JP6482815B2 - X線コンピュータ断層撮影装置及びリファレンス補正プログラム - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置及びリファレンス補正プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態はX線コンピュータ断層撮影装置及びリファレンス補正プログラムに関する。
放射線透過撮影とは、対象物を横切るX線と、検出器による減弱度合いの評価とから成る撮影法である。この減弱は、同じ放射線を対象物が存在する場合と存在しない場合との比較により導出される。この概念的な定義に基づき、画像を適切に構築するためのいくつかのステップが必要になる。例えば、X線発生器の有限サイズと、発生器からの超低エネルギーX線を遮断するフィルタの性質及び形状と、検出器の幾何学的配置(geometry)及び特性の詳細と、捕捉システムの容量とはすべて、実際の再構成がどのように行われるかに影響を及ぼす要素である。再構成において、撮影対象物の線減弱係数(LAC:linear attenuation coefficient)のマップが、逆ラドン変換(LACの線積分)により得られる。この線積分は、対象物を通過したX線の一次強度の対数と関係づけることができる。しかし、検出器で測定されたX線強度には、散乱光子と一次光子の両方が含まれてしまうことがある。その結果、散乱から再構成された画像には、散乱アーティファクトが含まれることがある。
第3世代CTシステムは、光子カウント検出器(PCD:photon-counting detector)をまばらに分散させて配置することができる。このような組合せシステムでは、PCDは、ある範囲の検出器ファン角に亘って一次ビームを集める。
臨床用途では、物質弁別(material differentiation)とビームハードニング(beam-hardening)補正の改善を実現できるスペクトルCT技術が有効である。さらに、半導体ベースの光子カウント検出器はスペクトルCTへの応用が期待されており、従来のスペクトルCT技術(例えば、デュアルソース、kVpスイッチングなど)と比較して、より良いスペクトル情報を得ることができる。
半導体には、半導体の種類(例えば、CZT又はCdTe)、その厚さ、及び読出し回路によって依存して定まる不感時間(約100ns)が存在する。それにより、高いX線フラックス(約108cps/mm2)においてのパルスパイルアップ(以後単にパイルアップと表記)が極めて過度になることがあり、また測定されるスペクトル信号が歪むことがある。歪んだスペクトル信号は、再構成画像中にアーティファクトを生じさせる可能性がある。さらに、不感時間は、同一の半導体であっても読み出す回路によって異なる(なぜなら検出セル内のパルス形成の位置が異なるため)。
米国特許出願公開第13/866,695号 米国特許出願公開第13/866,695号
Glenn Knoll著「Radiation detection and measurement」、2010年 C.Szeles他著「CdZnTe Semiconductor Detectors for Spectroscopic X−ray Imaging」、IEEE Transactions on Nuclear Science、vol.55、572頁、2008年2月
目的は、光子カウント検出器モデルにおいてパイルアップ効果を補正し、画像品質を改善するリファレンス補正(reference calibration)の機能を有するX線コンピュータ断層撮影装置とリファレンス補正プログラムとを提供することにある。
一実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線を発生するX線管と、前記X線管から発生されたX線強度を参照信号として測定する少なくとも一つの参照検出器と、前記少なくとも一つの参照検出器とは異なる位置に配置された、前記X線管から発生されたX線に由来する光子カウントを測定する複数の光子カウント検出素子と、前記光子カウント検出素子の撮像対象物無しにおける第1の真のカウント率と前記少なくとも一つの参照検出器の撮像対象物無しにおける参照信号とから、前記第1の真のカウント率と前記参照信号との線形関係に基づいて、マッピングを決定し、前記マッピングを少なくとも用いてパイルアップ効果の補正を実行し、前記光子カウント検出素子によって測定された光子カウントを補正する演算回路と、を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置である。
図1は、実施形態に係る参照検出器を含むCTスキャナの概略図である。 図2は、実施形態に係る第3世代及び第4世代のPCDスペクトルCT幾何学的配置に関してリファレンス補正及びスキャンデータ補正処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。 図3は、実施形態に係る第3世代及び第4世代のPCDスペクトルCT幾何学的配置に関してリファレンス補正及びスキャンデータ補正処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。 図4は、実施形態に係る第3世代及び第4世代のPCDスペクトルCT幾何学的配置に関してリファレンス補正及びスキャンデータ補正処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。 図5は、実施形態に係る第3世代及び第4世代のPCDスペクトルCT幾何学的配置に関してリファレンス補正及びスキャンデータ補正処理のアルゴリズムを示すフローチャート。 図6は、実施形態に係る代表的なCTスキャナシステムの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る代表的なCTスキャナシステムの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る代表的な処理システムの一例を示す概略図である。
