JP6479920B2 - マルチ周波数ネットワークにおけるｅｍｂｍｓサービスのアクティブ化およびメンテナンスプロシージャ - Google Patents

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関連出願

関連出願の相互参照
[0001]本明細書は、全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、２０１２年３月２９日に出願された「ＥＭＢＭＳ ＳＥＲＶＩＣＥ ＡＣＴＩＶＡＴＩＯＮ ＡＮＤ ＭＡＩＮＴＥＮＡＮＣＥ ＰＲＯＣＥＤＵＲＥ ＩＮ ＭＵＬＴＩ−ＦＲＥＱＵＥＮＣＹ ＮＥＴＷＯＲＫＳ」という名称の米国仮出願第６１／６１７，４５３号、および２０１３年２月２１日に出願された「ＥＭＢＭＳ ＳＥＲＶＩＣＥ ＡＣＴＩＶＡＴＩＯＮ ＡＮＤ ＭＡＩＮＴＥＮＡＮＣＥ ＰＲＯＣＥＤＵＲＥ ＩＮ ＭＵＬＴＩ−ＦＲＥＱＵＥＮＣＹ ＮＥＴＷＯＲＫＳ」という名称の米国特許出願第１３／７７３４８９号の利益を主張する。

[0002]本開示は、一般に、通信システムに関し、より詳細には、複数の周波数を有するネットワークにおいてマルチキャストサービスを探索し、取得することに関する。

[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース（たとえば、帯域幅、送信電力）を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例には、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）システム、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）システム、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）システム、直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）システム、シングルキャリア周波数分割多元接続（ＳＣ−ＦＤＭＡ）システム、および時分割同期符号分割多元接続（ＴＤ−ＳＣＤＭＡ）システムがある。

[0004]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを与えるために様々な電気通信規格において採用されている。新生の電気通信規格の一例はロングタームエボリューション（ＬＴＥ（登録商標）：Long Term Evolution）である。ＬＴＥは、Ｔｈｉｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ（３ＧＰＰ（登録商標））によって公表されたＵｎｉｖｅｒｓａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｓｙｓｔｅｍ（ＵＭＴＳ）モバイル規格の拡張のセットである。ＬＴＥは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを改善すること、新しいスペクトルを利用すること、ダウンリンク（ＤＬ）上ではＯＦＤＭＡ、アップリンク（ＵＬ）上ではＳＣ−ＦＤＭＡ、また多入力多出力（ＭＩＭＯ）アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合することによって、モバイルブロードバンドおよびインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、ＬＴＥ技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。

[0005]本開示の一態様では、ワイヤレス通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。特に、本開示は、ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得することを提供する。この装置は、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することであり、ＵＳＤメッセージがＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示す、受信することを含み、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が現在の周波数でないとき、装置が、システム情報メッセージが受信されたことを決定し、システム情報メッセージが受信されたとき、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数がシステム情報メッセージに含まれることを決定し、周波数がシステム情報メッセージに含まれるとき、周波数が近隣セル周波数であることを決定し、近隣セル周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、近隣セル周波数の信号強度を測定し、近隣セル周波数の信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行し、セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて近隣セルに対するセル再選択を実行し、近隣セル周波数上の近隣セルにおけるマルチキャストサービスを取得する。

[0006]本開示の別の態様では、装置は、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することであり、ＵＳＤメッセージがＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示す、受信することと、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が現在の周波数であるとき、マルチキャストサービスを取得することと、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が現在の周波数でないとき、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することとを含む。

[0007]本開示のさらなる態様では、装置は、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することであり、ＵＳＤメッセージがＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、受信することと、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数の探索を実行することとを含み、他の周波数の探索が、システム情報メッセージが受信されたことを決定することと、システム情報メッセージが受信されたとき、ＵＳＤメッセージおよびシステム情報メッセージに共通に含まれる周波数を決定することと、共通周波数が近隣セル周波数であることを決定することとを備え、ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である場合、ｉ番目の共通周波数について、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、他の周波数の探索が、ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定することと、ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定することと、ｉ番目の共通周波数の信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行することと、セル再選択決定プロシージャの結果に基づいてｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行することと、セル再選択が実行されるとき、ｉ番目の共通周波数のセルにおけるマルチキャストサービスを取得することと、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断することと、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、マルチキャストサービスを受信することとをさらに備える。

[0008]本開示のまた別の態様では、装置は、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することであり、ＵＳＤメッセージがＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、受信することと、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が現在の周波数であるとき、マルチキャストサービスを取得することと、マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することとを含む。

[0009]ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。 [0010]アクセスネットワークの一例を示す図。 [0011]ＬＴＥにおけるＤＬフレーム構造の一例を示す図。 [0012]ＬＴＥにおけるＵＬフレーム構造の一例を示す図。 [0013]ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図。 [0014]アクセスネットワーク中の発展型ノードＢおよびユーザ機器の一例を示す図。 [0015]Ｍｕｌｔｉｃａｓｔ Ｂｒｏａｄｃａｓｔ Ｓｉｎｇｌｅ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｎｅｔｗｏｒｋ中のｅｖｏｌｖｅｄ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｂｒｏａｄｃａｓｔ Ｍｕｌｔｉｃａｓｔ Ｓｅｒｖｉｃｅを示す図。 [0016]Ｍｕｌｔｉｃａｓｔ Ｃｈａｎｎｅｌ Ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｅｌｅｍｅｎｔのフォーマットを示す図。 [0017]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 [0018]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 [0019]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 [0020]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 [0021]例示的な装置における異なるモジュール／手段／構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図。 [0022]処理システムを用いる装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。

[0023]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書に記載される概念が実践され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念を完全に理解するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実践できることが、当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびコンポーネントはブロック図の形式で示される。

[0024]次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法について、以下の発明を実施するための形態において説明し、（「要素」と総称される）様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示す。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装することができる。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例およびシステム全体に課された設計制約に依存する。

[0025]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、１つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装することができる。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、プログラマブル論理デバイス（ＰＬＤ）、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の１つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されたい。

[0026]したがって、１つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体上に１つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）、ＣＤ−ＲＯＭもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク（disk）およびディスク（disc）は、コンパクトディスク（disc）（ＣＤ）、レーザーディスク（登録商標）（disc）、光ディスク（disc）、デジタル多用途ディスク（disc）（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク（disk）を含み、ディスク（disk）は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク（disc）は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。

[0027]図１は、ＬＴＥネットワークアーキテクチャ１００を示す図である。ＬＴＥネットワークアーキテクチャ１００は、発展型パケットシステム（ＥＰＳ）１００と呼ばれることがある。ＥＰＳ１００は、１つまたは複数のユーザ機器（ＵＥ）１０２と、発展型ＵＭＴＳ地上波無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ：Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network）１０４と、発展型パケットコア（ＥＰＣ：Evolved Packet Core）１１０と、ホーム加入者サーバ（ＨＳＳ：Home Subscriber Server）１２０と、事業者のインターネットプロトコル（ＩＰ）サービス１２２とを含み得る。ＥＰＳは他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ／インターフェースは図示していない。図示のように、ＥＰＳはパケット交換サービスを提供するが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。

[0028]Ｅ−ＵＴＲＡＮは、発展型ノードＢ（ｅＮＢ）１０６と他のｅＮＢ１０８とを含む。ｅＮＢ１０６は、ＵＥ１０２に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。ｅＮＢ１０６は、バックホール（たとえば、Ｘ２インターフェース）を介して他のｅＮＢ１０８に接続され得る。ｅＮＢ１０６はまた、基地局、ノードＢ、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット（ＢＳＳ：basic service set）、拡張サービスセット（ＥＳＳ：extended service set）、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。ｅＮＢ１０６は、ＵＥ１０２にＥＰＣ１１０へのアクセスポイントを与える。ＵＥ１０２の例には、セルラー電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ：session initiation protocol）電話、ラップトップ、携帯情報端末（ＰＤＡ）、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ（たとえば、ＭＰ３プレーヤ）、カメラ、ゲーム機、タブレットまたは任意の他の同様の機能デバイスがある。ＵＥ１０２は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。

[0029]ｅＮＢ１０６はＥＰＣ１１０に接続される。ＥＰＣ１１０は、モビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ：Mobility Management Entity）１１２と、他のＭＭＥ１１４と、サービングゲートウェイ１１６と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ：Multimedia Broadcast Multicast Service）ゲートウェイ１２４と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター（ＢＭ−ＳＣ：Broadcast Multicast Service Center）１２６と、パケットデータネットワーク（ＰＤＮ：Packet Data Network）ゲートウェイ１１８とを含む。ＭＭＥ１１２は、ＵＥ１０２とＥＰＣ１１０との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、ＭＭＥ１１２は、ベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザＩＰパケットは、サービングゲートウェイ１１６を通じて転送され、サービングゲートウェイ１１６自体はＰＤＮゲートウェイ１１８に接続される。ＰＤＮゲートウェイ１１８は、ＵＥのＩＰアドレス割振りならびに他の機能を与える。ＰＤＮゲートウェイ１１８は、事業者のＩＰサービス１２２に接続される。事業者のＩＰサービス１２２は、インターネットと、イントラネットと、ＩＰマルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）と、ＰＳストリーミングサービス（ＰＳＳ）とを含み得る。ＢＭ−ＳＣ１２６は、ＭＢＭＳユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を与え得る。ＢＭ−ＳＣ１２６は、コンテンツプロバイダＭＢＭＳ送信のための入口点として働き得、ＰＬＭＮ内のＭＢＭＳベアラサービスを許可し、開始するために使用され得、ＭＢＭＳ送信をスケジュールし、配信するために使用され得る。ＭＢＭＳゲートウェイ１２４は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク（ＭＢＳＦＮ）エリアに属するｅＮＢ（たとえば、１０６、１０８）にＭＢＭＳトラフィックを配信するために使用され得、セッション管理（開始／停止）と、ｅＭＢＭＳ関係の課金情報を収集することとを担当し得る。

[0030]図２は、ＬＴＥネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク２００の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク２００は、いくつかのセルラー領域（セル）２０２に分割される。１つまたは複数のより低い電力クラスのｅＮＢ２０８は、セル２０２のうちの１つまたは複数と重複するセルラー領域２１０を有し得る。より低い電力クラスのｅＮＢ２０８は、フェムトセル（たとえば、ホームｅＮＢ（ＨｅＮＢ））、ピコセル、マイクロセル、またはリモートラジオヘッド（ＲＲＨ）であり得る。マクロｅＮＢ２０４は各々、それぞれのセル２０２に割り当てられ、セル２０２中のすべてのＵＥ２０６にＥＰＣ１１０へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク２００のこの例には集中型コントローラはないが、代替的な構成では集中型コントローラが使用され得る。ｅＮＢ２０４は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ１１６への接続を含む、すべての無線関連の機能を担う。

[0031]アクセスネットワーク２００によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。ＬＴＥ適用例では、周波数分割複信（ＦＤＤ）と時分割複信（ＴＤＤ）の両方をサポートするために、ＯＦＤＭがＤＬ上で使用され、かつＳＣ−ＦＤＭＡがＵＬ上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示される様々な概念は、ＬＴＥ適用例によく適している。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ−Ｄａｔａ Ｏｐｔｉｍｉｚｅｄ（ＥＶ−ＤＯ）またはＵｌｔｒａ Ｍｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ（ＵＭＢ）に拡張され得る。ＥＶ−ＤＯおよびＵＭＢは、ＣＤＭＡ２０００規格ファミリーの一部として第３世代パートナーシッププロジェクト２（３ＧＰＰ２：3rd Generation Partnership Project 2）によって公表されたエアインターフェース規格であり、ＣＤＭＡを採用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。これらの概念はまた、広帯域ＣＤＭＡ（Ｗ−ＣＤＭＡ（登録商標））とＴＤ−ＳＣＤＭＡなどのＣＤＭＡの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス（ＵＴＲＡ：Universal Terrestrial Radio Access）、ＴＤＭＡを採用するモバイル通信用グローバルシステム（ＧＳＭ（登録商標）：Global System for Mobile Communications）、ならびに、ＯＦＤＭＡを採用する、発展型ＵＴＲＡ（Ｅ−ＵＴＲＡ：Evolved UTRA）、ＩＥＥＥ８０２．１１（Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．２０、およびＦｌａｓｈ−ＯＦＤＭに拡張され得る。ＵＴＲＡ、Ｅ−ＵＴＲＡ、ＵＭＴＳ、ＬＴＥおよびＧＳＭは、３ＧＰＰ団体からの文書に記載されている。ＣＤＭＡ２０００およびＵＭＢは、３ＧＰＰ２団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存することになる。

