JP6485352B2 - 受信装置、方法、コンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本願は動画のデータを処理する機能を有する送信装置から、受信装置に動画のデータを無線LANを用いて送信する技術に関する。
動画のデータを処理する機能を有する装置としては、例えば、デジタルのビデオカメラがある。ビデオカメラは動画のデータを生成する。大抵のビデオカメラは、それに内蔵する記録媒体に動画のデータを記録し、多くの場合は有線で動画のデータを外部の機器に出力できるようになっている。
ところで、外部の機器がディスプレイを備えている場合には、特にビデオカメラにディスプレイがない場合においては、その外部の機器のディスプレイをビデオカメラのディスプレイ(モニタ)として利用可能である。しかも、外部の機器とビデオカメラを無線で結んだ場合には、ビデオカメラと外部の機器をケーブルで接続する手間や、ケーブルが存在すること自体による鬱陶しさや、ケーブルの長さ等に起因するビデオカメラと外部の機器との位置関係の制約がないから、便利なことこの上ない。
そして、今や大いに普及した携帯端末は、上述の如き外部の機器になりうる。携帯端末には、ノート型パソコン、スマートフォン、タブレット等が含まれるが、これらはディスプレイ備えており、また、無線LANの機能が実装されていることが殆どである。
また、動画のデータを処理する機能を有する装置としては、コンピュータ、例えばノート型パソコンがある。そして、あるノート型パソコンのディスプレイに表示されている画像を、他のノート型パソコンを始めとする携帯端末のディスプレイに表示させることができれば例えば、以下の場合便利である。
会議におけるプレゼンテーションでは、プロジェクタが知られている。プレゼンテーションを行う場合、プレゼンテーターは、ノート型パソコン等と接続されたプロジェクタから所望の画像をスクリーン等に投影する。会議に出席している聴衆は、投影された画像を見ながらプレゼンテーターのプレゼンテーションを聞き、見る。ここで、プレゼンテーターが操作するノート型パソコンのディスプレイに表示されている画像を、聴衆が持つ携帯端末のディスプレイに表示させることができれば便利である。そうすれば、紙の配布資料は必要なくなるし、また、プロジェクタにより投影された画像から遠い人が、特にその画像に小さい字が含まれている場合にその画像を認識するのに苦労する、ということもなくなる。これは別にプレゼンテーションへの応用のみならず、観劇を行う、或いはコンサートを見る、或いはスポーツを観戦する来場者に、一つのノート型パソコン等から、来場者に対して所望の情報発信を行うような応用も可能である。上述のような仕組みは言ってみれば、「規模の小さな、簡易版のテレビ放送システム」のようなものであり、そのようなものが実現できれば、まったく新しい需要を喚起できる可能性がある。
上述のいずれの例も、動画のデータを処理する機能を有する送信装置から、携帯端末を始めとするディスプレイを備える受信装置に、動画のデータを無線LANで送ることにより実現可能なシステムである。
しかし、そのようなことを実現するにも制約がある。
それは、一般的な動画のデータは、現存する無線LANが持つ回線速度では、送るのが難しいという点である。そのために、送信する動画のフレームレートを下げることが必要になる。
しかしながら、そのような製品を本願発明者は試作してみたものの、更なる課題が生じた。無線LANによるデータの送受信では送受信されるデータが破損する事態がしばしば生じる。そのような場合に、フレームレートを下げた動画に、予定されていないフレームが交じると、その動画は大変見苦しいものとなる。
本願発明は、動画のデータを処理する機能を有する送信装置から、携帯端末を始めとするディスプレイを備える受信装置に、動画のデータを無線LANで送ることのできる、特に受信装置のディスプレイで見る動画が見苦しくないようにできる実用的な技術を提供することをその課題とする。
本願発明者は、上述の課題を解決するために、以下のような発明を提案する。
本願発明は、動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えている送信装置、と組合せて用いられるものであり、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっている受信装置である。
そして受信装置は、ディスプレイと、前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付手段と、前記受付手段で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長手段と、前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定手段と、前記判定手段により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定手段により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御手段と、を有する。
この受信装置は、送信装置から無線LANにて動画のデータを受取る。受信装置が受取る動画のデータは、送信装置で処理される動画のデータから適宜抜き出された画像データを連続させたものである。画像データは1画面分の画像のデータであり、1フレーム分の画像のデータである。これは、送信装置で処理の対象となる元々の動画のデータから要するに、無線LANの送信速度で送るに問題のない程度に適当にコマ落ちさせたデータに相当する。
更に、送信装置から無線LANで送られる画像データは、所定の形式、例えばJPEG方式で圧縮することによりその容量を小さくしてから、送信装置から受信装置へ送られるので、無線LANの送信速度についての制約は、本願の受信装置においては、少なくとも実用できるという意味では問題はない。
また、本願の受信装置は、画像データ(伸長した後の、又は伸長して得られる画像データの双方の意味を含む。)に圧縮データとされる前の画像データから変化がないか判定する判定手段と、判定手段により元の画像データから変化がないと判定された伸長された画像データに基づく画像をディスプレイに表示するとともに、判定手段により元の画像データから変化があったと判定された伸長された画像データに基づく画像をディスプレイに表示しないように制御する表示制御手段とを備えている。
したがって、本願の受信装置は、基本的には、画像データの連続により、上述のようにコマ落ちさせた動画のデータをそのディスプレイに表示させるものではあるものの、破損した画像データによる予定しない画像(フレーム)は更に、そのコマ落ちさせた動画のデータから落とされることになる。それにより、受信装置のディスプレイで表示される動画のフレーム数は更に落ちる可能性はあるものの、それと、予定しない画像(フレーム)が受信装置のディスプレイで表示される動画に混在することによる見苦しさを本願発明者が評価したところによれば、フレーム数を更に落としても予定しない画像(フレーム)を除いた動画の方が、見るものに与える印象が良いということが判明した。
したがって、本願の受信装置は、動画のデータを処理する機能を有する送信装置から、ディスプレイを備える受信装置に、動画のデータを無線LANで送ることのできる技術であり、また、特に受信装置のディスプレイで見る動画が見苦しくないようにできる実用的な技術を提供するものとなる。
ところで、本願発明は、送信装置から受信装置に対してデータを送信するときに、UDP(User Datagram Protocol)を用いる技術と大変親和性が高い。UDPは、それと並んでよく知られている通信のプロトコルであるTCP(Transmission Control Protocol)とは異なり、送信装置から受信装置に対して、一対一のみではなく、一対多の通信を行えるプロトコルである。そして、このプロトコルは、送信装置と受信装置との間でいわゆるシェイクハンドを行わないものであり、通信速度が早いという特性を有する。これは、圧縮して容量が小さくなったとは言え画像データを、送信装置から受信装置へ送信する本願発明に、そして、特にプレゼンテーションに本願発明が応用される場合の多くがそうであるような一対多の通信が必要な場合にまさに向いている。しかしながら、UDPを用いた通信では、TCPを用いた通信とは異なり、送達確認が省略されるので、データの完全性が保証されない。したがって、破損した画像データによる予定しない画像(フレーム)を、コマ落ちさせた動画のデータから更に落とすという処理は、UDPによる通信の欠点を補いUDPによる通信のリ店のみを強調するものとなる。
本願の受信装置は、上述のように、画像データに圧縮データとされる前の画像データから変化がないか判定する判定手段を備えている。
判定手段が、画像データに圧縮データとされる前の画像データから変化がないかをどのように判定するかについては、特に制限がない。
例えば、前記判定手段は、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと同じ場合には、元の画像データから変化がないと判定し、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと異なる場合には、元の画像データから変化があったと判定するようになっていても良い。これは、画像データの大きさに変化がないことをもって、画像データに変化がないと見做すという判定手法である。
この場合、前記送信装置は、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの元となった画像データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっており、前記判定手段は、前記容量情報で特定される大きさを、前記画像データの予定されていた大きさとして扱うようになっていても良い。上述のように、画像データが予定されていた大きさと異なるか否かを判定するためには、受信装置は、画像データの「予定されていた」大きさ、つまり基準となる画像データの大きさを把握していなければならない。それは、送信装置と受信装置に予めインストールされているコンピュータプログラム等によって予め決定しておくことも可能であるが、各画像データの大きさにそもそも相違が生じることもある。そこで、送信装置が、圧縮データを送信するために用いるデータのヘッダに上述の如き容量情報を書き込むこととし、受信装置がその容量情報により特定される画像データの大きさを、画像データの「予定されていた」大きさとして用いることとすれば、各画像データの大きさに相違があっても、受信装置は、画像データの大きさに変化が生じたか否かを、画像データの大きさに基いて判定できるようになるし、また、送信装置と受信装置の間で予め、画像データの大きさについての基準を取決めておく必要がなくなる。
画像データの大きさに変化があったか否かは、例えば、以下のようにして判定することができる。その説明に先立ち、送信装置から受信装置に送られることになる圧縮データを含む送信対象となるデータのデータ構造をまず説明する。送信装置から受信装置に送られるデータは一般に、圧縮データの圧縮形式を示す情報を含むヘッダ、ヘッダの後に続く、その後に続くデータ部とヘッダとを区別するスタートブロック、スタートブロックの後に続く、本願では圧縮データそのものに相当するデータ部、データ部の終わりを示すストップブロックを備えている。そして、上述のデータ構造を持つ送信対象となるデータは、一般に、同じ大きさの複数のパケットに分割して、送信装置から受信装置に送信される。最初のパケットには多くの場合、ヘッダとスタートブロックと、データ部の最初の部分が含まれ、2つ目以降のパケットには、分割されたデータ部がそれぞれ含まれ、最後のパケットには、データ部の終りの部分とストップブロックとが含まれる(なお、最後から2つ目のパケットにデータ部のデータがぴったり収まった場合には、最後のパケットにはデータ部が含まれないことになる。)。このようなデータ構造のデータを受取った場合、受信装置は、以下の内容を基準として用いて、画像データの大きさに変化があったか否かを判定することができる。以下の内容を基準とするとき、受信側コンピュータは、以下の内容に対する回答がYesの場合には、画像データの大きさに変化があったと、その回答がNoの場合には画像データの大きさに変化がないと判定する。
A)スタートブロックとストップブロックの間にあるデータ部のデータの大きさが、送信装置と受信装置の間で予め決定されていた、或いはヘッダに記載されていたデータの大きさと異なる?
