定する。
ステップS2における判定結果で乗客3が乗っていると判定された場合(ステップS2:YES)、バー2の位置を解析する必要があるため、次のステップS3へ進む。
ステップS3において、バー2の位置が所定の位置ではないと判断された場合(ステップS3:NO)、乗客3に対して注意喚起が必要であるため、注意喚起のステップへ進む(ステップS4)。
そして、ステップS4において、音声出力装置8の指示を受け、スピーカ6を介して音声メッセージが再生される。
一方、ステップS2で非乗車搬器であると判定された場合(ステップS2:NO)、あるいはステップS3でバー2の位置が所定の位置であると判断された場合(ステップS3:YES)、次の搬器の画像が取得されるまで待機する(ステップS1へ戻る)。
以後、ステップS1〜S4の処理が撮像された各搬器に対して繰り返される。
次に、図5を用いて、上記実施形態の変形例について説明する。
図5はバーへのマーキングの例を示しており、(a)は縞模様、(b)は斜線によるマーキングの例である。
上記の実施形態で説明したバーの高さ位置を検出する形態の他に、バー2にマーキングM(M1,M2)を施し、このマーキングMを検出することにより、バー2の位置を解析する形態も有効である。マーキングMを施すことにより、検出精度を向上させることができる。
図5(a)では、バーの前側に縞模様のマーキングM1の例を示し、図5(b)では、斜線のマーキングM2の例を図示したが、色情報を識別しやすいカラーリングを施してもよいし、バー2の角部等にマーキングを点在させてもよい。
ただし、悪天候時や周囲の風景を考慮して、どのような使用環境においても検出できるように、極力目立つマーキングでなければならない。また、赤外線センサを利用し、赤外線の反射量でバーを検出する方法であってもよい。
マーキングの例に限りはないが、マーキングに応じた検出装置を用意する必要がある。
また、バー2の後側にマーキングを施してもよいし、バー2の前側と後側の両側に施してもよい。更に、上記実施形態と合わせ、マーキングしたバー2の高さ位置を直線検出する形態でもよい。
以上で説明したように、本発明の索道の椅子式搬器1のセーフティバー警告装置100によれば、支柱5に設置されているカメラ端末4を用いて搬器1の画像データを取得し、画像解析部15により撮像された搬器1の画像データに基づいて、搬器1に乗客が乗車中であるか否かを解析し、乗客3が乗車中の搬器1である場合、バー2の位置を解析する。バー2の位置が所定の位置か否かを判断し、所定の位置ではない場合、支柱5に設置されている注意喚起部9の外部スピーカ6により、乗客3に対して注意喚起を行う状態情報及び音声メッセージを出力する。よって、少ない施工とコストで安全性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、説明の都合上、二人乗りの搬器を想定しているが、バーを備える一人乗りあるいは三人以上の複数人乗り搬器に対しても、同様の検出方法を応用できる。
また、本実施形態では、搬器1を進行方向後方から撮像しているが、進行方向前方から撮像してもよい。この場合においても検出方法を変える必要はなく、進行方向後方から撮像する場合と比較して、音声メッセージを再生するまでの時間が長くなるため、解析時間をより長く確保することが可能となる。
また、注意喚起の音声メッセージを確実に伝えるためには、音声メッセージを前方から伝えることが好ましく、外部スピーカが設置されている支柱は、カメラ端末が設置されている支柱の次に通過する支柱でなくてもよい。しかしながら、注意喚起が必要な搬器に乗車する乗客に対して、直ちに注意喚起を行うべきであるため、本実施形態のような配置が好ましい。ただし、スキー場等によっては、このような配置にできない可能性もあるため、設置環境に応じてこれらの配置を考える必要がある。
また、バーの形状は、バーの端部が搬器本体のフレームに固定されたコ字状のパイプにより形成されてもよい。この場合も、本実施形態と同様に、バーの前側の位置を検出する形態を採るため、本実施形態の検出方法で検出可能である。
また、本実施形態では、停留場乗車位置付近及び停留場降車位置付近に警告装置を設置する例を示したが、乗車途中の支柱にこの装置を設置し、乗車中のバーの位置を解析してもよい。停留場乗車位置と停留場降車位置との距離が長い索道もあり、乗客が途中でバーを上げてしまう可能性は否定できないため、乗車途中にも警告装置を設置することは有効である。
1a〜1d 搬器(索道の椅子式搬器)
2 セーフティバー
4 カメラ端末
6 外部スピーカ
8 音声出力装置
9 注意喚起部
15 画像解析部
18 解析処理装置
100 セーフティバー警告装置

Claims (5)

  1. 索道の椅子式搬器を撮像するカメラ端末と、
    前記カメラ端末により撮像された画像に基づいて、前記索道の椅子式搬器における水平方向に所定の長さの直線状形状を有するセーフティバーの位置が所定の位置か否かを解析する画像解析部と、
    前記セーフティバーの位置が所定の位置ではない場合、乗客に注意を促す注意喚起部と、
    を備えることを特徴とする索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置。
  2. 前記画像解析部は、前記画像から前記セーフティバーの高さ位置が所定の位置か否かを解析することを特徴とする請求項1に記載の索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置。
  3. 前記注意喚起部は、
    前記セーフティバーの位置が所定の位置ではない場合、乗客に対する注意喚起の音声メッセージを再生する音声再生手段と、
    再生された音声メッセージを音声出力する外部スピーカと、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置。
  4. 索道の椅子式搬器を撮像するカメラ端末と、
    前記カメラ端末により撮像された画像に基づいて、前記索道の椅子式搬器が、乗客が乗車中の搬器であるか否か判定した後、乗客が乗車中の搬器のセーフティバーの位置が所定の位置か否かを解析する画像解析部と、
    前記セーフティバーの位置が所定の位置ではない場合、乗客に注意を促す注意喚起部と、
    を備えることを特徴とする索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置。
  5. 請求項に記載の索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置による警告方法であって、
    支柱に設置された前記カメラ端末を用いて索道の椅子式搬器の画像データを取得し、
    前記画像解析部により撮像された索道の椅子式搬器の画像データに基づいて、索道の椅子式搬器に乗客が乗っているか否かを解析し、
    乗客が乗っている索道の椅子式搬器である場合、水平方向に所定の長さの直線状形状を有するセーフティバーの位置を解析して、セーフティバーの位置が所定の位置か否かを判断し、
    所定の位置ではない場合、支柱に設置された前記注意喚起部の外部スピーカにより、乗客に対して注意喚起を行う音声メッセージを出力することを特徴とする索道の椅子式搬器のセーフティバー警告装置による警告方法。
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