JP6486691B2 - 通信装置、通信方法、通信プログラム、及び通信システム。 - Google Patents

通信装置、通信方法、通信プログラム、及び通信システム。 Download PDF

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Description

本発明は、複数の通信装置が含まれるネットワークにおいて通信経路を決定する機能を有する通信装置などに関する。
通信ネットワークにおいて、送信元の通信端末から送信先の通信端末にデータを届けるためには、複数の通信装置間を有線または無線で接続するリンクの組み合わせで構成される経路群の中からデータを転送する経路を選択する経路選択制御が必要である。このような通信ネットワークでは、通信環境の変化などでリンクが切断したり、通信ネットワークに接続される通信装置が追加されるような状況が想定され、リンクの帯域が時間により変動したりするなどの状況の変化が発生しうるため、このような状況に応じて最適な通信効率の経路が時々刻々と変化する。なお、最適な通信効率の経路とは、例えば単位時間当たりの送信データ量を最大化する経路、または遅延を最小化する経路などである。
上記のように適した経路を決定する経路制御には、ネットワークの状況変化に応じて経路を自動的に変更する動的制御(ダイナミックルーティング)がある。このような動的制御として、従来から、ホップ数(経由する通信装置の数)を最小の経路を選択するRIP(Routing Information Protocol)や、リンクの帯域等をコスト値として最小コストとなる経路を選択するOSPF(Open Shortest Path First)が存在する。また、非特許文献1には、複数の経路を使ってデータを転送可能なMPLS(Multi-Protocol Label Switching)が開示されている。このようなMPLSでは、データパケットにラベルを付け、このラベルにより各装置が経路を決定するため、同一の送信先であっても、送信するデータを複数の経路に分散して送信することができる。
一方、ネットワークに含まれる各通信装置が自律分散的に経路を決定する通信ネットワークにおいては、通信装置間で制御情報を交換し、特定のリンクにデータパケットが集中しないように制御する方法が従来から採用されている。ここで用いられる制御情報とは、例えば、他の通信装置における送信経路、送信タイミング、送信データ量、リンクの空き容量、及びリンクの接続構成などの情報である。
特許文献1には、ネットワークの状況変化によりリンクを切り替える必要が生じた場合に、予め上限が設定された所定のランダム待機時間だけ待った後に経路制御する方法が開示されている。また、特許文献2には、MPLSにおいて複数の通信経路を定め、そのうちの少なくとも1つを用いて通信し、通信障害や輻輳が発生した場合には、空き容量に応じて別の通信経路に切り替える方法が開示されている。
特開2014−175756号公報 特開2005−039362号公報
RFC3031
しかしながら、上記従来の方法では、ネットワークの状況変化が発生したときに、ネットワークの輻輳または経路制御の振動が発生し、経路制御の待ち時間に起因する遅延が発生し、または本来通信可能な経路を予備経路として確保することにより単位時間に送信可能なデータ量が減少するなどの課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、ネットワークの状況変化が生じた場合でも、効率的な通信経路の制御が可能な通信装置などを提供することである。
本発明のある態様は、通信装置である。この通信装置は、複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において1以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの1以上の経路を決定する通信装置であって、送信元から送信先へ送信されるデータの送信経路を選択する経路制御部と、経路制御部によって選択された送信経路にしたがってデータを送信するデータ送信部と、を備える。経路制御部は、送信すべきデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一経路を選択し、一部以外のデータに対しては前記同一経路とは異なる新規経路を選択する。
このような態様によると、データの送信経路の変更に際して、そのデータの一部は過去と同様の経路を選択し、それ以外のデータを過去とは異なる新規経路を選択して送信するような経路制御が可能となる。これにより、ネットワークの輻輳や通信経路の振動が発生することを防止しつつ、単位時間に送信可能なデータ量を増加させることができ、効率的に経路制御ができる。
また、経路制御部は、同一経路と新規経路の少なくとも一方のための経路選択率を決定してもよい。このような態様によると、経路選択率をパラメータとする経路制御が可能となる。また、経路制御部は、決定した経路選択率にしたがって、同一経路に対する送信すべきデータの量を決定してもよい。このような態様によると、経路選択率に基づいて同一経路と新規経路とに送信するデータ量を決定するような経路制御が可能となり、効率的に経路制御ができる。
また、本発明のある態様では、通信装置は、ネットワーク内の他の通信装置からリンク情報を取得するリンク情報取得部と、リンク情報取得部にて取得されたリンク情報に基づいて送信先の通信装置までの経路の空き容量を経路ごとに判定する空き容量判定部と、をさらに備えてもよい。ここで、経路制御部は、前記空き容量判定部での判定結果に基づいて、経路選択率を決定してもよい。このような態様によると、通信経路の空き容量に応じて経路選択率を決定するため、ネットワークの状況に合わせて、効率的に経路制御ができる。また、経路制御部は、空き容量判定部にて判定された前記同一経路に係る空き容量が多いほど、経路選択率を高く設定してもよい。このような態様によると、同一経路の空き容量が多いほど同一経路を介して送信するデータ量を多くする制御が可能となり、これによってネットワークの輻輳及び通信経路の振動の防止効果をさらに高め、単位時間に送信可能なデータ量をさらに増加させることが可能となり、効率的に経路制御ができる。
また、本発明のある態様では、通信装置は、ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得するトラヒック情報取得部と、トラヒック情報取得部によって取得された送信データ量を経路ごとに算出するトラヒック量判定部と、をさらに備えてもよい。同経路割当率は、トラヒック量判定部によって判定された送信データ量に応じて、経路選択率を決定してもよい。このような態様によると、ネットワークにおけるトラヒックの状態に応じて、より適切な経路選択率を決定することが可能となり、効率的に経路制御ができる。また、経路制御部は、トラヒック情報取得部にて取得された送信データ量のうち、同一経路と少なくとも一部の経路が重複する経路における送信データ量が少ないほど、経路選択率を高く設定してもよい。このような態様によると、送信データ量が少ない経路を介して送信されるデータ量を多くすることにより、ネットワークの輻輳及び通信経路の振動の防止効果をさらに高め、単位時間に送信可能なデータ量をさらに増加させることが可能となり、効率的に経路制御ができる。
