JP6480666B2 - Eaves - Google Patents
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Description
本発明は、家屋の軒先に設置される軒樋に関する。 The present invention relates to an eaves bowl installed at the eaves of a house .
従来、家屋の軒先に設置される軒樋は、家屋の軒先に設けられている鼻隠し板等の設置箇所に取り付けられている。軒樋の設置される鼻隠し板は、屋根面に対して直交するように、すなわち野地板に対して直交するように設けられている。したがって、軒樋の設置される鼻隠し板の面は、鉛直面に対して屋根の勾配に対応した傾斜角を有することになる。このような傾斜を有する鼻隠し板に対して水平を保って軒樋を設置するには、軒樋又はこれを支える軒樋吊具、あるいはこれら両方に、軒樋をほぼ水平に保持するための機構を備える必要がある。 Conventionally, an eaves bowl installed at the eaves of a house is attached to an installation location such as a nose cover plate provided at the eaves of the house. The nose cover plate on which the eaves are installed is provided so as to be orthogonal to the roof surface, that is, to be orthogonal to the field plate. Therefore, the surface of the nose cover plate on which the eaves is installed has an inclination angle corresponding to the slope of the roof with respect to the vertical plane. In order to install the eaves with the nasal concealment plate having such an inclination in a horizontal position, the eaves can be held almost horizontally on the eaves and / or the eaves suspension supporting the eaves. It is necessary to provide a mechanism.
特許文献1には、上述のような傾斜角を有する鼻隠し板に設置される軒樋の例が示されている。この特許文献1に示されている軒樋は、鼻隠し板に固定される基部の上部に、前方へ突出した前側支持片を設けるとともに、その基部の下部に、後方へ突出した後側支持片を設けた樋支持具を備えている。そして、前側支持片には、断面がほぼ半円形の軒樋の一方側に設けられている内折れた係合部を係合させ、上記後側支持片には、その軒樋の他方側に設けられている内折れた係合部を係合させるようにしている。
また、特許文献2に示されている軒樋は、軒樋に上部屋外側耳と、その上部屋外側耳より低い位置に下部屋外側耳とが設けられ、またその軒樋には、屋内側耳が設けられている。そして、その屋内側耳は、鼻隠し板に固定される軒樋吊り具に回動自在に係止され、その軒樋吊り具の先端に設けられている屋外側耳保持部は、上部屋外側耳又は下部屋外側耳に選択的に係止されるように構成されている。
In addition, the eaves shown in
しかしながら、上記特許文献1に示される軒樋は、軒樋及び樋支持具が鼻隠し板の傾斜角に応じて変化する形式でないために、鼻隠し板の傾斜角が大きい場合は、軒樋を水平に保てなくなるおそれがあり、多くの傾斜角に対応しようとすると、複数種の軒樋や樋支持具を用意する必要があった。
また、上記特許文献2に示される軒樋は、鼻隠し板の傾斜角が大きくなると、軒樋吊り具が軒樋の底近くに位置して水流の障害なり、これを回避するためには、複数種の軒樋や樋支持具を用意する必要があった。
However, since the eaves ridge and the eaves support shown in
In addition, the eaves shown in the above-mentioned
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、単一の軒樋及び軒樋吊具で多くの傾斜角の設置箇所に対応することができる軒樋を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object thereof is to provide an eaves ridge that can correspond to many installation positions with a single eave ridge and an eave hanger. .
上記目的を達成するため、本発明に係る軒樋では、家屋の軒先に取り付けられる軒樋吊具に支えられる軒樋であって、軒樋本体の前記家屋の屋外側に位置する前壁の上部内側で、かつ、上下方向には、前記軒樋吊具に設けられている吊り部に係止される複数の軒樋前耳部が設けられ、前記軒樋本体の屋内側に位置する後壁の上部には、前記軒樋吊具に設けられている保持部に係合される軒樋後耳部が設けられ、前記軒樋前耳部は、前記吊り部を下方から受ける受け部と、前記吊り部を上側から係止する押え部と、を有し、前記受け部及び前記押え部は、前記前壁において、交互に連続的に配置され、最上段の押え部よりも下方で、且つ最下段の受け部よりも上方の位置では、前記受け部と前記押え部とが共有とされ、一体的に設けられていることをとしている。 In order to achieve the above object, the eaves according to the present invention is an eaves supported by an eaves hanger attached to the eaves of the house, and is an upper part of the front wall located on the outdoor side of the house of the eaves main body. On the inner side and in the up-down direction, a plurality of eaves ridge front ears that are locked to a suspending portion provided in the eaves rod suspension are provided, and a rear wall that is located on the indoor side of the eaves rod body The upper part of the eaves hook is provided with an eaves hook rear ear part that is engaged with a holding part provided in the eaves hook suspension, the eaves hook front ear part is a receiving part that receives the hanging part from below, A holding part that locks the suspension part from above, the receiving part and the holding part are alternately and continuously arranged on the front wall, below the uppermost holding part, and in a position above the receiving portion of the lowermost, said receptacle and said pressing portion is shared, it is integrally provided It is set to the door.
本発明に係る軒樋は、軒樋本体の前壁の内側上部に、上下方向に複数の軒樋前耳部が設けられているので、家屋の鼻隠し板等の設置箇所の傾斜に対応させて、軒樋吊具の吊り部に軒樋前耳部を係止させて、軒樋を水平に保持させることができる。したがって、単一の軒樋で、傾斜角が異なる多くの設置箇所に対応することができる。 The eaves according to the present invention is provided with a plurality of eaves front ears in the vertical direction on the inner upper part of the front wall of the eaves main body. Then, the eaves hook front ear part can be locked to the hanging part of the eaves hook hanging tool to hold the eaves hook horizontally. Therefore, a single eaves can be used for many installation locations with different inclination angles.
この場合には、最上段の押え部よりも下方で、且つ最下段の受け部よりも上方の位置において、受け部と押え部とが一体的に設けられているので、軒樋前耳部の上下方向の間隔を小さくして配置することができ、前述の傾斜角を小さい角度に設定することがき、より多くの設置箇所に対応することができる。
さらに、受け部と押え部を共有できるので、部材量を少なくすることが可能となる利点がある。
In this case, since the receiving part and the holding part are integrally provided at a position below the uppermost holding part and above the lowermost receiving part, The intervals in the vertical direction can be reduced, the inclination angle can be set to a small angle, and more installation locations can be accommodated.
Furthermore, since the receiving portion and the pressing portion can be shared, there is an advantage that the amount of members can be reduced.
本発明の軒樋によれば、単一の軒樋及び軒樋吊具で多くの傾斜角の設置箇所に対応することができる。 According to the eaves rod of the present invention, it is possible to deal with a large number of installation angles with a single eave cage and eaves rod suspension.
以下、本発明の実施の形態による軒樋について、図面に基づいて説明する。 The eaves according to the embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、この実施の形態により限定されるものではなく、また、下記の実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一ものも含まれる。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The present invention is not limited to this embodiment, and constituent elements in the following embodiments include those that can be easily replaced by those skilled in the art or those that are substantially the same. .
図1に示される軒樋吊具Hは、ポリカーボネート製の吊具本体1と取付体10とを含んで構成された内吊り方式の軒樋吊具であり、ブラケット正面打(吊)自在式と称される軒樋吊具に属している。なお、ここでは、軒樋吊具Hは、家屋の軒先を構成する鼻隠し板Pに取り付けられる例で説明する。
An eaves hook hanger H shown in FIG. 1 is an inner eaves type eaves hanger including a
吊具本体1は、中央部分の上面が窪んだ所定厚さを有する長尺状を呈している。そして、その吊具本体1の長手方向で鼻隠し板Pから外方に向けて突出する方向の一端側には、後述する軒樋Tの軒樋前耳部34(図3参照)を係止する上方に突出した爪状の吊り部2が設けられている。なお、図1及び後述する図3において、左側は「屋外側」、右側は「屋内側」である。また、吊具本体1において、鼻隠し板Pより離反する方向を長手方向という。
The hanging tool
吊具本体1の吊り部2の下側には、上下2段に上段突起部3A、下段突起部3Bがそれぞれ一体的に設けられている。これら突起部3A、3Bの先端位置は、吊り部2の先端位置よりも少し屋内側(図1で右側)に位置するように決められている。
On the lower side of the hanging
吊具本体1の長手方向の他端側、すなわち屋内側には、吊り部2の位置よりも少し下方の位置に、後述する軒樋Tの軒樋後耳部35(図3参照)を係合する、屋外側に窪んで形成さけた段状の保持部4が設けられている。この保持部4は、上下2段に上段保持部4A、下段保持部4Bにより形成されている。これら保持部4A、4Bのうち、上段保持部4Aの段の深さは、下段保持部4Bよりも深くなるように決められている。
On the other end side in the longitudinal direction of the
吊具本体1の長手方向の屋内側で、かつ、保持部4からさらに屋内側に所定の距離を保った位置には、その保持部4に対向し、かつ、下向きに突出した押え片5が一体的に設けられている。この押え片5と保持部4との間隔は、その保持部4に保持された後述する軒樋Tの軒樋後耳部35(図3参照)が不用意に外れないように決められている。
At a position on the indoor side in the longitudinal direction of the
吊具本体1の長手方向の中央部分の窪んだ部分には、その長手方向に伸びる長孔6が形成されている。この長孔6の孔径は、後述するボルト20が移動できる大きさに形成され、その長さは吊具本体1の張出し寸法となるように設定されていて、具体的には10〜45mmの範囲とされる。
A
取付体10は、取付部11と、前下がり部12と、傾斜部13と、連結部14とが長手方向でこの順に配置され、これらは一体的に形成されている。
In the
取付部11は、扁平状に形成されていて、所定の間隔を保って設けられている複数(図2(b)の例では3個)のビス穴15を介して家屋の鼻隠し板Pに固定できるように構成されている。
The
前下がり部12は、取付部11の上部中央部からその取付部11が鼻隠し板Pに取り付けられた状態で、屋外側にほぼ水平状に突出するように設けらる。
傾斜部13は、前下がり部12の先端側から下向きに傾斜し、吊具本体1の窪みの底に達するように設けられている。
連結部14は、傾斜部13の先端部から水平方向に少し突出するようにして形成されている。この連結部14には、厚さ方向に貫通する貫通孔16が設けられている。この貫通孔16は、後述するボルト20の軸部が貫通され、そのボルト頭部が通過できない大きさに形成されている(図2(a)参照)。
The front lowering
The
The connecting
一体的に形成されている前下がり部12、傾斜部13及び連結部14の下面の長手方向には、吊具本体1の幅寸法よりも少し大きい幅を有するとともに、その吊具本体1の上部部分を嵌合可能な溝条17が形成されている。そのため、吊具本体1は、その吊具本体1の窪み部分及び屋内側の上面側の一部分を溝条17に挿入した状態を保って移動することができる。
In the longitudinal direction of the lower surfaces of the
上述のように構成される吊具本体1及び取付体10は、吊具本体1の窪み部分及び屋内側の上面側の一部分を取付体10の溝条17に挿入した状態で、連結部14の貫通孔16の上からボルト20を挿入し、その挿入したボルト20の吊具本体1から突出した部分に蝶ナット21を螺合することにより組み立てられる。これにより、吊具本体1と取付体10とが一体化されて軒樋吊具Hが得られる。
The hanging tool
吊具本体1の張出し寸法の調整は、蝶ナット21を緩めて溝条17内の吊具本体1の位置を変化させることにより行われる。したがって、上述のように構成される吊具本体1及び取付体10からなる軒樋吊具Hは、周知のブラケット正面打(吊)自在式の軒樋吊具と同様に、雨水の落下状態に合わせた張出し寸法を容易に調整することができる。
Adjustment of the overhang dimension of the
次に、図3を用いて軒樋Tについて説明する。
軒樋Tは合成樹脂製からなる軒樋本体30で構成されている。
軒樋本体30は、底面壁31と、その底面壁31の一端側(図示の例では左側)から上方に一体的に突出して形成されている屋外側に位置する前壁32と、その底面壁31の他端側(図示の例では右側)から上方に一体的に突出して形成されている屋内側に位置する後壁33とからなり、上方が開放されたコ字状を呈している。
Next, the eaves T will be described with reference to FIG.
The eaves bowl T is composed of an
The eaves
前壁32の高さは、後壁33より少し高く形成されていて、その前壁32の内側上部には、軒樋前耳部34がその前壁32と一体的に設けられている。この軒樋前耳部34は、上段前耳部34A及び下段前耳部34Bの上下2段に構成されている。これら前耳部34A、34Bは、軒樋吊具Hの吊具本体1に設けられている吊り部2が嵌合できるように形成されている。
The height of the
上段前耳部34A及び下段前耳部34Bは、それぞれ軒樋吊具Hの吊り部2を下方から受ける受け部34aと、吊り部2を上側から係止する押え部34bと、を有している。これら受け部34aと押え部34bは、前壁32において上下方向に交互に連続的に配置されている。そして、本実施の形態では、上段前耳部34Aの受け部34aと、下段前耳部34Bの押え部34bとが両方の機能を有するように一体的に設けられた共有部34Cを構成している。つまり、この共有部34Cは、上段前耳部34Aに吊り部2が係合される際には受け部34aとして機能し、下段前耳部34Bに吊り部2が係合される際には押え部34bとして機能する。
The upper
後壁33の内側上部には、軒樋後耳部35がその後壁33と一体的に設けられている。
軒樋後耳部35は、軒樋吊具Hの吊具本体1に設けられている保持部4の上段保持部4A及び下段保持部4Bのいずれか一方に挿入できるように形成されている。
An eaves hook
The eaves hook
前壁32に設けられる上段前耳部34A及び下段前耳部34Bと、後壁33に設けられる軒樋後耳部35との配置関係は、軒樋吊具Hの吊具本体1に設けられている吊り部2、上段保持部4A及び下段保持部4Bとの接合関係により、常に軒樋Tの底面壁31がほぼ水平状態になるように決められている。この接合関係は、以下の図4(a)〜(c)の説明により明らかになる。
The positional relationship between the upper
図4(a)〜(c)は、それぞれ傾斜角の異なる鼻隠し板Pに軒樋吊具Hを用いて軒樋Tを設置した状態を示している。これら図4(a)〜(c)において、2点鎖線は、家屋の屋根の傾斜がそれぞれ異なることを示していて、図4(a)に示される屋根勾配は4/10のいわゆる4寸屋根勾配、図4(b)は、屋根勾配が5/10のいわゆる5寸屋根勾配、そして、図4(c)は、屋根勾配が6/10のいわゆる6寸屋根勾配を示している。以下、屋根勾配毎に説明する。なお、これら図4(a)〜(c)においても、左側は「屋外側」、右側は「屋内側」である。 FIGS. 4A to 4C show a state where the eaves hook T is installed on the nose cover plate P having different inclination angles using the eaves hook suspension H. FIG. 4 (a) to 4 (c), the two-dot chain line indicates that the slope of the roof of the house is different, and the roof slope shown in FIG. 4 (a) is a so-called 4-inch roof of 4/10. The slope, FIG. 4 (b) shows a so-called 5 inch roof slope with a roof slope of 5/10, and FIG. 4 (c) shows a so-called 6 inch roof slope with a roof slope of 6/10. Hereinafter, it demonstrates for every roof gradient. 4A to 4C, the left side is “outdoor side” and the right side is “indoor side”.