B)あるパケットに含まれるデータの大きさが、送信装置と受信装置の間で予め決定されていた、或いはヘッダに記載されていたデータの大きさと異なり、且つそのパケットにストップブロックが含まれていない?
C)スタートブロック以降に、圧縮データの圧縮形式を示す情報が含まれている?
上記Cをより普遍化するのであれば、前記送信装置は、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに含まれるべき情報が、前記圧縮データに含まれているときに、元の画像データから変化があると判定するようになっていてもよい、ということになる。つまり、この場合のヘッダに含まれるべき情報の一例が、上記Cの場合の圧縮データの圧縮形式を示す情報である。
或いは、前記判定手段は、前記圧縮データが予定されていた大きさと同じ場合には、前記圧縮データを伸長して得られる画像データに元の画像データから変化がないと判定し、前記圧縮データが予定されていた大きさと異なる場合には元の画像データから変化があったと判定するようになっていても良い。これは、圧縮データの大きさに変化がないことをもって、画像データに変化がないと見做すという判定手法である。上述の場合には、画像データの大きさを基準として画像データの大きさに変化があったか否かを判定し、それに基いて、画像データに変化があったか否かを判定することとしていた。その場合には、圧縮データを伸長して画像データに戻してからでないとその判定を行うことができない。圧縮データの大きさに変化がないことをもって、画像データに変化がないと見做すというこの手法によれば、圧縮データを伸長する前に、画像データに変化があったか否かを判定することも可能である。圧縮データの大きさに変化があったのであれば、その圧縮データは伸長する必要がない。
この場合、前記送信装置は、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっており、前記判定手段は、前記容量情報で特定される大きさを、前記圧縮データの予定されていた大きさとして扱うようになっていても良い。ヘッダに画像データの大きさについての容量情報を記載する場合と同様の理屈で、各圧縮データの大きさにそもそも相違がある場合に対応できるようになるし、また、送信装置と受信装置の間で予め、圧縮データの大きさについての基準を取決めておく必要がなくなる。
前記送信装置は、前記画像データの所定の位置に、前記画像データとは無関係なデータである判定用データを含めるようになっており、前記判定手段は、圧縮データを伸長して得られた画像データの予定された位置に、予定されていた内容の前記判定用データが存在する場合には、元の画像データから変化がないと判定し、圧縮データを伸長して得られた前記画像データの予定された位置に、予定されていた内容前記判定用データが存在しない場合には、元の画像データから変化があったと判定するようになっていてもよい。これは、画像データの予定された位置に、予定された内容の判定用データが存在することをもって、画像データに変化がないと見做すという判定手法である。
この場合、前記送信装置は、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの元となった画像データのどこに、どのような前記判定用データを含めたかを特定するための判定用データ特定情報を記載するようになっており、前記判定手段は、前記判定用データ特定情報で特定される位置と、内容を、画像データの予定された位置に、予定されていた内容の判定用データが存在するか否か判定する際の基準として用いるようになっていてもよい。画像データの予定された位置に、予定された内容の判定用データが存在するか否かを判定するためには、受信装置は、画像データのどこに、どのようなデータが存在するかという基準となる位置と、基準となる内容を把握していなければならない。この基準となる位置と、基準となる内容は、送信装置と受信装置に予めインストールされているコンピュータプログラム等によって予め決定しておくことも可能であるが、扱われる画像データの種類によってはそれが予め決められたものだけであると、上述の如き判定を行えない場合が生じることも考えられる。そこで、送信装置が、圧縮データを送信するために用いるデータのヘッダに上述の如き判定用データ特定情報を書き込むこととし、受信装置がその判定用データ特定情報によって特定される画像データのどこに、どのような前記判定用データを含めたかという情報を、画像データの予定された位置に、予定された内容の判定用データが存在するかどうかの判定の基準に用いることができるようになるから、扱われる画像データの種類に起因して、画像データの大きさに変化が生じたか否かの判定ができなくなる、という事態を避けられるし、また送信装置と受信装置の間で予め、画像データのどこにどのような内容のデータを含めておくかということについての取決めをしておく必要もなくなる。
或いは、前記送信装置は、前記圧縮データの所定の位置に、前記圧縮データとは無関係なデータである判定用データを含めるようになっており、前記判定手段は、圧縮データの予定された位置に、予定されていた内容の前記判定用データが存在する場合には、その圧縮データを伸長して得られる画像データに元の画像データから変化がないと判定し、圧縮データの予定された位置に、予定されていた内容の前記判定用データが存在しない場合には、その圧縮データを伸長して得られる画像データに元の画像データから変化があったと判定するようになっていてもよい。これは、画像データでなく、圧縮データの予定された位置に、予定された判定用データが存在することをもって、画像データに変化がないと見做すという判定手法である。この手法によれば、圧縮データを伸長して画像データとする前に、画像データに変更があったか否かの判定を行える。画像データに変更があったと見做された場合には、その圧縮データは伸長する必要がない。
この場合、前記送信装置は、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データのどこに、どのような前記判定用データを含めたかを特定するための判定用データ特定情報を記載するようになっており、前記判定手段は、前記判定用データ特定情報で特定される位置と、内容を、圧縮データの予定された位置に、予定されていた内容の判定用データが存在するか否か判定する際の基準として用いるようになっていても良い。扱われる画像データの種類、或いは圧縮データの種類に起因して、画像データに変化が生じたか否かの判定ができなくなる、という事態を避けられるし、また送信装置と受信装置の間で予め、圧縮データのどこにどのような内容のデータを含めておくかということについての取決めをしておく必要もなくなる。
前記圧縮データは、1秒間に数回〜数十回前記送信装置から前記受信装置に送られるようになっており、前記受付手段は、1秒間に数回〜数十回前記送信装置から前記圧縮データを受付けるようになっていても良い。
この程度のフレーム数の動画であれば、受信装置のディスプレイで動画を見る者が動画をある程度滑らかな動画として認識でき、また、現行の無線LANの送信速度で送受信を行うにも無理がない。
受信装置は、無線LANでの通信が可能な、ディスプレイを有するコンピュータ(演算装置を含む装置)であり、例えば、携帯端末である。携帯端末には、ノート型パソコン、スマートフォン、タブレットが少なくとも含まれる。
送信装置は、動画のデータを処理するものであり、無線LANでの通信が可能なコンピュータ(演算装置を含む装置)であれば良い。例えば、ノート型パソコン、スマートフォン、タブレット等の携帯端末がこれに当たる。ただし、デスクトップ型パソコンや、ビデオカメラのようなディスプレイを含まないものもこれに含まれる。
本願の受信装置と同様の作用効果を生じる方法をも本願発明者は本願発明として提案する。
その方法の一例は、動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えている送信装置、と組合せて用いられるものであり、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっているとともに、ディスプレイを有する受信装置にて実行される方法である。
そして、その方法は、前記受信装置が実行する、前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付過程と、受付過程で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長過程と、前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定過程と、前記判定過程により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定過程により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御過程と、を含む。
本願の受信装置と同様の作用効果を生じるコンピュータプログラムをも本願発明者は本願発明として提案する。
そのコンピュータプログラムの一例は、動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えている送信装置、と組合せて用いられるものであり、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっているとともに、ディスプレイを有するコンピュータに、前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付過程と、受付過程で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長過程と、前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定過程と、前記判定過程により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定過程により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御過程と、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
本願出願人はまた、本願の受信装置と同様の作用効果を生じるものとして、通信システムをも提案する。
その通信システムは、例えば、動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えている送信装置と、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっている受信装置と、を含んでなる通信システムであって、前記受信装置は、ディスプレイと、前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付手段と、前記受付手段で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長手段と、前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定手段と、前記判定手段により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定手段により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御手段と、を有する、通信システムである。