また、本発明のある態様では、通信装置は、ネットワーク内の他の通信装置からリンク情報を取得するリンク情報取得部と、リンク情報取得部にて取得されたリンク情報に基づいて送信先の通信装置までの経路の空き容量を経路ごとに判定する空き容量判定部と、ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得するトラヒック情報取得部と、トラヒック情報取得部によって取得された送信データ量を経路ごとに算出するトラヒック量判定部と、空き容量判定部によって判定された空き容量と、トラヒック量判定部によって算出された送信データ量の少なくとも一方にもとづいて、ネットワークにおけるトポロジを構成する経路の変化と、変化してからの経過時間とを検出する経路変化検出部と、をさらに備えてもよい。ここで、同経路割当率は、同一経路と少なくとも一部の経路において経路変化検出部によって経路の変化が検出された場合、その変化にかかる経過時間に応じて、経路選択率を決定してもよい。このような態様によると、トポロジを構成する経路の変化からの経過時間に応じて経路選択率を決定するため、ネットワークの輻輳及び通信経路の振動の防止効果をさらに高め、単位時間に送信可能なデータ量をさらに増加させることが可能となり、効率的に経路制御ができる。
また、本発明のある態様では、上記通信装置は、トラヒック量判定部によって算出されたトラヒック量にもとづいて、同一経路にかかる将来の空き容量を予測する空き容量予測部と、をさらに備えてもよい。ここで、同経路割当率は、空き容量予測部によって予測された空き容量にしたがって、経路選択率を決定してもよい。このような態様によると、予測される空き容量に応じて経路選択率を決定するため、将来のネットワークの状況変化に応じた経路選択率を決定することが可能となり、効率的に経路制御ができる。これによって、ネットワークの輻輳及び通信経路の振動の防止効果をさらに高め、単位時間に送信可能なデータ量をさらに増加させることが可能となり、効率的に経路制御ができる。また、空き容量予測部は、外部装置から取得した降雨量予測情報を参照して空き容量を予測してもよい。このような態様によると、降雨量により変化する、無線リンクにおけるデータ転送効率の減衰を考慮した空き容量の予測を可能とし、これによって、より適切な経路選択率の決定を可能とする。これにより、ネットワークの輻輳及び通信経路の振動の防止効果をさらに高め、単位時間に送信可能なデータ量をさらに増加させることが可能となり、効率的に経路制御ができる。
また、本発明の別の態様は、通信方法である。この通信方法は、複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において1以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの1以上の経路を決定する通信方法であって、送信元から送信先へ送信されるデータの送信経路を選択する第1ステップと、選択された送信経路にしたがってデータを送信する第2ステップと、を含む。ここで、第1ステップでは、送信すべきデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一経路を選択し、一部以外のデータに対しては前記同一経路とは異なる新規経路を選択する。
また、本発明の別の態様は、通信プログラムである。この通信プログラムは、複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において1以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの1以上の経路を決定する通信プログラムであって、送信元から送信先へ送信されるデータの送信経路を選択する経路制御ステップと、前記経路制御ステップによって選択された送信経路にしたがってデータを送信するデータ送信ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、経路制御ステップでは、送信すべきデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一経路とは異なる新規経路を選択することを特徴とする通信プログラムである。
また、本発明の別の態様は、少なくとも送信元通信装置及び送信先通信装置を含み、互いの通信装置間において1以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの1以上の経路を決定する送信元通信装置を含む通信システムであって、送信元通信装置から送信先通信装置へ送信されるデータの送信経路を選択する経路制御部と、前記経路制御部によって選択された送信経路にしたがってデータを送信するデータ送信部と、を備える。ここで、前記経路制御部は、送信すべきデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一経路を選択し、一部以外のデータに対しては同一経路とは異なる新規経路を選択することを特徴とする送信元通信装置と、送信元通信装置から、同一経路及び新規経路を介してデータを受信する送信先通信装置と、を備える。
これらのような態様によると、データの送信経路の変更に際して、そのデータの一部は過去と同様の経路を選択し、それ以外のデータを過去とは異なる新規経路を選択して送信するような経路制御が可能となり、効率的に経路制御ができる。これにより、ネットワークの輻輳や通信経路の振動が発生することを防止しつつ、単位時間に送信可能なデータ量を増加させることが可能となり、効率的に経路制御ができる通信方法、通信プログラム、または通信システムを提供することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によると、効率的に経路制御が可能な通信装置、通信方法、通信プログラム、または通信システムを提供することができる。
本発明の実施例を説明する前に、まず、本発明の概要を述べる。本発明は、携帯電話などの通信端末、中継局及び基地局などの通信装置を含む通信システムに関し、これらの通信装置における通信経路の決定方法に特徴を有する。
従来においては、非特許文献1に記載されているように、リンクの切断、帯域の変化、及び装置の追加などによるネットワークの状況変化が発生しても、経路を決定するために用いる制御情報の更新に時間を要し、通信に遅延が発生する。さらに、古い制御情報を用いて経路の制御を行うため、他の通信装置とネットワーク資源を取り合い、輻輳や、経路制御の振動が発生してしまう。その結果、転送される単位時間当たりのデータ量が小さくなってしまっていた。また、特許文献1に記載の技術では、ランダムに決定される待機時間を採用することで経路制御のタイミングに差を設けているため他の通信装置と経路が重複しづらくなるメリットがあるものの、待機時間分だけ通信に遅延が発生するという課題がある。また、特許文献2に記載の技術では、複数の通信経路を予め確保しておくか、または通信障害や輻輳が発生した場合に予備の通信経路を他の通信装置と共有することになり、結果として単位時間に送信可能なデータ量が減少するという課題がある。
本発明は、以上の課題を解決するために、転送すべきデータを「過去に使用した経路に同様に転送する一部のデータ」と「新規に選択した経路に転送する残余のデータ」の2つに分けて、それぞれ経路制御することとした。このような態様により、効率的な経路制御が可能となる。さらに、これにより、従来技術のように遅延が発生したり、予備の通信経路を確保しておくことが不要となり、また、他の通信装置から送信されるデータとの衝突を抑制することができるのでシステム全体のスループットを向上できることとなる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。なお、以下に説明する実施例は、あくまで本発明の理解のために一例に過ぎず、本発明の技術的範囲が実施例の内容に限定されるものではない。