[4/10屋根勾配(4寸屋根勾配;図4(a))]
この4/10屋根勾配の場合は、上段前耳部34Aに吊り部2が係合され、軒樋後耳部35が上段保持部4Aに係合される。この状態において、軒樋Tの底面壁31が水平状態に保たれる。
[4/10 roof slope (4-inch roof slope; FIG. 4 (a))]
In the case of this 4/10 roof slope, the
上段前耳部34Aに係合された吊り部2は、その吊り部2の下方に設けられている上段突起部3Aがその上段前耳部34Aの下部部分の受け部34aに当接されるとともに、上側部分の押え部34bによって支持されて係合状態が強化される。
また、上段保持部4Aに挿入されて係合された軒樋後耳部35は、その軒樋後耳部35の屋内側が押え片5に当接されるので、上段保持部4Aからの不用意な脱落が阻止される。なお、上段前耳部34Aと吊り部2との係合、及び軒樋後耳部35と上段保持部4Aとの係合は、軒樋Tが可撓性を有するとともに、押え片5も可撓性を有しているので簡単に行うことができる。
In the
Further, the eaves hook
[5/10屋根勾配(5寸屋根勾配;図4(b))]
この5/10屋根勾配の場合は、上段前耳部34Aに吊り部2が係合され、軒樋後耳部35が下段保持部4Bに係合される。この状態において、軒樋Tの底面壁31が水平状態に保たれる。
[5/10 roof slope (5-inch roof slope; FIG. 4 (b))]
In the case of this 5/10 roof slope, the
上段前耳部34Aに係合された吊り部2は、その吊り部2の下方に設けられている上段突起部3A及び下段突起部3Bがその上段前耳部34Aの下部部分の受け部34aに当接されるとともに、上側部分の押え部34bによって支持されて係合状態が強化される。
また、下段保持部4Bに挿入されて係合された軒樋後耳部35は、その軒樋後耳部35の屋内側が押え片5に当接されるので、下段保持部4Bからの不用意な脱落が阻止される。なお、上段前耳部34Aと吊り部2との係合、及び軒樋後耳部35と下段保持部4Bとの係合は、軒樋Tが可撓性を有するとともに、押え片5も可撓性を有しているので簡単に行うことができる。
In the
Further, the eaves hook
[6/10屋根勾配(6寸屋根勾配;図4(c))]
この6/10屋根勾配の場合は、下段前耳部34Bに吊り部2が係合され、軒樋後耳部35が上段保持部4Aに係合される。この状態において、軒樋Tの底面壁31が水平状態に保たれる。
[6/10 roof slope (6 inch roof slope; FIG. 4 (c))]
In the case of this 6/10 roof slope, the
下段前耳部34Bに係合された吊り部2は、その吊り部2の下方に設けられている上段突起部3Aがその下段前耳部34Bの下部部分の受け部34aに当接されるとともに、上側部分の押え部34bによって支持されて係合状態が強化される。
また、上段保持部4Aに係合された軒樋後耳部35は、上段保持部4Aの奥深くに挿入され係合されているので、上段保持部4Aからの不用意な脱落が阻止される。なお、下段前耳部34Bと吊り部2との係合、及び軒樋後耳部35と上段保持部4Aとの係合は、軒樋Tが可撓性を有するとともに、押え片5も可撓性を有しているので簡単に行うことができる。
In the
Further, since the eaves hook
以上説明した軒樋によれば、以下の作用効果を奏する。
すなわち、図1に示すように、上記構成からなる軒樋吊具Hは、吊具本体1の保持部4が上下2段の上段保持部4A、下段保持部4Bにより形成されているので、軒樋Tの軒樋後耳部35を鼻隠し板Pの傾斜に対応させて上段保持部4A又は下段保持部4Bに係合させることができる。したがって、単一の軒樋吊具Hで多くの傾斜角の鼻隠し板Pに適用させることができる。
According to the eaves described above, the following operational effects can be obtained.
That is, as shown in FIG. 1, the eaves hook hanger H having the above-described configuration is configured so that the holding
また、上記構成からなる軒樋Tは、軒樋本体30の前壁32の内側上部に、上段前耳部34A及び下段前耳部34Bの上下2段に構成された軒樋前耳部34を有しているので、吊具本体1の吊り部2を鼻隠し板Pの傾斜に対応させて上段前耳部34A又は下段前耳部34Bに係止させることができる。したがって、単一の軒樋Tで多くの傾斜角の鼻隠し板Pに適用させることができる。
In addition, the eaves bowl T having the above-described configuration has an eaves bowl
また、軒樋前耳部34は、共有部34Cにおいて受け部34aと押え部34bとが一体的に設けられているので、軒樋前耳部34の上下方向の間隔を小さくして配置することができ、前述の傾斜角を小さい角度に設定することができ、より多くの設置箇所に対応することができる。
さらに、受け部34aと押え部34bを共有できるので、部材量を少なくすることが可能となり、部材コストを低減することができる利点がある。
Also, since the eaves
Furthermore, since the receiving
上述のように本実施の形態による軒樋では、単一の軒樋T及び軒樋吊具Hで多くの傾斜角の設置箇所に対応することができる効果を奏する。 In eaves gutter according to the present embodiment as described above, an effect that may correspond to installation positions of a number of tilt angles in a single eaves gutter T and eaves gutters suspender H.
