JP6481754B2 - 判定システム、判定方法、判定プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、物体認証技術を用いて、対象物の真偽又は所有者の真偽を判定することができる判定システムに関する。
IDカード等の本人確認に用いられるものや、コンサートチケット等の高価なものは、偽造や盗難の対象となることがある。そこで、対象物の真偽を確認できるシステムが開発されてきた。
対象物の真偽を判定できるシステムの一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1のシステムは、入力手段、照合用データ生成手段、照合基準データ記憶手段、照合手段、から構成されており、以下のように動作する。入力手段は、照合対象であるIDカードに表示された照合用の画像データを入力する。照合用データ生成手段は、入力された画像データを2値1次元情報に変換する。照合基準データ記憶手段は、照合の基準となる2値1次元情報を記憶する。照合手段は、照合用データ生成手段が生成した2値1次元情報と、照合基準データ記憶手段が記憶する2値1次元情報との照合を行う。
特開2003−237264
しかしながら、上述したようなシステムは、対象物が真正であるかの通知はできるが、当該対象物の所有者が真正であるかの通知はできないという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、対象物の真偽及び当該対象物の所有者の真偽を通知することができる判定システムを提供することにある。
本発明の第一のシステムは、登録対象物の登録識別情報及び前記登録対象物の特定箇所の登録画像を関連付けて記憶する記憶手段と、提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した箇所の指定画像を取得し、前記提示対象物の提示識別情報と同一の前記登録識別情報に関連付けられている前記登録画像を、前記記憶手段から取得する取得手段と、取得した前記指定画像と前記登録画像が一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を通知する通知手段と、を備える。
本発明によれば、対象物の真偽及び当該対象物の所有者の真偽を通知することができる判定システムを提供することができる。
第一実施形態の構成の一例を示すブロック図である。 登録対象物を撮像した画像の一例である。 記憶部22が記憶する情報の一例である。 提示対象物を撮像した画像の一例である。 第一実施形態の登録処理の一例を示すフローチャートである。 第一実施形態の判定処理の一例を示すフローチャート 第一実施形態の構成の一例を示すブロック図である。 第一実施形態のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第一実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。 記憶部22が記憶する情報の一例である。 第二実施形態の登録処理の一例を示すフローチャートである。 第二実施形態の判定処理の一例を示すフローチャートである。 第三実施形態の構成の一例を示すブロック図である。 第三実施形態の登録処理の一例を示すフローチャートである。 第四実施形態の構成の一例を示すブロック図である。 記憶部22が記憶する情報の一例である。 表示部29による表示の一例である。 第四実施形態の登録処理の一例を示すフローチャートである。 指定部26による特定箇所の指定の一例を示す説明図である。 第五実施形態のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は例示であり、本発明の技術範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。
(第一実施形態)
(第一実施形態の構成)
第一実施形態の構成例について説明する。図1は第一実施形態の構成例を示すブロック図である。
判定システム2000は、受信部20、送信部21、記憶部22、取得部23、判定部24、通知部25を含む。
記憶部22は、受信部20が受信した登録対象物の登録識別情報及び登録対象物の特定箇所の登録画像を取得する。そして、記憶部22は、取得した登録対象物の登録識別情報及び登録対象物の特定箇所の登録画像を関連付けて記憶する。
登録識別情報は、例えば、登録対象物の識別番号、製造番号、所有者に関する情報、物品に関する情報等で良い。また、登録識別情報は、登録対象物を一つに特定する情報でなくても良く、全ての登録対象物の中から一つまたは複数の登録対象物を絞り込める情報であれば良い。登録識別情報は、本システムのユーザが不図示の入力装置を用いて入力しても良いし、不図示の読み取り装置が登録対象物から読み取っても良い。その場合、受信部20は、不図示の入力装置または不図示の読み取り装置から登録識別情報を受信する。または、登録識別情報は、本システムのユーザが判定システム2000内の不図示の入力部を介して入力しても良い。その場合、記憶部22は、不図示の入力部から登録識別情報を取得する。
また、登録画像は、不図示の撮像装置が撮像した登録対象物の画像から生成されても良い。その場合、不図示の処理部が、登録対象物を撮像した画像から、特定箇所を切り出して登録画像を生成する。そして、受信部20は、不図示の撮像装置から、登録画像を受信する。又は、登録画像は、不図示の撮像装置が登録対象物の特定箇所を撮像することで生成しても良い。特定箇所は、ユーザが指定しても良いし、システムが指定しても良い。
ここで、登録対象物と特定箇所の一例を図2に示す。図2には、登録対象物であるコンサートチケット400を撮像した画像が示されている。登録画像は、コンサートチケット400を撮像した画像から、特定箇所40を切り出して生成される画像でも良い。又は、登録画像は、コンサートチケット400のうち、特定箇所40を撮像した画像でも良い。また、コンサートチケット400に印字された「ID 2100」はコンサートチケットの識別番号であり、登録識別情報に該当する。よって、記憶部22は、受信部20が受信した登録識別情報「2100」及び特定箇所40の画像である登録画像を取得し、それらを関連付けて記憶する。
