JP6489657B2 - 画像記録システムを用いた警備システム - Google Patents

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Description

本発明は、警備システムの操作端末において、CCDカメラなどの撮像デバイスを用いて操作者の顔を録画し、当該録画データに基づいて警備システムに対し各種の信号を出力する画像記録システムに関するものである。なお、本明細書にいう警備システムとは、施設における警備の開始/解除や、電気錠の解錠/施錠などの具体的な操作処理から、施設における入退室管理などの広汎な監視・警備処理までも含むものをいう。
昨今における電子デバイスの高性能化や小型化或は低コスト化に伴い、警備用の操作端末においてもCCDカメラ等の撮像デバイスを用いて、端末操作者の顔を撮影し記録する警備システムが普及している。通常このような警備システムでは、例えば警備の開始/解除や、電気錠の施錠/解錠などの操作が為された際に、操作者の顔を撮影してこれを記録する画像記録システムが採用されている。これによって、何時如何なるときに誰によって如何なる操作が為されたかが明確に記録され、警備システム全体のセキュリティ機能が格段に飛躍・向上することになる。
一般に、このような画像記録システムにおいては、カメラで撮影した画像データから人の顔を見つけ出すための処理工程は顔検知処理と定義されている。また、人の顔を検知した画像データから各種の顔情報を取得して、例えば、男女の識別や顔の基本的な特徴などを判断する処理工程は顔認識処理と定義されている。さらに、顔認識処理後に種々の画像情報から、個人の特定・識別を行う処理工程は顔識別処理と定義されている。
顔検知処理では、画像データから画面に映っているものが人間か、動物か、或いは物体であるかを判定することはできるが、この場合の画像の顔検出エリア内に必要な最小ピクセル数では、男女の区別や人物の特徴などを判定することはできない。一方、顔認識処理に必要とされるピクセル数では、画像データから男女の区別や人物の大まかな特徴を判定することは可能であるが、撮影された人物を個人レベルで特定・識別することはできない。そして、顔識別処理に必要とされるピクセル数に到って初めて個人レベルの顔の識別が可能となる。
すなわち、「顔検知処理」<「顔認識処理」<「顔識別処理」の順で、画像の顔検出エリア内に必要とされる最小のピクセル数が増加し、同様に、係る順に応じて画像処理に必要なハードウェアのスペックが高機能となっている。一般に、人の顔幅を16cmであると仮定すると、顔検知処理に必要とされるピクセル数は3.2(ピクセル/顔幅)、顔認識処理に必要とされるピクセル数は16(ピクセル/顔幅)、顔識別処理に必要とされるピクセル数は80(ピクセル/顔幅)と言われている。
因みに、上記の各処理におけるピクセル数Nを1メートル当たりのピクセル数(ピクセル/m)として定義すると、それぞれ
顔検知処理:N=20(ピクセル/m)
顔認識処理:N=100(ピクセル/m)
顔識別処理:N=500(ピクセル/m)
となる。
ところで、現行の警備システムに採用されている画像記録システムにおいては、顔検知、顔認識、及び顔識別の各処理を行うファームウェアと、使用されるカメラの解像度が個々別々に設定されているので、撮影された画面内でカメラの遠方にいる人も、カメラの近くにいる人も同等に処理されてしまうことになる。
それ故、操作端末或いはその近傍に設置されたカメラが、操作者の顔を検知して、操作者が一人であると判断した場合にのみ、警備システムにおいて入/退出操作や、警備の開始/解除操作を指令する仕組みを構築しても、カメラの遠方にいる操作者とは無関係の通行人まで検知の対象とされてしまうおそれがある。このような場合、複数の人間が操作端末の前にいると判断され操作が禁止されてしまう不具合や、操作者とは関係の無い人が操作者と誤って認識され、操作端末における操作が許可されてしまうような不具合が生ずるおそれがある。
例えば、顔検知処理の機能を有するカメラにおいて、画像処理規格VGA(ピクセル数640×480)に解像度を設定した場合、前述した顔検知処理が可能となる3.2(ピクセル/顔幅)のピクセル数が担保される被写体までの距離は、添付図表の図1の例では約10mとなる。すなわち、カメラから10mの距離範囲内で人の顔の検知が可能となる。
一方、画像処理規格1080P(ピクセル数1920×1080)に解像度が設定されている場合は、前述した顔検知処理が可能となる3.2(ピクセル/顔幅)のピクセル数が担保される被写体までの距離は、同じく図1の例では約40mとなってしまう。そのため、1080P規格に解像度が設定されたカメラでは、例えば図2aに示すように、遠方の通行人まで含めて操作端末の前に複数の人物がいるものと認識され、いわゆる共連れ(操作者が一人であると判断された場合にのみ操作を許可する警備システムにおいて、操作者に他者が随伴して入場してしまう場合)と判断されて操作が許可されないおそれがある。
すなわち、図2aに示す画面では操作者A、並びに通行人B、Cは何れもカメラから40m以内にいるので、その何れの顔検出エリア内のピクセル数が、顔検知に必要とされる3.2(ピクセル/顔幅)を超えているため、A、B、Cの何れにも顔検知処理が為され、操作端末の前には3人の人物が居るものと判断されてしまう。
また、カメラの解像度が同じく1080Pに設定されている場合において、図2bに示す画面では、操作者Aがカメラのアングルから外れて操作端末を操作したため、顔検知処理の対象とはされない。一方、カメラから40m以内を歩いていた通行人Bは、その顔検出エリア内のピクセル数が顔検知に必要とされる3.2(ピクセル/顔幅)を超えているため、操作者として検知されてしまう場合を示している。すなわち、この場合においては、実際の操作者とは無関係の通行人が、端末を操作した操作者として画像データに記録されてしまうことになる。
このように、従来の単純に人の顔を検知・認識等するソフトウェアだけで操作者の画像を記録するシステムを構築しても、必要な操作許可が得られない、或いは操作端末から離れた場所にいる無関係な第三者が操作者として記録されてしまう、という不具合が生ずるおそれがあった。
このような不具合を解消すべく、例えば、特許文献1や特許文献2に示されるような先行技術が開示されている。
特開2004−171189号公報 特開2015−001790号公報
しかしながら、特許文献1に示された発明は、移動カメラで撮影した画像において、複数の操作者が隣接した場合でも、各操作者を個別に検出することを主眼とした技術であり、また、特許文献2に示された発明は、操作者がゲートやカメラの前で立ち止まらずとも操作者の認証を可能とすることを主目的とした技術であって、前述の不具合を抜本的に解決するものとは成り得なかった。
本発明は、従来技術におけるこのような不具合の解決を目的とするものであって、操作者の顔を、その認識・識別が有効にでき得る程度に記録し、かつ保存する画像データの容量を低く抑えることができる警備用の画像記録システムを提供することを目的とする。
本発明画像記録システムは、
警備システムの操作端末にアクセスを行った操作者の画像を記録する画像記録システムであって、
記録される画像における人の顔の検出を撮像カメラからどれだけ離れた位置まで顔認識及び顔識別のいずれによって行うのかという画像記録の目的に応じて、顔を認識若しくは識別するための顔検出エリア内の最少ピクセル数Nと被写体までの距離Lとを設定し、設定された顔検出エリア内の最少ピクセル数Nと被写体までの距離Lとに基づき、上記目的に応じた画像記録のための画像処理規格を設定する初期設定処理工程と、
上記操作者を上記初期設定処理工程において設定された画像処理規格により撮影した画像を取得し、取得した画像における上記最少ピクセル数Nを満たす顔検出エリアの数をカウントし、少なくとも一つの顔検出エリアがカウントされたときには取得した画像を有効な画像として記録すると共に操作許可出力信号を警備システムに対して出力し、複数の顔検出エリアがカウントされたときにはさらに複数検知出力信号を警備システムに対して出力する運用処理工程と
を実行することを特徴とする。
また、本発明は、上記画像記録システムを用いた、操作端末を備えた警備システムであって、
上記画像記録システムからの、少なくとも一つの顔検出エリアがカウントされたときに出力される上記操作許可出力信号と、カウントされた顔検出エリアの数が複数であるときにさらに出力される上記複数検知出力信号と、を受信する信号受信工程と、
上記信号受信工程において受信した信号を、上記画像記録システムが記録する画像においてカウントされる顔検出エリアの数が一つの場合のみ操作端末の操作を許可するのか若しくは複数の場合でも操作端末の操作を許可するのかという運用目的と照合し、上記受信した信号が上記運用目的に一致している場合にのみ上記操作者による操作端末の操作を許可する操作許可工程と
を実行することを特徴とする警備システムに関する。
本発明によれば、例えば、警備システムにおけるカードリーダ等の操作端末の操作者が誰であるのかを、ソフトウェアの専用のアプリケーションプログラムで判断するのではなく、システム管理者が録画された画像を見て判断する。そのため、人の顔を検知するソフトウェアとして汎用のアプリケーションプログラムが使用可能であり、比較的低コストのハードウェア並びにファームウェアによって、警備システム用の画像記録システムを構築することができる。
したがって、このような構成による画像記録システムによれば、極めて簡単な処理工程によって、操作者の顔をその認識・識別が有効にでき得る程度に録画し、かつ、記録する画像データの容量を低く抑えた画像記録システムを実現することが可能となる。
本発明を実施するための最良の形態である実施例について、それぞれの添付図面を参照しつつ以下に説明を行なう。
[A]操作者の鮮明な顔写真を残すことを目的とする場合
カードリーダ等の操作端末を操作する操作者の鮮明な顔写真を残すことを目的とする場合は、顔検出エリア内のピクセル数Nを前述した顔の識別処理が可能となるピクセル数であるN=80(ピクセル/顔幅)に設定する。
続いて、カメラから被写体までの距離、及び使用するレンズの焦点距離を基に解像度(画像処理規格)を決定する。この場合、端末操作中の操作者の顔画像を記録することが目的であるため、被写体までの距離Lは約0.5mに設定すると、係るN及びLの条件から添付図表の図1の例では、この場合に適合するものは画像処理規格VGAの画像となる。
因みに、QVGAの画像ではピクセル数を80(ピクセル/顔幅)に設定できないためこの場合は使用することができない。一方、720Pの画像では、ピクセル数を80(ピクセル/顔幅)とすると被写体までの距離が約1mになってしまうので、たまたま操作端末の近くを通った人物も操作者と判断されてしまうおそれがあるため、結局この場合は画像処理規格VGAの解像度が最も適正なものといえる。
本発明では、人の顔を検知した際に、顔検出エリア内にある人物の顔と検知された部分のピクセル数をカウントし、その数が80以上であれば操作端末の操作を許可する信号と、複数の人物がいることを認識しているか否か通知する信号を警備システムに通知する。一方、操作端末側は、操作許可信号を受信した際に、操作者が一人なのか或は複数なのかを判断し、一人の場合にのみ操作を許可する。
[B]いわゆる共連れ防止を目的とする場合
共連れ防止を目的とする場合は、撮影対象が一人なのか或は複数人なのかを判定することが重要であり、撮影対象者の顔を個人レベルで識別する必要はない。このため、顔認識の際のピクセル数を16(ピクセル/顔幅)に設定する。そして、カメラから被写体までの距離、並びに使用しているレンズの焦点距離を基に解像度を決定する。
例えば、画像処理規格VGAの画像では、ピクセル数Nを16(ピクセル/顔幅)に設定すると、カメラのレンズから被写体までの距離Lは図1の例では約2.5mとなる。一方、画像処理規格QVGAの画像を選択した場合は、同じく図1の例では上記の距離は約1mとなり、操作者が複数か否かを判断する上において若干距離が不足気味となる。
また、画像処理規格720Pの画像を選択した場合は、上記の距離は約5mとなってしまうため、操作者の後方にいる通行人までも含めて共連れと判断されてしまうおそがある。したがって、操作者が複数か否かの判定が重要となる、いわゆる共連れ防止の判断をする場合においてはVGAの画像による解像度が適正なサイズとなる。
この場合、操作者の顔を検知した際に、顔検出エリア内にある人物の顔と検知された部分のピクセル数をカウントしてカウント値が16ピクセル以上であれば、端末の操作を許可する許可信号と、操作者として複数の人物を認識したか否かの信号を警備システムに通知する。操作者が複数であるとの信号を受信した警備システムは、共連れを防止すべく端末の操作を禁止する信号を操作端末側に出力してその操作を禁止する。
上記の事例[A]の場合では、顔検出エリア内のピクセル数を顔識別が可能な80(ピクセル/顔幅)に設定されているため、記録された画像は人間の目によって被写体の個人の人相が識別可能なピクセル数を持った画像として保存されている。また、その解像度は、予め識別に必要な最小サイズに設定されていることから、記録された画像1枚の記録容量は最小で済むことになる。
つまり、本発明によれば、以下に述べるようなメリットが生ずる。
(1)個人を識別する処理ではなく、人を検知できる処理とそれに対応するピクセル数を使用するため、画像記録システムに高性能・高機能のハードウェアやソフトウェアを搭載する必要がない。
(2)顔検知・顔認識・顔識別に必要とされるピクセル数と、カメラから被写体までの距離を設定することによって画像全体の解像度(画像処理規格)を決定するため、記録される画像サイズが無駄に大きくならず用途に適した最小限のサイズとすることができる。
(3)検知された画像データは、個人の顔を識別できるピクセル数に設定することで、記録された画像データから、必ず個人を識別することが可能となる。
(4)顔検出エリア内のピクセル数と被写体までの距離を調整することにより、操作者のみの顔検知・顔認識・顔識別を対象とすることも、或いは同伴者や覗き見、共連れの人物の顔検知・顔認識・顔識別を対象とすることも可能となる。
例えば、図2cに示す例では、画像処理規格1080Pの解像度の画像を使用して顔識別を行った場合、画面内の人物A、Bが共にカメラから約1.5m以内にいれば、顔検出エリア内のピクセル数をカウントするとカウント値は80(ピクセル/顔幅)以上となるため、顔の識別が可能な複数の人物が操作端末の前にいるものと判断され、所定の操作許可信号ならびに複数の人物を検知した旨の信号が操作端末に送信される。
一方、図2dに示す例は、画像処理規格VGAの解像度の画像に設定されている場合を示すものであり、画面内の人物Aがカメラから約0.5m以内にいれば、顔検出エリア内のピクセル数をカウントしたカウント値は80(ピクセル/顔幅)以上となるため、顔の識別が可能な人物が操作端末の前にいるものと判断され、所定の操作許可信号が操作端末に送信される。
なお、同図において操作者の後方の人物Bはカメラから0.5m以上離れた位置にいるので、顔検出エリア内のピクセル数をカウントしても、その値が80(ピクセル/顔幅)に満たないため、カメラの前に複数の人物がいるとは看做されない。そして、記録されたVGAの画像でも人物Aに関しては、その顔が個人的に識別可能な80(ピクセル/顔幅)以上の画質で保存されることになる。
次に、本発明による画像記録システム(以下、「本システム」という)の具体的な処理動作を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
[イ]システムの初期設定時
本システムの初期設定時における処理動作を図(3a)のフローチャートに示す。本システムの初期設定においては、先ず、人物の顔を画像として記録する際に必要とされる最小ピクセル数Nを設定する(ステップS101)。
因みに、Nの値を80(ピクセル/顔幅)以上に設定すれば、記録された画像は人間の目によって個人を識別できるだけの情報量を持った画像となり、このNの値を更に大きくとれば、個人の特徴を詳細に識別できる画像となる。続いて、ステップS102においてカメラから被写体までの距離Lを設定する。
一般に、上記の距離L(m)は、画像の撮影範囲(画面の横幅)をW(m)、カメラ搭載のイメージセンサのセンササイズをS(mm)、カメラレンズの焦点距離をl(mm)とすると、下式によって物理的に定められる。
L=W×l/S
例えば、S=6.35mm、l=2.8mm、W=1.1mとすると、距離Lは約0.5mとなる。因みに、このW=1.1mという撮影範囲は、画像処理規格VGAの解像度の画像において、撮影した人物の顔が個人レベルで識別可能な80(ピクセル/顔幅)が確保できる撮影範囲長である。本ステップにおいては、算出された各種の被写体までの距離Lの中から、警備システムの目的とする機能に応じて適正な距離Lの値が選択される。
続くステップS103において、前述の各ステップで求められたピクセル数Nと距離L等を基にして、本システムに必要とされる所定の画像処理規格(例えば、VGA、QVGA、720Pなど)が設定される。
[ロ]システムの運用時
次に、本システムの運用時における処理動作を図(3b)のフローチャートに示す。本システムの運用時においては、先ず、ステップS201において人の顔が検知されたか否かが判定される。顔が検知されなかった場合はステップS202に移行し、既に他の顔検知の情報があるか否かが判定される。同ステップにおいて、他の顔検知の情報が無いと判定された場合はステップS203に移行し、操作許可出力信号ならびに複数検知出力信号を共にオフとして待機(WAIT)状態に戻り処理を終了させる。
ステップS202において、他の顔検知の情報があると判定された場合は、ステップS203の処理を実行せずに待機(WAIT)状態に戻り処理を終了させる。一方、最初のステップS201において人の顔が検知されたと判定された場合は、ステップS204に移行し、顔検出エリア内の人の顔と判定された部分のピクセル数nをカウントする。
そして、次のステップS205において、カウント値nと先に設定された最小ピクセル数Nが比較され、n<N、つまりカウント値nが人の顔検知・顔認識・顔識別を行うための最小ピクセル数Nに満たない場合は、人の顔検知・顔認識・顔識別ができないため前述のステップS202に移行する。一方、n>N、又はn=Nの場合は、カウント値nが人の顔検知・顔認識・顔識別を行うための最小ピクセル数Nを満足しているので、ステップS206に移行して撮影した画像データを有効なものとして取り扱う。
すなわち、ステップS207において操作端末への操作許可出力信号をオンとし、続いてステップS208に移行して、今回の人の顔検知が一人目であるか或いは複数人目であるかを判定する。同ステップにおいて、一人目であると判定された場合は、更に複数人の顔検知の可能性もあるため、待機(WAIT)状態に戻り処理を終了させる。一方、複数人目であると判定された場合は、ステップS209に移行し、複数検知出力信号をオンにして待機(WAIT)状態に戻り処理を終了させる。
続いて、本システムの所要目的に応じた具体的な運用例を添付図表の図1の例を用いて以下に説明する。
[運用例1]操作端末を操作した人物を記録することを目的とした場合の運用例
この場合は、操作者が誰であるかを特定するため、画像データとしては個人識別が可能な情報量が必要となる。そのため、顔検出エリア内の最小ピクセル数NをN=80(ピクセル/顔幅)に設定する。
一方、操作者の顔を撮影することが主目的となるので、カメラと操作者の距離Lは0.5m以内に設定することが望ましい。これらの条件から画像処理規格はVGAの解像度を用いることが適正となる(添付図表の図1を参照)。すなわち、当該運用例においては、操作者はカメラから0.5m以内に接近しその顔が検知されないと、操作端末への操作が許可されないことになる。
[運用例2]操作者の操作時に、その操作の覗き見を行った人物を特定することを目的とした場合の運用例
適正な操作者が操作端末を操作しているときに、その操作を後ろから覗き見している人物がいた場合にその人物を記録する運用である。この場合は覗き見を行っている人物を特定する必要があるため、顔検出エリア内の最小ピクセル数NをN=80(ピクセル/顔幅)に設定する。
また、カメラから約1.5m以内でカメラの方を向いた人物を、覗き見を行っている不審者と想定し距離LをL=1.5mに設定する。係るN及びLの値から、画面の解像度は図1より画像処理規格1080Pに決定される。すなわち、この場合においては、適正な操作者以外にカメラから1.5m以内に人がいた場合には、複数の人間がいるものと検知・判断され覗き見されている危険があるものと判定される。
なお、操作端末のカードリーダなどを、複数人検知の際(覗き見されているおそれがある)でも操作を許可する設定で運用する場合には、操作時の画面を上記のような仕様で記録することで、覗き見をしている不審者の顔の特徴が明確に識別できるため、警備システムとしてのセキュリティ機能が大幅に向上する。
[運用例3]覗き見を行っている人物がいる場合には、操作端末の操作を禁止することを目的とした運用例
覗き見をしている不審者が検知された際に操作端末の操作を禁止する運用では、不審者の顔を識別・特定する必要はない。そのため、顔検出エリア内の最小ピクセル数Nを、個人的な顔の識別はできないが、顔の認識が可能なN=16(ピクセル/顔幅)に設定する。この場合、カメラから約2.5m以内に居てカメラの方を向いている人物は覗き見を行っているものと推定する。
これより、N=16(ピクセル/顔幅)、L=2.5mの条件から、添付図表の図1において画像処理規格VGAの解像度が選択されることになる。すなわち、カメラから2.5mの範囲内に操作者以外に人がいた場合、複数人物の検知と判断され、覗き見をしている不審者がいる場合に操作を禁止するという警備システムの目的から、操作端末からの操作は禁止される。但し、この場合は不審者の画像を記録したとしても、顔検出エリア内の最小ピクセル数NがN=16(ピクセル/顔幅)となっているため、必ずしも記録された画像から不審者を特定・識別することはできない。
以上に説明したように、本発明によれば予め設定された画像サイズ(解像度)を基にしたピクセル数で判断を行うため、画像の中の顔検出エリアの大きさに依存しない。これによって、初期設定における選択により、操作端末から離れた位置にいる人物を、共連れや覗き見の対象者と看做し有効な情報として記録することも、或いは無関係な通行人と看做して不要な情報と判断することも可能となる。
なお、本発明は以上に説明した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、本発明を構成する各部位の形状や配置、或いはその素材等は、本発明の趣旨を逸脱することなく、現実の実施対応に即して適宜変更ができるものであることは言うまでもない。
以上に説明した本発明の構成は、一般家庭や企業、或いは公共施設等における撮影機能を備えた各種のセキュリティシステムにおいてその利用が可能である。
本発明の画像記録システムにおける各パラメータの関係示す説明図表である。 画像記録システムにおける画像の様子を示す説明図である。 本発明の画像記録システムにおける処理動作を示すフローチャートである。

Claims (1)

  1. 警備システムの操作端末にアクセスを行った操作者の画像を記録するための、
    記録される画像における人の顔の検出を撮像カメラからどれだけ離れた位置まで顔認識及び顔識別のいずれによって行うのかという画像記録の目的に応じて、顔を認識若しくは識別するための顔検出エリア内の最少ピクセル数Nと被写体までの距離Lとを設定し、設定された顔検出エリア内の最少ピクセル数Nと被写体までの距離Lとに基づき、前記目的に応じた画像記録のための画像処理規格を設定する初期設定処理工程と、
    前記操作者を前記初期設定処理工程において設定された画像処理規格により撮影した画像を取得し、取得した画像における前記最少ピクセル数Nを満たす顔検出エリアの数をカウントし、少なくとも一つの顔検出エリアがカウントされたときには取得した画像を有効な画像として記録すると共に操作許可出力信号を警備システムに対して出力し、複数の顔検出エリアがカウントされたときにはさらに複数検知出力信号を警備システムに対して出力する運用処理工程と
    を実行する画像記録システムを用いた、操作端末を備えた警備システムであって、
    前記画像記録システムからの、少なくとも一つの顔検出エリアがカウントされたときに出力される前記操作許可出力信号と、カウントされた顔検出エリアの数が複数であるときにさらに出力される前記複数検知出力信号と、を受信する信号受信工程と、
    前記信号受信工程において受信した信号を、前記画像記録システムが記録する画像においてカウントされる顔検出エリアの数が一つの場合のみ操作端末の操作を許可するのか若しくは複数の場合でも操作端末の操作を許可するのかという運用目的と照合し、前記受信した信号が前記運用目的に一致している場合にのみ前記操作者による操作端末の操作を許可する操作許可工程と
    を実行することを特徴とする警備システム。
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