JP6486287B2 - Column structure and gate pillar - Google Patents
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Description
本発明は、柱材構造体、および門柱に関する。さらに詳しくは、柱材構造体と、この柱材構造体を備えている門柱に関する。 The present invention relates to a pillar structure and a gate pillar. More specifically, the present invention relates to a pillar material structure and a gate pillar provided with the pillar material structure.
一般に、住宅やマンション等の敷地境界部や隣地境界部には、部外者の侵入防止や住民のプライバシー保護のためにフェンスが設けられている。このフェンスの中には、複数の柱材が並べられるようにして配置されている柱材構造体により構成されるものがある。このような、複数の柱材を連続的に並べることにより構成されたフェンスは、単純な構成でありながら、見映えがよいため、住宅やマンションなどの他、公共施設でも用いられてきている。またこのようなフェンスは、平面だけでなく曲面のデザインも形作ることができる。 In general, fences are provided at site boundaries and adjacent land boundaries of houses and condominiums to prevent outsiders from entering and protect the privacy of residents. Some of these fences are constituted by a pillar structure that is arranged such that a plurality of pillars are arranged. Such a fence configured by continuously arranging a plurality of pillars has a simple structure and a good appearance, and thus has been used in public facilities as well as houses and apartments. Such fences can also create curved designs as well as flat surfaces.
連続的に並べられた複数の柱材により構成されるフェンスは、例えば特許文献1または2に開示された支柱構造体(柱材構造体)を用いて形成される。特許文献1または2の技術は、複数の柱材により構成されている柱材構造体であって、この複数の柱材を、地中内に配置されるベースに、取付け部材により固定されるものである。この取付け部材をベースの任意の位置に移動させることで、柱材の間隔を任意に変更することができる。
A fence composed of a plurality of columns arranged continuously is formed, for example, using a column structure (column material structure) disclosed in
しかるに、これらの柱材構造体は、美観を損ねないために地中内部だけで連結され、かつその姿勢を保つ必要があり、柱材単体での剛性を高くしようとすると、柱材の寸法を水平面内のすべての方向に大きくする必要があり、この点で柱材の形状のバリエーションを増やすことができないという問題がある。
また、フェンスの平面を構成する複数の柱材の断面形状を、その平面方向に長くしたような場合は、平面の垂直方向からの力に対する剛性が低くなる。そのため、外からの力により柱材の一部または全部が破損・変形する虞がある。
However, these columnar structures need to be connected only in the ground and maintain their posture in order not to impair the aesthetics. There is a problem that it is necessary to increase in all directions in the horizontal plane, and in this respect, the variation in the shape of the column cannot be increased.
Moreover, when the cross-sectional shape of the plurality of column members constituting the plane of the fence is elongated in the plane direction, the rigidity against the force from the vertical direction of the plane becomes low. Therefore, there is a possibility that part or all of the pillar material is damaged or deformed by an external force.
本発明は上記事情に鑑み、簡易な構造で剛性を高めることができる柱材構造体、およびこの柱材構造体を備えている門柱を提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide a columnar structure that can increase rigidity with a simple structure, and a gate column including the columnar structure.
第1発明の柱材構造体は、地面に鉛直方向に立設されている二以上の柱材と、前記柱材同士の下端部を連結する下端連結部材と、前記柱材同士の上端部を連結する上端連結部材と、が備えられており、前記上端連結部材が、前記柱材の上端部を覆う、平板の板材であるとともに、前記柱材の水平断面が略長方形であり、該略長方形の長軸が、前記柱材を連続的に並べて構成される略平面と平行であることを特徴とする。
第2発明の門柱は、第1発明の柱材構造体が、少なくとも一つの側面に備えられている
ことを特徴とする。
The columnar structure of the first invention comprises two or more columnar members standing vertically on the ground, a lower end connecting member for connecting lower ends of the column members, and upper ends of the column members. An upper end connecting member to be connected, and the upper end connecting member is a flat plate member covering the upper end portion of the column member, and the horizontal cross section of the column member is substantially rectangular, the substantially rectangular shape The major axis is parallel to a substantially plane formed by continuously arranging the column members .
The gate pillar of the second invention is characterized in that the pillar material structure of the first invention is provided on at least one side surface.