実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置において、演算回路は、光子カウント検出器の対象物無しにおける第1の真のカウント率と参照検出器の対象物無しにおける参照信号とから、第1の真のカウント率と参照信号との線形関係に基づいて、マッピングを決定する。また演算回路は、マッピングを、光子カウント検出器のチャネル各々について、またボウタイフィルタとX線管のピークキロボルトの複数の組合せ各々について決定し、当該マッピングと参照検出器の対象物有りにおける参照信号とから、光子カウント検出器の第2の真のカウント率を算出するとともに、当該第2の真のカウント率と対象物の基底物質(basis material)の厚さとに基づいて、光子カウント検出器の対象物有りにおける第3の真のカウント率を算出する。さらに演算回路は、第3の真のカウント率をパイルアップ効果の補正に適用し、それに基づいて投影データを光子カウント検出器のチャネル各々について、また対象物の複数のビュー各々について計算する。そして演算回路は、投影データから画像を生成する。以下では、初めに当該演算の流れを一般論として数学的に記述し、その後図面を参照しながら、係る実施形態を述べるものとする。
まず、第1の真のカウント率
と測定カウント率の間の所定の関係は、
を満たす。ここで
は測定カウント率、fは、カウントロスと非線形性とをもたらすパイルアップ効果を反映するリファレンス補正関数、Irefは参照信号、Aはマッピング(第1の真のカウント率と参照信号とにおける比例定数テーブル)である。なお、Aは光子カウント検出器の特性に依存しない導出パラメータである。f(A・Iref)としては、
あるいは
が用いられる。ここで、τは、光子カウント検出器の測定カウント率の線形性を表す補正パラメータとする。
第1の真のカウント率

であり、これを用いると測定カウント率は、
と表せる。ここで、Irefは参照信号、μF(E)は、X線管と光子カウント検出器の間に設けられる追加フィルタの線減弱係数、
は追加フィルタが有る場合の測定カウント率、IFは追加フィルタ内の経路長、Sairは空気中のスペクトル、Aはマッピング、A’は、追加フィルタが有る場合のマッピングを表す。なお、A’は、
を満たす。第1の真のカウント率
は、前述の通り
であるが、これを用いると、ある特定のエネルギー範囲を有するエネルギービンEにおける光子カウント検出器の測定光子カウント数N(E)は、
と表せる。ここで
であり、Sはスペクトル、R1及びR2は検出器応答関数、Irefは参照信号、Aはマッピングを表す。nは、様々な電流について解かれ、Irefとの関係が決定される。さらに、得られたnとIrefとの関係、及び
を利用することで、マッピングAが導出される。
第1の真のカウント率
は前述の通り、
であるが、ファントムを使用する場合(詳細は後述)、測定カウント率n’は
と表せる。ここで、L1及びL2は、X線管と光子カウント検出器との間に提供されるファントムの基底厚さ(basic thickness)を表し、μ1及びμ2はファントムの線減弱係数に対応する。Irefは参照信号、Aはマッピング、E0は、X線管からの入射X線の真のエネルギーを表し、真のエネルギーの2値以上が利用される。
装置は、X線管と、X線管と対象物をスキャンするためのスキャン領域との間に設けられたボウタイフィルタと、X線管からのX線出力の一部分を参照値として検出するための参照検出器と、スキャン領域を通過するX線管からのX線のX線強度とスペクトルとを測定するための光子カウント検出器とを有する。参照検出器は、X線管からのX線出力の一部分がボウタイフィルタを通過し参照検出器によって検出されるように、X線管と反対のボウタイフィルタ側で、ボウタイフィルタの上又はすぐ近くに設けられる。また参照検出器は、X線管からのX線出力の一部分がボウタイフィルタを通過しないで参照検出器によって検出されるように、ボウタイフィルタとX線管の間で、ボウタイフィルタの上又はすぐ近くに設けられる。
参照検出器には、主にエネルギー積分検出器(energy-integrating detector)が用いられる(但しこの限りではない)。エネルギー積分検出器は、X線強度変化だけを測定し、スペクトル変化は測定しない検出器である。
一実施態様では、光子カウント検出器を補正するための方法は、受信回路によって、X線管からの出力を測定する参照検出器で測定された参照信号を受け取ることと、決定回路によって、光子カウント検出器の検出器チャネルについて、対象物が無い場合の検出器チャネルでの第1の真のカウント率と参照信号の間のマッピングを、参照信号と第1の真のカウント率の間の線形関係により、検出器チャネルでの測定カウント率と、第1の真のカウント率と測定カウント率の間の所定の関係とに基づいて決定する。
一実施態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、回路によって実行されたときに本方法を回路に実行させる実行可能命令を含む。
一実施態様では、光子カウント検出器を補正するための装置が、X線管からの出力を測定する参照検出器で測定された参照信号を受け取るための手段と、光子カウント検出器の検出器チャネルについて、対象物が無い場合の検出器チャネルでの第1の真のカウント率と参照信号の間のマッピングを、参照信号と第1の真のカウント率の間の線形関係により、検出器チャネルでの測定カウント率と、第1の真のカウント率と測定カウント率の間の所定の関係とに基づいて決定するための手段とを含む。
リファレンス補正(較正)は、参照信号と光子カウント検出器に入射する真のカウントとの間のマッピングを確立するために利用される。その場合、真のカウント率(またはフラックス)を利用して投影データを求め、次いで、この投影データを利用して画像を生成する。
