JP6483450B2 - 負荷時タップ切換装置 - Google Patents
負荷時タップ切換装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6483450B2 JP6483450B2 JP2015013752A JP2015013752A JP6483450B2 JP 6483450 B2 JP6483450 B2 JP 6483450B2 JP 2015013752 A JP2015013752 A JP 2015013752A JP 2015013752 A JP2015013752 A JP 2015013752A JP 6483450 B2 JP6483450 B2 JP 6483450B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- tap
- resistance
- switching
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Description
(1)前記真空バルブとして抵抗バルブを備える遮断回路部を有する。
(2)前記遮断回路部は、通電位置にて真空バルブの電極間に電位差が無いように、前記抵抗バルブの一方の端子が、中性点に繋がる中性点端子あるいは通電している側のタップに繋がるタップ端子のいずれかに接続される。
(3)前記遮断回路部は、前記真空バルブとして主バルブおよび抵抗バルブを備えると共に、絶縁切換スイッチ機構を組み込む。
(4)前記絶縁切換スイッチ機構は、非通電側の前記抵抗バルブの一方の端子をタップ接続位置から切り離し、中性点短絡位置まで切換えることにより前記抵抗バルブの電位を中性点電位とするように設定する。
(5)前記絶縁切換スイッチ機構におけるタップ接続の切断動作に関して、前記抵抗バルブの一方の端子を前記タップ接続位置から切り離すタイミングが、前記抵抗バルブと同一タップ側に位置する主バルブの遮断時から第一の時間後であり、前記抵抗バルブの遮断時から第二の時間後であり、かつ前記抵抗バルブの相手タップ側に位置する主バルブの閉極時から第三の時間前とするように設定する。
(構成)
以下、本発明に係る第1の実施形態について、図1〜図17を用いて具体的に説明する。第1の実施形態は真空バルブ遮断方式を採用した4バルブの負荷時タップ切換装置である。
図1は第1の実施形態の負荷時タップ切換装置における切換開閉器の遮断回路部を示している。図1に示すように、遮断回路部にはU相、V相、W相の3相が設けられており、各相に4個の円筒形の真空バルブ、合計12個の真空バルブが取り付けられている。遮断回路部の中ほどにはディスク状の遮断ホルダ4が、1相当たりに1個設けられており、ここに前記真空バルブが設置される。
本実施形態の主要部である絶縁切換スイッチ機構を説明する前に、まず切換開閉器の概要について、図2及び図3を用いて説明する。前述したように、負荷時タップ切換装置には負荷時タップ切換器が設けられ、負荷時タップ切換器には切換開閉器が設けられている。図2は本実施形態における切換開閉器と、それを収納する油槽全体を示している。
図4〜図10を用いて本実施形態の主要構成部である非通電側の絶縁切換スイッチ機構について説明する。図4は非通電側の絶縁切換スイッチ機構の表側、図5は同機構の裏側、図6は同機構のスライド構造部、図7〜図9は図6のスライド構造部の詳細図、図10は絶縁切換スイッチ機構を組み込む抵抗スイッチホルダ9の斜視図を示している。
図5〜図9に示すように、切換レバー25は左右一対となって切換スライダー27に3組取り付けられている。3組の切換レバー25は互いに平行であって、切換スライダー27の長手方向と直交するように配置されている。切換レバー25は1相あたりM1、M2側各々3対ずつ、厚み方向に一定の間隔で、切換軸26のセンターに対して放射状に配置されている。負荷時タップ切換器が3相器の場合、切換レバー25は1相あたりM1、M2側各々3対ずつ、3×2×3=18対、設けられている。
図5〜図9に示すように、切換スライダー27はM1、M2側各1本ずつ、切換レバー25の回転軸を通る垂直面上において半径方向にスライド自在に支持されている。切換スライダー27は、切換軸26から放射状に切換開閉器の半径方向に延びて設けられている。切換スライダー27はM1、M2側に各1本、3相で合計6本使用される。
抵抗スイッチカム29は図6に示すように、切換軸26に取り付けられており、抵抗スイッチカム29の周縁部には、120度の間隔で幅広の突状部を持つカム溝29aが形成されている。カム溝29aには切換スライダー27のカムフォロア27aが摺動自在に嵌め込まれている。このため、切換軸26と共に抵抗スイッチカム29が回転すると、カム溝29aに沿ってカムフォロア27aが摺動し、切換スライダー27が半径方向にスライドする。
以降、本実施形態の動作について説明する。図11〜図13は全体の切換シーケンスにおける絶縁切換スイッチ機構の動きを示しており、上段が遮断回路図、下段が絶縁切換スイッチ機構の平面図である。図11、図12、図13はそれぞれ、M1側通電位置、切換中央位置、M2側通電位置における絶縁切換スイッチ機構の動きを示す。ここで、通電位置とは図11及び図13に示すように、一方の抵抗バルブ(例えば抵抗バルブ5)がタップ端子(例えばM1側タップ端子251a)に接続され、他方の抵抗バルブ(例えば抵抗バルブ6)が中性点端子(例えばM2側中性点端子252c)に接続される状態を表している。絶縁切換スイッチ機構の切換動作は、切換スライダー27が抵抗スイッチホルダ9のカム溝29aに導かれて半径方向にスライドして出入りすることにより行われる。
