JP6494798B2 - 給湯機及びエネルギー管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、給湯機及びエネルギー管理システムに関する。
近年、環境や節電に対する意識の高まりから、太陽光による発電設備を設置する家庭が増加する傾向にある。太陽光発電は、時間帯や天候等によって発電出力が変動する。このため、太陽光発電による発電電力を無駄なく消費するためには、給湯機といった電気機器を発電出力の変動に応じて適切に制御する必要がある。
この点に関し、特許文献1には、暖房機能及び給湯機能を兼備する給湯冷暖房機器(ヒートポンプ機器)に対して、電力使用量を調整する技術が提案されている。
特開2014−115009号公報
特許文献1の技術では、圧縮機(インバータ圧縮機)を搭載したヒートポンプ機器の電力使用量を制御するために、従来通り、圧縮機の駆動周波数を調整している。
しかしながら、給湯機の場合では、沸上げ温度を一定にするために、駆動周波数の変化に応じて、水ポンプの水流量や膨張弁の開度(弁開度)を変更する必要があり、電力使用量が安定(収束)するまでに、ある程度の時間を要していた。また、収束した電力使用量が、目標値からずれることもあった。
一方、上述したように、太陽光発電は、発電出力が一定ではない。また、宅内の総消費電力も刻々変化するため、太陽光発電による余剰電力(即ち、使用可能電力)は、給湯機の運転中においても大きく変動する場合がある。そのため、電力使用量の収束までに時間が掛かりすぎることや、収束した電力使用量が目標値からずれてしまうことなどで、余剰電力を超えた電力を消費してしまうと、買電が生じることとなる。その際、時間帯によっては、一日のうちで最も高額な単価で買電する事態も起こり得る。
このように、給湯機に対して、従来通り圧縮機の駆動周波数を調整するだけでは、変動する余剰電力にうまく追従できないため、余剰電力を有効に消費できないだけでなく、不要な買電を生じさせしまうといった問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、余剰電力を有効に消費できる給湯機及びエネルギー管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る給湯機は、
冷媒を圧縮する圧縮機と、
冷媒と水との熱交換を行う水冷媒熱交換器と、
前記水冷媒熱交換器に水を供給する水ポンプと、
前記水冷媒熱交換器により温められた温水を溜める貯湯タンクと、
目標とする沸上げ温度を維持したまま前記圧縮機の駆動周波数を制御する第1の制御と、前記圧縮機の駆動周波数を維持したまま目標とする沸上げ温度を変更するために前記水ポンプの流量を制御する第2の制御とを行う制御手段と、を備えた給湯機であって、
前記制御手段は、目標消費電力の変化量が予め定められた基準を超えているか否かに応じて、前記第1の制御と前記第2の制御とを切り換える。
本発明によれば、給湯機の消費電力に対して影響が大きい(早い)第1の制御と、消費電力の調整幅を広げる第2の制御とを適宜切り換えることで、余剰電力の変化への追従性を高める。このため、余剰電力を有効に消費することができる。
本発明の実施形態に係るエネルギー管理システムの全体構成を示す図である。 制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 制御装置の機能構成を示す図である。 本実施形態の給湯機の構成を示すブロック図である。 余剰電力量について説明するための図である。 給湯機の消費電力と圧縮機の駆動周波数との関係を示す図である。 タンクユニットが備える制御基板の機能構成を示す図である。 指令処理と制御処理との手順を示すフローチャートである。 他の実施形態における制御装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るエネルギー管理システム1の全体構成を示す図である。このエネルギー管理システム1は、一般家庭で使用される電力の管理を行う、いわゆる、HEMS(Home Energy Management System)と呼ばれるシステムである。エネルギー管理システム1は、制御装置2と、操作端末3と、電力計測装置4と、給湯機5と、発電設備6とを備える。
制御装置2は、家屋H内の適切な場所に設置され、この家庭(需要地)において消費される電力の監視を行い、電力の消費状況を操作端末3を介して表示する。また、制御装置2は、給湯機5や複数の機器7(機器7−1,7−2,…)の動作制御や動作状態の監視などを行う。制御装置2の詳細については後述する。
電力計測装置4は、この家庭(需要地)に配設された電力線D1〜D3のそれぞれに送電される電力の値を計測する。電力線D1は、商用電源11と分電盤12との間に配設され、電力線D2は、発電設備6と分電盤12との間に配設され、電力線D3は、分電盤12と給湯機5との間に配設されている。