なお、本システムは、登録対象物における特定箇所の位置を、登録対象物の所有者に通知する。特定箇所の位置の通知は、不図示の表示部が行っても良い。例えば、不図示の表示部は、図2に示すように、登録対象物を撮像した画像に、特定箇所の位置をマークして表示しても良い。
記憶部22が記憶する情報の一例を図3に示す。図3より、例えば記憶部22は、登録識別情報「2100」と、ファイル名「bbb」の登録画像とを関連付けて記憶している。つまり、特定箇所40の画像である登録画像は、ファイル名「bbb」として、記憶部22が記憶している。また、記憶部22は、一つの登録識別情報に対し二つ以上の登録画像を関連付けて記憶しても良い。つまり、記憶部22は、受信部20が受信した一つの登録識別情報と二つ以上の登録画像を取得し、それらを関連付けて記憶しても良い。図3より、例えば記憶部22は、登録識別情報「2101」と、ファイル名「ccc1」の登録画像及びファイル名「ccc2」の画像とを関連づけて記憶している。なお、ファイル名は、記憶部22が登録画像を記憶する際に、不図示の処理部が設定しても良いし、本システムのユーザが設定しても良い。
取得部23は、提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した箇所の指定画像を取得する。つまり、取得部23は、受信部20が受信した指定画像を取得する。指定画像は、提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した箇所の画像である。
ここで、提示対象物と、ユーザが指定した箇所の一例を図4に示す。図4には、提示対象物であるコンサートチケット500を撮像した画像が示されている。コンサートチケット500を撮像した画像から、ユーザが指定した箇所を切り出して生成される画像が、指定画像である。ユーザが指定した箇所(以下、指定箇所と呼ぶ。)が指定箇所50であれば、指定画像は、コンサートチケット500を撮像した画像のうち、指定箇所50の部分の画像である。同様に、ユーザが指定箇所51を指定したのであれば、指定画像は、コンサートチケット500を撮像した画像のうち、指定箇所51の部分の画像である。
なお、指定画像は、不図示の生成部が、提示対象物を撮像した画像から、ユーザが指定した箇所を切り出して生成しても良い。その場合、不図示の生成部は、受信部20が受信した、ユーザが指定した箇所の位置情報を取得する。さらに、不図示の生成部は、受信部20が受信した、提示対象物を撮像した画像を取得する。そして、不図示の生成部は、提示対象物を撮像した画像から、取得した位置情報に対応する箇所の画像を切り出して、指定画像を生成する。この場合、取得部23は、不図示の生成部から指定画像を取得する。
さらに、取得部23は、提示対象物の提示識別情報と同一の登録識別情報に関連付けられている登録画像を、記憶部22から取得する。具体的には、取得部23は、受信部20が受信した提示識別情報を取得する。そして、取得部23は、取得した提示識別情報と同一の登録識別情報に関連付けられている登録画像を、記憶部22から取得する。
提示識別情報は、提示対象物を識別できる情報であれば何でも良い。つまり、提示識別情報は、登録識別情報と同様の情報で良い。すなわち、提示対象物の識別番号、製造番号、所有者に関する情報、物品に関する情報、等で良い。また、提示識別情報は、提示対象物を一つに特定する情報でなくても良く、全ての提示対象物から一つまたは複数の提示対象物を絞り込める情報であれば良い。また、提示識別情報は、本システムのユーザが不図示の入力装置を用いて入力しても良いし、不図示の読み取り装置が提示対象物から読み取っても良い。その場合、受信部20は、不図示の入力装置又は不図示の読み取り装置から提示識別情報を受信する。または、提示識別情報は、本システムのユーザが判定システム2000内の不図示の入力部を介して入力しても良い。その場合、取得部23は、不図示の入力部から提示識別情報を取得する。
例えば、提示対象物が、図4に示すコンサートチケット500である場合、取得部23は、受信部20が受信した提示識別情報「2100」を取得する。そして、取得部23は、提示識別情報と同一の登録識別情報「2100」に関連付けられている登録画像を、記憶部22から取得する。つまり、記憶部22が図3に示す情報を記憶している場合、取得部23は、登録識別情報「2100」に関連付けられている、ファイル名「bbb」の画像を、記憶部22から取得する。
判定部24は、取得部23が取得した指定画像と、取得部23が取得した登録画像が一致するか否かを判定する。判定部24の判定には、既存の種々の物体認証技術を用いることができる。例えば、パターンマッチングを利用した方法、グラフマッチングを用いた方法、特徴量のユーグリット距離を用いた方法、等により、判定部24は画像の一致を判定することができる。
ここで、判定部24が指定画像と登録画像とが一致するとの判定をした場合、指定箇所と特定箇所の位置が同一であり、かつ、提示対象物と登録対象物が同一であるといえる。なぜならば、提示対象物と登録対象物が同一であっても、指定箇所と特定箇所の位置が異なれば判定対象の画像は異なり、一致しない。また、指定箇所と特定箇所の位置が同一であっても、提示対象物と登録対象物が同一でなければ、判定対象の画像は異なり、一致しない。したがって、判定部24が指定画像と登録画像とが一致するとの判定をした場合は、指定箇所と特定箇所の位置が同一であり、かつ、提示対象物と登録対象物が同一である。
なお、指定箇所と特定箇所の位置が同一である場合、登録対象物の所有者と、提示対象物の所有者が同一である蓋然性が高い。なぜならば、本システムは、登録対象物における特定箇所の位置を、登録対象物の所有者に通知するため、登録対象物の所有者は、特定箇所の位置を知っているからである。よって、判定部24が一致するとの判定をした場合、提示対象物の所有者が真の所有者(登録時の所有者)であり、かつ提示対象物が真の対象物(登録時の対象物)であるといえる。