図1は、本実施例にかかるネットワーク1000の構成例を示す図である。ネットワーク1000は、通信装置100で代表される通信装置100a〜通信装置100fを含み、互いの通信装置100間において1以上の経路が形成されたネットワークシステムである。以下においては、通信装置100を無線通信が可能な通信装置として説明するがこれに限らず、経路制御が可能であれば、有線あるいは有線と無線との複合のネットワークシステムにおいても本発明を同様に適用することができる。また、図示の都合上、6台の通信装置100を示しているが、5台以下のネットワークシステムでもよいし、7台以上の通信装置100でもよい。また、図示するような位置関係、経路関係でなくてもよい。これらの態様であっても、本発明を同様に適用できることは当業者に容易に理解されるところである。
図2は、図1の通信装置100の構成例である。図2に示されるように、通信装置100は、データ送受信部10、通信インターフェース部20、経路制御部30、メッセージ送信部40、メッセージ受信部50、インターフェース監視部60、及びデータ保持部70を含んで構成される。この他に通信実行のために必要な構成部品(アンテナやアンプなど)を含んでいてもよいが、ここでは説明を省略する。
データ送受信部10は、経路制御部30によって選択された送信経路にしたがって、他の通信装置との間で、有線通信また無線通信によるデータの送信及び受信を実行する。データ送受信部10が受信したデータに含まれるトラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージは、メッセージ受信部50に出力される。また、データ送受信部10は、通信インターフェース部20から入力されたトラヒック情報メッセージ、及びリンク情報メッセージを定期的に他の通信装置に対して送信する。ここで送信されるトラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージは、特定の通信装置に対してのみ送信されてもよい。なお、トラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージのデータ構造については後述する。また、データ送受信部10は、後述の経路制御部30に含まれる経路決定部31で決定された送信経路に応じてデータを送信する。データ送信の更なる具体例については後述する。
通信インターフェース部20は、データ送受信部10で他の通信装置から受信したトラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージをメッセージ受信部50に出力する。また、通信インターフェース部20は、ネットワークの通信状態を示す情報をインターフェース監視部60に出力する。また、通信インターフェース部20は、該通信装置から他の通信装置に対して送信されるデータ、及びメッセージ送信部40から入力されたトラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージをデータ送受信部10に対して出力する。
メッセージ受信部50は、通信インターフェース部20から入力されたトラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージに基づいて、ネットワークのノード(通信装置100)及びネットワーク上に形成された経路の情報を示すトポロジ、並びに各ノード(通信装置100)及び経路で送受信されている通信量(データ量)を示す情報を生成し、これらをデータ保持部70に記憶させるよう制御する。
インターフェース監視部60は、通信インターフェース部20から入力された通信状態を示す情報に基づいて、各種情報をデータ保持部70に保持(記憶)させる。
データ保持部70は、図2に示されるように、トポロジ保持部71及び通信量保持部72を含む。トポロジ保持部71は、メッセージ受信部50から入力されたトポロジに関する情報を、時系列で保持し、更新する。通信量保持部72は、メッセージ受信部50から入力された通信量に関する情報を、時系列で保持し、更新する。
メッセージ送信部40は、通信装置が送信するトラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージを生成し、通信インターフェース部20に出力する。ここで生成されたトラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージは、データ送受信部10から、他の通信装置に対して送信される。
経路制御部30は、経路決定部31及び空き容量判定部32を含む。空き容量判定部32は、データ保持部70に保持されたトポロジ及び通信量の情報に基づいて、ネットワークの各リンクにおける通信帯域の空き容量を計算する。あるリンクkの空き容量Vfkは、リンクkの通信容量Vkから、他の通信装置から流れ込むデータ量を除くことで算出される。他の通信装置から流れ込むデータ量は、そのリンクを流れるデータ量Vukから、該通信装置がそのリンクに流したデータ量Vusを除くことで算出される。リンクの通信容量は、リンク情報メッセージに含まれるリンク容量から取得される。すなわち、あるリンクkの空き容量Vfkは、Vfk=Vk−(Vuk−Vus)として、空き容量判定部32で算出される。
経路決定部31では、データの送信元である該通信装置から、データの送信先である通信装置に対してデータを送信する送信経路を選択して決定する。このとき、経路決定部31では、過去に選択した送信経路と同一の経路と、過去に選択した送信経路とは異なる新規の送信経路とを用いて、それぞれの経路に対して、送信すべきデータを分割して送信するよう経路を決定する。
より具体的には、経路決定部31は、予め定められた「同一経路選択率Rc」に基づき、送信すべき総データ量×同一経路選択率(Rc)のデータ量のデータを過去に選択した送信経路により送信し、残りのデータを新規の送信経路により送信するように経路を決定する。この同一経路選択率は、所定割合(例えば60%)として設定される。同一経路選択率が60%のときは、過去の送信経路によりデータの60%が送信され、新規の送信経路によりデータの残り40%が送信されることとなる。「同一経路選択率Rc」は大きく設定するほど、過去の送信経路により多くのデータが送信されることとなる。したがって、ネットワーク上のトポロジの状態が変わりにくい状況では、振動が起こりにくいため、「同一経路選択率Rc」を小さく設定することで、ネットワーク全体のスループットを確保するとよい。逆に、トポロジの状態が変わりやすい状況、たとえば、経路上の端末装置100が移動することにより経路が変化した場合や、未知の端末装置100がノードとしてネットワークに参入し、新たな経路が発生した場合などでは、「同一経路選択率Rc」を大きく設定して振動を抑制すればよい。
なお、初めて送信経路を決定するときには、同一経路選択率を0として処理される。また、(前回送信したデータ量)×(同一経路選択率)が今回送信するデータ量よりも少ない場合は、今回送信する全てのデータを前回送信した経路と同一の経路及び割合で送信する。また、同一経路に係る空き容量が多いほど、経路選択率を高く設定してもよい。なお、同一経路選択率は種々の方法により決定され、例えば固定値により決定されてもよい。また、新規の送信経路は種々の方法により決定され、本実施例では、従来からある一般的な方法により経路決定部31が新規経路を決定する。なお、同一経路選択率の代わりに、新規経路選択率を用いてもよい。この場合、同一経路選択率=1−新規経路選択率の関係を用いて、置き換えることができる。
データは、経路決定部31で決定された経路及び割合に応じてデータ送受信部10から送信されるが、送信されるデータのそれぞれのデータパケットには、データの送信経路を示すMPLS(Multi-Protocol Label Switching)のラベルが付加される。ネットワークの各通信装置は、このMPLSのラベルによって、それぞれのデータパケットをどの経路で送信すべきかを確認することができる。
