JP6485000B2 - カメラ用アクセサリー - Google Patents
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Description
アクセサリーシューは前後両面及び上面の一部が開口したものであり、その内部空間の底面にはカメラ内に設けた電源回路と接続する金属製のカメラ側端子が設けてある。
ストロボの下端部にはシュー(取付足)が設けてある。このシューは、アクセサリーシューの内部空間に対して挿脱可能なベース(支持部材)と、ベースの底面に固定したシュー金具と、ベースに支持しかつシュー金具の下端面から下方に突出した金属製の端子と、ベースに対して上下方向の軸線周りに回転しながら上下方向にスライド可能なロック部材(固定リング)と、を備えている。
さらにシューは、ロック部材の回転動作に伴って、端子をベースに対して水平方向に対してスライドさせるスライド機構を備えている。ロック部材を初期位置からロック位置側へ回転させると、ロック部材は徐々にベースに対して接近し(下方へ移動し)、ロック位置まで移動したときにベースに対して最も接近する。
この状態でロック部材をロック位置側へ回転させると、端子がカメラ側端子に対して水平方向にスライドするので、端子やカメラ側端子の表面に付着していた酸化膜や汚れが除去される。そのため端子とカメラ側端子が確実に導通可能となる。
そしてロック部材がロック位置まで移動すると、ロック部材がアクセサリーシューの上面に対して上方から接触する。即ち、シュー金具とロック部材がアクセサリーシューを上下方向から挟持するので、ストロボがアクセサリーシュー(カメラ)に対して確実に固定される。
またロック部材を初期位置に戻した上で、シュー金具及び端子をアクセサリーシューに対して水平方向へスライドさせれば、ストロボ(シュー金具及び端子)をアクセサリーシューから取り外すことが可能である。
そのためシュー金具及び端子のアクセサリーシューに対する上下位置を正確に合わせないと、シュー金具及び端子をアクセサリーシューの内部空間に対して挿入できない。即ち、ストロボのアクセサリーシューに対する装着が容易ではない。
さらにストロボ(シュー金具及び端子)をアクセサリーシューから取り外す際には、シュー金具及び端子とアクセサリーシューの内面(及びカメラ側端子)との間で摩擦抵抗が発生するので、ストロボのアクセサリーシューに対する取り外しも容易ではない。
さらに、上記ロック部材が上記最大離間位置と上記挟持位置の間の中間位置に位置するときに、上記端子が上記ベースの上記端面から上記カメラ側端子側に突出し、かつ、上記ロック部材が上記挟持位置に位置するときに、上記端子の上記端面からの突出量を上記中間位置のとき以上にしてもよい。
まずストロボ20を着脱可能なカメラ10の基本構造について説明する。
ミラーレスタイプのカメラ10は、互いに着脱可能なカメラボディ11と交換レンズ18とを備えている。カメラボディ11の外装ケース11aの上面の中央部には、金属製のアクセサリーシュー12が固定してある。図示するようにアクセサリーシュー12は、平面視略矩形の底板部13と、底板部13の左右両側部から上方に延びる一対の側壁部14と、左右の側壁部14の上縁部から互いに近づく方向に略水平に延びる一対の被挟持部15と、を一体的に備えている。外装ケース11aの上面には金属製の4つのカメラ側端子11bが設けてある(図1、図9−図11参照)。このカメラ側端子11bはカメラボディ11の内部に設けた電源回路と接続するものである。さらに外装ケース11aの上面にはロック用凹部11cが凹設してある(図1参照)。底板部13には、底板部13の後縁部から前方に延びる平面視略矩形の露出用切欠13aが設けてあり、この露出用切欠13aを通してカメラ側端子11b及びロック用凹部11cが上方に露出している。
ストロボ20は、発光部を有するストロボ本体(図示略)と、ストロボ本体の下部から下方に突出するシュー21と、を一体的に具備している。
シュー21は大きな構成要素として本体取付部22、ロック部材27(ロック機構、ロック部材第一構成部28、ロック部材第二構成部67)、端子ユニット38、ベース78、及びグランド接点部材92を備えている。