例えば、ユーザが図4に示す指定箇所50を指定した場合、判定部24は、コンサートチケット500における指定箇所50の指定画像と、コンサートチケット400における特定箇所40の登録画像(ファイル名「bbb」の登録画像)が、一致するか否かを判定する。判定部24が、一致するとの判定をした場合、指定箇所50と特定箇所40の、コンサートチケットにおける位置は同一である。さらに、コンサートチケット400とコンサートチケット500は同一である。
一方、ユーザが図4に示す指定箇所51を指定した場合、判定部24は、コンサートチケット500における指定箇所51の指定画像と、ファイル名「bbb」の登録画像が一致するか否かを判定する。判定部24が、一致しないとの判定をした場合、指定箇所51と特定箇所40のコンサートチケットにおける位置が同一でないか、コンサートチケット400とコンサートチケット500は同一でない。または、判定部24が、一致しないとの判定をした場合、指定箇所51と特定箇所40のコンサートチケットにおける位置が異なり、かつ、コンサートチケット400とコンサートチケット500は同一でない。
通知部25は、判定部24の判定結果を通知する。具体的には、通知部25は、判定部24から判定結果を取得する。そして、取得した判定結果を通知する。例えば、通知部25は、送信部21を介して不図示のディスプレイに判定結果を通知する。一致する判定の場合、例えば不図示のディスプレイは、「照合成功。所有者、対象物共に真です。」といった表示をしても良い。一致しない判定の場合、例えば不図示のディスプレイは、「照合失敗。所有者又は対象物が偽です。」といった表示をしても良い。
通知部25による通知は、ディスプレイに表示されるものに限られない。例えば、通知部25は、送信部21を介して不図示のスピーカに音声を送出させることで判定結果を通知しても良い。音声は、通知部25が不図示の音声合成部に合成させても良い。
第一実施形態の動作
次に、第一実施形態の動作について説明する。図5は、第一実施形態の登録処理を示すフローチャートである。なお、登録処理とは、記憶部22が、登録対象物の登録識別情報及び登録対象物の特定箇所の登録画像を関連付けて記憶するまでの、本システムの処理である。
記憶部22は、受信部20が受信した登録対象物の登録識別情報及び登録対象物の特定箇所の登録画像を取得する。そして、記憶部22は、取得した登録対象物の登録識別情報及び登録対象物の特定箇所の登録画像を関連付けて記憶する(S1)。
図6は、第一実施形態の判定処理を示すフローチャートである。なお、判定処理とは、取得部22が登録識別情報又は登録画像を取得してから、通知部25による通知が行われるまでの、本システムの処理である。
取得部23は、受信部20が受信した指定画像を取得する。指定画像は、提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した箇所の画像である。さらに、取得部23は、提示対象物の提示識別情報と同一の登録識別情報に関連付けられている登録画像を、記憶部22から取得する。具体的には、取得部23は、受信部20が受信した提示識別情報を取得する。そして、取得部23は、取得した提示識別情報と同一の登録識別情報に関連付けられている登録画像を、記憶部22から取得する(S2)。
判定部24は、取得部23が取得した指定画像と、取得部23が取得した登録画像が一致するか否かを判定する(S3)。
通知部25は、判定部24から判定結果を取得し、取得した判定結果を通知する。一致の判定結果の場合、通知部25は、一致するとの判定結果を通知する(S4)。通知部25は、送信部21を介して不図示のディスプレイに判定結果を通知する。一致する判定の場合、例えば不図示のディスプレイは、「照合成功。所有者、対象物共に真です。」といった表示をしても良い。一方、一致しない判定結果の場合、通知部25は、一致しないとの判定結果を通知する(S5)。一致する判定の場合と同様に、通知部25は、送信部21を介して不図示のディスプレイに判定結果を通知する。そして、不図示のディスプレイは、判定結果を表示する。一致しない判定の場合、例えば不図示のディスプレイは、「照合失敗。所有者又は対象物が偽です。」といった表示をしても良い。
なお、第一実施形態は、図7に示す構成であっても良い。図7に示す判定システム1000は、記憶部100、取得部101、判定部102、通知部103を含む。すなわち、第一実施形態は、受信部20及び送信部21を含まなくても良い。さらに、判定システム1000内の各構成要素は、どのハードウェアによって、また、どのような組み合わせで実現されても良い。
この場合、記憶部100は、登録対象物の登録識別情報及び登録対象物の特定箇所の登録画像を関連付けて記憶する。取得部101は、提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した箇所の指定画像を取得する。さらに、取得部101は、提示対象物の提示識別情報と同一の登録識別情報に関連付けられている登録画像を、記憶部101から取得する。判定部102は、取得部101が取得した指定画像と登録画像が一致するか否かを判定する。通知部103は、判定部102の判定結果を通知する。
図8は、判定システム1001のハードウェア構成の一例である。通信制御部8は、ネットワークを介して外部装置と通信する。RAM9(Random Access Memory)は、CPU11が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM9には、本実施形態の実現に必要な種々のデータを記憶する容量が確保される。大容量記憶部10は、本実施形態の実現に必要なデータベース等のデータや、CPU11(Central Processing Unit)が実行するアプリケーションプログラムを、不揮発に記憶する記憶媒体である。CPU11は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで本発明の各機能手段を実現する。具体的には、CPU11は、プログラムを実行することによって、本発明の取得部101、判定部102、通知部103、を実現する。