[0032]ｅＮＢ２０４は、ＭＩＭＯ技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。ＭＩＭＯ技術の使用により、ｅＮＢ２０４は、空間多重化と、ビームフォーミングと、送信ダイバーシティとをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のＵＥ２０６に送信されてよく、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のＵＥ２０６に送信されてよい。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし（すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し）、次いでＤＬ上で複数の送信アンテナを通じて空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに（１つまたは複数の）ＵＥ２０６に到着し、これにより、（１つまたは複数の）ＵＥ２０６の各々がそのＵＥ２０６に宛てられた１つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。ＵＬ上で、各ＵＥ２０６は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、ｅＮＢ２０４は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。

[0033]空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを１つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通じた送信のために、データを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを実現するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。

[0034]以下の詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様について、ＤＬ上でＯＦＤＭをサポートするＭＩＭＯシステムに関して説明する。ＯＦＤＭは、ＯＦＤＭシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリア同士は正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」を実現する。時間領域では、ＯＦＤＭシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル（たとえば、サイクリックプレフィックス）が各ＯＦＤＭシンボルに追加され得る。ＵＬは、高いピーク対平均電力比（ＰＡＰＲ）を補償するために、ＳＣ−ＦＤＭＡをＤＦＴ拡散ＯＦＤＭ信号の形態で使用し得る。

[0035]図３は、ＬＴＥにおけるＤＬフレーム構造の一例を示す図３００である。フレーム（１０ｍｓ）は、等しいサイズの１０個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、２つの連続するタイムスロットを含み得る。２つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用されてよく、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。ＬＴＥでは、リソースブロックは、周波数領域中に１２個の連続サブキャリアを含んでおり、各ＯＦＤＭシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域中に７個の連続ＯＦＤＭシンボル、すなわち８４個のリソース要素を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスについて、リソースブロックは、時間領域中に６つの連続ＯＦＤＭシンボルを含んでおり、７２個のリソース要素を有する。Ｒ３０２、３０４として示されるリソース要素のいくつかは、ＤＬ基準信号（ＤＬ−ＲＳ）を含む。ＤＬ−ＲＳは、（共通ＲＳと呼ばれることもある）セル固有ＲＳ（ＣＲＳ）３０２と、ＵＥ固有ＲＳ（ＵＥ−ＲＳ）３０４とを含む。ＵＥ−ＲＳ３０４は、対応する物理ＤＬ共有チャネル（ＰＤＳＣＨ）がマッピングされるリソースブロック上でのみ送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、ＵＥが受信するリソースブロックが多いほど、および変調方式が高いほど、ＵＥのデータレートは高くなる。

[0036]図４は、ＬＴＥにおけるＵＬフレーム構造の例を示す図４００である。ＵＬのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の２つのエッジにおいて形成され得、かつ構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報を送信するためにＵＥに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ＵＬフレーム構造は、単一のＵＥがデータセクション中の連続するサブキャリアのすべてを割り当てられることを可能にし得る、連続サブキャリアを含むデータセクションをもたらす。

[0037]ＵＥには、ｅＮＢに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック４１０ａ、４１０ｂが割り当てられ得る。ＵＥには、ｅＮＢにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック４２０ａ、４２０ｂも割り当てられ得る。ＵＥは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理ＵＬ制御チャネル（ＰＵＣＣＨ：physical UL control channel）中で制御情報を送信し得る。ＵＥは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理ＵＬ共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。ＵＬ送信は、サブフレームの両方のスロットにわたってよく、周波数をホッピングし得る。

[0038]初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）４３０中でＵＬ同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。ＰＲＡＣＨ４３０は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるＵＬデータ／シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、６つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはＰＲＡＣＨにはない。ＰＲＡＣＨ試みは単一のサブフレーム（１ｍｓ）中でまたは少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、ＵＥは、フレーム（１０ｍｓ）ごとに単一のＰＲＡＣＨ試みだけを行うことができる。

[0039]図５は、ＬＴＥにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図５００である。ＵＥおよびｅＮＢのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ１、レイヤ２、およびレイヤ３の３つのレイヤとともに示されている。レイヤ１（Ｌ１レイヤ）は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。Ｌ１レイヤは、本明細書では物理レイヤ５０６と呼ばれる。レイヤ２（Ｌ２レイヤ）５０８は、物理レイヤ５０６の上にあり、物理レイヤ５０６を通じたＵＥとｅＮＢとの間のリンクを担う。

[0040]ユーザプレーンでは、Ｌ２レイヤ５０８は、ネットワーク側のｅＮＢにおいて終端される、媒体アクセス制御（ＭＡＣ）サブレイヤ５１０と、無線リンク制御（ＲＬＣ）サブレイヤ５１２と、パケットデータコンバージェンスプロトコル（ＰＤＣＰ）５１４サブレイヤとを含む。示されていないが、ＵＥは、ネットワーク側のＰＤＮゲートウェイ１１８において終端するネットワークレイヤ（たとえば、ＩＰレイヤ）と、接続の他端（たとえば、遠端ＵＥ、サーバなど）において終端するアプリケーションレイヤとを含むいくつかの上位レイヤをＬ２レイヤ５０８の上に有し得る。

[0041]ＰＤＣＰサブレイヤ５１４は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間で多重化を行う。ＰＤＣＰサブレイヤ５１４はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するために上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、ＵＥに対するｅＮＢ間のハンドオーバサポートとを与える。ＲＬＣサブレイヤ５１２は、上位レイヤデータパケットのセグメント化および再統合と、ロストデータパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求（ＨＡＲＱ：hybrid automatic repeat request）による、順が狂った受信を補正するデータパケットの並べ替えとを行う。ＭＡＣサブレイヤ５１０は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。ＭＡＣサブレイヤ５１０はまた、ＵＥの間の１つのセル内の様々な無線リソース（たとえば、リソースブロック）を割り当てることを担当する。ＭＡＣサブレイヤ５１０はまたＨＡＲＱ動作を担当する。

[0042]制御プレーンでは、ＵＥおよびｅＮＢのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ５０６およびＬ２レイヤ５０８に対して実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ３（Ｌ３レイヤ）中に無線リソース制御（ＲＲＣ）サブレイヤ５１６を含む。ＲＲＣサブレイヤ５１６は、無線リソース（すなわち、無線ベアラ）を取得することと、ｅＮＢとＵＥとの間のＲＲＣシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。

[0043]図６は、アクセスネットワーク中でＵＥ６５０と通信しているｅＮＢ６１０のブロック図である。ＤＬでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ／プロセッサ６７５に与えられる。コントローラ／プロセッサ６７５は、Ｌ２レイヤの機能を実装する。ＤＬでは、コントローラ／プロセッサ６７５は、様々な優先度メトリックに基づいてヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、ＵＥ６５０への無線リソース割振りとを行う。コントローラ／プロセッサ６７５はまた、ＨＡＲＱ動作と、ロストパケットの再送信と、ＵＥ６５０へのシグナリングとを担う。

[0044]送信（ＴＸ）プロセッサ６１６は、Ｌ１レイヤ（すなわち、物理レイヤ）のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、ＵＥ６５０における前方誤り訂正（ＦＥＣ：forward error correction）と、様々な変調方式（たとえば、２位相偏移変調（ＢＰＳＫ）、４位相偏移変調（ＱＰＳＫ）、Ｍ位相偏移変調（Ｍ−ＰＳＫ）、Ｍ値直交振幅変調（Ｍ−ＱＡＭ：M-quadrature amplitude modulation））に基づいた信号コンスタレーションへのマッピングとを容易にするために、コーディングとインターリービングとを含む。次いで、コーディングされ変調されたシンボルは、並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いでＯＦＤＭサブキャリアにマッピングされ、時間領域および／または周波数領域中で参照信号（たとえば、パイロット）と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換（ＩＦＦＴ）を使用して互いに合成されて、時間領域ＯＦＤＭシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。ＯＦＤＭストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器６７４からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を判断するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、ＵＥ６５０によって送信される参照信号および／またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機６１８ＴＸを介して異なるアンテナ６２０に与えられる。各送信機６１８ＴＸは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでＲＦキャリアを変調する。

[0045]ＵＥ６５０において、各受信機６５４ＲＸは、それのそれぞれのアンテナ６５２を通じて信号を受信する。各受信機６５４ＲＸは、ＲＦキャリア上で変調された情報を復元し、受信機（ＲＸ）プロセッサ６５６に情報を与える。ＲＸプロセッサ６５６は、Ｌ１レイヤの様々な信号処理機能を実装する。ＲＸプロセッサ６５６は、ＵＥ６５０に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行する。複数の空間ストリームがＵＥ６５０に宛てられた場合、それらはＲＸプロセッサ６５６によって単一のＯＦＤＭシンボルストリームへと合成され得る。次いで、ＲＸプロセッサ６５６は、高速フーリエ変換（ＦＦＴ）を使用してＯＦＤＭシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、ＯＦＤＭ信号のサブキャリアごとに別個のＯＦＤＭシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルおよび基準信号は、ｅＮＢ６１０によって送信される、可能性が最も高い信号のコンスタレーションポイントを判断することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器６５８によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でｅＮＢ６１０によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、コントローラ／プロセッサ６５９に与えられる。

[0046]コントローラ／プロセッサ６５９は、Ｌ２レイヤを実装する。コントローラ／プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ６６０に関連付けることができる。メモリ６６０はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ＵＬでは、コントローラ／プロセッサ６５９は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、暗号の解読と、ヘッダ解凍（decompression）と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、次いで、Ｌ２レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表すデータシンク６６２に与えられる。また、様々な制御信号が、Ｌ３処理のためにデータシンク６６２に与えられ得る。コントローラ／プロセッサ６５９はまた、ＨＡＲＱ動作をサポートするために肯定応答（ＡＣＫ）および／または否定応答（ＮＡＣＫ）プロトコルを使用した誤り検出を担う。

[0047]ＵＬでは、データソース６６７は、コントローラ／プロセッサ６５９に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース６６７は、Ｌ２レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。ｅＮＢ６１０によるＤＬ送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ／プロセッサ６５９は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、ｅＮＢ６１０による無線リソース割当てに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのＬ２レイヤを実装する。コントローラ／プロセッサ６５９はまた、ＨＡＲＱ動作と、ロストパケットの再送信と、ｅＮＢ６１０へのシグナリングとを担う。

[0048]ｅＮＢ６１０によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器６５８によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、ＴＸプロセッサ６６８によって使用され得る。ＴＸプロセッサ６６８によって生成される空間ストリームは、別個の送信機６５４ＴＸを介して異なるアンテナ６５２に与えられる。各送信機６５４ＴＸは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでＲＦキャリアを変調する。

[0049]ＵＬ送信は、ＵＥ６５０における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法でｅＮＢ６１０において処理される。各受信機６１８ＲＸは、それのそれぞれのアンテナ６２０を通じて信号を受信する。各受信機６１８ＲＸは、ＲＦキャリア上で変調された情報を復元し、ＲＸプロセッサ６７０に情報を与える。ＲＸプロセッサ６７０は、Ｌ１レイヤを実装し得る。

[0050]コントローラ／プロセッサ６７５は、Ｌ２レイヤを実装する。コントローラ／プロセッサ６７５は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ６７６に関連付けることができる。メモリ６７６はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ＵＬでは、制御／プロセッサ６７５は、ＵＥ６５０からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での多重分離と、パケット再統合と、暗号の解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを行う。コントローラ／プロセッサ６７５からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ／プロセッサ６７５はまた、ＨＡＲＱ動作をサポートするためにＡＣＫおよび／またはＮＡＣＫプロトコルを使用した誤り検出を担当する。

[0051]図７Ａは、マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク（ＭＢＳＦＮ：Multicast Broadcast Single Frequency Network）中の発展型ＭＢＭＳ（ｅＭＢＭＳ：evolved ＭＢＭＳ）を示す図７５０である。セル７５２’中のｅＮＢ７５２は、第１のＭＢＳＦＮエリアを形成することができ、セル７５４’中のｅＮＢ７５４は、第２のＭＢＳＦＮエリアを形成することができる。ｅＮＢ７５２、７５４は各々、他のＭＢＳＦＮエリア、たとえば、最高で合計８つのＭＢＳＦＮエリアに関連付けられ得る。ＭＢＳＦＮエリア内のセルが、予約済みセルに指定され得る。予約済みセルは、マルチキャスト／ブロードキャストコンテンツを与えないが、セル７５２’、７５４’に時間同期させられ、ＭＢＳＦＮエリアへの干渉を制限するために、ＭＢＳＦＮリソース上で電力を制限する。ＭＢＳＦＮエリア中の各ｅＮＢは、同じｅＭＢＭＳ制御情報およびデータを同期的に送信する。各エリアは、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス、およびユニキャストサービスをサポートし得る。ユニキャストサービスは、特定のユーザを対象とするサービス、たとえば、音声通話である。マルチキャストサービスは、ユーザのグループによって受信され得るサービス、たとえば、サブスクリプションビデオサービスである。ブロードキャストサービスは、すべてのユーザによって受信され得るサービス、たとえば、ニュースブロードキャストである。図７Ａを参照すると、第１のＭＢＳＦＮエリアは、特定のニュースブロードキャストをＵＥ７７０に与えることなどによって、第１のｅＭＢＭＳブロードキャストサービスをサポートし得る。第２のＭＢＳＦＮエリアは、異なるニュースブロードキャストをＵＥ７６０に与えることなどによって、第２のｅＭＢＭＳブロードキャストサービスをサポートし得る。各ＭＢＳＦＮエリアは、複数の物理マルチキャストチャネル（ＰＭＣＨ）（たとえば、１５個のＰＭＣＨ）をサポートする。各ＰＭＣＨは、マルチキャストチャネル（ＭＣＨ）に対応する。各ＭＣＨは、複数（たとえば、２９個）のマルチキャスト論理チャネルを多重化することができる。各ＭＢＳＦＮエリアは、１つのマルチキャスト制御チャネル（ＭＣＣＨ）を有し得る。したがって、１つのＭＣＨは、１つのＭＣＣＨと複数のマルチキャストトラフィックチャネル（ＭＴＣＨ）とを多重化することができ、残りのＭＣＨは複数のＭＴＣＨを多重化することができる。

[0052]ＵＥは、ｅＭＢＭＳサービスアクセスおよび対応するアクセス層構成（access stratum configuration）の利用可能性を発見するために、ＬＴＥセルにとどまる（camp on）ことができる。第１のステップで、ＵＥは、システム情報ブロック（ＳＩＢ）１３（ＳＩＢ１３）を取得する。第２のステップで、ＳＩＢ１３に基づいて、ＵＥは、ＭＣＣＨ上でＭＢＳＦＮエリア構成メッセージを取得する。第３のステップで、ＭＢＳＦＮエリア構成メッセージに基づいて、ＵＥは、ＭＣＨスケジューリング情報（ＭＳＩ）ＭＡＣ制御要素を取得する。ＳＩＢ１３は、（１）セルによってサポートされる各ＭＢＳＦＮエリアのＭＢＳＦＮエリア識別子、（２）ＭＣＣＨ反復期間（たとえば、３２、６４、…、２５６フレーム）などのＭＣＣＨ、ＭＣＣＨオフセット（たとえば、０、１、…、１０フレーム）、ＭＣＣＨ変更期間（たとえば、５１２、１０２４フレーム）、シグナリング変調および符号化方式（ＭＣＳ）を取得するための情報であり、反復期間およびオフセットによって示される無線フレームのサブフレームは、ＭＣＣＨを送信することができる、および（３）ＭＣＣＨ変更通知構成を示す。各ＭＢＳＦＮエリアに１つのＭＢＳＦＮエリア構成メッセージがある。ＭＢＳＦＮエリア構成メッセージは、（１）ＰＭＣＨ内の論理チャネル識別子によって示される各ＭＴＣＨのテンポラリモバイルグループアイデンティティ（ＴＭＧＩ：temporary mobile group identity）およびオプションのセッション識別子、（２）ＭＢＳＦＮエリアの各ＰＭＣＨを送信するために割り振られたリソース（すなわち、無線フレームおよびサブフレーム）およびエリア内のすべてのＰＭＣＨに割り振られたリソースの割振り期間（たとえば、４、８、．．．、２５６フレーム）、（３）その間ずっとＭＳＩ ＭＡＣ制御要素が送信されるＭＣＨスケジューリング期間（ＭＳＰ）（たとえば、８、１６、３２、．．．、または１０２４無線フレーム）を示す。

[0053]図７Ｂは、ＭＳＩ ＭＡＣ制御要素のフォーマットを示す図７９０である。ＭＳＩ ＭＡＣ制御要素は、各ＭＳＰで一度送られる。ＭＳＩ ＭＡＣ制御要素は、ＰＭＣＨの各スケジューリング期間の第１のサブフレームにおいて送られる。ＭＳＩ ＭＡＣ制御要素は、ＰＭＣＨ内の各ＭＴＣＨの停止フレームおよびサブフレームを示すことができる。ＭＢＳＦＮエリア当たりＰＭＣＨ当たり１つのＭＳＩがある。

[0054]ＲＲＣプロトコルは、共通のアクセス層（ＡＳ）情報（すなわち、すべてのＵＥに適用可能なＡＳ情報）ならびに専用のＡＳ情報（特定のＵＥのみに適用可能）の転送をサポートする。ＲＲＣアイドルモードのＵＥでは、ＲＲＣは、（ページングを介した）着呼の通知をサポートする。ＲＲＣプロトコルは、ＡＳ共通情報を含むシステム情報のブロードキャストを扱うことができる。システム情報の一部は、ＲＲＣアイドルモードのＵＥに対してのみ適用可能であり、他のシステム情報は、ＲＲＣ接続モードのＵＥにも適用可能である。

[0055]システム情報は、システム情報ブロック（ＳＩＢ）によって構築され、その各々が、１組の機能的に関連するパラメータを含む。本開示の一態様では、周波数内、周波数間、無線アクセス技術（ＲＡＴ）間セル再選択を制御するために使用されるパラメータを含む、システム情報ブロックタイプ３（ＳＩＢ３）およびシステム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）について説明する。

[0056]以下の表１および表２は、本開示の一態様に従って、周波数間セル再選択のためのパラメータを列挙する。周波数間セル再選択は、より良い周波数を選択するためにＵＥによって実行されるプロシージャに関する。表１は、サービングセル周波数パラメータを定義するために使用され得るＳＩＢ３のパラメータを列挙する。表２は、近隣セル周波数パラメータを定義するために使用され得るＳＩＢ５のパラメータを列挙する。

[0057]表１および表２を参照すると、ＳＩＢ３およびＳＩＢ５のパラメータの少なくとも一方は、周波数間セル再選択をより良く実行するように構成され得る。たとえば、以下のパラメータの値は下げられ得る。１）threshservinglowq-r9、２）threshX-HighQ-r9、および３）t-ReselectionEUTRA。さらに、以下のパラメータの値は、より高く設定され得る。１）threshX-LowQ-r9。さらに、cellReselectionPriorityパラメータでは、最も優先順位の高いｅＭＢＭＳサービスを示すために、たとえば７の値を確保しておくことができる。通常のセル再選択のために、ＳＩＢ５での他の値（たとえば、０、１、２、３、４、５、および６）が使用され得る。

[0058]本開示の一態様では、複数の周波数を有するネットワークにおいてｅＭＢＭＳサービスを探索し、取得するための方法が提供される。ｅＭＢＭＳサービスを搬送ことができる複数の周波数は、新たな問題である。たとえば、マルチ周波数の配置では、ＵＥは、いくつかの周波数にわたってｅＭＢＭＳサービスを不必要に探索する可能性がある。これは、ＵＥがページング、データなどを受信するときなど、ユニキャストサービスの受信を中断させる可能性がある。したがって、本開示は、マルチ周波数の配置での不可欠な処理プロシージャにおいてユニキャストサービスとｅＭＢＭＳサービスの両方を検討する。特に、本開示は、マルチ周波数の配置でｅＭＢＭＳサービスを探索するとき、ＵＥが評価する周波数の数を軽減するために、受信されたシステム情報メッセージに含まれる情報をＵＥが利用することを提供する。本開示は、マルチ周波数の配置と前方互換するようにレガシーＵＥをサポートすることも提供する。

[0059]周波数は、優先順位レベル（たとえば、０、１、…、７）が割り当てられ得、より高い優先順位レベルの値は、優先順位がより高いことを意味する。近隣周波数がサービング周波数よりも低い優先順位を有する場合、ＵＥは、次の場合に近隣周波数に対する再選択を行うことができる。１）サービングセル信号がthreshServing-Low（またはthreshServing-LowQ）よりも低い場合、２）t-Reselection秒の間、近隣周波数セル信号がthreshX−Low（またはthreshX-LowQ）よりも大きい場合、および３）少なくとも１秒間、ＵＥがサービングセルにとどまる場合。

[0060]近隣周波数がサービング周波数よりも高い優先順位を有する場合、ＵＥは、次の場合に近隣周波数に対する再選択を行うことができる。１）t-Reselection秒の間、近隣周波数セル信号がthreshX-High（またはthreshX-HighQ）よりも大きい場合、２）少なくとも１秒間、ＵＥがサービングセルにとどまる場合。

[0061]上記で説明した信号は、ＳＩＢ３がＲＳＲＱの使用をトリガするthreshServing-LowQを含むかどうかに応じて、信号強度（たとえば、基準信号受信電力（ＲＳＲＰ））または信号品質（たとえば、基準信号受信品質（ＲＳＲＱ））に従って測定され得る。

[0062]ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ ９に関して、ｅＭＢＭＳは、周波数間セル再選択において優先され得る。特に、関係するｅＭＢＭＳサービスがどの周波数を提供されるかという知識をＵＥが有する場合、ＵＥは、ｅＭＢＭＳセッション中に最も高い優先順位を有するようにその周波数を考慮することができる。

[0063]ＭＴＣＨ上でブロードキャストされるｅＭＢＭＳサービスを受信するために、ＵＥは、一般に、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）が受信されるサービス告知プロシージャを完了する。ＵＳＤにおいて、テンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）によって識別されるサービスは、サービスを受信するためのプロトコルパラメータ（たとえば、ＩＰアドレス、ＵＤＰポート、ＦＬＵＴＥ ＴＳＩなど）にさらに関連付けられ得る。

[0064]特に、特定のｅＭＢＭＳサービスを受信するために、ユーザは、内容を選択するために、たとえば電子プログラムガイド（ＥＰＧ）などのＵＥアプリケーションを利用することができる。ＥＰＧは、いくつかの内容をサービスアイデンティティ（ＩＤ）にマッピングする。ユーザインターフェース（ＵＩ）は、サービスＩＤをＥＰＧから取り出し、ＵＥにサービスＩＤを渡すことができる。ＵＥによって受信されるＵＳＤは、ｅＭＢＭＳサービスを受信するためのプロトコル構成情報を含むことができる。各ｅＭＢＭＳサービス構成は、サービスＩＤによって識別され、たとえばテンポラリモバイルグループアイデンティティ（ＴＭＧＩ）、周波数情報など、構成を指定する。したがって、ＵＥがサービスＩＤによって識別されるように特定のｅＭＢＭＳサービスを受信する旨の命令をＵＩから受信すると、ＵＥは、サービスのＴＭＧＩを取り出すためにＵＳＤを使用することができる。ＴＭＧＩは、特定のｅＭＢＭＳサービスを識別するためにＬＴＥプロトコルにおいて使用され、所与の時間にグローバル一意である。

[0065]ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ ９では、ＵＳＤの周波数情報は、ネットワークがｅＭＢＭＳサービスを送ることができる、ＴＭＧＩによって識別される各ｅＭＢＭＳサービスの周波数のリストを含むことができる。したがって、ＵＥは、ｅＭＢＭＳサービスのために取得する周波数について知るために、ＵＳＤを使用することができる。

[0066]ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ １１に関して、ＵＳＤは、ＴＭＧＩが複数の周波数とサービスエリアＩＤエントリとを有することができる周波数およびサービスエリア識別（ＩＤ）情報を含むことができる。したがって、ＵＥは、対応する周波数について知るために現在のセルのサービスエリアＩＤを使用し、その周波数においてサービスを取得することができる。

[0067]特に、ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ １１では、ＵＳＤの周波数情報は、ＴＭＧＩによって識別される各ｅＭＢＭＳサービスの各サービスエリアＩＤ（ＳＡＩ）の周波数を含むことができる。ＳＡＩは、ｅＭＢＭＳサービスをブロードキャストするセルのグループを識別することができ、ｅＭＢＭＳサービスをブロードキャストするセルのグループの周波数を識別するために使用され得る。また、ＳＡＩは、各セルのシステム情報においてシグナリングされ得る。ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ １１ ＵＥがＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ １１ネットワークにあるとき、ＵＥは、現在のＳＡＩについて知るためにシステム情報を使用し、周波数をフィルタ処理するために現在のＳＡＩを使用することができる。しかしながら、ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ ９ ＵＥなどのレガシーＵＥは、ＳＡＩを処理することができない。したがって、レガシーＵＥは、ｅＭＢＭＳサービスのために取得するために、ＳＡＩを無視して、ＵＳＤにおける対応するＴＭＧＩのすべての周波数を使用する。