電力計測装置4は、電力線D1〜D3にそれぞれ接続されたCT(Current Transformer)1〜3の各々と通信線を介して接続される。CT1〜3は、交流電流を計測するセンサである。電力計測装置4は、CT1の計測結果に基づいて電力線D1における電力値、換言すると、この家庭における総消費電力を測定する。同様に、電力計測装置4は、CT2の計測結果に基づいて電力線D2における電力値、換言すると、発電設備6による発電電力を計測し、CT3の計測結果に基づいて電力線D3における電力値、換言すると、給湯機5の消費電力を計測する。
また、電力計測装置4は、無線通信インタフェースを備え、家屋H内に構築された無線ネットワーク(図示せず)を介して、制御装置2と通信可能に接続する。この無線ネットワークは、例えば、エコーネットライト(ECHONET Lite)に準じたネットワークである。なお、電力計測装置4は、外付けの通信アダプタ(図示せず)を介して、この無線ネットワークに接続される仕様であってもよい。
電力計測装置4は、制御装置2からの要求に応答して、計測した電力線D1の電力値を格納した計測データを生成し、制御装置2に送信する。この計測データには、電力計測装置4の機器アドレス、電力線のID(identification)、計測時刻も格納されている。同様に、電力測定装置4は、制御装置2からの要求に応答して、測定した電力線D2,D3の電力値を格納した測定データをそれぞれ生成し、制御装置2に送信する。なお、電力計測装置4は、制御装置2からの要求に応答して、電力線D1〜D3の各電力値を一括して格納した計測データを生成して制御装置2に送信してもよい。
給湯機5は、ヒートポンプユニット8と、タンクユニット9とを備える貯湯式の給湯機である。ヒートポンプユニット8とタンクユニット9とは、湯水が流れる配管10で接続されている。給湯機5の詳細については後述する。
発電設備6は、PV(photovoltaic)パネル13と、パワーコンディショニングシステムであるPV−PCS14とを含んで構成される太陽光発電設備である。発電設備6は、PVパネル13が発電した電気をPV−PCS14により直流電力から交流電力に変換し、電力線D2を介して分電盤12に供給する。
機器7(機器7−1,7−2,…)は、例えば、エアコン、照明器、床暖房システム、冷蔵庫、IH(Induction Heating)調理器、テレビ等の電気機器である。機器7−1,7−2,…は、家屋H(敷地も含む)内に設置され、分電盤12により分岐された電力線D4,D5,…にそれぞれ接続されている。各機器7は、上述の図示しない無線ネットワークを介して、制御装置2と通信可能に接続する。なお、各機器7は、外付けの通信アダプタ(図示せず)を介して、この無線ネットワークに接続される仕様であってもよい。
各機器7は、制御装置2からの要求に応答して、機器ID(identification)と、現在時刻と、現在の運転状態を示す情報とを格納したデータ(運転状態データ)を制御装置2に送信する。
操作端末3(ユーザインタフェース装置)は、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド等の入力デバイスと、有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示デバイスと、通信インタフェースとを備えた、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯機器である。操作端末3は、制御装置2と、Wi−Fi(登録商標)といった周知の無線LANの規格に則った無線通信を行う。操作端末3は、ユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作内容を示す情報を制御装置2に送信する。また、操作端末3は、制御装置2から送信された、ユーザに提示するための情報を受信し、受信した情報を表示する。このように、操作端末3は、ユーザとのインタフェース(ユーザインタフェース)としての役割を担う。
制御装置2は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)20と、通信インタフェース21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、二次記憶装置24とを備える。これらの構成部は、バス25を介して相互に接続される。CPU20は、この制御装置2を統括的に制御する。CPU20によって実現される機能の詳細については後述する。
通信インタフェース21は、上述した無線ネットワークを介して電力計測装置4、給湯機5や各機器7と無線通信するためのNIC(Network Interface Card)と、操作端末3と無線通信するためのNICを含んで構成される。