図8に示すように、大容量記憶部10は、記憶部100を実現することができる。CPU11は、取得部101、判定部102、通知部103を実現することができる。なお、各ハードウェア構成と、各構成要素との対応付けは、図8に示すものに限られないまた、取得部101、判定部102、通知部103は、異なるCPUによって実現されても良い。
図9は、判定システム1000の動作を示すフローチャートである。記憶部100は、登録対象物の登録識別情報及び登録対象物の特定箇所の登録画像を関連付けて記憶する(S6)。取得部101は、提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した箇所の指定画像を取得する。さらに、取得部101は、提示対象物の提示識別情報と同一の登録識別情報に関連付けられている登録画像を、記憶部100から取得する(S7)。判定部102は、取得部101が取得した指定画像と登録画像が一致するか否かを判定する(S8)。通知部103は、判定部102の判定結果を通知する(S9)。
第一実施形態より、判定部102は、提示対象物を撮像した画像のうちユーザが指定した箇所の指定画像と、登録画像とが一致するか否かを判定する。判定部102が一致するとの判定を行った場合、ユーザが指定した箇所と特定箇所とが一致し、かつ、登録対象物と提示対象物が同一であるといえる。そのため、本システムは、対象物の真偽及び当該対象物の所有者の真偽を通知することができる。
(第二実施形態)
(第二実施形態の構成)
第二実施形態の構成例について説明する。第二実施形態の構成は、第一実施形態と同様に、図1に示される。しかし、第二実施形態の構成要素は、第一実施形態に加えて以下の動作を行う点で異なる。
記憶部22は、登録対象物における特定箇所の登録位置情報と、登録識別情報とを関連付けて記憶する。つまり、記憶部22は、登録識別情報と登録画像に加えて、登録位置情報を関連付けて記憶する。記憶部22が記憶する情報の一例を図10に示す。図10より、例えば、記憶部22は、登録識別情報「2099」と、ファイル名「aaa」の登録画像と、登録位置情報(4,2)(6,2)(4,4)(6,4)とを、関連付けて記憶している。
登録位置情報とは、登録対象物における特定箇所の位置情報であり、不図示の処理部が生成しても良い。その場合、不図示の処理部は、まず不図示の撮像部から、登録対象物を撮像した画像を取得する。そして、不図示の処理部は、登録対象物を撮像した画像における特定箇所の位置情報を生成する。例えば、図2には、登録対象物であるコンサートチケット400を撮像した画像に、特定箇所が示されている。まず、不図示の処理部は、不図示の撮像装置からコンサートチケット400を撮像した画像を取得する。そして、特定箇所40が指定されると、不図示の処理部は、コンサートチケット400の左下端をxy座標の原点として、特定箇所40の座標を生成する。すなわち、不図示の処理部は、図2より、座標(x,y)が(10,5)、(12,5)、(10,7)、(12,7)である4点を端点とする座標を生成する。これにより、不図示の処理部は、特定箇所40の登録位置情報を、(10,5)、(12,5)、(10,7)、(12,7)として生成する。そして、不図示の処理部は、生成した登録位置情報を記憶部22に記憶させる。なお、登録対象物上の原点の位置は、システムの設計者やユーザが任意に定めて良い。
取得部23は、提示識別情報と同一の登録識別情報に関連付けられている登録位置情報を記憶部22から取得する。例えば、第一実施形態の例と同様に、提示識別情報が「2100」であるとする。すると、取得部23は、例えば記憶部23が記憶する図10の情報を参照し、提示識別情報と同一の登録識別情報「2100」に関連付けられている登録位置情報(10,5)(12,5)(10,7)(12,7)を取得する。
さらに、取得部23は、提示対象物を撮像した画像における指定画像の指定位置情報を取得する。ここで、前述したように、指定画像とは、提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した指定箇所の画像である。そして、指定位置情報は、登録位置情報と同様に、不図示の処理部が生成しても良い。すなわち、不図示の処理部は、まず不図示の撮像部から、提示対象物を撮像した画像を取得する。そして、不図示の処理部は、指定対象物を撮像した画像における指定箇所の位置情報を生成する。
ユーザが指定した箇所が図4における指定箇所50である場合、不図示の処理部は、(10,5)、(12,5)、(10,7)、(12,7)を指定位置情報として生成する。一方、ユーザが指定した箇所が指定箇所51である場合、不図示の処理部は、(1,1)、(3,1)、(1,3)、(3,3)を指定位置情報として生成する。そして、取得部23は、不図示の処理部から指定位置情報を取得する。
判定部24は、取得部23が取得した登録位置情報と指定位置情報とが一致するか否かを判定する。具体的には、判定部24は、取得部23から登録位置情報と指定位置情報を取得し、これらが一致するか否かを判定する。そして、判定部24は、一致する判定の場合、指定画像および登録画像が一致するか否かをさらに判定する。ここで、登録位置情報と指定位置情報とが一致するとの判定には、完全に同一の位置情報であることを必要としない。例えば、判定部24は、登録位置情報と指定位置情報との位置情報の差が所定値以下である場合に、一致するとの判定をしても良い。なお、所定値は、本システムのユーザや設計者が任意に設定して良い。
例えば、ユーザが指定した指定箇所50である場合、判定部24は、登録位置情報(10,5)、(12,5)、(10,7)、(12,7)と、指定位置情報(10,5)、(12,5)、(10,7)、(12,7)とを取得し、これらが一致するとの判定を行う。そして、判定部24は、指定画像および登録画像が一致するか否かをさらに判定する。指定画像と登録画像とが一致するか否かの判定は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