第1発明によれば、柱材の下端部が、下端連結部材により連結されていると共に、柱材の上端部が、上端連結部材により連結されていることより、柱材構造体の剛性を高めることができる。
また、上端連結部材が柱材の上端部で連結され、かつ、板材であることから、上端連結部材が視認され難い。そのため、柱材構造体の美観を向上させることができる。さらに、柱材構造体を周囲の景観に溶け込ますこともできる。
加えて、柱材構造体が、下端連結部材と上端連結部材により連結された構造であることから、柱材構造体と他の構造物(例えば、門柱など)とを隙間なく連結することができる。
第2発明によれば、門柱の少なくとも一つの側面に柱材構造体が備えられていることにより、門柱の剛性を高めることができる。
また、柱材構造体が、下端連結部材と上端連結部材により連結された構造であることから、柱材構造体と門柱とを隙間なく連結することができる。さらに、上端連結部材が柱材構造体の上端部で連結され、かつ、板材であることから、上端連結部材が視認され難い。そのため、門柱の美観を向上させることができる。
According to the first invention, the lower end portion of the column member is connected by the lower end connecting member, and the upper end portion of the column member is connected by the upper end connecting member, thereby increasing the rigidity of the column member structure. be able to.
Moreover, since an upper end connection member is connected by the upper end part of a pillar material, and is a board | plate material, an upper end connection member is hard to be visually recognized. Therefore, the beauty of the columnar structure can be improved. Furthermore, the pillar structure can be blended into the surrounding landscape.
In addition, since the columnar structure is a structure connected by the lower end connecting member and the upper end connecting member, the columnar structure and another structure (for example, a gate pillar) can be connected without a gap. .
According to the 2nd invention, the rigidity of a gate pillar can be improved by providing the columnar material structure in the at least one side surface of the gate pillar.
Moreover, since the columnar structure is a structure connected by the lower end connecting member and the upper end connecting member, the columnar structure and the gate column can be connected without a gap. Furthermore, since the upper end connecting member is connected at the upper end of the columnar structure and is a plate material, the upper end connecting member is hardly visible. Therefore, the beauty of the gatepost can be improved.
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。 Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(柱材構造体)
図1(A)は本発明の実施形態に係る柱材構造体1の前側斜め上方からの斜視図、図1(B)は図1(A)の部分拡大図、図2は、図1の柱材構造体1の後側斜め上方からの斜視部分拡大図である。なお、柱材構造体1について説明する場合は、図1(A)において、柱材2が連続的に並べられることで構成されている面に向かって上下左右を、それぞれ上下左右と表現するとともに、手前を前、奥側を後と表現する。
(Column structure)
FIG. 1 (A) is a perspective view of the
