JP6489612B2 - 送信電力制御装置、通信装置、通信システム、送信電力制御方法及びプログラム - Google Patents

送信電力制御装置、通信装置、通信システム、送信電力制御方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、送信電力制御装置、通信装置、通信システム、送信電力制御方法及びプログラムに関する。
無線通信等の通信において、所望の回線品質を得つつ消費電力を抑制するための技術として自動送信電力制御(ATPC:Automatic Transmit Power Control)が知られている。ATPCは、受信レベルが予め設定された閾値を下回ると動作し、受信側の無線通信装置は送信側の無線通信装置に対して送信電力を上げることを要求する。また、ATPCは、受信レベルが予め設定された閾値を上回ると動作し、受信側の無線通信装置は送信側の無線通信装置に対して送信電力を下げることを要求する。
なお、特許文献1には、送信した信号のD/U比(Desired to Undesired signal ratio;信号雑音比)に基づいてATPC動作の制御を行うことにより、D/U比を劣化させることなく、実現できる最大の送信電力の出力レベルを用いて通信ができる無線通信システムについて記載がある。
また、無線通信においては、回線品質に応じて変調方式を変化させて安定した通信を実現する適応変調(AMR:Adaptive Modulation Radio)機能が用いられる場合がある。AMRによる変調方式制御によれば、回線品質が低下した場合は、伝送効率の低い変調方式に変更して確実に信号の伝送を行い、回線品質が高い場合は、伝送効率の高い変調方式に変更して効率的に信号を伝送することができる。
ATPC導入の目的の一つに、伝送効率が下がらないように現在の変調方式を維持することがある。その為、ATPCの動作は、AMR機能による変調方式制御を実行する前に行う必要があり、ATPCが動作する閾値は、変調方式が変更される下限値より余裕を持った高い値に設定される。
再公表WO2012/169554号公報
このため、ATPCが動作する閾値以下となるような出力レベルに送信電力を制御することはできない。従って、閾値以下となる出力レベルで信号を送信しても回線品質が良好で変調方式の維持が可能な場合であっても、必要以上の出力レベルで送信を行うこととなり、消費電力が過大になる可能性があった。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる送信電力制御装置、通信装置、通信システム、送信電力制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、送信機が送信した信号の受信機における受信状態を含む情報を取得し、取得した受信状態と過去の受信状態とから受信状態の変化を判定する受信状態判定部と、前記受信状態判定部の判定結果と前記送信した信号に対する変調方式とに基づいて、前記受信機における前記信号の受信レベルが、前記受信レベルに応じて変更される複数の変調方式のうち所定の基準変調方式に対応する受信レベル以上となるように定められる前記送信機による送信電力の出力レベルを規定する前記受信レベルの閾値を変更する閾値変更部と、を備える送信電力制御装置である。
また本発明は、上記の送信電力制御装置を備える通信装置である。
また本発明は、送信機と受信機とを備える通信システムにおいて、前記送信機は、上記の送信電力制御装置を備え、前記受信機は、前記送信機から受信した信号に基づいて受信状態を監視する受信状態監視部、を備える通信システムである。
また本発明は、送信機が送信した信号の受信機における受信状態を含む情報を取得し、取得した受信状態と過去の受信状態とから受信状態の変化を判定し、前記判定の結果と前記送信した信号に対する変調方式とに基づいて、前記受信機における前記信号の受信レベルが、前記受信レベルに応じて変更される複数の変調方式のうち所定の基準変調方式に対応する受信レベル以上となるように定められる前記送信機による送信電力の出力レベルを規定する前記受信レベルの閾値を変更する、送信電力制御方法である。
また本発明は、送信電力制御装置のコンピュータを、送信機が送信した信号の受信機における受信状態を含む情報を取得する手段、取得した受信状態と過去の受信状態とから受信状態の変化を判定する手段、前記判定の結果と前記送信した信号に対する変調方式とに基づいて、前記受信機における前記信号の受信レベルが、前記受信レベルに応じて変更される複数の変調方式のうち所定の基準変調方式に対応する受信レベル以上となるように定められる前記送信機による送信電力の出力レベルを規定する前記受信レベルの閾値を変更する手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、回線品質を保ちつつ、通信の低消費電力化を図ることができる。