以上の構成を有する第1の実施形態の作用および効果は、次の通りである。第1の実施形態では、絶縁切換スイッチ機構にて、極間の絶縁を真空バルブ以外の部分で持たせている。すなわち、本実施形態では、通電位置において真空バルブの電極間に電位差が無いように、遮断回路部を構成する全部品を、中性点か通電している側のタップのいずれかに接続している。
上記の実施形態は、本明細書において一例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図するものではない。すなわち、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことが可能である。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。例えば、過電流遮断や極間短絡のリスクを低減させる第一の時間T1、第二の時間T2、第三の時間T3の各時間などは適宜変更可能である。
2…M1側主バルブ
3…M2側主バルブ
4…遮断ホルダ
5…M1側抵抗バルブ
6…M2側抵抗バルブ
7…M1側通電導体
8…M2側通電導体
9…抵抗スイッチホルダ
9a…スライド溝
9b…ガイドリブ
10…タップトウブ
11…減速ハグルマ機構
12…絶縁筒
13…中性点リング
14…中性点接続端子
15…M1タップ接続端子
16…M2タップ接続端子
17…油槽底
18…対地シールド
19…蓄勢機構
20…スライド中性点接点
21…スライドM1接点
22…スライドM2接点
23…限流抵抗
24…バリスタ
25…切換レバー
25a…接点
251…M1側の切換レバー
252…M2側の切換レバー
251a…M1側タップ端子
251b…M1側抵抗バルブ端子
251c…M1側中性点端子
252a…M2側タップ端子
252b…M2側抵抗バルブ端子
252c…M2側中性点端子
26…切換軸
27…切換スライダー
27a…カムフォロア
27b…ローラー
28…ワタリ板バネ
29…抵抗スイッチカム
29a…カム溝
30…回転支持ピン
31…リード金具
32…固定ボルト・ナット
50…油槽
Claims (2)
- 複数の真空バルブを有する真空バルブ遮断方式の負荷時タップ切換装置において、
前記真空バルブとして抵抗バルブを備える遮断回路部を有し、
前記遮断回路部は、通電位置にて真空バルブの電極間に電位差が無いように、前記抵抗バルブの一方の端子が、中性点に繋がる中性点端子あるいは通電している側のタップに繋がるタップ端子のいずれかに接続され、
前記遮断回路部は、前記真空バルブとして主バルブおよび抵抗バルブを備えると共に、絶縁切換スイッチ機構を組み込み、
前記絶縁切換スイッチ機構は、非通電側の前記抵抗バルブの一方の端子をタップ接続位置から切り離し、中性点短絡位置まで切換えることにより前記抵抗バルブの電位を中性点電位とするように設定し、
前記絶縁切換スイッチ機構におけるタップ接続の切断動作に関して、前記抵抗バルブの一方の端子を前記タップ接続位置から切り離すタイミングが、前記抵抗バルブと同一タップ側に位置する主バルブの遮断時から第一の時間後であり、前記抵抗バルブの遮断時から第二の時間後であり、かつ前記抵抗バルブの相手タップ側に位置する主バルブの閉極時から第三の時間前とするように設定した負荷時タップ切換装置。 - 前記遮断回路部に樹脂製の筐体部を設け、この筐体部に前記絶縁切換スイッチ機構を取り付けた請求項1に記載の負荷時タップ切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015013752A JP6483450B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | 負荷時タップ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015013752A JP6483450B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | 負荷時タップ切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016139701A JP2016139701A (ja) | 2016-08-04 |
JP6483450B2 true JP6483450B2 (ja) | 2019-03-13 |
Family
ID=56560440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015013752A Active JP6483450B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | 負荷時タップ切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6483450B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018073966A1 (ja) | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 株式会社 東芝 | 負荷時タップ切換装置および負荷時タップ切換システム |
