JP6494218B2 - 劣決定系線型方程式の求解装置、被検体情報取得装置 - Google Patents

劣決定系線型方程式の求解装置、被検体情報取得装置 Download PDF

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Description

本発明は、連立線型方程式の求解方法及び求解装置に関し、特に、変数の数に対して方程式の数が少ない劣決定系線型方程式の求解技術に関する。
X線CT(Computed Tomography)やMRI(Magnetic Resonance Imaging)等の医療
機器では、人体内部の3次元構造を、2次元平面への投影観測画像から再構成する。推定したい3次元構造を未知ベクトルx、X線投影のような観測過程を行列A、観測信号をbとおくと、この観測過程は次のように定式化できる:
Figure 0006494218

Aは係数行列、bは定数ベクトルあるいは右辺ベクトルとも呼ばれる。
式(1)の方程式を求解する場合、3次元構造の推定精度を向上させるために観測の回数を多くすることが一般的である。以後、推定すべき信号xの次元をN、観測信号bの次元をMとし、M<Nを仮定する。式(1)は、変数の次元Nに対して方程式の数Mが少ないので、劣決定系線型方程式と呼ばれる。
劣決定系線型方程式は解が無数に存在するので、一般に正則化と呼ばれる技術を適用することによって解を一意に決定する。
近年、推定すべき信号のスパース性を仮定する(つまり、ベクトルxの多くの要素がゼロであると仮定する)ことによって、劣決定系線型方程式を精度よく求解する技術が提案された。この技術はスパース正則化と呼ばれ、例えば、画像のノイズ除去、医用画像の再構成等に有効な技術として注目されている。
スパース正則化のアルゴリズムは大きく2種類に分類することが出来る。「Greedy algorithm」と「L1正則化」である。Greedy algorithmで最も性能が良い方法が、非特許文献1に開示されたsubspace pursuit(以下SPと略記する。)であり、L1正則化で最も性能が良い方法が非特許文献2に開示されたFISTAである。
FISTAに比べて圧倒的に高速に精度の良い解を見つけることが出来るSPの処理の流れを、図3を用いて説明する。
ステップS301では、係数行列A、定数ベクトルbの値を設定する。また、非ゼロ要
素の数Kを設定する。Kの値はユーザが決めるものであり、K≦M/2を満たす任意の値が設定される。
以下、変数xの要素番号の集合をΩと表記し、全体集合をΩall:={1,2,…,N}と表記する。
ステップS302では、変数x(0)を初期化する。また、非ゼロ要素候補の要素番号の集合Ω(0)を空集合で初期化する。反復回数t=1に設定する。なお、カッコ書きの上付き添え字は反復回数(イテレーション回数)を表す。
ステップS303では、変数x(t−1)を用いて、残差r(t−1):=b−Ax(t−1)を計算する。
ステップS304では、疑似誤差ε(t−1):=A(t−1)を計算し、疑似誤差の絶対値が大きい順にK個の要素を抽出する。抽出されたK個の要素の要素番号の集合
をΔΩ(t)とする。
ステップS305では、集合Ω (t)=Ω(t−1)∪ΔΩ(t)を求め、射影作用素P(t):=Ωall→Ω (t)を生成する。Ω (t)の要素数はK個以上M個以下である。例えば、Ωall:={1,2,…,5}でΩ (t):={1,3,5}のとき、射影作用素P(t)は以下の行列になる。
Figure 0006494218
ステップS306において、次式で表される部分問題を構成し、求解する。
Figure 0006494218

ただし、z(t):=P(t)(t)は部分問題での変数であり、次元はK以上M以下である。
次元がMのとき、式(3)は正則であり解が一意に決まるので、通常の連立方程式の求解法、例えばJacobi法、Gauss-Seidel法、SOR法のような直接法や共役勾配法のような反
復解法を用いる。一方、次元がM未満のときは優決定系なので、最小二乗法の問題と捉え、例えば次式を求解する:
Figure 0006494218
ステップS307では、ステップS306で得られた解z(t)を用い、次式でx(t)の値を計算する。
Figure 0006494218

ステップS308では、x(t)から絶対値が大きい順にK個の要素を抽出し、抽出されたK個の要素の要素番号の集合をΩ(t)とする。このΩ(t)は次回の反復計算のステップS305で利用される。
所定の収束条件を満足するまで、ステップS303〜S308を繰り返す。
Wei Dai and Olgica Milenkovic: "Subspace Pursuit for Compressive Sensing Signal Reconstruction," IEEE Transactions on Information Theory, VOL.55, NO.5, pp.2230-2249, MAY 2009. Amir Beck and Marc Teboulle : "A Fast Iterative Shrinkage-Thresholding Algorithm for Linear Inverse Problems," SIAM Journal on Imaging Sciences, Vol.2, No.1, pp.183-202, 2009.
従来の2つの求解法SP及びFISTAの性能は、図5に示す完全再構成マップで見ることが出来る。推定する信号の数N、即ち変数の数Nは256である。図5は、正規分布に従って生成した行列A及び正解10ケースに対して各求解法を用い、9ケースが相対誤差5%以下であったときを完全再構成領域として作図した。図中横軸は疎性率(=非ゼロ要素の数/推定信号の数)、縦軸は観測率(=観測信号の数/推定信号の数)である。グラフ中の各線はそれぞれの解法に対するものであり、線の左上の領域が完全再構成領域である。線501は理論限界、線502はSPの限界、線503はFISTAの限界である。同図より、いずれの方法も理論限界に対して改善の余地があることがわかる。例えば、X線CTやMRI等の医療機器の場合、被験者の身体的・心理的負担を減らすために、観測回数をより少なくし測定時間をより短くすることが望まれる。よって、必要な観測信号の数を削減することは、実用上、きわめて重要な課題である。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、より小さい観測率で(より少ない観測信号数で)より高い推定精度を実現できる求解技術を提供することを目的とする。
本発明の第態様は、求めるべき変数の要素数がNであり線型方程式の数がMである(M及びNは1≦M<Nを満たす整数)、劣決定系の連立線型方程式を反復計算により解くための求解装置であって、反復計算を行う計算手段を備え、前記計算手段は、各反復において、前記変数のN個の要素のなかから非ゼロ要素候補をM個以上抽出する抽出ステップと、抽出した非ゼロ要素候補のみを変数とする部分問題を設定し、前記部分問題を不良設定問題として求解する部分問題求解ステップと、前記部分問題求解ステップで得られた非
ゼロ要素候補の値に基づき、前記求めるべき変数のN個の要素の値を更新する更新ステップと、を実行することを特徴とする劣決定系線型方程式の求解装置である。
本発明の第態様は、観測系によって得られた観測データから被検体の内部の情報を表す画像データを再構成する被検体情報取得装置であって、前記観測系の特性を表すデータ、及び、前記観測系によって得られた観測データを取得するデータ取得手段と、本発明に係る劣決定系線型方程式の求解装置と、を備え、前記求解装置は、前記観測系の特性を表すデータを行列A、前記観測系によって得られた観測データを定数ベクトルb、被検体の内部の情報を表す画像データを未知変数xとする、連立線型方程式Ax=bの解を計算することを特徴とする被検体情報取得装置である。
本発明の第態様は、コンピュータを、本発明に係る劣決定系線型方程式の求解装置として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、より小さい観測率で(より少ない観測信号数で)より高い推定精度を実現できる求解技術を提供することができる。
本発明の実施形態に係る求解方法の処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る求解装置の構成を示すブロック図。 SPの計算処理例を示すフローチャート。 FISTAの計算処理例を示すフローチャート。 従来技術と本発明の実施形態の求解方法の性能を示す完全再構成マップ。 本発明の求解方法を適用した被検体情報取得装置の構成例。 従来技術(SP法)と本発明の実施形態の方法の誤差ノルムの収束の様子。
本発明は、劣決定系の連立線型方程式Ax=bをコンピュータによる反復計算により解くための求解技術に関し、前述したSP(subspace pursuit)の改良アルゴリズムを提案するものである。
本方法と、従来のSPとの違いは、次のとおりである。SPでは非ゼロ要素の値を求めるためにM次元以下の優決定系の部分問題を設定したのに対し、本方法ではM次元以上の劣決定系の部分問題(不良設定問題)を設定する点である。SPにおいては、Kの値が推定精度に影響を及ぼすことが知られており、解くべき問題に応じて適切なKの値を設定しなければならないことが実用上の課題の一つであった。この点、本方法では非ゼロ要素数を設定する必要がないので、ユーザの負担を減らせると共に、安定した推定精度が期待できる。
本方法において、部分問題を求解するための方法には、各種の正則化アルゴリズムを利用できる。好ましくは、部分問題の解法にスパース正則化を用いるとよい。前述のようにスパース正則化のアルゴリズムには大きく分けてGreedy algorithm(GA)とL1正則化とがあるが、GAはSPと同様の課題を持つ場合があるので、L1正則化が好ましく利用できる。
また、本方法と従来のL1正則化との違いは次のとおりである。従来のL1正則化は元のN次元の問題を求解するが、本発明はM次元以上で2M次元以下の部分問題を求解するので、計算時間の点で劇的に有利である。
<実施形態>
以下、本発明に係る求解方法および求解装置の好ましい実施形態について、図面を参照して詳しく説明する。
(求解装置の構成)
図2は、本発明の実施形態に係る求解装置として機能するコンピュータの基本構成を示すブロック図である。このコンピュータは、大略、バス207を介して接続されたCPU201、表示装置202、入力装置203、RAM204、ハードディスク装置205、NIC206等から構成される。
CPU(中央演算装置)201は、RAM(主記憶装置)204に記憶されているプログラムやデータを用いて本装置全体の制御を行うと共に、後述する各処理を実行する。表示装置202は、液晶ディスプレイなどにより構成されており、CPU201による処理結果(得られた解、再構成した画像)を文字や画像などでもって表示することができる。入力装置203は、キーボードやマウスなどの操作系の装置により構成されており、各種の指示をCPU201に対して入力することができる。RAM204は,ハードディスク装置205からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶する為のエリアを備えると共に、CPU201が各種の処理を実行する際に必要なワークエリアを備える。ハード
ディスク装置205には、OS(オペレーティングシステム)や、コンピュータが行うべき後述の各処理をCPU201に実行させるためのプログラムやデータが保存されている。これらのプログラムがRAM204にロードされ、CPU201によって実行されることで、本コンピュータが連立線型方程式を数値的に解くための求解装置として機能する。NIC(ネットワークインターフェースコントローラ)206は、外部装置とのデータ通信を行う際のインターフェースとして機能するものである。本コンピュータはこのNIC206を介して外部装置とプログラムやデータの送受信を行う。
なお、ハードディスク装置205が保存しているプログラムやデータの代わりに、NIC206を介して外部装置から受信したプログラムやデータをCPU201による処理対象としても良い。すなわち、求解装置は、クライアント−サーバ、クラウドコンピューティング、グリッドコンピューティングなどのシステム構成を採ることもできる。あるいは、医療機器や画像分析機器などに搭載される組み込み用コンピュータに求解装置の機能を実装することもできる。あるいは、求解装置の機能の全部又は一部をASICやFPGAなどの回路で構成してもよい。
(求解方法)
次に、本実施形態に係る劣決定系線型方程式の求解方法について説明する。ここでは、解くべき連立線型方程式としてAx=bが与えられるものとする。Aは係数行列であり、bが定数ベクトル(右辺ベクトル)であり、xが求めるべき変数ベクトルである。また、変数ベクトルの次元、つまり変数xの要素数はNであり、定数ベクトルの次元、つまり方程式の数はMであり、1≦M<N(M,Nは整数)である。
図1は、求解装置によって実行される求解処理の流れを示すフローチャートである。図1に示す各処理の実行主体は、求解装置のCPU(計算手段)201である。
ステップS101において、CPU201は、ユーザによって入力された問題、すなわち、係数行列Aの値と定数ベクトルbの値をそれぞれ設定する。
ステップS102において、CPU201は、変数xのメモリ領域を確保し、初期値x(0)を設定する。また、反復回数t=1に設定する。
ステップS103において、CPU201は、変数x(t−1)を用いて、残差r(t−1):=b−Ax(t−1)を計算する。
ステップS104において、CPU201は、残差r(t−1)を用いて疑似誤差ε(t−1):=A(t−1)を計算する。そして、CPU201は、疑似誤差の絶対値が大きい順にM個の要素を抽出し、抽出されたM個の要素の要素番号の集合をΔΩ(t)とする。
ステップS105において、CPU201は、非ゼロ要素候補の集合Ω (t)=Ω(t−1)∪ΔΩ(t)を求め、射影作用素P(t):=Ωall→Ω (t)を生成する。Ωallは要素番号の全体集合である。ここで、Ω (t)の要素数はM個以上2M個以下である。例えば、Ωall:={1,2,…,5}でΩ (t):={1,3,5}のとき、射影作用素P(t)は以下の行列になる。
Figure 0006494218

ただし、射影作用素は陽に確保する必要はない。したがって、プログラムの実装では、
非ゼロ要素候補の要素番号(つまりΩ (t)の要素)だけをメモリに記憶しておけばよい。以下に述べる部分問題を取り扱う場合でも、射影作用素P(t)の計算を行うよりも、非ゼロ要素候補の要素番号に対応する部分を抽出する操作を行う方が計算量的に有利である。
上記ステップS103〜S105の処理が、非ゼロ要素候補をM個以上抽出する抽出ステップに相当する。本実施形態の抽出ステップでは、連立線型方程式の残差r(t−1)に基づいて非ゼロ要素候補の更新を行っている。詳しくは、残差r(t−1)に基づきN個の要素のなかから誤差ε(t−1)が大きいと推定される要素を選択し(ΔΩ(t))、前回の反復にて抽出した非ゼロ要素候補(Ω(t−1))に新たに選択した要素を追加する(Ω(t−1)∪ΔΩ(t))。かかる更新操作によって、非ゼロ要素の抽出および修正を適切に行うことが期待できる。
次に、ステップS106において、CPU201は、非ゼロ要素候補のみを変数とする部分問題を設定する。非ゼロ要素候補のみの変数をz(t)とすると、部分問題は次式のように表せる。
Figure 0006494218

ただし、z(t):=P(t)(t)である。変数z(t)の要素数はM個以上2M個以下である。方程式はM個なので、要素数がM個の場合以外は不良設定問題になる。よって、式(7)の部分問題は、なんらかの正則化法を用いて求解する。
ステップS107において、CPU201は、式(7)の部分問題をスパース正則化法を用いて解くことで、変数z(k)の値を求める。本実施形態では、スパース正則化法の一つであるFISTAを部分問題の解法に適用する。
FISTAでは、以下の式(8)で定義される評価関数Lの最小値を探索することによって、式(7)を満足し、かつ非ゼロ要素数が少ない解ベクトルzを得る。
Figure 0006494218

評価関数の第1項は式(7)の連立方程式の残差ベクトルのL2ノルムであり、残差ノルムと呼ばれる。また、第2項は解ベクトルzのL1ノルム(ベクトルzの全要素の絶対値和)に定数λを乗じたものである。この評価関数Lは、解ベクトルzが正解に近づくほど第1項が小さくなり、解ベクトルzがスパースになるほど(ゼロ要素が増すほど)第2項が小さくなる、という性質をもつ。
FISTAの処理の流れを、図4を用いて説明する。
ステップS401では、CPU201が、変数z(0)とy(1)に初期値を設定し、反復回数k=1、μ(1)=1とする。
ステップS402では、CPU201が変数zのステップ幅βを決定する。ステップ幅βには、次式で定義される∇LのLipschitz定数の逆数を設定するが、次元が大きくな
ると計算時間が膨大になるので、近似値で代替してもよい。ただし、近似値はLipschitz
定数の逆数を超えてはならない。
Figure 0006494218

ステップ幅βは黄金分割探索(golden section search)によって決定することもでき
る。また、計算可能であれば次式によりステップ幅βを求めることも有効である:
Figure 0006494218
ステップS403では、CPU201は次式で変数z(k)を計算する。
Figure 0006494218

ここで、proxγは下記式で定義される関数である。
Figure 0006494218

γは反復回数に対して単調減少するように、例えば以下のように設定する。
Figure 0006494218

ただし、kMAXはユーザが設定した最大反復回数である。
ステップS404では、CPU201は次式でμ(k+1)を計算する。
Figure 0006494218
ステップS405では、CPU201は次式でy(k+1)を計算する。
Figure 0006494218

上記更新式のかわりに、ISTAに従って次式を用いてもよい:
Figure 0006494218
CPU201は所定の収束条件を満足するまで、ステップS403〜S405を繰り返す(ステップS406)。収束条件としては、例えば、評価関数Lの値が所定の閾値よりも小さくなること、式(7)の残差ノルム(評価関数Lの第1項に相当)の値が所定の閾値よりも小さくなること、反復回数kが所定数に達すること、などの条件を用いることができる。あるいは、評価関数、残差ノルム、反復回数のうちの二つ以上を組み合わせた収束条件を設定してもよい。組み合わせとは、複数の条件(命題)の論理積又は論理和である。ただし、部分問題を残差ノルムが小さくなるまで求解すると、全体問題の求解が収束しないことが分かっている。部分問題求解の反復回数は、例えば10回程度で十分である。
ステップS406において所定の収束条件を満たすと判断されたら、式(7)の部分問題の解z(t)を確定し、図1のステップS108に進む。上記ステップS106〜S107の処理が、部分問題を不良設定問題として求解する部分問題求解ステップに相当する。
ステップS108では、CPU201が、ステップS107で得られた部分問題の解z(t)(つまり、非ゼロ要素候補の値)を全体問題の解xに展開する。具体的には、次式の計算により変数x(t)のN個の要素の値を更新する。
Figure 0006494218
ステップS109では、CPU201がx(t)から絶対値が大きい順にM個の要素を抽出し、抽出されたM個の要素の要素番号の集合をΩ(t)とする。このΩ(t)は次回の反復計算における非ゼロ要素候補の抽出ステップ(S103〜S105)で利用される。
ステップS110は、反復計算を終了するか否かを判断するステップである。CPU201は、反復計算の状態が所定の収束条件を満足するか否かを評価し、収束条件を満たさない場合は反復回数tをインクリメントしてステップS103に戻り、収束条件を満たす場合は反復計算を抜けてステップS111に進む。収束条件としては、例えば、所定の評価関数の値が所定の閾値よりも小さくなること、残差ノルム(残差ベクトルb−AxのL2ノルム)の値が所定の閾値よりも小さくなること、反復回数tが所定数に達すること、などの条件を用いることができる。評価関数としては、求めるべき変数xの関数として定義されるものであればいかなる関数を用いてもよい。あるいは、単独の条件(命題)ではなく、評価関数、残差ノルム、反復回数のうちの二つ以上を組み合わせた収束条件を設定してもよい。組み合わせとは、複数の条件(命題)の論理積又は論理和である。例えば、「反復回数が所定数を超え、且つ、評価関数の値が閾値よりも小さくなること」を収束条件としたり、「評価関数の値が第1の閾値よりも小さくなるか、又は、残差ノルムの値が第2の閾値よりも小さくなること」を収束条件としてもよい。あるいは、評価関数や残差ノルムの値が閾値を下回る状態が複数回続くこと、を収束条件としてもよい。
ステップS111は、反復計算終了後に、連立線型方程式の解を決定するステップである。簡単には、最後の反復計算で得られた変数xの値を方程式の解に選べばよい。あるいは、CPU201が、ステップS103〜S109の反復計算の中で、評価関数の値又は
残差ノルムを最も小さくする変数xをメモリに記憶しておき、そのときの変数xの値を最適解として出力してもよい。
以上述べた処理によって、劣決定系の連立線型方程式の解を精度よく求めることができる。本実施形態の求解方法の性能を図5の完全再構成マップの線504に示す。従来方法のSP(502)及びFISTA(503)に比べて、本実施形態の方法の性能(504)は理論限界(501)に近づいている。特に疎性率が0.2以上の広い領域において、従来方法では不可能だった問題の再構成が可能になっていることが分かる。
次にノイズ除去の問題に適用した結果を図7に示す。対象画像は64×64画素であり、方程式数、即ち観測回数は画素数と同じであるが、ノイズが重畳している。図中、横軸が計算時間、縦軸が正解と近似解との誤差ノルムである。また、SP法の結果701、702、703に対して本実施形態の方法の結果は704、705、706であり、それぞれ計算パラメタを1024、1600、2048に設定したものである。正解の非零要素数は800であり、SP法も本実施形態の方法もパラメタ値1024(701と704)および1600(702と705)では正解に収束した。しかし、パラメタ値が正解の非零要素数と大きく異なる場合、即ち2048のとき、本実施形態の方法は正解に収束する(706)が、SP法は収束しなかった(703)。このように、本実施形態の方法は、SP法の計算パラメタ、即ちユーザが設定すべき非零要素数に対して頑健であることがわかる。また、本実施形態の方法では部分問題を完全に求解しないので、SP法に比べて計算時間が短縮できる。これは、701と704、702と705の比較によって確認することが出来る。
(適用例)
本実施形態の求解方法を被検体情報取得装置における画像再構成処理に適用した例について説明する。被検体情報取得装置とは、観測系によって得られた観測データから被検体の内部の情報を表す画像データを再構成する装置であり、例えば、医用画像診断装置(X線CT、MRI、光音響トモグラフィ、超音波診断装置など)や非破壊検査装置が該当する。
図6は、本実施形態の求解装置を搭載した医用画像診断装置の構成を模式的に示す図である。図に示すように、医用画像診断装置は、観測系(測定装置)601、投影データ生成部602、データ取得部603、再構成部604、表示装置605などを備える。
観測系601は、測定装置筐体606、信号発生源608、609、610、検出器611、612、613を有している。信号発生源608、609、610は、筐体606の内部に置かれた被検体607に対し、測定用信号を照射する装置である。例えば、X線CTであればX線源、MRIであれば磁界発生源、光音響トモグラフィであればレーザ光源、超音波診断装置であれば超音波送信機が該当する。被検体607を透過した信号、又は被検体607の内部で発生もしくは反射した信号が、検出器611、612、613で検出される。
投影データ生成部602は、複数の検出器611、612、613で検出された信号を所定のフォーマットに従って一つの観測データにまとめる。例えば2次元画像のラスタースキャンによるベクトル表現のようにである。これによって、それぞれの検出信号b、b、bが一つのベクトルbとして統合される。
データ取得部603は、投影データ生成部602から取得した観測データ(ベクトルb)と、予め記憶されている観測系601の特性を表すデータ(係数行例A)とから、連立方程式Ax=bを作成する。xは未知変数であり、N次元のベクトルである。係数行列A
は、観測系601を構成する信号発生源や検出器の物理的特性などを元に理論的に作成してもよいし、内部構造が既知のサンプルを観測系601で実測した結果から作成してもよい。図6のA、A、Aはそれぞれ、信号発生源608と検出器611の特性、信号発生源609と検出器612の特性、信号発生源610と検出器613の特性を示している。
再構成部604は、図1に示した求解方法を用いて未知変数xを求める。そして、再構成部604は、得られた未知変数xの解に基づき、被検体607の内部構造を表す画像データを生成する。生成されたデータは表示装置605に表示される。このとき、被検体の断面(2次元画像)を表示してもよいし、被検体内部の3次元構造を表示してもよい。その際、ユーザーインターフェイスによって、画像の回転・並進などの操作を指示できるとよい。
ところで、本実施形態の求解方法は、未知変数xのうちの多くがゼロ要素とみなせるとの仮定をおいている。それゆえ、未知変数xの疎性が十分でない場合には、解の推定精度が低下するなど、期待する性能が得られない可能性がある。そこで、データ取得部603が、係数行列Aの代わりに係数行列(AΦ−1)を用いて、連立方程式(AΦ−1)w=bを作成し、再構成部604が図1に示した求解方法を用いて未知変数wを求めた後、x=Φ−1wにより本来の未知変数xを計算してもよい。Φは、未知変数xの疎性を高める作用をもつ特徴量変換行列である。つまり、未知変数xに変換行列Φを作用させた変数であるw=Φxは、変数xに比べて高い疎性をもつので、本実施形態の方法による求解が容易となるのである。変換行列Φとしては、被検体の内部の情報を表す画像データ(変数x)のゼロ要素を増加させるフィルタ、例えば、微分フィルタ、2次微分フィルタ、ハイパスフィルタ、カットオフフィルタなどを用いることができる。このような方法により、画像再構成の精度をより高めることが期待できる。
201…CPU、202…表示装置、203…入力装置、204…RAM、205…ハードディスク装置、206…NIC、207…バス

Claims (10)

  1. 求めるべき変数の要素数がNであり線型方程式の数がMである(M及びNは1≦M<Nを満たす整数)、劣決定系の連立線型方程式を反復計算により解くための求解装置であって、
    反復計算を行う計算手段を備え、
    前記計算手段は、各反復において、
    前記変数のN個の要素のなかから非ゼロ要素候補をM個以上抽出する抽出ステップと、
    抽出した非ゼロ要素候補のみを変数とする部分問題を設定し、前記部分問題を不良設定問題として求解する部分問題求解ステップと、
    前記部分問題求解ステップで得られた非ゼロ要素候補の値に基づき、前記求めるべき変数のN個の要素の値を更新する更新ステップと、を実行することを特徴とする劣決定系線型方程式の求解装置
  2. 前記計算手段は、前記部分問題求解ステップでは、スパース正則化法を用いて前記部分問題を求解することを特徴とする請求項1に記載の劣決定系線型方程式の求解装置
  3. 前記計算手段は、前記抽出ステップでは、前記連立線型方程式に前記変数の値を代入したとき左辺と右辺の差である残差に基づいて、抽出する非ゼロ要素候補を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の劣決定系線型方程式の求解装置
  4. 前記計算手段は、前記抽出ステップでは、前記残差に基づき前記N個の要素のなかから誤差の絶対値が大きい順に所定個の要素を選択し、前回の反復において抽出した非ゼロ要素候補に対し前記選択した要素を追加することを特徴とする請求項3に記載の劣決定系線型方程式の求解装置
  5. 前記計算手段は、各反復において、前記求めるべき変数の関数として定義される評価関数の値、前記連立線型方程式に前記変数の値を代入したとき左辺と右辺の差で定義されるベクトルのノルムである残差ノルム、反復計算の回数、又は、これらのうちの二つ以上の組み合わせにより構成される収束条件を満足するか否かで、反復計算の終了を判断する
    ステップ、を実行することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の劣決定系線型方程式の求解装置
  6. 前記計算手段は、反復計算の終了後、各反復で得られた前記変数の値のうち、前記評価関数の値又は前記残差ノルムを最も小さくするものを、前記連立線型方程式の解に決定するステップ、を実行することを特徴とする請求項5に記載の劣決定系線型方程式の求解装置
  7. 観測系によって得られた観測データから被検体の内部の情報を表す画像データを再構成する被検体情報取得装置であって、
    前記観測系の特性を表すデータ、及び、前記観測系によって得られた観測データを取得するデータ取得手段と、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の劣決定系線型方程式の求解装置と、を備え、
    前記求解装置は、前記観測系の特性を表すデータを行列A、前記観測系によって得られた観測データを定数ベクトルb、被検体の内部の情報を表す画像データを未知変数xとする、連立線型方程式Ax=bの解を計算することを特徴とする被検体情報取得装置。
  8. 前記求解装置は、
    予め与えられた変換行列Φを用いて連立線型方程式(AΦ−1)w=bにおける変数wを求解した後、
    x=Φ−1wにより、変数xを求めることを特徴とする請求項に記載の被検体情報取得装置。
  9. 前記変換行列Φは、被検体の内部の情報を表す画像データのゼロ要素を増加させるフィルタであることを特徴とする請求項に記載の被検体情報取得装置。
  10. コンピュータを、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の劣決定系線型方程式の求解装置として機能させるためのプログラム。
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