JP6498411B2 - 熱源システム及びその冷却水制御装置並びに制御方法 - Google Patents
熱源システム及びその冷却水制御装置並びに制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6498411B2 JP6498411B2 JP2014209069A JP2014209069A JP6498411B2 JP 6498411 B2 JP6498411 B2 JP 6498411B2 JP 2014209069 A JP2014209069 A JP 2014209069A JP 2014209069 A JP2014209069 A JP 2014209069A JP 6498411 B2 JP6498411 B2 JP 6498411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- flow rate
- target
- refrigerator
- target flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
冷却水入口温度と冷却水出口温度との差分、または、冷却水入口温度、あるいは、冷却水出口温度が、予め設定されている閾値以上である場合は、目標補正手段によって、冷却水目標流量が増加する方向に補正される。
冷却水入口温度または冷却水出口温度あるいは冷却水入口温度と冷却水出口温度との差分が、予め設定されている閾値以上である場合は、電流制限状態やサージング制限状態に入りやすい状態といえる。したがって、このような状態を検知した場合に、冷却水目標流量を増加させる制御を行うことで、電流制限状態やサージング制限状態に入る頻度を低下させることが可能となる。
本発明の第5態様は、冷凍機の負荷に関するパラメータ及び冷却水温度に関するパラメータの少なくともいずれかと冷却水目標流量とが関連付けられた情報を用いて、冷却水目標流量を設定する目標設定ステップと、冷却水入口温度と冷却水出口温度との差分、または、冷却水入口温度、あるいは、冷却水出口温度が、予め設定されている閾値以上である場合に、前記冷却水目標流量を増加方向に補正する目標補正ステップとを含む熱源システムの冷却水制御方法である。
以下に、本発明の第1実施形態に係る熱源システム及びその冷却水制御装置並びに制御方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る熱源システムの全体構成を概略的に示した図である。図1に示すように、熱源システム1は、冷凍機10、冷凍機10に供給される冷却水を冷却する冷却塔2、冷却塔2からの冷却水を冷凍機10に圧送する送水ポンプ3を備えている。また、送水ポンプ3は、インバータ4によって周波数が可変とされている。インバータ4の制御は、システム制御装置(冷却水制御装置)5により行われる。また、冷却塔2から冷凍機10に冷却水を供給する往配管には冷却水入口温度Tcwiを計測する温度センサ31が、冷凍機10にから冷却塔2に冷却水を戻す戻配管には冷却水出口温度Tcwoを計測する温度センサ32及び冷却水流量Fcを計測する流量センサ35が設けられている。なお、流量センサ35は、往配管に設けられていてもよい。
図2に示すように、本実施形態に係る冷凍機10は、冷媒を圧縮する圧縮機11、圧縮機11によって圧縮された高温高圧のガス冷媒を凝縮する凝縮器12、凝縮器12からの液冷媒を膨張させる膨張弁13、膨張弁13によって膨張させられた液冷媒を蒸発させる蒸発器14、及び冷凍機1が備える各部の制御を行う冷凍機制御装置20を備えている。
また、冷却水流量テーブルは、冷却水温度毎に複数設けられていてもよい。この場合、冷却水温度(例えば、冷却水出口温度Tcwo)に対応して設けられている冷却水流量テーブルを参照して、冷凍機負荷率Lfに対応する冷却水目標流量を取得すればよい。
更に、図4に示すようなテーブルとして用意されている態様に限定されず、例えば、冷却器負荷率Lfをパラメータとして含む関数として用意されていてもよい。
目標設定部22は、記憶部21に格納されている冷却水流量テーブルを参照して、現在の冷凍機負荷率Lfに対応する冷却水目標流量を取得し、目標補正部24に出力する。
制限状態とは、例えば、電流制限、高圧制限、サージングによる制限等をいう。電流制限は、圧縮機モータに流れる電流が所定の上限値以上である場合に実行される。高圧制限は、凝縮器12の冷媒圧力が規定値以上の場合に実行される。サージングによる制限は、サージングに関する所定の条件を満たした場合に実行される。
また、目標補正部24は、冷凍機10が制限状態にない場合には、補正を行わずに、目標設定部22によって設定された冷却水目標流量をそのまま出力する。
システム制御装置5は、制御に必要となる各種情報を各種センサ31〜36及び冷凍機制御装置20から定期的に取得する。例えば、冷凍機負荷率Lf、制限状態か否かを示す情報、冷却水入口温度Tcwi、冷却水出口温度Tcwo、冷却水流量Fc、冷水入口温度Tswi、冷水出口温度Tswo,冷却水流量Fc、冷水流量Fs等を取得する。
そして、制限状態が解除された場合には、目標補正部24によって、その時の冷凍機負荷率Lfに応じた冷却水目標流量まで一定レートで冷却水目標流量が減少する方向に補正される。
このように、冷却水目標流量を定格値に変更することによって、冷凍機10に供給する冷却水流量を一気に増加させることが可能となる。これにより、一定レートに従って徐々に冷却水を増加させる場合よりも早めに制限状態を解除することが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態に係る熱源システム及びその冷却水制御装置並びに制御方法について、図面を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係るシステム制御装置20´の機能ブロック図である。図5に示すように、本実施形態に係るシステム制御装置20´は、記憶部21に格納されている冷却水流量テーブルを更新するテーブル更新部25を更に備えている点で、上述した第1実施形態と異なる。以下、本実施形態について、第1実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
そして、以降においては、更新後の冷却水流量テーブル(図6における実線の制御線)を参照して、目標設定部22による冷却水目標流量の設定が行われる。
例えば、上記実施形態では、システム制御装置5が冷却水流量制御の機能を有する場合について述べたが、例えば、熱源機側、例えば、冷凍機制御装置20に冷却水流量制御の機能を持たせることとしてもよい。
2 冷却塔
3 送水ポンプ
4 インバータ
5 システム制御装置
10 冷凍機
11 圧縮機
12 凝縮器
13 膨張弁
14 蒸発器
20 冷凍機制御装置
21 記憶部
22 目標設定部
24 目標補正部
25 テーブル更新部
31〜34 温度センサ
35、36 流量センサ
Claims (9)
- 冷凍機の負荷に関するパラメータ及び冷却水温度に関するパラメータの少なくともいずれかと冷却水目標流量とが関連付けられた情報を用いて、冷却水目標流量を設定する目標設定手段と、
前記冷凍機が備える圧縮機モータに流れる電流が所定の上限値以上である場合に実行される電流制限状態またはサージングに関する所定の条件を満たした場合に実行されるサージング制限状態にある場合に、前記冷却水目標流量を増加方向に補正する目標補正手段と
を具備する熱源システムの冷却水制御装置。 - 冷凍機の負荷に関するパラメータ及び冷却水温度に関するパラメータの少なくともいずれかと冷却水目標流量とが関連付けられた情報を用いて、冷却水目標流量を設定する目標設定手段と、
冷却水入口温度と冷却水出口温度との差分、または、冷却水入口温度、あるいは、冷却水出口温度が、予め設定されている閾値以上である場合に、前記冷却水目標流量を増加方向に補正する目標補正手段と
を具備する熱源システムの冷却水制御装置。 - 前記目標補正手段は、一定の変化レートに従って前記冷却水目標流量を増加させる請求項1または請求項2に記載の熱源システムの冷却水制御装置。
- 前記目標補正手段は、前記制限状態の制限値と計測値との差分が大きいほど、前記変化レートを大きくする請求項3に記載の熱源システムの冷却水制御装置。
- 前記目標補正手段は、前記冷却水目標流量を定格値に変更する請求項1または請求項2に記載の熱源システムの冷却水制御装置。
- 前記冷凍機の制限状態が解除されたときの前記冷却水目標流量を用いて前記情報を更新する情報更新手段を備え、
前記目標設定手段は、更新後の前記情報を用いて前記冷却水目標流量を設定する請求項1から請求項5のいずれかに記載の熱源システムの冷却水制御装置。 - 冷凍機と、
請求項1から請求項6のいずれかに記載の熱源システムの冷却水制御装置と
を備える熱源システム。 - 冷凍機の負荷に関するパラメータ及び冷却水温度に関するパラメータの少なくともいずれかと冷却水目標流量とが関連付けられた情報を用いて、冷却水目標流量を設定する目標設定ステップと、
前記冷凍機が備える圧縮機モータに流れる電流が所定の上限値以上である場合に実行される電流制限状態またはサージングに関する所定の条件を満たした場合に実行されるサージング制限状態にある場合に、前記冷却水目標流量を増加方向に補正する目標補正ステップと
を含む熱源システムの冷却水制御方法。 - 冷凍機の負荷に関するパラメータ及び冷却水温度に関するパラメータの少なくともいずれかと冷却水目標流量とが関連付けられた情報を用いて、冷却水目標流量を設定する目標設定ステップと、
冷却水入口温度と冷却水出口温度との差分、または、冷却水入口温度、あるいは、冷却水出口温度が、予め設定されている閾値以上である場合に、前記冷却水目標流量を増加方向に補正する目標補正ステップと
を含む熱源システムの冷却水制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014209069A JP6498411B2 (ja) | 2014-10-10 | 2014-10-10 | 熱源システム及びその冷却水制御装置並びに制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014209069A JP6498411B2 (ja) | 2014-10-10 | 2014-10-10 | 熱源システム及びその冷却水制御装置並びに制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016080202A JP2016080202A (ja) | 2016-05-16 |
JP6498411B2 true JP6498411B2 (ja) | 2019-04-10 |
Family
ID=55958311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014209069A Active JP6498411B2 (ja) | 2014-10-10 | 2014-10-10 | 熱源システム及びその冷却水制御装置並びに制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6498411B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230288105A1 (en) * | 2020-07-14 | 2023-09-14 | Lg Electronics Inc. | Heat pump and control method therefor |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6618860B2 (ja) * | 2016-06-27 | 2019-12-11 | 荏原冷熱システム株式会社 | 熱源システム及びその制御方法 |
CN110454959B (zh) * | 2019-09-17 | 2021-01-26 | 南方电网科学研究院有限责任公司 | 一种空调节能控制方法和装置 |
CN112833517B (zh) * | 2019-12-17 | 2022-08-26 | 深圳市菱泰能源科技有限公司 | 一种基于大数据的中央空调负荷预测系统 |
CN113091234B (zh) * | 2021-04-08 | 2021-12-07 | 贵州汇通华城股份有限公司 | 一种制冷主机开关机选择方法及系统 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02242049A (ja) * | 1989-03-14 | 1990-09-26 | Toshiba Corp | 冷凍機の冷却制御装置 |
JPH05231755A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-07 | Toshiba Corp | 電機機器の異常判定装置 |
JP3742858B2 (ja) * | 2002-01-30 | 2006-02-08 | ダイキン工業株式会社 | ヒートポンプ式給湯機 |
JP4287113B2 (ja) * | 2002-09-12 | 2009-07-01 | 株式会社東芝 | 冷凍機制御方法および冷凍装置 |
JP4701982B2 (ja) * | 2005-10-14 | 2011-06-15 | パナソニック株式会社 | ヒートポンプ式給湯機 |
