JP6481323B2 - 画像評価装置、画像評価システム、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像評価装置、画像評価システム、及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像評価装置、画像評価システム、及び画像処理プログラムに関する。
非特許文献1には、コントラスト及び空間周波数が各々異なる複数のパターンを含むパターン画像を用いて画像の解像性の評価を行う技術が開示されている。この技術では、印刷装置により印刷媒体に印刷した上記複数のパターンと、対応する各々の理想パターンとを人間の視覚によって比較し、解像できたパターンの個数を用いて、印刷装置の解像性に関する性能の評価を行う。
また、非特許文献2には、上述した印刷装置の解像性に関する性能の評価をコンピュータにより自動化した技術が開示されている。この技術では、上記印刷したパターン画像を読取装置で読み取って得られた複数のパターンと、対応する各々の理想パターンとの相互相関係数をコンピュータによって算出する。そして、この技術では、相互相関係数が閾値以上のパターンの個数から予め定めた式によって求められる評価値(L−Score)を算出し、算出したL−Scoreを用いて印刷装置の解像性に関する性能の評価を行う。
「Testing for Resolution and Contrast Using the Contrast-Resolution Test Target」 http://cias.rit.edu/~gravure/tt/pdf/pc/TT6_FranzSigg.pdf 「Evaluation Perceptual Resolution Fogra L-Score」 http://www.fogra.org/dokumente/upload/evaluation%20of%20perceptual%20resolution%20of%20printed%20matter%20(fogra%20l-score%20evaluation)%202%20-%20thomas%20liensberger,%20andreas%20kraushaar.pdf
上記非特許文献1又は上記非特許文献2に記載の解像性の評価手法では、人間により解像できたとみなされたパターン又は相互相関係数が閾値以上のパターンの個数を算出式に代入することで印刷装置の解像性に関する評価を行っている。これらの評価手法においてはパターンの個数を用いるため、評価値はもともとの複数のパターンの個数の数だけのバリエーションしか持たない。このような評価手法では、評価対象の画像によっては解像している周波数やコントラストの部分が異なっていても、解像できたとみなされたパターン(あるいは相互相関値が閾値以上のパターン)の個数が同じであれば同じ評価値として評価される。一方で、実際に人間が感じる画像の解像感には、解像感に関係し易い周波数やコントラストが存在する。上記先行技術の評価手法では単に解像できたパターンの個数を用いるのみのため、評価対象で解像し易い周波数やコントラストの部分の違いは反映されず、上記先行技術の評価手法による評価値と実際に人間が感じる画像の解像感との間に差異が生じる可能性がある。
本発明は、解像できたパターンの個数を用いて画像の解像性に関する性能を評価する場合と比較して、人間の官能評価に近い評価を可能とした画像評価装置、画像評価システム、及び画像評価プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係る画像評価装置は、空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記画像に含まれる複数のパターンの各々について、前記パターンに対応する理想パターンと比較して、前記パターンと前記理想パターンとの相互相関係数の2乗の和を類似度として算出し、算出した前記類似度の和から、前記画像の解像性に関する性能を評価する評価値を出力する出力手段と、を備えている。
請求項2に係る画像評価装置は、請求項1に記載の発明において、前記画像は、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像であり、前記出力手段は、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記空間周波数が前記第1の方向に徐々に高くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の前記類似度から前記評価値を算出する。
請求項3に係る画像評価装置は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記画像は、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像であり、前記出力手段は、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記コントラストが前記第2の方向に徐々に低くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の前記類似度から前記評価値を算出する。
請求項4に係る画像評価装置は、空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像であって、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記画像に含まれる複数のパターンの各々について、前記パターンに対応する理想パターンと比較して、前記パターンと前記理想パターンとの相互相関係数の2乗の和を類似度として算出し、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記空間周波数が前記第1の方向に徐々に高くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる範囲外の前記類似度を、零又は前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の最小値に置換し、前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の前記類似度の和から、前記画像の解像性に関する性能を評価する評価値を算出して出力する出力手段と、を備える。
請求項5に係る画像評価装置は、空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像であって、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記画像に含まれる複数のパターンの各々について、前記パターンに対応する理想パターンと比較して、前記パターンと前記理想パターンとの相互相関係数の2乗の和を類似度として算出し、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記コントラストが前記第2の方向に徐々に低くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる範囲外の前記類似度を、零又は前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の最小値に置換し、前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の前記類似度の和から、前記画像の解像性に関する性能を評価する評価値を算出して出力する出力手段と、を備える。
