JP6485361B2 - ネットワーク制御装置、通信装置、ネットワーク制御方法、通信方法、通信システムおよびプログラム - Google Patents

ネットワーク制御装置、通信装置、ネットワーク制御方法、通信方法、通信システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、2014年2月14日に出願された日本国特許出願:特願2014−026357号の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用を持って本書に組み込まれているものとする。
本発明は、無線ネットワークに係り、特に、無線ネットワークの機器の制御に関する。
特許文献1は、無線部(RRH:Remote Radio Head)とベースバンド処理部(BBU:Base Band Unit)が分離された通信システムを開示する。
特許文献1は、無線ネットワーク(RAN:Radio Access Network)に関するパラメータ(無線部とベースバンド処理部の稼働率)に基づいて、無線ネットワークの機器(無線部とベースバンド部)を制御する技術を開示する。より詳しくは、無線部とベーバンド処理部の稼働率に基づいて、無線部とベースバンド部との接続関係を切り替える。
特開2012−134708号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、無線ネットワークに関するパラメータに基づいて無線ネットワークを制御するので、その他のパラメータ、すなわち無線ネットワーク以外の状況を示すパラメータに応じて無線ネットワークを多様に制御することが難しい。
そこで、本発明の目的は、多様なパラメータに基づいて無線ネットワークを制御する技術を提供することにある。
本発明のネットワーク制御装置は、無線によりデータを伝送する第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークに関するステータスを取得する第一の手段と、複数の無線部と複数のベースバンド部を備え、無線部とベースバンド部とが前記第一のネットワークを介して接続する基地局に対して、前記ステータスに基づいて前記無線部を制御し、前記無線部が接続する前記ベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える第二の手段とを含む。
本発明の通信装置は、無線によりデータを伝送する第一のネットワークを構成し、前記第一のネットワークを通して複数のベースバンド部のいずれかと接続して基地局を構成する通信装置であって、前記第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスに基づいて前記通信装置を制御可能なネットワーク制御装置と通信するインターフェースと、前記インターフェースを介して受信した前記ネットワーク制御装置の指示に従って前記ステータスに基づき、通信相手となるベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える通信手段とを備える。
本発明のネットワーク制御方法は、無線によりデータを伝送する第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスを取得し、複数の無線部と複数のベースバンド部を備え、無線部とベースバンド部とが前記第一のネットワークを介して接続する基地局に対して、前記ステータスに基づいて前記無線部を制御し、前記無線部が接続する前記ベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える
本発明の通信方法は、無線によりデータを伝送する第一のネットワークを構成し、前記第一のネットワークを通して複数のベースバンド部のいずれかと接続して基地局を構成する通信装置による通信方法であって、前記第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスに基づいて前記通信装置を制御可能なネットワーク制御装置と通信し、前記インターフェースを介して受信した前記ネットワーク制御装置の指示に従って前記ステータスに基づき、通信相手となるベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える
本発明の通信システムは、基地局を含む通信システムであって、無線によりデータを伝送する第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスを取得する第一の手段と、複数の無線部と複数のベースバンド部を備え、無線部とベースバンド部とが前記第一のネットワークを介して接続する基地局に対して、前記ステータスに基づいて前記無線部を制御し、前記無線部が接続する前記ベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える第二の手段とを含む。
本発明のプログラムは、コンピュータに、無線によりデータを伝送する第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスを取得する処理と、複数の無線部と複数のベースバンド部を備え、無線部とベースバンド部とが前記第一のネットワークを介して接続する基地局に対して、前記ステータスに基づいて前記無線部を制御し、前記無線部が接続する前記ベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える処理とを実行させる。
本発明により、多様なパラメータに基づいて無線ネットワークを制御する技術を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態による通信システムの一例を示すシステム構成図である。 図2は、第1の実施形態による通信システムの他の例を示すシステム構成図である。 図3は、第1の実施形態による制御装置の構成例を示す概略的なブロック図である。 図4は、第1の実施形態による制御装置の動作例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第2の実施形態による通信システムの一例を示すシステム構成図である。 図6は、第2の実施形態による制御装置の動作例を示すフローチャートである。 図7は、第2の実施形態による通信システムの一例を示すシステム構成図である。 図8は、第2の実施形態による制御装置の動作例を示すフローチャートである。 図9は、第2の実施形態による通信システムのシステム構成の他の例を示すシステム構成図である。 図10は、第2の実施形態による制御装置の動作例を示すフローチャートである。 図11は、本発明の第3の実施形態による通信システムの第1例を示すシステム構成図である。 図12は、第3の実施形態における基地局の構成例を示すブロック図である。 図13は、第3の実施形態におけるBBUの構成例を示すブロック図である。 図14は、第3の実施形態におけるRRHの構成例を示すブロック図である。 図15は、第3の実施形態による通信システムの第2例を示すシステム構成図である。 図16は、第3の実施形態による通信システムの動作を説明するためのシステム構成図である。 図17は、第3の実施形態におけるスイッチの構成例を示すブロック図である。 図18は、第3の実施形態による通信システムの第3例を示すシステム構成図である。 図19は、図18に示す経路切替部の構成例を示すブロック図である。 図20は、本発明の第4の実施形態によるシステムの一例を示すシステム構成図である。 図21は、図20に示すBBUの構成例を示すブロック図である。 図22は、図20に示すRRHの構成例を示すブロック図である。 図23は、第4の実施形態による通信システムの動作例を説明するためのシステム構成図である。 図24は、第4の実施形態による制御装置の構成例を示すブロック図である。 図25は、第4の実施形態による通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図26は、本発明の第5の実施形態による通信システムの構成例を示すシステム構成図である。 図27は、第5の実施形態による制御装置の構成例を示すブロック図である。 図28は、第5の実施形態による通信システムの第1動作例を示すシーケンス図である。 図29は、第5の実施形態による通信システムの第2動作例を示すシーケンス図である。 図30は、第5の実施形態による通信システムの第3動作例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。各実施形態は例示であり、本発明は、各実施形態に限定されるものではない。
1.第1の実施形態
1.1)概要
以下、通信システムは、RAN等の無線ネットワーク、バックホールネットワーク(Backhaul Network)、コアネットワーク等の複数レイヤのネットワークを含むものとする。このような通信システムでは、各レイヤのネットワークの通信特性あるいは性能が他のネットワークの通信特性あるいは性能の影響を受ける可能性がある。例えば、無線ネットワークの通信特性あるいは性能を改善するために無線ネットワークに関するパラメータに基づいて同レイヤの機器を制御しても、他レイヤのネットワークの影響により、期待される通信特性あるいは性能が得られない可能性がある。
そこで、本発明の第1の実施形態による通信システムでは、制御装置が、無線ネットワーク以外の状況を示すパラメータも考慮して無線ネットワークの機器を制御することで、無線ネットワークにおいて期待される通信特性あるいは性能が得られる可能性を向上させることができる。なお、制御装置は、例えば、SON(Self Organizing Network)サーバ等により実施することができる。
<第1例>
図1に例示するように、制御装置1は、バックホールネットワーク3、コアネットワーク4等を含むバックボーンネットワークの状況(たとえば輻輳状況、あるいはその他パラメータ)に基づいて、基地局2を制御する。一例として、制御装置1は、輻輳が発生しているバックボーンネットワークと接続している基地局2の配下の移動端末を他の基地局2にハンドオーバーさせる。バックボーンネットワークの輻輳状況だけでなく他のパラメータに基づいて基地局2を制御することも可能である。
<第2例>
図2は、第1の実施形態の他のシステム構成の例を示す。図2のシステムでは、基地局2が有するデジタルベースバンド信号処理を行う機能と、アナログ無線周波数(RF:Radio Frequency)信号処理を行う機能とが、ベースバンド処理部21(以下、BBU21)と無線部22(以下、RRH22)とに分離され、ネットワーク23を介して互いに接続される。
BBU21は、コンピュータ上で稼働する仮想マシン(VM:Virtual Machine)を用いて構成することも可能である。
BBU21は、上位ネットワーク(e.g.通信事業者のバックホールネットワーク、コアネットワーク等)に接続され、無線基地局の制御・監視とデジタルベースバンド信号処理を実行する。デジタルベースバンド信号処理は、レイヤ2信号処理とレイヤ1(物理レイヤ)信号処理とを含む。レイヤ2信号処理は、(i)データ圧縮/復元、(ii) データ暗号化、(iii)レイヤ2ヘッダの追加/削除、(iv)データのセグメンテーション/コンカテネーション、及び(v)データの多重/分離による転送フォーマットの生成/分解、のうち少なくとも1つを含む。具体例の1つとしてのE−UTRAの場合、レイヤ2信号処理は、Radio Link Control(RLC)及びMedia Access Control(MAC)の処理を含む。物理レイヤ信号処理は、伝送路符号化/復号化(Channel Coding/Decoding)、変調/復調(Modulation/Demodulation)、拡散/逆拡散(Spreading/De−spreading)、リソースマッピング、及びInverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。
RRH22は、アナログRF信号処理を担当し、移動局にエア・インタフェースを提供する。アナログRF信号処理は、D/A(Digital to analog)変換、A/D(Analog to Digital)変換、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、増幅などを含む。
図2に例示されたシステムでは、BBU21に応じてバックホールネットワーク3が異なることが想定される。例えば、図2の例では、BBU21(A)は、バックホールネットワーク3(A)と接続し、BBU21(B)と(C)は、バックホールネットワーク3(B)と接続する。
制御装置1は、例えば、バックホールネットワーク3の輻輳状況に基づいて、RRH22が接続するBBU21を切り替える。例えば、RRH22(A)がBBU21(A)に接続されている場合、制御装置1は、バックホールネットワーク3(A)の輻輳状況に基づいて、RRH22(A)の接続先をBBU21(A)からBBU21(B)に切り替える。制御装置1は、バックホールネットワークの輻輳状況のみならず、バックホールネットワークに関する他のパラメータに基づいて無線ネットワークを制御することが可能である。
1.2)制御装置
図3は、制御装置1の構成例を示す。制御装置1は、インターフェース10および制御部11を含む。
制御装置1では、無線ネットワークを介してアクセスされるバックボーンネットワークのステータスがインターフェース10を通して取得される。すなわち、制御装置1は、バックボーンネットワークとのインターフェース10を介して、無線ネットワークの制御に用いるパラメータ(例えば、輻輳状況に関するパラメータ)を、バックボーンネットワークのステータスとして取得する。制御部11は、インターフェース10を介して取得されたパラメータに基づいて、無線ネットワークを制御する。例えば、制御部11は、無線ネットワークの基地局の少なくとも一つとバックボーンネットワークとの接続関係が切り替わるように、パラメータに基づいて基地局を制御する。
制御部11は、例えば、インターフェース10を介して取得されたパラメータに基づいて、基地局に対してハンドオーバー制御の指示をすることができる。たとえば、制御部11は、バックボーンネットワークの輻輳状況に基づいて、ハンドオーバー先の基地局2(ターゲット基地局)を決定し、ハンドオーバー元の基地局2(ソース基地局)に対してターゲット基地局へのハンドオーバーを指示する。
また、制御部11は、インターフェース10を介して取得されたパラメータに基づいて、無線ネットワークのBBU21とRRH22の少なくとも1つについて、BBU21とRRH22の接続関係を切り替えることができる。例えば、制御部11は、RRH22に対して宛先であるBBU21のアドレスを変更し、また、BBU21に対して宛先であるRRH22のアドレスを変更する指示を出す。BBU21とRRH22は、それぞれ、ネットワーク23を介して、制御部11から指示された宛先に対して通信データを送信する。
上述の機能により、制御部11は、無線ネットワークとバックボーンネットワークとの間の通信性能の劣化が抑止されるように、基地局(BBU21やRRH22を含む)を制御可能である。
図4は、制御装置1の動作例を示すフローチャートである。制御装置1は、インターフェース10を介してバックボーンネットワークから情報を取得する(動作S1)。取得される情報は、上述の例のように、バックボーンネットワークの輻輳状況に関するパラメータである。
制御部11は、インターフェース10を介して取得した情報に基づいて、無線ネットワークを制御する(動作S2)。制御部11は、上述の例のように、バックボーンネットワークの輻輳状況に関するパラメータに基づいて、基地局2にハンドオーバーを指示する。例えば、上述したように、制御部11は、バックボーンネットワークの輻輳状況に関するパラメータに基づいて、BBU21とRRH22の接続を切り替える。
2.第2の実施形態
本発明の第2の実施形態によれば、制御装置1は、様々なパラメータに基づいて無線ネットワークを制御することができる。たとえば、制御装置1は、ネットワーク全体の状況に基づいて、無線ネットワークを制御することができる。なお、第2の実施形態は、上述した第1の実施形態に適用可能である。
2.1)システム(第1例)
図5は、第2の実施形態のシステムの構成例を示す。本実施形態による制御装置1は、バックホールネットワーク3に関するパラメータに基づいて、無線ネットワークを制御する。図5の例では、制御装置1は、バックホールネットワーク3の負荷に関するパラメータに基づいて無線ネットワークを制御するが、バックホールネットワーク3の負荷以外のパラメータを用いることも可能である。例えば、制御装置1は、バックホールネットワーク3の通信帯域、バックホールネットワーク3で用いられる通信媒体の種別等に基づいて、無線ネットワークを制御することも可能である。通信媒体の種別は、例えば、光ネットワークリンク、無線ネットワークリンク等である。
制御装置1は、バックホールネットワーク3とのインターフェース10を介して、パラメータを取得する。制御装置1の制御部11は、取得されたパラメータに基づいて、無線ネットワークを制御する。
制御部11は、バックホールネットワーク3の負荷状況に基づいて、RRH22が接続するBBU21を切り替える。例えば、制御部11は、負荷が所定のしきい値より高いバックホールに対応するBBU21に接続しているRRH22を、負荷が所定のしきい値より低いバックホールに対応するBBU21に切り替える。
図6のフローチャートは、制御部11がRRH22とBBU21の接続を切り替える動作例を示す。
制御装置1は、インターフェース10を介して、バックホールネットワーク3の負荷情報を取得する(動作S10)。負荷情報は、例えば、通信量、スループット等である。制御装置1は、例えば、バックホールネットワーク3を構成するネットワークノード(スイッチ、ルータ等)から負荷情報を取得する。
制御部11は、取得された負荷情報に基づいて、負荷が第一の閾値以上のバックホールネットワーク3を特定し、特定されたバックホールネットワーク3と接続するBBU21を特定する(動作S11)。制御部11は、例えば、バックホールネットワーク3とBBU21との対応関係を示す情報を有し、当該情報に基づいて、特定されたバックホールネットワーク3と接続するBBU21を識別する。
制御部11は、取得された負荷情報に基づいて、負荷が第二の閾値以下のバックホールネットワーク3を特定し、特定されたバックホールネットワーク3と接続するBBU21を特定する(動作S12)。制御部11は、動作S11で特定されたBBU21に接続されたRRH22を、動作S12で特定されたBBU21に切り替える(動作S13)。制御部11は、動作S11で特定されたBBU21に接続された少なくとも1つのRRH22の接続を切り替えてもよい。また、制御部11は、動作S11で特定されたBBU21に接続された全てのRRH22の接続を切り替えてもよい。
上述のフローチャートに示された動作は例であり、制御装置1の動作は図6の例に限定されない。
例えば、制御部11は、RRH22が接続するBBUを、通信帯域が所定値以下のバックホールに接続するBBUから、通信帯域が所定値以上のバックホールに接続するBBUに切り替えることも可能である。
例えば、制御部11は、バックホールの許容通信帯域と、当該バックホールに接続される複数のRRH/BBUの合計通信量とを比較し、合計通信量がバックホールの許容通信帯域に対する閾値(例えば、許容通信帯域の80%)を超過した場合、RRHの一部を他のバックホールに対応するBBUに切り替えることも可能である。あるいは、制御部11は、RRH22が接続するBBUを、バックホールの通信媒体の種別に応じて切り替えてもよい。
2.2)システム(第2例)
図7は、第2の実施形態のシステムの他の構成例を示し、制御装置1は、コアネットワーク4に関するパラメータに基づいて、無線ネットワークを制御する。図7の例では、制御装置1は、コアネットワーク4の負荷に関するパラメータに基づいて無線ネットワークを制御するが、コアネットワーク4の負荷以外のパラメータを用いることも可能である。例えば、制御装置1は、コアネットワーク4の通信帯域、コアネットワーク4を運営する通信オペレータの種別等に基づいて無線ネットワークを制御することも可能である。制御装置1は、コアネットワーク4とのインターフェース10を介して、パラメータを取得する。
制御部11は、コアネットワーク4の負荷状況に基づいてRRH22が接続するBBU21を切り替える。例えば、制御部11は、負荷が所定のしきい値より高いコアネットワークに対応するBBU21に接続しているRRH22を、負荷が所定のしきい値より低いコアネットワークに対応するBBU21に切り替える。制御部11は、コアネットワーク4の負荷状況に基づいて、BBU21に対して、コアネットワーク4のネットワークノード(例えば、図7のゲートウェイ41等)の切り替えを指示してもよい。BBU21は、制御部11からの指示に基づいて、接続するネットワークノードを切り替えることが可能である。
図8のフローチャートは、制御部11がRRH22とBBU21の接続を切り替える動作例を示す。制御装置1は、インターフェース10を介して、コアネットワーク4の負荷情報を取得する(動作S20)。負荷情報は、例えば、ゲートウェイ41に関する通信量、スループット、ゲートウェイ41に設定されたベアラの数等である。制御装置1は、例えば、コアネットワーク4を構成するネットワークノード(図7のゲートウェイ41等)から負荷情報を取得する。
制御部11は、取得された負荷情報に基づいて、負荷が第一の閾値以上のゲートウェイ41を特定し、特定されたゲートウェイ41と接続するBBU21を特定する(動作S21)。制御部11は、例えば、ゲートウェイ41とBBU21との対応関係を示す情報を有し、当該情報に基づいて、特定されたゲートウェイ41と接続するBBU21を識別する。
制御部11は、取得された負荷情報に基づいて、負荷が第二の閾値以下のゲートウェイ41を特定し、特定されたゲートウェイ41と接続するBBU21を特定する(動作S22)。
制御部11は、動作S21で特定されたBBU21に接続されたRRH22を、動作S22で特定されたBBU21に切り替える(動作S23)。制御部11は、動作S21で特定されたBBU21に接続された少なくとも1つのRRH22の接続を切り替えてもよい。また、制御部11は、動作S21で特定されたBBU21に接続された全てのRRH22の接続を切り替えてもよい。
なお、制御装置1の動作は図8の例に限定されない。例えば、制御部11は、RRH22が接続するBBUを、通信帯域が所定値以下のゲートウェイに対応するBBUから、通信帯域が所定値以上のゲートウェイに対応するBBUに切り替えることも可能である。また、例えば、制御部11は、RRH22が接続するBBUを、コアネットワーク4を運営する通信オペレータの種別に応じて切り替えてもよい。
2.3)システム(第3例)
図9は、第2の実施形態の他の構成例を示し、制御装置1は、コアネットワーク4に関するパラメータとして、MME(Mobility Management Entity)40の負荷を用いる。MME40は、LTE(Long Term Evolution)システムのコントロールノードであり、端末の認証処理、基地局間でのハンドオーバー等を管理する。
制御装置1は、コアネットワーク4とのインターフェース10を介して、MME40の負荷を取得する。インターフェース10は、MME40との間に設定されたインターフェースでもよいし、MME40から負荷情報を取得可能な装置との間に設定されたインターフェースでもよい。
制御部11は、MME40の負荷状況に基づいて、RRH22が接続するBBU21を切り替える。例えば、制御部11は、負荷が所定のしきい値より高いMMEに対応するBBU21に接続しているRRH22を、負荷が所定のしきい値より低いMMEに対応するBBU21に切り替える。
制御部11は、MME40の負荷状況に基づいて、BBU21に対して、MME40の切り替えを指示してもよい。BBU21は、制御部11からの指示に基づいて、接続するMME40を切り替えることが可能である。
図9は、制御装置1とMME40が別の装置である例を示すが、MME40が制御装置1の機能を有してもよい。この場合、MME40が、RRH22とBBU21との接続関係を制御する。また、SON(Self Organizing Network)サーバが制御装置1の機能を有してもよい。この場合、SONサーバが、MMEの負荷に基づいて、BBU21とRRH22との接続関係を制御する。
図10のフローチャートは、制御部11がRRH22とBBU21の接続を切り替える動作例を示す。
制御装置1は、インターフェース10を介して、MME40の負荷情報を取得する(動作S30)。MME40の負荷情報は、例えば、MME40の動作負荷、基地局(もしくはBBU21)とMME40との間に設定されたSCTP(Stream Control Transmission Protocol)セッション数等である。
制御部11は、取得された負荷情報に基づいて、負荷が第一の閾値以上のMME40を特定し、特定されたMME40と接続するBBU21を特定する(動作S31)。制御部11は、例えば、MME40とBBU21との対応関係を示す情報を有し、当該情報に基づいて、特定されたMME40と接続するBBU21を識別する。
制御部11は、取得された負荷情報に基づいて、負荷が第二の閾値以下のMME40を特定し、特定されたMME40と接続するBBU21を特定する(動作S32)。
制御部11は、動作S31で特定されたBBU21に接続されたRRH22を、動作S32で特定されたBBU21に切り替える(動作S33)。制御部11は、動作S31で特定されたBBU21に接続された少なくとも1つのRRH22の接続を切り替えてもよい。また、制御部11は、動作S31で特定されたBBU21に接続された全てのRRH22の接続を切り替えてもよい。
第2の実施形態では、制御装置1が、BBU21とRRH22との接続関係を切り替える例が示されたが、制御装置1は、バックホールネットワーク3あるいはコアネットワーク4の状況に基づいて、基地局2によるハンドオーバーを制御することも可能である。
3.第3の実施形態
本発明の第3の実施形態では、制御装置1により制御される無線ネットワーク装置の構成例が示される。第3の実施形態は、上述の第1の実施形態、第2の実施形態のいずれにも適用可能である。
図11は、制御装置1の制御に基づいて、基地局2がハンドオーバーを実行する例を示す。基地局2は、制御装置1からの指示に応じて、他の基地局2との間に設定されたX2インターフェースを介して、端末24のハンドオーバーを実行する。
3.1)基地局
図12は、図11に例示された基地局2の構成例を示す。基地局2は、制御インターフェース200、制御部201およびX2インターフェース202を含む。基地局2の制御部201は、制御インターフェース200を通して制御装置1により制御される。X2インターフェース202は、他の基地局2との間に設定されたインターフェースである。
制御装置1は、制御インターフェース200を介して、基地局2を制御する。制御装置1は、無線ネットワークとは異なるネットワークの状況に基づいて、基地局2を制御する。制御装置1は、第1の実施形態あるいは第2の実施形態で例示されたパラメータに基づいて、基地局2に対してハンドオーバーを指示することができる。一例として、制御装置1は、高負荷のバックホールネットワーク3に接続する基地局2に対して、他の基地局2(低負荷のバックホールネットワーク3に接続する基地局)へのハンドオーバーを指示する。
制御部201は、制御装置1からの指示に基づいて、X2インターフェース202を介して、他の基地局2に対してハンドオーバー要求を送信する。制御部201は、他の基地局2からのハンドオーバー応答(ACK)に応じて、端末24に対してハンドオーバーの実行を指示する。端末24は、制御部201から指示された他の基地局2と接続処理を実行する。
3.2)無線ネットワーク
次に、制御装置1がBBU21とRRH22との接続関係を切り替える場合の無線ネットワーク装置の構成例を説明する。
図13および図14は、それぞれ、BBU21およびRRH22の構成例を示す。図13および図14に例示されたBBU21およびRRH22は、それぞれ、制御装置1からの制御に基づいて、接続相手を切り替えることが可能である。
図13は、BBU21の構成例を示す。BBU21は、制御インターフェース210および通信部211を含む。BBU21は、制御インターフェース210を通して制御装置1により制御される。
制御装置1は、無線ネットワークとは異なるネットワークの状況に基づいて、BBU21を制御する。制御装置1は、例えば、第1の実施形態や第2の実施形態で例示されたパラメータに基づいて、BBU21に対してRRH22との接続関係の切り替えを指示する。
通信部211は、制御装置1からの指示に基づいて、RRH22との間の接続リンクを切り替える。BBU21とRRH22との間の接続リンクに関するプロトコルとして、CPRI(Common Public Radio Interface)が規定されている。通信部211は、例えば、CPRI規格に基づいて、RRH22との間の接続リンクを構築することが可能である。CPRIは、BBU21とRRH22との間の接続リンクについて、イーサネット(登録商標)等のレイヤ2プロトコルを用いることが可能であることを規定する。図13の例では、通信部211は、イーサネット等のレイヤ2プロトコルに基づいて、RRH22との間の接続リンクを確立する。
制御装置1は、例えば、制御インターフェース210を介して、BBU21に対応付けられたRRH22のアドレスを通知する。通信部211は、制御装置1から通知されたアドレスに基づいて、データを送信するRRH22のアドレスを切り替える。通信部211は、例えば、送信データの宛先MAC(Media Access Control)アドレスを、制御装置1から指示されたRRH22のアドレスに切り替える。BBU21から送信されたデータは、RRH22の宛先MACアドレスに基づいて、ネットワーク23上で転送され、RRH22に到達する。
図13に例示されたBBU21は、仮想マシン(VM:Virtual Machine)等のソフトウェアにより構築することも可能である。この場合、BBU21の機能を有する仮想マシンは、サーバ等のコンピュータ上に構築される。
図14は、RRH22の構成例を示す。RRH22は、制御インターフェース220および通信部221を含む。RRH22は、制御インターフェース220を通して制御装置1により制御される。
制御装置1は、無線ネットワークとは異なるネットワークの状況に基づいて、RRH22を制御する。制御装置1は、例えば、第1の実施形態あるいは第2の実施形態で例示されたパラメータに基づいて、RRH22に対してBBU21との接続関係の切り替えを指示することができる。
制御装置1は、制御インターフェース220を介して、例えば、RRH22に対応付けられたBBU21のアドレスを通知する。通信部221は、制御装置1から通知されたアドレスに基づいて、BBU21との間の接続リンクを切り替える。通信部221は、BBU21と同様に、CPRI規格に基づいて、BBU21との間の接続リンクを構築することが可能である。図14の例では、通信部221は、イーサネット等のレイヤ2プロトコルに基づいて、BBU21との間の接続リンクを確立する。
3.3)RRH−BBU間の接続制御
図15、16および17は、制御装置1が、光伝送等の物理レイヤ(レイヤ1)で、BBU21とRRH22との接続関係を切り替える例を示す。
図15に示す通信システムの構成例において、ネットワーク23は、光伝送によりBBU21とRRH22との接続を確立するスイッチ230で構成される。なお、ネットワーク23は、電気信号によりデータを伝送するスイッチあるいはその他の伝送媒体を用いるスイッチにより構成されてもよい。また、ネットワーク23は、異なる伝送方式のスイッチが混在するように構成することも可能である。
図16は、制御装置1がBBU21とRRH22との接続関係を切り替える動作の概要を示す。図16に例示されたネットワーク23は、ROADM(Reconfigurable Optical add/drop multiplexer)システムで構成される。ROADMシステムでは、光信号の分岐/挿入を行うことで、光パスを確立する。光パスとは、一つの波長を専有する光信号の経路を意味する。
図16の例では、RRH22(C)とBBU21(B)との間で接続リンクが確立されるものとする。制御装置1は、RRH22(C)から送信される特定の波長(ここでは、波長”X”と仮定する。)の光信号を「挿入(ADD)」することを、スイッチ230(C)に指示する。スイッチ230(C)は、挿入された光信号をスイッチ230(D)に向けて送信する。
制御装置1は、スイッチ230(D)に対して、波長”X”の信号を「通過(THRU)」させることを指示する。
制御装置1は、BBU21(B)と接続するスイッチ230(E)に対して、波長”X”の信号を「分岐(DROP)」することを指示する。スイッチ230(E)は、制御装置1の指示に従って、RRH22(C)から送信された波長”X”の信号をBBU21(B)へ送信する。
図17に例示するスイッチ230は、受信した信号の波長に応じて、信号の伝送経路を切り替えることが可能である。受信光増幅器2300は受信光を増幅し、分波器2301は増幅された受信光を波長に応じて分波する。
DROP(分岐)用スイッチ2302は、分波された各波長の光信号を分岐させるか、そのまま通過させるかを切り替える。スイッチ2302の各々は、それぞれ所定の波長に対応する。制御装置1は、分岐させる波長に対応するスイッチ2302に対して、光信号を分岐(DROP)するようにスイッチを切り替えることが可能である。光信号を分岐しないスイッチ2302は、光信号をADD(挿入)用スイッチに向けて通過させる。
ADD(挿入)用スイッチ2305は、それぞれのスイッチに対応する波長の光信号を挿入するためのスイッチであり、通常は各波長の光信号を通過させる。制御装置1は、リングネットワーク(ネットワーク23)に挿入する波長に対応するスイッチ2305に対して、光信号を挿入(ADD)するようにスイッチを切り替えることが可能である。
合波器2303は、各スイッチ2305から送信された波長の信号を合波し、合波された光信号は送信光増幅器2304で増幅され、隣接するスイッチ230へ送出される。
制御装置1は、図17に例示されたスイッチ230を制御することで、BBU21とRRH22との間の接続リンクを確立できる。図16の例では、BBU21(B)とRRH22(C)との間の接続リンクが確立される。
3.4)BBU−RRH間の接続リンク切替
図18、19は、制御装置1が、BBU21とRRH22との間の接続リンクを切り替える他の例を示す。
図18に例示する通信システムでは、制御装置1が、経路切替部25を制御することで、BBU21とRRH22との接続関係を切り替える。すなわち、制御装置1は、経路切替部25を制御するだけで、BBU21とRRH22との接続関係を切り替えることが可能となる。よって、図18に例示された通信システムでは、BBU21、RRH22およびネットワーク23の構成を既存の設備から変更することなく、経路切替部25を導入するだけで本発明の利点を享受できる。
図18の例では、複数のBBU21がデータセンタ26等の局舎に収容される。経路切替部25は、例えば、複数のBBU21と接続され、RRH22とBBU21間の接続関係を切り替えることが可能である。制御装置1は、例えば、経路切替部25に対して、RRH22とBBU21との接続関係の切り替えを指示する。経路切替部25は、例えば、RRH22からBBU21への経路を、局舎ごとに切り替えることも可能である。各局舎は、経路切替部25間のネットワークを介して互いに接続される。
図18の例において、制御装置1が、BBU21(A)と接続するRRH22(A)をBBU21(B)に接続させる場合を仮定する。この場合、制御装置1は、経路切替部25(A)に対して、RRH22(A)から送信されたデータを経路切替部25(B)に転送することを指示する。制御装置1は、経路切替部25(A)に対して、データを転送する際に、データの宛先をBBU21(A)のアドレスからBBU21(B)のアドレスに変更することを指示してもよい。また、制御装置1は、経路切替部25(B)に対して、RRH22(A)から送信されたデータをBBU21(B)に転送することを指示する。RRH22(A)がBBU21(A)宛てにデータを送信したとしても、経路切替部25は、制御装置1の制御により、データをBBU21(B)に転送できる。また、例えば、RRH22が局舎宛てにデータを送信し、経路切替部25が、制御装置1からの指示に応じて、RRH22から送信されたデータをBBU21に対して振り分けることもできる。よって、制御装置1は、BBU21やRRH22に対して、BBUとRRHとの接続の切り替えが隠ぺいできる。BBUとRRHとの接続の切り替えが隠ぺいされるので、図18に例示された通信システムでは、BBU21、RRH22およびネットワーク23の構成を既存の設備から変更することなく本発明の利点を享受できる。
図18に例示するシステムにおいて、データセンタ26(A)とデータセンタ26(B)は、経路切替部25(A)と25(B)との間のネットワークを介して互いに接続されているが、本発明はこのようなシステム構成に限定されない。例えば、制御装置1は、経路切替部25(A)に対して、RRH22(A)からBBU21(A)宛てに送信されたデータの宛先をBBU(B)に変更し、当該データをネットワーク23に転送することを指示してもよい。転送されたデータは、ネットワーク23において、変更された宛先(即ち、BBU21(B))に向けて転送される。
図19は、経路切替部25の構成例を示す。経路切替部25は、制御インターフェース250、データ転送部251およびデータベース252を含む。経路切替部25は、制御インターフェース250を介して、制御装置1により制御される。制御インターフェース250は、制御装置1からの指示をデータベース252に記憶する。
データベース252に記憶される指示は、例えば、データを識別するための識別条件と、識別条件に合致するデータに対する処理ルールとを含む。識別条件は、例えば、宛先アドレス、送信元アドレス、波長等、データに関する情報に基づく条件である。例えば、図18の例における識別条件は、「送信元アドレスがRRH(A)、かつ、宛先アドレスがBBU(A)」等である。処理ルールは、例えば、識別条件に合致するデータの転送先を示すルール、識別条件に合致するデータの内容(例えば、データの宛先)を書き換えるルール等を含む。例えば、図18の例における処理ルールは、「データを経路切替部(B)に転送する」、「データの宛先をBBU(B)のアドレスに変換し、かつ、経路切替部(B)に転送する」等である。
RRH22は、データセンタ26に収容された複数のBBU21に共通のアドレス(仮想アドレス)に対してデータを送信することも可能である。この場合、経路切替部25は、仮想アドレス宛に送信されたデータを、制御装置1から指示されたBBU21に対して転送する。制御装置1は、送信元のRRHのアドレスに応じて、データを転送するBBU21を切り替える指示を、経路切替部25に指示する。制御装置1は、BBU21からRRH22宛てのデータを、送信元のBBU21に対応付けられたRRH22宛てに転送することを、経路切替部25に指示する。制御装置1は、データセンタ26に対応する仮想アドレス宛のデータを、他のデータセンタ26に対して転送するように、経路切替部25に指示することも可能である。
データ転送部251は、例えば、データベース252から、受信したデータに合致する識別条件を有する指示を検索する。データ転送部252は、受信したデータに合致する識別条件を有する指示が検索された場合、当該指示の処理ルールに従ってデータを処理する。
4.第4の実施形態
本発明の第4の実施形態によれば、制御装置1は、無線ネットワークを論理的に分割するための所定のパラメータ(例えば、ネットワークオペレータの種別)に基づいて、BBU21とRRH22との接続関係を切り替える。制御装置1は、複数の利用者により無線ネットワークが共有された場合であっても、各利用者により利用される無線リソースを仮想的に分割できる。無線リソースが仮想的に分割されることにより、制御装置1は、例えば、無線ネットワークにおけるセキュリティを高めることができる。なお、第4の実施形態は、上述の第1−3の実施形態のいずれにも適用可能である。
図20に例示されるように、制御装置1は、オペレータの種別に応じて、BBU21とRRH22との接続関係を決定することができる。制御装置1は、例えば、オペレータの種別毎にVLAN(Virtual Local Area Network)を設定し、無線ネットワークを仮想的に分割する。なお、図20は例示であって、第4の実施形態は図20で示される構成に限定されない。例えば、制御装置1は、端末24のユーザのクラス、通信のQoS(Quality of Service)等に応じて、BBU21とRRH22との接続関係を決定することも可能である。
制御装置1の制御部11は、無線ネットワークを仮想的に分割するためのパラメータに基づいて、RRH22に対応するBBU21がパラメータに応じて割り当てられるように、RRH22とBBU21との接続関係を制御する。つまり、制御部11は、パラメータに応じた仮想ネットワーク内で、RRH22が当該仮想ネットワークに属するBBU21に接続されるように、BBU21とRRH22との接続関係を制限することが可能である。従って、制御部11は、例えば、複数の利用者により共有される無線ネットワークが、パラメータに応じて論理的に分割されるように、BBU21とRRH22との接続関係を制御することができる。
制御部11は、例えば、オペレータの種別毎にVLANを設定し、VLANに応じてRRH22とBBU21との接続関係を制御することができる。制御部11は、VLANの設定を、RRH22、BBU21に通知することが可能である。
制御部11は、例えば、HSS(Home Subscriber Server)から取得したユーザクラスに応じてVLANを設定し、VLANに応じてRRH22とBBU21との接続関係を制御することができる。ユーザクラスは、例えば、課金に応じて、プレミアユーザ、通常ユーザ等に分類される。制御部11は、例えば、プレミアユーザに対応するVLANには、プレミアユーザに対して提供すべき通信品質を満たす無線リソース(BBU21、RRH22)を割り当てる。
制御部11は、例えば、MME40やゲートウェイ装置から取得したベアラのQCI(QoS Class Identifier)に応じてVLANを設定し、VLANに応じてRRH22とBBU21との接続関係を制御してもよい。制御部11は、例えば、QCIに応じて、無線リソース(BBU21、RRH22)の配分を変える。例えば、制御部11は、QCIが所定値以上のVLANには、他のQCIに対応するVLANよりも、配分する無線リソースを増やす。
上述した第1−第3の実施形態において、制御装置1のインターフェース10は、バックボーンネットワークから情報を取得するために用いられていた。第4の実施形態では、第1−第3の実施形態と同様に、バックボーンネットワークから、無線ネットワークを分割するためのパラメータを取得してもよい。また、インターフェース10は、例えば、無線ネットワークの運用管理者から、無線ネットワークを分割するためのパラメータ(例えば、オペレータの種別毎のVLAN設定に関する情報)を取得するために用いられてもよい。つまり、第4の実施形態は、上述の第1−第3の実施形態とは独立して実施されることも可能である。
図21、22は、それぞれ、BBU21とRRH22の構成例を示す。
図21に例示されたBBU21は、パラメータ記憶部212を含む点を除いて、他の構成は上述した第3の実施形態に例示された構成と同様である。
制御装置1は、無線ネットワークを分割するためのパラメータを、制御インターフェース210を介してBBU21に通知する。例えば、制御装置1は、制御インターフェース210を介して、BBU21に対応付けられたオペレータに関する情報と、当該オペレータに対応付けられたVLANとを、BBU21に通知する。制御部11から通知された情報は、パラメータ記憶部212に記憶される。
通信部211は、RRH22に対応するBBU21がパラメータに応じて割り当てられるように、データの送受信範囲を制御する。通信部211は、例えば、パラメータ記憶部212を参照し、RRH22に対して送信するデータにVLAN識別子(例えば、IEEE802.1Qで規定されたVLANタグ)を付与し、当該データを送信する。また、通信部211は、受信するデータをVLANの範囲内のデータに制限する。従って、通信部211は、パラメータに応じた仮想ネットワーク内で、RRH22が当該仮想ネットワークに属するBBU21に接続されるように、データの送受信範囲を制限することができる。
図22に例示されたRRH22は、パラメータ記憶部222を含む点を除いて、他の構成は上記第3の実施形態に例示された構成と同様である。
制御装置1は、無線ネットワークを分割するためのパラメータを、制御インターフェース220を介してRRH22に通知する。例えば、制御装置1の制御部11は、制御インターフェース220を介して、RRH22に対応付けられたオペレータに関する情報と、当該オペレータに対応付けられたVLANとを、RRH22に通知する。制御部11から通知された情報は、パラメータ記憶部222に記憶される。
通信部221は、例えば、パラメータ記憶部222を参照し、BBU21に対して送信するデータにVLAN識別子を付与し、当該データを送信する。
通信部221は、RRH22に対応するBBU21がパラメータに応じて割り当てられるように、データの送受信範囲を制御する。通信部221は、例えば、パラメータ記憶部222を参照し、BBU21に対して送信するデータにVLAN識別子を付与し、当該データを送信する。また、通信部221は、受信するデータをVLANの範囲内のデータに制限する。従って、通信部221は、パラメータに応じた仮想ネットワーク内で、RRH22が当該仮想ネットワークに属するBBU21に接続されるように、データの送受信範囲を制限することができる。
制御装置1の制御部11は、例えば、オペレータの種別に応じた周波数と、各周波数のVLANとの対応関係を示すリストを、RRH22に通知してもよい。この場合、RRH22の通信部221は、リストを参照し、端末24との通信に用いる無線電波の周波数に応じて、BBU21に送信するデータに付与するVLAN識別子を切り替えることが可能である。
図23に例示するように、制御装置1は、端末24が選択したオペレータに応じて、BBU21とRRH22との接続関係を切り替えることが可能である。図23は、LTEシステムのMME40が制御装置1の機能を有する例を示すが、本発明はこの例に限定されない。例えば、MME40と制御装置1とは、異なる装置であってもよい。なお、図23において、複数のオペレータで共通のBBUは、「BBU21(Default)」と表記されている。
図23の例では、端末24とネットワークとがコネクションを確立する手順において、制御装置1が、端末24により選択されたオペレータに応じて、BBU21とRRH22との接続関係を切り替える。たとえば、図示するように、RRH22(A)とBBU21(Default)との接続からRRH22(A)と選択されたオペレータAのBBU21との接続へ切り替えられる。
図24に例示された制御装置1は、制御部11および認証処理部12を含む。ここでは、MME40が制御装置1の機能を有するので、以下、このようなMME40を「制御装置1(MME)」と記す。図24に示す制御装置1の要素の詳細は、図25に示すシステム動作例において説明される。
図25に示すように、端末24は、RRH22およびBBU21を介して、制御装置1(MME)に対して、ネットワークへのアタッチ要求を送信する(動作S50)。なお、図23の例では、端末24がアタッチ要求を送信する場合、BBU21(Default)を介して、ネットワークにアクセスする。制御装置1(MME)に送信されるアタッチ要求には、端末24により選択されたオペレータを示す情報が含まれる。端末24がオペレータAを選択したと仮定すると、制御装置1(MME)のインターフェース10は、端末24により選択されたオペレータAを示す情報を取得する。選択されたオペレータ情報を取得すると、制御装置1(MME)の認証処理部12は、選択されたオペレータAのネットワークに、端末24がアタッチしてもよいか否かを判定する(動作S51)。
制御装置1(MME)の制御部11は、認証処理部12が端末24のアタッチを許可した場合、端末24がRRH22を介して接続するBBUを、端末24により選択されたオペレータAに対応するBBU21(図23および図25における「BBU21(オペレータA)」)に切り替える(動作S52)。たとえば、制御部11は、上述の第1−第3の実施形態に例示された方法で、RRHとBBUとの接続関係を切り替える。例えば、制御部11は、RRH22(A)に対して、接続先のBBUのアドレスとして、BBU21(オペレータA)のアドレスを通知する。同様に、制御部11は、BBU21(オペレータA)に対して、RRH22(A)のアドレスを通知する。
制御部11は、アタッチ要求が受け入れられた場合、端末24に対して「Attach Accept」メッセージを送信する(動作S53)。「Attach Accept」メッセージには、選択されたオペレータの識別子が含まれてもよい。
5.第5の実施形態
本発明の第5の実施形態による制御装置1は、バックホールネットワーク3、コアネットワーク4等の状況に基づいて、BBU21のリソースを制御することができる。例えば、制御装置1は、バックホールネットワーク3あるいはコアネットワーク4の状況に基づいて、BBU21を増設(Install)もしくは減設(Uninstall)することが可能である。第5の実施形態では、仮想マシン上で動作するソフトウェアによりBBU21の機能が実現されるので、制御装置1は、BBU21のリソース制御を実行可能である。すなわち、制御装置1は、BBU21の機能を有するソフトウェア(例えば、仮想マシン)を増設若しくは減設することで、BBU21のリソース制御を実行することができる。
しかしながら、単にBBU21を増設したとしても、バックホールネットワーク3、コアネットワーク4等の状況によっては、BBU増設により期待される効果が得られない可能性がある。そこで、第5の実施形態による制御装置1は、バックホールネットワーク3、コアネットワーク4等の状況に基づいてBBU21を増設する。ネットワークの状況に応じてBBU増設を行うので、BBU増設により期待される効果が得られる可能性を向上させることができる。また、制御装置1は、バックホールネットワーク3、コアネットワーク4等の状況に基づいてBBU21を減設することも可能であり、不要なリソースを抑止することによるリソース利用の効率化を実現できる。なお、このような第5の実施形態は、上述の第1−第4の実施形態のいずれにも適用可能である。
図26は、第5の実施形態の概要を示す。制御装置1は、バックホールネットワーク3あるいはコアネットワーク4(図26では省略)の状況に基づいて、BBU21を増設する。なお、図26には図示されていないが、制御装置1は、バックホールネットワーク3あるいはコアネットワーク4の状況に基づいて、BBU21を減設することも可能である。
図27は、第5の実施形態による制御装置1の構成例を示す。制御装置1は、VM制御部13を有する点を除いて、その他の構成要素は上述の実施形態で例示された構成要素と同様なので、詳細な説明は省略される。
VM制御部13は、バックホールネットワーク3あるいはコアネットワーク4の状況に基づいて、BBU21の機能を有するソフトウェアを増設(Install)若しくは減設(Uninstall)する。VM制御部13は、例えば、データセンタ等の局舎に設置されたサーバ上に、BBU21の機能を有するソフトウェアを起動する。
VM制御部13は、BBU21の少なくとも1つと、バックホール3あるいはコアネットワーク4との接続関係が切替可能となるように、BBU21のリソースを制御することが可能である。例えば、VM制御部13は、負荷が所定の閾値以下のバックホール3に接続可能なBBU21を増設する。制御部11は、負荷が所定の閾値以上のBBU21に対応付けられているRRH22を、増設されたBBU21に切り替える。また、VM制御部13は、例えば、利用可能な通信リソースが所定の閾値以上のバックホール3に接続可能なBBU21を増設する。制御部11は、負荷が所定の閾値以上のBBU21に対応付けられているRRH22を、増設されたBBU21に切り替える。上述の機能により、VM制御部13は、BBU21を含む無線ネットワークと、バックホール3あるいはコアネットワーク4との間の通信性能の劣化が抑止されるように、BBU21のリソースを制御可能である。
図28は、第5の実施形態の動作例を示すシーケンスチャートである。図28の例では、制御装置1は、バックホールネットワーク3の状況に基づいて、BBU21を増設する。
図28の例において、複数のBBU21(図中のBBU群(A))は、バックホールネットワーク3(A)と接続する。また、BBU群(B)は、バックホールネットワーク3(B)と接続する。
制御装置1は、インターフェース10を介して、それぞれのバックホールネットワーク3の状況をモニタする(動作S60)。例えば、制御装置1は、バックホールネットワーク3の負荷(輻輳状況等)をモニタする。
制御装置1のVM制御部13は、例えば、バックホールネットワーク3の負荷に基づいて、BBU21の機能を有するソフトウェア(仮想マシン)の増設若しくは減設の要否を判断する(動作S61)。
VM制御部13は、バックホールの負荷に応じて、BBU21を増設若しくは減設する(動作S62)。
VM制御部13は、例えば、負荷が所定の閾値以上のバックホールネットワーク3が存在する場合、BBU21の増設を行う。例えば、VM制御部13は、増設されるBBU21が、負荷が所定の閾値以下のバックホールネットワーク3に接続されるように、BBU21を増設する。BBU21が増設されたとしても、増設したBBU21が、負荷が高いバックホールと接続されると、増設による効果は期待値よりも低い可能性がある。負荷が所定の閾値以下のバックホールに接続されるようにBBU21が増設されることにより、期待される効果が得られる可能性が向上する。
制御装置1の制御部11は、増設されたBBU21とRRH22とを接続する。例えば、制御部11は、負荷が所定の閾値以上のバックホールに接続されたBBU21に対応するRRH22を、増設されたBBU21に接続する。
図29は、第5の実施形態の他の動作例を示すシーケンスチャートである。図29の例では、制御装置1は、コアネットワーク4におけるMME40の状況に基づいて、BBU21を増設する。
図29の例において、複数のBBU21(図中のBBU群(A))は、MME40(A)と接続する。また、BBU群(B)は、MME40(B)と接続する。
制御装置1は、インターフェース10を介して、それぞれのMME40の状況をモニタする(動作S70)。例えば、制御装置1は、MME40の負荷をモニタする。
VM制御部13は、例えば、MME40の負荷に基づいて、BBU21の機能を有するソフトウェア(仮想マシン)の増設要否を判断する(動作S71)。図29の例において、MME40は制御装置1の機能を有してもよい。その場合、MME40は、例えば、自装置の負荷をモニタし、BBU21の増設要否を判断することができる。
VM制御部13は、MME40の負荷に応じて、BBU21を増設若しくは減設する(動作S72)。
VM制御部13は、例えば、負荷が所定の閾値以上のMME40が存在する場合、BBU21の増設を行う。例えば、VM制御部13は、増設されるBBU21が、負荷が所定の閾値以下のMME40に対応付けられるように、BBU21を増設する。
制御部11は、増設されたBBU21とRRH22とを接続する。例えば、制御部11は、負荷が所定の閾値以上のMME40に対応付けられたBBU21と接続するRRH22を、増設されたBBU21に接続する。
図30は、第5の実施形態の他の動作例を示すシーケンスチャートである。図30の例により、制御装置1は、MME40に対応付けられるBBU21のリソースを制御することができる。
制御装置1は、インターフェース10を介して、それぞれのMME40の状況をモニタする(動作S80)。例えば、制御装置1は、MME40の負荷をモニタする。
制御装置1は、各MME40に対して、他のMME40の負荷を通知する(動作S81)。図30の例では、制御装置1は、MME40(A)の負荷をMME40(B)に通知し、MME40(B)の負荷をMME40(A)に通知する。なお、図30の例において、MME40が制御装置1の機能を有してもよい。その場合、MME40は、自装置の負荷をモニタし、モニタされた負荷を他のMME40に通知することが可能である。
MME40は、制御装置1から通知された他のMME40の負荷に基づいて、BBU21に対して、接続するMME40の切り替えを指示する(動作S82)。例えば、MME40は、自装置の負荷が所定の閾値より高く、負荷が所定の閾値より低い他のMME40が存在する場合、BBU21に対して、負荷が所定値以下のMME40に接続を切り替えるように指示する。BBU21は、MME40からの指示に基づいて、接続するMME40を選択する。
図30では、制御装置1とMME40とが別装置の例が示されたが、MME40が制御装置1の機能を備えてもよい。例えば、上記動作S82において、MME40の制御部11は、BBU21に対して、接続するMMEの切り替えを指示する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記したそれぞれの実施形態に限定されるものではない。本発明は、各実施形態の変形・置換・調整に基づいて実施できる。また、本発明は、各実施形態を任意に組み合わせて実施することもできる。即ち、本発明は、本明細書の全ての開示内容、技術的思想に従って実現できる各種変形、修正を含む。また、本発明は、SDN(Software−Defined Network)の技術分野にも適用可能である。
1 制御装置
10 インターフェース
11 制御部
12 認証処理部
13 VM制御部
2 基地局
21 BBU
22 RRH
23 ネットワーク
24 端末
25 経路切替部
250 制御インターフェース
251 データ送信部
252 データベース
200 制御インターフェース
201 制御部
202 X2インターフェース
210 制御インターフェース
211 通信部
212 パラメータ記憶部
220 制御インターフェース
221 通信部
222 パラメータ記憶部
230 スイッチ
2300 受信光増幅器
2301 分波器
2302 分岐用スイッチ
2303 合波器
2304 送信光増幅器
2305 挿入用スイッチ
3 バックホールネットワーク
4 コアネットワーク
40 MME
41 ゲートウェイ

Claims (20)

  1. 無線によりデータを伝送する第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークに関するステータスを取得する第一の手段と、
    複数の無線部と複数のベースバンド部を備え、無線部とベースバンド部とが前記第一のネットワークを介して接続する基地局に対して、前記ステータスに基づいて前記無線部を制御し、前記無線部が接続する前記ベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える第二の手段と
    を備えることを特徴とするネットワーク制御装置。
  2. 前記基地局の前記ベースバンド部が接続した第二のネットワークと前記別のベースバンド部が接続した第二のネットワークとが異なることを特徴とする請求項1のネットワーク制御装置。
