JP6485280B2 - 段差検出装置及び段差検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の走行路の路面上に存在する段差を検出する段差検出装置及び段差検出方法に関する。
ステレオカメラによる視差画像を用いて車両周囲の路面の構造を推定し、この路面の構造から縁石などの路側物により生じる路面上の段差を検出する路側物検出装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1では、画像の走査水平ラインに沿って路面の高さを走査し、路面の高さ変化量が閾値以上であった場合に段差を検出する。
特開2014−2608号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例は、段差の延伸方向が車両の進行方向に対してカーブしている場合には、段差の高さ変化が画像の走査水平ライン上に出現しない場合があるので、段差を検出することができない。このため、段差検出の連続性を維持できなくなり、段差位置の検出精度が低下するという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、路面上の段差の位置を精度良く検出することが可能な段差検出装置及び段差検出方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願の一態様に係る発明は、路面までの距離及び方位を検出する測距センサと、測距センサから第1の所定方向に対して直交する方向に延びる第1段差判定位置を路面に設定する段差判定位置設定回路と、測距センサにより検出された路面までの距離及び方位に基づいて、第1段差判定位置における路面の高さ変化を算出する段差形状推定回路を備える。また、路面の高さ変化を測定できない測定不能領域が所定量以上であるか否かを検出する不連続位置検出回路と、路面の高さ変化に基づいて路面上の段差を検出する段差検出回路と、を備える。段差判定位置設定回路は、測定不能領域が所定量以上となった場合には、第1の所定方向とは異なる第2の所定方向に第2の所定距離だけ離れ、第2の所定方向に直交する方向に延びる第2段差判定位置を路面に設定し、段差形状推定回路は、測距センサにより検出された路面までの距離及び方位に基づいて、第2段差判定位置における路面の高さ変化を算出し、段差検出回路は、算出した高さ変化に基づいて路面上の段差を検出する。
本発明では、第1の所定方向に設定した段差判定位置を用いて高さ変化を検出した際に、連続して所定量以上の測定不能領域が生じた場合には、第1の所定方向とは異なる第2の所定方向に設定した段差判定位置に基づいて、高さ変化を検出するので、路面上の段差位置を精度良く検出することが可能になる。
図1は本発明の第1〜第3実施形態に係る段差検出装置の構成を示すブロック図である。 図2は本発明の第1実施形態に係る段差検出装置の処理手順を示すフローチャートである。 図3は本発明の第1実施形態に係り、車両に搭載される測距センサで設定される第1段差判定位置及び第2段差判定位置を示す斜視図である。 図4は本発明の第1実施形態に係り、車両に搭載される測距センサで設定される第1段差判定位置及び第2段差判定位置を示す俯瞰図である。 図5は本発明の第1実施形態に係り、第1段差判定位置に沿って検出される高さデータを示す図である。 図6は第1段差判定位置で高さの測定が不能となる際に、第2段差判定位置を設定する概念を示す説明図である。 図7は第1段差判定位置で高さ検出が可能となる領域、及び高さ検出が不能となる領域を示す説明図である。 図8は第1段差判定位置に沿った高さデータ中の、路面の高さを測定する領域を示す説明図である。 図9は第1段差判定位置に沿った高さデータに高さ測定不能領域が存在する場合の例を示す説明図である。 図10は路面高さに対して閾値以上の高さを有する領域を段差部と判断する様子を示す説明図である。 図11は本発明の第2実施形態に係る段差検出装置の処理手順を示すフローチャートである。 図12は本発明の第3実施形態に係り、車両に搭載される測距センサで設定される第1段差判定位置及び第2段差判定位置を示す斜視図である。 図13は本発明の第3実施形態に係り、車両に搭載される測距センサで設定される第1段差判定位置及び第2段差判定位置を示す俯瞰図である。 図14は本発明の第4実施形態に係る段差検出装置の構成を示すブロック図である。 図15は本発明の第4実施形態に係る段差検出装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の説明]