本発明の一実施形態による送信電力制御装置の最小構成を示す図である。 本発明の一実施形態による通信システムを示す図である。 本発明の一実施形態によるATPC動作閾値の制御を説明する図である。 本発明の一実施形態による通信システムの処理フローを示す第一の図である。 本発明の一実施形態による通信システムの処理フローを示す第二の図である。
<一実施形態>
以下、本発明の一実施形態による送信電力制御装置を図1〜図5を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態による送信電力制御装置30の最小構成を示す図である。
図1に示す通り、送信電力制御装置30は、受信状態判定部31と、ATPC閾値変更部33とを少なくとも備えている。
受信状態判定部31は、自装置(送信電力制御装置30)が出力レベルの制御を行う送信機が送信した信号の受信機における受信状態を含む情報を取得し、取得した受信状態と過去の受信状態とから受信状態の変化を判定する。
ATPC閾値変更部33は、受信状態判定部31の判定結果と送信した信号に対して行った変調方式とに基づいて、受信状態に対して定められる送信電力の出力レベルを規定する閾値を変更する。送信電力の出力レベルを規定する閾値とは、具体的にはATPCが動作する閾値(以下、ATPC動作閾値と呼ぶ)である。ATPC動作閾値は、受信機での受信状態に対して定まる値である。受信状態とは、例えば、受信した信号の強度を示す値である受信レベル(RSL:Received Signal Level)である。例えば、受信レベルが所定の範囲の値であればATPCは動作しない。この場合、受信レベルに対して定められた所定の範囲の上限値および下限値がATPC動作閾値となる。
本実施形態の送信電力制御装置30は、受信状態判定部31の判定する受信状態に基づいて、ATPC閾値変更部33がATPC動作閾値を変更する。これにより、受信状態の変化の傾向によっては受信レベルが予め定められた初期ATPC動作閾値以下となっても、最低限の受信レベルを維持して通信を継続することができる。
図2は、本発明の一実施形態による通信システムを示す図である。
この図において、通信システム1は、送信機10、受信機20を含んで構成される。送信機10は、受信部11と、受信状態情報抽出部12と、変調方式制御部13と、送信部14と、送信電力制御装置30と、を備えている。受信機20は、受信部21と、受信状態監視部22と、送信部23と、を備えている。送信機10と受信機20は、無線通信を行う。送信電力制御装置30は、送信機10が信号を送信する際の送信電力の出力レベルを決定する。
受信機20では、受信部21が送信機10が送信した信号を受信する。
受信状態監視部22は、回線品質をモニタする機能を有している。受信状態監視部22は、受信部21が受信した信号の受信レベル(RSL)と搬送波対雑音比(CNR:Carrier Noise Ratio)とを監視する。以下、受信レベルと搬送波対雑音比を総称して受信状態情報と呼ぶ。
送信部23は、受信状態情報を含んだ信号を送信機10へ送信する。
送信機10では、受信部11が受信状態情報を含んだ信号を受信する。
受信状態情報抽出部12は、受信した信号から受信状態情報を抽出する。
変調方式制御部13は、受信状態情報を用いてAMR機能により変調方式を制御する。より具体的には、受信状態に応じた変調方式が定められていて、受信状態が所定の範囲を超えて変化した場合、変調方式制御部13は、変調方式をその受信状態に対応する変調方式に変更する。
送信部14は、変調方式制御部13が決定した変調方式で変調を行い、送信電力制御装置30が決定した出力レベルで信号を送信する。
送信電力制御装置30は、受信状態情報に基づいて、変調方式に応じたATPC動作閾値を決定し、送信電力の出力レベルを決定する。
送信電力制御装置30は、受信状態判定部31と、受信状態情報蓄積部32と、ATPC閾値変更部33と、ATPC制御部34と、を備えている。
受信状態判定部31は、受信状態情報と過去の受信状態情報とを用いて受信状態の変化を判定する。
受信状態情報蓄積部32は、受信機20から受信した受信状態情報を蓄積する。
ATPC閾値変更部33は、現在の変調方式と受信状態の変化に応じてATPC動作閾値を変更する。