樹脂等の絶縁性材料からなる本体取付部22の中心部には本体取付部22を上下方向に貫通する断面円形の中央貫通孔23が形成してある。本体取付部22の下面は円形のロック部材支持面24により構成してあり、ロック部材支持面24の下面には中央貫通孔23を中心とする円弧形状をなす一対の第一カム溝形成用突起25(第一カム溝)が突設してある。さらに第一カム溝形成用突起25の下端面は二つの面により形成してある(なお、第一カム溝形成用突起25の下端面に、この二つの面に加えて他の面を形成してもよい)。即ち、第一カム溝形成用突起25の下端面は、本体取付部22を上方から見たときに(中央貫通孔23を中心としかつ第一カム溝形成用突起25が位置する円周の)時計方向側に位置する水平面からなるピン突出許容カム面25aと、反時計方向側に位置しかつピン突出許容カム面25a(水平面)に対して傾斜するピン突出量調整用カム面25bとを有している。ピン突出量調整用カム面25bは時計方向側から反時計方向側に向かうに従って徐々に下方へ向かう傾斜面である。さらに本体取付部22には、本体取付部22を上下方向に貫通する四つのボルト用貫通孔26が形成してある。
金属製かつ円盤状の接点基板39には2つのボルト用孔40と2つの固定用孔41が穿設してある。
ボルト用孔40の直下には樹脂等の絶縁性材料からなる端子支持部材42が位置している。端子支持部材42の上半部は接点基板39と略断面略円形の円形部43により構成してあり、端子支持部材42の下半部は断面略矩形の非円形部44により構成してある。円形部43の上面には一対の固定用ピン45が上向きに突設してあり、また一対の雌ネジ孔46が形成してある。さらに円形部43の上面には、共に端子支持部材42を上下方向に貫通する四本の端子受容孔48と一本のロックピン受容孔49が形成してある。図9−図11に示すように端子受容孔48は内径が二段階で変化している。即ち、端子受容孔48はその下端部を構成する小径下端部48aと、小径下端部48aより上方に位置する部分を構成する小径下端部48aより大径の大径部48bと、を有している。なお図示は省略してあるがロックピン受容孔49も端子受容孔48と同様の構造であり、小径下端部と、該小径下端部より大径の大径部と、を有している。さらに円形部43の外周面の180°離間した二カ所には支持突起50が一体的に突設してある。各支持突起50の先端面には円柱形状の第二カムフォロア51が固定状態で突設してある。
端子支持部材42の各端子受容孔48とロックピン受容孔49には共に金属製の略円柱状部材である端子55とロックピン59が上方からそれぞれ挿入してある。端子55は、その上部を構成する大径被支持部56と、その下部を構成しかつ大径被支持部56より小径の突出部57と、を一体的に備えている。ロックピン59は、その上部を構成する大径被支持部60と、その下部を構成しかつ大径被支持部60より小径の突出部61と、を一体的に備えている。端子55は、その突出部57が小径下端部48aに遊嵌しかつ大径被支持部56が大径部48bに遊嵌する態様で各端子受容孔48に上下動可能に挿入してある(図9−図11参照。大径部48bの底部には止水用Oリングが設けてある)。大径被支持部56の外径が小径下端部48aより大きいので、端子55は大径被支持部56の下面が大径部48bの底面を超えて端子支持部材42に対して下方へ移動することはない。一方、ロックピン59は、その突出部61が上記小径下端部に遊嵌しかつ大径被支持部60が大径部に遊嵌する態様で各ロックピン受容孔49に上下動可能に挿入してある(大径部の底部にも止水用Oリングが設けてある)。端子55と同様に大径被支持部60の外径が小径下端部より大きいので、ロックピン59は大径被支持部60の下面が大径部の底面を超えて端子支持部材42に対して下方へ移動することはない。
そして接点基板39が、その下面によって各圧縮コイルバネ62を下方に押圧しながら(圧縮コイルバネ62を圧縮方向に弾性変形させながら)円形部43(端子支持部材42)の上面に対して被せてある。さらに円形部43の一対の固定用ピン45が接点基板39の一対の固定用孔41に対して嵌合しかつ接点基板39のボルト用孔40に対して上方から挿入した一対のボルト64が一対の雌ネジ孔46に螺合してあるので、接点基板39の下面と円形部43(端子支持部材42)の上面の当接状態が保持されている。その結果、端子55は対応する圧縮コイルバネ62によって常に下向きに付勢されるので、端子55に対して上向きの力が及ばないとき、端子55の大径被支持部56の下端面が対応する(端子受容孔48の大径部48bの底部に設けた)上記止水用Oリングに当接しかつ突出部57が挿通用孔54を通って防滴部材53の下端面から下方に突出する。同様に、ロックピン59も対応する圧縮コイルバネ62によって常に下向きに付勢されるので、ロックピン59に対して上向きの力が及ばないとき、ロックピン59の大径被支持部の下端面が対応する(ロックピン受容孔49の大径部の底部に設けた)上記止水用Oリングに当接しかつ突出部61が挿通用孔54を通って防滴部材53の下端面から下方に突出する。