図1に示すように、本実施形態に係る柱材構造体1は、5本の柱材2を含んで構成されている。なお、これらの柱材2から構成される柱材構造体1が、フェンスとして使用される場合は、柱材2の数は、5本に限定されるものではなく、フェンスの長さに応じて決定される。これらの柱材2は、柱材構造体1として組み立てられた後、図1の点線で表された部分が地面に300mm程度埋設され、地面に鉛直方向に立設される。5本の柱材2は、隣接する柱材2同士の間に、同じ大きさの隙間を設けるように並べられている。この隙間の大きさは、37mm程度である。隙間を設けることにより、柱材構造体1の前後で適切に空間を分離することができると共に、隙間が同じ大きさであることにより連続性のある構造とすることができる。また風を通すことができるため、柱材構造体1にかかる風による外力を減らすことができる。加えて、隙間を設けることで柱材構造体1を構成する部材を減らすことも可能である。
As shown in FIG. 1, a
5本の柱材2は、前後の長さが30mm、左右の長さが140mm、上下の長さが1900mmのアルミニウムの押出形材であり、図1(A)の上下方向に押し出されながら成形される。柱材2の水平断面は、略長方形である。略長方形とは、この水平断面の形状を構成する一つの辺が、この形状の外側に向けてなだらかに膨らんだ曲線であることを意味している。この曲線は、図1(A)の柱材構造体1の前側に位置する。水平断面が、前側になだらかに膨らんだ曲線であることで、柱材構造体1を見る人に軟らかい印象を与えることができる。
The five
柱材構造体1は、5本の柱材2が連続的に並べられることで、略平面を構成している。そして、5本の柱材2については、その水平断面の長方形の長軸が、柱材構造体1の略平面に沿うように並べられている。すなわち水平断面の略長方形を形成している曲線に対向する位置にある直線が、柱材構造体1の略平面と、平行になるように並べられている。
The
5本の柱材2は、柱材2の下端部が下端連結部材3により連結されている。下端連結部材3は、一辺の長さが20mm、厚みが3mmのアルミニウム製のL字状形材であり、この下端連結部材3の一方の辺を5本の柱材2の後面に接触させると共に、下端連結部材3の他方の辺を5本の柱材2の下端面に接触させる。そしてこの状態で下端連結部材3を5本の柱材2にネジ止めする。
In the five
下端連結部材3の一方の辺に、5本の柱材2の後面を接触させることで、5本の柱材2を精度よく並べることができる。また、5本の柱材2の下端面を、下端連結部材3の他方の辺に接触させることで、上下の長さが同じ柱材2を用いた場合、柱材2の上端の高さを容易にそろえることができる。また柱材2の上下の長さを連続的に変化させて、柱材2の上端で曲線を描くようにする場合は、組立時にこの連続性を精度よく再現することができる。
By bringing the rear surfaces of the five
5本の柱材2は、柱材2の上端部(上端面)が、上端連結部材4により連結されている。本実施形態では、上端連結部材4は、平板にネジ貫通孔を設けた構造であり、ネジにより各柱材2と連結されている。上端連結部材4はステンレス製であり、厚みは2mmである。この上端連結部材4が設けられていることにより、柱材2の上端部が覆われることとなり、柱材2の内部に雨水が入り込むことがない。そのため、柱材2の腐食を防ぐことができる。また、柱材2の上端部に別途防水のためのキャップなどを設ける必要がないため、部品の点数を減らすことができる。
In the five
柱材2の下端部が、下端連結部材3により連結されていると共に、柱材2の上端部が、上端連結部材4により連結されていることより、柱材構造体1の剛性を高めることができる。すなわち、本実施形態のように、柱材2の下端部だけでなく、上端部同士も連結することで、1つの柱材2に力が加えられたとしても、他の柱材2にもその力を分散できることで、柱材構造体1の水平面内の剛性を高くすることができる。
Since the lower end portion of the
また、隣接する柱材2の後面同士を別部材により連結したのでは、柱材2を並べることで生じるデザインの統一性を損なうが、本発明では、板材の上端連結部材4により柱材2の上端部で連結されていることで、上端連結部材4が視認され難く、連続して並べられる柱材2により形成されるデザインの統一性を損なうことがない。
In addition, if the rear surfaces of the
さらに、本実施形態では、柱材構造体1が、下端連結部材3と上端連結部材4により連結された構造であることから、柱材構造体1を他の構造物(例えば、門柱など)に連結する場合、柱材構造体1と他の構造物とを隙間なく連結することができる。
Furthermore, in this embodiment, since the
加えて、本実施形態では上端連結部材4は、平板であったが、特にこれに限定されない。例えば、柱材2の上下の長さに変化を持たせ、柱材2の上端部が連続的に波打つように変化する構造である場合は、その上端面に合わせた曲線板で構成する。
In addition, in the present embodiment, the upper
(門柱)
図3から図5には、本発明の第一実施形態に係る門柱10の図面を示す。図3は、第一実施形態に係る門柱10の前側斜め上方からの斜視図、図4は後側斜め上方からの斜視図、図5は三面図であり、図5(A)は正面図、図5(B)は側面図、図5(C)は平面図である。なお門柱10について説明する場合は、表札12等が見える部分を前、その反対側を後とし、門柱の前に向かって上下左右をそれぞれ上下左右と表現する。
(Gate pillar)
3 to 5 show drawings of the
図3は、2世帯住宅に用いられる宅配ボックス付きの門柱10である。門柱10は門柱本体11を含んで構成されている。この門柱本体11は、表札12、インターフォン15、ポスト13、宅配ボックス14を含んで構成されている。表札12、インターフォン15、ポスト13は、2世帯住宅のそれぞれの家庭に対するものである。ポスト13に投入された郵便物については、後方にあるつまみ13bによりポスト13の後方の扉を開いて、回収することができる。