第1実施形態の通信システムの概観を示す図。 図1に示した通信システムに含まれる送信側コンピュータのハードウエア構成を示す図。 図1に示した通信システムに含まれる送信側コンピュータの内部に形成される機能ブロックを示すブロック図。 図1に示した通信システムに含まれる通信装置のハードウエア構成を示す図。 図1に示した通信システムに含まれる通信装置の内部に形成される機能ブロックを示すブロック図。 図1に示した通信システムに含まれる通信装置に送られるアナログ信号を説明するための図。 図1に示した通信システムに含まれる受信側コンピュータのハードウエア構成を示す図。 図1に示した通信システムに含まれる受信側コンピュータの内部に形成される機能ブロックを示すブロック図。 変形例4の通信システムに含まれる受信側コンピュータの内部に形成される機能ブロックを示すブロック図。 第2実施形態の通信システムの概観を示す図。 第2実施形態の通信システムに含まれるビデオカメラの構成を説明するための断面図。 第2実施形態の通信システムに含まれるビデオカメラの内部に形成される機能ブロックを示すブロック図。 第2実施形態の通信システムに含まれる受信側コンピュータの内部に形成される機能ブロックを示すブロック図。 第1実施形態の通信システムで、通信装置から受信側コンピュータに送信されるデータのデータ構造を説明するための図。
以下、本発明の第1〜第2実施形態について説明する。なお、各実施形態の説明において共通する対象には共通する符号を付すものとし、重複する説明は場合により省略するものとする。
≪第1実施形態≫
図1に第1実施形態における通信システムの概要を示す。
通信システムは、送信側コンピュータ100と、通信装置200と、複数の受信側コンピュータ300とを含んで構成されている。捉え方にもよるが、通信装置200、又は通信装置200と送信側コンピュータ100を組合せた装置が本願でいう送信装置であり、受信側コンピュータ300が本願でいう受信装置である。
この実施形態における通信システムは、これには限られないが、会議でのプレゼンテーションに用いられるものである。送信側コンピュータ100と通信装置200はプレゼンテーションを行うプレゼンテーター(或いはその補助者、以下同じ。)によって操作され、受信側コンピュータ300は聴衆によって操作される。受信側コンピュータ300は聴衆の私物である場合もあるし、プレゼンテーター或いはプレゼンテーターの協力者によって聴衆に配布乃至貸与されたものである場合もある。
送信側コンピュータ100は、コンピュータである。この実施形態の送信側コンピュータ100は、ディスプレイ101を備えたノート型コンピュータである。もっとも、送信側コンピュータ100は、デスクトップ型コンピュータのように外部のディスプレイ101と接続されるものであっても構わない。送信側コンピュータ100は、また、入力装置102を備えている。この実施形態の入力装置102はキーボードであるが、それに加えて、或いはそれに代えて、トラックボール、マウス、タッチパネル等の他の入力装置を送信側コンピュータ100が備えていても構わない。送信側コンピュータ100は、また、図示を省略の幾つかの出力端子を備えている。出力端子は公知のもので良く、この実施形態では、アナログ出力端子(例えば、アナログRGB端子、HDMI端子、DVI端子、ディスプレイポート、サンダーボルト端子等)が送信側コンピュータ100に存在するものとする。
送信側コンピュータ100は、公知のプレゼンテーション用のソフトウエアを搭載しておりプレゼンテーションを行うことができるようになっている。プレゼンテーション用のソフトウエアは、例えば、日本マイクロソフト株式会社製のPowerPoint(商標)である。プレゼンテーションに用いられる画像である表示画像はディスプレイ101に表示され、プレゼンテーターはそれを見ながらプレゼンテーションを行うことになる。
送信側コンピュータ100は、図2に示したようなハードウエアを備えている。
ハードウエアには、CPU111、ROM112、RAM113、インターフェイス114、ハードディスクドライブ115が含まれており、これらはバス116によって相互に接続されている。
CPU111は、演算を行う演算装置である。CPU111は、例えば、ROM112、或いはハードディスクドライブ115に記録されたコンピュータプログラムを実行することにより、後述する処理を実行する。なお、送信側コンピュータ100は、電子メールの送受信、インターネットのブラウジング、文書作成等のノート型パソコンが通常行える様々な機能を実行するものであっても良いし、この実施形態の送信側コンピュータ100もそのようなものであるが、ここでいうコンピュータプログラムは、本願発明の送信側コンピュータとしてこの送信側コンピュータ100を機能させるためのコンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムは、送信側コンピュータ100にプリインストールされていたものであっても良いし、事後的にインストールされたものであっても良い。このコンピュータプログラムの送信側コンピュータ100へのインストールは、メモリカード等の所定の記録媒体を介して行なわれても良いし、LAN或いはインターネットなどの通信回線を介して行なわれても構わない。
ROM112は、CPU111が後述する処理を実行するために必要なコンピュータプログラムやデータを記録している。ハードディスクドライブ115も同様であり、上記コンピュータプログラムやデータの一部、或いは全部が記録されている場合がある。ハードディスクドライブには、上述したプレゼンテーション用のソフトウエアに加え、電子メールの送受信、インターネットのブラウジング、文書作成等のノート型パソコンが通常行える様々な機能を実行するためのコンピュータプログラムが記録されている。
RAM113は、CPU111が処理を行うために必要なワーク領域を提供する。また、RAM113には、CPU111が処理を行った結果生成されたデータが記録されうる。RAM113の一部が後述するフレームバッファとなっている。
インターフェイス114は、バス116で接続されたCPU111やRAM113等と外部との間でデータのやり取りを行うものである。インターフェイス114には、上述の入力装置102と図示を省略のアナログ出力端子が接続されている。入力装置102からの操作内容は、インターフェイス114から入力されるようになっているとともに、インターフェイス114からアナログ出力端子へ出力されたデータは、アナログ出力端子から外部へ出力されるようになっている。また、インターフェイス114には、ディスプレイ101が接続されており、ディスプレイ101に表示される表示画像を制御するためのデータがインターフェイス114を介して出力されるようになっている。
CPU111がコンピュータプログラムを実行することにより、送信側コンピュータ100内部には、図3で示されたような機能ブロックが生成される。なお、以下の機能ブロックは、上述のコンピュータプログラム単体の機能により生成されていても良いが、上述のコンピュータプログラムと、送信側コンピュータ100にインストールされたOSその他のコンピュータプログラムとの協働により生成されても良い。
送信側コンピュータ100の内部には、操作信号解析部121、制御部122、表示画像データ生成部123が生成される。
操作信号解析部121は、入力装置102から入力された操作信号の内容を解析する。この実施形態と関連する操作信号としては、プレゼンテーション用のソフトウエアの操作に関するものがある。例えば、プレゼンテーション用のソフトウエアにおける頁送りや、アニメーションの実行などに関する操作信号が入力装置102から入力されると、操作信号解析部121はその操作信号が上述の各内容を指定するものであると、その内容を解析する。操作信号解析部121が解析した操作内容は、制御部122に送られるようになっている。
制御部122は、ここではプレゼンテーション用のソフトウエアを実行する。制御部122は、入力装置102からプレゼンテーターが入力した操作信号の内容に関する、操作信号解析部121から受け取った情報に基いて、プレゼンテーション用のソフトウエアを実行する。その実行の結果についての信号は、表示画像データ生成部123に送られるようになっている。
表示画像データ生成部123は、制御部122から受付けたプレゼンテーション用のソフトウエアの実行結果についての信号に基いて、ディスプレイ101に表示されるべき表示画像についてのデータである表示画像データを生成するものである。表示画像データ生成部123で生成された信号は、ディスプレイ101と、図示を省略のアナログ出力端子に送られるようになっている。アナログ出力端子に送られる信号は、ディスプレイ101にその時点で表示されている表示画像についてのアナログ信号である。このアナログ信号は、動画の信号であり、フレームが連続する信号である。
次に、通信装置200について説明する。
通信装置200は、送信側コンピュータ100と接続されており、送信側コンピュータ100から受け取った、送信側コンピュータ100のディスプレイ101に表示されている表示画像と略同様の画像を受信側コンピュータ300の後述するディスプレイに表示させるためのデータを、複数の受信側コンピュータ300に送信するものである。
通信装置200は、コンピュータである。通信装置200は、また、入力装置202を備えている。この実施形態の入力装置202はテンキーであるが、キーボード、マウス、タッチパネルなどを入力装置202として用いることができる。通信装置200は、また、図示を省略の入力端子を備えている。
また、通信装置200は、無線LANの機能を実装している。無線LANの機能は、図示を省略の無線LAN通信部によって実現される。無線LANは、これには限らないがこの実施形態では、Wi−Fi(商標)である。Wi−Fiは、規格上デフォルトで、同時に、253台(識別用のデータに8ビットのデータを使用したとき)、或いは65533台(識別用のデータに16ビットのデータを使用したとき)のコンピュータと無線で通信を行える。無線LAN通信部は、UDP(User Datagram Protocol)を用いて、以下に説明するデータを、受信側コンピュータ300へ送るようになっている。
通信装置200は、図4に示したようなハードウエアを備えている。
ハードウエアには、CPU211、ROM212、RAM213、インターフェイス214が含まれており、これらはバス216によって相互に接続されている。
CPU211、ROM212、RAM213、インターフェイス214、及びバス216の機能は基本的に、送信側コンピュータ100に含まれていたCPU111、ROM112、RAM113、インターフェイス114と変わらない。
ただし、RAM213には、この通信装置200が実行する後述の処理を行うために用いられるコンピュータプログラムと、データが記録されている。このコンピュータプログラムは、必ずしもこの限りではないが、通信装置200にプリインストールされていたものである。通信装置200は、入力端子として、アナログ入力端子を備えている。
この実施形態のアナログ入力端子は、送信側コンピュータ100のアナログ出力端子とアナログケーブル100Aで接続されている。そして、アナログ入力端子には、アナログケーブル100Aを介して、送信側コンピュータ100の表示画像データ生成部123で生成され、アナログ出力端子から出力された表示画像についてのアナログ信号が入力されるようになっている。
インターフェイス214は、バス216で接続されたCPU211やRAM213等と外部との間でデータのやり取りを行うものである。インターフェイス214には、上述の入力装置202と図示を省略のアナログ入力端子が接続されている。入力装置202からの操作内容と、アナログ入力端子からのデータは、インターフェイス214から入力されるようになっている。また、インターフェイス214から無線LAN通信部に、後述するようにして各受信側コンピュータ300に送られる圧縮データが送られるようになっている。
CPU211がコンピュータプログラムを実行することにより、通信装置200内部には、図5で示されたような機能ブロックが生成される。なお、以下の機能ブロックは、上述のコンピュータプログラム単体の機能により生成されていても良いが、上述のコンピュータプログラムと、通信装置200にインストールされたOSその他のコンピュータプログラムとの協働により生成されても良い。
通信装置200の内部には、操作信号解析部221、制御部222、画像データ生成部223、圧縮部224、及び無線LAN制御部225が生成される。
操作信号解析部221は、入力装置202から入力された操作信号の内容を解析する。この実施形態では、入力装置202からは、後述する指定信号を指定するための情報である数値が入力される。入力装置202からその数値に関する操作信号が入力されると、操作信号解析部221はその操作信号が指定する数値を解析する。操作信号解析部221が解析した操作内容、つまり数値は、制御部222に送られるようになっている。なお、この数値に関する情報は、入力装置202からでなく、送信側コンピュータ100の入力装置102から入力されるようになっていても構わない。
制御部222は、その数値に基いて、通信装置200から各受信側コンピュータ300に後述のようにして送られた圧縮データを処理する、受信側コンピュータ300におけるソフトウエアを指定する数値を決定する。この数値は、この実施形態では、ポート番号、或いはその一部である。制御部222によって指定されるポート番号は、入力装置202から入力された数値そのものであってもよいし、それに何らかの演算を行なって得られた数値であってもよい。制御部222が決定したポート番号は、無線LAN制御部225に送られるようになっている。
画像データ生成部223には、アナログ入力端子から入力された表示画像についてのアナログ信号が入力されるようになっている。画像データ生成部223は、入力されたアナログ信号から画像データを生成する。上述したように、表示画像についてのアナログ信号は動画の信号であり、図6に示したように、フレームについての信号が連続したものとなっている。図6に示された信号中の一つの凸が、1フレーム分の、つまり、表示画像の1画面分の信号である。画像データ生成部223は、アナログ信号から、幾つかおきに1画面分の信号を抜き出すことで、言わばコマ落としと呼べる作業を行う。例えば、元々のアナログ信号が30fpsであった場合、図6で矢示したように、3つ毎の1画面分の信号を抜き出すと、それにより得られる画像データによって作られる動画は、10fpsとなる。そのようなコマ落としの処理を行うのは、無線LANによる通信の速度に制限があることを考慮したものである。画像データ生成部223が生成した画像データは、作られる都度、圧縮部224に送られるようになっている。なお、コマ落としの処理を行うにあたっては、常に一定数のフレームおきにフレームを抜き出す必要はない。
圧縮部224は、画像データを受取る都度、受け取った画像データの圧縮を行う。画像データの圧縮は、どのような形式で行なっても良く、例えばMPEG形式とすることもできるが、この実施形態ではJPEG形式での圧縮が行われるようになっている。画像データが圧縮されたデータが圧縮データである。圧縮部224は、圧縮データを生成する都度、それを無線LAN制御部225に送る。
無線LAN制御部225は、上述のように、制御部222からポート番号を、圧縮部224から圧縮データをそれぞれ受付ける。無線LAN制御部225は、それを無線LAN通信部に送り、無線LAN通信部に受信側コンピュータ300へ送らせる。それが可能なように、無線LAN制御部225は、圧縮データと位置データ等の送信の対象となるデータを既存の方法でパケットに分割する。また、それらパケットの先端にヘッダを付け、そのヘッダに、自らのIPアドレスやこれらから送信する圧縮データ及び位置データを含むデータの容量と、各受信側コンピュータ300にインストールされたソフトウエアのうち受信された圧縮データを処理するソフトウエアを指定するポート番号等を書き込む。これらヘッダと多数のパケットは、無線LAN通信部へ送られ、無線LAN通信部から、これには限られないが、この実施形態ではUDP/IPを用いて各受信側コンピュータ300へ送られることになる。なお、かかる通信はUDP/IPではなくTCP/IP等の他のプロトコルで行われても良い。
次に受信側コンピュータ300について説明する。
受信側コンピュータ300は、携帯型のコンピュータである。受信側コンピュータ300は、例えば、ノート型コンピュータであり、或いはスマートフォン、タブレットである。スマートフォンは例えば、Apple Japan合同会社が製造、販売を行うiPhoneであり、タブレットは同社が製造、販売を行うiPadである。
受信側コンピュータ300は、ディスプレイ301を備えている。受信側コンピュータ300は、また、入力装置302を備えている。入力装置302は、図1に示したような物理キーの他、公知のように、ディスプレイ301と一体となったタッチパネルにより構成することもできる。
また、受信側コンピュータ300は、無線LANの機能を実装している。無線LANの機能は、図示を省略の無線LAN通信部によって実現される。無線LANは、これには限らないがこの実施形態では、Wi−Fiである。受信側コンピュータ300の無線LAN通信部は、通信装置200の無線LAN通信部と通信を行えるようになっている。
受信側コンピュータ300は、図7に示したようなハードウエアを備えている。
ハードウエアには、CPU311、ROM312、RAM313、インターフェイス314、ハードディスクドライブ315が含まれており、これらはバス316によって相互に接続されている。
CPU311、ROM312、RAM313、インターフェイス314、ハードディスクドライブ315、バス316の各機能は、基本的に、送信側コンピュータ100におけるCPU111、ROM112、RAM113、インターフェイス114、ハードディスクドライブ115、バス116の機能と同様である。
ただし、ROM312又はハードディスクドライブ315には、受信側コンピュータ300で実行される以下の処理を実現するために必要なコンピュータプログラムが記録されている。また、ROM312またはハードディスクドライブ315には、後述する拡大(例えば、ピンチ)や、表示画像の記録(例えば、プリントスクリーン)の処理を実行するために必要なソフトウエアが記録されている。
また、受信側コンピュータ300のインターフェイス314は、受信側コンピュータ300に搭載された上述の無線LAN通信部と接続されており、無線LAN通信部が通信装置200から受け取った圧縮データの受取りを行うようになっている。また、インターフェイス314は入力装置302と接続されており、入力装置302から操作内容を受付けるようになっている。この操作内容は、少なくとも後述する指定情報を含む。インターフェイス314はまた、ディスプレイ301に接続されており、ディスプレイ301に所定の表示画像を表示するためのデータを送るようになっている。
CPU311がコンピュータプログラムを実行することにより、受信側コンピュータ300内部には、図8で示されたような機能ブロックが生成される。なお、以下の機能ブロックは、上述のコンピュータプログラム単体の機能により生成されていても良いが、上述のコンピュータプログラムと、受信側コンピュータ300にインストールされたOSその他のコンピュータプログラムとの協働により生成されても良い。
受信側コンピュータ300の内部には、操作信号解析部321、制御部322、指定情報解析部323、同一性判定部324、伸長部325、及び表示画像データ生成部326が生成される。
操作信号解析部321は、入力装置302から入力された操作信号の内容を解析する。この実施形態と関連する操作信号としては、指定情報がある。指定情報は、後述するようにして受信側コンピュータ300が受けとった圧縮データを、受信側コンピュータ300にインストールされているどのソフトウエアで処理するかを決定するための数値の少なくとも一部を指定するものである。この数値は、制御部322に送られるようになっている。
制御部322は、この数値を受取ったときに、受信側コンピュータ300が受けとった圧縮データを、受信側コンピュータ300にインストールされているどのソフトウエアで処理するかを決定するための数値を決定する機能を有する。この数値は、操作信号解析部321から入力された操作内容によって示される数値そのものでも良いが、その数値に対して何らかの演算を行った結果得られる数値であっても良い。そして、この実施形態では、そのような演算の結果、受信側コンピュータ300が受けとった圧縮データを、受信側コンピュータ300にインストールされているどのソフトウエアで処理するかを決定するための数値が決定されるようになっている。この数値は、指定情報解析部323に送られるようになっている。
指定情報解析部323は、通信装置200の無線LAN通信部から送られてきて、受信側コンピュータ300の無線LAN通信部が受取ったヘッダ、及び圧縮データのパケットを、インターフェイス314を介して、都度受取るようになっている。指定情報解析部323は、それらを受取ったときに、圧縮データのパケットのヘッダに書き込まれた情報を読み出すようになっている。また、指定情報解析部323は、読み出された情報中のポート番号と、制御部322から送られてきた、受信側コンピュータ300が受けとった圧縮データを、受信側コンピュータ300にインストールされているどのソフトウエアで処理するかを決定するための数値とを、比較するようになっている。この数値が一致した場合には、指定情報解析部323は、受信側コンピュータ300が受取った圧縮データのパケットを、同一性判定部324に送るようになっている。指定情報解析部323は、圧縮データのパケットとともに、ヘッダから読み出された、圧縮データの容量を特定する容量情報をも同一性判定部324に送るようになっている。なお、指定情報解析部323は、同一性判定部324に圧縮データのパケットを送るに先立って、それらパケットを一纏めにして元の圧縮データにしても良い。他方、指定情報解析部323は、圧縮データのパケットのヘッダの中のポート番号と、制御部322から送られてきた、受信側コンピュータ300が受けとった圧縮データを、受信側コンピュータ300にインストールされているどのソフトウエアで処理するかを決定するための数値と、が一致しなかった場合には、受信側コンピュータ300が受取った圧縮データのパケットを、同一性判定部324に送らないようになっている。なお、指定情報解析部323における、圧縮データのパケットのヘッダの中のポート番号と、制御部322から送られてきた、受信側コンピュータ300が受けとった圧縮データを、受信側コンピュータ300にインストールされているどのソフトウエアで処理するかを決定するための数値と、を比較する処理は、最初の圧縮データを受取ったときのみ、或いは10分毎等の所定の時間間隔毎に行われるようになっていても構わない。この実施形態では、最初の圧縮データを受取ったときにのみ、その処理が行われるものとする。
同一性判定部324は、画像データに圧縮される前の元の画像データから変化があったか否かを判定するものである。かかる判定の方法についての詳細は後述するが、同一性判定部324は、画像データに圧縮される前の元の画像データから変化がなかったと判定すれば、圧縮データを伸長部325に送り、画像データに圧縮される前の元の画像データから変化があったと判定すれば、圧縮データを伸長部325に送らない。
伸長部325は、同一性判定部324から圧縮データを受取った場合に、その圧縮データを伸長して画像データに戻すものである。伸長部325は、圧縮データを伸長して得た画像データを、表示画像データ生成部326に送るようになっている。