[0068]ＳＩＢ５は、アイドルモードの周波数間セル再選択のための近隣周波数および関連する構成情報を示すことができる。

[0069]一態様では、本開示は、レガシーＵＥ（たとえば、ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ ９ ＵＥ）がＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ １１ネットワークで動作しているシナリオを検討する。そのようなシナリオでは、Ｒｅｌｅａｓｅ ９ ＵＥは、それがＵＳＤにおけるそのような情報を読み取るように構成されていないので、Ｒｅｌｅａｓｅ １１ ＵＳＤに含まれるサービスエリアＩＤを無視する。したがって、ただ１つの周波数が関係するｅＭＢＭＳサービスを搬送することができるが、Ｒｅｌｅａｓｅ ９ ＵＥは、ｅＭＢＭＳサービスを識別するＴＭＧＩに関連付けられた複数周波数じゅうを探索することができる。本開示は、アイドルモードと接続モードの両方でＵＥをさらに検討する。

[0070]一態様では、本開示は、ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ ９ネットワーク構成でのアイドルモードのｅＭＢＭＳを取得するための方法を提供する。そのようなネットワーク構成では、ＵＳＤは、ＵＥに関係のあるｅＭＢＭＳサービスに対応する周波数を示すことができ、この周波数は、サービング周波数とは異なる。この方法は、ＵＳＤに示す周波数が受信されたＳＩＢ５にも含まれるかどうかを判断することを含み、ＳＩＢ５は、近隣周波数を示す。周波数がＵＳＤおよびＳＩＢ５に含まれるとき、周波数は近隣周波数とすることができ、ＵＥは近隣周波数に対するセル再選択に備える。

[0071]セル再選択に備えることは、近隣周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、近隣周波数の信号強度を測定することを含む。近隣周波数の信号強度がセル再選択基準を満たす場合、ＵＥは、近隣周波数に対応する近隣セルに対するセル再選択を実行し、近隣セルにおける近隣周波数上のｅＭＢＭＳサービスを取得する。たとえば、t-Reselection秒の間、近隣セルの信号強度がｔｈｒｅｓｈＸ−Ｈｉｇｈよりも大きく、１秒を超える間、ＵＥが現在のセルにとどまるとき、近隣周波数の信号強度は、セル再選択基準を満たすことができる。セル再選択基準が満たされない場合、ＵＥは、関係するｅＭＢＭＳサービスが利用可能でないことを決定することができる。さらに、ＵＳＤに示される周波数がＳＩＢ５に含まれない、または、ＳＩＢ５が受信されない場合、ＵＥは、関係するｅＭＢＭＳサービスが利用可能でないことを決定することができる。

[0072]一態様では、本開示は、ＵＥがＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ ９ネットワーク構成でｅＭＢＭＳをすでに受信しているときのセル再選択のための方法も提供する。そのようなネットワーク構成では、ＵＥは、既存のサービスの受信の中断を最低限に抑えるために、周波数間セル再選択を回避し得る。したがって、ＵＥがｅＭＢＭＳサービスをすでに受信している場合、ＵＥは現在の周波数の優先順位を周波数間セル再選択での最も高い優先順位に設定することができる。次いで、ＵＥは、次のときにセル再選択を実行することができる。１）サービングセルの信号強度がthreshServing−Lowよりも小さいとき、および２）t-Reselection秒の間、近隣セルの信号強度がthreshX−Lowよりも大きく、１秒を超える間、ＵＥがサービングセルにとどまるとき。その後、ＭＢＭＳセッションが完了する（もはや受信されていない）と、ＵＥは、通常の優先順位を再開することができる。

[0073]一態様では、本開示は、ＵＥがＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ ９ネットワーク構成でｅＭＢＭＳを現在受信しているとき、アイドルモードの第２のｅＭＢＭＳサービスを受信する方法を提供する。ＵＥがアイドルモードの第１のｅＭＢＭＳサービスを受信しており、第２のｅＭＢＭＳサービスを受信したい場合、様々なＵＥオプションが存在し得る。第１のオプションでは、サービスがサービング周波数において利用可能であるとき、ＵＥは、第２のｅＭＢＭＳサービスのみを受信し、かつサービスが異なる周波数においてのみ利用可能であるときに、第２のｅＭＢＭＳサービスを拒否する。第２のオプションでは、ＵＥは、既存のｅＭＢＭＳサービスを非アクティブ化することなく、第２のｅＭＢＭＳサービスを受信することができないことを、ユーザに警告することができる。ユーザが異なる周波数において第２のｅＭＢＭＳサービスを受信したい場合、既存のｅＭＢＭＳサービスは非アクティブ化される。ここで、ＵＥは、近隣周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、近隣周波数に対応するセルの信号強度がセル再選択基準を満たすとき、ＵＥは近隣周波数に対する再選択を行い、第２のｅＭＢＭＳサービスを取得する。

[0074]一態様では、本開示は、ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ ９ネットワーク構成での接続モードのｅＭＢＭＳを取得するための方法を提供する。現在のサービング周波数と同じであるＵＳＤにおいて示される周波数において関係するｅＭＢＭＳサービスがブロードキャストされるとき、ＵＥは、ｅＭＢＭＳサービスを取得することができる。そうでない場合、ＵＥは、関係するｅＭＢＭＳサービスが利用可能でないことを決定する。周波数間、ＲＡＴ間ハンドオーバの後、ソース周波数における現在のｅＭＢＭＳサービスがリリースされる。ＵＥが別の周波数に変わったので、前の周波数において利用可能なｅＭＢＭＳサービスは、もはや利用可能でなく、したがって、ＵＥは、サービスをリリースする。

[0075]一態様では、本開示は、ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ １１ネットワーク構成でのアイドルモードのｅＭＢＭＳを取得するための方法を提供する。ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ １１では、ＵＳＤは、サービスエリアおよび周波数情報を含み得る。さらに、サービスエリア情報は、ＳＩＢを介してシグナリングされ得るが、レガシーＵＥはこの情報を受信するように構成されていないので、レガシーＵＥ（たとえば、ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ ９ ＵＥ）は、そのような情報を無視し得る。ＵＳＤは、周波数と対応するサービスエリアＩＤとの複数の対を含み得る。

[0076]ＵＳＤが現在のサービング周波数を含むことをＵＥが決定した場合、ＵＥは、サービング周波数上のｅＭＢＭＳを取得する。ＵＳＤはサービング周波数を含まないことをＵＥが決定した場合、または、サービング周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）に関連していない場合、ＵＥは、続いて、ＵＳＤとＳＩＢ５とに共通の１組の周波数（たとえば、ＵＳＤとＳＩＢ５の両方に含まれる周波数）を見つける。その後、各共通周波数について、たとえば、連続して、ｅＭＢＭＳが成功裏に取得されるまで、ＵＥは、１）共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定する、２）共通周波数の信号強度を測定する、３）共通周波数がセル再選択基準を満たす場合、共通周波数に対するセル再選択を実行する、および４）共通周波数に対応するセルにおいてｅＭＢＭＳを取得する。ＴＭＧＩが共通周波数に関連していない場合、ｅＭＢＭＳは成功裏に取得されず、ＵＥは、次の共通周波数のために、上記ステップを実行し続ける。共通周波数の各々を評価した後、ｅＭＢＭＳが成功裏に取得されない場合、ＵＥは、関係するｅＭＢＭＳサービスが利用可能でないことを決定することができる。さらに、ＳＩＢ５がＵＥによって受信されない場合、または、周波数がＳＩＢ５とＵＳＤとに共通に含まれない場合、関係するＭＢＭＳサービスが利用可能でないことを、ＵＥは決定することができる。

[0077]一態様では、本開示は、ＬＴＥ Ｒｅｌｅａｓｅ １１ネットワーク構成での接続モードのｅＭＢＭＳを取得するための方法を提供する。ここで、ＵＳＤが現在の周波数を含んでいる場合、ＵＥは、現在の周波数上のｅＭＢＭＳサービスを取得する。ｅＭＢＭＳサービスが成功裏に取得されない（たとえば、現在の周波数がＴＭＧＩに関連していない）場合、ＵＥは、ｅＭＢＭＳサービスが利用可能でないことを決定する。さらに、ＵＳＤが現在の周波数を含まない場合、ＵＥは、ｅＭＢＭＳサービスが利用可能でないことを決定する。

[0078]図８は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート８００である。この方法は、マルチキャストサービスを取得するためのものであり、アイドルモードのＵＥによって実行され得る。アイドルモードであるとき、ＵＥは、セル選択と再選択とを実行する、すなわち、とどまるセルを決定することができる。ステップ８０２で、ＵＥは、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信する。ＵＳＤメッセージは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの周波数を含む。

[0079]ステップ８０４で、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数と同じであるかどうかを、ＵＥは判断する。ステップ８０６で、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数と同じであるとき、ＵＥは、現在の周波数上のマルチキャストサービスを取得する。

[0080]ステップ８０８で、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数と同じでないとき、ＵＥは、システム情報メッセージ（たとえば、ＳＩＢ５）が受信されるかどうかを判断する。ステップ８１６で、システム情報メッセージが受信されない場合、ＵＥは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。

[0081]ステップ８１０で、システム情報メッセージが受信されると、ＵＥは、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数がシステム情報メッセージに含まれるかどうかを判断する。ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数がシステム情報メッセージに含まれない場合、ＵＥは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する（ステップ８１６）。

[0082]ステップ８１２で、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数がシステム情報メッセージに含まれるとき、ＵＥは、続いて、周波数が近隣セル周波数であることを決定し、近隣セル周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、近隣セル周波数の信号強度を測定する。

[0083]ステップ８１４、ＵＥは、近隣セル周波数がセル再選択基準を満たすかどうかを判断する。たとえば、セル再選択基準は、次の場合に満たされ得る。１）近隣セル周波数が最も高い優先順位を有する場合、２）近隣周波数セル信号が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きい場合、および３）少なくとも１秒間、ＵＥが現在のセルにとどまる場合。閾値の値と所定の時間期間の値とが、システム情報メッセージ（たとえば、ＳＩＢ５）に含まれ得る。

[0084]ステップ８１８で、セル再選択基準が満たされるとき、ＵＥは、近隣セルに対するセル再選択を実行する。セル再選択基準が満たされないとき、ＵＥは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することができる（ステップ８１６）。セル再選択基準は、次の場合に満たされない場合がある。１）近隣セル周波数の信号強度が閾値を超えない場合、２）近隣セル周波数の信号強度が、所定の時間期間の間、閾値を超えない場合、または３）少なくとも１秒間、ＵＥが現在のセルにとどまらない場合。近隣セルに対するセル再選択を実行した後、ＵＥは、近隣セル周波数上の近隣セルにおけるマルチキャストサービスを取得する（ステップ８０６）。

[0085]ステップ８２０で、マルチキャストサービスが近隣セル周波数上の近隣セルにおいて取得された後、ＵＥはさらに、近隣セル周波数が新しい現在の周波数であることを決定し、新しい現在の周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、セル再選択基準が満たされる場合、第２の近隣セルに対するセル再選択を実行することができる。ここで、セル再選択基準は、次の場合に満たされる。１）新しい現在の周波数が最も高い優先順位を有する場合、２）新しい現在の周波数の信号強度が第２の閾値未満である場合、３）第２の近隣セルの信号強度が、所定の時間期間の間、第３の閾値よりも大きい場合、および４）少なくとも１秒間、ＵＥが新しい現在のセルにとどまる場合。第２の閾値の値は、受信されたＳＩＢ３メッセージに含まれ、第３の閾値の値と所定の時間期間の値とは、受信されたＳＩＢ５メッセージに含まれ得る。

[0086]ステップ８２２で、マルチキャストサービスが近隣セル周波数上の近隣セルにおいて取得された後、ＵＥは、さらに、異なる周波数上の利用可能な第２のマルチキャストサービスの受信を拒否する、または受信された取得命令（たとえば、ユーザ決定）に基づいて利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得することができる。利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得することは、ＵＥが現在のマルチキャストサービスを非アクティブ化し、異なる周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、１）異なる周波数が最も高い優先順位を有する、２）異なる周波数のセルの信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きい、かつ３）少なくとも１秒間、ＵＥが現在のセルにとどまる場合、利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得するために、異なる周波数のセルに対するセル再選択を実行することを含み得る。

[0087]図９は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート９００である。この方法は、マルチキャストサービスを取得するためのものであり、接続モードのＵＥによって実行され得る。接続モードであるとき、ＵＥは、ユニキャストサービスを受信することができる。ステップ９０２で、ＵＥは、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信する。ＵＳＤメッセージは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの周波数を含み得る。

[0088]ステップ９０４で、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数と同じであるかどうかを、ＵＥは判断する。ステップ９０６で、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数と同じであるとき、ＵＥは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスを取得する。ステップ９０８で、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数と同じでないとき、ＵＥは、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。

[0089]図１０は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート１０００である。この方法は、マルチキャストサービスを取得するためのものであり、アイドルモードのＵＥによって実行され得る。アイドルモードであるとき、ＵＥは、セル選択と再選択とを実行する、すなわち、とどまるセルを決定することができる。ステップ１００２で、ＵＥは、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信する。ｅＮＢに対するサービス告知プロシージャを完了すると、ＵＥは、ＵＳＤメッセージを受信することができる。ＵＳＤメッセージは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含み得る。ＵＳＤメッセージは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数に対応するサービスエリア情報も含み得る。したがって、ステップ１０３０で、ＵＥは、サービスエリア情報を無視し、続いて、ＵＳＤメッセージに含まれるサービスエリア情報を考慮することなく、マルチキャストサービスを成功裏に取得するための周波数を探索することができる。

[0090]ステップ１００４で、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数であるかどうかを、ＵＥは判断する。ステップ１００６で、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数であるとき、ＵＥは、続いて、マルチキャストサービスを取得する。

[0091]ステップ１０２０で、ＵＥは、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する。たとえば、現在の周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、マルチキャストサービスは成功裏に取得されない。マルチキャストサービスが成功裏に取得される場合、ステップ１０２８で、ＵＥは、マルチキャストサービスを受信する。マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ＵＥは、ステップ１００８に進んで、マルチキャストサービスを取得するために他の周波数の探索を実行し始める。

[0092]ステップ１００８で、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数でないとき、ＵＥは、マルチキャストサービスを取得するために他の周波数の探索を実行し得る。他の周波数の探索は、システム情報メッセージ（たとえばＳＩＢ５）が受信されるかどうかを判断することから開始し得る。ステップ１０１８で、システム情報メッセージが受信されないとき、ＵＥは、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。

[0093]ステップ１０１０で、システム情報メッセージが受信されると、ＵＥは、ＵＳＤメッセージとシステム情報メッセージとにどの周波数が共通に含まれるかを決定する。ＵＳＤメッセージとシステム情報メッセージの両方に見つかる共通周波数は、近隣セル周波数と考えられ得る。共通周波数は、アレイにマップされ得、各周波数は、１からＮまでの連続的な整数が割り当てられ得、Ｎは、共通周波数の数に等しい。

[0094]ステップ１０１２で、ＵＥは、マルチキャストサービスを成功裏に取得するために、共通周波数の各々を順次評価するための動作を開始する。ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である場合、ｉ番目の共通周波数について、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、ステップ１０１４で、ＵＥは、ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定する。

[0095]ステップ１０１６で、ＵＥは、ｉ番目の共通周波数の信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行する。セル再選択決定プロシージャは、ｉ番目の共通周波数がセル再選択基準を満たすかどうかを判断することを含み得る。たとえば、セル再選択基準は、次の場合に満たされ得る。１）ｉ番目の共通周波数が最も高い優先順位を有する、２）ｉ番目の共通周波数の信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きい、かつ３）少なくとも１秒間、ＵＥが現在のセルにとどまる場合。閾値の値と所定の時間期間の値とが、システム情報メッセージ（たとえば、ＳＩＢ５）に含まれ得る。

[0096]ステップ１０１６でセル再選択基準が満たされないとき、ＵＥは次の共通周波数を評価するためにステップ１０１２に戻る。たとえば、次の共通周波数を評価することは、ｉを増分し、ｉ番目の共通周波数を再度評価することを含む。セル再選択基準は、次のときに満たされない。１）ｉ番目の共通周波数の信号強度が閾値を超えない、２）ｉ番目の共通周波数の信号強度が、所定の時間期間の間、閾値を超えない、または３）少なくとも１秒間、ＵＥが現在のセルにとどまらないとき。すべての共通周波数が評価され（たとえば、最大Ｎまでｉが増分される）、マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ＵＥは、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する（ステップ１０１８）。

[0097]ステップ１０２２で、セル再選択基準が満たされるとき、ＵＥは、ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行する。その後、ステップ１０２４で、ＵＥは、ｉ番目の共通周波数のセルにおけるマルチキャストサービスを取得する。

[0098]ステップ１０２６で、ＵＥは、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する。たとえば、ｉ番目の共通周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、マルチキャストサービスは成功裏に取得されない。ＴＭＧＩは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスを識別する。したがって、ＵＥは、ＴＭＧＩについての知識なしにマルチキャストサービスを受信することができないことになる。マルチキャストサービスが成功裏に取得されない場合、ＵＥは、次の共通周波数を評価するためにステップ１０１２に戻る。次の共通周波数を評価することは、１だけｉを増分し、ｉ番目の共通周波数を再度評価することを含み得る。すべての共通周波数が評価され（たとえば、１からＮまでｉが増分される）、マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ＵＥは、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する（ステップ１０１８）。ステップ１０２８で、ＵＥは、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、マルチキャストサービスを受信する。

[0099]図１１は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート１１００である。この方法は、マルチキャストサービスを取得するためのものであり、接続モードのＵＥによって実行され得る。接続モードであるとき、ＵＥは、ユニキャストサービスを受信することができる。ステップ１１０２で、ＵＥは、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信する。ＵＳＤメッセージは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含み得る。ＵＳＤメッセージがＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含まないとき、ＵＥは、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することができる。

[00100]ステップ１１０４で、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数であるかどうかを、ＵＥは判断する。ステップ１１１０で、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数でないとき、ＵＥは、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。ステップ１１０６で、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、ＵＥがとどまる現在の周波数であるとき、ＵＥは、マルチキャストサービスを取得する。

[00101]ステップ１１０８で、ＵＥは、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する。たとえば、現在の周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、マルチキャストサービスは成功裏に取得されない。したがって、マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ＵＥは、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する（ステップ１１１０）。ステップ１１１２で、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、ＵＥは、マルチキャストサービスを受信する。

[00102]図１２は、例示的な装置１２０２中の異なるモジュール／手段／構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図１２００である。本装置はＵＥであり得る。装置は、受信モジュール１２０４と、周波数処理モジュール１２０６と、セル再選択モジュール１２０８と、システム情報処理モジュール１２１０と、サービス取得モジュール１２１２と、送信モジュール１２１４とを含む。

[00103]一態様では、装置１２０２がアイドルモードであるとき、受信モジュール１２０４は、ｅＮＢ１２５０からユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することができる。ＵＳＤメッセージは、装置１２０２に関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示す。周波数処理モジュール１２０６は、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数と同じであるかどうかを判断する。ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数と同じであるとき、サービス取得モジュール１２１２は、現在の周波数上のマルチキャストサービスを取得する。

[00104]ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数と同じでないとき、システム情報処理モジュール１２１０は、システム情報メッセージ（たとえば、ＳＩＢ５）が受信されるかどうかを判断する。システム情報メッセージが受信されない場合、サービス取得モジュール１２１２は、装置１２０２に関係のあるマルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。

[00105]システム情報メッセージが受信されると、周波数処理モジュール１２０６は、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数がシステム情報メッセージに含まれるかどうかを判断する。ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数がシステム情報メッセージに含まれない場合、サービス取得モジュール１２１２は、装置１２０２に関係のあるマルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。

[00106]ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数がシステム情報メッセージに含まれるとき、セル再選択モジュール１２０８は、続いて、周波数が近隣セル周波数であることを決定し、近隣セル周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、近隣セル周波数の信号強度を測定する。

[00107]セル再選択モジュール１２０８は、近隣セル周波数の信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行する。セル再選択決定プロシージャは、近隣周波数がセル再選択基準を満たすかどうかを判断することを含み得る。たとえば、セル再選択基準は、次の場合に満たされ得る。１）近隣セル周波数が最も高い優先順位を有する場合、２）近隣周波数セル信号が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きい場合、および３）少なくとも１秒間、装置１２０２が現在のセルにとどまる場合。閾値の値と所定の時間期間の値とが、システム情報メッセージ（たとえば、ＳＩＢ５）に含まれ得る。

[00108]セル再選択基準が満たされるとき、セル再選択モジュール１２０８は、近隣セルに対するセル再選択を実行する。セル再選択基準が満たされない場合、サービス取得モジュール１２１２は、装置１２０２に関係のあるマルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。セル再選択基準は、次の場合に満たされない場合がある。１）近隣セル周波数の信号強度が閾値を超えない場合、２）近隣セル周波数の信号強度が、所定の時間期間の間、閾値を超えない場合、または３）少なくとも１秒間、装置１２０２が現在のセルにとどまらない場合。近隣セルに対するセル再選択を実行した後、サービス取得モジュール１２１２は、近隣セル周波数上の近隣セルにおけるマルチキャストサービスを取得する。

[00109]マルチキャストサービスが近隣セル周波数上の近隣セルにおいて取得された後、セル再選択モジュール１２０８はさらに、近隣セル周波数が新しい現在の周波数であることを決定し、新しい現在の周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、セル再選択基準が満たされる場合、第２の近隣セルに対するセル再選択を実行することができる。ここで、セル再選択基準は、次の場合に満たされる。１）新しい現在の周波数が最も高い優先順位を有する場合、２）新しい現在の周波数の信号強度が第２の閾値未満である場合、３）第２の近隣セルの信号強度が、所定の時間期間の間、第３の閾値よりも大きい場合、および４）少なくとも１秒間、装置１２０２が新しい現在のセルにとどまる場合。第２の閾値の値は、受信されたＳＩＢ３メッセージに含まれ、第３の閾値の値と所定の時間期間の値とは、受信されたＳＩＢ５メッセージに含まれ得る。

[00110]マルチキャストサービスが近隣セル周波数上の近隣セルにおいて取得された後、サービス取得モジュール１２１２は、さらに、異なる周波数上の利用可能な第２のマルチキャストサービスの受信を拒否する、または受信された取得命令（たとえば、ユーザ選好）に基づいて利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得することができる。利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得することは、セル再選択モジュール１２０８が現在のマルチキャストサービスを非アクティブ化し、異なる周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、次のときに、利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得するために、異なる周波数のセルに対するセル再選択を実行することを含み得る。１）異なる周波数が最も高い優先順位を有する、２）異なる周波数のセルの信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きい、かつ３）少なくとも１秒間、装置１２０２が現在のセルにとどまるとき。

[00111]本開示の別の態様では、装置１２０２が接続モードであるとき、ｅＮＢ１２５０に対するサービス告知プロシージャを完了すると、受信モジュール１２０４は、ｅＮＢ１２５０からユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することができる。ＵＳＤメッセージは、装置１２０２に関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示し得る。

[00112]周波数処理モジュール１２０６は、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数と同じであるかどうかを判断する。ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数と同じであるとき、サービス取得モジュール１２１２は、装置１２０２に関係のあるマルチキャストサービスを取得する。ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数と同じでないとき、サービス取得モジュール１２１２は、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。

[00113]さらなる態様では、装置１２０２がアイドルモードであるとき、受信モジュール１２０４は、ｅＮＢ１２５０からユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することができる。ＵＳＤメッセージは、装置１２０２に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含み得る。ＵＳＤメッセージは、装置１２０２に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数に対応するサービスエリア情報も含み得る。装置１２０２がＵＳＤメッセージにおけるサービスエリア情報を読み取る能力がない場合があるので、受信モジュール１２０４は、サービスエリア情報を無視し、装置１２０２が、ＵＳＤメッセージに含まれるサービスエリア情報を考慮することなく、マルチキャストサービスを成功裏に取得するための周波数を探索することを続行できるようにし得る。

[00114]周波数処理モジュール１２０６は、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数であるかどうかを判断する。ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数であるとき、サービス取得モジュール１２１２は、続いて、現在の周波数上のマルチキャストサービスを取得する。

[00115]サービス取得モジュール１２１２は、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する。たとえば、現在の周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、マルチキャストサービスは成功裏に取得されない。マルチキャストサービスが成功裏に取得される場合、受信モジュール１２０４は、マルチキャストサービスを受信する。マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、装置１２０２は、マルチキャストサービスを取得するために他の周波数の探索を実行し始める。

[00116]ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数でないとき、ＵＥは、マルチキャストサービスを取得するために他の周波数の探索を実行し得る。他の周波数の探索は、システム情報メッセージ（たとえばＳＩＢ５）が受信されるかどうかをシステム情報処理モジュール１２１０が判断することから開始し得る。システム情報メッセージが受信されないとき、サービス取得モジュール１２１２は、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。

[00117]システム情報メッセージが受信されると、周波数処理モジュール１２０６は、ＵＳＤメッセージとシステム情報メッセージとに、どの周波数が共通に含まれるかを判断する。ＵＳＤメッセージとシステム情報メッセージの両方に見つかる共通周波数は、近隣セル周波数と考えられ得る。