図1は、本発明の第1実施形態に係る段差検出装置101の構成を示すブロック図である。以下、図1を参照して、第1実施形態に係る段差検出装置101の全体構成を説明する。段差検出装置101は、車両の周囲における道路及び道路上に設置された縁石等の物体の表面(以後、「路面」という)までの距離及び方位を検出し、路面に複数設定された車幅方向の線状の段差判定位置における路面の高さ変化に基づいて、路面上の段差を検出する。
具体的に、段差検出装置101は、車両の周囲における路面までの距離及び方位を検出する測距センサ12と、測距センサ12により検出された路面までの距離及び方位の測距データから路面上の段差を検出する一連の情報処理を実行するマイクロコンピュータ13とを備える。
測距センサ12の一例は、車両の周囲にある物体を複数の異なる方向から同時に撮影することにより、車両の周囲にある物体の奥行き方向(測距センサ12からの距離)の情報も記録することができるステレオカメラである。ステレオカメラにより得られたステレオ画像に対して所定の画像処理を施すことにより、車両の周囲にある物体のステレオ画像に映る物体の像に対する三次元情報を取得することができる。車両の周囲にある物体には、道路や縁石が含まれる。詳細は、後述する。
マイクロコンピュータ13は、例えば、CPU、メモリ、及び入出力部を備える汎用のマイクロコントローラからなり、予めインストールされたコンピュータプログラムを実行することにより、段差検出装置101が備える複数の情報処理回路を構成する。マイクロコンピュータ13は、測距センサ12により検出された路面までの距離及び方位から路面上の段差を検出する一連の情報処理サイクルを、所定の時間間隔で繰り返し実行する。マイクロコンピュータ13は、車両にかかわる他の制御に用いる電子制御ユニット(ECU)と兼用してもよい。
マイクロコンピュータ13により構成される複数の情報処理回路には、演算回路14と、段差判定位置設定回路15と、段差形状推定回路16と、段差検出回路17とが含まれる。
演算回路14は、測距センサ12と共に測距部11を構成し、ステレオカメラにより得られたステレオ画像から車両周囲の物体のステレオ画像に映る物体の像に対する三次元情報を取得する一連のステレオ画像処理を実施する。
例えば、演算回路14は、ステレオ画像に対してレンズの歪みを補正するレンズ歪み補正処理を行い、ステレオ画像間の上下位置を補正する平行化補正処理(平行等位処理)を行う。そして、ステレオ画像間の各画素の対応付けを推定するステレオマッチング処理を行う。これにより、ステレオカメラの撮像面における物体の二次元座標のみならず、ステレオカメラの撮像面から物体までの距離を算出することができる。よって、車両周囲にある物体までの距離及び方位を検出することができる。
更に、演算回路14は、座標変換処理を施すことにより、車両周囲にある物体の測距データの座標上の三次元情報を取得することができる。車両周囲にある物体の三次元情報には、車両の周囲における路面の三次元情報も含まれる。よって、演算回路14は、車両の周囲における測定点の路面の高さデータ(高さ変化)を取得することができる。
レンズ歪み補正処理は、例えば黒白の市松模様のパターンを表した平板を各カメラで撮影し、市松模様の格子点が矩形で構成される格子状となるようにレンズ歪みパラメータやカメラレンズ中心パラメータを推定する。但し、本処理は、レンズ歪み補正を行う一般的な手法でよく、本実施形態では特に問わない。
平行化補正処理は、例えば黒白の市松模様のパターンを表した平板をステレオカメラの両カメラで撮影し、市松模様の格子点の位置が各カメラ画像上で同じ上下位置になるようにステレオカメラ間の空間位置パラメータ及び角度パラメータを推定する。なお、上下位置補正処理は、上記の処理に限定されず、一般的な歪補正処理を採用してもよい。