ROM22は、複数のファームウェアやこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータ等を記憶する。RAM23は、CPU20の作業領域として使用される。
二次記憶装置24は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等から構成される。二次記憶装置24は、この家庭で消費される電力を監視するためのプログラムや、給湯機5及び各機器7の動作を制御するためのプログラム、そして、これらのプログラムの実行時に使用されるデータ等を記憶する。
図3は、制御装置2の機能構成を示す図である。制御装置2は、機能的には、ユーザインタフェース部200と、電力値取得部201と、機器制御部202と、消費電力変更要求部203とを備える。これらの各機能部は、CPU20が二次記憶装置24に記憶されている1又は複数のプログラムを実行することで実現される。
ユーザインタフェース部200は、操作端末3を介したユーザインタフェース処理を行う。即ち、ユーザインタフェース部200は、ユーザからの操作を操作端末3を介して受け付ける。また、ユーザインタフェース部200は、ユーザに提示するための情報(例えば、監視画面データや各種の操作画面データ)を操作端末3に送信する。
電力値取得部201は、電力計測装置4から、計測された電力値を取得する処理を行う。具体的には、電力値取得部201は、一定時間(例えば、30秒)毎に、電力計測装置4に対し、各電力線に対応する前述した計測データの送信を要求する。電力値取得部201は、かかる要求に応答して、電力計測装置4から送られてきた電力線毎の計測データを取得する。電力値取得部201は、取得した各計測データを二次記憶装置24に格納する。
機器制御部202は、給湯機5及び各機器7から運転状態を取得する処理を行う。具体的には、機器制御部202は、一定時間(例えば、30秒)毎に、給湯機5及び各機器7に対し、運転状態データの送信を要求する。機器制御部202は、かかる要求に応答して、給湯機5及び各機器7からそれぞれ送られてきた運転状態データを取得する。機器制御部202は、取得した給湯機5及び各機器7の運転状態データを二次記憶装置24に格納する。
また、機器制御部202は、操作端末3を介したユーザ操作に従って、給湯機5や機器7の動作を制御する。さらに、機器制御部202は、一定時間(例えば、30秒)毎に、給湯機5の消費電力、即ち、電力線D3における電力値を給湯機5に通知する。
また、機器制御部202は、発電電力と総消費電力との差分電力(Wd)を一定時間単位(例えば、10分単位)で積算し、差分電力量(ΣWd)を求める。そして、機器制御部202は、差分電力量(ΣWd)が、正であるか否かに応じて、機器7の運転を適宜制御する。例えば、差分電力量(ΣWd)が正の場合(ΣWd>0)に、機器制御部202は、機器7の消費電力を上げる指令を発する。一方、差分電力量(ΣWd)が正でない場合(ΣWd≦0)に、機器制御部202は、機器7の消費電力を下げる指令を発する。これにより差分電力量(ΣWd)をゼロに近づけ、発電電力を有効に消費することができる。なお、差分電力量(ΣWd)が負の場合(ΣWd<0)では、高額な買電を生じさせてしまう可能性があるため、差分電力量(ΣWd)の目標値を、ある程度プラス側にオフセットしておき、実際の買電を生じさせないようにしてもよい。また、機器制御部202は、機器7に対してだけでなく、給湯機5の消費電力を上げる指令又は下げる指令を発してもよい。
また、機器7の消費電力が下限の状態(省電力最小運転)のまま、差分電力量(ΣWd)が負の状況(ΣWd<0)が一定時間(例えば、10分)を超えて継続した場合に、機器制御部202は、運転中の機器7を停止させる。これにより、高額な買電を生じさせないようにすることができる。なお、運転を停止させるのは、機器7に限られず、給湯機5も含めてもよい。その場合、一旦運転を停止させた給湯機5を再起動させる際には、機器制御部202は、一定時間(例えば、3分)の間隔を空けるようにする。これは、圧縮機80が過度に発停することによるストレスを抑え、圧縮機80の寿命を長くするためである。
消費電力変更要求部203は、一定時間(例えば、30秒)毎に、給湯機5が消費可能な余剰電力(使用可能電力)を算出する。そして、消費電力変更要求部203は、算出した余剰電力と現在の給湯機5の目標消費電力とから、給湯機5の目標消費電力について、変更を要するか否かを判別する。目標消費電力の変更を要する場合、消費電力変更要求部203は、目標消費電力の変更を給湯機5に要求する。
使用可能電力は、電力計測装置4により計測された、総消費電力(電力線D1の電力値)と、給湯機5の消費電力(電力線D3の電力値)と、発電電力(電力線D2の電力値)とに基づいて算出される。より詳細には、消費電力変更要求部203は、先ず、宅内消費電力を算出する。宅内消費電力は、総消費電力から給湯機5の消費電力を差し引くことで算出される。そして、消費電力変更要求部203は、発電電力から宅内消費電力を差し引くことで使用可能電力を算出する。なお、宅内消費電力が発電電力より大きい場合、消費電力変更要求部203は、使用可能電力を0[W]に設定する。