本開示の諸態様によれば、リファレンス補正は、測定するのが比較的困難又は不可能な光子カウント検出器(PCD)への真の入射フラックスが得られるよう、測定するのが比較的容易な参照信号からマッピングを抽出するために実行される。PCDは、カウントロス又は不正確さを招くパイルアップ又は他の影響がたとえあっても、入射フラックスを測定するのに使用することができる。フラックスを低減するためにフィルタを使用することができ、その効果は、既知のX線管スペクトルを使用して補正することができる。実際的なパイルアップを含む検出器応答モデルを使用することによって入射フラックスを決定するには、ビン内のカウントデータを使用することができる。補正時には、ファントムを使用してもよい。物質弁別(material decomposition)により、ファントムを用いないで入射フラックスを求めることも可能である。
図1は、本開示の諸態様による、スキャン時のX線管1の変化を監視するために参照検出器12を利用するCTスキャナを示す。CTスキャナは一般に、X線管1と、ボウタイフィルタ2aと、参照検出器12と、光子カウント検出器3とを含む。所望のスキャン対象物は、X線管の放射方向に対して検出器の前にあるスキャン領域9内に配置される。図1に示されるように、一実施態様で参照検出器12は、ボウタイフィルタ2aと対象物の間に設置される。また、図1にも示されているように、X線管1とボウタイフィルタ2aとの間に設置することもできる。上記及び他の実施態様では、参照検出器12は、ボウタイフィルタ2a及びX線管1と共に回転するように取り付けられる。さらに、複数の参照検出器12を設けて、その出力を用いて、リファレンス補正に使用される平均参照信号を生成してもよいし、又は統計的に変更して、略式リファレンス補正値を得るようにしてもよい。
本開示の諸実施態様の諸態様によれば、追加フィルタ11を任意選択で含んでもよい。さらに、スキャン領域9に対してファントムを任意選択で含んでもよい。また、一実施態様では、ボウタイフィルタ2aは取り外すこと、又は利用しないことが可能である。
CTスキャナは、非スペクトル型の参照検出器12を使用することができる。この参照検出器12は、エネルギー積分検出器であり、X線強度変化だけを測定し、スペクトル変化を測定しない。
光子カウント検出器3(PCD)を使用するスペクトルCTスキャナでは、前述の通り、中程度乃至高いフラックスでのパイルアップ問題により、検出されるカウントは一般に真のカウントよりも少ない。カウントロス及びカウント非線形性は、入射フラックスが増加すると起こる。これに対して、従来のエネルギー積分CT検出器は、出力が入力に対して非常に直線的である。
図1で、示されている大きさ及び距離は、実際の数値とは比例していない。また、X線管1に対する参照検出器12の実際の位置は、システムごとに異なりうる。すなわち、システムの製造者が異なり世代が異なると、参照検出器12は異なる位置に配置される。しかし、参照検出器12は、X線管1及びボウタイフィルタ2aに対して固定位置にあり、これらの要素は一緒に回転する。
画像を構築又は生成するために使用されるPCD投影データを求めるには、PCDに入射する真のカウント率(nPCD)が必要である。パイルアップ補正については、2013年4月19日出願の米国特許出願公開第13/866,695号(先行技術文献)で論じられている。パイルアップ補正は、光子カウントスペクトルCTの実現に不可欠であるが、真のカウント率nPCDが既知であることが必要である。真のカウント率とは、単位検出器チャネル当たりで単位時間当たりのカウント数のことである。以下の説明では、「n」と関連づけられた「カウント」及び変数はカウント率を指し、これは、ある時間間隔に亘って累積された合計カウント数(「N」と関連づけられた変数を利用)とは異なる。本開示で論じられる諸実施態様によれば、リファレンス補正により、(例えば、参照検出器12からの)参照信号とカウント率の間のマッピングが得られる。
言い換えれば、リファレンス補正が、参照信号とPCDによる真のカウント率との間のマッピングを確立するために利用される。
所与の入射スペクトルでは、次式の関係が存在する。
エネルギー積分参照検出器からの信号は、
・∫dE・E・Sref(E)であり、ここでTは積分時間、
は参照検出器12でのカウント率、Eはエネルギー係数、Sref(E)は参照検出器12における正規化スペクトルである。図1から、同じスペクトルとすると、
が成立する。これは両者の相違が、幾何的要素(すなわち、X線管1までの距離が異なる)、及びX線管1までの減弱経路(ボウタイ経路、フィルタ経路などが異なる)の二つに過ぎないことに起因する。すなわち、
である。
定数Aは、
となるように決定され、ここで、Irefは参照信号(任意の単位)、
は、対象物が無い場合のPCDによる真のカウント率(すなわち、すべてのエネルギーに亘る真のカウント率)である。この場合、nPCDは、
及び基底物質厚さ{L1、L2}から、以下のように式(1)により求められる。
air(E)は、ボウタイフィルタ2aの後ろに対象物が無い正規化X線管スペクトルであり、製造者には既知の情報である。
PCDには、臨床関連X線フラックスにおいてのパイルアップ及びカウントロスが生じる。PCDによる検出カウントは一般に、真のカウントよりも少ない。不正確な
測定値により定数Aにも誤差が生じる。使用する管電流を小さくするとパイルアップと、カウントロスとを回避することができるが、その代わりに、測定のノイズが非常に多くなり、統計誤差の影響をより受けてしまうという問題が生じる。また、管電流(mA)が小さいと、管電流(mA)自体が安定しないことがある。しかし、管電流(mA)が安定しないこと自体は、管電流がIrefとnPCDの両方に直線的に反映されて、参照マッピングには影響を及ぼさず、問題とはならない。
参照検出器12に、標準エネルギー積分検出器を用いる場合、光子カウント検出器3のチャネルごとに真の光子カウント数を導出するのに、パイルアップ及び検出器応答に関するその他望ましくない要素のモデル化及び補正が可能である。以下では、参照信号とフラックスとの間の線形関係に基づく4つの解決策を論じる。
(解決策A)
解決策Aは、リファレンス補正fの非線形マッピングを対象とする。ここでは、
及び
である。
refは参照信号(任意の単位)、
は、対象物が無い場合のPCDによる測定カウント率である。
リファレンス補正fは、カウントロスと、非線形性とをもたらすパイルアップ効果を反映する。fは、検出器カウント挙動を記述するための、理論的又は実験的に見出される任意の関数とすることができる。例としては、
