JP6498803B2 - ピストン - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2011年4月15日付で出願された米国仮出第61,476,008号の
利益を要求するものである。
発明の背景
1.発明の分野
本発明は一般にピストンに関し、特に燃焼ボウルを有するピストンおよび燃焼ボウルを有するピストンを製造する方法に関する。
2.関連技術
内燃機関のための多くの一体型ピストンは、1つの完全な部品としてほとんど最終形状の状態に鍛造または鋳造された冠状体とスカートとを有している。ピストンは、鍛造または鋳造プロセスの間に生成された余分の材料を除去し、当該一体型ピストンにその最終形状をもたらすために、つぎに従来の旋盤加工によって一般的に機械加工される。ディーゼル燃料エンジン用のピストンに好まれる燃焼ボウルは、当該旋盤加工の際冠状体のトップ面に機械加工することができる。
他の一体型ピストンは、後で相互に結合される2つの別部品としてまず鋳造または鍛造される。これは、他の方法では不可能または従来の鋳造もしくは鍛造プロセスでは少なくとも商業的には非現実的である、オイル通路のような複雑な形体を、ピストン内に形成することを可能にするので、上記の1つの完全な部品のピストンよりも有利かもしれない。一旦2つの部品が相互に結合されると、一体型ピストンは、当該ピストンに所定の形体に加工する旋盤のような従来の工作機械に取り付けられる。ピストンに一般的に機械加工される形体は、ピストンリングを支持する1つ以上の環状溝および燃焼ボウルである。機械工は、ピストンにこれらの形体を機械加工する場合に、スカートの底面を基準面または参照面として一般的に用いる。燃焼ボウルは、デイーゼルエンジンタイプのピストンに一般的に使われる従来の「メキシカンハット」形状が与えられる。この従来の形状は旋盤によって容易に形成され、そこでは切削工具が、最終仕上げを達成するために、1つまたは複数の操作で燃焼ボウルの初期表面から材料を切削する。
発明の概要
本発明の少なくとも1つの態様のピストンは、一部で独特なものである。なぜなら、燃焼ボウルを含むピストンの部分は、中心軸から隔てられ、かつ中心軸を中心に周方向に延設されない少なくとも1つの不揃い部を含む最終形状に鋳造されるからである。このような不揃い部は、ピストンの性能および/または耐久性を改善できる。これは、従来の機械加工処理では不揃い部を形成することができないことから、このような不揃い部がないデイーゼルエンジン適用の従来のピストンとは異なるものである。最終形状に燃焼ボウルを鋳造することは、燃焼ボウルを後で機械加工する必要を除くので著しい利点となる。
燃焼ボウルは、環状のトップ面によって包囲され、このトップ面は、最終形状に鋳造されるかまたは鋳造プロセスの後でその最終形状に機械加工されるかのどちらかで行われるが、これはピストンのこの部分が他のいずれかの部分に結合される前に行われる。このよ
うに、これらの2つの形体(燃焼ボウルおよびトップ面)は、製造プロセスにおいて非常に初期の段階で、それぞれの最終形状に形成される。
本発明の態様に従うと、燃焼ボウルは、インベストメント鋳造によって上部冠状部材に形成される。上部冠状部材のトップ面も、製造プロセスの非常に初期の段階で、最終形状に鋳造されるかまたは最終形状に機械加工される。そのために、ピストン製造業者は、従来の機械加工技術で形成するのは不可能または不可能でないとしても商業的に困難である、ボウルの複雑な形状を利用できる。このことは、後続の機械加工操作において実質的なチャレンジを提示する。なぜならば、これは燃焼ボウルまたはトップ面を、後続の結合および機械加工操作のための基本となる基準参照面として設定するという効果があるからである。これは、従来の燃焼ボウル形状を有する従来の一体型ピストン向けの機械加工シーケンスとは反対のシーケンスとなる。従来の場合では、燃焼ボウルの仕上げはピストンに行われる最終段階の機械加工操作に近い段階にあり、ピストンの他の部分の早い段階での機械加工操作によりもたらされる幾つかの基準点の組み合わせから参照される。しかしながら、鋳造プロセスは、ピストン製造業者にトップ面および燃焼ボウルをピストンの他の基準ポイントに相対して正確に位置付けることを可能にする。このようなことから、燃焼ボウルが本発明に従う最終形状にインベストメント鋳造されるタイプのピストンには、これらタイプのピストンに見られる非常に厳しい要求の許容限界を満たすために、異なる機械加工動作が必要となる。