消費電力変更要求部203は、算出した使用可能電力と給湯機5の現在の目標消費電力とを比較し、両者の差が予め定めた許容値に収まっているか否かを判別する。給湯機5の現在の目標消費電力を示すデータは、二次記憶装置24に格納されている。
その結果、両者の差が許容値に収まっていない場合、消費電力変更要求部203は、目標消費電力の変更を要すると判別し、給湯機5に対して、目標消費電力の変更を要求するデータ(変更要求データ)を送信する。この変更要求データには、算出された使用可能電力を示す情報が格納される。また、消費電力変更要求部203は、二次記憶装置24に格納されている給湯機5の目標消費電力を示すデータを、算出した使用可能電力に基づいて更新する。
図4は、給湯機5の構成を示すブロック図である。給湯機5は、ヒートポンプユニット8とタンクユニット9を備える。ヒートポンプユニット8は、例えば、CO2やHFC(ハイドロフルオロカーボン)などを冷媒に用いたヒートポンプである。
<<ヒートポンプユニット8の構成>>
ヒートポンプユニット8は、圧縮機80と、水冷媒熱交換器81と、膨張弁82と、空気熱交換器83と、送風機84と、温度センサ85a,85bと、制御基板86とを含んで構成される。圧縮機80、水冷媒熱交換器81、膨張弁82及び空気熱交換器83は、環状に接続され、冷媒を循環させるための冷凍サイクル回路(冷媒回路ともいう。)が形成されている。
圧縮機80は、冷媒を圧縮して温度及び圧力を上昇させる。圧縮機80は、駆動周波数に応じて容量(単位当たりの送り出し量)を変化させることができるインバータ回路を備える。圧縮機80は、制御基板86からの指示に従って容量を変更する。
水冷媒熱交換器81は、市水を目標の沸上げ温度(貯湯温度ともいう。)まで昇温加熱するための加熱源である。水冷媒熱交換器81は、プレート式あるいは二重管式などの熱交換器であり、冷媒と水(低温水)との間の熱交換を行う。水冷媒熱交換器81における熱交換により、冷媒は放熱して温度が下降し、水は吸熱して温度が上昇する。
膨張弁82は、冷媒を膨張させて温度及び圧力を下降させる。膨張弁82は、制御基板86からの指示に従って弁開度を変更する。
空気熱交換器83は、送風機84により送られてきた外気と冷媒との間の熱交換を行う。空気熱交換器83における熱交換により冷媒は吸熱し、外気は放熱して温度が下降する。
温度センサ85aは、配管10における水冷媒熱交換器81の入水側に設けられ、水冷媒熱交換器81へ入水する水の温度(入水温度)を計測する。温度センサ85aは、計測した入水温度を示すデータ(入水温度データ)を予め定めたタイミング(例えば、一定時間毎)で制御基板86に送信する。
温度センサ85bは、ヒートポンプユニット8における筐体の表面に設けられ、外気の温度(外気温度)を計測する。温度センサ85bは、計測した外気温度を示すデータ(外気温度データ)を予め定めたタイミング(例えば、一定時間毎)で制御基板86に送信する。
制御基板86は、CPU、ROM、RAM、通信インタフェース、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリなど(何れも図示せず)を含んで構成される。制御基板86は、圧縮機80、膨張弁82、送風機84、温度センサ85a,85bのそれぞれと図示しない通信線を介して通信可能に接続する。また、制御基板86は、図示しない通信線を介してタンクユニット9の後述する制御基板92と通信可能に接続する。制御基板86は、温度センサ85a及び温度センサ85bのそれぞれから上述した入水温度データ及び外気温度データを受信すると共に、圧縮機80、膨張弁82、送風機84の動作を制御する。
<<タンクユニット9の構成>>
タンクユニット9は、貯湯タンク90と、水ポンプ91と、制御基板92とを備える。これらの構成部は、金属製の外装ケース内に収められている。
貯湯タンク90は、金属(例えば、ステンレス)又は樹脂などで形成されている。貯湯タンク90の外側には断熱材(図示せず)が配置されている。これにより、貯湯タンク90内で、高温の湯(以下、高温水という。)を長時間に渡って保温することができる。
貯湯タンク90とヒートポンプユニット8の水冷媒熱交換器81とは配管10で接続され、貯湯タンク90の下部を起点に、水ポンプ91、水冷媒熱交換器81を経て貯湯タンク90の上部に戻ることで湯水が循環する沸上げ回路が構成される。
水ポンプ91は、貯湯タンク90の下部からの低温水を水冷媒熱交換器81へ搬送する。水ポンプ91は、インバータ回路を備え、制御基板92の指示に従って駆動回転数を変更することにより、搬送する際の水流量を変化させることができる。