[00118]装置１２０２は、マルチキャストサービスを成功裏に取得するために、共通周波数の各々を順次評価するための動作を実行し得る。ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である場合、ｉ番目の共通周波数について、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、セル再選択モジュール１２０８は、ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定し得る。

[00119]セル再選択モジュール１２０８は、ｉ番目の共通周波数の信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行する。セル再選択決定プロシージャは、ｉ番目の共通周波数がセル再選択基準を満たすかどうかを判断することを含み得る。たとえば、セル再選択基準は、次の場合に満たされ得る。１）ｉ番目の共通周波数が最も高い優先順位を有する、２）ｉ番目の共通周波数の信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きい、かつ３）少なくとも１秒間、装置１２０２が現在のセルにとどまる場合。閾値の値と所定の時間期間の値とが、システム情報メッセージ（たとえば、ＳＩＢ５）に含まれ得る。

[00120]セル再選択基準が満たされないとき、セル再選択モジュール１２０８は、次の共通周波数を評価し得る。たとえば、次の共通周波数を評価することは、ｉを増分し、ｉ番目の共通周波数を再度評価することを含む。セル再選択基準は、次のときに満たされない。１）ｉ番目の共通周波数の信号強度が閾値を超えない、２）ｉ番目の共通周波数の信号強度が、所定の時間期間の間、閾値を超えない、または３）少なくとも１秒間、装置１２０２が現在のセルにとどまらないとき。すべての共通周波数が評価され（たとえば、最大Ｎまでｉが増分される）、マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、サービス取得モジュール１２１２は、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。

[00121]セル再選択基準が満たされるとき、セル再選択モジュール１２０８は、ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行する。その後、サービス取得モジュール１２１２は、ｉ番目の共通周波数のセルにおけるマルチキャストサービスを取得する。

[00122]サービス取得モジュール１２１２は、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する。たとえば、ｉ番目の共通周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、マルチキャストサービスは成功裏に取得されない。マルチキャストサービスが成功裏に取得されない場合、セル再選択モジュール１２０８は、上記のように次の共通周波数を評価する。受信モジュール１２０４は、マルチキャストサービスが成功裏に取得されると、マルチキャストサービスを受信する。

[00123]別の態様では、装置１２０２が接続モードであるとき、受信モジュールは、ｅＮＢ１２５０からユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信する。ＵＳＤメッセージは、ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含み得る。

[00124]周波数処理モジュール１２０６は、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数であるかどうかを判断する。ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数でないとき、サービス取得モジュール１２１２は、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する。ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が、装置１２０２がとどまる現在の周波数であるとき、サービス取得モジュールは、マルチキャストサービスを取得する。

[00125]サービス取得モジュール１２１２は、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する。たとえば、現在の周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、マルチキャストサービスは成功裏に取得されない。したがって、マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、サービス取得モジュール１２１２は、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定する（ステップ１１１０）。

[00126]本装置は、図８〜図１１の上述のフローチャート中のアルゴリズムのステップの各々を実行する追加のモジュールを含み得る。したがって、図８〜図１１の上述のフローチャート中の各ステップは１つのモジュールによって実行され得、本装置は、それらのモジュールのうちの１つまたは複数を含み得る。各モジュールは、前述のプロセス／アルゴリズムを行うように特に構成された１つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、前述のプロセス／アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。

[00127]図１３は、処理システム１３１４を採用する装置１２０２’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図１３００である。処理システム１３１４は、バス１３２４によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス１３２４は、処理システム１３１４の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス１３２４は、プロセッサ１３０４、モジュール１２０４、１２０６、１２０８、１２１０、１２１２、１２１４、およびコンピュータ可読媒体１３０６によって表される１つまたは複数のプロセッサおよび／またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクする。バス１３２４はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクできるが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上記載されない。

[00128]処理システム１３１４は、トランシーバ１３１０に結合され得る。トランシーバ１３１０は、１つまたは複数のアンテナ１３２０に結合される。トランシーバ１３１０は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を構成する。トランシーバ１３１０は、１つまたは複数のアンテナ１３２０から信号を受信し、受信した信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム１３１４、特に受信モジュール１２０４に与える。さらに、トランシーバ１３１０は、処理システム１３１４、特に送信モジュール１２１４から情報を受信し、受信した情報に基づいて、１つまたは複数のアンテナ１３２０に適用されるべき信号を生成する。処理システム１３１４は、コンピュータ可読媒体１３０６に結合されたプロセッサ１３０４を含む。プロセッサ１３０４は、コンピュータ可読媒体１３０６に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ１３０４によって実行されたとき、処理システム１３１４に、特定の装置のための上記で説明した様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体１３０６はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ１３０４によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、モジュール１２０４、１２０６、１２０８、１２１０、１２１２、および１２１４のうちの少なくとも１つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体１３０６に常駐する／記憶されたプロセッサ１３０４の中で実行中のソフトウェアモジュール、プロセッサ１３０４に結合した１つまたは複数のハードウェアモジュール、または何らかのそれらの組合せであり得る。処理システム１３１４は、ＵＥ６５０の構成要素である可能性があり、メモリ６６０、および／またはＴＸプロセッサ６６８、ＲＸプロセッサ６５６、およびコントローラ／プロセッサ６５９のうちの少なくとも１つを含み得る。

[00129]一構成では、ワイヤレス通信のための装置１２０２／１２０２’は、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するための手段と、システム情報メッセージが受信されたことを決定するための手段と、システム情報メッセージが受信されたとき、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数がシステム情報メッセージに含まれることを決定するための手段と、周波数がシステム情報メッセージに含まれるとき、周波数が近隣セル周波数であることを決定し、近隣セル周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、近隣セル周波数の信号強度を測定するための手段と、近隣セル周波数の信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行するための手段と、セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて近隣セルに対するセル再選択を実行するための手段と、近隣セル周波数上の近隣セルにおけるマルチキャストサービスを取得するための手段と、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が現在の周波数であるとき、マルチキャストサービスを取得するための手段と、システム情報メッセージが受信されないとき、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段と、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数がシステム情報メッセージに含まれていないとき、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段と、近隣セル周波数の信号強度が閾値を超えないこと、近隣セル周波数の信号強度が、所定の時間期間の間、閾値を超えないこと、または少なくとも１秒間、装置が現在のセルにとどまらないことのうちの少なくとも１つをセル再選択プロシージャの結果が決定したとき、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段と、近隣セル周波数が新しい現在の周波数であることを決定するための手段と、新しい現在の周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定するための手段と、新しい現在の周波数が最も高い優先順位を有し、新しい現在の周波数の信号強度が第２の閾値未満であり、第２の近隣セルの信号強度が、所定の時間期間の間、第３の閾値よりも大きく、かつ少なくとも１秒間、装置が新しい現在のセルにとどまるとき、第２の近隣セルに対するセル再選択を実行するための手段と、異なる周波数上の利用可能な第２のマルチキャストサービスの受信を拒否するための手段と、受信された取得命令に基づいて、利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得するための手段と、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するための手段であり、ＵＳＤメッセージが装置に関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示す、手段と、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が現在の周波数であるとき、マルチキャストサービスを取得するための手段と、ＵＳＤメッセージにおいて示される周波数が現在の周波数でないとき、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段とを含む。

[00130]別の構成では、ワイヤレス通信のための装置１２０２／１２０２’は、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するための手段であり、ＵＳＤメッセージが装置に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、手段と、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数の探索を実行するための手段と、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、マルチキャストサービスを受信するための手段と、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が現在の周波数であるとき、マルチキャストサービスを取得するための手段と、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断するための手段と、マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、マルチキャストサービスを受信するための手段と、マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、他の周波数の探索を実行するための手段であり、ＵＳＤメッセージが、装置に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数に対応するサービスエリアをさらに含む、手段と、サービスエリアを無視するための手段と、ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するための手段であり、ＵＳＤメッセージが装置に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、手段と、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が現在の周波数であるとき、マルチキャストサービスを取得するための手段と、マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段と、ＵＳＤメッセージに含まれる少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段とを含む。

[00131]上述の手段は、上述の手段によって具陳される機能を実行するように構成された、装置１２０２、および／または装置１２０２’の処理システム１３１４の上述のモジュールのうちの１つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム１３１４は、ＴＸプロセッサ６６８と、ＲＸプロセッサ６５６と、コントローラ／プロセッサ６５９とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳される機能を実行するように構成された、ＴＸプロセッサ６６８、ＲＸプロセッサ６５６、およびコントローラ／プロセッサ６５９であり得る。

[00132]開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、並べ替えることができることを理解されたい。さらに、いくつかのステップは組み合わせられるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。

[00133]以上の説明は、本明細書で説明した様々な態様を当業者が実施できるようにするために与えたものである。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用されてよい。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の文言に矛盾しない最大限の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「ただ１つの」を意味するものではなく、「１つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「１つまたは複数の」を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書に開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
［Ｃ１］
ユーザ機器（ＵＥ）がマルチキャストサービスを取得するための方法であって、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することを備え、前記ＵＳＤメッセージは、前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示し、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が現在の周波数でないとき、前記方法は、
システム情報メッセージが受信されたことを決定することと、
前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれることを決定することと、
前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれるとき、前記周波数が近隣セル周波数であることを決定し、前記周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、前記周波数の信号強度を測定することと、
前記周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行することと、
前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記近隣セルに対するセル再選択を実行することと、
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスを取得することと
をさらに備える方法。
［Ｃ２］
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得することをさらに備える、
［Ｃ１］に記載の方法。
［Ｃ３］
前記システム情報メッセージが受信されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定すること、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれていないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定すること、または
前記セル再選択プロシージャの前記結果が、
前記周波数の前記信号強度が閾値を超えないこと、
前記周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、前記閾値を超えないこと、または
前記ＵＥが、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまらないこと
のうちの少なくとも１つを決定するとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定すること
のうちの少なくとも１つをさらに備える、［Ｃ１］に記載の方法。
［Ｃ４］
前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
前記周波数が最も高い優先順位を有することと、
前記周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きいことと、
前記ＵＥが、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまることと
を決定するとき、前記近隣セルに対する前記セル再選択が実行される、
［Ｃ１］に記載の方法。
［Ｃ５］
前記システム情報メッセージは、システム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージであり、
前記閾値のための値と前記所定の時間期間のための値とは、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
［Ｃ４］に記載の方法。
［Ｃ６］
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスが取得され、前記方法は、
前記周波数が新しい現在の周波数であることを決定することと、
前記新しい現在の周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定することと、
前記新しい現在の周波数が最も高い優先順位を有し、
前記新しい現在の周波数の信号強度が第２の閾値未満であり、
前記第２の近隣セルの信号強度が、所定の時間期間の間、第３の閾値よりも大きく、
前記ＵＥが、少なくとも１秒間、新しい現在のセルにとどまるとき
第２の近隣セルに対するセル再選択を実行することと
をさらに備える、［Ｃ１］に記載の方法。
［Ｃ７］
前記システム情報メッセージは、システム情報ブロックタイプ３（ＳＩＢ３）メッセージまたはシステム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージのうちの少なくとも１つであり、
前記第２の閾値のための値は、前記ＳＩＢ３メッセージに含まれ、前記第３の閾値のための値と前記所定の時間期間のための値とは、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
［Ｃ６］に記載の方法。
［Ｃ８］
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスが取得され、前記方法は、
異なる周波数上の利用可能な第２のマルチキャストサービスの受信を拒否すること、
受信された取得命令に基づいて前記利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得すること
のうちの１つをさらに備え、前記利用可能な第２のマルチキャストサービスを前記取得することは、
現在のマルチキャストサービスを非アクティブ化することと、
前記異なる周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定することと、
前記異なる周波数が前記最も高い優先順位を有し、
前記異なる周波数の前記セルの信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きく、
前記ＵＥが、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまるとき
前記利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得するために、前記異なる周波数のセルに対するセル再選択を実行することと
をさらに備える、［Ｃ１］に記載の方法。
［Ｃ９］
ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得するための方法であって、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することと、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージは、前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示す、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得することと、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記現在の周波数でないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
を備える方法。
［Ｃ１０］
ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得するための方法であって、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することと、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージが前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数のための探索を実行することと、
ここにおいて、他の周波数のための前記探索は、
システム情報メッセージが受信されたことを決定することと、
前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージおよび前記システム情報メッセージに共通に含まれる周波数を決定することと、
前記共通周波数が近隣セル周波数であることを決定することと
を備え、
ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である、ｉ番目の共通周波数に対して、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、他の周波数の前記探索は、
前記ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定することと、
前記ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定することと、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行することと、
前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行することと、
前記セル再選択が実行されるとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルにおける前記マルチキャストサービスを取得することと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断することと
をさらに備える、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信することと
を備える方法。
［Ｃ１１］
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得することと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断することと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信することと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、他の周波数の前記探索を実行することと
をさらに備える、［Ｃ１０］に記載の方法。
［Ｃ１２］
他の周波数のための前記探索は、
前記システム情報メッセージが受信されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと、
前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が閾値を超えないこと、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、前記閾値を超えないこと、
前記ＵＥが、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまらないこと
のうちの少なくとも１つを決定するとき、ｉを増分することと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ｉを増分することと、
ｉが最大Ｎまで増分された後、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
のうちの少なくとも１つをさらに備える、［Ｃ１０］に記載の方法。
［Ｃ１３］
前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
前記ｉ番目の共通周波数が前記最も高い優先順位を有することと、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きいことと、
前記ＵＥが、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまることと
を決定するとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルに対する前記セル再選択が実行される、
［Ｃ１０］に記載の方法。
［Ｃ１４］
前記システム情報メッセージは、システム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージであり、
前記閾値のための値と前記所定の時間期間のための値とは、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
［Ｃ１３］に記載の方法。
［Ｃ１５］
前記ｉ番目の共通周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、前記マルチキャストサービスは、成功裏に取得されない、
［Ｃ１０］に記載の方法。
［Ｃ１６］
前記ＵＳＤメッセージは、前記ＵＥに関係のある前記マルチキャストサービスの前記少なくとも１つの周波数に対応するサービスエリアをさらに含み、前記方法は、
前記サービスエリアを無視することと、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記サービスエリアを考慮することなく、前記少なくとも１つの周波数に基づいて、他の周波数の前記探索を実行することと
をさらに備える、［Ｃ１０］に記載の方法。
［Ｃ１７］
ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得するための方法であって、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することと、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージは、前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得することと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数でないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
を備える方法。
［Ｃ１８］
前記現在の周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されない、
［Ｃ１７］に記載の方法。
［Ｃ１９］
マルチキャストを取得するための装置であって、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するための手段を備え、前記ＵＳＤメッセージは、前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示し、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が現在の周波数でなく、前記装置は、
システム情報メッセージが受信されたことを決定するための手段と、
前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれることを決定するための手段と、
前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれるとき、前記周波数が近隣セル周波数であることを決定し、前記周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、前記周波数の信号強度を測定するための手段と、
前記周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行するための手段と、
前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記近隣セルに対するセル再選択を実行するための手段と、
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスを取得するための手段と
をさらに備える装置。
［Ｃ２０］
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得するための手段をさらに備える、
［Ｃ１９］に記載の装置。
［Ｃ２１］
前記システム情報メッセージが受信されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれていないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段、
前記セル再選択プロシージャの前記結果が、
前記周波数の前記信号強度が閾値を超えないこと、
前記周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、前記閾値を超えないこと、
前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまらないこと
のうちの少なくとも１つを決定するとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段
のうちの少なくとも１つをさらに備える、［Ｃ１９］に記載の装置。
［Ｃ２２］
前記セル再選択決定プロシージャの前記結果は、
前記周波数が最も高い優先順位を有することと、
前記周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きいことと、
前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまることと
を決定するとき、前記近隣セルに対する前記セル再選択が実行される、［Ｃ１９］に記載の装置。
［Ｃ２３］
前記システム情報メッセージがシステム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージであり、
前記閾値の値と前記所定の時間期間の値とが、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
［Ｃ２２］に記載の装置。
［Ｃ２４］
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスが取得され、前記装置は、
前記周波数が新しい現在の周波数であることを決定するための手段と、
前記新しい現在の周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定するための手段と、
前記新しい現在の周波数が最も高い優先順位を有し、
前記新しい現在の周波数の信号強度が第２の閾値未満であり、
前記第２の近隣セルの信号強度が、所定の時間期間の間、第３の閾値よりも大きく、
前記装置が、少なくとも１秒間、新しい現在のセルにとどまるとき、
第２の近隣セルに対するセル再選択を実行するための手段と
をさらに備える、［Ｃ１９］に記載の装置。
［Ｃ２５］
前記システム情報メッセージは、システム情報ブロックタイプ３（ＳＩＢ３）メッセージまたはシステム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージのうちの少なくとも一方であり、
前記第２の閾値の値は、前記ＳＩＢ３メッセージに含まれ、前記第３の閾値の値と前記所定の時間期間の値とが前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
［Ｃ２４］に記載の装置。
［Ｃ２６］
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスが取得され、前記装置は、
異なる周波数上の利用可能な第２のマルチキャストサービスの受信を拒否するための手段、または
受信された取得命令に基づいて前記利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得するための手段
のうちの１つをさらに備え、前記利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得するための前記手段は、
現在のマルチキャストサービスを非アクティブ化することと、
前記異なる周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定することと、
前記異なる周波数が前記最も高い優先順位を有し、
前記異なる周波数の前記セルの信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きく、
前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまるとき
前記利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得するために、前記異なる周波数のセルに対するセル再選択を実行することと
を行うように構成される、［Ｃ１９］に記載の装置。
［Ｃ２７］
マルチキャストサービスを取得するための装置であって、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するための手段であり、前記ＵＳＤメッセージが前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示す、手段と、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得するための手段と、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記現在の周波数でないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段と
を備える装置。
［Ｃ２８］
マルチキャストを取得するための装置であって、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するための手段と、ここにおいて前記ＵＳＤメッセージが前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数の探索を実行するための手段と、ここにおいて、他の周波数の前記探索を実行するための前記手段は、
システム情報メッセージが受信されたことを決定し、
前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージおよび前記システム情報メッセージに共通に含まれる周波数を決定し、
前記共通周波数が近隣セル周波数であることを決定する
ように構成され、ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である、ｉ番目の共通周波数に対して、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、他の周波数の前記探索を実行するための前記手段は、
前記ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、
前記ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定し、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行し、
前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行し、
前記セル再選択が実行されるとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルにおける前記マルチキャストサービスを取得し、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する
ようにさらに構成される、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信するための手段と
を備える装置。
［Ｃ２９］
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得するための手段と、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断するための手段と、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信するための手段と、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、他の周波数の前記探索を実行するための手段と
をさらに備える、［Ｃ２８］に記載の装置。
［Ｃ３０］
他の周波数の前記探索を実行するための前記手段は、
前記システム情報メッセージが受信されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと、
前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が閾値を超えないこと、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、前記閾値を超えないこと、または
前記ＵＥが、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまらないこと
のうちの少なくとも１つを決定するとき、ｉを増分することと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ｉを増分することと、
ｉが最大Ｎまで増分された後、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
のうちの少なくとも１つを行うようにさらに構成される、［Ｃ２８］に記載の装置。
［Ｃ３１］
前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
前記ｉ番目の共通周波数が前記最も高い優先順位を有することと、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きいことと、
前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまることと
を決定するとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルに対する前記セル再選択が実行される、
［Ｃ２８］に記載の装置。
［Ｃ３２］
前記システム情報メッセージがシステム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージであり、
前記閾値の値と前記所定の時間期間の値とが、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
［Ｃ３１］に記載の装置。
［Ｃ３３］
前記ｉ番目の共通周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されない、
［Ｃ２８］に記載の装置。
［Ｃ３４］
前記ＵＳＤメッセージが、前記装置に関係のある前記マルチキャストサービスの前記少なくとも１つの周波数に対応するサービスエリアをさらに含み、前記装置は、
前記サービスエリアを無視するための手段をさらに備え、
他の周波数の前記探索を実行するための前記手段が、前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記サービスエリアを考慮することなく、前記少なくとも１つの周波数に基づいて、前記探索を実行するように構成される
［Ｃ２８］に記載の装置。
［Ｃ３５］
マルチキャストを取得するための装置であって、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するための手段と、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージが前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得するための手段と、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段と、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数でないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するための手段と
を備える装置。
［Ｃ３６］
前記現在の周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されない、
［Ｃ３５］に記載の装置。
［Ｃ３７］
マルチキャストを取得するための装置であって、
処理システムを備え、前記処理システムは、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するように構成され、前記ＵＳＤメッセージは、前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示し、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数は、現在の周波数でなく、前記処理システムは、
システム情報メッセージが受信されたことを決定し、
前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれることを決定し、
前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれるとき、前記周波数が近隣セル周波数であることを決定し、前記周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、前記周波数の信号強度を測定し、
前記周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行し、
前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記近隣セルに対するセル再選択を実行し、
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスを取得する
ようにさらに構成される、装置。
［Ｃ３８］
前記処理システムは、前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得するようにさらに構成される、［Ｃ３７］に記載の装置。
［Ｃ３９］
前記処理システムは、
前記システム情報メッセージが受信されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定すること、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれていないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定すること、または
前記セル再選択プロシージャの前記結果が、
前記周波数の前記信号強度が閾値を超えないこと、
前記周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、前記閾値を超えないこと、または
前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまらないこと
のうちの少なくとも１つを決定するとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定すること
のうちの少なくとも１つを行うようにさらに構成される、［Ｃ３７］に記載の装置。
［Ｃ４０］
前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
前記周波数が最も高い優先順位を有することと、
前記周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きいことと、
前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまることと
を決定するとき、前記近隣セルに対する前記セル再選択が実行される、［Ｃ３７］に記載の装置。
［Ｃ４１］
前記システム情報メッセージは、システム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージであり、
前記閾値の値と前記所定の時間期間の値とは、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
［Ｃ４０］に記載の装置。
［Ｃ４２］
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスが取得され、前記処理システムが、
前記周波数が新しい現在の周波数であることを決定することと、
前記新しい現在の周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定することと、
前記新しい現在の周波数が最も高い優先順位を有し、
前記新しい現在の周波数の信号強度が第２の閾値未満であり、
前記第２の近隣セルの信号強度が、所定の時間期間の間、第３の閾値よりも大きく、
前記装置が、少なくとも１秒間、新しい現在のセルにとどまるとき
第２の近隣セルに対するセル再選択を実行することと
を行うようにさらに構成される、［Ｃ３７］に記載の装置。
［Ｃ４３］
前記システム情報メッセージは、システム情報ブロックタイプ３（ＳＩＢ３）メッセージまたはシステム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージのうちの少なくとも一方であり、
前記第２の閾値の値が前記ＳＩＢ３メッセージに含まれ、前記第３の閾値の値と前記所定の時間期間の値とが前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
［Ｃ４２］に記載の装置。
［Ｃ４４］
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスが取得され、前記処理システムが、
異なる周波数上の利用可能な第２のマルチキャストサービスの受信を拒否すること、または
受信された取得命令に基づいて前記利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得すること
のうちの１つを行うようにさらに構成され、前記利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得するように構成された前記処理システムは、
現在のマルチキャストサービスを非アクティブ化することと、
前記異なる周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定することと、
前記異なる周波数が前記最も高い優先順位を有し、
前記異なる周波数の前記セルの信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きく、
前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまるとき
前記利用可能な第２のマルチキャストサービスを取得するために、前記異なる周波数のセルに対するセル再選択を実行することと
を行うようにさらに構成される、［Ｃ３７］に記載の装置。
［Ｃ４５］
マルチキャストを取得するための装置であって、
処理システムを備え、前記処理システムは、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することと、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージは、前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示す、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得することと、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記現在の周波数でないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
を行うように構成される装置。
［Ｃ４６］
マルチキャストを取得するための装置であって、
処理システムを備え、前記処理システムは、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することと、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージは、前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数の探索を実行することと、ここにおいて、他の周波数を探索するように構成された前記処理システムは、
システム情報メッセージが受信されたことを決定し、
前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージおよび前記システム情報メッセージに共通に含まれる周波数を決定し、
前記共通周波数が近隣セル周波数であることを決定する、
ようにさらに構成され、ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である、ｉ番目の共通周波数に対して、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、他の周波数を探索するように構成された前記処理システムは、
前記ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、
前記ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定し、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行し、
前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行し、
前記セル再選択が実行されるとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルにおける前記マルチキャストサービスを取得し、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する
ようにさらに構成される、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信することと
を行うように構成される、装置。
［Ｃ４７］
前記処理システムは、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得し、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断し、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信し、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、他の周波数の前記探索を実行する
ようにさらに構成される、［Ｃ４６］に記載の装置。
［Ｃ４８］
他の周波数を探索するように構成される前記処理システムが、
前記システム情報メッセージが受信されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと、
前記セル再選択決定プロシージャの前記結果は、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が閾値を超えないこと、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、前記閾値を超えないこと、または
前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまらないこと
のうちの少なくとも１つを決定するとき、ｉを増分することと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ｉを増分することと、
ｉが最大Ｎまで増分された後、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
のうちの少なくとも１つを行うようにさらに構成される、［Ｃ４６］に記載の装置。
［Ｃ４９］
前記セル再選択決定プロシージャの前記結果は、
前記ｉ番目の共通周波数が前記最も高い優先順位を有することと、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きいことと、
前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまることと
を決定するとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルに対する前記セル再選択が実行される、
［Ｃ４６］に記載の装置。
［Ｃ５０］
前記システム情報メッセージは、システム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージであり、
前記閾値の値と前記所定の時間期間の値とは、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
［Ｃ４９］に記載の装置。
［Ｃ５１］
前記ｉ番目の共通周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されない、
［Ｃ４６］に記載の装置。
［Ｃ５２］
前記ＵＳＤメッセージは、前記装置に関係のある前記マルチキャストサービスの前記少なくとも１つの周波数に対応するサービスエリアをさらに含み、前記処理システムは、
前記サービスエリアを無視し、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記サービスエリアを考慮することなく、前記少なくとも１つの周波数に基づいて、他の周波数の前記探索を実行する
ようにさらに構成される、［Ｃ４６］に記載の装置。
［Ｃ５３］
マルチキャストを取得するための装置であって、
処理システムを備え、前記処理システムは、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することであって、前記ＵＳＤメッセージが前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、受信することと、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得することと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数でないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
を行うように構成される、装置。
［Ｃ５４］
前記現在の周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されない、
［Ｃ５３］に記載の装置。
［Ｃ５５］
ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得するためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータ可読媒体を備え、前記コンピュータ可読媒体は、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するためのコードを備え、前記ＵＳＤメッセージは、前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示し、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が現在の周波数でなく、前記コンピュータ可読媒体は、
システム情報メッセージが受信されたことを決定するためのコードと、
前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれることを決定するためのコードと、
前記周波数が前記システム情報メッセージに含まれるとき、前記周波数が近隣セル周波数であることを決定し、前記周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、前記周波数の信号強度を測定するためのコードと、
前記周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行するためのコードと、
前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記近隣セルに対するセル再選択を実行するためのコードと、
前記周波数上の前記近隣セルにおける前記マルチキャストサービスを取得するためのコードと
をさらに備えるコンピュータプログラム製品。
［Ｃ５６］
ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得するためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータ可読媒体を備え、前記コンピュータ可読媒体は、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するためのコードと、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージは、前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの周波数を示す、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得するためのコードと、
前記ＵＳＤメッセージにおいて示される前記周波数が前記現在の周波数でないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するためのコードと
を備えるコンピュータプログラム製品。
［Ｃ５７］
ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得するためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータ可読媒体を備え、前記コンピュータ可読媒体は、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するためのコードと、前記ＵＳＤメッセージが前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数の探索を実行するためのコードと、ここにおいて、他の周波数の前記探索を実行するための前記コードは、
システム情報メッセージが受信されたことを決定し、
前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージおよび前記システム情報メッセージに共通に含まれる周波数を決定し、
前記共通周波数が近隣セル周波数であることを決定するように構成され、
ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である、ｉ番目の共通周波数に対して、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、他の周波数の前記探索を実行するための前記コードは、
前記ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、
前記ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定し、
前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行し、
前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行し、
前記セル再選択が実行されるとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルにおける前記マルチキャストサービスを取得し、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する
ようにさらに構成される、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信するためのコードと
を備えるコンピュータプログラム製品。
［Ｃ５８］
ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得するためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータ可読媒体を備え、前記コンピュータ可読媒体は、
ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するためのコードと、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージが前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得するためのコードと、
前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するためのコードと、
前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数でないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定するためのコードと
を備えるコンピュータプログラム製品。