一方、ユーザが指定した箇所が図4に示す指定箇所51である場合、判定部24は、登録位置情報(10,5)、(12,5)、(10,7)、(12,7)と、指定位置情報(1,1)、(3,1)、(1,3)、(3,3)とが一致しないとの判定を行う。この場合、判定部24は、指定画像および登録画像が一致するか否かの判定を行わずに、一致しないとの判定を行っても良い。
なお、不図示の処理部は、登録位置情報又は指定位置情報を生成する際に、登録対象物を撮像した画像又は提示対象物を撮像した画像を、所定の大きさに変換しても良い。すなわち、不図示の処理部は、撮像された各対象物の縮尺を統一するように、各画像の大きさを変換しても良い。または、本システムのユーザは、不図示の撮像部が登録対象物又は提示対象物を撮像する際に、撮像された撮像された各対象物の縮尺が統一されるように、各画像を撮像しても良い。例えばユーザは、撮像部から各対象物までの距離が一定になるように調整良いし、撮像部の撮像倍率を一定にしても良い。これにより、座標によって示される登録位置情報又は指定位置情報の、実際の各対象物における位置が統一される。
第二実施形態の動作
次に、第二実施形態の動作について説明する。図11は、第二実施形態の登録処理を示すフローチャートである。第二実施形態の動作は、S10を有する点で第一実施形態と異なる。その他の動作については、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
記憶部22は、不図示の処理部から登録位置情報を取得し、取得した登録位置情報と、登録識別情報とを関連付けて記憶する。なお、S1の登録識別情報と登録画像の記憶と、S10の登録位置情報の記憶は、同じタイミングで行われても良いし、異なるタイミングで行われても良い。また、記憶部22は、登録位置情報と登録識別情報を記憶した後に、登録識別情報と登録画像とを関連付けて記憶しても良い。
図12は、第二実施形態の判定処理を示すフローチャートである。第二実施形態の動作は、S11及びS12を有する点で第一実施形態と異なる。その他の動作については、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
まず、取得部23は、受信部20が受信した提示識別情報と同一の登録識別情報に関連付けられている登録位置情報を、記憶部22から取得する。さらに、取得部23は、不図示の処理部から、提示対象物を撮像した画像における指定画像の指定位置情報を取得する(S11)。判定部24は、取得部23が取得した登録位置情報と指定位置情報を取得する。そして、判定部24は、取得した登録位置情報と指定位置情報とが一致するか否かを判定する(S12)。一致する判定の場合、判定部24は、指定画像と登録画像の一致を判定する(S3)。S12で一致しない判定の場合、通知部25は、一致しないとの判定結果を通知する(S5)。
なお、判定部24は、登録位置情報と指定位置情報が一致しない場合、指定画像と登録画像が一致しない場合とは異なる判定結果を通知部25に受け渡しても良い。そして、通知部25は、登録位置情報と指定位置情報とが一致しない場合、指定画像と登録画像が一致しない場合とは異なる通知を行っても良い。例えば、通知部25は、登録位置情報と指定位置情報が一致しない場合、所有者が一致しなかった旨を通知しても良い。具体的には、通知部25は、「照合失敗。所有者が偽です。」といった通知を行っても良い。また、通知部25は、指定画像と登録画像が一致しない場合、対象物が一致しなかった旨を通しても良い。具体的には、通知部25は、「照合失敗。対象物が偽です。」との通知を行っても良い。
第二実施形態より、判定部24は、登録位置情報と指定位置情報とが一致する場合、指定画像と登録画像との一致を判定する。よって、本システムは、登録位置情報と指定位置情報とが一致しない場合、画像どうしの認証を行う必要がないため、処理にかかる負荷が低減し、より早くユーザに判定結果を通知することができる。さらに、通知部25は、登録位置情報と指定位置情報とが一致しない場合、指定画像と登録画像が一致しない場合とは異なる通知を行うことができる。そのため、本システムのユーザは、対象物が偽であるか、対象物の所有者が偽であるかを知ることができる。
第三実施形態
第三実施形態の構成
第三実施形態の構成例について説明する。図13は第三実施形態の構成例を示すブロック図である。第三実施形態は、指定部26及び生成部27を有する点で、第一実施形態と異なる。
指定部26は、受信部20が受信した登録対象物を撮像した画像を取得する。そして、指定部26は、登録対象物を撮像した画像から、一つまたは複数の特定箇所を指定する。ここで、特定箇所の画像は、登録対象物を識別できる情報を含む画像である。登録対象物の画像は、不図示の撮像部が撮像しても良い。その場合、受信部20は、不図示の撮像部から登録対象物の画像を受信する。
登録対象物を識別できる情報とは、例えば、製品や部品の製造時に、それらの表面上に発生する模様で良い。模様は、色彩から成る模様でも良いし、製品等表面の凹凸から成る模様でも良い。登録対象物を識別できる情報を含む画像とは、上記の、製品や部品の製造時にそれらの表面上に発生する模様を含む画像である。具体的には、登録対象物を識別できる情報を含む画像とは、例えば、ラメ等の粒子入りの素材から成る領域、梨地加工やサンドブラスト加工等がされたざらつきのある領域、金属から成る領域、布等の繊維から成る領域、を撮像した画像で良い。また、登録対象物を識別できる情報を含む画像は、製品や部品の製造後に発生した、その登録対象物固有の傷、ゆがみ、染み等を撮像した画像でも良い。
図2を用いて、指定部26による特定箇所の指定を説明する。図2には、登録対象物であるコンサートチケット400を撮像した画像が示されている。また、コンサートチケット400には、ラメ粒子入りの素材からなる領域41、42、43が存在する。指定部26は、まず、ラメ粒子入りの素材からなる領域を検出する。つまり、指定部26は、領域41、42、43を検出する。そして、指定部26は、検出した3つの領域から領域41をランダムに選択する。さらに指定部26は、選択した領域41の少なくとも一部を含む特定箇所40を指定する。図2より、コンサートチケット400の左下端がxy座標の原点の場合、指定部26は、座標(x,y)が(10,5)、(12,5)、(10,7)、(12,7)である4点を端点とする箇所を特定箇所として指定する。
なお、指定部26が検出する領域の特徴(ラメ粒子入りの素材、梨地加工、等)、特定箇所の数、特定箇所の面積、登録対象物上の原点の位置は、システムの設計者やユーザが任意に定めて良い。また、指定部26による領域の選択は、ランダムでなくても良い。指定部26は、例えば、ラメ粒子入りの素材からなる領域を複数検出した場合、最も登録対象物を識別するのに適した領域を選択しても良い。
また、指定部26による特定箇所の指定は、ユーザが行っても良い。その場合、ユーザは、マウスやキーボード等の不図示の入力部を用いて、登録対象物を撮像した画像から任意の特定箇所を入力する。指定部26は、不図示の入力部からユーザの入力した特定箇所に関する情報を取得し、当該特定箇所を指定する。
生成部27は、登録対象物を撮像した画像から、指定部26が指定した特定箇所の画像を切り出し、登録画像を生成する。また、生成部27は、登録対象物を撮像した画像における登録画像の位置情報(以下、登録画像位置情報と呼ぶ)を生成する。具体的には、本実施形態では、登録画像位置情報は、「(10,5)、(12,5)、(10,7)、(12,7)」である。そして、生成部27は、登録対象物を撮像した画像から、座標(x,y)が(10,5)、(12,5)、(10,7)、(12,7)である4点を端点とする箇所を切り出し、登録画像を生成する。そして、指定部27は、生成した登録画像を記憶部22に記憶させる。
第三実施形態の動作
次に、第三実施形態の動作について説明する。図14は、第三実施形態の登録処理を示すフローチャートである。
まず、指定部26は、受信部20が受信した登録対象物を撮像した画像を取得する(S13)。そして、指定部26は、登録対象物を撮像した画像から、一つまたは複数の特定箇所を指定する(S14)。生成部27は、登録対象物を撮像した画像から、指定部26が指定した特定箇所の画像を切り出し、登録画像を生成する(S15)。記憶部22は、生成部26が生成した登録画像と、受信部20が受信した登録識別情報とを関連付けて記憶する(S1)。
なお、指定部26は、登録対象物を撮像した画像とともに登録識別情報を受信部20から受信しても良い。そして、生成部27は、指定部26から取得した登録識別情報を、登録画像とともに記憶部22に記憶させても良い。
第三実施形態より、本システムは、指定部26が指定した箇所を特定箇所とすることができるため、登録対象物ごとに、特定箇所を指定することがきる。よって、本システムは、登録対象物を識別できる情報を含む箇所を特定箇所とすることができるため、判定部24による判定の精度が高い。これにより、本システムのユーザは、対象物の真偽及び当該対象物の所有者の真偽をより正確に知ることができる。
第四実施形態
第四実施形態の構成
第四実施形態の構成例について説明する。図15は第三実施形態の構成例を示すブロック図である。第四実施形態は、表示制御部28、表示部29を有する点で第一実施形態と異なる。
記憶部22は、第一実施形態に加えて、対象物カテゴリと、領域の位置情報と、当該領域における優先度とを関連付けた情報を記憶する。つまり、記憶部22は、受信部20が受信した、対象物カテゴリと、領域の位置情報と、当該領域における優先度とを関連付けた情報を取得し、記憶する。記憶部22が記憶する情報の一例を図16に示す。図16の表は、対象物カテゴリと、領域の位置情報と、当該領域における優先度とを関連付けている。例えば、座標(x,y)が(0,0)、(3,0)、(0,2)、(3,2)である4点を端点とする領域は、優先度が1である。一方、座標(x,y)が(3,0)、(11,0)、(3,2)、(11,2)である4点を端点とする領域は、優先度が2である。
ここで、優先度とは、判定部24による判定処理の対象として適している度合を示す値である。例えば優先度は、登録対象物を識別する識別力の高さや、経年劣化のしにくさを数値で表したものである。識別力が高い領域は、異なる登録対象物間で画像の差異が大きく、提示対象物と登録対象物が異なる場合、判定部23が一致しないとの判定をする可能性が高い。例えば、ラメ等の粒子入りの素材から成る領域、梨地加工やサンドブラスト加工等がされたざらつきのある領域、金属から成る領域、布等の繊維から成る領域、等は識別力が高いため、優先度が大きくて良い。また、経年劣化のしやすい領域は、同一の対象物であっても登録時と判定時で画像に差異が生じてしまい、提示対象物と登録対象物が同一である場合でも、判定部24が一致しないという判定をしてしまう可能性が高い。例えば、対象物の角に当たる領域、辺縁の領域、構造上使用により劣化しやすい領域等は、経年劣化しやすいため、優先度が小さくて良い。
また、対象物カテゴリとは、登録対象物を分類するカテゴリである。対象物カテゴリは、例えば、コンサートチケット、航空券、パスポート、免許証など、登録対象物の物品の一般名称で良い。又は、対象物カテゴリは、登録対象物の物品の一般名称よりも更に詳細なカテゴリでも良い。例えば、対象物カテゴリは、コンサートチケット“タイプA”、コンサートチケット“○○社製”、など、登録対象物を様式や製造元で分類するカテゴリでも良い。
なお、本システムの設計者やユーザが不図示の装置から、対象物カテゴリと、領域の位置情報と、当該領域における優先度とを関連付けた情報を判定装置202に送信しても良い。すなわち、図16に示すような情報は、不図示の装置から、受信部20が受信しても良い。又は、判定装置202内の不図示の処理部が、対象物を撮像した画像の領域から、上述したような登録対象物を識別する識別力の高さ又は経年劣化のしにくさを評価し、それに応じて各領域に優先度を割当てても良い。
表示部29は、登録対象物を撮像した画像を表示する。また、表示部29は、表示する画像のうち、優先度が関連付けられている位置情報が示す領域に、該優先度を重畳して表示する。表示部29による表示は、表示制御部28が制御している。
表示制御部28は、まず、受信部20が受信した、登録対象物を撮像した画像を取得する。そして、表示制御部28は、受信部20が受信した登録対象物の対象物カテゴリを取得する。対象物カテゴリは、本システムのユーザが不図示の入力装置を用いて入力しても良い。その場合、受信部20は、不図示の入力装置からユーザが入力した対象物カテゴリを受信する。また、ユーザは、登録識別情報の入力の際に、対象物カテゴリを入力しても良い。例えばユーザは、登録対象物であるコンサートチケット400の登録識別情報(ID)「2100」の入力の際に、対象物カテゴリ「コンサートチケット」を、不図示の入力装置を用いて入力しても良い。ユーザは、登録識別情報の入力とは異なるタイミングで、対象物カテゴリを入力しても良い
そして表示制御部28は、取得した対象物カテゴリに関連付けられている領域の位置情報と、当該領域における優先度とを記憶部22から取得する。そして、表示制御部28は、表示部29に、登録対象物を撮像した画像の領域に、当該領域に関連付けられた優先度を重畳して表示させる。表示部29による表示の一例を図17に示す。図17では、登録対象物を撮像した画像に、優先度が重畳して表示されている。例えば、図16より、座標(x,y)が(0,0)、(3,0)、(0,2)、(3,2)である4点を端点とする領域は優先度が1であるため、表示制御部28は、表示部29に、当該領域に「1」を表示させる。ユーザは、表示部29による表示を参考に、マウスやキーボード等の不図示の入力部を用いて、登録対象物を撮像した画像から任意の特定箇所を入力する。
指定部26は、不図示の入力部からユーザの入力した特定箇所に関する情報を取得し、当該特定箇所を指定する。
第四実施形態の動作
次に、第四実施形態の動作について説明する。図18は、第四実施形態における登録処理の動作を示すフローチャートである。
記憶部22は、受信部20が受信した、対象物カテゴリと、領域の位置情報と、当該領域における優先度と、を関連付けた情報を取得し、記憶する。(S17)。
表示制御部28は、受信部20が受信した、登録対象物を撮像した画像を取得する。そして、表示制御部28は、受信部20が受信した登録対象物の対象物カテゴリを取得する(S18)。さらに、表示制御部28は、取得した対象物カテゴリに関連付けられている領域の位置情報と、当該領域における優先度とを記憶部22から取得する。そして、表示制御部28は、登録対象物を撮像した画像の領域に当該領域に関連付けられた優先度を重畳して、表示部29に表示させる(S19)。ユーザは、表示部29による表示を参考に、マウスやキーボード等の不図示の入力部を用いて、登録対象物を撮像した画像から任意の特定箇所を入力する(S20)。指定部26はユーザの入力した特定箇所に関する情報を取得し、当該特定箇所を指定する。不図示の処理部は、登録対象物を撮像した画像から、指定部26が指定した特定箇所を切り出して登録画像を生成する。記憶部22は、不図示の処理部が生成した登録画像を、登録識別情報と関連付けて記憶する(S1)。
第四実施形態より、本システムの表示部29は、登録対象物を撮像した画像に優先度を重畳して表示する。そのため、本システムのユーザは、登録対象物の領域のうち、特定箇所に適している領域を把握し、指定することができる。これにより、ユーザは特定箇所を選択しやすくなり、かつ、判定部24による判定の精度が向上する。
なお、第四実施形態は、表示部29及び表示制御部28を有さなくても良い。その場合の指定部26の動作の例を以下に説明する。
指定部26は、特定箇所が含む領域に関連付けられている優先度の合計が所定の閾値以上となるように、特定箇所を指定する。具体的には、指定部26は、まず、受信部20が受信した登録対象物を撮像した画像及び登録対象物の対象物カテゴリを取得する。そして、指定部26は、取得した対象物カテゴリに関連付けられている領域の位置情報と、当該領域における優先度とを記憶部22から取得する。
さらに、指定部26は、登録対象物を撮像した画像から、一つまたは複数の特定箇所を指定する。このとき、指定部26は、特定箇所が含む領域に関連付けられている優先度の合計が所定の閾値以上となるように、特定箇所を指定する。なお、所定の閾値は、本システムの設計者やユーザが任意に設定できるものである。
指定部26による特定箇所の指定を表した図が図19である。図19には、登録対象物であるコンサートチケット400を撮像した画像と、優先度が示されている。ここで、所定の閾値は5であるとする。また、指定部26が指定する特定箇所の数は2つであるとする。
特定箇所の候補である候補箇所52は、優先度が3である領域を含んでいる。また、候補箇所53も、優先度が3である領域を含んでいる。したがって、指定部26は、候補箇所52及び53が含む領域に関連付けられている優先度の合計を、3+3=6であると算出する。よって、特定箇所が含む領域に関連付けられている優先度の合計は5以上であるため、指定部26は候補箇所52及び53を特定箇所として指定することができる。より具体的には、指定部26は、記憶部22から取得した図16の情報を参照し、2つの特定箇所がそれぞれ含む領域に関連付けられた優先度の合計が5以上となるように、特定箇所を指定する。そのような条件を満たす特定箇所の組み合わせが複数ある場合は、指定部26は、その中からランダムに特定箇所を指定しても良い。
なお、候補箇所54のように、異なる優先度が関連付けられている二つ以上の領域を含む場合、指定部26は、最も大きな割合を占めている領域に関連付けられた優先度を採用しても良い。ここで、候補箇所54のうち、最も大きな割合を占めている領域に関連付けられた優先度は2である。つまり、指定部26は、候補箇所54が含む領域に関連付けられている優先度を2としても良い。候補箇所が、異なる優先度が関連付けられている二つ以上の領域を含む場合の優先度の決め方は、これに限られない。例えば指定部26は、異なる2つ以上の優先度の平均値を採用しても良いし、それぞれの領域が候補箇所で占める割合に応じて優先度を算出しても良い。
