JP6487718B2 - 不快度推定装置及び不快度推定プログラム - Google Patents
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Description
なる「画面全体で揃った動揺を示す状況」の不快度の実測値よりも有意に低くなることがその後の実験によって確認された。また、ノイズの多い映像の場合、前記不快度推定装置ではノイズの時間変動を多数の領域における別々の動揺として捉えるため、推定不快度が実測不快度よりも高くなってしまっていた。これらは、前記不快度推定装置では、複数領域が個別に異なる動揺を示す場合の推定不快度が実測不快度よりも高くなってしまう問題があることを意味する。
また、不快度推定装置は、回転中心・回転角算出部によって、前記動き領域番号が付与された全領域を統合した領域において、回転角による動きベクトルの大きさの二乗の総和が最大になるとともに、回転角による動きベクトルと前記補正済み動きベクトルとの二乗誤差の総和が最小となるときの回転中心及び回転角を算出し、回転ベクトル算出部によって、各領域における前記回転角による動きベクトルを回転ベクトルとして算出し、回転残差ベクトル算出部によって、各領域における前記回転ベクトルと前記補正済み動きベクトルとの残分を回転残差ベクトルとして算出する。
また、不快度推定装置は、第二のフィルタ部によって、前記回転ベクトルに周波数感度補正を施して補正済み回転ベクトルを得て、総動揺エネルギー算出部によって、前記動き領域番号ごとに前記補正済み回転ベクトルの大きさの二乗と前記回転残差ベクトルの大きさの二乗の総和を算出した上で、全ての動き領域番号について非線形加算することで、短時間不快度として総動揺エネルギーを算出する。
また、不快度推定装置は、総動揺エネルギー補正部によって、前フレームの補正済み総動揺エネルギーが大きいほど現フレームの補正済み総動揺エネルギーが大きくなるように、現フレームの前記総動揺エネルギーを補正することによって、時間蓄積効果を反映した不快度として補正済み総動揺エネルギーを算出する。
領域別動きベクトル検出部10は、当該検出部10に対応する領域の映像信号を取得し、取得された映像信号に基づいて、映像の時間的に隣接する画像(連続するフレーム)間における動きベクトル(フレーム間の差分)を時系列に検出し、検出結果を第一のフィルタ部20へ出力する。本実施形態において、領域別動きベクトル検出部10は、動きベクトルとして、動き量の上下方向成分、及び、左右方向成分をそれぞれ検出する。
第一のフィルタ部20は、領域別動きベクトル検出部10によって検出された動きベクトルを取得し、取得された動きベクトルに上下方向及び左右方向で異なる周波数感度補正を施すことによって補正済み動きベクトルを得て、得られた補正済み動きベクトルを動き領域判定部30、動き領域番号付与部40、回転中心・回転角算出部50及び回転残差ベクトル算出部70へ出力する。本実施形態において、第一のフィルタ部20は、第一のデジタルフィルタ21と、第二のデジタルフィルタ22と、を並列に備える。
動き領域判定部30は、第一のフィルタ部20から出力された補正済み動きベクトルを取得し、動きベクトルの大きさが予め定められた閾値以上である場合に該当する領域において「動きあり」と判定する。
本実施形態において、動き領域判定部20は、計算の簡略化のため、上下方向動き量(すなわち、補正済み動きベクトルの上下方向成分の大きさ)の二乗と左右方向動き量(すなわち、補正済み動きベクトルの左右方向成分の大きさ)の二乗との和が閾値(前記した閾値の二乗)以上である場合に「動きあり」と判定することができる。
動き領域番号付与部40は、動きありと判定された領域に対して同じ動き領域に属する領域ごとに動き領域番号を付与する。動き領域番号付与部40は、一の領域の補正済み動きベクトルと、隣接する領域の補正済み動きベクトルと、の差分ベクトルの大きさが所定値以下である場合に、一の領域と隣接する領域とが「同じ動き領域」であるとし、これらに同じ動き領域番号を付与する。かかる所定値は、画面の全体あるいはある程度まとまった領域の動きと主観評価実験で得られた不快度との関係を用いて設定することができる。
続いて、動き領域番号付与部40は、第一のフィルタ部20から出力された補正済み動きベクトルと、動き領域判定部30から出力された動きの有無の判定結果とを取得する。続いて、動き領域番号付与部40は、番号付与完了フラグが降りていて、かつ動きの有無の判定結果が「動きあり」(動き領域番号「0」)の領域について、当該領域の補正済み動きベクトルと上下左右及び左上・右上・左下・右下の隣接する8領域のうち「動きあり」の領域それぞれの補正済み動きベクトルとの差分ベクトルをそれぞれ求める。例えば、図4(a)に示す例では、領域1については、領域1の補正済み動きベクトルと領域2,4,5の補正済み動きベクトルとの差分ベクトルをそれぞれ求める。また、領域2については、領域2の補正済み動きベクトルと領域1,4,5の補正済み動きベクトルとの差分ベクトルをそれぞれ求める。また、領域4については、領域4の補正済み動きベクトルと領域1,2,5の補正済み動きベクトルとの差分ベクトルをそれぞれ求める。また、領域5については、領域5の補正済み動きベクトルと領域1,2,4の補正済み動きベクトルとの差分ベクトルをそれぞれ求める。
領域の動き領域番号として付与した上で、当該領域の番号付与完了フラグを立てる。
回転中心・回転角算出部50は、第一のフィルタ部20から出力された補正済み動きベクトルと、動き領域番号付与部40から出力された動き領域番号とを取得し、動き領域番号が前記の「0」と「−1」のいずれでもない画面内の全ての領域において、補正済み動きベクトルを用い、回転角による動きベクトルの大きさの二乗の総和が最大になるとともに、回転角による動きベクトルと実際の補正済み動きベクトルとの二乗誤差(平均二乗誤差)の総和が最小となるときの回転中心及び回転角を算出する。
回転中心・回転角算出部50は、算出された回転中心及び回転角を回転残差ベクトル算出部60へ出力する。
しかし、画面の回転中心と動きのある領域の重心とがずれている場合には、実際の視聴
者は、水平方向の線や鉛直方向の線の傾きに注目する。
そのため、動きのある全ての領域での回転が同相である場合には、視聴者は、同相動きの平均を差し引いた後の回転量(回転角に重心までの距離を乗じた値)ではなく、回転量の大きさの二乗の総和がより大きくなる、回転中心を中心とした回転量(回転角に回転中心までの距離を乗じた値)を知覚することが明らかになった。
しかし、実際には図2に示す通り、同相回転方向に対する不快度の感度は、2Hz以下でそれ以外の方向に対する不快度の感度よりも高くなっているため、従来の不快度推定装置で算出された総動揺エネルギーは、実際に知覚される総動揺エネルギーよりも小さくなってしまっていた。
これに対し、本発明の不快度推定装置1は、動きの平均を差し引かずに回転中心と回転角を算出することにより、画面の回転中心と動きのある領域の重心とがずれている場合における不快度の推定精度を改善している。
回転ベクトル算出部60は、回転中心・回転角算出部50から出力された回転中心及び回転角を取得し、この回転中心及び回転角に基づいて、当該領域の中心における回転方向(回転中心への方向と直交する方向)のベクトルを算出し、当該ベクトルの上下方向成分と左右方向成分との組を回転ベクトルとして回転残差ベクトル算出部70及び第二のフィルタ部70へ出力する。
回転残差ベクトル算出部70は、第一のフィルタ部20から出力された補正済み動きベクトルと、回転ベクトル算出部60から出力された回転ベクトルとを取得し、補正済み動きベクトルと回転ベクトルとの差ベクトルを算出し、算出された差ベクトルの上下方向成分と左右方向成分との組を回転残差ベクトルとして総動揺エネルギー算出部90へ出力する。
第二のフィルタ部80は、回転ベクトル算出部60から出力された回転ベクトルを取得し、回転ベクトルに周波数相対感度補正を施すことによって補正済み回転ベクトルを得て、得られた補正済み回転ベクトルを総動揺エネルギー算出部90へ出力する。本実施形態において、第二のフィルタ部80は、第三のデジタルフィルタ81を備える。
これは、元のベクトル(すなわち、補正済み動きベクトル)を径方向成分と回転方向成分とに分解し直した場合、元のベクトルの上下方向成分の一部が回転方向ベクトルの左右方向成分となり、元のベクトルの左右方向成分の一部が回転方向ベクトルの上下方向成分になるからである。
回転残差ベクトル算出部70の説明で記したとおり、第一のフィルタ部20による上下方向成分の周波数感度補正と左右方向成分の周波数感度補正によって施された径方向成分の周波数感度補正と同じ周波数感度補正が回転方向成分にも既に施されているため、第三のデジタルフィルタ81によって新たに施すべき補正は、径方向成分の感度に対する回転方向成分の相対感度に基づいた周波数相対感度補正となっている。
総動揺エネルギー算出部90は、動き領域番号付与部40から出力された各領域の動き領域番号と、回転残差ベクトル算出部70から出力された回転残差ベクトルと、第二のフィルタ部80から出力された補正済み回転ベクトルと、を取得し、動き領域番号付与部40から出力された各領域の動き領域番号に基づいて、「0」「−1」以外の同じ動き領域番号の領域について回転ベクトルの大きさの二乗と、回転残差ベクトルの大きさの二乗の総和を算出した後、動き領域番号ごとのこれらの総和の平方根を動き領域番号別動揺エネルギーとする。
(Σan γ)1/γ
を計算して行う。
また、γ>1 の場合、γの値が大きいほど、当該非線形加算により得られる総動揺エネルギーは小さくなり、動き領域番号の数が多いほど総動揺エネルギーは小さくなる。
特に、γ≒6 としたときに、複数領域が個別に異なる動揺を示す場合の不快度の推定
誤差が最小となることが明らかになっている。この非線形加算を導入することにより、複数領域が個別に異なる動揺を示す場合の不快度の推定精度が改善される。
総動揺エネルギー算出部90は、算出した総動揺エネルギーを総動揺エネルギー補正部100へ出力する。
総動揺エネルギー補正部100は、前フレームの補正済み総動揺エネルギーdm−1が大きいほど現フレームの補正済み総動揺エネルギーdmが大きくなるように、現フレームの総動揺エネルギーcmを補正することによって、現フレームの補正済み総動揺エネルギーdmを算出する。かかる総動揺エネルギー補正部100は、不快度の蓄積及び減衰の両効果を当該不快度に反映することによって、断続する動揺による不快度を好適に得るためのものである。本実施形態において、総動揺エネルギー補正部100は、加算部101と、記憶部102と、乗算部103と、を備える。
対数変換部110は、総動揺エネルギー補正部100から出力された補正済み総動揺エネルギーを取得し、取得した補正済み総動揺エネルギーを対数変換することによって知覚量と線形に対応する不快度を算出し、ディスプレイ、スピーカ等の外部装置(不快度を利用者へ通知する通知部)へ出力する。
続いて、本発明の実施形態に係る不快度推定装置1の動作例について、図1ないし図4を参照して説明する。
まず、領域別動きベクトル検出部10が、入力された対応する領域の映像を用いて、映像の時間的に隣接する画像(連続するフレーム)間における動きベクトルを検出し、第一のフィルタ部20へ出力する。
続いて、第一のフィルタ部20が、動きベクトルに周波数感度補正を施し、補正済み動きベクトルを動き領域番号付与部30等へ出力する。
続いて、動き領域判定部30が、補正済み動きベクトルの大きさが閾値以上である場合に動きありと判定し、動きありと判定された領域には動き領域番号の初期値として「0」、動きなしと判定された領域には動き領域番号の初期値として「−1」にそれぞれ設定し、動きの有無の判定結果として動き領域番号付与部40へ出力する。
この例では、補正済み動きベクトルから平均動きベクトルを差し引いた各ベクトルが全て重心を中心とする周方向成分のみとなり、径方向成分は無くなっている。図4(a)及び図4(b)の各ベクトル値は、1項目の値が左右方向の動き量、2項目の値が上下方向の動き量を表している。
図4(a)の例では、領域1,2,4,5には動き領域番号「1」が付与され、領域3,6〜9は動きの有無の判定結果と同じ「−1」がそのまま動き領域番号となっている。同図中では生じていないが、動きありと判定されても同じ動き領域に属する領域数が4未満である場合には、当該領域には、動き領域番号「0」が付与される。
トルとの二乗誤差の総和が最小となるときの回転中心及び回転角を算出し、各領域の回転ベクトル算出部60へ出力する。
図4(a)の例では、計算の簡略化のため、回転中心の候補は図中で●を付した各領域の中心、各辺の中央及び4つの領域の境界となる点に制限している。実際に前記条件を満たす回転中心は、前記候補点の間に存在することがあるし、画面の外側に存在することもある。しかし、前記候補点に限定した場合に得られる総動揺エネルギーと正確な回転中心を用いて得られる総動揺エネルギーにはほとんど差が生じないため、前記候補点に限定してもかまわないことが確認されている。図4(a)の例では、×印の点(領域5,6,8,9の境界)が回転中心となり、各補正済み動きベクトルの回転角は、正方形を呈する領域の一辺の長さをDとすると、それぞれ2/Dラジアンとなる。
(18+10+10+2)× 相対感度
で表される。
一方、図4(b)の従来の不快度推定装置によって得られる動揺エネルギーは、
8×4 +(2+2+2+2)× 相対感度
で表される。
続いて、対数変換部110が、総動揺エネルギーを対数変換することによって心理評価値と線形に対応する不快度として出力する。
よって感じる不快度を高精度に推定することが可能になっている。
また、不快度推定装置1は、前記3条件のいずれにも該当しない映像を対象とした場合に得られる不快度は、従来の不快度推定装置によって得られる不快度と等しくなるため、従来の不快度推定装置と置き換えても整合性が保たれる。
また、推定された不快度は、映像コンテンツ製作者が画面動揺を低減するような映像修正を施す際に、映像修正の度合いの指標として使用可能である。
すなわち、不快度推定装置1は、映像コンテンツ制作者によって制作段階で用いられる場合には、映像の良否の判定、映像に含まれる画面動揺をどの程度まで低減すべきかの目標設定等に好適な不快度を映像コンテンツ製作者に提示することができるので、制作に要する時間、労力及びコストの削減が図られるだけでなく、供給される映像コンテンツの安全性及び快適性も高められる。
また、不快度推定装置1は、映像の視聴者側で用いられる場合には、画面動揺に関して安全、快適であることを保証せずに制作、流通された映像に対して、視聴前又は視聴中の表示直前に不快度を推定してディスプレイ又はスピーカへ出力することによって、視聴時に警告を発することができるので、映像酔いによる健康被害及び不快感の誘発を防止することが可能になる。
10 領域別動きベクトル検出部
20 第一のフィルタ部
21 第一のデジタルフィルタ
22 第二のデジタルフィルタ
30 動き領域判定部
40 動き領域番号付与部
50 回転中心・回転角算出部
60 回転ベクトル算出部
70 回転残差ベクトル算出部
80 第二のフィルタ部
81 第三のフィルタ部
90 総動揺エネルギー算出部
100 総動揺エネルギー補正部
101 加算部
102 記憶部
103 乗算部
110 対数変換部
Claims (7)
- 映像における動きベクトルに基づいて画面動揺に対する不快度を推定する不快度推定装置であって、
画面を複数に分割した領域ごとに、前記映像の時間的に隣接する画像間における動きベクトルを検出する領域別動きベクトル検出部と、
検出された前記動きベクトルに周波数感度補正を施すことによって補正済み動きベクトルを得る第一のフィルタ部と、
前記補正済み動きベクトルの大きさが閾値以上である場合に該当する前記領域において動きありと判定する動き領域判定部と、
動きありと判定された前記領域に対して同じ動き領域に属する領域ごとに動き領域番号を付与する動き領域番号付与部と、
動き領域番号が付与された全ての前記領域の前記補正済み動きベクトルを用いて、回転角による動きベクトルの大きさの二乗の総和が最大になるとともに、回転角による動きベクトルと前記補正済み動きベクトルとの二乗誤差の総和が最小となるときの回転中心及び回転角を算出する回転中心・回転角算出部と、
前記領域の前記補正済み動きベクトルと前記回転中心及び前記回転角を用いて、当該領域の回転ベクトルを算出する回転ベクトル算出部と、
前記領域の前記補正済み動きベクトルと前記回転ベクトルとの差分を回転残差ベクトルとして算出する回転残差ベクトル算出部と、
前記回転ベクトルに周波数相対感度補正を施すことによって補正済み回転ベクトルを得る第二のフィルタ部と、
同じ前記動き領域番号が付与された前記領域ごとに、前記補正済み回転ベクトルの大きさの二乗と、前記回転残差ベクトルの二乗の総和を算出するとともに、全ての動き領域番号の前記総和を非線形加算することによって、不快度としての総動揺エネルギーを算出する総動揺エネルギー算出部と、