ステレオマッチング処理は、例えば、左カメラ画像を基準として左カメラ画像の各画素が右カメラ画像のどの画素に対応付けされるかを算出するものである。例えば、左カメラ画像の各画素の輝度値と右カメラ画像の各画素の輝度値の絶対値を評価値として算出して、評価値が最小となる右カメラ画像の画素を対応付けされた画素として算出する。評価値の算出方法には、例えば、差分絶対値の和(SAD:Sum of Absolute Differences)や差分二乗値の和(SSD:Sum of Squared Differences)を用いる方法や、評価値計算の範囲が各画素1点でなく各画素の周辺画素を含む方法がある。評価値の算出方法は、他の一般的な方式でもよく、本実施形態では特に問わない。
段差判定位置設定回路15は、測距センサ12で検出された測距データの座標上の車両の周囲の路面に車幅方向の線状の段差判定位置を設定する。例えば、図3の斜視図、図4の俯瞰図に示すように、測距センサ12から第1の所定方向D1に第1の所定距離だけ離れ、第1の所定方向D1に直交する方向に延びる段差判定位置(これを「第1段差判定位置L1」とする)を測距データの座標上の路面に設定する。図3及び図4は、車両V1の前部に測距センサ12を設置し、車両V1の進行方向を第1の所定方向D1とした例を示す。よって、車両V1の車幅方向に延びる第1段差判定位置L1が車両V1の前方に測距データの座標上で設定される。なお、第1段差判定位置L1は、ステレオカメラの撮像範囲内において設定される。第1の所定方向D1は車両V1の進行方向に限定されない。
また、図3、図4に示す例で、車両V1が走行可能な車道の車幅方向の端部である路肩には、路面の高さが急峻に変化する段差LD1が形成されている。そして、段差LD1を境界として車道よりも外側には、車道よりも路面が一段高い段差部(例えば、歩道や路肩)が設けられている。このように、図3、図4に示す例において、路面は、車道及び段差部からなり、車道と段差部の境界には、段差LD1が形成されている。線状の第1段差判定位置L1は、車道、段差LD1、及び段差部を横断する方向に延びている。そして、第1段差判定位置L1に沿って高さ変化を検出することにより、路面に存在する段差LD1を推定する。
また、段差判定位置設定回路15は、車両の進行方向に対して直交する方向に設定した第1段差判定位置L1に沿って路面の高さ変化を測定する際に、測定不能領域が所定量以上であると判定された場合には、この第1の所定方向D1とは異なる第2の所定方向D2に第2の所定距離だけ離れ第2の所定方向D2に直交する方向に延びる第2の段差判定位置を測距データの座標上の路面に設定する。
即ち、図6に示すように、路面の左側に存在する段差部が左方向にカーブしている場合には、第1段差判定位置L1と、段差部の延伸方向がほぼ一致してしまい、第1段差判定位置L1に沿って高さ変化を検出することができない領域が発生する。このような場合には、図3、図4に示すように、第2段差判定位置L2を設定する。第2段差判定位置L2は第1段差判定位置に対して傾いた方向に延びる直線となる。そして、この第2段差判定位置L2に沿って高さ変化検出を行うことにより、路面に存在する段差LD1を高精度に検出する。
第2段差判定位置L2は、段差LD1のカーブする方向が左側である場合には、第1段差判定位置L1に対して反時計回り方向に傾斜させることが好ましい。図3、図4に示す例では、段差LD1が左方向にカーブしているので、第1段差判定位置L1を反時計回り方向に傾斜させた方向に第2段差判定位置L2が設定されている。即ち、第1の所定方向D1を反時計回りの方向に傾斜させた方向を第2の所定方向D2とする。一方、段差のカーブする方向が右側である場合には第1段差判定位置L1に対して時計回り方向に傾斜させるのが好ましい。即ち、第1の所定方向D1を時計回りの方向に傾斜させた方向を第2の所定方向D2とする。
段差形状推定回路16は、演算回路14で検出される路面の測距点の高さデータの変化から、段差判定位置設定回路15で設定した第1段差判定位置L1の直線に沿った路面の高さ変化を推定する。路面高さ変化の推定処理については後述する。また、該段差形状推定回路16は、不連続位置検出回路18を含んでいる。
不連続位置検出回路18は、第1段差判定位置L1により路面の高さ変化を測定できない測定不能領域が所定量以上であるか否かを判定する。例えば、図7に示すように、路面左側に存在する段差部が左方向にカーブしている場合には段差部の陰になる部分について、測距センサ12で検出することができない。よって、第1段差判定位置L1により、図7に示す領域Q2については段差を検出できるが、領域Q1については路面が測距センサ12にて検出されないので、前述の図6を用いて説明しているように、段差を検出できない。即ち、第1段差判定位置L1では、高さ変化を測定できない測定不能領域となっている。この測定不能領域が大きく所定量以上の場合には、測定不能領域が所定量以上であると判定する。
そして、測定不能領域が所定量以上であると判定された場合には、上述した段差判定位置設定回路15は、図3、図4に示すように第1段差判定位置L1に対して傾きを有する第2段差判定位置L2を設定する。詳細には、段差の延伸方向が車両の進行方向に対して左方向の場合には、第1段差判定位置L1の方向に対して反時計回りに傾斜させた方向に第2段差判定位置L2を設定する。
次に、図2に示すフローチャートを参照して、第1実施形態に係る段差検出装置101による段差検出の処理手順について説明する。初めに、ステップS11において、測距センサ12の一例であるステレオカメラを用いて、ステレオ画像を取得する。
ステップS12において、測距センサ12は、上述した平行化補正処理を実施する。演算回路14は、ステレオ画像に対してレンズの歪みを補正するレンズ歪み補正処理を行い、ステレオ画像間の上下位置を補正する平行化補正処理を行う。即ち、レンズの歪補正処理、及びステレオ画像間の上下位置補正処理を実施する。
ステップS13において、演算回路14は、ステレオ画像間の各画素の対応付けを推定するステレオマッチング処理を行う。これにより、車両周囲にある物体までの距離及び方位を検出することができる。更に、演算回路14は、座標変換処理を施すことにより、測距データの座標上の車両の周囲における路面の三次元情報を取得することができる。
ステップS14において、段差判定位置設定回路15は、初期的な段差判定位置(第1段差判定位置)を設定する第1段差判定位置設定処理を実行する。該第1段差判定位置設定処理では、前述した図3、図4に示したように、測距センサ12にて設定される第1の所定方向D1に対して、前方に所定距離だけ離れ、直交する方向に第1段差判定位置L1を設定する。即ち、測距センサ12で検出された測距データの座標上の車両の周囲の路面に車幅方向の線状の第1段差判定位置L1を設定する。そして、段差判定位置設定回路15は、演算回路14により取得された路面の測距データの座標上の三次元情報から、図5に示すように、第1段差判定位置L1における路面の高さデータを算出する。
図3、図4では、自車両前方に設置された測距センサ12からの第1の所定方向D1に対して前方に所定距離だけ離れ、直交する方向に延びた第1段差判定位置L1を設定している。第1段差判定位置L1では、段差LD1にて高さ変化が大きく、路面では高さが低い測距データとして抽出される。
図5は、段差LD1の延伸方向が測距センサ12に設定される第1の所定方向D1と平行である場合の、第1段差判定位置L1で検出される高さデータを示している。横軸を車幅方向、縦軸を高さ方向とした場合に、段差位置で急峻に高さが変化している。即ち、路面の左側部に存在する段差LD1の延伸方向が、第1段差判定位置L1に対してほぼ直交している状況を示している。
ステップS15において、段差形状推定回路16は、路面高さ推定処理を実施する。路面高さ推定処理では、路面位置の高さを推定する。路面領域は、車両が存在する領域を路面としており、測距センサ12の正面となる位置が路面であると考え、測距センサ12の中心位置を基準とした所定範囲を中心領域とし、第1段差判定位置L1に沿って測定される高さデータから、中心領域内の高さデータを取得する。そして、この高さデータに基づいて路面の高さデータとして推定する。
推定方法は、測距センサ中心領域における段差判定位置の測距データに対して、高さを離散的に分割し、測定された測距データの数を、分割した高さ区間に投票して、投票数が多い高さ区間を路面高さとする。
図8は、路面高さ推定の概念図である。横軸を車幅方向、縦軸を高さ方向として、第1段差判定位置L1に沿って測定される高さデータを示している。その中で、測距センサ12の中心位置を算出し、測距センサ12の中心位置から所定範囲にある領域を測距センサ12の中心領域とする。この中心領域における高さデータに対して、高さ方向を離散的に区間分割した各区間に存在する高さデータの数をカウントし、最もカウント数の多い高さを、路面高さとして推定する。即ち、路面には、水捌けを良くするために、外側に向けて下方に傾斜する所謂水勾配が設けられており、高さが一定ではない。従って、上記の処理により、路面高さを推定する。
ここで、路面高さ推定において測距センサ12の中心位置を算出したが、これは車両V1の進行方向に対して正面前方に測距センサ12を設置した場合に最適な位置であり、車両V1における測距センサ12の設置位置にも依存するものである。そのため、車両V1に対して最も路面らしいと考えられる位置を路面高さ推定の起点として設定しても良く、本発明を限定するものではない。また、路面推定方法は高さデータの高さ区間への投票以外にも、ハフ変換など他の方法でも実現可能であり、本発明を限定するものではない。
ステップS16において、不連続位置検出回路18は、測距センサ12で検出される路面高さに基づき、第1段差判定位置L1に沿って高さデータが検出できない領域を推定する。即ち、高さデータが不連続となる領域(測定不能領域)を求める。更に、測定不能領域の一方の端点と他方の端点のそれぞれの車幅方向の位置、及び高さを検出する。
図9を参照して説明する。図9は、測距センサ12で検出される高さデータに、測定不能領域が存在する場合の車幅方向での高さデータを示す特性図である。図9に示す例では、段差が存在する領域(距離x1で示す領域)にて高さデータが欠落しており、測定不能領域となっている。
段差形状推定回路16は、段差上端の点q1と段差下端の点q2の車幅方向の距離x1を検出し、この距離x1が予め設定した所定距離xth以上である場合には、測定不能領域が所定量以上であると判断する。即ち、第1段差判定位置L1により路面までの距離が測定されない測定不能領域が所定量以上であると推定する。
ステップS17において、段差形状推定回路16は、距離x1と所定距離xthを対比し、「x1≧xth」であるか否かを判断する。「x1≧xth」であれば、ステップS18に処理を進め、そうでなければステップS20に処理を進める。
ステップS18において、段差形状推定回路16は、段差形状の推定処理を実施する。この処理では、高さデータが不連続となった場合の段差上端の点q1及び段差下端の点q2の位置に基づいて、段差形状を推定する。点q1が点q2に対して左側にあった場合(即ち、図9に示した高さデータの場合)には、段差形状が左方向にカーブしていると判断する。また、点q1が点q2に対して右側にあった場合には、段差形状が右方向にカーブしていると判断する。
ステップS19において、段差判定位置設定回路15は、第2段差判定位置設定処理を実施する。第2段差判定位置設定処理では、ステップS17の処理にて、距離x1が所定距離xth以上であると判断された際に、段差形状推定回路16で推定された段差形状と段差上端の点q1、段差下端の点q2を用いて第2段差判定位置L2を設定する。即ち、図9に示した距離x1が所定距離Xth以上である場合には、第1段差判定位置L1で高さを測定する際に段差が存在する領域の高さデータを取得できない。よって、第1段差判定位置L1とは異なる方向に設定される第2段差判定位置L2に変更して高さを測定する。
図6は、第2段差判定位置L2を設定する概念を示す説明図であり、段差上端位置、段差下端位置を距離画像上に投影している。段差下端の点q2と段差上端の点q1を直線で接続した直線L3は、段差のカーブ方向を近似した直線となっている。そして、この直線L3に対して直交する方向を、第2段差判定位置L2として設定する。
即ち、距離画像上の第1段差判定位置L1上の2つの点q1、q2を実空間上の座標へ変換することで、これを第2の所定方向D2に垂直な第2段差判定位置L2とする。段差の延伸方向を示す直線L3に対して垂直となる直線を第2段差判定位置L2とすることにより、最も精度良く段差位置を検出することが可能となる。特に、段差の延伸方向(直線L3の方向)が車両V1の進行方向と直交している場合には、第2段差判定位置L2は車両V1の進行方向と並行になるように設定される。