ATPC制御部34は、ATPCによって送信電力の出力レベルを決定する。
図3は、本発明の一実施形態によるATPC動作閾値の制御を説明する図である。
図3(a)は、一般的な方法におけるATPC動作閾値を説明する図である。図3(a)において、範囲N1、N2、N3は、受信機20における受信レベルの範囲を表している。範囲N1は受信レベルが高い範囲、範囲N2は中程度、N3は受信レベルが低い範囲を示している。受信レベルの範囲N1、N2、N3はAMR機能によって制御される変調方式と対応している。受信機20での受信レベルが範囲N1の場合、送信機10は、変調方式K1で変調した信号を受信機20に送信する。変調方式K1は、伝送効率の高い、高多値数の変調方式である。受信機20での受信レベルが範囲N2の場合、送信機10は、変調方式K2で変調した信号を受信機20に送信する。変調方式K2は、伝送効率が中程度の基準となる変調方式である。受信機20での受信レベルが範囲N3の場合、送信機10は、変調方式K3で変調した信号を受信機20に送信する。変調方式K3は、伝送効率の低い、低多値数の変調方式である。なお、上限値P1は、範囲N1と範囲N2の境界となる受信レベルの値を、下限値P2は、範囲N2と範囲N3の境界となる受信レベルの値を示している。なお、変調方式K1よりもさらに伝送効率の高い変調方式およびそれに対応する受信レベルの範囲や、変調方式K3よりもさらに伝送効率の低い変調方式およびそれに対応する受信レベルの範囲が設けられていてもよい。
送信機10は、初期状態で基準変調方式K2を用いて変調を行う。受信機20での受信レベルの値が範囲N2であれば、送信機10は、基準変調方式K2で変調を行った信号を送信し続ける。回線品質が良好で受信レベルの値が上昇し範囲N1に含まれるようになると、送信機10の変調方式制御部13がAMR機能によって変調方式K2をより高多値数の変調方式K1に変更する。送信機10は、変調方式K1で変調した信号を受信機20へ送信する。これにより、受信レベルが高い場合、より多くの情報を効率的に伝送することができる。また、受信レベルの値が下降し範囲N3に含まれるようになると、変調方式制御部13がAMR機能によって変調方式K2をより低多値数の変調方式K3に変更する。送信機10は、変調方式K3で変調した信号を受信機20へ送信する。受信レベルが低い場合、多値数の低い変調方式を用いて確実に情報を伝送する。
また、受信レベルの値が範囲N2に含まれる場合であって、受信レベルが下がりATPC動作閾値A以下となると、送信機10のATPC制御部34は、送信電力の出力レベルを上昇させるよう制御する。送信電力の出力レベルを上昇させることによって、受信機20での受信レベルがATPC動作閾値Aより高い値となるようにする。これにより基準変調方式K2を維持することができる。この受信レベルとATPC動作閾値Aとを比較し、受信レベルがATPC動作閾値A以下となると送信電力の出力レベルを変更する動作がATPCの動作である。図3(a)が示すように通常、ATPC動作閾値Aは、変調方式を基準変調方式K2から変調方式K3に変更する下限値P2よりも所定の大きさだけ余裕を持った高い値に固定的に設定される。図3(a)が示すように、本来、ATPC動作閾値Aを下回る受信レベルでも基準変調方式K2を維持することが可能であるが、ATPCが動作するために受信レベルはATPC動作閾値Aを下回ることができない。つまり、一般的なATPCの動作では、受信レベルがATPC動作閾値A以下となっても、基準変調方式K2を維持したまま通信できる場合でも必要以上の出力レベルで送信を行うことになる。
図3(b)は、本実施形態によるATPC動作閾値を説明する図である。本実施形態では、ATPC動作閾値の値は固定されておらず可変である。本実施形態のATPC動作閾値は、現在の変調方式と受信状態の変化に応じて可変に設定される。例えば、本実施形態では、ATPC動作閾値の下限値を図3(a)の斜線部の範囲で可変に設定することができる。図3(b)において、閾値A1、A2、A3は、変調方式と受信状態の変化に応じて設定されたATPC動作閾値の例である。本実施形態においては受信状態判定部31が、受信状態が良化していると判定した場合、受信レベルがATPC動作閾値のデフォルト値(閾値A)以下となっても、直ちにATPCを動作させることなく、ATPC閾値変更部33が、例えば図3の閾値A1までATPC動作閾値を低下させる。また、ATPC動作閾値の低下に合わせて、ATPC制御部34が、送信電力の出力レベルを低下させる。その状態でもまた、受信状態判定部31が受信状態の良化を判定する場合、ATPC閾値変更部33は、さらに閾値A2までATPC動作閾値を低下させ、ATPC制御部34が送信電力の出力レベルをさらに低下させる。出力レベルの低下後も受信状態が良化する場合、ATPC閾値変更部33は、ATPC動作閾値を閾値A3までさらに低下させ、ATPC制御部34はそれに合わせて送信電力の出力レベルをさらに低下させる。こうすることで、受信レベルが変調方式を変更する下限値である下限値P2までATPC動作閾値を低下させることができる。これにより、送信機10は、必要最小限の出力レベルで送信を行うことができ、低消費電力化を図ることが可能になる。
例えば、無線通信において自局装置と離れた対向局装置との通信を行う場合、高い回線品質を保つために十分な送信電力で通信を行うことにより消費電力が過大になる場合があった。本実施形態によれば、自局装置で対向局装置の受信状態を認識してATPC動作閾値を可変することで、最小受信レベルがATPC動作閾値(固定値)以下とはならない状態から、対向局装置の受信状態に合わせた、最低限の受信レベルでの通信ができ、送信時の出力レベルを下げることが可能となるため、低消費電力化につながる。
なお、受信レベルが上限値P1以上となれば、変調方式制御部が変調方式を基準変調方式K2から変調方式K1に変更し、下限値P2以下となれば、基準変調方式K2から変調方式K3に変更することは本実施形態においても同様である。
また、本実施形態においてはATPC閾値変更部33が、例えば図3の閾値A4までATPC動作閾値を上昇させることも可能である。例えば、受信状態が劣化している場合、ATPC動作閾値A4を設定することで、受信レベルがATPC動作閾値のデフォルト値(閾値A)より高い状態でもATPC動作を実行させることができる。これにより、基準変調方式K2を維持しつつ、受信機20での受信レベルを高く保つことができる。
図4は、本発明の一実施形態による通信システムの処理フローを示す第一の図である。
図4を用いて、受信機20の処理について説明を行う。まず、受信部21が送信機10から送信された信号を受信する(ステップS11)。受信部21は、受信した信号を受信状態監視部22へ出力する。受信状態監視部22は、受信した信号から受信状態を監視する(ステップS12)。具体的には、受信状態監視部22は、受信した信号の受信レベル(RSL)と搬送波対雑音比(CNR)を検出する。受信状態監視部22は、検出した受信レベルと搬送波対雑音比の情報(受信状態情報)を送信部23へ出力する。送信部23は、受信状態情報と受信状態情報に対応する信号を受信した時刻の情報を含む信号を送信機10へ転送する(ステップS13)。これにより、送信機10は、受信機20での受信レベルなどを把握することができるようになる。
図5は、本発明の一実施形態による通信システムの処理フローを示す第二の図である。
図5を用いて、送信機10の処理について説明を行う。まず、受信部11が、受信機20の送信部23が転送した受信状態情報(RSL、CNR)を含んだ信号を受信する(ステップS21)。受信部11は、受信した信号を受信状態情報抽出部12に出力する。受信状態情報抽出部12は、取得した信号から受信状態情報および受信時刻を抽出し、それらの情報を変調方式制御部13と送信電力制御装置30に出力する。
送信電力制御装置30では、受信状態判定部31と受信状態情報蓄積部32が受信状態情報等を取得する。受信状態情報蓄積部32は、取得した受信状態情報を受信時刻と対応付けて、送信電力制御装置30の備える記憶部に記録し、受信状態情報を蓄積する(ステップS22)。なお、初期においては、以下の処理は行わず、一定時間受信状態情報の蓄積のみを行う。
受信状態情報の蓄積を開始して一定時間が経過すると、受信状態判定部31は、取得した受信状態情報と受信状態情報蓄積部32が蓄積した過去の受信状態情報とから、受信状態の変化の傾向を判定する(ステップS23)。例えば、受信状態判定部31は、所定時間だけ過去から蓄積した受信状態と取得した受信状態情報とに含まれる受信レベルについて比較し、時間の経過に伴って受信レベルが上昇している場合、受信状態が良化していると判定し、時間の経過に伴って受信レベルが下降している場合、受信状態が劣化していると判定する。また、例えば、時間の経過とともに時系列に搬送波対雑音比が上昇している場合、受信状態が良化していると判定し、時間の経過とともに搬送波対雑音比が下降している場合、受信状態が劣化していると判定する。受信状態判定部31は、判定結果(良化または劣化)をATPC閾値変更部33へ出力する。
次に、受信状態の変化の傾向と現在の変調方式に基づいて、ATPC動作閾値の変更や出力レベルの制御を行う。
受信状態判定部31が受信状態は良化したと判定した場合(ステップS24;No)、ATPC閾値変更部33は、変調方式制御部13から現在どの変調方式を用いているかの情報を取得し、現在の変調方式の伝送効率が基準変調方式(図3のK2)より下かどうかを判定する。現在の変調方式の伝送効率が基準変調方式より下(図3のK3)の場合(ステップS25;Yes)、ATPC閾値変更部33は、ATPC動作閾値の変更を行わない。ATPC閾値変更部33は、受信状態判定部31による判定結果をATPC制御部34へ出力する。ATPC制御部34は、現在の変調方式が基準変調方式より伝送効率が悪い方式であることと、受信状態判定部31による受信状態は良化しているとの判定に基づいて、送信時の出力レベルを最大レベルにするよう送信部14に指示する。送信部14は送信電力の出力レベルを最大にして送信を行う(ステップS28)。この状態で信号の送信を行い、変調方式制御部13が、受信機20から受信した受信状態情報に基づいて変調方式を維持できるかどうかを判定する(ステップS29)。具体的には、図3で説明したように変調方式制御部13が、各変調方式に変更する受信レベルの値(上限値P1、下限値P2など)と受信状態情報に含まれる受信レベルとを比較する。受信状態情報に含まれる受信レベルが現在の変調方式に対応する受信レベルの範囲に含まれていれば、変調方式制御部13は、変調方式を維持できると判定し、含まれていなければ変調方式を維持できないと判定する。変調方式を維持できると判定した場合(ステップS29;Yes)、送信部14は、現在の変調方式によって変調した信号を送信する。変調方式を維持できないと判定した場合、(ステップS29;No)、変調方式制御部13は、AMR機能により変調方式の制御を行う(ステップS30)。例えば、変調方式制御部13は、変調方式K3を基準変調方式K2に変更する。送信部14は、変更後の変調方式によって変調した信号を送信する。
受信状態判定部31が受信状態は良化したと判定した場合(ステップS24;No)で、かつ、現在の変調方式の伝送効率が基準変調方式以上(図3のK1、K2)の場合(ステップS25;No)、ATPC閾値変更部33は、ATPC動作閾値の下限値を低下させる(ステップS26)。図3の場合、例えば、ATPC閾値変更部33はデフォルトのATPC動作閾値Aを引き下げた閾値A1を下限値に設定する。下限値をどれだけ引き下げるかについては予め定められているものとする。ATPC閾値変更部33は、設定したATPC動作閾値の下限値と受信状態判定部31による判定結果をATPC制御部34へ出力する。ATPC制御部34は、現在の変調方式が基準変調方式または基準変調方式より伝送効率が良い方式であることと、受信状態判定部31による受信状態は良化しているとの判定、新たに設定されたATPC動作閾値の下限値に基づいて、出力レベルを低下させる(ステップS27)。低下後の出力レベルで信号を送信したときの受信機20での受信レベルは、ステップS26で設定したATPC動作閾値の下限値以上で且つなるべく低くなることが好ましい。どの程度出力レベルを低下させるかについては、受信機20での受信レベルがATPC動作閾値の下限値に近づく値となるよう計算され、予め定められているものとする。ATPC制御部34は、現在の出力レベルより低い送信電力の出力レベルを決定し、決定した出力レベルで送信するよう送信部14に指示する。送信部14は、以前より低い出力レベルで送信を行う。
図3で説明したように、新たに設定した出力レベルでも受信状態が良化する場合、ステップS21〜ステップS27の処理を繰り返し、さらにATPC動作閾値の下限値および出力レベルを引き下げる。これにより、現在の変調方式を維持しつつ、最小限の送信電力で通信を行うことができる。
一方、受信状態判定部31が受信状態は劣化したと判定した場合(ステップS24;Yes)、ATPC閾値変更部33は、現在の変調方式の伝送効率が基準変調方式(図3のK2)より下かどうかを判定する。現在の変調方式の伝送効率が基準変調方式より下(図3のK3)の場合(ステップS25;Yes)、ATPC閾値変更部33は、ATPC動作閾値の変更を行わない。ATPC閾値変更部33は、受信状態判定部31による判定結果をATPC制御部34へ出力する。ATPC制御部34は、現在の変調方式が基準変調方式より伝送効率が悪い方式であることと、受信状態判定部31による受信状態は劣化しているとの判定に基づいて、送信時の出力レベルを最大レベルにするよう送信部14に指示する。送信部14は送信電力の出力レベルを最大にして送信を行う(ステップS28)。変調方式制御部13は、受信機20から受信した受信状態情報に基づいて変調方式を維持できるかどうかを判定する(ステップS29)。変調方式を維持できると判定した場合(ステップS29;Yes)、送信部14は、現在の変調方式によって変調した信号を送信する。変調方式を維持できないと判定した場合、(ステップS29;No)、変調方式制御部13は、AMR機能により変調方式の制御を行う(ステップS30)。例えば、出力レベルを最大にしても受信レベルが低下するような場合は、変調方式制御部13は、変調方式K3よりさらに伝送効率の低い変調方式に変更する。