本発明の態様に従うと、下部冠状部材は、粉末金属で鋳造、鍛造、成形される、または工業的に良く知られている他の技術によってなされる。上部冠状部および下部冠状部の両方は、好ましくはスチールからなり、特にそのグレードは、特定の用途、経済性等に基づくことになる。少なくとも上部冠状部材は、AHSS(先進的高張力鋼板)グレードのスチールのインベストメント鋳造でなされ得る。下部冠状部は、上部冠状部に用いられたスチールと同じ又は異なるグレードのスチールで鍛造することができる。
図面の簡単な説明
添付図面と合わせて考慮された場合、本発明は以下の詳細な説明の参照によってより理解されることになるので、本発明の上記のおよび他の特徴および効果は容易に認識される。
例示的なピストンの上部冠状部材および下部冠状部材の断面および分解図である。 上部冠状部材および下部冠状部材が互いに結合された後の例示的なピストンの断面図である。 第1の機械加工プロセス後の例示的なピストンの断面図であり、機械加工に用いられる第1の基準面とピストンが工作機械にチャックされた場所とを示す図である。 第2の機械加工プロセス後の例示的なピストンの断面図であり、機械加工に用いられる第2の基準面とピストンが工作機械にチャックされた場所とを示す図である。 第3の機械加工プロセス後の例示的なピストンの断面図であり、機械加工に用いられる第3の基準面とピストンが工作機械にチャックされた場所とを示す図である。 第4の機械加工プロセス後の例示的なピストンの断面図であり、機械加工に用いられる第4の基準面とピストンが工作機械にチャックされた場所とを示す図である。 図1−図6において順次に示されたプロセスから形成された例示的なピストンの斜視立面図である。 例示的な工作機械にチャックされている例示的なピストンの斜視立面図である。
有効な実施例の説明
本発明の好ましい実施例に従うピストン20を製造する方法は、ピストン20をその形成の色々な段階で示している図1−図6により順次説明される。
図1は、単一部品の上部冠状部材22および単一部品の下部冠状部材24を含むピストン20を示している。上部冠状部材22および下部冠状部材24は、互いに別々の部品として形成されている。上部冠状部材22は、燃焼ボウル26を含むよう、好ましくは精密鋳造(インベストメント鋳造)されている。燃焼ボウル26は、中心軸Aから半径方向に隔てられ、かつ中心軸Aを中心に周方向に均一の態様で延設されない少なくとも1つの不揃い部を有している。例示的実施例において、上部冠状部材22には、1つの凸状不揃い部28と1つの凹状不揃い部30とが形成されている。しかしながら、燃焼ボウル26は任意の数の不揃い部28、30を含むことができ、これらの不揃い部はどのような望まれる形状をも取ることができることは理解されねばならない。さらに、望まれるなら、不揃い部は、中心軸Aを中心として周方向に延設されることができるが、その場合周方向に沿った当該不揃い部の高さまたはその他の寸法は変化する。その結果、不揃い部は中心軸Aを中心に周方向に均一の態様で延設されない。さらに、もし望まれるなら、不揃い部28、30は、あるパターンで中心軸Aの周りに配置することができる。上部冠状部材22は、鋳造プロセスが完了すると燃焼ボウル26がその最終形状を取るように鋳造される。したがって、燃焼ボウル26は後続の機械加工プロセスを必要としない。
上部冠状部材22は、さらに、燃焼ボウル26を周方向に囲む環状のトップ面32と上部冠状部材22の外周に沿って環状トップ面32から下方向に延設される環状ベルト34とを含むよう鋳造される。燃焼ボウル26に加えて、トップ面32は、好ましくは一切の後続の機械加工プロセスなくその最終形状に直接鋳造される。代替的に、上部冠状部材22のトップ面32は、鋳造プロセスが完了した後でその最終形状に仕上げられることができる。どちらの方法でも、燃焼ボウル26およびトップ面32の両方は、上部冠状部材22および下部冠状部材24が互いに結合される前に、それら個々の最終仕上げ形状にある。さらに、もし必要ならば、オイル通路38の上部部分36と燃焼ボウル26の内側冠40とは、上部冠状部材22および下部冠状部材24が共に結合される前に、上部冠上部材22に機械加工してもよい。しかし、これらは、機械加工ではなく、それぞれの最終形状に直接鋳造されることが好ましい。
下部冠状部材24も、精密鋳造(インベストメント鋳造)できる。しかし、この下部冠状部材24は、代わりに、何らかの適当な処理により、少し例を挙げれば、他の種類の粉末金属の鋳造、鍛造、または鋼片からの機械加工により、作ることもできる。図1は、また、上部冠状部材22と結合される前の、当初の成形後の予備機械加工されている下部冠状部材24を示している。下部冠状部材24は、オイル通路38の下部部分42と、内面46、外面48および底面50を有するスカート部44とを含んでいる。これは、一体型ピストンの底部の製造では従来的なものである。さらに、この段階で、オイル通路孔52(入口および出口)は、従来のように、オイル通路38の内および外にオイル(または、他の何らかの流体)を受け入れたり、排出したりするために、オイル通路38の下部部分42内に好ましくは機械加工される。しかしながら、オイル通路孔52は、代替的に、当該製造プロセスの後の時点で、下部冠状部材24に機械加工することができる。
上部冠状部材22は、先進的高張力鋼板(AHSS)のようなスチールで形成されることが好ましい。しかしながら、代替的に、特定の用途に応じて他の様々な金属で形成することができる。下部冠状部材24は、上部冠状部材22と同じグレードもしくは異なるグレードのスチールで、または、全く異なる材料で、作ることができる。
図2は、互いに結合された後の上部冠状部材22および下部冠状部材24を示している。上部冠状部材22および下部冠状部材24は、摩擦溶接、誘導溶接、抵抗溶接、レーザー溶接、電荷担体熱線、半田付け、接着、シンキング(synching)、機械的な変形作用等により、恒久的に互いに結合されることが好ましい。代替的に、上部冠状部材22および下部冠状部材24は、たとえばねじやボルト締めによって着脱可能に結合することができる。例示的な実施例においては、上部冠状部材22および下部冠状部材24は、摩擦溶接によって相互に結合されている。
図3は、上部冠状部材22および下部冠状部材24の結合に続く仕上げ作業のうちの次のシーケンスを示している。ピストン20は、例えば、図8に示されるコンピュータ数値制御(CNC)旋盤のような工作機械54に保持される。工作機械54は、環状ベルト34
の頂部外径上に固定されている。工作機械54は、つぎに予備仕上げされたトップ面32または予備仕上げされた燃焼ボウル26の一部分のどちらかの場所を特定し、その場所を第1の基準面として確定する。即ち、トップ面32又は燃焼ボウル26は、工作機械54によって実行される機械工作作業のために、工作機械54内でのピストン20を位置決めするための参照面となる。保持する位置および第1の基準面は、三角形で図3に示されている。一旦適切に保持および位置決めされると、旋削のような機械工作作業は、環状ベルト34内に少なくとも1つの環状溝56を作るために、かつ、スカート部44の少なくとも外径部を限定するために、当該基準面に基づき実行される。例示的な実施例において、製造プロセスのこの段階で2つの環状溝56が環状ベルト34内に機械加工される。
図4は、当該例示的な機械加工プロセスにおける次のシーケンスを示している。図3のピストン20は、工作機械54から取り外され、スカート部44の外径に沿って、同じ工作機械または異なる工作機械54に固定される。例示的な処理において、工作機械54は、スカート部44の底面50または他の面の場所を特定し、その場所を第2の基準面として確定する。ピストン20が適切に取り付けられ位置決めされると、工作機械54は、環状ベルト34に環状溝56の全ての仕上げ加工を続行する。環状溝56に近接するランド部58も同様である。さらに、当該例示的処理におけるこの時点で、当該工作機械は、図3に示される工程の際、工作機械54内にすでに保持されている上部ランド58の直径をその最終形状に仕上げる。
図5は、ピストン20に実行される次の機械加工作業を示している。工作機械54は、スカート部44の外径との係合から解除され、そして、ピストン20は、最も上部の環状溝56間の頂部ランド58の外径に沿って、同じ工作機械または異なる工作機械54に保持される。つぎに、工作機械54は、環状トップ面32の場所を特定し、その場所を第3の基準面として確定する。ピストン20が適切に取り付けられ位置決めされると、工作機械54は、リストピン(図示せず)にピストン20を結合するためのカウンタボアとスナップリング(図示せず)を受け入れるスナップリング径とを含むピンボア60を、その最終形状に機械加工する。
図6を参照すれば、ピストン20で実行される次の機械加工作業が示されている。再びピストン20が工作機械54から解除され、つぎに頂部ランド58の径に沿って、同じ機械または異なる工作機械54に保持される。工作機械54は、ピストン20の環状トップ面32の場所を特定し、その場所を第4の基準面として確定する。工作機械54は、つぎに少なくとも1つのランド58をその最終形状に機械加工を仕上げるとともにスカート部44の外面をその最終形状に機械加工を仕上げる。
当該プロセスから形成された例示的なピストン20は、一般的に図7に示されている。図示されるように、燃焼ボウル26は、凸状不揃い部28と凹状不揃い部30とがある複合形状を有している。各々は、従来の機械加工技術(例えば、旋削)では最終形状に形成
および仕上げられることが不可能または不可能でないとしても商業的に困難である。燃焼ボウル26の表面の複合形状は、精密鋳造プロセスによって内側冠40上に反転像として有利に反映させることができる。ピストン20は、これらの複合形状において相対的に均一の壁厚を保つことができる。燃焼ボウル26の表面は、もし所望なら、当該面を精緻化する(例えば、気孔率を減らす)ために、ショットブラストされ得る。この処理はプロセスの始めに(上部冠状部材22および下部冠状部材24の結合前)、または機械加工プロセスの終わりに、または両者の間の任意の段階に、行うことができる。
明らかに、本発明の多くの変形例および変更例は、上記開示の説明に照らして可能であり、添付の特許請求の範囲内に具体的に記載のされている以外の他の方法でも実施することができる。

Claims (6)

  1. ピストンであって、
    トップ面と、前記トップ面から凹んでいる燃焼ボウルと、前記燃焼ボウルとは反対側の内側冠とを有する鋳造された金属からなる単一部品の上部冠状部と、
    単一部品の下部冠状部とを備え、
    前記ピストンは、機械加工された面と機械加工されていない面とを有し、前記機械加工されていない面は、前記燃焼ボウルと前記内側冠とを少なくとも含
    前記燃焼ボウル及び前記内側冠は、最終形状に鋳造されており、
    前記燃焼ボウルは、前記ピストンの中心軸から半径方向に隔てられており、かつ、前記中心軸を中心に周方向に一周未満で延設されている少なくとも1つの不揃い部を含む、ピストン。
  2. 前記機械加工されていない面は、最終形状に鋳造されている前記トップ面をさらに含む、請求項1に記載のピストン。
  3. 前記少なくとも1つの不揃い部は少なくとも1つの凸部を含む、請求項1または請求項2に記載のピストン。
  4. 前記少なくとも1つの不揃い部は少なくとも1つの凹部を含む、請求項1または請求項2に記載のピストン。
  5. ピストンを製造する方法であって、
    トップ面と、前記トップ面から凹んでいる燃焼ボウルと、前記燃焼ボウルとは反対側の内側冠とを有する、鋳造された鋼の単一部品の上部冠状部材を準備するステップを備え、前記燃焼ボウルと前記内側冠とは最終形状に鋳造されており、さらに、
    単一部品の下部冠状部材を準備するステップと、
    前記上部冠状部材および前記下部冠状部材を結合するステップと、
    前記内側冠および前記燃焼ボウル以外の、結合された前記上部冠状部材および前記下部冠状部材の少なくとも一部分を機械加工するステップとを備え、
    前記燃焼ボウルは、前記ピストンの中心軸から半径方向に隔てられており、かつ、前記中心軸を中心に周方向に一周未満で延設されている少なくとも1つの不揃い部を含む、方法。
  6. 前記トップ面は最終形状に鋳造されている、請求項5に記載の方法。
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