1.無力化可能モデル(Paralyzable model)
2.第1の非無力化可能モデル(non-paralyzable model)
3.第2の非無力化可能モデル
ここで、いずれの式においても、A及びτは補正パラメータである。
無力化可能モデル及び第1の非無力化可能モデルでは、Aとτとを古典的なポアソン統計から導き出すことができる。当該内容については、Glenn Knollの「Radiation detection and measurement」、2010年、に論じられている。
第2の非無力化可能モデルでは、A及びτは、C.Szeles他の「CdZnTe Semiconductor Detectors for Spectroscopic X−ray Imaging」、IEEE Transactions on Nuclear Science、vol.55、572頁、2008年2月、を考慮して導き出すことができる。
パラメータAは入射スペクトル、すなわち、kVp(ピークキロボルト)、ソース濾過、ボウタイフィルタ2aなどに依存する。パラメータAはまた、極角(又はコーン角)にも依存する(散在(sparse)第4世代幾何学的配置CTスキャナにおいて適用される場合)。
Aは検出器特性には依存しないので、既知の検出器特性を有する選択されたモデル及びτにより決定される。τは測定可能な検出器の一特性である。τは、入射スペクトル又は極角に依存せず、検出器の測定カウント率の線形性を表すパラメータであり、推定的に求めることが可能である。Aは、すべてのスペクトルで異なり、第4世代幾何学的配置では極角により変わる。固定されたスペクトルでは、Aは同じままである。
解決策Aの一実施態様によれば、リファレンス補正fを得るために非線形マッピングを決定する際に、X線管1からの入射フラックスは、低減されない(例えば、任意選択の追加フィルタ又はそれ以外によって)。
(解決策B)
解決策Bは、空気スキャンにおいてフラックスを低減するために追加フィルタ(すなわち、一実施態様における対象物又はファントムを伴わない、図1の任意選択の追加フィルタ)を利用するものである。このフィルタは、図1に示された参照検出器12へのフラックスに影響を及ぼさない。ここで、追加フィルタを用いた空気スキャンでの真のカウント率は、次式の通りである。
追加フィルタを用いた空気スキャンでの真のカウント率は、次式の通りである。
ただし
及びIrefは測定値である。
真のカウント率の追加フィルタを用いたものと用いないものとは、互いに以下のように関係づけられる。
ここで、μF(E)は、追加フィルタの線減弱係数であり、lFは追加フィルタ内の経路長であり、Sairは空気中のスペクトルを示す。パラメータAは、以下のようにA’と関係づけられる。
(4)で、濾過を用いた空気カウント率と参照信号との比からA’が分かるので、Aが求まる。
(解決策C)
解決策Cは、Aを見つけるために別々のエネルギービンを利用するものである。ここでは、Eが特定のエネルギービンと、そのエネルギー範囲とを表す。表記を簡単にするために、
とする。次に、N(E)は、ビンEにおけるPCDのカウントの測定値である。
ここで、Nはカウントであるがカウント率はnであり、TPCDは積分時間である。
スペクトルSは既知であると仮定する。検出器応答関数R1及びR2もまた既知であると仮定する。nは、すべてのエネルギーに亘るカウント率であり、Irefとの関係を決定するために様々なmA(管電流)について解くことができる。得られたnとIrefとの関係を利用してAが求まる。
1及びR2(検出器応答モデル、関数、行列など)については、2013年4月9日出願の米国特許出願第13/866,695号に教示されている。
0及びE1はエネルギーレベルであり、入射X線事象(一つ又は複数)の真のエネルギー(一つ又は複数)を表す。Eは、検出器から伝えられるX線事象の検出器応答(detector response)である。実際的な検出器応答R1及びR2により、EはE0及びE1と異なる(R1及びR2の目的は、検出器の実際的、不完全な挙動を定量的に特徴づけることである)。言い換えると、R1(E、E0)は、エネルギーがE0の入射X線事象がEとして検出される確率であり、R2(E、E0、E1)は、2つの入射X線事象(エネルギーがそれぞれE0及びE1)がEとして検出される確率である。
解決策Cでは、エネルギービンごとにカウントが使用される。一方、解決策Aでは、すべてのエネルギーに亘る合計フラックスが利用される。
(解決策D)
解決策Dは、補正のために空気スキャンではなくファントム(すなわち、一実施態様における対象物又は任意選択の追加フィルタを伴わない、図1に示された任意選択のファントム)を利用するものである。第3世代CTスキャナデータは、物質弁別を行うために2つの異なるkVpで利用される。基底厚さL1及びL2は、通常、製造者仕様書に明記されている又は。また、基底厚さL1及びL2は、推定することもできる。必要に応じて、基底厚さは第3世代幾何学的配置として再構成され、第4世代幾何学的配置に再投影される。
又はファントムが存在するn’を決定するには、解決策Aによる線形又は非線形マッピングなどの、既述の解決策の一つが利用される。この場合、

により決定され、ここでn’が測定される。
スペクトルSは、対象物が無い(すなわち、ファントムが存在しない)既知のスペクトルである。
が得られると、Irefとの関係を利用してA
が求まる。
いくつかの態様では、この解決策(解決策D)は、フラックスが低減されるという点で解決策Bと類似している。一方で、解決策A及びCでは、フラックスは低減されない。
(代表的な処理の実施態様一例)
リファレンス補正により、測定するのが比較的容易な参照信号からマッピングを抽出することで、測定するのが比較的困難又は不可能なPCDへの真の入射フラックスが得られる。PCDは、カウントロス若しくは又は不正確さを招くパイルアップ、又は他の影響がたとえあっても、入射フラックスを測定するのに利用することができる。また、フラックスを低減するためにフィルタを利用してもよく、その効果は、既知のX線管スペクトルを使用して補正することが可能である。実際的なパイルアップを含む検出器応答モデルを使用することによって入射フラックスを求めるには、ビン内のカウントデータもまた使用することができる。さらに補正時には、ファントムを利用してもよい。しかし、物質弁別により、ファントムを用いないで入射フラックスを求めることも可能である。