前フレームの補正済み総動揺エネルギーが大きいほど現フレームの補正済み総動揺エネルギーが大きくなるように現フレームの前記総動揺エネルギーを補正することによって、不快度として補正済み総動揺エネルギーを算出する総動揺エネルギー補正部と、
を備えることを特徴とする不快度推定装置。 - 前記補正済み総動揺エネルギーを対数変換することによって、不快度として対数変換された前記補正済み総動揺エネルギーを算出する対数変換部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の不快度推定装置。 - 前記総動揺エネルギー補正部は、前フレームの前記補正済み動揺エネルギーに、0よりも大きく1よりも小さい定数を乗じ、現フレームの前記動揺エネルギーに加算することによって、現フレームの前記補正済み動揺エネルギーを得る
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の不快度推定装置。 - 前記第一のフィルタ部は、
前記動きベクトルの上下方向成分に周波数感度補正を施す第一のデジタルフィルタと、
前記動きベクトルの左右方向成分に前記第一のデジタルフィルタとは異なる周波数感度補正を施す第二のデジタルフィルタと、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の不快度推定装置。 - 前記動き領域判定部は、直前の所定時間内に前記閾値以上の前記補正済み動きベクトルがある場合に動きありと判定する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の不快度推定装置。 - 前記第二のフィルタ部は、前記回転ベクトルに対して、前記第一のフィルタ部によって周波数感度補正が施された他成分との相対感度の周波数特性に対応する周波数相対感度補正を施す第三のデジタルフィルタを備える
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の不快度推定装置。 - 映像における動きベクトルに基づいて画面動揺に対する不快度を推定する不快度推定プログラムであって、
コンピュータを、
画面を複数に分割した領域ごとに、前記映像の時間的に隣接する画像間における動きベクトルを検出する領域別動きベクトル検出部、
検出された前記動きベクトルに周波数感度補正を施すことによって補正済み動きベクトルを得る第一のフィルタ部、
前記補正済み動きベクトルの大きさが閾値以上である場合に該当する前記領域において動きありと判定する動き領域判定部、
動きありと判定された前記領域に対して同じ動き領域に属する領域ごとに動き領域番号を付与する動き動き領域番号付与部、
動き領域番号が付与された全ての前記領域の前記補正済み動きベクトルを用いて、回転角による動きベクトルの大きさの二乗の総和が最大になるとともに、回転角による動きベクトルと前記補正済み動きベクトルとの二乗誤差の総和が最小となるときの回転中心及び回転角を算出する回転中心・回転角算出部、
前記領域の前記補正済み動きベクトルと前記回転中心及び前記回転角を用いて、当該領域の回転ベクトルを算出する回転ベクトル算出部、
前記領域の前記補正済み動きベクトルと前記回転ベクトルとの差分を回転残差ベクトルとして算出する回転残差ベクトル算出部、
前記回転ベクトルに周波数相対感度補正を施すことによって補正済み回転ベクトルを得る第二のフィルタ部、
同じ前記動き領域番号が付与された前記領域ごとに、前記補正済み回転ベクトルの大きさの二乗と、前記回転残差ベクトルの二乗の総和を算出するとともに、全ての動き領域番号の前記総和を非線形加算することによって、不快度としての総動揺エネルギーを算出する総動揺エネルギー算出部、及び、
前フレームの補正済み総動揺エネルギーが大きいほど現フレームの補正済み総動揺エネルギーが大きくなるように現フレームの前記総動揺エネルギーを補正することによって、不快度として補正済み総動揺エネルギーを算出する総動揺エネルギー補正部、
として機能させることを特徴とする不快度推定プログラム。
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