これにより、指定部26は、優先度が閾値以上となるように特定箇所を指定するため、判定部23による判定処理に適した特定箇所が指定される。よって、判定部24による判定の精度がさらに向上し、かつ、ユーザによる特定箇所を指定する手間が削減される。
第五実施形態
第五実施形態の構成
第五実施形態の構成例について説明する。図20は第五実施形態の構成例を示すブロック図である。図20では、構成要素を示す機能単位のブロック図及びそれらを実現するハードウェアの構成例を示している。
受信部20、送信部21は、通信制御部1によって実現されても良い。取得部23、判定部24、通知部25、指定部26、生成部27、表示制御部28、はCPU2によって実現されても良い。記憶部22は、大容量記憶部3によって実現されても良い。表示部29は、ディスプレイ4によって実現されても良い。
各構成要素及びハードウェアについては、上述の実施形態と同様であるため、説明を省略する。なお、ハードウェア構成と、各構成要素との対応付けは、図20に示すものに限らず、任意の組み合わせによって実現される。例えば、記憶部22は、判定装置203以外の装置内にあっても良い。
上述した各実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内であれば、種々変更することができるものである。
この出願は、2015年3月30日に出願された日本出願特願2015−069328を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、例えば、それ自体およびその所有者の真偽が不明である対象物の該真偽を判別する装置に適用できる。
1 通信制御部
2 CPU
3 大容量記憶部
4 ディスプレイ
20 受信部
21 送信部
22 記憶部
23 取得部
24 判定部
25 通知部
26 指定部
27 生成部
28 表示制御部
29 表示部
40 特定箇所
41 領域
42 領域
43 領域
50 指定箇所
51 指定箇所
52 候補箇所
53 候補箇所
54 候補箇所
201 判定装置
202 判定装置
203 判定装置
400 コンサートチケット
500 コンサートチケット
1000 判定システム
1001 判定システム
2000 判定システム
2001 判定システム
2002 判定システム
2003 判定システム

Claims (7)

  1. 登録対象物の登録識別情報及び前記登録対象物の特定箇所の登録画像を関連付けて記憶する記憶手段と、
    提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した箇所の指定画像を取得し、前記提示対象物の提示識別情報と同一の前記登録識別情報に関連付けられている前記登録画像を、前記記憶手段から取得する取得手段と、
    取得した前記指定画像と前記登録画像が一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を通知する通知手段と、
    を有する判定システム。
  2. 前記記憶手段はさらに、前記登録対象物における前記特定箇所の登録位置情報と、前記登録識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記取得手段はさらに、前記提示識別情報と同一の前記登録識別情報に関連付けられている前記登録位置情報を前記記憶手段から取得し、前記提示対象物を撮像した画像における前記指定画像の指定位置情報を取得し、
    前記判定手段は、さらに、取得した前記登録位置情報と前記指定位置情報とが一致するか否かを判定し、一致する場合、前記指定画像および前記登録画像が一致するか否かを判定する
    請求項1記載の判定システム。
  3. 前記登録対象物を撮像した画像から、一つまたは複数の特定箇所を指定する指定手段と、
    前記登録対象物を撮像した画像から前記特定箇所の画像を切り出し、前記登録画像を生成する生成手段と、を有し、
    前記特定箇所の画像は前記登録対象物を識別できる情報を含む
    請求項1又は2記載の判定システム。
  4. 前記登録対象物を撮像した画像から、一つまたは複数の特定箇所を指定する指定手段を有し、前記登録対象物を撮像した画像を表示する表示手段を有し、
    前記表示手段は、表示する前記画像のうち、優先度が関連付けられている位置情報が示す領域に、該優先度を重畳して表示する
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載の判定システム。
  5. 前記指定手段はさらに、前記特定箇所が含む領域に関連付けられている優先度の合計が所定の閾値以上となるように、前記特定箇所を指定する
    請求項3又は4記載の判定システム。
  6. コンピュータが、
    登録対象物の登録識別情報及び前記登録対象物の特定箇所の登録画像を関連付けて記憶し、
    提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した箇所の指定画像を取得し、
    前記提示対象物の提示識別情報と同一の前記登録識別情報に関連付けられている前記登録画像を取得し、取得した前記指定画像と前記登録画像が一致するか否かを判定し、判定結果を通知する、
    判定方法。
  7. コンピュータに、登録対象物の登録識別情報及び前記登録対象物の特定箇所の登録画像を関連付けて記憶する記憶処理と、
    提示対象物を撮像した画像のうち、ユーザが指定した箇所の指定画像を取得し、前記提示対象物の提示識別情報と同一の前記登録識別情報に関連付けられている前記登録画像を、取得する取得処理と、
    取得した前記指定画像と前記登録画像が一致するか否かを判定する判定処理と、判定結果を通知する通知処理と、
    を実行させる判定プログラム。

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