受信状態判定部31が受信状態は劣化したと判定した場合(ステップS24;No)で、かつ、現在の変調方式の伝送効率が基準変調方式以上(図3のK1、K2)の場合(ステップS31;No)、ATPC閾値変更部33は、ATPC動作閾値の下限値を上昇させる(ステップS32)。図3の場合、例えば、ATPC閾値変更部33はデフォルトのATPC動作閾値Aよりも高い閾値A4をATPC動作閾値の下限値に設定する。下限値をどれだけ上昇させるかについては予め定められているものとする。ATPC閾値変更部33は、設定したATPC動作閾値の下限値(閾値A4)と受信状態判定部31による判定結果をATPC制御部34へ出力する。ATPC制御部34は、現在の変調方式が基準変調方式または基準変調方式より伝送効率が良い方式であることと、受信状態判定部31による受信状態は劣化しているとの判定、新たに設定されたATPC動作閾値の下限値に基づいて、出力レベルを上昇させる(ステップS33)。どの程度出力レベルを低下させるかについては、受信機20での受信レベルがATPC動作閾値A4以上となるよう計算され、予め定められているものとする。ATPC制御部34は、現在の出力レベルより高い送信電力の出力レベルを決定し、決定した出力レベルで送信するよう送信部14に指示する。送信部14は、以前より高い出力レベルで送信を行う。
変調方式制御部13は、受信機20から受信した出力レベル上昇後の受信状態情報に基づいて、変調方式を維持できるかどうかを判定する(ステップS29)。変調方式を維持できると判定した場合(ステップS29;Yes)、送信部14は、現在の変調方式を維持し、ステップS33で上昇させた出力レベルで信号を送信する。出力レベルを上げたにも拘わらず受信レベルが低下し、変調方式を維持できないと判定した場合、(ステップS29;No)、変調方式制御部13は、AMR機能により変調方式の制御を行い(ステップS30)、さらに伝送効率の低い変調方式に変更する。ATPC閾値と出力レベルを引き上げることで、変調方式を例えば基準変調方式K2に維持したまま通信を行うことができる。
送信機10から送信した信号のレベルは空間で劣化し、受信機20に到達する。本実施形態によれば、RSL、CNRで表される受信機20の受信状態を送信機10に転送することで、送信機10は送信時の出力レベルに対する受信機20の受信状態の認識が可能となる。また、ATPC動作閾値の下限値を可変とすることで、許容できる(基準変調方式を維持できる)最小受信レベルとなるような最小出力レベルでの送信が可能となる。これにより、過大な送信電力となることを防止することができる。また、本実施形態のATPC動作閾値制御により、受信状態の変動に素早く追従することが可能になる。
なお、受信状態監視部22が監視する受信状態を示す指標は、RSL、CNRに限定されない。通信方式によって、例えば、ビット誤り率(BER:bit error rate)、信号対雑音比(SNR:signal-to-noise ratio)など他の指標であってもよい。
また、無線通信の場合を例に説明を行ったが、本実施形態は、電気通信、光通信にも適用することが可能である。
また、実施形態の説明では、送信機10が送信電力制御装置30を備える構成を例に説明を行ったが、送信電力制御装置30は、送信機10と独立した装置であって送信機10と電気的に接続されるような構成でもよい。また、受信部21と受信状態監視部22と送信部23を受信装置ではなく、送信機10と受信装置の間に設けられた中継装置や回線品質をモニタするための装置が備える構成としてもよい。
なお、上述の送信電力制御装置30は内部にコンピュータを有している。そして、上述した送信電力制御装置30の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。なお、ATPC閾値変更部33は、閾値変更部の一例である。また、ATPC制御部34は、送信電力制御部の一例である。
1・・・通信システム
10・・・送信機
11、21・・・受信部