制御基板92は、CPU、ROM、RAM、通信インタフェース、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリなど(何れも図示せず)を含んで構成される。制御基板92は、制御基板86と図示しない通信線を介して通信可能に接続する。また、制御基板92は、家屋H内に構築された前述の無線ネットワークを介して、制御装置2と通信可能に接続する。
制御基板92は、水ポンプ91の動作を制御する。加えて、制御基板92は、後述する同期制御を行う。
以上のように構成された給湯機5の一般的な動作について以下説明する。
<<沸上げ動作>>
沸上げ動作の開始時には、貯湯タンク90内の高温水は消費されており、貯湯タンク90の下部には市水の温度に近い低温水が貯留している。水ポンプ91を作動させることで、この低温水がヒートポンプユニット8の水冷媒熱交換器81へ入水され、冷媒との熱交換により昇温し、高温水となる。この高温水は貯湯タンク90の上部に戻され、貯湯タンク90内では、上部に高温水、下部に低温水が滞留して温度成層が形成され、高温水と低温水との間には温度境界層が生成される。
沸上げ量が増えて、高温水の領域が大きくなると貯湯タンク90の下部に温度境界層が近づき、水冷媒熱交換器81へ入水する水の温度(入水温度)が次第に上昇する。
<<給湯動作>>
貯湯タンク90の上部には出湯管(図示せず)が接続されており、貯湯タンク90からこの出湯管を介して出湯した高温水が、混合弁(図示せず)にて市水と混合されることで、ユーザが所望する温度(例えば、40℃)の湯水となって、給湯端末(例えば、浴室に配設されたシャワー、蛇口など)に供給される。このとき、貯湯タンク90では、上部から流出した高温水の体積分、水道圧により、下部に接続された給水管(図示せず)から市水が供給される。これにより、貯湯タンク90内では温度境界層が上方へ移動する。高温水が少なくなると、給湯機5は、追加沸上げを行う。
本実施形態のエネルギー管理システム1では、この家庭における余剰電力量(図5参照)を使用して給湯機5が沸上げ運転を行う特徴を有する。
図6は、給湯機5の沸上げ運転時における圧縮機80の駆動周波数(Hz)と、給湯機5の消費電力(W)の関係を表す図である。図6に示すように、駆動周波数が高くなると消費電力も顕著に大きくなる関係がある。さらに、沸上げ温度を高温にする(高温沸上げ)と消費電力が増え、沸上げ温度を低温にする(低温沸上げ)と消費電力が減少する傾向がある。この関係を利用して、給湯機5は、目標消費電力が与えられた時に、圧縮機80の駆動周波数を変更することで、大きく消費電力を変更し、また、沸上げ温度を変更することで、消費電力を微調整することが可能となる。例えば、消費電力を半分にする場合には、圧縮機80の駆動周波数を半分にし、また、沸上げ温度が同一(目標値)となるように水ポンプ91の水流量、及び、膨張弁82の弁開度を制御する。このとき安定後(収束後)の消費電力が目標からずれる可能性がある。
このため、給湯機5は、沸上げ温度を維持したまま(一定に保ちながら)駆動周波数を変更(微調整も含む)して目標消費電力にする第1の制御手法と、駆動周波数を維持したまま沸上げ温度を変更して目標消費電力にする第2の制御手法とを有している。第1の制御手法は、圧縮機80の駆動周波数、水ポンプ91の水流量、及び、膨張弁82の弁開度を3つ同時に変更するため、消費電力が収束するまでにある程度の時間を要する。一方、第2の制御手法は、水ポンプ91の水流量を変更するだけ(膨張弁82の弁開度を微調整する場合もある)であるため、消費電力の収束が早く、目標消費電力に合せ易いという利点がある。なお、沸上げ温度は、例えば、65〜90℃の範囲を設定し、この範囲で制御する。
図7は、タンクユニット9の制御基板92の機能構成を示す図である。図7に示すように、制御基板92は、制御手段として機能し、変更要求受付部920と、駆動周波数推定部921と、水流量推定部922と、制御手法決定部923と、制御実行部924とを備える。
変更要求受付部920は、目標消費電力の変更指令を外部から受け付ける。具体的には、変更要求受付部920は、制御装置2の消費電力変更要求部203からの前述した変更要求データが送信されると、これを受信し、受信した変更要求データに格納されている使用可能電力を示す情報を抽出する。
駆動周波数推定部921は、抽出された使用可能電力を示す情報から得られる新たな目標消費電力(W0)に対応する駆動周波数(H)を推定する。具体的には、駆動周波数推定部921は、目標消費電力(W0)と、目標沸上げ温度(Two)と、外気温度(Ta)と、入水温度(Twi)とをパラメータとした、実験式や機器特性式などを用いて導出した下記の相関式によって駆動周波数(H)を推定する。なお、駆動周波数推定部921は、外気温度(Ta)及び入水温度(Twi)をヒートポンプユニット8の制御基板86から取得する。
H=f(W0,Two,Ta,Twi) (式1)
水流量推定部922は、新たな目標消費電力(W0)に対応する水流量(U)を下記の相関式によって推定する。
U=f(W0,Two,Ta,Twi) (式2)
制御手法決定部923は、目標消費電力(W0)の変化量に応じて、給湯機5における制御手法を決定する。具体的には、制御手法決定部923は、目標消費電力(W0)の変化量が、予め定められた基準値(例えば、100[W])より大きいか否かに応じて、上述した第1の制御手法又は第2の制御手法を決定する。即ち、目標消費電力(W0)の変化量が基準値より大きい場合に、制御手法決定部923は、沸上げ温度を維持したまま(一定に保ちながら)駆動周波数を変更して目標消費電力にする第1の制御手法を決定する。一方、目標消費電力(W0)の変化量が基準値より大きくない(小さい)場合に、制御手法決定部923は、駆動周波数を維持したまま沸上げ温度を変更して目標消費電力にする第2の制御手法を決定する。なお、これら第1及び第2の制御手法は、一例であり、他の制御手法であってもよい。例えば、制御手法決定部923は、沸上げ温度と駆動周波数との両方を変更する制御手法や、常に駆動周波数だけ変更(沸上げ温度は固定)する制御手法などを決定するようにしてもよい。
また、買電(特に、高額な単価での買電)を防ぐためには、給湯機5の消費電力を下げる方向の応答性(即応性)を高める必要がある。上述した図6に示すように、給湯機5の消費電力を下げるためには、駆動周波数を優先して下げることが効果的である。このため、制御手法決定部923は、目標消費電力(W0)が下がった場合には、第1の制御手法を優先して決定(若しくは、第1の制御手法だけを決定)してもよい。また、制御手法決定部923は、目標消費電力(W0)を微調整する場合には、第2の制御手法を優先して決定(若しくは、第2の制御手法だけを決定)してもよい。
また、圧縮機80の駆動周波数が上下限(上限又は下限)の場合であっても、沸上げ温度を変更することで、給湯機5の消費電力の調整幅をさらに広げることが可能である。例えば、駆動周波数が下限のときに沸上げ温度を下げれば、さらに消費電力を下げることが可能であり、一方、駆動周波数が上限のときに沸上げ温度を上げれば、さらに消費電力を増加させることが可能である。そのため、制御手法決定部923は、駆動周波数が上下限の場合には、第2の制御手法を決定するようにしてもよい。
制御実行部924は、制御手法決定部923により決定された制御手法に則り、各構成部の制御を実行する。具体的には、制御実行部924は、第1の制御手法が決定された場合に、水ポンプ91の水流量を制御して沸上げ温度を一定に保ちながら、圧縮機80の駆動周波数を変更する。また、第2の制御手法が決定された場合に、制御実行部924は、圧縮機80の駆動周波数を一定に保ちながら、水ポンプ91を制御して水流量だけを変更する。
図8は、制御装置2が実行する指令処理と給湯機5が実行する制御処理との手順を示すフローチャートである。
まず、制御装置2は、目標消費電力を給湯機5に指令する(ステップS101)。即ち、消費電力変更要求部203は、現在の発電電力と宅内の総消費電力とに基づき、目標消費電力(W0)を算出し、変更要求データを生成して給湯機5に送信する。
制御装置2から目標消費電力の指令があると、即ち、制御装置2からの変更要求データが変更要求受付部920によって受信されると(ステップS201;Yes)、給湯機5は、駆動周波数を推定する(ステップS202)。即ち、駆動周波数推定部921は、新たな目標消費電力(W0)に対応する駆動周波数(H)を推定する。
給湯機5は、水流量推定部922は、水流量を推定する(ステップS203)。即ち、水流量推定部922は、新たな目標消費電力(W0)に対応する水流量(U)を推定する。
給湯機5は、目標消費電力の変化量が予め定められた基準値よりも大きいか否かを判別する(ステップS204)。給湯機5は、目標消費電力の変化量が基準値よりも大きいと判別すると(ステップS204;Yes)、第1の制御手法で制御を行う(ステップS205)。即ち、制御手法決定部923は、沸上げ温度を維持したまま(一定に保ちながら)駆動周波数を変更して目標消費電力にする第1の制御手法を決定する。そして、制御実行部924は、水ポンプ91の水流量を制御して沸上げ温度を一定に保ちながら、圧縮機80の駆動周波数を変更する。
一方、目標消費電力の変化量が基準値よりも大きくないと判別した場合(ステップS204;No)に、給湯機5は、第2の制御手法で制御を行う(ステップS206)。即ち、制御手法決定部923は、駆動周波数を維持したまま沸上げ温度を変更して目標消費電力にする第2の制御手法を決定する。そして、制御実行部924は、圧縮機80の駆動周波数を一定に保ちながら、水ポンプ91を制御して水流量だけを変更する。