なお、段差の延伸方向が自車両の進行方向と直交していない場合であれば、第1の所定方向に直交する段差判定位置と交差することになるため、必ずしも第2の所定方向に直交する段差判定位置を設定しなくても段差位置を検出可能である。そのため、段差の延伸方向が自車両の進行方向と直交するときのみ第2の所定方向に直交する段差判定位置を設定することも可能である。
ステップS20において、段差検出回路17は、段差検出処理を実施する。ここでは、第1段差判定位置L1、或いは第2段差判定位置L2に沿って測定した高さデータに基づいて段差の判定を行う。即ち、検出不能領域(図9のx1参照)が少ない、或いは存在しない場合には第1段差判定位置L1により段差を検出し、検出不能領域が大きい場合には、第2段差判定位置L2により段差を検出する。
図10は、段差検出の概念を示す説明図である。ステップS15で示した路面高さ推定により推定された路面高さに基づいて、段差検出閾値Zth以上となる高さに高さデータが存在した場合には段差があると判定して段差を検出する。この際、段差下端位置は、段差が検出された場合に、路面高さの位置の測距データのうち最も段差側に近い測距データの位置とする。具体的には、図10のLD1に示す高さデータは、路面高さに対して距離Z1だけ高くなっており、更に、距離Z1は段差検出閾値Zthよりも大きいので、LD1は段差部であると判断される。こうして、段差部等の存在により測距センサ12の測定部位に死角が存在する場合でも、高精度に段差検出を行うことができるのである。
このようにして、第1実施形態に係る段差検出装置101では、第1段差判定位置L1を設定し、更に、この第1段差判定位置L1で高さ検出を行う際に、検出不能領域が所定量以上存在する場合には、第1の所定方向D1とは異なる第2の所定方向D2に対して直交する第2段差判定位置L2を設定する。従って、段差の延伸方向がカーブしている場合でも高精度に段差を検出でき、より広い範囲で段差までの境界位置を検出できる。
また、測距センサ12を車両V1の前方に設置した場合には、段差の延伸方向が車両V1の進行方向と平行な場合だけでなく、車両V1の進行方向と直交する場合にも段差位置を検出できるため、車両V1がカーブする際の走路に存在する段差を広い範囲で検出することが可能となり、スムーズに車両V1を走行させることが可能となる。
また、図6に示したように、第1段差判定位置L1を用いて高さデータを検出する際に、高さデータが途切れた場合には、途切れた2つの端点を結ぶ直線に対して直交する方向に第2段差判定位置L2を設定している。即ち、測定不能領域の位置に基づいて、第2の所定方向D2を設定している。従って、段差がカーブしている場合でも高精度な段差検出が可能となる。
更に、段差判定位置設定回路15は、段差の延伸方向が車両V1の進行方向に対して左方向の場合には、第1の所定方向D1を反時計回りの方向に傾斜させた方向を、第2の所定方向D2として設定する。即ち、図4に示したように、段差が左方向にカーブしている場合には、第1の所定方向D1を反時計回りの方向に傾斜させた方向を第2の所定方向D2としている。従って、段差の延伸方向が左方向にカーブした場合に、段差位置をより精度良く検出することができる。
また、段差判定位置設定回路15は、段差の延伸方向が車両V1の進行方向に対して右方向の場合には、第1の所定方向D1を時計回りの方向に傾斜させた方向を、第2の所定方向D2として設定する。従って、段差の延伸方向が右方向にカーブした場合に、段差位置をより精度良く検出することができる。
なお、上記した第1実施形態では、段差判定位置が1つである場合について説明したが、段差判定位置を複数設定しても良い。段差判定位置を複数設定する場合には、ステップS18に示した段差形状推定処理において、段差上端と段差下端を使用せずに、異なる判定位置における段差下端を結んだ直線を段差の延伸方向として推定しても良い。この場合には、道路境界として段差に限る必要はなく、高さのある植込みや草の生えた縁石のような段差上端の形状が決まっていない物体を検出することができる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。前述した第1実施形態では、測距センサ12として、ステレオカメラを用いた。これに対し第2実施形態では、測距センサ12として、レーザレンジファインダ(LRF)を用いる点で相違する。従って、装置構成は前述した図1と同様であるので、構成説明を省略する。