以上構成の端子ユニット38は、端子支持部材42の一対の第二カムフォロア51がロック部材第一構成部28の一対の第二カム溝32に対してそれぞれ係合する態様で、本体取付部22及びロック部材第一構成部28の内周側空間に配設してある(図9−図11参照)。
ロック部材第二構成部67は、一対の第二カム溝形成用突起70をロック部材第一構成部28の対応する第二カム溝32の直下に位置させながら(ピン突出用カム面33の直下にピン突出用カム面71を位置させ、ロック用カム面34の直下にロック用カム面72を位置させながら)ロック部材第一構成部28の下部の内周側空間(環状突部30の直下の空間)に嵌合しかつロック部材第一構成部28の各嵌合ピン35を各ピン嵌合孔74に対して嵌合した状態で、ロック部材第一構成部28に対して下方から装着してある。そして各ロック部材第二構成部67のボルト挿通用凹部73に対して下方から挿入した四本のボルト75をロック部材第一構成部28の雌ネジ孔36に対して螺合してあるので、ロック部材第一構成部28とロック部材第二構成部67は一体状態を保持し、さらに一体化したロック部材第一構成部28とロック部材第二構成部67がロック部材27を構成する。このようにしてロック部材27を構成すると、端子支持部材42の一対の第二カムフォロア51が第二カム溝32の上端面(ピン突出用カム面33とロック用カム面34)と第二カム溝形成用突起70の上端面(ピン突出用カム面71とロック用カム面72)によって挟持される(図7(b)参照)。
ベース78の上部は断面略円形の固定接続部79により構成してあり、ベース78の下部は平面視略矩形の取付部80(ロック機構)により構成してある。
固定接続部79には周方向に180°離間した一対のスリット82が形成してある。さらに固定接続部79の上面には四つの雌ネジ孔83が穿設してある。さらに固定接続部79の外周面の周方向に約180°離間した二カ所には一対の第一カム溝85が凹設してある。図5、図7等に示すように第一カム溝85は固定接続部79の周方向に沿って延びる溝であり、その上面は開放している。さらに第一カム溝85の底面は二つの面により形成してある。即ち、第一カム溝85の底面は、固定接続部79を上方から見たときに(固定接続部79の中心軸を中心としかつ第一カム溝85が位置する円周の)時計方向側に位置するピン突出許容カム面86と、反時計方向側に位置するピン突出量調整用カム面87とを有している。ピン突出許容カム面86はピン突出許容カム面25aと対応する形状(互いに平行をなす形状)であり、ピン突出量調整用カム面87はピン突出量調整用カム面25bと対応する形状(互いに平行をなす形状)である(図8参照)。
取付部80の中央部には、取付部80を上下方向に貫通しかつ端子支持部材42及び防滴部材53と略同じ断面形状をなす非円形貫通孔89が穿設してある。
ベース78は、固定接続部79の上端面を本体取付部22の下端面に当接しかつ本体取付部22の上方から各ボルト用貫通孔26に挿入した四本のボルト77を各雌ネジ孔83に対して螺合することにより、本体取付部22の下面に対して固定してある。ベース78を本体取付部22に対して固定すると、二つの第一カム溝85の上部に対して本体取付部22の一対の第一カム溝形成用突起25が嵌合しかつ各第一カム溝形成用突起25の外周面と固定接続部79の外周面が連続し、さらに第一カム溝形成用突起25及び固定接続部79の外周面がロック部材第一構成部28の回転支持孔30a及びロック部材第二構成部67の中央貫通孔69に回転可能に接触するので、ロック部材27が上下方向に延びる自身の軸線回りに本体取付部22及びベース78に対して回転可能となる。また端子支持部材42の一対の支持突起50が一対のスリット82に上下動可能に遊嵌する。さらにロック部材第一構成部28の一対の第一カムフォロア31が一対の第一カム溝85内にスライド自在に嵌合し、第一カム溝形成用突起25の下端面(ピン突出許容カム面25aとピン突出量調整用カム面25b)と第一カム溝85の底面(ピン突出許容カム面86とピン突出量調整用カム面87)によって上下から挟持される。
さらに固定接続部79の外周面には、金属製の弾性部材であるグランド接点部材92が装着してある。このグランド接点部材92は、ストロボ本体内に設けたグランド端子(図示略)と中間部材(導電性部材)を介して接続している。
図1、図2に示すようにカメラ10から離間させたストロボ20のロック部材27を最大離間位置に位置させて、端子55及びロックピン59の下端部を防滴部材53及び取付部80の下端面より上方に位置させておく。そしてアクセサリーシュー12の後端開口から左右の被挟持部15と底板部13の間の空間に取付部80を挿入する(図9(a)参照)。このとき取付部80の前端部を底板部13の前後方向の中間部と同じ位置に位置させ(底板部13の前端部より後方に位置させ)、端子55及びロックピン59を露出用切欠13aの直上に位置させる。取付部80の厚み(上下寸法)は底板部13と被挟持部15の間の隙間(上下寸法)より短くかつ端子55及びロックピン59の下端部が取付部80の下端面より上方に位置している(取付部80の下端面から下方に突出していない)ので、このとき取付部80を左右の被挟持部15と底板部13の間の空間に対して円滑に挿入できる。
このようにしてシュー21の各端子55をカメラボディ11側の各カメラ側端子11bに接触させると、カメラボディ11内に設けたバッテリ(図示略)の電力が上記電源回路、カメラ側端子11b、及び端子55を介してストロボ20の上記発光部に伝わるので、カメラボディ11に設けたストロボ操作手段を操作すればストロボ20の発光部が発光する。
またシュー21に設けたグランド接点部材92がアクセサリーシュー12の内面に接触する。その結果、ストロボ本体内に設けたグランド端子、グランド接点部材92、アクセサリーシュー12、及びカメラボディ11内に設けたアクセサリーシュー12と接続する金属製シャーシアースが互いに導通する。
例えば、ストロボ20以外のカメラ用アクセサリー(例えば、電子ビューファインダー、GPS受信アタッチメント、マイク、ホットシューアダプタなど)に本発明を適用してもよい。
ロック部材27が挟持位置に位置するときの端子55の突出部57及びロックピン59の突出部の取付部80の下端面からの下方への突出量をロック部材27が中間位置に位置するときと同じとなるように、ピン突出量調整用カム面25b、ピン突出量調整用カム面87、ロック用カム面34、ロック用カム面72の傾斜角を設定してもよい。
ロック部材27がある特定の位置(例えば、最大離間位置、中間位置、挟持位置)に位置したときに、ロック部材27の回転方向位置をその位置で仮保持する仮保持機構(例えばクリックストップ機構)を設けてもよい。また、ロック部材27やロック部材27の周辺部材(例えば本体取付部22に)ロック部材27がある特定の位置(例えば、最大離間位置、中間位置、挟持位置)に位置することを表す指標を設けてもよい。
防滴部材53は本発明の必須の構成要素ではないので、シュー21から防滴部材53を省略してもよい。
カメラ10はミラーレスタイプとは異なるタイプのカメラ(例えば、一眼レフタイプやコンパクトタイプなど)であってもよい。
第一カム溝形成用突起25及び第一カム溝85をロック部材27側に設けて、第一カムフォロア31をベース78(及び/又は本体取付部22)側に設けてもよい。また第二カム溝32及び第二カム溝形成用突起70を端子ユニット38側に設けて、第二カムフォロア51をロック部材27側に設けてもよい。
端子55やカメラ側端子11bの数を一つや四つ以外の複数にしたり、ロックピン59やロック用凹部11cの数を複数にしてもよい。
11 カメラボディ
11a 外装ケース
11b カメラ側端子
11c ロック用凹部
12 アクセサリーシュー
13 底板部
13a 露出用切欠
14 側壁部
15 被挟持部
18 交換レンズ
20 ストロボ(カメラ用アクセサリー)
21 シュー
22 本体取付部
23 中央貫通孔
24 ロック部材支持面
25 第一カム溝形成用突起(第一カム溝)(第一カム機構)(ロック部材移動機構)(移動機構)
25a ピン突出許容カム面
25b ピン突出量調整用カム面
26 ボルト用貫通孔
27 ロック部材(ロック機構)
28 ロック部材第一構成部
29 摘み部
30 環状突部
30a 回転支持孔
31 第一カムフォロア(第一カム機構)(ロック部材移動機構)(移動機構)
32 第二カム溝(第二カム機構)(端子移動機構)(移動機構)
33 ピン突出用カム面
34 ロック用カム面
35 嵌合ピン
36 雌ネジ孔
38 端子ユニット
39 接点基板
40 ボルト用孔
41 固定用孔
42 端子支持部材
43 円形部