また、制御装置2は、差分電力を算出する(ステップS102)。即ち、機器制御部202は、発電電力と消費電力との差分電力(Wd)を算出する。そして、制御装置2は、差分電力量を算出する(ステップS103)。即ち、機器制御部202は、差分電力(Wd)を一定時間(例えば、10分)積算し、差分電力量(ΣWd)を求める。
制御装置2は、差分電力量が正か否かを判別する(ステップS104)。機器制御部202は、差分電力量(ΣWd)が正であるか否かに応じて、機器7の運転を適宜制御する。制御装置2は、差分電力量が正であると判別すると(ステップS104;Yes)、機器7の消費電力を上げる(ステップS105)。即ち、差分電力量(ΣWd)が正の場合(ΣWd>0)に、機器制御部202は、機器7の消費電力を上げる指令を発する。なお、機器制御部202は、給湯機5の消費電力を上げる指令も発してもよい。
一方、差分電力量が正でないと判別した場合(ステップS104;No)に、制御装置2は、機器7の消費電力を下げる(ステップS106)。即ち、積算差分電力(ΣWd)が正でない場合(ΣWd≦0)に、機器制御部202は、機器7の消費電力を下げる指令を発する。なお、機器制御部202は、給湯機5の消費電力を下げる指令も発してもよい。
なお、差分電力量(ΣWd)が負の場合(ΣWd<0)では、高額な買電が生じる可能性があるため、差分電力量(ΣWd)の目標値を、ある程度プラス側にオフセットしておき、実際の買電を生じさせないようにしてもよい。また、機器7の消費電力が下限の状態(省電力最小運転)のまま、差分電力量(ΣWd)が負である状況(ΣWd<0)が一定時間(例えば、10分)継続した場合に、機器制御部202は、運転中の機器7を停止させる。この場合、高額な買電を生じさせないようにすることができる。なお、運転を停止させるのは、機器7に限られず、給湯機5も含めてもよい。その場合、一旦運転を停止させた給湯機5を再起動させる際には、機器制御部202は、一定時間(例えば、3分)の間隔を空けるようにする。これは、圧縮機80が過度に発停することによるストレスを抑え、圧縮機80の寿命を長くするためである。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るエネルギー管理システム1では、発電設備6による発電電力を自家消費する際に、電力使用量が大きいと、「電力使用量>発電電力」となるが、実際の電力使用量に基づき、給湯機5や機器7の運転を制御することで、高額な買電を生じさせないようにすることができる。これにより発電電力を宅内で有効に消費し、不要な買電をなくし、ランニングコストを最小化することができる。
また、給湯機5の消費電力に対して影響が大きい(早い)第1の制御手法を優先し、更なる調整に第2の制御手法を用いることで、追従性を高める(即応性の向上と消費電力の調整幅を拡大させる)ことができる。また、機器7を省電力最小運転のまま差分電力量が負となる状況が続いた場合に、運転中の機器7を停止させることで、高額な買電を生じさせないようにすることができる。
また、一旦給湯機5の運転を停止させた後では、一定時間(例えば、3分)内の再起動を行わないことで、圧縮機80の発停を抑制し、圧縮機80に対する過度なストレスを抑え長寿命化が可能となる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、給湯機5が、自己の消費電力を計測する電力計測部を備えるようにしてもよい。このようにすると、制御装置2から消費電力の通知を受けることなく、給湯機5の制御基板86は、圧縮機80や水ポンプ91の制御を行うことが可能となる。
また、制御の対象にとして送風機84も含めるようにして、ファンの回転数を変更するようにしてもよい。
また、駆動周波数(H)及び水流量(U)の推定は、様々な手法が採用され得る。以下、他の手法の一例を示す。
(1)水流量(U)を仮定して、入水温度(Twi)と目標沸上げ温度(Two)と水物性からこの場合の水側能力を算出する。
(2)算出した水側能力とバランスが取れるヒートポンプ側能力となる場合の外気温度(Ta)での駆動周波数(H)を、ヒートポンプ特性式(実験式や冷媒物性式)を用いた収束計算により求める。
(3)求めた駆動周波数(H)に対応する消費電力が目標消費電力(W0)に一致するか否かを判定し、一致するまで水流量(U)を仮定し直して再計算する。
また、タンクユニット9の制御基板92ではなく、ヒートポンプユニット8の制御基板86が、図7に示すような、変更要求受付部920、駆動周波数推定部921、水流量推定部922、制御手法決定部923及び制御実行部924を備え、上述した制御処理(図8参照)を実行してもよい。
また、制御装置2が、ユーザからの操作を受け付けるための入力デバイスと、ユーザに情報を提示するための表示デバイスをさらに含んで構成されるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、制御装置2が家屋Hに設置された場合について説明したが、制御装置2と同等の機能を有する装置を家屋Hの外に設置するようにしてもよい。