以下、第2実施形態に係る段差検出装置101の処理手順について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。初めに、ステップS31においてLRFを作動させて、路面の測距データを取得する。その後、ステップS34にて、第1段差判定位置L1の設定処理を実行する。ステップS34〜S40の処理は、図2に示したステップS14〜S20の処理と同様であるので説明を省略する。そして、第2実施形態に係る段差検出装置101においても、前述した第1実施形態と同様の効果を達成することができる。
[第3実施形態の説明]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。前述した第2実施形態では、車両V1の前方に測距センサ12としてのLRFを搭載して、第1段差判定位置L1を設定する例について説明した。第3実施形態では、図12に斜視図、図13に俯瞰図を示すように、車両V1の側方にLRF、或いは360°LRFを搭載して路面の距離を測定する。
また、第1の所定方向D1は測距センサ12に対して正面方向ではなく、車両V1の進行方向と平行な方向に設定する。これ以外の構成、及び処理手順は、前述した第1実施形態と同様であるので説明を省略する。そして、第3実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の効果を達成することができる。
[第4実施形態の説明]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図14は、第4実施形態に係る段差検出装置102の構成を示すブロック図である。第4実施形態に係る段差検出装置102は、図1に示した段差検出装置101と対比して、地図データベース19(地図情報記憶部)を備えている点で相違する。即ち、マイクロコンピュータ13aは、地図データベース19を備えている。それ以外の構成は、図1と同様であるので、同一符号を付して構成説明を省略する。
地図データベース19は、車両V1が走行する走行路を含む地図情報を格納する。該地図データには、走行路に設けられる縁石等の段差情報が含まれる。
以下、図15に示すフローチャートを参照して、第4実施形態に係る段差検出装置101の処理手順について説明する。図15に示すステップS51〜S57の処理は、図2に示したステップS11〜S17の処理と同一であるので説明を省略する。
ステップS57において、高さデータが不連続となる測定不能領域が所定量以上となった場合には(ステップS57でYES)、ステップS61において、段差形状推定回路16は、車両V1の自己位置を推定する。この処理は、GPS(図示省略)より自己位置データが与えられると、地図データベース19に含まれる車両V1の走行路情報から自己位置を推定することができる。
ステップS62において、段差形状推定回路16は、地図データベース19を参照して車両V1の走行路近傍の段差情報を取得する。その結果、車両V1の走行路の路面に存在する段差の位置を認識できる。
ステップS63において、段差形状推定回路16は、段差の延伸方向を取得する。即ち、段差が走路に平行であるか、左側にカーブしているか或いは右側にカーブしているかの情報を取得する。
次いで、ステップS58に移行して、段差形状推定処理を実行する。図2のステップS18の処理では、段差上端、段差下端の位置を取得して段差がカーブする方向を推定したが、本実施形態では、地図データに基づいて段差がカーブする方向を認識できるので、上記の推定処理は不要となる。
その後、ステップS59において、図2のステップS19と同様の処理を実行して第2段差判定位置L2を設定する。更に、ステップS60において、図2のステップS20と同様の処理を実行して路面に存在する段差を検出する。
このようにして、第4実施形態に係る段差検出装置102では、地図データを用いてより遠方の縁石延伸方向を推定することが可能であり、より遠方で段差の延伸方向がカーブした場合にも段差の境界位置を検出できる。
以上、本発明の段差検出装置、及び段差検出方法を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
11 測距部
12 測距センサ
13,13a マイクロコンピュータ
14 演算回路
15 段差判定位置設定回路
16 段差形状推定回路
17 段差検出回路
18 不連続位置検出回路
19 地図データベース
101,102 段差検出装置
D1 第1の所定方向
D2 第2の所定方向
L1 第1段差判定位置
L2 第2段差判定位置

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、前記車両の周囲における路面までの距離及び方位を検出する測距センサと、
    前記測距センサから第1の所定方向に第1の所定距離だけ離れ、前記第1の所定方向に直交する方向に延びる第1段差判定位置を前記路面に設定する段差判定位置設定回路と、
    前記測距センサにより検出された前記路面までの距離及び方位に基づいて、前記第1段差判定位置における前記路面の高さ変化を算出する段差形状推定回路と、
    前記第1段差判定位置により路面の高さ変化を測定できない測定不能領域が所定量以上であるか否かを検出する不連続位置検出回路と、
    前記路面の高さ変化に基づいて路面上の段差を検出する段差検出回路と、を備え、
    前記段差判定位置設定回路は、前記測定不能領域が所定量以上となった場合には、前記測距センサから前記第1の所定方向とは異なる第2の所定方向に第2の所定距離だけ離れ、前記第2の所定方向に直交する方向に延びる第2段差判定位置を前記路面に設定し、
    前記段差形状推定回路は、前記測距センサにより検出された前記路面までの距離及び方位に基づいて、前記第2段差判定位置における前記路面の高さ変化を算出し、前記段差検出回路は、算出した高さ変化に基づいて路面上の段差を検出すること
    を特徴とする段差検出装置。
  2. 前記段差判定位置設定回路は、前記測定不能領域の位置に基づいて、前記第2の所定方向を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の段差検出装置。
  3. 前記段差判定位置設定回路は、車両周囲の地図情報が格納された地図情報記憶部を備え、前記地図情報に基づいて、前記第2の所定方向を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の段差検出装置。
  4. 前記段差判定位置設定回路は、段差の延伸方向が車両の進行方向に対して右方向の場合には、前記第1の所定方向を時計回りの方向に傾斜させた方向を、第2の所定方向として設定すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の段差検出装置。
  5. 前記段差判定位置設定回路は、段差の延伸方向が車両の進行方向に対して左方向の場合には、前記第1の所定方向を反時計回りの方向に傾斜させた方向を、第2の所定方向として設定すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の段差検出装置。
  6. 車両の周囲における路面までの距離及び方位を測距センサが検出する工程と、
    前記測距センサから第1の所定方向に第1の所定距離だけ離れ、前記第1の所定方向に直交する方向に延びる第1段差判定位置を前記路面に設定する工程と、
    前記測距センサにより検出された前記路面までの距離及び方位に基づいて、前記第1段差判定位置における前記路面の高さ変化を算出する工程と、
    前記第1段差判定位置により路面の高さ変化を測定できない測定不能領域が所定量以上であるか否かを検出する工程と、
    前記路面の高さ変化に基づいて路面上の段差を検出する工程と、
    前記測定不能領域が所定量以上となった場合には、前記測距センサから前記第1の所定方向とは異なる第2の所定方向に第2の所定距離だけ離れ、前記第2の所定方向に直交する方向に延びる第2段差判定位置を前記路面に設定する工程と、
    前記測距センサにより検出された前記路面までの距離及び方位に基づいて、前記第2段差判定位置における前記路面の高さ変化を算出し、算出した高さ変化に基づいて路面上の段差を検出する工程と、
    を備えたことを特徴とする段差検出方法。
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