JP6493885B2 - 画像位置合せ装置、画像位置合せ装置の作動方法および画像位置合せプログラム - Google Patents

画像位置合せ装置、画像位置合せ装置の作動方法および画像位置合せプログラム Download PDF

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Description

本発明は、術中映像と対象部位の手術に関連する関連画像との位置合せを行う画像位置合せ装置、画像位置合せ装置の作動方法および画像位置合せプログラムに関するものである。
近年、3次元医用画像を用いた手術シミュレーションが盛んに行われている。手術シミュレーションとは、医用画像から手術対象となる組織、臓器およびその周辺構造を可視化し、実際の手術で行われる手技をシミュレーションするものである。例えば、肝臓の部分切除シミュレーションでは、CT(Computed Tomography)画像あるいはMRI(Magnetic Resonance Imaging)画像の断層画像から、肝臓、門脈、静脈、動脈、体表、骨および腫瘍といった組織を抽出し、これらを3次元画像として可視化した画像を生成し、その画像を用いて、例えば肝臓内にある腫瘍を含む肝臓領域を切除する範囲をコンピュータで計算する等して、手術計画を立てる。
一方、上述したような手術シミュレーションに用いた画像(以下、シミュレーション画像とする)を、手術中に参照したいという要求がある。このため、シミュレーション画像を紙に印刷して手術室に持ち込んだり、手術室に設置されたディスプレイに表示したりすることが行われている。そして医師は、実際の患者の術部を見ながら、確認のために紙に印刷したあるいはディスプレイに表示したシミュレーション画像を見ながら手術を行う。
しかしながら、患者とシミュレーション画像とを交互に見ながら手術を行うことは、非常に煩わしく、実際の手術対象にシミュレーション画像を重畳させて確認したいという要望がある。このため、手術中に手術の対象部位を撮影して複数の画像からなる映像を取得し、映像にシミュレーション画像を重畳して表示する手法が提案されている。例えば、特許文献1には、光学センサあるいは磁気センサを、術部を撮影するカメラ、術具、もしくは臓器に直接取り付け、それらの相対位置関係をキャリブレーション、すなわち初期位置合せし、初期位置合せ後のカメラの位置および向きの変更、並びに臓器の移動に対して、シミュレーション画像を移動させることにより、手術の対象となる部位とシミュレーション画像とを位置合せして重畳表示する手法が提案されている。
また、手術の対象となる部位にマーカを配置し、マーカの位置をセンサにより検出して、手術の対象部位の映像とシミュレーション画像とを位置合せし、ヘッドマウントディスプレイに表示する手法(特許文献2参照)、および手術の対象部位にマーカを埋め込み、これをセンサにより検出して手術の対象部位とシミュレーション画像とを位置合せし、モニタに表示する手法も提案されている(特許文献3参照)。
一方、センサ等を用いることなく、撮影された患者の映像とシミュレーション画像とを位置合せする手法も提案されている。例えば、特許文献4においては、3次元画像から臓器モデルを生成し、超音波画像にリアルタイムで臓器モデルを重畳させて表示する際に、超音波画像の各フレームと臓器モデルとの間のアフィン変換関数を求め、これに基づいて臓器モデルを変換して超音波画像に重畳させる手法が提案されている。また、特許文献5においては、立体視をしつつシミュレーション画像を映像に重畳するために、撮影された映像の視差を用いてシミュレーション画像を撮影された画像に重畳する手法が提案されている。
また、撮影された映像とシミュレーション画像とを位置合せするためには、撮影された映像を構成する時系列の画像間の位置合せが必要である。位置合せを精度よく行うためには、位置合せに使用する特徴点を適切に決定する必要がある。このため、映像に含まれる、時系列に取得される2つの画像について、画像中の特徴点を検出し、特徴点の変動を求めることにより撮影装置の変動を検出する際に、特徴点の軌跡の方向、軌跡の量および分布率等に基づいて、特徴点を選択する手法が提案されている(特許文献6参照)。また、映像に含まれる、時系列に取得される2つの画像について、先に取得された画像に注目領域を設定し、次に取得された画像において注目領域を位置合せできる特徴点を抽出可能な領域を決定し、その領域において決定された特徴点を用いて,2つの画像の位置合せを行う手法が提案されている(特許文献7参照)。特許文献6,7の手法を用いることにより、2つの画像の位置合せに使用する特徴点を適切に選択することができるため、2つの画像の位置合せを精度よく行うことができる。
特開2013−202313号公報 特開2010−259497号公報 特開2010−200894号公報 特表2015−523102号公報 特表2010−532035号公報 特開2010−14450号公報 特開2007−257287号公報
しかしながら、特許文献6,7に記載された手法は2つの画像の位置合せのみを考慮している。このため、術中に取得される術中映像にシミュレーション画像等の関連画像を位置合せする際に、特許文献6,7に記載された手法を用いても、術中映像と関連画像との位置合せを適切に行うことができるように特徴点を選択することができず、その結果、特許文献6,7に記載された手法を用いたのでは、術中映像と関連画像とを精度よく位置合せすることができなくなるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、手術の対象部位を含む術中映像と対象部位の手術に関連する関連画像とを精度よく位置合せすることを目的とする。
本発明による画像位置合せ装置は、手術中の人体における手術の対象部位を含む、撮影時刻が異なる2以上の術中画像からなる術中映像を取得する画像取得手段と、
対象部位の手術に関連する関連画像を取得する関連画像取得手段と、
術中映像と関連画像との位置合せを行う位置合せ手段とを備え、
位置合せ手段は、関連画像と位置合せがなされた位置合せ済み術中画像および新たに取得された術中画像から互いに対応する複数の特徴点を抽出し、互いに対応する複数の特徴点に対して関連画像に基づいて優先度を設定し、優先度が設定された複数の特徴点に基づいて、位置合せ済み術中画像と新たに取得された術中画像との相対的な位置の相違を表す位置情報を取得し、位置情報に基づいて、関連画像と新たに取得された術中画像とを位置合せすることを特徴とするものである。
「関連画像」とは、術中映像に含まれる対象部位に関連する任意の画像を意味し、例えば、CT画像またはMRI画像から生成した対象部位の3次元形状を表す画像、CT画像またはMRI画像から生成した対象部位および対象部位に含まれる構造物の3次元形状を表す画像、構造物の3次元形状を表す画像上において決定された対象部位の切除位置を表す線もしくは矢印等の記号を画像化したもの、またはPET(Positron Emission Tomography)検査もしくはNM(Nuclear Medical)検査(核医学検査)等により取得される機能3次元画像等を用いることができる。
なお、本発明による画像位置合せ装置においては、位置合せが行われている間、術中映像と関連画像とを重畳して表示手段に表示する表示制御手段をさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明による画像位置合せ装置においては、位置合せ手段は、優先度に応じて互いに対応する複数の特徴点のそれぞれに対して重み付けをして、位置情報の取得に使用する特定数の特徴点を、互いに対応する複数の特徴点から選択し、選択された特定数の特徴点に基づいて位置情報を取得するものであってもよい。
また、本発明による画像位置合せ装置においては、関連画像上の各位置に優先度が設定されてなるものであり、位置合せ手段は、関連画像上の優先度を参照して、互いに対応する複数の特徴点に優先度を設定するものであってもよい。
この場合、関連画像において、対象部位における特徴的な位置ほど高い優先度が設定されてなるものであってもよい。
「特徴的な位置」とは、位置合せを行うのに適した特徴的な位置を意味し、例えば、関連画像における対象部位の輪郭、シミュレーションで設定した切除位置を表す線、および病変等が存在して他の部位と識別可能な位置等を特徴的な位置として用いることができる。
また、本発明による画像位置合せ装置においては、関連画像が対象部位の切除位置を表す線を含む場合、線の近傍の位置ほど高い優先度が設定されてなるものであってもよい。
また、本発明による画像位置合せ装置においては、関連画像が対象部位の切除位置を表す線を含む場合、線による切除後に残る位置ほど高い優先度が設定されてなるものであってもよい。
また、本発明による画像位置合せ装置においては、術中映像と関連画像との初期位置合せをする初期位置合せ手段をさらに備えるものとし、
位置合せ手段は、初期位置合せの結果に基づいて位置合せを行うものであってもよい。
この場合、位置合せ手段は、特定数の術中画像が取得される毎に、初期位置合せに使用した術中画像と新たに取得された術中画像との位置合せを行うものであってもよい。
またこの場合、位置合せ手段は、初期位置合せに使用した術中画像を位置合せ済み術中画像として使用するものであってもよい。
また、本発明による画像位置合せ装置においては、関連画像は、対象部位の3次元形状を表す画像であってもよい。
本発明による画像位置合せ方法は、手術中の人体における手術の対象部位を含む、撮影時刻が異なる2以上の術中画像からなる術中映像を取得し、
対象部位の手術に関連する関連画像を取得し、
術中映像と関連画像との位置合せを行うに際し、
関連画像と位置合せがなされた位置合せ済み術中画像および新たに取得された術中画像から互いに対応する複数の特徴点を抽出し、互いに対応する複数の特徴点に対して関連画像に基づいて優先度を設定し、優先度が設定された複数の特徴点に基づいて、位置合せ済み術中画像と新たに取得された術中画像との相対的な位置の相違を表す位置情報を取得し、位置情報に基づいて、関連画像と新たに取得された術中画像とを位置合せすることを特徴とするものである。
なお、本発明による画像位置合せ方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明によれば、関連画像と位置合せがなされた位置合せ済み術中画像および新たに取得された術中画像から互いに対応する複数の特徴点が抽出され、互いに対応する複数の特徴点に対して関連画像に基づいて優先度が設定され、優先度が設定された複数の特徴点に基づいて、位置合せ済み術中画像と新たに取得された術中画像との相対的な位置の相違を表す位置情報が取得され、位置情報に基づいて、関連画像と新たに取得された術中画像とが位置合せされる。このように、関連画像に基づいて特徴点に優先度を付与することにより、関連画像に基づくほど高い優先度を持った特徴点が使用されて、位置情報を取得することができる。したがって、取得した位置情報を用いて、位置合せ済み術中画像と新たに取得された術中画像との位置合せ、さらには関連画像と新たに取得された術中画像との位置合せを精度よく行うことができる。
本発明の第1の実施形態による画像位置合せ装置を適用した、手術支援システムの概要を示すハードウェア構成図 タブレット端末に画像位置合せプログラムをインストールすることにより実現された、第1の実施形態による画像位置合せ装置の概略構成を示す図 関連画像を示す図 優先度の設定を説明するための図 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第1の位置合せの際にディスプレイに表示される画像を示す図 第2の位置合せの処理を示すフローチャート 新たに取得された術中画像の位置合せ済み術中画像に対する位置のずれを説明するための図 エピポーラ幾何を説明するための図 特徴点ペアについての、術中画像におけるエピポーラ線からの距離の算出を説明するための図 関連画像と術中映像との重畳表示を説明するための図 第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態による画像位置合せ装置を適用した、手術支援システムの概要を示すハードウェア構成図である。図1に示すように、このシステムでは、本実施形態による画像位置合せ装置1、3次元画像撮影装置2、および画像保管サーバ3が、ネットワーク4を経由して通信可能な状態で接続されている。
3次元画像撮影装置2は、被検体7の手術の対象部位を撮影することにより、対象部位を表す3次元画像V0を生成する装置であり、具体的には、CT装置、MRI装置、およびPET装置等である。この3次元画像撮影装置2により生成された3次元画像V0は画像保管サーバ3に送信され、保存される。なお、本実施形態においては、被検体7の手術の対象部位は肝臓であり、3次元画像撮影装置2はCT装置であり、被検体7の腹部の3次元画像V0が生成されるものとする。
画像保管サーバ3は、各種データを保存して管理するコンピュータであり、大容量外部記憶装置およびデータベース管理用ソフトウェアを備えている。画像保管サーバ3は、有線あるいは無線のネットワーク4を介して他の装置と通信を行い、画像データ等を送受信する。具体的には3次元画像撮影装置2で生成された3次元画像V0等の画像データをネットワーク経由で取得し、大容量外部記憶装置等の記録媒体に保存して管理する。なお、画像データの格納形式やネットワーク4経由での各装置間の通信は、DICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)等のプロトコルに基づいている。
画像位置合せ装置1は、1台のコンピュータに、本発明の画像位置合せプログラムをインストールしたものである。本実施形態においては、コンピュータは、装置の操作者である医師が直接操作するネットワーク4と無線接続されたタブレット端末である。位置合せプログラムは、DVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からタブレット端末にインストールされる。もしくは、ネットワークに接続されたサーバコンピュータの記憶装置、あるいはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてタブレット端末にダウンロードされ、インストールされる。
図2はタブレット端末に画像位置合せプログラムをインストールすることにより実現された画像位置合せ装置の概略構成を示す図である。図2に示すように、画像位置合せ装置1は、標準的なタブレット端末の構成として、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、ストレージ13、カメラ14、液晶等のディスプレイ15、タッチパネル式の入力部16、およびモーションセンサ17を備えている。
ストレージ13には、ネットワーク4を経由して画像保管サーバ3から取得した3次元画像V0および画像位置合せ装置1での処理によって生成された画像を含む各種情報が記憶されている。
カメラ14は、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子および取得した画像に画質を向上させるための処理を行う画像処理部等を備える。医師は画像位置合せ装置1、すなわちタブレット端末のカメラ14を用いて、手術中の被検体7における手術の対象部位である、開腹された被検体7の肝臓を撮影することにより、撮影時刻が異なる2以上の術中画像からなる、肝臓を含む術中の術中映像L0を取得する。なお、本実施形態においては、肝臓が手術の対象部位となる。術中映像L0は30fps等のフレームレートによる術中画像が連続する動画像となる。
モーションセンサ17は、タブレット端末のある位置を基準としたx軸、y軸およびz軸の3軸の加速度、3軸の角速度および3軸の傾きを検出する9軸のモーションセンサである。これにより、モーションセンサ17は、タブレット端末の動き、すなわちカメラ14の動きを検出する。モーションセンサ17が検出した加速度、角速度および傾きは動き情報としてCPU11に出力され、必要な処理に使用される。
また、メモリ12には、画像位置合せプログラムが記憶されている。画像位置合せプログラムは、CPU11に実行させる処理として、手術中の人体における手術の対象部位を含む、撮影時刻が異なる2以上の術中画像からなる術中映像L0および3次元画像V0を取得する画像取得処理、肝臓の手術に関連する関連画像S0を取得する関連画像取得処理、術中映像L0に含まれる肝臓と関連画像S0との初期位置合せである第1の位置合せを行う第1の位置合せ処理、第1の位置合せの結果に基づいて、術中映像L0に含まれる肝臓と関連画像S0との位置合せである第2の位置合せを行う第2の位置合せ処理、および第2の位置合せが行われている間、術中映像L0に含まれる肝臓と関連画像S0とを重畳してディスプレイ15に表示する表示制御処理を規定している。なお、第2の位置合せ処理は、関連画像S0と位置合せがなされた位置合せ済み術中画像および新たに取得された術中画像から互いに対応する複数の特徴点を抽出し、互いに対応する複数の特徴点に対して関連画像に基づいて優先度を設定し、優先度が設定された複数の特徴点に基づいて、位置合せ済み術中画像と新たに取得された術中画像との相対的な位置の相違を表す位置情報を取得し、位置情報に基づいて、関連画像S0と新たに取得された術中画像とを位置合せするものである。
そして、CPU11がプログラムに従いこれらの処理を実行することで、タブレット端末は、画像取得部21、関連画像取得部22、第1の位置合せ部23、第2の位置合せ部24、および表示制御部25として機能する。なお、画像位置合せ装置1は、画像取得処理、関連画像取得処理、第1の位置合せ処理、第2の位置合せ処理および表示制御処理をそれぞれ行うプロセッサを備えるものであってもよい。なお、第1の位置合せ部23が初期位置合せ手段に、第2の位置合せ部24が位置合せ手段にそれぞれ対応する。
画像取得部21は、3次元画像V0およびカメラ14により撮影された手術中の被検体7の対象部位を含む術中映像L0を取得する。画像取得部21は、3次元画像V0が既にストレージ13に記憶されている場合には、ストレージ13から取得するようにしてもよい。なお、本実施形態においては、術中映像L0は、開腹された被検体7の上方から医師が肝臓を撮影することにより取得される。
関連画像取得部22は、肝臓の手術のシミュレーション画像を関連画像S0として生成する。このため、関連画像取得部22は、まず3次元画像V0から肝臓並びに肝臓に含まれる肝動脈、肝静脈および病変を抽出する。関連画像取得部22は、3次元画像V0中の各画素が、肝臓並びに肝臓に含まれる動脈、静脈および病変(以下肝臓等とする)を示す画素であるか否かを識別する識別器を備える。識別器は、肝臓等を含む複数のサンプル画像を、例えばアダブースティングアルゴリズム等の手法を用いて機械学習することにより取得される。関連画像取得部22は、識別器を用いて3次元画像V0から肝臓等を抽出する。
そして、関連画像取得部22は、肝臓等の3次元形状を表す画像を関連画像S0として生成する。具体的には、抽出した肝臓等をあらかじめ定めた投影面に投影した投影像を、関連画像S0として生成する。ここで、投影面としては、例えば、被検体7の肝臓を正面から臨む面とすればよい。なお、投影の具体的な方法としては、例えば、公知のボリュームレンダリングの手法等を用いる。
この際、肝臓並びに肝臓に含まれる肝動脈、肝静脈および病変毎に異なる色を定義して関連画像S0を生成してもよく、異なる透明度を定義して関連画像S0を生成してもよい。例えば、肝動脈を赤色、肝静脈を青色、病変を緑色としたり、肝臓の不透明度を0.1、肝動脈および肝静脈の不透明度を0.5、病変の不透明度を0.8としたりしてもよい。これにより、図3に示すような関連画像S0が生成される。このように、関連画像S0において、肝臓並びに肝臓に含まれる肝動脈、肝静脈および病変毎に異なる色または不透明度を定義することにより、肝臓並びに肝臓に含まれる肝動脈、肝静脈および病変を容易に識別することができる。なお、異なる色および異なる透明度の双方を定義して関連画像S0を生成してもよい。また、シミュレーションにより設定された切除する部分を表す線、すなわち切除ラインを関連画像S0に付与してもよい。生成された関連画像S0はストレージ13に保存される。
なお、関連画像S0に対しては、各位置に対して優先度が設定される。なお、優先度は関連画像の全ての画素位置に設定してもよいが、数画素間隔で間引いた画素位置に設定してもよい。優先度は、ディスプレイ15に表示された関連画像S0を見ながら入力部16を用いて医師により設定されてもよく、自動で設定されてもよい。図4は優先度の設定を説明するための図である。なお、図4においては、関連画像S0には肝臓に含まれる肝動脈、肝静脈および病変が省略されており、肝臓の輪郭40、手術の際に切除する切除ライン41および肝臓表面に現れる区域の境界42が含まれている。優先度は、関連画像S0において特徴的な、位置合せを行うのに適した位置にある画素ほど大きくなるように付与される。例えば、肝臓の輪郭40、切除ライン41および肝臓表面に現れる区域の境界42上にある画素位置には大きい優先度が設定される。この場合、肝臓の輪郭40、切除ライン41および肝臓表面に現れる区域の境界42から離れるほど低くなるように優先度が設定される。また、切除ライン41により切除された後に残る肝臓の部分、すなわち図4における肝臓の左側の部分に対しては、切除される部分、すなわち図4における肝臓の右側の部分よりも大きい優先度が付与される。なお、本実施形態においては、優先度は例えば0〜1の間の値により設定し、値が大きいほど優先度が大きいものとする。
以下、第1および第2の位置合せ部23,24および表示制御部25の説明と併せて、第1の実施形態において行われる処理について説明する。
図5は第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、関連画像S0は既に生成されて、かつ優先度が設定されてストレージ13に保存されているものとする。まず、被検体7の肝臓が撮影されて術中映像L0が取得される(ステップST1)。そして、表示制御部25が関連画像S0を術中映像L0に重畳してディスプレイ15に表示する(ステップST2)。なお、この段階においては、関連画像S0はディスプレイ15におけるあらかじめ定められた位置に表示される。
続いて、第1の位置合せ部23が、第1の位置合せの指示がなされたか否かの監視を開始し(ステップST3)、ステップST3が肯定されると、第1の位置合せ部23が、医師による第1の位置合せの指示を受け付ける(ステップST4)。これにより、第1の位置合せ部23が初期位置合せである第1の位置合せを行う。
図6は第1の位置合せの際にディスプレイ15に表示される画像を示す図である。上述したように表示された関連画像S0は、入力部16の操作、すなわちディスプレイ15へのタッチ操作により、平行移動、回転および拡大縮小が可能となっている。なお、ディスプレイ15の表示面にx軸およびy軸を、表示面に直交する方向にz軸を設定した場合、回転は3軸の任意の方向に可能となっている。本実施形態における回転とは、z軸の周りの回転を意味する。また、関連画像S0に対してz軸の周りの回転以外の回転、すなわちx軸およびy軸の少なくとも一方の周りの回転がなされた場合、関連画像S0の向きが変更される。本実施形態においては、関連画像S0のx軸およびy軸の少なくとも一方の周りの回転を向きの変更と定義する。
なお、第1の位置合せ時に表示される術中映像L0は動画像および静止画像のいずれであってもよいが、本実施形態においては静止画像であるものとする。また、初期位置合せ時には、できるだけ術野全体が術中映像L0に含まれるように、タブレット端末の位置を調整することが好ましい。
ここで、関連画像S0の向きが変更された場合、関連画像S0の投影面が変化する。このため、関連画像取得部22は、関連画像S0の向きが変更されて投影面が変化した場合、関連画像S0を改めて生成する。
医師は、ディスプレイ15に表示された術中映像L0および関連画像S0を見ながら、関連画像S0の位置が、術中映像L0に含まれる肝臓の位置と一致するように、関連画像S0を平行移動、回転および拡大縮小する。また、必要であれば、関連画像S0の向きを変更する。この際、関連画像S0の透明度を変更するようにしてもよい。関連画像S0の透明度の変更は、入力部16からの指示によるものであってもよく、第1の位置合せのために、医師がディスプレイ15にタッチ操作を行ったときに、透明度を変更するようにしてもよい。
そして、関連画像S0の位置が、術中映像L0に含まれる肝臓の位置と一致した時点で、入力部16を用いて第1の位置合せ終了の指示を行うことにより、第1の位置合せが完了する。なお、第1の位置合せ終了の指示は、入力部16の操作により、終了指示を行うボタンをディスプレイ15に表示させたり、ダブルタップ等の所定の操作により行うようにすればよい。これにより、第1の位置合せ終了時にディスプレイ15に表示されていた術中映像L0の1つのフレームである術中画像が初期術中画像T0としてストレージ13に保存される。
続いて、第1の位置合せ部23は、第1の位置合せ終了の指示がなされたか否かを判断する(ステップST5)。なお、ステップST5の処理は第2の位置合せ部24が行うようにしてもよい。ステップST5が否定されるとステップST4に戻り、引き続き第1の位置合せの指示が受け付けられる。ステップST5が肯定されると、第2の位置合せ部24が第2の位置合せを行う(ステップST6)。
ここで、本実施形態においては、カメラ14により術中画像が順次取得されて術中映像L0が構成される。第2の位置合せ部24は、順次取得される術中画像と関連画像S0との位置合せを行う。具体的には、第2の位置合せ部24は、関連画像S0と位置合せがなされた位置合せ済み術中画像および新たに取得された術中画像から、位置合せ済み術中画像と新たに取得された術中画像との相対的な位置に相違を表す位置情報を取得し、位置情報に基づいて関連画像S0と新たに取得された術中画像との位置合せを行う。なお、位置合せ済み術中画像には、初期術中画像T0を含む。
図7は第2の位置合せ処理のフローチャートである。第1の位置合せ後、医師は手術を進める。手術中、医師はタブレット端末を被検体7の上方に常時保持しておくことはできないため、タブレット端末による対象部位の撮影は一時的に中断され、その後、病変の位置の確認等、必要なときにタブレット端末を用いての対象物である肝臓の撮影が行われる。この際、タブレット端末の位置は第1の位置合せを行った位置から移動され、肝臓の撮影が再度行われることとなる。このような状況においては、カメラ14は、位置合せ済み術中画像を取得したときとは位置がずれるため、新たに取得される術中画像Tnは、図8に示すように、位置合せ済み術中画像Tfに対して位置がずれることとなる。また、タブレット端末を被検体7の上方に保持しておく場合においても、タブレット端末を手で持っている限り、タブレット端末は動いてしまうため、新たに取得される術中画像Tnは、位置合せ済み術中画像Tnに対して位置がずれることとなる。
第2の位置合せ部24は、術中画像Tf,Tnの互いに対応する特徴点を抽出し、RANSAC(RANdam SAmple Consensus)の手法を用いて基礎行列を算出し、基礎行列に基づいて術中画像Tf,Tnを撮影したカメラ14、すなわちタブレット端末の位置および姿勢の変化を推定して位置情報を取得し、位置情報を用いて関連画像S0と術中画像Tnとの位置合せである第2の位置合せを行う。
このため、第2の位置合せ部24は、第2の位置合せに使用する術中画像Tf,Tnから互いに対応する複数の特徴点である複数の特徴点ペアを抽出する(ステップST11)。特徴点ペアの抽出は、例えば「Feature Detection with Automatic Scale Selection, Computational Vision and Active Perception Laboratory (CVAP) Department of Numerical Analysis and Computing Science KTH (Royal Institute of Technology) S-100 44 Stockholm, Sweden.Int. J. of Computer Vision, vol 30, number 2, 1998. (In press).」に記載された手法等を用いて、術中画像Tf,Tnに含まれる肝臓の輪郭および肝臓表面に現れる区域の境界上の、対応する画素位置を特徴点ペアとして抽出する。なお、特徴点ペアの抽出方法はこれに限定されるものではなく、テンプレートマッチング等の公知の任意の手法を用いることができる。ここで、互いに対応する特徴点ペアを(pfi,pni)=((xfi,yfi),(xni,yni))(i=1〜M:Mは特徴点ペアの数)と定義する。
次に第2の位置合せ部24は、エピポーラ幾何に基づいて基礎行列をあらかじめ定められた回数繰り返し算出する。以下、エピポーラ幾何について説明する。図9はエピポーラ幾何を説明するための図である。図9に示すように、空間上の点B0をカメラ14によりそれぞれ異なる位置において撮影して、術中画像Tfおよび術中画像Tnが取得されたと仮定する。なお、図中の点Cf,Cnは術中画像Tf,Tnを取得した際のカメラ14の主点である。そして、術中画像Tfにおいて点B0が含まれる点をpbfとする。また、術中画像Tnにおいて点B0が含まれる点をpbnとする。また、点Cfと点Cnとを結んだ直線と術中画像Tfとの交点を第1のエピポールefと称し、点Cpと点Csとを結んだ直線と術中画像Tnとの交点を第2のエピポールenと称する。また、点B0、点Cfおよび点Cnを含む平面と、術中画像Tfとの交線を第1のエピポーラ線Lfと称し、術中画像Tnとの交線を第2のエピポーラ線Lnと称する。なお、エピポーラ線Lfをafix+bfiy+cfi=0、エピポーラ線Lnをanix+bniy+cni=0で表すものとする。
エピポーラ幾何における基本方程式はエピポーラ方程式である。基礎行列は3×3の行列でありこれをFとすると、エピポーラ方程式は以下の式(1)により表される。
第2の位置合せ部24は、公知の8点アルゴリズムにより、8点の特徴点ペアを用いてエピポーラ方程式を解くことにより基礎行列Fを算出し、最適な8点の特徴点ペアが算出されるまで、基礎行列Fの算出を繰り返す。このため、第2の位置合せ部24は、エピポーラ方程式を解くための8つの特徴点ペアを複数の特徴点ペアから選択し(ステップST12)、選択した8つの特徴点ペアを用いてエピポーラ方程式を解き、基礎行列Fを算出する(ステップST13)。基礎行列Fが算出されると、第2の位置合せ部24は、下記の式(2)、(3)により、エピポーラ線Lf,Lnを規定するベクトル(afi,bfi,cfi)および(ani,bni,cni)を算出する。
そして選択された8点の特徴点ペアについて、下記の式(4)、(5)により、術中画像Tf,Tnのそれぞれにおけるエピポーラ線Lf,Lnからの距離dfi,dniを算出する。ここで、1つの特徴点ペア(pfi,pni)についての距離dfi,dniは図10に示すものとなる。続いて、第2の位置合せ部24は、8点の特徴点ペアについてエピポーラ誤差Errを下記の式(6)により算出する(ステップST14)。すなわち、エピポーラ誤差Errは、各特徴点ペアにおけるエピポーラ線Lf,Lnからの距離が大きい方の値となる。
さらに第2の位置合せ部24は、下記の式(7)により、選択された8つの特徴点ペアの評価値Vkを算出する(ステップST15)。なお、式(7)において、f(Err(pfi,pni))は、Err(pfi,pni)があらかじめ定められたしきい値Th1以下となる場合に、特徴点ペアを構成する特徴点の優先度の値となり、それ以外の場合には0となる関数である。したがって、評価値Vkは、Err(pfi,pni)があらかじめ定められたしきい値Th1以下となる場合の、Err(pfi,pni)の加算値となる。
ここで、優先度は、関連画像S0に付与された優先度を参照して、特徴点ペアを構成する特徴点に設定される。具体的には、術中画像Tf,Tnのうち、術中画像Tfには関連画像S0が位置合せされているため、術中画像Tf上の各画素位置と関連画像S0の各画素位置とを1対1で対応づけることができる。ここで、本実施形態においては、関連画像S0の各画素に優先度が設定されているため、術中画像Tf上の各画素位置に対して、対応する関連画像S0の画素位置の優先度を対応づけることができる。したがって、術中画像Tfに設定された特徴点の優先度は、関連画像S0における対応する画素位置の優先度となる。なお、術中画像Tnにおける術中画像Tfと特徴点ペアを構成する特徴点の優先度は、対応する術中画像Tfにおける特徴点の優先度とする。したがって、特徴点ペアに対して1つの優先度が設定される。
ここで、本実施形態においては、肝臓の輪郭40、手術の際に切除する切除ライン41、肝臓表面に現れる区域の境界42、および切除された後に残る肝臓の部分に対して高い優先度が設定されている。このため、選択された8つの特徴点ペアに、これらの位置に対応する特徴点ペアが含まれると、評価値Vkの値は大きくなる。
第2の位置合せ部24は、評価値Vkが今までの評価値の最大値Vmaxよりも大きいか否かを判定する(ステップST16)。ステップST16が肯定されると、評価値Vkを更新し(ステップST17)、さらに、評価値Vkの算出をあらかじめ定められた回数α行ったか否かを判定する(評価値算出回数=α;ステップST18)。ここで、あらかじめ定められた回数は統計的に定められた回数であり、総当たりで特徴点ペアのマッチングを行うことなく、特定の確率(例えば99.9%)で,最適な8つの特徴点ペアを検出することができる回数である。なお、ステップST16が否定されるとステップST18に進む。ステップST18が否定されると、新たな8つの特徴点ペアを選択し(ステップST19)、ステップST13に戻る。
ステップST18が肯定されると、第2の位置合せ部24は、現在の評価値の最大値Vmaxとなった8つの特徴点ペアにより算出した基礎行列Fを、位置合せ用の基礎行列Fdに決定する(ステップST20)。さらに、第2の位置合せ部24は、位置合せ用基礎行列Fdに基づいて、以下の式(8)により基本行列Eを算出する。式(8)において、Aはカメラ内部行列と呼ばれる3×3の行列で、カメラ14の焦点距離、画角、および光軸点等の情報から得られる。
基本行列EはE=t・Rと書き表すことができる。ここで、tは並進移動量および拡大縮小量を表すベクトルであり、Rは回転を表す3×3の行列である。tおよびRが、術中画像Tfを取得したときのカメラ14の位置と、術中画像Tnを取得したときのカメラ14の相対的な位置の相違、すなわち術中画像Tfとその後に取得される術中画像Tnとの相対的な位置との相違を表す位置情報となる。したがって、第2の位置合せ部24は、基本行列Eを算出し、さらに基本行列Eからベクトルtおよび行列Rを位置情報として算出する(ステップST21)。
第2の位置合せ部24は、位置情報を用いて関連画像S0と術中画像Tnとを位置合せする(ステップST22)。すなわち、術中画像Tfと位置合せされている関連画像S0を位置情報に基づいて、術中画像Tnにおいても、術中画像Tnに含まれる肝臓と重畳されるように、関連画像S0を平行移動、回転および/または拡大縮小する。そして、表示制御部25が位置合せされた術中画像Tnに関連画像S0を重畳表示し(ステップST23)、ステップST11に戻る。このような第2の位置合せを繰り返すことにより、図11に示すように、関連画像S0は、初期術中画像T0と位置合せした位置と同様の位置において、術中映像L0に重畳表示されることとなる。
このように、第1の実施形態においては、複数の特徴点ペアに対して,関連画像S0に基づいて優先度を設定し、優先度が設定された複数の特徴点ペアに基づいて、術中画像Tf,Tnの相対的な位置の相違を表す位置情報を取得し、位置情報に基づいて、関連画像S0と術中画像Tnとの位置合せを行うようにしたものである。このように、関連画像S0に基づいて特徴点に優先度を設定することにより、関連画像S0に基づくほど高い優先度を持った特徴点が使用されて、位置情報を取得することができる。したがって、取得した位置情報を用いて、術中画像Tf,Tnの位置合せ、さらには関連画像S0と術中画像Tnとの位置合せを精度よく行うことができる。
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態による画像位置合せ装置の構成は、図2に示す第1の実施形態による画像位置合せ装置の構成と同一であり、行われる処理のみが異なるため、ここでは装置についての詳細な説明は省略する。第2の実施形態においては、特定数の術中画像が取得される毎に、初期位置合せに使用した初期術中画像T0と新たに取得された術中画像Tnとを用いて位置情報を取得するようにした点が第1の実施形態と異なる。
図12は第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態においては、図7におけるステップST23以降の処理が第1の実施形態と異なるため、ステップST23以降の処理についてのみ説明する。第2の実施形態においては、第2の位置合せ部24は、ステップST23に引き続き、特定数の新たな術中画像Tnを取得したか否かを判定する(ステップST31)。なお、特定数はあらかじめ医師が定めておけばよい。ステップST31が否定されるとステップST11に戻る。ステップST31が肯定されると、位置合せ済み術中画像Tfを初期術中画像T0に設定し(ステップST32)、ステップST11に戻る。これにより、初期術中画像T0と新たな術中画像Tnとに基づいて位置情報が取得されて、関連画像S0と術中画像Tnとの第2の位置合せが行われる。
ここで新たに取得された術中画像のみを用いて位置合せを行うと、初期位置合せをした際の関連画像S0と初期術中画像T0との位置関係が徐々にずれてくるおそれがある。そうすると、新たに取得された術中画像Tnに含まれる肝臓と関連画像S0との位置がずれてしまう。このため、第2の実施形態においては、特定数の術中画像が取得される毎に、初期位置合せに使用した初期術中画像T0と新たに取得された術中画像Tnとを用いて位置情報を取得するようにしたものである。これにより、初期術中画像T0と新たに取得した術中画像Tnとから取得した位置情報を用いて、関連画像S0と新たに取得した術中画像Tnとの位置合せを、第1の位置合せの状態から再開することができるため、第2の位置合せをより精度よく継続することができる。
なお、上記各実施形態においては、位置合せ済み術中画像Tfとして、初期術中画像T0を用いるようにしてもよい。これにより、初期位置合せをした際の関連画像S0と初期術中画像T0との位置関係を損なうことなく、関連画像S0と新たに取得された術中画像Tnとの第2の位置合せを行うことができる。
また、上記各実施形態においては、関連画像S0として、CT装置等のモダリティにより生成した3次元画像V0から抽出した肝臓の投影像を用いているが、これに限定されるものではなく、PET検査または核医学検査等により取得される機能3次元画像を関連画像として用いてもよい。また、関連画像S0としては、矢印等の記号を画像化したもの、または切除位置周囲の部位および組織名等の文字情報を画像化したもの等を用いてもよい。
また、上記各実施形態においては、初期術中画像T0をディスプレイ15に表示して、操作者が手動で関連画像S0との第1の位置合せを行っているが、初期術中画像T0に含まれる肝臓と関連画像S0とを自動で初期位置合せしてもよい。
また、上記各実施形態においては、第1の位置合せ時に関連画像S0を用いているが、関連画像S0に含まれる肝臓の輪郭のみを境界画像として抽出し、境界画像を用いて第1の位置合せを行うようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、タブレット端末に術中映像L0および関連画像S0を重畳表示しているが、術中映像L0をヘッドマウントディスプレイに表示する際の関連画像S0との位置合せを行う場合にも本発明を適用できる。また、術中映像L0を、手術台の上部に設置されたカメラにより撮影し、撮影により取得した画像を手術室内あるいは手術室外のディスプレイに表示する際の関連画像S0との位置合せを行う場合にも本発明を適用できる。この場合、本実施形態による画像位置合せ装置1はコンピュータにインストールされ、コンピュータにおいて術中映像L0と関連画像S0との位置合せが行われ、コンピュータに接続されたヘッドマウントディスプレイおよびディスプレイに、術中映像L0と関連画像S0とが重畳表示される。
さらに、腹腔鏡により撮影した術中映像L0、またはロボット手術用の術中映像L0に関連画像S0を表示して、術中映像L0と関連画像S0との位置合せを行う場合にも本発明を適用できる。
また、上記各実施形態においては、関連画像取得部22において関連画像S0を生成しているが、画像位置合せ装置1とは別個に設けられた関連画像生成装置において、関連画像S0を生成するようにしてもよい。この場合、関連画像取得部22は、関連画像S0を生成する必要がなくなるため、装置の構成を簡易なものとすることができる。
また、上記各実施形態においては、関連画像S0を平行移動、回転移動、拡大縮小および向きを変更して第1の位置合せを行っているが、各種方向を向いた複数の関連画像を用意しておき、第1の位置合せ時の術中映像L0に含まれる対象部位の向きに最も一致した向きの関連画像を選択して第1の位置合せを行うようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、肝臓に含まれる肝動脈等を抽出して関連画像S0に含めるようにしているが、手術の対象部位である肝臓のみを抽出し、肝臓のみの3次元形状を表す画像を関連画像S0として用いるようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、手術の対象部位として肝臓を用いているが、これに限定されるものではなく、任意の部位を手術の対象部位とする場合における、術中映像L0と関連画像S0とを位置合せして重畳表示する際にも、本発明を適用することができる。
以下、本発明の実施形態の効果について説明する。
優先度に応じて互いに対応する複数の特徴点のそれぞれに対して重み付けをして、位置情報の取得に使用する特定数の特徴点を、互いに対応する複数の特徴点から選択し、選択された特定数の特徴点に基づいて位置情報を取得することにより、関連画像との位置合せにより適切な特徴点を用いて位置情報を取得することができる。このため、取得した位置情報を用いて、位置合せ済み術中画像と新たに取得された術中画像との位置合せ、さらには関連画像と新たに取得された術中画像との位置合せをより精度よく行うことができる。
関連画像上の各位置に優先度が設定されてなる場合、関連画像上の優先度を参照して、複数の特徴点に優先度を設定することにより、関連画像との位置合せにより適切な特徴点を用いて位置情報を取得することができる。このため、取得した位置情報を用いて、位置合せ済み術中画像と新たに取得された術中画像との位置合せ、さらには関連画像と新たに取得された術中画像との位置合せをより精度よく行うことができる。
関連画像において、対象部位における特徴的な位置ほど高い優先度を設定することにより、取得した位置情報を用いて、位置合せ済み術中画像と新たに取得された術中画像との位置合せ、さらには関連画像と新たに取得された術中画像との位置合せをより精度よく行うことができる。
新たに取得された術中画像のみを用いて位置合せを行うと、初期位置合せをした際の関連画像と術中映像との位置関係が徐々にずれ、その結果、新たに取得された術中画像と関連画像との位置がずれるおそれがある。このため、特定数の術中画像が取得される毎に、初期位置合せに使用した術中画像と新たに取得された術中画像とを用いて位置情報を取得することにより、初期位置合せに使用した術中画像と新たに取得した術中画像とから取得した位置情報を用いて、関連画像と新たに取得した術中画像との位置合せを、第1の位置合せの状態から再開することができる。したがって、第2の位置合せをより精度よく継続することができる。
初期位置合せに使用した術中画像を位置合せ済み術中画像として使用することにより、初期位置合せをした際の関連画像と術中映像との位置関係を損なうことなく、関連画像と新たに取得された術中画像との位置合せを行うことができる。
1 画像位置合せ装置
2 3次元画像撮影装置
3 画像保管サーバ
4 ネットワーク
7 被検体
11 CPU
12 メモリ
13 ストレージ
14 カメラ
15 ディスプレイ
16 入力部
17 モーションセンサ
21 画像取得部
22 関連画像取得部
23 第1の位置合せ部
24 第2の位置合せ部
25 表示制御部

Claims (13)

  1. 手術中の人体における該手術の対象部位を含む、撮影時刻が異なる2以上の術中画像からなる術中映像を取得する画像取得手段と、
    前記対象部位の前記手術に関連する関連画像を取得する関連画像取得手段と、
    前記術中映像と前記関連画像との位置合せを行う位置合せ手段とを備え、
    前記位置合せ手段は、前記関連画像と位置合せがなされた位置合せ済み術中画像および新たに取得された術中画像から互いに対応する複数の特徴点を抽出し、前記互いに対応する複数の特徴点に対して前記関連画像に基づいて優先度を設定し、該優先度が設定された前記複数の特徴点に基づいて、前記位置合せ済み術中画像と前記新たに取得された術中画像との相対的な位置の相違を表す位置情報を取得し、該位置情報に基づいて、前記関連画像と前記新たに取得された術中画像とを位置合せすることを特徴とする画像位置合せ装置。
  2. 前記位置合せが行われている間、前記術中映像と前記関連画像とを重畳して表示手段に表示する表示制御手段をさらに備えた請求項1記載の画像位置合せ装置。
  3. 前記位置合せ手段は、前記優先度に応じて前記互いに対応する複数の特徴点のそれぞれに対して重み付けをして、前記位置情報の取得に使用する特定数の特徴点を、前記互いに対応する複数の特徴点から選択し、該選択された特定数の特徴点に基づいて前記位置情報を取得する請求項1または2記載の画像位置合せ装置。
  4. 前記関連画像上の各位置に前記優先度が設定されてなり、前記位置合せ手段は、前記関連画像上の優先度を参照して、前記互いに対応する複数の特徴点に優先度を設定する請求項1から3のいずれか1項記載の画像位置合せ装置。
  5. 前記関連画像において、前記対象部位における特徴的な位置ほど高い優先度が設定されてなる請求項4記載の画像位置合せ装置。
  6. 前記関連画像が前記対象部位の切除位置を表す線を含む場合、該線の近傍の位置ほど高い優先度が設定されてなる請求項4または5記載の画像位置合せ装置。
  7. 前記関連画像が前記対象部位の切除位置を表す線を含む場合、該線による切除後に残る位置ほど高い優先度が設定されてなる請求項4から6のいずれか1項記載の画像位置合せ装置。
  8. 前記術中映像と前記関連画像との初期位置合せをする初期位置合せ手段をさらに備え、
    前記位置合せ手段は、前記初期位置合せの結果に基づいて前記位置合せを行う請求項1から7のいずれか1項記載の画像位置合せ装置。
  9. 前記位置合せ手段は、特定数の前記術中画像が取得される毎に、前記初期位置合せに使用した術中画像と前記新たに取得された術中画像との前記位置合せを行う請求項8記載の画像位置合せ装置。
  10. 前記位置合せ手段は、前記初期位置合せに使用した術中画像を前記位置合せ済み術中画像として使用する請求項8項記載の画像位置合せ装置。
  11. 前記関連画像は、前記対象部位の3次元形状を表す画像である請求項1から10のいずれか1項記載の画像位置合せ装置。
  12. 手術中の人体における該手術の対象部位を含む、撮影時刻が異なる2以上の術中画像からなる術中映像を取得する画像取得手段と
    前記対象部位の前記手術に関連する関連画像を取得する関連画像取得手段と
    前記術中映像と前記関連画像との位置合せを行う位置合せ手段とを備えた画像位置合せ装置の作動方法であって
    前記位置合せ手段が、前記関連画像と位置合せがなされた位置合せ済み術中画像および新たに取得された術中画像から互いに対応する複数の特徴点を抽出し、前記互いに対応する複数の特徴点に対して前記関連画像に基づいて優先度を設定し、該優先度が設定された前記複数の特徴点に基づいて、前記位置合せ済み術中画像と前記新たに取得された術中画像との相対的な位置の相違を表す位置情報を取得し、該位置情報に基づいて、前記関連画像と前記新たに取得された術中画像とを位置合せすることを特徴とする画像位置合せ装置の作動方法。
  13. 手術中の人体における該手術の対象部位を含む、撮影時刻が異なる2以上の術中画像からなる術中映像を取得する手順と、
    前記対象部位の前記手術に関連する関連画像を取得する手順と、
    前記術中映像と前記関連画像との位置合せを行う手順であって、前記関連画像と位置合せがなされた位置合せ済み術中画像および新たに取得された術中画像から互いに対応する複数の特徴点を抽出し、前記互いに対応する複数の特徴点に対して前記関連画像に基づいて優先度を設定し、該優先度が設定された前記複数の特徴点に基づいて、前記位置合せ済み術中画像と前記新たに取得された術中画像との相対的な位置の相違を表す位置情報を取得し、該位置情報に基づいて、前記関連画像と前記新たに取得された術中画像とを位置合せする手順をコンピュータに実行させることを特徴とする画像位置合せプログラム。
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