WO2020240781A1 (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 株式会社東芝 | 負荷時タップ切換器の切換開閉器および負荷時タップ切換器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011054835A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Toshiba Corp | 負荷時タップ切換装置の切換開閉器 |
DE102010019948B4 (de) * | 2010-05-08 | 2015-06-11 | Maschinenfabrik Reinhausen Gmbh | Laststufenschalter |
JP6081082B2 (ja) * | 2012-05-18 | 2017-02-15 | 株式会社東芝 | 負荷時タップ切換装置 |
-
2015
- 2015-01-27 JP JP2015013752A patent/JP6483450B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016139701A (ja) | 2016-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100814514B1 (ko) | 부하시 탭 전환 장치 | |
RU2683797C1 (ru) | Коммутационное устройство | |
KR101802262B1 (ko) | 부하시 탭 전환기 | |
US9082573B2 (en) | Vacuum arc extinguishing change-over selector | |
CN102947902B (zh) | 有载分接开关 | |
JP6483450B2 (ja) | 負荷時タップ切換装置 | |
US20170062155A1 (en) | Over-current protection assembly | |
US4355220A (en) | Electrical switchgear of the rotating arc, double-break type | |
US10269512B2 (en) | Method and device for cutting off an electric current with dynamic magnetic blow-out | |
JP2013105563A (ja) | 直流コンセント | |
JP2013243194A (ja) | 負荷時タップ切換装置 | |
US9513654B2 (en) | Method for performing a switching process in an on-load tap changer | |
JP6611791B2 (ja) | 制御変圧器用の切換装置、特に予備選択器 | |
WO2012175141A1 (en) | A three-phase on-load tap changer | |
EP3171373B1 (en) | On-load tap changing device | |
US9711306B2 (en) | Switch apparatus for connection with a DC circuit | |
US20180019076A1 (en) | High thermal efficiency electric switch and method for interrupting electric current | |
WO2015044361A1 (en) | Tap changer for a transformer | |
US4388664A (en) | Apparatus for protecting vacuum interrupter type on-line tap changer | |
JP5279120B2 (ja) | 負荷時タップ切換器 | |
KR20210084627A (ko) | 이중 브레이크 포인트 차단기의 가동접촉자 기구 | |
JP2003188031A (ja) | 負荷時タップ切換器 | |
CN108206103B (zh) | 中性极分断单元和包括该中性极分断单元的转换开关 | |
EP3899997B1 (en) | An electrical switch and an electrical switch system | |
JP2014123599A (ja) | 負荷時タップ切換装置の切換開閉器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170808 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20171204 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20171204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181001 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6483450 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |