JP6483036B2 - 同期機の回転子励磁システム - Google Patents

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本発明の実施形態は、回転子に設けられた界磁巻線への励磁装置を有する同期機の回転子励磁システムに関する。
同期電動機や同期発電機などの同期機は、回転子に設けられた界磁を励磁することで運転される。このような同期機の一つである、同期電動機の回転子に設けられた界磁巻線の励磁システムの一例を図7により説明する。
図7は所謂、直流ブラシレス同期電動機の回転子励磁システムを示している。同期電動機11の固定子には、固定速運転の場合、固定周波数の電源(商用電源とする)12が接続される。この同期電動機11に対しては、回転子励磁システムとして、励磁装置13、後述する電圧リップルを検出するための検出巻線14、後述する回転整流器の故障を検出する故障検出装置15を設けている。
励磁装置13は、同期電動機11の図示しない回転軸と同軸の励磁機回転子17を有する。この励磁機回転子17は、同期電動機11の回転に伴い、対応する励磁機固定子18からの磁界を受けて交流電力を発電する。発電された交流電力は、ダイオードをブリッジ接続した回転整流器19により整流され、同期電動機11の回転子(図示せず)に設けられた界磁巻線20に出力されて、これを励磁する。
すなわち、励磁機固定子18の磁界内で、同期電動機11の回転軸と同軸の励磁機回転子17が回転することにより、励磁機回転子17には三相電圧が発生する。この三相電圧は、回転軸上の回転整流器19によって整流され、同期電動機11の界磁巻線20に供給され、これを励磁する。
図8は、回転整流器19による上述した三相交流電圧の整流波形と、この整流の際に生じる電圧リップルの波形を示している。図8において、波形Aは整流された交流電圧の最大値を、波形Bは整流された交流電圧の最小値を、波形Cは整流の際に生じる電圧リップル(検出巻線14に誘起された電圧)をそれぞれ表している。
回転整流器19による整流の際に発生する電圧リップルは、励磁機固定子18に伝播するので、励磁機固定子18側に検出巻線14を設け、この検出巻線14に誘起される電圧信号から電圧リップルを検出する。ここで、回転整流器19は三相グレッツ結線のダイオードブリッジ回路であり、発生する電圧リップルは、図8で示すように同期電動機回転数の6倍の周波数となる。
故障検出装置15は、検出巻線14で検出される電圧リップルの大きさ(時間幅)を判定し、その結果により回転整流器19の故障を検出する。
上記構成において、同期電動機11が固定速の場合、回転整流器19が正常であれば、整流の際に発生する電圧リップルは、図8の波形Cで示すように、一定時間幅のリップル波形となる。これに対し、回転整流器19を構成する1つのダイオードが故障した場合、検出巻線14により検出される電圧リップルの波形は一定時間幅のリップル波形とはならず、図9の波形Cで示すように、部分的に時間幅の長い大きなリップルが現れる。
本発明の実施形態に係る同期機の回転子励磁システムは、同期機の固定子に可変周波数の交流電力を出力するインバータと、前記同期機の回転軸と同軸の励磁機回転子が、前記同期機の回転に伴い励磁機固定子からの磁界を受けて発電する交流電力を、ダイオードをブリッジ接続した回転整流器により整流して前記同期機の回転子に設けられた界磁巻線に出力して励磁する励磁装置と、前記回転整流器による整流の際に発生し、前記励磁機固定子に伝播する電圧リップルを検出するための検出巻線と、前記インバータの出力周波数を前記同期機の回転速度情報として入力し、前記回転速度情報と前記回転整流器の接続構成から決まる倍数とを用いて前記回転整流器が発生する電圧リップルの周波数を算出し、この算出された電圧リップルの周波数と前記検出巻線からの入力信号から取り出される前記回転整流器が発生する電圧リップルの実測周波数とを比較し、その比較結果により前記回転整流器の故障を検出する故障検出装置とを備えている。
特開平8−19231号公報
このように、同期電動機11が固定速運転されている場合は、上述した故障検出手法により回転整流器19の故障を検出することができる。しかし、同期電動機11の固定子に、インバータを介して可変周波数の電源を供給して、同期電動機11を可変速運転する場合は、時間幅の長いリップルを検出することだけでは、回転整流器19の故障を検出することができない。すなわち、同期電動機11を可変速運転する場合、発生する電圧リップルの時間幅も、同期電動機11の回転速度に応じて変化する。このため、電圧リップルの時間幅のみからでは、回転整流器19の故障の有無を判別できない。
図10は、同期電動機11の回転速度が50%程度の場合の、界磁回路の電圧波形を示す。この場合、回転整流器19は正常であり、整流の際に生じる電圧リップルは、波形Cで示すように、一定の時間幅で繰り返し生じる。しかし、図8の100%速度の場合と比較する、電圧リップルの時間幅は大きく異なることがわかる。
このように、同期電動機11をインバータ駆動により可変速運転する場合は、同期電動機11の運転速度が変化するため、回転整流器19から発生する電圧リップルの時間幅も変化する。このため、故障検出用の周波数が商用電源周波数に固定されている従来の故障検出手法では、回転整流器19の故障の有無を判別できない。
本発明は、可変速の同期機であっても、回転整流器の故障を確実に検出することができる同期機の回転子励磁システムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る同期機の回転子励磁システムは、同期機の回転軸と同軸の励磁機回転子が、前記同期機の回転に伴い励磁機固定子からの磁界を受けて発電する交流電力を、ダイオードをブリッジ接続した回転整流器により整流して前記同期機の回転子に設けられた界磁巻線に出力して励磁する励磁装置と、前記回転整流器による整流の際に発生し、前記励磁機固定子に伝播する電圧リップルを検出するための検出巻線と、前記同期機の回転駆動系からこの同期機の回転速度情報を入力し、この同期機の回転速度と前記回転整流器の接続構成から決まる倍数とを用いて前記回転整流器が発生する電圧リップルの周波数を算出し、この算出された電圧リップルの周波数と前記検出巻線からの入力信号から取り出される前記回転整流器が発生する電圧リップルの実測周波数とを比較し、その比較結果により前記回転整流器の故障を検出する故障検出装置とを備えている。
上記構成によれば、故障検出回路に同期機の回転速度を認識させることにより、駆動される同期機の、回転整流器の故障を正確に検出することができる。
本発明の実施形態に係る同期機の回転子励磁システムを示す構成図である。 図1で示した実施形態における逆相励磁方式を説明するための模式図である。 図1で示した実施形態における故障検出装置を使示す機能ブロック図である。 図1で示した実施形態における同期電動機周波数に対応した回転整流器への入力周波数とリップル周波数をの関係を示す特性図である。 図1で示した電圧調整器にサイリスタを使用した場合のフィルタの特性を示す特性図である。 本発明の他の実施形態に係る同期機の回転子励磁システムを示す構成図である。 一般的な同期機の回転子励磁システムを示す構成図である。 正常な回転整流子の整流波形及び整流により生じるリップル波形を示す波形図である。 回転整流子の故障時における整流波形及び整流により生じるリップル波形を示す波形図である。 正常な回転整流子による50%の回転速度時の整流波形及び整流により生じるリップル波形を示す波形図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
この実施の形態では、同期機として、可変速運転される同期電動機を例にとって説明する。図1は、所謂、交流ブラシレス(逆相励磁方式)同期電動機の回転子励磁システムを示し、図2は逆相励磁方式を実現する励磁機回転子27及び励磁機固定子28の構成を模式的に示している。
これら図1及び図2において、同期電動機11は、インバータ駆動により可変速運転される。このため、同期電動機11の固定子には、回転駆動系を構成するインバータ24の出力側が接続されている。同期電動機11は、インバータ24から出力される三相交流電力の周波数に応じた回転速度で運転される。
この同期電動機11に対しては、回転子励磁システムとして、励磁装置23、電圧リップルを検出するための検出巻線14、回転整流器19の故障を検出する故障検出装置25が設けられている。