Claims (22)

1. ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得するための方法であって、
   ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することと、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージが前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
   前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数のための探索を実行することと、
   ここにおいて、他の周波数のための前記探索は、
   システム情報メッセージが受信されたことを決定することと、
   前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージおよび前記システム情報メッセージに共通に含まれる周波数を決定することと、
   前記共通周波数が近隣セル周波数であることを決定することと
   を備え、
   ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である、ｉ番目の共通周波数に対して、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、他の周波数の前記探索は、
   前記ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定することと、
   前記ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定することと、
   前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行することと、
   前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行することと、
   前記セル再選択が実行されるとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルにおける前記マルチキャストサービスを取得することと、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断することと
   をさらに備える、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信することと
   を備える方法。
2. 前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得することと、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断することと、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信することと、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、他の周波数の前記探索を実行することと
   をさらに備える、請求項１に記載の方法。
3. 他の周波数のための前記探索は、
   前記システム情報メッセージが受信されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと、
   前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
   前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が閾値を超えないこと、
   前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、前記閾値を超えないこと、
   前記ＵＥが、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまらないこと
   のうちの少なくとも１つを決定するとき、ｉを増分することと、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ｉを増分することと、
   ｉが最大Ｎまで増分された後、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
   のうちの少なくとも１つをさらに備える、請求項１に記載の方法。
4. 前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
   前記ｉ番目の共通周波数が前記最も高い優先順位を有することと、
   前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きいことと、
   前記ＵＥが、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまることと
   を決定するとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルに対する前記セル再選択が実行される、
   請求項１に記載の方法。
5. 前記システム情報メッセージは、システム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージであり、
   前記閾値と前記所定の時間期間とは、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
   請求項４に記載の方法。
6. 前記ｉ番目の共通周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、前記マルチキャストサービスは、成功裏に取得されない、
   請求項１に記載の方法。
7. 前記ＵＳＤメッセージは、前記ＵＥに関係のある前記マルチキャストサービスの前記少なくとも１つの周波数に対応するサービスエリアをさらに含み、前記方法は、
   前記サービスエリアを無視することと、
   前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記サービスエリアを考慮することなく、前記少なくとも１つの周波数に基づいて、他の周波数の前記探索を実行することと
   をさらに備える、請求項１に記載の方法。
8. マルチキャストを取得するための装置であって、
   ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するための手段と、ここにおいて前記ＵＳＤメッセージが前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
   前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数の探索を実行するための手段と、ここにおいて、他の周波数の前記探索を実行するための前記手段は、
   システム情報メッセージが受信されたことを決定し、
   前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージおよび前記システム情報メッセージに共通に含まれる周波数を決定し、
   前記共通周波数が近隣セル周波数であることを決定する
   ように構成され、ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である、ｉ番目の共通周波数に対して、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、他の周波数の前記探索を実行するための前記手段は、
   前記ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、
   前記ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定し、
   前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行し、
   前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行し、
   前記セル再選択が実行されるとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルにおける前記マルチキャストサービスを取得し、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する
   ようにさらに構成される、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信するための手段と
   を備える装置。
9. 前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得するための手段と、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断するための手段と、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信するための手段と、
   前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、他の周波数の前記探索を実行するための手段と
   をさらに備える、請求項８に記載の装置。
10. 他の周波数の前記探索を実行するための前記手段は、
    前記システム情報メッセージが受信されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと、
    前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
    前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が閾値を超えないこと、
    前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、前記閾値を超えないこと、または
    前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまらないこと
    のうちの少なくとも１つを決定するとき、ｉを増分することと、
    前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ｉを増分することと、
    ｉが最大Ｎまで増分された後、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
    のうちの少なくとも１つを行うようにさらに構成される、請求項８に記載の装置。
11. 前記セル再選択決定プロシージャの前記結果が、
    前記ｉ番目の共通周波数が前記最も高い優先順位を有することと、
    前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きいことと、
    前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまることと
    を決定するとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルに対する前記セル再選択が実行される、
    請求項８に記載の装置。
12. 前記システム情報メッセージがシステム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージであり、
    前記閾値と前記所定の時間期間とが、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
    請求項１１に記載の装置。
13. 前記ｉ番目の共通周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されない、
    請求項８に記載の装置。
14. 前記ＵＳＤメッセージが、前記装置に関係のある前記マルチキャストサービスの前記少なくとも１つの周波数に対応するサービスエリアをさらに含み、前記装置は、
    前記サービスエリアを無視するための手段をさらに備え、
    他の周波数の前記探索を実行するための前記手段が、前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記サービスエリアを考慮することなく、前記少なくとも１つの周波数に基づいて、前記探索を実行するように構成される
    請求項８に記載の装置。
15. マルチキャストを取得するための装置であって、
    処理システムを備え、前記処理システムは、
    ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信することと、ここにおいて、前記ＵＳＤメッセージは、前記装置に関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
    前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数の探索を実行することと、ここにおいて、他の周波数を探索するように構成された前記処理システムは、
    システム情報メッセージが受信されたことを決定し、
    前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージおよび前記システム情報メッセージに共通に含まれる周波数を決定し、
    前記共通周波数が近隣セル周波数であることを決定する、
    ようにさらに構成され、ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である、ｉ番目の共通周波数に対して、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、他の周波数を探索するように構成された前記処理システムは、
    前記ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、
    前記ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定し、
    前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行し、
    前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行し、
    前記セル再選択が実行されるとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルにおける前記マルチキャストサービスを取得し、
    前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する
    ようにさらに構成される、
    前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信することと
    を行うように構成される、装置。
16. 前記処理システムは、
    前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が前記現在の周波数であるとき、前記マルチキャストサービスを取得し、
    前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断し、
    前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信し、
    前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、他の周波数の前記探索を実行する
    ようにさらに構成される、請求項１５に記載の装置。
17. 他の周波数を探索するように構成される前記処理システムが、
    前記システム情報メッセージが受信されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと、
    前記セル再選択決定プロシージャの前記結果は、
    前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が閾値を超えないこと、
    前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、前記閾値を超えないこと、または
    前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまらないこと
    のうちの少なくとも１つを決定するとき、ｉを増分することと、
    前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、ｉを増分することと、
    ｉが最大Ｎまで増分された後、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されないとき、前記マルチキャストサービスが利用可能でないことを決定することと
    のうちの少なくとも１つを行うようにさらに構成される、請求項１５に記載の装置。
18. 前記セル再選択決定プロシージャの前記結果は、
    前記ｉ番目の共通周波数が前記最も高い優先順位を有することと、
    前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度が、所定の時間期間の間、閾値よりも大きいことと、
    前記装置が、少なくとも１秒間、現在のセルにとどまることと
    を決定するとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルに対する前記セル再選択が実行される、
    請求項１５に記載の装置。
19. 前記システム情報メッセージは、システム情報ブロックタイプ５（ＳＩＢ５）メッセージであり、
    前記閾値と前記所定の時間期間とは、前記ＳＩＢ５メッセージに含まれる
    請求項１８に記載の装置。
20. 前記ｉ番目の共通周波数がテンポラリモバイルグループ識別子（ＴＭＧＩ）を搬送していないとき、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されない、
    請求項１５に記載の装置。
21. 前記ＵＳＤメッセージは、前記装置に関係のある前記マルチキャストサービスの前記少なくとも１つの周波数に対応するサービスエリアをさらに含み、前記処理システムは、
    前記サービスエリアを無視し、
    前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記サービスエリアを考慮することなく、前記少なくとも１つの周波数に基づいて、他の周波数の前記探索を実行する
    ようにさらに構成される、請求項１５に記載の装置。
22. ユーザ機器（ＵＥ）によってマルチキャストサービスを取得するための非一時的コンピュータ可読媒体であって、
    ユーザサービス記述（ＵＳＤ）メッセージを受信するためのコードと、前記ＵＳＤメッセージが前記ＵＥに関係のあるマルチキャストサービスの少なくとも１つの周波数を含む、
    前記ＵＳＤメッセージに含まれる前記少なくとも１つの周波数が現在の周波数でないとき、他の周波数の探索を実行するためのコードと、ここにおいて、他の周波数の前記探索を実行するための前記コードは、
    システム情報メッセージが受信されたことを決定し、
    前記システム情報メッセージが受信されたとき、前記ＵＳＤメッセージおよび前記システム情報メッセージに共通に含まれる周波数を決定し、
    前記共通周波数が近隣セル周波数であることを決定するように構成され、
    ｉ＝１からＮであり、Ｎが共通周波数の合計数である、ｉ番目の共通周波数に対して、前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるまで、他の周波数の前記探索を実行するための前記コードは、
    前記ｉ番目の共通周波数の優先順位を最も高い優先順位に設定し、
    前記ｉ番目の共通周波数の信号強度を測定し、
    前記ｉ番目の共通周波数の前記信号強度に基づいてセル再選択決定プロシージャを実行し、
    前記セル再選択決定プロシージャの結果に基づいて前記ｉ番目の共通周波数のセルに対するセル再選択を実行し、
    前記セル再選択が実行されるとき、前記ｉ番目の共通周波数の前記セルにおける前記マルチキャストサービスを取得し、
    前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるかどうかを判断する
    ようにさらに構成される、
    前記マルチキャストサービスが成功裏に取得されるとき、前記マルチキャストサービスを受信するためのコードと
    を備える非一時的コンピュータ可読媒体。