12・・・受信状態情報抽出部
13・・・変調方式制御部
14、23・・・送信部
20・・・受信機
22・・・受信状態監視部
30・・・送信電力制御装置
31・・・受信状態判定部
32・・・受信状態情報蓄積部
33・・・ATPC閾値変更部
34・・・ATPC制御部

Claims (10)

  1. 送信機が送信した信号の受信機における受信状態を含む情報を取得し、取得した受信状態と過去の受信状態とから受信状態の変化を判定する受信状態判定部と、
    前記受信状態判定部の判定結果と前記送信した信号に対する変調方式とに基づいて、前記受信機における前記信号の受信レベルが、前記受信レベルに応じて変更される複数の変調方式のうち所定の基準変調方式に対応する受信レベル以上となるように定められる前記送信機による送信電力の出力レベルを規定する前記受信レベルの閾値を変更する閾値変更部と、
    を備える送信電力制御装置。
  2. 前記受信状態判定部が受信状態の劣化を判定し、変調方式が前記基準変調方式、または、所定の基準変調方式よりも伝送効率が高い変調方式の場合、
    前記閾値変更部は、前記閾値を引き上げる、
    請求項1に記載の送信電力制御装置。
  3. 前記受信状態判定部が受信状態の良化を判定し、変調方式が前記基準変調方式、または、前記基準変調方式よりも伝送効率が高い変調方式の場合、
    前記閾値変更部は、前記閾値を引き下げる、
    請求項1または請求項2に記載の送信電力制御装置。
  4. 前記閾値に基づいて送信電力の出力レベルを制御する送信電力制御部、
    をさらに備え、
    前記受信状態判定部が受信状態の劣化を判定した場合、
    前記送信電力制御部は、前記引き上げられた閾値よりも前記受信状態が高くなるように送信電力の出力レベルを引き上げる、
    請求項2に記載の送信電力制御装置。
  5. 前記閾値に基づいて送信電力の出力レベルを制御する送信電力制御部、
    をさらに備え、
    前記受信状態判定部が受信状態の良化を判定した場合、
    前記送信電力制御部は、前記引き下げられた閾値に応じて送信電力の出力レベルを下げ、前記受信状態が前記引き下げられた閾値以上となるように前記出力レベルを制御する
    請求項3に記載の送信電力制御装置。
  6. 前記受信状態に応じて変調方式を変更する変調方式制御部、
    をさらに備え、
    前記変調方式制御部は、前記送信電力制御部が送信電力の出力レベルを変更した後であって、前記受信状態が所定の範囲を超えて変化する場合、前記受信状態に応じた変調方式に変更する、
    請求項4または請求項5に記載の送信電力制御装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の送信電力制御装置、
    を備える通信装置。
  8. 送信機と受信機とを備える通信システムにおいて、
    前記送信機は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の送信電力制御装置を備え、
    前記受信機は、送信機から受信した信号に基づいて受信状態を監視する受信状態監視部、を備える通信システム。
  9. 送信機が送信した信号の受信機における受信状態を含む情報を取得し、
    取得した受信状態と過去の受信状態とから受信状態の変化を判定し、
    前記判定の結果と前記送信した信号に対する変調方式とに基づいて、前記受信機における前記信号の受信レベルが、前記受信レベルに応じて変更される複数の変調方式のうち所定の基準変調方式に対応する受信レベル以上となるように定められる前記送信機による送信電力の出力レベルを規定する前記受信レベルの閾値を変更する、
    送信電力制御方法。
  10. 送信電力制御装置のコンピュータを、
    送信機が送信した信号の受信機における受信状態を含む情報を取得する手段、
    取得した受信状態と過去の受信状態とから受信状態の変化を判定する手段、
    前記判定の結果と前記送信した信号に対する変調方式とに基づいて、前記受信機における前記信号の受信レベルが、前記受信レベルに応じて変更される複数の変調方式のうち所定の基準変調方式に対応する受信レベル以上となるように定められる前記送信機による送信電力の出力レベルを規定する前記受信レベルの閾値を変更する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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