励磁装置23は、同期電動機11の回転子11a(図2に図示)と同軸の励磁機回転子27と、この励磁機回転子27に対応する励磁機固定子28とを有する。励磁機回転子27は、同期電動機11の回転に伴い、対応する励磁機固定子28からの磁界を受けて交流電力を発電する。発電された交流電力は、ダイオードをブリッジ接続した回転整流器19(図2では図示を省略)により整流され、同期電動機11の回転子に設けられた界磁巻線20に供給されて、これを励磁する。
ここで、同期電動機11をインバータ24により可変速運転する場合、同期電動機11の回転速度が零のときにも同期電動機11の界磁巻線20を励磁する必要があり、逆相励磁方式を適用する。この場合、励磁機固定子28のコイルに、図2で示すように、同期電動機11回転方向αと逆位相の三相交流電力(例えば、60Hz)を、電圧調整器29(図2では図示を省略)を介して供給する。すると、励磁機固定子28には、同期電動機11の回転方向と逆向きの60Hzの回転磁界βが発生する。このため、励磁機回転子27の速度が零の場合、励磁機回転子27のコイルには60Hzの誘導電圧が発生する。定格回転数(例えば60Hz)で回転している状態では、励磁機回転子27の回転αは励磁機固定子28の磁束回転方向βと逆方向であるため、励磁機回転子27の発生電圧周波数は120Hzとなる。
励磁機回転子27に発生した三相電圧は、回転軸上の回転整流器19によって整流され、同期電動機11の界磁巻線20に供給され、これを励磁する。
前述した電圧調整器29は、同期電動機11の運転状態に応じて励磁機固定子28に供給される電圧を調整する。この電圧調整器29には、PWM用素子あるいはサイリスタ等を用いた装置を用いる。
故障検出装置25は、各種値を設定及び変更するためのパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)32を有し、同期電動機11の回転駆動系を構成するインバータ24から、この同期電動機11の回転速度情報を入力する。そして、この同期電動機11の回転速度と回転整流器19の接続構成から決まる倍数とを用いて、回転整流器19が発生する電圧リップルの周波数を算出する。この算出された周波数と、検出巻線14の入力信号から取り出される回転整流器19が発生する電圧リップルの実測周波数とを比較し、その比較結果により回転整流器19の故障を検出する
この故障検出装置25は、具体的には図3で示すように、入力処理部251,252、フィルタ253、リップル周波数計算部254、比較判定部255、及び故障検出信号の出力接点256を有する。
入力処理部251は、検出巻線14からの電圧信号を入力する。また、入力処理部252は、インバータ24からの同期電動機11の回転速度情報(回転周波数とする)を入力する。フィルタ253は、検出巻線14に誘起された電圧信号から、その中に含まれる電圧調整器29の基本波及び整流時のリップルを除去して、回転整流器19によって発生した電圧リップル(実測値)を抽出する。
リップル周波数計算部254は、インバータ24から入力された同期電動機11の回転周波数を用い、これに回転整流器19の接続構成から決まる倍数を用いて、回転整流器19が発生する電圧リップルの周波数fを算出する。
ここで、回転整流器19の整流作用により発生する電圧リップルは、回転整流器19の接続構成が、三相グレッツ結線のダイオードブリッジ回路であるから、回転整流器19への入力周波数の6倍となる。回転整流器19への入力周波数は、逆相励磁方式であるから、励磁機固定子28の励磁周波数fexcと同期電動機11の回転周波数fmotの和であり、その6倍の周波数が電圧リップルの周波数fである。これらの関係は図4のように表現される。
このように、インバータ24から同期電動機11の回転速度情報を入力して、停止状態から定格速度までの回転速度における、回転整流器19が発生する電圧リップルの周波数fの値をリップル周波数計算部254で求める。
比較判定部255は、リップル周波数計算部254で求めた電圧リップルの周波数fの値と、検出巻線14により検出されフィルタ253により抽出された回転整流器19が発生する電圧リップルの実測周波数とを比較し、その結果から回転整流器19の故障の有無を判定する。
すなわち、故障検出装置25は、検出巻線14に誘起される電圧を取り込み、フィルタ253で電圧調整器29の基本波及び整流時のリップルを除去して、回転整流器19によって発生した電圧リップル信号を取り出す。また、インバータ24から同期電動機11の回転速度を読み込み、その運転速度に対して正常な界磁回路の誘起電圧リップル周波数fをリップル周波数計算部254にて計算する。そして、これら検出巻線14から得られた電圧リップルの周波数の実測値と、励磁周波数fexcと同期電動機11の運転周波数fmotとに基づいて計算されたリップル周波数fとを比較し、正常、異常の判断を行う。また、測定されたリップルの大きさ(リップル周期)についても正常、異常の判断を行う。異常と判定した場合は出力接点256をオンさせ、故障検出信号を出力する。
ここで、回転整流器19が発生するリップル周波数fは、次式で容易に計算される。
Figure 0006483036
パソコン32は、フィルタ設定部321、許容時間設定部322、許容差設定部323、及び回数設定部324を有し、前述したフィルタ253の値を設定したり、比較判定部255における各種判定基準の設定・変更を行う。
上記構成において、同期電動機11は、インバータ24により停止状態から起動され、任意の回転速度に制御される。励磁装置23の回転整流器19には、逆相励磁方式により、同期電動機11の回転速度が零であっても励磁周波数fexe(60HZとする)の交流電力が励磁機回転子27から入力されている。そして、この回転整流器19の整流出力により同期電動機11の回転子に設けられた界磁巻線20を励磁している。このため、同期電動機11の固定子にインバータ24から電力が供給されると同期電動機11は起動され、インバータ24の出力周波数に対応した回転速度に制御される。
同期電動機11の回転速度が上昇すると回転整流器19への入力周波数は、励磁周波数fexeに同期電動機11の運転周波数fmotが加算されるため、図4で示すように上昇する。これに伴い、回転整流器19への入力周波数の6倍の関係にあるリップル周波数f(回転整流器19の整流作用により生じる電圧リップルの周波数)も上昇する。このリップル周波数fは、インバータ24から同期電動機の回転速度情報を入力することにより、図4の関係に基づいて、図3で示したリップル周波数計算部254により逐次算出される。
一方、回転整流器19の整流作用により生じた電圧リップルは励磁機固定子28に伝播され、検出巻線14に誘起される電圧信号として検出される。この電圧信号には、励磁機固定子28の励磁の基本周波数及びリップルが含まれているため、フィルタ253によりこれらを除去する。このため、回転整流器19によって発生する高次の電圧リップルの実測値が取り出される。この取り出された信号から電圧リップルの周波数が検出され、また個別のリップルの大きさ(リップル周期)も検出される。
比較判定部255は、上述のように検出されたリップル周波数の実測値を、同期電動機11の回転速度からリップル周波数計算部254により計算されたリップル周波数fと比較して、設定された許容範囲外になったときに異常と判断する。一度の検出では誤検出の可能性があるので、許容時間以上に異常が継続した場合に故障として出力接点256をオンさせ、故障検出信号を外部出力する。また、ある許容時間内に、設定された以上の頻度で異常があった場合にも故障として外部出力する。さらに個々のリップルの大きさについても、平均値との比較を行い、異常判断を行う。許容時間については同期電動機速度から計算されるリップル周波数にかける係数を設定することで、同期電動機速度に適正な値で判断されることになる。励磁周波数、同期電動機定格速度それぞれの許容範囲、許容検出回数等は、図3で得示したパソコン32により、それぞれで変更可能となっている。なお、パソコン32は設定時のみ必要であり、通常運転時は取り外し可能である。