FIG. 3 shows a
また、ポスト13の投入口に入らないような荷物については、宅配ボックス14の扉を開き、宅配ボックス14内に収容される。そして、宅配ボックス14の後方の扉を開いて、収容された荷物を回収することができる。
Also, the luggage that does not enter the insertion slot of the
門柱10は、地上面Gから立設されており、地中部分は、コンクリート基礎16で固定されている。柱材2は門柱10の支柱として使用されている。これにより門柱10を構成する部品の点数を減らすことができると共に、門柱10を構成する部品の種類を減らすことができる。また、門柱10の厚み(門柱10の左右方向の長さ)を抑えつつ、門柱10の剛性を高めることができる。このように門柱10の厚みを抑えることで、門柱10を前から見たときの見映えが良くなる。
The
門柱10の組立方法について説明する。まず第1工程として、門柱本体11の左右に位置させる2本の柱材2を支柱とし、これらの柱材2に対して、門柱本体11(ポスト13、宅配ボックス14等)を組み付ける。第2工程として、前記の柱材2とは別の2本の柱材2に対し、下端連結部材3と上端連結部材4とを組み付ける。第3工程として、第2工程で組み立てられた部材を、門柱本体11に組み付けている柱材2に組み付ける。
A method for assembling the
第一実施形態に係る門柱10は、右側面に、柱材構造体1を備えている。門柱10が柱材構造体1を備えていることにより、柱材構造体1をフェンスに用いた場合と同様の効果を得ることができる。すなわち、門柱10の後方に張り出したポスト13や宅配ボックス14を、目立ちにくくすることで周囲の景観に溶け込ますことができる。また、側面に設けたのが柱材構造体1であることにより、門柱10の剛性を高めることができる。さらに、柱材構造体1が下端連結部材3と上端連結部材4により連結された構造であることから、柱材構造体1と門柱本体11とを隙間なく連結することができ、美観を向上させることができる。
The
図6には、本発明の第二実施形態に係る門柱20の前側斜め上方からの斜視図を示す。第一実施形態に係る門柱10との相違点は、柱材構造体1を門柱本体11の左右の両側面に設けていることである。このように左右の両側面に柱材構造体1を設けることで、門柱20を左右いずれから見た場合でも、門柱20の後方に張り出したポスト13や宅配ボックス14が目立たず、門柱20を周囲の景観に溶け込ますことができる。また、左右に剛性の高い柱材構造体1を設けているので、門柱20の剛性をさらに高めることができる。加えて、柱材構造体1が、下端連結部材3と上端連結部材4により連結された構造であることから、柱材構造体1と門柱本体11とを隙間なく連結することができ、美観を向上させることができる。
In FIG. 6, the perspective view from the front side diagonal upper direction of the
1 柱材構造体
2 柱材
3 下端連結部材
4 上端連結部材
10 門柱
11 門柱本体
12 表札
13 ポスト
13b つまみ
14 宅配ボックス
15 インターフォン
16 コンクリート基礎
20 門柱
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記柱材同士の下端部を連結する下端連結部材と、
前記柱材同士の上端部を連結する上端連結部材と、が備えられており、
前記上端連結部材が、前記柱材の上端部を覆う、平板の板材であるとともに、
前記柱材の水平断面が略長方形であり、
該略長方形の長軸が、前記柱材を連続的に並べて構成される略平面と平行である、
ことを特徴とする柱材構造体。 Two or more pillars standing vertically on the ground;
A lower end connecting member for connecting lower ends of the column members;
An upper end connecting member for connecting upper ends of the column members, and
The upper connecting member covers the upper end of the pillar, as well as a plate of a flat plate,
The horizontal cross section of the pillar material is substantially rectangular,
The long axis of the substantially rectangular shape is parallel to a substantially flat surface configured by continuously arranging the column members,
A columnar structure characterized by that.
ことを特徴とする門柱。 The columnar structure of claim 1 is provided on at least one side surface.
A gatepost characterized by that.
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