(全スキャンデータ補正)
全スキャンデータ補正は複雑な処理であり、本明細書に記載の補正結果を従来技法による他の構成要素及びアルゴリズムと一緒に組み込む。本開示の諸態様は、全スキャンデータ補正処理の一部分、すなわち、補正アルゴリズム、及び補正アルゴリズムの補正に基づくデータ補正アルゴリズムを対象とする。
0及びE1は、入射X線事象(一つ又は複数)の真のエネルギー(一つ又は複数)を表す。Eは、検出器によって報告されるX線の検出器応答である。実際的な検出器応答R1及びR2により、EはE0及びE1と異なる(R1及びR2の目的は、検出器のこの実際的な、不完全な挙動を定量的に特徴づけることである)。言い換えると、R1(E、E0)は、エネルギーがE0の入射X線事象がEとして検出される確率であり、R2(E、E0、E1)は、2つの入射X線事象(それぞれ、エネルギーE0及びE1)がEとして検出される確率である。
(第3世代PCDスペクトルCT幾何学的配置(極性効果なし))
(補正)
すべてのPCDチャネルについて、解決策A〜Dのうちの一つを使用してAが決定される(続いて
を決定するために)。これは、すべてのkVpとボウタイフィルタ2aの組合せについて行われる。一つの組合せには、ある特定のkVpと、ある特定のボウタイフィルタ2a形状又は外形とが含まれる。2つ以上のkVpと複数のボウタイフィルタ2a形状もしくは外形の少なくとも一方を利用して、複数の組合せを得ることができる。このような補正の代表的なアルゴリズム一例について、以下図2を参照しながら論じる。
図2は、第3世代PCDスペクトルCT幾何学的配置のための代表的な補正アルゴリズムであるアルゴリズム200を示す。S202で、一つのPCDチャネルに対してAを決定する。この決定は、本明細書で論じられている解決策(すなわち、解決策A〜D)の一つによるものである。S204で、PCDチャネルごとにS202を繰り返す。すなわち、解決策A〜Dの一つによってすべてのPCDチャネルについてAを決定する。これをkVpとボウタイフィルタ2aの単一の組合せについて実行する。S206で、kVpとボウタイフィルタ2aのすべての組合せについてS202〜S204を繰返し、S208で、PCDチャネルとkVpとボウタイフィルタ2aとの様々な組合せについて得られたAの値を保管する。
(スキャンデータ補正)
すべてのPCDチャネルについて、A及びIrefに基づいて
が計算され、さらにnPCDが、
と、既知の{L1、L2}又は現在若しくは最良の{L1、L2}の推定値とを利用して(1)によって計算される。次に、nPCDが生データパイルアップ補正のために適用され、補正された投影データが計算される。これがすべてのビューについて行われる。このような補正の代表的なアルゴリズム一例について、以下図3を参照しながら論じる。
図3は、第3世代PCDスペクトルCT幾何学的配置のための代表的なスキャンデータ補正アルゴリズムであるアルゴリズム300を示す。S302で、
をA(アルゴリズム200のS208で保管)及びIrefに基づいて計算し、S304で、一つのPCDチャネルについてのnPCDを、算出された
と、既知の{L1、L2}又は現在若しくは最良の{L1、L2}の推定値とを使用して(1)によって計算する。S306で、nPCDについて得られた値を生データパイルアップ補正に適用し、S308で、その値に基づいて補正投影データを計算する。S310で、PCDチャネルごとにS302〜S308を繰返し、S312で、ビューごとにS302〜S310を繰り返す。次に、S314で、得られた投影データから画像を生成することができる。
(散在第4世代PCDスペクトルCT幾何学的配置(極効果を含む))
(補正)
すべての極角について、解決策A〜Dのうちの一つを使用することで、Aが決定される(続いて
を決定するために)。これは、すべてのPCDチャネルについて行われる。さらにこれは、すべてのkVpとボウタイフィルタ2aの組合せについても行われる。このような補正の代表的なアルゴリズム一例について、以下図4を参照しながら論じる。
図4は、第4世代PCDスペクトルCT幾何学的配置のための代表的な補正アルゴリズムであるアルゴリズム400を示す。S402で、ある特定のPCDチャネルのすべての極角について(すなわち、極角ごとに)、またkVpとボウタイフィルタ2aのある特定の組合せについて、Aを決定する。この決定は、本明細書で論じられている解決策(すなわち、解決策A〜D)の一つによるものである。S404で、PCDチャネルごとにS402を繰り返す。すなわち、解決策A〜Dの一つによって、すべてのPCDチャネルのすべての極角についてAを決定する。S406で、kVpとボウタイフィルタ2aのすべての組合せでS402〜S404を繰返し、S408で、極角と、PCDチャネルと、kVp及びボウタイフィルタ2aとの様々な組合せについて得られたAの値を保管する。
(スキャンデータ補正)
すべての極角(第3世代幾何学的配置でのすべてのビューと同等と考えられる)について、A及びIrefに基づいて
が計算され、nPCDが、
と、既知の{L1、L2}又は現在若しくは最良の{L1、L2}の推定値とを利用して(1)によって計算される。次に、nPCDが生データパイルアップ補正のために適用され、補正された投影データが計算される。これがすべてのPCDチャネルについて行われる。このような補正の代表的なアルゴリズムについて、以下図5を参照しながら論じる。
図5は、第4世代PCDスペクトルCT幾何学的配置のための代表的なスキャンデータ補正アルゴリズムであるアルゴリズム500を示す。S502で、
をA(アルゴリズム400のS408で保管)及びIrefに基づいて計算し、S504で、ある特定のPCDチャネル及び極角についてのnPCDを、算出された
と、既知の{L1、L2}又は現在若しくは最良の{L1、L2}の推定値とを使用して(1)によって計算する。S506で、nPCDについて得られた値を生データパイルアップ補正に適用し、S508で、その値に基づいて補正投影データを計算する。S510で、特定のPCDチャネルの極角ごとにS502〜S508を繰返し、S512で、PCDチャネルごとにS502〜S510を繰り返す。S514で、得られた投影データから画像が生成される。
(システムの代表的な実施態様一例)
図6は、光子を検出するための検出器アレイを含むことができるCT装置の簡略化された概略構造を示す。本開示の諸態様は、医用撮影システムとしてのCT装置に限定されない。具体的には、本明細書に記載の構造及び手順は、他の医用撮影システムにも適用することができ、本明細書に提示されているCT装置及び光子検出に特に関連する説明は、あくまでも代表的なものと見なされるべきである。
図6に示されたCT装置は、X線管1と、フィルタ及びコリメータ2と、光子カウント検出器3とを含む。当該CT装置は、図7に示されるように、第3世代検出器とは異なる半径に配置できる散在固定エネルギー識別検出器3’を含んでもよい。当該CT装置は、ガントリモータ、ならびにガントリの回転と、X線源と、患者ベッドとを制御するための制御部4などの、付加的な機械構成要素と電気構成要素とを含む。当該CT装置は、データ収集システム5と、プロセッサ6とを含む。プロセッサ6は、データ収集システム5で取得された投影(ビュー)データに基づいてCT画像を生成するように構成される。例えば、プロセッサ6は、スペクトルCT画像を再構成するための再構成プロセッサを含む。プロセッサ6は、本明細書に記載の処理、アルゴリズム、式及び関係によって諸方法を実施し、アルゴリズムを実行するようにプログラムされる。プロセッサ6及びデータ収集システム5は、例えば、検出器から得られたデータと、検出器パイルアップモデルと、再構成画像とを保管するように構成されているメモリ7を使用することができる。
X線管1、フィルタ及びコリメータ2、検出器3、ならびに制御部4は、空洞を含むフレーム8の中に設けることができる。フレーム8は、概して円筒形又はドーナツ形を有する。図6に示された図では、フレーム8の空洞の縦軸は空洞の中心にあり、紙面の奥と手前に延びる。スキャン領域9として識別される空洞の内部は、撮影のためのターゲット領域である。患者などの所望のスキャン対象物は、例えば患者台を用いてターゲット領域に入れられる。次に、対象物にX線管1から、縦軸に対して対象物を大まかに、実質的に、又は事実上横断する扇状又は円錐状の放射ビーム10を照射することができる。プロセッサ6は、捕捉された入射X線光子の光子カウントを決定するようにプログラムされる。データ収集システム5、プロセッサ6、及びメモリ7は、単一の機械又はコンピュータとして、あるいは、一緒に結合される、又はネットワークもしくは他のデータ通信システムを介して結合される別々の機械又はコンピュータとして実装することができる。制御部4もまた、ネットワーク又は他のデータ通信システムを介して結合することができ、また別個の機械又はコンピュータによって、あるいはシステムの他の機械又はコンピュータの一部として実装することができる。
図6で、検出器3は、縦軸に対してX線管1と共に回転する回転検出器アレイである。図6には示されていないが、固定検出器もまた含めることができ、それによって、回転検出器アレイと固定アレイが一緒にフレーム8の中に設けられることになる。他の検出器を実装することもできる。
図6に示された構造に関連して、図6のプロセッサ6の代表的な一実施態様である代表的な処理システム20が図8に示されている。この代表的な処理システム20は、中央処理ユニット(CPU25)及び/又は少なくとも一つの特定用途向けプロセッサASP(図示せず)などの、一つ又は複数のマイクロプロセッサ又はその同等物を使用して実施することができる。マイクロプロセッサは、メモリ30(例えば、ROM、EPROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュメモリ、スタティックメモリ、DRAM、SDRAM、及びこれらの同等物)などのコンピュータ可読記憶媒体を利用することで、本開示の処理とシステムとを実施するマイクロプロセッサを制御し、また本明細書に記載のアルゴリズムを実行する。他の記憶媒体は、各種記憶装置27(ハードディスクドライブ又は光ディスクドライブ)を制御できるディスクコントローラなどの記憶装置制御部26によって制御することができる。
マイクロプロセッサ又はその諸態様は、代替実施態様において、本開示の諸態様を増強又は完全に実施するための論理デバイスを含むこと、又はそれだけを含むことができる。このような論理デバイスは、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、汎用アレイ論理回路(GAL)、及びこれらの同等物が挙げられる。ただしこの限りではない。マイクロプロセッサは、別個のデバイスでもよいし、単一の処理機構としてもよい。さらに、本開示は、マルチコアCPU及びグラフィック処理ユニット(GPU)の並列処理機能を用いることで、計算効率の改善を実現することもできる。マルチ処理構成内の一つ又は複数のプロセッサもまた、メモリに含まれる命令のシーケンスを実行するために使用することができる。さらに、ハードワイヤード回路をソフトウェア命令の代わりに、又はそれと組み合わせて使用することもできる。すなわち、本明細書で論じられている代表的な実施態様は、ハードウェア回路とソフトウェアのいかなる特定の組合せにも限定されない。
別の態様では、本開示による処理の結果は、ディスプレイ制御部23によってモニタ21に表示することができる。ディスプレイ制御部23は、複数のグラフィック処理コアによって実現できる少なくとも一つのグラフィック処理ユニットを計算効率の改善のために含む。加えて、I/O(入力/出力)インターフェース31が、マイクロフォン、スピーカー22(音声制御部24により制御される)、カメラ、キーボード及びマウス34、タッチ式ディスプレイ又はパッドインターフェースなどからの信号及び/又はデータを入力するために用意される。例えば、本開示の様々な処理又はアルゴリズムのパラメータを制御するためのキーボード又はポインティングデバイスをI/Oインターフェース31に接続して、付加的な機能と、構成選択肢とを実現すること、又はディスプレイ特性を制御することができる。さらに、モニタ21は、コマンド/命令インターフェースを実現するために、タッチセンサ式インターフェースを備えることもできる。
上記の構成要素は、制御可能なパラメータを含むデータの送信又は受信のためのネットワークインターフェースを介して、インターネット又はローカルイントラネットなどのネットワークと結合することができる。中央バス28が、上記のハードウェア構成要素を一緒に接続するために用意され、これらの構成要素間のデジタル通信のための少なくとも一つの経路になる。
図6のデータ収集システム5、プロセッサ6及びメモリ7は、図8に示される代表的な実施態様による一つ又は複数の処理システム20を利用して実施することができる。具体的には、図8に示されたデバイスのうちの一つ以上と合致する回路、一つもしくは複数の回路、又はコンピュータハードウェアユニットにより、データ収集システム5の機能と、プロセッサ6の機能と、メモリ7の機能とを(共同で、又は別個に)実現することができる。本明細書に記載の機能的処理はまた、記載された処理を行うための回路を含む専用回路、又は一つもしくは複数の専用回路で実施することもできる。このような回路は、他のシステムと相互接続されているコンピュータ処理システム又は個別デバイスの一部分とすることができる。本開示によるプロセッサ6はまた、本明細書に記載の機能処理をコンピュータコード要素によって実行するようにプログラムすること、又は構成することができる。
さらに、一実施態様では、処理システム20は、ネットワーク制御部29を具備しており、ネットワーク又は他のデータ通信接続によって互いに接続することができる。処理システム20のうちの一つ以上を当該対応するアクチュエータ33に接続して、ガントリ、X線源あるいは患者ベッド等を駆動し、その動きを制御することができる。
適切なソフトウェアを処理システム20の、メモリ30と記憶デバイスとを含むコンピュータ可読媒体に有形に保管することができる。コンピュータ可読媒体の他の例には、コンパクトディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)、テープ、光磁気ディスク、PROM(EPROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュEPROM)、DRAM、SRAM、SDRAM、又はその他の任意の磁気媒体、コンパクトディスク(例えば、CD−ROM)、又はコンピュータにより読み出すことができるその他の任意の媒体がある。ソフトウェアには、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、開発ツール、アプリケーションソフトウェア、及び/又はグラフィカルユーザインターフェースが含まれうる。ただしこの限りではない。
上記の媒体上のコンピュータコード要素は、スクリプト、解釈可能プログラム、ダイナミックリンクライブラリ(DLL)、Java(登録商標)クラス及び完全実行可能プログラムを含む、任意の解釈可能又は実行可能なコード機構とすることができる。さらに、本開示の諸態様の処理の各部分は、性能、信頼性またはコストをより良くするために分散させることができる。
処理システム20のデータ入力部32は、入力信号を検出器又は検出器のアレイから、例えば、それぞれの配線接続部で受け取る。複数のASIC又は他のデータ処理構成要素が、データ入力部32を形成するように、又はデータ入力部32への入力(一つ又は複数)を供給するように設けられる。ASICは、個別検出器アレイ又はそのセグメント(個別部分)それぞれから信号を受け取ることができる。検出器の出力信号がアナログ信号である場合、データの記録及び処理用のアナログ−デジタルコンバータと一緒に、フィルタ回路を設けることができる。フィルタリングもまた、アナログ信号用の個別フィルタ回路を用いずに、デジタルフィルタリングによって行うことができる。別法として、検出器がデジタル信号を出力する場合には、デジタルフィルタリング及び/又はデータ処理を検出器の出力から直接行うことができる。
上記実施形態では、X線コンピュータ断層撮影装置において、光子カウント検出器によって測定されたパイルアップ効果による誤差を含む光子カウントを補正する処理を実行する場合を例示した。しかしながら当該例に拘泥されず、上述の補正処理アルゴリズムを実行する専用プログラムをX線コンピュータ断層撮影装置にインストールし、これを起動することで、当該構成処理を実現するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…X線管、2…コリメータ、2a…ボウタイフィルタ、3…光子カウント検出器、3’…散在固定エネルギー識別検出器、4…制御部、5…データ収集システム、6…プロセッサ、7…メモリ、8…フレーム、9…スキャン領域、10…放射ビーム、11…追加フィルタ、12…参照検出器、20…処理システム、21…モニタ、22…スピーカー、23…ディスプレイ制御部、24…音声制御部、25…CPU、26…記憶装置制御部、27…各種記憶装置、28…中央バス、29…ネットワーク制御部、30…メモリ、31…I/Oインターフェース、32…データ入力部、33…アクチュエータ、34…キーボード及びマウス。

Claims (15)

  1. X線を発生するX線管と、
    前記X線管から発生されたX線強度を参照信号として測定する少なくとも一つの参照検出器と、
    前記少なくとも一つの参照検出器とは異なる位置に配置された、前記X線管から発生されたX線に由来する光子カウントを測定する複数の光子カウント検出素子と、
    前記光子カウント検出素子の撮像対象物無しにおける第1の真のカウント率と前記少なくとも一つの参照検出器の撮像対象物無しにおける参照信号とから、前記第1の真のカウント率と前記参照信号との線形関係に基づいて、マッピングを決定し、前記マッピングを少なくとも用いてパイルアップ効果の補正を実行し、前記光子カウント検出素子によって測定された光子カウントを補正する演算回路と、
    を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記少なくとも一つの参照検出器は、前記X線管からのX線の強度を測定するエネルギー積分検出器であり、
    前記光子カウント検出素子は、対象物をスキャンするためのスキャン領域を通過する前記X線管からのX線のX線強度及びスペクトルを測定するスペクトル型検出器である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記演算回路は、
    前記マッピングを、前記光子カウント検出素子のチャネル各々について、またボウタイフィルタと前記X線管のピークキロボルトの複数の組合せ各々について決定し、
    当該マッピングと前記少なくとも一つの参照検出器の対象物有りにおける参照信号とから、前記光子カウント検出素子の第2の真のカウント率を算出するとともに、
    当該第2の真のカウント率と前記対象物の基底物質厚さとに基づいて、前記光子カウント検出素子の対象物有りにおける第3の真のカウント率を算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記演算回路は、
    前記第3の真のカウント率を前記パイルアップ効果の補正に適用し、
    それに基づいて投影データを前記光子カウント検出素子のチャネル各々について、また前記対象物の複数のビュー各々について計算する、
    ことを特徴とする請求項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記演算回路は、前記投影データから画像を生成することを特徴とする請求項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記演算回路は、複数の極角のそれぞれについて前記マッピングを決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記第1の真のカウント率は、前記マッピングと前記参照信号との積算で表され、
    測定カウント率は、前記第1の真のカウント率を変数とする、カウントロスと非線形とを引き起こす前記パイルアップ効果を反映したリファレンス補正関数で表され、
    前記マッピングは前記光子カウント検出素子の特性には依存しない導出パラメータである、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記リファレンス補正関数は、複数の関数から一つを選択することができることを特徴とする請求項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記測定カウント率は、前記第1の真のカウント率と、前記X線管と前記光子カウント検出素子の間に提供されるファントムの基底厚さと、前記X線管からの入射X線の真のエネルギーと、に依存することを特徴とする請求項7又は8に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. ある特定のエネルギー範囲を有するエネルギービンEにおける前記光子カウント検出素子の測定光子カウント数は、スペクトルと検出器応答関数と前記マッピングと前記第1の真のカウント率とに依存し、
    前記第1の真のカウント率は、前記参照信号との関係を決定するために複数の電流について解かれ、
    前記マッピングは、得られた前記第1の真のカウント率と前記参照信号との関係と、前記第1の真のカウント率は前記マッピングと前記参照信号との積算で表されることと、を用いて決定される、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記X線管と前記光子カウント検出素子との間に設けられた追加フィルタを更に具備することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 前記X線管と前記光子カウント検出素子との間に設けられたボウタイフィルタを更に具備することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  13. 前記少なくとも一つの参照検出器は、前記ボウタイフィルタを通過した前記X線管からの前記X線出力の一部分を検出するように、前記X線管と反対側で、前記ボウタイフィルタの上又はすぐ近くに設けられることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  14. 前記少なくとも一つの参照検出器は、前記ボウタイフィルタを通過する前の前記X線管からの前記X線出力の一部分を検出するように、前記X線管と前記ボウタイフィルタとの間で、前記ボウタイフィルタの上又はすぐ近くに設けられることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  15. X線管から発生されたX線強度を少なくとも一つの参照検出器によって測定して得られる参照信号と、前記少なくとも一つの参照検出器とは異なる位置に配置された複数の光子カウント検出素子によって、前記X線管から発生されたX線に由来する光子カウントを測定して得られるカウント率と、を用いるリファレンス補正プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記光子カウント検出素子の撮像対象物無しにおける第1の真のカウント率と前記少なくとも一つの参照検出器の撮像対象物無しにおける参照信号とから、前記第1の真のカウント率と前記参照信号との線形関係に基づいて、マッピングを決定させる演算機能と、
    前記マッピングを少なくとも用いてパイルアップ効果の補正を実行し、前記光子カウント検出素子によって測定された光子カウントを補正させると補正機能と、
    を実現させることを特徴とするリファレンス補正プログラム。
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