ここで、通信装置により送受信されるトラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージの具体例について説明する。
図3は、図1の通信装置100から送信されるトラヒック情報メッセージのデータ構造例を示す図である。図3に示されるように、トラヒック情報メッセージには、IETFで規定された所定フォーマットのデータの末尾に、宛先装置識別子ごとに、送信予定のデータ量からなるパラメータの組が複数付加されたデータ構造になっている。ここで、宛先装置識別子は、データの送信先の通信装置を特定する識別情報である。
図4は、図1の通信装置100から送信されるリンク情報メッセージのデータ構造例を示す図である。図4に示されるように、リンク情報メッセージには、IETFで規定された所定フォーマットのデータの末尾に、リンクID及びリンク容量の組が複数付加されたデータ構造になっている。ここで、リンクIDは、ネットワークに含まれる通信装置Aと通信装置Bとを接続するリンクを識別するID(識別情報)である。リンク容量は、このリンクIDに対応するリンクの通信容量を示す情報である。
次に、上記の通信装置におけるデータ送信経路の決定、及びデータ送信の流れについて、簡単に説明する。
(1)データ送信経路の決定
経路決定部31は、まず、同一経路選択率(Rc)を決定する(ステップ1)。同一経路選択率は、様々な方法で決定されるが、ここでは固定値を利用する例について説明する。そして、経路決定部31は、この同一経路選択率に基づいて、過去に選択した送信経路と同一の経路で送信するデータ割合と、過去に選択した送信経路とは異なる新規の送信経路で送信するデータ割合とを決定する(ステップ2)。さらに経路決定部31は、この新規の送信経路を決定する(ステップ3)。
(2)データ送信
データ送受信部10は、経路決定部31で決定された送信経路を介するデータ送信を開始する(ステップ4)。このとき、データ送受信部10は、上記のように各データパケットにMPLSのラベルを付加して送信する。
上記のような流れにより、データ送信経路の決定及びデータ送信が行われる。ここで、本実施例の通信装置によりデータ送信経路の決定及びデータ送信を行なう場合の、従来技術との比較について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、ネットワークの構成例を示す図である。図5に示されるD1〜D6はそれぞれネットワークを構成する通信装置を示している。また、図5に示されるD1〜D6をそれぞれ接続する線は経路(リンク)を示している。リンクについては、例えばD1とD2とを接続するリンクはL12、D3とD6とを接続するリンクはL36、D1からD3を介してD6に接続されるリンクはL136として説明する。
図6は、従来の通信装置のみを含むネットワークにおける送信経路変更時の挙動を示す図である。まず、ネットワーク上では、図6(a)に示されるように、D1からD5に対してデータが送信され、D4からD3に対してデータが送信されている。D1からD5に対するデータ送信には、L125の経路とL1365の経路とが利用されている。D4からD3に対するデータ送信には、L413の経路とL463の経路とが利用されている。
上記のような状態で、L13のリンクに通信障害などが発生してリンクが切断されたとする(図6(b)参照)。このとき、D1からの送信データに対してはL1365が切断され、D4からの送信データに対してはL413が切断されるため、それぞれ新たな経路を選択する必要が生じる。そこで、D1は、L1365に代わる新たな経路としてL1465を選択し、D4は、L413に代わる新たな経路としてL4123を選択したとする(図6(c)参照)。
このように周囲の通信装置が同時に経路を変更し始めると、重複した経路上のリンクの容量がオーバーすることがある。ここでは、図6(d)に示されるように、L12のリンクに流れるデータの量が容量オーバーしたとする。そうすると、D1及びD4は、送信データ量を増加させるために、別の経路での送信データ量を増加させようとし、D1はL1465を介して送信するデータ量を増加させ、D4はL463を介して送信するデータ量を増加させる。すると、図6(e)に示すように、これらのL1465とL463とで経路が重複するL4で容量オーバーが発生することとなる。このとき、ネットワークでは図6(d)の状態と図6(e)の状態とが繰り返し発生し、経路の振動が発生することとなる。このようにして経路の振動が発生すると、ネットワークにおける通信効率が悪化することとなる。
これに対して、図7は、本実施例の通信装置100を含むネットワークにおける送信経路変更時の挙動を示す図である。上記と同様に、L13のリンクが切断されたとき(図7(b)参照)、D1及びD4は、それぞれ同一経路選択率を利用したデータ送信経路の決定を行う。すなわち、過去に選択した経路(それぞれL125及びL463)を介して同一経路選択率に基づき決定されたデータ量のデータを送信し、新規に選択した経路(それぞれL1465及びL4123)を介して残りのデータを送信する(図7(c)参照)。これによれば、データ送信の経路を徐々に新しい経路に移していくなどの制御が可能となる。そのため、このような通信装置を採用することで、パケットの衝突やリンクの容量オーバーを発生しづらくすることが可能となり、経路選択制御の振動も発生しづらくなり、仮に振動が発生したとしても早期に収束させることが可能となる。また、通信リソースを効率的に利用することも可能となる。
ここで、従来の通信装置によりデータの送信経路及び送信データ量が決定されるときと、本実施例の通信装置によりデータの送信経路及び送信データ量が決定されるときのデータ転送効率の具体例について、図8〜図10を参照しながら説明する。
図8は、ネットワークの構成を示す図である。GW1〜GW4はそれぞれゲートウェイ(通信装置)を示しており、図中の点線はリンクを示している。このネットワークでは、GW1〜GW4がそれぞれ1Gbpsのデータを送信している。
図9は、従来の通信装置を用いたネットワークにおける各ゲートウェイにおけるスループットの時間変化を示すグラフである。図9において、TP13aはGW1及びGW3におけるスループットの時間変化、TP24aはGW2及びGW4におけるスループットの時間変化、TPallaはGW1〜GW4のスループットの合計を示している。
一方、図10は、本発明(実施例1)の通信装置を用いたネットワークにおける各ゲートウェイにおけるスループットの時間変化を示すグラフである。図10において、TP13bはGW1及びGW3におけるスループットの時間変化、TP24bはGW2及びGW4におけるスループットの時間変化、TPallbはGW1〜GW4のスループットの合計を示している。
図9と図10とを比較しても分かるように、本発明の通信装置を利用することで、ゲートウェイ間のスループットの時間変動が比較的小さくなり、かつネットワーク全体でのデータ転送効率を向上させることが可能となる。
なお、上記のデータ送信経路の決定では、空き容量判定部32で計算された空き容量に基づかない例について説明したが、リンクの空き容量によって経路を決定してもよい。例えば、経路決定部31は、空き容量判定部32で計算された空き容量に応じて、同一経路選択率を変化させてもよい。この場合、過去に選択して送信経路に含まれるリンクの空き容量が他のリンクの空き容量と比較して小さいほど同一経路選択率を小さくし、過去に選択して送信経路に含まれるリンクの空き容量が他のリンクの空き容量と比較して大きいほど同一経路選択率を大きくするような制御を行うことが考えられる。このような制御を行うことで、単位時間に送信可能なデータ量を増加させることが可能となる。
なお、上記実施例では、通信経路として同一経路を選択する割合を示す「同一経路選択率」を採用しているが、これは、通信経路として新規の経路を選択する割合を示す「新規経路選択率」と置き換えることも可能である。すなわち、(同一経路選択率)+(新規経路選択率)が100%となるように、同一経路選択率または新規経路選択率を採用して、利用すべき経路を決定することが可能である。
上記実施例で説明した通信装置100によれば、データの送信経路の決定に際して、そのデータの一部は過去と同様の経路を選択し、それ以外のデータを過去とは異なる新規経路を選択して送信するような経路制御が可能となる。これにより、ネットワークの輻輳や通信経路の振動が発生することを防止しつつ、単位時間に送信可能なデータ量を増加させることが可能な通信装置を構成できる。
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例では、図11に示されるように、上記の実施例1と比較して、経路制御部30がトラヒック量判定部33をさらに備える点、及び経路決定部31における経路の決定方法が異なり、それ以外の点については実施例1と同様である。以下、この相違点を中心に本実施例について説明する。
図11は、本実施例における通信装置200の構成例である。図11に示されるように、通信装置200は、データ送受信部10、通信インターフェース部20、経路制御部30、メッセージ送信部40、メッセージ受信部50、インターフェース監視部60、及びデータ保持部70を含んで構成される。経路制御部30は、経路決定部31、空き容量判定部32、及びトラヒック量判定部33を含んで構成される。
トラヒック量判定部33は、データ保持部70に保持されたトポロジ及び通信量の情報に基づいて、ネットワークにおいて他の通信装置が送信するデータ量に関するトラヒック量を導出する。ここで導出されるトラヒック量は、主に外部の通信装置から受信したトラヒック情報メッセージに基づいている。
経路決定部31は、上記トラヒック量判定部33で判定されたトラヒック量(送信データ量)に応じて、予め設定された変換テーブルまたは変換式などに基づいて同一経路選択率を決定する。そして経路決定部31は、同一経路選択率に応じて、過去に選択した送信経路とは異なる新規の経路を決定すると同時に、過去に選択した送信経路と同一の経路により送信するデータ量と、新規の経路により送信するデータ量とを決定する。
図12は、他の装置により送信されるデータ量Vo(トラヒック量)と「同経路割り当て率」(同一経路選択率と同様)との関係を示すグラフである。すなわち、他の通信装置により送信されるデータ量Voが大きいほど輻輳が発生しやすいため、このVoが大きいほど大きくなるような同一経路選択率を採用して輻輳の発生を抑制することが好ましい。
上記のような通信装置200によれば、ネットワークにおけるトラヒックの状態に応じて、より適切な経路選択率を決定することが可能となる。
次に、本発明の実施例3について説明する。本実施例の通信装置は、図13に示させるように、実施例2の通信装置にさらに経路変化検出部34が追加されている点で構成が相違する。また、本実施例の通信装置では、経路変化検出部34が、ネットワークにおけるトポロジを構成する経路の変化、及びこの変化からの経過時間を検出し、ここで検出された経過時間に応じて、経路決定部31で用いられる同一経路選択率を変化させることを特徴としている。以下の説明では、この本実施例の特徴について具体的に説明し、実施例1及び実施例2と同様の内容についてはその説明を省略する。
図13は、本実施例における通信装置300の構成例である。図13に示されるように、通信装置300は、データ送受信部10、通信インターフェース部20、経路制御部30、メッセージ送信部40、メッセージ受信部50、インターフェース監視部60、及びデータ保持部70を含んで構成される。経路制御部30は、経路決定部31、空き容量判定部32、トラヒック量判定部33、及び経路変化検出部34を含んで構成される。
経路変化検出部34は、外部から受信したトラヒック情報メッセージ及びリンク情報メッセージに基づいてデータ保持部70に保持されているトポロジ及び通信量の情報に基づいて、ネットワークにおけるトポロジを構成する経路の変化、及びこの変化からの経過時間を検出する。
経路変化検出部34によるトポロジを構成する経路の変化の検出は、例えば、リンク情報メッセージに新しいリンクの情報が含まれているか、一定の時間以上、特定のリンクの情報が得られないか(リンクが切断されたと推定されないか)、または特定の通信装置から送信されるリンク情報メッセージに記載されたリンクIDに変化がないか、などに基づいて検出される。または、経路変化検出部34によるトポロジを構成する経路の変化の検出は、空き容量判定部32で算出されたデータ送信先の通信装置までの経路の空き容量、及びトラヒック量判定部33で算出された経路ごとの送信データ量に基づいて行われる。
経路決定部31は、上記の経路変化検出部34で検出されたトポロジを構成する経路の変化からの経過時間に応じて、予め定められた数式またはテーブルなどにより同一経路選択率を決定する。図14は、経路変化検出部34により、トポロジを構成する経路の変化からの経過時間に応じて決定される同一経路選択率(同経路割り当て率)の一例を示すグラフである。ここでは、経過時間に応じて同一経路選択率(同経路割り当て率)が小さくなり、所定時間経過後には(rend)の固定値で維持されるよう設定されている。
経過時間が少ないほど、経路の変化の度合いは相対的に小さいことが推定でき、それゆえに、同一経路を使う(同一経路選択率が大きい)ほうが、衝突の確率が小さく、平均スループットを大きくできると考えられるからである。このように、ネットワークに変化が発生した直後は、ネットワークに含まれる他の通信装置も経路の変更を行う可能性が高いため、同一経路選択率を高くして経路の振動や輻輳を抑制することが好ましい。
上記のような通信装置300によれば、トポロジの変化からの経過時間に応じて経路選択率を決定するため、ネットワークの輻輳及び通信経路の振動の防止効果をさらに高め、単位時間に送信可能なデータ量をさらに増加させることが可能となる。
次に、本発明の実施例4について説明する。本実施例では、図15に示されるように、実施例2と比較して、経路制御部30が空き容量予測部35をさらに備える点、及び経路決定部31が空き容量予測部35での空き容量の予測に基づいて経路を決定する点で相違し、これら以外については実施例2と同様である。以下、この相違点を中心に本実施例について説明する。
図15は、本実施例における通信装置400の構成例である。図15に示されるように、通信装置400は、データ送受信部10、通信インターフェース部20、経路制御部30、メッセージ送信部40、メッセージ受信部50、インターフェース監視部60、及びデータ保持部70を含んで構成される。経路制御部30は、経路決定部31、空き容量判定部32、及びトラヒック量判定部33、及び空き容量予測部35を含んで構成される。
空き容量予測部35は、トラヒック量判定部33で算出されたトラヒック量に基づいて、データ送信経路にかかる将来の空き容量を予測する。空き容量予測部35におけるデータ送信経路の将来の空き容量は、トラヒックのパターンを過去のパターンと照合する方法、またはARIMAなどの時系列解析などの方法を採用することができる。さらに、空き容量予測部35は、他の通信装置から取得した降雨量予測情報や位置情報などの環境情報に基づいて無線リンクにおける減衰などを予測して、データ送信経路にかかる将来の空き容量の予測に加えてもよい。
経路上に降雨量が予測される場合、その経路における容量が減衰すると予測できるため、その経路が同一経路にかかる場合、同一経路選択率を下げればよい。また、新規経路の探索、決定において、その新規経路上に降雨量が予測される場合、その経路における容量が減衰すると予測できるため、減衰後の容量に基づいて、新規経路を決定してもよいし、あるいは、新規経路選択率(同一経路選択率)を小さく(大きく)設定してもよい。
ここで、空き容量予測部35が参照する降雨量予測情報は、データ送受信部10が他の通信装置から受信し、データ保持部70に保持される。
経路決定部31は、上記の空き容量予測部35で予測された将来の空き容量にしたがって同一経路選択率を決定し、この同一経路選択率に応じてデータ送信に介すべき通信経路及び各経路に送信するデータ量を決定する。
上記のような通信装置400によれば、予測される空き容量に応じて同一経路選択率を決定するため、将来のネットワークの状況変化に応じた経路選択率を決定することが可能となる。これによって、ネットワークの輻輳及び通信経路の振動の防止効果をさらに高め、単位時間に送信可能なデータ量をさらに増加させることが可能となる。
以上、本発明の実施例1〜実施例4についての具体的な説明を行ったが、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々に変形して実施をすることが可能である。上記実施例はあくまで例示であって、通信装置の構成や、実施例相互の組み合わせも可能であり、また、データ送信経路の決定方法には様々な変形例が実施可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に当然に理解されるところである。
本発明の実施形態にかかるネットワークの構成例を示す図である。 図1の通信装置の構成例を示す図である。 図1の通信装置から送信されるトラヒック情報メッセージのデータ構造例を示す図である。 図1の通信装置から送信されるリンク情報メッセージのデータ構造例を示す図である。 ネットワークの構成例を示す図である。 従来の通信装置を含むネットワークにおける送信経路変更時の挙動を示す図である。 実施例1の通信装置を含むネットワークにおける送信経路変更時の挙動を示す図である。 ネットワークの構成を示す図である。 従来の通信装置を含むネットワークにおけるスループットの時間変化を示すグラフである。 本発明の通信装置を含むネットワークにおけるスループットの時間変化を示すグラフである。 実施例2の通信装置の構成例を示す図である。 他の装置により送信されるデータ量Voと同経路割り当て率との関係を示すグラフである。 実施例3の通信装置の構成例を示す図である。 トポロジを構成する経路の変化からの経過時間に応じて決定される同経路割り当て率の一例を示すグラフである。 実施例4の通信装置の構成例を示す図である。
10…データ送受信部、20…通信インターフェース部、30…経路制御部、31…経路決定部、32…空き容量判定部、33…トラヒック量判定部、34…経路変化検出部、35…容量予測部、40…メッセージ送信部、50…メッセージ受信部、60…インターフェース監視部、70…データ保持部、71…トポロジ保持部、72…通信量保持部、100、200、300、400…通信装置、1000…ネットワーク。

Claims (17)

  1. 複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの以上の経路を決定する通信装置であって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置から、前記ネットワークにおける通信装置間を接続するリンクの通信容量を示すリンク情報と、前記他の通信装置における送信データ量に関する情報とを取得する取得部と、
    前記リンクの通信容量と前記送信データ量とに基づいて、前記送信先の通信装置までの経路の空き容量をリンクごとに判定する空き容量判定部と、
    前記送信元から前記送信先へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する経路制御部と、
    前記経路制御部によって選択された送信経路にしたがってデータを送信するデータ送信部と、
    を備え、
    前記経路制御部は、前記空き容量判定部での判定結果に基づいて、前記送信元から前記送信先へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記経路制御部は、決定した経路選択率にしたがって、前記同一送信経路に対する送信すべきデータの量を決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  3. 前記経路制御部は、前記空き容量判定部にて判定された前記同一送信経路に係る空き容量が多いほど、前記総データ量に対して前記同一送信経路により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を高く設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において2以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの2以上の経路を決定する通信装置であって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得するトラヒック情報取得部と、
    前記トラヒック情報取得部によって取得された送信データ量を経路ごとに算出するトラヒック量判定部と、
    前記送信元から前記送信先へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する経路制御部と、
    前記経路制御部によって選択された送信経路にしたがってデータを送信するデータ送信部と、を備え、
    前記経路制御部は、前記トラヒック量判定部によって判定された送信データ量に応じて、前記送信元から前記送信先へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする通信装置。
  5. 前記経路制御部は、前記トラヒック情報取得部にて取得された送信データ量のうち、前記同一送信経路と少なくとも一部の経路が重複する経路における送信データ量が少ないほど、前記総データ量に対して前記同一送信経路により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を高く設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  6. 前記トラヒック量判定部によって算出されたトラヒック量にもとづいて、前記同一送信経路にかかる将来の空き容量を予測する空き容量予測部と、
    をさらに備え、
    前記経路制御部は、前記空き容量予測部によって予測された空き容量にしたがって、前記経路選択率を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記空き容量予測部は、外部装置から取得した降雨量予測情報を参照して空き容量を予測する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において2以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの2以上の経路を決定する通信装置であって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置から、前記ネットワークにおける通信装置間を接続するリンクの通信容量を示すリンク情報を取得するリンク情報取得部と
    前記ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得するトラヒック情報取得部と、
    前記リンクの通信容量と前記送信データ量とに基づいて、前記送信先の通信装置までの経路の空き容量をリンクごとに判定する空き容量判定部と、
    前記トラヒック情報取得部によって取得された送信データ量を経路ごとに算出するトラヒック量判定部と、
    前記空き容量判定部によって判定された空き容量と、前記トラヒック量判定部によって算出された送信データ量の少なくとも一方にもとづいて、前記ネットワークにおけるトポロジを構成する経路の変化と、変化してからの経過時間とを検出する経路変化検出部と、
    前記送信元から前記送信先へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する経路制御部と、
    前記経路制御部によって選択された送信経路にしたがってデータを送信するデータ送信部と、を備え、
    前記経路制御部は、前記同一送信経路と前記新規送信経路のうちの少なくとも一部の経路において前記経路変化検出部によって経路の変化が検出された場合、その変化にかかる経過時間に応じて、前記送信元から前記送信先へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする通信装置。
  9. 複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの以上の経路を決定する通信方法であって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置から、前記ネットワークにおける通信装置間を接続するリンクの通信容量を示すリンク情報と、前記他の通信装置における送信データ量に関する情報とを取得する第1ステップと、
    前記リンクの通信容量と前記送信データ量とに基づいて、前記送信先の通信装置までの経路の空き容量をリンクごとに判定する第2ステップと、
    前記送信元から前記送信先へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する第3ステップと、
    前記選択された送信経路にしたがってデータを送信する第4ステップと、
    を含み、
    前記第3ステップでは、前記空き容量の判定結果に基づいて、前記送信元から前記送信先へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする通信方法。
  10. 複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において2以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの2以上の経路を決定する通信方法であって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得する第1ステップと、
    前記取得された送信データ量を経路ごとに算出する第2ステップと、
    前記送信元から前記送信先へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する第3ステップと、
    前記選択された送信経路にしたがってデータを送信する第4ステップと、を含み、
    前記第3ステップは、前記算出された送信データ量に応じて、前記送信元から前記送信先へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする通信方法。
  11. 複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において2以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの2以上の経路を決定する通信方法であって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置から、前記ネットワークにおける通信装置間を接続するリンクの通信容量を示すリンク情報を取得する第1ステップと、
    前記ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得する第2ステップと、
    前記リンクの通信容量と前記送信データ量とに基づいて、前記送信先の通信装置までの経路の空き容量をリンクごとに判定する第3ステップと、
    前記取得された送信データ量を経路ごとに算出する第4ステップと、
    前記判定された空き容量と、前記算出された送信データ量の少なくとも一方にもとづいて、前記ネットワークにおけるトポロジを構成する経路の変化と、変化してからの経過時間とを検出する第5ステップと、
    前記送信元から前記送信先へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する第6ステップと、
    前記選択された送信経路にしたがってデータを送信する第7ステップと、を含み、
    前記第6ステップでは、前記同一送信経路と前記新規送信経路のうちの少なくとも一部の経路において前記経路の変化が検出された場合、その変化にかかる経過時間に応じて、前記送信元から前記送信先へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする通信方法。
  12. 複数の通信装置を含み互いの通信装置間において以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの以上の経路を決定する通信プログラムであって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置から、前記ネットワークにおける通信装置間を接続するリンクの通信容量を示すリンク情報と、前記他の通信装置における送信データ量に関する情報とを取得する第1ステップと、
    前記リンクの通信容量と前記送信データ量とに基づいて、前記送信先の通信装置までの経路の空き容量をリンクごとに判定する第2ステップと、
    前記送信元から前記送信先へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する第3ステップと、
    前記選択された送信経路にしたがってデータを送信する第4ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第3ステップでは、前記空き容量の判定結果に基づいて、前記送信元から前記送信先へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする通信プログラム。
  13. 複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において2以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの2以上の経路を決定する通信プログラムであって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得する第1ステップと、
    前記取得された送信データ量を経路ごとに算出する第2ステップと、
    前記送信元から前記送信先へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する第3ステップと、
    前記選択された送信経路にしたがってデータを送信する第4ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第3ステップは、前記算出された送信データ量に応じて、前記送信元から前記送信先へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする通信プログラム。
  14. 複数の通信装置を含み、互いの通信装置間において2以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの2以上の経路を決定する通信プログラムであって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置から、前記ネットワークにおける通信装置間を接続するリンクの通信容量を示すリンク情報を取得する第1ステップと、
    前記ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得する第2ステップと、
    前記リンクの通信容量と前記送信データ量とに基づいて、前記送信先の通信装置までの経路の空き容量をリンクごとに判定する第3ステップと、
    前記取得された送信データ量を経路ごとに算出する第4ステップと、
    前記判定された空き容量と、前記算出された送信データ量の少なくとも一方にもとづいて、前記ネットワークにおけるトポロジを構成する経路の変化と、変化してからの経過時間とを検出する第5ステップと、
    前記送信元から前記送信先へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する第6ステップと、
    前記選択された送信経路にしたがってデータを送信する第7ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第6ステップでは、前記同一送信経路と前記新規送信経路のうちの少なくとも一部の経路において前記経路の変化が検出された場合、その変化にかかる経過時間に応じて、前記送信元から前記送信先へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする通信プログラム。
  15. 少なくとも送信元通信装置及び送信先通信装置を含み、互いの通信装置間において以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの以上の経路を決定する送信元通信装置を含む通信システムであって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置から、前記ネットワークにおける通信装置間を接続するリンクの通信容量を示すリンク情報と、前記他の通信装置における送信データ量に関する情報とを取得する取得部と、
    前記リンクの通信容量と前記送信データ量とに基づいて、前記送信先の通信装置までの経路の空き容量をリンクごとに判定する空き容量判定部と、
    送信元通信装置から送信先通信装置へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する経路制御部と、
    前記経路制御部によって選択された送信経路にしたがってデータを送信するデータ送信部と、を備え、
    前記経路制御部は、前記空き容量判定部での判定結果に基づいて、前記送信元通信装置から前記送信先通信装置へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする送信元通信装置と、
    前記送信元通信装置から、前記同一送信経路及び前記新規送信経路を介してデータを受信する送信先通信装置と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  16. 少なくとも送信元通信装置及び送信先通信装置を含み、互いの通信装置間において2以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの2以上の経路を決定する送信元通信装置を含む通信システムであって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得するトラヒック情報取得部と、
    前記トラヒック情報取得部によって取得された送信データ量を経路ごとに算出するトラヒック量判定部と、
    送信元通信装置から送信先通信装置へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する経路制御部と、
    前記経路制御部によって選択された送信経路にしたがってデータを送信するデータ送信部と、を備え、
    前記経路制御部は、前記トラヒック量判定部によって判定された送信データ量に応じて、前記送信元通信装置から前記送信先通信装置へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする送信元通信装置と、
    前記送信元通信装置から、前記同一送信経路及び前記新規送信経路を介してデータを受信する送信先通信装置と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  17. 少なくとも送信元通信装置及び送信先通信装置を含み、互いの通信装置間において2以上の経路が形成されたネットワークにおいて、送信元から送信先の通信装置に至るまでの2以上の経路を決定する送信元通信装置を含む通信システムであって、
    前記ネットワーク内の他の通信装置から、前記ネットワークにおける通信装置間を接続するリンクの通信容量を示すリンク情報を取得するリンク情報取得部と、
    前記ネットワーク内の他の通信装置における送信データ量に関する情報を取得するトラヒック情報取得部と、
    前記リンクの通信容量と前記送信データ量とに基づいて、前記送信先の通信装置までの経路の空き容量をリンクごとに判定する空き容量判定部と、
    前記トラヒック情報取得部によって取得された送信データ量を経路ごとに算出するトラヒック量判定部と、
    前記空き容量判定部によって判定された空き容量と、前記トラヒック量判定部によって算出された送信データ量の少なくとも一方にもとづいて、前記ネットワークにおけるトポロジを構成する経路の変化と、変化してからの経過時間とを検出する経路変化検出部と、
    送信元通信装置から送信先通信装置へ送信されるデータの一部に対しては過去に選択した送信経路と同一の同一送信経路を選択し、前記一部以外のデータに対しては前記同一送信経路とは異なる新規送信経路を選択する経路制御部と、
    前記経路制御部によって選択された送信経路にしたがってデータを送信するデータ送信部と、を備え、
    前記経路制御部は、前記同一送信経路と前記新規送信経路のうちの少なくとも一部の経路において前記経路変化検出部によって経路の変化が検出された場合、その変化にかかる経過時間に応じて、前記送信元通信装置から前記送信先通信装置へ送信すべき総データ量に対して前記同一送信経路と前記新規送信経路の一方により送信されるデータ量の割合を示す経路選択率を決定する
    ことを特徴とする送信元通信装置と、
    前記送信元通信装置から、前記同一送信経路及び前記新規送信経路を介してデータを受信する送信先通信装置と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
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JP5413238B2 (ja) * 2010-02-24 2014-02-12 富士通株式会社 ルータ、管理装置およびルーティング制御プログラム

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