請求項6に係る画像評価装置は、空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像であって、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記画像に含まれる複数のパターンの各々について、前記パターンに対応する理想パターンと比較して、前記パターンと前記理想パターンとの相互相関係数の2乗の和を類似度として算出し、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記空間周波数が前記第1の方向に徐々に高くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる第1範囲外の前記類似度を、零又は前記第1範囲内の最小値に置換し、前記コントラストが前記第2の方向に徐々に低くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる第2範囲外の前記類似度を、零又は前記第2範囲内の最小値に置換し、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記第1範囲内で且つ前記第2範囲内の前記類似度の和から、前記画像の解像性に関する性能を評価する評価値を算出して出力する出力手段と、を備える。
請求項7に係る画像評価装置は、請求項1に記載の発明において、前記出力手段は、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、値が予め定めた範囲内の前記類似度から前記評価値を算出する。
請求項8に係る画像評価システムは、空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像が印刷手段により印刷された印刷媒体から前記画像を読み取る読取手段と、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像評価装置と、を有する。
請求項9に係る画像評価プログラムは、コンピュータを、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像評価装置を構成する各手段として機能させる。
請求項1、8、9の発明によれば、解像できたパターンの個数を用いて評価対象の画像の解像性に関する性能を評価する場合と比較して、人間の官能評価に近い評価が可能となる。
請求項2、4の発明によれば、空間周波数が徐々に高くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲外の類似度も用いて評価値を算出する場合と比較して、評価対象の画像の解像性に関する性能の評価値を人間の官能評価に近くすることができる。
請求項3、5の発明によれば、コントラストが徐々に低くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲外の類似度も用いて評価値を算出する場合と比較して、評価対象の画像の解像性に関する性能の評価値を人間の官能評価に近くすることができる。
請求項6の発明によれば、空間周波数が高くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲外の類似度、又はコントラストが低くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲外の類似度を、置換せずにそのまま用いて評価値を算出する場合と比較して、評価対象の画像の解像性に関する性能の評価値を人間の官能評価に近くすることができる。
請求項7の発明によれば、値が予め定めた範囲外の類似度を用いて評価値を算出する場合と比較して、評価対象の画像の解像性に関する性能の評価値を人間の官能評価に近くすることができる。
実施形態に係る画像評価装置の電気的な構成を示すブロック図である。 実施形態に係る画像評価装置による画像評価処理の説明に要する概念図である。 実施形態に係る理想パターンの一例を示す正面図である。 第1実施形態に係る評価値算出処理のプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る画像評価装置による類似度の算出結果の一例を示す表である。 第1実施形態に係る画像評価装置による類似度の算出結果において、偽解像が発生していると予想される読み取りパターンの類似度を予め定めた値に置換した状態の一例を示す表である。 第1実施形態に係る画像評価装置による類似度の算出結果において、偽解像が発生していると予想される読み取りパターンの類似度を予め定めた値に置換した状態の別例を示す表である。 第1実施形態に係る画像評価装置による相互相関係数Rを用いた場合の評価値の算出結果と解像性の主観評価値との関係の一例を示すグラフである。 第1実施形態に係る画像評価装置による相互相関係数Rの2乗を用いた場合の評価値の算出結果と解像性の主観評価値との関係の一例を示すグラフである。 第1実施形態に係る画像評価装置による相互相関係数Rの3乗を用いた場合の評価値の算出結果と解像性の主観評価値との関係の一例を示すグラフである。 第1実施形態に係る画像評価装置による従来の方法を用いた場合の評価値の算出結果と解像性の主観評価値との関係の一例を示すグラフである。 図6乃至図9のグラフを1つのグラフで表したグラフである。 第1実施形態に係る画像評価装置による相互相関係数Rを用いた場合の評価値の算出結果とシャープネスの主観評価値との関係の一例を示すグラフである。 第1実施形態に係る画像評価装置による相互相関係数Rの2乗を用いた場合の評価値の算出結果とシャープネスの主観評価値との関係の一例を示すグラフである。 第1実施形態に係る画像評価装置による相互相関係数Rの3乗を用いた場合の評価値の算出結果とシャープネスの主観評価値との関係の一例を示すグラフである。 第1実施形態に係る画像評価装置による従来の方法を用いた場合の評価値の算出結果とシャープネスの主観評価値との関係の一例を示すグラフである。 図11乃至図14のグラフを1つのグラフで表したグラフである。 第2実施形態に係る画像評価処理のプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る画像評価装置による類似度の算出結果を示す表である。 第2実施形態に係る画像評価装置による類似度の算出結果を示す表であって、偽解像が発生していると予想される読み取りパターンの類似度を予め定めた値に置換した状態の一例を示す表である。 第2実施形態に係る画像評価装置による類似度の算出結果を示す表である。 第2実施形態に係る画像評価装置による類似度の算出結果を示す表であって、偽解像が発生していると予想される読み取りパターンの類似度を予め定めた値に置換した状態の一例を示す表である。 第3実施形態に係る画像評価処理のプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る画像評価装置による類似度の算出結果を示す表である。 第3実施形態に係る画像評価装置による類似度の算出結果を示す表であって、偽解像が発生していると予想される読み取りパターンの類似度を予め定めた値に置換した状態の一例を示す表である。 第4実施形態に係る画像評価処理のプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
まず、本実施形態に係る画像評価装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る画像評価装置10は、装置全体を制御するコントローラ12を備えている。また、コントローラ12は、後述する画像評価処理を含む各種処理を実行するCPU(Central Processing Unit)14、及び、CPU14の処理に使用されるプログラム及び各種情報を記憶するROM(Read Only Memory)16を備えている。また、コントローラ12は、CPU14の作業領域として一時的に各種データを記憶するRAM(Random Access Memory)18、及び、CPU14の処理に使用される各種情報を記憶する不揮発性メモリ20を備えている。さらに、コントローラ12は、画像評価装置10に接続された外部装置に対するデータの入出力を行うI/Oインタフェース22を備えている。I/Oインタフェース22には、ユーザにより操作される操作部24、各種情報を表示する表示部26、外部装置との通信を行う通信部28、及び、印刷媒体に印刷された画像を読み取る読取装置30が接続されている。読取装置30は、本実施形態では一例としてカラースキャナを含んで構成され、予め定めた読み取り位置に配置された読取対象物を読み取り、読み取った画像に基づいてRGBで表された画像情報を生成し、生成した画像情報を出力する。
ここで、本実施形態に係る画像評価装置10は、印刷装置の解像性に関する性能を評価するための評価値を算出する画像評価処理を行う。この際、画像評価装置10は、図2に示すように、評価対象とする印刷装置によって印刷媒体40に印刷されたパターン画像が読取装置30によって読み取られることにより得られる読み取り画像を取得し、この読み取り画像を用いて上記評価値を算出する。なお、図2では、印刷装置A乃至Cを評価対象の印刷装置としている。
上記パターン画像は、空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含むパターン画像である。なお、上記複数のパターンは、半径が各々異なる複数の第1色の円と、半径が各々異なる複数の第2色の円とが、同心円として交互に描かれたパターンである。本実施形態では、第1色を黒とし、第2色を白とする。また、ここでいう空間周波数は、同心円の径方向における1mm幅内に描かれている、隣接する第1色の円及び第2色の円の組数である。さらに、ここでいうコントラストは、第1色の円と第2色の円との明暗比である。
図3に示すように、上記パターン画像には、予め定めた第1の方向(図3の縦軸方向)に空間周波数が徐々に高くなり、かつ第1の方向とは交差する第2の方向(図3の横軸方向)にコントラストが徐々に低くなるように、複数のパターンが格子状に配列されている。また、上記パターン画像では、コントラストが等しいパターン群が縦軸方向に配列されると共に、空間周波数が等しいパターン群が横軸方向に配列されている。
一方、画像評価装置10は、不揮発性メモリ20に、読み取り画像の評価を行う際に比較対象として用いられる、上記パターン画像に含まれる上記複数のパターンの各々に対応する理想パターンを示す画像情報を記憶している。本実施形態では、理想パターンを示す画像情報として、印刷装置による印刷に用いられるパターン画像の元データが用いられる。
次に、本実施形態に係る画像評価装置10のCPU24が画像評価処理を行う際の処理の流れを、図4に示すフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態では、画像評価処理のプログラムは予め不揮発性メモリ20に記憶されているが、これに限らない。例えば、画像評価処理のプログラムは画像評価処理のプログラムが通信部28を介して外部装置から受信されて不揮発性メモリ20に記憶されても良い。また、CD−ROM等の記録媒体に記録された画像評価処理のプログラムがCD−ROMドライブ等でI/Oインタフェース22を介して読み込まれることにより、画像評価処理が実行されるようにしてもよい。
ユーザは、印刷装置A乃至Cの何れかによりパターン画像が印刷された印刷媒体40を読取装置30に読み取らせるために、読取装置30の読み取り位置に印刷媒体40を配置し、操作部24を操作して画像の読み取り指示を入力する。
そこで、ステップS101では、画像の読み取り指示が入力されたか否かを判断する。読み取り指示が入力されていない場合(S101,N)には、そのまま待機し、読み取り指示が入力された場合(S101,Y)には、ステップS103に遷移する。
ステップS103では、読取装置30に、配置された印刷媒体40からパターン画像を読み取らせ、読取装置30から読み取り画像を示す画像情報を取得する。
次のステップS105では、読み取り画像の変換処理を行う。本実施形態では、読み取り画像の各画素値がRGBで表されているため、読み取り画像を示す画像情報をRGBからCIELABに変換する。なお、この場合には、後述する類似度(理想パターンに対する、読み取り画像に含まれる複数のパターンである読み取りパターンの類似度合いを示す値)の算出には、明度L*の値が用いられる。
次のステップS107では、読み取り画像に対して平滑化フィルタを用いたフィルタリング処理を行う。この平滑化フィルタは、例えば40cmの視距離に対応したガウシアンフィルタである。このフィルタリング処理により、読み取り画像が、人間が視覚等の官能評価により確認した画像に近付くように画像処理される。
次のステップS109では、理想パターンを示す画像情報を取得する。本実施形態では、CPU24は不揮発性メモリ20に予め記憶されている画像情報を取得するが、これに限らず、通信部28を介して外部装置から画像情報を受信することにより、当該画像情報を取得しても良い。また、CD−ROM等の記録媒体に記録された画像情報をCD−ROMドライブ等でI/Oインタフェース22を介して読み込むことにより、当該画像情報を取得してもよい。
次のステップS111では、類似度として、ステップS107でフィルタリング処理を行った読み取り画像に含まれる読み取りパターンと、ステップS109で取得した理想パターンとの相互相関係数Rの2乗を読み取りパターン毎に算出する。
なお、相互相関係数Rは、読み取りパターンの画素値をxi、理想パターンの画素値をyi(iは画素の位置を示す添え字)、読み取りパターンの画素数をnとすると、下記の(1)式により求められる。本実施形態では、求めた相互相関係数Rを2乗することにより類似度を算出する。相互相関係数Rの2乗を類似度とした場合には、相互相関係数Rの2乗が小さくなる程、読み取りパターンは理想パターンから劣化していることを示す。また、相互相関係数Rの2乗が大きくなる程、読み取りパターンは理想パターンの再現が良い(類似している)ことを示す度が大きくなる。
ここで、OTF(Optical Transfer Functions)が0となるカットオフ周波数より高周波数領域において、本来解像していない細部が解像しているように見えてしまう偽解像が発生する可能性があることがわかっている。そのため、後述するステップS113乃至127の処理を行うことにより、偽解像が発生していることが予想される読み取りパターンを評価対象から除外する。
ステップS113では、ステップS111で算出した相互相関係数Rの2乗から、コントラストが等しいパターン群と、当該パターン群に含まれる読み取りパターンの相互相関係数Rの2乗とを抽出する。例えば、図5Aのパターン群50のように、コントラストが100[%]で、かつ、空間周波数が各々異なるパターン群の相互相関係数Rの2乗を抽出する。
次のステップS115では、ステップS113で抽出したパターン群に含まれる読み取りパターンから、空間周波数が最低である読み取りパターンと、当該読み取りパターンの相互相関係数R1の2乗を抽出する。例えば、図5Aのパターン群50から、空間周波数が最低の0.63[1/mm]の読み取りパターンの相互相関係数R1の2乗を抽出する。
次のステップS117では、ステップS113で抽出したパターン群に含まれる読み取りパターンから、ステップS115で抽出した読み取りパターンの次に空間周波数が高い読み取りパターンと、当該読み取りパターンの相互相関係数R2の2乗を抽出する。例えば、図5Aのパターン群50から、空間周波数が0.63[1/mm]の次に高い0.81[1/mm]の読み取りパターンの相互相関係数R2の2乗を抽出する。
次のステップS119では、ステップS115で抽出した相互相関係数R1の2乗が、ステップS117で抽出した相互相関係数R2の2乗より大きいか否かを判定する。相互相関係数R1の2乗が相互相関係数R2の2乗よりも大きくない場合(S119,N)は、偽解像が発生していると予測されるため、ステップS125に遷移する。一方、相互相関係数R1の2乗が相互相関係数R2の2乗よりも大きい場合(S119,Y)は、偽解像が発生していないと予測されるため、ステップS121に遷移する。
ステップS121では、ステップS117で抽出した読み取りパターンの相互相関係数R2を相互相関係数R1とする。次のステップS123では、未処理の読み取りパターン、すなわちステップS113で抽出した読み取りパターンのうち、ステップS115及びS117の何れでも抽出されていない読み取りパターンがあるか否かを判定する。未処理の読み取りパターンがある場合(S123,Y)は、ステップS117に遷移する一方、未処理の読み取りパターンがない場合(S123,N)は、後述するステップS127に遷移する。
一方、ステップS125では、空間周波数がステップS117で抽出した読み取りパターンの空間周波数以上の読み取りパターンの相互相関係数Rの2乗を予め定めた値に置換する。本実施形態では、上記予め定めた値を、相互相関係数Rの2乗が取り得る範囲の最小値である零(0)とする。すなわち、図5A及び図5Bに示すように、複数の読み取りパターンの各々の類似度のうち、空間周波数が高くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲51以外の範囲の類似度が、零(0)に置換される。この置換により、偽解像によって誤って算出された類似度を評価対象に加えてしまうことにより、評価結果が人間の視覚等の官能評価による評価からずれてしまうことが回避される。
ステップS127では、未処理のパターン群、すなわちステップS113乃至S125の処理を行っていないパターン群があるか否かを判定する。未処理のパターン群がある場合(S127,Y)は、ステップS113に遷移する一方、未処理のパターン群がない場合(S127,N)は、後述するステップS129に遷移する。例えば、ステップS113でパターン画像に含まれる複数のパターン群からコントラストが高い順にパターン群を抽出し、ステップS115乃至S125の処理を全てのパターン群に対して行った後、ステップS129に遷移する。
ステップS129では、読み取り画像に含まれる読み取りパターンの相互相関係数Rの2乗の和を評価値として算出する。次のステップS131では、算出した評価値が表示部26に表示されるように表示部26を制御し、本プログラムの実行を終了する。
なお、本実施形態では、読み取りパターンと理想パターンとの相互相関係数Rの2乗を用いて評価値を算出するが、これに限定されず、相互相関係数R、または相互相関係数Rの3乗を用いて評価値を算出しても良い。相互相関係数Rをそのまま用いる場合、及び相互相関係数Rの3乗を用いる場合には、類似度及び評価値を算出する際、それぞれ相互相関係数Rの絶対値、及び相互相関係数Rの絶対値の3乗を用いることが望ましい。
図6には、解像性に関する性能としての解像性の主観評価値と相互相関係数Rを用いて算出した評価値との関係を求めた結果を表すグラフを示した。図6に示すように、解像性の主観評価値と相互相関係数Rを用いて算出した評価値との相互相関係数X1の2乗は0.89であった。なお、解像性の主観評価値は、複数の人間の視覚によって解像性を評価し数値化した値であり、正方向に高くなる程、解像性が高くなることを意味している。
ここで、解像性の主観評価とは、以下の方法で行った。まず、D50標準光源の蛍光灯下において、被験者と検査対象を50cm離した状態で、複数の検査対象について解像性が高いと思われるものの順に並べさせることを7名の被験者で行わせた。そして、検査対象毎に順位の平均値を算出し、それを距離尺度へと変換することによって解像性の主観評価値を得た。
また、図7には、解像性の主観評価値と相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値との関係を求めた結果を表すグラフを示した。図7に示すように、解像性の主観評価値と相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値との相互相関係数X2の2乗は0.92であった。
また、図8には、解像性の主観評価値と相互相関係数Rの3乗を用いて算出した評価値との関係を求めた結果を表すグラフを示した。図8に示すように、解像性の主観評価値と相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値との相互相関係数X3の2乗は0.90であった。
一方、図9には、解像性の主観評価値と従来の評価方法を用いて算出した評価値との関係を求めた結果を表すグラフを示した。図9に示すように、解像性の主観評価値と従来の評価方法を用いて算出した評価値との相互相関係数Y1の2乗は0.76であった。なお、このグラフで用いた従来の評価方法では、上述したL−Scoreを評価値としている。
図6乃至図9より、相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値が解像性の主観評価値に対して最も高い相関を示していることがわかる。また、相互相関係数Rそのものを用いて算出した評価値、相互相関係数Rの3乗を用いて算出した評価値も、従来の評価方法を用いて算出した評価値よりも解像性の主観評価値に対して高い相関を示していることがわかる。
また、図6乃至図9のグラフを1つのグラフで表した図10のグラフによると、相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値が最もばらつきが小さいことがわかる。また、相互相関係数Rそのものを用いて算出した評価値、相互相関係数Rの3乗を用いて算出した評価値も、従来の評価方法を用いて算出した評価値よりもばらつきが小さいことがわかる。
図11には、解像性に関する性能としてのシャープネスの主観評価値と相互相関係数Rを用いて算出した評価値との関係を求めた結果を表すグラフを示した。図11に示すように、解像性の主観評価値と相互相関係数Rを用いて算出した評価値との相互相関係数X4の2乗は0.82であった。なお、シャープネスの主観評価値は、複数の人間の視覚によってシャープネスを評価し数値化した値であり、正方向に高くなる程、シャープネスが高くなることを意味している。
ここで、シャープネスの主観評価とは、以下の方法で行った。まず、D50標準光源の蛍光灯下において、被験者と検査対象を50cm離した状態で、複数の検査対象についてシャープネスが高いと思われるものの順に並べさせることを7名の被験者で行わせた。そして、検査対象毎に順位の平均値を算出し、それを距離尺度へと変換することによってシャープネスの主観評価値を得た。
また、図12には、シャープネスの主観評価値と相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値との関係を求めた結果を表すグラフを示した。図12に示すように、シャープネスの主観評価値と相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値X5の2乗との相互相関係数は0.85であった。
また、図13には、シャープネスの主観評価値と相互相関係数Rの3乗を用いて算出した評価値との関係を求めた結果を表すグラフを示した。図13に示すように、シャープネスの主観評価値と相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値との相互相関係数X6の2乗は0.84であった。
一方、図14には、シャープネスの主観評価値と従来の評価方法を用いて算出した評価値との関係を求めた結果を表すグラフを示した。図14に示すように、シャープネスの主観評価値と従来の評価方法を用いて算出した評価値との相互相関係数Y2の2乗は0.73であった。なお、このグラフで用いた従来の評価方法では、上述したL−Scoreを評価値としている。
図11乃至図14より、相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値が解像性の主観評価値に対して最も高い相関を示していることがわかる。また、相互相関係数Rそのものを用いて算出した評価値、相互相関係数Rの3乗を用いて算出した評価値も、従来の評価方法を用いて算出した評価値よりも解像性の主観評価値に対して高い相関を示していることがわかる。
また、図11乃至図14のグラフを1つのグラフで表した図15のグラフによると、相互相関係数Rの2乗を用いて算出した評価値が最もばらつきが小さいことがわかる。また、相互相関係数Rそのものを用いて算出した評価値、相互相関係数Rの3乗を用いて算出した評価値も、従来の評価方法を用いて算出した評価値よりもばらつきが小さいことがわかる。
なお、本実施形態では、複数の読み取りパターンの各々の類似度のうち、空間周波数が高くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲51以外の範囲の類似度を、予め定めた値である零(0)とする場合について説明したが、当該予め定めた値はこれに限らない。例えば、図5Cに示すように、パターン群50毎に、空間周波数が高くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲51以内の範囲の最小値を、上記予め定めた値としても良い。または、空間周波数が高くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲51以外の範囲の類似度を、空間周波数が高くなるに従って上記最小値から徐々に小さくなる値で置換しても良い。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係る画像評価装置は、第1実施形態に係る画像評価装置10と同じであるため、各構成の説明を省略する。
上記第1実施形態では、空間周波数の変化に基づいて偽解像が発生していることが予想される読み取りパターンを評価対象から除外する場合について説明した。一方、本第2実施形態では、コントラストの変化に基づいて偽解像が発生していることが予想される読み取りパターンを評価対象から除外する場合について説明する。
本実施形態に係る画像評価装置10のCPU24が画像評価処理を行う際の処理の流れを、図16に示すフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態では、画像評価処理のプログラムは予め不揮発性メモリ20に記憶されているが、これに限らない。例えば、画像評価処理のプログラムが通信部28を介して外部装置から受信されて不揮発性メモリ20に記憶されても良い。また、CD−ROM等の記録媒体に記録された画像評価処理のプログラムがCD−ROMドライブ等でI/Oインタフェース22を介して読み込まれることにより、画像評価処理が実行されるようにしてもよい。
第1実施形態と同様に、ユーザは、印刷装置A乃至Cの何れかによりパターン画像が印刷された印刷媒体40を読取装置30に読み取らせるために、読取装置30の読み取り位置に印刷媒体40を配置し、操作部24を操作して画像の読み取り指示を入力する。
そこで、ステップS201乃至S211では、各々上述したステップS101乃至S111と同じ処理を行い、ステップS213に遷移する。
ステップS213では、ステップS211で算出した相互相関係数Rの2乗から、空間周波数が等しいパターン群と、当該パターン群の相互相関係数Rの2乗を抽出する。例えば、図17Aのパターン群52のように、空間周波数が0.63[1/mm]で、かつ、コントラストが各々異なるパターン群の相互相関係数Rの2乗を抽出する。
次のステップS215では、ステップS213で抽出したパターン群に含まれる読み取りパターンから、コントラストが最高である読み取りパターンと、当該読み取りパターンの相互相関係数R3の2乗を抽出する。例えば、図17Aのパターン群52から、空間周波数が0.63[1/mm]で、かつ、コントラストが100[%]の読み取りパターンの相互相関係数R3の2乗を抽出する。
次のステップS217では、ステップS213で抽出したパターン群に含まれる読み取りパターンから、ステップS215で抽出した読み取りパターンの次にコントラストが低い読み取りパターンと、当該読み取りパターンの相互相関係数R4の2乗を抽出する。例えば、図17Aのパターン群52から、コントラストが100[%]の次に高い59.9[%]の読み取りパターンの相互相関係数R4の2乗を抽出する。
次のステップS219では、ステップS215で抽出した相互相関係数R3の2乗が、ステップS217で抽出した相互相関係数R4の2乗より大きいか否かを判定する。相互相関係数R3の2乗が相互相関係数R4の2乗よりも大きくない場合(S219,N)は、偽解像が発生していると予測されるため、ステップS225に遷移する。一方、相互相関係数R3の2乗が相互相関係数R4の2乗よりも大きい場合(S219,Y)は、偽解像が発生していないと予測されるため、ステップS221に遷移する。
ステップS221では、ステップS217で抽出した読み取りパターンの相互相関係数R4を相互相関係数R3とする。次のステップS223では、未処理の読み取りパターン、すなわちステップS215及びS217の何れでも抽出されていない読み取りパターンがあるか否かを判定する。未処理の読み取りパターンがある場合(S223,Y)は、ステップS217に遷移する一方、未処理の読み取りパターンがない場合(S223,N)は、後述するステップS227に遷移する。