44 非円形部
45 固定用ピン
46 雌ネジ孔
48 端子受容孔
48a 小径下端部
48b 大径部
49 ロックピン受容孔
50 支持突起
51 第二カムフォロア(第二カム機構)(端子移動機構)(移動機構)
53 防滴部材
54 挿通用孔
55 端子
56 大径被支持部
57 突出部
59 ロックピン
60 大径被支持部
61 突出部
62 圧縮コイルバネ
64 ボルト
67 ロック部材第二構成部
68 環状突部
69 中央貫通孔
70 第二カム溝形成用突起(第二カム溝)(第二カム機構)(端子移動機構)(移動機構)
71 ピン突出用カム面
72 ロック用カム面
73 ボルト挿通用凹部
74 ピン嵌合孔
75 77 ボルト
78 ベース
79 固定接続部
80 取付部(ロック機構)
82 スリット
83 雌ネジ孔
85 第一カム溝(第一カム機構)(ロック部材移動機構)(移動機構)
86 ピン突出許容カム面
87 ピン突出量調整用カム面
89 非円形貫通孔
92 グランド接点部材
Claims (5)
- カメラに設けたアクセサリーシューに対して、自身の端子を上記カメラのカメラ側端子に接触させながら着脱可能なシューを備えるカメラ用アクセサリーにおいて、
上記アクセサリーシューに対してスライドさせながら挿脱可能なベースと、
上記ベースの上記カメラ側端子側の端面から上記カメラ側端子側に突出する方向及び該端面側に戻る方向に移動可能な上記端子と、
上記ベースが上記アクセサリーシューの内部空間に位置するときに、該アクセサリーシューの外側に位置する、上記端子の上記ベースに対する上記移動方向と平行な軸線回りに回転可能なロック部材と、
上記ベースの一部に形成した、上記アクセサリーシューの一部である被挟持部に対して上記アクセサリーシューの内部空間側から接触可能な取付部と、
上記ロック部材を、上記回転に伴って、上記取付部との間隔が最大かつ上記被挟持部の厚みより大きくなる最大離間位置と、該取付部との間隔が上記被挟持部の厚みと同じか又は小さくなる挟持位置と、の間で上記ベースに対して上記端子の上記移動方向と平行に移動させるロック部材移動機構と、
上記端子を支持しかつ上記ベースに対して相対移動可能な端子支持部材と、
上記ロック部材の回転に伴って上記端子支持部材を上記ベースに対して上記端子の上記移動方向に移動させる端子移動機構と、
を備え、
上記ベースを上記アクセサリーシューに装着した状態で上記ロック部材が上記挟持位置に位置するときに、上記ベースと上記アクセサリーシューが固定され、
上記ロック部材移動機構による上記ベースに対する上記ロック部材の移動と、上記端子移動機構による上記ベースに対する上記端子支持部材の移動とによって、上記ベースに対して上記移動方向への上記端子の位置が変化し、
上記ロック部材が上記挟持位置に位置するとき、上記端子が上記カメラ側端子と接触可能な位置まで上記端面から突出することを特徴とするカメラ用アクセサリー。 - 請求項1記載のカメラ用アクセサリーにおいて、
上記ロック部材移動機構が、上記ロック部材を上記最大離間位置と上記挟持位置との間の中間位置へ移動させることが可能であり、
上記ロック部材が上記中間位置に位置するときに、上記端子が上記カメラ側端子と接触可能な位置まで上記端面から突出するカメラ用アクセサリー。 - 請求項1または2記載のカメラ用アクセサリーにおいて、
上記ロック部材移動機構が、
上記ベースと上記ロック部材の一方に形成した第一カム溝と、
他方に形成した、該第一カム溝に対して相対移動可能に係合する第一カムフォロアと、
を備えるカメラ用アクセサリー。 - 請求項1から3のいずれか1項記載のカメラ用アクセサリーにおいて、
上記端子移動機構が、
上記端子支持部材と上記ロック部材の一方に形成した第二カム溝と、
他方に形成した、該第二カム溝に対して相対移動可能に係合する第二カムフォロアと、
を備えるカメラ用アクセサリー。 - 請求項1、3、4のいずれか1項記載のカメラ用アクセサリーにおいて、
上記ロック部材移動機構が、上記ロック部材を上記最大離間位置と上記挟持位置との間の中間位置へ移動させることが可能であり、
上記ロック部材が上記中間位置に位置するときに、上記端子が上記ベースの上記端面から上記カメラ側端子側に突出し、かつ、上記ロック部材が上記挟持位置に位置するときに、上記端子の上記端面からの突出量が上記中間位置のとき以上になるカメラ用アクセサリー。
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