図1で示した励磁機固定子28への電力供給路に設けた電圧調整器29として、サイリスタを使用する場合、検出巻線14に誘起される電圧信号には、励磁機固定子28側の励磁周波数の6倍のリップルが含まれる。同期電動機11の回転速度が遅く、零速度に近い速度範囲では、励磁機固定子28側のリップルの周波数と、回転整流器19から発生するリップル周波数:f=6×(fexc+fmot)との値が近くなる。このためフィルタ253として、全速度範囲で1つの値に設定されたフィルタでは判別が難しい。
そこで、図5のように、最低検出速度を設定すると共に、予め設定した或る速度以下ではフィルタの下限を上げて、回転整流器19から発生する電圧リップルの周波数を判別可能とする。この設定調整は図3で示したパソコン32のフィルタ設定部321で行う。
図6は同期電動機11をソフトスタートする場合を示しており、インバータ24をソフトスタータとして使用している。すなわち、インバータ24により、同期電動機11を停止状態から起動し、定格回転速度に達した起動完了後に商用同期切り替える方式である。この場合、起動完了後は、インバータ24からの回転速度情報は意味をなさなくなり故障検出の機能を阻害する。このため、起動完了後は、図6に示すように、遮断器盤(図示せず)等から、商用同期運転中であることを意味する信号を故障検出装置25に入力させ、同期電動機11の運転速度を商用同期速度に固定する機能を持たせる。
上記構成において、インバータに24によるソフトスタータ起動時は、前述の説明と同様に、同期電動機11の回転速度情報をインバータ24から読み込み、可変速運転中の回転整流器19の故障監視を行う。同期電動機11が定格速度に達し、インバータ駆動から商用電源運転に切り替わると、同期電動機11は可変速運転から固定速運転に切り替わる。このとき、故障検出のために設定する同期電動機速度は商用運転速度に固定する。本機能により、インバータ24からの速度信号が零となった場合やインバータの制御電源を落とした場合にも、正常に故障監視を継続できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…同期機
14…検出巻線
19…回転整流器
20…界磁巻線
23…励磁装置
24…回転駆動系
25…故障検出装置
27…励磁機回転子
28…励磁機固定子
29…電圧調整器

Claims (4)

  1. 同期機の固定子に可変周波数の交流電力を出力するインバータと、
    前記同期機の回転軸と同軸の励磁機回転子が、前記同期機の回転に伴い励磁機固定子からの磁界を受けて発電する交流電力を、ダイオードをブリッジ接続した回転整流器により整流して前記同期機の回転子に設けられた界磁巻線に出力して励磁する励磁装置と、
    前記回転整流器による整流の際に発生し、前記励磁機固定子に伝播する電圧リップルを検出するための検出巻線と、
    前記インバータの出力周波数を前記同期機の回転速度情報として入力し、前記回転速度情報と前記回転整流器の接続構成から決まる倍数とを用いて前記回転整流器が発生する電圧リップルの周波数を算出し、この算出された電圧リップルの周波数と前記検出巻線からの入力信号から取り出される前記回転整流器が発生する電圧リップルの実測周波数とを比較し、その比較結果により前記回転整流器の故障を検出する故障検出装置と、
    を備えた同期機の回転子励磁システム。
  2. 前記同期機が、起動時のみ前記インバータからの可変周波数の電力を受け、起動完了後は固定周波数電源により運転される場合、前記故障検出装置は、提供される前記同期機の回転速度情報として、前記同期機の起動時は前記インバータの出力周波数を用い、起動後は固定周波数電源の周波数に固定される請求項に記載の同期機の回転子励磁システム。
  3. 前記励磁機固定子は、前記励磁機回転子の回転方向とは逆向きの回転磁界を発生する逆相励磁方式である請求項1又は請求項2に記載の同期機の回転子励磁システム。
  4. 前記励磁機固定子へ供給される励磁電圧の調整器として、サイリスタを用いた電圧調整器を用いた場合、この励磁機固定子側で生じるリップル周波数と前記回転整流器から発生する電圧リップルの周波数の値が近くなる予め設定した低速域では、フィルタの下限を前記回転整流器から発生するリップルの周波数近くへ上昇させた請求項に記載の同期機の回転子励磁システム。
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