表示画像データ生成部326は、伸長部325から受付けた画像データに基いて、その画像データ(一フレーム分のデータ)に基づく画像をディスプレイ301に表示させるものである。表示画像データ生成部326は、画像データを受取る度に、ディスプレイ301にその画像データに基づく画像(表示画像)を表示させる。上述のように既にコマ落としの処理がなされているので、受信側コンピュータ300のディスプレイ301に表示される表示画像は、送信側コンピュータ100のディスプレイ101に表示される表示画像と基本的に同じ(略実時間で同じ)ものではあるが、そのフレーム数が、送信側コンピュータ100のディスプレイ101に表示される表示画像よりも幾らか落ちたものとなる。また、同一性判定部324で圧縮される前の元の画像データから変化があったと判定された画像データに基づく画像もディスプレイ301には表示されないから、ディプレイ301に表示される表示画像のフレームレートは、送信側コンピュータ100でコマ落としされたときのフレームレートよりも部分的に落ちている場合がある。
次に、この通信システムの使用方法、及び動作について説明する。
この通信システムを用いるには、まず、プレゼンテーターは、送信側コンピュータ100のアナログ出力端子と通信装置200のアナログ入力端子とをアナログケーブル100Aにて接続する。
次いで、上述の作業との先後を問わないが、プレゼンテーターは、通信装置200の入力装置202を操作して、通信装置200に、各受信側コンピュータ300に送られた圧縮データを処理する、受信側コンピュータ300におけるソフトウエアを指定する数値を入力するとともに、聴衆に、自らが持つ受信側コンピュータ300に対して、受信側コンピュータ300に送られた圧縮データを処理する、受信側コンピュータ300におけるソフトウエアを指定する数値の一部を入力させる。聴衆はその数値を、入力装置302の操作により入力する。
一般に、ポート番号の数値は、8255というデフォルトの数値に対して、所定の数値を加算して、決定されるようになっている。この実施形態では、プレゼンテーターは、入力装置202を操作して、8255+所定の数値(例えば1000)+受信側コンピュータ300による圧縮データの受取り及び伸長を許可するべき聴衆に入力させる数値(例えば、10)のうち、所定の数値(例えば1000)と受信側コンピュータ300による圧縮データの受取り及び伸長を許可するべき聴衆に入力させる数値(例えば、10)を合算した数値を入力する。これを受取った制御部222は、ポート番号を9265と決定する。
他方、この実施形態では、聴衆の持つ受信側コンピュータ300にインストールされているコンピュータプログラムには、8255+所定の数値(例えば1000)が予め、入力されており、聴衆が、入力装置302を操作して入力された数値が、制御部322により、これに更に加えられるようになっている。そして、8255+所定の数値(例えば1000)は聴衆から見えないように設定されている。プレゼンテーターは、聴衆が入力すべき正しい数値(これは上述のように10である。)を、プレゼンテーションに参加して、圧縮データを受取り伸長してもよい聴衆にのみ何からの方法で通知する。その正しい通知を知っている聴衆のみが、受信側コンピュータ300に送られた圧縮データを処理する、受信側コンピュータ300におけるソフトウエアを指定する数値である9265という数値を得られることになる。上述のように、ポート番号のデフォルトの8255という数値に加えて、ユーザには見えない所定の数値(例えば1000)が受信側コンピュータ300に送られた圧縮データを処理する、受信側コンピュータ300におけるソフトウエアを指定する数値の決定に用いられているので、悪意の第三者が、受信側コンピュータ300に送られた圧縮データを処理する、受信側コンピュータ300におけるソフトウエアを指定する数値を知ることは難しくなっている。
通信装置200では、決定されたポート番号についての数値は、制御部222から無線LAN制御部225に送られる。
また、受信側コンピュータ300では、決定された、受信側コンピュータ300に送られた圧縮データを処理する、受信側コンピュータ300におけるソフトウエアを指定する数値は、指定情報解析部323に送られる。
この状態で、プレゼンテーターはプレゼンテーションを開始する。
そのとき、プレゼンテーターは、入力装置102を操作し、制御部122が入力装置102からの操作内容にしたがって、公知のプレゼンテーション用のソフトウエアを実行する。その実行結果についての信号は表示画像データ生成部123に送られる。
表示画像データ生成部123は、送信側コンピュータ100のディスプレイ101に表示する画像についてのデータを生成する。このデータはフレームバッファに都度書き込まれ、ディスプレイ101に都度送られる。この場合のフレーム数は、例えば30fpsである。このデータに基いて、ディスプレイ101には、プレゼンテーションに用いられる画像が表示される。この画像が表示画像である。
他方表示画像データ生成部123は、ディスプレイ101にその時点で表示されている表示画像についてのアナログ信号を生成し、それをアナログ出力端子に送る。動画の信号であり、フレームが連続する信号であるアナログ信号は、アナログ出力端子から、アナログケーブル100Aを介して、通信装置200のアナログ入力端子に送られる。
通信装置200での以下の処理は基本的に自動的に行われる。
アナログ入力端子から入力された表示画像についてのアナログ信号は、画像データ生成部223に送られる。画像データ生成部223は、フレームについての信号が連続したアナログ信号から、コマ落としの作業を行い、例えば10fpsの信号にする。10fpsの早さであれば、1秒間に10個の1画面分の信号である画像信号を生成する。画像データ生成部223が生成した画像データは、作られる都度、圧縮部224に送られる。このフレームレートは、通信装置200から受信側コンピュータ300への無線でのデータ送信の早さにもよるが、1秒間に数回から数十回の範囲とする。
圧縮部224は、画像データを受取る都度、受け取った画像データの圧縮を行い圧縮データとする。画像データの圧縮は、この実施形態では、JPEG形式で行う。もちろん、圧縮データの大きさは、画像データの大きさよりも小さくなる。圧縮部224は、圧縮データを生成する都度、それを無線LAN制御部225に送る。
無線LAN制御部225は、圧縮データをパケットに分割し、また、それらパケットの先端にヘッダを付ける。ヘッダには、自らのIPアドレス、これらから送信する圧縮データの容量を示す情報である容量情報、上述のポート番号、等が書き込まれる。これらヘッダと多数の圧縮データについてのパケットは、無線LAN通信部へ送られ、無線LAN通信部から、各受信側コンピュータ300へ送られることになる。
ヘッダを先頭とした圧縮データについての一連のパケットは、受信側コンピュータ300の無線LAN通信部によって受取られる。受取られたそれらデータは、指定情報解析部323に送られる。
指定情報解析部323は、それらデータを受取ったときに、ヘッダに書き込まれた上述の情報を読み出す。指定情報解析部323は、圧縮データのパケットのヘッダに書き込まれていたポート番号と、制御部322から送られてきた、受信側コンピュータ300が受けとった圧縮データを、受信側コンピュータ300にインストールされているどのソフトウエアで処理するかを決定するための数値とを、比較する。それら数値が一致した場合には、指定情報解析部323は、受信側コンピュータ300が受取った圧縮データのパケットを、容量情報とともに同一性判定部324に送る。
正しい数値を入力装置302から入力できなかったために、指定情報解析部323に制御部322から受信側コンピュータ300が受けとった圧縮データを、受信側コンピュータ300にインストールされているどのソフトウエアで処理するかを決定するための正しい数値を得られなかった聴衆の受信側コンピュータ300では、以後の処理が行われない。
同一性判定部324は、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているかについての判定を行う。
同一性判定部324は、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化していないと判定した場合には、その圧縮データを伸長部325に送り、変化していると判定した場合には、その圧縮データを伸長部325に送らない。
同一性判定部324は、例えば、指定情報解析部323から受取った圧縮データの大きさが、容量情報で特定される大きさと同じであれば、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化していないと、指定情報解析部323から受取った圧縮データの大きさが、容量情報で特定される大きさと同じでなければ、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化していると判定するようになっていても良い。
この実施形態では、同一性判定部324は、以下のようにして、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか、いないかを判定するようになっている。
まず、前提として、この実施形態では、通信装置200から受信側コンピュータ300に送られるデータは、図14に示すようなものとなっている。図14に示したように、通信装置200から受信側コンピュータ300に送られるデータは、パケットに分割されている。このデータは、最上段の左側が先頭であり、最下段の右側が終端である。図14中、Pの符号が付された各段のデータのそれぞれが1パケット分のデータである。これらデータは、最後のパケットPを除いて、同じ大きさである。例えば、最後のパケットPを除いて、各パケットPの大きさは1460バイトである。最初のパケットPの先頭にはそれより前のデータがヘッダD1であり、それより後のデータが事実上送信の対象となっているデータ(この実施形態では圧縮データD3)であることを示すスタートブロックD2がある。また、最後のパケットPには、それより前のデータが圧縮データD3であることを示すストップブロックD4がある。また、ヘッダD4の中には、圧縮データの圧縮形式を示すデータD11が含まれている。この実施形態では、このデータD11は、圧縮データがJPEG形式で圧縮されたことを示す、JPEGという文字列である。
そして、この実施形態における同一性判定部324は、以下のA〜Cの基準を用いて、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか、いないかを判定する。以下の内容を基準とするとき、同一性判定部324は、以下のA〜Cの基準のいずれについても、その基準に対する回答がYesの場合には、画像データの大きさに変化があったと、その回答がNoの場合には画像データの大きさに変化がないと判定する。同一性判定部324は、以下の基準の少なくとも一つのみを、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか、いないかを判定するための基準として用いることもできるが、この実施形態では、以下の基準のすべてを、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか、いないかを判定するための基準として用いる。つまり、以下の3つの基準のすべてに対する回答がNoの場合には、同一性判定部324は、画像データの大きさに変化がないと判定するが、以下の3つの基準のすくなくとも一つに対する回答がYesの場合には、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化している、と判定する。
A)スタートブロックD2とストップブロックD4の間にある圧縮データD3の大きさが、ヘッダD1に記載されていたデータの大きさと異なる?
B)あるパケットPに含まれるデータの大きさが、ヘッダD1に記載されていたデータの大きさと異なり、且つそのパケットPにストップブロックD4が含まれていない?
C)スタートブロックD2以降に、本来であればヘッダD1に含まれるべき情報(この実施形態では圧縮データD3の圧縮形式を示すデータD11)が含まれている?
ちなみに上記Aの基準は、受取った圧縮データD3の大きさが、容量情報で特定される大きさと同じであるか否かという上述の基準に相当する。
上記Bの基準は、各パケットPにデータの欠落或いは欠損がなかったかどうかを監視することにより、圧縮データD3の大きさに変化がないか否かを判定するものである。パケットPにストップブロックD4が含まれているか否かも判断の基準に用いているのは、ストップブロックD4が含まれている最後のパケットPは、他のパケットPよりもそのデータ量が小さいのが通常の状態であるから、ストップブロックD4が含まれているパケットPのデータ量が他のパケットPのデータ量よりも小さくても、データの欠落或いは欠損は生じてないと判定すべきだからである。この場合、上記容量情報には、最後のパケットPを除く各パケットPのデータの容量を特定する情報が含まれ、それに基いて最後のパケットPを除くパケットPにデータの欠落或いは欠損がなかったかどうかの判定がなされることになる。
上記Cの基準は、スタートブロックD2以降に、圧縮データD3の圧縮形式を示すデータD11が含まれている場合には、本来はヘッダD1の先頭にあるべきデータD11が本来あるべきではないことをもって、圧縮データD3にデータの変化があったと判定すべきである、ということに基づく。
いずれにせよ、同一性判定部324は、上述したように、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化していないと判定した場合には、その圧縮データを伸長部325に送り、変化していると判定した場合には、その圧縮データを伸長部325に送らない。
伸長部325は、指定情報解析部323から圧縮データを受取ると、その圧縮データを伸長して画像データに戻す。伸長部325は、圧縮データを伸長して得た画像データを、表示画像データ生成部326に送る。
表示画像データ生成部326は、伸長部325から受付けた画像データに基いて、その画像データに基づく画像を、画像データを受取る都度ディスプレイ301に表示させる。受信側コンピュータ300のディスプレイ301に表示される表示画像は、送信側コンピュータ100のディスプレイ101に表示される表示画像と基本的に同じ(略実時間で同じ)ものではあるが、そのフレーム数が、送信側コンピュータ100のディスプレイ101に表示される表示画像よりも幾らか落ちたものとなる。表示画像の表示に用いられる画像データは、圧縮前の元の画像データから変化していないと判定されたもののみであり、圧縮前の元の画像データから変化していると判定された画像データは表示画像の表示には用いられない。
つまり、本来であれば、表示画像データ生成部326は、受信側コンピュータ300が圧縮データを受取る度に、その圧縮データを伸長して得られる画像データに基づく画像をディスプレイ301に表示するが、同一性判定部324に、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化していないと判定された圧縮データによる画像データに基づく画像は、ディスプレイ301には表示されない。その場合には、その一つ前の画像が、次の画像がディスプレイ301に表示されるまで、ディスプレイ301に表示され続けることになる。
聴衆は、ディスプレイ301に表示された表示画像を見ながら、プレゼンテーターが提供するプレゼンテーションを聞くことができる。それにより、プレゼンテーション用の配布資料を紙で配布する必要がなくなる。
表示画像に例えば小さい文字が表示されている等の理由で表示画像が見難い場合には、聴衆は、受信側コンピュータ300が備えているのであれば、ピンチ等の機能を使って表示画像を拡大することにより、小さい文字もはっきりと認識することができるし、また、表示画像のうちの自分が特に着目したい部分を拡大して見ることができる。
また、聴衆は、ディスプレイ301に表示された表示画像を見ながら、保存したい表示画像がディスプレイ301に表示されたタイミングで、受信側コンピュータ300が備えているのであれば、プリントスクリーン等の表示画像を保存する機能によって、表示画像のデータを受信側コンピュータ300の例えばハードディスクドライブ315に保存することができる。それにより、配布資料を紙で配布する必要が益々なくなる。
受信側コンピュータ300としても用いられることが予定されている、今時の携帯端末には、表示画像の拡大、表示画像の保存の機能は大抵備えられているが、それら機能の少なくとも一つを、本願発明によるコンピュータを受信側コンピュータ300として機能させるためのコンピュータプログラムに持たせておいても構わない。
以下、第1実施形態の変形例について説明する。以下に説明する各変形例は、事実上、同一性判定部で実行される「その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているかについての判定」方法の変形例である。
<変形例1>
第1実施形態の同一性判定部324では、圧縮データの大きさが、その圧縮データを送信側コンピュータ100から受信側コンピュータ300に送信するときにその圧縮データの先頭に付されていたヘッダに書き込まれた容量情報で特定される大きさに一致するか否かによって、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか否かの判定を行うこととした。
この手法では、容量情報によって特定される圧縮データの大きさが、圧縮データの大きさに変化があったかを判定するための基準として用いられている。この基準は、例えば、通信装置200と受信側コンピュータ300の間で予め取り決めがなされており、且つその基準を受信側コンピュータ300の同一性判定部324が予め持っているのであれば、受信側コンピュータ300の同一性判定部324はその基準が示す大きさに圧縮データが一致するか否かによって、容量情報に頼らずに、圧縮データの大きさに変化があったか否かを判定することができる。
例えば、同一性判定部324は、例えば、以下のようにして、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか、いないかを判定するようになっていてもよい。この場合も、通信装置200から受信側コンピュータ300に送られるデータは、図14に示すようなデータ構造を採ることを前提とする。
変形例1における同一性判定部324は、以下のD〜Fの基準を用いて、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか、いないかを判定する。以下の内容を基準とするとき、同一性判定部324は、以下のD〜Fの基準のいずれについても、その基準に対する回答がYesの場合には、画像データの大きさに変化があったと、その回答がNoの場合には画像データの大きさに変化がないと判定する。同一性判定部324は、以下の基準の少なくとも一つのみを、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか、いないかを判定するための基準として用いることもできるし、以下の基準のすべてを、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか、いないかを判定するための基準として用いることもできる。
D)スタートブロックD2とストップブロックD4の間にある圧縮データD3の大きさが、通信装置200と受信側コンピュータ300との間で予め決められていたデータの大きさと異なる?
E)あるパケットPに含まれるデータの大きさが、通信装置200と受信側コンピュータ300との間で予め決められていたデータの大きさと異なり、且つそのパケットPにストップブロックD4が含まれていない?
F)スタートブロックD2以降に、本来であればヘッダD1に含まれるべき情報(この実施形態では圧縮データD3の圧縮形式を示すデータD11)が含まれている?
<変形例2>
第1実施形態では、通信装置200の無線LAN制御部225は、圧縮データを送信するために圧縮データの先頭に付すヘッダに、他の情報とともに、容量情報を書き込むようになっていた。
変形例2の通信装置200の無線LAN制御部225は、圧縮データを送信するために圧縮データの先頭に付すヘッダに、上述の他の情報と、容量情報に代わる、判定用データ特定情報が書き込まれる。判定用データ特定情報は、圧縮データのどこに、どのような判定用データを含めたかを特定するための情報である。判定用データは、それがあるべき位置にあるか否かにより、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか否かの判定を行えるデータであり、画像データ、或いは圧縮データとは本来的に無関係なデータである。もっと言えば、そのデータの内容は何でも構わない。
また、変形例2の受信側コンピュータ300の同一性判定部324は、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているか否かの判定を行うが、その具体的な手法は以下のとおりである。
同一性判定部324は、それをヘッダから読みだした指定情報解析部323から、判定用データ特定情報を受取る。判定用データ特定情報は、圧縮データのどこに、どのような判定用データを含めたかを特定するための情報である。同一性判定部324は、圧縮データに対して、圧縮データの指定情報解析部323から受取った判定用データ特定情報で特定される位置に、判定用データ特定情報で特定される内容のデータが存在するか否かの判定を行う。その結果、圧縮データの予定された位置(判定用データ特定情報で特定される位置)に、予定されていた内容(判定用データ特定情報で特定される内容)の判定用データが存在すれば、同一性判定部324は、その圧縮データには変化がない、つまり、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化していないと判定する。逆に、圧縮データの予定された位置に、予定されていた内容の判定用データが存在しなければ、同一性判定部324は、その圧縮データは変化した、つまり、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化していると判定する。
例えば、判定用データ特定情報は、「圧縮データには、先頭から○○バイト毎に、「00000000」というデータが書き込まれている。」といった内容である。同一性判定部324は、圧縮データの中にそのようなデータが存在するか否かを判定することにより、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化したか否かを判定することができる。この例が示すように、判定用データは複数であっても良い。なお、判定用データが複数である場合には、判定用データはすべてが同じものである必要はない。
<変形例3>
第1実施形態に対する変形例1と同様の関係が、変形例2と変形例3の間にも成り立っている。
変形例2の同一性判定部324では、判定用データ特定情報によって特定される、圧縮データのどこに、どのような内容の判定用データが含まれているか、という情報を基準として、圧縮データに変化があったか否かを判定することとしていた。そして、その基準を示す判定用データ特定情報は、ヘッダに書き込まれて、通信装置200から受信側コンピュータ300に送られるようになっていた。
これに対して、変形例3では、圧縮データのどこに、どのような内容の判定用データが含まれているかという、圧縮データに変化があったか否かを判定するための基準となる情報を、予め通信装置200と受信側コンピュータ300との間で取り決めておく。そしてその情報を予め、同一性判定部324に持たせておく。そうすることにより、受信側コンピュータ300の同一性判定部324は、判定用データ特定情報がなかったとしても、圧縮データの予定された位置に、予定されていた内容の判定用データが存在するか否か、ひいては、圧縮データに変化があったか否か、更には、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化したか否かを判定することができる。
<変形例4>
第1実施形態では、受信側コンピュータ300の同一性判定部324は、圧縮データの大きさに変化があったか否かをもって、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化したか否かの判定を行うものとなっていた。これに対し、変形例4の受信側コンピュータ300の同一性判定部324は、伸長された後の画像データの大きさに変化があったか否かをもって、画像データに圧縮前の元の画像データから変化が生じたか否かの判定を行う。
変形例4の通信装置200でも、無線LAN制御部225は、圧縮データを送信するために圧縮データの先頭に付すヘッダに、容量情報を書き込むようになっている。ただし、この容量情報は、第1実施形態の場合の圧縮データの大きさを特定するものであった容量情報とは異なり、そのヘッダが付される圧縮データの元となった圧縮される前の画像データの大きさを特定するためのものである。その書き込みが可能なように、変形例4の通信装置200では、例えば、画像データ生成部223又は圧縮部224から、無線LAN制御部225へ、圧縮前の画像データの大きさが伝えられる。
他方、変形例4の受信側コンピュータ300に形成される機能ブロックは、図9に示したようなものである。この機能ブロックは、図8で示した機能ブロックと比べると、同一性判定部324と、伸長部325が入れ替わったものとなっている。
第1実施形態では、指定情報解析部323は、圧縮データのパケットのヘッダに書き込まれていたポート番号と、制御部322から送られてきた、受信側コンピュータ300が受けとった圧縮データを、受信側コンピュータ300にインストールされているどのソフトウエアで処理するかを決定するための数値とを、比較し、それら数値が一致した場合には圧縮データを、同一性判定部324に送るものとなっていた。しかしながら、変形例4の指定情報解析部323は、圧縮データの送り先が、同一性判定部324ではなく、伸長部325になっている。伸長部325は第1実施形態の場合と同様に圧縮データを伸長して画像データに戻す。変形例4の伸長部325は、その画像データを、同一性判定部324に送る。
同一性判定部324は、ヘッダからそれを読み取っていた指定情報解析部323から予め、容量情報を受けとっている。同一性判定部324はその容量情報で特定されるその画像データの大きさを基準として、画像データに圧縮前の元の画像データから変化が生じたか否かを判定する。同一性判定部324は、画像データに圧縮前の元の画像データから変化が生じなかったと判定すれば、その画像データを表示画像データ生成部326に送り、画像データに圧縮前の元の画像データから変化が生じたと判定すればその画像データを表示画像データ生成部326に送らない。
<変形例5>
第1実施形態に対する変形例1への変形と同様の変形を、変形例4に対して行ったのが変形例5である。
変形例5では、通信装置200と、受信側コンピュータ300の間で画像データの大きさに関する基準について、予め取り決めがなされており、且つその基準を受信側コンピュータ300の同一性判定部324が予め持っている。これにより、ヘッダに容量情報を書き込んで通信装置200から受信側コンピュータ300に送ることをしなくとも、受信側コンピュータ300の同一性判定部324はその基準が示す大きさに画像データが一致するか否かによって、圧縮データの大きさに変化があったか否かを判定することができる。
<変形例6>
第1実施形態の容量情報を判定用データ特定情報に置換え、受信側コンピュータ300の同一性判定部324に、その圧縮データの大きさが容量情報で特定される大きさと同じかどうかではなく、圧縮データの予定された位置に、予定された内容の判定用データが存在するか否かによって圧縮データに変化があったか否かを判定するようにしていたのが変形例2である。
変形例6は、第1実施形態を変形例2に変形したときと同じ変形を、変形例5に加えたものである。つまり、変形例6の同一性判定部324は、その画像データの大きさが容量情報で特定される大きさと同じかどうかではなく、画像データの予定された位置に、予定された内容の判定用データが存在するか否かによって画像データに変化があったか否かを判定する。
<変形例7>
変形例7は、第1実施形態を変形例1へ変形する際に加えた、又は変形例4を変形例5へ変形する際に加えた変形と同様の変形を、変形例6に加えたものである。
変形例7では、通信装置200と、受信側コンピュータ300の間で画像データのどこにどのような内容の判定用データが含められるか予め取り決めがなされており、且つその取決められた基準を受信側コンピュータ300の同一性判定部324が予め持っている。これにより、ヘッダに判定用データ特定情報を書き込んで通信装置200から受信側コンピュータ300に送ることをしなくとも、受信側コンピュータ300の同一性判定部324は、それが持っている上述の基準が示す位置にその基準が示す通りの判定用データが存在するか否かによって、画像データの大きさに変化があったか否かを判定することができる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態の通信システムを図10に示す。
通信システムは、ビデオカメラ400と、記録装置500と、受信側コンピュータ300とを含んでいる。受信側コンピュータ300は、第1実施形態の受信側コンピュータ300と同じく、例えば携帯端末である。
ビデオカメラ400が本願発明でいう送信装置であり、受信側コンピュータ300が本願発明でいう受信装置である。
この実施形態では、受信側コンピュータ300は、ビデオカメラ400のモニタとして使用される。
ビデオカメラ400は、図11に示したように構成されている。
ビデオカメラは、手持ち可能な筐体401を持つ。筐体401の先端には孔401Aが穿たれている。
筐体401の内部には、例えばCCD、或いはCMOSである撮像素子402が設けられている。撮像素子402は孔401Aを介して筐体401内に入ってくる像光を撮像するものである。撮像素子402は、撮像を行い、動画の信号を生成する。
また、撮像素子402と孔401Aの間には拡大レンズ403が設けられている。拡大レンズ403は像光を拡大するものである。
筐体401の内部には、また、例えばLEDである光源404が配置されている。光源404は、撮像素子402で撮像を行うのに必要な照明光を供給するものである。照明光は、孔401Aを介して供給されるようになっている。
このビデオカメラ400で撮像を行う場合、その焦点は、孔401Aの内側部分に合うようになっている。孔401Aの周囲を撮像の対象となる対象物に当接させて撮像を行うと、手振れのない状態で、孔401Aの内側に位置する対象物の拡大した像が撮像素子402で撮像される。
ビデオカメラ400は、また、制御回路405を備えている。制御回路405は、撮像素子402の制御を行う回路である。制御回路405は、撮像素子402と接続線406で接続されており、接続線406を介して撮像素子402の制御を行うようになっている。また、制御回路405は、撮像素子402が生成した動画の信号を撮像素子402から受取るようになっている。制御回路405は、チューブ407の内部の出力線408を介して、記録装置500に接続されている。記録装置500は、出力線408を介して制御回路405から送られてきた動画の信号を記録するものであり、例えばハードディスクドライブを含んでいる。
制御回路405は、第1実施形態の通信装置200が備えていたのと同様のハードウエア構成となっており、CPU、ROM、RAM、インターフェイス、及びバスを備えている。CPU、ROM、RAM、インターフェイス、及びバスの機能はいずれも第1実施形態の場合におけるそれらと同様である。また、制御回路405は、無線LANでの通信を行う機能を有している。
制御回路405のインターフェイスは、接続線406と接続され、動画の信号を撮像素子402から受付けるようになっている。また、制御回路405のインターフェイスは、出力線408と接続され、動画の信号を記録装置500に送るようになっている。
CPUがコンピュータプログラムを実行することにより、ビデオカメラ内部には、図12で示されたような機能ブロックが生成される。なお、以下の機能ブロックは、上述のコンピュータプログラム単体の機能により生成されていても良いが、上述のコンピュータプログラムと、ビデオカメラ400にインストールされたOSその他のコンピュータプログラムとの協働により生成されても良い。
ビデオカメラ400の中に生成される機能ブロックは、通信装置200の内部に生成された機能ブロックの一部を省略したものであり、具体的には、画像データ生成部223、圧縮部224、及び無線LAN制御部225である。
画像データ生成部223、圧縮部224、及び無線LAN制御部225は、第1実施形態の通信装置200の中に生成されたそれらとその機能は変わらない。
画像データ生成部223は、撮像素子402から入力された撮像素子402が撮像した動画についての信号(この信号は、これには限られないが、第1実施形態と同様、アナログ信号であるものとする。)を受取り、それに基いて画像データを生成するものである。画像データの生成方法は、第1実施形態の画像データ生成部223における場合と同様である。
圧縮部224は、画像データ生成部223から画像データを受取り、画像データを受取る都度、受け取った画像データを圧縮して圧縮データとする。画像データの圧縮は、第1実施形態の圧縮部で行われていたのと同様の方法で行うことができる。圧縮部224は、圧縮データを生成する都度、それを無線LAN制御部225に送る。
無線LAN制御部225は、受取った圧縮データをパケットに分割し、それにヘッダを付して、それらデータを無線LAN通信部に送るようになっている。その処理は基本的に、第1実施形態の無線LAN制御部225が行なっていたものと同様であるが、ただし、第2実施形態の無線LAN制御部225は、ポート番号に関する情報をヘッダに書き込むことはしない。
ヘッダと圧縮データについてのパケットは、無線LAN通信部から、各受信側コンピュータ300へ送られることになる。
第2実施形態の受信側コンピュータ300は、第1実施形態の場合と同じ、図7に示したようなハードウエアを備えている。
CPUがコンピュータプログラムを実行することにより、受信側コンピュータ300内部には、図13で示されたような機能ブロックが生成される。なお、以下の機能ブロックは、上述のコンピュータプログラム単体の機能により生成されていても良いが、上述のコンピュータプログラムと、受信側コンピュータ300にインストールされたOSその他のコンピュータプログラムとの協働により生成されても良い。
受信側コンピュータ300の内部には、同一性判定部324、伸長部325、及び表示画像データ生成部326が生成される。
第2実施形態における同一性判定部324、伸長部325、及び表示画像データ生成部326の各機能は、第1実施形態のそれらがそれぞれ備えていた機能と同じである。唯一異なるのは、同一性判定部324に圧縮データを送ってくるのは、第1実施形態の場合には指定情報解析部323であったが、第2実施形態の場合にはインターフェイスに接続された無線LAN通信部である、という点である。
第2実施形態のこの通信システムの使用方法、及び動作は、基本的に第1実施形態の使用方法、及び動作に準じる。第2実施形態のこの通信システムの使用方法、及び動作は、ポート番号を利用して見せたい聴衆にのみに表示画像を見せる技術に関連する部分を除き、第1実施形態の使用方法、及び動作に等しい。
この通信システムを用いるには、まず、ビデオカメラ400で撮像を行う。
ビデオカメラ400の撮像素子402は、動画の信号を生成する。動画の信号は接続線406、制御回路405、出力線408を介して記録装置500に送られ、記録装置500で記録される。
動画の信号は、また、ビデオカメラ400内の画像データ生成部223に送られる。画像データ生成部223は、フレームについての信号が連続したアナログ信号から、コマ落としの作業を行う。画像データ生成部223が生成した画像データは、作られる都度、圧縮部224に送られる。
圧縮部224は、画像データを受取る都度、受け取った画像データの圧縮を行い圧縮データとする。圧縮部224は、圧縮データを生成する都度、それを無線LAN制御部225に送る。
無線LAN制御部225は、圧縮データをパケットに分割し、また、それらパケットの先端にヘッダを付ける。これらヘッダと多数の圧縮データについてのパケットは、無線LAN通信部へ送られ、無線LAN通信部から、各受信側コンピュータ300へ送られることになる。
ヘッダを先頭とした圧縮データについての一連のパケットは、受信側コンピュータ300の無線LAN通信部によって受取られる。
ヘッダを先頭とした圧縮データについての一連のパケットは、同一性判定部324に送られる。同一性判定部324は、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化しているかについての判定を行う。その手法は、第1実施形態の場合と同様である。
同一性判定部324は、その圧縮データを伸長した場合に得られる画像データが、圧縮前の元の画像データから変化していないと判定した場合には、その圧縮データを伸長部325に送り、変化していると判定した場合には、その圧縮データを伸長部325に送らない。
伸長部325は、同一性判定部324から圧縮データを受取ると、その圧縮データを伸長して画像データに戻す。伸長部325は、圧縮データを伸長して得た画像データを、表示画像データ生成部326に送る。
表示画像データ生成部326は、伸長部325から受付けた画像データに基いて、その画像データに基づく画像を、画像データを受取る都度ディスプレイ301に表示させる。これは、ビデオカメラ400の撮像素子402で撮像されている動画とフレーム数の違いこそあれ略同じものである。
ビデオカメラ400の操作者は、受信側コンピュータ300のディスプレイ301をビデオカメラ400のモニタとして利用することができ、例えば、ディスプレイ301に表示された画像を見ながらビデオカメラ400の位置をずらして、撮像を行う位置を調整することができる。
第2実施形態の通信システムにおいても、第1実施形態の変形例のすべてを応用できる。

Claims (10)

  1. 動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えているとともに、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの元となった画像データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっている送信装置、
    複数個組合せて用いられるものであり、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっている受信装置であって、
    ディスプレイと、
    前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付手段と、
    前記受付手段で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長手段と、
    前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定手段と、
    前記判定手段により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定手段により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御手段と、
    を有し、且つ