一方、ステップS225では、コントラストがステップS217で抽出した読み取りパターンのコントラスト以下の読み取りパターンの相互相関係数Rの2乗を、予め定めた値に置換する。本実施形態では、上記予め定めた値を、相互相関係数Rの2乗が取り得る範囲の最小値である零(0)とする。すなわち、図17A及び図17Bに示すように、パターン群毎に、複数の読み取りパターンの各々の類似度のうち、コントラストが低くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲53以外の範囲の類似度が、零(0)に置換される。この置換により、偽解像によって誤って算出された類似度を評価対象に加えてしまうことにより、評価結果が人間の視覚による評価からずれてしまうことが回避される。
ステップS227では、未処理のパターン群、すなわちステップS213乃至S225の処理を行っていないパターン群があるか否かを判定する。未処理のパターン群がある場合(S227,Y)は、ステップS213に遷移する一方、未処理のパターン群がない場合(S227,N)は、後述するステップS229に遷移する。例えば、ステップS213でパターン画像に含まれる複数のパターン群から空間周波数が低い順にパターン群を抽出し、ステップS215乃至S225の処理を全てのパターン群に対して行った後、ステップS229に遷移する。
ステップS229では、読み取り画像に含まれる読み取りパターンの相互相関係数Rの2乗の和を評価値として算出する。次のステップS231では、算出した評価値が表示部26に表示されるように表示部26を制御し、本プログラムの実行を終了する。
なお、本実施形態では、第1実施形態と同様に、読み取りパターンと理想パターンとの相互相関係数Rの2乗を用いて評価値を算出するが、これに限らず、相互相関係数R、または相互相関係数Rの3乗を用いて評価値を算出しても第1実施形態と同様の結果が得られる。
また、第1実施形態では空間周波数の変化に基づいて、第2実施形態ではコントラストの変化に基づいて、偽解像が発生していることが予想される読み取りパターンを抽出するが、抽出方法はこれに限らない。すなわち、空間周波数及びコントラストの双方に基づいて偽解像が発生していることが予想される読み取りパターンを評価対象から除外しても良い。この場合には、図4のフローチャートにおいてステップS113の直前に図16のステップS213乃至S227の処理を行うか、ステップS127の直後に図16のステップS213乃至S227の処理を行えば良い。また、この場合、図18A及び図18Bに示すように、空間周波数が高くなるに従って類似度が小さくなり、かつ、コントラストが低くになる従って類似度が小さくなる範囲54以外の範囲の類似度が零(0)となる。このように、偽解像が発生していることが予想される読み取りパターンの相互相関係数Rの2乗が零(0)となり、当該読み取りパターンが評価対象から除外される。
また、本実施形態では、複数の読み取りパターンの各々の類似度のうち、コントラストが低くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲53以外の範囲の類似度を零(0)とする場合について説明したが、当該予め定めた値はこれに限らない。例えば、パターン群52毎に、コントラストが低くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲53以内の範囲の最小値を、上記予め定めた値としても良い。または、コントラストが低くなるに従って類似度が徐々に小さくなる範囲53以外の範囲の類似度を、コントラストが低くなるに従って上記最小値から徐々に小さくなる値に置換しても良い。
〔第3実施形態〕
第3実施形態に係る画像評価装置は、第1実施形態及び第2実施形態に係る画像評価装置10と同じであるため、各構成の説明を省略する。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、偽解像が発生していることが予想される読み取りパターンを評価対象から除外する場合について説明した。一方、第3実施形態では、相互相関係数Rの2乗の値に応じて理想パターンと低相関である読み取りパターンを評価対象から除外する場合について説明する。
本実施形態に係る画像評価装置10のCPU24が画像評価処理を行う際の処理の流れを、図19に示すフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態では、画像評価処理のプログラムは予め不揮発性メモリ20に記憶されているが、これに限らない。例えば、画像評価処理のプログラムが通信部28を介して外部装置から受信されて不揮発性メモリ20に記憶されても良い。また、CD−ROM等の記録媒体に記録された画像評価処理のプログラムがCD−ROMドライブ等でI/Oインタフェース22を介して読み込まれることにより、画像評価処理が実行されるようにしてもよい。
第1実施形態と同様に、ユーザは、印刷装置A乃至Cの何れかによりパターン画像が印刷された印刷媒体40を読取装置30に読み取らせるために、読取装置30の読み取り位置に印刷媒体40を配置し、操作部24を操作して画像の読み取り指示を入力する。
そこで、ステップS301乃至S311では、各々上述したステップS101乃至S111と同様の処理を行い、ステップS313に遷移する。
ステップS313では、ステップS311で算出した相互相関係数Rの2乗が予め定めた閾値以下の読み取りパターンの相互相関係数Rの2乗を予め定めた値に置換する。本実施形態では、上記予め定めた閾値を0.5とする。また、本実施形態では、上記予め定めた値を、相互相関係数Rの2乗が取り得る範囲の最小値である零(0)とする。すなわち、図20A及び図20Bに示すように、複数の読み取りパターンの各々の類似度のうち、0.5以上の類似度が、零(0)に置換される。この置換により、偽解像によって誤って算出された類似度を評価対象に加えてしまうことにより、評価結果が人間の視覚による評価からずれてしまうことが回避される
ステップS315では、読み取り画像に含まれる読み取りパターンの相互相関係数Rの2乗の和を評価値として算出する。次のステップS317では、算出した評価値が表示部26に表示されるように表示部26を制御し、本プログラムの実行を終了する。
なお、本実施形態では、第1実施形態と同様に、読み取りパターンと理想パターンとの相互相関係数Rの2乗を用いて評価値を算出するが、これに限らず、相互相関係数R、または相互相関係数Rの3乗を用いて評価値を算出しても第1実施形態と同様の結果が得られる。
また、第1実施形態乃至第3実施形態では、読み取り画像に含まれる読み取りパターンの類似度の和を評価値として算出するが、これに限らず、類似度の総和が取り得る範囲の最大値から各読み取りパターンの類似度を各々減算した値を評価値としても良い。なお、本実施形態では、類似度を示す相互相関係数Rの2乗の最大値が1であり、読み取りパターンの個数が100個であるため、類似度の総和が取り得る範囲の最大値は100となる。また、ある値が最大値となるよう、類似度の総和に規格化係数などをかけても良い。
〔第4実施形態〕
第4実施形態に係る画像評価装置は、第1実施形態乃至第3実施形態に係る画像評価装置10と同じであるため、各構成の説明を省略する。
上記第1実施形態乃至第3実施形態では、読み取りパターンの類似度として、読み取りパターン及び理想パターンの相互相関係数Rを用いる場合について説明した。一方、第4実施形態では、読み取りパターンの類似度として、読み取りパターン及び理想パターンのコントラストの差を用いる場合について説明する。
本実施形態に係る画像評価装置10のCPU24が画像評価処理を行う際の処理の流れを、図21に示すフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態では、画像評価処理のプログラムは予め不揮発性メモリ20に記憶されているが、これに限らない。例えば、画像評価処理のプログラムが通信部28を介して外部装置から受信されて不揮発性メモリ20に記憶されても良い。また、CD−ROM等の記録媒体に記録された画像評価処理のプログラムがCD−ROMドライブ等でI/Oインタフェース22を介して読み込まれることにより、画像評価処理が実行されるようにしても良い。
第1実施形態と同様に、ユーザは、印刷装置A乃至Cの何れかによりパターン画像が印刷された印刷媒体40を読取装置30に読み取らせるために、読取装置30の読み取り位置に印刷媒体40を配置し、操作部24を操作して画像の読み取り指示を入力する。
そこで、ステップS401乃至S409では、各々上述したステップS101乃至S109と同様の処理を行い、ステップS411に遷移する。
ステップS411では、読み取りパターンと理想パターンとのコントラストの差分を類似度として読み取りパターン毎に算出する。読み取りパターンと理想パターンとのコントラストの差分を類似度とした場合、当該差分が大きくなる程、読み取りパターンは理想パターンから劣化していることを示す。また、当該差分が小さくなる程、読み取りパターンは理想パターンの再現が良いこと(類似している)を示す。
ここで、後述するステップS413乃至427の処理を行うことにより、偽解像が発生していることが予想される読み取りパターンを評価対象から除外する。
ステップS413では、ステップS411で算出した差分から、コントラストが等しいパターン群と、当該パターン群に含まれる読み取りパターンと理想パターンとのコントラストの差分を各々抽出する。
次のステップS415では、ステップS413で抽出した差分から、空間周波数が最低である読み取りパターン、及び、当該読み取りパターンと理想パターンとのコントラストの差分S1を抽出する。
次のステップS417では、ステップS413で抽出した差分から、ステップS415で抽出した読み取りパターンの次に空間周波数が高い読み取りパターン、及び、当該読み取りパターンと理想パターンとのコントラストの差分S2を抽出する。
次のステップS419では、ステップS417で抽出した差分S2が、ステップS415で抽出した差分S1より大きいか否かを判定する。差分S2が差分S1よりも大きくない場合(S419,N)は、偽解像が発生していると予測されるため、ステップS425に遷移する。一方、差分S2が差分S1よりも大きい場合(S419,Y)は、偽解像が発生していないと予測されるため、ステップS421に遷移する。
ステップS421では、ステップS417で抽出した差分S2を差分S1とする。次のステップS423では、未処理の読み取りパターン、すなわちステップS413で抽出した読み取りパターンのうち、ステップS415及びS417の何れでも抽出されていない読み取りパターンがあるか否かを判定する。未処理の読み取りパターンがある場合(S423,Y)は、ステップS417に遷移する一方、未処理の読み取りパターンがない場合(S423,N)は、後述するステップS427に遷移する。
一方、ステップS425では、空間周波数がステップS417で抽出した読み取りパターンの空間周波数以上の読み取りパターンの差分を予め定めた値に置換する。本実施形態では、上記予め定めた値をコントラストの差分が取り得る範囲の最大値である100とするが、これに限らない。例えば、パターン群毎に、空間周波数が高くになるに従って類似度が徐々に大きくなる範囲以外の範囲の最大値を、上記予め定めた値としても良い。または、空間周波数が高くになるに従って類似度が徐々に大きくなる範囲以外の範囲の類似度を、空間周波数が高くなるに従って上記最大値から徐々に大きくなる値で置換しても良い。
ステップS427では、未処理のパターン群、すなわちステップS413乃至S425の処理を行っていないパターン群があるか否かを判定する。未処理のパターン群がある場合(S427,Y)は、ステップS413に遷移する一方、未処理のパターン群がない場合(S427,N)は、後述するステップS429に遷移する。例えば、ステップS413でコントラストが等しい複数のパターン群からコントラストが高い順にパターン群を抽出し、ステップS415乃至S425の処理を全てのパターン群に対して行った後、ステップS429に遷移する。
ステップS429では、読み取り画像に含まれる読み取りパターンの差分の和を評価値として算出する。次のステップS431では、算出した評価値が表示部26に表示されるように表示部26を制御し、本プログラムの実行を終了する。
なお、第1実施形態乃至第4実施形態では、画像評価装置10に読取装置30が接続されていて、画像評価装置10が読取装置30から読み取り画像を取得する場合について説明したが、これに限らない。例えば、画像評価装置10が通信部28を介して読み取り画像を示す画像情報を受信するようにしても良い。この場合には、図4のステップS101及びS103、図16のS201乃至S203、図19のS301乃至S303、図21のS401乃至S403の各々の処理を行う代わりに、画像情報を受信する処理を行えば良い。
また、第1実施形態乃至第4実施形態では、パターン画像に含まれる複数のパターンとして、半径が各々異なる複数の同心円が描かれたパターンを使用する場合について説明したが、当該複数のパターンはこれに限らない。例えば、パターン画像に含まれる複数のパターンは、複数の平行な直線又は曲線が描かれたパターンであっても良い。
また、第1実施形態乃至第4実施形態では、カラースキャナを含んで構成された読取装置30から出力されたRGBの画像情報を用いて印刷装置10A乃至10Cの解像性に関する性能を評価する場合について説明したが、これに限らない。例えば、モノクロスキャナを含んで構成された読取装置を用いて、当該読取装置から出力された白黒の画像情報を用いて当該評価を行っても良い。この場合には、ステップS105の処理を省略しても良い。
また、第1実施形態乃至第4実施形態では、白黒のパターン画像を用いて印刷装置10A乃至10Cの解像性に関する性能を評価する場合について説明したが、これに限らず、カラーの画像情報を用いて当該評価を行っても良い。
また、第1実施形態乃至第4実施形態では、印刷装置の解像性に関する性能を評価する場合について説明したが、これに限らない。例えば、撮像装置に関して、画面等の媒体に表示された理想パターンを撮像し、その撮像した画像に含まれるパターンを対応する理想パターンと比較することにより画像(撮像装置)の解像性の評価を行っても良い 。
また、読取装置30によりパターン画像を読み取る場合に特定の読み取りパターンにノイズが発生してしまい、当該読み取りパターンの類似度が周囲の読み取りパターンの類似度と大きく異なる場合があり得る。したがって、隣接する読み取りパターンに対する類似度の差が閾値以上である読み取りパターンをノイズが発生している読み取りパターンとして評価対象から除外しても良い。