以上、本発明による軒樋の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。 Having described embodiments of the eaves gutter according to the invention, the invention is not intended to be limited to the above embodiments, and can be suitably changed without departing from the scope thereof.
例えば、上述の本実施の形態では、保持部4は、上段保持部4A及び下段保持部4Bの2段としたが、保持部4を3段以上とすることもできる。
また、軒樋前耳部34は、上段前耳部34A及び下段前耳部34Bの2段としたが、軒樋前耳部34を3段以上とすることもできる。
このように保持部4や軒樋前耳部34を3段以上とすることにより、2段の場合に比べて、さらに多くの鼻隠し板の傾斜角に対応させることができる。
For example, in the present embodiment described above, the holding
Moreover, although the eaves
Thus, by making the holding
また、上述の例では、軒樋Tの軒樋後耳部35は、後壁33の上部内側に設けているが、この軒樋後耳部35を後壁33の上部外側に設けることもできる。この場合は、吊具本体1の押え片5に当たる箇所に保持部4が設けられる。
In the above-described example, the eaves ridge
さらに、上述の例では、軒樋吊具Hは、吊具本体1が取付体10に対して移動する自在式としたが、吊具本体1と取付体10とが一体化された固定式とすることもできる。
Furthermore, in the above-mentioned example, the eaves hook H is a universal type in which the
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。 In addition, it is possible to appropriately replace the components in the above-described embodiments with known components without departing from the spirit of the present invention.
1 吊具本体
2 吊り部
3A 上段突起部
3B 下段突起部
4 保持部
4A 上段保持部
4B 下段保持部
5 押え片
6 長孔
10 取付体
11 取付部
12 前下がり部
13 傾斜部
14 連結部
16 貫通孔
17 溝条
30 軒樋本体
31 底面壁
32 前壁
33 後壁
34 軒樋前耳部
34A 上段前耳部
34B 下段前耳部
34C 共有部
34a 受け部
34b 押え部
35 軒樋後耳部
H 軒樋吊具
T 軒樋
P 鼻隠し板
DESCRIPTION OF
Claims (1)
軒樋本体の前記家屋の屋外側に位置する前壁の上部内側で、かつ、上下方向には、前記軒樋吊具に設けられている吊り部に係止される複数の軒樋前耳部が設けられ、
前記軒樋本体の屋内側に位置する後壁の上部には、前記軒樋吊具に設けられている保持部に係合される軒樋後耳部が設けられ、
前記軒樋前耳部は、前記吊り部を下方から受ける受け部と、前記吊り部を上側から係止する押え部と、を有し、
前記受け部及び前記押え部は、前記前壁において、交互に連続的に配置され、
最上段の押え部よりも下方で、且つ最下段の受け部よりも上方の位置では、前記受け部と前記押え部とが共有とされ、一体的に設けられていることを特徴とする軒樋。 An eaves supported by an eaves hanging tool attached to the eaves of the house,
A plurality of eaves-ear front ears that are locked to a hanging portion provided in the eaves-hanging tool in the upper and lower direction inside the front wall located on the outdoor side of the house of the eaves-bag Is provided,
In the upper part of the rear wall located on the indoor side of the eaves main body, an eaves rear ear part that is engaged with a holding part provided in the eaves hook hanger is provided,
The eaves front ear portion includes a receiving portion that receives the hanging portion from below, and a presser portion that locks the hanging portion from above.
The receiving portion and the presser portion are alternately and continuously disposed on the front wall,
The eaves bowl is characterized in that the receiving part and the pressing part are shared and provided integrally at a position below the uppermost pressing part and above the lowermost receiving part. .
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