  3. 前記第二の手段は、前記無線部と前記ベースバンド部との接続関係の切り替えにより前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間の通信性能の劣化が抑止されるように、前記基地局を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2のネットワーク制御装置。
  4. 前記第一の手段は、前記第二のネットワークの通信負荷に関する情報を取得し、
    前記第二の手段は、前記通信負荷に関する情報に基づいて前記基地局を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項のネットワーク制御装置。
  5. 前記第一の手段は、前記第二のネットワークの通信負荷に関する情報を取得し、
    前記第二の手段は、前記通信負荷に関する情報に基づいて、通信負荷が所定値以上の前記第二のネットワークに対応する前記基地局が別の第二のネットワークと接続されるように、前記基地局を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項のネットワーク制御装置。
  6. 前記第二の手段は、前記無線部と前記ベースバンド部の少なくとも1つに対して、前記無線部と前記ベースバンド部との接続関係に関する情報を通知する
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項のネットワーク制御装置。
  7. 前記第二の手段は、前記無線部と前記ベースバンド部の少なくとも1つに対して、前記無線部と前記ベースバンド部との接続関係の切り替えによって変更された宛先アドレスを通知する
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項のネットワーク制御装置。
  8. 前記第二の手段は、前記無線部と前記ベースバンド部とを接続するための通信経路を構成する通信装置に対して、前記無線部と前記ベースバンド部との接続関係の変更を指示する
    ことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項のネットワーク制御装置。
  9. 前記第二の手段は、前記複数のベースバンド部に接続された経路切替部に対して、前記無線部から送信されたデータの転送先を前記複数のベースバンド部の間で切り替えることを指示する
    ことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項のネットワーク制御装置。
  10. 無線によりデータを伝送する第一のネットワークを構成し、前記第一のネットワークを通して複数のベースバンド部のいずれかと接続して基地局を構成する通信装置であって、
    前記第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスに基づいて前記通信装置を制御可能なネットワーク制御装置と通信するインターフェースと、
    前記インターフェースを介して受信した前記ネットワーク制御装置の指示に従って前記ステータスに基づき、通信相手となるベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える通信手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  11. 前記基地局の前記ベースバンド部が接続した第二のネットワークと前記別のベースバンド部が接続した第二のネットワークとが異なることを特徴とする請求項10の通信装置。
  12. 前記通信手段は、前記ベースバンド部との接続関係の切り替えにより前記第一のネットワークと前記第二のネットワークとの間の通信性能の劣化が抑止されるように、前記通信装置の通信相手を前記別のベースバンド部へ切り替え可能である
    ことを特徴とする請求項10又は11の通信装置。
  13. 前記インターフェースは、前記第二のネットワークの通信負荷に関する情報に基づいて前記通信装置を制御可能な前記ネットワーク制御装置から指示を受信し、
    前記通信手段は、前記指示に基づいて、前記通信装置の通信相手を前記別のベースバンド部へ切り替え可能である
    ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項の通信装置。
  14. 前記インターフェースは、前記第二のネットワークの通信負荷に関する情報に基づいて、通信負荷が所定値以上の前記第二のネットワークに対応する前記通信装置が他の第二のネットワークと接続されるように、前記通信装置を制御可能な前記ネットワーク制御装置から指示を受信し、
    前記通信手段は、前記指示に基づいて、前記通信装置の通信相手を切り替え可能である
    ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項の通信装置。
  15. 前記インターフェースは、前記ネットワーク制御装置から、前記無線部と前記ベースバンド部との接続関係に関する情報を受信し、
    前記通信手段は、前記接続関係に関する情報に基づいて、前記通信装置の通信相手を切り替え可能である
    ことを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項の通信装置。
  16. 前記インターフェースは、前記ネットワーク制御装置から、前記無線部と前記ベースバンド部との接続関係の切り替えによって変更された宛先アドレスを受信し、
    前記通信手段は、データの送信先を、前記宛先アドレスに対応する通信相手に切り替え可能である
    ことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項の通信装置。
  17. 無線によりデータを伝送する第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスを取得し、
    複数の無線部と複数のベースバンド部を備え、無線部とベースバンド部とが前記第一のネットワークを介して接続する基地局に対して、前記ステータスに基づいて前記無線部を制御し、前記無線部が接続する前記ベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える
    ことを特徴とするネットワーク制御方法。
  18. 無線によりデータを伝送する第一のネットワークを構成し、前記第一のネットワークを通して複数のベースバンド部のいずれかと接続して基地局を構成する通信装置による通信方法であって、
    前記第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスに基づいて前記通信装置を制御可能なネットワーク制御装置と通信し、
    前記インターフェースを介して受信した前記ネットワーク制御装置の指示に従って前記ステータスに基づき、通信相手となるベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える
    ことを特徴とする通信方法。
  19. 基地局を含む通信システムであって、
    無線によりデータを伝送する第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスを取得する第一の手段と、
    複数の無線部と複数のベースバンド部を備え、無線部とベースバンド部とが前記第一のネットワークを介して接続する基地局に対して、前記ステータスに基づいて前記無線部を制御し、前記無線部が接続する前記ベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える第二の手段と
    を含むことを特徴とする通信システム。
  20. コンピュータに、
    無線によりデータを伝送する第一のネットワークを介してアクセスされる第二のネットワークのステータスを取得する処理と、
    複数の無線部と複数のベースバンド部を備え、無線部とベースバンド部とが前記第一のネットワークを介して接続する基地局に対して、前記ステータスに基づいて前記無線部を制御し、前記無線部が接続する前記ベースバンド部を別のベースバンド部へ切り替える処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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