    前記判定手段は、前記容量情報で特定される大きさを、前記画像データの予定されていた大きさとして扱うようになっているとともに、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと同じ場合には、元の画像データから変化がないと判定し、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと異なる場合には、元の画像データから変化があったと判定するようになっている、
    受信装置。
  2. 動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えているとともに、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっている送信装置、
    複数個組合せて用いられるものであり、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっている受信装置であって、
    ディスプレイと、
    前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付手段と、
    前記受付手段で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長手段と、
    前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定手段と、
    前記判定手段により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定手段により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御手段と、
    を有し、且つ
    前記判定手段は、前記容量情報で特定される大きさを、前記圧縮データの予定されていた大きさとして扱うようになっているとともに、前記圧縮データが予定されていた大きさと同じ場合には、前記圧縮データを伸長して得られる画像データに元の画像データから変化がないと判定し、前記圧縮データが予定されていた大きさと異なる場合には元の画像データから変化があったと判定するようになっている、
    受信装置。
  3. 前記圧縮データは、1秒間に数回〜数十回前記送信装置から前記受信装置に送られるようになっており、
    前記受付手段は、1秒間に数回〜数十回前記送信装置から前記圧縮データを受付けるようになっている、
    請求項1又は2記載の受信装置。
  4. 前記受信装置は携帯端末である、
    請求項1又は2記載の受信装置。
  5. 動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えているとともに、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの元となった画像データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっている送信装置、
    複数個組合せて用いられるものであり、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっているとともに、ディスプレイを有する受信装置にて実行される方法であって、
    前記受信装置が実行する、
    前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付過程と、
    前記受付過程で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長過程と、
    前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定過程と、
    前記判定過程により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定過程により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御過程と、
    を有し、且つ
    前記判定過程では、前記容量情報で特定される大きさを、前記画像データの予定されていた大きさとして扱うとともに、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと同じ場合には、元の画像データから変化がないと判定し、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと異なる場合には、元の画像データから変化があったと判定する、
    方法。
  6. 動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えているとともに、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっている送信装置、
    複数個組合せて用いられるものであり、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっているとともに、ディスプレイを有する受信装置にて実行される方法であって、
    前記受信装置が実行する、
    前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付過程と、
    前記受付過程で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長過程と、
    前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定過程と、
    前記判定過程により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定過程により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御過程と、
    を有し、且つ
    前記判定過程では、前記容量情報で特定される大きさを、前記圧縮データの予定されていた大きさとして扱うとともに、前記圧縮データが予定されていた大きさと同じ場合には、前記圧縮データを伸長して得られる画像データに元の画像データから変化がないと判定し、前記圧縮データが予定されていた大きさと異なる場合には元の画像データから変化があったと判定する、
    方法。
  7. 動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えているとともに、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの元となった画像データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっている送信装置、
    複数個組合せて用いられるものであり、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっているとともに、ディスプレイを有するコンピュータに、
    前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付過程と、
    前記受付過程で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長過程と、
    前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定過程と、
    前記判定過程により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定過程により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御過程と、
    を実行させるためのコンピュータプログラムであり、且つ
    前記判定過程では、前記容量情報で特定される大きさを、前記画像データの予定されていた大きさとして扱うとともに、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと同じ場合には、元の画像データから変化がないと判定し、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと異なる場合には、元の画像データから変化があったと判定する、
    コンピュータプログラム。
  8. 動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えているとともに、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっている送信装置、
    複数個組合せて用いられるものであり、前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっているとともに、ディスプレイを有するコンピュータに、
    前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付過程と、
    前記受付過程で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長過程と、
    前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定過程と、
    前記判定過程により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定過程により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御過程と、
    を実行させるためのコンピュータプログラムであり、且つ
    前記判定過程では、前記容量情報で特定される大きさを、前記圧縮データの予定されていた大きさとして扱うとともに、前記圧縮データが予定されていた大きさと同じ場合には、前記圧縮データを伸長して得られる画像データに元の画像データから変化がないと判定し、前記圧縮データが予定されていた大きさと異なる場合には元の画像データから変化があったと判定する、
    コンピュータプログラム。
  9. 動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えているとともに、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの元となった画像データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっている送信装置と、
    前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっている受信装置複数個と、
    を含んでなる通信システムであって、
    前記受信装置は、
    ディスプレイと、
    前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付手段と、
    前記受付手段で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長手段と、
    前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定手段と、
    前記判定手段により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定手段により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御手段と、
    を有し、且つ
    前記判定手段は、前記容量情報で特定される大きさを、前記画像データの予定されていた大きさとして扱うようになっているとともに、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと同じ場合には、元の画像データから変化がないと判定し、圧縮データを伸長して得られた前記画像データが予定されていた大きさと異なる場合には、元の画像データから変化があったと判定するようになっている、
    通信システム。
  10. 動画のデータを処理する機能を有するとともに、処理される動画のデータから適宜抽出された1画面分のデータである画像データを所定の形式に圧縮した圧縮データとする手段と、前記圧縮データを無線LANを介して送信する手段と、を備えているとともに、前記圧縮データを送信する場合に前記圧縮データに付されるヘッダに当該ヘッダに続く前記圧縮データの大きさを特定する容量情報を記載するようになっている送信装置と、
    前記送信装置と、無線LANを介しての通信を行うことができるようになっている受信装置複数個と、
    を含んでなる通信システムであって、
    前記受信装置は、
    ディスプレイと、
    前記送信装置から前記圧縮データを随時受付ける受付手段と、
    前記受付手段で受付けた前記圧縮データを伸長する伸長手段と、
    前記画像データに圧縮データとされる前の前記画像データから変化がないか判定する判定手段と、
    前記判定手段により元の画像データから変化がないと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示するとともに、前記判定手段により元の画像データから変化があったと判定された伸長された前記画像データに基づく画像を前記ディスプレイに表示しないように制御する表示制御手段と、
    を有し、且つ
    前記判定手段は、前記容量情報で特定される大きさを、前記圧縮データの予定されていた大きさとして扱うようになっているとともに、前記圧縮データが予定されていた大きさと同じ場合には、前記圧縮データを伸長して得られる画像データに元の画像データから変化がないと判定し、前記圧縮データが予定されていた大きさと異なる場合には元の画像データから変化があったと判定するようになっている、
    通信システム。
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