また、第4実施形態に、第3実施形態の偽解像が発生している可能性がある読み込みパターンを特定する手法を適用しても良い。すなわち、上記差分が予め定めた閾値以上である読み込みパターンを、偽解像が発生している可能性がある読み込みパターンであると特定し、当該読み取りパターンの差分を上記予め定めた値に置換しても良い。
10 画像評価装置
12 コントローラ
14 CPU
16 ROM
18 RAM
20 不揮発性メモリ
22 I/Oインタフェース
24 操作部
26 表示部
28 通信部
30 読取装置
40 印刷媒体
100A乃至100C 印刷装置

Claims (9)

  1. 空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記画像に含まれる複数のパターンの各々について、前記パターンに対応する理想パターンと比較して、前記パターンと前記理想パターンとの相互相関係数の2乗の和を類似度として算出し、算出した前記類似度の和から、前記画像の解像性に関する性能を評価する評価値を出力する出力手段と、
    を備えた画像評価装置。
  2. 前記画像は、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像であり、
    前記出力手段は、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記空間周波数が前記第1の方向に徐々に高くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の前記類似度から前記評価値を算出する、
    請求項1に記載の画像評価装置。
  3. 前記画像は、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像であり、
    前記出力手段は、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記コントラストが前記第2の方向に徐々に低くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の前記類似度から前記評価値を算出する、
    請求項1または請求項2に記載の画像評価装置。
  4. 空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像であって、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記画像に含まれる複数のパターンの各々について、前記パターンに対応する理想パターンと比較して、前記パターンと前記理想パターンとの相互相関係数の2乗の和を類似度として算出し、
    前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記空間周波数が前記第1の方向に徐々に高くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる範囲外の前記類似度を、零又は前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の最小値に置換し、
    前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の前記類似度の和から、前記画像の解像性に関する性能を評価する評価値を算出して出力する出力手段と、
    を備えた画像評価装置。
  5. 空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像であって、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記画像に含まれる複数のパターンの各々について、前記パターンに対応する理想パターンと比較して、前記パターンと前記理想パターンとの相互相関係数の2乗の和を類似度として算出し、
    前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記コントラストが前記第2の方向に徐々に低くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる範囲外の前記類似度を、零又は前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の最小値に置換し、
    前記類似度が徐々に小さくなる範囲内の前記類似度の和から、前記画像の解像性に関する性能を評価する評価値を算出して出力する出力手段と、
    を備えた画像評価装置。
  6. 空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像であって、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記空間周波数が予め定めた第1の方向に徐々に高くなり、各々の前記複数のパターンが対応する前記複数の理想パターンの前記コントラストが前記第1の方向と交差する第2の方向に徐々に低くなるよう、前記複数のパターンが配置された画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記画像に含まれる複数のパターンの各々について、前記パターンに対応する理想パターンと比較して、前記パターンと前記理想パターンとの相互相関係数の2乗の和を類似度として算出し、
    前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記空間周波数が前記第1の方向に徐々に高くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる第1範囲外の前記類似度を、零又は前記第1範囲内の最小値に置換し、
    前記コントラストが前記第2の方向に徐々に低くなるに従って前記類似度が徐々に小さくなる第2範囲外の前記類似度を、零又は前記第2範囲内の最小値に置換し、
    前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、前記第1範囲内で且つ前記第2範囲内の前記類似度の和から、前記画像の解像性に関する性能を評価する評価値を算出して出力する出力手段と、
    を備えた画像評価装置。
  7. 前記出力手段は、前記複数のパターンの各々の前記類似度のうち、値が予め定めた範囲内の前記類似度から前記評価値を算出する
    請求項1に記載の画像評価装置。
  8. 空間周波数及びコントラストが各々異なる複数のパターンを含む画像が印刷手段により印刷された印刷媒体から前記画像を読み取る読取手段と、
    請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像評価装置と、
    を有する画像評価システム。
  9. コンピュータを、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像評価装置を構成する各手段として機能させるための画像評価プログラム。
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