JP5362311B2 (ja) * | 2008-10-03 | 2013-12-11 | 三建設備工業株式会社 | 熱源システム |
KR101350695B1 (ko) * | 2009-06-05 | 2014-01-10 | 존슨 컨트롤스 테크놀러지 컴퍼니 | 원심 압축기 및 그 운전 방법 |
JP2011241760A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 電動圧縮機、熱源機およびその制御方法 |
JP5761960B2 (ja) * | 2010-10-29 | 2015-08-12 | 三菱重工業株式会社 | 熱源装置 |
JP5812653B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-11-17 | 三菱重工業株式会社 | 熱媒流量推定装置、熱源機、及び熱媒流量推定方法 |
JP5755013B2 (ja) * | 2011-04-25 | 2015-07-29 | 三菱重工業株式会社 | 熱源システムの冷却水流量制御方法 |
WO2013165841A1 (en) * | 2012-04-30 | 2013-11-07 | Johnson Controls Technology Company | Control system |
JP5984703B2 (ja) * | 2013-01-31 | 2016-09-06 | 三菱重工業株式会社 | 熱源システム及び冷却水供給装置の制御装置並びに制御方法 |
-
2014
- 2014-10-10 JP JP2014209069A patent/JP6498411B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230288105A1 (en) * | 2020-07-14 | 2023-09-14 | Lg Electronics Inc. | Heat pump and control method therefor |
EP4184083A4 (en) * | 2020-07-14 | 2024-08-14 | Lg Electronics Inc | HEAT PUMP AND METHOD FOR CONTROLLING SAME |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016080202A (ja) | 2016-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6498411B2 (ja) | 熱源システム及びその冷却水制御装置並びに制御方法 | |
CN107270601B (zh) | 一种冷水机组控制方法 | |
US10684055B2 (en) | Sensor failure error handling | |
CN103438547B (zh) | 一种电子膨胀阀控制方法 | |
CN104457073B (zh) | 一种变频控制方法 | |
CN107747793A (zh) | 变频空调器及其控制方法、装置 | |
JP2013148336A5 (ja) | ||
JP5775762B2 (ja) | 冷温水循環送水系ポンプシステム | |
US11713900B2 (en) | Control device, heat source system, method for calculating lower limit of cooling water inlet temperature, control method, and program | |
US9414521B2 (en) | Heat source system and method of controlling flow rate of heating medium thereof | |
CN104501421A (zh) | 一种变频双级压缩热泵热水器的控制方法 | |
EP2792856A3 (en) | Steam turbine power plant | |
CN105241006B (zh) | 一种变频空调的控制方法、控制装置及变频空调 | |
JP6654190B2 (ja) | 一連の極低温圧縮機における流体の圧力及び温度制御のための方法 | |
CN104913459A (zh) | 制冷空调冷媒流量实时控制方法及装置 | |
EP3268682B1 (en) | Expansion valve control | |
JP6120808B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP6183840B2 (ja) | 給湯システムおよびその制御方法 | |
CN104792072A (zh) | 空调机组及其冷媒流量控制方法 | |
CN113803843A (zh) | 一拖多制冷系统控制方法、装置和一拖多制冷系统及空调 | |
EP2708833A1 (en) | Cascade refrigerating system | |
CN108662818A (zh) | 风冷冷水机组风机压比的控制方法及装置 | |
CN109210672B (zh) | 一种室外风机的控制方法、装置、室外风机及空调系统 | |
JP6548890B2 (ja) | 冷凍サイクルの制御装置、冷凍サイクル、及び冷凍サイクルの制御方法 | |
JP5931774B2 (ja) | ターボ冷凍機の最大負荷率算出装置及びその方法並びに熱源システム及びその台数制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170620 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20170831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180522 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180523 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180720 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190313 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6498411 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |