JP6515920B2 - 通信装置、通信方法、通信システムおよびプログラム - Google Patents

通信装置、通信方法、通信システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、2014年3月20日に出願された日本国特許出願:特願2014−058726号の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用を持って本書に組み込まれているものとする。
本発明は、通信に用いられる通信装置、通信方法、通信システムおよびプログラムに関する。
近年、スマートフォンの普及等により、通信トラフィックが急激に増加している。そのため、通信システムのオペレータは、トラフィックの増加に対応するため、通信システムのリソースを増設することが要求されている。
一方で、トラフィック量は時々刻々と変化するため、トラフィックのピークに合わせてリソースを増設すると、リソースが無駄となってしまうことも想定される。
従って、通信システムのリソースをより柔軟に制御できる技術への要求が高まっている。
通信システムのリソースは、例えば近年発展しているLTE(Long Term Evolution)では、非特許文献1に開示されているように、基地局(eNodeB)、MME(Mobility Management Entity)、ゲートウェイ装置等である。
3GPP TS23.401 V12.3.0(2013−12) 3rd Geenration Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; General Packet Radio Service(GPRS) enhancements for Evolved Unicersal Terrestrial Radio Access Network(E−UTRAN) access (Release 12)
上記非特許文献1の5.3.2章に開示されるように、通信システムは、様々なリソースを経由する通信パス(ベアラ)を設定し、当該通信パスを介して、端末(UE:User Equipment)に通信サービスを提供する。
しかし、上記非特許文献1の技術では、例えば通信パス上のリソース(例えばゲートウェイ等)が増設等により変更されると、変更後のリソースを経由する通信パスを設定するため、5.3.2.1章に開示されるInitial Attach手順が再実行される。
“Initial Attach”手順が再実行されると、通信サービスが中断される等、通信サービスに対する様々な影響が想定される。
本発明の目的は、通信サービスへの影響を抑止しつつ、柔軟にリソースを制御できる技術を提供することである。
本発明のサーバは、端末に対応付けられた通信パスを介して前記端末に通信サービスを提供する通信システムにおけるサーバであって、第一のセッションを介して対向ネットワークノードと通信するネットワーク機能を、仮想マシンで運用可能な第一の手段と、前記第一のセッションを第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送可能な第二の手段とを含む。
本発明の通信方法は、端末に対応付けられた通信パスを介して前記端末に通信サービスを提供する通信システムにおける通信方法であって、第一のセッションを介して対向ネットワークノードと通信するネットワーク機能を、仮想マシンで運用し、前記第一のセッションを第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送することを特徴とする。
本発明の制御装置は、端末に対応付けられた通信パスを介して前記端末に通信サービスを提供する通信システムにおける制御装置であって、第一のセッションを介して対向ネットワークノードと通信するネットワーク機能を、仮想マシンで運用するサーバと通信するためのインターフェースと、前記インターフェースを介して、前記サーバに前記仮想マシンの制御を指示可能な制御手段を備え、前記制御手段は、前記第一のセッションを第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能に対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を前記対向ネットワーク機能に発行することを指示可能であることを特徴とする。
本発明のプログラムは、端末に対応付けられた通信パスを介して前記端末に通信サービスを提供する通信システムにおけるコンピュータに、第一のセッションを介して対向ネットワークノードと通信するネットワーク機能を、仮想マシンで運用する処理と、前記第一のセッションを第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送する処理とを実行させる。
本発明により、通信サービスへの影響を抑止しつつ、柔軟にリソースを制御できる技術を提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態による通信システムの一例を示す構成図である。 図2は、第1の実施形態による通信システムにおける通信パスの一例を示す模式図である。 図3は、第1の実施形態による通信装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態による通信装置のセッション切替の一例を示す模式図である。 図5は、第1の実施形態におけるセッション切替動作の一例を示すシーケンス図である。 図6は、本発明の第2の実施形態の実施例1によるサーバの構成例を示すブロック図である。 図7は、第2の実施形態の実施例1によるサーバの制御部が有する機能構成の一例を示すブロック図である。 図8は、第2の実施形態の実施例1におけるセッション切替動作の概要を示す模式的構成図である。 図9は、第2の実施形態の実施例1におけるセッション切替動作の第1例を示すシーケンス図である。 図10は、第2の実施形態の実施例1におけるセッション切替動作の第2例を示すシーケンス図である。 図11は、第2の実施形態の実施例2によるサーバの構成例を示すブロック図である。 図12は、第2の実施形態の実施例2におけるセッションの切替動作の概要を示す模式的構成図である。 図13は、第2の実施形態の実施例2におけるセッション切替動作の一例を示すシーケンス図である。 図14は、第2の実施形態の実施例3によるサーバの構成例を示すブロック図である。 図15は、第2の実施形態の実施例3におけるセッション切替動作の第1例を示すシーケンス図である。 図16は、第2の実施形態の実施例3におけるセッション切替動作の第2例を示すシーケンス図である。 図17は、第2の実施形態の実施例4によるサーバの構成例を示すブロック図である。 図18は、第2の実施形態の実施例4におけるセッション切替動作の一例を示すシーケンス図である。 図19は、第2の実施形態の実施例5による通信システムの一例を示す構成図である。 図20は、第2の実施形態の実施例5による通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図21は、第2の実施形態の実施例6による通信システムの一例を示す構成図である。 図22は、第2の実施形態の実施例6による通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図23は、本発明の第3の実施形態による通信システムにおける制御装置の構成例を示すブロック図である。 図24は、第3の実施形態による通信システムの動作の第1例を示すシーケンス図である。 図25は、第3の実施形態による通信システムの動作の第2例を示すシーケンス図である。 図26は、第3の実施形態による通信システムにおける制御装置の他の構成例を示すブロック図である。 図27は、図26に示す制御装置における管理DBのデータ構成の一例を示す模式図である。 図28は、本発明の第4の実施形態におけるセッション切替動作の概要を示す模式的構成図である。 図29は、第4の実施形態におけるベアラ管理DBのデータ構成の第1例を示す模式図である。 図30は、第4の実施形態におけるベアラ管理DBのデータ構成の第2例を示す模式図である。 図31は、第4の実施形態による通信システムにおける制御装置の構成例を示すブロック図である。 図32は、本発明の第5の実施形態による通信システムにおける制御装置の構成例を示すブロック図である。 図33は、図32におけるポリシーDBの構成例を示す模式図である。 図34は、第5の実施形態による通信システムの概要を示す模式的構成図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。各実施形態は例示であり、本発明は各実施形態に限定されるものではない。
1.第1の実施形態
以下、本実施形態による通信システムとして、LTEの通信システムを例示する。ただし、本発明が適用される通信システムはLTEに限定されない。例えば、本発明は、GPRS(General Packet Radio Service)、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)等にも適用可能である。
1.1)システム
図1において、本実施形態による通信システムは、携帯電話、PC(Personal Computer)、モバイルルータ等の端末1を含む。通信システムは、端末1に通信サービスを提供するための複数のネットワークノードである基地局(eNB)2、ゲートウェイ3、MME4、SGSN(Serving GPRS Support Node)5を含む。ゲートウェイ3は、S−GW(Serving Gateway)とP−GW(PDN(Packet Data Network) Gateway)とを含む。端末1は、基地局2と接続し、ゲートウェイ3を経由して、インターネット等のネットワークにアクセスする。SGSN5は、UTRANあるいはGERAN(GSM EDGE Radio Access Network)と接続する。S−GWは、SGSN5を介して、UTRAN等と接続する。