この場合の例を図9に示す。この例では、家屋Hには、制御装置2の代わりにルータ15が設置されている。一方、家屋Hの外には、ルータ15とインターネットを介して通信可能に接続されるサーバ16が設置されている。この場合、ルータ15とサーバ16とが協調して制御装置2の役割を果たす。
また、上記の実施形態において、制御装置2によって実行されるプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disk)、USBメモリ、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、かかるプログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記の実施形態における制御装置2として機能させることも可能である。
また、上記のプログラムをインターネットといった通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロードするようにしてもよい。また、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。さらに、プログラムの全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを上記の記録媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロードしてもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能である。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、家庭内で使用される電力の管理を行うシステムに好適に採用され得る。
1 エネルギー管理システム、2 制御装置、3 操作端末、4 電力計測装置、5 給湯機、6 発電設備、7(7−1,7−2,…) 機器、8 ヒートポンプユニット、9 タンクユニット、10 配管、11 商用電源、12 分電盤、13 PVパネル、14 PV−PCS、15 ルータ、16 サーバ、20 CPU、21 通信インタフェース、22 ROM、23 RAM、24 二次記憶装置、25 バス、80 圧縮機、81 水冷媒熱交換器、82 膨張弁、83 空気熱交換器、84 送風機、85a,85b 温度センサ、86,92 制御基板、90 貯湯タンク、91 水ポンプ、200 ユーザインタフェース部、201 電力値取得部、202 機器制御部、203 消費電力変更要求部、920 変更要求受付部、921 駆動周波数推定部、922 水流量推定部、923 制御手法決定部、924 制御実行部、D1〜D5 電力線

Claims (5)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    冷媒と水との熱交換を行う水冷媒熱交換器と、
    前記水冷媒熱交換器に水を供給する水ポンプと、
    前記水冷媒熱交換器により温められた温水を溜める貯湯タンクと、
    目標とする沸上げ温度を維持したまま前記圧縮機の駆動周波数を制御する第1の制御と、前記圧縮機の駆動周波数を維持したまま目標とする沸上げ温度を変更するために前記水ポンプの流量を制御する第2の制御とを行う制御手段と、を備えた給湯機であって、
    前記制御手段は、目標消費電力の変化量が予め定められた基準を超えているか否かに応じて、前記第1の制御と前記第2の制御とを切り換える、給湯機。
  2. 前記制御手段は、電力を消費する際に、前記第1の制御の方を、前記第2の制御よりも先に行う、
    請求項1に記載の給湯機。
  3. 前記制御手段は、前記目標消費電力の変化量が予め定められた基準よりも小さい場合、若しくは、前記圧縮機の駆動周波数が予め定められた下限に達している場合に、前記第2の制御を行う、
    請求項1又は2に記載の給湯機。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の前記給湯機と、太陽光による発電設備と、宅内に配置された機器と、前記給湯機及び前記機器に指令を発する制御装置と、を備えたエネルギー管理システムであって、
    前記制御装置は、前記発電設備により発電された発電電力と前記機器の消費電力を含めた総消費電力との差分を積算した差分電力量が、正であるか否かに応じて、前記給湯機及び前記機器に対する指令内容を変化させる、エネルギー管理システム。
  5. 前記制御装置は、前記差分電力量が負である状況が予め定められた基準時間よりも長く続いた場合に、運転中の前記給湯機又は前記機器を停止させる、
    請求項4に記載のエネルギー管理システム。
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