ネットワークノードは他のネットワークノードとセッションを構築する。セッションは、ネットワークノード間でパケットを伝送するためのコネクションであり、例えば、ネットワークノード間に設定されるベアラ、あるいはネットワークノード間でやり取りされる端末制御用のセッションを含む。
図2は、図1の通信システムに設定される通信パスの例を示す。通信パスは、ネットワークノード間に設定される複数のセッションで構成される。なお、本明細書では、特に明示していなければ、以降の説明において、セッションの例としてベアラを用いて説明される。なお、図2に開示される構成は一例であり、本発明の通信パスは、図2に開示されていない種類のベアラも含む。通信システムは、端末1に対応付けられた通信パスを介して、端末1に通信サービスを提供できる。
端末1と基地局2との間の無線インターフェースには、無線ベアラが設定される。基地局2とS−GWとの間のS1インターフェースには、S1ベアラが設定される。S−GWとP−GWとの間のS5/S8インターフェースには、S5/S8ベアラが設定される。これらのベアラにより、通信パス(EPS(Evolved Packet System)ベアラ)が構築される。つまり、無線ベアラ、S1ベアラおよびS5/S8ベアラは、通信パス(EPSベアラ)の一部をそれぞれ構成する。
1.2)通信装置
図3は、第1の実施形態による通信装置10の構成例を示す。通信装置10は、通信システムのネットワークノード、例えば、図1に例示された基地局2、ゲートウェイ3、MME4、SGSN5等のいずれかである。つまり、第1の実施形態では、基地局2、ゲートウェイ3、MME4、SGSN5等のネットワークノードは、図3に例示された通信装置10の機能を有する。
通信装置10は、例えば、図2で例示されたEPSベアラを構成する一部のベアラを更新することができる。したがって、ネットワークノードが増設される等して通信システムのリソースの増設があると、通信装置10は、増設されたリソースに関するベアラのみを更新することが可能となる。これにより、通信システムのリソースが増設あるいは減設等により制御された場合でも、非特許文献1のInitial Attach手順の再実行による通信サービスの停止等を回避できる。
また、通信装置10は、リソース制御(例えば、増設あるいは減設)に応じて、対向する通信装置10(ネットワークノード)との間に設定されているベアラを切り替える機能を有する。
図3に例示するように、通信装置10は、制御部11および切替部12を含む。
切替部12は、対向するネットワークノードとの間に設定されているベアラを切り替えることができる。例えば、切替部12は、ネットワークノードの増設、減設等のリソース制御に応じて、ベアラの宛先あるいは送信元を切り替えるベアラを決定する。そして、制御部11は、切替部12からの指示に従って、切替が決定されたベアラに関する情報を対向するネットワークノードに通知することができる。また、切替部12は、切替が決定されたベアラの宛先あるいは送信元となる通信装置10に対して、ベアラの切り替えを指示できる。
ベアラは同種類のベアラへ切り替えることができる。たとえば、切替部12は、EPSベアラの一部を構成する複数種類のベアラ(例えば、無線ベアラ、S1ベアラ、S5/S8ベアラ等)のうち当該通信装置10とそれに対向するネットワークノードとの間に設定されたベアラを当該ベアラと同種のベアラに切り替える。
一例として、P−GWが増設された場合、切替部12は、通信装置10に対応するベアラのうち、増設されたP−GWに切り替えるベアラを決定する。切替部12は、切替決定されたベアラに関する情報を対向ネットワークノード(S−GW)に通知するように制御部11に指示する。例えば、切替部12は、ベアラの切り替え先となる増設P−GWのアドレスと、切替後のベアラの識別子等を含む情報とを通知するように制御部11に指示できる。
制御部11は、対向ネットワークノードとの間で制御信号を交換する。制御部11は、例えば、EPSベアラが経由する複数種類のネットワークノードのうち、通信装置10との間に設定されたベアラに対応するネットワークノードと制御信号を交換する。制御部11は、例えば、リソース制御に伴って宛先あるいは送信元が変更されるベアラに関する情報を、制御信号により対向ネットワークノードに通知する。この切替決定されたベアラに関する情報は、例えば、ベアラの切り替えを契機として通知されうる。
制御部11は、例えば、上述の非特許文献1のInitial Attach手順に依存せず、独自に、対向ネットワークノードとの間でベアラに関する情報を交換できる。よって、通信装置10は、ベアラを切り替える場合であっても、Initial Attach手順を再実行せずに、ベアラ切り替えを実行することができる。つまり、通信装置10の切替部12は、EPSベアラを維持したまま、EPSベアラの一部を構成するベアラを切り替えることができる。
制御部11は、例えば、Initial Attach手順で用いられる制御信号の一部の制御信号を用いて、対向ネットワークノードに、切り替えられるベアラに関する情報を送信できる。例えば、制御部11は、Initial Attach”手順で用いられるModify Bearer Requestを用いて、切り替えられるベアラに関する情報を、対向ネットワークノードに送信できる。
制御部11は、例えば、ベアラ毎に、制御信号を対向ネットワークノードに通知できる。また、制御部11は、例えば、複数のベアラに関する制御信号を対向ネットワークノードに通知することで、複数のベアラをまとめて切り替えることも可能である。
例えばS−GWが増設された場合、制御部11は、通信装置10に対応するベアラのうち、増設されたS−GWに割り当てるベアラに関する情報を、対向ネットワークノード(P−GW)に通知する。例えば、制御部11は、増設されたS−GWのアドレスと、増設されたS−GWに割り当てるベアラの識別子等を含む情報を、制御信号により対向ネットワークノードに通知する。対向ネットワークノードは、通知された情報に基づいて、ベアラの接続先を、制御信号を発信した通信装置10から増設されたS−GWに変更する。
例えば、ネットワークノードの機能を有するモジュールが通信装置10に追加されることにより、通信装置10のリソースが増設される。また、上記モジュールを通信装置10から削除することにより、通信装置10のリソースが減設される。この場合、切替部12は、図3に例示されるように、通信装置10内でベアラを切り替える。
通信装置10が新たに増設もしくは減設される場合、切替部12は、図4に例示されるように、通信装置10間でベアラを切り替える。また、図4の例では、ベアラと同時に、端末制御用のセッションも切り替える。
1.3)セッション切替動作
図5は、通信装置10(B)が増設されたことに応じて、通信装置10(A)と(C)との間に設定されたベアラが切り替えられる場合を一例として示す。
通信装置10(A)は、通信装置10(B)の増設に応じて、増設された通信装置(B)に切り替えるベアラを決定する。通信装置10(A)は、切り替えるベアラに関する情報を、制御信号として通信装置10(C)に通知する(動作S1)。通信装置10(A)は、例えば、通信装置10(B)のアドレスと、切替対象のベアラの識別子とを含むベアラ情報を通信装置10(C)に通知する。
通信装置10(C)は、通信装置10(A)から通知された情報に応じて、通信装置10(B)と切り替え後のベアラを構築するための制御信号を送信する(動作S2)。通信装置10(C)は、例えば、端末制御用のセッション情報と切替対象のベアラの識別子とを含むベアラ情報を、通信装置10(B)に通知する。
通信装置10(B)は、通信装置10(C)から通知された情報に対して、応答を送信する(動作S3)。通信装置10(B)は、例えば、端末制御用のセッション情報と切替対象のベアラの識別子とを含むベアラ情報を、通信装置10(C)に通知する。
そして、通信装置10(C)は、例えば、通信装置10(A)から通知された情報に対して、応答を送信する(動作S4)。
制御信号の交換に応じて、通信装置10(A)−(C)は、端末制御用のセッションおよびベアラの切り替えを実行する。図5の例では、通信装置(A)と(C)との間に設定された端末制御用のセッション(1)およびベアラ(1)が、通信装置(B)と(C)との間の端末制御用のセッション(2)およびベアラ(2)に切り替えられる。例えば、通信装置10(C)は、通信装置10(A)から通知された情報に基づいて、ベアラの宛先を、通信装置10(A)から(B)に切り替える。
第1の実施形態によれば、上述の例のように、通信装置10は、対向ネットワークノードとの間のベアラのみを切り替えることができるので、ベアラ構築手順の再実行による通信サービスの停止等を回避できる。
2.第2の実施形態
本発明の第2の実施形態によれば、ネットワークノードの機能を仮想マシン上で提供することにより、通信システムのリソース制御を仮想マシンの増設あるいは減設等により実行することができる。従って、通信システムのリソース制御がソフトウェアにより実行可能となり、リソース制御がより容易かつ柔軟に実行できる。第2の実施形態の技術は、上述の第1の実施形態、後述の実施形態のいずれにも適用可能である。
2.1)実施例1
以下、図6−図11を参照しながら、第2の実施形態の実施例1について詳細に説明する。
図6は、基地局2、ゲートウェイ3、MME4等のネットワークノードの機能を仮想マシン上で運用可能なサーバ20の構成例を示す。サーバ20は、ネットワークノードの機能に対応する仮想ネットワーク機能(VNF:Virtual Network Function)21および制御部22を含む。
VNF21は、例えば、上述した第1の実施形態による通信装置10と同様の機能、すなわち制御部11および切替部12の機能を有する。これらの機能は、上述の第1の実施形態で説明された通りであるから、詳細な説明は省略される。
制御部22は、ネットワークノードの機能を有するVNF21を仮想マシン上で運用できる。制御部22は、図7に例示されるように、VM(Virtual Machine)制御部220およびパス制御部221を含む。
VM制御部220は、VNF21を仮想マシン上で運用できる。VNF21は、ベアラ切り替えのための制御信号を、対向するVNF21もしくは通信装置10に通知する機能(上述の制御部11に対応する機能)を有する。
例えば、VM制御部220は、仮想マシンのリソース制御(例えば、仮想マシンの起動、削除、停止の少なくとも1つ)を実行できる。VM制御部220は、例えば、他のサーバ20に新たな仮想マシンを起動することができる。
VM制御部220は、通信システムの状況に応じて、仮想マシンの起動、停止等を制御することもできる。例えば、VM制御部220は、通信システムの通信量、輻輳状況、サーバ20の負荷等に応じて、動的にVNF21の起動、停止等を実行する。また、例えば、VM制御部220は、VNF21を実行する仮想マシンの負荷に応じて、新たな仮想マシンを起動する等の制御を実行する。
パス制御部221は、受信した信号(パケット等)を、当該信号が属するベアラに対応するVNF21に転送する。パス制御部221は、例えば、VNF21が送信する制御信号を、ベアラの切り替え先のネットワークノードに転送することができる。
図8を参照しながら、S−GWの機能を有するVNF21(B)が増設されたことに応じて、VNF21(A)に対応する端末制御用セッションおよびベアラ(ベアラA1,A2)が切り替えられる例について説明する。なお、図8では、P−GW3は、上述の第1の実施形態の通信装置10により構成されるが、本発明は図8の例に限定されない。VNF21の対向P−GW3は、仮想マシン上で運用される仮想ネットワーク機能で構成されてもよい。
図8の例では、VNF21(A)のIPアドレスは“a”、対向ネットワークノードであるP−GWのIPアドレスは“c”である。VNF21(A)とP−GW3との間のベアラA1、A2のベアラ識別子(TEID:Tunnel Endpoint Identifier)は、それぞれ、“X−U”、“Y−U”である。また、VNF21(A)とP−GW3との間の端末制御用セッションの識別子(TEID)は、それぞれ、“X−C”、“Y−C”である。増設されたVNF21(B)のIPアドレスは、“b”である。
VNF21(A)は、例えば、切り替えの対象となるベアラ毎に、制御信号を対向する通信装置10に通知する。VNF21(A)は、例えば、切り替えの対象となるベアラの切り替え先のVNF21のアドレスと、切り替え対象のベアラを使用している端末の識別子(例えばIMSI)と、切り替え対象のベアラに対応する通信パス識別子(例えばEPS Bearer ID)とを含む情報を、制御信号により対向P−GWに通知する。P−GW3は、通知された情報に基づいて、VNF21(B)と新たにセッションを構築する(図8の端末制御用セッションおよびベアラB1、B2)。
P−GW3は、VNF21(B)に対して、P−GW3のIPアドレスと、切り替え対象のベアラを使用している端末の識別子と、切り替え対象のベアラを使用している端末制御用セッションの識別子と、切り替え後のベアラに割り当てるベアラ識別子とを含む情報を、制御信号により通知する。同様に、VNF21(B)は、P−GW3に対して、VNF21(B)のIPアドレスと、切り替え対象のベアラを使用している端末制御用セッションの識別子と、切り替え後のベアラに割り当てるベアラ識別子とを含む情報を、制御信号により通知する。
図8では、VNF21(A)からVNF21(B)に、セッションとベアラが切り替えられる例が示されたが、本発明は図8の例に限定されない。例えば、通信装置10(ハードウェア)から、VNF21(ソフトウェア)に対してセッションとベアラが切り替えられてもよい(以降に説明される例でも同様である)。
次に、図9および図10を参照して、実施例1の動作例を説明する。
図9は、VNF21で構成された仮想S−GWと、P−GWとの間でベアラ(S5/S8ベアラ)を切り替える動作例を示す。なお、本発明は図9の例に限定されない。図9に例示された動作は、例えば、基地局とS−GW間のS1−Uベアラ等、他のベアラの切り替えにも適用可能である。また、MME4とS−GW間のS11インターフェース、基地局2とMME4間のS1インターフェース等の、端末制御用のセッション情報の切り替えにも適用可能である。
図9において、VNF21(B)に対応する仮想マシンが起動されると(動作S100)、それに応じて、VNF21(A)は、例えば、VNF21(B)に切り替えるベアラに関する通信ステータスを、起動されたVNF21(B)に移行する(動作S101)。
VNF21(A)は、P−GW3に対して、制御信号を送信する(動作S102)。VNF21(A)は、例えば、ベアラの切り替え先であるVNF21(B)のIPアドレスと、切り替え対象のベアラを使用している端末の識別子と、切り替え対象のベアラの通信パス識別子とを含む情報を制御信号としてP−GWに通知する。VNF21(A)は、例えば、3GPPの技術標準仕様書(TS23.401)の5.3.2章に開示されたInitial Attach手順におけるModify Bearer Request、あるいはCreate Session Requestを用いて、制御信号を通知できる。なお、VNF21は、Initial Attach手順の他のメッセージを発行せず、当該手順の一部であるModify Bearer RequestあるいはCreate Session Requestのみを発行することができる。なお、VNF21は、他のメッセージにより制御信号を通知してもよい。
VNF21(A)は、複数のベアラに関する情報を、制御信号により通知できる。VNF21(A)は、例えば、PDNコネクション群を特定するためのCSID(Connection Set Identifier)を、複数のベアラに関する情報として制御信号により通知できる。
VNF21は、例えば、仮想マシンの負荷あるいはサーバ20の負荷に基づいて、ベアラを切り替えるための制御信号を発行するか否かを決定できる。例えば、VNF21は、仮想マシンの負荷が所定の閾値よりも高い場合あるいは仮想マシンを運用するサーバ20の負荷が所定の閾値よりも高い場合に、ベアラを他のVNF21に切り替えるための制御信号を発行できる。図9の例では、VNF21(A)は、例えば、VNF21(A)を運用する仮想マシンの負荷が所定の閾値よりも高いため、新たに起動されたVNF21(B)にベアラを切り替えるために制御信号を発行する。VNF21(A)は、例えば、仮想マシンの負荷に応じて、VNF21(B)に切り替えられるベアラの数を決定できる。
P−GW3は、VNF21(A)とP−GW3との間に設定されていた端末制御セッションおよびベアラをVNF21(B)とP−GW3との間に新たに設定するために制御信号を交換する(動作S103〜S104)。その後、P−GW3は、VNF21(A)に動作S102で受信した制御信号に対する応答を返す(動作S105)。
VNF21(A)とP−GW3との間に設定されていたベアラは、VNF21(B)とP−GW3との間に新たに設定されるベアラに切り替えられる(動作S106)。
図10は、VNF21で構成された仮想S−GWとP−GWとの間でベアラ(S5/S8ベアラ)を切り替える動作例、ここではVNF21(B)が削除される場合の動作例を示す。なお、本発明は図10の例に限定されない。図10に例示された動作は、例えば、基地局とS−GW間のS1−Uベアラ等、他のベアラの切り替えにも適用可能である。また、MME4とS−GW間のS11インターフェース、基地局2とMME4間のS1インターフェース等の、UE制御用のセッション情報の切り替えにも適用可能である。
削除されるVNF21(B)は、例えば、VNF21(B)に設定されている全てのベアラに関する通信ステータスを、他のVNF(図10の例では、VNF21(A))に移行する(動作S107)。
VNF21(B)は、例えば、VNF21(B)に設定されているベアラ毎に、P−GW3に対して制御信号を送信する(動作S108)。VNF21(B)が送信する制御信号は、上述の図9の動作S102での制御信号と同様なので、詳細な説明は省略される。
P−GW3は、VNF21(B)とP−GW3との間に設定されていた端末制御セッションおよびベアラを、VNF21(A)とP−GW3との間に新たに設定するために制御信号を交換する(動作S109〜S110)。その後、P−GW3は、VNF21(B)に動作S108での制御信号に対する応答を返す(動作S111)。図10の動作S109〜S111の制御信号は、上述の図9のS103〜S105と同様なので、詳細な説明は省略される。
削除されるVNF21(B)に設定されているベアラは、VNF21(A)に切り替えられる(動作S112)。 VNF21(B)は、例えば、全てのベアラが切り替えられた後に削除される(動作S113)。
2.2)実施例2
上述した実施例1では、ネットワークノード毎にVNF21が構築される例が説明されたが、実施例2では、ネットワークノードが有する詳細な機能毎にVNF21が構築される例を示す。
VM制御部220は、ネットワークノードが有する詳細な機能毎に、VNF21を運用することができる。例えば、図1に例示されたネットワークノードは、以下に例示されるように、信号処理に関する複数の機能を有する。VM制御部220は、例えば、以下に例示された個別の機能毎に、VNF21を運用できる。
ゲートウェイ3(P−GW):
・パケットを処理する機能(U−Plane機能)
・制御シグナリングを処理する機能(C−Plane機能)
・通信に応じた課金状態を管理する機能(PCEF:Policy and Charging Enforcement Function)
・QoS等のポリシーを制御する機能(PCRF:Policy and Charging Rule Function)
・通信を傍受するための合法的傍受(LI:Lawful Interception)機能
ゲートウェイ3(S−GW):
・パケットを処理する機能(U−Plane機能)
・制御シグナリングを処理する機能(C−Plane機能)
MME4:
・制御シグナリングを処理する機能(C−Plane機能):例えば、通信用のセッションの設定・解放、ハンドオーバーの制御等
・HSS(Home Subscriber Server)と連携して、通信システムの加入者情報を管理する機能
基地局2:
・デジタルベースバンド信号処理を行う機能
・アナログRadio Frequency(RF)信号処理を行う機能
図11は、実施例2によるサーバ20の構成例を示す。サーバ20の制御部22は、ネットワークノードが有する個別の機能毎に、VNF21を構築できる。図11の例では、仮想ゲートウェイ3(S−GWもしくはP−GW)が、C−Plane機能とU−Plane機能の各々に対応するVNF21で構成される。
図12は、U−Planeの機能を有するVNF21(C)の増設に応じて、VNF21(B)に対応するベアラ(ベアラA1,A2)が切り替えられる例を示す。
図12の例において、C−Plane機能を有するVNF21(A)が、対向P−GW3との間で制御信号を交換する。また、C−Plane機能を有するVNF21(A)は、U−Plane機能を有するVNF21(B)、(C)によるベアラ切り替えを制御できる。その他の動作は図8で説明された例と同様なので、詳細な説明は省略される。
図13は、S−GWのU−Plane機能を有するVNF21(C)に対応する仮想マシンが起動された場合の動作例を示す。
U−Plane機能を有するVNF21(C)に対応する仮想マシン(VM)が起動される(動作S114)。VNF21(B)は、起動されたVNF21(C)に対して、VNF21(B)が有する通信ステータスを移行してもよい。
S−GWのC−Plane機能を有するVNF21(A)は、P−GW3に対して、VNF21(B)から、起動されたVNF21(C)に切り替えるベアラに関する制御信号を通知する(動作S115)。VNF21(A)は、例えば、VNF21(C)に切り替えるベアラ毎に、制御信号を通知する。VNF21(A)は、例えば、VNF21(C)のアドレスと切り替え後のTEIDとを含む情報を、制御信号によりP−GW3に通知する。VNF21(A)は、複数のベアラに関する情報を、制御信号によりP−GW3に通知することもできる。
VNF21(B)とP−GW3との間に設定されたベアラは、VNF21(C)とP−GW3との間のベアラに切り替えられる(動作S116)。S116の動作により、VNF21(C)とP−GW3との間に、ダウンリンク用(P−GW3からVNF21(C))のベアラが設定される。アップリンク用のベアラ切り替えのため、P−GW3は、C−Plane機能を有するVNF21(A)に対して、制御信号を送信してもよい。例えば、P−GW3は、P−GW3のIPアドレスと、アップリンク用のベアラのTEIDとを含む情報を、制御信号により送信してもよい。但し、対向ネットワークノードであるP−GW3は、VNF21(A)に対して、制御信号を送信するか否かは任意である。
2.3)実施例3
上述した実施例1では、VNF21に対応する仮想マシンが起動、停止等された場合に通信ステータスを移行する例が説明されたが(図9−図10参照)、実施例3では、VNF21が通信ステータスの移行を回避可能な構成例を示す。VNF21が通信ステータスの移行を回避することにより、仮想マシンの起動、停止等が実行されてからベアラ切り替えまでに要する期間が短縮される。ベアラ切り替えまでに要する期間が短縮されることで、通信システムのパフォーマンスが向上する。
図14に例示するように、サーバ20は、複数のVNF21により共有される共有DB23を含む。共有DB23を用いることで、それぞれのVNF21に関する通信ステータスを集中管理できる。つまり、それぞれのVNF21は、通信ステータスを直接管理せず、共有DB23に格納する。例えば、信号処理によって通信ステータスが変更された場合、各VNF21は、変更された通信ステータスを共有DB23に格納する。共有DB23は、サーバ20がアクセス可能な外部ストレージでもよい。
それぞれのVNF21は、例えば、制御部22のパス制御部221を介して、共有DB23にアクセスできる。パス制御部221は、各VNF21と共有DB23とを接続できる。それぞれのVNF21は、パス制御部221を介して共有DB23にアクセスし、共有DB23により通信ステータスを管理できる。
通信ステータスには、例えば、ベアラコンテキストのようなベアラの状態を示す情報等が記憶される。ベアラコンテキストについては、例えば、3GPPの技術仕様書(TS23.401 V12.3.0)の5.7章等に記載されている。
実施例3は、上述の第1の実施形態にも適用可能である。例えば、それぞれの通信装置10が共有DB23に通信ステータスを格納することにより、各通信装置10は、通信ステータスを他の通信装置10に移行することを回避できる。
図15および図16に示すように、実施例3によるベアラ切替動作では、図9の動作S101および図10の動作S107の通信ステータス移行動作が回避されている。その他の動作、すなわち、図15の動作S117〜S122は図9の動作S100、S102〜S106で、図16の動作S123〜S128は図10の動作S108〜S113で、それぞれ説明された通りなので、詳細な説明は省略される。
2.4)実施例4
基地局は、デジタルベースバンド信号処理を行う機能と、アナログRF(Radio Frequency)信号処理を行う機能とを有するが、実施例4による通信システムの基地局では、ベースバンド信号処理機能と無線信号処理機能とが分離されている。
<システム構成>
図17に例示するように、実施例4による通信システムでは、基地局2が、ベースバンド処理部21(以下、BBU:Base Band Unit)と無線部25(以下、RRH:Remote Radio Head)とに分離される。BBU21とRRH25は、ネットワーク24を介して互いに接続される。
実施例4では、サーバ20で運用されるVNF21が、BBUの機能を提供する。
BBUの機能を有するVNF21は、上位ネットワーク(たとえば通信事業者のバックホールネットワークあるいはコアネットワーク)に接続され、無線基地局の制御・監視とデジタルベースバンド信号処理を実行する。デジタルベースバンド信号処理は、レイヤ2信号処理とレイヤ1(物理レイヤ)信号処理を含む。レイヤ2信号処理は、(i) データ圧縮/復元、
(ii) データ暗号化、
(iii) レイヤ2ヘッダの追加/削除、
(iv)データのセグメンテーション/コンカテネーション、及び
(v) データの多重/分離による転送フォーマットの生成/分解、
のうち少なくとも1つを含む。
たとえばE−UTRAの場合、レイヤ2信号処理は、Radio Link Control(RLC)及びMedia Access Control(MAC)の処理を含む。物理レイヤ信号処理は、伝送路符号化/復号化(Channel Coding/Decoding)、変調/復調(Modulation/Demodulation)、拡散/逆拡散(Spreading/De−spreading)、リソースマッピング、及びInverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。
RRH25は、アナログRF信号処理を担当し、移動局にエア・インタフェースを提供する。アナログRF信号処理は、D/A変換、A/D変換、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、増幅などを含む。
図17に例示するように、実施例4のサーバ20はBBUの機能を有するVNF21と制御部22とを有する。
サーバ20の制御部22は、BBUの機能を有するVNF21を運用できる。サーバ20は、ネットワーク24を介して、RRH25と接続される。制御部22のパス制御部221は、例えば、BBUの機能を有するVNF21とRRH25との間のリンクを構築することができる。例えば、パス制御部221は、VNF21とRRH25との間に、ピアツーピアのリンクを構築できる。
制御部22は、BBUのC−Plane機能を有するVNF21と、BBUのU−Plane機能を有するVNF21とを運用してもよい。
<動作>
図18は、BBUの機能を有するVNF21(B)が起動された場合の例を示す。
図18において、VNF21(A)は、VNF21(B)の起動(動作S129)に応じて、MME4に対して制御信号を送信する(動作S130)。例えば、VNF21(A)は、MME4に対して、VNF21(A)から(B)に切り替えるベアラに関する情報を、制御信号により送信する。VNF21(A)は、切り替えるベアラ毎に、制御信号を送信できる。また、VNF21(A)は、複数のベアラに関する情報を、制御信号により送信できる。動作S130で送信される情報は、例えば、切り替え先のVNF21(B)のIPアドレスと、切り替え後のTEIDとを含む。
MME4は、VNF21(A)から受信した情報に基づいて、S−GW3に対して制御信号を送信する(動作S131)。例えば、MME4は、S−GW3に対して、VNF21(A)から(B)に切り替える(VNF21(B)⇒S−GW3方向)ベアラに関する情報を、制御信号により要求する。MME4は、切り替えるベアラ毎に、制御信号を送信できる。また、MME4は、複数のベアラに関する情報を、制御信号により要求できる。
S−GW3は、MME4からの要求に応じて、VNF21(A)から(B)に切り替える(VNF21(B)⇒S−GW3方向の)ベアラ情報をMME4に送信する(動作S132)。例えば、S−GW3は、S−GW3のIPアドレスと、VNF21(B)⇒S−GW3方向用のベアラのTEIDとを含む情報を、制御信号によりMME4へ送信する。MME4は、受信した情報を、制御信号により、VNF21(B)に送信する(動作S133)。
VNF21(B)は、VNF21(A)から(B)に切り替える(S−GW3⇒VNF21(B)方向の)ベアラ情報をMME4に送信する(動作S134)。例えば、VNF21(B)は、VNF21(B)のIPアドレスと、S−GW3⇒VNF21(B)方向用のベアラのTEIDとを含む情報を、制御信号によりMME4送信する。
MME4は、VNF21(B)から受信した情報を、制御信号によりS−GW3に送信する(動作S135)。S−GW3は、動作S135で受信した情報に対する応答をMME4に送信する(動作S136)。MME4は、S−GW3から受信した情報に基づいて、VNF21(A)に対して制御信号を送信する(動作S137)。
こうして、VNF21(A)が動作S130の制御信号に対する応答として動作S137の制御信号を受信すると、VNF21(A)とS−GW3との間に設定されていたベアラは、VNF21(B)とS−GW3との間に新たに設定されるベアラに切り替えられる(動作S138)。
2.5)実施例5
以下で説明する実施例5では、P−GWの機能を有するVNF21のリソース制御に応じて、上位ネットワーク(例えば、インターネット)側のルータのルーティングテーブルがアップデートされる。
実施例5によれば、P−GWの機能を有するVNF21の起動、停止等に応じて、上位ネットワーク側のルータを制御できるので、上位ネットワーク側からのダウンリンクトラフィックの中断等を回避できる。
図19に例示する実施例5による通信システムでは、P−GWの機能を有するVNF21のリソース制御に応じて、上位ネットワークのルータ6を制御可能である。以下、図20を参照して、実施例5の動作について説明する。
図20に例示するシーケンスは、P−GWの機能を有するVNF21(B)が起動され、VNF21(A)からVNF21(B)にベアラが切り替えられた場合の動作例を示す。
図20において、VNF21(B)が起動され(動作S127)、VNF21(A)のベアラの少なくとも一部が、起動されたVNF21(B)に切り替えられるものとする。ベアラの切り替え動作は、上述した他の実施例で説明された動作と同様なので、詳細な説明は省略される。
VNF21(A)は、ルータ6に対して、制御信号を送信する(動作S128)。VNF21(A)は、ベアラ切り替えの実行前に、ルータ6に対して、ルーティングテーブルをアップデートするための制御信号を送信してもよい。なお、ベアラの切り替え後に、VNF21(B)が、ルータ6に対して制御信号を送信してもよい。
VNF21(A)は、例えば、ベアラに対応するUEのアドレスと、当該UEに対応する仮想P−GW(図20の例では、VNF21(B))のアドレスとを含む情報を、制御信号として送信する。
ルータ6は、受信した制御信号に基づいて、UE宛てのトラフィックが、ベアラの切り替え先の仮想P−GW(図20の例では、VNF21(B))に転送されるようにルーティングテーブルを更新する(動作S129)。ルータ6は、更新されたルーティングテーブルに基づいて、トラフィックを転送する。
2.6)実施例6
実施例6では、P−GWの機能を有するVNF21のリソース制御に応じて、VNF21とPCRF7との対応関係を切り替える例を示す。
図21に例示するように、実施例6による通信システムでは、P−GWの機能を有するVNF21の起動、停止等に応じて、VNF21とPCRF7との対応関係を切り替える。以下、図22を参照して実施例6の動作について説明する。
図22は、P−GWの機能を有するVNF21(B)が起動され、VNF21(A)からVNF21(B)にベアラが切り替えられた場合の動作例を示す。
図22において、VNF21(B)が起動され(動作S130)、VNF21(A)のベアラの少なくとも一部が、起動されたVNF21(B)に切り替えられるものとする。ベアラの切り替え動作は、上述した他の実施例で説明された動作と同様なので、詳細な説明は省略される。
VNF21(A)は、PCRF7に対して、制御信号を送信する(動作S131)。VNF21(A)は、ベアラ切り替えの実行前に、PCRF7に対して、制御信号を送信してもよい。なお、ベアラの切り替え後に、VNF21(B)が、PCRF7に対して制御信号を送信してもよい。
VNF21(A)は、例えば、ベアラに関する情報と、当該ベアラに対応する仮想P−GW(図20の例では、VNF21(B))のアドレスとを含む情報を、制御信号として送信する。
PCRF7は、受信した制御信号に基づいて、VNF21との対応関係を切り替える(動作S132)。
3.第3の実施形態
本発明の第3の実施形態は、上述の第1の実施形態および第2の実施形態で開示された技術、後述の実施形態で開示される技術のいずれにも適用可能である。
第3の実施形態によれば、制御装置30が、通信装置10あるいはVNF21のリソース制御を実行し、特に複数の通信装置10あるいはVNF21のリソース制御を集中制御することにより、通信システムの運用効率を向上させることができる。
3.1)制御装置の構成例1
図23に例示するように、制御装置30は、リソース制御部31およびインターフェース32を含み、インターフェース32を介して、通信装置10やサーバ20と通信できる。
リソース制御部31は、通信装置10あるいはVNF21のリソースを制御する。リソース制御部31は、例えば、VNF21を運用するための仮想マシンの起動、停止等のリソース制御を、サーバ20の制御部22に指示することができる。また、例えば、リソース制御部31は、通信システムにプールされている通信装置10を起動して通信システムに組み入れる等のリソース制御も可能である。なお、本実施形態は、以降、リソース制御部31が、VNF21に基づくリソース制御を実行する例により説明される。
リソース制御部31は、インターフェース32を介して、サーバ20の制御部22に、リソース制御のための指示を送信できる。制御部22によるリソース制御は、例えば、上記の第2の実施形態で示された例と同様である。
3.2)動作例1
図24は、制御装置30によるVNF21(S−GW機能を有するVNF)の起動に応じて、P−GWとVNF21との間のベアラを切り替える例を示す。なお、制御装置30は、図24に示された動作例以外に、例えば、VNF21の停止等のリソース制御も可能である。
制御装置30のリソース制御部31は、サーバ20に対して、VNF21(B)を運用するための仮想マシンの起動を指示する(動作S20)。サーバ20の制御部22は、指示に応じて、仮想マシンを起動する。リソース制御部31は、例えば、VNF21が提供する機能の種別(S−GW機能、P−GW機能、PCEF機能等)をサーバ20への指示に含めることができる。
VNF21(A)は、VNF21(B)の起動に応じて、VNF21(A)からVNF21(B)に切り替えるベアラを決定し、P−GW3に対して制御信号を送信して、ベアラ切替手順を開始する(動作S21)。ベアラ切替手順で使用する制御信号は、上述の実施形態(例えば、図5のS1〜S4)と同様なので、詳細な説明は省略される。
VNF21(A)とP−GW3との間に設定されていたベアラは、VNF21(B)とP−GW3との間のベアラに切り替えられる(動作S22)。ベアラ切り替えの動作は、上述の実施形態(例えば、図5のS5)と同様なので、詳細な説明は省略される。
3.3)動作例2
図25に例示するように、制御装置30は、VNF21に対して、制御信号の発行を指示することができる。
図25において、制御装置30のリソース制御部31は、VNF21(B)に対応する仮想マシンの起動を、サーバ20の制御部22に指示する(動作S23)。
リソース制御部31は、VNF21(A)に対して、ベアラ切り替えを指示する(動作S24)。リソース制御部31は、例えば、仮想マシンの負荷、サーバ20の負荷等に基づいて、ベアラの切り替え元とするVNF21を決定できる。例えば、リソース制御部31は、負荷が所定の閾値よりも高い仮想マシンで運用されているVNF21あるいは負荷が所定の閾値よりも高いサーバで運用されているVNF21を、ベアラの切り替え元とするVNF21に決定する。図25の例では、リソース制御部31は、VNF21(A)を、ベアラの切り替え元に決定し、VNF21(A)に対してベアラ切り替えを指示する。リソース制御部31は、VNF21(A)に対して、切り替えるベアラを指定することもできる。
VNF21(A)は、指示に応じて、P−GW3に対して制御信号を発行して、ベアラ切替手順を開始し(動作S25)、ベアラを切り替える(動作S26)。その他の動作は、上述の実施形態と同様なので、詳細な説明は省略される。
3.4)制御装置の構成例2
図26および図27を参照して、制御装置30の他の構成例を示す。図26に例示されるように、制御装置30は、リソース制御部31およびインターフェース32の他に、ステータス収集部33および管理DB(Data Base)34を含む。
ステータス収集部33は、サーバ20から情報を収集する。例えば、ステータス収集部33は、収集した情報に基づいて、図27に例示される構成の情報を管理DB34に格納する。管理DB34は、例えば、VNF21の識別子(VNF Identifier)により各VNF21を識別し、VNF ID毎に情報を管理する。
ステータス収集部33は、それぞれのVNF21に対応する状況を、管理DB34に格納できる。ステータス収集部33は、例えば、各VNF21に対応する仮想マシンあるいはサーバ20の負荷状況(図27のVM LoadやServer Load)を収集し、管理DB34に格納できる。ステータス収集部33は、例えば、各VNF21に関連する通信経路の負荷状況(図27のNW Load)を収集することもできる。
リソース制御部31は、管理DB34に格納された情報に基づいて、リソース制御を実行できる。例えば、リソース制御部31は、仮想マシン、サーバ20の負荷等に応じて、仮想マシンの起動、停止等を実行できる。また、リソース制御部31は、管理DB34に格納された情報に基づいて、ベアラの切り替え元とするVNF21を決定できる。
リソース制御部31は、所定の閾値と、管理DB34の情報とを比較し、比較結果に基づいてリソース制御を実行できる。例えば、リソース制御部31は、VNF21を運用する仮想マシンの負荷(図27のVM Load)が所定の閾値を超過した場合、同種の機能を有するVNF21を運用する仮想マシンの起動をサーバ20に指示する。また、例えば、リソース制御部31は、サーバ20の負荷(図27のServer Load)が所定の閾値を超過した場合、負荷が所定の閾値以下の他のサーバ20に、新たに仮想マシンを起動することを指示する。
4.第4の実施形態
本発明の第4の実施形態は、上述の第1−第3の実施形態で開示された技術、後述の実施形態で開示された技術のいずれにも適用可能である。
第4の実施形態によれば、複数のベアラが属するグループ毎に、ベアラを切り替えることができる。グループ毎にベアラが切り替えられるので、ベアラ切り替えに要する時間が短縮される。
<ベアラ切替の概要>
図28に例示されるように、本実施形態によるシステムでは、S−GWの機能を有するVNF21(B)が起動され、VNF21(A)とP−GW3との間に設定された複数のベアラがグループ単位で切り替えられる。
VNF21(A)は、P−GW3に対して、ベアラグループに属する複数のベアラに関する情報を含む制御信号を送信する。例えば、VNF21(A)は、ベアラの切り替え先となるVNF21のアドレスと、グループに属する複数のベアラの新たなTEIDとを含む情報を、制御信号により送信する。図28の例では、VNF21(A)は、ベアラグループに属する複数のベアラ(ベアラ:A11−A1n)に関する情報を、制御信号によりP−GW3に送信する。アップリンク用(VNF21からP−GWへのベアラ)のベアラA11−A1nは、ベアラB11−B1nに切り替えられる。
P−GW3は、ベアラの切り替え先となるVNF21(B)に対して、ダウンリンク用(P−GW3からVNF21へのベアラ)のベアラを切り替えるための制御信号を送信する。図28の例では、ダウンリンク用の複数のベアラ(A21−A2n)は、それぞれ、複数のベアラ(B21−B2n)に切り替えられる。
その他の動作は図8と同様なので、詳細な説明は省略される。
VNF21は、複数のベアラをグループ化する機能を有する。VNF21は、複数のベアラをグループ化し、図28の例のように、グループ毎にベアラを切り替えることができる。
<ベアラのグループ化>
図29に例示するベアラ管理DB210に基づいて、VNF21は、ベアラグループを管理できる。図29の例では、VNF21は、ベアラに関する属性に基づいて、ベアラをグループ化する。ベアラに関する属性の例を以下に示す。
・端末1の滞在エリア(E−UTRAN Cell ID等)
・端末1に関する課金特性(通常課金、プリペイド課金、フラットレート等)
・端末1の通信状態(一定期間に一定量以上の通信をしたか否か)
・端末1がMTC(Machine Type Communication)デバイスであるか否か
・端末1が属するMTCデバイスグループ
・端末1が通信するMTCアプリケーションの種別
・オペレータID(端末1が接続しているコアネットワークのオペレータのID)
・端末1が接続しているPacket Data Network(PDN)
・QoS特性
・端末1の状態(IDLE状態、CONNECTED状態):IDLE状態は、例えば、端末1がコアネットワークとの間でセッション管理およびモビリティ管理のための制御信号の継続的な交換を行っていない状態、あるいは基地局との無線接続が解放(Release)された状態等である。CONNECTED状態は、例えば、端末1がコアネットワークとの間でセッション管理およびモビリティ管理のための制御信号の継続的な交換を行っている状態、あるいは基地局と無線接続している状態等である。
なお、上記の属性は例示であり、VNF21は、他の属性によりベアラをグループ化することも可能である。
VNF21は、標準仕様書(3GPP TS23.401)の5.7章に開示されているEPS Bearer Contextのうち、UEに関する情報に基づいてベアラをグループ化することが可能である。
VNF21は、端末1の利用者と通信事業者との契約内容に応じて、ベアラをグループ化することが可能である。例えば、VNF21は、他の利用者よりも高額の契約を通信事業者と締結した利用者(たとえば、Premium Subscriber)に関するベアラをグループ化することが可能である。また、VNF21は、通常契約の利用者に関するベアラをグループ化することが可能である。
VNF21は、端末1の位置に関する情報(たとえば、GSP情報、端末1がアタッチしている基地局情報等)に応じて、ベアラをグループ化することが可能である。例えば、VNF21は、GPS情報、端末1がアタッチしている基地局に関する情報等に基づいて、位置が互いに近接する端末1に関するベアラをグループ化することが可能である。
VNF21は、ベアラのQoS(Quality of Service)情報に応じて、ベアラをグループ化することが可能である。例えば、VNF21は、各ベアラに対応するQCI(Quality Class Indicator)に応じて、ベアラをグループ化することが可能である。例えば、VNF21は、優先度が所定値よりも低いQCIに対応するベアラをグループ化し、VNF21が新たに起動された場合に、比較的低い優先度のグループに属するベアラを新たに起動されたVNF21に切り替えるように制御する。通常、ベアラが新たに起動されたVNF21に切り替えられると、通信に遅延等が発生し、ユーザのQoE(Quality of Experience)が低下する。しかしながら、比較的低い優先度のグループのベアラだけを切り替え対象にすることで、QoEの低下を低優先のベアラに限ることができる。
なお、上述したベアラに関する属性のなかにあるMTC(Machine Type Communication)は、例えばスマートメータ、自動販売機など、必ずしも人間の介入を必要としないデータ通信の形態を意味する。MTCは、技術標準仕様書(3GPP TS22.368等)で標準化が進められている。MTCデバイスは、特定の時間(例えば、「毎日、PM12:00」とか「毎週金曜日、AM3:00」等)に通信を行う場合が想定されるので、多数の同種のMTCデバイス(例えば、スマートメータ)が同じ時間に通信を開始すると、大量のトラフィックが特定の時間に発生する可能性がある。そこで、VNF21は、MTCデバイスに関するベアラを、MTCデバイスに関するベアラを専用に扱うVNF21に切り替える。これにより、MTCデバイスに関する通信が非MTCデバイスに関する通信のパフォーマンスを低下させる事態を抑止できる。また、通信システムのオペレータは、MTCデバイスが通信を開始すると想定される時間に、MTCデバイス専用のVNF21を運用する仮想マシンが動的に起動されるように通信システムを運用することもできる。また、オペレータは、MTCデバイスの通信が完了した場合に、MTCデバイス専用のVNF21を運用する仮想マシンを削除するように、通信システムを運用してもよい。
VNF21は、PDNコネクション群を特定するためのCSIDに応じて、複数のベアラをグループ化することもできる。
各ベアラのTEIDは、グループに属する複数のベアラの各々のTEIDを一括して識別できるように割り当てられてもよい。例えば、TEIDは、グループに属する複数のベアラの各々に対して、32bitの情報で構成されるTEIDの上位24bitが同一となるように割り当てられる。このようにTEIDを割り当てることにより、VNF21は、TEIDの上位24bitの情報により、グループに属する複数のベアラを一括して識別できる。
例えば、図30のベアラ管理DB210の例のように、VNF21は、TEIDのビットマスク(ここでは、TEIDの上位24bit)に基づいて、ベアラのグループを管理できる。
<制御装置>
図31に例示するように、VNF21と同様に、制御装置30が複数のベアラをグループとして管理することもできる。制御装置30は、上述の実施形態で例示された構成例に加え、ベアラ管理DB35を含む。
ベアラ管理DB35は、例えば、図29あるいは図30で例示した構成の情報を格納することができる。つまり、ベアラ管理DB35は、上述の属性等に基づいて設定されたベアラグループに関する情報を有する。リソース制御部31は、ベアラ管理DB35を参照し、VNF21等のリソース制御を実行できる。
リソース制御部31は、例えば、上述の第3の実施形態の例のように、仮想マシンの負荷、サーバ20の負荷等に応じて、VNF21を運用する仮想マシンのリソース制御を、サーバ20に指示する。
リソース制御部31は、例えば、上記のリソース制御により新たに起動される仮想マシンに割り当てるベアラグループを、ベアラ管理DB35を参照して決定できる。
リソース制御部31は、上述の属性によるベアラグループを、新たに起動された仮想マシン上で運用されるVNF21に割り当てる。例えば、リソース制御部31は、同一のQoS特性を有する複数のベアラを、新たに起動された仮想マシン上で運用されるVNF21に割り当てる。また、例えば、リソース制御部31は、同一のMTCデバイスグループに関する複数のベアラを、新たに起動された仮想マシン上で運用されるVNF21に割り当てる。
リソース制御部31は、グループに属するベアラの切り替えを、VNF21に指示できる。VNF21は、指示に応じて、グループに属する複数のベアラを切り替える。例えば、リソース制御部31は、切り替え元のVNF21に、グループに属する複数のベアラの切り替えを指示する。例えば、リソース制御部31は、切り替え元のVNF21に対して、グループに対応する属性(例えば、QCI値、TEIDのビットマスク、MTCデバイスグループ等)を含む情報を通知する。VNF21は、通知された情報に対応するベアラを、切り替え先のVNF21に切り替える。
5.第5の実施形態
本発明の第5の実施形態は、上述の第1−第4の実施形態で開示された技術に適用可能である。
第5の実施形態によれば、制御装置30は、サーバ20に対して運用ポリシーを設定できる。サーバ20が、設定された運用ポリシーに基づいて、自律的にリソース制御を実行できるので、通信システムの運用効率が向上する。
図32に例示するように、制御装置30は、管理インターフェース36、ポリシーDB37を含む。その他の構成は、上述の実施形態と同様である。
図33に例示するように、ポリシーDB37は、リソース制御ポリシー370とベアラ切り替えポリシー371とを含む。リソース制御ポリシー370は、サーバ20が、VNF21を運用する仮想マシンのリソース制御を、自律的に実行するためのポリシーである。ベアラ切り替えポリシー371は、サーバ20が、ベアラ切り替えを自律的に実行するためのポリシーである。
通信システムのオペレータは、管理インターフェース36を介して、ポリシーDB37の情報を構築できる。管理インターフェース36は、例えば、GUI(Graphical User Interface)を、オペレータに提供できる。オペレータは、管理インターフェース36が提供するGUIを利用して、制御装置30に運用ポリシーを設定できる。
リソース制御ポリシー370の例を以下に示す。
・VNF21を運用する仮想マシンの負荷が所定の閾値を超過した場合、制御部22は同一機能を有するVNF21を運用する仮想マシンを起動する。
・VNF21を運用する仮想マシンの負荷が所定の閾値以下となった場合、制御部22は当該仮想マシンを停止する。制御部22は、停止される仮想マシンに対応するベアラを、他の仮想マシン上で運用されるVNF21に切り替える。
・システムの通信負荷が所定の閾値を超過した場合、制御部22は、VNF21を運用する仮想マシンを起動する。
・C−Planeの信号の増加率が所定の閾値を超過した場合、制御部22は、C−Plena機能(例えば、S−GWやP−GWのC−Plane機能、MME機能)を有するVNF21を運用する仮想マシンを起動する。
制御装置30のリソース制御部31は、上述のリソース制御ポリシー370を、サーバ20の制御部22に通知する。制御部22は、通知されたポリシーに基づいて、自律的に仮想マシンを制御する。
ベアラ切り替えポリシー371の例を以下に示す。
・VNF21を運用する仮想マシンの負荷が所定の閾値を超過した場合、VNF21は同一機能を有するVNF21にベアラを切り替える。
・VNF21を運用する仮想マシンの負荷が所定の閾値を超過した場合、VNF21は同一機能を有するVNF21にベアラを切り替える。VNF21は、仮想マシンの負荷に応じて、他のVNF21に切り替えられるベアラの数を決定する。
・VNF21を運用する仮想マシンの負荷が所定の閾値を超過した場合、VNF21は同一機能を有するVNF21にベアラを切り替える。VNF21は、ベアラグループ毎にベアラを切り替える。
・VNF21を運用する仮想マシンの負荷が所定の閾値を超過した場合、VNF21は同一機能を有するVNF21にベアラを切り替える。VNF21は、ベアラの優先度に応じて、切り替えるベアラを決定する。
・VNF21を運用する仮想マシンの負荷が所定の閾値以下となった場合、制御部22は当該仮想マシンを停止する。停止されるVNF21は、自身に対応するベアラを、他の仮想マシン上で運用されるVNF21に切り替える。
・C−Plane信号を処理するVNF21(例えば、S−GWやP−GWのC−Plane機能、MME機能)の負荷が所定の閾値を超過した場合、VNF21は、C−Plane信号を処理する他のVNF21にベアラを切り替える。
制御装置30のリソース制御部31は、上述のベアラ切り替えポリシー371を、VNF21に通知する。VNF21は、通知されたポリシーに基づいて、自律的にベアラを切り替える。
第5の実施形態では、上記のリソース制御ポリシー370およびベアラ切り替えポリシー371が制御装置30によりサーバ20に設定される例を示した。但し、本発明は第5の実施形態に限定されない。例えば、リソース制御ポリシー370は、サーバ20の制御部22に予め設定されていてもよい。また、例えば、ベアラ切り替えポリシー371は、VNF21に予め設定されていてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記したそれぞれの実施形態に限定されるものではない。本発明は、各実施形態の変形・置換・調整に基づいて実施できる。また、本発明は、各実施形態を任意に組み合わせて実施することもできる。即ち、本発明は、本明細書の全ての開示内容、技術的思想に従って実現できる各種変形、修正を含む。また、本発明は、SDN(Software−Defined Network)の技術分野にも適用可能である。
1 端末
2 基地局
3 ゲートウェイ
4 MME
5 SGSN
6 ルータ
7 PCRF
10 通信装置
11 制御部
12 切替部
20 サーバ
21 仮想ネットワーク機能
22 制御部
220 VM制御部
221 パス制御部
23 共有DB
24 ネットワーク
25 RRH
30 制御装置
31 リソース制御部
32 インターフェース
33 ステータス収集部
34 管理DB
35 ベアラ管理DB
36 管理インターフェース
37 ポリシーDB
370 リソース制御ポリシー
371 ベアラ切替ポリシー

Claims (44)

  1. 端末に対応付けられた通信パスを介して前記端末に通信サービスを提供する通信システムにおけるサーバであって、
    第一のセッションを介して対向ネットワークノードと通信するネットワーク機能を、仮想マシンで運用可能な第一の手段と、
    前記第一のセッションを第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送可能な第二の手段と
    を含むことを特徴とするサーバ。
  2. 前記第二の手段は、前記通信パスの一部を構成する前記第一のセッションを前記第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送可能である
    ことを特徴とする請求項1のサーバ。
  3. 前記第二の手段は、端末制御用信号である前記第一のセッションを前記第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送可能である
    ことを特徴とする請求項1または2のサーバ。
  4. 前記第一の手段は、前記通信パスの一部を構成する複数種類のセッションのうち、前記第一のセッションを、前記第一のセッションと同種の第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能を、前記仮想マシンで運用可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項のサーバ。
  5. 前記第一の手段は、前記通信パスを維持したまま、前記通信パスの一部を構成する前記第一のセッションを、前記第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能を、前記仮想マシンで運用可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項のサーバ。
  6. 前記第二の手段は、前記通信パスを構築するために用いられる複数種類の制御信号の一部の制御信号を、前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して転送可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項のサーバ。
  7. 前記第二の手段は、前記通信システムを構成する複数種類のネットワークノードのうち、前記第一のセッションに対応する前記対向ネットワークノードに対して、前記制御情報を転送可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項のサーバ。
  8. 前記第二の手段は、前記第一のセッションが他のネットワーク機能に対応付けられる前記第二のセッションに切り替えられたことに応じて前記ネットワーク機能が発行した前記制御情報を、前記対向ネットワークノードに転送可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項のサーバ。
  9. 前記第一の手段は、前記ネットワーク機能を運用する前記仮想マシンのリソース制御を実行可能であり、
    前記第二の手段は、前記リソース制御に応じて前記第一のセッションから切り替えられる前記第二のセッションに関する情報を含む前記制御情報を、前記第一のセッションに対応する前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに転送可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項のサーバ。
  10. 前記第一の手段は、前記ネットワーク機能を運用する前記仮想マシンの起動あるいは停止の少なくとも1つによるリソース制御を実行可能であり、
    前記第二の手段は、前記リソース制御に応じて新たに運用されるネットワーク機能に対応付けられた前記第二のセッションに関する情報を含む前記制御情報を、前記対向ネットワークノードに転送可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項のサーバ。
  11. 前記第一の手段は、前記ネットワーク機能を運用する前記仮想マシンのリソースを他のサーバに移すことが可能であり、
    前記第二の手段は、前記他のサーバで運用される前記仮想マシンで運用されるネットワーク機能に対応付けられた前記第二のセッションに関する情報を含む前記制御情報を、前記対向ネットワークノードに転送可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項のサーバ。
  12. 前記第一の手段は、信号処理に関する複数の機能に対応する複数の前記ネットワーク機能を、各ネットワーク機能にそれぞれ対応する複数の仮想マシンで運用可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項のサーバ。
  13. 前記第二の手段は、通信ステータスを制御する複数の前記ネットワーク機能と、前記ネットワーク機能の各々の前記通信ステータスを管理する共有データベースとを接続可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項のサーバ。
  14. 前記第二の手段は、前記通信パスの一部を構成する複数の前記第一のセッションを前記複数の第一のセッションにそれぞれ対応する第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記複数の第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項のサーバ。
  15. 前記第一の手段は、MTC(Machine Type Communication)デバイスである端末に対応する前記第一のセッションを、前記MTCデバイス用の仮想マシンに対応付けられる前記第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能を運用可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項のサーバ。
  16. 前記第一の手段は、前記仮想マシンのリソースを制御する制御装置からの指示に応じて、前記仮想マシンのリソース制御を実行可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項のサーバ。
  17. 前記第一の手段は、前記仮想マシンのリソースを制御する制御装置から、前記通信システムの状況に応じて通知された指示に応じて、前記仮想マシンのリソース制御を実行可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項のサーバ。
  18. 前記第一の手段は、制御装置から通知された運用ポリシーに基づいて、前記仮想マシンのリソースを自律制御することが可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項のサーバ。
  19. 前記第二の手段は、前記ネットワーク機能が、制御装置から通知された運用ポリシーに基づいて前記第一のセッションが前記第二のセッションに切り替えられたことに応じて発行した前記制御情報を、前記対向ネットワークノードに転送可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項のサーバ。
  20. 端末に対応付けられた通信パスを介して前記端末に通信サービスを提供する通信システムにおける通信方法であって、
    第一のセッションを介して対向ネットワークノードと通信するネットワーク機能を、仮想マシンで運用し、
    前記第一のセッションを第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送する
    ことを特徴とする通信方法。
  21. 前記通信パスの一部を構成する前記第一のセッションを前記第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送する
    ことを特徴とする請求項20の通信方法。
  22. 端末制御用信号である前記第一のセッションを前記第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送する
    ことを特徴とする請求項20または21の通信方法。
  23. 前記通信パスの一部を構成する複数種類のセッションのうち、前記第一のセッションを、前記第一のセッションと同種の第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能を、前記仮想マシンで運用する
    ことを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項の通信方法。
  24. 前記通信パスを維持したまま、前記通信パスの一部を構成する前記第一のセッションを、前記第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能を、前記仮想マシンで運用する
    ことを特徴とする請求項20乃至23のいずれか1項の通信方法。
  25. 前記通信パスを構築するために用いられる複数種類の制御信号の一部の制御信号を、前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して転送する
    ことを特徴とする請求項20乃至24のいずれか1項の通信方法。
  26. 前記通信システムを構成する複数種類のネットワークノードのうち、前記第一のセッションに対応する前記対向ネットワークノードに対して、前記制御情報を転送する
    ことを特徴とする請求項20乃至25のいずれか1項の通信方法。
  27. 前記第一のセッションが他のネットワーク機能に対応付けられる前記第二のセッションに切り替えられたことに応じて、前記ネットワーク機能が発行した前記制御情報を、前記対向ネットワークノードに転送する
    ことを特徴とする請求項20乃至26のいずれか1項の通信方法。
  28. 前記ネットワーク機能を運用する前記仮想マシンのリソース制御を実行し、
    前記リソース制御に応じて前記第一のセッションから切り替えられる前記第二のセッションに関する情報を含む前記制御情報を、前記第一のセッションに対応する前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに転送する
    ことを特徴とする請求項20乃至27のいずれか1項の通信方法。
  29. 前記ネットワーク機能を運用する前記仮想マシンの起動あるいは停止の少なくとも1つによるリソース制御を実行し、
    前記リソース制御に応じて新たに運用されるネットワーク機能に対応付けられた前記第二のセッションに関する情報を含む前記制御情報を、前記対向ネットワークノードに転送する
    ことを特徴とする請求項20乃至28のいずれか1項の通信方法。
  30. 前記ネットワーク機能を運用する前記仮想マシンのリソースを他のサーバに移し、
    前記他のサーバで運用される前記仮想マシンで運用されるネットワーク機能に対応付けられた前記第二のセッションに関する情報を含む前記制御情報を、前記対向ネットワークノードに転送する
    ことを特徴とする請求項20乃至29のいずれか1項の通信方法。
  31. 前記通信パスの一部を構成する複数の前記第一のセッションを前記複数の第一のセッションにそれぞれ対応する第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記複数の第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送する
    ことを特徴とする請求項20乃至30のいずれか1項の通信方法。
  32. MTC(Machine Type Communication)デバイスである端末に対応する前記第一のセッションを、前記MTCデバイス用の仮想マシンに対応付けられる前記第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能を運用する
    ことを特徴とする請求項20乃至31のいずれか1項の通信方法。
  33. 信号処理に関する複数の機能に対応する複数の前記ネットワーク機能を、各ネットワーク機能にそれぞれ対応する複数の仮想マシンで運用する
    ことを特徴とする請求項20乃至32のいずれか1項の通信方法。
  34. 通信ステータスを制御する複数の前記ネットワーク機能と、前記ネットワーク機能の各々の前記通信ステータスを管理する共有データベースとを接続する
    ことを特徴とする請求項20乃至33のいずれか1項の通信方法。
  35. 前記仮想マシンのリソースを制御する制御装置からの指示に応じて、前記仮想マシンのリソース制御を実行する
    ことを特徴とする請求項20乃至34のいずれか1項の通信方法。
  36. 前記仮想マシンのリソースを制御する制御装置から、前記通信システムの状況に応じて通知された指示に応じて、前記仮想マシンのリソース制御を実行する
    ことを特徴とする請求項20乃至35のいずれか1項の通信方法。
  37. 制御装置から通知された運用ポリシーに基づいて、前記仮想マシンのリソースを自律制御する
    ことを特徴とする請求項20乃至36のいずれか1項の通信方法。
  38. 前記ネットワーク機能が制御装置から通知された運用ポリシーに基づいて前記第一のセッションが前記第二のセッションに切り替えられたことに応じて発行した前記制御情報を、前記対向ネットワークノードに転送する
    ことを特徴とする請求項20乃至37のいずれか1項の通信方法。
  39. 端末に対応付けられた通信パスを介して前記端末に通信サービスを提供する通信システムにおける制御装置であって、
    第一のセッションを介して対向ネットワークノードと通信するネットワーク機能を、仮想マシンで運用するサーバと通信するためのインターフェースと、
    前記インターフェースを介して、前記サーバに前記仮想マシンの制御を指示可能な制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第一のセッションを第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能に対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を前記対向ネットワーク機能に発行することを指示可能である
    ことを特徴とする制御装置。
  40. 前記制御手段は、前記通信パスの一部を構成する複数種類のセッションのうち、前記第一のセッションを、前記第一のセッションと同種の第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能を運用する前記仮想マシンの制御を、前記サーバに指示可能である
    ことを特徴とする請求項39の制御装置。
  41. 前記制御手段は、前記通信パスを維持したまま、前記通信パスの一部を構成する前記第一のセッションを、前記第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能を運用する前記仮想マシンの制御を、前記サーバに指示可能である
    ことを特徴とする請求項39または40の制御装置。
  42. 前記制御手段は、前記ネットワーク機能に対して、前記通信パスを構築するために用いられる複数種類の制御信号の一部の制御信号を前記対向ネットワークノードに発行することを指示可能である
    ことを特徴とする請求項39乃至41のいずれか1項の制御装置。
  43. 前記制御手段は、前記ネットワーク機能に対して、前記通信システムを構成する複数種類のネットワークノードのうち、前記第一のセッションに対応する前記対向ネットワークノードに前記制御情報を発行することを指示可能である
    ことを特徴とする請求項39乃至42のいずれか1項の制御装置。
  44. 端末に対応付けられた通信パスを介して前記端末に通信サービスを提供する通信システムにおけるコンピュータに、
    第一のセッションを介して対向ネットワークノードと通信するネットワーク機能を、仮想マシンで運用する処理と、
    前記第一のセッションを第二のセッションに切り替える前記ネットワーク機能から前記対向ネットワークノードに対して、前記第二のセッションに関する情報を含む制御情報を転送する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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